JPH1050254A - アーク放電光源 - Google Patents

アーク放電光源

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JPH1050254A
JPH1050254A JP9121370A JP12137097A JPH1050254A JP H1050254 A JPH1050254 A JP H1050254A JP 9121370 A JP9121370 A JP 9121370A JP 12137097 A JP12137097 A JP 12137097A JP H1050254 A JPH1050254 A JP H1050254A
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JP
Japan
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arc
light source
tube
discharge light
arc tube
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Withdrawn
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JP9121370A
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English (en)
Inventor
Gary Robert Allen
ゲリー・ロバート・アリン
Rocco Thomas Giordano
ロッコ・トーマス・ジョルダーノ
Gary Owen Jacobs
ゲリー・オウイン・ジェイコブズ
Kenneth Steven King
ケニス・スティーブン・キング
Timothy Peter Dever
ティモシー・ピーター・デバー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
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Publication date
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    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J61/00Gas-discharge or vapour-discharge lamps
    • H01J61/02Details
    • H01J61/12Selection of substances for gas fillings; Specified operating pressure or temperature
    • H01J61/18Selection of substances for gas fillings; Specified operating pressure or temperature having a metallic vapour as the principal constituent
    • HELECTRICITY
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    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J61/00Gas-discharge or vapour-discharge lamps
    • H01J61/02Details
    • H01J61/30Vessels; Containers
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    • H01J61/40Devices for influencing the colour or wavelength of the light by light filters; by coloured coatings in or on the envelope
    • HELECTRICITY
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    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
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    • H01J61/82Lamps with high-pressure unconstricted discharge having a cold pressure > 400 Torr

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  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
  • Discharge Lamps And Accessories Thereof (AREA)
  • Discharge Lamp (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 長い寿命を有し且つ高輝度光出力能力を有す
る、熱バランス特性のすぐれた短いアーク・ギャップの
高輝度アーク放電光源を提供する。 【解決手段】 内部にアーク室(34)が形成されたラ
ンプ・エンベロープ(32)と、両端からアーク室中に
延在し、先端が互いに4mm以下の距離だけ離れている
1対の電極(18、20)と、アーク室に封入されてい
て、1対の電極を通して励起エネルギを導入することに
より放電状態に励起される封入物を含む。アーク室は、
その直径(D)が電極間の間隔より大きく、その高さ
(H)が直径の約2倍となるように成形される。直径は
アーク室の長さに沿ってほぼ均一にされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱バランス特性の
優れたキセノン・メタルハライド・ランプに関する。特
に、本発明は、放電室内にバランスのとれた熱分布を生
じさせる特定のランプ・エンベロープ形状を有し、これ
により寿命が長く輝度が高くなるようにしたキセノン・
メタルハライド・ランプに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、キセノン・メタルハライド・ラン
プは、照明分野、特に自動車照明分野や、瞬時点灯能力
を有する高輝度光源が必要なその他の照明分野に、益々
多用されている。このような高輝度光源の1例が、先行
技術として援用する米国特許第5,239,230号に
記載されている。この特許には、管壁負荷、ランプ・エ
ンベロープ材料の引張強さ、対流安定度(convec
tive stability)、ランプ動作電圧、水
銀密度などの特定の性能特性を有する高輝度光源が開示
されている。これらの特性を互いに協働するようにバラ
ンスさせて、長さ4mm程度以下のアーク放電ギャップ
および50mg/cc以上(50気圧以上)の封入物密
度で動作させることにより高輝度を達成している。この
高輝度光源を利用する集中照明システムは、ゼネラル・
エレクトリック社照明事業部からライト・エンジン(L
ight Engine;登録商標)集中照明システム
として市販されている製品に組み込まれている。
【0003】このような集中照明システムは、照明デザ
イナーにとって、照明器具または配光装置(すなわち、
取付けならびに光出力を所望のパターンに反射、屈折、
その他の手段で分配するのに必要とされる装置または器
具)に必要なスペースが少なくて済むという自明の利点
をはじめとして数々の長所がある。たとえば、自動車用
途において、光源を車両の前端から遠ざけて配置し、車
両の空気力学的ボディスタイリングの自由度を増すこと
は大きな利点である。1か所に配置して、光出力を効率
よく1個以上の遠隔位置に伝達できる高輝度光源を設計
するのに成功したので、ランプ設計者にとっての次のチ
ャレンジは、このような高輝度光源の設計を最適にする
ことである。たとえば、高輝度および瞬時点灯の両方を
達成するには封入ガスの動作圧力を極端に高くしなけれ
ばならないにもかかわらず、現在得られる寿命より長い
予想寿命を達成できる構成(形状)で上述の光源を提供
することが望ましい。たとえば、上述した光源が動作す
る圧力および温度に基づいて、この光源の予想寿命が約
2000〜4000時間であることが知られているが、
それより2〜3倍程度の予想寿命を有する高輝度ランプ
が望まれている。
【0004】このような高輝度光源の寿命を伸ばす手段
を見出すにあたって、まず寿命の最後にランプの故障が
起こる機構を理解することが必要であった。上述した市
販の「ライト・エンジン」光源を用いて行った実験の測
定値から、直流電源により作動した垂直配向の(すなわ
ち垂直な向きに配置した)キセノン・メタルハライド・
ランプでは、強い対流セルがランプのアーク室内部に発
生して、陰極端(上端)の温度が陽極端(下端)より高
くなり、これによりランプ寿命が制限されることがわか
った。したがって、ランプ寿命を約6000時間の目標
レベルまで伸ばすためには、この直流給電型の垂直配向
の高輝度光源における陽極端と陰極端との間の温度勾配
を下げる適当な方法を見出すことが必要である。
【0005】ランプにおける温度上昇を制限する公知の
方法の1つは、ヒートシンク装置を用いることである。
メタルハライド光源用のこのようなヒートシンク構造の
1例が、米国特許第5,204,578号(1993年
4月20日発行)に記載されている。この特許には、金
属条片または円筒形状の金属片を発光管の外面に接触さ
せて配置することによって、熱を金属片へ伝導させて、
電極の位置する発光管両端部から運び去るようにするこ
とが開示されている。このようなヒートシンク構造は、
たとえばヘッドランプ・アセンブリ内に個別に取り付け
られる光源では有効に作用するが、相当量の光が外部に
配置された金属片により遮られるので、光を遠隔位置へ
できるだけ効率よく輸送しなければならない集中光源用
には実用的でない。したがって、集中照明用の直流給電
型の垂直配向の高輝度光源において、光出力を遮蔽する
ことなく、陽極と陰極と間の温度勾配をいちじるしく低
減する手段を開発できれば、有効である。
【0006】また、細長の垂直な発光管を有する光源の
熱的動作特性について、発光管の上端での対流熱負荷が
発光管半径の4乗に比例することが知られている。この
関係は、「Advanced Engineerin
g」誌、第931号(1970年9月2日)に所載の
D.M.Capの論文「Grashof Number
sand Swirling Arcs」に記述されて
いる。このようなアプローチは、対流速度、したがって
熱負荷の性質についての指針とはなるが、前述した「ラ
イト・エンジン」照明システムに設けられるような高輝
度短アーク放電光源を実現するには不十分である。この
ような光源のためには、高輝度特性を達成するのに必要
な設計上の特徴を維持することを考慮しなければならな
い。上述した「ライト・エンジン」光源に関する米国特
許第5,239,230号から、目標レベルの輝度を達
成するには、いくつかの設計パラメータを同時に満足さ
せなければならないことが知られている。たとえば、ア
ーク・ギャップ単位面積1cm2 当たり50,000ル
ーメンを越える輝度レベルを達成するには、水銀密度を
特定範囲の値とし、アーク・ギャップをほぼ4mm未満
とし、管壁負荷を発光管表面積1cm2 当たり25W
(ワット)未満、好ましくはほぼ20W/cm2としな
ければならず、そして引張強さを発光管の一体性を保証
する適当な値としなければならない。上記および他の設
計要件を満たすためには、パラメータの1つ又はいくつ
かを最適化することによってランプの不安定化あるいは
輝度出力の低下が生じないように、多数のパラメータを
バランスさせることが必要である。したがって、普通の
エンベロープ構造で得られる光出力の量を低下すること
なく、光源にすぐれた熱的動作特性を与える特異なエン
ベロープ構造を有する高輝度光源を設計するのが有利で
ある。
【0007】非楕円形状のアーク室を有する光源が、た
とえば米国特許第4,594,529号(1986年6
月10日発行)に開示されている。この特許では、細長
いアーク室が開示されているが、熱負荷特性に関係した
ランプ寿命に関連した問題は言及されていない。長いア
ーク放電を形成する目的で細長い発光管が設けられてお
り、この発光管は水平配向され(すなわち水平の向きに
配置され)ており、また中心となる配置位置から光を遠
隔位置に分配する高輝度光源ではなく、直接的な単一の
光源として利用されている。
【0008】アーク室の陰極端(頂部)と陽極端(底
部)との間に顕著な熱勾配が存在するような高い圧力で
の高輝度光源の動作に関連した別の問題として、頂部領
域での動作温度の方が高いので、ここには金属ハロゲン
化物のプールが存在し得ないという問題がある。アーク
放電に利用できる金属ハロゲン化物のプールは底部領域
に由来するものだけである。したがって、垂直配向され
たアーク室の内側頂部表面の温度をアーク室の内部の温
度と同等となるようにして、これにより金属ハロゲン化
物プールの存在し得る区域を広げることのできるような
熱的動作条件を与える高輝度光源を開発することができ
れば、有利である。
【0009】
【発明の概要】本発明は、高圧で動作する他の高輝度放
電ランプと較べて長い寿命を有し且つ高輝度光出力能力
を有する短いアーク・ギャップの高輝度光源を提供す
る。ランプ・エンベロープがその内側寸法を相互に相関
させてアーク室の内面に沿った垂直方向温度勾配を減少
させるように成形される。
【0010】本発明の原理によれば、高輝度光源は、内
部にアーク室が形成されたランプ・エンベロープと、ア
ーク室中に延在し、先端同士が所定の間隔だけ離れた1
対の電極部材とを備える。付勢手段が電極部材に接続さ
れていて、光源に電力を供給することによりアーク室内
にアーク放電を発生させる。アーク放電は、それに関連
したある熱的動作特性をもつ。光源は垂直配向で作動す
なわち点灯され、電極の一方(直流動作型の光源の場合
は陰極)がアーク室の頂部領域に配置される。アーク室
は、対流を制限することによりアーク室の頂部の過熱を
制御するのに十分な小さな内径を有し、且つ該内径が頂
部から底部まで本質的に均一となるように構成される。
このような形状および寸法関係により、ランプは、封入
ガスの動作圧力が非常に高いにもかかわらず、アーク室
の頂部内面および底部内面での動作温度がほぼ等しくな
る熱的動作特性を有する。さらに、このようなアーク室
形状により、本発明の光源は、頂部領域の動作温度がア
ーク室のその下側の領域の動作温度よりも低くなりさえ
もするように動作し、こうしてアーク室の頂部内面での
溶融金属ハロゲン化物の壁被覆量を増大する。内面温度
の最高値はアーク・ギャップと同じ高さの位置で生じる
ので、その領域の石英表面は金属ハロゲン化物のない状
態にとどまり、アークから放射された光を光源の光学的
集光系により最大限に集光することができる。
【0011】本発明の一態様によれば、高輝度特性を有
する低ワット数のアーク放電光源が提供される。該アー
ク放電光源は、内部にアーク室が形成されている発光管
と、アーク室内に配置されていて、所定量の水銀を含む
放電状態に付勢可能な封入物と、アーク室に延在してい
て、互いに4mm未満のアーク・ギャップだけ離れてい
る少なくとも2本の電極であって、給電されたときに当
該少なくとも2本の電極間にアークを発生させる動作電
圧が生じる少なくとも2本の電極とを有する。アーク室
は、所定の封入物密度に関連して、熱的均一性を向上さ
せるために対流安定度値が750mg2 /cm3 未満に
なり且つ対流パワーが200mg2 /cm2 未満となる
よう選択された寸法をもち、また発光管は、管壁負荷係
数が発光管表面積1cm2 当たり25W以下となるよう
にバランスさせた、管壁厚さを含む発光管寸法をもち、
もって光源はアーク・ギャップ単位面積1cm2 当たり
40000ルーメン(好ましくは50000ルーメン、
より好ましくは60000ルーメン)を超える輝度レベ
ルを達成する。実施態様では、対流安定度値は300m
2 /cm3 以下であり、対流パワーは50mg2 /c
2 以下であり、管壁負荷係数は発光管表面積1cm2
当たり約20Wである。
【0012】さらに、発光管の外面には多層皮膜が形成
され、この多層皮膜は遠紫外線を吸収し且つ近紫外線を
反射するように組み合わさった屈折率の異なる2種以上
の異なる材料からなる。多層皮膜はアークから遠紫外線
として放射された放射エネルギを前記発光管の外面に沿
って均一に吸収すると共に、アークから近紫外線として
放射された放射エネルギを反射して発光管に戻す機能を
有する。多層皮膜は近紫外線を反射して発光管に戻すこ
とにより、近紫外線が金属ハロゲン化物プールに実質的
に吸収されて、コールド・スポットを加熱すると共に、
光源の封入物の蒸気圧を高める。
【0013】本発明の別の態様によれば、高輝度特性を
有するアーク放電光源は、内部にアーク室が形成された
発光管と、アーク室内に配置されていて、放電状態に付
勢可能な封入物と、アーク室に延在していて、互いに4
mm未満のアーク・ギャップだけ離れている少なくとも
2本の電極であって、給電されたときに当該少なくとも
2本の電極間にアークを発生させる動作電圧が生じる少
なくとも2本の電極とを有し、前記封入物が所定量の水
銀を含み、この水銀の量がアーク室の容量の関数として
封入物密度の値を決め、動作電圧の所定の最小値が封入
物密度およびアーク・ギャップの関数として決められ、
アーク室の寸法を封入物密度に応じて熱的均一性を向上
させるように適切に選択して、対流安定度値が750m
2 /cm3 以下となるようにし、さらに発光管がその
管壁厚さ値および封入物密度の関数として決められる強
度値を有する。前記動作電圧は封入物密度の関数として
決められる第1制約条件であり、前記対流安定度値は封
入物密度の関数として決められる第2制約条件であり、
前記発光管強度値は封入物密度の関数として決められる
第3制約条件であり、前記第1、第2および第3制約条
件のうち少なくとも2つが所定の水銀密度値の範囲から
選んだ任意の封入物密度値により同時に満足されたと
き、アーク・ギャップ単位面積1cm2 当たり5000
0ルーメンを超える輝度レベルが達成される。実施態様
では、発光管は厚い管壁構造のものであり、さらに発光
管の外面には、遠紫外線を吸収し且つ近紫外線を反射す
るように組み合わさった屈折率の異なる2種以上の異な
る材料からなる多層皮膜が形成され、該多層皮膜はアー
クから遠紫外線として放射された放射エネルギを前記発
光管の外面に沿って均一に吸収すると共に、アークから
近紫外線として放射された放射エネルギを反射して発光
管に戻す機能を有する。多層皮膜は近紫外線を反射して
発光管に戻すことにより、近紫外線が金属ハロゲン化物
プールに実質的に吸収されて、コールド・スポットを加
熱すると共に、光源の封入物の蒸気圧を高める。多層皮
膜は、けい素、タンタル、チタン、セリウム、ニオブ、
ハフニウムおよび希土類元素よりなる群から選ばれる物
質の酸化物2種以上を交互の層として含む。
【0014】好ましい実施態様では、厚い管壁構造の発
光管は約1.7mmを超える厚さ(好ましくは約2.2
mm以上の厚さ)を有し、且つ内部に所定量の金属ハロ
ゲン化物を含有し、発光管の表面上には、300nm以
下の紫外線を吸収し且つ300〜400nmの紫外線を
反射する多層皮膜を有する。アーク・ギャップは長さ約
2.7mmの値を有するように選択される。
【0015】実施態様では、発光管は石英から形成さ
れ、発光管壁厚さの関数として決められる引張強さを有
し、この引張強さ値の制約条件は、安全率が、アーク放
電光源の動作圧力とその最大値との間で、発光管の引張
強さ能力の3倍以上となるように決められる。管壁厚
さ、前記アーク室の直径寸法、および前記発光管内に配
置された前記電極間に形成されたアーク・ギャップを含
む発光管寸法値をバランスさせることにより複数の制約
条件を同時に満足させ、このとき発光管寸法値は、最小
アーク・ギャップ、最大管壁厚さおよび最小アーク室直
径寸法を与えるようにバランスされ、さらに対流安定度
は、封入物密度およびアーク室直径寸法の関数として決
定される所定のしきい値より低くなるように計算されて
いる。
【0016】発光管の表面積1cm2 当たりほぼ正確に
20Wの管壁負荷係数を達成するように、発光管表面積
を最大にしながら、発光管寸法値をバランスさせる。好
ましい実施態様では、動作電圧の制約条件は45V以上
であり、その結果としてアーク放電光源が約75ルーメ
ン/Wの効率を達成する。また対流安定度制約は750
mg2 /cm3 未満の値である。アーク・ギャップは
2.0〜3.5mmであり、管壁厚さが1.8mm以上
であり、動作電圧が55〜65Vであり、封入物が常温
で4〜8気圧のキセノンを含む。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しながら、本
発明をさらに詳細に説明する。図1は、従来技術(米国
特許第5,239,230号)にしたがって構成した高
輝度光源の縦断面図であり、このような従来の光源の熱
的動作特性を求めるための測定点(a1〜a6)をその
上に表示してある。図1に示すように、従来の高輝度光
源10はダブルエンド形ランプ・エンベロープ12を含
み、このランプ・エンベロープは高温条件下での動作を
可能にする光透過性物質、代表的には石英から形成され
ている。ランプ・エンベロープ12は中央の球状部14
を有し、球状部14内にアーク室16が形成されてい
る。アーク室16には第1電極18および第2電極20
が延在する。ここで、第1電極18は第2電極20より
細いものとして示されている。これは、光源に直流電源
(図示せず)から給電する場合の代表的な構成である。
このような構成において、第1電極18は陰極(カソー
ド)であり、第2電極20は陽極(アノード)であり、
そして垂直配向で作動すなわち点灯される場合、第1電
極18が第2電極20より上側に位置する。光源を「ラ
イト・エンジン」集中照明システムに適用する場合、光
源10は垂直配向で配置されると共に、光出力を集めて
所望の遠隔位置へ効率よく送り出すための反射器(図示
せず)内に配置される。第1電極18および第2電極2
0には、光源10の電源(図示せず)への接続を実現す
るためのランプ・インリード・アセンブリがそれぞれ接
続されている。ランプ・インリード・アセンブリは、外
側リード・ワイヤ部材24、内側リード・ワイヤ部材2
8およびモリブデンの薄い箔から形成されるホイル部材
26を含み、ランプ・エンベロープ12をその端部領域
で精密に密封するのに有効である。
【0018】短いアーク・ギャップ設計の高輝度光源を
実現するための従来の構成によれば、ランプ・エンベロ
ープ12内に形成されたアーク室16を楕円形状とす
る。アーク室16に封入される充填物22は、水銀、不
活性ガスおよび金属ハロゲン化物を含有することができ
る。アーク放電およびそれと関連する対流の結果として
ランプ・エンベロープ12に加えられる熱的負荷は、ほ
とんどこのようなアーク室形状の関数として決定され
る。図1に示すように、石英ランプ・エンベロープ12
の外面に沿って複数の点をとり、ここで測定値を求め
た。これらの測定点を下記の表1に基準点a1〜a6と
して表示し、測定値は従来技術にしたがって構成した2
0個の光源10の代表的なサンプリング値からの平均値
を示す。
【0019】
【表1】 [ 表 1 ] 従来のランプの動作温度(°C) 外側測定値 内側モデル値 内側理想値 基準点a1 858 899 <850 基準点a2 897 938 850〜890 基準点a3 880 914 <900 基準点a4 860 894 <900 基準点a5 840 867 850〜890 基準点a6 838 865 850〜890 「外側測定値」と表示した温度は石英ランプ・エンベロ
ープ12の外面上で測定した。「内側モデル値」と表示
した温度は、有限要素モデル計算から得られる、石英エ
ンベロープ12の内面での推定温度である。「内側理想
値」と表示した温度は、最適な測光性能と長い寿命が期
待できる、石英エンベロープ12の内面での理想温度を
表わす。高輝度放電メタルハライド・ランプの最適動作
に関して、基準点a5およびa6の近くに位置する金属
ハロゲン化物プールが約850〜890°Cで動作すべ
きであることが知られている。基準点a5およびa6で
の平均温度をコールド・スポット温度と定義することが
でき、ここでは866°Cに等しい。他方、内面上の最
高温度は938°Cで、長寿命化に望ましい限度である
900°Cを越えている。最高ホット・スポットとコー
ルド・スポットとの差は72°Cである。これは従来技
術における熱的不均一度を示しており、この値はほとん
どの形式の標準メタルハライド・ランプの代表的な値で
ある。本発明により改良した光源30(図2)において
は、熱的不均一度が大幅に低減され、この結果ランプ測
光性能がもっと最適になり、寿命が長くなる。
【0020】図2は、本発明にしたがって構成した高輝
度光源の縦断面図で、この光源の熱的動作特性を求める
ための測定点をその上に表示してある。図2に示す光源
30において、図1と同じ参照符号は図1に示したのと
同じ要素を示し、新たな参照符号は光源30の新しい要
素を示す。図2の改良形光源30はほぼ6000時間程
度のランプ寿命を有する。光源30は、石英などの光透
過性物質から形成されたダブルエンド形ランプ・エンベ
ロープ32を含む。ランプ・エンベロープ32内に細長
いアーク室34が配置され、ここに第1電極18および
第2電極20が両側から延在し、両者の先端同士が4m
m以下の距離だけ離れている。ランプ・インリード・ア
センブリの内側リード・ワイヤ部材28のまわりに中心
合わせ用コイル36が巻かれている。中心合わせ用コイ
ル36は、ランプ・インリード・アセンブリのまわりに
形成された気密シールの一体性を確実にする通例の目的
で設けられている。それぞれのインリード・アセンブリ
の外端に通常の電源、たとえば直流安定器40が接続さ
れている。このような直流安定器は、たとえば米国特許
第5,047,695号(1991年9月10日発行)
に記載された回路で構成することができる。
【0021】図2の細長いアーク室34は、両端の室端
領域34aと細長い中央領域34bとを含む。第1電極
18および第2電極20の先端同士の間に形成されたア
ーク・ギャップはほぼ細長いアーク室34の細長い中央
領域34b内に存在する。図2から明らかなように、ア
ーク室34の高さ(図2に示す寸法H)と直径(寸法
D)との間には所定の関係があり、アーク室の高さと直
径を、アーク放電がアーク室34の側壁に接触すること
なく、第1電極18と第2電極20との間に納まる十分
な空間を維持するように選択する。光源30の好適な実
施例においては、アーク室34を高さ寸法H=約8m
m、直径寸法D=約4mmとなるように構成する。な
お、これらの寸法値は例示であって、本発明の範囲を限
定するものではない。さらに、本発明の別の要件は、ア
ーク室34の直径を少なくともアーク室34の高さの半
分にわたってほぼ均一な値に維持すること、そしてこの
ような均一な直径がアーク室34の中央部分に存在し、
実質的に第1電極部材18および第2電極部材20の先
端領域を取り囲みかつそれらの上方および下方まで延在
することである。本発明のさらに別の要件は、石英エン
ベロープの壁を十分に厚くして(好適な実施例では2.
2mm)、石英エンベロープの外面の表面積が、石英か
ら周囲雰囲気への熱伝導を維持して石英の過熱を避ける
のに十分な大きさの面積となるようにすることである。
低ワット数のメタルハライド・ランプについての標準設
計規則は、石英エンベロープの外側表面積1cm2 当た
りのランプ動作電力が20〜25Wを越えないことであ
る。
【0022】アーク室の直径寸法Dは、ランプ動作中に
アーク室34内の高温封入ガスの対流を限定して、石英
エンベロープの頂部の対流加熱を低減するようにするた
めに、重要である。アーク室の頂部に輸送される対流パ
ワーがGr・R(ここでGrはグラスホフ数、Rはボア
直径の二分の一である)に比例することが、前掲のD.
M.Capの論文に示されている。高輝度瞬時点灯メタ
ルハライド・ランプの対流安定性は、米国特許第5,2
39,230号において、cを光の速度として、ランプ
・パラメータを(Gr/c)<1400mg2 /ccと
なるように制御することにより確立されたが、本発明に
よれば、対流パワーにさらに厳格な設計制約を加える結
果として、アーク室の内面に沿って垂直方向に等温温度
分布が生じ、その結果、対流パワーに比例するパラメー
タGr・R/cが<<100mg 2 /cm2 であると
き、ランプ寿命が一層長くなる。また、この制約は、ア
ーク・ギャップ長さの1cm2 当たりのアーク輝度>5
0000ルーメンを達成するのに必要とされるきわめて
高い動作圧力でも達成できる。
【0023】下記の表2に、米国特許第5,239,2
30号の高輝度ランプ(LE60ランプ)および本発明
の高輝度長寿命ランプを含む、成形されたアーク室を有
する種々の形式の低ワット数型メタルハライド放電ラン
プの特性を比較して示す。
【0024】
【表2】 [ 表 2 ] 電力 光束 ギャップ 輝度(光束/ギャップ2ランプ (W) (ルーメン) (cm) (ルーメン/cm2 MXR150 150 12400 1.50 5511 MXR100 100 9000 1.50 4000 MXR70 70 5500 1.05 4989 MXR32 32 2500 0.58 7431 D 1 35 3200 0.40 20000 LE60 60 4200 0.27 57613 本発明 60 4500 0.27 61728
【0025】
【表3】 [ 表 2 (続き)] R 封入物密度 アーク安定度Gr/c ランプ (cm) (mg/cm2 (mg2 /cm3 MXR150 0.54 8.62 114 MXR100 0.48 10.91 130 MXR70 0.35 10.25 43 MXR32 0.29 27.43 181 D 1 0.15 64 136 LE60 0.30 54 800 本発明 0.20 54 237
【0026】
【表4】 表2から明らかなように、本発明の対流パワーは標準の
低輝度のMXRランプの対流パワーに匹敵する。したが
って、輝度が標準メタルハライド・ランプの輝度より約
10倍明るいにもかかわらず、長いランプ寿命が期待で
きる。
【0027】上述した空間関係についてさらに説明する
と、ランプ・エンベロープ32の外面に沿った同じ位置
で測定した動作温度は、アーク室34の陰極領域(第1
電極18付近)においてより一層均一になっていると共
により一層低くなっていて、しかも従来の光源10に存
在するホット・スポット特性(基準点a2参照)がなく
なることを確認した。
【0028】
【表5】 [ 表 3 ] 本発明のランプの動作温度(°C) 外側測定値 内側モデル値 内側理想値 基準点b1 763 823 <850 基準点b2 786 846 850〜890 基準点b3 819 869 <900 基準点b4 829 879 <900 基準点b5 823 863 850〜890 基準点b6 828 868 850〜890 表3に示した「外側測定値」温度およびアーク室の「内
側モデル値」動作温度からわかるように、本発明の改良
された熱的動作特性を有する光源30は、表1に示した
従来の値と較べて、いくつかの重要な利点を有する。た
とえば、ハロゲン化物プール領域(基準点b5参照)に
ついての約870〜890°Cの必要な動作温度が満た
されたままで、表1の基準点a2におけるホット・スポ
ット温度が、表3の基準点b4では879°Cに大幅に
低下している。したがって、陽極端におけるホット・ス
ポット温度とコールド・スポット温度との差は14°C
にすぎず、したがって内面は実際に実質的に等温であり
(30°C未満の変動は実質的に等温である)、光源3
0の陰極端(頂部)は実際上中間点領域より低温で作動
する。ランプ・エンベロープ12の頂部部分と底部部分
との温度勾配が図1の従来の光源10のものと較べてい
ちじるしく小さくなったこのような優れた熱的動作によ
り、図2に示す通りの光源30を試験したところ、約6
000時間の寿命が確認された。
【0029】好適な実施例では、表3に示す通りの本発
明のランプ設計に、米国特許出願第08/388,54
2号(米国特許第5,552,671号)に記載の紫外
線反射薄膜を組み込み、これにより、アークから金属ハ
ロゲン化物プールに放出される近紫外線パワーの減衰に
より金属ハロゲン化物プールを直接加熱する。近紫外線
パワーを金属ハロゲン化物プールに直接優先的に導入す
ることは、ランプの測光性能をさらに向上させ、またア
ーク室の等温状態にも貢献する。以上の本発明について
の詳細な説明はその好適な実施例についてのもので、本
発明の要旨を逸脱しない範囲内で、種々の変更や改変を
加えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来技術(米国特許第5,239,230
号)にしたがって構成され高輝度光源の縦断面図であ
る。
【図2】 本発明にしたがって構成した高輝度光源の縦
断面図である。
【符号の説明】
18 第1電極 20 第2電極 30 光源 32 ランプ・エンベロープ 34 アーク室 H アーク室高さ D アーク室直径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロッコ・トーマス・ジョルダーノ アメリカ合衆国、オハイオ州、ガーフィー ルド・ハイツ、ウィラード・アベニュー、 13004番 (72)発明者 ゲリー・オウイン・ジェイコブズ アメリカ合衆国、オハイオ州、ウィロウバ イ、ユニット・ビー・シエラ・ドライブ、 5486番 (72)発明者 ケニス・スティーブン・キング アメリカ合衆国、オハイオ州、チェスター ランド、プレスコット・ドライブ、8591番 (72)発明者 ティモシー・ピーター・デバー アメリカ合衆国、オハイオ州、フェアービ ュー・パーク、エレン・ドライブ、21221 番

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高輝度特性を有する低ワット数のアーク
    放電光源において、 内部にアーク室が形成されている発光管と、 前記アーク室内に配置されていて、所定量の水銀を含む
    放電状態に付勢可能な封入物と、 前記アーク室に延在していて、互いに4mm未満のアー
    ク・ギャップだけ離れている少なくとも2本の電極であ
    って、給電されたときに当該少なくとも2本の電極間に
    アークを発生させる動作電圧が生じる少なくとも2本の
    電極とを有し、 前記アーク室は、所定の封入物密度に関連して、熱的均
    一性を向上させるために対流安定度値が750mg2
    cm3 未満になり且つ対流パワーが200mg 2 /cm
    2 未満となるよう選択された寸法をもち、 前記発光管は、管壁負荷係数が発光管表面積1cm2
    たり25W以下となるようにバランスさせた、管壁厚さ
    を含む発光管寸法をもち、 当該光源がアーク・ギャップ単位面積1cm2 当たり4
    0000ルーメンを超える輝度レベルを達成することを
    特徴とする低ワット数のアーク放電光源。
  2. 【請求項2】 前記輝度レベルがアーク・ギャップ単位
    面積1cm2 当たり50000ルーメンを超える請求項
    1に記載の低ワット数のアーク放電光源。
  3. 【請求項3】 前記輝度レベルがアーク・ギャップ単位
    面積1cm2 当たり60000ルーメンを超える請求項
    2に記載の低ワット数のアーク放電光源。
  4. 【請求項4】 前記対流安定度値が300mg2 /cm
    3 以下であり、前記対流パワーが50mg2 /cm2
    下であり、前記管壁負荷係数が発光管表面積1cm2
    たり約20Wである請求項3に記載の低ワット数のアー
    ク放電光源。
  5. 【請求項5】 前記対流安定度値が300mg2 /cm
    3 以下である請求項1に記載の低ワット数のアーク放電
    光源。
  6. 【請求項6】 前記対流パワーが50mg2 /cm2
    下である請求項1に記載の低ワット数のアーク放電光
    源。
  7. 【請求項7】 前記管壁負荷係数が発光管表面積1cm
    2 当たり約20Wである請求項1に記載の低ワット数の
    アーク放電光源。
  8. 【請求項8】 さらに、前記発光管の外面に形成された
    多層皮膜を備え、前記多層皮膜は遠紫外線を吸収し且つ
    近紫外線を反射するように組み合わさった屈折率の異な
    る2種以上の異なる材料からなり、前記多層皮膜はアー
    クから遠紫外線として放射された放射エネルギを前記発
    光管の外面に沿って均一に吸収すると共に、アークから
    近紫外線として放射された放射エネルギを反射して前記
    発光管に戻す機能を有し、前記多層皮膜は近紫外線を反
    射して前記発光管に戻すことにより、近紫外線が金属ハ
    ロゲン化物プールに実質的に吸収されて、コールド・ス
    ポットを加熱すると共に、前記光源の封入物の蒸気圧を
    高めるようにした請求項4に記載の低ワット数のアーク
    放電光源。
  9. 【請求項9】 高輝度特性を有するアーク放電光源にお
    いて、 内部にアーク室が形成された発光管と、 前記アーク室内に配置されていて、放電状態に付勢可能
    な封入物と、 前記アーク室に延在していて、互いに4mm未満のアー
    ク・ギャップだけ離れている少なくとも2本の電極であ
    って、給電されたときに当該少なくとも2本の電極間に
    アークを発生させる動作電圧が生じる少なくとも2本の
    電極とを有し、 前記封入物が所定量の水銀を含み、この水銀の量が前記
    アーク室の容量の関数として封入物密度の値を決め、前
    記動作電圧の所定の最小値が前記封入物密度およびアー
    ク・ギャップの関数として決められ、 前記アーク室の寸法を前記封入物密度に応じて熱的均一
    性を向上させるように適切に選択して、対流安定度値が
    750mg2 /cm3 以下となるようにし、さらに前記
    発光管が前記発光管の管壁厚さ値および封入物密度の関
    数として決められる強度値を有し、 前記動作電圧が前記封入物密度の関数として決められる
    第1制約条件であり、前記対流安定度値が前記封入物密
    度の関数として決められる第2制約条件であり、前記発
    光管強度値が前記封入物密度の関数として決められる第
    3制約条件であり、前記第1、第2および第3制約条件
    のうち少なくとも2つが所定の水銀密度値の範囲から選
    んだ任意の封入物密度値により同時に満足されたとき、
    アーク・ギャップ単位面積1cm2 当たり50000ル
    ーメンを超える輝度レベルを達成することを特徴とする
    アーク放電光源。
  10. 【請求項10】 前記発光管が厚い管壁構造のものであ
    り、さらに前記発光管の外面に形成された多層皮膜を備
    え、前記多層皮膜は遠紫外線を吸収し且つ近紫外線を反
    射するように組み合わさった屈折率の異なる2種以上の
    異なる材料からなり、前記多層皮膜はアークから遠紫外
    線として放射された放射エネルギを前記発光管の外面に
    沿って均一に吸収すると共に、アークから近紫外線とし
    て放射された放射エネルギを反射して前記発光管に戻す
    機能を有し、前記多層皮膜は近紫外線を反射して前記発
    光管に戻すことにより、近紫外線が金属ハロゲン化物プ
    ールに実質的に吸収されて、コールド・スポットを加熱
    すると共に、前記光源の封入物の蒸気圧を高めるように
    した請求項9に記載のアーク放電光源。
  11. 【請求項11】 前記多層皮膜が、けい素、タンタル、
    チタン、セリウム、ニオブ、ハフニウムおよび希土類元
    素よりなる群から選ばれる物質の酸化物2種以上を交互
    の層として含有する請求項10に記載のアーク放電光
    源。
  12. 【請求項12】 前記発光管が、厚さ約1.7mmを超
    える厚い管壁構造を有し、且つ内部に所定量の金属ハロ
    ゲン化物を含有し、前記発光管の表面上には、300n
    m以下の紫外線を吸収し且つ300〜400nmの紫外
    線を反射する多層皮膜が形成されている請求項10に記
    載のアーク放電光源。
  13. 【請求項13】 前記厚い管壁構造の発光管が約2.2
    mm以上の厚さを有する請求項10に記載のアーク放電
    光源。
  14. 【請求項14】 前記アーク・ギャップが長さ約2.7
    mmの値を有するように選択されている請求項10に記
    載のアーク放電光源。
  15. 【請求項15】 前記発光管が石英から形成されて、前
    記発光管の管壁厚さの関数として決められる引張強さを
    有し、この引張強さ値の制約条件は、安全率が、前記ア
    ーク放電光源の動作圧力とその最大値との間で、前記発
    光管の引張強さ能力の3倍以上となるように決められて
    いる請求項10に記載のアーク放電光源。
  16. 【請求項16】 前記管壁厚さ、前記アーク室の直径寸
    法、および前記発光管内に配置された前記電極間に形成
    されたアーク・ギャップを含む発光管寸法値をバランス
    させることにより前記複数の制約条件を同時に満足さ
    せ、このとき前記発光管寸法値は、最小アーク・ギャッ
    プ、最大管壁厚さおよび最小アーク室直径寸法を与える
    ようにバランスされ、さらに前記対流安定度は、前記封
    入物密度およびアーク室直径寸法の関数として決定され
    る所定のしきい値より低くなるように計算されている請
    求項10に記載のアーク放電光源。
  17. 【請求項17】 前記発光管の表面積1cm2 当たりほ
    ぼ正確に20Wの管壁負荷係数を達成するように、前記
    発光管表面積を最大にしながら、前記発光管寸法値をバ
    ランスさせる請求項10に記載のアーク放電光源。
  18. 【請求項18】 前記動作電圧の制約条件が45V以上
    であり、その結果として前記アーク放電光源が約75ル
    ーメン/Wの効率を達成する請求項10に記載のアーク
    放電光源。
  19. 【請求項19】 前記対流安定度制約が750mg2
    cm3 未満の値である請求項10に記載のアーク放電光
    源。
  20. 【請求項20】 前記アーク・ギャップが2.0〜3.
    5mmであり、前記管壁厚さが1.8mm以上であり、
    前記動作電圧が55〜65Vであり、前記封入物が常温
    で4〜8気圧のキセノンを含んでいる請求項10に記載
    のアーク放電光源。
JP9121370A 1996-05-14 1997-05-13 アーク放電光源 Withdrawn JPH1050254A (ja)

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