JP2004055226A - ショートアーク型超高圧放電ランプおよび光源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い発光強度を有する可視光を得ることができるショートアーク型超高圧放電ランプおよび点灯が容易である光源装置を提供すること。
【解決手段】本発明のショートアーク型超高圧放電ランプは、発光管部と封止管部とを有する放電容器を具えてなり、発光管部に紫外線反射膜が形成されていることを特徴とする。ここで、紫外線反射膜は、酸化タンタル層と二酸化ケイ素層とにより形成されていることが好ましい。本発明の光源装置は、上記ショートアーク型超高圧放電ランプと、反射ミラーと、前面ガラスとよりなり、放電空間に紫外光を照射するための紫外光補助光源を備えてなることを特徴とする。ここで、紫外線反射膜には、紫外光補助光源からの紫外光を導入する紫外光導入部が形成されていることが好ましい。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、投影装置の光源に利用される、ショートアーク型超高圧放電ランプおよび光源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、プロジェクターなどの投影機器の光源装置の光源としては、例えばショートアーク型超高圧放電ランプが利用されているが、かかるショートアーク型超高圧放電ランプにおいては、石英ガラスよりなる放電容器内に、陰極および陽極が対向配置されると共に、この放電容器により形成された放電空間に、例えばキセノンガスなどの放電ガスと共に、水銀が封入されている。
【0003】
而して、近年、このようなショートアーク型超高圧放電ランプとしては、高い輝度を有し、従って、投影装置の光源として用いられた場合に高いスクリーン照度を得ることができるものが要求されており、高いスクリーン照度を得るために、(1)水銀の封入密度を増加させる方法、(2)放電容器を小径化して発光管部における管壁温度を上昇させ、これにより放電アークにおけるガス密度を高くする方法、(3)入力電力を高くして、放電アークの温度を高くする方法、などの種々の方法が提案されている。
【0004】
しかしながら、上記の(1)から(3)の方法によれば、ショートアーク型超高圧放電ランプの点灯動作中において、その内部圧力が高くなって放電容器が破裂する可能性が高くなると共に、電極に対する負荷が大きくなって電極の損耗が促進されることにより、使用寿命が大幅に短くなる、という問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであって、その目的は、高い発光強度を有する可視光を得ることができ、しかも、所期の使用寿命を確実に達成することができるショートアーク型超高圧放電ランプを提供することにある。
本発明の他の目的は、点灯が容易である光源装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のショートアーク型超高圧放電ランプは、放電空間を区画する発光管部と、当該発光管部の両端部に連設された封止管部とを有する放電容器を具え、前記放電空間に一対の電極が対向して配置されると共に、0.15mg/mm3 以上の水銀が封入されてなるショートアーク型超高圧放電ランプにおいて、
発光管部の外周表面に、波長400nm以下の光を反射する紫外線反射膜が形成されていることが好ましい。
ここで、紫外線反射膜は、酸化タンタル(Ta2 5 )層と二酸化ケイ素(SiO2 )層とにより構成された多層膜により形成されていることが好ましい。
【0007】
本発明の光源装置は、上記のショートアーク型超高圧放電ランプと、この放電ランプからの光を反射する反射ミラーと、この反射ミラーの前面開口に設けられた前面ガラスとよりなる光源装置であって、前記放電ランプの放電空間に紫外光を照射するための紫外光補助光源を備えてなることを特徴とする。ここで、紫外線反射膜には、紫外光補助光源からの紫外光を導入する紫外光導入部が形成されていることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のショートアーク型超高圧放電ランプについて、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明のショートアーク型超高圧放電ランプの構成の一例を示す説明用断面図である。このショートアーク型超高圧放電ランプ1は、直流点灯型のものであり、その放電容器10は、石英ガラスにより形成され、楕円球形の発光管部11と、この発光管部11の両端から外方に伸びるよう連設されたロッド状の封止管部12、13とを有する。
【0009】
発光管部11により区画された放電空間101内においては、放電容器10の管軸L1上において、電極間距離が例えば1.2mmとなる状態で陰極14と陽極15とが互いに対向配置されている。
【0010】
陽極15は、先端に向かうに従ってその外径が小さくなるよう円錐台状に形成された、例えばタングステンよりなり、管軸L1方向に伸びるよう配設された電極棒16(以下、「陽極棒」という。)の先端側部分に設けられている。そして、この陽極棒16の基端側部分は金属箔18を介して外部リード棒19に接続されて陽極構造体が形成されている。
この陽極構造体は、金属箔18が封止管部12に位置する態様で配設されており、この封止管部12の外端部が、例えばバーナーなどにより加熱されることにより当該金属箔18が気密に埋設されて気密シールが形成されている。
【0011】
陰極14は、電極棒17(以下、「陰極棒」という。)の先端部分に金属コイル17Aが巻回されて形成されており、陰極棒17の基端側部分が金属箔18を介して外部リード棒19に接続されて陰極構造体が形成されている。
そして、この陰極構造体が、金属箔18が封止管部13に位置する態様で配設され、封止管部13の外端部が、例えばバーナーなどにより加熱されることにより当該金属箔18が気密に埋設されて気密シールが形成されている。
【0012】
ここで、放電空間101内には、水銀が、例えば0.15mg/mm3 以上、特に好ましくは0.18〜0.27mg/mm3 となる量で封入されていると共に、臭素が、例えば2.0×10−2〜5.0×10−2μg/mm3 特に好ましくは2.5×10−2〜4.0×10−2μg/mm3 、また、例えばアルゴンなどの希ガスよりなる封入ガスが、例えば13kPaとなる封入圧で封入されている。
【0013】
発光管部11の外周壁面には、その全部の面を覆うように、波長400nm以下の紫外線(以下、「特定の紫外線」ともいう。)を反射する、波長選択性を有する反射特性(以下、「特定の反射特性」ともいう。)を有する紫外線反射膜20が形成されている。
紫外線反射膜20としては、具体的には、水銀原子の発光に基因した波長約365nmの紫外線を、例えば80%以上、特に90%以上の高い効率で反射するものであることが好ましい。
ここで、紫外線反射膜20は、波長400nmより長い例えば水銀原子の発光に基因した波長436nmの光を、例えば80%以上の高い効率で透過するものであることが好ましい。
【0014】
以上のような特定の反射特性を有する紫外線反射膜20は、金属酸化物よりなる多層膜により好適に形成することができ、具体的な多層膜を構成する各薄層の材質および厚さ、薄層の積層パターンなどの種々の条件を適宜に設定することにより、特定の紫外線を反射する、特定の反射特性を有するものを形成することが可能である。ここで、前記薄膜は、例えばスパッタリング蒸着法などの適宜の手法を利用することにより好適に形成することができる。
【0015】
紫外線反射膜20としては、例えば酸化タンタル(Ta2 5 )と、二酸化ケイ素(SiO2 )とによる多層膜を、優れた耐熱性を有する点で、特に好適に用いることができる。
【0016】
本発明のショートアーク型超高圧放電ランプ1における寸法例の一例を挙げると、以下のとおりである。発光管部11の最大外径は10〜13mm、内容積は150〜300mm3 とされる。また、封止管部12、13の外径は6〜10mm、長さは10〜60mmとされる。陽極15の最大外径は2.5〜4.0mm、陽極棒16の外径は0.5〜1.5mmである。
【0017】
以上の構成を有する本発明のショートアーク型超高圧放電ランプ1においては、適宜の電源装置(図示せず)に接続されて点灯状態とされることにより、放電アークから300〜800nmの波長の光が放射されるが、特定の紫外線については、その大部分が紫外線反射膜20により放電空間101内へ反射される。
【0018】
その結果、後述する実験例からも明らかなように、当該特定の紫外線は、少なくともその一部が可視光に変換されるのであって、その理由としては、放電空間101の内部に存在する例えば水銀原子などのガス原子、すなわち発光原子が、当該特定の紫外線を吸収し、これにより、エネルギー準位が高い励起状態へ移行するが、これらの励起状態にある発光原子が、エネルギー準位の低い状態、すなわち脱励状態へ移行し、このときに、可視光波長域に波長を有する光を放出するためであると考えられる。
【0019】
また、励起状態にある発光原子は、例えば電子を含む三体衝突などの現象により、発光を伴わず、発熱のみを伴う態様で脱励状態へ移行する場合もあるが、この場合においても、当該発熱により放電空間内におけるガス温度の均一化が図られて、発光原子が活性化されて放電アーク中心部における当該発光原子の存在密度が大きくなり、その結果、ショートアーク型超高圧放電ランプ1自体における可視光の発光効率が高くなることも理由の一つであると考えられる。
【0020】
本発明のショートアーク型超高圧放電ランプによれば、発光管部の外周壁面に特定の反射特性を有する紫外線反射膜が形成されているため、この紫外線反射膜により反射された波長400nm以下の紫外線に係る、従来利用されなかったエネルギーの少なくとも一部が可視光となるため、その他の点灯条件を変更することなく、ショートアーク型超高圧放電ランプにおいて優れた可視光の発光効率を得ることができて、高い輝度を有する放電アークを形成することができ、かつ、所期の使用寿命を確実に達成することができる。
【0021】
図2は、本発明の光源装置の構成の一例を示す説明用断面図である。
この光源装置30は、上記の紫外線反射膜20を有するショートアーク型超高圧放電ランプ1が、陰極14が陽極15より前方(図2において左方)に位置する姿勢で、例えば楕円球面状の反射面を有する反射ミラーである、例えば80mm角の楕円リフレクターなどの凹面反射鏡32内に組み込まれて配設された構成とされている。
【0022】
具体的には、ショートアーク型超高圧放電ランプ1は、その一方の封止管部12が、凹面反射鏡32の中央開口33に挿通されて、その後方において口金31に支持された状態で前方に伸びるよう配置されており、当該ショートアーク型超高圧放電ランプ1におけるアーク方向が、凹面反射鏡32の水平な光軸L2に一致すると共に、アーク輝点が凹面反射鏡32の第1焦点に一致する状態とされている。
【0023】
凹面反射鏡32の前面開口34は、例えば石英ガラスまたは種々の強化ガラスなどよりなる前面ガラス35により塞がれている。このような構成とされていることにより、ショートアーク型超高圧放電ランプ1が破裂した場合においても、破片の飛散が抑制され、安全である。
ショートアーク型超高圧放電ランプ1の他方の外部リード棒19には、凹面反射鏡32に形成されたケーブル導出口37を介して、外部の電源装置(図示せず)に接続された給電用ケーブル36が接続されている。
【0024】
この光源装置30においては、凹面反射鏡32と前面ガラス35とにより区画された空間内に、紫外光を照射するための紫外光補助光源38が配設されている。
具体的には、紫外光補助光源38は、凹面反射鏡32の開口縁の一部であって、図2においては最下方となる位置に配設されており、外部の電源装置(図示せず)に接続された給電用ケーブル381が接続された構成とされている。
【0025】
そして、ショートアーク型超高圧放電ランプ1における、紫外線反射膜20には、紫外光補助光源38に対向した部分に当該紫外光補助光源38からの紫外光を透過させる紫外光導入部となる紫外線反射膜欠落部201が形成された構成とされている。
ここで、紫外線反射膜欠落部201の形状および大きさなどは特に制限されるものではない。
【0026】
紫外光補助光源38としては、例えば254nmに波長ピークを有する紫外光を放射するものであれば特に制限されるものではなく、例えば定格電力が0.1W、定格電圧が200Vである低圧水銀ランプなどを好ましく利用することができる。
【0027】
以上のような構成の光源装置30においては、紫外光補助光源38を点灯状態とすることにより、紫外線反射膜欠落部201を介して放電空間101内に紫外光が照射されるが、この紫外光の照射により、放電空間101内に封入された封入ガスが活性化される結果、電極間において放電アークを形成するために必要とされる絶縁破壊電圧が低下し、その結果、ショートアーク型超高圧放電ランプ1の点灯をきわめて容易に行うことができる。
【0028】
そして、上記の光源装置によれば、ショートアーク型超高圧放電ランプは、それ自体が高い輝度を有するものであるから、例えば投影装置の光源として用いられた場合において、スクリーンに対して可視光を照射することにより、当該スクリーンにおいて十分に高い照度を得ることができる。
【0029】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の態様に限定されるものではなく、種々の変更を加えることができる。
【0030】
以下、本発明についての実施例および実験例について説明する。
【実施例】
以下、本発明のショートアーク型超高圧放電ランプの実施例および実験例について具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
<実施例>
図1に示す構成に従って、下記の仕様による本発明のショートアーク型超高圧放電ランプを作製した。
【0031】
・放電容器(10):材質;石英ガラス、寸法;放電容器(10)の全長160mm、発光管部(11)の外径13.0mm、発光管部(11)の内径6.0mm、封止管部(12)の長さ47mm、封止管部(12)の外径7.3mm、
・陽極(15):材質;タングステン、寸法;陽極(15)の最大外径3mm、陽極(15)の長さ6.5mm、陽極棒(16)の長さ7.9mm、陽極棒(16)の外径0.8mm、陰極(14)と陽極(15)との離間距離:1.2mm、
・紫外線反射膜(20):材質;全8層の二酸化ケイ素層と全7層の酸化タンタル層とが交互に積層されてなる全15層からなる多層膜、厚さ;紫外線反射膜全体の厚さ0.7μm、
・定格電力:200W、
・定格電圧:75V、
・封入物:アルゴンガス(封入時圧力13kPa)、水銀0.2mg/mm3 、管壁負荷:1.5W/mm2 
以上において、紫外光導入部は、発光管部の外周壁面の一部が紫外線反射膜により覆われておらず露出した紫外線反射膜欠落部よりなる構成とされている。
【0032】
このようにして作製されたショートアーク型超高圧放電ランプについて、直径が1500mmである拡散反射内表面を持つ積分球内で、定格電力200Wで水平点灯させ、NIKON製G250分光器と、フォトダイオード光検出器とを用いることにより光出力を測定した。結果を図3のスペクトル図に示す。
【0033】
<比較例>
紫外線反射膜を形成しないこと以外は、上記実施例と同様にしてショートアーク型超高圧放電ランプを作製し、その光出力を測定した。測定結果を図3のスペクトル図に示す。
図3において、太実線は上記実施例に係る測定結果、細実線は比較例に係る測定結果を示す。
【0034】
<実験例>
同一ロットのショートアーク型超高圧放電ランプ20本のうち、前記実施例と同様に紫外線反射膜を形成した10本のショートアーク型超高圧放電ランプを、各々、開口寸法が65mm×70mm角の楕円リフレクターに組み付けて、10個の光源装置を作製し、この光源装置の各々を、対角0.9インチのXGAグレードの解像度を有するLCD3板方式の液晶プロジェクターに装着し、1.5mの距離に設置された、対角サイズが40インチ、縦横比が3:4である大きさのスクリーン上に白色光を照射して、そのスクリーン光束を測定した。
【0035】
上記スクリーン光束の測定は以下のようにして行った。すなわち、前記スクリーンを9個(縦3列、横3列)のセクションに分割して、各セクションの中点における照度を測定した。そして、得られた9つの照度の平均値を算出すると共に、当該平均値に定数0.495を乗じて、最終的にスクリーン光束を求めた。
以上のようにして求められた10個の光源装置に係るスクリーン光束の平均値は、2510ルーメンであった。
【0036】
<比較実験例>
他の10本のショートアーク型超高圧放電ランプを紫外線反射膜を形成せずに用いたて光源装置を作製した他は、上記実験例と同様にしてスクリーン光束を測定し、10個の光源装置に係るスクリーン光束の平均値を求めた。その結果、当該平均値は2230ルーメンであった。
【0037】
以上の結果によれば、図3からも明らかなように、実施例に係るショートアーク型超高圧放電ランプは、400nmより長い可視光の波長域において、比較例に係るショートアーク型超高圧放電ランプより高い光度を有する可視光を放射するものであることが確認された。
また、上記実験例に係る光源装置においては、従来と比較して10%以上も高いスクリーン照度を得ることができることが確認された。
【0038】
【発明の効果】
本発明のショートアーク型超高圧放電ランプによれば、放電空間を区画する発光管部の外表面に波長400nm以下の紫外線を反射する紫外線反射膜が形成されていることにより、放電アークから放射される光のうち波長400nm以下の紫外線が紫外線反射膜により放電空間内へ反射されて戻るため、当該紫外線に係るエネルギーが可視光に変換される。その結果、従来利用されなかったエネルギーの少なくとも一部が可視光となるため、当該ショートアーク型超高圧放電ランプの点灯条件を変更することなく、高い可視光の発光効率を得ることができる。本発明の光源装置によれば、上記ショートアーク型超高圧放電ランプの放電空間に対して、特定の波長を有する紫外光を供給する紫外光補助光源を備えているため、当該ショートアーク型超高圧放電ランプの点灯に際して絶縁破壊電圧を低くすることができ、従って、当該ショートアーク型超高圧放電ランプを容易に始動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のショートアーク型超高圧放電ランプの構成の一例を示す説明用断面図である。
【図2】本発明の光源装置の構成の一例を示す説明用断面図である。
【図3】実施例および比較例における結果を示すスペクトル図である。
【符号の説明】
1 ショートアーク型超高圧放電ランプ
10 放電容器
101 放電空間
11 発光管部
12 封止管部
13 封止管部
14 陰極
15 陽極
16 陽極棒
17 陰極棒
17A 金属コイル
18 金属箔
19 外部リード棒
20 紫外線反射膜
201 紫外線反射膜欠落部
30 光源装置
31 口金
32 凹面反射鏡
33 中央開口
34 前面開口
35 前面ガラス
36 給電用ケーブル
37 ケーブル導出口
38 紫外光補助光源
381 給電用ケーブル
L1 管軸
L2 光軸

Claims (4)

  1. 放電空間を区画する発光管部と、当該発光管部の両端部に連設された封止管部とを有する放電容器を具え、前記放電空間に一対の電極が対向して配置されると共に、0.15mg/mm3 以上の水銀が封入されてなるショートアーク型超高圧放電ランプにおいて、
    発光管部の外周表面に、波長400nm以下の光を反射する紫外線反射膜が形成されていることを特徴とするショートアーク型超高圧放電ランプ。
  2. 紫外線反射膜は、酸化タンタル(Ta2 5 )層と二酸化ケイ素(SiO2 )層とにより構成された多層膜により形成されていることを特徴とする請求項1に記載のショートアーク型超高圧放電ランプ。
  3. 請求項1および請求項2に記載されたショートアーク型超高圧放電ランプと、この放電ランプからの光を反射する反射ミラーと、この反射ミラーの前面開口に設けられた前面ガラスとよりなる光源装置であって、
    前記放電ランプの放電空間に紫外光を照射するための紫外光補助光源を備えてなることを特徴とする光源装置。
  4. 紫外線反射膜には、紫外光補助光源からの紫外光を導入する紫外光導入部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の光源装置。
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