JPH1049713A - 自動券売機及び自動改札システム - Google Patents

自動券売機及び自動改札システム

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JPH1049713A
JPH1049713A JP8200289A JP20028996A JPH1049713A JP H1049713 A JPH1049713 A JP H1049713A JP 8200289 A JP8200289 A JP 8200289A JP 20028996 A JP20028996 A JP 20028996A JP H1049713 A JPH1049713 A JP H1049713A
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JP
Japan
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ticket
card
temporary
boarding
ticket card
Prior art date
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JP8200289A
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English (en)
Inventor
Haruo Nishiyama
治男 西山
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、定期券忘れに対する払い戻しを行
なうことができ、利用客へのサービスを向上することが
できる。 【解決手段】この発明は、定期券を忘れた人が、その当
日の金額は支払うものの、自動券売機にて、仮乗車券カ
ードを発行してもらうことで、後日その仮乗車券カード
と定期券で精算(払い戻し)が可能となるようにしたも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、鉄道、
バス等の交通機関で用いられる定期券を忘れた人に対し
て、仮乗車券を発行し、払い戻しを行う自動券売機及び
自動改札システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば鉄道関係において、有効
区間(利用区間)と有効期間(利用期間、有効期限)と
を有する定期乗車券(定期券)が用いられている。この
ような定期券を利用する利用者(利用客、顧客)は、駅
で乗車(改札内に入場)する際に、定期券を家に忘れて
きてしまった場合、自分のお金(自腹を切って)で乗車
券を購入しなくてはならず、ましてこの支払ったお金は
戻ってこなかった。この件については、利用者に対す
る、アフターサービスの機能(機構)がなかった。ま
た、券売機にて、精算機能(払い戻し)を利用すること
ができなかった。
【0003】また、現在の状況において、定期券を忘れ
た人が、現在の乗車券で払い戻しをする事は大変であり
不可能に近い。なぜなら、以下のような問題点があげら
れる。 (1)定期券を忘れた人の認識をする機能(サービス)
がないこと。 (2)券売機にて、定期券の利用区間と購入乗車券の購
入区間の払い戻しができない。これは現在の乗車券(エ
ドモンソン券)には情報が足りないことが考えられる。
【0004】このように、従来、定期券を忘れた人が、
電車に乗るには、定期券利用範囲の降車駅までの切符
(乗車券)を購入する必要があり、当然のこと、支払っ
たお金は返ってくる(払い戻し)わけがなかった。これ
は、鉄道会社のアフターサービスの欠如ではないか。も
し、このシステムを現在のシステムで実現しようとする
と、問題は大きく、不可能である。
【0005】まず、第1に、その人が定期券を忘れたか
どうかの認識ができないこと、第2に、乗車券(エドモ
ンソン券)は自動改札を通ると集札されること、第3
に、乗車券(エドモンソン券)は区間の金額は入ってい
るものの、降車情報やID情報等の後日払い戻し作業に
必要な情報がないことが問題である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、定期
券忘れに対する払い戻しを行なうことでき、利用客に対
するサービスの向上が図れるものが要望されているもの
で、定期券忘れに対する払い戻しを行なうことができ、
利用客に対するサービスの向上が図れる自動券売機及び
自動改札システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、定期券忘れ
による乗車に対する払い戻しを指定する指定手段、定期
券忘れによる乗車時に利用され乗車日と乗車区間が記録
される仮乗車券カードと区間情報と期間情報とが記録さ
れている定期券を投入する投入手段、上記指定手段によ
り払い戻しが指定され、上記投入手段により仮乗車券カ
ードと定期券とが投入された際、仮乗車券カードの乗車
日と乗車区間と定期券の区間情報と期間情報とが比較さ
れ、仮乗車券カードの乗車日と乗車区間が定期券の区間
内でかつ期間内の際に、払い戻し処理を実行する実行手
段により構成されている。
【0008】この発明は、定期券忘れによる乗車に対す
る払い戻しを指定する指定手段、定期券忘れによる乗車
時に利用され乗車日と乗車区間が記録される仮乗車券カ
ードと区間情報と期間情報とが記録されている定期券を
投入する投入手段、上記指定手段により払い戻しが指定
され、上記投入手段により仮乗車券カードと定期券とが
投入された際、仮乗車券カードの乗車日と乗車区間と定
期券の区間情報と期間情報とが比較され、仮乗車券カー
ドの乗車日と乗車区間が定期券の区間内でかつ期間内の
際に、払い戻し処理を実行する実行手段、この実行手段
により払い戻しを実行する際に、上記定期券に払い戻し
回数を記録する記録手段から構成されている。
【0009】この発明は、定期券忘れによる乗車に対す
る払い戻しを指定する指定手段、定期券忘れによる乗車
時に利用され乗車日と乗車区間が記録される仮乗車券カ
ードと区間情報と期間情報とが記録されている定期券を
投入する投入手段、上記指定手段により払い戻しが指定
され、上記投入手段により定期券が投入された際、仮乗
車券カードの乗車日と乗車区間と定期券の区間情報と期
間情報とが比較され、仮乗車券カードの乗車日と乗車区
間が定期券の区間内でかつ期間内の際に、払い戻し処理
を実行する実行手段、上記実行手段により払い戻しを実
行する際に、上記定期券に払い戻し回数を記録する記録
手段、上記実行手段により払い戻しを実行する際に、上
記定期券に記録されている払い戻し回数が所定回数以上
の場合に、上記実行手段による払い戻しを禁止する禁止
手段から構成されている。
【0010】この発明は、定期券忘れによる乗車時に利
用される仮乗車券カードを発行する自動券売機、この自
動券売機により発行された仮乗車券カードにより入場処
理を実行する第1の改札機と、上記自動券売機により発
行され上記第1の改札機により入場処理が行われた仮乗
車券カードにより出場処理を実行する第2の改札機とか
らなる自動改札システムにおいて、上記自動券売機は、
定期券忘れによる乗車時に利用される仮乗車券カードの
発行を指示する指示手段、この指示手段の指示に応じて
購入金額が記録された仮乗車券カードを発行する発行手
段とからなり、上記第1の改札機は、仮乗車券カードが
投入された際に、仮乗車券カードに利用日付と乗車駅情
報とを記録して返却するとともに、通過を許可する第1
の実行手段からなり、上記第2の改札機は、仮乗車券カ
ードが投入された際に、仮乗車券カードに降車駅情報を
記録して返却するとともに、通過を許可する第2の実行
手段から構成されている。
【0011】この発明は、定期券忘れによる乗車時に利
用される仮乗車券カードを発行するとともに、この仮乗
車券カードと定期券とにより定期券忘れによる乗車時に
対する払い戻しが行われる自動券売機、この自動券売機
により発行された仮乗車券カードにより入場処理を実行
する第1の改札機と、上記自動券売機により発行され上
記第1の改札機により入場処理が行われた仮乗車券カー
ドにより出場処理され上記第1の改札機により入場処理
が行われた仮乗車券カードにより出場処理を実行する第
2の改札機とからなる自動改札システムにおいて、上記
自動券売機は、定期券忘れによる乗車時に利用される仮
乗車券カードの発行を指示する指示手段、この指示手段
の指示に応じて購入金額が記録された仮乗車券カードを
発行する発行手段、定期券忘れによる乗車に対する払い
戻しを指定する指定手段、定期券忘れによる乗車時に利
用され乗車日と乗車駅情報と降車駅情報が記録される仮
乗車券カードと区間情報と期間情報とが記録されている
定期券を投入する投入手段、上記指定手段により払い戻
しが指定され、上記投入手段により仮乗車券カードと定
期券とが投入された際、仮乗車券カードの乗車日と乗車
駅情報と降車駅情報と定期券の区間情報と期間情報とが
比較され、仮乗車券カードの乗車日と乗車区間が定期券
の区間内でかつ期間内の際に、払い戻し処理をする第1
の実行手段とからなり、上記第1の改札機は、仮乗車券
カードが投入された際に、仮乗車券カードに乗車日と乗
車駅情報とを記録して返却するとともに、通過を許可す
る第2の実行手段からなり、上記第2の改札機は、仮乗
車券カードが投入された際に、仮乗車券カードに降車駅
情報を記録して返却するとともに、通過を許可する第3
の実行手段から構成されている。
【0012】この発明は、定期券忘れによる乗車時に利
用される仮乗車券カードを発行する自動券売機、この自
動券売機により発行された仮乗車券カードにより入場処
理を実行する第1の改札機と、上記自動券売機により発
行され上記第1の改札機により入場処理が行われた仮乗
車券カードにより出場処理を実行する第2の改札機とか
らなる自動改札システムにおいて、上記自動券売機は、
定期券忘れによる乗車時に利用される仮乗車券カードの
発行を指示する指示手段、この指示手段の指示に応じて
発行する仮乗車券カードが片道か往復かを選択する選択
手段、この選択手段による選択に応じて購入金額が記録
された片道あるいは往復の仮乗車券カードを発行する発
行手段とからなり、上記第1の改札機は、仮乗車券カー
ドが投入された際に、仮乗車券カードに利用日付と乗車
駅情報とを記録して返却するとともに、通過を許可する
第1の実行手段からなり、上記第2の改札機は、仮乗車
券カードが投入された際に、仮乗車券カードに降車駅情
報を記録して返却するとともに、通過を許可する第2の
実行手段から構成されている。
【0013】この発明は、定期券忘れによる乗車時に利
用される仮乗車券カードを発行する自動券売機、この自
動券売機により発行された仮乗車券カードにより入場処
理を実行する第1の改札機と、上記自動券売機により発
行され上記第1の改札機により入場処理が行われた仮乗
車券カードにより出場処理を実行する第2の改札機とか
らなる自動改札システムにおいて、上記自動券売機は、
定期券忘れによる乗車時に利用される仮乗車券カードの
発行を指示する指示手段、この指示手段の指示に応じて
購入金額と払い戻しの期日とが記録された仮乗車券カー
ドを発行する発行手段とからなり、上記第1の改札機
は、仮乗車券カードが投入された際に、仮乗車券カード
に利用日付と乗車駅情報とを記録して返却するととも
に、通過を許可する第1の実行手段からなり、上記第2
の改札機は、仮乗車券カードが投入された際に、仮乗車
券カードに降車駅情報を記録して返却するとともに、通
過を許可する第2の実行手段から構成されている。
【0014】この発明は、定期券忘れによる乗車時に利
用される仮乗車券カードを発行するとともに、この仮乗
車券カードと定期券とにより定期券忘れによる乗車時に
対する払い戻しが行われる自動券売機、この自動券売機
により発行された仮乗車券カードにより入場処理を実行
する第1の改札機と、上記自動券売機により発行され上
記第1の改札機により入場処理が行われた仮乗車券カー
ドにより出場処理され上記第1の改札機により入場処理
が行われた仮乗車券カードにより出場処理を実行する第
2の改札機とからなる自動改札システムにおいて、上記
自動券売機は、定期券忘れによる乗車時に利用される仮
乗車券カードの発行を指示する指示手段、この指示手段
の指示に応じて購入金額が記録された仮乗車券カードを
発行する発行手段、定期券忘れによる乗車に対する払い
戻しを指定する指定手段、定期券忘れによる乗車時に利
用され乗車日と乗車駅情報と降車駅情報が記録される仮
乗車券カードと区間情報と期間情報とが記録されている
定期券を投入する投入手段、上記指定手段により払い戻
しが指定され、上記投入手段により仮乗車券カードと定
期券とが投入された際に、仮乗車券カードの乗車日と定
期券の利用日とを比較することにより、不正利用か否か
を判定する判定手段、この判定手段により不正利用と判
定されなかった際に、仮乗車券カードの乗車区間に対す
る定期券の区間情報の払い戻し処理を実行する第1の実
行手段、上記判定手段により不正利用と判定された際
に、払い戻し処理を禁止する禁止手段とからなり、上記
第1の改札機は、仮乗車券カードが投入された際に、仮
乗車券カードに乗車日と乗車駅情報とを記録して返却す
るとともに、通過を許可する第2の実行手段からなり、
上記第2の改札機は、仮乗車券カードが投入された際
に、仮乗車券カードに降車駅情報を記録して返却すると
ともに、通過を許可する第3の実行手段から構成されて
いる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施例につい
て図面を参照して説明する。図1は、普通乗車券(切
符)を印刷発行する自動券売機1の正面図を示すもので
ある。この自動券売機1は、普通乗車券Oを発行するだ
けでなく、定期券Pを忘れた際に利用する仮乗車券カー
ドQを発行することができる機能と、その仮乗車券カー
ドQと定期券Pとにより料金の払い戻しを行うことがで
きる機能とを備えている。
【0016】この自動券売機1の前面の接客面には、仮
乗車券カードQの発行案内を表示したり、仮乗車券カー
ドQによる払い戻しの案内を表示したり投入金額を表示
するタッチパネル内蔵の液晶表示部(LCD)によって
構成される表示部2、金額カード(カード)、定期券
P、あるいは仮乗車券カードQを投入するカード投入口
3、紙幣を投入するとともに、紙幣が排出される紙幣投
入口4、硬貨を投入する硬貨投入口6、金額カード、定
期券P、あるいは仮乗車券カードQを排出するカード排
出口7、硬貨を排出する硬貨排出口8、発行された乗車
券Oや釣銭が放出される受け皿9、仮乗車券カードQの
発行を指定する仮乗車券カード発行釦10、仮乗車券カ
ードQによる払い戻しを指定する仮乗車券カード払い戻
し釦11がそれぞれ設けられている。
【0017】上記表示部2は、払い戻しの案内を表示す
る際に、片道・往復の選択釦を表示するようになってい
る。これは、定期券を忘れるということは片道のみ利用
とは考えにくい為、この釦が提供されている。
【0018】上記乗車券発行口6、カード排出口7、お
よび硬貨排出口8は、上記表示部2の下部に集合して
(1つにまとまって)配設されており、排出されたカー
ド等の取忘れを防ぐことができるようになっている。
【0019】図2は、上記したような接客面をもつ自動
券売機1の内部構成を示すものである。すなわち、カー
ド投入口3はカード処理部20に接続されている。紙幣
投入口4は、紙幣処理部21に接続されている。また、
硬貨投入口5は、検銭部22に接続され、この検銭部2
2には釣銭部23が接続されている。これにより、検銭
部22で鑑別された硬貨は釣銭として釣銭部23に貯留
され、硬貨排出口8から放出できるようになっている。
また、乗車券発行口6には、発券機構部24が接続され
ている。この発券機構部24は、印刷部25とエンコー
ド部26とからなり、印刷部25で印刷された券紙はエ
ンコード部26へ送られ、ここでその磁気記録部に仮乗
車券カードとして必要な磁気情報が記録され、乗車券発
行口6から受け皿9に乗車券Oあるいは仮乗車券カード
Qとして放出されるようになっている。
【0020】そして、上記カード処理部20、紙幣処理
部21、検銭部22、釣銭部23、発券機構部24およ
び表示部2は全て主制御部27によって制御されるよう
になっている。この主制御部27には、メモリ28、仮
乗車券カード発行釦10、仮乗車券カード払い戻し釦1
1が接続されている。このメモリ28は磁気ディスク等
で構成され、利用区間に対応する運賃データテーブルが
設けられている。上記主制御部27は、たとえばマイク
ロコンピュータとその周辺回路などを主体に構成されて
いて、自動券売機1の全体の制御を司るものである。た
とえば、仮乗車券カード発行釦10からの信号により仮
乗車券カードQの発行処理を実行し、仮乗車券カード払
い戻し釦11からの信号により仮乗車券カードQによる
払い戻し処理を実行する。
【0021】上記仮乗車券カードQは、上記定期券Pと
同じサイズで裏面に磁気記録領域を有するものであって
も、上記乗車券Oと同じサイズで裏面に磁気記録領域を
有するものであっても良い。なお、定期券Pと同じサイ
ズの場合は、発券機構部24の代わりにカード処理部2
0から発券されるようにしても良い。以下は、たとえ
ば、上記仮乗車券カードQのサイズが上記定期券Pと同
じサイズの場合について説明する。
【0022】上記仮乗車券カードQの表面には、図3に
示すように、往復か片道か、往復する際のそれぞれの利
用年月日と乗車駅名、降車駅名、払い戻しができる期日
(2日以内)、および購入値段が印刷されるようになっ
ている。往復の場合は、片道が2本線(取消しライン)
で消され、片道の場合は、往復が2本線で消される。こ
の消去用の線、払い戻しができる期日、および購入値段
は、上記自動券売機1にて発行時に印刷されるようにな
っている。利用年月日、乗車駅名、降車駅名は、口述す
る自動改札機により印刷されるようになっている。
【0023】上記仮乗車券カードQの裏面の磁気記録部
には、仮乗車券カードを示す情報、往復か片道かを示す
情報、発行駅名、発行日、往復路のそれぞれの利用年月
日と乗車駅名、降車駅名、払い戻しができる期日(2日
以内)、および購入値段がエンコードされるようになっ
ている。
【0024】上記定期券Pの裏面の磁気記録部には、図
4に示すように、通用区間、通用期間等の他に、利用最
終日付(前回、前々回)の2日分の日付情報と、仮乗車
券カードを発行した仮乗車券カード発行回数とがエンコ
ードされるようになっている。
【0025】最終利用月日情報は、乗車駅の自動改札
機、降車駅の自動改札機、精算機で記録され、利用回数
は、払い戻しをする自動券売機1で記録されるようにな
っている。
【0026】また、仮乗車券カードQの発行の利用は、
たとえば2回までの限定とする。何回も忘れることも、
利用者のマナーに反することであり、利用回数を2回と
する。
【0027】さらに、定期券Pを忘れて、後日、自動券
売機1で払い戻しをするサービスを提供するが、この後
日という期間を仮乗車券カードQを発行した(利用し
た)日から2日以内とする。これは、定期券Pには最大
2日前までの利用日付情報しか情報を持っていないため
である。これにより、2日以降の払い戻しは無効とす
る。
【0028】なお、上記利用回数は、2回に限定される
ものでなく、1回あるいは3回以上であっても良い。こ
の場合、記録される利用日付情報も1日、あるいは3日
以上となる。
【0029】また、自動券売機1では、払い戻し処理を
行う際に、主制御部27により定期券Pの利用日付と仮
乗車券カードQの利用日付とが一致した際に、不正利用
と判断し、定期券Pを回収するという不正防止機能を有
している。
【0030】たとえば、定期券Pを忘れた日が、3月4
日とすると、この定期券Pに対応する仮乗車券カードQ
には3月4日の利用日付がエンコードされている。後日
(2日以内)、この仮乗車券カードQをもって自動券売
機1で払い戻しをすると、定期券Pには、2日分の最終
利用日付を持っているため、3月3日を含む以前の日付
または3月5日の利用日付しかエンコードされていない
はずである。つまり、3月4日の利用はエンコードされ
ていてはおかしいはずである。このように定期券Pの最
終利用日付と、仮乗車券カードQの利用日付が一致する
ときは、不正と見なし、定期券Pを戻さないという不正
防止機能を有している。
【0031】次に、上記のような構成において仮乗車券
カードQの発行動作について図5に示すフローチャート
を参照しながら説明する。まず、定期券を忘れた人(購
入客)は、仮乗車券カード発行釦10を投入する(ST
1)。すると、主制御部27は仮乗車券カードQの発行
処理と判断し、表示部2により、図6に示すような、往
復・片道の選択画面が案内表示される(ST2)。この
案内に応じて購入客は、表示部2の往復あるいは片道の
部位をタッチすることにより、往復、片道を選択する
(ST3)。ついで、主制御部27は表示部2により、
現金、プリペイドカードの投入を案内する(ST4)。
この案内に応じて購入客は、現金、あるいはプリペイド
カードの投入する(ST5)。これにより、現金が投入
された場合、紙幣処理部21あるいは検銭部22により
計数された金額が主制御部27へ供給され、プリペイド
カードが投入された場合、カード処理部20により読み
取られた残金が主制御部27へ供給される。
【0032】この結果、主制御部27は、表示部2によ
り、図7に示すような、投入された現金金額あるいは投
入されたプリペイドカードの残金分の口座釦を表示する
(ST6)。この案内に応じて購入客は、希望する定期
券の降車駅間での通行料金に対応する口座釦を投入する
(ST7)。この場合、特に定期券の降車駅までしか購
入できないわけではなく、通常の切符購入と同じでどこ
の区間までも購入できる。
【0033】そして、主制御部27は、仮乗車券カード
Qに対応する券面情報を編集し、この編集された券面情
報は図示しないスタッカから取り出された定期券サイズ
のカードに印刷部25で印刷される。この印刷部25で
は、券面情報として、片道の場合、往復に取消しライン
が引かれ、往復の場合、片道に取消ラインが引かれ、発
行日付、発駅、払い戻し期日が印刷される。この印刷さ
れたカードはエンコード部26へ送られる。エンコード
部26では、カードの裏面に形成された磁気記録部に対
して自動改札用の磁気情報、たとえば、仮乗車券カード
を示す情報、片道か往復かを示す情報、発行日付情報、
発駅情報、区間(運賃)情報、払い戻し期日などを磁気
的に記録し、乗車券として乗車券発行口6から受け皿9
に放出する(ST8)。このとき、釣銭がある場合には
釣銭部23が動作し、釣銭硬貨が硬貨排出口8から受け
皿9へ放出される。
【0034】また、主制御部27は、上記仮乗車券カー
ドQの発行処理を行なっている際、表示部2により、図
8に示すような、定期券忘れによる仮乗車券カードの発
行中を案内表示するとともに、利用年月日、払い戻し有
効期間を案内表示する(ST9)。
【0035】こうして仮乗車券カードQの発行が終了す
ると、再び表示部2は初期画面を表示し、発売待機状態
に戻る。なお、現金、あるいはプリペイドカードの投入
が、往復・片道の選択の前に行なわれるようにしても良
い。
【0036】次に、仮乗車券カードQによる払い戻し処
理について図9に示すフローチャートを参照しながら説
明する。後日(2日以内)、この仮乗車券カードQと対
応する定期券Pを持って駅に行き、自動券売機1にて払
い戻し処理を行う。
【0037】まず、仮乗車券カードQによる払い戻しを
行う人(払い戻し客)は、仮乗車券カード払い戻し釦1
1を投入する(ST11)。すると、主制御部27は仮
乗車券カードQによる払い戻し処理と判断し、表示部2
により、図10に示すような、「定期券忘れ、仮乗車券
カード払い戻し」を案内表示するとともに、「仮乗車券
カードを入れてください」という案内を表示する(ST
12)。この案内に応じて払い戻し客は、カード投入口
3に仮乗車券カードQを投入する(ST13)。これに
より、カード処理部20は仮乗車券カードQに磁気記録
されている仮乗車券カードを示す情報、片道か往復かを
示す情報、発行日付情報、発駅情報、区間(運賃)情
報、払い戻し期日を読取り、主制御部27へ出力する
(ST14)。そして、主制御部27は、このカード処
理部20からの読取り情報に応じて、表示部2により確
認画面を表示する(ST15)。すなわち、図11に示
すように、表示部2により、定期券忘れ、仮乗車券カー
ド情報、往路時の乗車日時、乗車駅、降車駅、復路時の
乗車日時、乗車駅、降車駅、利用金額が表示される。
【0038】この確認画面に対して確認がなされた際、
主制御部27は、表示部2により、図12に示すよう
な、「定期券忘れ、仮乗車券カード払い戻し」を案内表
示するとともに、「定期券を入れてください」という案
内を表示する(ST16)。この案内に応じて払い戻し
客は、カード投入口3に定期券Pを投入する(ST1
7)。これにより、カード処理部20は定期券Pに磁気
記録されている通用区間、通用期間、利用最終日付(前
回、前々回)の2日分の日付情報、仮乗車券カードを発
行(利用)した回数を読取り、主制御部27へ出力する
(ST18)。
【0039】そして、主制御部27は、このカード処理
部20からの読取り情報と上記仮乗車券カードQからの
読取り情報とにより、払い戻しができるか否かを判断す
る(ST19)。すなわち、主制御部27は、仮乗車券
カードを発行(利用)した回数が2回であった場合、払
い戻し期限を超過している場合、利用の停止を判断し、
表示部2により対応する内容での利用の停止を案内する
とともに、定期券Pを返却する(ST20)。また、主
制御部27は、定期券Pの利用日付と仮乗車券カードQ
の利用日付とが一致している場合、不正利用と判断し、
定期券Pを回収し、表示部2により不正利用に伴う定期
券Pの回収を案内表示する(ST21)。
【0040】上記ステップ19により払い戻しができる
と判断された際、主制御部27は、定期券の利用区間内
の払い戻し金額が判断され、表示部2により、図13に
示すように、定期券、前回利用月日、前々回利用月日の
確認画面が表示される(ST22)。
【0041】この確認画面に対して確認がなされた際、
主制御部27の制御により、紙幣処理部21が動作し払
い戻しの紙幣が紙幣排出口8から排出され、釣銭部23
が動作し払い戻しの硬貨が硬貨排出口8から受け皿9へ
放出され、定期券Pの磁気記録部に仮乗車券カード発行
回数が更新記録されてカード投入口3から返却される
(ST23)。
【0042】また、主制御部27は、上記払い戻し処理
を行なっている際、表示部2により、図14に示すよう
な、定期券忘れによる仮乗車券カードの払い戻し中を案
内表示するとともに、「 円返却中」を案内表示する
(ST24)。
【0043】図15は、上記自動券売機1で発行された
乗車券Oや仮乗車券カードQあるいは定期券P等により
改札処理を行う自動改札機30の外観構成を示すもので
ある。すなわち、入場(乗車)業務や出場(降車)業務
を行う自動改札機の本体31によって構成されている。
この本体31には、駅の改札口内つまり構内への入場
時、あるいは駅の改札口内つまり構内からの出場時に、
定期券Pや、乗車券O、ストアードフェアカード、回数
券,仮乗車券カードQ等が投入される投入口33、この
投入口33で受入れた定期券等を排出する排出口34が
それぞれ設けられている。投入口33の近傍には、乗車
券等の投入を阻止するためのシャッタ(図示しない)が
設けられている。
【0044】本体31の上面部には、利用者に対して種
々の操作案内が表示される表示部35が設けられてい
る。本体31の側面部には、閉じることにより定期券P
等の投入者の通過を阻止する等の利用者の通行を阻止す
るためのドア部36が設けられ、本体31の上部には、
本体31に対応する通路を区別させるための仕切りにな
るフレーム37が設けられ、このフレーム37には小児
券の投入、無効券の投入や機器の異常を知らせるための
表示器38が設けられ、本体31の側面部とフレーム3
7には、利用者の通過を検知する人間検知器40、…が
設けられている。
【0045】上記人間検知器40、…は、利用者の通過
を検知するものであり、検知器としては透過型、反射型
などが用いられるようになっている。但し、透過型の場
合、対抗する別の本体に設けられた発光部からの光が導
かれるようになっている。
【0046】上記定期券Pの表面には、利用区間、利用
有効期間、発行駅名等が印刷されている。また、上記定
期券Pの裏面には磁気ストライプ等で構成される磁気記
録部(図示せず)が設けられており、この磁気記録部に
は利用区間、利用者名、利用期間、発行駅名、前回利用
日付、前々回利用日付、仮乗車券カード発行回数等が記
録されている。
【0047】次に、図16を用いて、上記自動改札機3
0の本体31の内部機構の概略構成を説明する。すなわ
ち、投入口33と排出口34との間には、投入口33に
より受け入れた乗車券等を排出口34(矢印a方向)に
搬送する主搬送路41が形成されている。
【0048】主搬送路41の搬送経路上には投入口33
から排出口34に沿い、図示しない整列部、磁気情報読
取部(磁気ヘッド;読取ヘッド)44、45、磁気情報
記録部(磁気ヘッド;書込ヘッド)46、47、および
磁気情報読取部(磁気ヘッド;読取ヘッド)48、4
9、印刷部56、57、入鋏部51、保留部52が順に
設けられている。
【0049】上記読取ヘッド44、45は、乗車券O、
仮乗車券カードQ、定期券P等の裏面の磁気記録層に記
録されているエンコード磁気情報を読み取るものであ
る。上記読取ヘッド44は、磁気記録層が下側で搬送さ
れた際に読み取るものであり、上記読取ヘッド45は、
磁気記録層が上側で搬送された際に読み取るものであ
る。
【0050】上記書込ヘッド46、47は、乗車券O,
仮乗車券カードQ、定期券P等の裏面の磁気記録層に対
してエンコード磁気情報を記録するものである。上記書
込ヘッド46は、磁気記録層が下側で搬送された際に記
録するものであり、書込ヘッド47は、磁気記録層が上
側で搬送された際に記録するものである。
【0051】上記読取ヘッド48、49は、上記書込ヘ
ッド46、47で記録されたエンコード磁気情報を読み
取るものである。上記読取ヘッド48は、磁気記録層が
下側で搬送された際に読み取るものであり、上記読取ヘ
ッド49は、磁気記録層が上側で搬送された際に読み取
るものである。
【0052】また、搬送路41に沿い、読取ヘッド4
4、45、書込ヘッド46、47、読取ヘッド48、4
9の搬送路41の反対側には、支持部材(回転ローラ)
50、…がそれぞれ設けられている。
【0053】上記印刷部56、57は、例えばサーマル
ヘッドにより構成され、乗車券等の表面の印刷面に印刷
を行うものである。上記印刷部56は、印刷面が上側で
搬送された際に印刷するものであり、印刷面が下側で搬
送された際に印刷するものである。
【0054】入鋏部51は、搬送路41によって搬送さ
れてきた乗車券等に入鋏としての穿孔を開けるものであ
る。例えば、乗車券に使用済みのパンチを行うものであ
る。保留部52は、入鋏部51によって乗車券等に穿孔
を開ける際に、その乗車券等を保留(保持)するもので
ある。
【0055】また、主搬送路41の搬送経路上の保留部
52と排出口34の間には、振分部53が設けられてい
る。この振分部53は、受け入れた券が排出すべき券の
場合には券を排出口34方向に振り分け、受け入れた券
が集札すべき等の場合には券を集札する集札部55の方
向へ振り分けるようになっている。この振分部53によ
り集札部55側へ振り分けられた券はシュータ54を介
して集札部55に集札されるようになっている。
【0056】さらに、主搬送路41の搬送経路上には、
搬送される乗車券O、仮乗車券カードQ、定期券P等の
通過を検知する検知器(図示しない)が設けられてい
る。図17は、図16のように構成された自動改札機3
0の制御系統を概略的に示すものである。自動改札機3
0の制御系統は、自動改札機30全体を制御するセント
ラル・プロセッシング・ユニット(以下、CPUと略記
する)70、CPU70の制御プログラムを記憶してい
るリード・オンリー・メモリ71(以下、ROMと略記
する)、乗車券O、仮乗車券カードQ、定期券P等から
読み取った情報の記憶および制御プログラムのバッファ
として情報を記憶するランダム・アクセス・メモリ72
(以下、RAMと略記する)、運賃情報を記憶している
運賃メモリ73、読取ヘッド44、45を制御する読取
回路74、書込ヘッド46、47を制御する書込回路7
5、読取ヘッド48、49を制御する読取回路76、振
り分けゲート53を制御する振分け制御回路77、通過
検知用の検知器78、…の出力により乗車券O、仮乗車
券カードQ、定期券P等の搬送状態を検知する検知回路
79、乗車券O、仮乗車券カードQ、定期券P等を搬送
路41に沿って搬送させる搬送用モータ80を制御する
搬送制御回路81、上記人間検知器40、…の出力によ
り乗車券O、仮乗車券カードQ、定期券P等の投入者の
通過を検知する通過検知回路82、ドア部36を駆動す
るドア開閉機構83を制御するドア制御回路84、印刷
部56、57を駆動する駆動回路85、入鋏部71を制
御する入鋏制御回路86、自動改札機を制御する図示し
ない制御盤あるいはホストコンピュータ等との間で情報
の伝達を行う伝達制御回路87、上記表示部35、表示
器38等から構成されている。
【0057】次に、仮乗車券カードQによる乗車処理に
ついて、図18に示すフローチャートを参照しつつ説明
する。すなわち、利用客により仮乗車券カードQが投入
口33に投入されると(ST31)、その仮乗車券カー
ドQは主搬送路41上を矢印a方向に搬送される。する
と、仮乗車券カードQは整位部(図示しない)で整位さ
れた後、読取ヘッド44、45に到達する。この際、仮
乗車券カードQの裏面つまり磁気記録面が下側となって
いる場合、読取ヘッド44によりエンコード化されてい
る磁気記録内容が読み取られ、CPU70へ出力され
る。また、仮乗車券カードQの裏面つまり磁気記録面が
上側となっている場合、読取ヘッド45により磁気記録
内容が読み取られ、CPU70へ出力される。
【0058】すなわち、読取りヘッド44あるいは45
からの読取り内容、つまり仮乗車券カードを示す情報、
往復か片道かを示す情報、発行駅名、発行日、購入値段
がCPU70に出力される(ST32)。
【0059】これにより、CPU70は投入された仮乗
車券カードQの正当性を判断し、自駅での乗車が可能か
否かを判定する(ST33)。自駅での乗車が可能と判
定した際、CPU70は、通過許可処理を行う(ST3
4)。
【0060】すなわち、仮乗車券カードQの表面に往路
時の利用日付と乗車駅とを印刷するとともに、裏面の磁
気記録部に往路時の利用日付と乗車駅情報とを磁気記録
し、排出口34から排出し、ドア部36を開け、つまり
投入者の通過を許可する。
【0061】また、定期券Pによる乗車の場合には、裏
面の磁気記録部に乗車駅情報の他に、磁気記録部に記録
されている前回利用日付を前々回利用日付として記録す
るとともに、本日の日付を前回利用日付として記録す
る。
【0062】次に、仮乗車券カードQによる降車処理に
ついて、図19に示すフローチャートを参照しつつ説明
する。すなわち、利用客により仮乗車券カードQが投入
されると(ST41)、その仮乗車券カードQは主搬送
路41上を矢印a方向に搬送される。すると、仮乗車券
カードQは整位部(図示しない)で整位された後、読取
ヘッド44、45に到達する。この際、仮乗車券カード
Qの裏面つまり磁気記録面が下側となっている場合、読
取ヘッド44によりエンコード化されている磁気記録内
容が読み取られ、CPU70へ出力される。また、仮乗
車券カードQの裏面つまり磁気記録内容が上側となって
いる場合、読取ヘッド45によりエンコード化されてい
る磁気記録内容が読み取られ、CPU70へ出力され
る。
【0063】すなわち、読取りヘッド44あるいは45
からの読取り内容、つまり仮乗車券カードを示す情報、
往復か片道かを示す情報、発行駅名、発行日、購入値
段、乗車駅情報がCPU70に出力される(ST4
2)。
【0064】これにより、CPU70は投入された仮乗
車券カードQの正当性を判断し、自駅での降車が可能か
否かを判定する(ST43)。自駅での降車が可能と判
定した際、CPU70は、通過許可処理を行う(ST4
4)。
【0065】すなわち、仮乗車券カードQの表面に往路
時の降車駅とを印刷するとともに、裏面の磁気記録部に
降車駅とを磁気記録し、排出口34から排出し、ドア部
36を開け、つまり投入者の通過を許可する。この結
果、利用客は通路を通過し、かつ仮乗車券カードQを受
け取る。
【0066】上記例では、仮乗車券カードQによる往路
についての説明を行なったが、復路についても同様に乗
車、降車を行なうことができる。上記したように、定期
券を忘れた人が、乗車駅等の乗車情報および降車駅名等
の降車情報の入った仮乗車券カードを使用し後日この仮
乗車券カードと利用最終日付(2日分)及び仮乗車券カ
ードの利用回数等の情報の入った定期券とにより、定期
券の利用区間内および仮乗車券カードの有効期間内で、
支払った金額が払戻されるので、定期券を忘れた人が、
その当日の乗車料金は支払うものの、後日、定期券の利
用区間内および仮乗車券の有効期間内で精算(払い戻
し)が可能となる。
【0067】また、定期券を忘れて仮乗車券を利用して
払戻しを行った回数を定期券に記憶することが可能にな
る。また、定期券に記憶された払戻しの利用回数により
払戻しを利用できる回数を定期券一枚につき2回までと
するようにしたので、一枚の定期券で何度も(3回以
上)払戻しを行うことを防ぐことが可能になる。
【0068】また、自動券売機で定期券忘れを示す情報
を仮乗車券カードに記憶させて発行し、乗車の際には、
自動改札機で駅名、利用日付等の乗車情報を仮乗車券カ
ードに記憶させ、降車の際には、自動改札機で仮乗車券
カードを集札せずに駅名、利用日付等の降車情報を仮乗
車券カードに記憶させるようにしたことにより、この乗
車情報、降車情報及び発行時の情報に基づいて、定期券
を忘れた場合の乗車料金の払戻しを行うことが可能にな
る。
【0069】また、利用者が仮乗車券カードを購入する
際に、片道か往復かを選択するようになっており、利用
者は片道か往復かの選択に応じて片道あるいは往復の仮
乗車券カードを購入することが可能になる。
【0070】すなわち、定期券を忘れた人が、その当日
の金額は支払うものの、自動券売機にて、仮乗車券カー
ドを発行してもらうことで、後日その仮乗車券カードと
定期券で精算(払い戻し)が可能となるようにしたもの
である。これにより、定期券忘れに対する払い戻しを行
なうことができ、利用者のサービスにつながる。これ
は、利用客にとっては便利な機能であり、鉄道会社のア
フターサービスの一環ともいえる。
【0071】また、仮乗車券カードを発行することで、
従来のエドモンソン券では入力する事ができなかった情
報をエンコードでき、現在のシステムのソフトの改造の
みで対応できる。
【0072】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、定期券忘れに対する払い戻しを行うことができ、利
用客に対するサービスの向上が図れる自動券売機及び自
動改札システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を説明するための自動券売
機の概略構成を示す正面図。
【図2】自動券売機の内部構成を示すブロック図。
【図3】仮乗車券カードの表面の印刷例を示す図。
【図4】定期券の裏面の磁気記録部の記録例を示す図。
【図5】仮乗車券カードの発行動作を説明するためのフ
ローチャート。
【図6】仮乗車券カードの発行時の表示例を示す図。
【図7】仮乗車券カードの発行時の表示例を示す図。
【図8】仮乗車券カードの発行時の表示例を示す図。
【図9】仮乗車券カードによる払い戻し処理を説明する
ためのフローチャート。
【図10】払い戻し処理時の表示例を示す図。
【図11】払い戻し処理時の表示例を示す図。
【図12】払い戻し処理時の表示例を示す図。
【図13】払い戻し処理時の表示例を示す図。
【図14】払い戻し処理時の表示例を示す図。
【図15】自動券売機の構成を概略的に示す外観図。
【図16】自動券売機の内部機構を概略構成を示す図。
【図17】自動券売機の制御系統を概略的に示すブロッ
ク図。
【図18】仮乗車券カードによる乗車処理を説明するた
めのフローチャート。
【図19】仮乗車券カードによる降車処理を説明するた
めのフローチャート。
【符号の説明】
1…自動券売機 O…普通乗車券 P…定期券 Q…仮乗車券カード 2…表示部 10…仮乗車券カード発行釦 11…仮乗車券カード払い戻し釦 20…カード処理部 21…紙幣処理部 22…検銭部 24…発券機構部 25…印刷部 26…エンコード部 27…主制御部 30…自動改札機 70…CPU

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定期券忘れによる乗車に対する払い戻し
    を指定する指定手段と、 定期券忘れによる乗車時に利用され乗車日と乗車区間が
    記録される仮乗車券カードと区間情報と期間情報とが記
    録されている定期券を投入する投入手段と、 上記指定手段により払い戻しが指定され、上記投入手段
    により仮乗車券カードと定期券とが投入された際、仮乗
    車券カードの乗車日と乗車区間と定期券の区間情報と期
    間情報とが比較され、仮乗車券カードの乗車日と乗車区
    間が定期券の区間内でかつ期間内の際に、払い戻し処理
    を実行する実行手段と、 を具備したことを特徴とする自動券売機。
  2. 【請求項2】 定期券忘れによる乗車に対する払い戻し
    を指定する指定手段と、 定期券忘れによる乗車時に利用され乗車日と乗車区間が
    記録される仮乗車券カードと区間情報と期間情報とが記
    録されている定期券を投入する投入手段と、 上記指定手段により払い戻しが指定され、上記投入手段
    により仮乗車券カードと定期券とが投入された際、仮乗
    車券カードの乗車日と乗車区間と定期券の区間情報と期
    間情報とが比較され、仮乗車券カードの乗車日と乗車区
    間が定期券の区間内でかつ期間内の際に、払い戻し処理
    を実行する実行手段と、 この実行手段により払い戻しを実行する際に、上記定期
    券に払い戻し回数を記録する記録手段と、を具備したこ
    とを特徴とする自動券売機。
  3. 【請求項3】 定期券忘れによる乗車に対する払い戻し
    を指定する指定手段と、 定期券忘れによる乗車時に利用され乗車日と乗車区間が
    記録される仮乗車券カードと区間情報と期間情報とが記
    録されている定期券を投入する投入手段と、 上記指定手段により払い戻しが指定され、上記投入手段
    により定期券が投入された際、仮乗車券カードの乗車日
    と乗車区間と定期券の区間情報と期間情報とが比較さ
    れ、仮乗車券カードの乗車日と乗車区間が定期券の区間
    内でかつ期間内の際に、払い戻し処理を実行する実行手
    段と、 上記実行手段により払い戻しを実行する際に、上記定期
    券に払い戻し回数を記録する記録手段と、 上記実行手段により払い戻しを実行する際に、上記定期
    券に記録されている払い戻し回数が所定回数以上の場合
    に、上記実行手段による払い戻しを禁止する禁止手段
    と、 を具備したことを特徴とする自動券売機。
  4. 【請求項4】 定期券忘れによる乗車時に利用される仮
    乗車券カードを発行する自動券売機、この自動券売機に
    より発行された仮乗車券カードにより入場処理を実行す
    る第1の改札機と、上記自動券売機により発行され上記
    第1の改札機により入場処理が行われた仮乗車券カード
    により出場処理を実行する第2の改札機とからなる自動
    改札システムにおいて、 上記自動券売機は、 定期券忘れによる乗車時に利用される仮乗車券カードの
    発行を指示する指示手段と、 この指示手段の指示に応じて購入金額が記録された仮乗
    車券カードを発行する発行手段とからなり、 上記第1の改札機は、 仮乗車券カードが投入された際に、仮乗車券カードに利
    用日付と乗車駅情報とを記録して返却するとともに、通
    過を許可する第1の実行手段からなり、 上記第2の改札機は、 仮乗車券カードが投入された際に、仮乗車券カードに降
    車駅情報を記録して返却するとともに、通過を許可する
    第2の実行手段からなる、 ことを特徴とする自動改札システム。
  5. 【請求項5】 定期券忘れによる乗車時に利用される仮
    乗車券カードを発行するとともに、この仮乗車券カード
    と定期券とにより定期券忘れによる乗車時に対する払い
    戻しが行われる自動券売機、この自動券売機により発行
    された仮乗車券カードにより入場処理を実行する第1の
    改札機と、上記自動券売機により発行され上記第1の改
    札機により入場処理が行われた仮乗車券カードにより出
    場処理され上記第1の改札機により入場処理が行われた
    仮乗車券カードにより出場処理を実行する第2の改札機
    とからなる自動改札システムにおいて、 上記自動券売機は、 定期券忘れによる乗車時に利用される仮乗車券カードの
    発行を指示する指示手段と、 この指示手段の指示に応じて購入金額が記録された仮乗
    車券カードを発行する発行手段と、 定期券忘れによる乗車に対する払い戻しを指定する指定
    手段と、 定期券忘れによる乗車時に利用され乗車日と乗車駅情報
    と降車駅情報が記録される仮乗車券カードと区間情報と
    期間情報とが記録されている定期券を投入する投入手段
    と、 上記指定手段により払い戻しが指定され、上記投入手段
    により仮乗車券カードと定期券とが投入された際、仮乗
    車券カードの乗車日と乗車駅情報と降車駅情報と定期券
    の区間情報と期間情報とが比較され、仮乗車券カードの
    乗車日と乗車区間が定期券の区間内でかつ期間内の際
    に、払い戻し処理をする第1の実行手段とからなり、 上記第1の改札機は、 仮乗車券カードが投入された際に、仮乗車券カードに乗
    車日と乗車駅情報とを記録して返却するとともに、通過
    を許可する第2の実行手段からなり、 上記第2の改札機は、 仮乗車券カードが投入された際に、仮乗車券カードに降
    車駅情報を記録して返却するとともに、通過を許可する
    第3の実行手段からなる、 ことを特徴とする自動改札システム。
  6. 【請求項6】 定期券忘れによる乗車時に利用される仮
    乗車券カードを発行する自動券売機、この自動券売機に
    より発行された仮乗車券カードにより入場処理を実行す
    る第1の改札機と、上記自動券売機により発行され上記
    第1の改札機により入場処理が行われた仮乗車券カード
    により出場処理を実行する第2の改札機とからなる自動
    改札システムにおいて、 上記自動券売機は、 定期券忘れによる乗車時に利用される仮乗車券カードの
    発行を指示する指示手段と、 この指示手段の指示に応じて発行する仮乗車券カードが
    片道か往復かを選択する選択手段と、 この選択手段による選択に応じて購入金額が記録された
    片道あるいは往復の仮乗車券カードを発行する発行手段
    とからなり、 上記第1の改札機は、 仮乗車券カードが投入された際に、仮乗車券カードに利
    用日付と乗車駅情報とを記録して返却するとともに、通
    過を許可する第1の実行手段からなり、 上記第2の改札機は、 仮乗車券カードが投入された際に、仮乗車券カードに降
    車駅情報を記録して返却するとともに、通過を許可する
    第2の実行手段からなる、 ことを特徴とする自動改札システム。
  7. 【請求項7】 定期券忘れによる乗車時に利用される仮
    乗車券カードを発行する自動券売機、この自動券売機に
    より発行された仮乗車券カードにより入場処理を実行す
    る第1の改札機と、上記自動券売機により発行され上記
    第1の改札機により入場処理が行われた仮乗車券カード
    により出場処理を実行する第2の改札機とからなる自動
    改札システムにおいて、 上記自動券売機は、 定期券忘れによる乗車時に利用される仮乗車券カードの
    発行を指示する指示手段と、 この指示手段の指示に応じて購入金額と払い戻しの期日
    とが記録された仮乗車券カードを発行する発行手段とか
    らなり、 上記第1の改札機は、 仮乗車券カードが投入された際に、仮乗車券カードに利
    用日付と乗車駅情報とを記録して返却するとともに、通
    過を許可する第1の実行手段からなり、 上記第2の改札機は、 仮乗車券カードが投入された際に、仮乗車券カードに降
    車駅情報を記録して返却するとともに、通過を許可する
    第2の実行手段からなる、 ことを特徴とする自動改札システム。
  8. 【請求項8】 定期券忘れによる乗車時に利用される仮
    乗車券カードを発行するとともに、この仮乗車券カード
    と定期券とにより定期券忘れによる乗車時に対する払い
    戻しが行われる自動券売機、この自動券売機により発行
    された仮乗車券カードにより入場処理を実行する第1の
    改札機と、上記自動券売機により発行され上記第1の改
    札機により入場処理が行われた仮乗車券カードにより出
    場処理され上記第1の改札機により入場処理が行われた
    仮乗車券カードにより出場処理を実行する第2の改札機
    とからなる自動改札システムにおいて、 上記自動券売機は、 定期券忘れによる乗車時に利用される仮乗車券カードの
    発行を指示する指示手段と、 この指示手段の指示に応じて購入金額が記録された仮乗
    車券カードを発行する発行手段と、 定期券忘れによる乗車に対する払い戻しを指定する指定
    手段と、 定期券忘れによる乗車時に利用され乗車日と乗車駅情報
    と降車駅情報が記録される仮乗車券カードと区間情報と
    期間情報とが記録されている定期券を投入する投入手段
    と、 上記指定手段により払い戻しが指定され、上記投入手段
    により仮乗車券カードと定期券とが投入された際に、仮
    乗車券カードの乗車日と定期券の利用日とを比較するこ
    とにより、不正利用か否かを判定する判定手段と、 この判定手段により不正利用と判定されなかった際に、
    仮乗車券カードの乗車区間に対する定期券の区間情報の
    払い戻し処理を実行する第1の実行手段と、 上記判定手段により不正利用と判定された際に、払い戻
    し処理を禁止する禁止手段とからなり、 上記第1の改札機は、 仮乗車券カードが投入された際に、仮乗車券カードに乗
    車日と乗車駅情報とを記録して返却するとともに、通過
    を許可する第2の実行手段からなり、 上記第2の改札機は、 仮乗車券カードが投入された際に、仮乗車券カードに降
    車駅情報を記録して返却するとともに、通過を許可する
    第3の実行手段とからなる、 ことを特徴とする自動改札システム。
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