JPH08315193A - 自動精算機、定期乗車券発行機および定期乗車券取扱システム - Google Patents

自動精算機、定期乗車券発行機および定期乗車券取扱システム

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JPH08315193A
JPH08315193A JP12133995A JP12133995A JPH08315193A JP H08315193 A JPH08315193 A JP H08315193A JP 12133995 A JP12133995 A JP 12133995A JP 12133995 A JP12133995 A JP 12133995A JP H08315193 A JPH08315193 A JP H08315193A
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JP
Japan
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ticket
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JP12133995A
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English (en)
Inventor
Naoki Kitamura
直樹 北村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、期限切れ定期券の所有者が次回
の購入手続きに行くまでの暫定的な期間、期限切れ定期
券を乗車時のみ有効とし、降車時に精算機等を利用し
て、期限切れの定期券に記録された金額を精算可能にで
きる。 【構成】 この発明は、期限切れ定期券Tであっても、
乗車口の自動改札機Aを通過することができ、目的地ま
での運賃は、自動精算機Cを通して、精算券による精算
処理・次回購入時まで持ち越しによる精算処理・クレジ
ットカードによる精算処理の3モードのいずれかによる
精算処理の後、降車口の自動改札機Bにより降車するこ
とができるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば有効期間が
切れた定期乗車券を扱う自動精算機、定期乗車券発行機
および定期乗車券取扱システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば鉄道関係において、有効
区間(利用区間)と有効期間(利用期間、有効期限)と
を有する定期乗車券(定期券)が用いられている。この
ような定期券を利用する利用者(利用客、顧客)は、誤
って有効期間を経過して使用する場合がある。たとえ
ば、有効期間の満了日の次の日等に、期限切れとなって
いるのを知らずに利用しようとしてしまう場合がある。
【0003】そこで、上記定期券に継続する継続定期券
を購入する時間が無かったり、購入し忘れた利用者に対
して、暫定的に定期券が使用できるようにするものが要
望されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記した
ように、有効区間と有効期間とを有する乗車券に継続す
る継続乗車券を購入する時間が無かったり、購入し忘れ
た利用者に対して、暫定的に期間が切れた乗車券が使用
できるようにするものが要望されているもので、有効区
間と有効期間とを有する乗車券に継続する継続乗車券を
購入する時間が無かったり、購入し忘れた利用者に対し
て、暫定的に期間が切れた乗車券が使用できる自動精算
機、定期乗車券発行機および定期乗車券取扱システムを
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の自動精算機
は、駅構内に設けられ所定の利用区間情報と有効期間情
報が記録されている乗車券から上記利用区間情報と有効
期間情報とを読取る読取手段、この読取手段により読取
られた有効期間情報と現在の日付とを比較することによ
り、現在の日付が有効期間を過ぎているかを判定する期
間判定手段、上記読取手段により読取られた上記利用区
間情報に基づき未払いの乗車金額である精算金額を算出
する算出手段、および上記期間判定手段により、現在の
日付が有効期間を過ぎていると判定されると、上記算出
手段により算出された精算金額を上記乗車券に記録する
ことにより駅構内からの出場を可能とする精算処理を行
う処理手段から構成されている。
【0006】この発明の定期乗車券発行機は、所定の利
用区間情報と有効期間情報および利用者により未払いの
乗車金額である金額情報が記録されている定期乗車券を
受入れる受入手段、この受入手段で受入れた定期乗車券
の有効区間等の購入情報と金額情報を読取る読取手段、
この読取手段によって読取った購入情報に応じた購入金
額を算出し上記読取り手段により読取った金額情報との
合計金額を算出する算出手段、およびこの算出手段によ
り算出された合計金額の支払いにより、上記購入情報に
応じた情報が記録された継続定期乗車券を発行する発行
手段から構成されている。
【0007】この発明の自動精算機は、駅構内に設けら
れ所定の利用区間情報と有効期間情報が記録されている
乗車券から上記利用区間情報と有効期間情報とを読取る
読取手段、この読取手段により読取られた有効期間情報
と現在の日付とを比較することにより、現在の日付が有
効期間からあらかじめ設けられた猶予期間内にあるかを
判定する期間判定手段、上記読取手段により読取られた
上記利用区間情報に基づき未払いの乗車金額である精算
金額を算出する算出手段、および上記期間判定手段によ
り、有効期間から猶予期間内にあると判定された場合
に、駅構内からの出場を可能とする上記算出手段により
算出された精算金額に関する精算処理を行う処理手段か
ら構成されている。
【0008】この発明の自動精算機は、駅構内に設けら
れ所定の利用区間情報と有効期間情報が記録されている
乗車券から上記利用区間情報と有効期間情報とを読取る
読取手段、この読取手段により読取られた有効期間情報
と現在の日付とを比較することにより、現在の日付が有
効期間を過ぎているかを判定する期間判定手段、上記読
取手段により読取られた上記利用区間情報に基づき未払
いの乗車金額である精算金額を算出する算出手段、上記
期間判定手段により、現在の日付が有効期間を過ぎてい
ると判定されると、上記精算金額の支払い方法として貨
幣、取引媒体による対応する口座、あるいは乗車券への
記録のいずれかが選択される選択手段、および上記算出
手段により算出された精算金額の支払いを、上記選択手
段により選択された支払方法で行い駅構内からの出場を
可能とする精算処理を実行する処理手段から構成されて
いる。
【0009】この発明の定期乗車券取扱システムは、区
間情報と有効期間情報が記録されている定期乗車券によ
り入場処理を行う入場機と、上記定期乗車券により出場
処理を行う出場機と、この出場機により出場する前に上
記定期乗車券により精算処理を行う精算機と、上記定期
乗車券に基づいて継続の定期乗車券を発行する定期乗車
券発行機からなるものにおいて、駅構内に設けられ所定
の利用区間情報と有効期間情報が記録されている定期乗
車券から上記利用区間情報と有効期間情報とを読取る第
1の読取手段、この第1の読取手段により読取られた上
記利用区間内の利用である場合に、上記第1の読取手段
により読取られた上記有効期間情報と現在の日付とを比
較して現在の日付が、有効期間を過ぎているかを判定す
る判定手段、この判定手段により現在の日付が有効期間
を過ぎていると判定された場合に、上記定期乗車券に有
効期間情報外の乗車を示すデータおよび上記駅構内へ入
場したという入場情報を記録する第1の記録手段を有す
る入場機と、駅構内に設けられ上記利用区間情報と上記
有効期間情報外の乗車を示すデータおよび入場情報が記
録されている定期乗車券から上記利用区間情報と上記有
効期間情報外の乗車を示すデータとを読取る第2の読取
手段、この第2の読取手段により有効期間外の乗車を示
すデータが読取られた際に、上記第2の読取手段により
読取られた上記入場情報に基づいて精算金額を算出する
算出手段、この算出手段により算出された精算金額と精
算処理の終了を示すデータを上記定期乗車券に記録する
第2の記録手段を有する精算機と、上記精算処理の終了
を示すデータが記録されている定期乗車券から精算処理
の終了を示すデータを読取る第3の読取手段、この第3
の読取手段により精算処理の終了を示すデータが読取ら
れた際に、出場処理を実行する処理手段を有する出場機
と、上記精算金額が記録されている定期乗車券から有効
区間等の購入情報と精算金額を読取る第4の読取手段、
この第4の読取手段によって読取った購入情報に応じた
購入金額と精算金額との合計金額の支払いにより、上記
購入情報に応じた情報が記録された継続定期乗車券を発
行する発行手段を有する定期乗車券発行機からなる。
【0010】
【作用】この発明は、上記のような構成において、駅構
内に設けられ所定の利用区間情報と有効期間情報が記録
されている乗車券から上記利用区間情報と有効期間情報
とを読取手段で読取り、この読取られた有効期間情報と
現在の日付とを比較することにより、現在の日付が有効
期間を過ぎているかを期間判定手段で判定し、上記読取
手段により読取られた上記利用区間情報に基づき未払い
の乗車金額である精算金額を算出手段で算出し、上記期
間判定手段により、現在の日付が有効期間を過ぎている
と判定されると、上記算出手段により算出された精算金
額を上記乗車券に記録することにより駅構内からの出場
を可能とする精算処理を行うようにしたものである。
【0011】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図1は、この発明の定期券処理システ
ムの概略構成を示す図である。すなわち、乗車時、乗車
駅に設置された自動改札装置Aに定期券Tを挿入し、こ
の定期券Tの内容により利用者(利用客、顧客)の乗車
を許可し、降車時、降車駅に設置された自動改札装置B
に定期券Tを挿入し、この定期券Tの内容により利用者
の降車を許可するようになっている。また、降車時、降
車駅に設置された自動精算機Cにより上記定期券に対応
する精算処理した定期券Tあるいは精算券Sを発行し、
この定期券Tあるいは精算券Sにより自動改札装置Bで
降車がなされるようになっている。
【0012】また、上記乗車駅あるいは降車駅には、購
入者により挿入された旧定期券に対して継続定期券が発
行される定期券発行装置Dが設置されている。上記自動
精算機Cおよび上記定期券発行機Dは、通信回線を介し
て外部装置としてのホストコンピュータEと接続されて
いる。
【0013】このホストコンピュータEは、上記定期券
発行機Dや上記自動精算機Cや他の機器の制御を行うも
のであり、さらにクレジットカードによる購入取引を管
理するものである。このホストコンピュータEには、磁
気ディスク装置(図示しない)が接続されており、磁気
ディスク装置の磁気ディスク内には、クレジットカード
ID(番号)に対応して暗証番号が記憶されている。
【0014】図2は、上記自動改札機A(B)の外観構
成を概略的に示すものである。すなわち、入場(乗車)
業務や出場(降車)業務を行う自動改札機A(B)の本
体1によって構成されている。この本体1には、駅の改
札口内つまり構内への入場時、あるいは駅の改札口内つ
まり構内からの出場時に、定期券Tや、乗車券、ストア
ードフェアカード、回数券等が投入される投入口3、こ
の投入口3で受入れた定期券T等を排出する排出口4が
それぞれ設けられている。投入口3の近傍には、定期券
T等の投入を阻止するためのシャッタ(図示しない)が
設けられている。
【0015】本体1の上面部には、利用者に対して種々
の操作案内が表示される表示部5が設けられている。本
体1の側面部には、閉じることにより定期券T等の投入
者の通過を阻止する等の利用者の通行を阻止するための
ドア部6が設けられ、本体1の上部には、本体1に対応
する通路を区別させるための仕切りになるフレーム7が
設けられ、このフレーム7には小児券の投入、無効券の
投入や機器の異常を知らせるための表示器8が設けら
れ、本体1の側面部とフレーム7には、利用者の通過を
検知する人間検知器10、…が設けられている。
【0016】上記人間検知器10、…は、利用者の通過
を検知するものであり、検知器としては透過型、反射型
などが用いられるようになっている。但し、透過型の場
合、対抗する別の本体に設けられた発光部からの光が導
かれるようになっている。
【0017】上記定期券Tの表面には、利用区間、利用
有効期間、利用者名、発行駅名等が印刷されている。ま
た、上記定期券Tの裏面には磁気ストライプ等で構成さ
れる磁気記録部(図示せず)が設けられており、この磁
気記録部には利用区間、利用期間、利用者名、発行駅名
等が記録されている。
【0018】次に、図3を用いて、上記自動改札機A
(B)の本体1の内部機構の概略構成を説明する。すな
わち、投入口3と排出口4との間には、投入口3により
受入れた定期券T等を排出口4(矢印a方向)に搬送す
る主搬送路11が形成されている。
【0019】主搬送路11の搬送経路上には投入口3か
ら排出口4に沿い、図示しない整列部、磁気情報読取部
(磁気ヘッド;読取ヘッド)14、15、磁気情報記録
部(磁気ヘッド;書込ヘッド)16、17、および磁気
情報読取部(磁気ヘッド;読取ヘッド)18、19、印
刷部26、27、入鋏部21、保留部22が順に設けら
れている。
【0020】上記読取ヘッド14、15は、定期券T等
の裏面の磁気記録層に記録されているエンコード磁気情
報を読取るものである。上記読取ヘッド14は、磁気記
録層が下側で搬送された際に読取るものであり、上記読
取ヘッド15は、磁気記録層が上側で搬送された際に読
取るものである。
【0021】上記書込ヘッド16、17は、定期券T等
の裏面の磁気記録層に対してエンコード磁気情報を記録
するものである。上記書込ヘッド16は、磁気記録層が
下側で搬送された際に記録するものであり、書込ヘッド
17は、磁気記録層が上側で搬送された際に記録するも
のである。
【0022】上記読取ヘッド18、19は、上記書込ヘ
ッド16、17で記録されたエンコード磁気情報を読取
るものである。上記読取ヘッド18は、磁気記録層が下
側で搬送された際に読取るものであり、上記読取ヘッド
19は、磁気記録層が上側で搬送された際に読取るもの
である。
【0023】また、搬送路11に沿い、読取ヘッド1
4、15、書込ヘッド16、17、読取ヘッド18、1
9の搬送路11の反対側には、支持部材(回転ローラ)
20、…がそれぞれ設けられている。
【0024】上記印刷部26、27は、たとえばサーマ
ルヘッドにより構成され、定期券T等の表面の印刷面に
印刷を行うものである。上記印刷部26は、印刷面が上
側で搬送された際に印刷するものであり、印刷面が下側
で搬送された際に印刷するものである。たとえば、利用
期間を過ぎてしまっているが、所定猶予期間(4〜5
日)以内の場合に、その旨を示すマークや内容が印刷さ
れるようになっている。
【0025】入鋏部21は、搬送路11によって搬送さ
れてきた乗車券等に入鋏としての穿孔を開けるものであ
る。例えば、普通乗車券に使用済のパンチを行うもので
ある。
【0026】保留部22は、入鋏部21によって乗車券
等に穿孔を開ける際に、その乗車券等を保留(保持)す
るものである。また、主搬送路11の搬送経路上の保留
部22と排出口4の間には、振分部23が設けられてい
る。この振分部23は、受入れた券が排出すべき券の場
合には券を排出口4方向に振分け、受入れた券が集札す
べき等の場合には券を集札する集札部25の方向へ振分
けるようになっている。この振分部23により集札部2
5側へ振分けられた券はシュータ24を介して集札部2
5に集札されるようになっている。
【0027】さらに、主搬送路11の搬送経路上には、
搬送される定期券T等の通過を検知する検知器(図示し
ない)が設けられる。図4は、図3のように構成された
自動改札機A(B)の制御系統を概略的に示すものであ
る。自動改札機A(B)の制御系統は、自動改札機A
(B)全体を制御するセントラル・プロセッシング・ユ
ニット(以下、CPUと略記する)40、CPU40の
制御プログラムを記憶しているリード・オンリー・メモ
リ41(以下、ROMと略記する)、定期券T等から読
取った情報の記憶および制御プログラムのバッファとし
て情報を記憶するランダム・アクセス・メモリ42(以
下、RAMと略記する)、入場駅(から設置駅まで)に
対応した運賃情報を記憶している運賃メモリ43、読取
ヘッド14、15を制御する読取回路44、書込ヘッド
16、17を制御する書込回路45、読取ヘッド18、
19を制御する読取回路46、振分けゲート23を制御
する振分け制御回路47、通過検知用の検知器48、…
の出力により定期券T等の搬送状態を検知する検知回路
49、定期券T等を搬送路11に沿って搬送させる搬送
用モータ50を制御する搬送制御回路51、上記人間検
知器10、…の出力により定期券T等の投入者の通過を
検知する通過検知回路52、ドア部6を駆動するドア開
閉機構53を制御するドア制御回路54、印刷部26、
27を駆動する駆動回路55、入鋏部21を制御する入
鋏制御回路56、自動改札機A(B)を制御する図示し
ない制御盤あるいはホストコンピュータE等との間で情
報の伝達を行う伝達制御回路57、上記表示部5、表示
器8等から構成されている。
【0028】図5は、上記自動精算機Cの接客面を示す
ものである。すなわち、その接客面には、タッチパネル
内蔵の表示部61、係員呼出釦(押釦スイッチ)62、
取消釦(押釦スイッチ)63、カード投入口64、券投
入口65、硬貨投入口66、紙幣投入口67、精算券発
行口68、排出口69、カード排出口70、券排出口7
1、および受け皿72がそれぞれ設けられている。
【0029】表示部61は、案内、および精算金額等を
表示するとともに、タッチパネル用のテンキー等の入力
用のキーが表示される。係員呼出釦62は、係員を呼出
ためのボタンである。取消釦63は、精算を取消す際に
投入するボタンである。
【0030】カード投入口64には、定期券Tや、プリ
ペイドカード等の金銭的価値を有するカードとしての金
額カードが投入される。券投入口65には、乗車券が投
入される。硬貨投入口66には、硬貨が投入される。な
お、カード投入口64と券投入口65とが共通の1つの
投入口で構成されていても良い。紙幣投入口67には、
紙幣が投入される。この紙幣投入口67からは紙幣が排
出される。精算券発行口68からは、出場証(精算券)
が発行される。排出口69からは、釣銭が排出される。
カード排出口70からは、定期券T、金額カードが排出
される。受け皿72には、各口から排出された定期券
T、金額カード、精算券、および釣銭が放出される。
【0031】上記各定期券T、金額カード、乗車券、お
よび精算券の裏面にはそれぞれ磁気記録部を有してお
り、各カード、券ごとにカード、券の種類、有効期限、
利用料金、乗車区間、入場駅、残金額、残回数等の必要
とする情報が磁気記録されるようになっている。
【0032】図6は上記したような接客面をもつ自動精
算機の構成の制御系統を概略的に示すものである。すな
わち、カード投入口64はカード部80に接続されてい
る。券投入口65は券読取部81に接続されている。
【0033】このカード部80は、カード投入口64か
ら挿入されるクレジットカードを受入れ、この受入れた
クレジットカードの磁気ストライプ部に記録されている
クレジットカードIDを読取ったり、クレジットカード
により取引きが行われた際の取引き結果をレシートに印
刷し、この印刷されたレシートをカード投入口64から
発行するものである。
【0034】また、紙幣投入口67は紙幣鑑査部82に
接続されている。また、硬貨投入口66は検銭部83に
接続され、この検銭部83には釣銭部84が接続されて
いる。これにより、検銭部83で鑑別された硬貨は釣銭
として釣銭部84に貯留され、排出口69から放出でき
るようになっている。
【0035】また、券排出口72には、釣銭部84の他
に発行部85も接続されている。この発行部85は、精
算内容が印刷された精算券(出場証)が精算券発行口6
8から受け皿72に放出されるようになっている。
【0036】そして、上記券読取部81、カード部8
0、紙幣鑑査部82、検銭部83、釣銭部84、発行部
85、および表示部61は全て主制御部86によって制
御されるようになっている。上記主制御部86は、たと
えばマイクロコンピュータとその周辺回路などを主体に
構成されていて、自動精算機全体の制御を司るものであ
る。また、上記主制御部86には、通信制御部87が接
続されており、上記通信回線を介してホストコンピュー
タEとデータの授受を行うものであり、クレジットカー
ドに対する問合わせ等を行うようになっている。
【0037】図7は、購入者により定期券が発行される
定期券発行機Dの概略構成を示すブロック図である。す
なわち、上記定期券発行機Dには、装置全体を制御する
制御部91が設けられている。制御部91には、メモリ
92、定期券発行部93、クレジットカード読取部9
4、液晶表示入力部95、ジャーナルプリンタ96、磁
気ディスク装置97、紙幣硬貨処理部98、および通信
制御部99がバス100を介して接続されている。
【0038】メモリ92は、上記制御部91を制御する
制御プログラムや印刷データとしての文字パターン等が
記憶されていたり、データを記憶したりするものであ
る。定期券発行部93は、図示しない定期券挿入発行口
から挿入される購入客の有効期間切れの定期券(旧券)
を受入れ、この受入れた旧券の磁気記録部(図示しな
い)に記録されている購入情報を読取ったり、クレジッ
トカードにより取引きが行われた際の取引き結果をレシ
ートに印刷し、この印刷されたレシートを定期券挿入発
行口から発行したり、定期券用紙に購入情報に対応した
印刷データを印刷したり磁気情報を記録した継続定期券
を定期券挿入発行口から発行するものである。
【0039】上記定期券発行部93には、図示しない
が、搬送路と、この搬送路上に定期券ホッパ、レシート
ホッパ、印刷部、磁気書込み/読出し部、振分部が順次
設けられている。
【0040】これにより、定期券ホッパからの定期券用
紙に対して、印刷部で購入情報に対応した印刷データを
印刷し、磁気書込み/読出し部で購入情報に対応した磁
気データを記録し、振分部により振り分けて、定期券挿
入発行口から発行する。また、レシートホッパからのレ
シートに対して、印刷部で取引き結果を印刷し、振分部
により振り分けて、定期券挿入発行口から発行する。
【0041】クレジットカード読取部94は、図示しな
いカード挿入口から挿入されるクレジットカード(ある
いは銀行カード)を受入れ、この受入れたクレジットカ
ードの磁気記録部(図示しない)に記録されているクレ
ジットカードIDや口座番号等が読取るものであり、発
行処理終了後に返却するものである。
【0042】液晶表示入力部95は、液晶表示部の上部
にタッチパネルを有するものであり、液晶表示部で入力
案内が行われたり、購入情報の入力用のキーが表示され
るようになっている。
【0043】ジャーナルプリンタ96は、売上データ等
をジャーナル(図示しない)に印刷するものである。磁
気ディスク装置97は、定期券発行に関する種々の情報
たとえば売上データあるいは運賃データ等が記憶されて
いる記憶装置たとえば磁気ディスク(図示しない)を扱
うものである。
【0044】紙幣硬貨処理部98は、定期券の購入金額
に対して図示しない紙幣挿入口から挿入される紙幣や硬
貨投入口から投入される硬貨を受入れるものであり、受
入れた紙幣や硬貨の金額を判別するとともに、お釣りに
対応する紙幣や硬貨が図示しない返却口から返却される
ものである。
【0045】通信制御部99は、上記通信回線を介して
ホストコンピュータEとデータの授受を行うものであ
り、クレジットカードに対する問合わせ等を行うように
なっている。
【0046】次に、上記図2〜図4に示す自動改札機A
の構成において、本体1が入場業務を行う自動改札機A
として用いられる状態における、定期券Tによる乗車
(入場;改札)について、図8に示すフローチャートを
参照しつつ説明する。
【0047】今、利用客により定期券Tが投入口3に投
入されると(ST1)、その定期券Tは主搬送路11上
を矢印a方向に搬送される。すると、定期券Tは整位部
(図示しない)で整位された後、読取ヘッド14、15
に到達する。この際、定期券Tの裏面つまり磁気記録面
が下面となっている場合、読取ヘッド14により磁気記
録内容が読取られ(ST2)、RAM41に記憶され
る。また、定期券Tの裏面つまり磁気記録面が上面とな
っている場合、読取ヘッド15により磁気記録内容が読
取られ(ST2)、RAM41に記憶される。
【0048】CPU40はRAM41に記憶されている
定期券Tの磁気記録部の記録内容つまり定期券を示すデ
ータ、有効区間データ、有効期間データ等を解析するこ
とにより、定期券Tの有効性を判定する。
【0049】これにより、CPU40は、有効区間デー
タとこの自動改札機Aが設置されている駅コードを比較
して、有効区間内での乗車で有るか否かを判定する(S
T8)。
【0050】この際、定期券Tが有効区間内での乗車で
ないと判定された場合、CPU40は表示部5でその案
内を表示する(ST9)。この場合、CPU40はゲー
ト6を閉じるとともに、定期券Tを主搬送路11上を搬
送させ、排出口4から排出する(ST10)。
【0051】また、ステップ8で定期券Tが有効区間内
での乗車であると判定された場合、CPU40は有効期
間データと現在の日付とを比較して、有効期間内で有る
か否かを判定する(ST11)。
【0052】このステップ11により、定期券Tが有効
期間内でないと判定された場合、CPU40は、期間を
過ぎてしまった日付が猶予期間(4〜5日)以内である
か否か判定する(ST12)。
【0053】このステップ12により、猶予期間(4〜
5日)以内でないと判定された場合、CPU40は表示
部5で有効期間が切れている旨の案内を表示する(ST
13)。この場合、CPU40はゲート6を閉じるとと
もに、定期券Tを主搬送路11上を搬送させ、排出口4
から排出する(ST14)。
【0054】また、ステップ12により、定期券Tが猶
予期間内であると判定された場合、CPU40は定期券
Tを主搬送路11上を搬送させ、書込ヘッド16、ある
いは17により定期券Tの裏面の磁気記録部に有効期間
が切れた旨を示すデータや入場駅コード等を記録すると
ともに、印刷部26あるいは27を用いて定期券Tの表
面に、有効期間が切れた旨を示すマークあるいは文字を
印刷した後、排出口4から排出する(ST15、ST1
6)。この結果、利用客は通路を通過し、かつ定期券T
を受取る。
【0055】また、ステップ11により、定期券Tが有
効期間内であると判定された場合、CPU40は定期券
Tを主搬送路11上を搬送させ、書込ヘッド16、ある
いは17により定期券Tの裏面の磁気記録部に入場駅コ
ード等を記録した後、ゲート6を開いたまま、つまり投
入者の通過を許可したまま、排出口4から排出する(S
T16)。この結果、利用客は通路を通過し、かつ定期
券Tを受取る。
【0056】次に、上記図5、図6に示す自動精算機C
の構成において、図9、図10に示すフローチャートを
参照しつつ、有効期間外の定期券Tに対する精算処理に
ついて説明する。
【0057】たとえば今、定期券Tがカード投入口64
に投入されると(ST21)、この投入された定期券T
の内容としての定期券を示すデータ、有効区間データ、
有効期間データや、入場駅コード等がカード部80で読
取られ(ST22)、この読取結果が主制御部86に出
力される。
【0058】これにより、主制御部86はその読取った
有効期間データと現在の日付とを比較して、有効期間内
で有るか否かを判定する(ST23)。このステップ2
3により、定期券Tが有効期間内でないと判定された場
合、主制御部86は、期間を過ぎてしまった日付が猶予
期間(4〜5日)以内であるか否か判定する(ST2
4)。また、ステップ23により、定期券Tが有効期間
内であると判定された場合、主制御部86は、通常の精
算処理を行う。
【0059】このステップ24により、猶予期間(4〜
5日)以内でないと判定された場合、主制御部86は表
示部61で有効期間が切れており取り扱えない旨の案内
を表示し、定期券Tを返却する(ST25)。
【0060】また、ステップ24により、定期券Tが猶
予期間内であると判定された場合、主制御部86は入場
駅コードとこの自動精算機Cの設置駅までの乗車料金に
より精算金額(超過料金)を算出し(ST26)、表示
部61で有効期間が切れている旨および算出した精算金
額の案内を表示するとともに、「1」現金での精算、
「2」次回継続定期券購入時に精算、「3」クレジット
カードによる精算のいずれかの選択をうながす選択案内
が表示される(ST27)。
【0061】このステップ27の案内に応じて、利用者
による表示部61の「1」キーの部分の投入により、現
金での精算が選択されると(ST28)、主制御部86
は表示部61で、「精算金額は○○○円です、現金を投
入して下さい」という案内を表示する(ST29)。
【0062】この案内に応じて、利用客が紙幣を紙幣投
入口67から挿入するか、あるいは硬貨を硬貨投入口6
6から投入する(ST30)。これらの投入口から紙幣
あるいは硬貨が投入されると、紙幣鑑査部82、検銭部
83は投入された紙幣、硬貨を検出して鑑査する(ST
31)。鑑査されたこれらの紙幣、硬貨の投入金額は主
制御部86に出力される。これにより、主制御部86は
その投入金額から上記精算金額を差引いた釣銭金額を算
出し、表示部61で表示する(ST32)。
【0063】そして、主制御部86は発行部85に対し
て、精算券の発行を指示する。これにより、発行部85
により精算券が発行され、受け皿78に放出され、カー
ド排出口70から上記定期券Tが排出される(ST3
3)。このとき、釣銭がある場合には釣銭部24が動作
し、釣銭硬貨が排出口69から受け皿72へ放出され
る。
【0064】また、上記ステップ27の案内に応じて、
利用者による「2」キーの部分の投入により、次回継続
定期券購入時に精算が選択されると(ST34)、主制
御部86はカード部80へ精算金額の記録を指示し(S
T35)、定期券Tの返却を表示部61で表示する(S
T36)。これにより、カード部80により定期券Tの
磁気記録部に継続定期券購入時の期限切れ精算金額が記
録されるとともに一時的に出場可能な通過許可フラグが
オンと記録され、カード排出口70から上記定期券Tが
排出される(ST37)。
【0065】ただし、悪用を避けるため、次回継続定期
券購入時の精算処理は、ホストコンピュータEに登録さ
れているクレジットカードIDに対応した利用客(顧
客)や定期券の購入時に身元を駅の顧客リストに登録し
た人にのみに限定する。この場合、自動精算機Cとホス
トコンピュータEとがオンライン化されていて、S$÷
HDQ顧客であるかの確認やいつ誰がどれだけの料金を
使用したといった情報がホストコンピュータEへ送信さ
れ、定期券を継続手続きしない人も、料金を請求できる
ようになる。
【0066】また、上記ステップ27の案内に応じて、
利用者による「3」キーの部分の投入により、クレジッ
トカードによる精算が選択された際(ST38)、主制
御部86は表示部61でクレジットカードの挿入を案内
表示する(ST39)。
【0067】この案内に応じて、クレジットカードが挿
入された場合(ST40)、主制御部86は、表示部6
1により暗証の入力を案内する(ST41)。この案内
に応じて利用者は表示部61で暗証を入力する(ST4
2)。また、クレジットカードはカード部80に受入ら
れ、クレジットカードの磁気記録部(図示しない)に記
録されているクレジットカードIDが読取られ、主制御
部86に出力される(ST43)。
【0068】ついで、主制御部86は、クレジットカー
ドIDと暗証を通信制御部87により通信回線を介して
ホストコンピュータEへ送信する(ST44)。ホスト
コンピュータEは、供給されるクレジットカードIDに
より磁気ディスクから読出した暗証と、供給される暗証
との一致チェック等を行い、このチェック結果に対応す
る認証結果を問合わせのあった自動精算機Cの通信制御
部87に通信回線を介して送信する。
【0069】この通信制御部87で受信した認証結果
は、主制御部86に供給される(ST45)。主制御部
86は、認証された場合(ST46)、カード部80に
よりその精算内容に対応したレシートを発行し、クレジ
ットカードを返却する(ST47)。また、主制御部8
6は、認証されなかった場合(ST46)、表示部61
によりその案内を行い、クレジットカードを返却する
(ST48)。
【0070】また、主制御部86は、その精算内容を通
信制御部87により通信回線を介してホストコンピュー
タEへ送信する(ST49)。これにより、ホストコン
ピュータEはそのクレジットカードを用いた精算処理の
内容を磁気ディスクに記憶する。
【0071】次に、上記図2〜図4に示す自動改札機B
の構成において、本体1が出場業務を行う自動改札機B
として用いられる状態における、定期券Aによる降車
(出場;出札)について、図11に示すフローチャート
を参照しつつ説明する。
【0072】今、利用客により定期券Tが投入口3に投
入されると(ST51)、その定期券Tは主搬送路11
上を矢印a方向に搬送される。すると、定期券Tは整位
部(図示しない)で整位された後、読取ヘッド14、1
5に到達する。この際、定期券Tの裏面つまり磁気記録
面が下面となっている場合、読取ヘッド14により磁気
記録内容が読取られ(ST52)、RAM41に記憶さ
れる。また、定期券Tの裏面つまり磁気記録面が上面と
なっている場合、読取ヘッド15により磁気記録内容が
読取られ(ST52)、RAM41に記憶される。
【0073】CPU40はRAM41に記憶されている
定期券Tの磁気記録部の記録内容つまり定期券Tを示す
データ、有効区間データ、有効期間データ、入場駅デー
タ、通過許可フラグ等を解析することにより、定期券T
の有効性を判定する。
【0074】これにより、CPU40は、有効区間デー
タと入場駅データとこの自動改札機Bが設置されている
駅コードを比較して、有効区間内での降車で有るか否か
を判定する(ST58)。
【0075】この際、定期券Tが有効区間内での降車で
ないと判定された場合、CPU40は表示部5でその案
内を表示する(ST59)。この場合、CPU40はゲ
ート6を閉じるとともに、定期券Tを主搬送路11上を
搬送させ、排出口4から排出する(ST60)。
【0076】また、ステップ58で定期券Tが有効区間
内での降車であると判定された場合、CPU40は有効
期間データと現在の日付とを比較して、有効期間内で有
るか否かを判定する(ST61)。
【0077】このステップ61により、定期券Tが有効
期間内でないと判定された場合、CPU40は、通過許
可フラグがオンとなっているか否か判定する(ST6
2)。このステップ62により、通過許可フラグがオン
となっていないと判定された場合、CPU40は表示部
5で有効期間が切れている旨の案内を表示する(ST6
3)。この場合、CPU40はゲート6を閉じるととも
に、定期券Tを主搬送路11上を搬送させ、排出口4か
ら排出する(ST64)。
【0078】また、ステップ62により、通過許可フラ
グがオンとなっていると判定された場合、およびステッ
プ61により、定期券Tが有効期間内であると判定され
た場合、CPU40は定期券Tを主搬送路11上を搬送
させ、書込ヘッド16、あるいは17により定期券Tの
裏面の磁気記録部の入場駅コード等を消去した後、ゲー
ト6を開いたまま、つまり投入者の通過を許可したま
ま、排出口4から排出する(ST65)。この結果、利
用客は通路を通過し、かつ定期券Tを受取る。
【0079】次に、上記図7に示す定期券発行機Eの構
成において、継続定期券の発行動作を、図12、図13
に示すフローチャートを参照しつつ説明する。まず、制
御部91は、液晶表示入力部95により購入しようとす
る定期券に対応する購入客の有効期限切れの定期券(旧
券)Tの投入を購入客に案内する(ST71)。この案
内に応じて、購入客により旧定期券Tが定期券挿入発行
口に投入された場合(ST72)、定期券発行部93内
に受入れられ、この受入れた旧定期券Tの磁気記録部
(図示しない)に記録されている購入情報あるいは期限
切れ精算金額等の情報が磁気書込み読取部により読取ら
れ、読取内容が制御部91に出力される(ST73)。
これにより、制御部91はその購入情報に対して現在の
日付により期間を更新した新たな購入情報を作成し、液
晶表示入力部95で表示する(ST74)。
【0080】この表示された購入情報に対して変更(た
とえば月数等の期間)を行う場合、購入客は液晶表示入
力部95で変更を指示するとともに(ST75)、変更
内容を液晶表示入力部95で入力する(ST76)。
【0081】そして、購入情報が満足できるものであっ
た場合に、購入客は液晶表示入力部95で定期券の発行
を指示する(ST77)。この指示に応じて、制御部9
1は、液晶表示入力部95により購入金額の表示ととも
に、購入客のクレジットカードの投入あるいは購入金額
の紙幣、硬貨の挿入を案内する(ST78)。
【0082】また、上記旧定期券Tの磁気記録部(図示
しない)から期限切れ精算金額が読取られた際、制御部
91は、液晶表示入力部95で購入金額の表示ととも
に、期限切れ精算金額を表示して、継続定期券の購入金
額と期限切れ精算金額との合計金額に対する、購入客の
クレジットカードの挿入あるいは購入金額の紙幣、硬貨
の挿入を案内する。(ST79)上記ステップ78ある
いはステップ79の案内に応じて、クレジットカードが
挿入された場合(ST80)、制御部91は、液晶表示
入力部95により暗証の入力を案内する(ST81)。
この案内に応じて購入客は液晶表示入力部95で暗証を
入力する(ST82)。また、クレジットカードは定期
券発行部93に受入られ、クレジットカードの磁気記録
部(図示しない)に記録されているクレジットカードI
Dが読取られ、制御部91に出力される(ST83)。
【0083】ついで、制御部91は、クレジットカード
IDと暗証を通信制御部99により通信回線を介してホ
ストコンピュータEへ送信する(ST84)。ホストコ
ンピュータEは、供給されるクレジットカードIDによ
り磁気ディスクから読出した暗証と、供給される暗証と
の一致チェック等を行い、このチェック結果に対応する
認証結果を問合わせのあった定期券発行機Dの通信制御
部99に通信回線を介して送信する。
【0084】この通信制御部99で受信した認証結果
は、制御部91に供給される(ST85)。制御部91
は、認証された場合(ST86)、定期券の発行の指示
と購入情報を定期券発行部93に出力する。これによ
り、定期券発行部93は購入情報に対応した定期券とレ
シートを発行し、クレジットカードを返却する(ST8
7)。また、制御部91は、認証されなかった場合(S
T86)、液晶表示入力部95でその案内を行い、クレ
ジットカードを返却する(ST88)。
【0085】上記定期券を発行処理後、制御部91は、
そのクレジットカードを用いた定期券の発行内容を通信
制御部99により通信回線を介してホストコンピュータ
Eへ送信する(ST89)。これにより、ホストコンピ
ュータEはそのクレジットカードを用いた定期券の発行
内容を磁気ディスクに記憶する。
【0086】また、上記ステップ78あるいはステップ
79の案内に応じて、紙幣、硬貨が挿入された場合(S
T80)、制御部91は、紙幣硬貨処理部98で受入れ
た金額と購入金額との比較を行い、購入金額と同じかあ
るいは多い金額を受入れた際(ST90)、定期券の発
行の指示と購入情報を定期券発行部93に出力する。こ
れにより、定期券発行部93は購入情報に対応した定期
券を発行する(ST91)。
【0087】この定期券を発行処理後、制御部91は、
その定期券の発行内容を通信制御部99により通信回線
2を介してホストコンピュータEへ送信する(ST9
2)。これにより、ホストコンピュータEはその定期券
の発行内容を磁気ディスクに記憶する。
【0088】上記したように、期限切れの定期券に、継
続使用した分の金額情報をホストコンピュータへ送信
し、磁気情報に記録又は券面に表示することによって、
降車時や継続定期券購入時やクレジットカードによって
精算可能にできる。
【0089】すなわち、期限切れ定期券の所有者が次回
の購入手続きに行くまでの暫定的な期間、期限切れ定期
券を乗車時のみ有効とし、降車時に精算機等を利用し
て、期限切れの定期券に記録された金額を精算可能にで
きる。
【0090】また、期限切れ定期券と自動精算機とのコ
ンビネーションにより、自動改札機を通過できる。ま
た、定期券における、有効区間の乗り越し運賃ならぬ、
有効期限の乗り越し運賃を、自動精算機により、複数の
精算モードを選択することが可能となる。
【0091】また、期限切れ定期券であっても、乗車口
を通過することができ、目的地までの運賃は、自動精算
機を通して、精算券による精算処理・次回購入時まで持
ち越しによる精算処理・クレジットカードによる精算処
理の3モードにより、自動改札機を降車することができ
る。
【0092】したがって、定期券を更新(継続定期券の
購入)する時間が無かったり、更新し忘れた人に、暫定
的に定期券が使用できる。なお、入場時の自動改札機A
で、定期券Tの裏面の磁気記録部に入場駅コード等を記
録するだけで、有効期間が切れた旨を示すデータや、定
期券Tの表面への有効期間が切れた旨を示すマークある
いは文字の印刷を行わないようにしても良い。ただし、
この場合、利用者が期限切れに気がつかず、一旦、出場
時の自動改札機Bで、期限切れによる通行不可(エラー
処理)により、自動精算機Cに上記定期券が挿入された
場合、自動精算機Cで期限切れか否かの判定を行い、こ
の判定により期限切れが判定された際に、上記支払い方
法の選択処理に進むようにする。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、有効区間と有効期
間とを有する乗車券に継続する継続乗車券を購入する時
間が無かったり、購入し忘れた利用者に対して、暫定的
に期間が切れた乗車券が使用できる自動精算機、定期乗
車券発行機および定期乗車券取扱システムを提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を説明するための定期券処
理システムの概略構成を示す図。
【図2】自動改札機の概略構成を示す外観図。
【図3】自動改札機の内部機構の概略構成を示す側面
図。
【図4】自動改札機の制御系統を概略的に示すブロック
図。
【図5】自動精算機の接客面を示す平面図。
【図6】自動精算機の制御系統を概略的に示すブロック
図。
【図7】定期券発行機の概略構成を示すブロック図。
【図8】自動改札機における定期券による乗車処理を説
明するためのフローチャート。
【図9】自動精算機における定期券による精算処理を説
明するためのフローチャート。
【図10】自動精算機における定期券による精算処理を
説明するためのフローチャート。
【図11】自動改札機における定期券による降車処理を
説明するためのフローチャート。
【図12】定期券発行機における継続定期券の発行処理
を説明するためのフローチャート。
【図13】定期券発行機における継続定期券の発行処理
を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
A、B…自動改札機 C…自動精算機 D…定期券発行機 E…ホストコンピュータ T…定期券

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駅構内に設けられ所定の利用区間情報と
    有効期間情報が記録されている乗車券から上記利用区間
    情報と有効期間情報とを読取る読取手段と、 この読取手段により読取られた有効期間情報と現在の日
    付とを比較することにより、現在の日付が有効期間を過
    ぎているかを判定する期間判定手段と、 上記読取手段により読取られた上記利用区間情報に基づ
    き未払いの乗車金額である精算金額を算出する算出手段
    と、 上記期間判定手段により、現在の日付が有効期間を過ぎ
    ていると判定されると、上記算出手段により算出された
    精算金額を上記乗車券に記録することにより駅構内から
    の出場を可能とする精算処理を行う処理手段と、 を具備したことを特徴とする自動精算機。
  2. 【請求項2】 所定の利用区間情報と有効期間情報およ
    び利用者により未払いの乗車金額である金額情報が記録
    されている定期乗車券を受入れる受入手段と、 この受入手段で受入れた定期乗車券の有効区間等の購入
    情報と金額情報を読取る読取手段と、 この読取手段によって読取った購入情報に応じた購入金
    額を算出し上記読取り手段により読取った金額情報との
    合計金額を算出する算出手段と、 この算出手段により算出された合計金額の支払いによ
    り、上記購入情報に応じた情報が記録された継続定期乗
    車券を発行する発行手段と、 を具備したことを特徴とする定期乗車券発行機。
  3. 【請求項3】 駅構内に設けられ所定の利用区間情報と
    有効期間情報が記録されている乗車券から上記利用区間
    情報と有効期間情報とを読取る読取手段と、 この読取手段により読取られた有効期間情報と現在の日
    付とを比較することにより、現在の日付が有効期間から
    あらかじめ設けられた猶予期間内にあるかを判定する期
    間判定手段と、 上記読取手段により読取られた上記利用区間情報に基づ
    き未払いの乗車金額である精算金額を算出する算出手段
    と、 上記期間判定手段により、有効期間から猶予期間内にあ
    ると判定された場合に、駅構内からの出場を可能とする
    上記算出手段により算出された精算金額に関する精算処
    理を行う処理手段と、 を具備したことを特徴とする自動精算機。
  4. 【請求項4】 駅構内に設けられ所定の利用区間情報と
    有効期間情報が記録されている乗車券から上記利用区間
    情報と有効期間情報とを読取る読取手段と、 この読取手段により読取られた有効期間情報と現在の日
    付とを比較することにより、現在の日付が有効期間を過
    ぎているかを判定する期間判定手段と、 上記読取手段により読取られた上記利用区間情報に基づ
    き未払いの乗車金額である精算金額を算出する算出手段
    と、 上記期間判定手段により、現在の日付が有効期間を過ぎ
    ていると判定されると、上記精算金額の支払い方法とし
    て貨幣、取引媒体による対応する口座、あるいは乗車券
    への記録のいずれかが選択される選択手段と、 上記算出手段により算出された精算金額の支払いを、上
    記選択手段により選択された支払方法で行い駅構内から
    の出場を可能とする精算処理を実行する処理手段と、 を具備したことを特徴とする自動精算機。
  5. 【請求項5】 区間情報と有効期間情報が記録されてい
    る定期乗車券により入場処理を行う入場機と、上記定期
    乗車券により出場処理を行う出場機と、この出場機によ
    り出場する前に上記定期乗車券により精算処理を行う精
    算機と、上記定期乗車券に基づいて継続の定期乗車券を
    発行する定期乗車券発行機からなる定期乗車券取扱シス
    テムにおいて、 駅構内に設けられ所定の利用区間情報と有効期間情報が
    記録されている定期乗車券から上記利用区間情報と有効
    期間情報とを読取る第1の読取手段と、 この第1の読取手段により読取られた上記利用区間内の
    利用である場合に、上記第1の読取手段により読取られ
    た上記有効期間情報と現在の日付とを比較して現在の日
    付が、有効期間を過ぎているかを判定する判定手段と、 この判定手段により現在の日付が有効期間を過ぎている
    と判定された場合に、上記定期乗車券に有効期間情報外
    の乗車を示すデータおよび上記駅構内へ入場したという
    入場情報を記録する第1の記録手段と、 を有する入場機と、 駅構内に設けられ上記利用区間情報と上記有効期間情報
    外の乗車を示すデータおよび入場情報が記録されている
    定期乗車券から上記利用区間情報と上記有効期間情報外
    の乗車を示すデータとを読取る第2の読取手段と、 この第2の読取手段により有効期間外の乗車を示すデー
    タが読取られた際に、上記第2の読取手段により読取ら
    れた上記入場情報に基づいて精算金額を算出する算出手
    段と、 この算出手段により算出された精算金額と精算処理の終
    了を示すデータを上記定期乗車券に記録する第2の記録
    手段と、 を有する精算機と、 上記精算処理の終了を示すデータが記録されている定期
    乗車券から精算処理の終了を示すデータを読取る第3の
    読取手段と、 この第3の読取手段により精算処理の終了を示すデータ
    が読取られた際に、出場処理を実行する処理手段と、 を有する出場機と、 上記精算金額が記録されている定期乗車券から有効区間
    等の購入情報と精算金額を読取る第4の読取手段と、 この第4の読取手段によって読取った購入情報に応じた
    購入金額と精算金額との合計金額の支払いにより、上記
    購入情報に応じた情報が記録された継続定期乗車券を発
    行する発行手段と、 を有する定期乗車券発行機と、 を具備することを特徴とする定期乗車券取扱システム。
JP12133995A 1995-05-19 1995-05-19 自動精算機、定期乗車券発行機および定期乗車券取扱システム Pending JPH08315193A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013099950A1 (ja) * 2011-12-28 2013-07-04 楽天株式会社 電子チケット更新装置、電子チケット更新方法、電子チケット更新プログラム、及びそのプログラムを記憶するコンピュータ読取可能な記録媒体

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