JPH1048750A - フィルム、シート類の展張支持治具 - Google Patents

フィルム、シート類の展張支持治具

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JPH1048750A
JPH1048750A JP8223257A JP22325796A JPH1048750A JP H1048750 A JPH1048750 A JP H1048750A JP 8223257 A JP8223257 A JP 8223257A JP 22325796 A JP22325796 A JP 22325796A JP H1048750 A JPH1048750 A JP H1048750A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的簡単な構造で、フィルム、シート類に
対してシワや弛みを発生させずに、展張支持ができる展
張支持治具を提供する。 【解決手段】 自立性のない合成樹脂製のフィルム、シ
ート類を、フィルム、シート類にシワや弛みが発生しな
いように四角形の枠体に展張支持するための治具であっ
て、フィルム、シート類を、少なくとも対向する2辺に
て固定して、張りながら支持する第一の枠体と、フィル
ム、シート類を介して第一の枠体に被せて固定した第二
の枠体とを備えたもので、第二の枠体は、第一の枠体の
外側の側面を覆う側面部と第一の枠体の前面をフィル
ム、シート類を介して覆う前面部を有し、第一の枠体に
張られたフィルム、シート類を第一の枠体に囲まれた内
側の領域において押しながらフィルム全体を展張する弾
力性を持つ展張部を前面部の内側の面に設けており、且
つ、フィルム、シート類の伸縮に対応して第二の枠体の
4辺が微動して、ほぼ一定の展張力でフィルム、シート
類を展張するように、第二の枠体の四隅の前面部に、枠
の内側から外に向かう切れ込みを設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は,自立性のないフィ
ルム、シート類を自立性のあるレンズシートに沿わせて
枠体に展張支持する治具に関し、特に、テレビジョン等
のプロジェクションスクリーン用のフィルムないしシー
トを展張支持する治具に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン等のプロジェクションスク
リーン用のフレネルレンズにおいては、従来は、同心円
状にレンズを形成したサーキュラーフレネルレンズが主
体で、自立性のある比較的厚いシートを用い、熱プレス
による成形やシート上に紫外線硬化型樹脂を用いてレン
ズ形状を設けることにより生産されていた。近年は、レ
ンズの光学的損失などによる画質の低下を少なくするた
めと生産性向上のための連続生産の要望から、薄いフィ
ルム上にレンズを形成して薄板化したレンズシートが製
作されるようになってきた。例えば、レンズを直線状に
平行に並列して形成したリニアフレネルレンズは、形状
が直線状になっているため、その作製には、グラビア印
刷機を応用した機械により、連続した薄いフィルム上に
紫外線硬化性の樹脂を所定の形状に転写して、紫外線に
より硬化させて、リニアフレネルレンズを形成する紫外
線硬化法等の方法が採られていた。このようにして作製
される薄くて自立性に乏しいフィルムレンズをプロジェ
クションスクリーンとして使用する際の展張支持方法と
しては、剛性のある板、例えばレンチキュラーレンズシ
ートに抱き合わせる第一の方法、フィルム自体を枠体や
キャビネット等の支持物に支持しながら張る第二の方法
が知られているが、シワ、弛みの発生確率を考慮した生
産性の面や一層の薄板化という面からは第二の方法の方
が優れている。しかし、フィルム自体を枠体やキャビネ
ット等の支持物に支持しながら張る第二の方法の場合、
確実な固定は難しく、また、フィルムに対してシワを発
生させずに、テンション(張力)を掛け続けることは難
しく、固定にもかなりコツが必要であった。即ち、この
第二の方法おいては、レンズフィルムに常にテンション
(張力)を掛け続け、且つ、レンズフィルム全体をシワ
や弛みが発生しないように、簡単に保持できるようにす
ることが求められていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、プロジ
ェクションスクリーン用に連続生産される自立性のない
薄いリニアフレネルレンズフィルムに対しては、フィル
ム自体を枠体やキャビネット等の支持体に支持しながら
張る展張の際に、確実な固定ができて、フィルムに対し
てシワや弛みを発生させずに、テンション(張力)をか
け続けることができ、且つ、固定にコツを必要としない
簡単な、展張支持治具が求められていた。本発明は、こ
のような状況のもと、プロジェクションスクリーン用の
フィルム、シート類に対し、比較的簡単な構造で、且
つ、フィルム、シート類に対してシワや弛みを発生させ
ずに、確実な固定ができて、テンション(張力)を掛け
続けることができる展張支持治具を提供しようとするも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のフィルム、シー
ト類の展張支持治具は、自立性のない合成樹脂製のフィ
ルム、シート類を、フィルム、シート類にシワや弛みが
発生しないように四角形の枠体に展張支持するための治
具であって、フィルム、シート類を、少なくとも対向す
る2辺にて固定して、張りながら支持する第一の枠体
と、フィルム、シート類を介して第一の枠体に被せて固
定した第二の枠体とを備えたもので、第二の枠体は、第
一の枠体の外側の側面を覆う側面部と第一の枠体の前面
をフィルム、シート類を介して覆う前面部を有し、第一
の枠体に張られたフィルム、シート類を第一の枠体に囲
まれた内側の領域において押しながらフィルム全体を展
張する弾力性を持つ展張部を前面部の内側の面に設けて
おり、且つ、フィルム、シート類の伸縮に対応して第二
の枠体の4辺が微動して、フィルム、シート類を展張す
る展張力を調節するように、第二の枠体の四隅の前面部
に、枠の内側から外に向かう切れ込みを設けていること
を特徴とするものである。そして、上記において、その
一面の周辺を第二の枠体の前面部の内側の面で固定さ
れ、その側面を展張部で固定された自立性のある板(前
板)を設けており、且つ、展張部の、第一の枠体の前面
に垂直な断面は、1辺を第二の枠体に固定され、他の1
辺を自立性のある板の側面に接する扇状をしており、そ
の円弧の径が自立性のある板の厚さより大きいことを特
徴としたものである。そしてまた、上記における第二の
枠体が外装枠としての外観を持つものであることを特徴
とするものである。また、上記における、第一の枠体へ
のフィルム、シート類の支持は、ヒートシール法ないし
超音波融着法により固定したものであることを特徴とす
るものである。そして、上記のフィルム、シート類がプ
ロジェクションスクリーン用のフィルムないしシートで
あることを特徴とするものである。尚、ここでは、プロ
ジェクションスクリーン用のフィルムないしシートと
は、その面にレンズを形成してあるものと、していない
ものの両方を含む。
【0005】
【作用】本発明のフィルム、シート類の展張支持治具
は、上記のように構成することにより、フィルム、シー
ト類に対し、比較的簡単な構造で、且つ、フィルム、シ
ート類に対してシワや弛みを発生させずに、確実な固定
ができて、テンション(張力)を掛け続けることができ
る展張部材の提供を可能にしている。詳しくは、フィル
ム、シート類を、少なくとも対向する2辺にて固定し
て、張りながら支持する第一の枠体と、フィルム、シー
ト類を介して第一の枠体に被せて固定した第二の枠体と
を備えたもので、第二の枠体は、第一の枠体の外側の側
面を覆う側面部と第一の枠体の前面をフィルム、シート
類を介して覆う前面部を有し、第一の枠体に張られたフ
ィルム、シート類を第一の枠体に囲まれた内側の領域に
おいて押しながらフィルム全体を展張する弾力性を持つ
展張部を前面部の内側の面に設けており、且つ、フィル
ム、シート類の伸縮に対応して第二の枠体の4辺が微動
して、フィルム、シート類を展張する展張力を調節する
ように、第二の枠体の四隅の前面部に、枠の内側から外
に向かう切れ込みを設けていることによりこれを達成し
ている。即ち、第二の枠体を第一の枠体に被せる際、第
一の枠体に張られたフィルム、シートに対し、展張部を
押しつけることにより、フィルム、シート全体が展張さ
れ、第二の枠体の四隅の前面部に、枠の内側から外に向
かう切れ込みを設け、フィルム、シートの展張力の変化
に対応して、枠の4辺が微動できるようにしていること
により、湿度変化等によるフィルム、シート類の伸縮に
対応し、ほぼ一定力(展張力)で展張できるものとして
いる。尚、フィルム、シート類が展張部に押されながら
すべり、フィルム、シート類のほぼ全領域がこれにより
展張されることが好ましく、展張部の展張方向の断面形
状については、フィルム、シート類と接する、側が円弧
状であることが好ましい。そしてまた、第一の枠体への
フィルム、シート類の支持は、ヒートシール法ないし超
音波融着法により固定したものであることにより、フィ
ルム、シート類の枠体への貼り付けを簡単なものとして
いる。この他に固定方法として、構造用両面テープを用
いることもあり、固定方法としてはこれに限定されるこ
とはない。特に、フィルム、シート類がプロジェクショ
ンスクリーン用のフィルムないしシートである場合、有
効である。尚、外枠に外装枠の機能を兼ね備えて持たす
ことにより、全体を簡単な構造とできる。更に、枠体を
四角形とし、1組みの対向する2辺の側のみで、フィル
ム、シート類を展張支持することににより、全体を簡単
な構造とできる。
【0006】
【実施例】本発明のフィルム、シート類の展張支持治具
の実施例を図にもとづいて説明する。先ず、本発明のフ
ィルム、シート類の展張支持治具の実施例1を挙げる。
図1(a)は本実施例のフィルム、シート類の展張支持
治具を用いて展張支持を完了した後の状態を示した平面
図であり、図1(b)は正面図であり、図1(c)は、
図1(a)のA1−A2における断面図である。また、
図2(a)、図2(b)は、それぞれ、フィルム110
を展張支持する前の、即ち第二の枠体130を第一の枠
体120に被せ固定する前の、第二の枠体130、およ
び第一の枠体120とフィルム110を示した図であ
る。図2(a)、図2(b)(ロ)は、図1(a)のA
1−A2に相当する位置での断面図であり、図2(b)
(イ)は、図2(b)(ロ)のB1−B2における断面
を示した図である。図1、図2中、100は展張支持治
具、110はフィルム、120は第一の枠体、130は
第二の枠体、131は側面部、132は前面部、137
は切り欠き部、140は展張部、145はR状部(曲面
部)、160はヒートシール部である。
【0007】本実施例のフィルムの展張支持治具100
は、自立性のない合成樹脂製のフィルム(フィルムレン
ズ)110をシワや弛みが発生しないように展張支持す
る、プロジェクションスクリーン用の展張支持治具であ
り、図1に示すように、フィルム110を介して第一の
枠体120に第二の枠体130を被せた状態で展張支持
されている。第一の枠体120は図2(b)に示すよう
に、四角形の枠体でフィルム110を張る側の面(前
面)は一つの平坦面を形成しており、第二の枠体130
は、第一の枠体120の外側の側面を覆う側面部131
と第一の枠体120の前面をフィルム、シート類を介し
て覆う前面部132を有し、第一の枠体120に張られ
たフィルム110を第一の枠体の内側の領域において押
しながらフィルム110全体を展張する弾力性を持つ展
張部140を設けている。そして、図1(b)に示すよ
うに、フィルム110の展張する方向の対向する両端を
第一の枠体120の対向する2辺にヒートシールにて貼
り付けて張った状態で、第二の枠体130を第一の枠体
120に次第に近づけ、展張部140のR状部(曲面
部)145にてフィルム110を押しつけながらフィル
ム110全体を展張して、第二の枠体130を第一の枠
体120に固定する。また、第二の枠体130の四隅の
前面部132には、枠体の内側から外に向かうように切
り欠き部137を設けており、これにより、第二の枠体
130の四辺は微動できるようになっており、図1に示
すように、フィルム110が展張支持された状態で、温
度等の変化によりフィルム110が伸縮しても、ほぼ一
定の展張力によりフィルム110を展張できるものとし
ている。
【0008】第二の枠体130の材質としては、一般の
アルリルを用いた。材質としては、特にこれに限定はさ
れないが、切り欠き部137を枠の四隅に設けた際に、
枠体の四辺がフィルム110の展張力に対応して微動で
きる材質であることが必要である。他には硬質ポリ塩化
ビニル等が挙られる。第一の枠体120の材質として
は、鉄を用いたが、特にこれに限定はされず、他にはア
ルミなどの金属類や補強の入った樹脂等が挙げられる。
第二の枠体130に固定された展張部140の材質とし
ては硬質ゴムを用いたが、弾力性があり、R状部(曲面
部)145にてフィルム110がすべることが必要であ
る。フィルム110はその一面にフレネルレンズを設け
たものである。
【0009】本実施例の展張支持治具100の、フィル
ムを展張および支持する動作について、図3を用いて、
以下簡単に説明しておく。尚、説明を分かりや易くする
ため、図3は図1(a)に示すA1−A2に相当する位
置おける断面を簡略して示した断面図である。先ず、第
一の枠体120の前面の四辺にフィルム110の端をヒ
ートシールにて固定して張った後、フィルム110を張
った第一の枠体120と、第二の枠体130とを用意
し、フィルム110を間に介して両枠体を位置に合わせ
して次第に近づける。(図3(a)) 両枠体を近づけると、まず展張部140のR状部(曲面
部)145がフィルム110を押すようになり、フィル
ム110を延ばすが、フィルム110はR状部(曲面
部)145をすべるためフィルム110全体をほぼ均等
に延ばす。(図3(b)) このようにして、フィルム110全体の展張が行われ
る。更に両枠体を接近させ、第二の枠体130の前面部
が、フィルム110を介して第一の枠体120と密着す
るようになった時点で、両枠体を固定する。(図3
(c)) 尚この、固定は、接着剤を第二の枠体130の側面部と
第一の枠体120側の側面部との間に設けて行った。
【0010】次に、本発明のフィルム、シート類の展張
支持治具の実施例2を挙げる。図4(a)は本実施例の
フィルム、シート類の展張支持治具を用いて展張支持を
完了した後の状態を示した平面図であり、図4(b)は
正面図で、図4(c)は図4(a)のC1−C2におけ
るの断面図である。また、図5(a)、図5(b)は、
それぞれ、フィルム210を展張支持する前の、即ち第
二の枠体230を第一の枠体220に被せる前の、第二
の枠体230と自立性のある板(前板)250、および
第一の枠体220とフィルム210の組みを示した図
である。尚、図5(a)、図5(b)(ロ)は、図4
(a)のC1−C2に相当する位置での断面図であり、
図5(b)(イ)は、図5(b)(ロ)のD1−D2に
おける断面を示した図である。図4、図5中、200は
展張支持治具、210はフィルム、220は第一の枠
体、230は第二の枠体、231は側面部、232は前
面部、235は接着部、237は切り欠き部、240は
展張部、250は自立性のある板、260はヒートシー
ル部である。
【0011】本実施例のフィルムの展張支持治具200
は、実施例1と同様、自立性のない合成樹脂製のフィル
ム(フィルムレンズ)210をシワや弛みが発生しない
ように展張支持する、プロジェクションスクリーン用の
展張支持治具であり、図4に示すように、フィルム21
0を介して第一の枠体220に第二の枠体230を被せ
た状態で展張支持されている。図5(b)(ロ)に示す
ように、フィルム210の展張する方向の対向する両端
を第一の枠体220の対向する2辺にヒートシールにて
貼り付けて張った状態で、図5(a)に示す自立性のあ
る板(前板)250を接着部235および展張部240
にて固定した第二の枠体230を第一の枠体220に次
第に近づけ、展張部240のR状部(曲面部)245に
てフィルム210を押しつけながらフィル210全体を
展張して、第二の枠体230を第一の枠体220に固定
するものである。基本的な展張支持は実施例1の場合と
同じである。
【0012】自立性のある板(前板)250は、その一
面の周辺を第二の枠体の前面部の内側の面で固定され、
その側面を展張部240で固定されており、展張部24
0の、第一の枠体220の前面に垂直な断面は、1辺を
第二の枠体230に固定され、他の1辺を自立性のある
板(前板)250の側面に接する扇状をしており、その
円弧の径は自立性のある板の厚さより大きい。そして、
実施例1と同様に、第二の枠体230の四隅には、枠体
の内側から外に向かうように切り欠き部237を設けて
おり、これにより、第二の枠体230の四辺は微動でき
るようになっており、図4に示すように、フィルム21
0が展張支持された状態で、温度等の変化によりフィル
ム210が伸縮しても、ほぼ一定の展張力によりフィル
ム210を展張できるものとしている。また、実施例1
と同様、第二の枠体230の第一の枠体220への固定
は、互いに接する側面部を接着剤で固定する方法で行っ
たが、特にこれに限定はされない。
【0013】第一の枠体220、第二の枠体230、展
張部240の材質としては、実施例1と同様のものを用
いた。自立性の板は、図4に示すように外部(前面)に
露出するもので、アクリルやMMA性で表面に帯電防止
処理や低反射などの各処理が施されている自立性のある
物である。フィルム110はその一面にフレネルレンズ
を設けたものである。
【0014】本実施例における、自立性のある板(前
板)250の、第二の枠体230への固定を図6にもと
づいて簡単に説明しておく。図6は、図4のC1−C2
に対応する位置における状態を示したものである。図6
(a)は自立性のある板(前板)250を固定する前の
状態を表したもので、図6(c)は固定後の状態を表し
た図で、図6(b)は図6(a)と図6(c)の間の状
態を示した図である。自立性のある板(前板)250の
側面251を固定するとともに、第二の枠体230を第
一の枠体220に被せて展張する際に展張を行う展張部
240は、自立性のある板(前板)250の固定前に
は、図6(a)に示すようにその扇状の断面の辺24
1、辺242間の角度は90°より大きい。図6(a)
の状態で、自立性のある板(前板)250の固定は、枠
体の対向する2辺にそれぞれ設けられた展張部240間
に嵌め込むことにより、次第に展張部240の断面形状
が変化し、図6(b)に示すように、扇状の断面辺24
1、辺242間の角度はほぼ90°となる。そして、接
着部235へ、その一面を貼付けることにより、2立性
のある板(前板)250の固定はより行われる。
【0015】
【効果】本発明は、上記のように、簡単な構造で確実に
フィルム、シート類の展張支持ができる、フィルム、シ
ート類の展張支持治具の提供を可能とするものである。
特に、テレビ用プロジェクションスクリーンに使用され
る、自立性のない薄いフィルムないしシートを展張する
際に、展張支持を確実にできる簡単な治具の提供を可能
にした。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のフィルム、シート類の展張治具の図
【図2】実施例1のフィルム、シート類の展張治具の展
張前後の状態を説明するための断面図
【図3】フィルム、シート類を展張支持する動作を説明
するための図
【図4】実施例2のフィルム、シート類の展張治具の図
【図5】実施例2のフィルム、シート類の展張治具の展
張前後の状態を説明するための断面図
【図6】第二の枠体へ、自立性のある板(前板)を取り
つける方法を説明するための図
【符号の説明】
100、200 展張支持治具 110、210 フィルム 120、220 第一の枠体 130、230 第二の枠体 131、231 側面部 132、232 前面部 137、237 切り欠き部 140、240 展張部 145、245 R状部(曲面部) 160、260 ヒートシール部 235 接着部 241、242 辺部 245 R状部(曲面部) 250 自立性のある板(前
板)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自立性のない合成樹脂製のフィルム、シ
    ート類を、フィルム、シート類にシワや弛みが発生しな
    いように四角形の枠体に展張支持するための治具であっ
    て、フィルム、シート類を、少なくとも対向する2辺に
    て固定して、張りながら支持する第一の枠体と、フィル
    ム、シート類を介して第一の枠体に被せて固定した第二
    の枠体とを備えたもので、第二の枠体は、第一の枠体の
    外側の側面を覆う側面部と第一の枠体の前面をフィル
    ム、シート類を介して覆う前面部を有し、第一の枠体に
    張られたフィルム、シート類を第一の枠体に囲まれた内
    側の領域において押しながらフィルム全体を展張する弾
    力性を持つ展張部を前面部の内側の面に固定して設けて
    おり、且つ、フィルム、シート類の伸縮に対応して第二
    の枠体の4辺が微動して、フィルム、シート類を展張す
    る展張力を調節するように、第二の枠体の四隅の前面部
    に、枠の内側から外に向かう切れ込みを設けていること
    を特徴とするフィルム、シート類の展張支持治具。
  2. 【請求項2】 請求項1において、その一面の周辺を第
    二の枠体の前面部の内側の面で固定され、その側面を展
    張部で固定された自立性のある板(前板)を設けてお
    り、且つ、展張部の、第一の枠体の前面に垂直な断面
    は、1辺を第二の枠体に固定され、他の1辺を自立性の
    ある板の側面に接する扇状をしており、その円弧の径が
    自立性のある板の厚さより大きいことを特徴としたフィ
    ルム、シート類の展張支持治具。
  3. 【請求項3】 請求項1ないし2における第二の枠体が
    外装枠としての外観を持つものであることを特徴とする
    フィルム、シート類の展張支持治具。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3において、第一の枠体
    の1組みの対向する2辺にてフィルム、シート類を展張
    支持していることを特徴とするフィルム、シート類の展
    張支持治具。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4における、第一の枠体
    へのフィルム、シート類の支持は、ヒートシール法ない
    し超音波融着法により固定したものであることを特徴と
    するフィルム、シート類の展張支持治具。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5記載のフィルム、シー
    ト類がプロジェクションスクリーン用のフィルムないし
    シートであることを特徴とするフィルム、シート類の展
    張支持治具。
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EP1832922A1 (en) * 2006-03-09 2007-09-12 Sony Corporation Rear projection display apparatus and transmission type screen

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