JP3341229B2 - フィルム、シート類の展張支持治具 - Google Patents

フィルム、シート類の展張支持治具

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JP3341229B2 JP16784395A JP16784395A JP3341229B2 JP 3341229 B2 JP3341229 B2 JP 3341229B2 JP 16784395 A JP16784395 A JP 16784395A JP 16784395 A JP16784395 A JP 16784395A JP 3341229 B2 JP3341229 B2 JP 3341229B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,自立性のないフィル
ム、シート類を枠体に支持する治具に関し、特に、テレ
ビジョン等のプロジェクションスクリーン用のレンズフ
ィルムを展張支持する治具に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン等のプロジェクションスク
リーン用のフレネルレンズにおいては、従来は、自立性
のある比較的厚いシートを用い、同心円状にレンズを形
成したサーキュラーフレネルレンズが主体で、熱プレス
による成形や紫外線硬化型樹脂を用いた金型による成形
がなされていた。近年は、レンズの光学的損失などによ
る画質の低下を少なくためのレンズシートの薄板化と、
生産性向上のための連続生産の要望から、レンズを直線
状に平行に並列して形成したリニアフレネルレンズを、
薄いフィルム上に形成したものが作製されるようになっ
てきた。そして、その作製には、グラビア印刷機を応用
した機械により、連続した薄いフィルム上に紫外線硬化
性の樹脂を所定の形状に転写して、紫外線により硬化さ
せて、リニアフレネルレンズを形成する紫外線硬化法等
の方法が採られていた。このようにして作製されるリニ
アフレネルレンズフィルムがプロジェクションスクリー
ンに用いられる場合の展張支持方法としては、剛性のあ
る板、例えばレンチキュラーレンズシートに抱き合わせ
る第一の方法、フィルム自体を枠体やキャビネット等の
支持物に支持しながら張る第二の方法が知られている
が、レンズシートの薄板化対応とシワ、弛みの発生度合
いの面からは第二の方法の方が優れている。しかし、フ
ィルム自体を枠体に支持しながら張る方法の場合、確実
な固定は難しく、また、フィルムに対してシワや弛みを
発生させずに、テンション(張力)を掛け続けることは
難しく、固定にもかなりコツが必要であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、プロジ
ェクションスクリーン用に連続生産される自立性のない
薄いリニアフレネルレンズフィルムに対しては、フィル
ム自体を枠体に支持しながら張る展張の際に、確実な固
定ができて、フィルムに対してシワや弛みを発生させず
に、テンション(張力)をかけ続けることができ、且
つ、固定にはコツを必要としない簡単な、展張支持治具
が求められていた。本発明は、このような状況のもと、
プロジェクションスクリーン用に連続生産されるリニア
フレネルレンズフィルム等のフィルム、シート類に対
し、比較的簡単な構造で、且つ、フィルム、シート類に
対してシワや弛みを発生させずに、確実な固定ができ
て、テンション(張力)を掛け続けることができる展張
支持治具を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のフィルム、シー
ト類の展張支持治具は、四角形状の内枠と外枠とからな
る枠体であり、内枠の前面に、フィルム、シート類を介
して、外枠をかぶせ、内枠と外枠とで該フィルム、シー
ト類を挾みながら、少なくとも枠体の対向する2辺にお
いてフィルム、シート類をシワや弛みが発生しないよう
に展張支持する治具であって、該フィルム、シート類を
展張支持する枠体の対向する2辺のうちの少なくとも一
方の辺において、内枠の前面には、第一の凹部と第二の
凹部とを枠体の外側に向って順に設け、外枠の内枠の前
面と接する側には、外枠を内枠へかぶせた際の第一の凹
部に対応する位置に、該第一の凹部の幅より小さく、凹
部側に突出した第一の突起部を設け、外枠を内枠へかぶ
せた際の第二の凹部に対応する位置に、該第二の凹部の
枠体の中心側の面と、フィルム、シート類を挟み嵌合す
る第二の突起部を設けており、該フィルム、シート類を
展張支持する枠体の対向する2辺のうちの他方の辺にお
いては、少なくともフィルム、シート類を支持する手段
を設けており、該フィルム、シート類を展張支持する際
には、第二の凹部にフィルム、シート類の端部に繋いだ
保持具を挿入した状態で、内枠の前面に、フィルム、シ
ート類を介して、外枠をかぶせ、フィルム、シート類を
第二の突起部と第二の凹部の枠体の中心側の面とで挾み
支持し、第一の突起部により展張するものであり、且
つ、該フィルム、シート類を展張支持する枠体の対向す
る2辺において、内枠の枠体の外側面と、外枠の該内枠
の外側面に対応する面とに、互いに嵌合する嵌合部を設
けていることを特徴とするものである。そして、上記の
フィルム、シート類を展張支持する枠体の対向する2辺
のうちの他方の辺に設けられたフィルム、シート類を支
持する手段は、少なくとも、前記一方の辺に設けられた
第二の突起部と第二の凹部に相当する、第三の突起部と
第三の凹部をそれぞれ外枠、内枠に設けたもので、フィ
ルム、シート類を展張支持する際には、第三の凹部にフ
ィルム、シート類の端部に繋いだ保持具を挿入した状態
で、内枠の前面に、フィルム、シート類を介して、外枠
をかぶせ、フィルム、シート類を第三の突起部と第三の
凹部の枠体の中心側の面とで挾み支持するものであるこ
とを特徴とするものである。そして、上記外枠の第一の
突起部は、対向する枠に向かって出っ張ったR形状を設
けていることを特徴とするものである。そして、上記の
第一の突起部が、弾力性を持つゴム等の物質からなるこ
とを特徴とするものであり、該第一の突起部は、第一の
凹部側に突出する量が調整できる可動型の突起部である
ことを特徴とするものである。そしてまた、上記第一の
突起部が、バネにより支持され所定の弾力性を持たされ
ていることを特徴とするものである。また、上記第二の
突起部は、(外枠を内枠へかぶせ)第二の凹部に第二の
突起部を嵌合させた際に、第二の凹部側へ入り込む量を
調整できる可動型の突起部であることを特徴とするもの
であり、上記第三の突起部は、(外枠を内枠へかぶせ)
第三の凹部に第三の突起部を嵌合させた際に、第三の凹
部側へ入り込む量を調整できる可動型の突起部であるこ
とを特徴とするものである。また、上記フィルム、シー
ト類がプロジェクションスクリーン用のレンズシートで
あることを特徴とするものである。尚、上記において、
内枠の前面とは、外枠とフィルム、シート類を挟む、フ
ィルム、シート類に接する側の面を言っている。
【0005】
【作用】本発明のフィルム、シート類の展張支持治具
は、上記のように、構成することにより、フィルム、シ
ート類に対し、比較的簡単な構造で、且つ、フィルム、
シート類に対してシワや弛みを発生させずに、確実な固
定ができて、テンション(張力)を掛け続けることがで
きる展張部材の提供を可能にしている。詳しくは、本発
明のフィルム、シート類の展張支持治具は、該フィル
ム、シート類を展張支持する枠体の対向する2辺のうち
の一方の辺において、内枠の前面には、第一の凹部と第
二の凹部とを枠体の外側に向って順に設け、外枠の内枠
の前面と接する側には、外枠を内枠へかぶせた際の第一
の凹部に対応する位置に、該第一の凹部の幅より小さ
く、凹部側に突出した第一の突起部を設け、外枠を内枠
へかぶせた際の第二の凹部に対応する位置に、該第二の
凹部の枠体の中心側の面と、フィルム、シート類を挟み
嵌合する第二の突起部を設けており、且つ、該フィル
ム、シート類を展張支持する枠体の対向する2辺のうち
の他方の辺においては、少なくともフィルム、シート類
を支持する手段を設けていることにより、該フィルム、
シート類を展張支持する際には、第二の凹部にフィル
ム、シート類の端部に繋いだ保持具を挿入した状態で、
内枠の前面に、フィルム、シート類を介して、外枠をか
ぶせることにより、フィルム、シート類を第二の突起部
と第二の凹部の枠体の中心側の面とで挾み支持でき、第
一の突起部により展張できるものとしている。そして、
フィルム、シート類を展張支持する枠体の対向する2辺
のうちの他方の辺に設けられたフィルム、シート類を支
持する手段は、少なくとも、前記一方の辺に設けられた
第二の突起部と第二の凹部に相当する、第三の突起部と
第三の凹部をそれぞれ外枠、内枠に設けたものとするこ
とにより、フィルム、シート類を展張支持ないし支持す
る枠体の対向する2辺をほぼ同じもので製造することが
でき、更には全く同じ構造としても良く、枠体の製造の
面で効率的である。そして、外枠の第一の突起部は、対
向する枠に向かって出っ張ったR形状を設けていること
により、展張する動作をスムーズに行えるようにしてい
る。そして、第一の突起部が、弾力性を持つゴム等の物
質からなることにより、内枠に外枠をかぶせる際に展張
りをするとともに、内枠に外枠をかぶせ終わった後にお
いても、温湿度の変化により、フィルム、シート類が伸
縮し、張力が変化する場合があるが、この変化に対して
もフィルム、シート類にシワや弛みが生じないようにし
ている。そしてまた、第一の突起部は、ネジ(ボルト)
等により全体が動き、第一の凹部側に突出する量が調整
できる可動型の突起部であることより、展張を確実にで
きるものとしている。また、弾力性をもつ第一の突起部
は、バネにより支持され所定の弾力性を持たされている
ことにより、展張を確実にでき、温湿度の変化への対応
もし易くしている。更に、第二の突起部は、(外枠を内
枠へかぶせ)第二の凹部に第二の突起部を嵌合させた際
に、第二の凹部側へ入り込む量を調整できる可動型の突
起部であることにより、必要に応じその量を変えて、フ
ィルム、シート類の支持を確実なものとしている。この
点は、第三の突起部、第三の凹部についても同様であ
る。特に、フィルム、シート類がプロジェクションスク
リーン用のレンズシートの展張支持には、有効である。
【0006】
【実施例】本発明のフィルム、シート類の展張支持治具
の実施例を挙げ、図にもとづいて説明する。先ず、実施
例1を図1、図2を用いて説明する。図1は、本実施例
の枠体からなるフィルム、シート類の展張支持治具を用
いて展張支持を完了した後の状態を示したものであり、
図1(a)は、フィルム、シート類の展張支持治具の全
体を示す平面図で、図1(b)は、図1(a)のA1−
A2における断面図であり、図1(c)はB1−B2に
おける断面図である。尚、図1(b)、図1(c)には
内枠を固定するキャビネットを追加して示してある。図
2は展張支持を行う際の初期の状態を示したもので、図
1(b)、図1(c)に対応する部分についての図であ
る。図1、図2中、100は枠体、110は内枠、11
1は第一の凹部、112は第二の凹部、112Aは第三
の凹部、113は第二凹部における枠体の中心側の側
面、113Aは第三凹部における枠体の中心側の側面、
114、114Aは嵌合凹部、115は前面部、11
6、116Aは側面部、120は外枠、121は第一の
突起部、122第二の突起部、122Aは第三の突起
部、123、123Aは側面部、124、124Aは嵌
合凸部、130、130Aは嵌合部、140はリニアフ
レネルレンズシート、150、150Aは保持具、16
0はキヤビネットである。本実施例のフィルム、シート
類の展張支持治具は、図1に示すように、内枠110と
外枠120とからなるもので、内枠110の前面部11
5と側面部116に、リニアフレネルレンズシート14
0を介して、外枠120をかぶせることにより、リニア
フレネルレンズシート140を展張支持するものであ
り、図1(a)のA1−A2断面を通過する辺に展張支
持機構を、B1−B2断面を通過するつ辺に支持機構を
設けたものである。図1(c)に示すB1−B2断面
は、図1(b)に示すA1−A2断面の、第一突起部1
21と第一凹部111に相当する部分が無い、支持機構
のみの構造で、他はA1−A2断面と同じである。本実
施例においては、第一の突起部121には硬質ゴムを用
いたが、これには限定されない。第一の突起部121と
しては弾性があり、ある一定以上の力が加わることで変
形するような物が好ましく、他にシリコンゴム等が挙げ
られる。外枠120はポリプロピレン、ポリ塩化ビニル
等の比較的固い材質が好ましい。また、内枠としては、
ポリ塩化ビニルを用いたが、これには限定されないが、
ABS樹脂、フェノール系樹脂等大きな力が掛かっても
変形しにくい材料が好ましい。第一の突起部121は、
第二突起部122に比べ少なく内枠110側に突出して
いる方が良い。
【0007】次に、本実施例フィルム、シート類の展張
支持治具100を用いて、内枠110の前面部115と
側面部116、116Aに、リニアフレネルレンズシー
ト140を介して、外枠120をかぶせ、展張支持を行
う際の動作について、図2をもとに説明する。図2
(a)の(イ)、図2(b)の(イ)は図1(a)のA
1−A2部における状態を示したもので、図2(a)の
(ロ)、図2(b)の(ロ)は図1(a)のB1−B2
部における状態を示したものであり、図2(a)の
(イ)と図2(a)の(ロ)、図2(b)の(イ)と図
2(b)の(ロ)とは同じ時期のそれぞれの位置での状
態を示したものである。図2(a)の(イ)、図2
(a)の(ロ)に示すように、先ず、展張支持を行う際
の動作の初期の段階では、外枠120の第一の突起部1
21と第二の突起部122、第三の突起122Aとは、
共にリニアフレネルレンズシート140にまだ接してい
ない状態で、外枠120の側面部123と内枠110の
側面部116および側面部123Aと側面部116Aに
沿い、外枠120の嵌合凸部124、124Aは、それ
ぞれ、内枠110の嵌合凹部114側、114Aへ進ん
でいく。外枠120の第一の突起部121と第二の突起
部122及び第三の突起部122Aとが共にリニアフレ
ネルレンズシート140にまだ接していない状態では、
リニアフレネルレンズシート140は保持具150、1
50Aにより、両端を軽く引っ張られた状態でほぼ平ら
に張られているが、この状態ではリニアフレネルレンズ
シート140にはシワや弛みがある。この後、先ず第二
の突起部122及び第三の突起122Aがリニアフレネ
ルレンズシート140の先端部に接し、それぞれ、リニ
アフレネルレンズシート140を第二の凹部112の枠
体の中心側の側面113側との間に、ないし第三の凹部
112Aの枠体の中心側の側面113A側との間に挾み
ながら、リニアフレネルレンズシート140の端部に
て、リニアフレネルレンズシート140を支持する。次
いで、第一の突起部121が第一の凹部111におい
て、リニアフレネルレンズシート140に接し、内枠側
に更に押し、リニアフレネルレンズシート140を展張
しはじめる。更に、外枠120が内枠110側に進むこ
とにより、外枠120の嵌合凸部124及び124A
は、それぞれ、内枠110の嵌合凹部114、または嵌
合凹部114Aと嵌合し、図2(b)の(イ)、図2
(b)の(ロ)に示す状態となり、止まる。この状態
で、リニアフレネルレンズシート140は、第二突起部
121と第二凹部の側面113、及び第三突起部121
Aと第二凹部の側面113Aとにより両端を支持され、
第一突起部121により、展張され、シワや弛みの無い
状態となる。
【0008】上記の動作にて、リニアフレネルレンズシ
ート140は展張支持されるため、嵌合凸部124と嵌
合凹部114とからなる嵌合部130、および嵌合凸部
124Aと嵌合凹部114Aとからなる嵌合部130A
により、外枠120が内枠に固定されるとともに、第一
突起部121先端部が内枠110側へ突出する量もこれ
にて決めており、結果、リニアフレネルレンズシートン
ズシシート140に掛かる張力もこれにて決めているこ
ととなる。図2(b)に示すように、第一の突起部12
1は、その弾力により、リニアフレネルレンズシート1
40を枠体100の外側へ向かって引っ張るが、リニア
フレネルレンズシート140からの引張力と釣り合った
状態の位置で止まる。したがって、温湿度により、リニ
アフレネルレンズシート140が伸び縮みを起こした場
合でも、第一の突起部121はリニアフレネルレンズシ
ート140からの引張力を変化に対応しその弾力により
位置を変え、リニアフレネルレンズート140がシワや
弛みの無い状態に保てるようにしている。
【0009】尚、実施例1の変形例としては、枠体の対
向する2辺の断面部をともに、図1(b)に示す断面形
状にし、対向する2辺の両方にて展張支持をともに行う
ものが挙げられる。尚、対向する2辺での展張力を同じ
にしないで、必要に応じて差をつけても良い。
【0010】次に、実施例2のフィルム、シート類の展
張治具を図3に挙げ、説明する。図3(a)は、図1
(b)に示す実施例1の第一の突起部121を、バネ1
71と比較的固い部材であるポリプロピレンからなる部
材172に置き換え、併せて弾力性のある突起部170
を形成しているものである。そして、図1(b)、図1
(c)に示す、保持具150、150Aを保持具17
3、173Aに置き換えたものである。尚、図3(a)
(イ)は図1のA1−A2に相当する位置で、図3
(a)(ロ)は図1のB1−B2に相当する位置での断
面を示している。また、図3(b)は保持具173、1
73Aの斜視図であり、174はネジを示している。突
起部170の基本的な働きは、実施例の場合と同じであ
るが、バネの弾力を変えることにより、種々の弾性力を
持つ突起部170を作ることができる。図1(b)、図
1(c)に示す保持具は四角形状で、リニアフレネルレ
ンズシート140先端部を埋め込んだ形状であるが、図
3に示すように円形状のものにリニアフレネルレンズシ
ート140を溝にて巻付け固定する保持具173、17
3Aのようなものでも良い。
【0011】次に、実施例3のフィルム、シート類の展
張治具を図4に挙げ、説明する。図4は、図1(b)に
示す実施例1の第一の突起部121を、部材181の第
一の凹部側へ突出する位置を、ネジ182を介して外枠
の外側から調整して、リニアフレネルレンズシート14
0の展張を調整する構造としたもので、部材181とし
ては、比較的固い物質の場合、弾力性をもつ物質の場合
いずれも、必要に応じて採用できる。尚、図4(イ)は
図1のA1−A2に相当する位置で、図4(ロ)は図1
のB1−B2に相当する位置での断面を示している。
【0012】次に、実施例4のフィルム、シート類の展
張治具を図5に挙げ、説明する。図5は、図1(b)に
示す実施例1の第二の突起部122を、部材191の第
一の凹部側へ突出する位置を、ネジ192を介して外枠
の外側から調整するものである。これにより、種々の展
張条件に対応できるものとしている。又、第三の突起部
122Aについても同様にこのような構造にしても良
い。尚、図5(イ)は図1のA1−A2に相当する位置
で、図5(ロ)は図1のB1−B2に相当する位置での
断面を示している。
【0013】
【効果】本発明は、上記のように、簡単な構造で、且
つ、確実にフィルム、シート類の展張支持ができる、フ
ィルム、シート類の展張支持治具の提供を可能とするも
のである。特に、プロジェクション用スクリーンに使用
される、自立性のない薄いフィルムから成るリニアフレ
ネルレンズフィルムを展張する際に、展張支持を確実に
できる簡単な治具の提供を可能にした。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のフィルム、シート類の展張治具の図
【図2】実施例1のフィルム、シート類の展張治具の要
部断面における展張動作を説明するための図
【図3】実施例2のフィルム、シート類の展張治具の要
部断面図
【図4】実施例3のフィルム、シート類の展張治具の要
部断面図
【図5】実施例4のフィルム、シート類の展張治具の要
部断面図
【符号の説明】
100 枠体 110 内枠 111 第一の凹部 112 第二の凹部 112A 第三の凹部 113 第二の凹部側面 113A 第三の凹部側面 114、114A 嵌合凹部 115 上面部 116、116A 側面部 120 外枠 121 第一の突起部 122 第二突起部 122A 第三突起部 123、123A 側面部 124、124A 嵌合凸部 130、130A 嵌合部 140 リニアフレネルレン
ズシート 150、150A 保持具 160 キャビネット 170 突起部 171 バネ 172 部材 173、173A 保持具 174 ネジ 181 部材 182 ネジ 191 部材 192 ネジ

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四角形状の内枠と外枠とからなる枠体で
    あり、内枠の前面に、フィルム、シート類を介して、外
    枠をかぶせ、内枠と外枠とで該フィルム、シート類を挾
    みながら、少なくとも枠体の対向する2辺においてフィ
    ルム、シート類をシワや弛みが発生しないように展張支
    持する治具であって、該フィルム、シート類を展張支持
    する枠体の対向する2辺のうちの少なくとも一方の辺に
    おいて、内枠の前面には、第一の凹部と第二の凹部とを
    枠体の外側に向って順に設け、外枠の内枠の前面と接す
    る側には、外枠を内枠へかぶせた際の第一の凹部に対応
    する位置に、該第一の凹部の幅より小さく、凹部側に突
    出した第一の突起部を設け、外枠を内枠へかぶせた際の
    第二の凹部に対応する位置に、該第二の凹部の枠体の中
    心側の面と、フィルム、シート類を挟み嵌合する第二の
    突起部を設けており、該フィルム、シート類を展張支持
    する枠体の対向する2辺のうちの他方の辺においては、
    少なくともフィルム、シート類を支持する手段を設けて
    おり、該フィルム、シート類を展張支持する際には、第
    二の凹部にフィルム、シート類の端部に繋いだ保持具を
    挿入した状態で、内枠の前面に、フィルム、シート類を
    介して、外枠をかぶせ、フィルム、シート類を第二の突
    起部と第二の凹部の枠体の中心側の面とで挾み支持し、
    第一の突起部により展張するものであり、且つ、該フィ
    ルム、シート類を展張支持する枠体の対向する2辺にお
    いて、内枠の枠体の外側面と、外枠の該内枠の外側面に
    対応する面とに、互いに嵌合する嵌合部を設けているこ
    とを特徴とするフィルム、シート類の展張支持治具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフィルム、シート類を展
    張支持する枠体の対向する2辺のうちの他方の辺に設け
    られたフィルム、シート類を支持する手段は、少なくと
    も、前記一方の辺に設けられた第二の突起部と第二の凹
    部に相当する、第三の突起部と第三の凹部をそれぞれ外
    枠、内枠に設けたもので、フィルム、シート類を展張支
    持する際には、第三の凹部にフィルム、シート類の端部
    に繋いだ保持具を挿入した状態で、内枠の前面に、フィ
    ルム、シート類を介して、外枠をかぶせ、フィルム、シ
    ート類を第三の突起部と第三の凹部の枠体の中心側の面
    とで挾み支持するものであることを特徴とするフィル
    ム、シート類の展張支持治具。
  3. 【請求項3】 請求項1ないし2記載の外枠の第一の突
    起部は、対向する枠に向かって出っ張ったR形状を設け
    ていることを特徴とするフィルム、シート類の展張支持
    治具。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3記載の第一の突起部
    が、弾力性を持つゴム等の物質からなることを特徴とす
    るフィルム、シート類の展張支持治具。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4記載の第一の突起部
    は、第一の凹部側に突出する量が調整できる可動型の突
    起部であることを特徴とするフィルム、シート類の展張
    支持治具。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし4記載の第一の突起部
    が、バネにより支持され所定の弾力性を持たされている
    ことを特徴とするフィルム、シート類の展張支持治具。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6記載の第二の突起部
    は、(外枠を内枠へかぶせ)第二の凹部に第二の突起部
    を嵌合させた際に、第二の凹部側へ入り込む量を調整で
    きる可動型の突起部であることを特徴とするフィルム、
    シート類の展張支持治具。
  8. 【請求項8】 請求項2ないし6記載の第三の突起部
    は、(外枠を内枠へかぶせ)第三の凹部に第三の突起部
    を嵌合させた際に、第三の凹部側へ入り込む量を調整で
    きる可動型の突起部であることを特徴とするフィルム、
    シート類の展張支持治具。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし9記載のフィルム、シー
    ト類がプロジェクションスクリーン用のレンズシートで
    あることを特徴とするフィルム、シート類の展張支持治
    具。
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