JP3055611B2 - 背面投写型スクリーン装置 - Google Patents

背面投写型スクリーン装置

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JP3055611B2 JP9235106A JP23510697A JP3055611B2 JP 3055611 B2 JP3055611 B2 JP 3055611B2 JP 9235106 A JP9235106 A JP 9235106A JP 23510697 A JP23510697 A JP 23510697A JP 3055611 B2 JP3055611 B2 JP 3055611B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、背面投写型スクリ
ーン装置に係り、特に、背面投写型のプロジェクタ装置
に使用される背面投写型スクリーン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、背面投写型スクリーン装置5
1としては、第5図に示すように、一般的にフレネルレ
ンズスクリーン52とレンチキュラレンズスクリーン5
3とにより構成される。フレネルレンズスクリーン52
には、一般にアクリル樹脂材での成形品(例えばホット
プレス成形法)のものと、他の種類として、バックフィ
ルムと紫外線硬化性樹脂によってフレネルレンズを一体
化するフィルム状のフレネルレンズスクリーンとがあ
る。
【0003】フィルム状のフレネルレンズスクリーン
は、上記したアクリル樹脂の成形品と比較して成形時間
が短くて済み、連続的且つ効率的な量産が可能である。
また、従来のホットプレス成形法で使用していたプレス
装置、加熱装置等が不要となり、大幅なコストダウンを
図ることができる。また、フィルム状のフレネルレンズ
スクリーンでは、フレネルレンズスクリーン自体の厚み
を薄くすることができるので、レンズ面での反射による
多重象発生を大幅に抑制できる、という利点を有してい
る。
【0004】しかし、フィルム状のフレネルレンズスク
リーンは、厚さが薄くそれ自体剛性が低いため、スクリ
ーン枠へ取り付け後に、温度や湿度変化等の環境変化に
より、フレネルレンズスクリーンの膨張収縮が起こり、
フレネルレンズスクリーン自体にしわが発生する、とい
う問題がある。
【0005】この問題点を改善した取り付け方法とし
て、特開平1−302338号公報に開示されているも
のがある。これは、図5及び6図に示すように、フレネ
ルレンズスクリーン41の周囲四辺に所定の弾性シート
43を貼付し、その弾性シート43をスクリーン固定部
44に固定する。そして、フレネルレンズスクリーン4
1の四辺の近傍に押さえ部材45を当接させ、この押さ
え部材45によりフレネルレンズスクリーン41に一定
の張力を与える手法を採用したスクリーンの取付装置で
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たスクリーンの取付装置では、弾性シートの取り付け時
のバラつきや、経時変化に起因する弾性シートの劣化に
より、フィルム状フレネルレンズスクリーンにしわ、撓
み等が発生する、という不都合を生じていた。また、フ
レネルレンズスクリーンと弾性シートは常に所定の張力
を受けるので、容易にお互いが離間しないように、強力
に接合する必要がある。
【0007】
【発明の目的】本発明は、上記した従来例の有する不都
合を改善し、長期に渡りフレネルレンズスクリーンのし
わの発生しない背面投写型スクリーン装置を提供するこ
とを、その目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1記載の発明では、レンチキュラレンズ
スクリーンと、このレンチキュラレンズスクリーンを保
持するスクリーン枠と、レンチキュラレンズスクリーン
に接するフィルム状のフレネルレンズスクリーンとを備
えた背面投写型スクリーン装置において、フレネルレン
ズスクリーンを、当該フレネルレンズスクリーンの上端
辺を介してスクリーン枠の上端辺に固定すると共に、フ
レネルレンズスクリーンの下端辺に所定の錘部材を装着
し、フレネルレンズスクリーンの上端辺に、当該フレネ
ルレンズスクリーンと略等しい線膨張係数を有する柱状
部材を装着し、スクリーン枠の上端辺に、柱状部材に対
応した柱状部保持手段を装着すると共に、この柱状部材
保持手段を介して柱状部材をスクリーン枠に固定する
という構成を採っている。
【0009】上述の構成によれば、フレネルレンズスク
リーンの上端をスクリーン枠に吊り下げることにより、
フレネルレンズスクリーンには左右方向に応力が加わら
ない。また、フレネルレンズスクリーンの下端辺に錘を
載せることにより、フレネルレンズスクリーンの上下方
向に張力が生じて、しわ等のない良好な状態でフィルム
状のフレネルレンズスクリーンをスクリーン枠に取り付
けられる。これと同時に、フレネルレンズスクリーンは
レンチキュラレンズスクリーンに密着し、良好な投写画
像が得られる。また、温度や湿度に変化が生じた場合に
は、フレネルレンズスクリーンと柱状部材とはほぼ同様
に膨脹し若しくは収縮する。従って、フレネルレンズス
クリーンと柱状部材との間にはしわ等は発生しない。
【0010】請求項2記載の発明では、柱状部材保持手
段を、スクリーン枠の前面側から柱状部材を覆うように
断面コ字状に形成し、柱状部材保持手段における柱状部
材を支持する部位を、レンチキュラレンズスクリーン側
に傾斜させるという構成を採り、その他の構成は請求項
1記載の発明と同様である。以上のように構成されたこ
とにより、柱状部材はフレネルレンズスクリーン及び錘
部材の自重によって、柱状部材保持手段の傾斜部に沿っ
てレンチキュラレンズスクリーン側に近接する。これに
より、フレネルレンズスクリーンはレンチキュラレンズ
スクリーンに適切に接触する。
【0011】請求項3記載の発明では、レンチキュラレ
ンズスクリーンと、このレンチキュラレンズスクリーン
を保持するスクリーン枠と、レンチキュラレンズスクリ
ーンに接するフィルム状のフレネルレンズスクリーンと
を備えた背面投写型スクリーン装置において、フレネル
レンズスクリーンを、当該フレネルレンズスクリーンの
上端辺を介してスクリーン枠の上端辺に固定すると共
に、フレネルレンズスクリーンの下端辺に所定の錘部材
を装着し、フレネルレンズスクリーンの下端辺に、当該
フレネルレンズスクリーンと同等の線膨脹係数を有する
下端側柱状部材を装着すると共に、この下端側柱状部材
に錘部材を担持させるという構成を採っている。以上の
ように構成されたことにより、温度や湿度の変化に伴っ
て、フレネルレンズスクリーンや下端側柱状部材に膨脹
や収縮が生じた場合でも、両者の間にしわがよることは
ない。また、下端側柱状部材に錘部材を乗せることによ
り、この錘部材の荷重が柱状部材を介してフレネルレン
ズスクリーンに均一に加えられる。
【0012】請求項4記載の発明では、フレネルレンズ
スクリーンの下端辺に、当該フレネルレンズスクリーン
と同等の線膨脹係数を有する下端側柱状部材を装着する
と共に、この下端側柱状部材に錘部材を担持させるとい
う構成を採り、その他の構成は請求項1又は2記載の発
明と同様である。
【0013】請求項5記載の発明では、柱状部材及び下
端側柱状部材を、フレネルレンズスクリーンの上端辺及
び下端辺と同等の長さとするという構成を採り、その他
の構成は請求項3又は4記載の発明と同様である。以上
のように構成したことにより、フレネルレンズスクリー
ンの上端辺と下端辺全体で、上下方向に張力が加えられ
るので、フレネルレンズスクリーンにしわが生じること
はない。
【0014】請求項6記載の発明では、スクリーン枠の
下端辺に、当該スクリーン枠の前面側からフレネルレン
ズスクリーンの下端辺を覆う下端受け部材を装着すると
いう構成を採り、その他の構成は請求項1,2,3,4
又は5記載の発明と同様である。以上のように構成され
たことにより、フレネルレンズスクリーンの下端辺は下
端受け部材によって抑えられ、レンチキュラレンズスク
リーンとの接触が維持される。
【0015】請求項7記載の発明では、スクリーン枠の
左右両端辺に、フレネルレンズスクリーンの左右両端辺
領域を覆う当て金具を配設するという構成を採り、その
他の構成は請求項1,2,3,4,5又は6記載の発明
と同様である。以上のように構成されたことにより、フ
レネルレンズスクリーンの左右両端辺は、当て金具によ
って抑えられ、レンチキュラレンズスクリーンとの接触
が維持される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態を図面
を参照して説明する。本発明の背面投写型スクリーン装
置1は、図1及び図2に示すように、レンチキュラレン
ズスクリーン12と、このレンチキュラレンズスクリー
ン12を保持するスクリーン枠24と、レンチキュラレ
ンズスクリーン12に接するフィルム状のフレネルレン
ズスクリーン11とを備えている。そして、フレネルレ
ンズスクリーン11は、その上端辺を介してスクリーン
枠24の上端辺に固定されると共に、フレネルレンズス
クリーン11の下端辺に所定の錘部材25が装着されて
いる。以下に詳述する。
【0017】ここで、図1は当該実施形態の背面投写型
スクリーン装置1の正面図を示し、図2は図1における
A−A線での断面図を示している。また、図3は、図1
におけるB−B線における断面図を示し、図4は、フレ
ネルレンズスクリーン11の斜視図を示す。フィルム状
のフレネルレンズスクリーン11とレンチキュラレンズ
スクリーン12は、共に矩形形状に構成されている。そ
して、スクリーン枠24も矩形形状に形成され、フレネ
ルレンズスクリーン11とレンチキュラレンズスクリー
ン12が装着されている。
【0018】図2に示すように、レンチキュラレンズス
クリーン12の上端辺には所定の角材3が装着されてい
る。また、スクリーン枠24の上端部には所定の凹部4
が形成され、この凹部4にレンチキュラレンズスクリー
ン12の角材3が挿入される。従って、レンチキュラレ
ンズスクリーン12は、角材3を介してスクリーン枠2
4に吊り下げられた状態となっている。そして、レンチ
キュラレンズスクリーン12の下端部はスクリーン枠2
4の下端辺に当接している。
【0019】図4に示すように、フレネルレンズスクリ
ーン11の上端辺と下端辺には、フレネルレンズスクリ
ーン11と同等の線膨張係数を有する柱状部材21a及
び下端側柱状部材21bが装着されている。これらの装
着は、接着剤または両面接着テープによる貼り付け等に
より行われる。柱状部材21a及び下端部柱状部材21
bは、フレネルレンズスクリーン11の上端辺及び下端
辺とほぼ同等の長さとなっている。
【0020】スクリーン枠24の上端辺には、柱状部材
21aを保持するための柱状部材保持手段22が配設さ
れている。より詳しくは、柱状部材保持手段22は、ス
クリーン枠24の上端部から下側に延設されると共に、
レンチキュラレンズスクリーン12及びフレネルレンズ
スクリーン11の上端辺を覆うように、略断面コ字状に
形成され、その下端部はフレネルレンズスクリーン11
の表面側に近接している。そして、この柱状部材保持手
段22の下端領域は、図2に示すように、レンチキュラ
レンズスクリーン12側に傾斜した傾斜部30となって
いる。尚、柱状部材保持手段22は、図2に示すように
ネジ23で固定されているが、この他溶接や接着で固定
するようにしてもよい。
【0021】図2に示すように、フレネルレンズスクリ
ーン11の上端辺の柱状部材21aには、その下面が上
記した柱状部材保持手段22の傾斜部30に対応して、
一定の傾斜面となっている。この傾斜面は、フレネルレ
ンズスクリーン11が柱状部材21aを介して柱状部材
保持手段22に吊り下げられた時に、柱状部材21aに
不要な傾斜が生じないようにするためである。このた
め、フレネルレンズスクリーン11は、常に垂直方向に
吊り下げられることなる。この時、フレネルレンズスク
リーン11の左右方向への変位を妨げないために、柱状
部材21aと柱状部材保持手段22との間には僅かな隙
間31aが設けられている。
【0022】この状態では、フレネルレンズスクリーン
11は、左右方向には拘束されていないため、横方向の
外力は受けず、フレネルレンズスクリーン11や下端側
柱状部材21b等の自重のみが加わることとなり、温度
湿度変化によるしわは発生しない。
【0023】更に、フレネルレンズスクリーン11の下
端辺に装着した下端側柱状部材21bの上には、所定の
錘部材25が載置されている。このように錘部材25を
そなえることにより、フレネルレンズスクリーン11に
均一な上下方向の張力を与えることができる。このた
め、フレネルレンズスクリーン11をレンチキュラレン
ズスクリーン12に適切に接触させることができる。こ
の適切な両者の接触により、投写画像の焦点不良を防止
することができる。
【0024】また、スクリーン枠24の下端辺には、錘
部材25の落下防止のために、下端側柱状部材21bを
覆うように、下端受け部材26がネジ27等により取り
付けられている。この時、フレネルレンズスクリーン1
1の左右方向の変位を妨げないために、下端側柱状部材
21bと下端受け部材26との間には僅かな隙間31b
が設けられている。
【0025】また、図3に示すように、スクリーン枠2
4の左右両側には、フレネルレンズスクリーン11の左
右両端辺を覆うように、当て金具28a,28bがネジ
29等により取り付けられている。この時、フレネルレ
ンズスクリーン11の上下方向の変位を妨げないよう
に、フレネルレンズスクリーン11と当て金具28a,
28bとの間には、僅かな隙間31cが設けられてい
る。
【0026】以上のように形成された背面投写型スクリ
ーン装置1の作用及び機能について詳述すると、上記し
たように、レンチキュラレンズスクリーン12は角材4
を介してスクリーン枠24の凹部4に吊り下げられる。
この時、スクリーン枠24は、図2に示すように垂直に
立てられて用いられるので、レンチキュラレンズスクリ
ーン12も垂直となる。
【0027】次に、フレネルレンズスクリーン11がレ
ンチキュラレンズスクリーン12に接触するように重ね
合わされる。そして、スクリーン枠24の上端辺に、フ
レネルレンズスクリーン11に装着された柱状部材21
aを覆うように、柱状部材保持手段22が固定される。
これにより、フレネルレンズスクリーン11も柱状部材
保持手段22を介して吊り下げられるような状態とな
る。
【0028】フレネルレンズスクリーン11の下端辺に
は、下端側柱状部材21bが装着されると共に、この下
端側柱状部材21bに錘部材25が載置される。このた
め、下端側柱状部材21bの全体に錘部材25の荷重が
加わり、フレネルレンズスクリーン11の全体に上下方
向の均一な張力が加えられる。従って、フレネルレンズ
スクリーン11は、温度変化や湿度変化等が生じても、
常に一定の張力で引っ張られ、しわが発生することはな
い。これと当時に、フレネルレンズスクリーン11がレ
ンチキュラレンズスクリーン12に適切に接触する。
【0029】また、フレネルレンズスクリーン11の下
端辺は、スクリーン枠24の下端部に装着された下端受
け部材26によって覆われている。特に、下端側柱状部
材21bが僅かの隙間31bを介して覆われている。従
って、フレネルレンズスクリーン11の下端辺は浮き上
がることなく、常時レンチキュラレンズスクリーン12
と接触するようになっている。これと同時に、スクリー
ン枠24の左右両端部には、図1及び図に示すよう
に、当て金具28a、28bが設けられ、フレネルレン
ズスクリーン11及びレンチキュラレンズスクリーン1
2の左右両端辺を覆っている。このため、レンチキュラ
レンズスクリーン12からフレネルレンズスクリーン1
1が離間しようとしても、これを適切に抑制する。ま
た、レンチキュラレンズスクリーン12及びフレネルレ
ンズスクリーン11が左右に移動しようとしても、これ
を抑える役割も有している。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の背面投写
型スクリーン装置によれば、フレネルレンズスクリーン
の上端辺をスクリーン枠の上端辺に固定すると共に、フ
レネルレンズスクリーンの下端辺に所定の錘部材を装着
した。このため、フレネルレンズスクリーンには常時上
下方向の張力が発生しており、フレネルレンズスクリー
ンのしわの発生が有効に防止される。
【0031】また、フレネルレンズスクリーンの上端辺
に、当該フレネルレンズスクリーンと略等しい線膨張係
数を有する柱状部材を装着し、スクリーン枠の上端辺
に、柱状部材に対応した柱状部保持手段を配設すると共
に、この柱状部材保持手段を介して柱状部材をスクリー
ン枠に固定した。このため、温度変化や湿度変化が生じ
ても、フレネルレンズスクリーンと柱状部材との間でし
わが発生することは少なく、同時に、フレネルレンズス
クリーンの装着及び取り外しが容易に行える、という優
れた効果を生じる。加えて、フレネルレンズスクリーン
の左右方向の僅かな移動が許容される、という優れた効
果を生じる。
【0032】また、柱状部材保持手段を、スクリーン枠
の前面側から柱状部材を覆うように断面コ字状に形成
し、柱状部材保持手段における柱状部材を支持する部位
を、レンチキュラレンズスクリーン側に傾斜させた。こ
のため、フレネルレンズスクリーンや錘部材の自重によ
って、柱状部材が柱状部材保持手段の傾斜に沿ってレン
チキュラレンズスクリーンに近接する。従って、常時フ
レネルレンズスクリーンがレンチキュラレンズスクリー
ンに接触する、という優れた効果を生じる。加えて、厚
さの異なるレンチキュラレンズスクリーンやフレネルレ
ンズスクリーンを用いた場合でも、厳密な位置決め等が
不要となる、という優れた効果を生じる。
【0033】また、フレネルレンズスクリーンの下端辺
に、当該フレネルレンズスクリーンと同等の線膨脹係数
を有する下端側柱状部材を装着すると共に、この下端側
柱状部材に錘部材を担持させた。このため、フレネルレ
ンズスクリーンと下端側柱状部材との間でしわが発生し
ない、という優れた効果を生じる。
【0034】また、柱状部材及び下端側柱状部材を、フ
レネルレンズスクリーンの上端辺及び下端辺と同等の長
さとした。このため、フレネルレンズスクリーン全体に
錘部材の荷重を均一に加えることができるので、しわの
発生がより低減される、という優れた効果を生じる。
【0035】また、スクリーン枠の下端辺に、当該スク
リーン枠の前面側からフレネルレンズスクリーンの下端
辺を覆う下端受け部材を装着した。このため、フレネル
レンズスクリーンの下端部の浮き上がりが有効に防止さ
れる、という優れた効果を生じる。
【0036】更に、スクリーン枠の左右両端辺に、フレ
ネルレンズスクリーンの左右両端辺領域を覆う当て金具
を配設した。このため、フレネルレンズスクリーンの左
右両端の浮き上がりが防止される、という優れた効果を
生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す正面図である。
【図2】図1のA−A線における縦断面図である。
【図3】図1のB−B線における横断面図である。
【図4】図1に開示した背面投写型スクリーン装置のフ
レネルレンズスクリーンを示す斜視図である。
【図5】従来より用いられているフレネルレンズスクリ
ーンとレンチキュラレンズスクリーンを示す断面図であ
る。
【図6】従来例を示す正面図である。
【図7】図6のC−C線における横断面図である。
【符号の説明】
1 背面投写型スクリーン装置 11 フレネルレンズスクリーン 12 レンチキュラレンズスクリーン 21a 柱状部材 21b 下端側柱状部材 22 柱状部材保持手段 24 スクリーン枠 25 錘部材 28a,28b 当て金具

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンチキュラレンズスクリーンと、この
    レンチキュラレンズスクリーンを保持するスクリーン枠
    と、前記レンチキュラレンズスクリーンに接するフィル
    ム状のフレネルレンズスクリーンとを備えた背面投写型
    スクリーン装置において、 前記フレネルレンズスクリーンを、当該フレネルレンズ
    スクリーンの上端辺を介して前記スクリーン枠の上端辺
    に固定すると共に、前記フレネルレンズスクリーンの下
    端辺に所定の錘部材を装着し、前記フレネルレンズスクリーンの上端辺に、当該フレネ
    ルレンズスクリーンと略等しい線膨張係数を有する柱状
    部材を装着し、 前記スクリーン枠の上端辺に、前記柱状部材に対応した
    柱状部保持手段を装着すると共に、この柱状部材保持手
    段を介して前記柱状部材を前記スクリーン枠に固定 した
    ことを特徴とする背面投写型スクリーン装置。
  2. 【請求項2】 前記柱状部材保持手段を、スクリーン枠
    の前面側から前記柱状部材を覆うように断面コ字状に形
    成し、 前記柱状部材保持手段における前記柱状部材を支持する
    部位を、前記レンチキュラレンズスクリーン側に傾斜さ
    せた ことを特徴とする請求項1記載の背面投写型スクリ
    ーン装置。
  3. 【請求項3】 レンチキュラレンズスクリーンと、この
    レンチキュラレンズスクリーンを保持するスクリーン枠
    と、前記レンチキュラレンズスクリーンに接するフィル
    ム状のフレネルレンズスクリーンとを備えた背面投写型
    スクリーン装置において、 前記フレネルレンズスクリーンを、当該フレネルレンズ
    スクリーンの上端辺を介して前記スクリーン枠の上端辺
    に固定すると共に、前記フレネルレンズスクリーンの下
    端辺に所定の錘部材を装着し、 前記フレネルレンズスクリーンの下端辺に、当該フレネ
    ルレンズスクリーンと同等の線膨脹係数を有する下端側
    柱状部材を装着すると共に、この下端側柱状部 材に前記
    錘部材を担持させたことを特徴とする 背面投写型スクリ
    ーン装置。
  4. 【請求項4】 前記フレネルレンズスクリーンの下端辺
    に、当該フレネルレンズスクリーンと同等の線膨脹係数
    を有する下端側柱状部材を装着すると共に、この下端側
    柱状部材に前記錘部材を担持させたことを特徴とする請
    求項1又は2記載の背面投写型スクリーン装置。
  5. 【請求項5】 前記柱状部材及び下端側柱状部材を、前
    記フレネルレンズスクリーンの上端辺及び下端辺と同等
    の長さとしたことを特徴とする請求項3又は4記載の背
    面投写型スクリーン装置。
  6. 【請求項6】 前記スクリーン枠の下端辺に、当該スク
    リーン枠の前面側から前記フレネルレンズスクリーンの
    下端辺を覆う下端受け部材を装着したことを特徴とする
    請求項1,2,3,4又は5記載の背面投写型スクリー
    ン装置。
  7. 【請求項7】 前記スクリーン枠の左右両端辺に、前記
    フレネルレンズスクリーンの左右両端辺領域を覆う当て
    金具を配設したことを特徴とする請求項1,2,3,
    4,5又は6記載の背面投写型スクリーン装置。
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