JPH1037622A - 外部出入口の構造 - Google Patents

外部出入口の構造

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JPH1037622A
JPH1037622A JP21208796A JP21208796A JPH1037622A JP H1037622 A JPH1037622 A JP H1037622A JP 21208796 A JP21208796 A JP 21208796A JP 21208796 A JP21208796 A JP 21208796A JP H1037622 A JPH1037622 A JP H1037622A
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JP
Japan
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plate portion
entrance
sliding door
lower frame
vertical plate
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Application number
JP21208796A
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English (en)
Inventor
Toshinori Fujii
利則 藤井
Kiyoshi Takahashi
潔 高橋
Kazunari Oi
一成 大井
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OOHATA RENGOU KENCHIKU SEKKEI KK
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
OOHATA RENGOU KENCHIKU SEKKEI KK
Takenaka Komuten Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サッシュ下枠と出入口外部との段差により、
雨水の侵入を防止できるものでありながら、車椅子のま
ま自力で容易に出入りできるようにした外部出入口の構
造を提供する。 【解決手段】 サッシュ下枠5を内部側程高くなるよう
な階段状に形成すると共に、当該サッシュ下枠の内縁部
と出入口外部の床面との間に段差を付けて雨水の侵入を
防止するようにした外部出入口において、出入口外部の
床面にコンクリート製の傾斜歩行面Sを形成し、当該傾
斜歩行面の傾斜上端側端部とサッシュ下枠との間に排水
溝9を形成し、第1垂直板部10aと第1横板部10b
と第2垂直板部10cと第2横板部10dとから成る補
助枠材10を、サッシュ下枠と排水溝9にわたって設置
し、補助枠材の第2垂直板部10cとサッシュ下枠の内
縁部6cとの間に、内側の引き戸6bの開閉動作を妨げ
ない幅狭の溝12を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、引き戸を支持する
2本のレールを備えたサッシュ下枠を内部側程高くなる
ような階段状に形成すると共に、当該サッシュ下枠の内
縁部と出入口外部の床面との間に段差を付けて雨水の侵
入を防止するようにした外部出入口に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、高齢化の進む中で、老人ホーム等
の福祉施設の建築が数多く進められている。これらの福
祉施設においても、自由に外気に触れて、自然に親しむ
ことができるように、設計上、配慮されるべきである
が、建物の外部出入口(外壁に設けられた玄関用の出入
口)においては、車椅子のまま、出入りすることが困難
なケースが多い。
【0003】即ち、外部出入口においては、一般に、雨
水の侵入を防止するために、図6に示すように、サッシ
ュ下枠5を内部側程高くなるような階段状に形成すると
共に、当該サッシュ下枠5の内縁部6cと出入口外部の
床面F1 との間に、50〜75mmの段差Hを付けること
が必要とされている。サッシュ下枠5の断面形状は、メ
ーカーによって若干の違いはあるが、50〜75mmの段
差Hは共通している。図中の6aは外側の引き戸4aを
支持するレール、6bは内側の引き戸4bを支持するレ
ールである。7aはコーキング、7bはそのバックアッ
プ材、F2 はフローリングの直貼りにより施工された内
部の床面である。
【0004】一方、車椅子で通行可能な床段差は、約2
5mmが限界とされている。それ故、どのメーカーのサッ
シュ下枠が使用された外部出入口であっても、従来で
は、車椅子のまま、自力で出入りすることは不可能であ
り、介護者が車椅子ごと持ち上げて出入りしなければな
らなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の現状に鑑み、本
発明は、従来通り、サッシュ下枠と出入口外部との段差
により、雨水の侵入を防止できるものでありながら、車
椅子のまま自力で容易に出入りできるようにした外部出
入口の構造を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明では、次の技術的手段を講じている。即
ち、第1発明では、出入口外部の床面に、サッシュ下枠
の近くまで、コンクリートによる傾斜歩行面を形成し、
当該傾斜歩行面の傾斜上端側端部とサッシュ下枠との間
に前記段差に対応する深さの排水溝を形成して、雨水が
サッシュ下枠を越えて建物内部に侵入しないようにして
いる。
【0007】そして、この排水溝とサッシュ下枠におけ
る外側の引き戸用レールを覆う適当な断面形状の補助枠
材を設置して、傾斜歩行面から補助枠材へと車椅子の車
輪がスムーズに乗り移ることができるようにする一方、
補助枠材とサッシュ下枠の内縁部との間には、車椅子の
車輪が落ち込まないような幅狭で且つ内側の引き戸の開
閉動作を妨げない溝を形成し、車椅子の車輪が補助枠材
からサッシュ下枠の内縁部へと、幅狭の溝を乗り越え
て、スムーズに移行できるようにしている。
【0008】また、第2発明では、サッシュ下枠を内部
側程高くなるような階段状に形成すると共に、当該サッ
シュ下枠の内縁部と出入口外部の床面との間に段差を付
けて雨水の侵入を防止する一方、第1発明における補助
枠材とコンクリートによる傾斜歩行面とを一体化した如
き構成の傾斜歩行板を使用して、つまり、コンクリート
による傾斜歩行面を構築せずに、出入口外部の床面から
前記段差に対応する高さまで内部側程高くなるよう傾斜
した傾斜板部と、その傾斜上端から下方へ折曲連設され
た垂直板部と、その下端から建物内方へ向けて折曲連設
された横板部と、前記垂直板部の下端から建物外方へ向
けて折曲連設された位置決め用板部とを備えた傾斜歩行
板を設置して、車椅子のまま、出入りできるようしてい
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、引き戸を支持する2本
のレールを備えたサッシュ下枠を内部側程高くなるよう
な階段状に形成すると共に、当該サッシュ下枠の内縁部
と出入口外部の床面との間に段差を付けて雨水の侵入を
防止するようにした外部出入口において、出入口外部の
床面にコンクリートによる傾斜歩行面を、当該傾斜歩行
面の傾斜上端側端部とサッシュ下枠との間に前記段差に
対応する深さの排水溝が形成された状態に形成する一
方、前記段差に対応した上下幅を有する第1垂直板部
と、その上端から建物内方へ向けて折曲連設された第1
横板部と、その内端から下方へ折曲連設された第2垂直
板部と、その下端から建物内方へ向けて折曲連設された
第2横板部とから成る補助枠材を、第1横板部が外側の
引き戸用レールを跨ぎ、第1垂直板部が排水溝の底面で
支持され、第2横板部が外側の引き戸用レールと内側の
引き戸用レールとの間に形成された溝部の底面で支持さ
れた状態に設置し、補助枠材の第2垂直板部とサッシュ
下枠の内縁部との間に、内側の引き戸の開閉動作を妨げ
ない幅狭の溝を形成したことを特徴とする外部出入口の
構造として実施できる。
【0010】上記の構成によれば、サッシュ下枠の内縁
部と排水溝の底面との間に雨水の侵入防止に必要な段差
が形成されているにもかかわらず、傾斜歩行面から補助
枠材へと車椅子の車輪がスムーズに乗り移ることがで
き、さらに、補助枠材からサッシュ下枠の内縁部へと、
幅狭の溝を乗り越えて、スムーズに移行することができ
る。
【0011】また、外側の引き戸は、補助枠材が障害物
となって開閉動作を行えないが、内側の引き戸について
は、補助枠材の第2垂直板部とサッシュ下枠の内縁部と
の間に前記溝が形成されているので、補助枠材が障害物
にならず、レールに沿って自由に開閉動作させることが
できる。
【0012】尚、補強枠材は、内側の引き戸を左側にス
ライドして開放動作させる出入口である場合には、サッ
シュ下枠の右半分側に設置され、内側の引き戸を右側に
スライドして開放動作させる出入口である場合には、サ
ッシュ下枠の左半分側に設置される。補助枠材として
は、例えば、ステンレス鋼板を折曲加工したもの、アル
ミや硬質合成樹脂の押出成型品などが使用される。補助
枠材の着脱や設置位置の変更を容易にするために、補助
枠材の第1横板部に、手指が入る程度の貫通孔を形成し
ておくことが望ましい。
【0013】また、本発明は、引き戸を支持する2本の
レールを備えたサッシュ下枠を内部側程高くなるような
階段状に形成すると共に、当該サッシュ下枠の内縁部と
出入口外部の床面との間に段差を付けて雨水の侵入を防
止するようにした外部出入口において、出入口外部の床
面から前記段差に対応する高さまで内部側程高くなるよ
う傾斜した傾斜板部と、その傾斜上端から下方へ折曲連
設された垂直板部と、その下端から建物内方へ向けて折
曲連設された横板部と、前記垂直板部の下端から建物外
方へ向けて折曲連設された位置決め用板部とを備えた傾
斜歩行板を、出入口外部の床面に、傾斜板部の傾斜上端
近傍部が外側の引き戸用レールを跨ぎ、横板部および位
置決め用板部が外側の引き戸用レールと内側の引き戸用
レールとの間に形成された溝部に嵌まり込んで当該溝部
の底面で支持された状態に設置し、傾斜歩行板の垂直板
部とサッシュ下枠の内縁部との間に、内側の引き戸の開
閉動作を妨げない幅狭の溝を形成したことを特徴とする
外部出入口の構造として実施できる。
【0014】上記の構成によれば、サッシュ下枠の内縁
部と出入口外部の床面との間に雨水の侵入防止に必要な
段差が形成されているにもかかわらず、車椅子の車輪
は、傾斜歩行板の傾斜板部を通って、外側の引き戸用レ
ールをスムーズに乗り越えることができ、さらに、傾斜
歩行板の傾斜板部からサッシュ下枠の内縁部へと、幅狭
の溝を乗り越えて、スムーズに移行することができる。
【0015】傾斜歩行板としては、例えば、ステンレス
鋼板を折曲加工したもの、アルミや硬質合成樹脂の押出
成型品などが使用されるが、いずれの場合も、傾斜板部
には細かな凹凸の形成やゴム板の貼着等による滑り止め
加工を施しておくことが望ましい。
【0016】
【実施例】図1〜図3は、本発明に係る外部出入口の構
造の一例を示す。図において、1は建物の外部、2は建
物の内部、3は2枚の引き戸4a,4bにより開閉され
る外部出入口、5は、内部側程高くなるような階段状に
形成されたステンレス鋼板のサッシュ下枠であり、前記
引き戸4a,4bを図外の車輪を介して支持する高さの
異なる2本のレール6a,6bを備えている。サッシュ
下枠5の内縁部6cと出入口外部の床面F1 との間に
は、50〜75mmの段差Hを付けてある。図示しない
が、サッシュ下枠5の端部には、レール6a,6b下端
部に排水用の切欠きが形成され、引き戸4a,4bを伝
って流れ落ちた雨水を外部に排水できるようになってい
る。7aはコーキング材、7bはそのバックアップ材で
ある。F2は、フローリングの直貼りにより施工された
内部の床面である。8はサッシュ下枠5を固定するアン
カー鉄筋である。
【0017】出入口外部の床面F1 には、コンクリート
の直押さえにより施工された傾斜歩行面Sが設けられて
おり、当該傾斜歩行面Sの傾斜上端側端部とサッシュ下
枠5との間に前記段差Hに対応する深さの排水溝9が形
成されている。
【0018】10は、厚さ約1.6mmのステンレス鋼板
を折曲加工して成る補助枠材であり、前記段差Hに対応
した上下幅を有する第1垂直板部10aと、その上端か
ら建物内方へ向けて且つ前記傾斜歩行面Sと面一状を呈
するように折曲連設された第1横板部10bと、その内
端から真下へ折曲連設された第2垂直板部10cと、そ
の下端から建物内方へ向けて直角に折曲連設された第2
横板部10dとから成り、第1横板部10bには手指を
差し込める程度の貫通孔11が約20cm間隔おきに形成
されている。
【0019】前記補助枠材10は、図2に示すように、
第1横板部10bが外側の引き戸用レール6aを跨ぎ、
第1垂直板部10aが排水溝9の底面で支持され、第2
横板部10dが外側の引き戸用レール6aと内側の引き
戸用レール6bとの間に形成された溝部の底面で支持さ
れた状態に設置されている。この状態では、補助枠材1
0の外側への移動は、排水溝9の側面により阻止され、
内側への移動は、内側の引き戸用レール6bの付け根部
側面により阻止され、レール6a,6b長手方向への移
動は、外側の引き戸4aとサッシュ縦枠とにより阻止さ
れ、定位置に位置決めされることになる。また、補助枠
材10の第2垂直板部10cとサッシュ下枠5の内縁部
6cとの間に、車椅子の車輪が落ち込まないような幅狭
で且つ内側の引き戸4bの開閉動作を妨げない溝(図示
の実施例では、幅Lが30mmの溝)12を形成してあ
る。
【0020】上記の構成によれば、図3の(A),
(B)に示すように、外側の引き戸4aは、補助枠材1
0が障害物となって開閉動作を行えないが、内側の引き
戸4bについては、補助枠材10の第2垂直板部10c
とサッシュ下枠5の内縁部6cとの間に前記溝12が形
成されているので、補助枠材10が障害物にならず、レ
ール6bに沿って自由に開閉動作させることができる。
【0021】引き戸4a,4bを伝って流れ落ちた雨水
は、サッシュ下枠5の外縁部から排水溝9へと流下し、
排水溝9によって横側方へと排出される。
【0022】車椅子で出入りするに際しては、サッシュ
下枠5の内縁部6cと排水溝9の底面との間に雨水の侵
入防止に必要な段差Hが形成されているにもかかわら
ず、車椅子の車輪は、傾斜歩行面Sと補助枠材10とに
わたってスムーズに乗り移ることができ、さらに、幅狭
の溝12を乗り越え、補助枠材10とサッシュ下枠5の
内縁部6cとにわたってスムーズに移行することができ
る。
【0023】尚、図3では、補助枠材10を外部出入口
3の右側に設置したが、外部出入口3の左側を開閉する
場合は、図3とは逆に、補助枠材10を外部出入口3の
左側に設置することになる。また、図3では、作図の都
合上、傾斜歩行面Sの横幅を外部出入口3の横幅と同程
度に記したが、傾斜歩行面Sは、外部出入口3の両側
へ、夫々、1.5m程度はみ出す横幅に築造し、出入り
する方向の制約をなくすることが望ましい。
【0024】図4、図5は、本発明の他の実施例を示
す。この実施例は、サッシュ下枠5を内部側程高くなる
ような階段状に形成すると共に、当該サッシュ下枠5の
内縁部6cと出入口外部の床面F1 との間に50〜75
mmの段差Hを付けて雨水の侵入を防止する一方、第1発
明における補助枠材10とコンクリートによる傾斜歩行
面Sとを一体化した如き構成の傾斜歩行板13を使用し
て車椅子のまま、出入りできるように構成した点に特徴
がある。
【0025】即ち、前記傾斜歩行板13は、ステンレス
鋼板の折曲加工により、図4に示すように、出入口外部
の床面F1 から前記段差Hに対応する高さまで内部側程
高くなるよう傾斜した傾斜板部13aと、その傾斜上端
から真下へ折曲連設された垂直板部13bと、その下端
から建物内方へ向けて直角に折曲連設された横板部13
cと、横板部13cの長手方向両側方において前記垂直
板部13bの下端から横板部13cと反対方向に折曲連
設された位置決め用板部13d,13dと、傾斜板部1
3aの左右両辺から斜めに折曲連設した側板部13e,
13eを形成し、前記傾斜板部13aに滑り止め用のゴ
ム板13fを貼着したものである。ゴム板13fは、そ
の裏面に突設された多数の突起部を、傾斜板部13aに
穿設された多数の小孔に押し込んで、固定されており、
ゴム板13fのみの着脱交換が可能である。
【0026】上記の傾斜歩行板13は、図5に示すよう
に、出入口外部の床面F1 に、傾斜板部13aの傾斜上
端近傍部が外側の引き戸用レール6aを跨ぎ、横板部1
3cと位置決め用板部13d,13dが外側の引き戸用
レール6aと内側の引き戸用レール6bとの間に形成さ
れた溝部に嵌まり込んで、当該溝部の底面で支持された
状態に設置される。
【0027】この状態では、傾斜歩行板13の外側およ
び内側への移動は、サッシュ下枠5のレール6a,6b
によって阻止され、レール6a,6b長手方向への移動
は、外側の引き戸4aとサッシュ縦枠とにより阻止さ
れ、定位置に位置決めされることになる。そして、傾斜
歩行板13の垂直板部13bとサッシュ下枠5の内縁部
6cとの間に、車椅子の車輪が落ち込まないような幅狭
で且つ内側の引き戸4bの開閉動作を妨げない溝(図示
の実施例では、幅Lが30mmの溝)12が形成されるこ
とになる。
【0028】上記の構成によれば、サッシュ下枠5の内
縁部6cと出入口外部の床面F1 との間に雨水の侵入防
止に必要な段差Hが形成されているにもかかわらず、車
椅子の車輪は、傾斜歩行板13の傾斜板部13aを通っ
て、外側の引き戸用レール6aをスムーズに乗り越える
ことができ、さらに、傾斜歩行板13の傾斜板部13b
からサッシュ下枠5の内縁部6cへと、幅狭の溝12を
乗り越えて、スムーズに移行することができる。
【0029】尚、図示の実施例では、傾斜板部13aの
裏面にネジ式の高さ調節金具13gが設けられている
が、これは省略してもよい。
【0030】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、従来通り、サ
ッシュ下枠と出入口外部の床面との段差により、雨水の
侵入を防止できるものでありながら、車椅子のまま自力
で容易に出入りできる効果がある。請求項2の発明によ
れば、傾斜歩行板を置くだけで、上記の効果が得られ、
コンクリートによる傾斜歩行面の築造は不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る外部出入口の構造を説明するため
の概略斜視図である。
【図2】要部の縦断側面図である。
【図3】(A)は閉じ状態における要部の横断平面図、
(B)は開き状態における要部の横断平面図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す傾斜歩行板の一部破
断斜視図である。
【図5】図4の傾斜歩行板が使用された外部出入口の構
造を説明するための要部の縦断側面図である。
【図6】従来例を説明するための縦断側面図である。
【符号の説明】
4a,4b…引き戸、5…サッシュ下枠、6a,6b…
レール、6c…内縁部、9…排水溝、10…補助枠材、
10a…第1垂直板部、10b…第1横板部、10c…
第2垂直板部、10d…第2横板部、12…溝、H…段
差、S…傾斜歩行面。
フロントページの続き (72)発明者 藤井 利則 山口県熊毛郡田布施町大字下田布施867― 1 (72)発明者 高橋 潔 広島県広島市中区大手町3丁目3番27号 (72)発明者 大井 一成 広島県広島市中区橋本町10番10号 株式会 社竹中工務店広島支店内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引き戸を支持する2本のレールを備えた
    サッシュ下枠を内部側程高くなるような階段状に形成す
    ると共に、当該サッシュ下枠の内縁部と出入口外部の床
    面との間に段差を付けて雨水の侵入を防止するようにし
    た外部出入口において、出入口外部の床面にコンクリー
    トによる傾斜歩行面を、当該傾斜歩行面の傾斜上端側端
    部とサッシュ下枠との間に前記段差に対応する深さの排
    水溝が形成された状態に形成する一方、前記段差に対応
    した上下幅を有する第1垂直板部と、その上端から建物
    内方へ向けて折曲連設された第1横板部と、その内端か
    ら下方へ折曲連設された第2垂直板部と、その下端から
    建物内方へ向けて折曲連設された第2横板部とから成る
    補助枠材を、第1横板部が外側の引き戸用レールを跨
    ぎ、第1垂直板部が排水溝の底面で支持され、第2横板
    部が外側の引き戸用レールと内側の引き戸用レールとの
    間に形成された溝部の底面で支持された状態に設置し、
    補助枠材の第2垂直板部とサッシュ下枠の内縁部との間
    に、内側の引き戸の開閉動作を妨げない幅狭の溝を形成
    したことを特徴とする外部出入口の構造。
  2. 【請求項2】 引き戸を支持する2本のレールを備えた
    サッシュ下枠を内部側程高くなるような階段状に形成す
    ると共に、当該サッシュ下枠の内縁部と出入口外部の床
    面との間に段差を付けて雨水の侵入を防止するようにし
    た外部出入口において、出入口外部の床面から前記段差
    に対応する高さまで内部側程高くなるよう傾斜した傾斜
    板部と、その傾斜上端から下方へ折曲連設された垂直板
    部と、その下端から建物内方へ向けて折曲連設された横
    板部と、前記垂直板部の下端から建物外方へ向けて折曲
    連設された位置決め用板部とを備えた傾斜歩行板を、出
    入口外部の床面に、傾斜板部の傾斜上端近傍部が外側の
    引き戸用レールを跨ぎ、横板部および位置決め用板部が
    外側の引き戸用レールと内側の引き戸用レールとの間に
    形成された溝部に嵌まり込んで当該溝部の底面で支持さ
    れた状態に設置し、傾斜歩行板の垂直板部とサッシュ下
    枠の内縁部との間に、内側の引き戸の開閉動作を妨げな
    い幅狭の溝を形成したことを特徴とする外部出入口の構
    造。
JP21208796A 1996-07-22 1996-07-22 外部出入口の構造 Pending JPH1037622A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL1024802C2 (nl) * 2003-11-18 2005-05-31 Ubbink Bv Dorpelsamenstel.
CN106014091A (zh) * 2015-04-30 2016-10-12 周杰 可减少安装误差的门窗附框及其安装方法

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