JP7276848B2 - 浴室の出入口構造 - Google Patents
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Description
図1は、本実施の形態に従う浴室の出入口構造が適用された浴室出入口建具1の正面図である。浴室出入口建具1は、脱衣室の床面の高さと浴室の床面の高さとの差が非常に小さい(たとえば、10mm以下)バリアフリー対応の建具であり、脱衣室と浴室との間に配置される。浴室は、プレハブである浴室ユニットである。なお、浴室は、洗い場のみから構成されるいわゆるシャワールームであってもよいし、洗い場と浴槽とを含むいわゆるユニットバスであってもよい。
(2-1.引水部材の構造)
図4は、引水部材40の斜視図である。図5は、引水部材40の側面図である。図4及び図5を参照して、引水部材40は、たとえば樹脂で構成された平面視矩形状の部材である。引水部材40は、取付け部41と、接続部44と、係合部42とを含んでいる。取付け部41と係合部42とは、接続部44を介して接続されている。
図6は、図1のVI-VI断面において引き戸24が省略された図である。図6に示されるように、下枠12は、表面に浅い溝が形成された浴室床材60と脱衣室床材70との間に配置されている。浴室の床6は、床パネル61と、その端部に取り付けられ下枠12を支える受材62と、床パネル61の表面に敷設されクッション性と防水性を備える樹脂製の浴室床材60と、下枠12と浴室床材60との間に取り付けられた目地材80とを備える。
図7は、本実施の形態に従う浴室の出入口構造における排水動作を説明するための図である。図7を参照して、孔33からカバー30の下面に浸入した水は、カバー30と下枠12の排水溝との間に溜まろうとする。カバー30の下面のうち引水部材40が配置されている領域においては、引水部材40と下枠12(図6)との間の隙間が小さくなっている。すなわち、この微小隙間となる領域においては、いわゆる毛細管現象が生じやすく、水が引水部材40の下方に誘引される。引水部材40の下方にある微小隙間は、下枠12から目地材80を経て浴室床材60にまで延びている。引水部材40の下方に誘引された水は、係合部42の下方まで伝わり、浴室床材60の表面に設けられた溝に流れ、浴室側に排出される。下枠12の排水溝の脱衣室側から浴室側に向かっての下り勾配が不十分であっても毛細管現象で排水できるため、浴室の床面と脱衣室の床面との段差を小さくすることができ、ひいては特に車椅子で出入りしやすくなる。なお、これまでの段差は15mm程度であったが、5~10mm程度にまで小さくすることができる。
図8は、比較対象である浴室の出入口構造における下枠12X周辺の断面図である。図8に示されるように、比較対象においては、浴室床材60Xの上面の高さと、脱衣室床材70Xの上面の高さとの差はL1である。L1が十分に長い場合には、カバー30Xと下枠12Xとの間の隙間が大きいため、カバー30Xの下面に浸入した水がカバー30Xと下枠12Xとの間に溜まる可能性が低い。すなわち、カバー30Xと下枠12Xとの間に浸入した水は、下枠12Xが十分に傾斜しているため、浴室側に排出される。
以上のように、本実施の形態に従う浴室の出入口構造においては、引水部材40と、下枠12及び床6との間には、毛細管現象を発生させる隙間が下枠12から床6にかけて延びている。したがって、カバー30の下方に浸入した水が毛細管現象によって効果的に引水部材40の下面に誘導され、引水部材40の下面に誘導された水が浴室側に排出される。すなわち、この浴室の出入口構造によれば、カバー30の下方に浸入した水をより効果的に浴室側に排出することができる。
以上、実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。以下、変形例について説明する。
Claims (2)
- 浴室の床と、
下枠を含み、前記浴室の出入口に取り付けられる建具枠とを備える浴室の出入口構造であって、
前記下枠を覆うカバーと、
前記カバーと前記下枠との間に配置される、板状の部分を有する引水部材とをさらに備え、
前記引水部材と、前記下枠及び前記床との間には、毛細管現象を発生させる隙間が前記下枠から前記床にかけて延びている、浴室の出入口構造。 - 前記引水部材の下面においては、前記引水部材の短手方向の中央部のみに、柱部が設けられており、
前記柱部は、前記下枠に接する、請求項1に記載の浴室の出入口構造。
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JP2019176494A JP7276848B2 (ja) | 2019-09-27 | 2019-09-27 | 浴室の出入口構造 |
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JP2019176494A Active JP7276848B2 (ja) | 2019-09-27 | 2019-09-27 | 浴室の出入口構造 |
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Citations (4)
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JP2004183414A (ja) | 2002-12-06 | 2004-07-02 | Tostem Corp | 開口部装置 |
JP2008088806A (ja) | 2003-12-19 | 2008-04-17 | Ykk Ap株式会社 | 浴室出入口用建具 |
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