JP4304966B2 - 浴室のドア下枠 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴室のドア下枠に関し、更に詳しくは洗い場パンの床面を脱衣室の床面とほぼ同じ高さに形成し、両床面間の段差を解消したバリアフリー浴室の出入口部に設置するドア下枠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の浴室のドア下枠としては、例えば排水溝を兼用するよう樋形状に形成されているものがある(例えば特許文献1参照)。
又この種の浴室の出入口構造としては、ドア下枠を板状に形成して平面化し、洗い場パンの延長部に重ね合わせて水密状に設けることを内容とする、本出願人の提案に係る先行事例がある(未公開特許出願1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000ー8716号公報
【未公開特許出願1】
特願2001ー160785号
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に記載のドア下枠の場合は、上記の通り、樋形状に形成されているため、ドア下枠の構造や形態が複雑化し、構成部品数の増加を招き、コストが割り高になり、又シールド箇所が増えて施工に手間暇がかかり易かった。又この従来品の場合は、樋形状のため設置高さを大きく取られ、その分、ドアの高さや天井の高さが低く抑えられることになる、という問題があった。
そこで本出願人は、これらの問題を解決できるよう、未公開特許出願1に記載の発明を提案した。しかしながらこの提案に係るドア下枠は、板状に形成されているため、外力の作用を受けて捩れや歪み等の変形を来たす惧れがあった。
【0005】
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑み、提案されたものである。
従って本発明の技術的課題は、捩れ等の変形を来たすことを防止できるよう形成した浴室のドア下枠を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するために、次のような技術的手段を採る。
【0007】
即ち本発明は、図1等に示されるように、洗い場パン1の床面1aが脱衣室3の床面3aとほぼ同じ高さに形成されている浴室のドア下枠であって、ドア2との係合部4を有して板状に形成されている上面部13と、洗い場パン1の立ち下げ壁1cに当接させるため上面部13の片側に上面部13と直交状に形成されている側面部14と、この側面部14の下端と上面部13の脱衣室3側との間に傾斜状に形成されている傾斜面部15とでなる縦断面略直角三角形状の枠部16と、この枠部16と一体状に形成されて上記の脱衣室3の床面3aに載置される延長部19とを備えて形成されていることを特徴とする(請求項1)。
【0008】
本発明の場合、ドア2は、開き戸に限定されるものではなく、引き戸や折れ戸等が含まれる。又ここで、ドア2との係合部4とは、ドア2が引き戸や折れ戸の場合はドア2を案内するレールを、又ドア2が開き戸の場合はドア2の下部を当接させたり、下部に取り付けたパッキンを入り込ませたり、係止させる箇所を意味する。側面部14の高さは任意であるが、床下の高さを大きくとることがないよう、例えば30〜50mm程度に選定される。
【0009】
この本発明の場合は、洗い場パン1の立ち下げ壁1cに側面部14をネジ止めするため、ネジ止め作業用の開口部17が傾斜面部15にその傾斜方向に延びて長孔状に形成されているのが好ましい(請求項2)。
【0010】
なぜならこれによると、捩れ等の変形に耐える強度を有しながら、洗い場パン1の立ち下げ壁1cに固定する作業を側方から容易にできるからである。本発明の場合、開口部17の大きさ、位置等は任意である。
【0011】
又本発明の場合は、図2、図3に示されるように、ドア2の縦枠9が嵌め付けられるベース部材20を両端部に起立状に備えて形成されているのが好ましい(請求項3)。
【0012】
なぜならこれによると、ベース部材20に嵌め込むことで縦枠9を立設でき、縦枠9の設置作業を容易化できるからである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な一実施形態を添付図面に従って説明する。
【0014】
この本発明は、洗い場パン1の床面1aが脱衣室3の床面3aとほぼ同じ高さに形成されている浴室の出入口に設けられるものである。13は、ドア2との係合部4を有して板状に形成されている上面部である。又14は、洗い場パン1の立ち下げ壁1cに当接させるため上面部13の片側に上面部13と直交状に形成されている側面部である。又15は、この側面部14の下端と上面部13の脱衣室3側との間に傾斜状に形成されている傾斜面部である。本発明品は、このような上面部13、側面部14、傾斜面部15とでなる縦断面略直角三角形状の枠部16を備えて形成されている。
【0015】
17は、ネジ止め作業用の開口部である。この開口部17は、洗い場パン1の立ち下げ壁1cに側面部14をネジ止めするためのものであり、傾斜面部15の適宜位置に形成されている。18は、止水部材としてのパッキンである。この実施形態の本発明品は、側面部14が止水部材18を介して洗い場パン1の立ち下げ壁1cにネジ止めされ、脱衣室3側の延長部19は、脱衣室3の床面3aに載置されると共に、その適宜箇所がネジ止めされることにより設置される。
【0016】
又20(図2、図3参照)は、ドア2の縦枠9が嵌め付けられるベース部材である。このベース部材20は、ドア下枠の両端部に、下端の板片部20aがネジ10で止め付けられることにより起立状に設けられている。ベース部材20の上端20bは、例えば凸形状に形成され、縦枠9の開口状の下端9aが嵌め込まれると、縦枠9とベース部材20の表面が面一になるよう形成されている。なおベース部材20は、この実施形態では工場内でドア下枠と共に予め洗い場パン1に取り付けられるものである。而してこの本発明の場合は、図3に示されるように、ドア2の縦枠9をベース部材20に上方から嵌め付けることにより、簡単、迅速に施工できる。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように本発明品は、三角形状の枠部と、脱衣室の床面に載置される延長部とを備えて形成されているものである。
従ってこれによれば、捩れ等の変形を来たすことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のドア下枠の好適な一実施形態を示す一部を切欠した要部斜視図である。
【図2】 本発明の他の実施形態を示す一部を切欠した要部斜視図である。
【図3】 図2の本発明の施工例を説明するための一部を切欠した要部斜視図である。
【符号の説明】
1 洗い場パン
1a 床面
1c 立ち下げ壁
2 ドア
3 脱衣室
3a 床面
4 係合部
13 上面部
14 側面部
15 傾斜面部
16 枠部
19 延長部
Claims (3)
- 洗い場パンの床面が脱衣室の床面とほぼ同じ高さに形成されている浴室のドア下枠であって、ドアとの係合部を有して板状に形成されている上面部と、洗い場パンの立ち下げ壁に当接させるため上面部の片側に上面部と直交状に形成されている側面部と、この側面部の下端と上面部の脱衣室側との間に傾斜状に形成されている傾斜面部とでなる縦断面略直角三角形状の枠部と、この枠部と一体状に形成されて上記の脱衣室の床面に載置される延長部とを備えて形成されていることを特徴とする浴室のドア下枠。
- 請求項1記載の浴室のドア下枠であって、洗い場パンの立ち下げ壁に側面部をネジ止めするため、ネジ止め作業用の開口部が傾斜面部にその傾斜方向に延びて長孔状に形成されていることを特徴とする浴室のドア下枠。
- 請求項1又は2記載の浴室のドア下枠であって、ドアの縦枠が嵌め付けられるベース部材を両端部に起立状に備えて形成されていることを特徴とする浴室のドア下枠。
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