JP2000282763A - ドアの水密装置 - Google Patents
ドアの水密装置Info
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- JP2000282763A JP2000282763A JP11085005A JP8500599A JP2000282763A JP 2000282763 A JP2000282763 A JP 2000282763A JP 11085005 A JP11085005 A JP 11085005A JP 8500599 A JP8500599 A JP 8500599A JP 2000282763 A JP2000282763 A JP 2000282763A
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Abstract
側に湯水が漏れ出さないようにする。 【解決手段】 躯体開口部のドア枠10に開閉可能に設
けられたドア20のドア下框21下部とドア縦框24の
下部側面に、それぞれ下框タイト材22及び縦框タイト
材25を突設させる。下部の下框タイト材22の下縁部
に近接する下枠13上面に止水突起14を連続状に形成
する。ドア枠10の戸当り側縦枠11の下端部11aか
ら一定高さに亘って止水板12を設け、上記縦框タイト
材25を下枠13上面から前記止水板12側面に対応す
る位置まで形成する。ドア下框21の下端レベルを、ド
ア下框21の室内側で隣接する下枠13縁部の上面レベ
ルより下位とする。
Description
の開閉ドア下枠が略均一面に、即ち、バリアフリーに形
成された出入口に適用されるドアの水密装置に関する。
て高齢者や身体障害者に対する安全上の配慮からバリア
フリーの構造を持ったドアに対する関心が高まってい
る。即ち、例えば、浴室の出入り口下面が室内外水平
な、いわゆる均一面にするような構造が望ましいけれど
も、浴室の室内外の出入り口を均一にすると、浴室内の
湯水が室外(更衣室)の方に漏れてしまうことから水密
上の配慮が必要となっている。
た技術として、例えば、特開平9−228756号公報
に一つの技術が提案されている。この技術はバリアフリ
ーに対応した玄関ドアにおいて、ドアと下枠との間に気
密材を介装させて、室外の雨水が室内に及ぶのを防ぐよ
うにしたものである。しかしながら、一定量以下の雨水
の場合は良いけれども、短時間に多量の激しい雨水がこ
のドアに当った場合にドアの下框と下枠との間から気密
材を超えて室内に雨水が及ぶようなこともある。本発明
の課題は、上記のように、大量の雨水においても、或い
は浴室においては大量の湯水がドアに当たっても、室内
側に、浴室においては更衣室側に湯水が漏れ出さないよ
うにするものである。
に、請求項1記載のドアの水密装置は、躯体開口部のド
アのドア枠10に開閉可能に設けられたドアのドア下框
21下部に下框タイト材22を、且つ、ドア縦框24の
下部側面に縦框タイト材25を、それぞれ突設させた水
密装置であって、下框タイト材22の下縁部に近接する
下枠13上面に止水突起14を連続状に形成し、且つ、
ドア枠10の戸当り側縦枠11の下端部11aから一定
高さに亘って止水板12を設けると共に、上記縦框タイ
ト材25を、下枠13上面から前記止水板12側面に対
応する位置まで形成したことを特徴とする。請求項2記
載のドアの水密装置は、上記請求項1の手段において、
上記ドア下框21の下端位置を、ドア下框21の室内側
で隣接する下枠13縁部の上面位置より上下方向におい
て下位としたことを特徴とする。
照して説明する。本発明のドアの水密装置は、図2に示
す浴室の出入り口ドアに採用したもので、躯体開口部に
設けられたドア枠10には、ドア20が開閉自在に装着
されている。ドア枠10は、戸当り側縦枠11と軸側縦
枠19等からなる。本発明の特徴は図3の(A)部分、
即ち、特に図1,2に示すように、ドア枠10の下枠1
3及び戸当り側縦枠11の下端部11aの構造にある。
図1,2に従って本発明の特徴を説明する。下枠13
は、浴室内外の床面と略均一面に形成されているもの
の、図1(B)に示すように、若干段差部が形成され、
この段差部に横シール保持枠13aが下枠13の全幅に
おいて形成され、この横シール保持枠13aには、下枠
タイト材16が装着されている。
11には縦シール保持枠11bが配置され、該縦シール
保持枠11bにも、図2に示すように、縦シール材11
dが設けられている。一方、ドア20の戸当り側縦枠1
1の縦シール保持枠11bの近傍下部には、止水板12
が配置されている。本発明の第1の特徴は、ドア下框2
1の下面に付設されている下框タイト材22の下端部の
室内側位置に、下枠13と一体的に止水突起14を連続
的に一定高さに設けた点にある。図1(B)に示すよう
に、止水突起14は下框タイト材22の室内面に当接す
る位置に配置されている。本発明の第2の特徴は、ドア
縦框24の戸当り縦枠11側に付設されている縦框タイ
ト材25を、図2に示すように、下枠13上面から前記
止水板12側面に対応する位置まで設けた点である。
16や縦シール材11dに加えて、下枠13の全幅に亘
ってドア下框21の下枠タイト材22の下端縁部に沿っ
て連続的に止水突起14を設け、且つ、ドア枠10の戸
当り側縦枠11の下端部11aから一定高さに亘って止
水板12を設け、上記縦框タイト材25を、下枠13上
面から前記止水板12側面に対応する位置まで形成した
ことにより、浴室内のシャワー等の湯水がこの止水突起
や縦框タイト材25でせき止められ、更衣室等に及ぶこ
とが極めて少ないという効果がある。さらに、本実施例
においては、ドア下框21の下端高さが、図1(B)に
示すように横シール保持枠13aの上限レベルより若干
下に配置されていることから、浴室内側から見て更衣室
側の床面が若干上位置になり、一層漏水を防ぐことがで
きることになるのである。
造について述べる。図4及び図5を参照して説明する。
すなわち図4に示すように、下枠13上に設けられたド
ア軸受15と軸側縦枠19との間にはタイト材保持枠、
縦シール保持枠11cが配置されており、この縦シール
保持枠11cの浴室内部側には水切台18が敷設され
る。この水切台18は、下枠13上からドア軸受15の
と同じ高さに配置され、その上面には、浴室内側に傾斜
する傾斜部18aが形成されている。従ってこの水切台
18により、縦シール保持枠11cに当った水が重力で
下動するときに、水切台18上面の傾斜部18aによっ
て速やかに浴室内側に還流させることになり、下枠13
上に落下することはないから、更衣室側に湯水が漏れる
ことがない。
には樹脂当接枠17が設けられ、この樹脂当接枠17
も、水切台18と略同一高さに配置されており、下枠タ
イト材16の延長線上位置に配置されている。従って、
この部分には、下枠タイト材16を設ける必要がないこ
とから、ドア20の開閉によって損傷しやすい下枠タイ
ト材のこの部分を樹脂当接枠17によって置き換えたこ
とにより下枠タイト材16の耐久性が大幅に向上すると
いう効果がある。しかも、下枠タイト材16と同様、浴
室内から更衣室側への漏水を防ぐことができるのであ
る。図6は、二枚折り戸のドアの場合の実施例を示して
おり、二枚折り戸のドア下枠に設けられたドア下框21
に設けられた下框タイト材22に隣接して、下枠タイト
材16が配置されている。
21の下面レベルは、横シール保持枠13aの上面レベ
ルより上方位置に配置する必要がある。いずれの実施例
においても、本発明の実施例は下框タイト材22に加え
て、下枠13の若干の段差(高低差)を利用して下枠タ
イト材16を設けることにより二重の水密構造を実現す
るに至ったものである。更に、この段差部の下枠タイト
材16は、上方を移動する場合において、段差部の緩衝
材となることから、例えば、車椅子で利用する場合に滑
らかに移動することができるという副次的効果もある。
に水切台18を設けることによってシャワー水等が縦シ
ール保持枠11bに当たった場合、下流過程において速
やかに浴室内側に還流させられることから、更衣室側に
漏水することが少ないという効果がある。また、樹脂当
接枠17を配置したことによって漏水ばかりでなく下枠
タイト材16の耐久性を更に向上させることができると
いう効果もある。なお、上記特許請求の範囲には、実施
例との相対関係を明瞭にするために、図面符合を付した
が、本発明はこれに限定されるものではない。
を奏する。 1.請求項1記載の発明によれば、下框タイト材22及
び縦框タイト材25を突設させ、且つ、下枠13上面に
止水突起14を連続状に形成し、且つ、ドア枠10の戸
当り側縦枠11の下端部11aから一定高さに亘って止
水板12を設け、縦框タイト材25を下枠13上面から
止水板12側面に対応する位置まで形成したことで、2
重の防水バリアが実現でき、漏水防止の徹底を図ること
ができる。
果に加えて、ドア下框21の下端位置を、ドア下框21
の室内側で隣接する下枠13縁部の上面位置より上下方
向において下位としたことで、一層の漏水防止効果が期
待できる。
のA部、及び、(B)は、要部縦断面図で図3のB−B
断面。
Claims (2)
- 【請求項1】 躯体開口部のドア枠10に開閉可能に設
けられたドアのドア下框21下部に下框タイト材22
を、且つ、ドア縦框24の下部側面に縦框タイト材25
を、それぞれ突設させた水密装置であって、下框タイト
材22の下縁部に近接する下枠13上面に止水突起14
を連続状に形成し、且つ、ドア枠10の戸当り側縦枠1
1の下端部11aから一定高さに亘って止水板12を設
けると共に、上記縦框タイト材25を、下枠13上面か
ら前記止水板12側面に対応する位置まで形成したこと
を特徴とするドアの水密装置。 - 【請求項2】 上記ドア下框21の下端位置を、ドア下
框21の室内側で隣接する下枠13縁部の上面位置より
上下方向において下位としたことを特徴とする請求項1
記載のドアの水密装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11085005A JP2000282763A (ja) | 1999-03-26 | 1999-03-26 | ドアの水密装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11085005A JP2000282763A (ja) | 1999-03-26 | 1999-03-26 | ドアの水密装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000282763A true JP2000282763A (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=13846628
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11085005A Pending JP2000282763A (ja) | 1999-03-26 | 1999-03-26 | ドアの水密装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000282763A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002227531A (ja) * | 2001-01-30 | 2002-08-14 | Bs Door Kk | プレハブ式庫体の扉取付け機構 |
US7066217B2 (en) | 2003-02-21 | 2006-06-27 | Krohne Messtechnik Gmbh & Co. Kg | Method for filling a container with a liquid or pourable substance |
JP2013127155A (ja) * | 2011-12-16 | 2013-06-27 | Ykk Ap株式会社 | 建具 |
-
1999
- 1999-03-26 JP JP11085005A patent/JP2000282763A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002227531A (ja) * | 2001-01-30 | 2002-08-14 | Bs Door Kk | プレハブ式庫体の扉取付け機構 |
US7066217B2 (en) | 2003-02-21 | 2006-06-27 | Krohne Messtechnik Gmbh & Co. Kg | Method for filling a container with a liquid or pourable substance |
JP2013127155A (ja) * | 2011-12-16 | 2013-06-27 | Ykk Ap株式会社 | 建具 |
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