JP3451416B2 - 引戸の下枠 - Google Patents

引戸の下枠

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JP3451416B2
JP3451416B2 JP07844796A JP7844796A JP3451416B2 JP 3451416 B2 JP3451416 B2 JP 3451416B2 JP 07844796 A JP07844796 A JP 07844796A JP 7844796 A JP7844796 A JP 7844796A JP 3451416 B2 JP3451416 B2 JP 3451416B2
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JP
Japan
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lower frame
rail
sliding door
outdoor side
mounting member
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JP07844796A
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JPH09228742A (ja
Inventor
道広 萱野
Original Assignee
Ykk Ap株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は玄関、勝手口、浴
室、ベランダ等の出入口となる部位に用いる引戸の下枠
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の引戸の下枠として例えば特開平7
−324554号公報に示すように吊車式の引戸装置に
おいて、階段状に形成した敷居枠上に引戸の下部が嵌合
するレール部材を設置し、または必要に応じて敷居枠に
ねじ止めしてレール部材を着脱可能に装着して、レール
部材および敷居を簡単に掃除ができるようにしたものが
知られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の引戸の下枠は、
階段状に形成した敷居枠上にレール部材を着脱可能に装
着しているため、構造が複雑で塵等がたまり易く、また
レール部材の取付けが簡単でない点が問題であった。そ
こで本発明は前記の問題点を解消して、簡単な構造で掃
除がし易く、レール部材の取付けも容易に行える引戸の
下枠を提供することを目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、樋状に形成した下枠本体の底部を、屋外側に
傾斜させて構成し、この傾斜させた底部に、上面にレー
ルを交換可能に取付けると共に、その上面の両端に、上
面に取付けたレールを垂直かつ所定の高さに配置するよ
うに、底部の傾斜に合せて高さを決めた脚部を設けたレ
ール取付部材を載置し、そしてそのレール取付部材の屋
外側の脚部を下枠本体の屋外側側壁に常に圧接するよう
引戸の下枠を構成したものである。またレール取付部
材の屋外側の脚部の先端に係止部を設け、この係止部
下枠本体の屋外側側壁の先端に形成した仕切り面に係止
するようにしてレール取付部材を下枠本体の底部に載置
してもよい。さらにまたレール取付部材に浮上り防止部
材を設け、その浮上り防止部材の先端部を屋内側の仕切
り面に取付けたAT材取付部の下方に位置するように取
付けてレール取付部材が下枠本体の底部から浮上らない
ようにすることもできる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に示す実施例に基いて説明する。図1は本発明の引戸の
下枠を示したもので、図3に示す部屋の出入口の敷居の
下枠に適用した実施例である。本発明の引戸の下枠1
は、玄関、勝手口、浴室、ベランダ等の出入口の敷居の
下枠として用いられるもので、下枠本体2およびレール
取付部材10から構成されている。下枠本体2は出入口
の幅、少くとも2枚の引戸25,25の幅の倍の長さの
帯状のステンレス板を図1に示すように樋状に折曲加工
して形成したもので、屋外側の側壁3はその先端がコ字
状に屈曲して仕切り面4を構成し、また屋内側の側壁5
はその先端が屈曲して屋内側の仕切り面6を構成してい
る。そして屋内外の仕切り面4,6は車椅子の通過を容
易にし、高齢者や身障者の出入に支障を与えないように
略同一面となるように構成されている。また底部7は屋
外側に傾斜して形成してあって、敷居上に浸入した氷を
屋外方向に後記のレール基部11の脚部15および屋外
側の側壁3の、各両端部および中天の3個所に穿設され
た水抜き孔16,8を通して3個所に埋設した水抜きパ
イブ9を経て屋外に排出するようになっている。
【0006】レール取付部材10は、下枠本体2と同様
に出入口の幅、少くとも2枚の引戸25,25の幅の倍
の長さの帯状のステンレス板を図1のように折曲加工し
て構成したもので、レール基部11とレール部12およ
び浮き上り防止片13からなっている。そしてレール基
部11は上面14と両端より下方に延びる脚部15,1
7よりなり、上面14には引戸25の戸車26を案内す
るレール部12がビス19により交換可能にビス止めし
てあり、2本のレール27,27の間に相当する位置に
は5個所に水抜き孔22が穿設されていて、2本のレー
ル27,27の間に浸入した水をレール部12の水抜き
孔21を通して、氷抜き孔22から下方に落下排水する
ように構成されている。また上面14より下方に延びる
両脚部15,17は、上面14が水平になり、レール2
7,27が垂直に配置されるように、またレール27,
27の先端が下枠本体2の屋円外の仕切り面4,6と略
同一の高さとなるように、下枠本体2の傾斜した底部7
に対応させて屋外側の脚部15を長く、屋内側の脚部1
7を短く構成されている。そして上面14に設けたレー
ル部12に引戸25の戸車26が嵌合したときに、レー
ル基部11は引戸25の重さにより下枠本体2の底部7
の低い屋外側に移動し、屋外側の脚部15が下枠本体2
の屋外側の側壁3に圧接して常に所定の配置位置に置か
れるようになっている。また引戸25を閉じてハンドル
29により引寄せて引戸25の側面を、下枠1の仕切り
面6に取付けたAT材23に押圧して気密状態で施錠す
る時には、戸車26により斜め方向の力が働いてレール
基部11の屋外側の脚部15が、下枠本体2の屋外側の
側壁3に圧接されるので、レール基部11は引戸25を
開放している時と同じ状態が保持されて、レール基部1
1を下枠本体2に固定しなくとも、固定して取付けた場
合と同じように引戸25の開閉に支障を与えるようなこ
とはない。また、レール基部11の屋外側の脚部15を
図2に示すように上方に折曲して係止部29を設けて、
下枠本体2の屋外側の側壁3の先端が形成する仕切り面
4に係止するようにすることにより、レール基部11の
移動が、より確実に防止され、引戸25の開閉に支障を
与えることがない。
【0007】レール部12は、レール基部11の上面1
4に取換可能にビス19により取付けられていて、図1
に示すようにステンレス板を折曲して形成した2本のレ
ール27,27が設けられている。この2本のレール2
7,27の先端は、下枠本体2の屋内外の仕切り面4,
6の面と略同一面上にあるように設けられていて、車椅
子の通過を容易にし、高齢者や身障者が安全に通れるよ
うになっている。そして屋内側には浮上り防止片13の
取付部20が延出して設けられている。この取付部20
に取付けられる浮上り防止片13は、その先端部が、下
枠本体2の屋円側の仕切り面6に、レール側に突出して
取付けられたAT材取付部24の下方に位置するように
取付けられていて、下枠本体2の底部7に水がたまって
レール基部11が浮上ることがあっても、またレール2
7に側方から不測の力が加わっても、浮上り防止片13
が当接してレール取付部材10が下枠本体2内から外へ
飛出すことがないようになっている。そして浮上り防止
片13は全面に小孔が穿設されていて、塵等が水と一緒
に下方に流れ込まないようになっている。なお浮上り防
止片13の小孔を通して浸入した水は、レール基部11
の屋内側の脚部17に穿設した水抜き孔18を通って屋
外側に流れるようになっている。また2本のレール27
の間には5個所に水抜き孔22が穿設されていて、レー
ル基部11の上面14に穿設した水抜き孔21を通して
落下排出されるようになっている。なお図1の実施例に
おいては2本のレール27が設けられているが、レール
27は1本でも3本でも必要に応じて設けることができ
る。
【0008】
【発明の効果】本発明は以上のような構成であって、樋
状の下枠本体内の傾斜した底部に、その上面に取付けた
レールを垂直かつ所定の高さに配置するように、底部の
傾斜に合せて高さを決めた脚部を設けたレール取付部材
を載置して、屋外側の脚部を下枠本体の屋外側側壁に常
に圧接するように引戸の下枠を構成したため、レール取
付部材を下枠本体内の底部に置くだけで取付けられるの
で取付けが非常に簡単であると共に掃除に際してもレー
ル取付部材を簡単に下枠本体内から取出せることがで
き、その上構造が複雑でないので、掃除が容易で、塵等
のたまり易い出入口の下枠を常に清潔に保つことがで
き、またレールが損傷しても簡単に取外し交換ができ
る。そして重さのかかるレールをレール基部の上面の両
端に設けた脚部により支えているため、大きな荷重に耐
えられ出入口の下枠としては最適である。またレール取
付部材の屋外側の脚部の先端に設けた係止部を、下枠本
体の屋外側側壁の先端に形成した仕切り面に係止してレ
ール取付部材を取付けることにより、下枠本体にレール
取付部材を簡単に取付けることができ、また取外しも簡
単であるからレールの交換・下枠の掃除等を容易に行う
ことができる。さらにまたレール取付部材に浮上り防止
部材を設け、その先端部を屋内側の仕切り面に取付けた
AT材取付部の下方に位置するように取付けることによ
り、下枠本体内に水がたまった場合でも、レール取付部
材がAT材取付部の下面に当接して浮上ることがなく引
戸の開閉に支障を与えることがない。またレール側方よ
り不測の力が作用してもレール取付部材が下枠本体内か
ら飛出すことがないので安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の引戸の下枠の縦断面図である。
【図2】他の実施例の縦断面図である。
【図3】本発明の下枠を用いて引戸を建込んだ出入口の
正面図である。
【符号の説明】
1 下枠 2 下枠本体 7 底部 8,16,18,21,22 水抜き孔 10 レール取付部材 11 レール基部 12 レール部 13 浮上り防止片 25 引戸 27 レール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 1/70 E05D 15/06 124

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樋状に形成した下枠本体の底部を、屋外
    側に傾斜させて構成し、この傾斜させた底部に、上面に
    レールを交換可能に取付けると共に、その上面の両端
    に、上面に取付けたレールを垂直かつ所定の高さに配置
    するように、底部の傾斜に合せて高さを決めた脚部を設
    けたレール取付部材を載置し、そしてそのレール取付部
    材の屋外側の脚部を下枠本体の屋外側側壁に常に圧接す
    るように構成したことを特徴とする引戸の下枠。
  2. 【請求項2】 レール取付部材の屋外側の脚部の先端に
    係止部を設け、この係止部を下枠本体の屋外側側壁の先
    に形成した仕切り面に係止するようにしたことを特徴
    とする請求項1記載の引戸の下枠。
  3. 【請求項3】 レール取付部材に浮上り防止部材を設
    け、その浮上り防止部材の先端部を屋内側の仕切り面に
    取付けたAT材取付部の下方に位置するように取付け
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の引戸の
    下枠。
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