JPH0730856Y2 - 出入口の排水装置 - Google Patents

出入口の排水装置

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JPH0730856Y2
JPH0730856Y2 JP1988012824U JP1282488U JPH0730856Y2 JP H0730856 Y2 JPH0730856 Y2 JP H0730856Y2 JP 1988012824 U JP1988012824 U JP 1988012824U JP 1282488 U JP1282488 U JP 1282488U JP H0730856 Y2 JPH0730856 Y2 JP H0730856Y2
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JP
Japan
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lower frame
frame
sliding door
entrance
exit
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JP1988012824U
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JPH01118075U (ja
Inventor
正 栗田
Original Assignee
新日軽株式会社
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  • Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)
  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は建築物のベランダ、玄関、勝手口等の出入口に
おける排水装置に関する。
(従来技術とその問題点) 従来、建築物の出入口のサッシの下枠は、雨水が屋内側
に浸入しないように、屋内側に向かって昇段状に形成さ
れていた。このため、屋内側と屋外側のフロア面には段
差を形成せざるを得ず、したがって上記出入口は車椅子
や移動ベッドを通過させにくく、取扱いに注意が必要で
ある。このため、わざわざ下枠上にカバーを敷くことが
行なわれている例もある。しかし、高齢者用の施設にお
いては利用者の日光浴のために度々出入口を通過させる
必要があり、その度毎に下枠上にカバーを敷くのは面倒
であった。
(考案の技術的課題) 本考案は上記欠点を解消し、建築物の出入口のサッシ下
枠における排水を良好にすることにより、屋内外のフロ
ア面の段差を小さくして車椅子、移動ベッド等を円滑に
通過させることができる出入口の排水装置を提供するこ
とをその技術的課題とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本考案に係る出入口の排水装
置は、建築物の出入口を構成するサッシの下枠の下方
に、排水部を有する排水溝枠を一体または一体的に形成
し、該排水溝枠を屋外側に埋設し、上記排水溝枠と上記
サッシの下枠に形成した水抜き孔とを連通させるととも
に、上記サッシの下枠には、上記出入口の開口部の下枠
材上に固定される取付け縁部と、引き戸用レールと、引
き戸の側面に当接する気密材の取付け用突条と、上記引
き戸用レールの屋外側に設けられたシャッターを受ける
シャッター受け部と、シャッター受け部の屋外側に配置
された台板部とを連続形成し、しかも上記取付け縁部と
引き戸用レールと取付け用突条とシャッター受け部の各
上端をほぼ同じ高さになるように連続形成するととも
に、上記台板部は斜面部を介してシャッター受け部より
も低く形成したことを特徴とする。
(考案の作用、効果) 前記構成によれば、排水溝枠は下枠と一体または一体的
に形成されているから、下枠と同時に排水溝が施工され
るとともに、雨水は下枠の水抜き孔から排水溝枠に排水
される。さらに、台板部は斜面部を介してシャッター受
け部よりも低く形成されているから、台板部上の雨水が
シャッター受け部から屋内側に流れることはない。した
がって、雨水の処理が良好に行なわれる。
しかも、出入口の開口部の下枠材上の取付け縁部と引き
戸用レールと取付け用突条とシャッター受け部の各上端
はほぼ同じ高さになるように連続形成されているから、
上記下枠材の屋内側に連続するフロア面と台板部の屋外
側に連続するフロア面との段差を小さくすることができ
る。したがって、車椅子、移動ベッドを大きなショック
を与えることなしに円滑に移動させることができる。
(実施例) 以下、図面によって本考案の実施例について説明する。
第1図は建築物の出入口の排水装置の一例を示すもの
で、符号1は上記出入口の開口部の屋外側に取り付けら
れたサッシの下枠を示す。この下枠1は引き戸2aと網戸
2bおよびシャッター3を収容し、上記開口部の下枠材4
の屋外側に配置されている。
上記サッシ下枠1の屋内端には上記開口部下枠材4に対
する取付け縁部5が形成され、その屋外側には引き戸用
レール6、網戸用レール7及びシャッター受け部8が形
成されて、さらに下枠1の屋外側には台板部9が斜面部
10を介して連続形成されている。
上記引き戸用レール6、6間および引き戸用レール6と
網戸用レール7との間には気密材17の取付け用突条11が
形成されている。そして、これら取付け縁部5、引き戸
用レール6、網戸用レール7、シャッター受け部8およ
び突条11の上端はほぼ同じ高さとなるように形成されて
いる。
次に、下枠1及び台板部9には水抜き孔12が形成されて
いるとともに、下枠1の下方には排水溝枠13が一体に形
成され、上記水抜き孔12は排水溝枠13に連通している。
排水溝枠13は屋外側の側板部13aと底板部13bと屋内側の
二重側板部13cとから形成され、底板部13bの屋内側には
傾斜部13dが形成され、上方に開口している。また、底
板部13bには排水部として排水孔14が形成され、屋内端
の下部には上記開口部下枠材4に対する取付け縁15が形
成されている。
上記構成の下枠1の取付け縁部5と排水溝枠13の取付け
縁15とは、出入口開口部の下枠材4に止着され、排水溝
枠13は上記出入口の屋外側に埋設され、さらに排水孔14
は排水管16に連結されている。
したがって、上述の構成によれば、排水溝枠13は下枠1
と一体に形成されているから、下枠1と同時に排水溝を
施工することができるとともに、降雨時には屋外側のフ
ロアから上記下枠1上に雨水が流れてくるが、しかし雨
水は下枠1および台板部9の水抜き孔12から排水溝枠13
内に流れ落ち、さらに排水孔14から排水させることがで
きる。したがって、下枠1と屋外側のフロアa面とを接
近させて屋内側のフロアb面と屋外側のフロアa面との
間の段差を小さくし、あるいはこれをなくすることがで
き、車椅子、移動ベッドのキャスター等の車輪18を身体
に格別のショックを与えることなしに円滑に通過させる
ことができる。
次に、第2図は出入口のサッシの下枠において、排水溝
枠13と下枠1とを別体に形成し、一体的に連設した例を
示すもので、下枠1と台板19とは別体に形成され、排水
溝枠13は下枠1に一体的に連設されている。
下枠1は中空に形成され、中空部の上面には屋内側から
屋外側に順次取付け縁部5と引き戸用レール6と網戸用
レール7と気密材取付け用突条11とシャッター受け部8
とが形成されている。これら取付け縁部5、引き戸用レ
ール6、網戸用レール7、シャッター受け部8および突
条11の上端はほぼ同じ高さに形成されている。また、中
空部の屋内端下部には取付け縁20が形成され、屋外端下
方には係合縁21が形成されている。上記取付け縁部5と
取付け縁20とは出入口開口部の下枠材4に止着されてい
る。
台板19は下枠1の中空部の屋外側面に蝶番22によって回
動開閉自在に取付けられている。
次に、下枠1及び台板19には水抜き孔12が形成されてい
るとともに、下枠1の下方には排水溝枠13が一体に形成
され、上記水抜き孔12は排水溝枠13に連通している。
排水溝枠13は両側板部13a、13cと底板部13bとをコ字形
に形成して上方に開口したもので、底板部13bには排水
管16に開口する排水孔14が形成されている。また、屋外
側の側板部13aの上端には係合溝23が形成されている。
上記排水溝枠13は屋内側の側板部13cを下枠1の係合縁2
1に係合させて出入口の屋外側に埋設されている。その
際、屋外側の側板部13aの上端は屋外側のフロアa面に
対して殆ど段差が生じないように埋設されている。上記
側板部13aの上端の係合溝23には台板19の屋外側端部が
係合している。
上記構成により、前述の例と同様に、降雨時には屋外側
のフロアから上記下枠1上に雨水が流れてくるが、前述
の例と同様に、水抜き孔12から排水溝枠13内に流下する
ので、排水孔14から排水させることができ、さらに、台
板部9は斜面部10を介してシャッター受け部8よりも低
く形成されているから、台板部9上の雨水がシャッター
受け部8から屋内側に流れることはない。したがって、
雨水の処理が良好に行なわれる。
しかも、出入口の開口部の下枠材1上の取付け縁部と引
き戸用レール6と取付け用突条とシャッター受け部8の
各上端はほぼ同じ高さになるように連続形成されている
から、上記下枠材1の屋内側に連続するフロアb面と台
板部9の屋外側に連続するフロアa面との段差を小さく
することができる。したがって、車椅子、移動ベッドを
大きなショックを与えることなしに円滑に移動させるこ
とができる。
また、台板19は開閉可能に形成されているから、排水溝
枠13の排水孔14が詰まったときに上部を開いて掃除する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る出入口の排水装置の一例の断面
図、第2図は上記排水装置の他の例の断面図である。 符号1……下枠、4……下枠材、12……水抜き孔、13…
…排水溝枠、13a、13c……側板部、13b……底板部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建築物の出入口を構成するサッシの下枠の
    下方に、排水部を有する排水溝枠を一体または一体的に
    形成し、該排水溝枠を屋外側に埋設し、上記排水溝枠と
    上記サッシの下枠に形成した水抜き孔とを連通させると
    ともに、上記サッシの下枠には、上記出入口の開口部の
    下枠材上に固定される取付け縁部と、引き戸用レール
    と、引き戸の側面に当接する気密材の取付け用突条と、
    上記引き戸用レールの屋外側に設けられたシャッターを
    受けるシャッター受け部と、シャッター受け部の屋外側
    に配置された台板部とを連続形成し、しかも上記取付け
    縁部と引き戸用レールと取付け用突条とシャッター受け
    部の各上端をほぼ同じ高さになるように連続形成すると
    ともに、上記台板部は斜面部を介してシャッター受け部
    よりも低く形成したことを特徴とする出入口の排水装
    置。
JP1988012824U 1988-02-02 1988-02-02 出入口の排水装置 Expired - Lifetime JPH0730856Y2 (ja)

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JP1988012824U JPH0730856Y2 (ja) 1988-02-02 1988-02-02 出入口の排水装置

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JP1988012824U JPH0730856Y2 (ja) 1988-02-02 1988-02-02 出入口の排水装置

Publications (2)

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JPH01118075U JPH01118075U (ja) 1989-08-09
JPH0730856Y2 true JPH0730856Y2 (ja) 1995-07-19

Family

ID=31222611

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JP1988012824U Expired - Lifetime JPH0730856Y2 (ja) 1988-02-02 1988-02-02 出入口の排水装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2571563Y2 (ja) * 1993-11-09 1998-05-18 株式会社日本アルミ 引戸の排水構造
JP2765616B2 (ja) * 1994-11-07 1998-06-18 山内サッシ工業株式会社 出入り口用のサッシ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5327938U (ja) * 1976-08-14 1978-03-09
JPS5811568U (ja) * 1981-07-15 1983-01-25 大石産業株式会社 引戸装置

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JPH01118075U (ja) 1989-08-09

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