JPH1036771A - 自動車用劣化塗膜及び小傷修復兼つや出し剤 - Google Patents

自動車用劣化塗膜及び小傷修復兼つや出し剤

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JPH1036771A
JPH1036771A JP21901596A JP21901596A JPH1036771A JP H1036771 A JPH1036771 A JP H1036771A JP 21901596 A JP21901596 A JP 21901596A JP 21901596 A JP21901596 A JP 21901596A JP H1036771 A JPH1036771 A JP H1036771A
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restoring
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Norio Tani
紀夫 谷
Ryutaro Hidaka
隆太郎 日高
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 下記成分(1)〜(4)を含有することを特
徴とする自動車用劣化塗膜及び小傷修復兼つや出し剤。 (1)湿気硬化性オルガノポリシロキサン0.1〜1
0.0重量部 (2)被膜形成調整剤として有機錫化合物又は金属キレ
ート又はこれらの混合物0.0005〜1.0重量部 (3)キャリアーとして沸点100〜250℃の揮発性
ジメチルポリシロキサン75.0〜99.0重量部 (4)オルガノポリシロキサン油0.1〜20.0重量
部 【効果】 本発明組成物は自動車の塗装面に使用するこ
とによって、劣化した塗膜の修復、小傷部分の修復と光
沢性に優れた耐久性の被膜を形成することができるた
め、自動車用劣化塗膜及び小傷修復兼つや出し剤として
車体の保守、管理に極めて好適である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の劣化した塗膜や
塗膜の小傷を修復して回復させ、耐久性のあるつや被膜
を早期にかつ簡単な作業で形成する自動車用劣化塗膜及
び小傷修復兼つや出し剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】自動車
の塗膜は通常自然界にあっては、ほこり、砂じん、土や
泥、排気ガス、タールやピッチなどにより小さな傷がで
きる。小さな傷は塗膜の美観を著しく損ねるだけでな
く、上記汚染物が強固に固着し、雨水や太陽光線、酸素
と共に働き塗膜表面を劣化させる。一度劣化が始まった
塗膜は目にみえないスポンジ状の面になる。汚れはより
固着し、一層劣化は進む。
【0003】塗膜の保護には通常カーワックスが使われ
る。カーワックス類は形成する保護膜が天然や合成ろう
成分、油脂類及び不揮発性のシリコーンからなる非常に
薄い膜であるため耐久性にとぼしく、また劣化した塗膜
に使用した時スポンジ状塗面に吸収されて、有効な保護
被膜が形成できなかったりしてかえって外観を損なう。
このように通常のカーワックスによる日常の手入れでは
耐久性のあるつやの被膜は得られないし、一度劣化し始
めた塗膜の保護及び美観の向上も困難である。
【0004】そのためカーワックス等に樹脂を添加し効
果の持続性向上が計られているが、つやの被膜の持続に
優れたものはいまだみあたらない。また小さな傷が入っ
たり、劣化した塗膜状態を元に回復するのに利用されて
いる従来の方法はラビングコンパウンド、クリーナーワ
ックス等によるクリーニング等で、かなりの重労働を要
していた。またこれらは主に劣化した面を除去するもの
で小傷や劣化した塗面を修復することは全くできなかっ
た。また小さな傷を顔料成分から合成樹脂被膜で固定す
ることにより塗面の小傷を修復し美観を回復しようとす
るものもあるが、顔料成分の付着具合により色ムラがで
たり、塗膜本来の色との微妙な相違によりかえって美観
が悪化したりした。また劣化した塗膜の修復までの被膜
を早期に簡単につくるものはなかった。
【0005】本発明は前記事情に基づいてなされたもの
である。すなわちこの発明の目的は自動車の劣化した塗
膜や塗膜の小傷を修復して塗膜の美観を回復させ、耐久
性のあるつや被膜をつくること、及びその効果を合わせ
持った自動車用つや出し剤即ち該つや出し剤組成物を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は上記課
題を解決したもので、下記成分(1)〜(4)を含有す
ることを特徴とする自動車用劣化塗膜及び小傷修復兼つ
や出し剤である。 (1)湿気硬化性オルガノポリシロキサン0.1〜1
0.0重量部 (2)被膜形成調整剤として有機錫化合物又は金属キレ
ート又はこれらの混合物0.0005〜1.0重量部 (3)キャリアーとして沸点100〜250℃の揮発性
ジメチルポリシロキサン75.0〜99.0重量部 (4)オルガノポリシロキサン油0.1〜20.0重量
【0007】湿気硬化性オルガノポリシロキサンとして
は下記一般式〔I〕(化1)で表されるものが好まし
い。
【化1】(式中R及びRは置換又は非置換の1価炭
化水素基を、aはその平均値が0.40から1.70の
範囲内にある値を、bは一般式〔I〕中におけるケイ素
原子に結合したOR基の比率が5重量部以上になる値
を、qは3以上の整数をそれぞれ示す。)
【0008】以下、この発明について詳細に説明する。
本発明は成分(1)〜(4)を均一に溶解した組成物で
あり、自動車塗膜の劣化の修復効果、塗面の小傷の修復
効果、つや出し効果を兼ね備えた機能性の自動車用つや
出し剤を得ることに成功したものである。
【0009】本発明で使用されるキャリアーとして揮発
性ジメチルポリシロキサン及び湿気硬化性オルガノポリ
シロキサンを使用することにより、自動車塗装面に微量
に残っている自動車用ワックス等の保護成分の影響を受
けずに均一に、また自動車塗膜の小傷や引っかき傷や劣
化によって凸凹になった部分に浸透して密着性の強い平
滑均一な被膜を形成し、その結果傷や凸凹の面に起因す
る白化現象が消滅し、塗膜本来のつやが回復し、しかも
本発明品を塗布使用した塗膜面はそれ以外と見違えるほ
どつやに優れ、傷等の欠陥が解決されるものとなった。
【0010】本発明品組成物は塗布した後余分に塗布さ
れたものは拭き取り作業などして除去されることが好ま
しく、湿気硬化性オルガノポリシロキサンと被膜形成調
整剤、揮発性ジメチルポリシロキサン、オルガノポリシ
ロキサン油を使用することにより、適度の大きさに架橋
したオルガノポリシロキサン被膜がただちに形成され、
容易に拭き取り作業をすることが可能になり、その後に
撥水に優れ丈夫で均一な光沢被膜が形成させることが可
能になった。
【0011】本発明の組成物において成分(1)である
湿気硬化性オルガノポリシロキサンとしては、上記一般
式〔I〕においてR及びRが例えばメチル基、エチ
ル基、プロピル基、3,3,3−トリフルオロプロピル
基、ブチル基、ヘキシル基、フェニル基等の置換又は非
置換の1価炭化水素基を示すものが挙げられ、特にR
がメチル基、Rがメチル基又はエチル基の場合が、工
業的観点から好ましい。またOR基の比率が5重量部
以上が好ましく、それより小さいと耐溶剤性のものが得
られない。成分(1)の本発明の組成物における含有量
は0.1〜10.0重量部である。0.1重量部未満で
は均一な被膜が得られず、10重量部を越えると被膜形
成においては何ら問題はないが仕上がりに困難が生じ無
駄である。
【0012】本発明において使用される成分(2)の被
膜形成調整剤には、有機錫化合物又は金属キレート又は
これらの混合物が挙げられ、これらは成分(1)の湿気
硬化速度を調整して、一般消費者に自動車用つや出し剤
を使用するのと同様の環境で容易に作業できるようにす
る。これらには例えばジブチル錫ジアセテート、ジブチ
ル錫ジオクチレート、ジブチル錫ジラウレートなどの有
機錫化合物、アルミニウムトリス(アセチルアセト
ン)、アルミニウムトリス(アセトアセテートエチ
ル)、アルミニウムジイソプロポキシ(アセトアセテー
トエチル)、ジルコニウム(アセチルアセトン)、ジル
コニウムトリス(アセチルアセトン)、チタニウムテト
ラキス(エチレングリコールモノメチルエーテル)、チ
タニウムテトラキス(エチレングリコールモノエチルエ
ーテル)、チタニウムテトラキス(エチレングリコール
モノブチルエーテル)、ジルコニウムテトラキス(エチ
レングリコールモノメチルエーテル)、ジルコニウムテ
トラキス(エチレングリコールモノエチルエーテル)、
ジルコニウムテトラキス(エチレングリコールモノブチ
ルエーテル)等の金属キレートが挙げられる。
【0013】成分(2)の本発明の組成物における含有
量は0.0005〜1.0重量部、好ましくは0.00
5〜0.5重量部である。0.0005重量部未満では
被膜形成速度が遅すぎ、1.0重量部を越えるとその速
度が速すぎて作業が困難になる。
【0014】本発明の組成物において、成分(3)であ
るキャリアーは沸点100〜250℃の線状ジメチルポ
リシロキサンで粘度0.65〜3.0cs程度のもの、
沸点100〜250℃の環状ジメチルポリシロキサンで
3〜6量体のもの等が挙げられる。これらのキャリアー
は単独又は混合して用いることができる。又場合によれ
ばこれらのキャリアーの35重量部以下を炭化水素系溶
剤でおきかえてもよい。
【0015】成分(3)の本発明の組成物における含有
量は75.0重量部〜99.0重量部である。75.0
重量部未満では被膜形成速度が速すぎて膜厚が厚くなり
作業性が劣り、99.0重量部を越えると被膜の形成が
不十分で均一な被膜が得られない。
【0016】本発明の組成物において成分(4)である
オルガノポリシロキサン油としてはジメチルシリコーン
オイル及び/又は有機変性シリコーンオイルを使用する
ことができ、これらは成分(1)の光沢を増加させ、湿
気硬化速度を調整するとともに、一般消費者に自動車用
つや出し剤を使用するのと同様の環境で容易に作業でき
るようにする。
【0017】本発明において使用されるジメチルシリコ
ーンオイルは25℃における粘度は3.0cs〜10万
csの範囲のものが好ましく、粘度が3.0cs以下の
ものは前記キャリアーとなり揮発するため好ましくな
く、10万cs以上のものはムラが生じたりベタつき感
が生じたりするので好ましくない。また粘度の高いもの
と低いものを混合して適当の粘性に調節して用いても構
わない。
【0018】又本発明において使用される有機変性シリ
コーンオイルとしてはメチルフェニルシリコーンオイ
ル、アルキル変性シリコーンオイル、アルキルアラルキ
ル変性シリコーンオイル、フッ素変性シリコーンオイ
ル、ポリエーテル変性シリコーンオイル、アクリル変性
シリコーンオイル、カルボキシ変性シリコーンオイル、
アミノ変性シリコーンオイル等があげられる。これらは
1種又は2種以上を併用して使用することができる。
【0019】本発明のオルガノポリシロキサン油はジメ
チルシリコーンオイル単独又は有機変性シリコーンオイ
ル単独又はジメチルシリコーンオイルと有機変性シリコ
ーンオイルの1種又は2種以上とを併用して用いること
ができ、本発明品中0.1〜20.0重量部、好ましく
は0.5〜15.0重量部あればよく、0.1重量部よ
り少ないと作業性が悪くて充分な効果が得られない。2
0.0重量部を越えるとベタつきが感じられ、経済性に
欠けるので好ましくない。
【0020】本発明には顔料及び/又は染料を塗装色と
同じ色相をもった着色剤として使用することができ、顔
料としては有機顔料あるいは無機顔料を用いることがで
き、染料としては油溶性染料を用いることができる。ま
たつや出し剤用として一般に慣用されている紫外線吸収
剤、防錆剤、香料、螢光増白剤等の成分を必要に応じて
配合しても差し支えない。
【0021】本発明品は塗膜修復作用、小傷部分の修復
と光沢性に優れたものであり、塗膜の美観を回復して長
期に保持できるという従来の自動車用つや出し剤にはみ
られない優れた作用を有するものである。
【0022】
【実施例、比較例】
使用した湿気硬化性オルガノポリシロキサン ・メチルトリメトキシシラン108.8部、ジメチルジ
メトキシシラン18.0部、ジフェニルジメトキシシラ
ン12.2部及び水12.0部からなる混合物を加水分
解し、副生成したメタノールを減圧留去して湿気硬化性
オルガノポリシロキサンAを得た。一方(化1)にて示
される一般式〔I〕に相当するものとして次のようなも
のがある。 ・X−40−175(信越化学工業)外観:無色透明、
粘度(25℃)11cs、比重1.07、シロキサン1
00% 皮膜特性(風乾24Hr、ジブチル錫ジラウレート0.
5重量%添加) 基材 ブライト鋼板(0.3厚) 鉛筆硬度 3H 膜厚 10μ 密着性(ゴバン目) 100/100 ・SR2406(東レ・ダウコーニング シリコーン)
外観:無色透明液体、比重1.05、粘度(25℃)1
0cs、固形分55% 皮膜特性(風乾24Hr、ジブチル錫ジラウレート0.
5重量%添加) 基材 ブライト鋼板(0.3厚) 鉛筆硬度 F 密着性(ゴバン目) 100/100
【0023】使用した被膜形成調整剤は次の通りであ
る。 ・ジブチル錫ジラウレート ・ジブチル錫ジオクチレート ・ナーセムジルコニウム(日本化学産業社製)ジルコニ
ウムアセチルアセテート
【0024】使用したキャリアーは次の通りである。 ・KF96L−1.5(信越化学工業)粘度(25℃)
1.5cs、沸点195℃の揮発性線状ジメチルポリシ
ロキサン ・KF994(信越化学工業)粘度(25℃)2.3c
s、沸点175℃の揮発性環状ジメチルポリシロキサン ・KF995(信越化学工業)粘度(25℃)3.9c
s、沸点210℃の揮発性環状ジメチルポリシロキサン
【0025】使用したオルガノポリシロキサン油は次の
通りである。 ・KF96L−5(信越化学工業)粘度(25℃)5.
0cs±1.0csのジメチルシリコーンオイル ・KF96−350(信越化学工業)粘度(25℃)3
50cs±17csのジメチルシリコーンオイル ・SH230(東レ・ダウコーニング シリコーン)粘
度1300cs(25℃)のアルキルアラルキル変性シ
リコーンオイル ・KF414(信越化学工業)粘度100cs(25
℃)のアルキル変性シリコーン
【0026】実施例1 KF994、KF96L−5、SH230、湿気硬化性
オルガノポリシロキサンA、ジブチル錫ジラウレートを
順次加え、均一になるまで撹拌し組成物を得る。
【0027】実施例2 KF96L−1.5にKF96L−5及びX−40−1
75を加え均一に撹拌した後、ジブチル錫ジラウレート
を加え均一に撹拌し組成物を得る。
【0028】実施例3 KF96L−1.5にKF994、KF96L−5、K
F414、SR2406、ジブチル錫ジラウレートを加
え、均一になるまで撹拌し組成物を得る。
【0029】実施例4 KF994、KF96L−1.5、KF96L−5、K
F414、SH230、X−40−175、SR240
6、ナーセムジルコニウム、ジブチル錫ジラウレートを
加え、均一になるまで撹拌し組成物を得る。
【0030】実施例5 KF96L−1.5にKF994、KF995、SR2
406、KF96L−5、KF96−350、SH23
0、KF414、ジブチル錫ジオクチレート、ナーセム
ジルコニウムを加え、均一になるまで撹拌し組成物を得
る。
【0031】比較例で使用した成分は以下の通りであ
る。 ・ネオクリルR960(ゼネカ)pH8.0、粘度(2
5℃)300cps、固形分33wt%のウレタン樹脂
エマルジョン ・Protopet Yellow 2A(Witc
o)融点54〜60℃のホワイトペトロラタム ・NMP(BASF)N−メチルピロリドン 沸点20
4℃ ・ノニポール100(三洋化成工業)有効成分100
%、HLB 13.3、ノニルフェノールにエチレンオ
キサイドを10モル付加させたノニオン系界面活性剤 ・KM787(信越化学工業)ジメチルシリコーンオイ
ル1000cs、 比重1.0、不揮発分30%、弱ア
ニオン性界面活性剤を使用したエマルジョン ・ペガゾール3040(モービル石油)蒸留範囲155
〜197℃、アニリン点56℃の一部芳香族を含んだ脂
肪族溶剤 ・ヘキストワックスS(ヘキスト社)滴点81〜87
℃、酸価130〜150、モンタンワックスをベースと
した酸ワックス ・モルホリン ・サテントンW(エンゲルハード社)平均粒径1.4μ
mの水不溶性アルミニウムシリケートパウダー
【0032】比較例1 60℃の湯にノニポール100を加え均一に溶解した
後、60℃に加熱し液状にしたProtopet Ye
llow 2Aを加え均一に乳化する。その後ネオクリ
ルR960、KM787、NMPを加えて均一に分散し
て乳化物を得る。
【0033】比較例2 ペガゾール3040にシリコーンKF96−350、オ
レイン酸、ヘキストワックスSを加えて80℃に加熱溶
解する。この中にモルホリン、サテントンWを加えた水
を撹拌下注入してO/W型エマルジョンを作り乳化物を
得る。
【0034】比較例3 KF994にKF414、SR2406を加え、ジブチ
ル錫ジラウレートを加え均一になるまで撹拌し組成物を
得る。
【0035】試験方法 作成した組成物の塗布作業性、拭き取り作業性、傷の隠
ぺい性、光沢性、耐洗剤性、耐久性の性能について調べ
た。試験結果は表1に示す。 (イ)塗布作業性 通常のワックス掛け作業を、大阪市内及び近畿一円を毎
日走る車5台についてパネラー5名にしてもらい、試料
塗布時の伸びを評価する。 ◎大変良い ○良い △普通 ×悪い (ロ)拭き取り作業性 通常のワックス掛け作業を、大阪市内及び近畿一円を毎
日走る車5台についてパネラー5名にしてもらい、試料
塗布後の拭き取りやすさを評価する。 ◎大変良い ○良い △普通 ×悪い (ハ)傷の隠ぺい性 傷のついた塗装板に均一に試料を塗布して室温で乾燥さ
せ、布で軽く拭き取った後凹部が隠ぺいされているか否
かを目視で評価する。 ◎優秀 ○良好 △不十分 ×不良 (ニ)光沢性 大阪市内及び近畿一円を毎日走る車5台に通常のワック
ス掛け作業をして、布で拭き取った後の塗装面の光沢を
目視で評価する。 ◎深みの光沢がある ○光沢がある △わずかに光沢がある ×光沢がない (ホ)耐洗剤性 上記光沢性試験をした塗装板を0.1wt%アルキルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウムの洗剤液を用いて洗浄し、
水洗乾燥後の塗装面の状態を目視で評価する。 ○光沢があり傷が目立たない △光沢が少しあり傷が少し目立つ ×光沢がなく傷が目立つ (ヘ)耐久性 大阪市内及び近畿一円を毎日走る車5台の天板を各々9
等分し、その各々に実施例1〜5、比較例1〜3を通常
のワックス掛け作業をして布で軽く拭き取った。尚残り
1区分はブランクとした。評価はブランクと比較して、
1カ月後目視で塗面の美観を調べた。 ◎優秀 ○良好 △不十分 ×不良
【0036】
【表1】
【0037】
【発明の効果】本発明組成物は前記の如き構成からなる
ものであり、特に自動車の塗装面に使用することによっ
て劣化した塗膜の修復、小傷部分の修復と光沢性に優れ
た耐久性の被膜を形成することができるため、自動車用
劣化塗膜及び小傷修復兼つや出し剤として車体の保守、
管理に極めて好適である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記成分(1)〜(4)を含有すること
    を特徴とする自動車用劣化塗膜及び小傷修復兼つや出し
    剤。 (1)湿気硬化性オルガノポリシロキサン0.1〜1
    0.0重量部 (2)被膜形成調整剤として有機錫化合物又は金属キレ
    ート又はこれらの混合物0.0005〜1.0重量部 (3)キャリアーとして沸点100〜250℃の揮発性
    ジメチルポリシロキサン75.0〜99.0重量部 (4)オルガノポリシロキサン油0.1〜20.0重量
  2. 【請求項2】 湿気硬化性オルガノポリシロキサンが下
    記一般式〔I〕(化1)で表されるオルガノポリシロキ
    サンである請求項1記載の自動車用劣化塗膜及び小傷修
    復兼つや出し剤。 【化1】 (式中R及びRは置換又は非置換の1価の炭化水素
    基を、aはその平均値が0.40から1.70の範囲内
    にある値を、bは一般式〔I〕中におけるケイ素原子に
    結合したOR基の比率が5重量部以上になる値を、q
    は3以上の整数をそれぞれ示す。)
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