JP2005082772A - 塗膜面の傷埋め調整剤、及びこれを用いた塗膜面の艶出し方法 - Google Patents

塗膜面の傷埋め調整剤、及びこれを用いた塗膜面の艶出し方法 Download PDF

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Abstract

【課題】自動車塗膜などの塗膜面の細かな傷やひび割れをコンパウド等で磨くことなく、簡単な塗布作業でこれら傷部分を埋めることができ、さらにその上に塗布された艶出し剤による被膜の艶を長期に維持することが可能である塗膜面の傷埋め調整剤、及びこれを用いた塗膜面の艶出し方法を提供する。
【解決手段】(a)アクリル樹脂、(b)反応性シロキサン化合物、及び(c)シリコーンオイルを必須として含有することを特徴とする塗膜面の傷埋め調整剤を下地調整剤(I)として用いて、塗膜面に、該下地調整剤(I)を塗布した後、艶出し剤(II)を塗布して塗膜面の艶出しをする。
【選択図】なし

Description

本発明は、自動車塗膜などの塗膜面の傷埋めや艶出し前の下地調整層として有用な塗膜面の傷埋め調整剤、及びこれを用いた塗膜面の艶出し方法に関する。
自動車、鉄道車両、飛行機、建物等の各種外板の塗膜面は、水や紫外線により経時で徐々に劣化し、また埃、砂塵、排気ガスなどにより汚染されたり、傷つけられるため、通常、該塗膜面の保護、美観維持を目的に、ワックス類等の表面保護剤を塗布することが行われている。自動車用としては、例えばワックスにシリコーンオイルを配合したカーワックス等が用いられ、これを自動車外板の塗膜上に塗布して撥水被膜を形成している(特許文献1、特許文献2、参照)が、これらのカーワックスでは経時に撥水性が失われてしまうという欠点があった。
また塗膜面に洗車や砂塵等によって生じた細かな傷やひび割れ面にワックスを塗布しても良好な艶は得られないため、塗膜面をコンパウンドやクリーナー等によって磨いて傷やひび割れを除去する必要があるが、このような作業は非常に工数を要するものであり、しかも塗膜表層を削り取ってしまうので、塗膜本来の耐久性を低下させてしまう恐れがあった。
そこで、このような細かな傷やひび割れをコンパウド等で磨くことなく埋めながら艶を出す方策として特定のポリオルガノシロキサンを主成分とする小傷修復兼つや出し剤も提案されている(特許文献3、参照)が、傷埋能が不十分であり、経時で良好な艶感が損なわれるという問題があった。
特開昭52−82688号公報
特開昭62−132981号公報 特開平10−36771号公報
本発明の目的は、自動車塗膜などの塗膜面の細かな傷やひび割れをコンパウド等で磨くことなく、簡単な塗布作業でこれら傷部分を埋めることができ、さらにその上に塗布された艶出し剤による被膜の艶を長期に維持することが可能である塗膜面の傷埋め調整剤、及びこれを用いた塗膜面の艶出し方法を提供することにある。
本発明は、(a)アクリル樹脂、(b)反応性シロキサン化合物、及び(c)シリコーンオイルを必須として含有することを特徴とする塗膜面の傷埋め調整剤、及び該傷埋め剤を下地調整剤(I)として用いて、塗膜面に、該下地調整剤(I)を塗布した後、艶出し剤(II)を塗布する塗膜面の艶出し方法に関する。
本発明の傷埋め調整剤によれば、自動車塗膜などの塗膜面の細かな傷やひび割れをコンパウド等で磨くことなく、簡単な塗布作業でこれら傷部分を埋めることができ、さらにその調整剤層上に塗布された艶出し剤による被膜の艶を長期に維持することができる。従って本発明の方法によって塗膜性能や艶をそのまま維持することが可能である。
本発明においてアクリル樹脂(a)は、下記に示すような重合性不飽和モノマーを構成成分とする共重合体である。
重合性不飽和モノマーとしては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、tert−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、トリデシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート等のC1〜24アルキル(メタ)アクリレート;2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2,3−ジヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、これらにε- カプロラクトンを開環重合した化合物等の水酸基含有重合性不飽和モノマー;アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸などのカルボキシル基含有重合性不飽和モノマー;グリシジル(メタ)アクリレート、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル(メタ)アクリレートなどのエポキシ基含有重合性不飽和モノマー;N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレートなどのアミノアルキル(メタ)アクリレート;アクリルアミド、メタアクリルアミド、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロールアクリルアミドメチルエーテル、N−メチロールアクリルアミドブチルエーテルなどの(メタ)アクリルアミド又はその誘導体;アクリロニトリル、メタクリロニトリル、酢酸ビニル、ベオバモノマー(シェル化学社製)、スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン;イソボルニル(メタ)アクリレート、トリシクロデカニル(メタ)アクリレート、アダマンチル(メタ)アクリレートなどの該有橋脂環式炭化水素基を有する重合性不飽和モノマー;2−(2'−ヒドロキシ−5'−メタクリロイルオキシエチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、4−(メタ)アクリロイルオキシ−1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジンなどの紫外線吸収性もしくは紫外線安定性重合性不飽和モノマーなどが挙げられる。これらの化合物は、1種で、又は2種以上を組合せて使用することができる。
本明細書において、「(メタ)アクリレート」は、「アクリレート又はメタクリレート」を意味するものとする。
上記モノマー成分を重合して共重合体を得るための重合方法は、特に限定されるものではなく、それ自体既知の重合方法、例えばラジカル重合開始剤の存在下において、塊状重合法、溶液重合法、塊状重合後に懸濁重合を行う塊状−懸濁二段重合法等、なかでも溶液重合法を好適に使用することができる。
前記溶液重合法による重合方法としては、例えば、前記モノマー混合物を有機溶媒に溶解もしくは分散せしめ、上記ラジカル重合開始剤の存在下で、通常、80℃〜200℃程度の温度で撹拌しながら加熱する方法を挙げることができる。反応時間は通常1〜24時間程度が適当である。
上記有機溶媒としては、ヘプタン、トルエン、キシレン、オクタン、ミネラルスピリット等の炭化水素系溶剤;酢酸エチル、酢酸n−ブチル、酢酸イソブチル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート等のエステル系溶剤;メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系溶剤;メタノール、エタノール、イソプロパノール、n−ブタノール、 sec−ブタノール、イソブタノール等のアルコール系溶剤;n−ブチルエーテル、ジオキサン、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル等のエーテル系;スワゾール310、スワゾール1000、スワゾール1500(以上、いずれもコスモ石油社製)、SHELLSOL A(シェルゾールA、シェル化学社製)等の芳香族石油系溶剤等を挙げることができる。これらの有機溶剤は1種で又は2種以上を組合せて使用することができる。
上記の通り得られるアクリル樹脂(a)は、通常、重量平均分子量が2,000〜50,000、好ましくは5,000〜30,000の範囲内にあることが塗布作業性、得られる被膜の柔軟性の点から望ましい。尚、本明細書において、重量平均分子量とは、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーにより測定した分子量をポリスチレンの分子量を基準にして換算した値である。
本発明において反応性シロキサン化合物(b)は、傷埋及び塗布作業性の点から配合されるものであり、空気中の湿気及び/又は後述する硬化触媒(d)の存在下で常温で硬化し得るものであれば良く、通常、反応性基として分子中にメトキシ基、エトキシ基などのアルコキシ基を含有するオルガノポリシロキサンが好適である。
該アルコキシ基を含有するオルガノポリシロキサンとしては、従来公知のものが制限なく使用でき、その製造方法としては例えば、オルガノハロシランを加水分解縮合させるとともにアルコールによってアルコキシ化する方法;オルガノアルコキシシランを加水分解縮合させる方法などが挙げられる。
これらの方法は具体的には、下記式(1)〜(4)で表されるオルガノシラン化合物から選ばれる1種以上を原料として、種々条件で加水分解縮合するものである。
SiX (1)
SiX (2)
SiX (3)
SiX (4)
上記式(1)〜(4)において、R1は、同一又は異なって、置換もしくは非置換の炭化水素基、脂肪族不飽和二重結合含有基を表し、Xは、同一または異なって、アルコキシ基及びハロゲン原子を表す。
1として具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、オクタデシル基等のアルキル基;シクロペンチル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基;フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基等のアリール基;ベンジル基、フェネチル基、フェニルプロピル基等のアラルキル基;3−クロロプロピル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基等のハロゲン化アルキル基;ビニル基、アリル基、イソプロペニル基、1−ブテニル基、2−ブテニル基等の不飽和二重結合含有基を挙げることができる。一方、Xとしては、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、イソブトキシ基、tert−ブトキシ基、ペンチルオキシ基、ヘキシルオキシ基、フェノキシ基等のアルコキシ基;塩素、臭素、フッ素等のハロゲン;等が挙げられる。
上記式(1)〜(4)で表されるオルガノシラン化合物の具体例としては、トリメチルメトキシシラン等のトリアルキルモノアルコキシシラン;ジメチルジメトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン等のジアルキルジアルコキシシラン;メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン等のアルキルトリアルコキシシラン;テトラメトキシシラン等のテトラアルコキシシラン;ジメチルジクロロシラン、トリメチルクロロシラン等のオルガノハロシラン;等を挙げることができる。
アルコキシ基を含有するオルガノポリシロキサンは、ベンゼン環構造を含有することが望ましい。これにより、アルコキシ基を含有するオルガノポリシロキサンの屈折率が、1.45〜1.55の範囲内に調整でき、隠蔽後の傷を目立たせなくすることができる。本明細書において、屈折率は、JIS K 0062 に準拠し、アッベ屈折率計で測定したものである。
アルコキシ基を含有するオルガノポリシロキサンは、一般に、式(1)及び/又は式(2)で表されるオルガノシラン化合物を原料の主成分として製造される、3次元の架橋構造を有するオルガノポリシロキサンであることが望ましい。3次元の架橋構造を有するオルガノポリシロキサンを通常シリコーンレジンとよぶ。被膜の硬さ、可とう性、耐曲げ性などを調整するべく、式(3)及び/又は式(4)で表されるオルガノシラン化合物を原料として適宜混合せしめることもできる。また、アルコキシ基を含有するオルガノポリシロキサンは、式(2)で表される2官能性のオルガノシラン化合物を原料の主成分とすることにより製造される、直鎖状の構造を有しているオルガノポリシロキサンであってもよい。
また、アルコキシ基を含有するオルガノポリシロキサンは、シリコーンレジンを直鎖状のオルガノポリシロキサンで変性した変性シリコーンレジンであってもよい。その製造方法としては、例えば、分子中にアルコキシ基及び不飽和基を含有するシリコーンレジンと、両末端にSi-H基を含有する直鎖状のオルガノポリシロキサンとを反応させる方法が挙げられる。
アルコキシ基を含有するオルガノポリシロキサンにおいて、アルコキシ基の結合位置としては、分子末端、分子側鎖が挙げられ、アルコキシ基が結合している原子としては炭素原子、ケイ素原子を挙げることができる。ケイ素原子に結合したアルコキシ基、即ちアルコキシシリル基は、空気中の湿気や水分等で加水分解されることによって、シラノールとなり、シラノ−ル同士の縮合反応が常温で進行することが知られている。本発明においては、常温における被膜の乾燥性ならびに形成される被膜の強度及び塗装作業性から、アルコキシ基を含有するオルガノポリシロキサンとして、アルコキシシリル基を含有し、且つ重量平均分子量が200〜30,000、好ましくは300〜25,000の範囲内の3次元架橋構造を有するオルガノポリシロキサンが望ましい。
そのような目的で使用しうるアルコキシ基を含有するオルガノポリシロキサンとしては、「SR2406」、「SR2410」、「SR2420」、「SR2416」、「SR2402」、「AY42−161」(以上東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製)、「FZ−3704」、「FZ−3511」(以上日本ユニカー社製)、「KC−89S」、「KR−500」、「X−40−9225」、「X−40−9246」、「X−40−9250」、「KR−217」、「KR−9218」、「KR−213」、「KR−510」、「X−40−9227」、「X−40−9247」、「X−41−1053」、「X−41−1056」、「X−41−1805」、「X−41−1810」、「X−40−2651」、「X−40−2308」、「X−40−9238」、「X−40−2239」、「X−40−2327」、「KR−400」、「X−40−175」、「X−40−9740」(以上信越化学工業株式会社製)などの市販品が適用可能である。これらは単独で、又は2種以上併用して用いることができる。
上記反応性シロキサン化合物(b)の配合量は、(a)成分の固形分100重量部に対して、30〜300重量部、好ましくは50〜200重量部の範囲内であることが傷埋能及び塗布作業性の点から好適である。
本発明においてシリコーンオイル(c)は、それ自体実質的に加水分解縮合しないものであり、塗り伸ばしなどの塗布作業性や調整剤層の拭き取り作業性(レベリング)の点から配合されるものであり、10,000cSt(25℃)以下、好ましくは1〜3,000cSt(25℃)程度の粘度を有するものが適当である。粘度はオストワルド粘度計で測定することができる。
上記シリコーンオイル(c)としては、例えばジメチルポリシロキサン、フェニルメチルポリシロキサンなどのポリシロキサン型のシリコーンオイル;ポリエ−テル変性ジメチルポリシロキサン型シリコ−ンオイル、アルキル・ポリエ−テル変性ジメチルポリシロキサン型シリコ−ンオイルなどの側鎖にポリオキシアルキレン基を有するポリエ−テル変性シリコ−ンオイル;アルコール変性ジメチルポリシロキサン型シリコーンオイル;水酸基含有ジメチルポリシロキサン型シリコーンオイルなどが挙げられ、これらは単独で、又は2種以上併用して用いることができる。これらのうち、特にポリオキシアルキレン基を有するポリエーテル変性シリコーンオイルが、塗り広げ、レベリングの点から好適である。
上記シリコーンオイル(c)の配合量は、(a)成分の固形分100重量部に対して30〜600重量部、好ましくは50〜400重量部の範囲内であることが塗布作業性や調整剤層のレベリングの点から好適である。
本発明では、必要に応じて(b)成分のアルコキシ基の加水分解を促進するため、硬化触媒(d)を配合することができる。該硬化触媒(d)としては、例えばジアセチル錫ジアセテート、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジアセテート、ジオクチル錫ジラウレート、ジアセチル錫ジオクトエート、オクチル酸錫、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫ジオクチレートなどの有機錫化合物;アルミニウムトリメトキシド、トリス(アセチルアセトネート)アルミニウム、アルミニウムトリ−n− ブトキシド、アルミニウムトリス(アセチルアセトン)、アルミニウムトリス(アセトアセテートエチル)、アルミニウムジイソプロポキシ(アセトアセテートエチル)、アルミニウムアセチルアセトネート等の有機アルミニウム化合物;チタニウムテトラキス(エチレングリコールモノメチルエーテル)、チタニウムテトラキス(エチレングリコールモノエチルエーテル)、チタニウムテトラキス(エチレングリコールモノブチルエーテル)、テトラノルマルブチルチタネート等の有機チタン化合物;ジルコニウムテトラキス(エチレングリコールモノメチルエーテル)、ジルコニウムテトラキス(エチレングリコールモノエチルエーテル)、ジルコニウムテトラキス(エチレングリコールモノブチルエーテル)、ジルコニウムノルマルプロピレート、ジルコニウムノルマルブチレート、ジルコニウムテトラキス(アセチルアセトネート)等の有機ジルコニウム化合物;ナフテン酸亜鉛等の有機亜鉛化合物;オクチル酸コバルト、ナフテン酸コバルト等の有機コバルト化合物;ホウ酸、ホウ酸トリメチル、ホウ酸トリエチル、ホウ酸トリプロピル、ホウ酸トリブチル、ホウ酸トリフェニル、ホウ酸トリ(4−クロロフェニル)、ホウ酸トリヘキサフルオロイソプロピル等のホウ酸エステル等のホウ酸化合物等が挙げられる。これらは単独で、又は2種以上併用して用いることができる。硬化性、易使用性等を考慮すると有機チタン化合物もしくは有機アルミニウム化合物等の有機金属化合物が望ましい。
上記硬化触媒(d)の配合量は、前記(b)成分の樹脂固形分100重量部に対して0.05〜10重量部、好ましくは0.1〜5重量部の範囲内であることが常温硬化の点から好適である。
本発明では、前記アクリル樹脂(a)が水酸基を有する場合、必要に応じてポリイソシアネート化合物(e)を配合することができる。該ポリイソシアネート化合物(e)は、硬化剤成分として使用されるものであり、上記樹脂(a)中の水酸基と反応して本発明の調整剤層の乾燥性向上に寄与し、また架橋構造を導入することができるものである。該ポリイソシアネート化合物(e)としては、例えば、リジンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサンジイソシアネートなどの脂肪族ジイソシアネート類;水素添加キシリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、メチルシクロヘキサン−2,4(または2,6)−ジイソシアネート、4,4´−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)、1,3−(イソシアナトメチル)シクロヘキサンなどの環状脂肪族ジイソシアネート類;トリレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネ−ト、ジフェニルメタンジイソシアネートなどの芳香族ジイソシアネート類;リジントリイソシアネ−トなどの3価以上のポリイソシアネートなどの如き有機ポリイソシアネートそれ自体、またはこれらの各有機ポリイソシアネートと多価アルコール、低分子量ポリエステル樹脂もしくは水等との付加物、あるいは上記した如き各有機ジイソシアネート同志の環化重合体(例えば、イソシアヌレート)、ビウレット型付加物などが挙げられる。これらのうち、なかでもヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレートが好適である。これらは、1種で又は2種以上混合して使用することができる。
上記ポリイソシアネート化合物(e)の使用量は、この中に含まれるイソシアネート基(NCO)が、上記樹脂(a)中の水酸基(OH)に対して、NCO/OHの当量比で、通常、0.2〜2.0、好ましくは0.5〜1.5となる範囲内となるように選択されることが適当である。
本発明の傷埋め調整剤には、必要に応じて、傷埋め能向上の点からポリテトラフルオロエチレンやコロイダルシリカのような粒子成分を配合することができる。該粒子成分としては、平均粒子径が約10μm以下の粉末状、もしくは分散液状のものが好適であり、その配合量は、傷埋め層の透明性を阻害しないように選択されることが望ましい。
本発明の傷埋め調整剤には、さらに必要に応じて、有機溶剤、顔料類、紫外線吸収剤、光安定剤、ウレタン硬化触媒、塗面調整剤、酸化防止剤、流動性調整剤、ワックス等を適宜含有することができる。
上記の通り得られる本発明の傷埋め調整剤は、1液型、又は2液型塗料として提供され、2液型の場合には、通常、使用直前に混合され塗布に供される。また本発明の傷埋め調整剤の塗布は、クロス等で塗り伸ばす、或いはスプレーでミスト状に塗布したあとクロス等で塗り伸ばす、など通常ワックスやコーティング剤で行なわれている方法によって行われ、通常、室温で乾燥ないしは100℃程度以下で強制乾燥される。
本発明方法においては、上記本発明の傷埋め調整剤を下地調整剤(I)として塗膜面に塗布して傷埋め等の下地調整を行った後、艶出し剤(II)を塗布し、塗膜面の艶出しを行う。
艶出し剤(II)としては、塗膜面の艶出しを行うことができるものであれば特に制限なく従来公知のものが使用でき、例えば撥水コート剤や滑水コート剤、親水コート剤が挙げられる。
撥水コート剤としては、得られる乾燥膜表面の水接触角が90度以上、好ましくは95度以上となるものであれば特に制限なく、固形状、液状のいずれであっても良く、例えばワックス成分にシリコ−ンオイル、コロイダルシリカ、フッ素系樹脂(ポリテトラフルオロエチレンなどを含む)、シリコーン系樹脂などを配合してなるもの、ポリエチレンやポリポロピレンを含むものなどが挙げられ、特にワックス成分を含有するものが好適である。ワックス成分の含有量としては、撥水コート剤の固形分中に5重量%以上、好ましくは10〜50重量%含まれることが望ましい。該ワックス成分としては、例えばカルナバワックス、キャンデリラワックス、ミツロウなどの天然ワックス;ポリエチレンワックス、パラフィンワックス、アマイド系ワックス、マイクロワックス、マイクロクリスタリンワックスなどの合成ワックス;これらワックスの誘導体、これらをベースとした酸ワックスやエステルワックスなどが挙げられる。
滑水コート剤としては、得られる乾燥膜表面が付着水滴を容易に滑落除去可能である、具体的には該乾燥膜の傾斜角度が水平方向に対し約30度以下、好ましくは20度以下であっても、該皮膜上にある水滴(約50mg)が自重により滑落可能であれば特に制限なく、例えばシロキサンマクロモノマーを共重合成分とする共重合体を含有するものなどが挙げられる。特に滑水性及び撥水性、さらにその持続性を付与し得る点から、例えば(A)シロキサンマクロモノマー、加水分解性アルコキシシリル基含有モノマー、水酸基もしくはシロキシ基含有モノマー、及びこれらと共重合可能な他の不飽和モノマーの共重合体であるシロキサンポリマー(A)、親水性付与剤(B)、及びポリイソシアネート化合物(C)を含有する滑水コート剤を好適に使用することができる。
上記シロキサンマクロモノマーは、通常、下記式(I)
Figure 2005082772
及び/又は下記式(II)
Figure 2005082772
で示されるものであり、ここで、Rは炭素数1〜10のアルキル基を表わし、Rは炭素数1〜6の二価の炭化水素基を表わし、Rは水素原子又はメチル基を表わし、R及びRは同一又は異なって水素原子又はメチル基を表わし、R及びRは同一又は異なって炭素数1〜6の二価の炭化水素基を表わし、また、m及びnはジメチルシロキサン単位の繰り返し数を意味し、ともに1〜300、好ましくは6〜100の範囲内の数である。
シロキサンマクロモノマーは、一般に300〜30,000、好ましくは500〜20,000の範囲内の数平均分子量を有することができる。
上記加水分解性アルコキシシリル基含有モノマーは、1分子中に重合性二重結合と加水分解性アルコキシシリル基を併せ持つ化合物であり、具体的には、例えば、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス(2−メトキシエトキシ)シラン、γ−(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリアセトオキシシラン、β−(メタ)アクリロイルオキシエチルトリメトキシシラン、γ−(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリエトキシシラン等が挙げられ、これらは1種又は2種以上混合して使用することができる。
上記水酸基もしくはシロキシ基含有ビニルモノマーは、硬化剤であるポリイソシアネート化合物との架橋官能基としての役割と滑水性を与える役割とを併せ持つものであり、水酸基含有ビニルモノマーとしては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル(メタ)アクリレートなどのアクリル酸またはメタクリル酸の炭素数2〜8のヒドロキシアルキルエステル;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリブチレングリコールなどのポリエーテルポリオールと(メタ)アクリル酸などの不飽和カルボン酸とのモノエステル;ヒドロキシアルキルビニルエーテル、アリルアルコール、(メタ)アクリル酸のヒドロキシアルキルエステル、(ポリ)アルキレングリコールモノ(メタ)アクリレート等とラクトン類(例えば、ε−カプロラクトン、γ−バレロラクトン)との付加物;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリブチレングリコールなどのポリエーテルポリオールと2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートなどの水酸基含有不飽和モノマーとのモノエーテル;α,β−不飽和カルボン酸と、カージュラE10(シェル化学社製)やα−オレフィンエポキシドのようなモノエポキシ化合物との付加物;グリシジル(メタ)アクリレートと酢酸、プロピオン酸、p−t−ブチル安息香酸、脂肪酸類のような一塩基酸との付加物;無水マレイン酸や無水イタコン酸のごとき酸無水基含有不飽和化合物と、エチレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコールなどのグリコール類とのモノエステル化物またはジエステル化物;ヒドロキシエチルビニルエーテルのごときヒドロキシアルキルビニルエーテル類、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートのような塩素を含んだ水酸基含有単量体、アリルアルコ−ル等が挙げられ、これらは1種又は2種以上混合して使用することができる。
シロキシ基含有ビニルモノマーとしては、例えば、トリメチルシロキシエチル(メタ)アクリレート、トリメチルシロキシプロピル(メタ)アクリレート、トリメチルシロキシブチル(メタ)アクリレート、トリエチルシロキシエチル(メタ)アクリレート、トリエチルシロキシプロピル(メタ)アクリレート、トリエチルシロキシブチル(メタ)アクリレート等のトリアルキルシロキシアルキル(メタ)アクリレート類が挙げられるが、これに限らず水酸基含有ビニル系単量体中の水酸基を公知慣用のシリル化剤でシロキシ基に変換した化合物であればいずれも用いることができる。すなわち、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートにε−カプロラクトンを付加させたもの、ポリオキシアルキレングリコール(メタ)アクリレート類をそれぞれトリメチルクロロシラン、t−ブチルジメチルクロロシラン等のシリル化剤でシロキシ基に変換した化合物等も用いることができる。
上記他の不飽和モノマーとしては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、2−カルボキシエチル(メタ)アクリレート、2−カルボキシプロピル(メタ)アクリレート、5−カルボキシペンチル(メタ)アクリレート等のカルボキシル基含有不飽和モノマー;(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−プロピル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸ブチル(n−,i−,t−)、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸n−オクチル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸イソボルニル、(メタ)アクリル酸トリシクロデカニル等のアクリル酸又はメタクリル酸の炭素数1〜18のアルキルエステル又はシクロアルキルエステル;(メタ)アクリル酸メトキシブチル、(メタ)アクリル酸メトキシエチル、(メタ)アクリル酸エトキシブチル等のアクリル酸又はメタクリル酸の炭素数2〜18のアルコキシアルキルエステル;エチルビニルエーテル、n−プロピルビニルエーテル、イソプロピルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、t−ブチルビニルエーテル、ペンチルビニルエーテル、ヘキシルビニルエーテル、オクチルビニルエーテル等の鎖状アルキルビニルエーテル類;シクロペンチルビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテル等のシクロアルキルビニルエーテル類;フェニルビニルエーテル、トリビニルフェニルエーテル等のアリールビニルエーテル類;ベンジルビニルエーテル、フェネチルビニルエーテル等のアラルキルビニルエーテル類;アリルグリシジルエーテル、アリルエチルエーテル等のアリルエーテル類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、乳酸ビニル、酪酸ビニル、イソ酪酸ビニル、カプロン酸ビニル、イソカプロン酸ビニル、ピバリン酸ビニル、カプリン酸ビニル、ベオバモノマ−(シェル化学社製)等のビニルエステル;酢酸イソプロペニル、プロピオン酸イソプロペニル等のプロペニルエステル;エチレン、プロピレン、ブチレン、塩化ビニル等のオレフィン系化合物;スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、α−クロルスチレン等のビニル芳香族化合物;N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N−t−ブチルアミノエチル(メタ)アクリレートなどの含窒素アルキル(メタ)アクリレート;アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−エチル(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−メトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド等の重合性アミド類;2−ビニルピリジン、1−ビニル−2−ピロリドン、4−ビニルピリジンなどの芳香族含窒素モノマー;アクリロニトリル、メタクリロニトリル等の重合性ニトリル;グリシジル(メタ)アクリレート,アリルグリシジルエーテル等の重合性グリシジル化合物;ジアリルフタレート、ジアリルイソフタレート、トリアリルイソシアヌレート、ジアリルテトラブロムフタレート、ペンタエリスリト−ルジアリルエーテル、アリルグリシジルエーテル等のアリルモノマー;パーフルオロブチルエチル(メタ)アクリレート、パーフルオロイソノニルエチル(メタ)アクリレ−ト、パーフルオロオクチルエチル(メタ)アクリレート等のパーフルオロアルキル(メタ)アクリレート;2−(2'−ヒドロキシ−5'−メタクリロイルオキシエチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、4−(メタ)アクリロイルオキシ−1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジンなどの紫外線吸収性もしくは紫外線安定性重合性不飽和モノマー;エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート1,6−ヘキサンジオールジアクリレートトリアリルイソシアヌレート、ジビニルベンゼン等の多価アルコールの(メタ)アクリル酸エステル類等が挙げられ、これらは1種又は2種以上混合して使用することができる。
上記モノマー類の使用割合は、得られるシロキサンポリマー(A)に望まれる物性等に応じて広い範囲にわたって変えることができるが、モノマー混合物の合計量を基準にして、シロキサンマクロモノマーが1〜40重量%、好ましくは2〜25重量%、加水分解性アルコキシシリル基含有ビニルモノマーが5〜50重量%、好ましくは10〜40重量%、水酸基もしくはシロキシ基含有ビニルモノマーが1〜40重量%、好ましくは10〜30重量%、他の不飽和モノマーが0〜93重量%、好ましくは5〜78重量%の範囲内である。
上記のモノマー混合物の共重合は、通常、有機溶媒中で、モノマーの合計量100重量部あたり約0.01〜約8重量部の重合開始剤の存在下に、約−20℃〜約150℃の温度で、常圧で又は場合により約30kg/cm2 Gまでの加圧下に反応させることにより行なうことができる。
かくして得られるシロキサンポリマー(A)は、数平均分子量が1,000〜100,000、好ましくは3,000〜50,000の範囲内であることが望ましい。
親水性付与剤(B)には、例えば、親水性のシリコーンオイルやコロイダルシリカ等が挙げられる。これらは単独で、または併用して使用できる。
親水性のシリコーンオイルは、オキシアルキレン基、水酸基、カルボキシル基、アミノ基、アルコキシ基などを含むシリコーンオイルであり、具体例としては、例えばポリエーテル変性ジメチルポリシロキサンなどのポリシロキサン型のシリコーンオイル;ポリエ−テル変性シリコ−ンオイル、アルキル・ポリエ−テル変性シリコ−ンオイル、アルコ−ル変性シリコ−ンオイル、アミノ変性シリコ−ンオイル、カルボキシル変性シリコ−ンオイルなどが挙げられ、これらのうちオキシアルキレン基、水酸基、アルコキシ基などを含むものが好適に使用できる。
上記親水性のシリコ−ンオイルの粘度は、10,000cSt(25℃)以下、好ましくは1〜3,000cSt(25℃)程度が適当である。該粘度が10,000cStを越えると塗り広げや拭き取り作業が困難となるので望ましくない。
上記親水性のシリコーンオイルの配合量は、滑水コート剤中の樹脂固形分100重量部に対して、固形分量で30〜600重量部、好ましくは50〜400重量部の範囲内が好適である。
一方、コロイダルシリカは、無水ケイ酸の超微粒子を溶媒に分散した分散液である。シリカ粒子の粒子径は、5〜200nm程度であり、溶媒としてはメタノール、エタノール、プロパノール、エチレングリコールなどのアルコール類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン類;酢酸エチルなどのエステル類;ジイソプロピルエーテルなどのエーテル類、及びこれらの混合物などが挙げられる。このようなコロイダルシリカとしては、市販品では、例えば「スノーテックス」シリーズ(日産化学工業社製)、「オスカル」(触媒化学工業社製)などが挙げられる。
コロイダルシリカの配合量は、滑水コート剤中の樹脂固形分100重量部に対して1〜100重量部、好ましくは1〜50重量部の範囲内が好適である。
ポリイソシアネ−ト化合物(C)としては、例えば、トリレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、フェニレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、メチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネートなどの芳香族、脂環族又は脂肪族のポリイソシアネート化合物、及びこれらのイソシアネート化合物のイソシアヌレート体やビュウレット体、これらのイソシアネート化合物の過剰量にエチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチロールプロパン、ヘキサントリオール、ヒマシ油などの低分子活性水素含有化合物を反応させて得られる末端イソシアネート含有化合物、リジントリイソシアネートなどを挙げることができる。
上記ポリイソシアネート化合物(C)の配合量は、(A)成分中に含まれる活性水素基1当量当たりイソシアネート基が0.5〜2.0当量となるように選択されることが望ましい。
上記滑水コート剤には、さらに必要に応じて硬化触媒を配合することができる。該硬化触媒としては、特に制限なく従来公知のものが使用でき、例えば加水分解性アルコキシシリル基の自己縮合触媒として、ジブチル錫オキサイド、モノブチル錫ハイドロオイキサイド、塩化第一錫、オレイン酸錫等の錫化合物;アルミニウムキレート、チタニウムキレート、ジルコニウムキレート等のキレート化合物;テトラメチルアンモニウムアセテート、ジアザビシクロウンデセン等の塩基性物質;硫酸、リン酸、パラトルエンスルホン酸、トリクロル酢酸、トリフルオロメタンスルホン酸、リン酸モノブチル、リン酸ジブチル、三フッ化ホウ素等の酸性物質等が挙げられ、水酸基とイソシアネートの反応に対する触媒としては、硝酸ビスマス、オレイン酸鉛、オクチル酸スズ、ジブチルスズジラウレート、ジブチルスズビス(アセチルアセトネート)、四塩化チタン、二塩化ジブチルチタン、テトラブチルチタネート、三塩化鉄などの金属触媒が挙げられる。
硬化触媒の配合量は、前記(A)成分の樹脂固形分100重量部に対して0.05〜10重量部、好ましくは0.1〜5.0重量部の範囲内が適当である。
また(A)成分がシロキシ基を含有する場合には、シロキシ基解離触媒を配合することが望ましい。該シロキシ解離触媒は、シロキシ基を塗装後に空気中の水分によって加水分解して水酸基を生成するのを促進するものであり、例えば、リン酸及びその酸性エステル、亜リン酸エステル;パラトルエンスルホン酸、ナフタレンジスルホン酸等のスルホン酸及びそのアミン塩;トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸等のカルボン酸及びそのアミン塩等の酸性化合物等が挙げられる。
上記シロキシ基解離触媒の配合量は、組成物中の固形分に対して0.01〜10重量%、さらには0.1〜5重量%の範囲内であることが好ましい。
上記滑水コート剤には、さらに必要に応じて、有機溶剤、顔料類、紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止剤、塗面調整剤、水結合剤、重合体微粒子等の添加剤を適宜選択して配合することができる。これらのうち、上記紫外線吸収剤や光安定剤、酸化防止剤の配合量は、夫々、前記(A)成分の樹脂固形分100重量部に対して0.03〜10重量部、好ましくは1〜6重量部の範囲内が適当である。
上記滑水コート剤は、水酸基含有モノマーを用いて成る(A)成分、及び(B)成分を必須として含有する主剤と、(C)成分を必須として含有する硬化剤とを使用直前に混合する2液型であることが望ましく、シロキシ基含有モノマーを用いて成る(A)成分を用いる場合には、これに(B)成分、及び(C)成分を含む1液型することが望ましい。
親水コート剤としては、得られる乾燥膜表面の水接触角が45度以下、好ましくは30度以上となるものであれば特に制限なく、固形状、液状のいずれであっても良く、例えば親水成分に親水性のオルガノポリシロキサン、コロイダルシリカ、シリコーンオイル、シリコーン系樹脂などを配合してなるものが好適である。親水成分の含有量としては、親水コート剤の固形分中に5重量%以上、好ましくは10〜80重量%含まれることが望ましい。
上記艶出し剤(II)は、被塗面上にスポンジや布などによって塗り広げられて、その後磨き工程で余剰分がネルや布などで拭き取られ、薄膜である被膜が形成されるものである。特に上記滑水コート剤による被膜は、十分に乾燥、硬化後に、さらに水洗に供することが、より効果的に撥水性や滑水性を発現する点から望ましい。
本発明の方法が適用される塗膜面としては、自動車、鉄道車両、飛行機、建築物などの各種外板の塗膜面などが挙げられ、特に自動車の塗膜面に対し好適である。
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。なお、「部」および「%」は夫々「重量部」および「重量%」を示す。
アクリル樹脂溶液の製造
製造例1
温度計、還流冷却器、攪拌機および滴下装置を備えた4つ口フラスコにキシレン63部および酢酸n−ブチル8部を仕込み、攪拌下で加熱し、110℃に保った。次に110℃で、スチレン30部、メチルメタクリレート30部、1−ビニル−2−ピロリドン3部、t−ブチルメタクリレート9部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート28部、および重合開始剤であるt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート6.64部からなる混合物を4時間掛けて滴下した。滴下後、80℃で2時間熟成し、固形分濃度60%、重量平均分子量10,000、屈折率1.47のアクリル樹脂(a)の溶液を得た。
分子量の測定は、東ソー社製HLC8120GPCを用い、検知器:示差屈折計、カラム:東ソー社製カラムG4000XL、G3000XL、G2500XL、G2000XL、移動相:テトラヒドロフラン、測定温度:40℃、流速:1cc/分の条件で行なった。
アルコキシ基を含有するオルガノポリシロキサンの製造
製造例2
3口フラスコにメチルトリメトキシシラン50部、ジメチルジメトキシシラン20部、フェニルトリメトキシシラン30部を加え、攪拌下0.05N塩酸水10部を滴下し、68℃で1時間加水分解縮合した。これを120℃まで加熱して副生メタノールを除き、ろ過を行なってアルコキシ基を含有するオルガノポリシロキサン(b)を得た。屈折率は1.50であった。
傷埋め処理剤の作成
実施例1〜8及び比較例1〜3
表2に記載の配合組成で各成分を配合して攪拌混合して主剤を作成し、実施例1以外は使用直前に硬化剤を配合して各処理剤を得た。尚、表2中の(注1)〜(注8)は下記の通りである。
(注1)「TSF−451」:東芝シリコーン社製、ジメチルポリシロキサン型シリコーンオイル、粘度1,000cSt(25℃)
(注2)「XF−3905」:東芝シリコーン社製、ジメチルポリシロキサン型シリコーンオイル、粘度700cSt(25℃)
(注3)「TSF−4750」:東芝シリコーン社製、アルコール変性ジメチルポリシロキサン型シリコーンオイル、粘度170cSt(25℃)
(注4)「X−22−170DX」:信越シリコーン社製、水酸基含有ジメチルポリシロキサン型シリコーンオイル、粘度75cSt(25℃)
(注5)「KF−618」:信越シリコーン社製、ポリエーテル変性ジメチルポリシロキサン型シリコーンオイル、粘度20cSt(25℃)
(注6)「スノーテックスMIBK−ST」:日産化学工業社製、有機溶剤型コロダルシリカ、不揮発分30%
(注7)「フルオンPTFEルブリカントL173J」:旭硝子株式会社製、ポリテトラフルオルエチレンパウダー、平均粒子径7μm
(注8)「デュラネートTPA−90EK」:旭化成社製、ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート体、不揮発分90%、イソシアネート基含有量:21%)
Figure 2005082772
比較例4〜6
比較例4の傷埋め剤としてカルナバワックスを、比較例5の傷埋め剤として「キズ解消WAX固形」(商品名、SOFT99社製、アルコキシ基を含有するオルガノポリシロキサン含有量50重量%未満の市販品ワックス)を、さらに比較例6の傷埋め剤として「キズクリアーR」(商品名、SOFT99社製、アルコキシ基を含有するオルガノポリシロキサン含有量50重量%未満の市販品ワックス、組成:アクリル樹脂、ウレタン樹脂、石油系溶剤)を夫々使用した。
加水分解性アルコキシシリル基および水酸基含有シロキサンポリマー(A)溶液の作成
温度計、還流冷却器、攪拌機および滴下装置を備えた4つ口フラスコに酢酸n−ブチル81.8部を仕込み、攪拌下で加熱し、95℃に保った。次に95℃の温度で、「サイラプレーンFM−0721」(注9)20部、γ−メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン30部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート10部、i−ブチルメタクリレート40部および重合開始剤である2,2'−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)4.2部からなる混合物を3時間掛けて滴下した。滴下後95℃で2時間熟成し、固形分濃度55%、数平均分子量7,000の加水分解性アルコキシシリル基および水酸基含有シロキサンポリマー(A)の溶液を得た。
(注9)「サイラプレーンFM−0721」:チッソ(株)社製、メタクリロイル基含有シロキサンマクロモノマー、商品名、分子量約5,000、構造式は下記の通り。Rは炭素数1〜8のアルキル基、mは約70
Figure 2005082772
滑水コート剤の作成
上記の通り製造したシロキサンポリマー溶液(A)181.8gにシリコーンオイル「TSF−4750」(注3)を190g、ジブチル錫ジラウレート0.5g、酢酸n−ブチル290gを配合し、攪拌混合してベース液とした。該ベース液に、使用直前に硬化剤である「デュラネートTPA−90EK」(注8)15.1gを配合し、攪拌混合して滑水コート剤を作成した。
傷埋め剤の自動車ボディーへの塗装
実施例9〜16及び比較例7〜12
洗車やワックスがけによる細かいキズ(深さ1μm程度)のついた、最上層がクリヤー塗装である複層塗膜が形成されている自動車外板に、上記実施例1〜8及び比較例1〜6の傷埋め剤をクロスを用いて塗り伸ばした後、別の清浄なクロスでむらがなくなるまでふき取って傷埋め作業を行った。さらに傷埋め剤を施した面が十分乾燥した後、その面上に上記の通り作成した滑水コート剤をスポンジで塗り広げて、各試験体とした。
得られた各試験体を用いて下記性能評価に供した。結果を表2に示す。
Figure 2005082772
(*1)傷の隠蔽性
上記方法で表面を処理した各試験体を屋外の太陽光の下で目視観察し、各傷埋め剤塗布前のキズが隠蔽されているかを下記基準で評価した(◎:キズが全く見えない、○:キズがほとんど見えない、△:キズがわずかに見える、×:キズがほとんど隠蔽されていない)。
(*2)塗装作業性
各傷埋め剤による塗装作業性を下記基準で評価した(○:ムラなく容易に仕上がる、△:ムラなく仕上げるのに時間を要する、×:ムラが残る)。
(*3)耐汚染性
上記方法で得られた各試験体を屋外に3ヶ月暴露した後、暴露後の各試験体の汚れの除去容易性について下記基準にて評価した(◎:暴露後の試験体を水洗するだけで汚れがきれいに取れる、○:暴露後の試験体を水洗した後、クロスで汚れがきれいに拭き取れる、△:暴露後の試験体を水洗した後、クロスで拭いても汚れが僅かに残る、×:暴露後の試験体を水洗し、クロスで拭いても汚れが落ちにくい)。
(*4)水接触角
協和界面化学社製のCA−X型接触角計を用いて、23℃、65%RHの雰囲気下で脱イオン水10mgの水滴を上記各試験体上に滴下し、滴下から1分後の接触角を測定した。
(*5)水滑落角
25℃で15分放置後、協和界面化学社製のCA−X型接触角計を用いて塗膜表面脱イオン水(30μL)を滴下し、各試験体をゆっくり傾けていき水滴がすべりを開始する角度を滑落角として調べた。
実施例17
洗車やワックスがけによる細かいキズ(深さ1μm程度)のついた、最上層がクリヤー塗装である複層塗膜が形成されている自動車外板に、上記実施例7の傷埋め剤をクロスを用いて塗り伸ばした後、別の清浄なクロスでむらがなくなるまでふき取って傷埋め作業を行った。さらに傷埋め剤を施した面が十分乾燥した後、その面上に撥水コート剤(「ポリマーワックス液体38026」、商品名、住友スリーエム社製)をスポンジで塗り広げて、試験体とした。
得られた試験体を用いて上記性能評価に供したところ、傷の隠蔽性は◎、塗装作業性や耐汚染性はいずれも○、水接触角は102度であった。
実施例18
実施例1において、傷埋め剤として実施例1の傷埋め剤を用いる以外は、実施例1と同様にして試験体を得た。得られた試験体を用いて上記性能評価に供したところ、傷の隠蔽性は○、塗装作業性や耐汚染性はいずれも○、水接触角は103度であった。
本発明の傷埋め剤は、例えば、自動車、鉄道車両、飛行機、構造物等に設けられた塗装面に生成した傷等の修復に有用であり、さらに艶出し剤を塗布することによって艶だし及び美観維持する用途に適用でき、該艶出し剤の前処理としてのコンパウンドによる磨き工程の短縮および上記塗装面の耐久性の低下を防ぐことができる。

Claims (11)

  1. (a)アクリル樹脂、(b)反応性シロキサン化合物、及び(c)シリコーンオイルを必須として含有することを特徴とする塗膜面の傷埋め調整剤。
  2. 反応性シロキサン化合物(b)が、アルコキシ基を含有するオルガノポリシロキサンである請求項1記載の塗膜面の傷埋め調整剤。
  3. 反応性シロキサン化合物(b)の配合量が、(a)成分の固形分100重量部に対して、30〜300重量部である請求項1記載の塗膜面の傷埋め調整剤。
  4. シリコーンオイル(c)が、粘度が10,000センチストークス(25℃)以下である請求項1記載の塗膜面の傷埋め調整剤。
  5. シリコーンオイル(c)の配合量が、(a)成分の固形分100重量部に対して、30〜600重量部である請求項1記載の塗膜面の傷埋め調整剤。
  6. 硬化触媒(d)を含有する請求項1記載の塗膜面の傷埋め調整剤。
  7. アクリル樹脂(a)が、水酸基を含有するものである請求項1記載の塗膜面の傷埋め調整剤。
  8. さらにポリイソシアネート化合物(e)を含有する請求項7記載の塗膜面の傷埋め調整剤。
  9. 塗膜面に、下地調整剤(I)を塗布した後、艶出し剤(II)を塗布する方法であって、該下地調整剤(I)が、請求項1ないし8のいずれか1項記載の傷埋め調整剤である塗膜面の艶出し方法。
  10. 塗膜面が、自動車の塗膜面である請求項9記載の塗膜面の艶出し方法。
  11. 請求項9又は10に記載の方法により艶出しされた物品。
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