JPH0753921A - 自動車用小傷修復兼着色性つや出し剤組成物 - Google Patents

自動車用小傷修復兼着色性つや出し剤組成物

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JPH0753921A
JPH0753921A JP24024893A JP24024893A JPH0753921A JP H0753921 A JPH0753921 A JP H0753921A JP 24024893 A JP24024893 A JP 24024893A JP 24024893 A JP24024893 A JP 24024893A JP H0753921 A JPH0753921 A JP H0753921A
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JP
Japan
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water
oil
solvent
emulsion
silicone
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JP24024893A
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English (en)
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Ryutaro Hidaka
隆太郎 日高
Hiroyoshi Murata
博義 村田
Norio Tani
紀夫 谷
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SOFUTO 99 CORP KK
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SOFUTO 99 CORP KK
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (イ)合成樹脂水分散液又は乳濁液、
(ロ)顔料及び/又は染料、(ハ)オルガノポリシロキ
サン油、(ニ)石油系溶剤、(ホ)脂肪酸石ケン及び
(ヘ)シリカパウダー及び/又はアルミニウムシリケー
トパウダーを水に乳化分散してなる自動車用小傷修復兼
着色性つや出し剤組成物。 【効果】 自動車の塗面に付着した汚染物を容易に洗浄
することができ、且つ、小傷部分の修復と着色性、光沢
性に優れた被膜を形成することができるため、車体の保
守、管理にすぐれた効果を奏する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の塗膜が自然界
の汚染物によつて小傷をうけたり劣化されていることか
ら、塗膜の小傷を修復して美しい状態に保護しようとす
る被膜を形成する自動車用小傷修復兼着色性つや出し剤
組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】自動車
の塗膜は、通常自然界にあつては、ほこり、砂じん、土
や泥、排気ガス、タイヤの摩耗ミスト、タールやピッ
チ、工場排煙、工事現場や農場からの飛散ミストなどに
より小さな傷ができたり、汚れやすい状況にある。そし
て汚染物は、水洗いや簡単な洗浄ではなかなか落ちにく
い程に強固に付着しているものである。やがてはこれら
は塗模の美観を損なうだけでなく、雨水や太陽光線、酸
素などと共に塗膜の劣化を進める塗膜の大敵となるもの
である。
【0003】このように小さな傷が入つたり、汚染化さ
れた塗膜状態を元に回復するのに利用されている従来の
方法は、ラビングコンパウンドやクリーナーワックス、
強力洗剤によるクリーニング等で、かなりの重労働を要
していた。塗膜保護被膜を形成する機能をもつていない
ラビングコンパウンドや強力洗剤にあつては、さらに小
傷が発生して、小傷を修復することは全くできなかつ
た。
【0004】一方、保護被膜を形成する機能をもつてい
るクリーナーワックスをはじめとするカーワックス類
は、形成する被膜が天然や合成ろう成分、油脂類と不揮
発性のシリコーンから成りたつため、美観的に一時期き
れいな状態に保つことはできるが、塗面の凸凹のある面
が白く目づまりしてかえつて外観を損ない新鮮感に欠け
る結果となり、小傷を修復する効果に不満足なものであ
つた。
【0005】本発明は、前記事情に基づいてなされたも
のである。すなわちこの発明の目的は、自動車塗膜に付
着した汚れを洗浄して塗面の小傷を修復し、且つ、塗膜
に美観を与える効果を合せ持つた機能性のカーワックス
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は上記課
題を解決したもので、下記成分(イ)、(ロ)、
(ハ)、(ニ)、(ホ)、(ヘ)を水に乳化分散してな
ることを特徴とする自動車用小傷修復兼着色性つや出し
剤組成物である。 (イ)合成樹脂水分散液または乳濁液 (ロ)顔料及び/又は染料 (ハ)オルガノポリシロキサン油 (ニ)石油系溶剤 (ホ)脂肪酸石ケン (ヘ)シリカパウダー及び/又はアルミニウムシリケー
トパウダー 以下この発明について詳細に説明する。
【0007】本発明は、合成樹脂水分散液または乳濁液
と顔料及び/又は染料とオルガノポリシロキサン油と石
油系溶剤とシリカパウダー及び/又はアルミニウムシリ
ケートパウダーを脂肪酸石ケンを用いて水に乳化分散さ
せた組成物であり、自動車塗膜の洗浄効果、塗面の小傷
の修復効果、つや出し効果を兼ね備えた機能性のワック
ス剤を得ることに成功したのである。
【0008】すなわち、本発明において使用される合成
樹脂水分散液または乳濁液は、自動車塗膜の小傷や引つ
かき傷や劣化によつて凸凹になつた部分に浸透して、密
着性の強い平滑な被膜を形成し、その結果、傷や凸凹の
面に起因する白化現象が消滅し、しかも本発明品を塗布
使用した塗膜面がそれ以外と見違えるほど回復して、傷
等の欠陥が解消されるものとなつた。
【0009】本発明品において、塗装色と同じ色相を持
つた被膜によつて劣化面や傷部分を隠ぺいすることが必
要であり、顔料及び/又は染料を使用することによつ
て、さらに傷を目立ちにくくすること及び色彩的美観を
拡張することができるようになつたのである。
【0010】本発明品組成物は塗布した後、余分に塗布
されたものはふき取り作業などして除去することが好ま
しく、さらにシリカパウダー及び/又はアルミニウムシ
リケートパウダーとオルガノポリシロキサン油を使用す
ることにより、容易にふき取り作業をすることが可能に
なり、且つ、オルガノポリシロキサン油の持つつや出し
作用、撥水作用の効果を兼ね備えることが可能になつた
のである。
【0011】又、本発明品は、一般に乳化分散剤として
使用されている非イオン系界面活性剤、アニオン系界面
活性剤、カチオン系界面活性剤、両性系界面活性剤等の
合成系の界面活性剤類を使用せずに、脂肪酸石ケンを用
いることによつて、自動車塗膜を傷めることなく汚れ除
去作用ができ、本発明品の成分を均一に乳化分散するこ
とを見いだした。
【0012】又、本発明品において、石油系溶剤はオル
ガノポリシロキサン油の分散溶媒として働き、同時に塗
膜の表面に付着した油性の汚染物を溶解除去する作用を
有するもので、塗膜を全く傷めない溶剤であることが必
要であり、特に脂肪族炭化水素系溶剤及び/又は脂肪族
炭化水素系油の溶媒を使用することが最も安全であるこ
とを見いだしたものである。
【0013】本発明品において使用される成分(イ)の
合成樹脂水分散液または乳濁液は、各種の合成樹脂エマ
ルジョンを使用することができる。これらは公知の方法
で製造することができ、また市販の合成樹脂エマルジョ
ンを利用することもできる。
【0014】例えば、ウレタン樹脂、酢酸ビニル樹脂、
変性酢酸ビニル樹脂、酢酸ビニル共重合樹脂、アクリル
樹脂、変性アクリル樹脂、アクリルスチレン共重合樹
脂、アクリルウレタン共重合樹脂、アクリルシリコーン
共重合樹脂、アルキッド樹脂、変性アルキッド樹脂、エ
ポキシ樹脂等の合成樹脂エマルジョンを挙げることがで
き、1種あるいは2種以上混合して用いることができ
る。また、これらの合成樹脂のMFT(最低造膜温度)
は、25℃以下であることが必要であり、25℃を越え
ると均一な被膜形成が得られにくくなる。
【0015】本発明の合成樹脂水分散液または乳濁液
は、本発明品中0.1〜15.0wt%、好ましくは
0.3〜10.0wt%あればよく、0.1wt%未満
では均一な被膜が得られず、15wt%を越えると被膜
形成においては、何ら問題がないが、仕上がりに困難が
生じ無駄である。
【0016】本発明品において使用される成分(ロ)の
顔料及び/又は染料は、塗装色と同じ色相をもつた着色
剤を使用することが好ましく、顔料としては、有機顔料
あるいは無機顔料を用いることができ、例えば、酸化亜
鉛、酸化チタン、亜鉛華、リトホン等の白色顔料、カー
ボンブラック、べんがら、酸化鉄、黄鉛、酸化クロム、
フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、群
青、トルイジンレッド等の白以外の着色顔料、重質炭酸
カルシウム、タルク、クレー、硅石粉等の体質顔料及び
一般に市販されている加工顔料やパール顔料等があげら
れる。又、染料としては油溶性染料あるいは水溶性染料
等一般に市販されている物を用いることができる。
【0017】これらの顔料及び/又は染料は、1種ある
いは2種以上を用いて調色して使用することができ、た
とえば、ライト系塗装色では淡色の顔料か又は、白色顔
料に少量の染料を添加して調色したものを用いる。また
黒色等の濃色系塗装色では濃色系の顔料あるいは染料を
用いて調色し隠ぺい力を与えることができる。
【0018】本発明の顔料及び/又は染料は0.05〜
15.0wt%の範囲が好適で、0.05wt%以下で
は隠ぺい力が不足し、15.0wt%を越えると着色力
は増すが無駄である。
【0019】本発明において使用される成分(ハ)のオ
ルガノポリシロキサン油は、ジメチルシリコーンオイル
及び/又は有機変性シリコーンオイルを使用することが
でき、本発明品を塗布してふき取り作業を行なうのに除
去しやすくさせる作用を有するものであり、又ふきあげ
作業後に形成される被膜につや出し効果及び撥水効果の
機能を与える作用を有するものである。
【0020】本発明において使用されるジメチルシリコ
ーンオイルは、25℃における粘度は5〜10万csの
範囲のものが好ましく、粘度が5cs未満のものはつや
に深みがなくなり、持続性が劣るものとなる。粘度が1
0万csより大きいものとなると、ムラが生じたり、べ
たつき感が生じたりするので好ましくない。
【0021】又、本発明において使用される有機変性シ
リコーンオイルとしては、メチルフェニルシリコーンオ
イル、メチルハイドロジエンシリコーンオイル、アルキ
ル変性シリコーンオイル、アルキルアラルキル変性シリ
コーンオイル、フッ素変性シリコーンオイル、ポリエー
テル変性シリコーンオイル、アルコール変性シリコーン
オイル、アミノ変性シリコーンオイル、エポキシ変性シ
リコーンオイル、エポキシ・ポリエーテル変性シリコー
ンオイル、フェノール変性シリコーンオイル、カルボキ
シル変性シリコーンオイル、メルカプト変性シリコーン
オイルその他メタクリロキシ基、ハロゲン基、アルコキ
シ基、エステル基、アミド基、イミド基、メタクリル基
等の種々の有機官能基が導入された変性シリコーンオイ
ルがあげられる。これらは1種又は2種以上併用して使
用することができる。
【0022】本発明のオルガノポリシロキサン油は、ジ
メチルシリコーンオイル単独又は、有機変性シリコーン
オイル単独又は、ジメチルシリコーンオイルと有機変性
シリコーンオイルの1種又は2種以上とを併用して用い
ることができ、本発明品中に0.2〜20.0wt%、
好ましくは0.5〜15.0wt%あればよく、0.2
wt%より少ないと作業性が悪くて、均一な被膜が得ら
れず、充分な効果が得られない。20.0wt%を越え
ると、べたつきが感じられ、新鮮感に欠けるので好まし
くない。
【0023】本発明において使用される(ニ)の石油系
溶剤は、一般に自動車用つや出し剤に使用されるものが
使用でき、脂肪族炭化水素系溶剤及び/又は脂肪族炭化
水素系油を使用することが好ましく、自動車用塗膜に対
して安全な、パラフィン系又はイソパラフィン系の溶媒
を用いることが特に好ましい。
【0024】これらの石油系溶剤としては例えば、IP
ソルベント(出光石油化学株式会社)、アイソパー(エ
クソン化学株式会社)、クリストール(エッソ石油株式
会社)、シェルソル(シェル化学株式会社)、メルベイ
ユ(昭和シェル石油株式会社)、日石アイソゾール(日
本石油化学株式会社)、モレスコホワイト(株式会社松
村石油研究所)、流動パラフィン(中央化成株式会社)
等をあげることができ、アニリン点70℃以上のものが
使用できる。石油系溶剤は本発明品中に3.0〜70.
0wt%、好ましくは5.0〜50.0wt%使用する
ことができる。3.0wt%より少ないと均一な被膜が
得られず、70.0wt%より多いと乳化分散の状態が
悪くなり好ましくない。
【0025】本発明において使用される(ホ)の脂肪酸
石ケンは、アルカリとしてアンモニア、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、モルホリン、モノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、その
他有機アミン等を用いることができるが、自動車塗膜を
傷めないモノエタノールアミン塩及び/又はジエタノー
ルアミン塩の石ケンを用いることが特に好ましい。
【0026】脂肪酸石ケンは、本発明品を塗布使用する
ときに、塗膜に付着した汚染物の除去洗浄剤として働
き、塗装面の凸凹面や傷部分に浸透して汚れを除去する
作用を有するものであり、且つ、本発明品成分の乳化分
散剤として作用するものである。本発明品中0.5〜
5.0wt%、好ましくは1.0〜3.0wt%あれば
よく、0.5wt%未満では汚れとり効果が不満足であ
り、乳化分散性が悪くなる。5.0wt%を越えると撥
水性が悪くなり好ましくない。
【0027】本発明において使用される(ヘ)のシリカ
パウダー及び/又はアルミニウムシリケートパウダー
は、自動車塗膜に付着した汚染物や劣化部分の吸着剤と
して働き、汚れの除去作用を有し、且つ、本発明品を塗
面に塗布した後、余分な成分をふきとる時の作業性を容
易にする作用を有するものである。かかるシリカパウダ
ー及び/又はアルミニウムシリケートパウダーは1種又
は2種以上併用して用いることができる。
【0028】シリカパウダーは、例えば合成系として、
ミズカシル(水沢化学工業株式会社)、ニップシール
(日本シリカ工業株式会社)、シルトン(水沢化学工業
株式会社)、ファインシール(徳山曹達株式会社)、サ
イシリア(富士シリシア化学株式会社)、アエロジル
(日本アエロジル株式会社)、カープレックス(塩野義
製薬株式会社)、トクシール(徳山曹達株式会社)、ア
ドマファイン(株式会社アドマテックス)、シルデック
ス(旭硝子株式会社)等をあげることができ、又天然系
として、ラヂオライト(昭和化学工業株式会社)、スノ
ーフロス(Johns−Manville社)、セライ
ト(Johns−Manville社)、セラトム(イ
ーグルピッチャー社)、シリカ(中央シリカ株式会
社)、ダイカライト(Grefco社)、イムシル(イ
リノイミネラル社)、ミニュシル(ペンシルバニアガラ
スサンド社)等をあげることができる。
【0029】アルミニウムシリケートパウダーとして
は、例えば、カオリン(土屋カオリン工業株式会社)、
ASPシリーズ(エンゲルハード社)、サテントン(エ
ンゲルハード社)、アルミニウムシリケートP820
(フィシコケミカル社)等をあげることができる。
【0030】これらは本発明品中1.0〜20.0wt
%、好ましくは3.0〜15.0wt%あればよく、
1.0wt%未満では作業性が悪く、20.0wt%を
越えると均一な被膜が得られなくなり好ましくない。
【0031】その他に本発明品には、揮発性の溶剤とし
て例えば、工業ガソリン、灯油、ミネラルスピリット、
ナフテン系溶剤、塩素系溶剤、弗素系溶剤、シリコーン
系溶剤、芳香族系溶剤、エステル系溶剤、エーテル系溶
剤、ケトン系溶剤、グリコールエーテル系溶剤等を塗膜
に対して悪影響を与えない範囲内で使用しても差し支え
ない。
【0032】その他に本発明品の乳化分散品の場合の凍
結防止用として、エチレングリコール、プロピレングリ
コール、グリセリン等の多価アルコール類やエタノー
ル、イソプロピルアルコール等のアルコール類、その他
不凍効果を有するもので慣用されているものを水の一部
に代えて、本発明品中10wt%以下用いることができ
る。
【0033】その他に本発明品の乳化分散安定剤とし
て、一般に慣用されているポリアクリル酸又はその塩、
架橋型ポリアクリル酸又はその塩、カルボキシビニルポ
リマー、ポリビニルピロリドン、メチルセルロース、ヒ
ドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチル
セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニ
ールアルコール、水溶性ポリアクリルアミド、カルボキ
シメチルセルロースナトリウム、カルボキシヒドロキシ
エチルセルロースナトリウム、アルギン酸ナトリウム、
アルギン酸プロピレングリコールエステル、トラガカン
トガム、カラヤガム、アラビアガム、澱粉、ビーガム、
キサンタンガム、ジュランガム、グアーガム、シリカゲ
ル、アルミニウムシリカゲル、ラポナイト、モンモリロ
ナイト等をあげることができる。これらは、1種又は2
種以上を必要に応じて用いても差し支えない。
【0034】その他に本発明品には、一般につや出し剤
用として慣用されている天然又は合成のワックス類を必
要に応じて用いることもできる。これらは例えば、カル
ナバワックス、キャンデリラワックス、モンタンワック
ス、セレシン、パラフィン、マイクロクリスタリンワッ
クス、オゾケライト等に代表される天然ワックス、α−
オレフィンワックス、フィッシャー・トロプシュワック
ス及びその誘導体、ポリオレフィンワックス及びその誘
導体、酸化パラフィン、酸化マイクロクリスタリンワッ
クス、カスターワックス、モンタンワックスをベースに
した酸ワックス及びエステルワックス及びその誘導体、
ラノリン誘導体、石油系のオレフィンベースのオレフィ
ンと無水マレイン酸あるいはアクリル酸、又は酢酸ビニ
ルからなるワックス、合成脂肪酸エステル、合成グリセ
ライド等に代表される合成ワックス、金属石ケン、油
脂、高級脂肪酸、高級アルコール、硬化油、脂肪酸アマ
イト、ポリエーテル等に代表されるワックス様物があ
り、単品もしくは併用して用いることができる。かかる
ワックスは多すぎると、被膜を不均一にして本来の効果
を害する危険があり、できるだけ少なく用いることが好
ましい。
【0035】その他に本発明品には、一般につや出し剤
用として慣用される、無機あるいは有機の微粉体をクリ
ーナー用又は均一な被膜づくりのためのふきとり作業用
として必要に応じて用いることもできる。かかる微粉体
としては例えば、タルク、パーライト、炭酸カルシウ
ム、ゼオライト、アルミナ、水酸化アルミニウム、酸化
ジルコニウム、酸化セリウム、酸化マグネシウム、弗化
カルシウム、ベントナイト、モンモリロナイト、シラス
バルーン、マイカ、雲母、硅酸カルシウム、硅酸ジルコ
ニウム、ダイヤモンド、ガラス、セラミック、ポリオレ
フィンパウダー、セルロースパウダー、四弗化エチレン
樹脂パウダー、四弗化エチレン六弗化プロピレン共重合
樹脂パウダー、弗化ビニリデン樹脂パウダー、高級脂肪
酸ビスアマイド、高級脂肪酸金属石ケン、アミノ酸系パ
ウダー、不溶性シリコン樹脂パウダー、アクリル樹脂パ
ウダー、エポキシ樹脂パウダー、その他ナイロン等合成
樹脂パウダー、これらに類似する天然又は合成の無機又
は有機のパウダーをあげることができ、これらは単独又
は併用で用いることができる。又、その他に本発明品に
は、一般につや出し剤用として慣用される潤滑油を均一
な被膜づくりのためのふきとり作業用として必要に応じ
て用いることもできる。かかる潤滑油としては、パーフ
ルオロアルキルポリエーテル、三弗化塩化エチレン重合
体、スピンドル油、マシン油、脂肪酸とアルコールとの
エステル合成油、アクリル酸系重合油、ポリオキシオレ
フィン及びそれらの共重合体ならびにその誘導体、グリ
セリン等多価アルコール及びそれらの誘導体等の油性並
びに水性のものをあげることができ、これらは単独又は
併用で用いることができる。
【0036】その他に本発明品には、一般につや出し剤
用として慣用される樹脂系の塗膜への被膜定着強化剤を
必要に応じて用いることもできる。かかる被膜定着強化
剤としては、例えば、シリコーン系樹脂、フッ素系樹
脂、石油樹脂、テルペン樹脂、脂環族炭化水素樹脂、ア
ルキド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリウレタン系樹脂、フ
ェノール系樹脂、尿素メラミン樹脂、ポリエステル樹
脂、アミノ樹脂、メラミン樹脂、アクリル樹脂、ビニー
ル系樹脂、尿素樹脂、エポキシ樹脂、ロジン変性樹脂、
アミノアルキド樹脂、変性アルキド樹脂、天然樹脂、ケ
トン樹脂、ロジン系樹脂等をあげることができ、これら
は単独又は併用で用いることができる。
【0037】その他に、つや出し剤用として一般に慣用
されているpH調整剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、防
腐剤、防カビ剤、防錆剤、分散剤、可塑剤、香料等の成
分を必要に応じて配合しても差し支えない。
【0038】本発明品を自動車の塗膜に塗布することに
より、塗膜に付着した汚染物を除去することができ、塗
膜の小傷を修復して且つ塗膜に美観を与えるつや出し効
果を兼ね備えた作用が得られるのである。本発明品は塗
膜を損傷させるような成分を含んでいないので、何回で
も塗布しても、塗膜に何ら損傷を与えることはないので
ある。以上のように本発明品は、洗浄性と小傷修復作
用、光沢性が極めて優れるものであり、塗膜の美観を回
復して長期に保持できるという従来の自動車用つや出し
剤にはみられない優れた作用を有するものである。
【0039】
【実施例、比較例】以下実施例により本発明を更に具体
的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定される
ものではない。使用した成分は次にあげるものである。
【0040】・ネオクリルA−601(ゼネカ):MF
T 3℃、pH7.7、粘度(25℃)100cps、
固形分32wt%のアクリル樹脂エマルジョン。 ・モビニール864M(ヘキスト合成):MFT 0
℃、pH8.5、粘度(25℃)100〜1000cp
s、固形分53wt%のアクリルスチレン共重合樹脂エ
マルジョン。 ・プライマルAC−55(日本アクリル化学):MFT
5℃、pH9.4、粘度(25℃)250〜500c
ps、固形分50wt%のアクリル樹脂エマルジョン。 ・ボンコート3986(大日本インキ化学工業):MF
T 20℃、pH8.0、粘度(25℃)10〜100
cps、固形分40wt%のウレタン変性アクリル樹脂
エマルジョン。 ・ボンコートU−40(大日本インキ化学工業):MF
T 10℃、pH8.5、粘度(25℃)200〜70
0cps、固形分50wt%のベオバ変性アクリル樹脂
エマルジョン。 ・White FX−9048(東洋インキ):不揮発
分71%、酸化チタンを水分散した白色顔料。 ・Blue 2G(東洋インキ):不揮発分37%、フ
タロシアニンブルーを水分散した青色顔料。 ・Green B(東洋インキ):不揮発分38%、フ
タロシアニングリーンを水分散した緑色顔料。 ・Red Y−3(東洋インキ):不揮発分64%、酸
化鉄を水分散した赤色顔料 。 ・Black K−18(東洋インキ):不揮発分39
%、カーボンブラックを水分散した黒色顔料。 ・ウォーターブルー#10(ミハラ化工):C.I.ア
シッドブルー9とC.I・アシッドバイオレッド15を
調色した青色染料。 ・アルカリファーストブラックNo.1(ミハラ化
工):C.I.アシッドブラック2の黒色染料。 ・ウォーターレッド#10(ミハラ化工):C.I.ア
シッドレッド87とC.I.アシッドレッド18とC.
I.アシッドイエロー23を調色した赤色染料。 ・シリコーンKF96−350cs(信越化学工業):
粘度350±17cs(25℃)、比重0.965〜
0.975(25℃)のジメチルシリコーンオイル。 ・シリコーンKF96−1000cs(信越化学工
業):粘度1000±50cs(25℃)、比重0.9
65〜0.975(25℃)のジメチルシリコーンオイ
ル。 ・シリコーンKF96H−3万cs(信越化学工業):
粘度30000±1500cs(25℃)、比重0.9
70〜0.980(25℃)のジメチルシリコーンオイ
ル。 ・シリコーンKF102(信越化学工業):粘度750
0cs(25℃)、比重0.97(25℃)、エポキシ
当量4000のエポキシ変性シリコーンオイル。 ・シリコーンSH−230(東レ・ダウコーニング・シ
リコーン):粘度1300cs(25℃)、比重1.0
0(25℃)のアルキルアラルキル変性シリコーンオイ
ル。 ・シリコーンBY16−850(東レ・ダウコーニング
・シリコーン):粘度1100cs(25℃)、比重
0.97(25℃)、アミン当量4000のアミノ変性
シリコーンオイル。 ・シェルソル71(シェル化学):蒸留範囲170〜2
15℃、アニリン点81〜87℃のイソパラフィン系溶
剤。 ・IPソルベント1620(出光石油化学):蒸留範囲
166〜208℃、アニリン点79℃のイソパラフィン
系溶剤。 ・IPソルベント2028(出光石油化学):蒸留範囲
205〜260℃、アニリン点86℃のイソパラフィン
系溶剤。 ・流動パラフィン40−S(中央化成):粘度4.4±
1cst(40℃)、比重0.820(15℃)、アニ
リン点91±4℃の流動パラフィン。 ・ペガソール3040(モービル石油):蒸留範囲15
5〜197℃、アニリン点56℃の一部芳香族を含んだ
脂肪族溶剤。 ・ポリワックス500(米国ペトロライト社):融点8
8℃、平均分子量500、エチレンのホモポリマーで硬
質の脂肪族炭化水素ワックス。 ・カルナバワックス(加藤洋行):融点83℃の天然植
物系エステルワックス。 ・ヘキストワックスS(ヘキスト社):滴点81〜87
℃、酸価130〜150、モンタンワックスをベースと
した酸ワックス。 ・サテントンW(エンゲルハード社):平均粒径1.4
μmの水不溶性アルミニウムシリケートパウダー。 ・サテントン#5(エンゲルハード社):平均粒径0.
8μmの水不溶性アルミニウムシリケートパウダー。 ・シルデックスH−32(旭硝子):平均粒径3μmの
真球状多孔質シリカパウダー。 ・アドマファインSO−25R(アドマテックス):平
均粒径0.5μmの真球状のアモルファスシリカパウダ
ー。 ・サイシリア350(富士シリシア化学):平均粒径
1.8μmの合成シリカパウダー。 ・ラヂオライトF(昭和化学工業):平均粒径7μmの
ケイソウ土融剤焼成品パウダー。 ・アルミナA−32(日本軽金属):平均粒径1.0μ
mの水不溶性アルミナパウダー。 ・セロゲン3H(第一工業製薬):粘度1000〜14
00cps(1%水溶液、25℃)、エーテル化度0.
55〜0.65のカルボキシメチルセルロースナトリウ
ム。 ・メトローズ90SH−4000(信越化学工業):粘
度3500〜5600cps(2%水溶液、20℃)の
メチルセルロース。 ・ハイビスワコー105(和光純薬工業):粘度500
0cps(1%水溶液、25℃)のカルボキシビニルポ
リマー。 ・エマール20C(花王):有効成分25%、ポリオキ
シエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウムのアニオン
系界面活性剤。 ・ノニポール100(三洋化成工業):有効成分100
%、HLB 133、ノニルフェノールにエチレンオキ
サイドを10モル付加させたノニオン系界面活性剤。
【0041】実施例1 ネオクリルA−601 5.0 White FX−9048 4.0 シリコーンKF96−350cs 10.0 シェルソル71 22.5 オレイン酸 2.3 モノエタノールアミン 0.7 サテントンW 10.0 水 45.5 100.0wt% シェルソル71にシリコーンKF96−350cs、オ
レイン酸を溶かす。この中に、モノエタノールアミン、
サテントンWを加えた水を撹拌下注入してO/W型エマ
ルジョンを作る。この中へ、ネオクリルA−601、W
hite FX−9048を均一に分散して白色の乳化
液を得る。
【0042】実施例2 モビニール864M 3.0 Blue 2G 3.0 シリコーンKF96−1000cs 10.0 IPソルベント1620 30.0 オレイン酸 1.0 モノエタノールアミン 0.3 サテントン#5 12.0 エチレングリコール 5.0 水 35.7 100.0wt% IPソルベント1620にシリコーンKF96−100
0cs、オレイン酸を溶かす。この中に、モノエタノー
ルアミン、サテントン#5を加えた水を撹拌下注入して
O/W型エマルジョンを作る。この中へ、モビニール8
64M、Blue2G、エチレングリコールを均一に分
散して青色の乳化物を得る。
【0043】実施例3 プライマルAC−55 4.0 Green B 4.0 シリコーンKF96−1000cs 8.0 シリコーンKF96H−3万cs 2.0 IPソルベント1620 15.0 流動パラフィン40−S 2.0 オレイン酸 2.0 ジエタノールアミン 0.8 シルデックスH−32 10.0 セロゲン3H 0.5 水 51.7 100.0wt% IPソルベント1620に、流動パラフィン40−S、
シリコーンKF96−1000cs、シリコーンKF9
6H−3万cs、オレイン酸を溶かす。この中に、ジエ
タノールアミン、シルデックスH−32を加えた水を撹
拌下注入してO/W型エマルジョンを作る。この中へ、
プライマルAC−55、Green B、セロゲン3H
を均一に分散して緑色の乳化液を得る。
【0044】実施例4 ボンコート3986 4.0 Red Y−3 3.0 シリコーンKF102 8.0 シェルソル71 10.0 オレイン酸 2.0 ジエタノールアミン 0.8 サテントン#5 8.0 アドマファインSO−25R 4.0 メトローズ90SH−4000 0.7 水 59.5 100.0wt% シェルソル71に、シリコーンKF102、オレイン酸
を溶かす。この中に、ジエタノールアミン、サテントン
#5、アドマファインSO−25Rを加えた水を撹拌下
注入してO/W型エマルジョンを作る。この中へ、ボン
コート3986、Red Y−3、メトローズ90SH
−4000を均一に分散して赤色の乳化液を得る。
【0045】実施例5 ボンコートU−40 5.0 Blaek K−18 2.0 シリコーンKF96H−3万cs 6.0 IPソルベント2028 10.0 オレイン酸 1.0 モノエタノールアミン 0.4 ポリワックス500 0.5 サテントン#5 5.0 シルデックスH−32 5.0 ハイビスワコー105 0.5 水 64.6 100.0wt% IPソルベント2028に、シリコーンKF96H−3
万cs、オレイン酸、ポリワックス500を加えて85
℃に加熱溶解する。この中に、モノエタノールアミン、
サテントン#5、シルデックスH−32を加えた水を撹
拌下注入してO/W型エマルジョンを作る。この中へ、
ボンコートU−40、Black K−18、ハイビス
ワコー105を均一に分散して黒色の乳化物を得る。
【0046】実施例6 プライマルAC−55 3.0 ボンコートU−40 2.0 Blue 2G 2.0 ウォーターブルー#10 1.0 シリコーンKF96−1000cs 8.0 IPソルベント2028 15.0 オレイン酸 1.5 モノエタノールアミン 0.4 サテントンW 6.0 サイシリア350 6.0 セロゲン3H 1.0 グリセリン 2.0 水 52.1 100.0wt% IPソルベント2028に、シリコーンKF96−10
00cs、オレイン酸を溶解する。この中に、モノエタ
ノールアミン、サテントンW、サイシリア350を加え
た水を撹拌下注入してO/W型エマルジョンを作る。こ
の中へ、プライマルAC−55、ボンコートU−40、
Blue 2G、ウォーターブルー#10、セロゲン3
H、グリセリンを均一に分散して青色の乳化物を得る。
【0047】実施例7 ボンコート3986 2.0 ボンコートU−40 3.0 Green B 4.0 アルカリファーストブラックNo.1 0.3 シリコーンKF96−1000cs 7.0 シリコーンSH−230 3.0 シエルソル71 10.0 オレイン酸 1.0 ジエタノールアミン 0.5 サテントンW 12.0 ハイビスワコー105 0.5 エチレングリコール 4.0 水 52.7 100.0wt% シェルソル71に、シリコーンKF96−1000c
s、シリコーンSH−230、オレイン酸を溶解する。
この中に、ジエタノールアミン、サテントンWを加えた
水を撹拌下注入してO/W型エマルジョンを作る。この
中へ、ボンコート3986、ボンコートU−40、Gr
een B、アルカリファーストブラックNo.1、ハ
イビスワコー105、エチレングリコールを均一に分散
して濃緑色の乳化物を得る。
【0048】実施例8 プライマルAC−55 2.0 ボンコート3986 3.0 Red Y−3 2.0 ウォーターレッド#10 2.0 シリコーンKF96−1000cs 8.5 シリコーンBY16−850 0.5 IPソルベント2028 15.0 オレイン酸 2.0 モノエタノールアミン 0.5 カルナバワックス 0.3 サイシリア350 5.0 シルデックスH−32 5.0 プロピレングリコール 3.0 メトローズ90SH−4000 0.7 水 50.5 100.0wt% IPソルベント2028に、シリコーンKF96−10
00cs、シリコーンBY16−850、オレイン酸、
カルナバワックスを加えて80℃に加熱溶解する。この
中に、モノエタノールアミン、サイシリア350、シル
デックスH−32を加えた水を撹拌下注入してO/W型
エマルジョンを作る。この中へ、プライマルAC−5
5、ボンコート3936、Red Y−3、ウォーター
レッド#10、プロピレングリコール、メトローズ90
SH−4000を均一に分散して赤色乳化物を得る。
【0049】比較例1 シリコーンKF96−350cs 7.0 ペガソール3040 38.0 オレイン酸 1.0 ヘキストワックスS 1.0 モルホリン 0.6 サテントンW 10.0 ラヂオライトF 4.0 水 38.4 100.0wt% ペガソール3040に、シリコーンKF96−350c
s、オレイン酸、ヘキストワックスSを加えて80℃に
加熱溶解する。この中に、モルホリン、サテントンW、
ラヂオライトFを加えた水を撹拌下注入してO/W型エ
マルジョンを作り、白色乳化物を得る。
【0050】比較例2 ネオクリルA−601 5.0 シリコーンKF96−1000cs 7.0 シェルソル71 25.0 オレイン酸 2.0 モノエタノールアミン 0.5 サテントン#5 10.0 エチレングリコール 5.0 水 45.5 100.0wt% シェルソル71に、シリコーンKF96−1000c
s、オレイン酸を溶かす。この中に、モノエタノールア
ミン、サテントン#5を加えた水を撹拌下注入してO/
W型エマルジョンを作る。この中へ、ネオクリルA−6
01、エチレングリコールを均一に分散して白色乳化物
を得る。
【0051】比較例3 Blue 2G 3.0 シリコーンKF96−1000cs 7.0 シェルソル71 25.0 オレイン酸 2.0 ジエタノールアミン 0.8 サテントンW 11.0 セロゲン3H 0.7 水 50.5 100.0wt% シェルソル71に、シリコーンKF96−1000c
s、オレイン酸を溶かす。この中に、ジエタノールアミ
ン、サテントンWを加えた水を撹拌下注入してO/W型
エマルジョンを作る。この中へ、Blue 2G、セロ
ゲン3Hを均一に分散して青色乳化物を得る。
【0052】比較例4 モビニール864M 4.0 Green B 4.0 IPソルベント1620 15.0 オレイン酸 1.5 モノエタノールアミン 0.5 サテントンW 5.0 サイシリア350 5.0 エチレングリコール 5.0 ハイビスワコー105 0.5 水 59.5 100.0wt% IPソルベント1620に、オレイン酸を溶かす。この
中に、モノエタノールアミン、サテントンW、サイシリ
ア350を加えた水を撹拌下注入してO/W型エマルジ
ョンを作る。この中へ、モビニール864M、Gree
n B、エチレングリコール、ハイビスワコー105を
均一に分散して緑色乳化物を得る。
【0053】比較例5 カルナバワックス 10.0 ポリワックス500 5.0 シリコーンKF96−1000cs 10.0 シェルソル71 60.0 IPソルベント2028 15.0 100.0wt% シェルソル71にIPソルベント2028を加えた中
に、シリコーンKF96−1000cs、カルナバワッ
クス、ポリワックス500を加えて約85℃に加熱して
溶解し、室温まで静置して白色固形状物を得る。
【0054】比較例6 オレイン酸 6.0 ペガソール3040 33.0 水酸化ナトリウム 0.9 アルミナA−32 15.0 ラヂオライトF 15.0 水 30.1 100.0wt% ペガソール3040にオレイン酸を溶かす。この中に、
水酸化ナトリウムを溶かした水を撹拌しながら添加して
O/W型エマルジョンを作る。この中へ、アルミナA−
32、ラヂオライトFを均一に分散して白色ペースト状
のラビングコンパウンドを得る。
【0055】比較例7 水酸化ナトリウム 2.0 エマール20C 15.0 ノニポール100 3.0 水 80.0 100.0wt% 水に水酸化ナトリウム、エマール20C、ノニポール1
00を加えて溶解し、透明液状のシャンプーを得る。使
用時は水で約50倍に希釈して使用する。
【0056】試験方法 作成した組成物の塗布作業性、ふきとり作業性、汚染物
の洗浄性、傷の隠ぺい性、着色性、光沢性、耐久性の性
能について調べた。試験結果は表1に示す。
【0057】
【表1】
【0058】(イ)塗布作業性 通常のワックス掛け作業をパネラー5名にしてもらい、
試料塗布時の伸びを評価する。 ◎ 大変良い ○ 良い △ 普通 × 悪い
【0059】(ロ)ふきとり作業性 通常のワックス掛け作業をパネラー5名にしてもらい、
試料塗布後のふきとりやすさを評価する。 ◎ 大変良い ○ 良い △ 普通 × 悪い
【0060】(ハ)洗浄性 乗用車ボデーの白色塗装板を1カ月間屋外暴露させて均
一に汚染した塗膜に、試料を含浸させたスポンジでふき
とり洗浄した後の洗浄力を目視で評価する。 ○ 汚れがよくとれる △ 少し汚れがとれる × 汚れがとれない
【0061】(ニ)傷の隠ぺい性 傷のついた塗装板に、均一に試料を塗布して室温で乾燥
させ、布で軽くふきとつた後、凹部が隠ぺいされている
か否かを目視で評価する。 ◎ 優秀 ○ 良好 △ 不十分 × 不良
【0062】(ホ)着色性 白色塗装板に、均一に試料を塗布して室温で乾燥させ、
布で軽くふきとつた後の塗装面の着色度を目視で評価す
る。 ◎ 着色が非常に優れている ○ 着色が良好である △ わずかに着色する × 全く着色しない
【0063】(ヘ)光沢性 通常のワックス掛け作業をして、布で軽くふきとつた後
の塗装面の光沢を目視で評価する。 ◎ 深みの光沢がある ○ 光沢がある △ わずかに光沢がある × 光沢がない
【0064】(ト)耐久性 上記光沢性試験をした塗装板を0.1%アルキルベンゼ
ンスルホン酸ナトリウムの洗剤液を用いて洗浄し、水洗
乾燥後の塗装面の状態を目視で評価する。 ○ 光沢があり傷が目立たない △ 光沢が少しあり傷が少し目立つ × 光沢がなく傷が目立つ
【0065】
【発明の効果】本発明組成物は、前記の如き構成からな
るものであり、特に、自動車の塗装面に使用することに
よつて、塗面に付着した汚染物を容易に洗浄することが
でき、且つ、小傷部分の修復と着色性、光沢性に優れた
被膜を形成することができるため、自動車用小傷修復兼
着色性つや出し剤として車体の保守、管理に極めて好適
である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記成分(イ)、(ロ)、(ハ)、
    (ニ)、(ホ)、(ヘ)を水に乳化分散してなることを
    特徴とする自動車用小傷修復兼着色性つや出し剤組成
    物。 (イ)合成樹脂水分散液または乳濁液 (ロ)顔料及び/又は染料 (ハ)オルガノポリシロキサン油 (ニ)石油系溶剤 (ホ)脂肪酸石ケン (ヘ)シリカパウダー及び/又はアルミニウムシリケー
    トパウダー
  2. 【請求項2】 請求項1記載の成分(ハ)がジメチルシ
    リコーンオイル及び/又は有機変性シリコーンオイルで
    ある請求項1記載の自動車用小傷修復兼着色性つや出し
    剤組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の成分(ニ)が脂肪族炭化
    水素系溶剤及び/又は脂肪族炭化水素系油である請求項
    1記載の自動車用小傷修復兼着色性つや出し剤組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の成分(ホ)が脂肪酸モノ
    エタノールアミン塩及び/又は脂肪酸ジエタノールアミ
    ン塩である請求項1記載の自動車用小傷修復兼着色性つ
    や出し剤組成物。
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