JP2867161B2 - 自動車の塗膜用撥水性艶出し剤 - Google Patents

自動車の塗膜用撥水性艶出し剤

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JP2867161B2
JP2867161B2 JP2117490A JP2117490A JP2867161B2 JP 2867161 B2 JP2867161 B2 JP 2867161B2 JP 2117490 A JP2117490 A JP 2117490A JP 2117490 A JP2117490 A JP 2117490A JP 2867161 B2 JP2867161 B2 JP 2867161B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、自動車の塗膜が雨水や自然界の汚染物によ
つて劣化されることから、本来の塗膜の美観を美しい状
態に保護しようとする被膜を形成する撥水性艶出し剤に
関するものである。
「従来技術及び発明が解決しようとする課題」 自動車の塗膜は、通常自然界にあつては、ほこり、砂
じん、土や泥、排気ガス、タイヤの摩耗ミスト、タール
やピッチ、工場排煙、工事現場や農場からの飛散ミスト
などによりたいへん汚れ易い状況にある。そしてこれら
は、水洗いや簡単な洗浄ではなかなか落ちにくい程に強
固に付着しているものである。やがてはこれらは、塗膜
の美観を損うだけでなく雨水や太陽光線、酸素などと共
に塗膜の劣化を進める塗膜の大敵となるものである。
このように汚染化された塗膜状態を元に回復するのに
利用されていた従来の方法は、ラビングコンパウンドや
クリーナーワックス、強力洗剤によるクリーニング等
で、かなりの重労働を要していた。塗膜保護被膜を形成
する機能をもつていないラビングコンパウンドや強力洗
剤にあつては、汚染や劣化の進行を止めることはでき
ず、一方、保護被膜を形成する機能をもつているクリー
ナーワックスをはじめとするカーワックス類は、美観的
に一時期きれいな状態を保つことはできるが、いつか汚
染や劣化が進行して長期に美しさを保つことができな
い。そして、このように汚染や劣化した状態の塗面は、
もう既に水をはじく機能は失なわれてしまつている。
このようになれば、再びクリーニングを行つて回復せ
ざるを得ない。この間は、約2週間から1カ月が限度で
ある。特にカーワックス類にあつては、形成する艶出し
被膜が天然や合成ろう成分、油脂類と不揮発性の高重合
度のシリコーンから成り立つため、却つて塗膜本来より
粘着性を与えて汚染の進行を促進してしまう逆効果も見
られる。
このような従来の欠点を解消するものとして、特願昭
63-319263号「自動車の塗膜用汚れ防止剤」があるが、
これは高融点、硬質のポリオレフィン被膜を形成しよう
とする手段で、かなり改善はされているが、完全には至
つていない。
本発明は、このような従来のカーワックスに見られる
ような汚染傾向を解消したものであり、且つ、撥水機能
を長期に持続して、塗膜の美観を自然汚染や劣化から保
護しようとするものである。
「課題を解決するための手段及び作用」 本発明は上記課題を解決したもので、下記化学式
〔I〕または〔II〕のいずれかで表わされ弗素含有量が
6.9〜36.4wt%である弗素化オルガノポリシロキサン0.5
〜15.0wt%及びワックス又はワックス状物0.5〜20.0wt
%を有機溶剤及び/または水に分散させたことを特徴と
する自動車の塗膜用撥水性艶出し剤である。
(但しx/y=9/1〜3/2で分子量50000〜37000のもの) (但し粘度(cs)25℃ 300〜10000のもの) 即ち本発明は、一般に艶出し剤用として慣用されてい
る天然又は合成ワックス又は、これらのワックスと性質
の類似した天然又は合成の油脂類や高分子類の単独もし
くは混合物と、従来までに艶出し剤用主成分として使用
されたことのない特定の弗素化オルガノポリシロキサン
(以下弗素化変性シリコーンという)を主成分として用
いるものである。
ワックス成分とオルガノポリシロキサン(以下シリコ
ーンという)成分を組み合わせた艶出し剤は、すでに公
知の事実で、且つ、その効果も明らかなものである。一
方、ワックス成分と弗素樹脂成分を組み合わせた艶出し
剤も一部に見られるようであるが、弗素樹脂自体が非粘
着性であるため、十分にその効果を発揮するに至つてい
ない。弗素樹脂又はその変性体が撥水撥油性に富み、汚
染防止剤として抜群の性能を発揮することは明らかであ
る。又、シリコーンは、艶出し効果、すべり易さ、離型
作用、撥水作用等非常に優れた特性を有するものである
が、ワックス成分に比べて著しく汚染され易い欠点をも
つている。
本発明は、シリコーンの汚染され易い欠点を解消し、
且つ弗素樹脂の非粘着性を解決するために、弗素を含有
する分子とシリコーン分子とを一体化させ、艶出し剤用
成分として理想的な性質をもつたものを用いている。
即ち弗素を含有する分子とシリコーン分子とを一体化
することによつて、弗素分子の持つ撥水撥油性及び汚染
防止性とシリコーン分子の持つ艶出し性能を兼ね備えた
性能を得ることができたのである。
この弗素化変性シリコーンに天然又は合成のワックス
又はワックス様物を配合した組成物は、自動車の塗膜表
面に密着して長期にその性能を発揮するものである。特
に弗素化変性シリコーンと天然又は合成のワックス又は
ワックス様物を乳化混合してなる組成物は従来のカーワ
ックスに見られるような汚染傾向を解消し、且つ撥水機
能を長期に持続して、塗膜の美観を自然汚染や劣化から
保護することのできる自動車の塗膜用撥水性艶出し剤を
提供するものである。
本発明に用いる弗素化変性シリコーンの配合量は0.5
〜15.0wt%が好ましく、特に1.0〜10.0wt%がより好ま
しい。0.5wt%より少ないと均一な被膜が得られず、撥
水効果が劣る。15wt%を超えるとべたつきが感じられ仕
上りが悪くなる。
弗素化変性シリコーンにおける弗素含有量は0.1〜36.
5wt%あればよく、これより少なければ汚染物が付着し
易くなり全体的に性能が劣るようになる。又多すぎると
伸び及び拭取り性が悪くなり均一で透明な被膜が得られ
なくなる。
弗素化変性シリコーンは、本発明に配合する場合乳化
重合で作成したものを用いることができ、又、界面活性
剤を用いて水に乳化分散したものを用いることもでき
る。
本発明に用いられるワックスとしては、天然品のミツ
ロウ、昆虫ロウ、鯨ロウ、カルナバワックス、キャンデ
リラワックス、綿ワックス、木ロウ、ラノリン、モンタ
ンワックス、オゾケライト、セレシン、リグナイトワッ
クス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワッ
クス、 合成のワックスとして、アルファーオレフィンワック
ス、フィッシャートロプシュワックスおよびその誘導
体、ポリエチレンワックスおよびその誘導体、酸化パラ
フィン、酸化マイクロクリスタリンワックス、カスター
ワックス、モンタンワックスをベースにした酸ワックス
及びエステルワックス及びその誘導体、ラノリン誘導
体、石油系のオレフィンベースのオレフィンと無水マレ
イン酸からなるワックス、合成脂肪酸エステル、合成グ
リセライド、 ワックス様物として、金属セッケン、油脂、高級脂肪
酸、高級アルコール、硬化油、脂肪酸アマイド等の代表
品があり、単品もしくは併用して用いることができる。
本発明に配合する場合、界面活性剤を用いて水に乳化
分散したものを用いることができる。かかるワックス
は、本発明品中0.5〜20.0wt%が好ましく、特に1.0〜1
5.0wt%が好ましい。0.5wt%より少なくなると塗り拡げ
るのにムラが生じたりして、均一に塗布することが困難
であり、又、20.0wt%を越えると、拭上げ作業が重くな
るようになり、又、ムダが多くなり不経済である。
弗素化変性シリコーンと天然又は合成のワックス又は
ワックス様物との配合比は、本発明の効果を得るために
は10:1〜10:50の範囲が必要であり、より好ましくは10:
5〜10:30であることが必要である。天然又は合成のワッ
クス又はワックス様物の配合比が少なすぎると、自動車
の塗膜表面に均一に密着しなくなり撥水性が悪くなる。
多すぎると弗素化変性シリコーンの成分が少なくなりす
ぎて充分な艶出し効果が得られない。
本発明品は乳化混合する場合、O/W型エマルジョン或
はW/O型のエマルジョンのいずれの乳化状態でもよく、
又その形態は固形状或は柔らかいペースト状或は液状の
いずれの形態でもよい。又本発明品をエアゾール化する
こともでき、その際キャリアーガスとして慣用されてい
るL.P.G.、フロンガス、DME、炭酸ガス、液体チッ素等
を本発明の100部に対して1〜300部用いてスプレー状に
することもできる。
本発明の弗素化変性シリコーンと天然又は合成のワッ
クス又はワックス様物を乳化混合する場合には乳化剤と
して、次の界面活性剤を使うことができる。
オレイン酸をはじめとする高級脂肪酸、アルキルベンゼ
ンスルホン酸、アルキル硫酸エステル、ポリオキシアル
キル硫酸エステル、アルカンスルホン酸などのNa、K、
Li、アンモニア、モルホリン、アルカノールアミン塩等
で代表される陰イオン性界面活性剤、 ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチ
レンアルキルアリールエーテル、ソルビタン脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、
多価アルコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン多
価アルコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアル
キルアミン、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、オキ
シエチレン・オキシプロピレンブロックポリマー、脂肪
酸アルカノールアミド、アミンオキシド、その他ポリオ
キシエチレン誘導体等に代表される非イオン性界面活性
剤、 アルキルアミン塩、第4級アンモニウム塩等に代表され
る陽イオン性界面活性剤、 アルキルベタインに代表される両性イオン界面活性剤、 以上の炭化水素界面活性剤の油性部分となる炭化水素
の代わりにフルオロアルキル基を含有している弗素系界
面活性剤、以上の炭化水素の代わりにジメチルシロキサ
ンを含有しているシリコーン系界面活性剤、その他乳化
や可溶化、分散性のあるもので一般に慣用されている界
面活性剤等を上げることができる。
これらは本発明中、5wt%以下、特に3wt%以下、0.2w
t%以上が好ましい。5wt%を越えると車の塗装面に対し
て悪影響を与えたり、被膜の中に残存してこの被膜を軟
弱にして撥水性が悪くなつたり、塗布作業性が重くなつ
たりする危険性がある。又、0.2wt%より少なくなる
と、本発明に用いる弗素化変性シリコーンと天然又は合
成のワックス又はワックス様物を均一に乳化混合するこ
とが難しくなる。
本発明品の天然又は合成ワックス又はワックス様物や
その他添加剤成分を溶解したり、分散したりするのにカ
ーワックスの溶媒として慣用されているものを用いるこ
とができる。例えば、工業ガソリン、灯油、ミネラルス
ピリット、ストダードソルベント、イソパラフィン系、
ナフテン系、無臭系等の溶媒をあげることができる。
クリーナー性を付与さす場合、さらにその効果を高め
るために、塩素系溶剤、弗素系溶剤、芳香族系溶剤、エ
ステル系溶剤、エーテル系溶剤、ケトン系溶剤、アルコ
ール系溶剤、その他塗装面に悪影響を与えないような洗
浄用として慣用されている溶剤を本発明中の溶媒の一部
に代えて本発明中20wt%以下、特に10wt%以下で用いる
ことができる。
以上のような溶媒は形態により異なるが、10〜95wt
%、特に20〜80wt%の範囲で用いることができる。10wt
%より少ないと塗り拡げがスムーズに出来なかつたり、
作業が重くなつたり、形状がうまくできなかつたりする
危険性がある。又95wt%より多すぎると殆ど溶剤だけの
塗り拡げになり、均一に定着することが困難となり、目
的となる効果が十分得られにくくなる。
本発明の乳化混合品の場合の凍結防止用として、エチ
レングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等
の多価アルコール類やエタノール、イソプロピルアルコ
ール等のアルコール類その他不凍効果を有するもので慣
用されているものを水の一部に代えて、本発明中50wt%
以下、特に20wt%以下で用いることができる。
本発明の艶出し剤に用いられる他の成分には本質的に
その制限がないが、下記のものを使うことができる。
シリコーン油としては、メチルハイドロジエンポリシ
ロキサン、ジメチルポリシロキサン、アミノ変性ポリシ
ロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、オレフィ
ン変性ポリシロキサン、α−メチルスチレン変性ポリシ
ロキサン、アルコール変性ポリシロキサン、カルボキシ
ル変性ポリシロキサン、エポキシ変性ポリシロキサン、
メチルフエニルポリシロキサン等があげられ、これらは
単独又は併用で、本発明中25wt%以下、特に20wt%以下
で用いることができる。
本発明品にクリーナー性を付与さすために、研磨剤と
してカーワックスに従来から慣用されている微粉末を用
いることができる。カオリン、タルク、硅石、硅藻土、
パーライト、炭酸カルシウム、ゼオライト、アルミナ、
含水硅酸、酸化クロム、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化
鉄、酸化ジルコニウム、酸化ケイ素、酸化セリウム、酸
化マグネシウム、弗化カルシウム、ベントナイト、モン
モリロナイト、シラスバルーン、マイカ、雲母、硅酸カ
ルシウム、硅酸ジルコニウム、ダイヤモンド、ガラス、
セラミック、ポリオレフィンパウダー、ナイロンパウダ
ー、ポリスチレンパウダー、セルロースパウダー、テフ
ロンパウダー、高級脂肪酸ビスアマイド、高級脂肪酸金
属石ケン、アミノ酸系パウダー、シリコーンパウダー、
その他合成樹脂パウダー、これらは単独又は併用で、本
発明中に25wt%以下、特に20wt%以下で用いることがで
きる。
本発明品の粘度を調整するためにポリアクリル酸、部
分架橋ポリアクリル酸、ザンサンガム等のアンモニア、
モルホリン、アルカノールアミン、ナトリウム、カリウ
ム、リチウム、カルシウム塩、高分子量のポリエチレン
グリコール、有機変性モンモリロナイト、有機変性ベン
トナイト等を使うこともできる。
さらにエマルジョンの保存安定性を向上させるため
に、必要に応じて、ポリビニルアルコール、ポリアクリ
ルアミド、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ース、ハイドロキシプロピルセルロース等の水溶性高分
子化合物を共存させることもできる。
その他、副次的に相乗効果を高めるものとして、例え
ば、酸化防止剤、紫外線吸収剤、防腐剤、防錆剤、香
料、染料、顔料等の成分を必要に応じて配合しても差し
支えない。
本発明組成物を自動車の塗膜に塗布することにより塗
膜の撥水性及び艶を長期間保つという作用を示し、この
作用により塗膜の使用中における汚染を少なくすること
ができるのである。即ち弗素化シリコーンオイルの弗素
部分による撥水性の持続性及び非汚染性の向上作用、並
びにシリコーン部分とワックス状物による光沢の持続性
及び艶出し効果という作用が得られるのである。更に自
動車の塗膜に塗布された本発明組成物の被膜は水洗等の
簡単な洗浄では洗い流すことはできないが、洗浄性を有
するクリーナーワックスで洗浄すれば容易に除去できる
というすぐれた作用を有するものである。即ち自然環境
下で使用され、ある程度汚染さた本発明組成物の被膜は
洗浄性を有するクリーナーワックスを掛けることにより
汚染物と共に除去され再び無処理の塗膜面が露出し、本
発明組成物を再度塗布できるのである。又本発明組成物
は塗膜を損傷させるような成分を含んでいないので何回
でも新しくした塗膜に塗布しても、塗膜に何ら損傷を与
えることがないのである。
以上のように本発明組成物は撥水性、光沢の持続性及
び非汚染性に加えて、汚染された被膜の除去の容易性と
いう従来のカーワックスにはみられなかつたすぐれた作
用を有するものである。
「実施例、比較例」 以下実施例により本発明を更に具体的に説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1 F−1#1 20 ハイテックE-4B1 20 水 60 100wt% 実施例2 F−2#2 10 カルナバワックス 12 ヘキストワックスPE-1302 3 ペガゾール30403 70 メチルイソブチルケトン 5 100wt% 実施例3 F−3#3 25 BASFワックスE4 5 ペガゾール3040 47 水 20 ヘキストワックスSモルホリン塩3 100wt% 実施例4 F−2 7 BASFワックスE 4.5 ポリワックス5006 1 ペガゾール3040 45 ソルベッソ1507 5 水 35 ヘキストワックスSモルホリン塩 2.5 100.0wt% 実施例5 F−1 10 カルナバワックス 2 BASFワックスE 3 エクソンオーダレスソルベント8 50 水 27 オレイン酸モルホリン塩9 1 ヘキストワックスSモルホリン塩 2 信越シリコーンKF96-35010 5 100wt% 実施例6 F−1 10 F−3 5 ポリワックス500 2 カーディスC-3611 2.5 シェルソールDOSB12 33 水 30 エチレングリコール 3 オレイン酸モルホリン塩 2.5 スノーフロス13 12 100.0wt% 実施例7 F−3 10 BASFワックスE 3.5 IPソルベント162014 34 水 30 ノニポール6015 0.3 オレイン酸モルホリン塩 2.2 信越シリコーンKF96-350 5 サテントンホワイトテックス16 10 ラヂオライトF17 5 100.0wt% 実施例8 F−3 10 BASFワックスE 3 ペガゾール3040 35 水 50 レオドールAO-1518 2 100wt% 実施例9 F−4#4 15 カルナバワックス 2.5 シェルソールDOSB 25 ソルベッソ150 5 水 46 レオドールAO-15 1.5 サテントンホワイトテックス 5 100.0wt% 実施例10 F−1 7 BASFワックスE 2.5 ポリワックス500 0.5 エクソンオーダレスソルベント 34 水 50 プロピレングリコール 3 レオドールAO-15 1 ノニオンOP-80R19 1 オルガナイト20 1.0 100.0wt% 比較例1 ハイテックE-4B 25 水 75 100wt% 比較例2 カルナバワックス 10 ヘキストワックスPE130 2 ポリワックス500 3 ペガゾール3040 73 信越シリコーンKF96-350 12 100wt% 比較例3 BASFワックスE 2 IPソルベント1620 60 水 35 ヘキストワックスSモルホリン塩 3 100wt% 比較例4 ポリワックス500 3 IPソルベント1620 54 水 30 ヘキストワックスSモルホリン塩 5 信越シリコーンKF96-350 8 100wt% 比較例5 カルナバワックス 2 BASFワックスE 1 エクソンオーダレスソルベント 40 水 33 ヘキストワックスSモルホリン塩 3 信越シリコーンKF96-350 6 サテントンホワイトテックス 10 ラヂオライトF 5 100wt% 比較例6 F−1 10 シェルソールDOSB 48 ソルベッソ150 2 水 35 エチレングリコール 2 オレイン酸モルホリン塩 3 100wt% 比較例7 F−3 1.5 BASFワックスE 5 ペガゾール3040 56 水 35 ヘキストワックスSモルホリン塩 2.5 100.0wt% 比較例8 BASFワックスE 2 ポリワックス500 1 IPソルベント1620 30 水 62 レオドールAO-15 2 信越シリコーンKF96-350 1 信越シリコーンKF85721 2 100wt% #1:ノニオン系界面活性剤を使用して乳化重合で、化学
式(1)の弗素含有量6.9wt%の弗素化変性シリコーン
を作成したもの。
弗素化変性シリコーンの性状 x/y=9/1、分子量50000 有効固型分30wt% #2:化学式(2)の弗素含有量36.4wt%の弗素化変性シ
リコーンFL-100(信越化学工業KK製) 弗素化変性シリコーンの性状 粘度(25℃)1000cs、比重(25℃)1.28 有効固型分100wt% #3:ノニオン系界面活性剤を使用して乳化重合で、化学
式(3)の弗素含有量21.3wt%の弗素化変性シリコーン
を作成したもの。
弗素化変性シリコーンの性状 x/y=3/2、分子量37000 有効固型分30wt% #4:化学式(2)の弗素含有量36.4wt%の弗素化変性シ
リコーンFL-100(信越化学工業KK製)をノニオン系界面
活性剤を用いて乳化分散したもの。
有効固型分30wt% ※1:ポリエチレンワックス(ポリエチレン、軟化点138
℃)をノニオン系界面活性剤で乳化したもの。有効固型
分40wt%、東邦化学工業KK ※2:ポリエチレン、ヘキスト社(西独)、融点122〜127
℃ ※3:溶剤、脂肪族82Vol%、モービル石油KK、沸点155〜
197℃、アニリン点56℃ ※4:エステルワックス、BASF社(西独)、融点76〜78℃ ※5:乳化剤、脂肪酸アミン石けん ※6:ポリエチレン、ベトロライト社(米国)、融点87℃ ※7:溶剤、芳香族98.7Vol%、エクソン化学KK、沸点188
〜209℃ ※8:溶剤、脂肪族100Vol%、エクソン化学KK、沸点163
〜295℃ ※9:乳化剤、脂肪酸アミン石けん ※10:ジメチルシロキサン、信越化学工業KK、粘度(25
℃)350cs ※11:酸化マイクロクリスタリンワックス、ベトロライ
ト社(米国) ※12:溶剤、脂肪族99.98Vol%、シェル化学KK、沸点187
〜231℃、アニリン点82℃ ※13:研磨剤、硅藻土粉末、ジョンズ・マンビル社(米
国) ※14:溶剤、脂肪族99.8Vol%、出光石油化学KK、沸点16
6〜208℃、アニリン点79℃ ※15:乳化剤、ポリオキシエチレンノニルフェノールエ
ーテル(HLB 10.9)、三洋化成工業KK ※16:研磨剤、焼成カオリン、エンゲルハート社(米
国) ※17:研磨剤、硅藻土融剤焼成品、昭和化学工業KK ※18:乳化剤、ソルビタンセスキオレエート(HLB 3.
7)、花王KK ※19:乳化剤、ソルビタンモノオレエート(HLB 4.3)、
日本油脂KK ※20:粘度調整剤、有機モンモリロナイト、(株)豊順
洋行 ※21:アミノ変性ポリシロキサン、信越化学工業KK、粘
度(25℃)70cs 製法 実施例1の製法 弗素化変性シリコーンの乳化物とワックス乳化物を水
に分散する。
実施例2の製法 ワックス成分を溶剤に、約125℃まで加温して溶解
し、約60℃に冷却後、メチルイソブチルケトンに溶解し
た弗素化変性シリコーンを添加分散して室温まで冷却す
る。
実施例3、4、5、6、7、比較例6、7の製法 先ず、水にモルホリンや乳化剤やその他添加剤を溶か
し、研磨剤等を分散して約80℃に加温する。この中にホ
モミキサーで撹拌しながら、溶剤にオレイン酸やヘキス
トワックスS、その他ワックス成分、シリコーン成分等
を約80℃に加温して溶解したものを加えて、オレイン酸
モルホリン塩やヘキストワックスSモルホリン塩を作る
と同時に乳化する。この中に弗素化変性シリコーンの乳
化物を分散して冷却する。
実施例8、9、10の製法 先ず、溶剤に乳化剤、ワックス成分、シリコーン成
分、その他添加剤成分等を約80℃に加温して溶かす。こ
の中に、ホモミキサーを撹拌しながら水に研磨剤やその
他添加剤成分等を分散又は溶解したものを加え、弗素化
変性シリコーンの乳化物を加えて乳化し、冷却する。
比較例1の製法 ワックス乳化物を水に分散する。
比較例2の製法 ワックス成分を溶剤に約120℃まで加温して溶解し、
その後シリコーン成分を加え室温まで冷却する。
比較例3、4、5の製法 先ず、水にモルホリンを溶かし、研磨剤等を分散して
約80℃に加温する。この中にホモミキサーで撹拌しなが
ら、溶剤にヘキストワックスSやワックス成分、シリコ
ーン成分等を約80℃に加温して溶解したものを加えて、
ヘキストワックスモルホリン塩を作ると同時に乳化し、
冷却する。
比較例8の製法 先ず、溶剤に乳化剤、ワックス成分、シリコーン成分
等を約80℃に加温して溶かす。この中にホモミキサーを
撹拌しながら水を加えて乳化し、冷却する。
試験方法 60年型トヨタターセル白色塗装車の屋根部分を試験用
として用いる。先ず洗車して、クリーナーワックスを掛
けて汚れを除去し、次に残つているワックスの被膜成分
を脂肪族系溶剤で除去して試験面として用意する。この
試験面を20区分に分け、各区分に各試料を塗布する。2
区分だけ空試験用として無塗布で残す。
塗布方法と試験要領 先ず、試料の適量をウレタンスポンジに採取し、これ
を試験区分に塗り拡げる。約15分間自然乾燥させて、次
にきれいな綿タオルで拭上げを行ない、試験用のワック
ス被膜を形成させる。試験車は屋外に駐車させる。1週
間を単位とし、その間約100Kmを路上走行する。この1
単位に1回の割合で水洗いを行なう。この試験要領で以
下の試験項目について試験を行なう。試験期間は3カ月
間継続して行なう。
(1)光沢性の持続効果 光沢性の持続について、肉眼判定し、光沢性のなくな
るまでの期間を週を単位として評価する。
(2)撥水性の持続効果 撥水性の持続について、水洗いを行なつた後、屋根部
分にシャーワーした時の撥水性を肉眼判定し、撥水性が
なくなるまでの期間を週を単位として評価する。
(3)汚染化被膜の除去性 3カ月間の試験終了後、汚染化された被膜にクリーナ
ーワックス(A)を掛けて、汚染化被膜が簡単な作業で
除去されやすいかどうかの程度を調べる。
クリーナーワックス(A)の組成 シェルソールDOSB 41.0 ソルベッソ100 3.0 信越シリコーンKF96-350cs 3.5 スノーフロス 10.0 オレイン酸モルホリン塩 2.5 水 40.0 100.0wt% ◎・・・・・空試験部分より非常に容易に汚れが除去で
きる。
○・・・・・空試験部分より汚れが除去されやすい。
△・・・・・空試験部分と同等の汚れ除去性である。
×・・・・・空試験部分より汚れが除去しにくい。
試験結果は表−1に示す。
「発明の効果」 本発明組成物は前記の如き構成からなるものであり、
特に自動車の塗装面に使用することによつて、光沢性と
撥水性が長期間にわたつて持続し、一方自然界の汚染物
の付着で美観が低下された被膜が、簡単な作業で容易に
除去できるため、自動車の塗膜用撥水性艶出し剤として
好適である。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C09K 1/00 C09K 3/18 104 C09G 1/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記化学式〔I〕または〔II〕のいずれか
    で表わされ弗素含有量が6.9〜36.4wt%である弗素化オ
    ルガノポリシロキサン0.5〜15.0wt%及びワックス又は
    ワックス状物0.5〜20.0wt%を有機溶剤及び/または水
    に分散させたことを特徴とする自動車の塗膜用撥水性艶
    出し剤。 (但しx/y=9/1〜3/2で分子量50000〜37000のもの) (但し粘度(cs)25℃ 300〜10000のもの)
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