JP2799457B2 - 自動車の塗膜用汚れ防止剤 - Google Patents

自動車の塗膜用汚れ防止剤

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JP2799457B2 JP63319263A JP31926388A JP2799457B2 JP 2799457 B2 JP2799457 B2 JP 2799457B2 JP 63319263 A JP63319263 A JP 63319263A JP 31926388 A JP31926388 A JP 31926388A JP 2799457 B2 JP2799457 B2 JP 2799457B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、自動車の塗膜が自然界の汚染物によつて汚
染されることから、本来の塗膜の美観を美しい状態に保
護しようとする被膜を形成する汚れ防止剤に関するもの
である。
「従来技術及び発明が解決しようとする課題」 自動車の塗膜は、通常自然界にあつては、ほこり、砂
じん、土や泥、排気ガス、タイヤの摩耗ミスト、タール
やピッチ、工場排煙、工事現場や農場からの飛散ミスト
などによりたいへん汚れ易い状況にある。
特に、白色系車の塗膜にあつては、その汚れが著しく
目立ち、水洗いや簡単な洗浄ではなかなか落ちにくく、
かなり可酷なクリーニング作業を行なわなければ元の白
さに回復さすことが困難である。
例えば、コンパウンドやクリーナーワックス掛けや強
力洗剤での洗車などである。このような汚染現象に対し
て、予め汚れを防止する従来には見られなかつた強力な
被膜を提供し、この重労働のクリーニング作業を軽減
し、且つ、美しい美観を保持しようとするものである。
汚染化された塗膜状態を元に回復するのに利用されて
いた従来の方法では、前記に示した通りのラビングコン
パウンドやクリーナーワックス、強力洗剤によるクリー
ニングであつた。ラビングコンパウンドや強力洗剤は一
般に塗膜保護被膜を形成する機能を持つていないので、
本発明とは全く無関係である。一方、クリーナーワック
スをはじめとするカーワックス類は、それが本来の機能
として発揮されるもので、本発明とは近い関係にあるも
のである。
しかしながらこのようなカーワックス類の形成するつ
や出し保護被膜の機構は、主に天然や合成ろう成分、油
脂類と不揮発性の高重合度のシリコンから成り立つてい
るものである。このような成分から成り立つ混合物は、
柔らかく、粘着的であり、塗面に定着しやすい反面、外
界の汚染物質の定着をも容易にならしめるものである。
従つて、従来のカーワックスは汚れを落とす効果があつ
ても、又、つや出し効果や防水効果があつても却つて汚
染を促進するような傾向があつた。
本発明は、このような従来のカーワックスに見られる
ような汚染傾向を解消したものであり、且つ、塗膜の美
観を自然汚染から保護しようとするものである。
「課題を解決するための手段及び作用」 本発明は上記課題を解決したもので、下記A、B、C
の成分を含有することを特徴とする自動車の塗膜用汚れ
防止剤である。
A.融点110℃以上、針入度1.5dmm以下(JIS K 2530)、
酸価50以下の硬質ポリオレフィン 1〜10wt% B.下記一般式〔I〕で表わされる粘度6.0cs/25℃以下の
揮発性直鎖型ジメチルポリシロキサン 1〜20wt% C.下記(イ)〜(ハ)のいずれかの溶媒 70〜98wt% (イ)沸点150〜300℃の脂肪族又は芳香族溶剤を主体と
する溶媒 (ロ)上記A、B成分を乳化できる乳化剤を含有する水 (ハ)上記(イ)と(ロ)との混合物 つまり本発明は、軟質性の天然や合成のろう成分や油
脂類を用いず、これらよりはるかに硬質で、高い融点を
もつ硬質ポリオレフィンを被膜の主成分としている。更
に、このポリオレフィン独自では均一な薄い被膜を形成
するには非常に困難を要するために、これを均一に定着
さす助剤として低い揮発性をもつた低分子量のジメチル
ポリシロキサンと溶媒を併用することによつて本発明を
完成させている。勿論、油性溶剤型あるいはエマルジョ
ン型として使用できるもので、ペースト状又は液状等い
かなる形状にすることもできるものである。又、本発明
の使用方法は、きれいな塗膜面に適量をスポンジや布な
どで塗り拡げ、しばらく放置して組成物中の溶媒類を揮
散させ、その後きれいな布で仕上げ拭きをして一旦被膜
を形作り、その後、ジメチルポリシロキサンの自然発散
により強固なポリオレフィン被膜を形成させることから
成り立つている。
本発明に用いる硬質ポリオレフィンは、融点が110℃
以上で、針入度(JIS K 2530 100g、25℃、5秒)が1.5
dmm以下であり、酸価が50以下のものである。
融点に関しては、直射日光下の塗面の温度が非常に高
くなるため、この加温によつて塗面上の被膜が軟化又は
溶融されるようになり、その結果被膜は粘着性を帯び、
外界の汚染物を接着し、やがては汚染物を被膜中に抱き
込むようになつて、美しい塗膜の美観を悪化さしてしま
う恐れが強いため、出来るだけ高い方が好ましく120℃
以上のものであればより好ましい。
針入度に関しては、硬さを意味しているもので、1.5d
mmを越えれば越える程に軟質であり、汚れが接着しやす
くなり、又、塗面に加温によつて容易に軟弱化や液化さ
れ易く、汚れを抱き込み易くなるため、出来るだけ低い
方が好ましく、特に1.0dmm以下のものであればより好ま
しい硬さとなる。
酸価に関しては、特に接着やぬれ現象に通じ易い極性
基を限定して汚染物の接着結合を出来るだけ少ないもの
にしようとする目的で、少ない方が好ましく、30以下の
ものであればより好ましく、0であれば最も好ましい。
かかるポリオレフィンは、本発明中1〜10wt%が好ま
しい。1wt%より少なくなると塗り拡げるのにムラが生
じたりして、均一に塗布することが困難であり、又、10
wt%を越えると、拭き上げ作業が重くなるようになり、
又、ムダが多くなり不経済である。
本発明に用いる前記式〔I〕で表わされる粘度6.0cs/
25℃以下の揮発性直鎖型ジメチルポリシロキサンは
(平均)が2〜8好ましくはが4〜8であり、低い揮
発性をもつものである。このシリコーンは、ポリオレフ
ィンの被膜形成を薄く均一化させるためのもので、塗布
作業を完了するまで残存すればよく、完了した後には、
揮散又は、雨水などに容易に流されてポリオレフィン被
膜から消失することができるものである。又、このシリ
コーンは、ポリオレフィンとは全く相溶しないものであ
り、且つ、低分子のためにポリオレフィンと分子的にか
らむことも少なく、又、揮発性であるため、ポリオレフ
ィン層内に残存することはなく、ポリオレフィン被膜の
硬さを軟弱化させることもない。
このようにして、ポリオレフィンの被膜は殆ど単独分
子によるち密な積層構造を形成することが可能である。
又、塗布作業中にシリコーンが残存しているために、
シリコーンのもつ離型作用によりポリオレフィンの余分
のものを簡単に拭き取ることができ、その結果、たいへ
ん薄い膜として車の塗装面に残存形成することができ
る。
以上より、硬質なポリオレフィンのち密な薄い積層構
造体が形成されるため、外界の汚れやほこりなどを車の
塗装面に固着さすようなことがない。且つ、この被膜自
体は硬質で極性基が少なく、又、表面張力が低いため、
この被膜に汚染物が固着したり、浸透したりすることが
少ない。その結果、車の塗膜は汚されることが少なく、
いつまでも美観が保たれる。
かかるシリコーンの量は、本発明中1〜20wt%がより
好ましい。1wt%より少なくなると塗り拡げるのにムラ
が生じたり、薄すぎたりして均一に塗布することに困難
が生じ易い。20wt%を越えると、ポリオレフィン成分の
塗装面に対する密着を妨げたり、又、形成されるポリオ
レフィン被膜の厚さが薄くなりすぎたり、塗布作業に困
難性を招いたり、経済的にムダになつたりするため好ま
しくない。
参考値 沸点℃ 粘度cs/25℃ =4 141.4(20mmHg) 2.6 =5 165.2(20mmHg) 3.2 =6 185.6(20mmHg) 3.9 =7 198.8(16mmHg) 4.6 =8 202.8(10mmHg) 約6 本発明に用いる溶媒は、下記の(イ)、(ロ)、
(ハ)から選ばれる。
(イ)脂肪族溶剤又は芳香族溶剤を主体とするもので、
沸点範囲が150〜300℃で、アニリン点が40℃以上が好ま
しい。
(ロ)前記A、B成分を乳化できる乳化剤を含有する水 (ハ)上記(イ)と(ロ)との混合物 (イ)は、一般にカーワックスの溶媒としてろう成分
やシリコーン成分を溶解したり、分散したりするのに慣
用されているものは何でも構わない。例えば、工業ガソ
リン、灯油、ミネラルスピリット、ストダードソルベン
ト、イソパラフィン系、ナフテン系、無臭系等の溶剤で
代表される。
(ロ)は、水を原則とするが、この中に本発明中のポ
リオレフィンやシリコーンを乳化又は可溶化で均一状態
に微粒子状で分散できる界面活性剤類を用いることがで
きる。例えばかかる乳化剤としては、脂肪酸塩(Na、
K、Li、アルカノールアミン、モルホリン、アンモニア
等の塩)、アルキル硫酸エステル塩(Na、K、Li、アル
カノールアミン、モルホリン、アンモニア等の塩)、ア
ルキルベンゼンスルホン酸塩(Na、K、Li、アルカノー
ルアミン、モルホリン、アンモニア等の塩)、アルキル
リン酸エステル塩(Na、K、Li、アルカノールアミン、
モルホリン、アンモニア等の塩)、ポリオキシエチレン
アルキル硫酸エステル塩(Na、K、Li、アルカノールア
ミン、モルホリン、アンモニア等の塩)等に代表される
陰イオン性界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェノールエーテ
ル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソ
ルビタン脂肪酸エステル、多価アルコール脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレン多価アルコール脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエ
チレン脂肪酸エステル、オキシエチレン・オキシプロピ
レンブロックポリマー、脂肪酸アルカノールアミド、ア
ミンオキシド、その他ポリオキシエチレン誘導体に代表
される非イオン性界面活性剤、アルキルアミン塩、第4
級アンモニウム塩等に代表される陽イオン性界面活性
剤、アルキルベタインに代表される両性イオン界面活性
剤、以上の炭化水素系界面活性剤の油性部分となる炭化
水素の代りにフルオロアルキル基を含有してフッ素系界
面活性剤、以上の炭化水素系界面活性剤の油性部分とな
る炭化水素の代りにジメチルシロキサンを含有している
シリコーン系界面活性剤、その他乳化や可溶化、分散性
のあるもので一般に慣用されている界面活性剤等を上げ
ることができる。これらは、本発明中、5wt%以下、特
に3wt%以下、0.2wt%以上が好ましい。5wt%を越える
と、車の塗装面に対して悪影響を与えたり、ポリオレフ
ィン被膜の中に残存してこの被膜を軟弱にしたり、塗布
作業が重くなつたりする危険性がある。又、0.2wt%よ
り少なくなると、本発明に用いるポリオレフィンとシリ
コーンを均一に水中に乳化分散することが難しくなる。
(ハ)は、(イ)と(ロ)の適当な混合からなるもの
である。すなわち、溶剤と水がエマルジョン又は可溶化
状態でO/W型あるいはW/O型のいずれかの態様に、乳化用
として慣用されている(ロ)に取り上げた界面活性剤を
用いて乳化剤は可溶化することができる。このような溶
剤組成は、自動車の塗装面に付着している汚れを洗浄す
るのにたいへん効果的に働くもので、本発明に洗浄効果
と汚れ防止効果を兼ねた機能を持たす場合に非常に役立
つものである。
以上のような溶媒は、本発明中、70〜98wt%が好まし
い。70wt%より少ないと、塗り拡げがスムーズに出来な
かつたり、又、塗り拡げ量が厚すぎて拭き上げ作業に重
くなつたり、形状がうまく出来上がらなかつたりする危
険性がある。又98wt%より多すぎると殆ど溶媒だけの塗
り拡げになり、有効なポリオレフィンを均一に定着さす
ことが困難となり、目的となる効果が十分得られにくく
なる。
その他補助用として単独あるいは混合で使用できる成
分について述べる。
(1)本発明の形状をペースト状(固形状)とするた
め、ブロッキング剤としてカーワックスに従来から慣用
されている以下の天然あるいは合成のろう成分。
カルナバワックス、モンタン酸ワックス及びその誘導
ワックス、無極性合成ワックス、合成エステルワッス
ス。
これらは単独又は併用で、本発明中25wt%、特に20wt
%以下が好ましい。
(2)本発明にクリーナー性を付与さすために、研磨剤
としてカーワックスに従来から慣用されている微粉末。
カオリン、タルク、硅石、硅藻土、パーライト、炭酸
カルシウム、ゼオライト、アルミナ、含水硅酸、酸化ク
ロム、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化ジルコニウ
ム、酸化ケイ素、酸化セリウム、酸化マグネシウム、フ
ッ化カルシウム、ベントナイト、モンモリロナイト、シ
ラスバルーン、マイカ、硅酸カルシウム、硅酸ジルコニ
ウム、ダイヤモンド、ガラス、セラミック、ポリオレフ
ィンパウダー、ナイロンパウダー、ポリスチレンパウダ
ー、セルロースパウダー、テフロンパウダー、高級脂肪
酸ビスアマイド、高級脂肪酸金属石けん、アミノ酸系パ
ウダー、シリコーンパウダー、その他合成樹脂パウダー これらは単独又は併用で、本発明中に25wt%、特に20
wt%以下が好ましい。
(3)クリーナー性を付与さす場合、さらにその効果を
高めるために、以下のような溶解性の強い溶剤を、本発
明中の溶媒の一部に代えて本発明中20wt%以下、特に10
wt%以下で用いることができる。
芳香族系溶剤、塩基系溶剤、エステル系溶剤、アルコ
ール系溶剤、エーテル系溶剤、ケトン系溶剤、その他塗
装面に悪影響を与えないような、洗浄用として慣用され
ている溶剤 (4)本発明で水を使用した際の凍結防止用として、エ
チレングリコールやプロピレングリコール、エタノー
ル、イソプロピルアルコール等のグリコール類やアルコ
ール類、並びにその他の不凍効果を有するもので慣用さ
れているもの等を本発明中の水の一部に代えて、本発明
中20wt%以下、特に10wt%以下で用いることができる。
(5)塗布作業工程の時間を短縮するための揮発速度調
節用として、本発明に用いる溶媒より揮発性の高いもの
を、本発明中の溶媒の一部に代えて、下記の溶剤を本発
明中50wt%以下、特に20wt%以下で用いることができ
る。
脂肪族溶剤又は脂肪族溶剤を主体とするもので、沸点
が150℃より低いもの又はフッ素系溶剤 (6)その他、副次的に相乗効果を高めるものとして、
カーワックスに慣用されているもの、例えば紫外線吸収
剤、酸化防止剤、消光剤、フッ素樹脂のような撥水撥油
性をもつもの、本発明の持続効果を高めるようなポリオ
レフィンの固定剤、香料、着色剤、防錆剤等を、本発明
中5wt%以下、特に2wt%以下で加えることができる。
(7)本発明をエアゾール化することもでき、その際通
常にキャリアガスとして慣用されているLPG、フロンガ
ス、DME、炭酸ガス、液体チッ素等が本発明100部に対し
て、1〜300部で用いることができる。
「実施例、比較例」 実施例1 ヘキストワックス PE 130※1 4wt% 信越シリコーン KF 96L 5※2 2〃 ペガソール 3040※3 94〃 100〃 ※1 ポリエチレン、ヘキスト社(西独)、融点122〜1
27℃、針入度(dmm以下同じ)<1.5、酸価(mgKOH/g以
下同じ)0 ※2 ジメチルポリシロキサン、信越化学工業KK、粘度
(25℃以下同じ)5cs、=7〜8、揮発分(150℃×24
hr以下同じ)100% ※3 溶剤、脂肪族82Vol%、モービル石油KK、沸点155
〜197℃、アニリン点56℃、比重(15/4℃以下同じ)0.7
78 実施例2 ハイテック E−433 N※4 10wt% トーレ・シリコーン SH 200 3.0※5 5〃 エクソンオーダーレスソルベント※6 40〃 水 43〃 ノニポール 60※6 2〃 100 〃 ※4 イーストマン・ケミカル社(米国)のポリプロピ
レンワックス(ポリプロピレン、融点157℃、針入度1.
0、酸価45)のノニオン系界面活性剤で、O/Wエマルジョ
ンに乳化したもの、有効固形分30wt%、東邦化学工業KK
製 ※5 ジメチルポリシロキサン、トーレ・シリコーンK
K、粘度3cs、=4〜5、揮発分100% ※6 溶剤、脂肪族100Vol%、エクソン化学KK、沸点16
3〜295℃、アニリン点87℃、比重0.76 ※7 乳化剤、ポリオキシエチレンノニルフェノールエ
ーテルHLB10.9、三洋化成工業KK 実施例3 ハイテック E−4A N※8 15wt% トーレ・シリコーン SH 200 5.0N※9 4〃 水 78〃 アミゾール CD※10 3〃 100 〃 ※8 アライド社(米国)のACポリエチレン392(融点1
38℃、針入度<0.5、酸価28)をアニオン系界面活性剤
でO/W型エマルジョンに乳化したもの、有効固形分35wt
%、東邦化学工業KK製 ※9 ジチルポリシロキサン、トーレ・シリコーンKK、
粘度5cs、=7〜8、揮発分100% ※10 乳化剤、1:2型やし油脂肪酸ジエタノールアミ
ド、川研ファインケミカルKK 実施例4 バリコ ポリワックス 2000※11 3wt% 信越・シリコーン KF 96 L 5 7wt% トーレ・シリコーン SH 200 3.0 8〃 シェル LAWS※12 72〃 カルナバワックス 10〃 100〃 ※11 ポリエチレン、ペトロライト社(米国)、融点12
5℃、針入度0.5、酸価0 ※12溶剤、脂肪族70.5Vol%、シェル化学KK、沸点155.5
〜196℃、アニリン点44.4℃、比重0.796 実施例5 ハイテック E−433N 6 wt% トーレ・シリコーン SH 200 3.0 7.5〃 IPソルベント 1620※13 40 〃 水 30 〃 ヘキストワックスSジエタノールアミン塩※14 (10:3) 6.5〃 セラトム MN−23※15 10 〃 100 〃 ※13溶剤、脂肪族99.8Vol%、出光石油化学KK、沸点166
〜208℃、アニリン点79℃、比重0.762 ※14乳化剤、モンタン酸アミン石けん ※15研磨剤、硅藻土粉末、イーグル・ピッチャー社(米
国)、平均粒度2.0μm 実施例6 ハイテック E−4B※16 7wt% 信越シリコーン KF 96 L 5 5〃 ベガソール 3040 30〃 水 32〃 アルキルベンゼンスルホン酸中和物 DBT40※17 2〃 BASFワックスE※18 2〃 ラヂオライトF※19 10〃 サテントンホワイトテックス※20 10〃 エチレングリコール 2〃 100〃 ※16アライド社のACポリエチレン392(前記)をノニオ
ン系界面活性剤でO/W型エマルジョンに乳化したもの、
有効固形分40wt%、東邦化学工業KK製 ※17乳化剤、アルキルベンゼンスルホン酸トリエタノー
ルアミン塩、ライオンKK ※18ブロッキング剤、モンタンエステルワックス、BASF
社(西独) ※19研磨剤、硅藻土融剤焼成品、昭和化学工業KK、平均
粒度4.3μm ※20研磨剤、焼成カオリン、エンゲルハード社(米
国)、平均粒径1.4μm 実施例7 パリコポリワックス2000 5wt% トーレ・シリコーンSH 200 3.0 4〃 IPソルベント 1620 90〃 紫外線吸収剤※21 1〃 100〃 ※21住友化学工業KK、ベンゾフェノン系のスミソープ13
0 実施例8 ハイテック E−4A 10 wt% トーレ・シリコーン SH 200 5.0 5 〃 水 70 wt% アミゾールCD 2.5〃 ソルベッソ 150※22 10 〃 カルディスC−36※23 2.5〃 100 〃 ※22溶剤、芳香族98.7Vol%、エクソン化学KK、沸点188
〜209℃、比重0.894 ※23ブロッキング剤、酸化マイクロクリスタリンワック
ス、ペトロライト社(米国) 実施例9 ヘキストワックス PE 130 3wt% 信越シリコーン KF 96 L 5 3〃 ペガソール 3040 70〃 サゾールワックスHI※24 4〃 フロンソルブ※25 20〃 100〃 ※24硬質パラフォン、サゾール公社(南ア) ※25溶剤、フロン−113、旭硝子KK 実施例10 ハイテック E−433N 6wt% トーレ・シリコーン SH 200 3.0 4wt% エクソンオーダーレスソルベント 35〃 水 40〃 オレイン酸モノエタノールアミン塩※26 (4:1) 2〃 スノーフロス※27 8〃 ポリミスト A−12※28 5〃 LPG 20〃 120〃 ※26乳化剤、オレイン酸アミン石けん ※27研磨剤、硅藻土粉末、ジョンズ・マンビル社(米
国)、平均粒度1〜2μm ※28研磨剤、酸化ポリエチレン、アライド社(米国)、
平均粒径12μm 比較例1 ヘキスト PE 130 5wt% 信越シリコーン KF 96 3000※29 5〃 ペガソール 3040 90〃 100〃 ※29ジメチルポリシロキサン、信越化学工業KK、粘度30
00cs、=500〜600、揮発分0.5% 比較例2 バリコポリワックス 500※30 10wt% トーレ・シリコーン SH 200 5.0 10〃 ペガソール 3040 80〃 100〃 ※30ポリエチレン、ペトロライト社(米国)、融点87
℃、針入度7.0、酸価0 比較例3 バリコポリワックス 500 10wt% トーレ・シリコーン KF 96 3000 5〃 ペガソール 3040 85〃 100〃 比較例4 カルナバワックス 10wt% ペトロライト C−36 5 〃 信越シリコーン KF 96 500※31 8〃 IPソルベント 1620 77〃 100〃 ※31ジメチルポリシロキサン、信越化学工業KK、粘度50
0cs、=200〜300、揮発分0.5% 比較例5 BAS FワックスE32 3.5wt% トーレ・シリコーン SH 200 35033 8 〃 エクソンオーダーレスソルベント 36 〃 水 36 〃 ヘキストワックスSジエタノールアミン塩 (10:3) 6.5〃 サテントンホワイトテックス 10 〃 100 〃 ※32モンタンエステルワックス、BASF社(西独)、融点
76〜78℃、針入度<1、酸価10〜20 ※33ジメチルポリシロキサン、トーレ・シリコーンKK、
粘度350cs,=180〜220、揮発分0.5% 比較例6 バリコポリワックス 2000 10wt% IPソルベント 1620 90〃 100wt% 比較例7 ハイテック E−4B 10wt% シェル LAWS 50〃 水 48〃 ノニポール 60 2〃 110〃 比較例8 信越シリコーン KF 96 L 5 15wt% 水 80〃 アミゾール CD 5〃 100〃 製法(1) 実施例1、4、7、9、比較例1、2、3、4、6の製
法 ポリオレフィン又は各種ろう成分や他の補助成分を各
溶剤に、約125℃まで加温して溶解し、その後シリコー
ンを加え、室温まで冷却する。沸点の低い溶剤を使用す
る場合には、室温まで冷却した後で加える。
製法(2) 実施例2、3、比較例7、8の製法 先ず、水に界面活性剤を溶解する。この中に、ホモミ
キサー(特殊機化工業KK製)で撹拌しながら、シリコー
ンを溶剤に溶解したこのを乳化分散する。この乳化物の
中に撹拌をしながらワックスエマルジョンを分散する。
尚、実施例3と比較例8はシリコーンがなかなか乳化
分散されにくいので、界面活性剤を溶解する水の量を適
当に少なく用いて乳化し、その後水で希釈するようにす
れば均一なシリコーンエマルジョンが得られる。
製法(3) 実施例10の製法 先ず、水にモノエタノールアミンを溶解する。この中
に、ホモミキサーで撹拌をしながら、溶剤にシリコーン
とオレイン酸を溶解したものを加えてオレイン酸アミン
石けんを作ると同時に均一なエマルジョンを作る。撹拌
をしながら、この中にワックスエマルジョンを分散し、
さらに研磨剤類を順次分散して、均一なエマルジョンを
得る。これをエアゾール用容器にLPGと共に充填して、
エアゾール80とする。
製法(4) 実施例6、8の製法 先ず、水に界面活性剤をとかして、約80℃に加温す
る。この中に、ホモミキサーで撹拌しながら、溶剤にろ
う成分やシリコーンを約80℃に加温して溶解したものを
加えて乳化する。次に、この中にワックスエマルジョン
を分散する。その後、補助成分を順次加えて室温まで冷
却する。
製法(5) 実施例5、比較例5の製法 先ず、水にジエタノールアミンをとかし、且つ、研磨
剤を分散して約80℃に加温する。この中に、ホモミキサ
ーで撹拌しながら、溶剤にシリコーンとヘキストワック
スSを約80℃に加温して溶解したものを加えて、モンタ
ン酸アミン石けんを作ると同時に乳化する。この中にワ
ックスエマルジョンを分散して、冷却する。
試験項目 (1)汚れの被り性 (2)汚れの除去され易さ (3)非汚染性の持続効果 (4)光沢性の持続効果 (5)汚染化被膜の除去性 試験方法 60年型トヨタターセル白色車を試験車として用意す
る。洗車をして、クリーナーワックスを掛けて汚れを除
去する。残つているクリーナーワックスの被膜成分を脂
肪族溶剤で除去する。この屋根部を20箇所に区分けし
て、各区分に各試料を塗布する。2区分だけ空試験用と
して無塗布で残す。
塗布方法と試験要領 先ず、試料を適量ウレタンスポンジに採取し、これを
試験区分に塗り拡げる。約15分自然乾燥させて試料中の
溶媒を揮散させ、有効成分を付着させる。次に、きれい
な綿タオルで仕上げ拭きを行い、光沢面を得て試験用被
膜を形成する。この試験車は屋外に駐車させる。1週間
を試験単位とし、その間約100Kmを走行する。この1単
位に1回の割で水洗いを行う。この試験要領で以下の試
験項目について試験評価を行う。試験機関は3ケ月であ
る。
(1)汚れの被り性 水洗いする前の汚れの被り状況について、試料を塗布
しない空試験部分と比較して肉眼評価する。最初1単位
の結果で示す。
◎・・・空試験部分より汚れの被りが少ない ○・・・空試験部分と同程度の汚れである △・・・空試験部分より汚れている ×・・・著しく汚れて見苦しい状態である (2)汚れの除去され易さ (1)の評価テストの終了後、ウレタンスポンジを用
いて屋根の試験部分を一様に水洗いを行い、その後、き
れいな綿タオルで水切りを行つて、被つた汚れが落ちた
状態が、空試験部分と比較して肉眼評価する。最初5単
位の平均的傾向で示す。
◎・・・殆どきれいに汚れが落ちる ○・・・空試験部分より汚れが落ち易い △・・・空試験部分と同等の汚れである ×・・・空試験部分より汚れている (3)非汚染性の持続効果 3ケ月間試験を継続し、水洗いを行つても著しい汚れ
状態として目立つてくるまでの機関を、週を単位として
肉眼評価する。
(4)光沢性の持続効果 (3)と同様に、肉眼で、光沢性の持続について光沢
のなくなるまでの期間を、週を単位として評価する。
(5)汚染化被膜の除去性 3ケ月間の試験を終了して、汚染化された被膜が、一
般のクリーナーワックスで除去できるかどうかを調べ
る。
◎・・・汚れが少なく容易に汚れが除去できる ○・・・空試験部分より汚れが除去され易い △・・・空試験部分と同等の汚れ除去性である ×・・・空試験部分より汚れが除去しにくい 但し、以下のような不都合が生じている。
比較例6 拭き上げが悪く、均一な光沢面が得られにくく、厚残
りしている。
比較例7 拭き上げが悪く、均一な光沢面が得られにくく、厚残
りしている。
比較例8 ベトベトの被膜でスキッとした光沢面が得られにく
い。又、水はじきがなくカーワックスとしては不向きで
ある。
「発明の効果」 本発明組成物は硬質ポリオレフィンの薄い被膜を自動
車の塗膜に与えるもので、このポリオレフィンの被膜に
よつて自動車の塗膜を自然界の汚染から防止するという
優れた効果を示すものである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09K 3/00 112 C09K 3/00 112 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C09G 1/00 C09K 3/00 112 C09D 5/14 - 5/16,183/04,123/26

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記A、B、Cの成分を含有することを特
    徴とする自動車の塗膜用汚れ防止剤。 A.融点110℃以上、針入度1.5dmm以下(JIS K 2530)、
    酸価50以下の硬質ポリオレフィン 1〜10wt% B.下記一般式〔I〕で表わされる粘度6.0cs/25℃以下の
    揮発性直鎖型ジメチルポリシロキサン 1〜20wt% C.下記(イ)〜(ハ)のいずれかの溶媒 70〜98wt% (イ)沸点150〜300℃の脂肪族又は芳香族溶剤を主体と
    する溶媒 (ロ)上記A、B成分を乳化できる乳化剤を含有する水 (ハ)上記(イ)と(ロ)との混合物
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