JP3787797B2 - 塗膜用長期保護撥水剤 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は車両の塗膜、特に自動車の塗膜が雨水や自然界の汚染物によって劣化されることから、本来の塗膜の美観を美しい状態に保護すると共に、長期間の撥水性を有する被膜を形成する撥水性ツヤ出し剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、自動車の塗膜保護に使用される撥水性ツヤ出し剤としては、天然ロウや合成ロウを主原料としたものや、それらの中に多少の樹脂等を添加させ撥水力及び撥水性持続力を向上させた撥水性ツヤ出し剤も有るが、今だにその撥水性持続力を満足させるものがない。
【0003】
また、撥水性能を向上させる為に四弗化エチレン樹脂パウダーを添加したり、フッ素オイルを添加したりするが、一時的に撥水力は向上するが車両塗膜との密着性が弱い為に長期撥水力は望めない。密着性を向上させる為に樹脂や天然ロウまたは合成ロウに極性基を導入し変性した原料を使用しても、極性基を導入した分、密着性は向上しているがその分撥水性は劣る様になる。
【0004】
従って、この様な欠点を解決するものとして、本発明は撥水性の良いフッ素樹脂に、極性基を導入して密着性を向上させ、かつ撥水力及び撥水持続力を持たせた塗膜用長期保護撥水剤であり、塗膜の美観を自然汚染や劣化から保護しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】
本発明は上記課題を解決したもので、0.01〜20重量%の下記成分(a)及び0.1〜50重量%の下記成分(b)を有機溶剤及び又は水に溶解又は分散させたことを特徴とする塗膜用長期保護撥水剤である。
(a)OH価が3〜18、分子量が5000〜30000のOH基含有のフルオロオレフィンとアルキルビニルエーテルの共重合体であるフッ素樹脂で、脂肪族溶剤に溶解可能なフッ素樹脂
(b)天然ロウ又は合成ロウ。
【0006】
本発明品中の成分(a)は、本発明品の塗摸用長期保護撥水剤中に好ましくは0.01〜20重量%、より好ましくは0.1〜10重量%あればよい。それ以上の成分(a)を本発明品に添加しても、撥水力や撥水持続力は得られても、厚く膜として残ってしまい、かえって美観を損なうようになってしまうことがある。
【0007】
成分(a)のOH価が高すぎると、極性基の影響で撥水力が低下してしまう。また逆にOH価が低すぎると、車両の塗膜との密着力が低下してしまう。また成分(a)の分子量が5000〜30000の範囲より大きすぎると、本発明品中に添加すると粘度が上がってしまいハンドリングが困難であるのと共に、高分子体となるに従い、密着性が劣ってしまう。その為結果的には長期の撥水性が保たれなくなる。逆に分子量が5000〜30000の範囲より小さすぎると、物理的特性が弱くなり長期の密着性や撥水性が望めなくなってしまう。
【0008】
本発明品中の成分(b)は、好ましくは0.1〜50重量%の範囲内、より好ましくは0.5重量%〜40重量%の範囲内であればよく、成分(a)及び(b)は有機溶剤及び/又は水に溶解または分散させて用いることが出来る。
【0009】
天然ロウとしては、カルナバワックス、キャンデリラワックス、米ぬかワックス、砂糖ロウ、木ロウ、ミツロウ、サラシミツロウ、鯨ロウ、シナ昆虫ロウ、セラックロウ、ラノリン、モンタンロウ、オゾケライト、またはこれらのワックスの誘導体、およびこれらワックスをベースとした酸ワックスやエステルワックスである。
【0010】
合成ロウとしては、パラフィンワックス、アマイド系ワックス、マイクロワックス、マイクロクリスタリンワックス、塩素化パラフィンワックス、ポリエチレンワックス、カスターワックス、合成脂肪酸エステル、合成グリセライド、酢酸ビニルから成るワックス、金属セッケンであり、これらのワックスの誘導体および、これらワックスをベースとした酸ワックスやエステルである。これら天然ロウ、合成ロウはこれだけに限らず単品もしくは併用して用いることが出来る。
【0011】
かかる成分(b)は多すぎると、本発明品の拭き取り作業性が著しく低下してしまう。また成分(b)は、本発明品の形態を固形状、ペースト状、液体状、エアゾールにする際の液の安定性や粘度の調節用としても用いることが出来る。
【0012】
本発明に用いる有機溶剤は、成分(a)および(b)を溶解又は分散できるものであれば何でも構わないが、一応、塗膜に安全とされている車両用のツヤ出し剤、特に自動車のツヤ出し剤用として一般に慣用されているものが好ましい。例えば、工業用ガソリン、灯油、ミネラルスピリット、ノルマルパラフィン系、イソパラフィン系、ナフテン系等の脂肪族溶剤、フッ素系溶剤、芳香族系溶剤、エステル系溶剤、エーテル系溶剤、ケトン系溶剤、塩素系溶剤、アルコール系溶剤、シリコーン系溶剤、その他塗装面に悪影響を与えない溶剤を上げられる。また、これら溶剤を2種類以上混合して使用してもよい。本発明品は水に乳化してO/W型エマルジョン、あるいはW/O型エマルジョンのいずれの乳化状態でも用いることが出来る。
【0013】
エマルジョンの場合乳化剤としては、オレイン酸やヘキストワックスSをはじめとする高級脂肪酸、酸価を持つ天然または合成のエステルワックス、アルキルベンゼンスルフォン酸、アルキル硫酸エステル、ポリオキシアルキル硫酸エステル、アルカンスルフォン酸などのNa、K、Li、アンモニア、モルフォリン、アルカノールアミン塩等で代表される陰イオン性界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、多価アルコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、オキシエチレン・オキシプロピレンブロックポリマー、脂肪酸アルカノールアミド、アミンオキシド、その他ポリオキシエチレン誘導体等に代表される非イオン界面活性剤、アルキルアミン塩、第4級アンモニウム塩等に代表される陽イオン性界面活性剤、アルキルベタインに代表される両イオン界面活性剤、ジメチルポリシロキサンを含有しているシリコーン系界面活性剤、その他乳化や可溶化、分散性のあるもので一般に慣用されている界面活性剤等をあげることができる。
【0014】
これらは本発明品中に10重量%以下、特に7重量%以下、0.5重量%以上、特に0.2重量%以上が好ましい。10重量%を超えると車両の塗装面に悪影響を与えたり、被膜の中に残存して被膜を軟弱にして、撥水性や防汚性を悪くしたり、塗布作業を重くしたりする危険性がある。また0.1重量%より少なくなると均一に乳化することが難しくなる。
【0015】
また、本発明品をエアゾール化する際キャリアーガスとして、慣用されているLPG、フロンガス、DME、炭酸ガス、液体チッ素等を本発明品100重量部に対して、1〜300重量部を用いてスプレー状にすることができる。
【0016】
その他に、本発明品には一般にツヤ出し剤用として慣用される無機あるいは有機の微粉体をクリーナー用又は、均一な被膜づくわのための拭き取り作業用として用いることができる。かかる微粉体としては例えば、カオリン、タルク、硅石、硅藻土、パーライト、炭酸カルシウム、ゼオライト、アルミナ、水酸化アルミニウム含有硅酸、酸化クロム、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化ジルコニウム、ダイヤモンド、ガラス、ワックスパウダー、セルローズパウダー、四弗化エチレン樹脂パウダー、四弗化エチレン六弗化プロピレン共重合体樹脂パウダー、弗化ビニリデン樹脂パウダー、高級脂肪酸ビスアマイド、高級脂肪酸金属セッケン、アミノ酸系パウダー、シリコーンパウダー、ナイロン等合成樹脂パウダー、これらに類似する天然又は合成の無機又は有機のパウダーをあげることができ、これらは単独または併用で本発明品中に40重量%以下、特に20重量%以下で用いることができる。
【0017】
また、その他に本発明品には一般にツヤ出し剤用として慣用される潤滑油を均一な被膜づくりのための、拭き取り作業用として用いることができる。かかる潤滑油としては、ジメチルポリシロキサンおよびその変性体、パーフルオロアルキルポリエーテル、三弗化塩化エチレン重合油、アクリル酸系重合油、ポリオキシオレフィンおよびそれらの誘導体等の油性並びに水性のものをあげることができ、これらは、単独または併用で本発明品中に40重量%以下、特に好ましくは20重量%以下で用いることが出来る。
【0018】
さらに、本発明品が乳化混合品の場合、凍結防止用として、エチレングリコール、プロピレングリコール等の多価アルコール類やエタノール、イソプロピルアルコール等のアルコール類、その他不凍効果を有するもので慣用されるものを水の一部に代えて、本発明中に10重量%以下、特に5重量%以下で用いることが出来る。
【0019】
また、本発明品の中にエチレン又はプロピレンとα−オレフィンとの共重合体を、撥水力向上の補助原料として添加することができる。例えば、プロピレン単独重合体、プロピレン・ブテン共重合体、プロピレン・他のα−オレフィン・エチレン共重合体があげられる。これらは本発明中に15重量%以下、特に8重量%以下で用いることができる。
【0020】
その他に、ツヤ出し剤用として一般に慣用されている粘度調整剤、pH調整剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、香料、着色剤等の成分を必要に応じて配合しても差し支えない。本発明品は塗膜を損傷させるような成分を含んでいないので、何回でも新しくした塗膜に塗布しても、何ら塗膜に損傷を与えることがないのである。
【0021】
【実施例、比較例】
以下、実施例、比較例により本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0022】
実施例および比較例に使用した成分は以下の通りである。
・ペガゾール3040(モービル石油)蒸留範囲155〜197℃、アニリン点56℃の脂肪族溶剤
・シェルソル71(シェル化学)蒸留範囲174〜207℃、アニリン点84℃のイソパラフィン系溶剤
・ヘキストワックスS(ヘキスト)酸価135〜155の高級脂肪酸
・パラフリントA1(南ア・サゾール公社)酸価25〜30の酸化タイプのエステルワックス
・エマゾールS−10(花王アトラス)ソルビタンモノステアレートでHLB4.7のノニオン界面活性剤
・パラフリントH1(南ア・サゾール公社)凝固点97〜98℃、平均分子量814、フィッシャー・トロプシュによる硬質パラフィンワックス
・ポリワックス655(バレコ社)融点102℃、平均分子量700、エチレンのホモポリマーで硬質の脂肪族炭化水素
・カルナバワックス(加藤洋行)融点83℃の天然植物系エステルワックス
・アルミナAM−22(住友アルミニウム製錬)平均粒径4.5μの不溶性アルミナ微粉末
・PWパウダー2010(東洋ペトロライト)平均粒径5.9μ、融点125℃、平均分子量2000のポリエチレン微粉末
・KF96−350cs(信越化学工業)粘度350±17cs(25℃)、比重0.965〜0.975(25℃)のジメチルポリシロキサン構造をもったシリコーンオイル
・ダイヤナールBRレジン105(三菱レーヨン)Tg50℃で脂肪族溶剤に可溶な熱可塑のアクリルレジン
・タフマーA−4085(三井石油化学)エチレン−αオレフィン共重合体で密度0.88/cm3(ASTM D1505)、メルトフローレート(D 1238)190℃ 3.6g/10分、230℃ 6.7g/10分、溶融粘度(190℃)20000p
・ウベタックUT2115(宇部レキセン)プロピレンホモ共重合体で固体密度(25℃)0.86/cm3、針入度15dmm、環球法軟化点152℃、溶融粘度(190℃)1500cps
・Vワックス(BASF社)融点45〜48℃のポリビニルエーテルワックス
・MXF−1((株)喜多村)OH価8、分子量10000〜15000のミネラルスピリットに溶解、固形分45%のOH基含有フッ素樹脂
・MXF−2((株)喜多村)OH価10、分子量25000〜30000のミネラルスピリット溶解、固形分45%のOH基含有フッ素樹脂
・MXF−3((株)喜多村)OH価3、分子量5000〜10000のミネラルスピリット溶解、固形分45%のOH基含有フッ素樹脂
・MXF−4((株)喜多村)OH価18、分子量10000〜15000のミネラルスピリット溶解、固形分45%のOH基含有フッ素樹脂
・MXF−5((株)喜多村)OH価60、分子量25000〜30000のミネラルスピリット溶解、固形分45%のOH基含有フッ素樹脂
・MXF−6((株)喜多村)OH価100、分子量5000〜10000のミネラルスピリット溶解、固形分45%のOH基含有フッ素樹脂
【0023】
実施例1
ペガゾール3040にMXF−1とパラフリントH1を加えて、約120℃に加熱して溶解し、室温まで冷やし液状の分散液を得る。
【0024】
実施例2
ペガゾール3040にMXF−2とポリワックス655とカルナバワックスとKF96−350csとタフマーA−4085を加えて、約100℃に加熱して溶かし、室温まで冷やして液状の分散液を得る。
【0025】
実施例3
シェルソル71にMXF−3、ヘキストワックスS、ポリワックス655を加え、約90℃に加熱して溶解する。これをグリセリンとモルホリンを溶かして約75℃に加熱した水中に撹拌下注入して乳化する。その後アルミナAM−22とPWパウダー2010を分散し、室温まで静置して固形状のペーストを得る。
【0026】
実施例4
ペガゾール3040にKF96−350csを溶かした中にMXF−4、ポリワックス655、エマゾールS−10を加えて、約90℃に加熱して溶解する。この中にエチレングリコールを溶かした水を、撹拌下注入してW/O型エマルジョンを作る。この中にアルミナAM−22を均一に分散して室温まで冷やし液状の乳化液を得る。
【0027】
実施例5
シェルソル71にMXF−3、ポリワックス655、Vワックス、ダイヤナールBRレジン105を加えて、約100℃に加熱して溶かし、室温まで冷却して液状の分散液を得る。エアゾール缶に分散液とLPGを充填して、圧力3.0kg/cm2のエアゾール品を得る。
【0028】
実施例6
ペガゾール3040中にMXF−1、ポリワックス655、カルナバワックス、ウベタックUT2115を加え、約100℃に加熱して溶解させ、室温まで冷やして固形状を得る。
【0029】
実施例7
シェルソル71にカルナバワックス、ポリワックス655、MXF−1、MXF−3、KF96−350csを加え、約100℃に加熱して溶かし、室温まで冷やして固形状を得る。
【0030】
比較例1
ペガゾール3040にパラフリントH1を加えて、約120℃で加熱して溶解し、室温まで冷やし液状の分散液を得る。
【0031】
比較例2
シェルソル71にMXF−1、ヘキストワックスS、ポリワックス655を加え、約90℃に加熱して溶解する。これをグリセリンとモルホリンを溶かして約80℃に加熱した水中に撹拌下注入して乳化する。その後アルミナAM−22とPWパウダー2010を分散し、室温まで静置して軟らかいペーストを得る。
【0032】
比較例3
ペガゾール3040にMXF−3、ポリワックス655、カルナバワックス、KF96−350csを加えて、約120℃で加熱して溶解し、室温まで冷やし液状の分散液を得る。
【0033】
比較例4
シェルソル71にMXF−1、パラフリントA1、カルナバワックス、KF96−350csを加え、約90℃に溶解する。これをモルホリンを加えた約80℃の温水に撹拌下注入してO/W型エマルジョンを作る。この中にPWパウダー2010を分散して室温まで冷やし、液状の乳化物を得る。
【0034】
比較例5
ペガゾール3040にKF96−350cs、カレナバワックス、ポリワックス655、MXF−3、MXF−4を添加し、約100℃に加熱して溶解し、室温まで静置して固形状を得る。
【0035】
比較例6
ペガゾール3040にパラフリントH1、ポリワックス655、MXF−5を加えて、約120℃で加熱して溶解し、室温まで冷やし液状の分散液を得る。
【0036】
比較例7
ペガゾール3040にMXF−6とポリワックス655とカルナバワックスとKF96−350csとダイヤナールBRレジン105を加えて、約100℃に加熱して溶かし、室温まで冷やして固形状を得る。
【0037】
試験方法
平成5年型トヨタカリーナ、ダークブルーイシュグレーメタリック塗装車の屋根部分を試験用として用いる。先ず洗車をし、次にクリーナーワックスを掛けて汚れを除去し、さらに残っているワックスの被膜成分を脂肪族溶剤で除去して試験面として用意する。この試験面を15区分に分け、各区分に各試料を塗布する。1区分だけ空試験用として無塗布で残す。先ず、試料の適量をウレタンスポンジに採取し、これを1つの試験区分に塗り拡げる。約15分間、自然乾燥さした後、きれいな綿タオルでみがき上げ作業を行ない試験用のワックス被膜を形成させる。試験車は屋外に駐車させる。1週間を単位として、その間約100km以上路上走行する。この1単位に1回の割合で水洗いを行う。この試験要領で以下の試験項目について、試験を行なう。試験期間は6カ月間継続して行なう。試験結果は表1に示す。
【0038】
【表1】
【0039】
撥水性の持続効果
撥水性の持続について、2カ月後、4カ月後、6カ月後水洗いを行なった後、水玉の状態を目視で判定した。
【0040】
光沢性の持続効果
光沢性の持続について、2カ月後、4カ月後、6カ月後の光沢性を目視で空試験と比較判定した。
【0041】
【発明の効果】
本発明は車両塗膜に接着性の良好なOH基の存在するフッ素樹脂を天然ロウ又は合成ロウに添加したことにより、従来にない撥水力と長期撥水持続性及び長期光沢持続性を有し、塗膜の美観を自然汚染や劣化から保護するという効果を奏する。
Claims (1)
- 0.01〜20重量%の下記成分(a)及び0.1〜50重量%の下記成分(b)を有機溶剤及び又は水に溶解又は分散させたことを特徴とする塗膜用長期保護撥水剤。
(a)OH価が3〜18、分子量が5000〜30000のOH基含有のフルオロオレフィンとアルキルビニルエーテルの共重合体であるフッ素樹脂で、脂肪族溶剤に溶解可能なフッ素樹脂
(b)天然ロウ又は合成ロウ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP37043097A JP3787797B2 (ja) | 1997-12-27 | 1997-12-27 | 塗膜用長期保護撥水剤 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37043097A JP3787797B2 (ja) | 1997-12-27 | 1997-12-27 | 塗膜用長期保護撥水剤 |
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---|---|
JPH11193376A JPH11193376A (ja) | 1999-07-21 |
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Family
ID=18496895
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP37043097A Expired - Lifetime JP3787797B2 (ja) | 1997-12-27 | 1997-12-27 | 塗膜用長期保護撥水剤 |
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Country | Link |
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-
1997
- 1997-12-27 JP JP37043097A patent/JP3787797B2/ja not_active Expired - Lifetime
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