JPH09137128A - 光硬化性塗膜光沢回復及び小傷修復剤 - Google Patents

光硬化性塗膜光沢回復及び小傷修復剤

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JPH09137128A
JPH09137128A JP32780995A JP32780995A JPH09137128A JP H09137128 A JPH09137128 A JP H09137128A JP 32780995 A JP32780995 A JP 32780995A JP 32780995 A JP32780995 A JP 32780995A JP H09137128 A JPH09137128 A JP H09137128A
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gloss
coating
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photocurable
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Norio Tani
紀夫 谷
Ryutaro Hidaka
隆太郎 日高
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SOFT KIYUU KIYUU CORP KK
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 光硬化性樹脂を被膜剤とし、オルガノポリシ
ロキサン油、水を加え乳化分散させたことを特徴とする
光硬化性塗膜光沢回復及び小傷修復剤。 【効果】 本発明品を自動車の塗装面に使用することに
よって、化学的に傷んだ塗膜の修復、小傷部分の修復と
光沢性の回復に優れた耐久性の被膜を簡単な作業で形成
できるという効果を奏する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は酸性雨や紫外線などによ
り塗装成分が化学分解し傷み、光沢を失った自動車の塗
膜や塗膜の小傷を修復して塗面を平滑にし光沢を回復さ
せ、通常のワックス等よりはるかに耐久性のある被膜を
光硬化反応により早期にかつ簡便な作業で形成する光硬
化性塗膜光沢回復及び小傷修復剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】自動車
の塗膜は通常自然界にあっては、ほこり、砂じん、土や
泥、排気ガス、タールやピッチなどで小さな傷ができ
る。小さな傷は塗膜の光沢を著しく低下させるだけでな
く、上記汚染物が強固に固着し、雨水、酸性雨や太陽光
線、酸素と共に働き塗膜表面の成分を化学分解させる。
一度化学分解が始まった塗膜は目にみえないスポンジ状
の面になり、汚れはより固着し、一層化学分解は進む。
【0003】塗膜の保護には通常カーワックスが使われ
る。カーワックス類は形成する保護膜が天然や合成ロウ
成分、油脂類及び不揮発性のシリコーンからなる非常に
薄い膜であるため、化学分解などにより傷んだ塗膜に使
用した時、スポンジ状塗面に吸収されて有効な保護被膜
が形成できなかったり、塗面の凸凹のある面に白く目づ
まりしてかえって外観を損なう。このように塗膜につい
た小傷や一度化学分解し始めた塗膜の修復及び光沢の回
復は、通常のカーワックスによる日常の手入れでは困難
である。
【0004】そのため小さな傷が入ったり、塗膜成分の
化学分解により傷んだ塗膜状態を元に回復するのに利用
されている従来の方法は、ラビングコンパウンド、クリ
ーナーワックス等によるクリーニング等で、かなりの重
労働を要していた。またこれらは主に傷んだ面を除去す
るもので、小傷や化学分解により光沢を失った塗面を修
復することは全くできなかった。
【0005】また小さな傷を顔料成分でうめ合成樹脂被
膜で固定することにより、塗面の小傷を修復し光沢を回
復しようとするものもあるが、顔料成分の付着具合によ
り色ムラがでたり、塗膜本来の色との微妙な相違により
かえって美観が悪化したりした。
【0006】また小さな傷を造膜性合成樹脂被膜でおお
うことにより、塗装面の小傷を修復し光沢を回復しよう
とするものもあるが、作業が困難であったり、被膜の膜
厚が十分とれず、傷を修復する効力がごく一部にかぎら
れたりした。また劣化した塗膜の修復までの被膜を早期
に簡単につくるものはなかった。
【0007】本発明は前記事情に基づいてなされたもの
である。すなわち、この発明の目的は塗膜成分の化学分
解により光沢を失った塗膜や塗膜上の小傷を修復して平
滑な塗面にし、かつ、光沢を回復させる耐久力のある被
膜を、光硬化反応により早期にかつ簡便な作業で形成す
る光硬化性塗膜光沢回復及び小傷修復剤を提供するもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は上記課
題を解決したもので、光硬化性樹脂を被膜剤とし、オル
ガノポリシロキサン油、水を加え乳化分散させたことを
特徴とする光硬化性塗膜光沢回復及び小傷修復剤であ
る。そしてシリコーンアクリル系光硬化性樹脂を使うこ
と及び乳化剤として平均C30〜C50の炭素鎖長のエ
トキシ化されたアルコールを使用することが好ましい。
【0009】以下、この発明について詳細を説明する。
本発明は光硬化性樹脂を水に分散させたものであり、塗
膜成分の化学分解により傷んだ塗膜の修復効果、光沢回
復効果をもった耐久性に優れた被膜を形成する。光硬化
性塗膜光沢回復及び小傷修復剤を得ることに成功したも
のである。
【0010】本発明において使用される光硬化性樹脂は
オルガノポリシロキサン油を使用することにより、自動
車塗膜の小傷や引っかき傷や化学作用によって凸凹にな
った部分に浸透して平滑な被膜を形成し、光硬化により
密着性の強い耐久性に優れた被膜になり、その結果傷や
凸凹の面に起因する白化現象が消滅し、しかも本発明品
を塗布使用した塗膜面がそれ以外と見違えるほど回復し
て傷等の欠陥が解消されるものとなった。
【0011】本発明品組成物は塗布した後、余分に塗布
されたものは拭き取り作業などして除去することが好ま
しく、光硬化性樹脂とオルガノポリシロキサン油を使用
することにより未硬化の光硬化性樹脂のつや出し被膜が
均一にむらなく形成され、容易に拭き取り作業をするこ
とが可能になり、拭き取り作業後、自然光により硬化反
応が進むことにより塗面に密着し、耐久力のある光硬化
性樹脂のつや出し被膜が形成され、且つ、オルガノポリ
シロキサン油の持つつや出し作用、撥水作用の効果を兼
ね備えることが可能になった。
【0012】本発明品で使用される光硬化性樹脂は、各
種の光硬化性プレポリマー、モノマー、オリゴマー等を
使用することができる。例えばポリエステルアクリレー
ト、ポリエステルウレタンアクリレート、シリコーンア
クリレート、エポキシアクリレート、2エチルヘキシル
アクリレート、2ヒドロキシエチルアクリレート、2ヒ
ドロキシプロピルアクリレート、シクロヘキシルアクリ
レート、N,N´−ジメチルアミノエチルアクリレー
ト、N−ビニルピロリドン、フェノキシエチルアクリレ
ート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、イソ−ボ
ルニルアクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリ
レート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ジ
エチレングリコールジアクリレート、ポリエチレングリ
コールジアクリレート、トリメチロールプロパントリア
クリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、
トリアリルシアヌレート、トリメチロールプロパントリ
アリルエーテル、ペンタエリスリトールテトラアクリレ
ート、ジペンタエリスリトール(モノ−ヒドロキシ)ペ
ンタアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアク
リレート、エポキシアクリレートオリゴマー、ポリエス
テルアクリレートオリゴマー、ポリエステルウレタンア
クリレートオリゴマー等を挙げることができ、その中で
も特にシリコーンアクリレートが適している。これらは
1種あるいは2種以上を混合して用いることができる。
【0013】本発明の光硬化性樹脂の樹脂濃度として本
発明品中0.1〜20.0wt%、好ましくは0.5〜
12.0wt%あればよく、0.1wt%未満では均一
な被膜が得られず、20.0wt%を越えると被膜形成
においては何ら問題がないが仕上がりに困難が生じ無駄
である。
【0014】本発明において使用されるオルガノポリシ
ロキサン油は、ジメチルシリコーンオイル及び/又は有
機変性シリコーンオイルを使用することができ、本発明
品中の樹脂成分を早期に系中から分離させ塗膜への定着
を促進させると共に、本発明品を塗布して拭き取り作業
を行なうのに除去しやすくさせる作用を有するものであ
る。
【0015】本発明において使用されるジメチルシリコ
ーンオイルは、25℃における粘度は1cs〜10万c
sの範囲のものが好ましく、粘度が1cs未満のものは
揮発性で樹脂成分を系中から分離させる働きをなし得な
い。粘度が10万csより大きいものはムラが生じた
り、ベタつき感が生じたりするので好ましくない。また
粘度の高いものと低いものを混合して適当の粘性に調節
して用いても構わない。
【0016】また本発明において使用される有機変性シ
リコーンオイルとしては、メチルフェニルシリコーンオ
イル、メチルハイドロジエンシリコーンオイル、アルキ
ル変性シリコーンオイル、アルキルアラルキル変性シリ
コーンオイル、フッ素変性シリコーンオイル、ポリエー
テル変性シリコーンオイル、アルコール変性シリコーン
オイル、アミノ変性シリコーンオイル、エポキシ変性シ
リコーンオイル、エポキシポリエーテル変性シリコーン
オイル、フェノール変性シリコーンオイル、カルボキシ
変性シリコーン、アクリル変性シリコーン、カルボキシ
ル変性シリコーン、メルカプト変性シリコーンオイルそ
の他種々の有機官能基が導入された変性シリコーンオイ
ルが挙げられる。これらは1種又は2種以上を併用して
使用することができる。
【0017】本発明のオルガノポリシロキサン油は、ジ
メチルシリコーンオイル単独又は有機変性シリコーンオ
イル単独又はジメチルシリコーンオイルと有機変性シリ
コーンオイルの1種又は2種以上とを併用して用いるこ
とができ、本発明品中に0.2〜20.0wt%、好ま
しくは0.5〜15.0wt%あればよく、0.2wt
%より少ないと作業性が悪くて、充分な効果が得られな
い。20.0wt%を越えるとべたつきが感じられ、経
済性に欠けるので好ましくない。
【0018】本発明において使用される乳化剤は、炭素
鎖長平均C3050の1級アルコールをエトキシ化し
たノニオン系界面活性剤が適している。エトキシ化率は
2(moles EO/mol)〜60(moles
EO/mol)の中から最適乳化条件になるものを選ぶ
か、組合わせればよい。またこれに一般に乳化分散剤と
して使われるすべてが使える。例えば非イオン系界面活
性剤、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、
両性系界面活性剤等の合成系の界面活性剤及び/又は脂
肪酸石ケン(アルカリとしてアンモニア、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、モルホリン、モノエタノールア
ミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、そ
の他有機アミン等を使い脂肪酸をアルカリで中和した石
ケンの形にすでにしたもの及び/又は中和しながら同時
に乳化分散したもの)を1種あるいは2種以上混合して
用いることができる。これらは使用量が多すぎると作業
性が悪化し好ましくないので、本発明品が安定な限りで
きるだけ少なく用いることが好ましい。
【0019】又、本発明において通常使用される開始
剤、増感剤が使用できる。開始剤、増感剤を使用するこ
とにより、自然光中での被膜の硬化を確実なものにす
る。使用される開始剤、増感剤としては、ベンゾインエ
ーテル系、ベンゾフェノン系、ベンジルケタール系、ア
セトフェノン系、α−アシロキシムエステル系、チオキ
サントン系等があげられる。これらのものは1種単独で
用いてもよいが2種以上混合して用いてもよい。使用量
は樹脂量に対し1wt%〜50wt%の間で使うことが
でき、1wt%以下では効果がみられず、50wt%よ
り大きいと樹脂被膜に悪影響を及ぼすおそれがあるので
好ましくない。
【0020】その他に本発明品には一般に自動車用つや
出し剤に使用される溶剤が使用でき、例えば脂肪族炭化
水素系溶剤、脂環族系溶剤、芳香族系溶剤、工業ガソリ
ン、灯油、ミネラルスピリット、ナフテン系溶剤、弗素
系溶剤、シリコーン系溶剤及び脂肪族炭化水素系油など
を単独もしくは併用して使用することもできる。使用量
は塗膜に対して悪影響を与えない範囲で、乳化分散の状
態が悪くないかぎり任意の割合、例えば0〜70wt%
で使うことができる。
【0021】その他に本発明品の乳化分散安定剤として
一般に慣用されているポリアクリル酸又はその塩、架橋
型ポリアクリル酸又はその塩、カルボキシビニルポリマ
ー、ポリビニルピロリドン、メチルセルロース、ヒドロ
キシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセル
ロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルア
ルコール、水溶性ポリアクリルアミド、カルボキシメチ
ルセルロースナトリウム、カルボキシヒドロキシエチル
セルロースナトリウム、アルギン酸ナトリウム、アルギ
ン酸プロピレングリコールエーテル、トラガントガム、
カラヤガム、アラビアガム、澱粉、ビーガム、キサンタ
ンガム、ジュランガム、グアーガム、シリカゲル、アル
ミニウムシリカゲル、ラボナイト、モンモリロナイト等
をあげることができる。これらは1種又は2種以上を必
要に応じて用いても差し支えない。
【0022】その他に本発明品には、一般につや出し剤
用として慣用されている天然又は合成のワックス類を必
要に応じて用いることもできる。これらは例えばカルナ
バワックス、キャンデリラワックス、モンタンワック
ス、セレシン、パラフィン、マイクロクリスタリンワッ
クス、オゾケライト等に代表される天然ワックス、α−
オレフィンワックス、フィッシャー・トロプシュワック
ス及びその誘導体、ポリオレフィンワックス及びその誘
導体、酸化パラフィン、酸化マイクロクリスタリンワッ
クス、カスターワックス、モンタンワックスをベースに
した酸ワックス及びエステルワックス及びその誘導体、
ラノリン誘導体、石油系のオレフィンベースのオレフィ
ンと無水マレイン酸あるいはアクリル酸、又は酢酸ビニ
ルからなるワックス、金属石ケン、油脂、高級脂肪酸、
高級アルコール、硬化油、脂肪酸アマイド、ポリエーテ
ル等に代表されるワックス様物、あるいはフッ素変性ワ
ックス、シリコーン変性ワックス、樹脂変性ワックス等
の種々の変性ワックスなどがあり、単品もしくは併用し
て用いることができる。かかるワックスが多すぎると被
膜を不均一にして本来の効果を害する危険があるため、
光硬化性樹脂成分と等量以下にするのが好ましい。
【0023】その他に本発明品には、一般につや出し剤
として慣用される無機あるいは有機の微粉体をクリーナ
ー用又は均一な被膜づくりのための拭き取り作業用とし
て必要に応じて用いることもできる。かかる微粉体とし
ては例えば、タルク、パーライト、シリカ、硅藻土、炭
酸カルシウム、ゼオライト、アルミナ、水酸化アルミニ
ウム、カオリン、酸化ジルコニウム、酸化セリウム、酸
化マグネシウム、弗化カルシウム、ベントナイト、モン
モリロナイト、シラスバルーン、マイカ、雲母、硅酸カ
ルシウム、硅酸ジルコニウム、ダイヤモンド、ガラス、
セラミック、ポリオレフィンパウダー、セルロースパウ
ダー、四弗化エチレン樹脂パウダー、四弗化エチレン六
弗化プロピレン共重合樹脂パウダー、弗化ビニリデン樹
脂パウダー、高級脂肪酸ビスアマイド、高級脂肪酸金属
石ケン、アミノ酸系パウダー、不溶性シリコン樹脂パウ
ダー、アクリル樹脂パウダー、エポキシ樹脂パウダー、
その他ナイロン等合成樹脂パウダー、これらに類似する
天然又は合成の無機又は有機のパウダーをあげることが
でき、これらは単独又は併用で用いることができる。
又、その他に本発明品には一般につや出し剤用として慣
用される潤滑油を均一な被膜づくりのための拭き取り作
業用として、必要に応じて用いることもできる。
【0024】かかる潤滑油としては、パーフルオロアル
キルポリエーテル、三弗化塩化エチレン重合体、スピン
ドル油、脂肪酸とアルコールとのエステル合成油、アク
リル酸系重合油、ポリオキシオレフィン及びそれらの共
重合体ならびにその誘導体、グリセリン等、多価アルコ
ール及びそれらの誘導体等の油性並びに水性のものをあ
げることができ、これらは単独又は併用で用いることが
できる。
【0025】その他につや出し剤用として一般に慣用さ
れているpH調整剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、防腐
剤、防カビ剤、防錆剤、分散剤、可塑剤、香料等の成分
を必要に応じて配合しても差し支えない。
【0026】本発明品は塗膜修復作用、小傷部分の修復
と光沢性に優れたものであり、塗膜の美観を回復して長
期に保持できるという従来の自動車用つや出し剤にはみ
られない優れた作用を有するものである。
【0027】
【実施例、比較例】使用した光硬化性樹脂は次の通りで
ある。 ・KNS−5300(信越化学工業)シリコーンアクリ
レート、樹脂分100%、粘度(25℃)1000〜2
000cps ・ラノマー8765(BASF)脂肪族系エポキシアク
リレート、樹脂分100%、粘度(23℃)600〜1
200cps、水酸基価120以上 ・Viaktin VTE1411W(ヘキスト)脂肪
族系ポリウレタンアクリレート、樹脂分55%水溶液、
粘度(23℃)300〜500cps、pH4.7
【0028】使用したオルガノポリシロキサン油は次の
通りである。 ・KM788(信越化学工業)ジメチルシリコーンオイ
ル1万cs、比重1.0、不揮発分30%、弱アニオン
性界面活性剤を使用したエマルジョン ・BY16−828(東レ・ダウコーニングシリコー
ン)粘度120cs、比重1.05、アミノ変性シリコ
ーンオイル、アミン当量1800 .シリコーンKF96−10cs(信越化学工業)粘度
10cs(25℃)のジメチルシリコーンオイル ・シリコーンKF96−1000cs(信越化学工業)
粘度1000±50cs(25℃)のジメチルシリコー
ンオイル ・シリコーンSH230(東レ・ダウコーニングシリコ
ーン)粘度1300cs(25℃)のアルキルアラルキ
ル変性シリコーン
【0029】使用した開始剤は次の通りである。 ・イルガキュア2959(日本チバガイギー)1−〔4
−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル〕−2−ヒド
ロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン、融点8
6〜90℃、密度1.3g/cm ・ダロキュア1173(日本チバガイギー)2−ヒドロ
キシー2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オ
ン、融点4℃、密度1.1g/cm ・Lucirin TPO(BASF)2,4,6−ト
リメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイ
ド、融点87〜93℃ ・イルガキュア500(日本チバガイギー)1−ヒドロ
キシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトンとベンゾフェ
ノンの混合物、融点<18℃
【0030】使用した乳化剤は次の通りである。 ・ユニトックス720(米国ペトロライト社)平均分子
量875、炭素数48、エトキシ化率4moles E
O/molのエトキシ化アルコール、非イオン界面活性
剤 ・ユニトックス550(米国ペトロライト社)平均分子
量1130、炭素数38、エトキシ化率13moles
EO/molのエトキシ化アルコール、非イオン界面
活性剤 ・エマール20C(花王)有効成分25%、ポリオキシ
エチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウムのアニオン系
界面活性剤 ・ノニポール100(三洋化成)有効成分100%、H
LB13.3、ノニルフェノールにエチレンオキサイド
を10モル付加させたノニオン系界面活性剤
【0031】使用したその他の成分は次の通りである。 ・NMP(BASF)N−メチルピロリドン、沸点20
4℃ ・シェルソル71(シェル化学)蒸留範囲170〜21
5℃、アニリン点81〜87℃のイソパラフィン系溶剤 ・ペガゾール3040(モービル石油)蒸留範囲155
〜197℃、アニリン点56℃の一部芳香族を含んだ脂
肪族溶剤 ・ポリワックス500(米国ペトロライト社)融点88
℃、平均分子量500、エチレンのホモポリマーで硬質
の脂肪族炭化水素ワックス ・サテントンNo.5(エンゲルハード社)平均粒径
0.8μmの水不溶性アルミニウムシリケートパウダー ・カルナバワックス(加藤洋行)融点83℃の天然植物
系エステルワックス ・シルデックスH−32(旭硝子)平均粒径3μmの真
球状多孔質シリカパウダー ・アルミナA−32(日本軽金属)平均粒径1.0μm
の水不溶性アルミナパウダー ・ラジオライトF(昭和化学工業)平均粒径7μmの硅
藻土融剤焼成品パウダー ・オレイン酸 ・水酸化ナトリウム ・セロゲン3H(第一工業製薬)粘度1000〜140
0cps(1%水溶液、25℃)エーテル化度0.55
〜0.65のカルボキシメチルセルロース ・アドマファインSO−25R(アドマテックス)平均
粒径0.5μmの真球状のアモルファスシリカパウダー
【0032】 ペガゾール3040にユニトックス720を加え、加熱
溶解する。その中にシリコーンKF96−1000c
s、KNS−5300を加え、均一に分散する。この中
に80℃のお湯を加え撹拌し、均一に乳化する。その乳
化物にNMP、KM788を加え均一に分散し乳化物を
得る。
【0033】 シェルソル71にシリコーンKF96−10cs、BY
16−828を均一に分散する。その後ユニトックス7
20を加え加熱溶解する。その中にKNS−5300を
加え均一に分散する。その後80℃のお湯にLucir
in TPOを溶かしたものを加え、撹拌し均一な乳化
物を得る。
【0034】 ペガゾール3040にポリワックス500、KNS−5
300、シリコーンSH230、シリコーンKF96−
1000cs、ダロキュア1173、ユニトックス72
0、ユニトックス550を加え加熱溶解する。その中に
80℃のお湯にサテントンNo.5を均一に分散したも
のを添加し均一に撹拌することにより乳化物を得る。
【0035】 ペガゾール3040にKNS−5300、シリコーンK
F96−10cs、シリコーンSH230、イルガキュ
ア500を均一に溶解する。その中にユニトックス72
0を加え加熱溶解する。その後アドマファインSO−2
5Rを加え均一に分散する。この液に90℃のお湯を加
え均一に撹拌することにより乳化物を得る。
【0036】 水にシルデックスH−32、イルガキュア2959、エ
マール20Cを分散する。撹拌下シェルソル71にシリ
コーンKF96−1000cs、ユニトックス720を
加熱溶解したものを入れ、O/W型エマルジョンを作
る。その中にラノマー8765を入れ均一に分散する。
その後セロゲン3Hを添加し均一に分散する。
【0037】 シェルソル71にシリコーンKF96−1000csを
均一に溶解する。その中にユニトックス720、ユニト
ックス550を加え加熱溶解する。そこにKNS−53
00を加え均一に分散する。分散した液に90℃のお湯
を加え均一に撹拌乳化する。その後Viaktin V
TE1411W、Lucirin TPO、NMP、K
M788を加え均一に溶解分散し乳化物を得る。
【0038】 シェルソル71にシリコーンKF96−1000cs、
カルナバワックス、ポリワックス500を加えて約85
℃に加熱して溶解し、室温まで静置して白色固形状物を
得る。
【0039】 ベガゾール3040にオレイン酸を溶かす。この中に水
酸化ナトリウムを溶かした水を撹拌しながら添加してO
/W型エマルジョンを作る。この中にアルミナA−3
2、ラジオライトFを均一に分散して白色ペースト状の
ラビングコンパウンドを得る。
【0040】 水に水酸化ナトリウム、エマール20C、ノニポール1
00を加えて溶解し、透明液状のシャンプーを得る。使
用時は水で約50倍に希釈して使用する。
【0041】試験方法 作成した組成物の塗布作業性、拭き取り作業性、傷の隠
ぺい性、光沢性、耐洗剤性、耐久性、光沢保持率の性能
について調べた。試験結果は表1に示す。 (イ)塗布作業性 通常のワックス掛け作業を、大阪市内及び近畿一円を毎
日走る車5台についてパネラー5名にしてもらい試料塗
布時の伸びを評価する。 ◎大変良い ○良い △普通 ×悪い (ロ)拭き取り作業性 通常のワックス掛け作業を、大阪市内及び近畿一円を毎
日走る車5台についてパネラー5名にしてもらい、試料
塗布後の拭き取りやすさを評価する。 ◎大変良い ○良い △普通 ×悪い (ハ)傷の隠ぺい性 アルミナで傷をつけることにより光沢度を60にまでお
とした塗装板に均一に試料を塗布して室温で乾燥させ、
布で軽く拭き取った後凹部が隠ぺいされているか否かを
光沢度の変化率で調べた。 (ニ)光沢性 大阪市内及び近畿一円を毎日走る車5台に通常のワック
ス掛け作業をして、布で拭き取った後の塗装面の光沢を
目視で評価する。 ◎深みの光沢がある ○光沢がある △わずかに光沢がある ×光沢がない (ホ)耐洗剤性 上記光沢性試験をした塗装板を0.1wt%アルキルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウムの洗剤液を用いて洗浄し、
水洗乾燥後の塗装面の状態を目視で評価する。 ◎光沢があり傷が目立たない △光沢が少しあり傷が少し目立つ ×光沢がなく傷が目立つ (ヘ)耐久性 大阪市内及び近畿一円を毎日走る車5台の天板を各々1
0等分し、その各々に実施例1〜6、比較例1〜3、ブ
ランクを通常のワックス掛け作業をして布で軽く拭き取
った。評価はブランクと比較して、3カ月後目視で塗面
の美観を調べた。 ◎優秀 ○良好 △不十分 ×不良 (ト)光沢保持率 JIS K 2396に規定する方法で光沢保持率をも
とめた。
【0042】
【表1】
【0043】
【発明の効果】本発明品は前記の如き構成からなるもの
であり、特に自動車の塗装面に使用することによって化
学的に傷んだ塗膜の修復、小傷部分の修復と光沢性の回
復に優れた耐久性の被膜を簡単な作業で形成することが
できるため、自動車用劣化塗膜及び小傷修復、光沢回復
剤として車体の保守、管理に極めて好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B05D 7/24 301 B05D 7/24 301F 302 302Y C09D 183/04 PMS C09D 183/04 PMS

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光硬化性樹脂を被膜剤とし、オルガノポ
    リシロキサン油、水を加え乳化分散させたことを特徴と
    する光硬化性塗膜光沢回復及び小傷修復剤。
  2. 【請求項2】 光硬化性樹脂がシリコーンアクリル系光
    硬化性樹脂である請求項1記載の光硬化性塗膜光沢回復
    及び小傷修復剤。
  3. 【請求項3】 乳化剤が平均C30〜C50の炭素鎖長
    のエトキシ化されたアルコールである請求項1又は2記
    載の光硬化性塗膜光沢回復及び小傷修復剤。
JP32780995A 1995-11-10 1995-11-10 光硬化性塗膜光沢回復及び小傷修復剤 Pending JPH09137128A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005082772A (ja) * 2003-09-11 2005-03-31 Kansai Paint Co Ltd 塗膜面の傷埋め調整剤、及びこれを用いた塗膜面の艶出し方法
JP2014167067A (ja) * 2013-02-28 2014-09-11 Inoac Gijutsu Kenkyusho:Kk シリコーンフォームシートの製造方法
JP2022518120A (ja) * 2018-12-19 2022-03-14 エボニック オペレーションズ ゲーエムベーハー 剥離性コーティング剤における芳香族基を有するオルガノシロキサンの使用

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JP2005082772A (ja) * 2003-09-11 2005-03-31 Kansai Paint Co Ltd 塗膜面の傷埋め調整剤、及びこれを用いた塗膜面の艶出し方法
JP2014167067A (ja) * 2013-02-28 2014-09-11 Inoac Gijutsu Kenkyusho:Kk シリコーンフォームシートの製造方法
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