JP4154313B2 - 固体表面の光沢付与方法及び被膜形成用塗工液 - Google Patents
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Description
固体表面が、塗装品の塗膜表面又は樹脂成型品の表面であり、
イソシアネート基を2つ以上有するイソシアネート化合物と、イソシアネート基と反応して結合する官能基を有する合成樹脂と、有機溶媒とを少なくとも含む被膜形成用塗工液を使用し、
被膜形成用塗工液を固体表面に塗布する塗工工程と、
塗工工程の後に固体表面に被膜を形成する被膜形成工程と、
を含んでおり、
塗工工程において、被膜形成工程後の被膜の膜厚が0.1μm〜5μmの範囲内になるよう被膜形成用塗工液の塗布量を調節し、
被膜形成工程において、温度10℃〜60℃の条件で、3時間以内で前記被膜が形成されることを特徴とする。
T=(W1×F1)/(A1×D1×100) ・・・(1)
なお、被膜形成用塗工液の不揮発分F1(%)は、被膜形成用塗工液を105℃で3時間乾燥させた場合の、乾燥後重量W3(g)/乾燥前重量W2(g)×100から求めた値を用いる。
0.1μm≦T≦5μm ・・・(2)
イソシアネート基を2つ以上有するイソシアネート化合物を含む硬化剤と、イソシアネート基と反応して結合する官能基を有する合成樹脂を含む主剤と、有機溶媒とからなることを特徴とする被膜形成用塗工液を提供する。
T=(W1×F1)/(A1×D1×100) ・・・(1)
なお、被膜形成用塗工液の不揮発分F1(%)は、被膜形成用塗工液を105℃で3時間乾燥させた場合の、乾燥後重量W3(g)/乾燥前重量W2(g)×100から求めた値を用いる。
0.1μm≦T≦5μm ・・・(2)
走行距離20000kmの乗用車(本田技研工業(株)製、商品名「ライフ」)の塗膜を光沢付与の対象物とした。なお、塗膜の鉛筆硬度はF(JIS K 5400 8.4.2規定の手かき法に基づくすり傷での評価)であった。対象物の塗膜面を、市販の洗剤(日華化学(株)製、商品名「サンレックスK」)で洗浄して乾燥させてから、この塗膜面に対して、実施例又は比較例で得られた被膜形成用塗工液を用いて、実施例又は比較例に記載のそれぞれの方法に従い光沢付与処理を行った。光沢付与処理前、光沢付与処理後、及び6ヶ月間のランニング試験を行った後の塗膜面について、以下の1.光沢の評価を行い、光沢付与処理後、及び6ヶ月間のランニング試験を行った後の塗膜面について、以下の2.塗膜外観の評価を行った。評価結果を表1又は表2に示す。
グロスチェッカー(堀場製作所(株)製、「IG−320」)を用い、塗膜面の光沢度(測定角60°)を測定した。
塗膜面の外観を、下記の基準で目視判定した。
1:光沢が良く、肉持ち感がある。
2:光沢がやや弱く、塗膜面が少し痩せて見える。
3:光沢が低く、塗膜面が痩せて見える。
試験用のカチオン電着塗装板(テストピース(株)製、JIS G 3141(SPCC SD))に、中塗り塗料(関西ペイント(株)製、商品名「HS60」)を乾燥膜厚が30μmになるようにエアースプレー塗装し、140℃で20分焼き付けた。次いで、ブルーパール上塗りベースコート塗料(関西ペイント(株)製、商品名「マジクロンHM32−1、塗色記号B−96P」)を乾燥膜厚が20μmになるようにエアースプレー塗装し、140℃で20分焼き付けた。さらに、ブルーパール上塗りトップコート塗料(関西ペイント(株)製、商品名「ルーガーベークHK−4クリヤー」)を乾燥膜厚が30μmになるようにエアースプレー塗装し、140℃で20分焼き付けて、塗装板を作成した。なお、塗装板の塗装膜の鉛筆硬度はF(JIS K 5400 8.4.2規定の手かき法に基づくすり傷での評価)であった。得られた塗装板は、均一で艶のある塗装膜を形成していたが、粗めのコンパウンドで小傷を付けた後、コンパウンド成分をn−ヘキサン、アセトンの順で拭き取り、光沢度(測定角60°)が60以下である塗装板を光沢付与の対象物とした。対象物の塗装膜面を、市販の洗剤(日華化学(株)製、商品名「サンレックスK」)で洗浄して乾燥させてから、この塗装膜面に対して、実施例又は比較例で得られた被膜形成用塗工液を用いて、実施例又は比較例に記載のそれぞれの方法に従い光沢付与処理を行った。光沢付与処理前、光沢付与処理後、及び下記の耐候処理を行った後の塗装膜面について、以下の3.光沢の評価を行い、光沢付与処理後、及び下記の耐候処理を行った後の塗装膜面について、以下の4.塗装膜外観、5.被膜の鉛筆硬度、及び6.被膜の密着性(付着性)の評価を行った。評価結果を表1又は表2に示す。
耐候試験機(スガ試験機(株)製、「サンシャインウェザー・オ・メーター WEL−300−DC」)を用い、500時間の処理を行った。処理条件は、ブラックパネル温度63℃、1時間サイクル中の降雨時間12分とした。
グロスチェッカー(堀場製作所(株)製、「IG−320」)を用い、塗装膜面の光沢度(測定角60°)を測定した。
塗装膜面の外観を、下記の基準で目視判定した。
1:光沢が良く、肉持ち感がある。
2:光沢がやや弱く、塗装膜面が少し痩せて見える。
3:光沢が低く、塗装膜面が痩せて見える。
JIS K 5400 8.4.2規定の手かき法に基づいて評価(すり傷での評価)を行った。
JIS K 5400の8.5.2規定の碁盤目テープ法に基づいて評価を行った。なお、評価は、すきま間隔1mmで被膜面に付けた碁盤目状の傷が形成するマス目の数100のうちで、はがれが見られなかったマス目の総数で表した。
塗工膜厚(μm)=[塗布後質量(g)−塗布前質量(g)]/面積(m2)/被膜形成用塗工液の密度(g/cm3)
被膜厚(μm)=塗工膜厚(μm)×被膜形成用塗工液の不揮発分(%)/100
なお、被膜形成用塗工液の不揮発分は、被膜形成用塗工液を熱風乾燥機で105℃×3時間乾燥し、被膜形成用塗工液の乾燥前質量(g)と乾燥後質量(g)を用い、以下の計算式で算出した。
不揮発分(%)=乾燥後質量(g)/乾燥前質量(g)×100
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート712gに、アクリル系樹脂(住化バイエルウレタン(株)製、商品名「デスモフェンA450」、OH基含有量:1.0質量%、不揮発分:50質量%)223gを加え、撹拌均一化した。次いで、トリレンジイソシアネートとヘキサメチレンジイソシアネートとのイソシアヌレート変性体(住化バイエルウレタン(株)製、商品名「デスモジュール HL」、NCO基含有量:10.5質量%、不揮発分:60質量%)65gを加え、撹拌均一化し、被膜形成用塗工液を調製した。この被膜形成用塗工液の不揮発分は15質量%であった。
得られた被膜形成用塗工液を、不織布(大和紡績(株)製、商品名「ミラクルクロス」)に浸して、対象物である自動車の塗膜面及び塗装板の塗装膜面に一度塗りを行い、常温(25℃)で3時間放置した。被膜形成用塗工液の塗工膜厚は6.0μmで、形成した被膜の被膜厚は0.90μmであった。
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート617gに、アクリル系樹脂(住化バイエルウレタン(株)製、商品名「デスモフェンA450」、OH基含有量:1.0質量%、不揮発分:50質量%)297gを加え、撹拌均一化した。次いで、トリレンジイソシアネートとヘキサメチレンジイソシアネートとのイソシアヌレート変性体(住化バイエルウレタン(株)製、商品名「デスモジュール HL」、NCO基含有量:10.5質量%、不揮発分:60質量%)86gを加え、撹拌均一化し、被膜形成用塗工液を調製した。この被膜形成用塗工液の不揮発分は20質量%であった。
得られた被膜形成用塗工液を、刷毛((株)コーワ製、刷毛長さ:50mm)に浸して、対象物である自動車の塗膜面及び塗装板の塗装膜面に一度塗りを行い、常温(25℃)で3時間放置した。被膜形成用塗工液の塗工膜厚は23.0μmで、形成した被膜の被膜厚は4.80μmであった。
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート942gに、アクリル系樹脂(住化バイエルウレタン(株)製、商品名「デスモフェンA450」、OH基含有量:1.0質量%、不揮発分:50質量%)45gを加え、撹拌均一化した。次いで、トリレンジイソシアネートとヘキサメチレンジイソシアネートとのイソシアヌレート変性体(住化バイエルウレタン(株)製、商品名「デスモジュール HL」、NCO基含有量:10.5質量%、不揮発分:60質量%)13gを加え、撹拌均一化し、被膜形成用塗工液を調製した。この被膜形成用塗工液の不揮発分は3質量%であった。
得られた被膜形成用塗工液を、不織布(大和紡績(株)製、商品名「ミラクルクロス」)に浸して、対象物である自動車の塗膜面及び塗装板の塗装膜面に一度塗りを行い、常温(25℃)で3時間放置した。被膜形成用塗工液の塗工膜厚は5.0μmで、形成した被膜の被膜厚は0.15μmであった。
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート800gに、アクリル系樹脂(住化バイエルウレタン(株)製、商品名「デスモフェンA365」、OH基含有量:2.8質量%、不揮発分:65質量%)144gを加え、撹拌均一化した。次いで、ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート変性体(住化バイエルウレタン(株)製、商品名「スミジュール N−3300」、NCO基含有量:21.5質量%、不揮発分:100質量%)56g、及びアミン系触媒としてウンデセンジアザビシクロ蟻酸塩0.01gを加え、撹拌均一化し、被膜形成用塗工液を調製した。この被膜形成用塗工液の不揮発分は15質量%であった。
得られた被膜形成用塗工液を、不織布(大和紡績(株)製、商品名「ミラクルクロス」)に浸して、対象物である自動車の塗膜面及び塗装板の塗装膜面に一度塗りを行い、50℃で3時間放置した。被膜形成用塗工液の塗工膜厚は5.0μmで、形成した被膜の被膜厚は0.75μmであった。
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート777gに、アクリル系樹脂(住化バイエルウレタン(株)製、商品名「デスモフェンA160」、OH基含有量:1.6質量%、不揮発分:60質量%)181gを加え、撹拌均一化した。次いで、ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート変性体(住化バイエルウレタン(株)製、商品名「スミジュール N−3300」、NCO基含有量:21.5質量%、不揮発分:100質量%)42g、及びアミン系触媒としてウンデセンジアザビシクロ蟻酸塩0.01gを加え、撹拌均一化し、被膜形成用塗工液を調製した。この被膜形成用塗工液の不揮発分は15質量%であった。
得られた被膜形成用塗工液を、不織布(大和紡績(株)製、商品名「ミラクルクロス」)に浸して、対象物である自動車の塗膜面及び塗装板の塗装膜面に二度塗りを行い、50℃で3時間放置した。被膜形成用塗工液の塗工膜厚は13.0μmで、形成した被膜の被膜厚は1.95μmであった。
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート640gに、ポリエステル系樹脂(日立化成工業(株)製、商品名「エスペル9940 E−37」、OH基含有量:0.3質量%、不揮発分:38質量%)300gを加え、撹拌均一化した。次いで、トリレンジイソシアネートとヘキサメチレンジイソシアネートとのイソシアヌレート変性体(住化バイエルウレタン(株)製、商品名「デスモジュール HL」、NCO基含有量:10.5質量%、不揮発分:60質量%)60gを加え、撹拌均一化し、被膜形成用塗工液を調製した。この被膜形成用塗工液の不揮発分は15質量%であった。
得られた被膜形成用塗工液を、不織布(大和紡績(株)製、商品名「ミラクルクロス」)に浸して、対象物である自動車の塗膜面及び塗装板の塗装膜面に一度塗りを行い、常温(25℃)で3時間放置した。被膜形成用塗工液の塗工膜厚は5.0μmで、形成した被膜の被膜厚は0.75μmであった。
市販のカルナバワックス(シュアラスター社(株)製、商品名「インパクト・マスター・フィニシュ」)を、スポンジを用いて対象物である自動車の塗膜面及び塗装板の塗装膜面に塗布し、乾燥後拭き上げを行った。
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート712gに、アクリル系樹脂(住化バイエルウレタン(株)製、商品名「デスモフェンA450」、OH基含有量:1.0質量%、不揮発分:50質量%)223gを加え、撹拌均一化した。次いで、トリレンジイソシアネートとヘキサメチレンジイソシアネートとのイソシアヌレート変性体(住化バイエルウレタン(株)製、商品名「デスモジュール HL」、NCO基含有量:10.5質量%、不揮発分:60質量%)65gを加え、撹拌均一化し、被膜形成用塗工液を調製した。この被膜形成用塗工液の不揮発分は15質量%であった。
得られた被膜形成用塗工液を、刷毛((株)コーワ製、刷毛長さ:50mm)に浸して、対象物である自動車の塗膜面及び塗装板の塗装膜面に二度塗りを行い、常温(25℃)で3時間放置した。被膜形成用塗工液の塗工膜厚は39.0μmで、形成した被膜の被膜厚は5.85μmであった。
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート961gに、アクリル系樹脂(住化バイエルウレタン(株)製、商品名「デスモフェンA450」、OH基含有量:1.0質量%、不揮発分:50質量%)30gを加え、撹拌均一化した。次いで、トリレンジイソシアネートとヘキサメチレンジイソシアネートとのイソシアヌレート変性体(住化バイエルウレタン(株)製、商品名「デスモジュール HL」、NCO基含有量:10.5質量%、不揮発分:60質量%)9gを加え、撹拌均一化し、被膜形成用塗工液を調製した。この被膜形成用塗工液の不揮発分は2質量%であった。
得られた被膜形成用塗工液を、不織布(大和紡績(株)製、商品名「ミラクルクロス」)に浸して、対象物である自動車の塗膜面及び塗装板の塗装膜面に一度塗りを行い、常温(25℃)で3時間放置した。被膜形成用塗工液の塗工膜厚は4.0μmで、形成した被膜の被膜厚は0.08μmであった。
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート500gに、ウレタン系樹脂(日華化学(株)製、商品名「エバファノール D−5080」、不揮発分:30質量%)500gを加え、撹拌均一化し、被膜形成用塗工液を調製した。この被膜形成用塗工液の不揮発分は15質量%であった。
得られた被膜形成用塗工液を、不織布(大和紡績(株)製、商品名「ミラクルクロス」)に浸して、対象物である自動車の塗膜面及び塗装板の塗装膜面に一度塗りを行い、常温(25℃)で3時間放置した。被膜形成用塗工液の塗工膜厚は8.0μmで、形成した被膜の被膜厚は1.2μmであった。
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート700gに、アクリル系樹脂(大日本インキ化学工業(株)製、商品名「アクリディック A−801−P」、不揮発分:50質量%)300gを加え、撹拌均一化し、被膜形成用塗工液を調製した。この被膜形成用塗工液の不揮発分は15質量%であった。
得られた被膜形成用塗工液を、不織布(大和紡績(株)製、商品名「ミラクルクロス」)に浸して、対象物である自動車の塗膜面及び塗装板の塗装膜面に一度塗りを行い、常温(25℃)で3時間放置した。被膜形成用塗工液の塗工膜厚は7.0μmで、形成した被膜の被膜厚は1.05μmであった。
Claims (5)
- 固体表面上に被膜を形成することにより、該固体表面に光沢を付与する方法であって、
前記固体表面が、塗装品の塗膜表面又は樹脂成型品の表面であり、
イソシアネート基を2つ以上有するイソシアネート化合物と、前記イソシアネート基と反応して結合する官能基を有する合成樹脂と、有機溶媒とを少なくとも含む被膜形成用塗工液を使用し、
前記被膜形成用塗工液を前記固体表面に塗布する塗工工程と、
前記塗工工程の後に前記固体表面に被膜を形成する被膜形成工程と、
を含んでおり、
前記塗工工程において、前記被膜形成工程後の被膜の膜厚が0.1μm〜5μmの範囲内になるように前記被膜形成用塗工液の塗布量を調節し、
前記被膜形成工程において、温度10℃〜60℃の条件で、3時間以内で前記被膜が形成されること、
を特徴とする固体表面の光沢付与方法。 - 前記イソシアネート化合物として、イソシアヌレート型ポリイソシアネート化合物を使用することを特徴とする請求項1に記載の固体表面の光沢付与方法。
- 前記イソシアネート化合物として、前記イソシアネート基をブロック剤でブロックしたブロック型イソシアネート化合物を使用することを特徴とする請求項1又は2に記載の固体表面の光沢付与方法。
- 前記合成樹脂として、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、アルキド系樹脂及びポリウレタン系樹脂からなる群より選択される少なくとも1種を使用することを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか一項に記載の固体表面の光沢付与方法。
- 前記被膜の硬度が、JIS K 5400 8.4.2規定の手かき法に基づいて評価(すり傷で評価)した場合の鉛筆硬度でB〜2Hに相当することを特徴とする請求項1から4のうちのいずれか一項に記載の固体表面の光沢付与方法。
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