JPH1034459A - Smtラインを備えた製造管理システム - Google Patents
Smtラインを備えた製造管理システムInfo
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Classifications
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-
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Abstract
設備別の段取り情報を自動的に作成し、段取りを効率良
く行えるようにする。 【解決手段】 プリント基板のCADデータより作成さ
れたソースデータ管理ファイル102、在庫部品管理フ
ァイル102、カートリッジ管理ファイル104、SM
T製造設備の製造条件や設備構成を含むSMTライン情
報ファイル111などをデータベース31aに登録し、
SMT段取り支援部28aは、データベース31aに記
憶された各種ファイルを参照してプリント基板をSMT
ライン1で製造するための段取りを指示する段取り指示
書121を作成し、また、搭載データ作成装置28は段
取り情報に含まれる搭載機の部品セット位置アドレスと
ソースデータ管理ファイル102に含まれる部品搭載位
置座標を用いて搭載機14,15が部品をプリント基板
上に搭載するための搭載データを作成する。
Description
プリント基板を製造する製造管理システムに係わり、特
に、段取りを効率良く行うための段取り支援部を備えた
製造管理システムに関する。
等に対応して製造オーダが作成され、その製造オーダに
従って出庫オーダと組立オーダとが形成され、出庫オー
ダに従って自動倉庫等から部品が出庫され、出庫された
部品は、SMT(Surface Mount Technology)搭載ライ
ンである組立ラインに搬送される。この組立ラインに於
いては組立オーダに従って部品の組立てが行われる。図
37は組立ライン(SMTライン)の一例の概要説明図
であり、プリント基板の組立ラインの要部を示す。部品
搭載前のプリン基板200は、基板入庫管理部202に
よって入庫が管理されて保管棚204aに収容される。
プリント基板200に搭載する半導体集積回路装置や各
種の電子回路部品等の部品は、回路規模等によって相違
するが、例えば、20〜50種類程度で且つ1枚のプリ
ント基板当たり約100〜300個程度となる。
取付けられ、しかる後、リールに巻き付けられ、該リー
ルより小型搭載機等に供給されるようになっている。リ
ール201にはリールID(識別情報)が付与され、該
リールIDをバーコード印刷してリールに貼り付けてリ
ールストッカー204bに収容し、その入出庫を入庫管
理部203によって管理する。リール201より小型部
品搭載機等に部品を供給するには、リール201を手で
カートリッジ205に装着し、該カートリッジ205を
カートリッジテーブル208の所定チャンネルに搭載す
ることにより行う。かかるカートリッジ205にカート
リッジID(識別情報)を付与し、該カートリッジID
をバーコード印刷してカートリッジに貼付てカートリッ
ジストッカー204cに収容し、その入出庫を入庫管理
部203によって管理する。
応じたリール201をリールストッカー204bから出
庫すると共に、空きカートリッジをカートリッジストッ
カー204cより取り出し(所望のリールが既にカート
リッジに取り付けられている場合もある)、リールをカ
ートリッジに取り付ける。しかる後、対応付け部206
に於いてリールIDとカートリッジIDとの対応付けを
行って自動編成装置211に入力する。自動編成装置2
11は各カートリッジ205の搭載チャネルを決定し、
作業者が該搭載チャネルにカートリッジを搭載する。一
方、プリント基板200は基板供給装置210より組立
ラインに供給され順次搬送される。組立ラインは、基板
供給装置210と自動編成装置211の次に、スクリー
ン印刷機212、接着剤塗布機213、小型部品搭載機
214、215、異形部品搭載機216、リフロー炉2
17、洗浄機218、硬化炉219、外観検査装置22
0、221、マニュアル修正部222等が配列されて構
成される。又、プリント基板200は搬送制御部223
によって制御される自走車209等によって搬送され
る。
ン印刷機212により半田付けする部分にクリーム半田
が印刷され、しかる後、小型部品搭載機214、215
に於いて規格化された表面実装部品等の小型部品がプリ
ント基板200の所定位置に実装され、異形部品搭載機
216により大形の部品がプリント基板200の所定位
置に実装され、リフロー炉217に於いて赤外線や高温
不活性ガス流等によって加熱されて一括リフロー半田付
けが行われる。硬化処理が行われ、しかる後に、外観検
査装置220、221により部品が正常に実装されてい
るか否か、又正常に半田付けされているか否か等の検査
が行われ、異常個所はマニュアル修正部22に於いて作
業員によって修正される。
製造オーダによる出庫予定日になると、その製造オーダ
に従って使用される部品(部品リール、規格外部品等)
の在庫を引当て、無欠品のものを出庫する。又、出庫さ
れた部品を組立ラインに投入する場合、小型部品搭載機
214、215や異形部品搭載機216等自動搭載機に
対する段取り回数(カートリッジテーブル等への装着回
数)が少なくなるように、グルーピングが行われる。上
記組立ライン(SMT搭載ライン)は、当然のことなが
ら半田ペースト印刷機ならば印刷条件のデータが、自動
搭載機なら搭載データが、リフロー炉ならリフロー条件
が必要になる。従って、初めて製造する製品の場合は、
製造に先立ってこれらのデータを作成する必要がある。
更に、作成したデータに従って各設備の段取りが必要に
なる。例えば、小型搭載機なら搭載データの入替え、部
品(部品リール、トレイ部品等)の決められた位置(チ
ャネル)へのセット、ノズルの交換等である。
通常、このNCデータはCADデータから作成するが、
以下の問題がある。CADデータには部品記号、部品図
番、搭載位置のX,Y座標、搭載角度、搭載面(プリン
ト基板の表裏どちらに搭載されるか)の情報しかない。
従って、印刷条件、リフロー条件、小型搭載機/異形搭
載機への部品振り分け、小型搭載機/異形搭載機での部
品セット位置の決定などをマニュアルで行わなくてはな
らない。また、CADデータの部品搭載角度(部品ライ
ブラリに登録した部品の方向を何度回転させて基板に配
置したか)と、NCデータでの搭載角度(搭載機のノズ
ルが部品を吸着してから何度回転させて基板に搭載する
か)とは違うため、補正が必要になる。この角度補正値
は、設備によっても、部品のセット方向、テープ内部品
方向によっても変わる。更に、部品を画像処理して搭載
する場合はNCデータとは別に部品の画像処理データを
作らなければならない。
に煩雑な作業であり、もし間違えれば不良の山となる神
経を使う嫌な作業である。しかも、こうして苦労して作
ったNCデータにも以下の欠陥がある。 部品セット位置が最適でない。 所定枚数の基板を製造するのに部品が足りるかどうか
が不明。 1基板種単位のNCデータしか作れず、複数基板の同
時段取り製造(グルーピング製造)ができない。 小型搭載機/異形搭載機の搭載時間のバランスがとれ
ていない。
に段取り作業が必要であるが、以下の問題点がある。 部品セット表より部品を集めるが部品がどこに何個あ
るか不明である。何個必要かは製造枚数から計算して求
めることができる。 集めた部品(部品リール)をどこのどのカートリッジ
に取り付けるかが不明である。また、カートリッジが足
りるかが不明である。 部品又は部品リールに捺印されている形格と部品セッ
ト表の部品図番が異なる。 部品リールが取り付けられていないカートリッジ(空
きカートリッジ)がない場合、部品の付けられているカ
ートリッジから部品リールを外し、必要部品リールに付
け替える必要があるが、どのカートリッジから部品リー
ルを外したらいいか不明である。 部品リールを取り付けたカートリッジを部品セット表
の通りカートリッジテーブルにセットした後、部品リー
ルの図番(リールID)をみて確認するが、カートリッ
ジをセットしたままではリールIDが見えないため、カ
ートリッジを外して確認している。また、当然初めて製
作する基板(以下初物という)は印刷条件、リフロー条
件は改めて決める必要があるが、基板サイズ、パターン
ピッチ等を過去の経験等により決定している。
して付け替えている。生産倉庫まで取りにゆく場合、ど
こにもなくて製造を打ち切る場合もある。 1枚搭載完了後、部品実装図、部品リストにより正し
く搭載されているかチェックしている。この間、約0.5
時間〜1.5時間ラインを停止としている。 搭載データ及び画像処理データに間違いががあれば、
マニュアル修正してから搭載を開始している。 手乗せ部品は部品実装図及び部品リストを見て乗せて
いる。
している。実績情報としては、製造オーダ、製造基板図
番、製造基板種、製造基板枚数、搭載機別搭載数、段取
り時間、搭載時間、設備稼働率等がある。以上、従来の
組立ライン(SMT搭載ライン)は、そのNCデータ作
成から製造実績の集計まで、神経をすり減らす作業の連
続である。これが量産ラインならまだ良いが、平均製造
枚数が10枚〜30枚の少ロット生産で、初めて作る製
品が全体の1/3程度となると、ライン稼働率は10%
〜30%程度となり、高価なラインが泣き、作業者も出
来高が上がらず泣く状態となっている。
ンにおける各種情報をデータベース化することにより、
設備仕様、構成の異なるSMT搭載ラインであってもN
Cデータや段取り情報を自動的に作成できるようにする
ことである。本発明の目的は、データベース情報より、
各設備別のNCデータや段取り情報を、部品在庫数、所
在場所を考慮して自動的に作成し、段取りを効率良く行
えるようにすることである。本発明の目的は部品切れの
ない段取りが行えるようにすることである。本発明の目
的は、マニュアル搭載についても、マニュアル搭載指示
書(リールID、部品記号、部品図番、搭載位置など)
を作成し、マニュアル搭載を効率良く行えるようにする
ことである。本発明の目的は、製造基板をグルーピング
することにより、段取り回数を減らし、SMT搭載ライ
ンの稼働率を向上することである。本発明の目的は、生
産実績を自動集計できるようにすることである。本発明
の目的は、SMTラインの稼働率を向上できるようにす
ると共に、多種少量生産においても効果を発揮できるよ
うにすることである。
御して製造指示されたプリント基板を製造する本発明の
製造管理システムの概略構成図である。1はSMTライ
ンであり、スクリーン印刷機12、部品をプリント基板
上に自動搭載する自動搭載機14,15、リフロー炉1
6などのSMT製造設備群で構成されている。2は部品
リールを保管するリールストッカー、3はカートリッジ
を保管するカートリッジストッカー、31はデータベー
スを備えたサーバであり、プリント基板のCADデータ
より作成されたソースデータ管理ファイル106、在庫
部品管理ファイル102、カートリッジ管理ファイル1
04、SMT製造設備の製造条件や設備構成を含むSM
Tライン情報ファイル111等の各種ファイルを記憶す
るもの、38aは段取り指示書121を作成する段取り
支援部、38bは搭載データ作成部である。
aに記憶されたファイルを参照して段取り指示書121
を作成し、搭載データ作成部38aは段取り情報に含ま
れる搭載機における各部品のセット位置アドレスとソー
スデータ管理ファイル106に含まれる部品搭載位置座
標を用いて搭載機が部品をプリント基板上に搭載するた
めの搭載データを作成する。このように、SMT搭載ラ
インにおける各種情報をデータベース化することによ
り、設備仕様、構成の異なるSMT搭載ラインであって
もNCデータや段取り情報を自動的に作成でき、効率良
く段取りを行え、又、段取り情報に応じた搭載データを
作成することができる。
で搭載すべきかを示す搭載機区分、搭載機において部品
リールが占有するチャンネル数、部品リールを取り付け
るカートリッジのタイプ及び部品リールのテープ幅を特
定するカートリッジタイプ、搭載機への部品設置順を決
定する際に使用するソート情報を含むパートデータをデ
ータベース31aに登録しておき、段取り支援部38a
は、製造指示されたプリント基板の製造に必要な部品
図番とその必要数をソースデータ管理ファイル106を
参照して求め、パートデータの搭載機区分を参照して
各部品を搭載機別に振り分け、前記SMTライン情報
ファイル111に含まれる設備構成により特定される搭
載機の全チャンネル数及び搭載機に振り分けられた各部
品種の占有チャンネル数を考慮して、前記振り分けられ
た全部品種の部品リールを該当搭載機にセットするに必
要なチャンネルが搭載機にあるか調べると共に、在庫部
品管理ファイル102を参照して各部品種について必要
数以上の部品があるか調べ、振り分けられた全部品種
の部品リールをセットするに必要なチャンネルが搭載機
にあり、かつ、各部品種について必要数以上の部品があ
れば、各部品が取り付けられている部品リールを引き当
て、前記パートデータに含まれる各部品種のソート情
報を参照して搭載機に搭載する部品リールの設置順を決
定し、ついで、設置順に各部品リールを装着するカー
トリッジの設置位置(チャンネル)を決定し、該カー
トリッジの設置位置情報、部品種識別情報、リールI
D、カートリッジID等を含む搭載機別段取り指示書1
21を作成する。以上のようにすることにより、データ
ベース情報より、各設備別のNCデータ(搭載データ)
や段取り情報を、部品在庫数、所在場所を考慮して自動
的に作成し、段取りを効率良く行えるようになる。ま
た、部品切れのない段取りを行うことができる。
基板の一括製造が指定された時、SMT段取り支援部3
8aは、指定された複数種のプリント基板を1回の段取
りで製造できるように段取り指示書121を作成し、搭
載データ作成装置38bは、段取り情報に含まれる部品
セット位置アドレスと各プリント基板上の部品搭載位置
座標を用いて搭載機が各プリント基板上に部品を搭載す
るための搭載データを作成する。以上のように、製造基
板をグルーピングすることにより、段取り回数を減ら
し、SMT搭載ラインの稼働率を向上できる。
より手搭載が指示されている部品について、部品毎に部
品図番、部品記号、プリント基板上の部品搭載位置座
標、部品搭載方向、プリント基板の部品搭載面を有する
手搭載指示書122を作成する。従って、手搭載であっ
ても手搭載指示書を参照して手搭載を正しく、効率良く
行うことができる。また、段取り支援部38aは、プリ
ント基板を製造するにあたって各搭載機で搭載した部品
数、手搭載数、段取り所要時間、搭載所要時間等の製造
実績を製造オーダファイルに記録し、記録内容を集計し
て製造実績を出力する。この結果、生産実績を自動集計
でき、これら集計データを容易に入手することができ
る。以上より、SMTラインの稼働率を向上でき、多種
少量生産においても効果を発揮することができる。
ジ、SMTラインのライン構成、各設備の条件をファ
イルで管理して、各設備のNCデータの自動作成、段取
り情報の自動作成を行う。 〔第1段階〕 所定ユニット図番のCAD情報から表面実装部品(以
下SMD:Serface Mount Device)の搭載に必要なデー
タ、例えば全部のSMD図番、部品記号、X,Y座標、
部品方向θなどを抜き出し「ソースデータ」とする。 ソースデータを搭載面(基板の裏/表)別に分割す
る。 ソースデータに含まれる全部品を、SMTラインの設
備構成に合わせて搭載機別に振り分け、ユニット図番別
SMD一覧ファイルを作成する。このユニット図番別S
MD一覧ファイルは、搭載機別に振り分けられた部品毎
に、SMD図番、ニックネーム、搭載面、使用数(部品
数)、カートリッジタイプ、必要チャンネル数等を有し
ている。
テーブルの最大部品セットチャンネル数など)、部品の
仕様(テーピング部品のテープ幅など)に合わせて部品
セット位置(カートリッジテーブルにおけるチャンネ
ル)を決める。 搭載機の特性、部品のセット位置、部品の特性(テー
ピング内部品方向など)を考慮して搭載角度を補正す
る。以上の作業を製造する全てのプリント基板について
実行する。
し、グループを構成する複数の基板(1つでも可)選択
する。尚、各グループにはグループID番号を付加して
置く。 グループ全体で搭載する部品のSMD図番とSMD図
番毎の搭載数をソースデータを用いて搭載機別に集計す
る。 搭載機毎に搭載する部品が全てセットできるかを仮チ
ェックする。搭載できなければ、グルーピングをやり直
す。 在庫部品数が足りているかチェックする。足りなけれ
ばSMD図番と不足数を表示する。 部品を取付るためのカートリッジが足りているかチェ
ックする。足りなければカートリッジタイプと不足数を
表示する。 〜がOKならそのグループの、段取り指示リス
ト(部品セット位置、使用部品リール、カートリッジな
ど)を作成する。
チャンネル等)及びソースデータ等から搭載機別NCデ
ータを作成する。 〔第4段階〕 段取り指示リストにより実際の段取りを実施する。 部品セット位置へのカートリッジの搭載確認は、カー
トリッジに貼つけたカートリッジIDを読ませることに
より行う。 SMTラインの各設備に、第3段階で作成した、NC
データを伝送する。以上により段取りが完了し、以後、
SMTラインに投入されたプリント基板に、半田印刷、
接着剤塗布、チップ部品の搭載、異形部品の搭載、リフ
ロー、手搭載、検査等が行われる。
テム 図2はSMT搭載ライン及び製造管理システムの全体の
構成図である。図中、1はSMT搭載ラインであり、2
はリールストッカー、3はカートリッジストッカー、3
1〜39は製造管理システムを構成するサーバ、パソコ
ン、バーコードリーダ等である。 (a)SMT搭載ライン (a-1) 全体の構成 SMT搭載ライン1において、11はプリント基板を供
給する基板供給装置、12はプリント基板の半田位置に
半田ペーストを印刷するスクリーン印刷機、13はプリ
ント基板の部品装着位置に接着剤を塗布する接着剤塗布
機、14はチップ部品をプリント基板上に搭載する小型
搭載機、15は規格外部品、例えばSOP(Small Outline
Package)、QFP(Quad Flat Package)等のパッケージタイ
プの半導体実装部品をプリント基板上に搭載する異形搭
載機、16はリフロー炉、17は基板収納装置である。
小型搭載機において14cはカートリッジテーブル、異
形搭載機においてTRはトレイ、TRFはトレイフィー
ダ、STFはスティックフィーダである。SMT搭載ラ
インによっては小型搭載機や異形搭載機が2以上あった
り、接着剤塗布機がない場合がある。
換可能なスクリーンマスク12aとスキージヘッド12
bを有している。印刷に際しては、スクリーンマスク1
2aの下にプリント基板21を密着、位置決めし、半田
ペーストが入れられたスキージヘッド12bでスクリー
ンマスク上を所定の印刷圧力で押し付けながら移動(ス
キージング)すると、スクリーンマスク12aのパター
ン12cから半田ペーストがプリント基板上にしみ出し
て印刷されるようになっている。スクリーン印刷機では
スキージング速度や版離れ速度が半田ペーストの印刷精
度に影響を与える。
にノズル13aが設けられたディスペンサ13b、取り
付けナット13c、ヘッドホルダ13dを有している。
接着剤をプリント基板上に供給、塗布するディスペンサ
13bは、大型チップ部品用ディスペンサ13b-1と小型
チップ部品用ディスペンサ13b-2を備えている。これら
ディスペンサ13b-1,13b-2はC点を回転中心として回転
し、マウントすべき部品に応じた適当なディスペンサが
自動的に選択されるようになっている。各ディスペンサ
13b-1,13b-2の先端部はノズル13a1,13a2;13
a1′,13a2′が2個並んだ構成になっており、2個
のノズルから同時に接着剤を塗布する。これらのノズル
は塗布位置で回転し、チップ部品の接着方向にあわせて
00、900の装着に対応して接着剤を塗布する。
してプリント基板上の所定位置に搭載するためのn個
(図では4個)の装着ヘッド14a1〜14a4と、装着
ヘッドが取り付けられA矢印方向に回転するインデック
ステーブル14bと、部品を供給するカートリッジが搭
載されたカートリッジテーブル14cと、プリント基板
21をX,Y方向に移動してプリント基板を移動するX
Yテーブル14dを有している。各装着ヘッド14a1
〜14a4の4か所には寸法の異なるノズルN1〜N4が
取り付けられ、装着対象となっている部品の形状寸法に
あわせて適当なノズルが選択され該部品を吸着するよう
になっている。部品吸着部P1で吸着した部品は、装着
方向にあわせて部品位置決め部P2までの間に、00あ
るいは1800の回転を行い、次の部品装着部P3まで
の間に更に00あるいは900の回転を行って4つの方向
の装着ができるようになっている。
すようにカートリッジ22をセットするためのNチャン
ネルのカートリッジセット位置があり、各チャンネルに
は位置決め用のピンPNが突出し、カートリッを所定チ
ャンネルに固定できるようになっている。カートリッジ
テーブル14cはボールネジ14c1と嵌合し、該ネジを
回転することにより移動できるようになっている。各カ
ートリッジ22には、部品が等間隔で配設されたテープ
が巻回されたリール23が装着されている。RIDはリ
ールID、CIDはカートリッジIDである。部品搭載
順に所定のカートリッジ(部品リール)を部品吸着位置P
1(図5参照)に順次位置させることによりヘッド14
a1〜14a4に装着されたノズルが該部品吸着位置P1
において部品を順次吸着し、XYテーブル14dで位置
決めされたプリント基板21上の所定位置に所定の向き
で部品を搭載するようになっている。
ッケージ部品等の部品PTを乗せて部品供給する第1ス
テーション(トレイステーション)、カートリッジより
部品を供給すると共に、スティックフィーダにより部品
をプリント基板上に搭載する第2ステーション15b、
第1ステーションからサブロボットRB、パーツシャト
ルPSHによって搬送された部品をヘッドHD(動く範
囲のみ点線で示している)が吸着するパーツ吸着部15
c、部品の大きさに応じた所定のノズルを選択してヘッ
ドに装着するノズルチェンジャ部15d、部品をプリン
ト基板PCB上に搭載する部品装着部15e、CCDカ
メラでプリント基板上の装着パターン位置を正確に把
握、補正することによって、高精度の部品装着を可能と
するイメージセンサー部15f、部品排出部15gを有
している。トレイステーション15aはN段のマルチト
レイ構成になっており、各段に1つのトレイが配設さ
れ、各トレイに所定の部品が複数個載置され、適宜、サ
ブロボットRB、パーツシャトルPSHによってパーツ
吸着部15cに搬送される。
ル径178mmとリール径330mm用の2種類のストッカーがあ
る。図8はリールストッカー2の説明図であり、1つの
リール23について保管棚RSTが設けられ、各保管棚
RSTにはアドレスが付され、各保管棚に対応させて1
つのLED(表示ランプ)LMPが設けられている。リ
ール23には等間隔で部品が装着されたテープが巻回さ
れており、また、各リールには識別情報(リールID)
RIDが付与されている。リールIDをバーコード印刷
してリール23に貼り付けてリールストッカー2に収容
し、その入出庫をパソコンで管理する。すなわち、パソ
コンはリール23に装着された部品の部品図番(SMD
図番)に対応させて、リールID、リールの所在地、部
品残数等(在庫部品管理ファイル)を管理する。所定の
リールを入庫する際、作業者がバーコードリーダでリー
ルIDを読み取って入力すると、パソコンは空き保管棚
を探してランプを点灯し、作業者はランプで指示された
保管棚にマニュアルでリールを入庫する。また、マニュ
アル出庫する際は、作業者が所定のリールIDあるいは
SMD図番を入力するとパソコンは該当リールを保管し
ている保管棚RSTのランプLMPを点灯し、作業者は
該保管棚からリールを出庫する。
である。図9はカートリッジストッカー3の説明図であ
り、1つのカートリッジ22について保管棚CSTが設
けられ、該保管棚にカートリッジ22を出入できるよう
になっている。各保管棚CSTにはアドレスが付されて
おり、該アドレスがカートリッジの識別情報(カートリ
ッジID)CIDとなる。すなわち、s番目のストッカ
ーのn段目の棚における左からm番目の保管棚(アドレ
スはsnm)に保管されるカートリッジのIDはsnm
となる。カートリッジIDをバーコード印刷してカート
リッジ22に貼り付けてカートリッジストッカー3に収
納し、パソコンで管理する。すなわち、パソコンはカー
トリッジIDに対応して、カートリッジタイプ、結合リ
ールのリールID、最終移動日等(カートリッジファイ
ル)を管理する。
じた部品リール23をリールストッカー2から出庫する
と共に、空きカートリッジ22をカートリッジストッカ
ー3より取り出し(所望のリールが既にカートリッジに
取り付けられている場合もある)、図10に示すように
リール23を手でカートリッジ22に装着し、しかる
後、リールIDとカートリッジIDをバーコードリーダ
で読み取ってパソコンに入力する。これにより、パソコ
ンは在庫部品管理ファイルにおけるリールの所在情報を
カートリッジIDに変更すると共に、カートリッジファ
イルにおける結合リール情報欄に取り付けたリールID
を記入する。ついで、リール付きのカートリッジ22
を、段取り処理(後述)で決定したカートリッジテーブ
ル14c(図6参照)の所定チャンネルに搭載する。
り決定に際して使用する各種ファイルをデータベースに
登録して管理する。ファイルとしては、追加、更新する
ものと、予め登録するものがあり、追加、更新するファ
イルとしては図10に示すように、 ・部品毎のSMD図番管理ファイル101、 ・SMD在庫部品ファイル102 ・パートデータ(PD)管理ファイル103、 ・カートリッジ管理ファイル104、 ・プリント基板毎のユニット図番管理ファイル105、 ・ソースデータ管理ファイル106、 ・ユニット図番別SMD一覧ファイル107、 ・オーダ管理ファイル108、 があり、また、予め登録されるファイルとしては、 ・SMTライン情報ファイル111、 ・SMTライン段取り条件一覧ファイル112、 ・設備別カートリッジ隣接条件ファイル113 などがある。これらファイルについては、順次説明す
る。
制御パソコン)であり、リールストッカー管理、リール
アドレス管理、カートリッジアドレス管理等を行うも
の、33はリールや、カートリッジの入出庫確認等に際
してリールID、カートリッジIDを読み取るバーコー
ドリーダ、34はカートリッジテーブルに段取り指示書
通りに正しくカートリッジをセットしたか否かを確認す
るために使用するPOSタ−ミナルである。バーコード
リーダ33はキーボードインタフェースにしたがって第
1のパソコン32に接続され、リールストッカー2及び
POSタ−ミナル34はRS232cインタフェースに
したがってパソコン32に接続されている。35は第2
のパソコンであり、リール登録、ラベル発行、カートリ
ッジの結合/分離、カートリッジ交換、リール交換、リ
ール廃棄の管理を行うものであり、36はバーコードラ
ベルを印刷出力するバーコードラベルプリンタ、37は
ラベル発行、カートリッジ結合/分離等に際してリール
ID、カートリッジIDを読み取るためのバーコードリ
ーダである。バーコードプリンタ36はRS232cイ
ンタフェースにしたがって第2のパソコン35に接続さ
れ、バーコードリーダ37はキーボードインタフェース
にしたがって第2のパソコン35に接続されている。
パソコン)であり、データベース管理、搭載データ作
成、段取りデータ作成、リフロー条件指示等の制御を行
うもの、39はNCデータにしたがって各SMT搭載設
備を制御する搭載機制御コンピュータである。サーバ及
び各パソコンはLANにより接続され、相互にデータを
授受できるようになっている。図12は図2における製
造管理システムを書き出したものであり、図2と同一部
分には同一符号を付している。40はプリント基板のC
ADデータをサーバ31に入力するCAMセンター、4
1はLAN、42は外観検査部である。各パソコンには
図示しないがキーボード、ディスプレイ装置が設けられ
ている。
100を受信すれば、サーバ31は該CADデータ及び
マニュアル入力データを組み合わせて、ユニット図番
管理ファイル105、ソースデータファイル106、
SMD図番管理ファイル101、パートデータ(P
D)管理ファイル103、ユニット図番別SMD一覧
ファイル107、在庫部品管理ファイル102、カ
ートリッジ管理ファイル104を作成してデータベース
に登録する。各ファイルの詳細は図14、図15を参
照。
ト図番、プリント基板に搭載される全部品のSMD図
番、品名、ピン数、各ピンのX,Y座標及びフットプリ
ント(ランドマーク)の形状コード、部品方向コード、
その他の情報が含まれている。したがって、サーバ31
はこれらCADデータより必要な情報を抽出し、ユニッ
ト図番管理ファイル105として下記項目(図14参
照) (1) ユニット図番、(2) 保存版数、(3) 総合版数、(4)
データ版数、(5) 板取り数(基板の中に何個のユニット
(製品)が配置されているか)、(6) 基板サイズX/
Y、(7) 面フラグ(両面実装か片面実装か)、(8) 総部
品数、(9) 総部品種数、(10) 総半田付けポイント数、
(11) ソースデータファイル名を自動でデータベース3
1aに登録する。
O.、接着剤塗布条件NO.、リフロー条件NO.、実績フラグ
(プリント基板を製造して問題がなければフラグをたて
る)をマニュアルで登録する。印刷条件、接着剤塗布条
件、リフロー条件は作業者が実際の作業及び過去の実績
/経験から決定し、条件NO.のみ登録する。実際の条件
詳細情報はSMTライン情報ファイル111(図16参
照)に入力しておき、段取り指示に際して条件詳細情報
をプリントして作業者に指示する。
後、該ユニット図番管理ファイル105を参照して、両
面実装であれば表面及び裏面のソースデータ管理ファイ
ル106を作成し、片面実装であれば片面のみのソース
データ管理ファイル106を自動作成してデータベース
31aに登録する。すなわち、片面実装であれば、CA
Dデータよりプリント基板に搭載される全部品の(1) 部
品記号と、(2)SMD図番と、(3) 部品中心位置のX,
Y座標と、(4) 部品方向θと、(5)ブロック番号を抽出
あるいは計算して、ソースデータ管理ファイル106を
作成する。両面実装であれば、搭載面別に上記(1)〜
(5)のデータを作成し、それぞれについてソースデー
タ管理ファイル106を作成する。
31はソースデータ管理ファイル106及び既存のSM
T図番管理ファイル101を参照して新規の表面実装部
品(SMD)があるか調べ、あれば該SMDのSMD図
番、品名、ピン数をSMD図番管理ファイル101に自
動登録する。(c-2) ついで、新SMD図番を印刷して、
自動登録項目以外の必要項目のマニュアル入力指示を出
す。
未入力項目をマニュアル入力する。マニュアル入力項目
としては、(1) パートデータ名(PD名)、(2) 単価、
(3)搭載荷姿、(4) 購入荷姿、(5) 部品数/荷姿、(6)
段取り割増率、(7) ニックネーム(部品メーカーコード
等)を入力する。パートデータPDは、(1) 部品の種
類、(2) 搭載機区分(いずれの搭載機で搭載するかを示
す)、(3) カートリッジテーブルで使用するチャンネル
数、(4) カートリッジタイプ、(5) 角度補正データ、
(6) PD実績フラグ、(7) ノズル径、(8) インデックス
スピード、(9) XYテーブルスピードを規定するもので
あり、部品が異なってもパートデータが同じものがあ
る。例えば、抵抗値が異なる部品であっても同一の外形
を有するものは、パートデータが同一になる。また、回
路構成が異なるパッケージタイプの表面実装部品(QF
P)でも、外形、トレイ形状などが同じものはパートデ
ータが同じになる。図17はパートデータ名の説明図で
あり、縦、横、厚さが1.6mm、3.2mm、0.5mmの外形を有
し、エンボステープに装着される抵抗のパートデータ名
は、「321605RE」となる。また、富士通製40ピンのQFP
部品のパートデータ名は「FJ40QFP」となる。
たパートデータ名がパートデータ管理ファイル103に
既に登録されている場合があり、かかる場合には、パー
トデータを新たに入力する必要はない。しかし、入力し
たパートデータ名がパートデータファイル103に登録
されていない場合には、後述するようにパートデータを
入力してパートデータ管理ファイル103に登録する必
要がある。
カー等に入庫し、在庫部品を在庫部品管理ファイル10
1で管理する。、 (d-2) 部品を入庫する際、パソコンで部品の在庫登録を
選択し、従業員ナンバーを入力する(だれが登録したか
明らかにするため)。 (d-3) ついで、部品図番(SMD図番)をキーボードよ
り、あるいはバーコードで読み取り、あるいはSMD図
番管理ファイルをディスプレイ画面に表示、所定のSM
D図番を選択することに入力する。この場合、SMD図
番管理ファイルの部品数/荷姿の部品数と実際の部品数
が異なる場合は部品数を訂正する。すなわち、テーピン
グ部品の場合、1テープ当りの部品数が部品数/荷姿と
なるが既に何個かの部品を使用したリールの再登録の場
合など、実際の部品数と異なる場合には部品数を訂正す
る。
し、バーコードラベルをリールに貼付ける。印刷内容
は、部品図番、ニックネーム、リールIDである。ま
た、スティック部品、トレイ部品の場合もラベルを貼付
ける。以上により、図14に示すように入庫した図番に
対応して、リールID、従業員番号、リール所在地が在
庫部品管理ファイル101に登録される。ただし、部品
の「所在地」は“フリー”として登録される。フリーと
は所在が未定であることを意味する。在庫部品ファイル
101の各項目は、(1) リールID、(2) カートリッジ
ID、(3) 所在地、(4) 引当前部品残数、(5) 完了後部
品数、(6) グループID、(7) 従業員ナンバー、(8) 最
終移動日である。
ル101に登録され、カートリッジIDはリールがカー
トリッジに取付られた時に登録される。所在地はリール
登録時に“フリー”であるが、リールストッカーに収容
された場合はリールストッカー内アドレスとなり、カー
トリッジに取り付けられた場合はカートリッジアドレス
(=カートリッジID)となり、搭載機にセットされた
ら、搭載機の部品セット位置ナンバー(チャンネルN
O.)となる。引当前部品残数はリール登録時における
部品残数であり、搭載完了時に減算される。完了後部品
残数は搭載完了後の予定部品残数、グループIDは、そ
の部品が使用予定になっているグループ名である。従業
員ナンバーはその部品を最初に登録した人の従業員ナン
バーであり、最終移動日はその部品の所在地が変わった
最後の日付である。部品は在庫部品ファイル101に一
度登録されると何度も使用されるが、その度に部品残
数、所在地、グループID、最終移動日などが次々と更
新される。
時にパートデータ名(PD名)が入力され、該パートデ
ータ名がPD管理ファイル103に登録されていない場
合には、該パートデータを登録する必要がある。 (e-1) まず、パソコンでPDの登録を選択する。 (e-2) ついで、マニュアルで以下の項目(図14参
照)、(1) 部品種、(2) 搭載機区分、(3) カートリッジ
テーブルにおいて占有するチャンネル数、(4) カートリ
ッジタイプ、(5) 角度補正データ、(6) PD実績フラ
グ、(7) ノズル径、(8) インデックススピード、(9) X
Yテーブルスピードを入力する。
区別を示すもの、搭載機区分は小型搭載機1,2、異形
搭載機1,2、手搭載のいずれにより部品を搭載するか
指示するものである。複数の搭載機を指定することもで
きるが、その場合は小型搭載機→異形搭載機→手搭載の
順に優先順位を付け、優先度の高い搭載機で搭載するも
のとして段取りを行う。段取りの結果、第1優先順位の
搭載機に全部品を搭載できない時(チャネルオーバ時)
や搭載機別搭載時間のアンバランスを解消させたい時に
次の優先順位の搭載機で搭載するものとして段取りを行
う。カートリッジタイプはカートリッジ管理ファイルの
項で詳細に説明するが、カートリッジのタイプを示すも
のである。角度補正データはCADデータが指示する部
品方向と搭載機にセットされる部品方向が異なる場合、
この角度補正データを用いて部品方向を補正してNCデ
ータを作成する。
板211上に搭載されるQFPの部品方向はCADデータよ
りθ=00として与えられる。かかる場合、搭載機にQFP
が(a)に示す状態で投入されれば、搭載機はQFP部品を
CADデータが示す通りの方向でプリント基板上に搭載
すれば良く、角度補正データは00である。しかし、
(b)に示す状態で投入されれば、搭載機はQFP部品を
900回転してプリント基板上に搭載しなければなら
ず、角度補正データは900となる。同様に、プリント
基板212上に搭載されるQFPの部品方向はCADデータ
よりθ=−900として与えられる。かかる場合、搭載
機にQFPが(a)に示す状態で投入されれば、搭載機はQFP
部品を−900回転してプリント基板上に搭載すれば良
いため、角度補正データは00となる。一方、(b)に
示す状態で投入されれば、搭載機はQFP部品を回転する
ことなくそのままプリント基板上に搭載すれば良く、角
度補正データは900である。すなわち、CADデータ
の角度に補正角度を加算した値がNCデータの角度とな
る。ただし360°以上になった場合は、360°を引
いた値とする。
部品を搭載して何ら問題なかったら“1”とする。ノズ
ル径/インデックススピード/テーブルスピードは、搭
載機のノズルの径、インデックステーブルの回転速度、
XYテーブルの移動速度である。部品サイズが大きくな
るほど大きなノズルを用いて部品を吸着する必要があ
る。また、部品サイズが大きくなるほどインデックステ
ーブルの回転速度が早くなると、部品がノズルから落ち
たり位置ずれを生じる。このため、部品サイズが大きく
なるほどインデックススピードを遅くする必要がある。
また、部品サイズが大きくなるほどXYテーブルの移動
速度が早くなると、部品位置ずれを生じる。このため、
部品サイズが大きくなる程、XYテーブルスピードを遅
くする必要がある。これら、ノズル径/インデックスス
ピード/テーブルスピードは段取りにおいて搭載機への
部品セット位置(チャンネル位置)を決定する際に使用
される。たとえば、小型搭載機であれば、XYテーブ
ルスピードが早い順に部品リール(カートリッジ)を並
べ、XYテーブルスピードが同じ場合にはインデック
ススピードの速度順に並べ、インデックススピードも
同じ場合にはノズル径が小さいものから順に並べ、この
順にカートリッジをカートリッジテーブルのチャンネル
に搭載する。このようにソーティングすることにより、
XYテーブルやインデックステーブルの速度変動を少な
くして高速に部品の搭載が行えるようになる。
ァイル104(図14)に登録する。 (f-1) パソコンでカートリッジの登録を選択する。 (f-2) ついで、マニュアルで以下の項目、(1) カートリ
ッジID、(2) カートリッジタイプ、(3) 部品固定フラ
グ、(4) 禁止フラグ(カートリッジの使用禁止)を入力
する。
ルにより決定する。すなわち、テープ部品用カートリッ
ジの場合には、カートリッジ種(小型搭載機用/異形搭
載機用の別)、テープ種(エンボステープ、紙テープ、
紙粘着の別)、テープ幅(mm)、テープ上の部品ピッチ
(mm)、標準カートリッジ/非標準カートリッジの別、リ
ール系(mm)を特定するように、カートリッジタイプを決
定する。スティック部品用カートリッジの場合には、ス
ティックフィーダ用であること、異形搭載機において占
有するチャンネル数、スティックフィーダNO.あるいは
スティックフィーダ名を特定するようにカートリッジタ
イプを決定する。また、トレイ部品用カートリッジの場
合には、トレイ用であること及びトレイ図番又はトレイ
名を特定するようにカートリッジタイプを入力する。部
品固定フラグは、装着する部品が固定されている場合に
は、フラグ”1”にする。また、禁止フラグは、カート
リッジの使用を禁止している場合にはフラグを”1”に
する。カートリッジタイプに基づいて必要なカートリッ
ジの検索が行われ、テープ幅に基づいて後述するカート
リッジのセットチャンネルを決定する。
ジストッカー3のどの保管棚CST(図9)に収容する
かを決め、カートリッジIDとする(カートリッジアド
レス=カートリッジIDのため)。 (f-4) カートリッジIDが決まれば、バーコードラベル
を印刷し、カートリッジに貼り付け、保管棚に収容す
る。 (f-5) カートリッジにリールを装着すれば、該結合リ
ールのリールIDがカートリッジ管理ファイル104に
記入され、逆にリールをカートリッジから脱却すればリ
ールIDが削除され、また、カートリッジを移動(例え
ば、保管棚から出庫)すれば、最終移動日が記入され
る。
D管理ファイル103を参照して、ユニット図番別SM
T一覧ファイル107(図15参照)を自動的に作成し
てデータベース31aに登録する。ユニット図番別SM
T一覧ファイル107は、 ユニット図番毎に、(1) プ
リント基板に搭載するSMD部品の図番,(2) 搭載面、
(3) 搭載数、(4) カートリッジタイプ、(5) 占有チャン
ネル数、(6)搭載機区分、(7) テーブルスピード、(8)
インデックススピード、(9) ノズル径を管理すると共
に、各搭載機(小型搭載機、異形搭載機、手搭載)、トレ
イに搭載する部品総数、部品種数、総占有チャンネル数
を管理する。
4)、(1) 製番、(2) ユニット図番、(3) 保存版数、
(4) 総合版数、(5) データ版数、(6) 製造指令数、(7)
納期等を自動登録する。ただし、両面実装基板は、片面
づつにオーダーを自動分割し、ユニット図番で区別す
る。オーダーはマニュアルで修正できる。段取りによ
り、搭載機別部品チャネル数が搭載機の最大チャネル数
を越えた場合は、ユニット図番を2つに分割して段取り
をやり直す。またこの場合は必ず前後して製造するよう
にし、最初の搭載時には、リフロー炉を通さないようア
ラームを出す必要がある。また、ユニット図番がユニッ
ト図番管理ファイル105に登録されていないもの、あ
るいは製造実績のないものは、プリント基板を製造する
際には注意を促すためにその旨のアラームを出す。
造のための段取りを開始し、終了する毎に開始日時、終
了日時、所要時間をマニュアルで入力し、オーダ管理フ
ァイル(図16)に登録する。段取りには、組立ライン
を停止しないで段取りするもの(外段取り)と、組立ラ
インを停止して段取りするもの(内段取り)があり、そ
れぞれについて開始日時、終了日時を入力する。したが
って、段取りに関するマニュアル入力項目は、外段取り
開始日時、外段取り終了日時、内段取り開始日時、内段
取り終了日時、搭載開始日時、搭載終了日時であり、そ
れぞれの所要時間は自動的に計算されて記入される。こ
れらマニュアル登録項目は、製造の実績管理、進度管理
に利用する。
NCデータの作成が終了すれば、以下の項目(図1
6)、(1) 搭載機別部品搭載数/部品種(手搭載も含
む)、(2)搭載機別部品チャネル数、(3) 総半田付けポ
イント数、(4)グループIDを自動登録する。グループ
IDは、ユニット図番(プリント基板)をグループ化し
た時のグループの識別名称である。1回の段取りで製造
するユニット図番(プリント基板)をグループ化し、段
取り後は、グループを構成する全プリント基板を連続的
に製造することにより、組立ラインの稼働率を向上する
ことができる。尚、グルーピングは、作業者が決定する
方法と、自動的に決定する方法がある。図16では製造
実績管理に関連した項目を抜き出した場合のオーダ管理
ファイル108の例である。
組立ラインを構成する各設備の製造条件や設備構成部品
セット情報、マシーンスピードを示すものであり、予め
サーバ31のデータベース31aに登録される。製造条
件は、スクリーン印刷機であれば印刷条件が、接着剤塗
布機であればノズル組み合わせ条件が、小型搭載機及び
異形搭載機であればノズル組み合わせが、リフロー炉で
あればリフロー条件の詳細がそれぞれ条件NO.(
・・・)に対応して登録されている。設備条件(部品
セット情報)は、小型搭載機と異形搭載機に関係するも
のであり、小型搭載機であれば、カートリッジテーブル
毎に各チャンネルのアドレスが登録されている。この部
品セット情報より小型搭載機が有するカートリッジテー
ブル数及び各カートリッジテーブルのチャンネル数を認
識することができる。また、異形搭載機であれば、カー
トリッジテーブル及びトレイテーブル毎に各チャンネル
のアドレスが登録されている。従って、この部品セット
情報より、異形搭載機が有するカートリッジテーブル
数、トレイテーブル数及び各カートリッジテーブル、ト
レイテーブルのチャンネル数を認識することができる。
ように、段取りに際して、(1) スクリーン印刷機の印刷
条件の切替を許容するか、(2) 接着塗布機のノズル切替
を許容するか、(3) 小型搭載機のノズル切替を許容する
か、(4) 異形搭載機のノズル切替を許容するか、(5) リ
フロー炉のリフロー条件の切替を許容するかを特定する
と共に、(6) 最大手搭載部品数、(6) カートリッジが足
りなくなったとき部品固定フラグが”1”のカートリッ
ジの部品固定解除を許容するか、(7) グループ内に初物
のプリント基板の混在を許容するか、を特定するもので
ある。上記(1)〜(7)の項目について許容/禁止するかの
組み合わせに応じていくつかの段取り条件(図では段取
り条件1〜段取り条件5)が設定されている。例えば、
段取り条件3が選択されると、スクリーン印刷条件とリ
フロー条件の同じものをグルーピングし、また、手搭載
部品数が10個以上とならないようにグルーピングする
必要がある。
ル カートリッジにはテープ幅が8mm,12mm,16mm,24mm,32mm
の5種類が存在し、また、カートリッジテーブルの各チ
ャンネル間隔は16mmである。したがって、カートリッジ
タイプ(テープ幅)を考慮することなく、単純に決められ
た順に第1チャンネルから連続してカートリッジを搭載
することはできない。このため、従来は8mmテープ幅に
は1チャンネル、12mm,16mm,24mmテープ幅には2チャン
ネル、32mmテープ幅には3チャンネルを割り当ててカー
トリッジ搭載チャンネル位置を決定している。しかし、
かかるテープチャンネル割り当て方法であると、カート
リッジが重なって、指定されたチャンネルにカートリッ
ジを挿入できなくなる場合がある。例えば、8mm幅テ
ープ→12mm幅テープ→24mm幅テープ→32mm幅テー
プ→8mm幅テープ・・・の順に第1〜第5カートリッジを
カートリッジテーブルに搭載する場合、従来の方法で
は、図22(a)に示すように第1チャンネル→第
3チャンネル(1+2=3)→第5チャンネル(3+2=5)→第
8チャンネル(5+3=8)→第9チャンネル(8+1=9)→・・
・が第1〜第5カートリッジのセットチャンネルとして
決定される。しかし、かかる方法では、第9チャンネル
が第4カートリッジに覆われて第5カートリッジを挿入
できなくなる。かかる事態が発生すると、段取りをやり
直さなくてはならず、段取り時間及びライン停止時間が
長くなり、組立ラインの稼働率を低下する。
図23に示す設備別カートリッジ隣接条件ファイル11
3をデータベースに登録しておく。(a)は小型搭載機
のカートリッジ隣接条件、(b)は異形搭載機のカート
リッジ隣接条件である。カートリッジ隣接条件ファイル
より小型搭載機では、(1) テープ幅8mm,12mm,16mmを最
初にセットする場合には、第1チャンネルにセットし、
テープ幅24mm,32mmのカートリッジをそれぞれ最初にセ
ットする場合には、第2チャンネルにセットする。ま
た、(2) テープ幅8mmのカートリッジ(第nチャンネルに
配置されている)の隣にテープ幅8mm,12mm,16mm,24mm,32
mmのカートリッジを配列する場合には、それぞれnに1,
2,2,2,2を加算したチャンネルをカートリッジ搭載チャ
ンネルとする。(3) テープ幅12mmのカートリッジ(第nチ
ャンネルに配置されている)の隣にテープ幅8mm,12mm,16
mm,24mm,32mmのカートリッジを配列する場合には、それ
ぞれnに2,2,2,2,2を加算したチャンネルをカートリッ
ジ搭載チャンネルとし、他の場合も同様にカートリッジ
搭載チャネルを決定する。(4)テープ幅8mm,12mm,16mm,2
4mm,32mmの最終セットチャネルはそれぞれ70,70,70,69,
69チャネルとする。
幅テープ→12mm幅テープ→24mm幅テープ→32mm幅
テープ→8mm幅テープ・・・の順に第1〜第5カートリッ
ジをカートリッジテーブルに搭載する場合、カートリッ
ジ搭載チャンネルは図22(b)に示すように第1チ
ャンネル、第3チャンネル(1+2)、第5チャンネル
(3+2)、第7チャンネル(5+2)、第9チャンネル(7+
2)となり、指定されたチャンネルにカートリッジを確実
に挿入することができる。
する。図24〜図26はSMT段取り支援システムの段
取り指示書作成フローチャートである。まず、作業者は
SMT段取り条件一覧ファイル112(図21)を参照
して段取り条件を選択して入力すると共に、オーダ管理
ファイル108からグルーピング製造するユニット図番
を選択する(ステップ301)。例えば、段取り条件3
が選択されると、スクリーン印刷条件とリフロー条件の
同じものをグルーピングし、また、手搭載部品数が10
個以上とならないようにグルーピングする。
図番の設備条件(印刷条件、接着塗布条件、リフロー条
件等)と前回段取りの最終設備条件を比較し、ステップ
301で選択した段取り条件を満足するかチェックする
(ステップ302、303)。満足しない場合は設備条
件の違いを表示すると共にアラームを出し、処理を終了
するか続行するかの入力待ちにする(ステップ304,
305)。処理終了が指示されれば、段取り指示書作成
処理が終了し作業者はグルーピングをしなおす。処理続
行が指示されれば、ステップ306以降の処理を継続す
る。ステップ303の段取り条件が合致し、あるいはス
テップ305で処理続行が指示されると、設備毎に前回
段取りの設備条件と、今回段取りの設備条件を示した
「SMTライン段取り指示書」を作成する(ステップ3
06)。
あり、(a)は前回段取り設備条件(グループID A00
06)、(b)は今回段取り設備条件(グループID A000
7)である。(a)において各設備の条件はユニット図番
が変わっても同じであるため、前回は最初に1回だけ設
備条件を設定すれば、グループA0006の全プリント基板
の製造が完了するまで設備条件を替えなくても良いこと
がわかる。また、(b)より今回段取りにおいて、最初
のユニット図番(プリント基板)の製造に際して、設備
条件を前回のものから変更する必要はがないことがわか
る。しかし、次のユニット図番の製造時にはラインを停
止し、スクリーン印刷機、異形搭載機及びリフロー炉の
設備条件を変更しなければならないことがわかる。各設
備条件の詳細は、同時にプリントされるから、段取りに
際して該条件を参照して各設備の設備条件を設定する。
ユニット図番別SMD一覧ファイル107(図15)を
用いて、オーダ選択されたグループ内全てのユニット図
番で使用している全SMD図番をリストアップし(ステ
ップ307)、全SMD図番を搭載機区分に基づいて各
搭載機に振り分ける(ソーティング、ステップ30
8)。以上により、全ての部品が搭載機別に振り分けら
れたことになる。この場合、搭載機区分で複数の搭載機
が指定されている場合には、小型搭載機→異形搭載機→
手搭載の順に優先順位を付け、優先度の高い搭載機で搭
載するものとして振り分けを行う。また、振り分けの結
果、第1優先順位の搭載機に全部品を搭載できない時
(チャネルオーバ時)や搭載機別搭載時間のアンバラン
スを解消させたい時に次の優先順位の搭載機で搭載する
ものとしてユニット図番を振り分ける。また、SMTラ
インが2以上の同種の搭載機を含む場合には複数の同種
の搭載機を指定することができ、かかる場合には、異形
搭載機も含めて各搭載機の搭載時間が均一になるよう
に、あるいは、部品セットチャンネル数が均一になるよ
うに振り分ける。チャンネル数を均一化することによ
り、1回の段取りでより多くのプリント基板を製造でき
るようになる。
る。すなわち、小型搭載機で搭載する部品種に、SM
D図番、使用数、カートリッジタイプ、占有チャ
ンネル数、テーブルスピード、インデックススピー
ド、ノズル径等を含む部品リストを作成する(ステッ
プ309)。部品リスト作成後、各部品種の占有チャン
ネル数を合計して必要なチャンネル数を求め、該チャン
ネル数に予め設定されている係数(例えば1.05程度)を
掛けて補正する(ステップ310,311)。ついで、
補正したチャンネル数がSMTライン情報ファイル11
1(図20)から求まる小型搭載機の最大チャンネル数
と比較し(ステップ312)、必要チャンネル数が最大
チャンネル数以上であればチャンネルオーバアラーム出
力し、処理を終了する。以後、作業者はグルーピングを
やり直し、最初から処理を繰り返すことになる。また、
1つのユニット図番について、搭載機別部品チャネル数
が搭載機の最大チャネル数を越えた場合は、ユニット図
番を2つに分割して段取りをやり直す。
であれば、部品リストの各SMD図番が示す部品を装着
している部品リールを引き当てる(ステップ314)。
部品リールが沢山ある場合は以下の優先順により引当て
る。第1優先順位は、カートリッジに取付られカートリ
ッジストッカーにある部品リールであり、第2優先順位
は、前回段取りで使用し、現在搭載機の部品セット位置
にのっている部品リールであり、第3優先順位は、リー
ルストッカー内の部品リールまたはアドレスフリーの部
品リールである。複数の部品リールが必要な場合は必ず
部品数の少ない方の部品リールから使用し、搭載終了後
空にし、リール数を減らす。部品リール引き当て処理は
後述する。ついで、必要部品数が部品リールにあるかチ
ェックし(ステップ315)、なければ不足部品リスト
を印刷出力(ステップ316)して作業を中止し、再グ
ルーピングか、不足部品の登録を実施する。
ば、カートリッジ引き当て処理を実行する(ステップ3
17)。カートリッジ引き当て処理は、ステップ314
の部品リール引き当て処理で、カートリッジに取付られ
ていない部品リールが引当られた場合に行われるもの
で、以下の手順でカートリッジを引き当てる。 部品のカートリッジタイプを基にカートリッジ管理フ
ァイル104から該当するカートリッジを抽出(但し禁
止フラグが立ってないもの)する。 次にその中から、空カートリッジ(結合リールIDが
空欄)で部品固定フラグが”0”のカートリッジを選択
する。このように選択したカートリッジは即部品リール
の取付けが可能であり、リールの取り外し、部品固定の
解除などが不要である。また、かかるカートリッジが見
つからない場合には、リールが結合されているカートリ
ッジで部品固定フラグが”0”のカートリッジを選択す
る。この場合、どのカートリッジから部品リールを外し
たら合理的かはシステムにより判断する。カートリッジ
の引き当て処理の詳細については後述する。
ックし(ステップ318)、見つからなければアラーム
と同時に「不足カートリッジ及び対象部品リスト」を印
刷出する(ステップ319)。ついで、カートリッジな
しの対象部品について、パートデータPDの搭載機区分
欄を参照し、該部品が手搭載可能であるかチェックし
(ステップ320)、不可能であればカートリッジ不足
で処理を終了し、再グルーピング待ちとする。手搭載が
可能であれば、ステップ301で選択した段取り条件の
最大手搭載数を参照し、手搭載数が該最大手搭載数以下
であるかチェックし(ステップ321)、手搭載数が最
大手搭載数以上であれば、カートリッジ不足で処理を終
了し、再グルーピング待ちとする。一方、以下であれ
ば、対象部品を手搭載に変更し(ステップ322)、以
後、ステップ323及びステップ363以降の処理を実
行する。
対象部品を手搭載に変更した後、全搭載機の部品及びカ
ートリッジがあるかチェックし(ステップ323)、な
ければ、処理を終了し、再グルーピング待ちとする。全
搭載機の部品及びカートリッジがあれば、各搭載機毎に
XYテーブルスピード/インデックススピード/ノズル
径の優先順に部品を並び替える(ステップ324)。こ
のソートされた順番に、部品(カートリッジ等)が搭載
機にセットされることになる。ついで、各部品が装着さ
れるカートリッジのカートリッジタイプよりテープ幅を
求め(ステップ325)、以後、図22及び図23で説
明した方法にしたがって、部品(カートリッジ)の搭載
チャンネルを決定する(ステップ326〜330)。た
だし、搭載チャネルが決定される毎にステップ329に
おいて、該チャンネルにカートリッジを搭載可能である
かチェックし、可能でなければ、ステップ313におい
てチャンネルオーバアラームを出力して処理を停止し、
再グルーピング待ちとする。
ン段取り指示書(図27)を印刷出力する(ステップ3
31)。ライン段取り指示書は必ずしもグループ単位で
はなく、ユニット図番単位で指示する。スクリーン印刷
機の印刷条件、接着剤塗布機のノズルセット条件、小型
/異形搭載機のノズルセット条件、リフロー条件は前回
製造時に最適値を求めてユニット図番管理ファイル10
5に登録しておき、それを印刷するものとする。従っ
て、初物のプリント基板(ユニット図番)の場合は、初
物であることをプリントし、条件設定を促す。ついで、
小型搭載機の段取り指示書を印刷出力する(ステップ3
32)。図28は搭載機別段取り指示書121の例であ
り、121aは小型搭載機の段取り指示書、121bは
異形搭載機の段取り指示書である。小型搭載機の段取り
指示書121aにより、(1) カートリッジテーブルにお
ける部品セットチャンネル(新アドレス)、(2) SMD
図番、(3) ニックネーム、(4) 品名、(5) パートデータ
名、(6) リールID、(7) カートリッジID、(8) 旧カ
ートリッジアドレス/旧リールアドレス、 (9) 部品残
数、(10) 部品使用数が指示される。以後、この段取り
指示書に従って、必要な部品リール、カートリッジを準
備し、必要に応じて部品リールとカートリッジの着脱作
業を行い、部品リール付きカートリッジをカートリッジ
テーブルの指定されたチャンネルにセットすることにな
る。
型搭載機の段取り指示書作成処理ステップであるが、異
形搭載機、手搭載の段取り指示書の作成はそれぞれステ
ップ340、360以降のステップにより行われる。ス
テップ308の搭載機区分に基づいたソーティング完了
後、異形搭載機でカートリッジを用いて搭載する部品種
に、SMD図番、使用数、カートリッジタイプ、
占有チャンネル数、テーブルスピード、インデッ
クススピード、ノズル径等を含む部品リストを作成す
る(ステップ340)。部品リスト作成後、各部品の占
有チャンネル数を合計して異形搭載機で必要な該チャン
ネル数を求め、該チャンネル数に予め設定されている係
数(例えば1.05程度)を掛けて補正する(ステップ34
1,342)。ついで、補正したチャンネル数がSMT
ライン情報ファイル111(図20)から求まる異形搭
載機の最大チャンネル数と比較し(ステップ343)、
補正チャンネル数が最大チャンネル数以上であればチャ
ンネルオーバアラーム出力し(ステップ313)、処理
を終了する。以後、作業者はグルーピングをやり直し、
最初から処理を繰り返すことになる。
品毎に、SMD図番、使用数、 占有チャンネル数(=1)等を含む部品リストを作成
する(ステップ350)。ついで、各トレイ部品の占有
チャンネル数を合計し(ステップ351)、合計値とS
MTライン情報ファイル111(図20)から求まるト
レイテーブルの最大チャンネル数と比較し(ステップ3
52)、合計値が最大チャンネル数以上であればチャン
ネルオーバアラームを出力し(ステップ313)、処理
を終了する。以後、作業者はグルーピングをやり直し、
最初から処理を繰り返すことになる。ステップ343及
びステップ352において、必要チャンネル数が最大チ
ャンネル数以下であれば、部品リールを引き当てる(ス
テップ344)。以後、小型搭載機におけるステップ3
15以降と同様の処理を行い(ステップ345)、異形
搭載機の段取り指示書121b(図28参照)を印刷出
力する(ステップ346)。
従って、部品リール付きカートリッジ、トレイを準備
し、カートリッジをカートリッジテーブルの指定された
チャンネルにセットすると共に、部品が載置されたトレ
イをトレイテーブルの指定チャンネルにセットする。ま
た、ステップ308の搭載機区分に基づいたソーティン
グ完了後、手搭載する部品毎に、SMD図番、手搭
載数を含む部品リストを作成する(ステップ360)。
ついで、部品リストの各SMD図番が示す部品を装着し
ている部品リールを引き当てる(ステップ361)。し
かる後、必要部品が部品リールにあるかチェックし(ス
テップ362)、なければ不足部品リストを印刷出力
(ステップ316)して作業を中止し、再グルーピング
か、不足部品の登録を実施する。全SMD図番の部品に
ついて、不足部品がなければ、ソースデータ管理ファイ
ル106から手搭載部品のX,Y座標値及び部品方向
θ、部品記号を求め、(ステップ363)、手搭載指示
書を印刷出力する(ステップ364)。
該指示書により、(1) 部品記号、(2) SMD図番、(3)
リールID、(4) ニックネーム、(5) PD名、(6) 搭載
座標X,Y,θ、(7) 搭載面、(8) ブロックナンバー、
(9) 部品残数、(10) 部品使用数が指示される。搭載機
の段取り指示書121(図28)は、部品のセットのた
めの情報であるが、手搭載指示書122は部品1個1個
をどこに乗せるかであり、搭載機のNCデータ(搭載デ
ータ)の情報に近い。以上の手搭載指示書122に従っ
て、必要部品を準備し、搭載機による搭載完了後に、作
業者は手搭載部品をプリント基板上の指定位置X、Yに
指定された傾きθで手搭載する。
14における部品引き当てステップにおける詳細な処理
フローである。部品リールの引き当てに際しては、 まだ引き当てられていない部品リール(グループID
が付されていない部品リール)であって、かつ、カート
リッジに結合されている部品リールを第1優先で選択
し、 既に引き当てられてい部品リール(グループIDが付
されている部品リール)であって、カートリッジに結合
されている部品リールを第2優先で選択し、 グループIDが付されている部品リールであって、カ
ートリッジが結合されていない部品リールを第3優先順
位で選択し、 グループIDが付されていない部品リールであって、
カートリッジに結合されていない部品リールを第4優先
順位で選択する。以上のような優先順で部品リールを選
択すれば、段取りする部品リール数を少なくでき、しか
も、部品リールの装着作業を少なくでき、段取り作業を
軽減することができる。
のSMD図番を選択し(ステップ401)、在庫部品管
理ファイル102(図14参照)を参照して該SMD部
品が取り付けられている部品リールを全てリストアップ
する(ステップ402)。ついで、在庫合計部品数が必
要部品数以上であるかチェックし(ステップ403)、
以下であれば、不足部品リストを出力し(ステップ40
4)、処理を終了する。合計部品数が必要部品数以上で
あれば、第1優先順位の部品リールがあるかチェックす
る(ステップ405)。第1優先順位の部品リールが存
在すれば、該当リールが複数存在するか調べ、複数存在
する場合には部品残数の少ない順にソートし(ステップ
406)、部品数合計が必要部品数以上になるまで部品
リールを引き当て、それぞれにグループIDを書き込む
(ステップ407)。ついで、必要部品数以上の部品リ
ールを引き当てられたかチェックし(ステップ40
8)、引き当てられていれば、i番目のSMDの部品リ
ール引き当て処理を終了し、以後、次のSMD図番を選
択し(ステップ409、410)、ステップ402以降
の処理を繰り返す。
ールがなければ、あるいは、ステップ408において、
必要部品数以上の部品リールを引き当てることができな
ければ、第2優先順位の部品リールがあるかチェックす
る(ステップ411)。存在すれば、グループIDの古
い順にソートし(ステップ412)、ソート順に部品数
合計が必要部品数以上になるまでリールを引き当て、そ
れぞれにグループIDを書き込む(ステップ413)。
ついで、引き当て済みリールの部品数との合計値が必要
部品数以上であるかチェックし(ステップ414)、必
要部品数以上であれば、i番目のSMDの部品リール引
き当て処理を終了し、以後、次のSMD図番を選択し
(ステップ415、410)、ステップ402以降の処
理を繰り返す。ステップ411において、第2優先順位
の部品リールがなければ、あるいは、ステップ414に
おいて、必要部品数以上の部品リールを引き当てること
ができなければ、第3優先順位の部品リールがあるかチ
ェックする(ステップ416)。存在すれば、部品残数
が少ない順にソートし(ステップ417)、部品数合計
が必要部品数以上になるまでリールを引き当て、それぞ
れにグループIDを書き込む(ステップ418)。つい
で、引き当て済みリールの部品合計値が必要部品数以上
かチェックし(ステップ419)、必要部品数以上であ
れば、i番目のSMDの部品リール引き当て処理を終了
し、以後、次のSMD図番を選択し(ステップ420、
410)、ステップ402以降の処理を繰り返す。
部品リールがなければ、あるいは、ステップ419にお
いて、必要部品数以上の部品リールを引き当てることが
できなければ、第4優先順位の部品リールがあるかチェ
ックする(ステップ421)。存在すれば、部品残数が
少ない順にソートし(ステップ422)、ソート順に部
品数合計が必要部品数以上になるまでリールを引き当
て、それぞれにグループIDを書き込む(ステップ42
3)。ついで、引き当て済みリールの部品数の合計値が
必要部品数以上かチェックし(ステップ424)、必要
部品数以上であれば、i番目のSMDの部品リール引き
当て処理を終了し、以後、次のSMD図番を選択し(ス
テップ425、410)、ステップ402以降の処理を
繰り返す。しかし、第4優先順位の部品がなく、あるい
は必要部品数以上の部品リールを引き当てることができ
なければ、不足部品リストを出力して処理を終了する。
17におけるカートリッジ引き当ての詳細な処理フロー
である。カートリッジの引き当てに際しては、 空きカートリッジであり、かつ、まだ引き当てられて
いないカートリッジであり(グループIDなし)、か
つ、部品固定フラグが”0”のカートリッジを第1優先
で選択し、 空きカートリッジであり、かつ、グループIDなしで
あり、かつ、部品固定フラグが”1”のカートリッジを
第2優先で選択し、 空きカートリッジでなく(実カートリッジ)、かつ、
グループIDなしであり、かつ、部品固定フラグが”
0”のカートリッジを第3優先で選択し、 実カートリッジであり、かつ、グループIDなしで、
かつ、部品固定フラグが”1”のカートリッジを第4優
先で選択し、 実カートリッジであり、かつ、グループIDありで、
かつ、部品固定フラグが”0”のカートリッジを第5優
先で選択し、 実カートリッジであり、かつ、グループIDありで、
かつ、部品固定フラグが”1”のカートリッジを第6優
先で選択する。
すれば、段取り作業を少なくできる。すなわち、リール
脱却作業を少なく、かつ、固定フラグ解除作業等を少な
くできる。まず、のカートリッジ引き当てが残るi(初
期値は1)番目SMD部品(SMD図番)を選択し(ス
テップ501)、ユニット図番別SMD一覧ファイル1
07(図15参照)から適合するカートリッジタイプを
選択する(ステップ502)。ついで、カートリッジ管
理ファイル104(図15参照)から、該当カートリッ
ジを全てリストアップする(ステップ503)。ただ
し、使用禁止フラグが”1”のカートリッジは除く。
あるかチェックする(ステップ504)。存在すれば、
該カートリッジを引き当て、グループIDを書き込み、
i番目の部品のカートリッジ引き当て処理を終了し(ス
テップ505)、以後、次のカートリッジ引き当てが必
要な部品を選択し(ステップ506)、ステップ502
以降の処理を繰り返す。ステップ504で、第1優先順
位のカートリッジがなければ、第2優先順位のカートリ
ッジがあるかチェックする(ステップ507)。存在す
れば、該カートリッジに結合するものとして決められて
いる部品のSMD図番を求め、該SMD図番がi番目の
カートリッジ引き当て用部品のSMD図番と一致するか
チェックし(ステップ508)、一致すれば、該カート
リッジを引き当て、グループIDを書き込み、i番目の
部品のカートリッジ引き当て処理を終了し(ステップ5
09)、以後、次のカートリッジ引き当て用部品を選択
し(ステップ506)、ステップ502以降の処理を繰
り返す。
カートリッジが存在せず、あるいは、ステップ508で
SMD図番が異なる場合には、第3優先順位のカートリ
ッジが存在するかチェックする(ステップ510)。存
在すれば、リールの最終移動日が最も古いカートリッジ
を探し、すなわち、使用頻度が少ないカートリッジを求
め、該カートリッジから部品リールを外して目的とする
カートリッジとする(ステップ511)。以後、グルー
プIDを書き込み、i番目の部品のカートリッジ引き当
て処理を終了し(ステップ512)、次のカートリッジ
引き当て用部品を選択し(ステップ506)、ステップ
502以降の処理を繰り返す。
カートリッジが存在しない場合には、第4優先順位のカ
ートリッジが存在するかチェックする(ステップ51
3)。存在すれば、SMTライン段取り条件一覧ファイ
ル112(図21)を参照して部品固定解除可能かチェ
ックし(ステップ514)、可能であれば、リール又は
カートリッジの最終移動日が最も古いカートリッジを探
し、すなわち、使用頻度が少ないカートリッジを求め
(ステップ515)、カートリッジ管理ファイル104
における部品固定フラグを”0”にする(ステップ51
6)。ついで、グループIDを書き込み、i番目の部品
のカートリッジ引き当て処理を終了する(ステップ51
7)。以後、次のカートリッジ引き当て用部品を選択し
(ステップ506)、ステップ502以降の処理を繰り
返す。
カートリッジが存在しない場合、あるいは、ステップ5
14において、部品固定解除が禁止されている場合に
は、第5優先順位のカートリッジが存在するかチェック
する(ステップ518)。存在すれば、グループIDが
異なるかチェックする(ステップ519)。グループI
Dが異なれば、グルーピングされたプリント基板の製造
に際して、該カートリッジを重複して使用することはな
い。従って、グループIDが異なれば、リールの最終移
動日が最も古いカートリッジを求める(ステップ52
0)。ついで、グループIDを書き込みi番目の部品の
カートリッジ引き当て処理を終了し(ステップ52
1)、以後、次のカートリッジ引き当て用部品を選択し
(ステップ506)、ステップ502以降の処理を繰り
返す。
順位のカートリッジが存在しない場合、あるいは、ステ
ップ519において、グループIDが同一の場合には、
第6優先順位のカートリッジが存在するかチェックする
(ステップ522)。存在すれば、グループIDが異な
るかチェックする(ステップ523)。グループIDが
異なれば、SMTライン段取り条件一覧ファイル112
(図21)を参照して部品固定解除が可能かチェックし
(ステップ524)、可能であれば、リール又はカート
リッジの最終移動日が最も古いカートリッジを求める
(ステップ525)。ついで、カートリッジ管理ファイ
ル104における部品固定フラグを”0”にする(ステ
ップ526)。しかる後、グループIDを書き込み、i
番目の部品のカートリッジ引き当て処理を終了し(ステ
ップ527)、以後、次のカートリッジ引き当て用部品
を選択し(ステップ506)、ステップ502以降の処
理を繰り返す。しかし、ステップ522において第6優
先順位のカートリッジが存在せず、あるいは、ステップ
523においてグループIDが一致すれば、あるいは、
ステップ524において部品固定解除が禁止されていれ
ば、図25のステップ319以降の処理を行う。
る。CADデータから全SMDの搭載に関する情報を抽
出したソースデータを部品搭載面別に2つに分割する
(ステップ601)。既に作成してある段取り指示書
(図28参照)の搭載機別部品セット情報に基づきソー
スデータを各搭載機別に分割する(ステップ602)。
既に決定してある部品セット位置(部品搭載チャンネ
ル)に基づいて、全部品のソースデータを第1チャンネ
ルからに順に並べ替える。すなわち、搭載順に全部品の
ソースデータを並べ、同時に、プリント基板上の部品位
置情報(X、Y、θ)をソースデータに付加する(ステ
ップ603)。ついで、1つの部品で多数箇所に搭載す
る部品は、搭載する位置を結んだ経路が最短になるよう
にソースデータを並べ替える(ステップ604)。
PD管理ファイル103における角度補正欄の角度補正
値を加えて補正後の搭載角度とする(ステップ60
5)。但し、360°を越えた場合には、360を引い
た値とする。搭載角度補正後、全ソースデータをSMT
ラインの搭載機のNCデータに変換する。この時基板サ
イズ情報など搭載機に必要な情報も付加する(ステップ
606)。最後に、搭載機別のNCデータ名を付加する
(ステップ607)。通常、ユニット図番の後に搭載機
のコードを付加したものをNCデータ名として用いる。
ープの全プリント基板の製造に必要な部品リール、カー
トリッジ、リールつきカートリッジを準備し、適宜、部
品リールとカートリッジを着脱する準備作業が必要であ
る。そして、準備作業が終了すれば、SMTライン段取
り指示書(図27)、搭載機別段取り指示書(図28)
に基づいて段取り作業を行う。
実施する。 パソコンでリールストッカー入庫を選択する。リール
ストッカーはリール径178mm用とリール径330mm用の2つ
があり、カートリッジタイプでリール径を判定する。 リールIDをバーコードリーダーで読ませる。 在庫部品管理ファイル102を参照し、該当するスト
ッカーの中から空き棚を探し、その場所のランプを点灯
する。尚、カートリッジタイプでリール径を判定してス
トッカーを決める。 ランプで指示された棚に部品リールをマニュアルで入
庫する。入庫完了の入力によりランプを消す。また、在
庫部品管理ファイル102における該当SMD図番の所
在地(リールアドレス)をリールストッカー内アドレス
に変更する。 以後、全入庫部品リールについて、上記〜を繰り
返す
出庫作業 リールストッカーからのマニュアル出庫作業を以下の手
順で実施する。 出庫したい部品を指定する。部品の指定は、リールI
Dあるいは部品図番をキーボードより入力することによ
り、あるいは、在庫部品一覧をディスプレイ画面に表示
して所望のSMD図番を選択することにより行う。出庫
は1リールづつである必要はなく、複数同時でも可能で
ある。 部品が指定されると、該部品を装着しているリールの
棚のランプを点灯する。複数の部品が指定された場合に
は複数のランプを点灯する。 マニュアルでリールを取り出して、バーコードリーダ
ーでリールIDを読ませる。 出庫指定したものとバーコードで読み取ったリールI
Dが合致したならばランプを消灯する。また、在庫部品
管理ファイル102における所在地(リールアドレス)
を“フリー”に変更する。 出庫指定したものと合致しないリールIDであればア
ラームを表示するこれにより、作業者は正しいリールを
探す。
業 リールストッカーからの自動出庫作業は以下の手順で実
施する。 パソコンで自動出庫を選択し、グループIDを入力す
る。 これにより、入力されたグループIDを有し、かつ、
カートリッジに結合されていない部品リールの棚のラン
プを点灯する。 ついで、マニュアルでリールを取り出して、バーコー
ドリーダーでリールIDを読ませる。 出庫指定したものとバーコードで読み取ったリールI
Dが合致したならばランプを消灯する。また、在庫部分
管理ファイル102における所在地(リールアドレス)
を“フリー”に変更する。
業 リールとカートリッジの結合処理作業を以下の手順で実
施する。 リールをカートリッジに取付ける。但し、カートリッ
ジに固定される部品が決められている部品固定のカート
リッジ(部品固定フラグが”1”)には指定された部品
以外はつけない. パソコンでリールとカートリッジの結合処理を選択す
る。 リールIDとカートリッジIDをバーコードリーダー
で読ませる。これにより、リールの所在地(リールアド
レス)をカートリッジID(=カートリッジアドレス)
に変更する。
業 リールとカートリッジの分離処理作業を以下の手順で実
施する。 パソコンでリールとカートリッジの分離処理を選択す
る。 リールIDとカートリッジIDをバーコードリーダー
で読ませる。これにより、リールの所在地(リールアド
レス)を“フリー”に変更する。 リールをカートリッジから外す。外したリールはなる
べくリールストッカーに入庫しておく。
又はマニュアルで抹消されたリールの再登録作業を以下
の手順で実施する。例えば、部品残数が0となって自動
抹消された部品リールに、実際にはまだ部品が残ってい
る場合、抹消リールの再登録を行って、部品を利用でき
るようにする。 リールIDを読ませる。リールIDを読ませることで
システムは再登録と判断する。 ついで、部品数を入力し、再登録を完了する。
書(図28)を印刷、出力する。 必要なリール部品を自動出庫する。 搭載機別段取り指示書121に基づき、自動出庫した
部品リールを空きカートリッジに取り付ける。この場
合、前回の段取りで使用しているカートリッジが指定さ
れている場合は、前回の段取りに基づくプリント基板の
製造が終了してから取り付ける。 取り付けたリールとカートリッジの結合処理を実施す
る。 部品を取り付けたカートリッジを、搭載機別段取り指
示書121に指示されたカートリッジテーブルの部品セ
ット位置(チャンネル位置)にセットする。
ら、パソコンで段取り終了処理を選択する。 バーコードリーダーで、カートリッジテーブルにセッ
トされているカートリッジIDを先頭チャンネルから順
次読ませる。カートリッジが段取り指示書121で指示
した通りにセットされていれば、カートリッジの所在地
(カートリッジアドレス)及びリールの所在地(リール
アドレス)を部品セット位置(チャンネル位置)に変更
する。段取り指示書121で指示した通りにセットされ
ていないカートリッジが存在すればアラームを出す。ト
レイ部品の様にカートリッジが不要なものの段取り終了
は、カートリッジIDを読ませず、作業者の完了入力と
する。 ライン段取り指示書(図27)に従い、各設備の設備
条件変更、および各設備のNCデータ入替えを行い、段
取りを完了する。
換処理を実施する。この時、新リールを探して来てカー
トリッジに取付けるが、新リールの部品残数が大きくず
れてしまうので、部品残数の修正アラームをプリント出
力する。通常、部品残数は、グループ製造終了の入力時
に、引当前部品残数−(使用予定数×段取り割増率/1
00)より計算される完了後部品数に書き換えられる。
了日時等を入力し、オーダー管理ファイル108(図1
6)の該当欄に記入する。 段取り指示書に基づいて、段取りを開始した時間を、
「外段取り開始日時」の欄に入力する。 前回の段取りで使用しているため、段取り作業できな
いものを除き全ての作業が終わったら「外段取り終了日
時」を入力する。 前回の段取りに基づいたグループの製造が終了し、ラ
イン停止時の段取りを開始したら、「内段取り開始日
時」を入力する。また、内段取り終了日時を入力する。 搭載を開始したら、「搭載開始日時」を入力し、搭載
を終了したら、「搭載終了日時」を入力する。 必要により、グループID(複数でも可)を選択し
て、トータルの「外段取り時間」、「内段取り時間」、
「搭載時間」その他搭載部品数などの実績管理情報を集
計する。以上では、1回の段取りで複数種のプリント基
板を所定枚数製造できるように、作業者がマニュアルで
ユニット図番をオーダ管理ファイル108より選択して
グルーピングしているが、特開平7-256532号公報に開示
されている方法で自動的にグルーピングすることもでき
る。
の適用 以上では1つのSMTラインでプリント基板を製造する
場合であるが、容易に複数SMTラインに拡張すること
ができる。 (a)複数ラインへの第1適用例 図35は3本のSMTラインを同時に制御する場合の本
発明の適用例説明図であり、51は第1のSMTライン
(SMTラインA)、52は第2のSMTライン(SM
TラインB)、53は第3のSMTライン(SMTライ
ンC)であり、54は各SMTラインで共通に使用でき
る部品群、55は各SMTラインで共通に使用できる治
具類群(カートリッジ、メタルマスク、印刷治具等)で
ある。各SMTラインには必要な部品群51a,52
a,53aやカートリッジ群51b,52b,53bを
セットする必要がある。
書が決まれば、すなわち、部品セット位置、部品リール
及びカートリッジの引当が決まれば1ラインの場合と同
じ方法で作成できる。従って、段取り指示方法だけが1
ラインの場合と異なる。以下に、複数SMTラインの同
時制御の場合における段取り指示方法を説明する。 各SMTライン51,52,53を、Aライン、Bラ
イン、Cラインとしてシステムに登録する。 各SMTラインの設備構成、設備条件(図20のSM
Tライン情報ファイル111)を1ラインの時と同様
に、各ラインについて登録する。 各SMTラインで製造するプリント基板の製造グルー
プは、AラインではグループIDの1桁目をA、Bライ
ンではB、CラインではCとして区別する。 新しいグループのプリント基板を製造しようとする場
合、どのラインで製造するか選択する。Aラインを選択
したとする。 その時の部品リール及びカートリッジの引当を、部品
リール及びカートリッジに後述する優先順位を付して実
施する。
用所予定なしの部品)で、カートリッジに取付られてカ
ートリッジストッカーにあるものを第1優先順位の部品
リールとする。かかる部品リールを第1優先順位とした
理由は、カートリッジへの装着作業なしに、また、現在
使用されていることがないため、直ちに準備出来るから
である。ラインAで引当済(在庫部品管理ファイル10
2においてグループIDの1桁目がA)の部品リールで
あって、グループIDの小さいものを第2優先順位の部
品リールとする。ただし、グループIDはグルーピング
順に数を増やす方向に採番するものとする。グループ番
号が小さいほど、既に製造が終了して利用できる状態に
ある可能性が高いため、前段取りの部品リールよりは、
前々段取りのものを優先的に引き当てるようにする。ラ
インA,B,Cいずれのラインでも未引当の部品リール
(使用予定なしの部品)であって、カートリッジに結合
されていない部品リールを第3優先順位の部品リールと
し、部品数の少ない順に引き当てる。以上の優先順に必
要な部品リールを引き当てる。
は、該部品リールを装着するカートリッジを引き当てる
必要がある。カートリッジの引き当ては、部品のパート
データPDから求まるカートリッジタイプを有するカー
トリッジ群の中から以下の優先順で引き当てる。ライン
A,B,Cいずれのラインでも未引当の空カートリッジ
を第1優先順位のカートリッジとし、ラインA,B,C
いずれのラインでも未引当のリール付カートリッジのう
ち、最終移動日の古いものを第2優先順位のカートリッ
ジとし、ラインAで引当られているカートリッジの中
で、グループIDの小さなものを第3優先順位のカート
リッジとする。以上により、グループ製造するに必要な
部品リール、カートリッジが引き当てられれば、後は、
1SMTラインの場合と同様に、SMTライン段取り指
示書(図27)、搭載機別段取り指示書(図28)を作
成して印刷、出力する。
ン毎に使用する治具類(カートリッジ、メタルマスク、
印刷治具等)が異なる。このため、SMTラインを提供
するメーカの治具(カートリッジ等)を選択する必要が
ある。図36は3本のSMTラインを同時に制御する場
合において、SMTラインを提供するメーカが異なる場
合の本発明の適用例説明図であり、61はA社の第1S
MTライン(SMTラインA)、62はA社の第2SM
Tライン(SMTラインB)、63はB社の第3SMT
ライン(SMTラインC)であり、64は各SMTライ
ンで共通に使用できる部品群、65はA社のSMTライ
ンで共通に使用できる治具類群(カートリッジ、メタル
マスク、印刷治具等)、66はB社のSMTラインで共
通に使用できる治具類群である。各SMTラインには必
要な部品群61a,62a,63aやカートリッジ群6
1b,62b,63bをセットする必要がある。
書が決まれば、すなわち、部品セット位置、部品リール
及びカートリッジの引当が決まれば1ラインの場合と同
じ方法で作成できる。従って、段取り指示方法だけが1
ラインの場合と異なる。以下に、複数SMTラインの同
時制御の場合における段取り指示方法を説明する。 各SMTラインを、Aライン、Bライン、Cラインと
して、システムに登録する。またカートリッジ、印刷治
具などはメーカー別に識別可能に登録する。 各SMTラインの設備構成、設備条件(図20のSM
Tライン情報ファイル111)を1ラインの時と同様
に、各ラインについて登録する。またライン毎にメーカ
ー名を登録する。 各SMTラインで製造するプリント基板の製造グルー
プは、AラインではグループIDの1桁目をA、Bライ
ンではB、CラインではCとして区別する。 新しいグループのプリント基板を製造しようとする場
合、どのラインで製造するか選択する。Aラインを選択
したとする。 以後、図35の第1適用例の場合と同様の方法で部品
を引き当てる。 次に、図35の第1適用例の場合と同様の方法でカー
トリッジを引き当てる。ただしカートリッジはAライン
のメーカ(A社)のものしか使用できないという制限を
つけて選択する。以上、本発明を実施例により説明した
が、本発明は請求の範囲に記載した本発明の主旨に従い
種々の変形が可能であり、本発明はこれらを排除するも
のではない。
データベースに記憶されたファイルを参照して段取り指
示書を作成し、搭載データ作成部は段取り情報に含まれ
る搭載機の部品セット位置アドレスとソースデータ管理
ファイルに含まれる部品搭載位置座標を用いて搭載デー
タを作成するようにした事により、また、SMT搭載ラ
インにおける各種情報をデータベース化することによ
り、設備仕様、構成の異なるSMT搭載ラインであって
もNCデータや段取り情報を自動的に作成でき、効率良
く段取りを行え、また、段取りに応じた搭載データを作
成することができる。更に、単にNCデータ(搭載デー
タ)を作成、管理するだけでなく、トータル的に必要な
情報をデータベース化し全ての作業の指示を出すことが
出来、作業者はただその指示を運用ルールを守って正確
に早く実行すればよい事になる。特に多品種少ロット製
造、試作など「初物」の多いラインにとって非常に大き
な効果を発揮できる。
段取り情報の完全自動作成だけでなく、搭載数、段取り
時間、稼働率などの製造管理支援情報まで一括して管理
することができる。本発明によれば、1回の段取りに要
する時間を、通常の1時間〜2時間から、0.5時間に
短縮できる。本発明によれば、完全自動作成したNCデ
ータは間違いがなく、またユニット図番の版数単位に実
績管理されているので、実績ありのユニットは、搭載開
始1枚目の部品照合省略、部品搭載チェックの簡略化な
ど、製造効率化に大きな効果をあげることができる。
種のプリント基板の一括製造が指定された時、SMT段
取り支援部は、指定された複数種のプリント基板を1回
の段取りで製造できるように段取り指示書を作成し、搭
載データ作成装置は、段取り情報に含まれる部品セット
位置アドレスと各プリント基板上の部品搭載位置座標を
用いて搭載データを作成するようにしたから、製造基板
をグルーピングすることにより、段取り回数を減らし、
SMT搭載ラインの稼働率を向上することができる。本
発明によれば、段取り支援部は、搭載機区分により手搭
載が指示されている部品種について、部品毎にプリント
基板上の部品搭載位置座標、部品搭載方向、プリント基
板の部品搭載面を有する手搭載指示書を作成するように
したから、手搭載であっても手搭載指示書を参照して手
搭載を効率良く行うことができる。本発明によれば、段
取り支援部は、プリント基板の製造に際して各搭載機で
搭載した部品数、手搭載数、段取り所要時間、搭載所要
時間等の製造実績を製造オーダファイルに記録し、記録
内容を集計して製造実績を出力ようにしたから、生産実
績を自動集計でき、これら集計データを容易に入手する
ことができる。
搭載機における部品セット位置アドレスと該アドレスが
示す部品セット位置(チャンネル)にセットされる部品
リールID、カートリッジIDの対応を示す搭載機別段
取り指示書を作成するから、この段取り指示書を参照し
て正確に、効率良く部品を搭載機にセットすることがで
きる。本発明によれば、プリント基板毎に、ユニット図
番、該基板の各設備におけ製造条件コード、該基板のソ
ースデータファイル名などを指示するユニット図番管理
ファイルを前記データベースに登録しておき、また、S
MTライン情報ファイルで製造設備毎に製造条件コード
と詳細な製造条件の対応を記述しておき、段取り支援部
は、製造指示されたプリント基板の各設備における詳細
な製造条件を指示するSMTライン段取り指示書を、前
記ユニット図番管理ファイル及びSMTライン情報ファ
イルを参照して作成するようにしたから、作業者はこの
SMTライン段取り指示書を参照して、各設備の製造条
件を容易に設定することができる。
書は、前回の段取りにおける各設備の製造条件コードと
今回の段取りにおける各設備の製造条件コードを含むよ
うにしたから、各設備の製造条件切替のタイミングを容
易に認識でき、ミスなく製造条件を切替ることができ
る。本発明によれば、段取り支援部は、搭載機区分によ
り複数の搭載機が指示されている場合には、各搭載機に
おける部品セットチャンネル数あるいは搭載時間が均一
になるように各部品種を搭載機別に振り分けるようにし
たから、SMTラインの生産効率を向上することができ
る。本発明によれば、1つのプリント基板に必要な部品
の種類が多すぎて、全部品種の部品リールを搭載するた
めのチャンネルが搭載機にない時は、ユニット図番を2
つに分割し、それぞれについて段取り指示書を作成する
ようにしたから、かかるプリント基板でも確実に製造す
ることができる。
ーブルスピードの速い順に部品リールを並べ、XYテー
ブルスピードが同一の場合にはインデックススピードの
速い順に並べ、インデックススピードが同一の場合には
ノズル径の小さいものから順に並べて部品リールの搭載
順を決定するようにしたから、実際の部品搭載時におけ
るXYテーブルスピードやインデックステーブルスピー
ドの変化を少なくでき、搭載時間を短縮することができ
る。本発明によれば、部品リールを装着する第1カート
リッジの搭載チャンネルから何チャンネル離して次の第
2カートリッジを搭載するかを示すカートリッジ隣接条
件を、第1、第2のカートリッジに結合される部品リー
ルのテープ幅の組み合わせで予め決定しておき、段取り
支援部は、搭載順に部品リールのテープ幅をパートデー
タより求め、該テープ幅と前記カートリッジ隣接条件を
参照してカートリッジの設置チャンネルを決定するよう
にしたから、確実にカートリッジを搭載機にセットする
ことができるよう段取り指示書を作成することができ
る。
各部品種の部品が取り付けられた部品リールを引き当て
る際、段取り支援部は、カートリッジに結合されている
部品リールをカートリッジに結合されていない部品リー
ルより優先的に引き当て、また、該当リールが複数存在
する場合には、部品残数が少ない部品リールを優先的に
引き当て、引き当てた部品リールにおける部品残数の合
計が必要部品数以上となるようにしたから、部品リール
をカートリッジに結合する作業を少なくでき、段取り時
間を短縮でき、しかも、部品残数の少ない部品リールが
多く残る事態をなくすことができる。
のプリント基板の段取り指示書を作成する場合、該段取
り指示書にグループIDを含ませると共に、引き当てた
部品リールにグループIDを対応ずけておき、段取り指
示書に基づいた実際の段取り時に、グループIDが入力
されると段取り支援部は、該グループIDを有する部品
リールが収納されているリールストッカーの棚位置をラ
ンプ等で表示するようにしたから、必要な部品リールの
所在を容易に認識でき、部品リールの出庫時間を大幅に
短縮することができる。本発明によれば、カートリッジ
に結合されていない部品リールを引き当てた場合、該部
品リールを装着するカートリッジを引き当てる必要があ
るが、かかる場合、段取り支援部は、部品リールが装着
されていない空きカートリッジを部品リールが装着され
ているカートリッジより優先的に引き当て、かつ、結合
される部品リールが決められている部品固定のカートリ
ッジ(部品固定フラグが“1”のカートリッジ)部品固
定でないカートリッジを優先的に引き当てるようにした
から、カートリッジからの部品リール脱却作業をすくな
くでき、しかも、部品固定解除作業の回数を少なくで
き、段取り時間を短縮することができる。
基づいてリール付きカートリッジを搭載機の各チャンネ
ルにセットした後、セットされたカートリッジのカート
リッジIDを読み取り、段取り指示書通りにカートリッ
ジがセットされているかを確認するようにしたから、簡
単に確認作業を行うことができる。尚、従来は、カート
リッジテーブルからカートリッジを外し、部品リールI
Dを読み取って段取り指示書通りにセットされているか
を確認するため、確認作業が面倒となると共に、確認の
ために相当の時間を必要とし、段取り時間が長くなる問
題があった。本発明によれば、所定の部品リールの部品
残数にずれが生じた時、修正指示に従って部品残数を修
正することができ、部品残数を正しい値に更新すること
ができる。
各設備の製造条件切替の許可/不許可を指示する情報、
最大手搭載部品数等を含む段取り条件を複数、段取り条
件一覧ファイルとしてデータベースに登録しておき、所
定の段取り条件を指定し、該段取り条件を満足するよう
にグルーピングするようにしたから、グルーピング基準
を明確にできる。本発明によれば、複数のSMTライン
を同時に制御する場合、段取り支援部は、所定のSMT
ラインで製造するグループの部品リール引き当てに際し
て、どのSMTラインでも未引き当てで、カートリッジ
に結合されている部品リールを第1優先で、前記SMT
ラインで引き当て済みの部品リールを第2優先で、どの
SMTラインでも未引き当てで、カートリッジに結合さ
れていない部品リールを第3優先で引き当てるようにし
たから、カートリッジへの部品リール装着作業を減小で
き、しかも、部品リールが他のラインで使用されてい
て、他のラインの製造が完了するまで待つ事態を極力な
くすことができ、段取り時間を短縮することができる。
時に制御する場合、段取り支援部は、部品リールの引き
当てでカートリッジに結合されていない部品リールを引
き当てた場合、カートリッジの引き当てに際して、どの
SMTラインでも未引き当ての空きカートリッジを第1
優先で、どのSMTラインでも未引き当ての部品リール
付きカートリッジを第2優先で、前記SMTラインで引
き当てられているカートリッジの中で、グループIDが
最も小さなカートリッジを第3優先で引き当てるように
したから、カートリッジからの部品リール脱却作業を減
小でき、しかも、カートリッジが他のラインで使用され
ていて、他のラインの製造が完了するまで待つ事態を極
力なくすことができ、段取り時間を短縮することができ
る。
が異なる複数のSMTラインを同時に制御する場合、段
取り支援部は、所定のSMTラインで製造するグループ
の部品リールを装着するためのカートリッジ引き当て
時、該SMTライン提供メーカのカートリッジを引き当
てるようにしたから、確実に引き当てたカートリッジを
前記SMTラインの搭載機に搭載することができる。本
発明によれば、搭載データ作成装置は、部品の搭載順序
を該部品が取り付けられた部品リールのチャンネル順に
並べると共に、同一部品種の部品を多数箇所に搭載する
場合は搭載位置を結んだ経路が最短になるように、部品
の搭載順序を並べ替え、搭載順に部品をプリント基板上
に搭載するための搭載データを作成するようにしたか
ら、搭載時間を短縮することができる。また、パートデ
ータに部品搭載方向を補正する角度補正情報を含ませ、
搭載データ作成装置は、部品搭載位置座標に含まれる部
品方向θを該角度補正情報で補正して搭載データを作成
するようにしたから、正確に部品をプリント基板上に搭
載することができる。
成である。
ル説明図である。
図である。
である。
である。
図である。
チャート(その1)である。
チャート(その2)である。
チャート(その3)である。
ある。
ある。
である。
である。
動搭載機 16・・リフロー炉 31a・・データベースを備えたサーバ 38a・・段取り支援部 38b・・搭載情報作成部 102・・在庫部品管理ファイル 104・・カートリッジ管理ファイル 106・・ソースデータ管理ファイル 111・・SMTライン情報ファイル 121・・段取り指示書 122・・手搭載指示書
Claims (25)
- 【請求項1】 SMTラインを制御して製造指示された
プリント基板を製造する製造管理システムにおいて、 スクリーン印刷機、部品をプリント基板上に自動搭載す
る自動搭載機、リフロー炉などのSMT製造設備群で構
成されたSMTライン、 部品リールを保管するリールストッカー、 カートリッジを保管するカートリッジストッカー、 プリント基板のCADデータより作成されたソースデー
タ管理ファイル、在庫部品管理ファイル、カートリッジ
管理ファイル、SMT製造設備の製造条件や設備構成を
含むSMTライン情報ファイルを記憶するデータベー
ス、 プリント基板をSMTラインで製造するための段取りを
指示する段取り指示書を、前記データベースに記憶され
た情報ファイルを参照して作成するSMT段取り支援
部、 段取り情報に含まれる搭載機の部品セット位置アドレス
とソースデータ管理ファイルに含まれる部品搭載位置座
標を用いて搭載機が部品をプリント基板上に搭載するた
めの搭載データを作成する搭載データ作成装置を備えた
ことを特徴とする製造管理システム。 - 【請求項2】 グルーピングにより複数種のプリント基
板の一括製造が指定された時、前記SMT段取り支援部
は、指定された複数種のプリント基板を1回の段取りで
製造できるように段取り指示書を作成し、搭載データ作
成装置は、段取り情報に含まれる部品セット位置アドレ
スと各プリント基板上の部品搭載位置座標を用いて搭載
機が各プリント基板上に部品を搭載するための搭載デー
タを作成することを特徴とする請求項1記載の製造管理
システム。 - 【請求項3】 SMT段取り支援部は、搭載機における
部品セット位置アドレスと該アドレスが示す部品セット
位置(チャンネル)にセットされる部品リールID、カ
ートリッジIDの対応を示す搭載機別段取り指示書を作
成することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の製
造管理システム。 - 【請求項4】 プリント基板毎に、ユニット図番、該基
板の各設備における製造条件を示す製造条件コード、該
基板のソースデータ管理ファイル名などを指示するユニ
ット図番管理ファイルを前記データベースに登録してお
き、また、前記SMTライン情報ファイルで製造設備毎
に製造条件コードと詳細な製造条件の対応を記述してお
き、 前記SMT段取り支援部は、製造指示されたプリント基
板の各設備における詳細な製造条件を指示するSMTラ
イン段取り指示書を、前記ユニット図番管理ファイル及
びSMTライン情報ファイルを参照して作成することを
特徴とする請求項3記載の製造管理システム。 - 【請求項5】 前記SMTライン段取り指示書は、前回
の段取りにおける各設備の製造条件コードと今回の段取
りにおける各設備の製造条件コードを含むことを特徴と
する請求項4記載の製造管理システム。 - 【請求項6】 部品図番毎に、部品をいずれの搭載機で
搭載すべきかを示す搭載機区分、搭載機において部品リ
ールが占有するチャンネル数、部品リールを取り付ける
カートリッジのタイプ及び部品リールのテープ幅を特定
するカートリッジタイプ、搭載機への設置順を決定する
際に使用するソート情報を含むパートデータを前記デー
タベースに登録しておき、 前記段取り支援部は、 製造指示されたプリント基板の製造に必要な部品図番と
その必要数をソースデータ管理ファイルを参照して求
め、 パートデータの搭載機区分を参照して各部品を搭載機別
に振り分け、 前記SMTライン情報ファイルに含まれる設備構成によ
り特定される搭載機の全チャンネル数及び搭載機に振り
分けられた各部品の占有チャンネル数を考慮して、前記
振り分けられた全部品の部品リールを該当搭載機にセッ
トするに必要なチャンネルが搭載機にあるか調べると共
に、在庫部品管理ファイルを参照して各部品について必
要以上の部品数があるか調べ、 振り分けられた全部品の部品リールをセットするに必要
なチャンネルが搭載機にあり、かつ、各部品について必
要以上の部品数があれば、各部品が取り付けられている
部品リールを引き当て、 前記パートデータに含まれる各部品のソート情報を参照
して搭載機に搭載する部品リールの設置順序を決定し、 ついで、搭載順に各部品リールを装着するカートリッジ
の設置位置(チャンネル)を決定し、 該カートリッジの設置位置情報、部品図番、部品種識別
情報、リールID、カートリッジID等を含む搭載機別
段取り指示書を作成することを特徴とする請求項3記載
の製造管理システム。 - 【請求項7】 前記段取り支援部は、搭載機区分により
複数の搭載機が指示されている場合には、各搭載機にお
ける部品セットチャンネル数あるいは搭載時間が均一に
なるように各部品種を搭載機別に振り分けることを特徴
とする請求項6記載の製造管理システム。 - 【請求項8】 前記段取り支援部は、必要な全ての部品
の部品リールをセットするに必要なチャンネルが搭載機
にない場合にはチャンネルオーバのアラームを出力し、
また、部品が不足する場合には不足部品リストを出力す
ることを特徴とする請求項6記載の製造管理システム。 - 【請求項9】 1つのプリント基板に必要な部品の種類
が多すぎて、全部品の部品リールを搭載するチャンネル
が搭載機にない時は、ユニット図番を2つに分割し、そ
れぞれについて段取り指示書を作成することを特徴とす
る請求項8記載の製造管理システム。 - 【請求項10】 前記ソート情報は、該当部品を搭載機
で搭載する際のXYテーブルスピード、インデックスス
ピード、ノズル径であり、前記段取り支援部は、XYテ
ーブルスピードの速い順に部品リールを並べ、XYテー
ブルスピードが同一の場合にはインデックススピードの
速い順に部品リールを並べ、インデックススピードが同
一の場合にはノズル径の小さいものから部品リールを順
に並べて前記部品リールのカートリッジ設置位置を決定
することを特徴とする請求項6記載の製造管理システ
ム。 - 【請求項11】 部品リールが結合された第1カートリ
ッジの搭載チャンネルから何チャンネル離して次の第2
カートリッジを搭載するかを示すカートリッジ隣接条件
を、第1、第2のカートリッジに装着される部品リール
のテープ幅の組み合わせで予め決定しておき、 前記段取り支援部は、設置順に部品リールのテープ幅を
パートデータより求め、該テープ幅と前記カートリッジ
隣接条件を参照してカートリッジの設置チャンネルを決
定することを特徴とする請求項6記載の製造管理システ
ム。 - 【請求項12】 搭載機に振り分けられた各部品が取り
付けられた部品リールを引き当てる際、前記段取り支援
部は、カートリッジに結合されている部品リールをカー
トリッジに結合されていない部品リールより優先的に引
き当て、また、該当リールが複数存在する場合には、部
品残数が少ない部品リールを優先的に引き当て、引き当
てた部品リールにおける部品残数の合計が前記必要部品
数以上となるようにすることを特徴とする請求項6記載
の製造管理システム。 - 【請求項13】 グループ化された複数種のプリント基
板の搭載機別段取り指示書を作成する場合、該段取り指
示書にグループIDを含ませると共に、前記引き当てた
部品リールにグループIDを対応ずけておき、 段取り指示書に基づいた実際の段取り時に、段取り支援
部は、グループIDが入力されると該グループIDを有
する部品リールが収納されているリールストッカーの棚
位置を表示することを特徴とする請求項12記載の製造
管理システム。 - 【請求項14】 カートリッジに結合されていない部品
リールを引き当てた場合には、前記段取り支援部は該部
品リールを結合するためのカートリッジ引き当て処理を
実行することを特徴とする請求項12記載の製造管理シ
ステム。 - 【請求項15】 前記カートリッジ管理ファイルは、カ
ートリッジ毎に、結合されている部品リールのリールI
D及び結合されるべき部品リールが決められているか否
かを示す部品固定フラグを備え、前記段取り支援部は、
カートリッジを引き当てる際、部品リールが装着されて
いない空きカートリッジを部品リールが装着されている
カートリッジより優先的に引き当て、かつ、結合される
べき部品リールが決められている部品固定のカートリッ
ジより結合される部品リールが任意の部品固定でないカ
ートリッジを優先的に引き当てることを特徴とする請求
項14記載の製造管理システム。 - 【請求項16】 段取り支援部は、前記搭載機区分によ
り手搭載が指示されている部品種について、部品毎に部
品図番、部品記号プリント基板上の部品搭載位置座標、
部品搭載方向、プリント基板の部品搭載面を有する手搭
載指示書を作成することを特徴とする請求項6記載の製
造管理システム。 - 【請求項17】 搭載機別段取り指示書に基づいて部品
リールが結合されたカートリッジを搭載機の各チャンネ
ルにセットした後、セットされたカートリッジのカート
リッジIDを読み取り、段取り指示書通りにカートリッ
ジがセットされているかを確認することを特徴とする請
求項6記載製造管理システム。 - 【請求項18】 在庫部品管理ファイルは、部品毎に、
部品リールのリールID、部品残数を有し、 所定の部品リールの部品残数と実際の部品残数との間に
ずれが生じた時、修正指示に従って部品残数を修正する
ことを特徴とする請求項1記載の製造管理システム。 - 【請求項19】 SMTラインを構成する各設備の製造
条件切替の許可/不許可を指示する情報及び最大手搭載
部品数を含む段取り条件を複数、段取り条件一覧ファイ
ルとしてデータベースに登録しておき、 所定の段取り条件を指定し、指定された段取り条件を満
足するようにグルーピングすることを特徴とする請求項
1記載の製造管理システム。 - 【請求項20】 プリント基板の製造数、納期等を指示
する製造オーダファイルをデータベースに登録してお
き、該プリント基板の製造に際して各搭載機で搭載した
部品数、手搭載数、段取り所要時間、搭載所要時間等の
製造実績を該製造オーダファイルに記録し、記録内容を
集計して製造実績を出力することを特徴とする請求項1
記載の製造管理システム。 - 【請求項21】 段取り所要時間を、SMTラインを停
止することなく段取りするに要した外段取り時間と、S
MTラインを停止して段取りするに要した内段取り時間
に分けて製造オーダファイルに記録して集計することを
特徴とする請求項19記載の製造管理システム。 - 【請求項22】 複数のSMTラインを同時に制御する
場合、段取り支援部は、 グループIDをSMTラインが識別できるように決定す
ると共に、グループIDに含まれる数値をグループID
の生成順に大きくし、 所定のSMTラインで製造するグループの部品リール引
き当てに際して、いずれのSMTラインでも未引き当て
で、カートリッジに結合されている部品リールを第1優
先で、前記SMTラインで引き当て済みの部品リールを
第2優先で、いずれのSMTラインでも未引き当てで、
カートリッジに結合されていない部品リールを第3優先
で引き当て、 前記部品リールの引き当てでカートリッジに結合されて
いない部品リールを引き当てた場合、カートリッジの引
き当てに際して、いずれのSMTラインでも未引き当て
の空きカートリッジを第1優先で、いずれのSMTライ
ンでも未引き当ての部品リール付きカートリッジを第2
優先で、前記SMTラインで引き当てられているカート
リッジの中で、グループIDが最も小さなカートリッジ
を第3優先で引き当てることを特徴とする請求項6記載
の製造管理システム。 - 【請求項23】 SMTライン提供メーカが異なる複数
のSMTラインを同時に制御する場合、段取り支援部
は、 グループIDをSMTラインが識別できるように決定す
ると共に、グループIDに含まれる数値をグループID
の生成順に大きくし、また、どのメーカ用のカートリッ
ジであるか識別できるようにし、 あるメーカの所定SMTラインで製造するグループの部
品リール引き当てに際して、いずれのSMTラインでも
未引き当てで、所定SMTライン用のカートリッジに結
合されている部品リールを第1優先で、前記SMTライ
ンで引き当て済みの部品リールを第2優先で、いずれの
SMTラインでも未引き当てで、カートリッジに結合さ
れていない部品リールを第3優先で引き当て、 前記部品リールの引き当てでカートリッジに結合されて
いない部品リールを引き当てた場合、カートリッジの引
き当てに際して、前記SMTラインの提供メーカーのカ
ートリッジであって、いずれのSMTラインでも未引
き当ての空きカートリッジを第1優先で、いずれのS
MTラインでも未引き当ての部品リール付きカートリッ
ジを第2優先で、前記SMTラインで引き当てられて
いるカートリッジの中で、グループIDが最も小さなカ
ートリッジを第3優先で引き当てることを特徴とする請
求項6記載の製造管理システム。 - 【請求項24】 搭載データ作成装置は、部品の搭載順
序を該部品が取り付けられた部品リールのチャンネル順
に並べると共に、同一部品種の部品を多数箇所に搭載す
る場合は搭載位置を結んだ経路が最短になるように、部
品の搭載順序を並べ替え、搭載順に部品をプリント基板
上に搭載する搭載データを作成することを特徴とする請
求項6記載の製造管理システム。 - 【請求項25】 前記パートデータは部品搭載方向を補
正する角度補正情報を有し、搭載データ作成装置は、部
品搭載位置座標に含まれる部品方向θを該角度補正情報
で補正して搭載データを作成することを特徴とする請求
項23記載の製造管理システム。
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