JP2005159164A - 表面実装機の部品段取り方法および表面実装機 - Google Patents

表面実装機の部品段取り方法および表面実装機 Download PDF

Info

Publication number
JP2005159164A
JP2005159164A JP2003398156A JP2003398156A JP2005159164A JP 2005159164 A JP2005159164 A JP 2005159164A JP 2003398156 A JP2003398156 A JP 2003398156A JP 2003398156 A JP2003398156 A JP 2003398156A JP 2005159164 A JP2005159164 A JP 2005159164A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
parts
production
board
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003398156A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4372522B2 (ja
Inventor
Saburo Ito
三郎 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP2003398156A priority Critical patent/JP4372522B2/ja
Priority to CNB2004100956346A priority patent/CN100512601C/zh
Publication of JP2005159164A publication Critical patent/JP2005159164A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4372522B2 publication Critical patent/JP4372522B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Abstract

【課題】 部品の集荷および装填作業等、段取り作業をより効率良く行えるようにする。
【解決手段】 リール50とその部品数との対応関係を示すデータと、リール50の保管場所を示すデータと、テープフィーダー5とこれにセットされるリール50との対応関係を示すデータと、フィーダー5とそれが設置される位置との対応関係を示すデータとを予めデータ記憶手段32に記憶し、実装時に消費される部品数をカウントして部品供給部4内のリール50の残存部品数を求め、段取り時には、生産プログラム、前記各データおよび残存部品数に基づき、次の基板の要求部品を供給するフィーダー5を設置すべき位置、次のプリント基板の要求部品を保有するフィーダー5(リール50)の所在およびその残存部品数をコントロールユニット30の表示手段35又は携帯端末40の液晶表示部41に表示させるようにした。
【選択図】 図4

Description

本発明は、プリント基板等の基板上にIC等の電子部品を自動的に実装する表面実装機に適用される発明であって、特に表面実装機で使用される実装部品の段取りの作業性を向上させることができる表面実装機の部品段取り方法およびこの方法を実施可能な表面実装機に関するものである。
従来から、一乃至複数の実装用ヘッドを備えた移動可能なヘッドユニットによりIC等の電子部品を部品供給部から吸着して実装作業位置に位置決めされている基板上に実装するようにした表面実装機が一般に知られている(例えば特許文献1)。この種の表面実装機では、例えば各種部品を供給可能とすべく多数のフィーダーを配設した部品供給部ユニットが装備され、所定数のテープフィーダーを並列に配置した部品供給部ユニットが装備されているようになっている。
特開平5−4133号公報
基板の実装処理では、その品種毎に使用する部品の種類が異なるため、生産が始まるまでに事前に部品(リール)を集荷してテープフィーダーに装填しておく必要がある。このような作業は、従来、プリントアウトされた生産計画表に基づいてオペレータが必要なリール数を予測し、生産計画表とは別にプリントアウトされた部品庫リスト(すなわち部品名と保管場所とを表示したリスト)を参照しながら集荷し、さらに基板(種類)毎のフィーダー配置リストを参照して対象フィーダーを特定しながら行っている。そのため、オペレータは複数のリストを参照しながら作業を行う必要があり煩雑であった。
また、テープフィーダーが表面実装機本体から取り外された場合、部品の残数は正確には管理されておらず、リールの巻き状態などからオペレータが残数を予想して次の実装処理に使用している。そのため、実装作業中に不意に部品切れが生じる場合もあり、このような場合には、部品集荷の遅れにより生産効率を低下させる原因となる。
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたものであって、表面実装機におけるプリント基板等の実装処理に際し、部品の集荷およびフィーダーの配置変更等の段取り作業をより効率良く行えるようにし、その結果、生産性を向上させることを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、多数の電子部品を保有する部品集合体を部品供給手段にセットして、部品供給領域内の予め定められた位置に設置する一方、生産する基板についてその基板に実装されるべき電子部品である要求部品とそれに対応する部品供給手段が設置される位置との関係を示すデータを含む生産プログラムを予め記憶し、上記基板に対する電子部品の実装時に、上記生産プログラムに基づき部品供給領域内に設置された部品供給手段の部品集合体から電子部品を取出すようにした表面実装機の部品段取り方法であって、前記部品集合体の在庫の保管場所を示すデータと、前記部品供給手段とそれにセットされる部品集合体との対応関係を示すデータと、前記部品供給領域内に設置される部品供給手段とその部品供給手段が設置される設置位置との対応関係を示すデータとを予め記憶する処理と、生産基板の種別の変更に伴う段取り時に、次の基板の要求部品を保有する部品集合体の前記部品供給領域内における設置すべき位置を前記生産プログラムから読出して表示するとともに、前記各データに基づき次の基板の要求部品を保有する部品集合体の所在を表示する処理と、前記の表示に基づいて次の基板の要求部品を保有する部品集合体を前記部品供給領域内に設置する処理とを行うようにしたものである(請求項1)。
この方法においては、さらに前記部品集合体とそれに保持される部品数との対応関係を示すデータを予め記憶する処理と、実装時に消費される部品数をカウントすることにより前記部品供給領域内に設置される部品集合体の残存部品数を求める処理と、次の基板の要求部品を保有する部品集合体の所在を表示するとともにその残存部品数を表示する処理とを行うようにするのが好ましい(請求項2)。
また、部品集合体の前記所在として複数の所在がある場合には、予め設定されている優先順位でその所在を表示するのが好ましい(請求項3)。
さらに、前記段取り時に、次の基板の要求部品を保有する部品集合体のうち前記部品供給領域内における設置すべき位置に既に設置されているものについては、当該部品集合体を設置すべき位置および要求部品を保有する部品集合体の所在を非表示とするのが好ましい(請求項4)。
なお、生産する基板の種類と要求部品との対応関係を示すデータと前記種類毎の生産数を示すデータとをさらに前記生産プログラムとして予め記憶しておき、生産開始前に、これらデータから前記生産プログラムに含まれる全種類の基板の生産に使用される要求部品毎の部品集合体の総数を表示するようにしてもよい(請求項5)。
一方、本発明に係る表面実装機は、多数の電子部品を保有する部品集合体を部品供給手段にセットして、部品供給領域内の予め定められた位置に設置する一方、生産する基板についてその基板に実装されるべき電子部品である要求部品とそれに対応する部品供給手段が設置される位置との関係を示すデータを含む生産プログラムを予め記憶し、上記基板に対する電子部品の実装時に、上記生産プログラムに基づき部品供給領域内に設置された部品供給手段の部品集合体から電子部品を取出すようにした表面実装機であって、前記部品集合体の在庫の保管場所を示すデータと、前記部品供給手段とそれにセットされる部品集合体との対応関係を示すデータと、前記部品供給領域内に設置される部品供給手段とその部品供給手段が設置される設置位置との対応関係を示すデータとを予め記憶する記憶手段と、上記各データを入力するための入力手段と、生産基板の種別の変更に伴う段取り時に、前記記憶手段から次の基板の要求部品を保有する部品集合体の前記部品供給領域内における設置すべき位置を読出して表示するとともに、前記記憶手段に記憶された前記各データに基づき次のプリント基板の要求部品を保有する部品集合体の所在を表示する表示手段とを備えているものである(請求項6)。
この表面実装機において、前記表示手段は、表示内容を無線で受信可能な携帯端末に設けられているのが好ましい(請求項7)。
一方、本発明の生産スケジュール確認方法は、生産プログラムに基づき部品供給領域内に設置された部品供給手段から電子部品を取出しながら基板上に実装するようにした表面実装機の生産スケジュールの確認方法であって、生産する基板の種類とその種類毎の単位基板当たりのタクトタイムに関するデータを記憶させておき、このタクトタイムに関するデータと、生産する基板の種類とその種類毎の生産数との対応関係を示すデータを含む前記生産プログラムとに基づき、前記生産プログラムに含まれる基板の生産タイムスケジュールを作成し表示するようにしたものである(請求項8)。
また、本発明の生産条件充足確認方法は、生産プログラムに基づき部品供給領域内に設置された部品供給手段から電子部品を取出しながら基板上に実装するようにした表面実装機の生産条件確認方法であって、生産する基板の種類毎の生産条件とその生産条件に応じて入力を要求する確認用情報との対応関係を示すデータを予め記憶しておき、生産基板の種別の変更に伴う段取り時に前記確認用情報を入力させ、この入力情報と前記生産条件とを照合して生産条件が満たされているか否かを判別し、その結果を表示するようにしたものである(請求項9)。
さらに、本発明の表面実装機は、生産プログラムに基づき部品供給領域内に設置された部品供給手段から電子部品を取出しながら基板上に実装するようにした表面実装機において、実装動作中に異常が生じたときにその状態を撮像可能な撮像手段およびその異常状態を音声入力可能とする入力手段のうちの少なくとも一方と、前記撮像手段により撮像された画像データまたは前記入力手段により入力された音声データを異常履歴データとして記憶する記憶手段とを備えているものである(請求項10)。
請求項1に係る方法のように、段取り時に、次の基板の要求部品を保有する部品集合体の設置すべき位置と、次の基板の要求部品を保有する部品集合体の所在およびその残存部品数とを表示するようにすれば、オペレータは部品供給領域内に設置された部品集合体のうち不要なもの、つまり交換が必要なものを容易に特定することができ、その際、次に設置すべき部品集合体の所在(部品供給領域内に設置されている場合にはその位置、在庫についてはその保管場所)も容易に特定することができる。そのため、基板の品種切換えに伴う段取り替え作業を迅速かつ、正確に行うことができ、基板の生産性を向上させることができる。
特に、請求項2に係る方法によると、次に設置すべき部品集合体の残存部品数も併せて表示することにより、オペレータは、部品の過不足を正確に認識することができ、この際部品集合体の在庫の保管場所を併せて表示することにより、部品が不足している場合には新たな部品集合体を速やかに集荷して次の基板の生産に移行することが可能となる。そのため、段取り替えを迅速に行えることに加え、不意の部品切れ等を未然に回避することもできるようになる。
なお、部品集合体の前記所在として複数の所在がある場合、例えば上記のように部品供給手段に装着された仕掛かり途中の部品集合体とその在庫品(新品)とがあるような場合には、請求項3に係る発明のように予め設定されている優先順位でその所在を表示するようにすれば、例えば仕掛かり途中の部品集合体から優先的に使用することが可能となるため、部品集合体の部品を無駄なく有効に使用することができるようになる。
また、請求項4に係る発明のように、既に部品供給領域内における設置すべき位置に対象となる部品集合体が設定されている場合に、当該部品集合体を設置すべき位置および要求部品を保有する部品集合体の所在を非表示とすれば、部品供給手段の不要な脱着を軽減することができ、また、実質的に不要な表示によりオペレータが確認ミスを起こすといったトラブルの発生を未然に防止することが可能となる。
また、請求項5に係る方法のように、生産開始前に、前記生産プログラムに含まれる全種類の基板の生産に使用される要求部品毎の部品集合体の合計数を表示するようにすれば、オペレータは例えばその日に使用される全ての種類および数の部品集合体を事前に準備しておくことが可能となるため、段取り替え時間を短縮する上で有利となり、より一層基板の生産性を向上させることができるようになる。
一方、請求項6に係る表面実装機によると、入力手段を介して上記各種データを予め記憶手段に記憶させておけば、生産機種の変更に伴う段取り替え時には、次の基板の要求部品を保有する部品集合体の設置位置と、次の基板の要求部品を保有する部品集合体の所在が表示手段により自動的に表示される。そのため、オペレータは、この表示を見ながら段取り替え作業を行うことにより請求項1に係る段取り替え方法を良好に実施することが可能となる。
特に、請求項7に係る表面実装機のように、前記表示内容を無線で受信可能な携帯端末に前記表示手段を設けるようにすれば、オペレータは携帯端末を持ち歩いて表示内容を参照しながら部品集合体の集荷作業等を行うことが可能となるため、段取り替え作業をより効率的に行うことができるようになる。
一方、請求項8に係る生産スケジュール確認方法によれば、オペレータが容易に生産終了時刻等のタイムスケジュールを確認することが可能になる。また、生産プログラムの変更があった場合等でも、容易にタイムスケジュールの変更を確認することができるようになる。
また、請求項9に係る生産条件充足確認方法によれば、基板の種類毎に異なる生産条件が充足されているか否かを確認することが可能となる。例えば基板の種類毎に異なる治具を使用するという生産条件がある場合には、治具に確認用情報を記しておき生産開始前にオペレータがその情報を入力するようにしておけば、生産基板に適合するものか否かを容易に判別することが可能となる。そのため、非適合な治具が使用されたまま実装作業が進められるといったトラブルの発生を未然に防止することが可能となる。
また、請求項10に係る表面実装機によると、トラブルの発生状況を画像(映像)や音声で後に詳細に確認することが可能となるため、トラブルの発生原因を究明する上で有効となる。
本発明の好ましい実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1および図2は本発明に係る表面実装機(以下、実装機と略する)の一例を概略的に示している。これらの図において、実装機本体の基台1上には、プリント基板搬送用のコンベア2が配置され、プリント基板Pが上記コンベア2上を搬送され、所定の実装作業位置で停止されるようになっている。
実装作業位置にはプリント基板Pをその下側から支持する基板受け台3が昇降可能に設けられており、この基板受け台3が下降端の待機位置から上昇端位置に変位することにより基板受け台3上に立設される支持ピンによりプリント基板Pをリフトアップした状態で位置決めするように構成されている。なお、基板受け台3は、プリント基板Pの種類に応じてサイズやピン配置が異なる専用のものが準備されており、生産基板の品種変更の際には、オペレータによって交換されるようになっている。
上記コンベア2の前後側方には、それぞれ部品供給部4が設けられている。各部品供給部4にはそれぞれ複数個の部品供給ユニットが設けられ、図示の例ではそれぞれ2個の部品供給部ユニットがX軸方向に並列に設けられることにより合計4個の部品供給部ユニット(部品供給部ユニット4A〜4Dという)がコンベア2の前後側方に配置されている。
各部品供給部ユニット4A〜4Dには、それぞれ、部品供給手段としてテープフィーダー5が配設されており、このテープフィーダー5が多数列に並んで配置されている。
各テープフィーダー5には、図4に示すように、部品集合体としての部品リール50(以下、単にリール50という)が回転可能に保持されている。このリール50には、小片状の電子部品(図示せず)を所定間隔おきに収納、保持したテープ51が巻回されており、リール50からフィーダー先端の部品取出し部へテープ51が導出されることにより後記実装用ヘッド18によりテープ51から部品が吸着されるようになっているとともに、繰り出し機構により、部品が取出されるにつれてテープ51が繰り出されるようになっている。
各部品供給部ユニット4A〜4Dは、詳しく図示していないが、それぞれ実装機本体の所定の取付け部に支持され、かつクランプ手段によってクランプされることにより実装機本体に取付けられており、クランプ手段のクランプ解除により部品供給部ユニット4A〜4D毎に実装機本体から取外し可能となり、多数列のテープフィーダー5を含む各部品供給部ユニット4A〜4Dの一括交換が可能となっている。
なお、部品供給部ユニット4A〜4Dは、それぞれ個別に図3に示すような一括交換台車20に搭載されている。この一括交換台車20は、その上端部に、部品供給部ユニット4A〜4Dの支持部22を有するとともに、下端部にキャスター24を有し、部品供給部ユニット4A〜4Dを支持した状態で自由に移動し得るようになっている。そして、実装対象となる多種類のプリント基板Pに対応するように、部品供給部ユニットおよび一括交換台車が複数用意され、選択的にこれら部品供給部ユニットが実装機本体に組付けられるようになっている。
一方、前記基台1の上方には、図1および図2に示すように、部品装着用のヘッドユニット6が装備されている。このヘッドユニット6は、部品供給部4とプリント基板3が位置する実装作業位置とにわたって移動可能とされ、X軸方向(コンベア2と平行な方向)及びY軸方向(コンベア2と直交する方向)に移動可能となっている。
すなわち、上記基台1上には、Y軸方向の固定レール7と、Y軸サーボモータ9により回転駆動されるボールねじ軸8とが配設され、上記固定レール7上にヘッドユニット支持部材11が配置され、この支持部材11に設けられたナット部分12が上記ボールねじ軸8に螺合している。また、上記支持部材11には、X軸方向のガイド部材13と、X軸サーボモータ15により駆動されるボールねじ軸14とが配設され、上記ガイド部材13にヘッドユニット6が移動可能に保持され、このヘッドユニット6に設けられたナット部分(図示せず)がボールねじ軸14に螺合している。そして、Y軸サーボモータ9の作動により上記支持部材11がY軸方向に移動するとともに、X軸サーボモータ15の作動によりヘッドユニット6が支持部材11に対してX軸方向に移動するようになっている。
ヘッドユニット6には部品装着用の複数の実装用ヘッド18が搭載されており、当実施形態では8本の実装用ヘッド18がX軸方向に等間隔で一列に並べて搭載されている。
各実装用ヘッド18は、それぞれヘッドユニット6のフレームに対してZ軸方向の移動及びR軸(ノズル中心軸)回りの回転が可能とされ、サーボモータを駆動源とする昇降駆動手段および回転駆動手段により駆動されるようになっている。また、各実装用ヘッド18には、その先端(下端)に吸着ノズル18aが装着されており、図外の負圧供給手段から吸着ノズル先端に負圧が供給されることにより、この負圧による吸引力で部品を吸着するようになっている。
図4は上記実装機の制御系統を示しており、この図において、実装機を含む実装ラインに対して装備されているコントロールユニット30は、論理演算を実行する周知のCPU、そのCPUを制御する種々のプログラムなどを予め記憶するROMおよび装置動作中に種々のデータを一時的に記憶するRAM等から構成されており、その機能構成として、実装制御手段31、データ記憶手段32、演算処理手段33および無線送受信手段34等が含まれている。なお、このコントロールユニット30には、該ユニット30と別体で、かつユニット30との間で無線回線を通じてデータを送受信可能な携帯端末40も含まれており、オペレータが携帯するようになっている。
実装制御手段31は、予め記憶された生産プログラムに従って上記Y軸,X軸の各サーボモータ9,15や実装用ヘッド18の昇降駆動手段および回転駆動手段等を制御することにより部品供給部からの部品の吸着およびプリント基板Pへの部品の装着等の実装動作を統括的に制御するものである。
データ記憶手段32は、生産プログラムや、その他の実装機の作動制御に必要な各種データを記憶するもので、例えば、その日に生産するプリント基板Pの種類および数等の生産計画データ、部品の種類、その種類毎のリール50の部品保有数等の実装部品データ、プリント基板Pの種類毎の基板受け台ID、グループIDおよび実装部品(要求部品)の種類、数、実装位置等の生産情報、プリント基板Pの種類とその基板1枚当たりの実装時間の実録値又は推定値データとを対応づけたタクトデータ、各プリント基板毎の実装部品と各部品を供給するテープフィーダー5(リール50)が設置されるべき位置とを対応づけた部品供給情報、プリント基板Pの種類と基板受け台のIDとを対応づけた治具情報、段取り情報および在庫部品情報等の各種データがそれぞれファイル形式で記憶される。
ここで、段取り情報データとは、部品の種類と、その種類の部品を供給するテープフィーダー5(リール50)の部品供給部4(各部品供給部ユニット4A〜4D)におけるセット位置との関係を示すデータであって後述するように段取り時にオペレータがバーコードラベル5a,50aをバーコードリーダー35により読み取ることによりデータ記憶手段32内の段取り情報データファイルに記録される。また、在庫部品情報データとは、図外の保管庫に保管される在庫リール50の種類とその保管場所との関係を示すデータであって、例えばリール50の入庫時にオペレータがリール50に貼着されるバーコードラベル50aと保管場所に貼着されるバーコードラベルをバーコードリーダー35により読み取ることによりデータ記憶手段32内の在庫部品情報データファイルに記録される。
演算処理手段33は、データ記憶部32から生産プログラムや各種データを読出し、上記実装制御手段の作動に必要な各種演算を行うとともに、後述するタイムスケジュールを演算するようになっている。
無線送受信手段34は、オペレータが携帯する無線送受信機能を有する前記携帯端末40とのデータ通信を、無線回線を通じて送受信するものである。なお、携帯端末40は例えばPDA(Personal Digital Assistant)と呼ばれるものであって、液晶表示部41、入力操作部42、画像入力部(カメラ)および音声入力部(マイク)を備えており、前記コントロールユニット30との間で無線回線を通じて相互にデータ交換が可能になっている。
以上のような実装機においては、以下の(1)〜(4)の方法(手順)でプリント基板Pの生産準備および生産を行う。図5〜図8は、その方法とコントロールユニット30における主な処理をフローチャートで示している。以下、順に説明する。
(1)生産スケジュールの作成
図5は、生産スケジュールの作成方法をフローチャートで示している。まず、ステップS1で、プリント基板Pの生産管理部門において生産計画書、つまりその日に生産するプリント基板Pの種別および生産数等のスケジュールが発行されると、その内容をコントロールユニット30内の前記データ記憶手段32に登録する(ステップS2)。登録は、オペレータが入力操作手段36を操作することによって行うが、例えば生産計画書に印されるバーコードをバーコードリーダーで読み取ることにより行う。
次いで、オペレータが入力操作手段36を操作することにより、前記スケジュールのうち最初に生産するプリント基板Pの生産開始時刻を設定する(ステップS3)。この設定が終わると、コントロールユニット30(演算処理手段手段33)において具体的なタイムスケジュールの演算を行わせる。
まず、対象基板Pのタクトデータ、すなわち対象基板1枚当たりの実装時間の実録値又は推定値データが記憶手段32に登録(記憶)されているか否かを判断させる(ステップS4,S5)。ここで、登録されていない場合には、表示手段35にその旨を表示させ、これに対してオペレータが入力操作手段36を操作して対象基板Pの実装時間の実録値又は推定値を入力すると、プリント基板Pの種類とタクトタイムとの対応関係を示す上記タクトデータをタクトデータファイルF1に記録する(ステップS6)。
既にタクトデータがタクトデータファイルF1に記録されている場合、又はオペレータの操作によりタクトデータがタクトデータファイルF1に記録された場合には、タクトデータファイルF1から対象基板Pのタクトデータを、データ記憶手段32内に既に登録されている稼働率データファイルF2から稼働率データをそれぞれ演算処理手段手段33に読込ませて生産稼働率時間を演算させ、さらに予備時間データファイルF3から段取り作業時間や休憩時間等の予備時間データを演算処理手段手段33に読込ませて対象基板Pの生産終了時刻を求めさせる(ステップS7,S8)。
次いで、生産スケジュールに他の種別のプリント基板Pがあるか否かを判断し、ある場合には、対象基板Pの設定を次に生産する種別のプリント基板Pに変更した後、先に生産するプリント基板Pの生産終了時刻を生産開始時刻に設定してステップS4〜ステップS9の処理を繰り返し行わせる。
こうして最終的に生産スケジュールに含まれる全ての種別のプリント基板Pについて生産開始時刻の設定と生産終了時刻の演算を行わせて(ステップS9でYES)、その内容、つまりプリント基板Pの種別毎の生産開始時刻と終了時間を示すタイムスケジュールを表示手段35又は(および)携帯端末40の液晶表示部41に表示させる。
(2)必要リール数の計算
図6は、必要リール数の計算方法を示すフローチャートである。
まず、ステップS21で、データ記憶手段32内に既に登録されている生産情報データファイルF4から上記生産スケジュールに含まれるプリント基板Pの生産情報データを演算処理手段手段33に読込ませ、その日に使用される部品の種類と種類毎の合計数を演算させ、さらにその値に基づいてその日に必要なリール50の総数を演算させる(ステップS22)。
次いで、生産スケジュール内に他の種類の部品が残っているか否かを判断させて(ステップS23)、上記同様の処理を繰り返させる。こうしてその日に使用する部品の種類毎の必要リール数が求められると、その内容を表示手段35又は(および)携帯端末40の液晶表示部41に表示させる(ステップS24)。
(3)段取り作業
図7は、生産計画データに含まれる種類のプリント基板Pのうち最初に生産するプリント基板Pの段取り方法をフローチャートで示している。
この段取り作業では、まずオペレータが入力操作手段36を操作してプリント基板Pの種別の設定を行うことにより、データ記憶手段32に記憶されている生産情報データファイルF4から当該対象基板Pに対応するデータを読出させ、その内容を表示手段35又は(および)携帯端末40の液晶表示部41に表示させる(ステップS31,S32)。
次いで、ステップS32で表示させた内容のうち当該プリント基板Pの生産条件に対して確認用情報をオペレータによって入力させ、その確認用情報が前記生産条件に適合するものか否かを判断させる(ステップS33)。例えば表示手段35に生産情報の1つとして基板受け台IDを表示させ、オペレータに当該IDに対応する基板受け台3を実装機にセットさせた後、確認用情報としてその基板受け台3に貼着されているバーコードラベルをバーコードリーダーにより読み取らせ、データ記憶手段32に記憶されている治具情報データに基づいて基板受け台IDと実際にセットされた基板受け台3とが一致するか否かを判断させる。これによって生産情報データに記録されている基板受け台3と異なる種別の基板受け台3が誤ってセットされるのを防止するようになっている。
次いで、データ記憶手段32に記録されている段取り情報データファイルF5から現時点の段取りデータを、部品供給情報データファイルF6から対象基板Pに対応する部品供給情報データをそれぞれ演算処理手段手段33に読込ませ、対象基板Pの生産情報データに含まれる種類の部品のうち、既に当該部品を供給するテープフィーダー5(当該部品を保有するリール50がセットされたテープフィーダー5)が部品供給部4のセットすべき位置、つまり部品供給情報データに記録された位置にセットされているかものがあるか否かを判断させ、該当する部品がある場合には当該部品についてスキップフラグを立てる(ステップS34,S35)。
そして、スキップフラグを立てた種類以外の部品が生産情報データに含まれているか否かを判断させ、含まれている場合には、該当する部品を供給するテープフィーダー5のセット位置と同テープフィーダー5の現在の所在を表示手段35又は(および)携帯端末40の液晶表示部41に表示させる(ステップS37)。テープフィーダー5の現在の所在表示は、該当部品を供給するテープフィーダー5が部品供給部4にセットされている場合(セットすべき位置と異なる位置にセットされている場合)には、現在のセット位置を表示させる。また、該当部品を供給するテープフィーダー5が部品供給部4から取り外されている場合には、その旨の表示を行う。さらに、データ記憶手段32に記憶されている在庫部品情報データを読出し、該当部品を保有するリール50の保管場所を表示手段35等に併せて表示させる。なお、テープフィーダー5(リール50)の所在が複数ある場合には、予めオペレータにより設定された使用順序(優先順位)に従ってその所在を表示させるようにする。
そして、表示手段35に表示される内容に基づいて段取り作業を行うとともに、その際に段取り情報を入力してその内容を登録する操作を行い、段取り情報データとして対象基板Pの段取り情報データを段取り情報データファイルF5に更新的に記録する(ステップS38,S39)。
ここで、段取り情報の入力方法について説明すると、まず、該当部品を供給するテープフィーダー5(該当部品を保有するリール50がセットされたテープフィーダー5)が部品供給部4にセットされていない場合には、オペレータが表示手段35等に表示された保管場所からリール50を集荷し、これをテープフィーダー5にセットし、さらにこのフィーダー5を表示手段35に表示されている部品供給部4(部品供給部ユニット4A〜4D)の所定のセット位置にセットする。この際、リール50には、例えば図4に示すように予め部品の種類に応じて定められた機別記号をバーコード化したラベル50a(バーコードラベル50a)を貼着し、また、テープフィーダー5にも識別記号をバーコード化したラベル5a(バーコードラベル5a)を貼着しておく。そしてさらに、部品供給部4(部品供給部ユニット4A〜4D)の各セット位置にも同様のバーコードラベル(不図示)を貼着しておき、オペレータにこれらラベル5a,50aをバーコードリーダー37によって読み取らせることにより段取り情報の入力を行う。これに対して、該当部品を供給するテープフィーダー5がセットすべき位置と異なる位置にセットされている場合の段取り情報の入力は、該当するテープフィーダー5を部品供給部4(部品供給部ユニット4A〜4D)から取外し、テープフィーダー5のバーコードラベル50aと新たなセット位置のバーコードラベルをバーコードリーダー37によって読み取ることにより行う。この場合、リール50のバーコードラベル50aは先の段取り時に読み取られてテープフィーダー5との対応関係が既に入力されているため、テープフィーダー5のラベル50aとセット位置のラベルを読込むだけで、新たな段取り情報の入力を行うことができる。
このようにして新たな段取り情報の入力および登録が完了すると、生産スケジュールの次に生産するプリント基板Pの段取りを行えるか否かを判断し、行えると判断した場合にはステップS31に移行する。例えば連続して生産される2種類のプリント基板Pの段取りを同時に行うことができる場合には、ここでYESと判断する。
ステップS40で、次に生産するプリント基板Pの段取りを行えないと判断した場合には、段取り作業が完了する。
(4)生産作業
図8は、生産作業の方法をフローチャートで示している。
生産作業では、オペレータが入力操作手段36の操作により生産開始データを入力することによりプリント基板Pの生産を開始する(ステップS51)。生産開始後の実装機の動作については簡単に説明すると次の通りである。
まず、プリント基板Pが前記実装作業位置に搬入、位置決めされる一方で、ヘッドユニット6が部品供給部4(部品供給部ユニット4A〜4D)に移動して各実装用ヘッド18による部品の吸着が行われる。具体的には、実装用ヘッド18が対象となるテープフィーダー5の上方に配置された後、実装用ヘッド18が昇降することによりテープ内の部品を吸着ノズル18aにより吸着した状態でテープフィーダー5から取出す。この際、可能な場合には複数の実装用ヘッド18により同時にテープフィーダー5から部品が取出される。そして、部品の吸着が完了すると最初の部品をプリント基板P上に実装すべくヘッドユニット6が部品供給部4からプリント基板P上に移動し、各実装用ヘッド18に吸着された部品が順次プリント基板P上に実装されることとなる。具体的には、対象となる部品を吸着した実装用ヘッド18が実装位置の上方に配置された後、実装用ヘッド18が昇降するとともにその最下位置で吸着ノズル18aへの負圧供給が遮断されることにより部品がプリント基板3上に実装されることとなる。こうして以後、ヘッドユニット6が部品供給部4と基板受け台3との間を往復しながらプリント基板3上に必要数の部品が順次実装されることとなる。
このようなプリント基板Pの生産が実行されている最中、実装ミス、例えば部品の吸着ミスや実装ミス等の異常が発生したか否かを常時判断させ、発生していない場合にはステップS58に移行し、各テープフィーダー5の消費部品量をコントロールユニット30内の図外のカウンタ(計数手段)によりカウントさせ、そのカウント値から各テープフィーダー5の残存部品数(リール50の残存部品数)を演算させるとともに、各テープフィーダー5毎の残存部品数を表示手段35又は(および)携帯端末40の液晶表示部41に表示させる。
一方、ステップS52で部品の吸着ミス等の異常が発生したと判断した場合には、その旨を表示手段35又は(および)携帯端末40の液晶表示部41に表示させるとともに実装機を停止させる(ステップS53)。これに対してオペレータが携帯端末40により異常場所を撮像するとともにその状況を音声入力し、携帯端末40の入力操作部42を操作してその内容をデータ記憶手段32に履歴情報データファイルF7として登録した後、担当オペレータに連絡して所定の異常解除処理を行い、入力操作手段36の操作により再開指令を入力することにより実装動作を再開させる(ステップS54〜S57)。
そして、全ての部品がプリント基板Pに実装されたか否かを判断しながら、ステップS51〜ステップS59の処理を繰り返し実行し、最終的に全ての部品が実装されたと判断すると(生産の終了)、当該プリント基板Pの生産作業を終了する。
以上のような実装機によると、段取り時には、生産基板Pの要求部品を供給するテープフィーダー5を設置すべき位置を表示手段35又は(および)携帯端末40の液晶表示部41に表示させるとともに、生産基板Pの要求部品を供給するテープフィーダー5(リール50)の所在を表示手段35等に表示するようにしているので、オペレータは部品供給部4(部品供給部ユニット4A〜4D)に設置されたテープフィーダー5のうち不要なもの、つまり交換が必要なものを容易に特定することができ、また、次に設置すべきテープフィーダー5(リール50)の所在も容易に特定することができるため、段取り作業を迅速、かつ正確に行うことができ、プリント基板Pの生産性を向上させることができる。
しかも、次に設置すべきテープフィーダー5の残存部品数も併せて表示させるため、オペレータは部品の不足分を正確に認識することができ、また、リール50の保管場所も上記の通り表示手段35等に表示されることにより、オペレータは部品が不足している場合には新たなリール50を速やかに集荷して次のプリント基板Pの生産に移行することができる。従って、段取り作業を迅速に行うことができるばかりか、リール50の補充をオペレータに促すことができ、これにより不意の部品切れ等を未然に回避することもできるようになる。
特に、上記実施形態では、要求部品のうち既に部品供給部4のセットすべき位置にテープフィーダー5がセットされているものについては、テープフィーダー5をセットすべき位置やその所在の表示を行わないため(図7のステップS34〜S37)、オペレータがテープフィーダー5の不要な脱着作業を行うのを防止することができ、これによって段取りの作業性を向上させることもできる。
また、テープフィーダー5(リール50)の前記所在として複数の所在を表示する場合には、上記のように優先順位を付けてその所在を表示するようにしているので、例えば、リール50のうちテープフィーダー5にセットされているものから順に使用することをオペレータに意識付けすることができ、この場合には、仕掛かりリール50から部品集合体の部品を無駄なく有効に使用することができるという効果もある。
また、生産開始前には、その日の生産スケジュールに含まれる全種類のプリント基板Pの生産に使用される部品の種別毎のリール50の総数を求めて表示するようにしているので、オペレータはその日に使用される全ての種別のリール50を過不足なく事前に準備しておくことが可能となる。そのため、このような事前準備をしておく場合には、オペレータが何度も部品庫に足を運ぶといった煩雑さがなくなるとともに段取り替え時間を短縮することができ、その結果、より一層基板Pの生産性を向上させることができるようになる。
また、上記のような携帯端末40を設け、段取りに関する表示をその液晶表示部41に表示させ得るようにしているので、オペレータは携帯端末40を持ち歩いて表示内容を参照しながらリール50等の集荷作業を行うことができるため、所在の確認ミス等を軽減して段取り替え作業をより効率的に、かつ正確に行うこともできる。
また、生産開始前には、その日の生産スケジュールに含まれるプリント基板Pの生産終了時刻等のタイムスケジュールを求めて表示するため、オペレータはそのタイムスケジュールに従って段取りの準備を進めることが可能となる。そのため、この点でも段取り作業を効率的に行えるようになる。
また、実装時には、異常の発生状況を画像(映像)および音声で残すことができるため、異常の発生原因を後に詳細に究明することが可能になるという利点もある。
ところで、以上説明した実施形態の実装機は、本発明に係る表面実装機(本発明に係る部品段取り方法を実施可能な表面実装機)の一の実施形態であって、その具体的な構成(および段取り方法)は本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、実施形態では、バーコードリーダー37を使ってバーコードラベル5a、50a等を読み取ることにより段取り情報データの入力を行うようにしているが、例えば、テープフィーダー5とコントロールユニット30との間で通信可能な場合には、テープフィーダー5およびリール50に予め識別情報(ID)を設定しておき、コントロールユニット30によって部品供給部4にセットされたテープフィーダー5およびリール50を識別することによって段取り情報データを作成、記憶するように構成してもよい。
また、実施形態では、テープフィーダー5(リール50)の所在の表示として、テープフィーダー5が部品供給部4から取り外されている場合には、その旨を表示するようにしているが、より具体的に待機させておく場所が決まっている場合にはその場所を表示させるようにしてもよい。この場合には、当該テープフィーダー5を部品供給部4から取り外す際に、オペレータがテープフィーダー5の待機場所等を携帯端末40から入力するようにすればよい。
実施形態では、本発明を部品供給手段としてテープフィーダー5を有する実装機に適用した例について説明しているが、勿論その他のフィーダー、例えばスティックフィーダ等を有する実装機にも本発明は適用可能である。
本発明に係る表面実装機(本発明に係る部品段取り方法を実施可能な表面実装機)を示す平面略図である。 表面実装機の正面略図である。 一括交換台車の正面図である。 実装制御等の処理を行う演算制御系統を示すブロック図である。 生産スケジュールの作成方法とコントロールユニットでの処理内容を示すフローチャートである。 必要リール数の計算方法を示すフローチャートである。 段取り作業の方法とコントロールユニットでの処理内容を示すフローチャートである。 プリント基板の生産方法とコントロールユニットでの処理内容を示すフローチャートである。
符号の説明
1 ヘッドユニット
4 部品供給部
4A〜4D 部品供給部ユニット
5 テープフィーダー
30 コントロールユニット
31 実装制御手段
32 データ記憶手段
33 演算処理手段
34 無線送受信手段
35 表示手段
36 入力操作手段
40 携帯端末
41 液晶表示部
42 入力操作部
50 リール

Claims (10)

  1. 多数の電子部品を保有する部品集合体を部品供給手段にセットして、部品供給領域内の予め定められた位置に設置する一方、生産する基板についてその基板に実装されるべき電子部品である要求部品とそれに対応する部品供給手段が設置される位置との関係を示すデータを含む生産プログラムを予め記憶し、上記基板に対する電子部品の実装時に、上記生産プログラムに基づき部品供給領域内に設置された部品供給手段の部品集合体から電子部品を取出すようにした表面実装機の部品段取り方法であって、
    前記部品集合体の在庫の保管場所を示すデータと、前記部品供給手段とそれにセットされる部品集合体との対応関係を示すデータと、前記部品供給領域内に設置される部品供給手段とその部品供給手段が設置される設置位置との対応関係を示すデータとを予め記憶する処理と、
    生産基板の種別の変更に伴う段取り時に、次の基板の要求部品を保有する部品集合体の前記部品供給領域内における設置すべき位置を前記生産プログラムから読出して表示するとともに、前記各データに基づき次の基板の要求部品を保有する部品集合体の所在を表示する処理と、
    前記の表示に基づいて次の基板の要求部品を保有する部品集合体を前記部品供給領域内に設置する処理と、
    を行うことを特徴とする表面実装機の部品段取り方法。
  2. 請求項1に記載の表面実装機の部品段取り方法において、
    さらに前記部品集合体とそれに保持される部品数との対応関係を示すデータを予め記憶する処理と、
    実装時に消費される部品数をカウントすることにより前記部品供給領域内に設置される部品集合体の残存部品数を求める処理と、
    次の基板の要求部品を保有する部品集合体の所在を表示するとともにその残存部品数を表示する処理と、
    を行うことを特徴とする表面実装機の部品段取り方法。
  3. 請求項1又は2に記載の表面実装機の部品段取り方法において、
    部品集合体の前記所在として複数の所在がある場合に、予め設定されている優先順位でその所在を表示することを特徴とする表面実装機の部品段取り方法。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の表面実装機の部品段取り方法において、
    前記段取り時に、次の基板の要求部品を保有する部品集合体のうち前記部品供給領域内における設置すべき位置に既に設置されているものについては、当該部品集合体を設置すべき位置および要求部品を保有する部品集合体の所在を非表示とすることを特徴とする表面実装機の部品段取り方法。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載の表面実装機の部品段取り方法において、
    生産する基板の種類と前記要求部品との対応関係を示すデータおよび基板の前記種類毎の生産数を示すデータをさらに前記生産プログラムとして予め記憶しておき、生産開始前に、これらデータから前記生産プログラムに含まれる全種類の基板の生産に使用される要求部品毎の部品集合体の総数を表示することを特徴とする表面実装機の部品段取り方法。
  6. 多数の電子部品を保有する部品集合体を部品供給手段にセットして、部品供給領域内の予め定められた位置に設置する一方、生産する基板についてその基板に実装されるべき電子部品である要求部品とそれに対応する部品供給手段が設置される位置との関係を示すデータを含む生産プログラムを予め記憶し、上記基板に対する電子部品の実装時に、上記生産プログラムに基づき部品供給領域内に設置された部品供給手段の部品集合体から電子部品を取出すようにした表面実装機であって、
    前記部品集合体の在庫の保管場所を示すデータと、前記部品供給手段とそれにセットされる部品集合体との対応関係を示すデータと、前記部品供給領域内に設置される部品供給手段とその部品供給手段が設置される設置位置との対応関係を示すデータとを予め記憶する記憶手段と、
    上記各データを入力するための入力手段と、
    生産基板の種別の変更に伴う段取り時に、前記記憶手段から次の基板の要求部品を保有する部品集合体の前記部品供給領域内における設置すべき位置を読出して表示するとともに、前記記憶手段に記憶された前記各データに基づき次のプリント基板の要求部品を保有する部品集合体の所在を表示する表示手段とを備えていることを特徴とする表面実装機。
  7. 請求項6に記載の表面実装機において、
    前記表示手段は、表示内容を無線で受信可能な携帯端末に設けられていることを特徴とすることを特徴とする表面実装機。
  8. 生産プログラムに基づき部品供給領域内に設置された部品供給手段から電子部品を取出しながら基板上に実装するようにした表面実装機の生産スケジュールの確認方法であって、
    生産する基板の種類とその種類毎の単位基板当たりのタクトタイムに関するデータを記憶させておき、このタクトタイムに関するデータと、生産する基板の種類とその種類毎の生産数との対応関係を示すデータを含む前記生産プログラムとに基づき、前記生産プログラムに含まれる基板の生産タイムスケジュールを作成し表示することを特徴とする表面実装機の生産スケジュール確認方法。
  9. 生産プログラムに基づき部品供給領域内に設置された部品供給手段から電子部品を取出しながら基板上に実装するようにした表面実装機の生産条件確認方法であって、
    生産する基板の種類毎の生産条件とその生産条件に応じて入力を要求する確認用情報との対応関係を示すデータを予め記憶しておき、生産基板の種別の変更に伴う段取り時に前記確認用情報を入力させ、この入力情報と前記生産条件とを照合して生産条件が満たされているか否かを判別し、その結果を表示することを特徴とする表面実装機の生産条件充足確認方法。
  10. 生産プログラムに基づき部品供給領域内に設置された部品供給手段から電子部品を取出しながら基板上に実装するようにした表面実装機において、
    実装動作中に異常が生じたときにその状態を撮像可能な撮像手段およびその異常状態を音声入力可能とする入力手段のうちの少なくとも一方と、
    前記撮像手段により撮像された画像データまたは前記入力手段により入力された音声データを異常履歴データとして記憶する記憶手段とを備えている
    ことを特徴とする表面実装機。
JP2003398156A 2003-11-27 2003-11-27 表面実装機 Expired - Fee Related JP4372522B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003398156A JP4372522B2 (ja) 2003-11-27 2003-11-27 表面実装機
CNB2004100956346A CN100512601C (zh) 2003-11-27 2004-11-26 表面安装机的元件准备方法及表面安装机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003398156A JP4372522B2 (ja) 2003-11-27 2003-11-27 表面実装機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005159164A true JP2005159164A (ja) 2005-06-16
JP4372522B2 JP4372522B2 (ja) 2009-11-25

Family

ID=34723081

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003398156A Expired - Fee Related JP4372522B2 (ja) 2003-11-27 2003-11-27 表面実装機

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4372522B2 (ja)
CN (1) CN100512601C (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008066404A (ja) * 2006-09-05 2008-03-21 Yamaha Motor Co Ltd 実装機の部品管理装置および部品管理方法、実装機
JP2008066405A (ja) * 2006-09-05 2008-03-21 Yamaha Motor Co Ltd 実装機の部品割付方法および部品割付装置、実装機
JP2008103418A (ja) * 2006-10-17 2008-05-01 Yamaha Motor Co Ltd 実装機およびフィーダー
JP2011199095A (ja) * 2010-03-23 2011-10-06 Fuji Mach Mfg Co Ltd 部品供給ユニット、電子部品実装機および電子部品実装システム
JP2012182246A (ja) * 2011-02-28 2012-09-20 Fuji Mach Mfg Co Ltd リール部品供給方法およびリール部品供給システム
JP2013175617A (ja) * 2012-02-27 2013-09-05 Panasonic Corp 電子部品実装装置および電子部品実装装置における部品補給方法
WO2014038051A1 (ja) * 2012-09-06 2014-03-13 富士機械製造株式会社 リール管理システム及びリール管理方法
JP2016063116A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 パナソニックIpマネジメント株式会社 部品準備指示システムおよび部品準備指示方法ならびに携帯端末
WO2016174712A1 (ja) * 2015-04-27 2016-11-03 富士機械製造株式会社 フィーダの管理装置
WO2020166053A1 (ja) 2019-02-15 2020-08-20 株式会社Fuji 物品管理装置および物品管理方法
WO2022249332A1 (ja) * 2021-05-26 2022-12-01 ヤマハ発動機株式会社 部品入庫支援装置、部品入庫支援方法、部品入庫支援プログラムおよび記録媒体

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5230536B2 (ja) * 2009-06-05 2013-07-10 パナソニック株式会社 部品管理装置
JP5047233B2 (ja) * 2009-06-26 2012-10-10 株式会社日立ハイテクインスツルメンツ 部品装着方法、部品装着システム、基板の投入順序を特定する装置及び基板の投入順序を特定させるプログラム
JP6259994B2 (ja) * 2013-10-23 2018-01-17 パナソニックIpマネジメント株式会社 部品実装システムおよび部品実装方法
JP6181871B2 (ja) * 2014-06-17 2017-08-16 ヤマハ発動機株式会社 対象物の移動装置
US11129320B2 (en) * 2015-10-28 2021-09-21 Fuji Corporation Feeder trace log saving system
JP6764685B2 (ja) * 2016-05-17 2020-10-07 Juki株式会社 出庫管理装置、出庫管理システム及びプログラム
JP2018056253A (ja) * 2016-09-28 2018-04-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 部品管理支援システムおよび部品管理支援方法
KR101899046B1 (ko) * 2017-03-06 2018-09-14 (주)뷰닷소프트 Smt생산라인의 부품관리방법 및 시스템
US11330751B2 (en) * 2017-03-31 2022-05-10 Fuji Corporation Board work machine

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008066404A (ja) * 2006-09-05 2008-03-21 Yamaha Motor Co Ltd 実装機の部品管理装置および部品管理方法、実装機
JP2008066405A (ja) * 2006-09-05 2008-03-21 Yamaha Motor Co Ltd 実装機の部品割付方法および部品割付装置、実装機
JP2008103418A (ja) * 2006-10-17 2008-05-01 Yamaha Motor Co Ltd 実装機およびフィーダー
JP2011199095A (ja) * 2010-03-23 2011-10-06 Fuji Mach Mfg Co Ltd 部品供給ユニット、電子部品実装機および電子部品実装システム
JP2012182246A (ja) * 2011-02-28 2012-09-20 Fuji Mach Mfg Co Ltd リール部品供給方法およびリール部品供給システム
JP2013175617A (ja) * 2012-02-27 2013-09-05 Panasonic Corp 電子部品実装装置および電子部品実装装置における部品補給方法
WO2014038051A1 (ja) * 2012-09-06 2014-03-13 富士機械製造株式会社 リール管理システム及びリール管理方法
JPWO2014038051A1 (ja) * 2012-09-06 2016-08-08 富士機械製造株式会社 リール管理システム及びリール管理方法
JP2016063116A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 パナソニックIpマネジメント株式会社 部品準備指示システムおよび部品準備指示方法ならびに携帯端末
WO2016174712A1 (ja) * 2015-04-27 2016-11-03 富士機械製造株式会社 フィーダの管理装置
JPWO2016174712A1 (ja) * 2015-04-27 2018-02-22 富士機械製造株式会社 フィーダの管理装置
WO2020166053A1 (ja) 2019-02-15 2020-08-20 株式会社Fuji 物品管理装置および物品管理方法
US11778800B2 (en) 2019-02-15 2023-10-03 Fuji Corporation Article management apparatus and article management method
WO2022249332A1 (ja) * 2021-05-26 2022-12-01 ヤマハ発動機株式会社 部品入庫支援装置、部品入庫支援方法、部品入庫支援プログラムおよび記録媒体
JP7478312B2 (ja) 2021-05-26 2024-05-02 ヤマハ発動機株式会社 部品入庫支援装置、部品入庫支援方法、部品入庫支援プログラムおよび記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP4372522B2 (ja) 2009-11-25
CN1622739A (zh) 2005-06-01
CN100512601C (zh) 2009-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4372522B2 (ja) 表面実装機
JP4814046B2 (ja) 実装機およびフィーダー
JP4813444B2 (ja) 部品供給方法、表面実装機、フィーダ及び台車
JP2016146381A (ja) 段取り替え作業の指示方法
JP4887347B2 (ja) 対基板作業システム
WO2004047512A1 (ja) 対基板作業機、対基板作業機用作業ヘッド、対基板作業システムおよび対基板作業機用作業ヘッド使用準備処理プログラム
WO2016174712A1 (ja) フィーダの管理装置
US20200060053A1 (en) Setup support device
JP5451478B2 (ja) 部品補給案内方法
JP4393850B2 (ja) 表面実装機
US11019760B2 (en) Feeder management method and feeder management device
JP4386429B2 (ja) 表面実装機
WO2004049775A1 (ja) 作業プログラム適否判定装置を含む対基板作業システムおよび作業プログラム適否判定プログラム
JP4796462B2 (ja) 実装機の部品集合体割付方法および部品集合体割付装置、実装機
JP5656522B2 (ja) 電子部品装着装置及び装着方法
JP4813445B2 (ja) 部品供給方法、表面実装機、フィーダ及び台車
JP2007311546A (ja) 部品実装方法および部品実装装置
US20230111399A1 (en) Carrier tape processing device and carrier tape processing method
JP4932683B2 (ja) 部品供給方法、表面実装機及び台車
JP4781945B2 (ja) 基板処理方法および部品実装システム
JP5342230B2 (ja) 電子部品装着装置及び電子部品装着方法
JP4346980B2 (ja) 表面実装機
JP7490122B2 (ja) 部品装着システム
CN114080869A (zh) 换产调整作业辅助方法以及换产调整作业辅助装置
JP7121211B2 (ja) フィーダ管理方法およびフィーダ管理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061011

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090319

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090324

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090519

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090609

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090807

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090901

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090902

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120911

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4372522

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120911

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130911

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees