JP2016152293A - 器具収納装置 - Google Patents

器具収納装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016152293A
JP2016152293A JP2015028476A JP2015028476A JP2016152293A JP 2016152293 A JP2016152293 A JP 2016152293A JP 2015028476 A JP2015028476 A JP 2015028476A JP 2015028476 A JP2015028476 A JP 2015028476A JP 2016152293 A JP2016152293 A JP 2016152293A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
information
feeder
mounting
suction nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015028476A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6714972B2 (ja
Inventor
和美 星川
Kazumi Hoshikawa
和美 星川
英希 保坂
Hideki Hosaka
英希 保坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Corp
Original Assignee
Fuji Machine Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Machine Manufacturing Co Ltd filed Critical Fuji Machine Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2015028476A priority Critical patent/JP6714972B2/ja
Publication of JP2016152293A publication Critical patent/JP2016152293A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6714972B2 publication Critical patent/JP6714972B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Abstract

【課題】対基板作業時の実用性を向上させる。【解決手段】装着装置で用いられる吸着ノズルを収納するパレット載置棚106と、パレット載置棚に収納されている吸着ノズルをノズルトレイに移載するノズル移載装置94とを備えたノズル管理装置80において、ノズルトレイに移載すべき吸着ノズルに関する器具情報が、カンバンに記録されており、そのカンバンがカンバン載置部156に載置される。そのカンバンは、カメラ126により読み取られ、器具情報がノズル管理装置80により取得される。そして、パレット載置棚に収納されている吸着ノズルが、器具情報に応じて、ノズルトレイに移載される。これにより、作業者が入力等を行うことなく、カンバンに記録されている器具情報に基づいて、ノズルトレイに吸着ノズルが移載される。これにより、作業者の手間を省くとともに、作業者による入力ミス等を防止することが可能となり、対基板作業時の実用性が向上する。【選択図】図4

Description

本発明は、対基板作業機で用いられる所定の装置に装着される器具を収納する器具収納装置に関するものである。
対基板作業機では、作業の対象となる基板の種類に応じて、種々の器具の交換等を行う必要がある。具体的には、例えば、対基板作業機が、基板への電子部品を装着する装着作業を実行するための作業機である場合には、電子部品を保持するための吸着ノズル、装着すべき電子部品を収容するテープフィーダ等を、作業対象の基板に応じて交換する必要がある。下記特許文献には、それら種々の器具を準備するための技術が記載されている。
実開昭63−161208号公報
上記特許文献によれば、対基板作業で用いられる種々の器具を適切に準備することが可能となる。しかしながら、例えば、作業者による入力ミス等により、適切に器具を準備することができない虞がある。また、器具を準備するための入力操作が煩雑であれば、作業者に負担がかかる。このように、対基板作業で用いられる器具の準備等には、改良の余地が多分に残されており、種々の改良を施すことで、対基板作業時における実用性は向上すると考えられる。本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、対基板作業時の実用性を向上させることである。
上記課題を解決するために、本発明の器具収納装置は、対基板作業機で用いられる所定の装置に装着される器具を収納する収納部と、前記収納部に収納されている器具を収容器に移載する移載装置と、前記収容器に移載すべき器具に関する情報である器具情報が記録された持ち運び可能な携帯部材から、前記器具情報を読み取る読取装置と、前記読取装置によって読み取られた前記器具情報に応じた器具を、前記収容器に移載するように、前記移載装置の作動を制御する作動制御部を有する制御装置とを備えることを特徴とする。
本発明の器具収納装置では、対基板作業機で用いられる所定の装置に装着される器具が、収納部に収納されている。また、携帯部材に、収容器に移載すべき器具に関する器具情報が記録されており、その携帯部材から、器具情報が読取装置によって読み取られる。そして、収納部に収納されている器具が、読取装置によって読み取られた器具情報に応じて、収容器に移載される。これにより、作業者が入力装置に所定の情報等を入力することなく、携帯部材に記録されている情報に基づいて、収容器に必要な器具が移載される。これにより、作業者の手間を省くとともに、作業者による入力ミス等を防止することが可能となり、対基板作業時の実用性が向上する。
対基板作業システムを示す平面図である。 装着装置を示す平面図である。 ノズル管理装置の外観を示す斜視図である。 ノズル管理装置の内部構造を示す斜視図である。 ノズル管理装置の備える制御装置を示すブロック図である。 カンバンを示す概略図である。 ノズル管理装置で実行されるフローチャートを示す図である。 ノズル管理装置で実行されるフローチャートを示す図である。 フィーダ管理装置を示す斜視図である。 フィーダ管理装置の備える制御装置を示すブロック図である。
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。
<電子部品装着装置の構成>
図1に、対基板作業システム10を示す。図1に示すシステム10は、回路基板に電子部品を実装するためのシステムである。対基板作業システム10は、5台の電子部品装着装置(以下、「装着装置」と略す場合がある)12a〜12eから構成されている。5台の装着装置12a〜12eは、隣接した状態で1列に配設されている。なお、以下の説明では、装着装置12a〜12eの並ぶ方向をX軸方向と称し、その方向に直角な水平の方向をY軸方向と称する。
5台の装着装置12a〜12eは、互いに略同じ構成である。このため、5台の装着装置12a〜12eのうちの装着装置12aを代表して説明する。装着装置12aは、図2に示すように、搬送装置20、装着ヘッド移動装置(以下、「移動装置」と略す場合がある)22、装着ヘッド24、供給装置26、ノズルステーション28を備えている。
搬送装置20は、X軸方向に延びる1対のコンベアベルト31と、コンベアベルト31を周回させる電磁モータ(図示省略)とを有している。回路基板34は、それら1対のコンベアベルト31によって支持され、電磁モータの駆動により、X軸方向に搬送される。また、搬送装置20は、基板保持装置(図示省略)を有している。基板保持装置は、コンベアベルト31によって支持された回路基板34を、所定の位置(図1での回路基板34が図示されている位置)において固定的に保持する。
移動装置22は、X軸方向スライド機構50とY軸方向スライド機構52とによって構成されている。X軸方向スライド機構50は、X軸方向に移動可能にベース54上に設けられたX軸スライダ56を有している。そのX軸スライダ56は、電磁モータ(図示省略)の駆動により、X軸方向の任意の位置に移動する。また、Y軸方向スライド機構52は、Y軸方向に移動可能にX軸スライダ56の側面に設けられたY軸スライダ60を有している。そのY軸スライダ60は、電磁モータ(図示省略)の駆動により、Y軸方向の任意の位置に移動する。そのY軸スライダ60には、装着ヘッド24が取り付けられている。このような構造により、装着ヘッド24は、移動装置22によってベース54上の任意の位置に移動する。なお、装着ヘッド24は、Y軸スライダ60に着脱可能とされており、作業に応じた作業ヘッドに交換可能とされている。
装着ヘッド24は、回路基板に対して電子部品を装着するものである。装着ヘッド24は、下端面に設けられた吸着ノズル70を有している。吸着ノズル70は、負圧エア,正圧エア通路を介して、正負圧供給装置(図示省略)に通じている。吸着ノズル70は、負圧によって電子部品を吸着保持し、保持した電子部品を正圧によって離脱する。また、装着ヘッド24は、吸着ノズル70を昇降させる昇降装置(図示省略)を有している。その昇降装置によって、装着ヘッド24は、保持する電子部品の上下方向の位置を変更する。なお、吸着ノズル70は、装着ヘッド24に着脱可能とされており、保持対象の電子部品に応じた吸着ノズルに交換可能とされている。
供給装置26は、フィーダ型の供給装置であり、複数のテープフィーダ72を有している。テープフィーダ72は、テープ化部品を巻回させた状態で収容している。テープ化部品は、電子部品がテーピング化されたものである。そして、テープフィーダ72は、送り装置(図示省略)によって、テープ化部品を送り出す。これにより、フィーダ型の供給装置26は、テープ化部品の送り出しによって、電子部品を供給位置において供給する。なお、テープフィーダ72は、台車(図9参照)76の上面に着脱可能に装着されており、その台車76がベース54に取り付けられることで、テープフィーダ72は装着装置12aにおいて電子部品を供給する。
ノズルステーション28は、ノズルトレイ77を有している。ノズルトレイ77には、複数の載置穴78が形成されており、載置穴78に吸着ノズル70が収容されている。このノズルステーション28では、装着ヘッド24に取り付けられている吸着ノズル70と、ノズルトレイ77に収容されている吸着ノズル70との交換等が、必要に応じて行われる。また、ノズルトレイ77は、ノズルステーション28に着脱可能であり、ノズルトレイ77に収容された吸着ノズル70の回収,ノズルトレイ77への吸着ノズル70の補給等を装着装置12aの外部において行うことが可能である。
<対基板作業システムによる装着作業>
対基板作業システム10では、上述した構成によって、回路基板34に対する電子部品の装着作業が行われる。具体的には、装着装置12aの搬送装置20により、回路基板34が作業位置まで搬送され、その位置において、基板保持装置によって固定的に保持される。また、テープフィーダ72は、テープ化部品を送り出し、電子部品を供給位置において供給する。そして、装着ヘッド24が、電子部品の供給位置の上方に移動し、吸着ノズル70によって電子部品を吸着保持する。続いて、装着ヘッド24は、回路基板の上方に移動し、保持している電子部品を回路基板上に装着する。装着装置12aによる電子部品の装着作業が完了すると、装着装置12aの下流側の装着装置12bに、回路基板34が搬送される。そして、装着装置12bにおいて、装着装置12aと同様の装着作業が実行される。このようにして、装着作業の完了した回路基板34が、順次、下流側の装着装置に搬送され、搬送された装着装置において装着作業が実行されることで、全ての装着作業が完了した回路基板34が、装着装置12eから排出される。
<ノズル管理装置によるノズルトレイへの吸着ノズルの収納>
対基板作業システム10の各装着装置12では、上述したように、テープフィーダ72によって供給された電子部品を、吸着ノズル70によって吸着保持し、その電子部品が回路基板上に装着される。このように構成された装着装置12では、電子部品の大きさ,種類等に応じて、吸着ノズル70が変更される。つまり、例えば、大きな電子部品を吸着保持する際には、径の大きな吸着ノズル70が用いられ、小さな電子部品を吸着保持する際には、径の小さな吸着ノズル70が用いられる。このため、製造される回路基板の種類に応じて、種々の吸着ノズル70を用いる必要が有り、ノズルステーション28のノズルトレイ77には、製造される回路基板の種類に応じて、種々の吸着ノズル70を収容する必要がある。このため、例えば、製造対象の回路基板の種類が変更される場合には、ノズルステーション28からノズルトレイ77が取り外され、ノズル管理装置を用いて、ノズルトレイ77に収容されている吸着ノズル70が交換される。以下に、ノズル管理装置について、詳しく説明する。
ノズル管理装置80は、図3に示すように、概して直方体形状をなしており、正面に、ノズルトレイ77をノズル管理装置80内に収納、若しくは、ノズル管理装置80からノズルトレイ77を取り出すための扉82が設けられている。その扉82の上方には、各種情報を表示するパネル86、情報等の入力を行うための操作スイッチ88等が配設されている。
ノズル管理装置80は、図4に示すように、管理装置本体90、パレット収容装置92、ノズル移載装置94、ノズル検査装置96、ノズル洗浄装置98を有している。なお、図4は、ノズル管理装置80の外殻部材を取り外した状態を示す斜視図であり、ノズル管理装置80の内部構造を示している。
管理装置本体90は、フレーム部100と、そのフレーム部100に上架されたビーム部102とによって構成されている。フレーム部100は、中空構造とされており、フレーム部100内にパレット収容装置92が配設され、パレット収容装置92の上端部が、フレーム部100の上面に露出している。
パレット収容装置92は、複数のパレット載置棚106と、支持アーム108とを含む。パレット載置棚106は、ノズルパレット110を載置するための棚であり、複数のパレット載置棚106が、フレーム部100の内部において、上下方向に並んで配設されている。なお、ノズルパレット110には、複数の載置穴112が形成されており、載置穴112に、吸着ノズル70が収容される。また、支持アーム108は、アーム移動装置(図示省略)の作動により、複数のパレット載置棚106の前方において、上下方向に移動するとともに、パレット載置棚106に接近・離間する。これにより、パレット載置棚106へのノズルパレット110の収納、パレット載置棚106からのノズルパレット110の取出しが、支持アーム108によって行われる。なお、パレット載置棚106から取り出されたノズルパレット110は、支持アーム108が上方に移動することで、フレーム部100の上面側に移動する。
ノズル移載装置94は、ノズルトレイ77とノズルパレット110との間で吸着ノズル70を移載するための装置であり、ビーム部102に配設されている。ノズル移載装置94は、移載ヘッド120とヘッド移動装置122とを有している。移載ヘッド120の下端面には、下方を向いた状態のカメラ126と、吸着ノズル70を保持するための保持チャック128とが取り付けられている。
また、ヘッド移動装置122は、移載ヘッド120をフレーム部100の上において前後方向、左右方向、上下方向に移動させるXYZ型の移動装置である。なお、フレーム部100の前方側の上面には、ノズルトレイ77をセットするための固定ステージ130が設けられており、固定ステージ130にセットされたノズルトレイ77と、パレット収容装置92の支持アーム108に支持されたノズルパレット110との間で、吸着ノズル70が移載される。
ノズル検査装置96は、カメラ140とロードセル142とエア供給装置144とを有している。カメラ140は、上方を向いた状態でフレーム部100の上面に配設されており、カメラ140を用いて、吸着ノズル70の先端部が検査される。詳しくは、検査対象の吸着ノズル70が保持チャック128によって保持され、その保持チャック128に保持された吸着ノズル70が、下方からカメラ140によって撮像される。これにより、吸着ノズル70の先端部の撮像データが得られ、その撮像データに基づいて、吸着ノズル70の先端部の状態が検査される。
また、ロードセル142は、カメラ140の隣に配設されており、ロードセル142を用いて、吸着ノズル70の先端部の伸縮状態が検査される。詳しくは、検査対象の吸着ノズル70が保持チャック128によって保持され、その保持チャック128に保持された吸着ノズル70の先端部がロードセル142に当接される。吸着ノズル70の先端部は、伸縮可能とされており、ロードセル142により測定された荷重に基づいて、吸着ノズル70の先端部の伸縮状態が検査される。
また、エア供給装置144は、ノズル移載装置94の移載ヘッド120に装着されており、エア供給装置144を用いて、吸着ノズル70のエア流量検査が行われる。詳しくは、エア供給装置144が、ヘッド移動装置122の作動により、ノズルトレイ77とノズルパレット110との何れかに載置された吸着ノズル70の上方に移動する。そして、エア供給装置144のジョイント146が、検査対象の吸着ノズル70に接続され、エア供給装置144からエアが供給される。この際にエア圧が測定され、そのエア圧に基づいて、吸着ノズル70のエア流量検査が行われる。
なお、フレーム部100の上面には、複数の廃棄ボックス148が配設されており、上記検査により不良ノズルと判定された吸着ノズル70は、廃棄ボックス148に廃棄される。また、上記検査により正常なノズルと判定された吸着ノズル70は、ノズルトレイ77若しくは、ノズルパレット110に戻される。
ノズル洗浄装置98は、吸着ノズル70の洗浄および乾燥を行う装置であり、パレット収容装置92の隣に配設されている。ノズル洗浄装置98は、洗浄・乾燥機構150と洗浄パレット移動機構152とを備えている。洗浄・乾燥機構150は、内部において吸着ノズル70の洗浄および乾燥を行う機構である。なお、洗浄・乾燥機構150の上面には、後に詳しく説明するカンバンを載置するためのカンバン載置部156が形成されている。また、洗浄パレット移動機構152は、洗浄パレット158が露出する露出位置(図4で洗浄パレット158が図示されている位置)と、洗浄・乾燥機構150の内部との間で、洗浄パレット158を移動させる機構である。
ノズル洗浄装置98により、吸着ノズル70の洗浄が行われる際には、洗浄対象の吸着ノズル70が、ノズル移載装置94によって、ノズルトレイ77若しくは、ノズルパレット110から、洗浄パレット158に移載される。そして、洗浄パレット158が、洗浄パレット移動機構152の作動により、洗浄・乾燥機構150の内部に移動し、洗浄・乾燥機構150の内部において、吸着ノズル70の洗浄および乾燥が行われる。吸着ノズル70の洗浄および乾燥が完了すると、洗浄パレット移動機構152が、洗浄パレット移動機構152の作動により、露出位置に移動され、洗浄パレット158から、ノズルトレイ77若しくは、ノズルパレット110に戻される。
また、ノズル管理装置80は、通信装置(図5参照)160を備えている。通信装置160は、インターネット162を介して、サーバ164と通信を行うものであり、サーバ164とデータの送受信を行うことが可能である。
さらに、ノズル管理装置80は、図5に示すように、制御装置170を備えている。制御装置170は、コントローラ172と複数の駆動回路176と制御回路178とを備えている。複数の駆動回路176は、パレット収容装置92、ノズル移載装置94、ノズル検査装置96、ノズル洗浄装置98に接続されている。コントローラ172は、CPU,ROM,RAM等を備え、コンピュータを主体とするものであり、複数の駆動回路176に接続されている。これにより、パレット収容装置92、ノズル移載装置94等の作動が、コントローラ172によって制御される。また、コントローラ172は、制御回路178に接続されており、その制御回路178はパネル86に接続されている。これにより、パネル86に任意の画像が表示される。さらに、コントローラ172は、通信装置160に接続されている。これにより、コントローラ172は、サーバ164から受信したデータを取得する。
ノズル管理装置80では、上述した構造により、検査により正常であると判断された吸着ノズル70、洗浄の完了した吸着ノズル70が、ノズルパレット110に収容され、ノズル管理装置80内において管理されている。そして、そのノズル管理装置80内で管理されている吸着ノズル70が、製造対象の回路基板に応じて、装着装置12のノズルステーション28から取り外されたノズルトレイ77に収容される。この際、ノズル管理装置80では、生産システムで用いられる生産の指示票、所謂、カンバンを用いてノズルトレイ77への吸着ノズル70の収容作業が行われる。
吸着ノズル70の収容作業で用いられるカンバンは、所定の用紙に、対基板作業システム10における製造対象の回路基板に関する情報が印刷されたものであり、図6に示すように、カンバン200には、作業者用情報欄202と、2次元コード204とが印刷されている。作業者用情報欄202は、作業者が製造対象の回路基板に関する情報を目視にて確認するためのものであり、作業者用情報欄202には、ライン情報206とジョブ情報208とが記載されている。ライン情報206は、製造対象の回路基板を製造する対基板作業システムを特定するための情報である。つまり、工場には、一般的に、複数の対基板作業システムが配置されているため、ライン情報206に基づいて、それら複数の対基板作業システムから製造対象の回路基板を製造する対基板作業システムが特定される。また、ジョブ情報208は、製造対象の回路基板を特定するための情報であり、この情報に基づいて、ノズルトレイ77に収容すべき吸着ノズル70が特定される。また、2次元コード204は、数値や文字を表す識別子であり、ライン情報206とジョブ情報208と同じ内容の情報がコード化されたものである。
ノズル管理装置80において、ノズルトレイ77への吸着ノズル70の収容作業が行われる際に、作業者は、ノズル管理装置80内の洗浄・乾燥機構150の上面に形成されたカンバン載置部156に、カンバン200を載置する。なお、カンバン200は、扉82を介して、ノズル管理装置80の内部に入れられる。そして、カンバン載置部156にカンバン200が載置されると、作業者は、起動ボタン(図示省略)を操作する。これにより、ノズル管理装置80が起動し、カメラ126が、ヘッド移動装置122の作動により、カンバン載置部156に載置されたカンバン200の上方に移動する。カンバン200の上方に移動したカメラ126は、カンバン200を撮像し、撮像データに基づいて、2次元コード204を解析する。これにより、コントローラ172は、製造対象の回路基板を特定するための情報(以下、「基板情報」と記載する場合がある)と、その回路基板を製造する対基板作業システムを特定するための情報(以下、「システム情報」と記載する場合がある)とを取得する。
コントローラ172は、取得した基板情報を利用して、回路基板の製造時に用いられる吸着ノズル70に関する情報(以下、「ノズル情報」と記載する場合がある)をサーバ164から取得する。詳しくは、コントローラ172は、通信装置160を用いて、取得した基板情報をサーバ164に送信する。サーバ164には、基板情報とノズル情報とが関連付けて記憶されており、送信された基板情報と関連付けられているノズル情報が、サーバ164から通信装置160に送信される。これにより、コントローラ172は、取得した基板情報に応じたノズル情報を取得する。なお、ノズル情報は、対基板作業システム10において回路基板が製造される際に必要な吸着ノズル70を、装着装置12a〜12e毎に特定するための情報である。つまり、ノズル情報によって、5台の装着装置12a〜12eの各々のノズルトレイ77に収容すべき吸着ノズル70が特定される。
コントローラ172により2次元コード204の解析が完了すると、コントローラ172は、必要なノズルトレイ77をノズル管理装置80の固定ステージ130にセットすべき旨のトレイ要求画面をパネル86に表示させる。この際、必要なノズルトレイ77は、システム情報に基づいて特定される。そして、作業者は、パネル86に表示されたノズルトレイ77を装着装置12から取り出し、固定ステージ130にセットする。固定ステージ130にノズルトレイ77がセットされると、セットされたノズルトレイ77毎に、ノズル情報に基づいて、ノズルパレット110から吸着ノズル70が移載される。
具体的には、複数の固定ステージ130のうちの所定の固定ステージ130にセットされたノズルトレイ77に移載すべき吸着ノズル70が、ノズル情報に基づいて特定される。そして、その特定された吸着ノズル70が収容されているノズルパレット110が、支持アーム108によって、パレット載置棚106から取り出され、そのノズルパレット110を支持する支持アーム108が、最も上方に移動される。これにより、移載すべき吸着ノズル70が収容されたノズルパレット110が、フレーム部100の上面に移動する。ノズルパレット110がフレーム部100の上面に移動すると、移載ヘッド120が、ヘッド移動装置122の作動により、そのノズルパレット110の上方に移動する。吸着ノズル70の上面には、2次元コード(図示省略)が記されており、その2次元コードが、カメラ126によって撮像される。これにより、ノズルパレット110に収容されている吸着ノズル70のIDナンバー等の固有情報が得られ、移載対象の吸着ノズル70が特定される。ただし、カメラ126による2次元コードの撮像が、既に完了し、ノズルパレット110に収容されている吸着ノズル70のIDナンバー等の固有情報が記憶装置等に記憶されている場合は、その記憶されている固有情報に基づいて、移載対象の吸着ノズル70が特定される。
移載すべき吸着ノズル70が特定されると、その移載すべき吸着ノズル70が保持チャック128により保持される。そして、その保持チャック128が、ヘッド移動装置122の作動により、吸着ノズル70の移載先となるノズルトレイ77の上方に移動し、保持された吸着ノズル70が、ノズルトレイ77の載置穴78に載置される。これにより、ノズル情報に応じた吸着ノズル70が、ノズルパレット110からノズルトレイ77に移載される。そして、上記移載作業が繰り返されることで、複数の固定ステージ130のうちの所定の固定ステージ130にセットされたノズルトレイ77への吸着ノズル70の移載作業が完了する。
複数の固定ステージ130のうちの所定の固定ステージ130にセットされたノズルトレイ77への吸着ノズル70の移載作業が完了すると、その所定の固定ステージ130と異なる固定ステージ130にセットされたノズルトレイ77への吸着ノズル70の移載作業が実行される。そして、固定ステージ130のセットされた全てのノズルトレイ77への吸着ノズル70の移載作業が完了するまで、上記移載作業が繰り返される。
固定ステージ130のセットされた全てのノズルトレイ77への吸着ノズル70の移載作業が完了すると、コントローラ172は、移載作業の完了したノズルトレイ77を取り付けるべき対基板作業システムを示す画面を、パネル86に表示する。この際、ノズルトレイ77を取り付けるべき対基板作業システムは、システム情報に基づいて特定される。これにより、作業者は、移載作業の完了したノズルトレイ77を、間違えることなく対基板作業システムの装着装置に取り付けることが可能となる。
また、移載作業の完了したノズルトレイ77が固定ステージ130から取り外されると、コントローラ172は、ノズル情報により特定される吸着ノズル70の移載作業が全て完了したか否かを判定する。そして、ノズル情報により特定される吸着ノズル70の移載作業が全て完了したと判定された場合に、製造対象の回路基板を製造するためのノズルトレイ77への移載作業が完了する。一方、ノズル情報により特定される吸着ノズル70の移載作業が全て完了していないと判定された場合には、移載作業の完了していない吸着ノズル70を移載するべく、再度、トレイ要求画面がパネル86に表示される。そして、ノズル情報により特定される吸着ノズル70の移載作業が全て完了するまで、上記移載作業が繰り返される。
このように、ノズル管理装置80では、作業者がノズル情報,基板情報等を入力することなく、カンバン200に記録されている情報に基づいて、ノズルトレイ77への吸着ノズル70の移載作業が行われる。これにより、作業者の手間を省くとともに、作業者による入力ミス等を防止することが可能となる。
なお、制御装置170のコントローラ172は、図5に示すように、作動制御部210と報知部212とを有している。作動制御部210は、パレット収容装置92およびノズル移載装置94の作動を制御し、上記移載作業を実行するための機能部である。報知部212は、移載作業の完了したノズルトレイ77を取り付けるべき対基板作業システムを示す画面を、パネル86に表示するための機能部である。
以下に、上述したノズル管理装置80によるノズルトレイ77への移載作業を実行するための手順を、図7に示すフローチャートを用いて説明する。まず、起動ボタンが操作されたか否かが判断される(S100)。起動ボタンが操作されていない場合(S100のNO)には、S100の処理が繰り返される。一方、起動ボタンが操作された場合(S100のYES)には、カンバン載置部156に載置されたカンバン200が、カメラ126により撮像される(S102)。次に、コントローラ172は、撮像により得られた撮像データから、システム情報及び、基板情報を取得する(S104)。
続いて、基板情報がサーバ164に送信され、コントローラ172は、基板情報に応じたノズル情報をサーバ164から取得する(S106)。そして、コントローラ172は、固定ステージ130にセットすべきノズルトレイ77を要求するトレイ要求画面を、パネル86に表示する(S108)。次に、固定ステージ130にノズルトレイ77がセットされたか否かが判断される(S109)。固定ステージ130にノズルトレイ77がセットされていない場合(S109のNO)には、S109の処理が繰り返される。一方、固定ステージ130にノズルトレイ77がセットされている場合(S109のYES)には、ノズルトレイ77に対する移載作業が実行される(S110)。
続いて、ノズルトレイ77に対する移載作業が完了したか否かが判断される(S112)。ノズルトレイ77に対する移載作業が完了していない場合(S112のNO)には、S110に戻る。一方、ノズルトレイ77に対する移載作業が完了している場合(S112のYES)には、固定ステージ130にセットされた全てのノズルトレイ77に対する移載作業が完了したか否かが判断される(S114)。固定ステージ130にセットされた全てのノズルトレイ77に対する移載作業が完了していない場合(S114のNO)には、S110に戻る。一方、固定ステージ130にセットされた全てのノズルトレイ77に対する移載作業が完了している場合(S114のYES)には、ノズル情報に応じた吸着ノズル70の全ての移載作業が完了したか否かが判断される(S116)。ノズル情報に応じた吸着ノズル70の全ての移載作業が完了していない場合(S116のNO)には、S108に戻る。一方、ノズル情報に応じた吸着ノズル70の全ての移載作業が完了している場合(S116のYES)には、本フローチャートが終了する。
<フィーダ管理装置による台車へのテープフィーダの装着>
また、対基板作業システム10の各装着装置12では、上述したように、テープフィーダ72によって電子部品が供給されており、その電子部品が回路基板に装着される。このため、製造される回路基板の種類に応じた電子部品を収容するテープフィーダ72が供給装置26の台車76に装着され、その台車76が装着装置12に取り付けられる必要がある。このため、例えば、製造対象の回路基板の種類が変更される場合には、装着装置12から台車76が取り外され、フィーダ管理装置を用いて、台車76に装着されているテープフィーダ72が交換される。以下に、フィーダ管理装置について、詳しく説明する。
フィーダ管理装置220は、図9に示すように、概して直方体形状をなしており、その側面に、台車76が取り付けられる。フィーダ管理装置220の台車76が取り付けられる側面には、パネル222とコードリーダ224とが配設されている。パネル222は、各種情報を表示するものであり、コードリーダ224は、2次元コードを読み込むものである。また、フィーダ管理装置220は、フィーダ収納部226とフィーダ移載装置228とを有している。フィーダ収納部226には、複数のテープフィーダ72が収納されている。そして、フィーダ移載装置228の作動により、フィーダ収納部226に収容されているテープフィーダ72が、フィーダ管理装置220に取り付けられた台車76に移載される。
また、フィーダ管理装置220は、通信装置(図10参照)230を備えている。通信装置230は、ノズル管理装置80の通信装置160と同様に、インターネット162を介して、サーバ164と通信を行うものであり、サーバ164とデータの送受信を行うことが可能である。
さらに、フィーダ管理装置220は、図10に示すように、制御装置240を備えている。制御装置240は、コントローラ242と駆動回路244と制御回路246とを備えている。駆動回路244は、フィーダ移載装置228に接続されている。コントローラ242は、CPU,ROM,RAM等を備え、コンピュータを主体とするものであり、駆動回路244に接続されている。これにより、フィーダ移載装置228の作動が、コントローラ242によって制御される。また、コントローラ242は、制御回路246に接続されており、その制御回路246はパネル222に接続されている。これにより、パネル222に任意の画像が表示される。さらに、コントローラ242は、通信装置230に接続されている。これにより、コントローラ242は、サーバ164から受信したデータを取得する。
フィーダ管理装置220では、上述した構造により、カンバンを用いて台車76へのテープフィーダ72の装着作業が行われる。この際、用いられるカンバンは、ノズル管理装置80で用いられたカンバン200である。具体的には、フィーダ管理装置220の起動ボタン(図示省略)を操作し、フィーダ管理装置220を起動させる。そして、カンバン200の2次元コード204をコードリーダ224によって読み取る。これにより、コントローラ242は、2次元コード204を解析し、基板情報とシステム情報とを取得する。
コントローラ242は、取得した基板情報を利用して、回路基板の製造時に用いられる電子部品を収容するテープフィーダ72に関する情報(以下、「フィーダ情報」と記載する場合がある)をサーバ164から取得する。詳しくは、コントローラ242は、通信装置230を用いて、取得した基板情報をサーバ164に送信する。サーバ164には、上述したように、基板情報とノズル情報とが関連付けて記憶されているが、その基板情報には、さらに、フィーダ情報が関連付けて記憶されている。このため、送信された基板情報と関連付けられているフィーダ情報が、サーバ164から通信装置230に送信される。これにより、コントローラ242は、基板情報に応じたフィーダ情報を取得する。なお、フィーダ情報は、対基板作業システム10において回路基板が製造される際に必要な電子部品を収容するテープフィーダ72を、装着装置12a〜12e毎に特定するための情報である。つまり、フィーダ情報によって、5台の装着装置12a〜12eの各々の台車76に装着すべきテープフィーダ72が特定される。
コントローラ242により2次元コード204の解析が完了すると、コントローラ242は、必要な台車76をフィーダ管理装置220に取り付ける旨の要求画面をパネル222に表示させる。この際、必要な台車76は、システム情報に基づいて特定される。そして、作業者は、パネル222に表示された台車76を装着装置12から取り外し、フィーダ管理装置220に取り付ける。フィーダ管理装置220に台車76が取り付けられると、取り付けられたた台車76に、フィーダ情報に基づいて、フィーダ収納部226からテープフィーダ72が移載される。
具体的には、フィーダ管理装置220に取り付けられた台車76に移載すべきテープフィーダ72が、フィーダ情報に基づいて特定される。そして、その特定されたテープフィーダ72が、フィーダ移載装置228の作動により、フィーダ収納部226から台車76に移載される。そして、上記移載作業が繰り返されることで、フィーダ管理装置220に取り付けられた台車76へのテープフィーダ72の移載作業が完了する。
フィーダ管理装置220に取り付けられた台車76へのテープフィーダ72の移載作業が完了すると、コントローラ242は、移載作業の完了した台車76を取り付けるべき対基板作業システムを示す画面を、パネル222に表示する。この際、台車76を取り付けるべき対基板作業システムは、システム情報に基づいて特定される。これにより、作業者は、移載作業の完了した台車76を、間違えることなく対基板作業システムの装着装置に取り付けることが可能となる。
また、移載作業の完了した台車76がフィーダ管理装置220から取り外されると、コントローラ242は、フィーダ情報により特定されるテープフィーダ72の移載作業が全て完了したか否かを判定する。そして、フィーダ情報により特定されるテープフィーダ72の移載作業が全て完了したと判定された場合に、製造対象の回路基板を製造するためのテープフィーダ72の移載作業が完了する。一方、フィーダ情報により特定されるテープフィーダ72の移載作業が全て完了していないと判定された場合には、移載作業の完了していない台車76にテープフィーダ72を移載するべく、再度、必要な台車76をフィーダ管理装置220に取り付ける旨の要求画面がパネル222に表示される。そして、フィーダ情報により特定されるテープフィーダ72の移載作業が全て完了するまで、上記移載作業が繰り返される。
このように、フィーダ管理装置220では、ノズル管理装置80と同様に、作業者がフィーダ情報,基板情報等を入力することなく、カンバン200に記録されている情報に基づいて、台車76へのテープフィーダ72の移載作業が行われる。これにより、作業者の手間を省くとともに、作業者による入力ミス等を防止することが可能となる。さらに、ノズル管理装置80とフィーダ管理装置220とで用いられるカンバンは、共通であるため、複数のカンバンを用いる必要がなくなり、カンバンの混同等を防止することが可能となる。
なお、制御装置240のコントローラ242は、図10に示すように、作動制御部250と報知部252とを有している。作動制御部250は、フィーダ移載装置228の作動を制御し、上記移載作業を実行するための機能部である。報知部252は、移載作業の完了した台車76を取り付けるべき対基板作業システムを示す画面を、パネル222に表示するための機能部である。
また、サーバ164は、上述したように、基板情報とノズル情報とフィーダ情報とを関連付けて記憶しているが、その基板情報には、さらに、ヘッド情報も関連付けて記憶されている。ヘッド情報は、対基板作業システム10において回路基板が製造される際に必要な装着ヘッド24等の作業ヘッドを、装着装置12a〜12e毎に特定するための情報である。このため、カンバン200を用いることで、5台の装着装置12a〜12eの各々のY軸スライダ60に装着すべき作業ヘッドを特定することが可能である。
具体的には、例えば、コードリーダ等の2次元コードを読み取り可能な読取装置と、サーバ164と通信可能な通信装置と、各種情報を表示可能なパネルとを備えたPC(Personal Computerの略)を用意する。そして、そのPCにおいて、読取装置によりカンバン200の2次元コード204を読み取る。これにより、PCのコントローラは、2次元コード204を解析し、基板情報とシステム情報とを取得する。さらに、コントローラは、通信装置を用いて、取得した基板情報をサーバ164に送信する。サーバ164には、上述したように、基板情報とヘッド情報とが関連付けて記憶されているため、送信された基板情報と関連付けられているヘッド情報が、サーバ164からPCに送信される。これにより、PCは、基板情報に応じたヘッド情報を取得する。そして、PCは、そのヘッド情報に応じた作業ヘッドを、パネルに表示する。これにより、作業者は、対基板作業システム10において回路基板が製造される際に必要な作業ヘッドを認識し、作業ヘッドの交換等を行うことが可能となる。このように、1枚のカンバン200を用いることで、対基板作業システム10において回路基板が製造される際に必要な装置の全てを用意することが可能となり、非常に便利である。
なお、装着装置12は、対基板作業機の一例である。装着ヘッド24は、所定の装置および、装着ヘッドの一例である。供給装置26は、所定の装置の一例である。吸着ノズル70は、器具および、部品保持具の一例である。テープフィーダ72は、器具の一例である。台車76は、収容器の一例である。ノズルトレイ77は、収容器の一例である。ノズル管理装置80は、器具収納装置の一例である。ノズル移載装置94は、移載装置の一例である。パレット載置棚106は、収納部の一例である。カメラ126は、読取装置の一例である。制御装置170は、制御装置の一例である。カンバン200は、携帯部材の一例である。作動制御部210は、作動制御部の一例である。報知部212は、報知部の一例である。フィーダ管理装置220は、器具収納装置の一例である。コードリーダ224は、読取装置の一例である。フィーダ収納部226は、収納装置の一例である。フィーダ移載装置228は、移載装置の一例である。制御装置240は、制御装置の一例である。作動制御部250は、作動制御部の一例である。報知部252は、報知部の一例である。
また、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。具体的には、例えば、上記実施例では、カメラ126若しくは、コードリーダ224を用いて基板情報等を取得しているが、RFID(Radio Frequency Identifierの略)等を用いて、基板情報等を取得することが可能である。
また、上記実施例では、基板情報とノズル情報等が、サーバ164に記憶され、サーバ164からノズル情報等が取得されているが、ノズル管理装置80に、基板情報とノズル情報とを関連付けて記憶し、フィーダ管理装置220に、基板情報とフィーダ情報とを関連付けて記憶してもよい。このようにすれば、サーバ164と通信することなく、ノズル管理装置80においてノズル情報を取得し、フィーダ管理装置220においてフィーダ情報を取得することが可能となる。
また、上記実施例では、カンバン200の2次元コード204が、基板情報をコード化したものであり、その基板情報を利用して、ノズル情報等が取得されるが、2次元コード204を、ノズル情報等をコード化したものとしてもよい。このようにすれば、2次元コード204の読み取りにより、直接的に、ノズル情報等を取得することが可能となる。
また、上記実施例では、テープフィーダ72を管理するフィーダ管理装置220と、吸着ノズル70を管理するノズル管理装置80に本発明が適用されているが、対基板作業機で用いられる所定の装置に装着される器具を管理する装置に、本発明を適用することが可能である。具体的には、例えば、トレイ、作業ヘッド、撮像装置等を管理する装置に、本発明を適用することが可能である。
また、上記実施例では、カンバン200が、扉82を介して、ノズル管理装置80の内部に出し入れされているが、カンバン200専用の挿入口をノズル管理装置80に形成し、その挿入口を介して、カンバン200をノズル管理装置80の内部に出し入れすることが可能である。
12:装着装置(対基板作業機) 24:装着ヘッド(所定の装置) 26:供給装置(所定の装置) 70:吸着ノズル(器具)(部品保持具) 72:テープフィーダ(器具) 76:台車(収容器) 77:ノズルトレイ(収容器) 80:ノズル管理装置(器具収納装置) 94:ノズル移載装置(移載装置) 106:パレット載置棚(収納部) 126:カメラ(読取装置) 170:制御装置 200:カンバン(携帯部材) 210:作動制御部 212:報知部 220:フィーダ管理装置(器具収納装置) 224:コードリーダ(読取装置) 226:フィーダ収納部(収納部) 228:フィーダ移載装置(移載装置) 240:制御装置 250:作動制御部 252:報知部

Claims (3)

  1. 対基板作業機で用いられる所定の装置に装着される器具を収納する収納部と、
    前記収納部に収納されている器具を収容器に移載する移載装置と、
    前記収容器に移載すべき器具に関する情報である器具情報が記録された持ち運び可能な携帯部材から、前記器具情報を読み取る読取装置と、
    前記読取装置によって読み取られた前記器具情報に応じた器具を、前記収容器に移載するように、前記移載装置の作動を制御する作動制御部を有する制御装置と
    を備えることを特徴とする器具収納装置。
  2. 前記器具情報が、
    前記移載装置の作動により前記収容器に移載された器具が装着される装置を用いる対基板作業機を特定可能な情報である作業機情報を含み、
    前記制御装置が、
    前記読取装置によって読み取られた前記器具情報に含まれる作業機情報に応じた対基板作業機を、作業者に報知するための報知部を有することを特徴とする請求項1に記載の器具収納装置。
  3. 対基板作業機で用いられる所定の装置が、電子部品の装着作業を実行するための装着ヘッドであり、
    前記収納部が、前記装着ヘッドに装着される部品保持具を収納することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の器具収納装置。
JP2015028476A 2015-02-17 2015-02-17 器具収納装置 Active JP6714972B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015028476A JP6714972B2 (ja) 2015-02-17 2015-02-17 器具収納装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015028476A JP6714972B2 (ja) 2015-02-17 2015-02-17 器具収納装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016152293A true JP2016152293A (ja) 2016-08-22
JP6714972B2 JP6714972B2 (ja) 2020-07-01

Family

ID=56696676

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015028476A Active JP6714972B2 (ja) 2015-02-17 2015-02-17 器具収納装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6714972B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2021070390A1 (ja) * 2019-10-11 2021-04-15
KR20230163412A (ko) 2021-03-30 2023-11-30 고쿠리츠다이가쿠호우징 카가와다이가쿠 D-알로스를 유효 성분으로서 포함하는, 사이토카인의 산생을 억제하기 위한 조성물, 및 그것을 사용한, 사이토카인의 과잉 생산에 관련된 질환을 치료 또는 예방하는 방법

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04346298A (ja) * 1991-05-23 1992-12-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 供給部品段取り方法
JPH1034459A (ja) * 1996-07-17 1998-02-10 Fujitsu Ltd Smtラインを備えた製造管理システム
JP2003188591A (ja) * 2001-12-19 2003-07-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 部品実装方法及び部品実装装置
JP2004311599A (ja) * 2003-04-03 2004-11-04 Fuji Mach Mfg Co Ltd ノズルストッカおよび電子回路部品装着機
JP2008066405A (ja) * 2006-09-05 2008-03-21 Yamaha Motor Co Ltd 実装機の部品割付方法および部品割付装置、実装機
JP2009111087A (ja) * 2007-10-29 2009-05-21 Fuji Mach Mfg Co Ltd 装着ラインにおけるオペレータ介入作業実施方法および装着ライン
WO2014045408A1 (ja) * 2012-09-21 2014-03-27 富士機械製造株式会社 生産システムおよびそれに用いるプログラム切替え方法
WO2014196002A1 (ja) * 2013-06-03 2014-12-11 富士機械製造株式会社 ノズル管理システム

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04346298A (ja) * 1991-05-23 1992-12-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 供給部品段取り方法
JPH1034459A (ja) * 1996-07-17 1998-02-10 Fujitsu Ltd Smtラインを備えた製造管理システム
JP2003188591A (ja) * 2001-12-19 2003-07-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 部品実装方法及び部品実装装置
JP2004311599A (ja) * 2003-04-03 2004-11-04 Fuji Mach Mfg Co Ltd ノズルストッカおよび電子回路部品装着機
JP2008066405A (ja) * 2006-09-05 2008-03-21 Yamaha Motor Co Ltd 実装機の部品割付方法および部品割付装置、実装機
JP2009111087A (ja) * 2007-10-29 2009-05-21 Fuji Mach Mfg Co Ltd 装着ラインにおけるオペレータ介入作業実施方法および装着ライン
WO2014045408A1 (ja) * 2012-09-21 2014-03-27 富士機械製造株式会社 生産システムおよびそれに用いるプログラム切替え方法
WO2014196002A1 (ja) * 2013-06-03 2014-12-11 富士機械製造株式会社 ノズル管理システム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2021070390A1 (ja) * 2019-10-11 2021-04-15
WO2021070390A1 (ja) * 2019-10-11 2021-04-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 ノズル管理装置
CN114557150A (zh) * 2019-10-11 2022-05-27 松下知识产权经营株式会社 吸嘴管理装置
JP7511148B2 (ja) 2019-10-11 2024-07-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 ノズル管理装置
CN114557150B (zh) * 2019-10-11 2025-01-03 松下知识产权经营株式会社 吸嘴管理装置
KR20230163412A (ko) 2021-03-30 2023-11-30 고쿠리츠다이가쿠호우징 카가와다이가쿠 D-알로스를 유효 성분으로서 포함하는, 사이토카인의 산생을 억제하기 위한 조성물, 및 그것을 사용한, 사이토카인의 과잉 생산에 관련된 질환을 치료 또는 예방하는 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP6714972B2 (ja) 2020-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5751584B2 (ja) 電子部品実装装置
JP6272325B2 (ja) 実装管理装置、実装処理装置、実装システム、実装管理方法及び実装処理方法
JP6105628B2 (ja) はんだ印刷機
JP2005236097A (ja) 部品供給装置
JP6714972B2 (ja) 器具収納装置
JP6694767B2 (ja) スプライシングユニット及び電子部品供給システム
JP6120880B2 (ja) 部品実装ライン構築装置
JP6108415B2 (ja) ダイ供給装置
JP2004047571A (ja) 一括交換台車、部品実装システム、及び接続確認方法
CN111108823B (zh) 元件安装线的安装精度测定系统及安装精度测定方法
JP2012142519A (ja) 部品補給時の案内装置
JP7122520B2 (ja) 部品管理装置および部品管理方法
JP2022140485A (ja) キャリアテープ処理装置およびキャリアテープ処理方法
CN110741746B (zh) 元件判定系统及元件判定方法
JP2008282892A (ja) 基板支持装置、その装置におけるバックアップピンの取付方法、実装機およびバックアッププレート
WO2021059319A1 (ja) 保持具管理装置、および表示方法
CN114080869A (zh) 换产调整作业辅助方法以及换产调整作业辅助装置
CN110447318B (zh) 工具管理装置
JP7377631B2 (ja) キャリア
JP4567801B2 (ja) 部品装着装置
WO2023139789A1 (ja) 準備装置、実装装置、実装システム及び情報処理方法
WO2021166033A1 (ja) 部品実装機
JP5905732B2 (ja) 対基板作業システム
JP2021118265A (ja) 部品実装装置および部品実装システム
JP2019054078A (ja) 部品実装装置及び部品実装装置における部品供給方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181012

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181226

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190604

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190902

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20190910

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20191101

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200608

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6714972

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250