JP2003188591A - 部品実装方法及び部品実装装置 - Google Patents

部品実装方法及び部品実装装置

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JP2003188591A JP2001386273A JP2001386273A JP2003188591A JP 2003188591 A JP2003188591 A JP 2003188591A JP 2001386273 A JP2001386273 A JP 2001386273A JP 2001386273 A JP2001386273 A JP 2001386273A JP 2003188591 A JP2003188591 A JP 2003188591A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多連式部品供給装置を混在させて部品実装を
行う場合でも、部品情報の管理を手間を掛けずに簡単且
つ正確に行え、異品種の多い生産形態であっても実装作
業効率を向上できる部品実装方法及び部品実装装置を提
供する。 【解決手段】 部品実装装置100本体の部品供給部3
1に複数個並設されている部品供給カセット29の部品
テープ51から、部品移載手段23が所望の部品Pを選
択的に取り出して基板5上の所定位置に実装するに際し
て、単一の部品を部品供給位置PLへ供給する単式部品
供給カセット29Aと、複数の部品を同時に供給する多
連式部品供給カセット29Bとを部品供給部31に混在
させて配置しておき、各部品供給カセット29に設けら
れているメモリから供給する部品Pの部品情報を取り出
して部品供給カセット29を識別して部品Pを取り出
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の部品供給装
置から供給される複数の部品を基板上の所定位置に実装
する部品実装方法及び部品実装装置に関し、特に複数の
部品を同時に供給する多連式部品供給装置を用いた部品
実装技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の部品実装装置においては、複数の
部品供給装置又は部品供給トレイ等から供給された部品
を、移載ヘッドに交換可能に装着された吸着ノズルによ
り吸着保持した後、この移載ヘッドを移動させて吸着保
持した部品を基板上の所定位置に実装していた。このよ
うな部品実装装置で異品種の多い生産形態をとる場合に
は、部品供給装置を多数搭載することが必要になるが、
このための十分なスペースがないために、吸着ノズルに
よる部品吸着動作が円滑に行えず、生産性の低下に繋が
っていた。また、同品種の大量生産から異品種の少量生
産への移行といった生産形態の変化により、部品実装装
置へ搭載する部品供給装置の本数が増加し、カセットの
段取り時間が増大するばかりか、部品供給装置の搭載ミ
スの要因にもなっている。このため、部品供給装置を部
品実装装置へ装着した後も、作業者が部品供給装置の装
着位置や搭載部品等を再度確認し、部品実装装置を起動
させて、装着動作を実行するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな部品実装装置において、例えば、部品切れとなった
部品供給装置と、新たな部品供給装置とを交換すると
き、作業者の錯誤による部品供給装置の装着ミスによっ
て、部品供給時や装着時等にエラーが発生することがあ
る。このようなエラーを未然になくすため、部品供給装
置に部品切れ検出器を設け、部品テープを生産中に繋ぐ
ことは可能であるが、品種切替えの多い場合には、この
ようなリカバリー動作を十分に行える時間的、スペース
的な余裕はなく、品種切替作業の軽減が図れなかった。
【0004】そこで、多数の部品を単列で所定ピッチ毎
に収納した部品テープが装着される単列式部品供給装置
の他に、多数の部品を多列で所定ピッチ毎に収納した部
品テープが装着され複数の部品を一度に実装装置側へ供
給可能に構成した多連式部品供給装置を用いて部品供給
を行うことがある。この多連式部品供給装置を用いるこ
とで、部品供給スペースを節約することができる。しか
し、種々の異なる部品が供給される複数の単列式部品供
給装置に加え、多連式部品供給装置が部品実装装置内に
混在するようになると、その部品情報の管理が複雑とな
り、部品種の初期登録時や実装時の部品切れ等の対処時
に、正確な部品管理が要求され、かえって作業工数が増
大する事態も生じかねない状況となる。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、多連式部品供給装置を混在させて部
品実装を行う場合でも、部品情報の管理を手間を掛けず
に簡単且つ正確に行え、異品種の多い生産形態であって
も実装作業効率を向上できる部品実装方法及び部品実装
装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明に係る請求項1記載の部品実装方法は、多数の部品
を所定ピッチで収納した部品テープが装着され部品供給
位置へ前記部品を供給すると共に、供給する部品の部品
情報を記憶する内部メモリを備えた部品供給装置を、部
品供給部に複数個並設し、これら複数個の部品供給装置
の部品供給位置から、部品移載手段によって所望の部品
を選択的に取り出し、基板上の所定位置に実装する部品
実装方法であって、単一の部品を前記部品供給位置へ供
給する単式部品供給装置と、複数の部品を同時に前記部
品供給位置へ供給する多連式部品供給装置とを、前記部
品供給部に混在させて配置し、前記配置された複数の部
品供給装置から取り出した前記部品情報に基づいて、各
部品供給装置を識別することを特徴とする。
【0007】この部品実装方法では、部品供給部に複数
個並設されている部品供給装置の部品テープから、部品
移載手段が所望の部品を選択的に取り出して基板上の所
定位置に実装するに際して、単一の部品を部品供給位置
へ供給する単式部品供給装置と、複数の部品を同時に部
品供給位置へ供給する多連式部品供給装置とを部品供給
部に混在させて配置しておき、各部品供給装置に設けら
れている内部メモリから供給する部品の部品情報を取り
出して部品供給装置を識別して、部品を取り出すので、
単式部品供給装置及び多連式部品供給装置を混在させて
部品実装を行う場合でも、部品情報の管理を手間を掛け
ずに簡単且つ正確に行うことができ、異品種の多い生産
形態であっても実装作業効率を向上することができる。
【0008】請求項2記載の部品実装方法は、前記各部
品供給装置の識別結果と、前記部品供給装置を装着する
部品実装装置本体側に予め設定された部品情報とを比較
して、双方の一致を確認できたときに部品の実装を行う
ことを特徴とする。
【0009】この部品実装方法では、各部品供給装置に
設けられている内部メモリから供給する部品の部品情報
を取り出して部品供給装置を識別し、この識別結果を部
品実装装置本体側に予め設定されている部品情報とを比
較して、一致したことを確認してから部品の実装を行う
ので、部品供給装置の内部メモリに記憶されている情報
と部品実装装置本体側が要求する部品情報が一致しない
場合には部品の供給を行わない。従って、正確な実装を
行うことができる。
【0010】請求項3記載の部品実装方法は、前記多連
式部品供給装置から部品を取り出して前記基板へ実装す
る際に、前記多連式部品供給装置から供給される部品が
全て同一種の部品であるとき、部品供給位置に供給され
た複数の部品を前記部品移載手段によって順次取り出し
た後、前記供給位置で部品の残存がないことを確認し、
前記多連式部品供給装置の部品テープを前記所定ピッチ
送り出すことを特徴とする。
【0011】この部品実装方法では、多連式部品供給装
置の部品テープから部品を取り出して基板へ実装するに
際して、部品テープにより供給される部品が全て同一種
の場合には、部品供給位置に供給された部品を部品移載
手段によって順次取り出した後に、残存部品のないこと
を確認して部品テープを所定ピッチ送り出すので、全部
品を取り出すまで部品テープの送りが必要なく、作業の
効率化を図ることができる。また、部品の取り出しミス
が生じた場合には部品テープ上に部品が残るので容易に
発見することができる。
【0012】請求項4記載の部品実装方法は、前記多連
式部品供給装置から部品を取り出して前記基板へ実装す
る際に、前記多連式部品供給装置から供給される部品同
士に異種部品が含まれるとき、部品供給位置に供給され
た複数の部品から、同種の部品を前記部品移載手段によ
って順次取り出した後、異種の部品を取り出し、その
後、前記供給位置で部品の残存がないことを確認し、前
記多連式部品供給装置の部品テープを前記所定ピッチ送
り出すことを特徴とする。
【0013】この部品実装方法では、多連式部品供給装
置の部品テープから部品を取り出して基板へ実装するに
際して、部品テープにより供給される部品に異種部品が
含まれる場合には、部品供給位置に供給された部品のう
ち同種の部品を部品移載手段によって順次取り出した後
に、異種の部品を取り出してから部品テープを所定ピッ
チ送り出すので、異種部品を含む場合でも部品の誤実装
を防止することができる。また、全部品を取り出すまで
部品テープの送りが必要なく、作業の効率化を図ること
ができる。また、部品の取り出しミスが生じた場合には
部品テープ上に部品が残るので容易に発見することがで
きる。
【0014】請求項5記載の部品実装方法は、前記多連
式部品供給装置の部品供給位置に供給された複数の部品
のうち、実装に供されない部品が残留したときに、この
残留した部品を強制的に回収することを特徴とする。
【0015】この部品実装方法では、多連式部品供給装
置の部品テープから部品を取り出した後に部品テープを
送り出す際に、基板に実装されない部品が部品テープ上
に残っている場合には、この部品を強制的に回収するの
で、以後の作業を適正に継続することができる。
【0016】請求項6記載の部品実装方法は、前記部品
移載手段の部品取り出し可能領域から外れた領域に配置
された部品供給装置から部品を取り出すときに、前記部
品と同一種又は代替え可能な部品を供給する他の部品供
給装置が前記部品取り出し可能領域に存在するかを判断
し、存在する場合には、前記他の部品供給装置から部品
を取り出すようにすることを特徴とする。
【0017】この部品実装方法では、部品移載手段の部
品取り出し可能範囲外の部品供給装置から部品を取り出
す際には、先に、取り出す部品と同一種或いは代替え可
能な部品を供給している部品供給装置が部品移載手段の
部品取り出し可能範囲内にあるか否かを判断して、ある
場合にはその部品供給装置から部品を取り出すようにす
ることにより同じ部品移載手段で部品を取り出すことが
できるので、作業の効率化を図ることができる。
【0018】請求項7記載の部品実装方法は、生産する
基板種類によらずに共通して実装を行う頻度の高い部品
を前記単式部品供給装置から供給し、生産する基板種類
毎に異なる部品を前記多連式部品供給装置から供給する
ことを特徴とする。
【0019】この部品実装方法では、生産する基板の種
類にかかわらず共通して使用する頻度の高い部品を単式
部品供給装置により供給するので、複数本の単式部品供
給装置を使用すれば、一つの単式部品供給装置の部品が
終了した場合には他の単式部品供給装置から部品を供給
することにより、部品の供給を継続することができる。
そして、他の単式部品供給装置から部品を供給している
間に前述の一つの単式部品供給装置に部品を補充するの
で、並行して部品の補充を行うことができる。また、生
産する基板の種類毎に異なる部品は一の多連式部品供給
装置により複数種の部品を一度に供給するので、作業効
率が向上する。
【0020】請求項8記載の部品実装方法は、生産する
基板種類によらずに共通して実装を行う頻度の高い部品
を前記多連式部品供給装置から供給し、生産する基板種
類毎に異なる部品を前記単式部品供給装置から供給する
ことを特徴とする。
【0021】この部品実装方法では、使用する頻度の高
い部品を多連式部品供給装置で供給することにより、一
つの部品供給装置により多数の同一部品を一度に供給す
ることができ、作業効率が向上する。また、基板種類毎
に異なる部品は、単式部品供給装置により1個づつ供給
するので、部品毎に単式部品供給装置を使用することが
できる。
【0022】請求項9記載の部品実装方法は、同一種類
の基板の生産時に、主供給用と予備供給用との少なくと
も2個の前記多連式部品供給装置を前記部品供給部に搭
載し、前記主供給用の多連式部品供給装置が前記部品供
給準備中である間、前記予備供給用の多連式部品供給装
置から部品供給を行うことを特徴とする。
【0023】この部品実装方法では、基板生産時に使用
される同一種類の部品を主供給用の多連式部品供給装置
から供給し、主供給用の多連式部品供給装置が部品の補
充や故障等の部品供給準備中である場合には、予備供給
用の多連式部品供給装置或いは予備供給用の多連式部品
供給装置がいくつかあるときに、いずれかの予備供給用
の多連式部品供給装置から部品の供給を行うので、部品
の供給を継続して行うことができる。そして、予備供給
用の多連式部品供給装置から部品を供給している間に主
供給用の多連式部品供給装置に部品を補充できるので、
並行して部品の補充を行うことができ効率的な実装動作
が行える。
【0024】請求項10記載の部品実装方法は、前記予
備供給用の多連式部品供給装置から部品供給を行うよう
に変更した後、前記主供給用の多連式部品供給装置の部
品供給準備が完了したとき、前記予備供給用の多連式部
品供給装置からの部品供給を継続するか、前記主供給用
の多連式部品供給装置からの部品供給に切換えるかを選
択的に設定可能にしたことを特徴とする。
【0025】この部品実装方法では、主供給用の多連式
部品供給装置が部品の補充や故障等の部品供給準備中で
ある場合に、いずれかの予備供給用の多連式部品供給装
置から部品の供給を行い、その間に主供給用の多連式供
給装置に部品の補充や補修等の部品供給準備を行う。そ
して、主供給用の多連式部品供給装置の部品供給準備が
完了した後、そのまま予備供給用の多連式部品供給装置
からの部品供給を継続するか、或いは主供給用の多連式
部品供給装置からの部品供給に戻すかを選択的に設定で
きるので、状況に応じて適正な作業を行うことができ
る。
【0026】請求項11記載の部品実装方法は、前記部
品移載手段が、部品を吸着保持する複数の吸着手段を有
し、前記多連式部品供給装置の部品供給位置に供給され
た複数の部品を、前記複数の吸着手段により同時に吸着
することを特徴とする。
【0027】この部品実装方法では、部品移載手段が部
品を吸着するために複数の吸着手段を有しており、多連
式部品供給装置により部品供給装置に供給された複数の
部品を一度に吸着することができるので、効率よく部品
の実装を行うことができる。
【0028】請求項12記載の部品実装装置は、多数の
部品を所定ピッチで収納した部品テープが装着され部品
供給位置へ前記部品を供給すると共に、供給する部品の
部品情報を記憶する内部メモリを備えた部品供給装置
を、部品供給部に複数個並設し、これら複数個の部品供
給装置の部品供給位置から、部品移載手段によって所望
の部品を選択的に取り出し、基板上の所定位置に実装す
る部品実装装置であって、単一の部品を前記部品供給位
置へ供給する単式部品供給装置と、複数の部品を同時に
前記部品供給位置へ供給する多連式部品供給装置と、前
記各部品供給装置の内部メモリから、記憶された部品情
報を読み出す信号抽出手段と、前記信号抽出手段から読
み出された前記部品情報に基づいて、各部品供給装置を
識別して制御する制御部とを備えたことを特徴とする。
【0029】この部品実装装置では、部品供給部に複数
個並設されている部品供給装置の部品テープから、部品
移載手段が所望の部品を選択的に取り出して基板上の所
定位置に実装するに際して、単一の部品を部品供給位置
へ供給する単式部品供給装置と、複数の部品を同時に部
品供給位置へ供給する多連式部品供給装置とを部品供給
部に混在させて配置しておき、信号抽出手段が各部品供
給装置に設けられている内部メモリから供給する部品の
部品情報を取り出し、この部品情報に基づいて制御部が
部品供給装置を識別するので、単式部品供給装置及び多
連式部品供給装置を混在させて部品実装を行う場合で
も、部品情報の管理を手間を掛けずに簡単且つ正確に行
うことができ、異品種の多い生産形態であっても実装作
業効率を向上することができる。
【0030】請求項13記載の部品実装装置は、前記部
品供給部に搭載される各部品供給装置の部品情報が記憶
されるメモリと、前記信号抽出手段を介して提供される
部品情報と予め前記メモリに記憶された部品情報とを比
較する演算部と、前記演算部による比較結果が不一致で
ある場合に作業者へ報知する表示手段とを備えたことを
特徴とする。
【0031】この部品実装装置では、予め各部品供給装
置から供給される部品の情報をメモリに記憶しておき、
演算部がメモリに記憶されている部品情報と信号抽出手
段を介して読み込んだ各部品供給装置の部品情報とを比
較し、両部品が不一致の場合には表示手段が作業者にそ
の旨報知するので、誤った実装を防止することができ
る。
【0032】請求項14記載の部品実装装置は、前記信
号抽出手段が、前記各部品供給装置と部品供給部との接
触部位の少なくとも一部に設けられ、装着時に互いに嵌
合するコネクタを有することを特徴とする。
【0033】この部品実装装置では、部品供給装置を装
着したときに部品供給装置と部品供給部とが接触する部
位に設けられているコネクタが互いに嵌合するので、信
号抽出手段は確実に部品情報を読み込むことができる。
【0034】請求項15記載の部品実装装置は、前記多
連式部品供給装置側の前記コネクタが、部品供給部にお
ける前記部品供給装置の並び方向の両端で異なる配列で
配設されたことを特徴とする。
【0035】この部品実装装置では、多連式部品供給装
置に設けられているコネクタが部品供給装置の並び方向
である横方向両端で異なる配列となっているので、信号
抽出手段が嵌合したコネクタからこの多連式部品供給装
置の両端部を検出して、何連の多連式部品供給装置であ
るかを自動的且つ確実に検出することができる。
【0036】請求項16記載の部品実装装置は、前記制
御部が、搭載される部品供給装置の部品に対する代替え
可能な部品を供給する代替え部品供給装置を記憶した代
替え部品情報記憶部を備え、前記部品供給装置からの部
品供給が行えなくなったときに、この部品供給装置に対
応する代替え部品供給装置から部品供給するように切換
えることを特徴とする。
【0037】この部品実装装置では、制御部の代替え部
品情報記憶部に、搭載される部品供給装置の部品に対す
る代替え可能な部品を供給する代替え部品供給装置を記
憶しておき、部品供給装置からの部品供給が行えなくな
ったときに、制御部が代替部品記憶部の記憶に基づいて
この部品供給装置に対応する代替え部品供給装置から部
品を供給するように切換えるので、部品供給装置により
供給している部品がなくなっても継続して部品供給を行
うことができ、作業効率の向上を図ることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る部品実装方
法及び部品実装装置の好適な実施の形態について図面を
参照して詳細に説明する。図1に本発明の一実施形態に
係る部品実装装置の概略的な全体斜視図、図2に部品実
装装置の主要部を示すブロック構成図を示す。部品実装
装置100の基台3上面の奥行き方向中央には、回路基
板5をX方向に沿って搬入するローダ部7が設けられ、
ローダ部7とは反対側の奥行き方向中央には、回路基板
5をX方向に沿って搬出するアンローダ部9が設けられ
ている。そして、ローダ部7とアンローダ部9は、各々
一対の基板搬送用のガイドレール11,13を有してい
る。
【0039】ローダ部7に対応する基台3の上面には、
ローダ部7から搬入される回路基板5を搬送保持するた
めのサポートレイル部を備える第1の基板搬送レール1
5aが設けられ、また、アンローダ部9に対応する基台
3の上面には、第1の基板搬送レール15aから搬送さ
れる回路基板5を搬送保持するためのサポートレイル部
を備えた第2の基板搬送レール15bが設けられてい
る。この部品実装装置100では、2つの実装ステージ
が直列に接続された構成となっており、同時に2枚の回
路基板に対して部品実装を行うことができる。
【0040】基台3上面のX方向両端には、Y軸ロボッ
ト17,17が各々Y方向に沿って設けられ、Y軸ロボ
ット17,17に跨る第1のX軸ロボット19a及び第
2のX軸ロボット19が、それぞれY方向へ水平移動自
在に懸架されている。各X軸ロボット19,19には、
移載ヘッド23がそれぞれに設けられており、実装作業
領域内においてX−Y方向へ移動して位置決めされるよ
うになっている。これらのX軸ロボット、Y軸ロボット
は、例えばボールネジとナットとの組合せや駆動ベルト
等の駆動機構によりX方向、Y方向へ移動する部品移載
手段としてのXYロボットを構成している。各移載ヘッ
ド23には、部品を吸着保持する吸着手段としての吸着
ノズル25が複数本交換可能に設けられており、回路基
板5上の基板マークやNG基板マーク等を撮像・認識す
るための基板認識カメラ27も設けられている。
【0041】基台3上面におけるY方向両端部には、回
路基板5に実装する部品を所定の部品供給位置に供給す
るための部品供給装置29である部品供給カセットを着
脱可能に装着する部品供給部31が設けられている。ま
た、部品供給部31の近辺には、主に大きめな部品(例
えば、BGA:Ball Grid AllayやQFP:Quad FlatPa
ckage等のICやコネクタ等)をトレイ状に供給するた
めのパーツトレイ33も設けられている。さらに、部品
実装作業領域における部品供給部31の近傍には、複数
種の吸着ノズル25を収納し、必要に応じて交換するた
めのノズルステーション35が設けられている。
【0042】また、部品供給部31近傍には、移載ヘッ
ド23の吸着ノズル25が吸着した部品を撮像して吸着
姿勢等を認識する認識装置としての部品姿勢認識カメラ
37が設けられている。なお、部品供給カセット29の
並びの一部には、不要な部品を回収する部品回収コンベ
ア39が装着されている。また、部品実装装置100の
内部には、図2に示すように、各部品供給カセット29
を識別して制御する制御部41が設けられており、液晶
パネルやCRTのようなモニタや警告ランプ等の表示手
段43及びタッチパネルやキーボードのような入力手段
45が部品実装装置100の前面に設けられている。ま
た、入力手段45として部品供給カセットの情報を入力
するバーコード読み取り装置があってもよい。
【0043】図2に制御部41の主に部品供給装置29
の認識に関するブロック構成を示した。制御部41は、
部品供給装置29と部品供給部31の相互に設けられ部
品供給装置29と部品実装装置100本体との間でデー
タや指令等の通信を行うための部品供給装置伝達部4
7、吸着ノズル25、基板搬送レール15a,15b、
部品姿勢認識カメラ37、基板認識カメラ27、メモリ
49、表示手段43、入力手段45等が接続されてお
り、これら各装置を制御する。
【0044】メモリ49には、どの部品をどの位置にど
の順番で装着するか等の実装プログラムを示すNCデー
タ、どの部品をどの部品供給装置29に配列するか等の
配列プログラム、配列した部品の配列情報、どのノズル
をどのノズルステーション35内に配置するか等のノズ
ルプログラム、ノズルステーション35に配置されたノ
ズル情報、各部品の形状や高さ等に関する部品情報の部
品ライブラリ、各パーツトレイ33の形状や高さ等に関
するパーツトレイ情報の供給ライブラリ、各基板の形状
等に関する基板情報、その他、吸着ノズルの形状や各基
板搬送レール15a,15bの基板搬送位置の情報等が
記憶されている。
【0045】図3に部品供給カセット29の外観の概略
図を示した。部品供給装置29としては、単位幅の部品
テープ51Aにより単一の部品Pを部品供給位置PLに
供給する単式部品供給カセット29Aと、生産形態に応
じて、基板品種毎に異なる生産部品が発生する場合等に
供給パターンの違う部品種を同時に供給するための幅広
の部品テープ51Bにより複数(図3においては例えば
3個)の部品Pを同時に部品供給位置PLに供給する多
連式部品供給カセット29B、不要な部品を回収する部
品回収コンベア39(図1参照)が設けられている。な
お、多連式部品供給カセット29Bは、複数の大型部品
が単列で供給される幅広の部品テープ51Bが装着され
ることもある。
【0046】また、部品供給装置の一例としての多連式
部品供給カセット29Bは、これに限らず、公知の部品
供給装置、例えば、部品がマトリクス状又は一直線状に
配置された凹部に保持されるトレイ型多連式の部品供給
装置や、ランダムに収納された部品が一直線状に1個ず
つ複数列に同時に部品供給位置に供給されるバルクフィ
ーダ型多連式部品供給装置や、スティック内に収納され
ている部品を一直線状に配置し、供給レールの凹状溝内
を振動によって部品送りする振動型多連式部品供給装置
であってもよい。
【0047】次に、上記部品実装装置100の構成によ
る部品装着動作について説明する。制御部41からの指
令により、ローダ部7から回路基板5を搬入して、回路
基板5を基板保持部53a、或いは基板保持部53bへ
搬送する。そして、移載ヘッド23をXYロボットによ
り部品供給カセット29又はパーツトレイ33の位置に
移動させて、所望の部品Pを吸着ノズル25により吸着
する。次いで、移載ヘッド23を部品姿勢認識カメラ3
7の上方へ移動させ、吸着されている部品Pの姿勢を認
識し、認識した結果に基づいて吸着姿勢の補正を行っ
て、部品Pを回路基板5の部品装着位置に実装する。
【0048】前述した部品Pの吸着及び実装動作をそれ
ぞれの基板保持部53a,53bで繰り返し行う。回路
基板5に対する部品装着作業が完了したら、回路基板5
を基板保持部53bからアンローダ部9に搬送して、ま
た、基板保持部53aから基板保持部53bを通してア
ンローダ部9に搬送して基板保持部53a,53bから
搬出する。一方、新たな回路基板5がローダ部7から基
板保持部53a、或いは基板保持部53bへ搬入され、
上述した動作が繰り返される。なお、基板保持部53b
は、基板保持部53aの部品実装作業が完了した基板を
受け取り、この基板に対して部品実装作業を行うものと
してもよい。
【0049】また、制御部41が、部品供給装置29に
部品Pの供給を要求しても部品供給装置伝達部47から
部品供給完了の通知がない場合は、部品供給カセットに
部品が吸着ミス等により残されているものと判断して、
部品供給カセットの部品供給位置PLの部品を取り除く
作業が必要である旨を、表示手段43により作業者へモ
ニタ表示して通知する。
【0050】このモニタ表示では、例えば、メモリ49
内に記憶された部品位置をボタン表示し、作業者のボタ
ン押下により移載ヘッド23に搭載されている基板認識
カメラ27を部品供給カセット29のメモリ49内に記
憶された部品位置に移動させる。基板認識カメラ27に
より部品供給位置PLにおける部品状態を作業者に目視
確認させて、吸着可能であれば部品Pを指定の吸着ノズ
ル25に吸着して部品Pを実装動作させるか、部品回収
コンベア39による回収動作を行わせる。一方、吸着不
可であれば、設備を安全停止させ、作業者による部品P
の除去を促し、除去確認後、ボタン操作により安全解除
処理を行って生産準備状態へ移行し、部品実装装置10
0を再び起動させて、装着動作を継続させるようにす
る。
【0051】次に、部品供給カセットを説明する。図3
に示すように、部品供給カセット29の本体55には、
部品テープ51A,51Bを巻回したリール57が回転
自在に装着されている。部品テープ51A,51Bに
は、所定ピッチで部品収納用の凹部59が設けられてお
り、この部品収納用の各凹部59に部品Pが1個ずつ収
納されている。そして、部品テープ51A,51Bの表
面には部品Pが脱落しないように透明なビニールテープ
が貼付けられている。また、リール57には、部品テー
プ51A,51Bに収納されている部品の情報が記録さ
れているICチップ61等の記録媒体が取り付けられて
おり、本体55の内面にはICチップ61からの部品情
報を読み取る読み取りセンサ63が取り付けられてい
る。
【0052】従って、部品テープ51をリール57から
引き出すことによりリール57を回転させると、読み取
りセンサ63が自動的にICチップ61から上述した部
品データを読み取ることができるので、作業者が入力す
る手間が省けると共に、入力ミスを防止することができ
る。
【0053】図4に部品供給カセット29の側面図を示
した。部品供給カセット29は、部品テープ51を巻回
したリール57を回転自在に支持するリール取り付け部
65を備えている。リール57から導出される部品テー
プ51は、テープ押え67を通って、部品テープ51の
終端を検出して部品切れを検知する部品切れセンサ69
を通り、部品供給カセット29の前端部に設けられてい
るスプロケット71外周部の送り爪に係合するように取
り付けられる。
【0054】スプロケット71は、その回転軸71aに
ウォームホイール73が取り付けられており、モータ7
5の回転軸に取り付けられているウォーム77を回転さ
せることで回転駆動され、部品テープ51を前進走行さ
せ、部品を部品供給位置PLに供給する。なお、部品P
を収納している部品収納用の凹部59を覆うビニール
は、部品供給位置PLの手前で上方へ剥がされて、図示
しない巻取りリールに巻き取られる。一方、部品が取り
出された部品テープ51は、排出路83を通って排出さ
れる。なお、本体55の内部には部品供給カセット29
を制御するためのマイコン85が設けられている。
【0055】図5に部品供給カセット29の制御ブロッ
ク図を示した。部品供給カセット29には、マイコン8
5が搭載されており、このマイコン85には、リール5
7に取り付けているICチップ61から読み取りセンサ
63によって読み取る部品情報、部品テープ51を監視
して部品Pがなくなったことを検出する部品切れセンサ
69からの部品切れ情報が入力される。これらの各種情
報は内部メモリ87に記憶され、適宜読み出しと書き込
みがなされるようになっている。また、マイコン85
は、部品供給カセット29を部品実装装置100本体の
部品供給部31に取り付けた際に接続される部品供給装
置伝達部47を構成するコネクタ89に接続されてお
り、コネクタ89を介して部品情報等が部品実装装置1
00の制御部41へ伝達される。さらに、マイコン85
には、LED等の状態表示用の表示手段72が接続され
ている。これらマイコン85、コネクタ89、部品供給
部31、部品供給装置伝達部47、制御部41は信号抽
出手段を構成している。
【0056】図6にICチップ61やコネクタ89を介
して得られる部品情報の例を示した。部品実装装置10
0のメモリ49には、部品供給カセット29の部品実装
装置100への装着位置を表すZ番号毎に、部品の種
類、品番、部品の残り数、及びその部品を供給する部品
供給装置が、単式部品供給カセット29Aか多連式部品
供給カセット29Bかの区別を示すデータ等が記憶され
る。
【0057】ここで、図7は部品供給カセット29の部
品供給装置伝達部47を示す図で、(a)は単式部品供
給カセット、(b)は2列分の幅を有する多連式部品供
給カセット、(c)は3列分の幅を有する多連式部品供
給カセットの例を示している。部品供給カセット29を
部品実装装置100の部品供給部31に装着したときに
部品供給部31との接触部位となる端面91には、部品
供給装置伝達部47が設けられる。即ち、図8に部品供
給カセット29を部品実装装置100側の部品供給部3
1に装着する状態を示すように、部品供給カセット29
本体側の部品供給装置伝達部47と部品供給カセット2
9の端面91が接触することにより、部品供給カセット
29が部品供給部31に装着されたか否かを検出できる
と共に、部品供給カセット29への動作指令を送信した
り、部品供給カセット29から部品情報を部品実装装置
100側に送信する等の通信を行うことができる。
【0058】以下、前述した部品供給カセット29の端
面91に設けられているコネクタ89、及び部品供給部
31に設けられている本体側コネクタ93について説明
する。部品供給部31には幅方向に多数の本体側コネク
タ93が設けられ、いずれも上下一対のコネクタ93
U,93Lを備えている。これに対応して、部品供給カ
セット29の端面91には、コネクタ93U,93Lに
嵌合する上下一対のコネクタ89U,89Lが設けら
れ、部品供給カセット29と部品実装装置100とが電
気的に接続可能となっている。また、部品供給部31
は、多連式部品供給カセット29Bを装着可能にすると
同時に、どの位置に対しても単式部品供給カセット29
Aを装着できるように、各装着位置の全てに本体側コネ
クタ93を設けてある。従って、多連式部品供給カセッ
ト29Bを装着する場合等には、本体側コネクタ93で
使用されないコネクタ93Uも生じることになる。
【0059】この構成によれば、部品実装装置100へ
の電源投入後の設備起動時、部品切れ検出による設備停
止後の再起動時、安全停止後や、メンテナンス作業後の
設備再起動時に、部品供給カセット29が指定された部
品供給部31の所定位置に適正に装着されているか否か
を検出することができ、問題のある部品供給カセット2
9に対して、部品供給カセット29に搭載されたLED
の点灯条件を変更したり、また、部品切れ検出時におい
ても搭載されたLEDの点灯条件を変更することができ
る。
【0060】部品供給カセット29におけるコネクタ8
9の配列は、部品供給カセット29の種類によって異な
る。例えば、図7(a)に示すような単式部品供給カセ
ット29Aのコネクタ89の場合は上下一対の配列であ
り、例えば上段のコンタクトピン95Aはデータ信号
を、下段のコネクタ89Lのコンタクトピン95Bは制
御コード信号をそれぞれ送受信する。
【0061】部品供給カセット29が図7(b)及び
(c)に示すような多連式部品供給カセット29Bの場
合には、部品テープ51Bの幅にかかわらず少なくとも
左右両端のコネクタ89の配置形態が異なっている。即
ち、左端では下側のコネクタ89Lのみが設けられてい
るが、右端では上下一対のコネクタ89U,89Lが設
けられている。なお、図7(c)に示すように、中央部
分のコネクタ89の配列も下側のコネクタ89Lのみが
設けられている。
【0062】このように、左端のコネクタ89と右端の
コネクタ89の配置形態が異なることから、部品供給カ
セット29を単式と多連式とを混在させて部品供給部3
1に装着しても、部品供給カセット29の幅Wa,Wb,
Wcを容易に検出することが可能となる。
【0063】図9に単式部品供給カセットと多連式部品
供給カセットとを混在させて部品供給位置に装着した様
子を示した。この図を例に、部品供給カセットの幅が異
なる単式か多連式かの判断手順を説明する。前述したよ
うに多連式部品供給カセット29Bではコネクタ89が
複数列設けられており、左右両端部のコネクタ89の配
置形態が異なっている。従って、図9において左端の部
品供給カセット29A(Z1)からZ番号の小さい順に
上下のコネクタ89U,89Lのコンタクトピン95
A,95Bの検出を行うことで、Z1〜Z3については
幅W1〜W3の単式部品供給カセット29Aであること
を判断する。
【0064】そして、上段のコンタクトピン95Aが設
けられていないZ4,Z5については多連式部品供給カ
セット29Bの一部と判断し、次に上段のコンタクトピ
ン95Aが現れるZ6までのW4がこの部分の部品供給
カセット29の幅であるとして検出する。その後、上下
段のコンタクトピン95A,95Bが連続して検出され
るので、Z7〜Z9が単式部品供給カセット29Aであ
ることが判断され、幅W5,W6,W7が検出される。
以後、この動作を繰り返して各部品供給装置の幅Wをそ
れぞれ検出する。
【0065】このように、部品供給カセット29を部品
供給部31に装着し、部品供給部のコネクタのコンタク
トピンの有無を検出するだけで部品テープ51の幅Wを
検出でき、搭載された部品供給装置が、単式部品供給カ
セットか、多連式部品供給カセットかを簡単にして判断
することができる。これにより、作業者がテープ幅Wを
逐一入力する手間を省くことができると共に、入力ミス
を未然に防止することができる。
【0066】図10(a)〜(c)には、多連式部品供
給カセット29Bに用いられる部品テープ51Bの例が
示されている。図10(a)に示す部品テープ51Bで
は、部品テープ51Bの略全幅にわたる1種類の部品P
が1列に収納されている。また、図8(b)に示す部品
テープ51Bでは、同一種類の部品Pが部品テープ51
Bの幅方向に2列で収納されている。さらに、図8
(c)に示す部品テープ51Bでは、異なる2種類の部
品Pa,Pbが収納され、第1の種類の部品Paは幅方向
に複数列設けられており、別の種類の部品Pbがその間
に1列収納されている。なお、部品テープ51Bの幅方
向両端部には、部品テープ51の全長にわたってフィー
ド孔97が穿設されており、前述のスプロケット71外
周の送り爪と係合するようになっている。
【0067】また、部品テープ51を支持している部品
供給装置の本体55には、部品有無検出センサ99が設
けられている。この部品有無検出センサ99は、例えば
部品供給位置PLにおける一方の端部に発光部99Aを
設け、他方の端部に受光部99Bを設け、発光部99A
から発せられた検出光が部品Pに遮られることなく受光
部99Bにより受光された場合には、部品テープ51上
に部品Pがなく、部品切れを生じているとことが検出さ
れる。
【0068】図11に部品供給カセット29のコネクタ
89、部品供給部31の本体側コネクタ93におけるコ
ンタクトピン95の配置を示した。コネクタ89及び本
体側コネクタ93は、基本的に上下一対が設けられ、そ
れぞれのコネクタには、複数のコンタクトピン95が配
置されている。
【0069】図12に図11に示した上段のコネクタ8
9Uのコンタクトピン95により授受されるデータブロ
ックの内容の一部を示した。例えば、コンタクトピン
(A−2)は受信フラグであって部品実装装置100側
から部品供給カセット29へ送信するためのものであ
る。また、コンタクトピン(A−3)及び(A−4)は
送信フラグであって部品供給カセット29から部品実装
装置100側へ送信するためのものである。また、コン
タクトピン(A−5)〜(A−8)は部品情報等のデー
タを部品供給カセット29から部品実装装置100へ送
信するためのものである。
【0070】図13は図11に示した下段のコネクタ8
9Lのコンタクトピン95により授受される制御コード
ブロックの内容の一部を示している。例えば、コンタク
トピン(B−3)は判別コマンドであり、部品実装装置
100側から部品供給カセット29へ送信するためのも
のである。
【0071】次に、部品供給装置伝達部47における具
体的な各種データの送受信の様子の一例について図14
を参照して説明する。図14は、コンタクトピン95を
介して行われる部品供給装置の判別処理の一例を示すタ
イムチャートである。まず、コンタクトピン(B−3)
を介して部品実装装置100の本体側(以降、単に「本
体側」と称する)から部品供給カセット29側(以降、
単に「供給装置側」と称する)に部品情報を送るように
信号が発せられる。この要求信号を受けて、供給装置側
から、コンタクトピン(A−4)を介してデータ送信フ
ラグがONであることを表す信号を本体側へ送信すると
共に、コンタクトピン(A−8)を介して本体側へデー
タの送信を開始する。
【0072】供給装置側からコンタクトピン(A−8)
を介してカセット種別情報、カセット位置情報等のデー
タ送信を開始すると、本体側ではコンタクトピン(A−
2)を介して受信フラグをONとし、データの受信を行
っていることを供給装置側へ送信する。コンタクトピン
(A−8)からのデータ送信が完了したら、コンタクト
ピン(A−2)を介してデータ受信フラグがOFFにな
ったことを供給装置側へ通知すると共に、データ送信フ
ラグをOFFにすることコンタクトピン(A−4)を介
して本体側へ送信される。
【0073】続いて、データ送信フラグがONになった
ことがコンタクトピン(A−3)により供給装置側へ送
信され、これと同時に(A−4)を介してデータ送信フ
ラグがONとなったことが供給装置側に送信され、供給
装置側からコンタクトピン(A−5)を介してデータが
本体側へと送信される。送信が完了したらコンタクトピ
ン(A−3)を介してフラグがOFFとなったことが本
体側から供給装置側に送信される。さらに、供給装置側
からコンタクトピン(A−4)を介してデータ送信フラ
グがOFFとなったことが送信され、本体側ではこのO
FF信号を受けて、コンタクトピン(B−3)を介して
カセット判別が完了したことを表すOFF信号を供給装
置側へ発する。なお、上記データの通信手順は一例であ
って、これに限定されることはない。
【0074】以上のように、多連式部品供給カセット2
9Bを用いることにより、生産時の異種基板への切替時
における段取り替え作業が軽減されると共に、次のよう
に実装速度の向上が図られる。図15に多連式部品供給
カセット29Bにより供給された部品Pを移載ヘッド2
3の各吸着ノズル25によって吸着する様子を示した。
移載ヘッド23には複数の吸着ノズル25が設けられて
いるので、複数の吸着ノズル25を用いて同時に複数個
の部品Pを取り上げることができる。このとき、多連式
部品供給カセット29Bの部品テープ51Bでは、部品
Pの部品テープ51B上における幅方向の間隔誤差が、
従来のように単式部品供給カセット29Aを複数個装着
したときの幅方向の間隔誤差(部品供給カセットの組み
立て精度や、部品実装装置への取り付け位置精度を含め
た誤差)よりもはるかに小さくなる。そのため、極小な
チップ部品であっても複数の吸着ノズル25で同時に吸
着することが可能となり、吸着ミスを防止して部品実装
効率を一層向上させることができる。
【0075】次に、部品実装装置100の部品実装動作
に先だって行われる部品供給カセット29の確認動作に
ついて説明する。図16は制御部41における部品供給
カセット29の確認動作を説明するブロック図である。
図16に示すように、制御部41は、演算部101と、
部品供給カセット29等の情報や部品テープ51のリー
ル57からの情報や部品認識又は測定により得られる部
品情報、或いは図6に示すような部品供給カセット29
の配列位置(Z1,Z2,Z3,……,Zn)とのその
配列位置での本来持つべき部品情報等を記憶する部品情
報記憶部49Aと、実装される部品Pに代わって使用可
能な代替え部品情報を記憶する代替え部品情報記憶部4
9Bとを備えている。各記憶部49a,49bは図2に
示すメモリ49に相当し、入力手段45から直接に情報
を入力することもできる。
【0076】ここで、部品供給カセット29の配列位置
での「本来持つべき部品情報」とは、実装プログラム上
で指定された部品情報のことであり、本来、それぞれの
配列位置での部品供給カセット29には、実装プログラ
ム上又は配列プログラム、或いは配列情報で指定された
部品情報の部品を取り付けるべきである。しかしなが
ら、前回の部品切れ時等に、本来の指定された部品でな
く代替え部品を部品供給カセットに取り付けたか、又は
何らかの理由により、部品切れ発生時に部品供給カセッ
ト29に本来の指定された部品とは異なる部品情報の部
品が取り付けられていることがある。そのような場合、
部品切れ発生時等において、実装装置に装着された部品
供給カセットの部品情報と、前述した「本来持つべき部
品情報」とを比較して、正確な部品情報を得る必要があ
る。
【0077】そこで、制御部41がいずれかの部品供給
カセットから部品切れを検出すると、カセット交換によ
り新たに入力される情報(配列位置、部品種別情報、部
品切れした部品情報等)と、既に有している部品情報
(代替え部品情報記憶部49Bに予め記憶されている代
替え部品情報、配列位置、部品種別、及び部品情報記憶
部49Aに予め記憶されている交換前の部品供給カセッ
ト29の配列位置やその部品供給カセットに対する部品
情報等)とを演算部101に適宜送る。演算部101で
は、入力される情報同士の一致(例えば部品品番同士の
一致、部品種別の一致等)を判断し、新たに入力される
情報同士が一致しないときに、新たに入力される情報の
うちの部品補充にかかる部品情報と、既に有している部
品情報のうちの代替え部品情報との比較等の処理を行
う。
【0078】上記の動作について、図17に示す部品供
給カセット29の確認動作を説明するフローチャートを
用いて説明する。まず、部品切れとなった部品供給カセ
ットを部品実装装置100本体から取り外し、部品テー
プを補充した部品供給カセットを再装着すると、部品供
給部31は装着された部品供給カセット29からコンタ
クトピン95を介して部品情報を受信し(ステップA
1、以降はSA1と略記する。)、受信した部品情報を
制御部41に入力する(SA2)。制御部41では、演
算部101が、入力された部品情報と予め入力手段45
等から入力されてメモリ49の部品情報記憶部49A或
いは代替え部品情報記憶部49Bに登録されている部品
情報とが一致するか否かを判断し(SA3)、一致しな
い場合には適正な部品供給カセット29が装着されてい
ないとして警告し(SA4)、確認動作を終了する。
【0079】一方、SA3において演算部101が、部
品情報が一致したと判断したら、所望の部品供給カセッ
ト29が装着されたとして補充完了信号を発し(SA
5)、他に部品供給カセット29の種別や位置、或いは
部品切れした部品の品種又は品番又は名称、残数等の部
品情報の条件変化が発生した部品供給カセット29があ
るか否かを判断して(SA6)、変化がなければ確認動
作を終了する。また、他に判別が必要な部品供給カセッ
ト29、或いは補給完了を待つ部品供給カセット29が
あれば、SA2に戻って、上記の工程を繰り返す。
【0080】上記工程は、複数の部品供給カセット29
で同時又は連続的に部品切れが発生したときに、順にカ
セット交換と部品補給を行うものである。具体的には、
例えば、50個の部品供給カセット29があり、その
内、第1〜第20の部品供給カセット29に対して機種
切り替えによるカセット交換を行った場合、第1〜第1
8までの部品供給カセット29の部品供給装置伝達部4
7からカセット種別信号を受け取ったが、第19,20
の部品供給カセット29の部品供給装置伝達部47から
のカセット種別信号を受け取っていないとき、上記のS
A2に戻り、SA2〜SA4までの動作を第19,20
の各部品供給カセット29についてそれぞれ行うように
する。
【0081】このように、部品供給カセット29の確認
動作においては、部品実装装置100の起動時、機種切
り替えや、部品切れ発生時に部品供給カセット29を部
品供給部31へ搭載し直したときに、制御部41に記憶
されている部品情報と部品供給カセット29からの部品
情報とが一致するか否かを判断すると共に、部品供給カ
セット29の搭載位置、種別等の一致をも判断するよう
にしたので、単式部品供給カセット29A及び多連式部
品供給カセット29Bを混在させて部品実装を行う場合
でも、部品情報の管理を手間を掛けずに簡単且つ正確に
行うことができ、異品種の多い生産形態であっても部品
供給カセット29搭載ミスや装着ミスを効果的に防止し
て実装作業の効率を向上することができる。
【0082】また、部品供給カセット29からの部品情
報は、入力手段45を介してバーコード入力等からも得
られるが、部品供給部31と装着する部品供給カセット
29とが接続されるコネクタ89から各種情報を自動的
に得ることができる。これにより、搭載した部品供給カ
セット29の部品情報を逐一バーコード入力等で入力す
る必要がなくなり、その分、バーコード入力等による手
間や入力ミス等防止することができ、より一層の部品実
装作業の効率化が図られる。
【0083】なお、上記一連の部品供給カセット29の
確認動作において、制御部41で各部品供給カセット2
9の判別を行い、部品実装装置100に装着された複数
の部品供給カセットの中に、多連式部品供給カセット2
9Bが存在する場合には、制御部41の制御の下で、以
下のような最適化された実装プログラムに基づき部品吸
着動作、実装動作を行う。
【0084】図18に多連式部品供給カセット29Bに
より同一種類の部品Pを供給して回路基板5に実装する
工程のフローチャートを示した。部品実装装置100の
制御部41からの要求を受けて、部品供給部31に装着
された多連式部品供給カセット29Bは、部品情報を部
品供給装置伝達部47を介して制御部41に通知する
(SB1)。このとき、制御部41には、部品供給カセ
ット29の種別情報、位置情報と併せて、多連式部品供
給カセット29B固有のデータとして、吸着開始位置
と、同時に送り出される部品個数と、部品間距離が入力
される。
【0085】そして、部品情報が一致する場合には、多
連式部品供給カセット29Bに対して適正に配列位置に
装填され、部品吸着動作可能な状態にあると制御部41
で判断する。そして、部品実装装置100を再び起動さ
せるために起動ボタンを押した場合や、部品補充後の部
品補充完了通知ボタンを押した場合や、機種切り替え時
の選択ボタンを押した場合等に、実装プログラムに基づ
いて、移載ヘッド23を移動させ、図19(a)に示す
ように吸着ノズル25により所望の部品テープ51上の
部品Pを吸着し、移載ヘッド23を回路基板5上の所定
位置に移動させて部品Pを実装する(SB2)。
【0086】その後、この多連式部品供給カセット29
Bの部品を回路基板5へ実装する際は、図19(b)に
示すように、移載ヘッド23を部品テープ51上に移動
させ、部品Pを吸着する。このとき、図19(a)〜
(d)に示すように、次の部品Pを吸着するために、先
に部品Pを吸着した位置よりも吸着ノズル25を部品間
隔分、X方向へ移動させる(SB3)。そして、次に吸
着する部品の位置が、多連式部品供給カセット29Bに
おける吸着位置を超えたか否かを判断する(SB4)。
【0087】SB4において吸着位置を超えていないと
判断された場合には、SB2に戻って部品吸着実装動作
を繰り返す。一方、SB4において吸着位置を超えたと
判断された場合には、部品有無検出センサ99により部
品テープ51上の部品供給位置PLに部品がないかを判
断し(SB5)、部品Pが残っている場合には吸着ミス
が発生したとして警告し(SB6)、部品の吸着・実装
動作を終了する(処理A)。つまり、この場合は部品情
報による同時に部品送りされる個数を超えてX方向送り
要求を多連式部品供給カセット29Bに通知したとき
に、多連式部品供給カセット29Bの部品有無検出セン
サ99が部品の残存を検出した場合である。部品が残存
する原因としては、部品吸着ミス等が発生したことが挙
げられる。
【0088】なお、この場合の警告としては、表示手段
43によりエラー表示を行い、多連式部品供給カセット
29Bに備わる表示手段72としてのLEDの点灯を行
う。具体的には、部品実装装置100に備わる警告ラン
プを点灯表示状態とし、設備を停止させた状態で、作業
者に対してモニタ等によって継続作業内容を通知する。
このとき移載ヘッド23は、部品吸着位置から部品回収
コンベア39の位置、或いは所定の部品廃棄位置に移動
して、吸着ノズル25を上昇させた状態で停止する退避
動作を行う。
【0089】例えば、部品吸着ミスが多連式部品供給カ
セット29Bで発生した場合は、部品吸着ミスとなった
多連式部品供給カセット29Bの部品情報の吸着開始位
置と、同時に送り出される部品の個数と、部品間距離と
から算出される部品吸着ミスをした部品吸着位置(X方
向の吸着位置)を、制御部41で計算する。なお、メモ
リ49には、予め同時に部品送りされる個数分の配列位
置(Z番号)が記憶されている。
【0090】そして、上記エラーが発生した時点で、部
品吸着ミスと判断された配列位置に対応して表示手段4
3(入力手段45としても機能)のタッチパネルに入力
ボタンを表示させ、作業者に確認を促す。例えば、表示
手段43に部品吸着ミスと判断された配列位置の入力ボ
タンを作業者が押下した時点で、移載ヘッド23に搭載
されている基板認識カメラ27を部品吸着ミスと判断さ
れた配列位置に移動して、吸着位置の状態を表示手段4
3に表示し、作業者に指示を促す。例えば、表示手段4
3のモニタに吸着位置の状態を表示させ、作業者が目視
にてこの状態を確認して、継続吸着動作が可能と判断し
た場合には、移載ヘッド23を部品吸着ミスが生じた配
列位置に移載ヘッド23を移動させて吸着動作を継続し
て行う。
【0091】一方、SB5において部品テープ51B上
の部品供給位置PLに部品Pがないと判断された場合に
は、部品テープ51Bを所定ピッチ部品送りし(Y方向
の送り)、次の部品Pを部品供給位置PLに位置決めす
る(SB7)。そして、部品送り動作が正常に完了した
か判断して(SB8)、正常に完了していないと判断さ
れた場合には誤動作が発生したとして前述した警告を行
い(SB6)、設備停止して吸着・実装動作を終了す
る。この場合は、多連式部品供給カセット29Bの部品
送りが機構的な誤動作を起こしたか、或いは制御上の誤
動作により正しく部品送りが行われなかった場合であっ
て、部品供給位置PLに部品が送られず、多連式部品供
給カセット29Bの部品有無検出センサ99によって部
品Pが部品供給位置PLにないことを検出して判断され
る(処理B)。
【0092】なお、前述した処理Aの場合で部品吸着ミ
ス等をメモリ49で記憶していない場合や、処理Bの場
合において、例えば、上記処理と同様に表示手段43に
よって吸着位置の状態の確認動作を作業者に通知し、作
業者が継続吸着動作可能と判断した場合は、リカバリー
動作が必要ないものとみなし、部品吸着ミスと判断され
た位置に移載ヘッド23を移動して吸着動作を継続して
行う。
【0093】一方、SB8において、多連式部品供給カ
セット29Bの部品情報の一つである同時に部品送りさ
れる個数を超えて、部品テープ51BのX方向送りが正
常に終了した場合(図19(d)に示す状態)には、こ
の一連の動作を終了する。
【0094】このように、多連式部品供給カセット29
Bにより同一種類の部品Pを供給して回路基板5に実装
するに際しては、部品テープ51Bにより供給される部
品Pが全て同一種の場合に、部品供給位置PLに供給さ
れた部品Pを吸着ノズル25によってX方向に沿って順
次取り出した後に、部品テープ51Bを所定ピッチ部品
送り(Y方向への送り)するので、部品供給位置PLに
並んだ全部品Pを取り終えるまで部品テープ51Bの部
品送り動作が必要なく、作業の効率化を図ることができ
る。また、部品Pの取り出しミスが生じた場合には、部
品テープ51B上に部品Pが残るので容易に発見するこ
とができる。
【0095】ここで、前述した図10(a),(b),
(c)に示す多連式部品供給カセット29Bそれぞれに
対して、部品吸着動作のパターンを説明する。図10
(a)のように比較的大型の部品PがX方向に1個供給
されている場合には、吸着ノズルにより部品Pを1個吸
着すると、部品実装装置100側の制御部41から部品
供給装置伝達部47の下側のコンタクトピン95Bを介
して部品送りの要求を行い、多連式部品供給カセット2
9Bを制御して部品テープ51Bを所定のピッチ送り出
させる。その際、多連式部品供給カセット29Bにおい
て部品Pが部品供給位置PLにあるか否かを部品有無検
出センサ99により検出して、部品Pがないと判断され
た場合には部品テープ51Bを送る。部品有無検出セン
サ99で部品Pがあると判断された場合には、多連式部
品供給カセット29Bが部品Pの供給は完了したと判断
して部品供給完了を部品供給装置伝達部47の上側のコ
ンタクトピン95Aを介して制御部41へ通知する。
【0096】また、図8(b)及び(c)に示す場合の
ように、同一部品Pが2個以上X方向に並んで供給され
ている場合には、部品情報である吸着開始位置と、同時
に送り出される部品個数と、部品間距離とを制御部41
で判断し、部品吸着パターンを適宜選択する。このよう
な2個以上の同一部品がX方向に一括で供給される場合
には、図20に示すように、部品情報の吸着開始位置が
多連式部品供給カセット29Bの原点位置(Xz,Yz
からXg1及びYg1の距離にあるので、多連式部品供給カ
セット29Bの部品供給位置の一つである吸着位置(X
z+Xg1+X0,Yz+Yg1+Y0)ヘ移載ヘッド23を移
動させ部品吸着動作を行う。ここで、X 0及びY0は設備
調整用のオフセット値であり、通常は0である。
【0097】従って、次の部品吸着時は、上記部品供給
位置に同時に送り出される部品個数(n個)分の部品間
距離(Xgp,Ygp)を加算した吸着位置(Xz+Xg1
gp×(n−1)+X0,Yz+Yg1+Ygp×(n−1)
+Y0)へ移載ヘッド23をそれぞれ移動させて、部品
吸着を行う。そして、同時に部品が送り出される個数が
例えば2個の場合、2個の部品の吸着を完了すると、制
御部41は部品Pが一括で供給される部品数を超えたと
判断し、部品送り要求を部品供給装置伝達部47を介し
て多連式部品供給カセット29Bに通知する。一括で供
給される部品が2個以上の場合には、同時に送り出され
る部品個数を超えるまで移載ヘッド23の移動及び吸着
動作を継続する。
【0098】次に、図10(c)に示すような多連式部
品供給カセット29BによりX方向に2個以上の部品P
a,Pbが異種部品を含んで一括部品供給されている場
合における部品Pの吸着及び実装の工程を説明する。図
21に異種部品を含んだときの実装工程のフローチャー
トを示した。ここで、部品情報の取得、確認工程(SC
1)と、部品吸着・実装工程(SC2)、及び、SC7
以降の工程は図18に示す実装工程のフローチャートと
同様である。
【0099】部品実装装置100の制御部41からの要
求を受けて、多連式部品供給カセット29Bは、部品情
報を制御部41に通知する(SC1)。そして、得られ
た部品情報が予め記憶された本来持つべき部品情報と一
致する場合には、実装プログラムに基づいて、移載ヘッ
ド23を移動させて、吸着ノズル25により所望の部品
Pを吸着し、移載ヘッド23を回路基板5上の所定位置
に移動させて部品を実装する(SC2)。この際、部品
種類として部品Paの他に異種部品Pb(図22参照)
を含む2種以上の部品を設定したい場合には、部品情報
の同時に送り出される部品個数と、X方向のどの位置が
異種部品Pbとなるかを予めメモリ49に記憶させてお
く。
【0100】次に、部品テープ上のX方向に並ぶ隣の部
品が先に吸着した部品Paと異なる種類の部品Pbか否
かを判断し(SC3)、異なる種類の場合には図22
(b)に示すように部品Pbを吸着せずにさらに隣の部
品Paまで吸着ノズル25を空送りする(SC4)。そ
して、SC3に戻って再びさらに隣の部品が異なる種類
か否かを判断する。もし、この吸着位置も異種部品Pb
である場合には、さらに次の吸着位置へと移動する。移
載ヘッド23の移動は、図20において前述と同様に、
多連式部品供給カセット29Bの1個目の吸着位置(X
z+Xg1+X0,Yz+Yg1+Y0)ヘ移載ヘッド23を
移動させる。ここで、次の部品吸着時は、上記吸着位置
に同時に部品送りされる個数(n個)分の部品間距離
(Xgp,Ygp)を加算した吸着位置(Xz+Xg1
gp×(n−1)+X0,Yz+Yg1+Ygp×(n−1)
+Y0)ヘ移載ヘッド23を移動させる。
【0101】一方、ステップSC3において隣の部品が
同種類であると判断された場合には、図22(c)に示
すように、吸着ノズル25をX方向へ移動させて吸着を
行う(SC5)。なお、吸着ノズル25の移動は、前述
したように、次に吸着する部品PのX方向位置が、多連
式部品供給カセット29BにおけるX方向の吸着位置を
超えたか否かを判断し(SC6)、吸着位置を超えてい
ないと判断された場合には、SC2に戻って上記工程を
繰り返す。
【0102】一方、SC6において吸着位置を越えたと
判断された場合には、制御部41で、吸着・実装された
部品Pの数が一括で供給される部品数を超えたと判断
し、部品供給装置伝達部47の下側のコンタクトピン9
5Bを介して部品送りの要求を出す。その際、部品テー
プ51B上の部品供給位置PLに部品Pがないかを部品
有無検出センサ99により検出し(SC7)、部品Pが
残存している場合には吸着ミスが発生したとして警告を
行い(SC8)、吸着・実装動作を終了する。
【0103】一方、SC7において部品テープ51B上
の部品供給位置PLに部品Pがないと判断された場合に
は、部品テープ51Bを所定ピッチ送って次の部品Pを
部品供給位置PLに位置決めする(SC9)。そして、
部品Pの送りを完了して部品有無検出センサ99により
部品Pがあるか否かを検出して(SC10)、ある場合
には、多連式部品供給カセット29Bは部品Pが正常に
供給されたと判断して、部品供給完了を部品供給装置伝
達部47より制御部41へ通知し、吸着・実装動作を終
了する。一方、SC10において正常に完了していない
と判断された場合には、誤動作が発生したとして警告し
て(SC8)、吸着・実装動作を終了する。
【0104】なお、図22(d)に示すように、異種の
部品Pbは、同種の部品Paを取り出した後(或いは
先)に取り出され、実装に供されるか部品回収コンベア
39により回収される。また、吸着ミスにより部品テー
プ51B上に残存した部品Pcは、図23に示すよう
に、最後に吸着ノズル25により吸着して部品回収コン
ベア39へと排出される。
【0105】また、SC8の警告では、前述と同様に部
品実装装置100の表示手段43や多連式部品供給カセ
ット29Bの表示手段72によりエラー表示を行うと共
に、作業者へ表示手段43により継続作業を通知する。
なお、以降の工程は前述と同様であるため説明は省略す
る。
【0106】このように、多連式部品供給カセット29
Bにより異種部品を含んで一括部品供給されている場合
における部品Pa,Pbの吸着及び実装の工程では、多
連式部品供給カセット29Bに供給された複数の部品P
a,Pbのうち異種部品Pbをとばして同一の部品Pa
を先に吸着・実装し、その後に異種部品Pbを吸着して
取り出し、部品テープ51BをY方向に送るので、異種
部品Pbを含む場合でも誤実装を防止することができ
る。また、部品の取り出しミスが生じた場合には、容易
に発見することができる。
【0107】次に、多連式部品供給カセット29Bによ
り供給されている部品に部品切れが生じたときの処理工
程の具体例を説明する。図24に部品切れが生じたとき
の実装工程のフローチャートを示した。まず、多連式部
品供給カセット29Bにより供給されて、使用される部
品の部品切れ予告通知を制御部41が監視する(SD
1)。部品切れの予告通知があった場合には、図25に
示すように、部品切れ予告通知されたZa番(Z1から
Znまでのいずれかの番地)の部品Pdと同一或いは代
替え可能なZb番(Z1からZnまでのいずれかの番地
であってZaとは異なる番地)の部品Peを搭載した他
の多連式部品供給カセット29Cがあるか探して(SD
2)、ない場合には部品の実装動作を停止する。
【0108】ここで、部品の実装動作の停止とは、少な
くとも部品切れの予告通知があった部品Pdの装着動作
を停止させるが、他の部品の装着動作をそのまま継続し
て行うこともでき、また、全部品に対する実装動作全体
を停止させることもできる。また、部品切れの予告通知
が生じても、通常は、部品切れの予告通知された時点で
は、数個の部品Pが多連式部品供給カセット29Bに残
存しているため、残数の部品を全て回路基板5に実装し
た時点で、部品実装装置100の実装動作を停止させる
ようにしてもよい。
【0109】一方、SD2において、同一或いは代替え
可能な部品Peを搭載した他の多連式部品供給カセット
29Cが存在する場合には、Za番の部品Pdが部品切
れを発生したかを監視する(SD3)。そして、部品切
れを発生した場合には、実装プログラムに割り込みを発
生させて(SD4)、他の多連式部品供給カセット29
Cに搭載されているZb番の部品Peを代替え使用する
ように設定して実装動作を継続する(SD5)。これに
より、Za番の部品Pdが部品切れとなっても、Zb番
の部品Peを代替えとして使用することで、実装動作を
停止させることなく連続して実装が行える。
【0110】そして、Zb番の部品Peを使用して実装
動作を行っている間に、Za番の部品Pdに対する部品
補充を行う(SD6)。つまり、多連式部品供給カセッ
ト29Bの部品テープ51Bを交換する。この部品補充
を完了した後、このままZb番の部品Peを引き続き使
用して部品実装を行うか、又は、代替えで使用している
Zb番の部品Peに代えて、新たに補充されたZa番の
部品Pdを使用して部品実装を行うかを選定し(SD
7)、選定された部品を実装するようにする。この選定
は、部品実装装置100に予め設定されていてもよく、
その都度設定するようにしてもよい。このようにして、
選定した部品を用いる最適化実装プログラムにより部品
の実装が続行される。
【0111】このように、制御部41での制御の下に最
適化の実装プログラムに基づき実装動作を行っていると
きに部品切れが発生した場合には、制御部41により、
最適化の実装プログラムを一時的に変更し、部品切れが
生じた部品Pdと同一又は代替え可能な部品Peを供給
可能な多連式部品供給カセット29Cから供給して装着
作業を継続することができる。
【0112】また、部品切れした部品供給カセット29
において、部品Pdの補給完了を制御部41が判断する
と、予備供給用の多連式部品供給カセット29Cではな
く、補給完了された部品供給カセット29Bから部品P
dを取り出して、回路基板5に部品Pdを実装する。こ
れにより、本来の最適化の実装プログラムに戻ることが
できる。
【0113】また、部品Pdの供給後も部品Peから供
給し続けることで、供給先設定変更のための時間ロスも
なくなり、より効率的な実装が行える。従って、部品切
れ発生のために発生する最適化実装プログラムの実装動
作以外の動作を最小限に抑えることができ、実装動作を
全体として、一層最適化することができる。
【0114】
【発明の効果】本発明によれば、部品供給部に複数個並
設されている部品供給装置の部品テープから、部品移載
手段が所望の部品Pを選択的に取り出して基板上の所定
位置に実装するに際して、単一の部品を部品供給位置へ
供給する単式部品供給装置と、複数の部品を同時に部品
供給位置へ供給する多連式部品供給装置とを部品供給部
に混在させて配置しておき、各部品供給装置に設けられ
ている内部メモリから供給する部品の部品情報を取り出
して部品供給装置を識別して、部品を取り出すので、単
式部品供給装置及び多連式部品供給装置を混在させて部
品実装を行う場合でも、部品情報の管理を手間を掛けず
に簡単且つ正確に行うことができ、異品種の多い生産形
態であっても実装作業効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る部品実装装置の全体を示す斜視図
である。
【図2】部品実装装置の主要部を示すブロック構成図で
ある。
【図3】部品供給カセットの外観の概略図である。
【図4】部品供給カセットの側面図である。
【図5】部品供給カセットの制御ブロック図である。
【図6】ICチップやコネクタを介して得られる部品情
報の例を示す図である。
【図7】部品供給カセットの部品供給装置伝達部を示す
図で、(a)は単式部品供給カセット、(b)は2列分
の幅を有する多連式部品供給カセット、(c)は3列分
の幅を有する多連式部品供給カセットの例を示す図であ
る。
【図8】部品供給カセットを部品実装装置側の部品供給
部に装着する状態を示す図である。
【図9】単式部品供給カセットと多連式部品供給カセッ
トとを混在させて部品供給位置に装着した様子を示す図
である。
【図10】多連式部品供給カセットに用いられる部品テ
ープの例を示す図である。
【図11】部品供給カセットのコネクタ、部品供給部の
本体側コネクタにおけるコンタクトピンの配置を示す図
である。
【図12】図11に示した上段のコネクタのコンタクト
ピンにより授受されるデータブロックの内容の一部を示
す図である。
【図13】図11に示した下段のコネクタのコンタクト
ピンにより授受される制御コードブロックの内容の一部
を示す図である。
【図14】コンタクトピンを介して行われる部品供給装
置の判別処理の一例を示すタイムチャートである。
【図15】多連式部品供給カセットにより供給された部
品を移載ヘッドの各吸着ノズルによって吸着する様子を
示す図である。
【図16】制御部における部品供給カセットの確認動作
を説明するブロック図である。
【図17】部品供給カセットの確認動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図18】多連式部品供給カセットにより同一種類の部
品を供給して回路基板に実装する工程のフローチャート
である。
【図19】多連式部品供給装置における移載ヘッドの移
動動作を説明する図である。
【図20】多連式部品供給装置における2個以上の同一
部品がX方向に一括で供給される場合の吸着位置を説明
する図である。
【図21】異種部品を含んだときの実装工程のフローチ
ャートである。
【図22】2種以上の部品を設定したい場合の吸着動作
を示す図である。
【図23】部品テープ上に残存した部品を吸着ノズルに
より吸着して部品回収コンベアへと排出する様子を示す
図である。
【図24】部品切れが生じたときの実装工程のフローチ
ャートである。
【図25】多連式部品供給カセットにより供給されて使
用される部品の、部品切れ動作を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1 部品実装装置 5 基板 23 移載ヘッド(部品移載手段) 25 吸着ノズル(吸着手段) 29 部品供給カセット(部品供給装置) 29A 単式部品供給カセット(単式部品供給装置) 29B 多連式部品供給カセット(多連式部品供給装
置) 29C 代替え部品供給カセット(代替え部品供給装
置) 31 部品供給部 41 制御部 43 表示手段 49 内部メモリ 49B 代替え部品情報記憶部 51 部品テープ 87 メモリ 89 コネクタ(信号抽出手段) 101 演算部 P 部品 Pb 異種部品 Pa 同種の部品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横井 敬明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 矢澤 隆 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 清水 遵恵 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5E313 AA02 AA15 AA18 AA23 CC03 CC04 CD03 DD02 DD03 DD08 DD21 DD22 DD31 DD32 DD50 EE02 EE03 EE24 EE25 EE35 FG01

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の部品を所定ピッチで収納した部品
    テープが装着され部品供給位置へ前記部品を供給すると
    共に、供給する部品の部品情報を記憶する内部メモリを
    備えた部品供給装置を、部品供給部に複数個並設し、こ
    れら複数個の部品供給装置の部品供給位置から、部品移
    載手段によって所望の部品を選択的に取り出し、基板上
    の所定位置に実装する部品実装方法であって、 単一の部品を前記部品供給位置へ供給する単式部品供給
    装置と、複数の部品を同時に前記部品供給位置へ供給す
    る多連式部品供給装置とを、前記部品供給部に混在させ
    て配置し、 前記配置された複数の部品供給装置から取り出した前記
    部品情報に基づいて、各部品供給装置を識別することを
    特徴とする部品実装方法。
  2. 【請求項2】 前記各部品供給装置の識別結果と、前記
    部品供給装置を装着する部品実装装置本体側に予め設定
    された部品情報とを比較して、双方の一致を確認できた
    ときに部品の実装を行うことを特徴とする請求項1記載
    の部品実装方法。
  3. 【請求項3】 前記多連式部品供給装置から部品を取り
    出して前記基板へ実装する際に、前記多連式部品供給装
    置から供給される部品が全て同一種の部品であるとき、
    部品供給位置に供給された複数の部品を前記部品移載手
    段によって順次取り出した後、前記供給位置で部品の残
    存がないことを確認し、前記多連式部品供給装置の部品
    テープを前記所定ピッチ送り出すことを特徴とする請求
    項1又は請求項2記載の部品実装方法。
  4. 【請求項4】 前記多連式部品供給装置から部品を取り
    出して前記基板へ実装する際に、前記多連式部品供給装
    置から供給される部品同士に異種部品が含まれるとき、
    部品供給位置に供給された複数の部品から、同種の部品
    を前記部品移載手段によって順次取り出した後、異種の
    部品を取り出し、その後、前記供給位置で部品の残存が
    ないことを確認し、前記多連式部品供給装置の部品テー
    プを前記所定ピッチ送り出すことを特徴とする請求項1
    又は請求項2記載の部品実装方法。
  5. 【請求項5】 前記多連式部品供給装置の部品供給位置
    に供給された複数の部品のうち、実装に供されない部品
    が残留したときに、この残留した部品を強制的に回収す
    ることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項
    記載の部品実装方法。
  6. 【請求項6】 前記部品移載手段の部品取り出し可能領
    域から外れた領域に配置された部品供給装置から部品を
    取り出すときに、前記部品と同一種又は代替え可能な部
    品を供給する他の部品供給装置が前記部品取り出し可能
    領域に存在するかを判断し、存在する場合には、前記他
    の部品供給装置から部品を取り出すようにすることを特
    徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項記載の部品
    実装方法。
  7. 【請求項7】 生産する基板種類によらずに共通して実
    装を行う頻度の高い部品を前記単式部品供給装置から供
    給し、生産する基板種類毎に異なる部品を前記多連式部
    品供給装置から供給することを特徴とする請求項1〜請
    求項6のいずれか1項記載の部品実装方法。
  8. 【請求項8】 生産する基板種類によらずに共通して実
    装を行う頻度の高い部品を前記多連式部品供給装置から
    供給し、生産する基板種類毎に異なる部品を前記単式部
    品供給装置から供給することを特徴とする請求項1〜請
    求項6のいずれか1項記載の部品実装方法。
  9. 【請求項9】 同一種類の基板の生産時に、主供給用と
    予備供給用との少なくとも2個の前記多連式部品供給装
    置を前記部品供給部に搭載し、前記主供給用の多連式部
    品供給装置が前記部品供給準備中である間、前記予備供
    給用の多連式部品供給装置から部品供給を行うことを特
    徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1項記載の部品
    実装方法。
  10. 【請求項10】 前記予備供給用の多連式部品供給装置
    から部品供給を行うように変更した後、前記主供給用の
    多連式部品供給装置の部品供給準備が完了したとき、前
    記予備供給用の多連式部品供給装置からの部品供給を継
    続するか、前記主供給用の多連式部品供給装置からの部
    品供給に切換えるかを選択的に設定可能にしたことを特
    徴とする請求項9記載の部品実装方法。
  11. 【請求項11】 前記部品移載手段が、部品を吸着保持
    する複数の吸着手段を有し、前記多連式部品供給装置の
    部品供給位置に供給された複数の部品を、前記複数の吸
    着手段により同時に吸着することを特徴とする請求項1
    〜請求項10のいずれか1項記載の部品実装方法。
  12. 【請求項12】 多数の部品を所定ピッチで収納した部
    品テープが装着され部品供給位置へ前記部品を供給する
    と共に、供給する部品の部品情報を記憶する内部メモリ
    を備えた部品供給装置を、部品供給部に複数個並設し、
    これら複数個の部品供給装置の部品供給位置から、部品
    移載手段によって所望の部品を選択的に取り出し、基板
    上の所定位置に実装する部品実装装置であって、 単一の部品を前記部品供給位置へ供給する単式部品供給
    装置と、 複数の部品を同時に前記部品供給位置へ供給する多連式
    部品供給装置と、 前記各部品供給装置の内部メモリから、記憶された部品
    情報を読み出す信号抽出手段と、 前記信号抽出手段から読み出された前記部品情報に基づ
    いて、各部品供給装置を識別して制御する制御部とを備
    えたことを特徴とする部品実装装置。
  13. 【請求項13】 前記部品供給部に搭載される各部品供
    給装置の部品情報が記憶されるメモリと、 前記信号抽出手段を介して提供される部品情報と予め前
    記メモリに記憶された部品情報とを比較する演算部と、 前記演算部による比較結果が不一致である場合に作業者
    へ報知する表示手段とを備えたことを特徴とする請求項
    12記載の部品実装装置。
  14. 【請求項14】 前記信号抽出手段が、前記各部品供給
    装置と部品供給部との接触部位の少なくとも一部に設け
    られ、装着時に互いに嵌合するコネクタを有することを
    特徴とする請求項12又は請求項13記載の部品実装装
    置。
  15. 【請求項15】 前記多連式部品供給装置側の前記コネ
    クタが、部品供給部における前記部品供給装置の並び方
    向の両端で異なる配列で配設されたことを特徴とする請
    求項14記載の部品実装装置。
  16. 【請求項16】 前記制御部が、搭載される部品供給装
    置の部品に対する代替え可能な部品を供給する代替え部
    品供給装置を記憶した代替え部品情報記憶部を備え、前
    記部品供給装置からの部品供給が行えなくなったとき
    に、この部品供給装置に対応する代替え部品供給装置か
    ら部品供給するように切換えることを特徴とする請求項
    12〜請求項15のいずれか1項記載の部品実装装置。
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