JPH10333293A - 黒白ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法 - Google Patents

黒白ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法

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JPH10333293A
JPH10333293A JP14643597A JP14643597A JPH10333293A JP H10333293 A JPH10333293 A JP H10333293A JP 14643597 A JP14643597 A JP 14643597A JP 14643597 A JP14643597 A JP 14643597A JP H10333293 A JPH10333293 A JP H10333293A
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acid
fixing
silver halide
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JP14643597A
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Shinji Uchihiro
晋治 内廣
Shoji Nishio
昌二 西尾
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低補充化に有利な固体処理剤の溶解性を向上
し、乾燥性の劣化及び汚れの生じない黒白ハロゲン化銀
写真感光材料の処理方法を提供する。 【解決手段】 現像工程、定着工程、水洗工程及び乾燥
工程を有する自動現像機を用い、前記定着工程への補充
を、アルミニウムを含有するパート及びチオ硫酸塩を含
有するパートから少なくともなり、該アルミニウムを含
有するパートとチオ硫酸塩を含有するパートとの溶解時
間の比が1:1〜5:1である固体処理剤を用いて行う
黒白ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法、前記アルミ
ニウムを含有するパートが処理液1リットル当たり0.
005〜0.07モルのグルコン酸を含むこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は補充量の低減が可能
で、迅速処理に好適な黒白ハロゲン化銀写真感光材料の
処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】黒白ハロゲン化銀写真感光材料(以下、
感光材料とも言う。)は、露光後、現像、定着、水洗或
いは安定化処理を行うことにより画像を得る。処理は通
常、現像部、定着部、水洗部或いは安定化処理部及び乾
燥部を有する自動現像機で行われ、処理液の活性度を一
定に保つ様に補充液を補充する形式が一般に広く用いら
れている。この様な補充処理剤は通常、濃縮溶液の状態
で製造、輸送、保管され、使用時には一定量の水で希釈
して補充液として用いられる。これらの作業には時間と
労力を要し、また調液時に液が飛び散る等の問題があ
る。
【0003】一方近年、処理量の増大に伴う処理液の廃
棄が問題になってきて、廃液量を低減して環境汚染を防
止するために補充液量の低減が進められている。
【0004】これらの事情から、業界では固体処理剤の
開発が強く求められ、こうした要望に対して処理剤を粉
体又は錠剤にする提案がいくつかなされている。また定
着に関しては、迅速処理化が進んだことにより定着液中
のチオ硫酸塩濃度は高められているが、更に低補充のた
めの高濃度化は従来の処理剤ではし難いという背景もあ
る。ところが固体処理剤でも、粉体では補充作業時に粉
が舞い、粉塵が人体に悪影響を及ぼすといった問題があ
り、錠剤では、定着の場合すべての成分を含有させると
化合物が反応して溶解せず、更に硫黄が析出するという
問題がある。
【0005】更に低補充化に伴い、ランニング処理時の
感光材料の乾燥性が劣化したり、汚れが発生して析出物
がフィルムに付着して傷の発生原因となったりする問題
が生じた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の事情に
鑑みてなされたものであり、その目的は、低補充化に有
利な固体処理剤の溶解性を向上し、乾燥性の劣化及び汚
れの生じない黒白ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、現
像工程、定着工程、水洗工程及び乾燥工程を有する自動
現像機を用い、前記定着工程への補充を、アルミニウム
を含有するパート及びチオ硫酸塩を含有するパートから
少なくともなり、該アルミニウムを含有するパートとチ
オ硫酸塩を含有するパートとの溶解時間の比が1:1〜
5:1である固体処理剤を用いて行う黒白ハロゲン化銀
写真感光材料の処理方法、前記アルミニウムを含有する
パートが処理液1リットル当たり0.005〜0.07
モルのグルコン酸を含むこと、によって達成される。
【0008】以下、本発明について詳述する。
【0009】本発明は、定着工程への補充を、アルミニ
ウムを含有するパート及びチオ硫酸塩を含有するパート
から少なくともなり、該アルミニウムを含有するパート
とチオ硫酸塩を含有するパートとの溶解時間の比が1:
1〜5:1である固体処理剤を用いて行うことを特徴と
する。
【0010】本発明の定着工程における定着液は、定着
主薬としてチオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸アンモニウム
等のチオ硫酸塩、及び硬膜剤として作用する硫酸アルミ
ニウム、カリ明礬等の水溶性アルミニウム塩を含むもの
であり、本発明の固体処理剤は前記定着主薬を含有する
パート及び前記硬膜剤を含有するパートから少なくとも
なり、全パートで補充成分を構成するものである。
【0011】定着液には更に必要に応じて、保恒剤(亜
硫酸塩、重亜硫酸塩等)、pH調整剤(硫酸、水酸化ナ
トリウム等)、硬水軟化能のあるキレート剤や特開昭6
2−78551号に記載の化合物を含有せしめることが
できる。
【0012】本発明の固体処理剤は自動現像機の定着処
理槽に直接投入又は該定着処理槽に連通する固体処理剤
溶解槽に直接投入するものである。その形態としては顆
粒状でも錠剤の形状でもよいが、溶解時間の制御の観点
から錠剤が好ましい。
【0013】溶解時間の制御は、含有される素材の粒度
を細かくしたり、粒子を結合させる糖類などの素材、す
なわち結合剤の量を変化させたり、固体処理剤の錠剤を
打錠するときの打錠圧を変えるなどの制御を行うことで
達成される。この中でも特に各素材の粒度を変化するこ
とが好ましい。粒度変化には整粒したり粉砕するのが良
く、粉砕されることが特に好ましい。全体的に溶解度は
素材の粉砕するときの周波数変化と素材の組み合わせで
制御できる。また結合剤の量を変化させたり打錠圧を変
えるなどして錠剤の硬度を変えて溶解時間を微調整する
のも有効な手段である。
【0014】本発明の固体処理剤においては、アルミニ
ウムを含有するパートが処理液1リットル当たり0.0
05〜0.07モル、好ましくは0.03〜0.05モ
ルのグルコン酸を含むことが、低補充や迅速処理による
定着液の濃厚化による析出を防止するうえで好ましい。
グルコン酸はその誘導体や塩でもよく、ラクトン環をま
いた無水物でもよい。またアルカリ金属塩及びアンモニ
ウム塩の形態もとることができる。これらの化合物は単
独で用いても2種以上を併用して用いてもよい。
【0015】更にリンゴ酸、酒石酸、クエン酸、琥珀
酸、蓚酸、マレイン酸、グリコール酸、安息香酸、サリ
チル酸、タイロン、アスコルビン酸、グルタル酸、アジ
ピン酸等の有機酸;アスパラギン酸、グリシン、システ
イン等のアミノ酸、エチレンジアミン4酢酸、ジエチレ
ントリアミン5酢酸、1,3−プロパンジアミン4酢
酸、ニトリロ3酢酸等のアミノポリカルボン酸、等と併
用することも可能である。
【0016】現像液には、現像主薬及び補助現像剤に加
えて、アルカリ剤(水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
等)、保恒剤、銀スラッジ防止剤及びpH緩衝剤(炭酸
塩、燐酸塩、硼酸塩、硼酸、酢酸、枸櫞酸、アルカノー
ルアミン等)が添加されることが好ましい。保恒剤とし
ては亜硫酸塩(亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム
等)、メタ重亜硫酸塩(メタ重亜硫酸ナトリウム等)等
がある。pH緩衝剤としては、炭酸塩が好ましく、その
添加量は1リットル当たり0.5モル以上2.5モル以
下が好ましく、更に好ましくは、0.75モル以上1.
5モル以下の範囲である。また、必要により溶解助剤
(ポリエチレングリコール類、それらのエステル、アル
カノールアミン等)、増感剤(ポリオキシエチレン類を
含む非イオン界面活性剤、四級アンモニウム化合物
等)、界面活性剤、消泡剤、カブリ防止剤(臭化カリウ
ム、臭化ナトリウムの如きハロゲン化物、ニトロベンズ
インダゾール、ニトロベンズイミダゾール、ベンゾトリ
アゾール、ベンゾチアゾール、テトラゾール類、チアゾ
ール類等)、キレート化剤(エチレンジアミン四酢酸又
はそのアルカリ金属塩、ニトリロ三酢酸塩、ポリ燐酸塩
等)、現像促進剤(米国特許2,304,025号、特
公昭47−45541号に記載の化合物等)、硬膜剤
(グルタルアルデヒド又は、その重亜硫酸塩付加物
等)、或いは消泡剤等を添加することができる。現像液
のpHは7.5以上10.5未満に調整されることが好
ましい。更に好ましくは、pH8.5以上10.4以下
である。
【0017】現像廃液は通電して再生することができ
る。現像液に通電しながら感光材料を処理することもで
きる。その際、現像液に添加される各種の添加剤、例え
ば保恒剤、アルカリ剤、pH緩衝剤、増感剤、カブリ防
止剤、銀スラッジ防止剤等を追加添加することが出来
る。現像廃液を再生して利用する場合には、用いられる
現像液の現像主薬としては、遷移金属錯塩類が好まし
い。
【0018】現像処理の特殊な形式として、現像主薬を
感光材料中、例えば乳剤層中又はその隣接層中に含み、
感光材料をアルカリ水溶液中で処理して現像を行わせる
アクチベータ処理にしてもよい。又、その様な感光材料
を現像液で処理しても良い。このような現像処理は、チ
オシアン酸塩による銀塩安定化処理と組み合わせて、感
光材料の迅速処理の方法の一つとして利用されることが
多い。
【0019】現像、定着及び水洗の温度は10〜45℃
で行うのが好ましく、それぞれが別々に温度調整されて
いてもよい。
【0020】本発明においては、自動現像機を用いて処
理する時に、感光材料の先端が自動現像機に挿入されて
から乾燥ゾーンから排出されるまでの全処理時間(Dr
yto dry〜現像、定着、水洗及び乾燥の工程を全
て含んだ時間)が10〜80秒、更には15〜60秒で
あることが、処理時間短縮の要望に応えるうえで好まし
い。
【0021】その他、本発明においては下記に記載され
た方法や機構を採用する自動現像機を好ましく用いるこ
とができる。
【0022】(1)脱臭装置:特開昭64−37560
号(2)頁左上欄〜(3)頁左上欄 (2)水洗水再生浄化剤及び装置:特開平6−2503
52号(3)頁「0011」〜(8)頁「0058」 (3)廃液処理方法:特開平2−64638号(2)頁
左下欄〜(5)頁左下欄 (4)現像浴と定着浴の間のリンス浴:特開平4−31
3749号(18)頁「0054」〜(21)頁「00
65」 (5)水補充方法:特開平1−281446号(2)頁
左下欄〜右下欄 (6)外気の温度及び湿度を検出して自動現像機の乾燥
風を制御する方法:特開平1−315745号(2)頁
右下欄〜(7)頁右下欄、及び特開平2−108051
号(2)頁左下欄〜(3)頁左下欄 (7)定着廃液の銀回収方法:特開平6−27623号
(4)頁「0012」〜(7)頁「0071」。
【0023】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の態様はこれに限定されない。
【0024】実施例1 《ハロゲン化銀乳剤Aの調製》同時混合法を用いて、塩
化銀含有率70モル%、平均厚み0.05μm、平均直
径0.15μmの塩臭化銀コア粒子を調製した。コア粒
子形成時にK3RuCl6を銀1モル当たり8×10-8
ル添加した。このコア粒子に同時混合法にてシェリング
した。その際にK2IrCl6を銀1モル当たり3×10
-7モル添加した。得られた乳剤は平均厚み0.10μ
m、平均直径0.25μmの単分散(変動係数10%)
コア/シェル型の(100)面を主平面として有する塩
沃臭化銀(塩化銀90モル%、沃化銀0.2モル%)平
板粒子の乳剤であった。
【0025】この乳剤を40℃に冷却し、凝集高分子剤
としてフェニルカルバモイル基で変性(置換率90%)
された変性ゼラチン13.8重量%水溶液1800ml
を添加し、3分間撹拌した。その後酢酸56重量%水溶
液を添加して乳剤のpHを4.6に調整し3分間撹拌し
た後20分間静置させデカンテーションにより上澄み液
を排水した。
【0026】その後40℃の蒸留水9.0リットルを加
え、撹拌静置後上澄み液を排水し更に蒸留水11.25
リットルを加え撹拌静置後上澄み液を排水した。続いて
ゼラチン水溶液と炭酸ナトリウム10重量%水溶液を加
えてpHが5.80になるように調整し50℃で30分
間撹拌し再分散した。再分散後40℃にてpHを5.8
0、pAgを8.06に調整した。脱塩後のこの乳剤の
EAgは50℃で190mVであった。
【0027】得られた乳剤に4−ヒドロキシ−6−メチ
ル−1,3,3a,7−テトラザインデンを銀1モル当
たり1×10-3モル添加し更に臭化カリウム及びクエン
酸を添加してpH5.6、EAg123mVに調整し
て、p−トルエンチオスルホン酸ナトリウム1×10-3
モルを添加後、銀1モル当たりクロラミンTを350m
g、無機硫黄(S8)を0.6mg、トリクロロオーレ
イト6mgを添加して温度60℃で最高感度がでるまで
化学熟成を行った。
【0028】熟成終了後4−ヒドロキシ−6−メチル−
1,3,3a,7−テトラザインデンを銀1モル当たり
2×10-3モル、1−フェニル−5−メルカプトテトラ
ゾールを3×10-4モル及び沃化カリウムを300mg
添加した。
【0029】得られた乳剤をハロゲン化銀乳剤Aとす
る。
【0030】《ハロゲン化銀乳剤Bの調製》同時混合法
を用いて塩化銀含有率60モル%、沃化銀含有率2.5
モル%、平均厚み0.05μm、平均直径0.15μm
の塩沃臭化銀コア粒子を調製した。コア粒子形成時にK
3Rh(H2O)Br5を銀1モル当たり2×10-8モル
添加した。このコア粒子に同時混合法にてシェリングし
た。その際にK2IrCl6を銀1モル当たり3×10-7
モル添加した。得られた乳剤は平均厚み0.10μm、
平均直径0.42μmの単分散(変動係数10%)コア
/シェル型の塩沃臭化銀(塩化銀90モル%、沃化銀
0.5モル%)平板粒子の乳剤であった。
【0031】次いで特開平2−280139号287
(3)頁に記載の変性ゼラチンG−8(ゼラチン中のア
ミノ基をフェニルカルバミル基で置換したもの)を用い
て脱塩した。脱塩後のEAgは50℃で180mVであ
った。
【0032】得られた乳剤に4−ヒドロキシ−6−メチ
ル−1,3,3a,7−テトラザインデンを銀1モル当
たり1×10-3モル添加し更に臭化カリウム及びクエン
酸を添加してpH5.6、EAg123mVに調整し
て、塩化金酸を2×10-5モル添加した後にN,N,
N′−トリメチル−N′−ヘプタフルオロセレノ尿素を
3×10-5モル添加して温度60℃で最高感度がでるま
で化学熟成を行った。熟成終了後4−ヒドロキシ−6−
メチル−1,3,3a,7−テトラザインデンを銀1モ
ル当たり2×10-3モル、1−フェニル−5−メルカプ
トテトラゾールを3×10-4モル及びゼラチンを添加し
た。
【0033】得られた乳剤をハロゲン化銀乳剤Bとす
る。
【0034】《支持体の作製》スチレンを倍量のトルエ
ンに溶解し、触媒としてトリイソブチルアルミニウム及
びペンタメチルシクロペンタジエニルチタントリメトキ
サイドを用い、96℃で8時間反応を行い、水酸化ナト
リウムのメタノール溶液で触媒を分解除去した後、メタ
ノールで3回洗浄してシンジオタクチックポリスチレン
(SPS)を得た。得られたSPSを330℃でTダイ
から冷却ドラム上にフィルム状に溶融押出し、急冷固化
して厚さ1054μの未延伸フィルムを得た。フィルム
の厚さは冷却ドラムの引き取り速度を変化させて調整し
た。これらを135℃で余熱し、縦延伸(3.1倍)し
た後、130℃で横延伸(3.4倍)し、更に250℃
で熱固定を行って、曲げ弾性率450kg/mm2の1
00μの2軸延伸フィルムを得た。
【0035】得られたSPSフィルムの両面に0.5k
V・A・min/m2のコロナ放電処理を施し、その上
にシリカを蒸着し、更にスチレン−グリシジルアクリレ
ート及びゼラチンからなる接着層を形成した。
【0036】《He−Neレーザーを光源とする印刷製
版用スキャナー用のハロゲン化銀写真感光材料の作製》
上記下引済み支持体の一方の面上の支持体側から下記の
層構成で乳剤層面を同時重層で塗布し、反対側の面上に
処方6のバッキング層、処方7の疎水性ポリマー層及び
処方8のバッキング保護層をこの順に乳剤層面と同時に
重層塗布した。
【0037】 処方1(ゼラチン下塗層組成) ゼラチン 0.5g/m2 染料AD−1の固体分散微粒子(平均粒径0.1μm) 25mg/m2 ポリスチレンスルホン酸ナトリウム 10mg/m2 化合物S−1 0.4mg/m2 (ソジウム−イソ−アミル−n−デシルスルホサクシネート) 処方2(ハロゲン化銀乳剤層1組成) ハロゲン化銀乳剤A (銀量) 1.5g/m2 染料AD−8の固体分散微粒子(平均粒径0.1μm) 20mg/m2 シクロデキストリン(親水性ポリマー) 0.5g/m2 増感色素d−1 5mg/m2 増感色素d−2 5mg/m2 ヒドラジン誘導体HY−1 20mg/m2 造核促進剤AM−1 40mg/m2 レドックス化合物RE−1 20mg/m2 化合物e 100mg/m2 ラテックスポリマーf 0.5g/m2 硬膜剤g 5mg/m2 化合物S−1 0.7mg/m2 2−メルカプト−6−ヒドロキシプリン 5mg/m2 エチレンジアミン4酢酸 30mg/m2 コロイダルシリカ(平均粒径0.05μm) 10mg/m2 処方3(中間層組成) ゼラチン 0.3g/m2 化合物S−1 2mg/m2 処方4(ハロゲン化銀乳剤層2組成) ハロゲン化銀乳剤B (銀量) 1.4g/m2 増感色素d−1 3mg/m2 増感色素d−2 3mg/m2 ヒドラジン誘導体HY−2 20mg/m2 造核促進剤AM−1 40mg/m2 レドックス化合物RE−1 20mg/m2 2−メルカプト−6−ヒドロキシプリン 5mg/m2 エチレンジアミン4酢酸 20mg/m2 ラテックスポリマーf 0.5g/m2 化合物S−1 1.7mg/m2 処方5(乳剤保護層組成) ゼラチン 0.6g/m2 染料bの固体分散体(平均粒径0.1μm) 40mg/m2 化合物S−1 12mg/m2 マット剤:平均粒径3.5μmの単分散シリカ 25mg/m2 1,3−ビニルスルホニル−2−プロパノール 40mg/m2 界面活性剤h 1mg/m2 コロイダルシリカ(平均粒径0.05μm) 10mg/m2 硬膜剤j 30mg/m 処方6(バッキング層組成) ゼラチン
0.6g/m2 化合物S−1 5mg/m2 ラテックスポリマーf 0.3g/m2 コロイダルシリカ(平均粒径0.05μm) 70mg/m2 ポリスチレンスルホン酸ナトリウム 20mg/m2 化合物i 100mg/m2 処方7(疎水性ポリマー層組成) ラテックス(メチルメタクリレート:アクリル酸=97:3) 1.0g/m2 硬膜剤g 6mg/m2 処方8(バッキング保護層) ゼラチン 0.4g/m2 マット剤:平均粒径5μmの単分散ポリメチルメタクリレート 50mg/m2 ソジウム−ジ−(2−エチルヘキシル)−スルホサクシネート 10mg/m2 界面活性剤h 1mg/m2 染料k 20mg/m2 H−(OCH2CH268−OH 50mg/m2 硬膜剤j 20mg/m
【0038】
【化1】
【0039】
【化2】
【0040】
【化3】
【0041】
【化4】
【0042】 《処理剤の調製》 (開始現像液〜使用液1リットル当たり) 純水
300ml ジエチレントリアミン5酢酸5ナトリウム 1.45g 亜硫酸ナトリウム 52g 炭酸カリウム 55g 8−メルカプトアデニン 0.06g ジエチレングリコール 50g 5−メチルベンゾトリアゾール 0.21g 1−フェニル−5−メルカプトテトラゾール 0.03g ジメゾンS 0.87g (1−フェニル−4−ヒドロキシメチル−4−メチル−3−ピラゾリドン) ハイドロキノン 20g KOH55%水溶液及び純水で400mlに仕上げる。
使用時はこれに純水600mlを追加して用いる(pH
10.40)。
【0043】 (補充現像剤) 現像Aパーツ〜補充液として1リットル分 ジエチレントリアミン5酢酸5ナトリウム 4.35g 炭酸ナトリウム 28.77g 炭酸カリウム 37.5g 臭化カリウム 2.0g 亜硫酸ナトリウム 49.5g LiOH・H2O 8.8g D−マンニトール 11.7g D−ソルビトール 5g 現像Bパーツ〜補充液として1リットル分 8−メルカプトアデニン 0.09g ジメゾンS 1.3g 5−メチルベンゾトリアゾール 0.26g 亜硫酸ナトリウム 7.1g エリソルビン酸ナトリウム 6g ハイドロキノン 24g D−ソルビトール 5.0g 上記各パーツの素材を細川ミクロン社製バンタムミル中
で30分間混合し、更に市販の撹拌造粒機にて室温で1
0分間造粒した後、回分式凍結乾燥機を用い、内圧を約
5mmHgまで下げた後−20℃まで冷却した。−20
℃で12時間処理し、含水率1%になるまで乾燥し、そ
れぞれ造粒物Aパーツ及びBパーツを得た。
【0044】 (開始定着液〜使用液1リットル当たり) 純水 120ml チオ硫酸アンモニウム(10%Na塩;ヘキスト社製) 140g 亜硫酸ナトリウム 22g 硼酸 10g 酒石酸 3g グルコン酸 表に示す 酢酸ナトリウム・3水塩 37.8g 酢酸(90%水溶液) 13.5g 硫酸アルミニウム・18水塩 18g 50%硫酸水溶液及び純水で333mlに仕上げる。使
用する際はこれに純水667mlを追加して用いる(p
H4.85)。
【0045】 (補充定着剤) 定着Aパーツ〜補充液として1リットル分 チオ硫酸アンモニウム(10%Na塩;ヘキスト社製) 140g 重亜硫酸ナトリウム 14g 亜硫酸ナトリウム 1.0g 酢酸ナトリウム 18g パインフロー(松谷化学社製) 9g 定着Bパーツ〜補充液として1リットル分 硼酸 8g 酒石酸 3g グルコン酸 表に示す 琥珀酸 13.2g 硫酸アルミニウム・8水塩 18g 酢酸ナトリウム 10g D−マンニトール 2.5g D−ソルビット 1.2g ポリエチレングリコール 0.75g (日本油脂製;マクロゴールPEG#4000) 上記各パーツの素材のうち、表1に示す素材をそれぞれ
細川ミクロン社製;MIKRO−PULVERIZER
AP−B型を用いて粉砕した。その際周波数を表1に
記載の様に変化させて粒径の調整を行った。用いる網に
は直径が8mmのものを用いた。得られた各パーツの粉
砕物を細川ミクロン社製バンタムミル中で30分間混合
し、更に市販の撹拌造粒機にて室温で10分間造粒した
後、回分式凍結乾燥機を用い、内圧を約5mmHgまで
下げた後−20℃まで冷却した。−20℃で12時間処
理し、含水率1%になるまで乾燥し、それぞれ造粒物A
パーツ及びBパーツを得た。
【0046】《処理》作成した感光材料を大全サイズ
(508mm×610mm)とし、全面積の20%を露
光して、現像槽及び定着槽を改造してミキサーを有する
容量4リットルの固体処理剤溶解部を連結したコニカ
(株)製自動現像機GR−26SRを用い、下記の条件
で2000枚処理した。尚、固体処理剤溶解部の現像補
充液はpH10.72、定着補充液はpH4.2であっ
た。
【0047】 (工 程) 温 度 時 間 補 充 量 現 像 35℃ 30秒 190ml/m2 定 着 34℃ 20秒 190ml/m2 水 洗 常 温 20秒 乾 燥 45℃ 20秒 《定着槽内部及びローラー部の汚れ・析出の評価》ラン
ニング後の汚れ・析出を以下の基準で評価した。
【0048】 A:汚れ・析出は全く無い B:ローラー部にやや汚れがあるが支障の無いレベル C:ローラー部にやや汚れ・析出有り D:ローラー部に汚れ・析出が有り、フィルムに少し付
着。定着槽内部に析出物が浮遊 E:ローラー部に多量に汚れ・析出が有り、フィルムに
付着して傷が発生。定着槽内部に沈着 《乾燥性の評価》ランニング処理後の処理液で未露光の
感光材料を20枚連続処理し、手で触って乾燥の度合い
を調べ、下記の基準で評価した。
【0049】 a:完全に乾燥している b:完全に乾燥しているが、やや冷たい c:乾燥しているが、やや湿り気が有る d:湿り気があり、他のフィルムに付着する e:完全に湿っている 以上の結果を表1に示す。
【0050】
【表1】
【0051】尚、溶解性は固体処理剤溶解部における補
充定着剤について目視で観察したものである。
【0052】実施例2 補充現像剤、補充定着剤を顆粒から下記に示す錠剤に変
更した他は実施例1と同様にして評価を行った。
【0053】前記補充現像剤顆粒Aパーツ及びBパー
ツ、補充定着剤顆粒Aパーツ及びBパーツの処方にそれ
ぞれ滑沢剤の1−オクタンスルホン酸ナトリウムを1.
3g、0.4g、3g及び0.5g加え、10分間完全
混合し、得られた混合物をマシーナ(株)製マシーナU
D・DFE30・40打錠装置を用い、1.5トン/m
2の圧縮打錠により直径30mm、厚さ10mm、重量
10gの錠剤を得た。
【0054】作成した補充現像錠剤(A16個、B46
個/1リットル分)及び補充定着錠剤(A76個、B2
0個/1リットル分)をそれぞれアルミ箔の袋に入れて
50℃、70%RHの環境下で2週間保存してから用い
た。
【0055】結果を表2に示す。
【0056】
【表2】
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、溶解性に優れ、感光材
料の乾燥性の劣化及び汚れを生じない、低補充で迅速処
理に有利な黒白ハロゲン化銀写真感光材料の固体処理剤
を用いた処理が可能となる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像工程、定着工程、水洗工程及び乾燥
    工程を有する自動現像機を用い、前記定着工程への補充
    を、アルミニウムを含有するパート及びチオ硫酸塩を含
    有するパートから少なくともなり、該アルミニウムを含
    有するパートとチオ硫酸塩を含有するパートとの溶解時
    間の比が1:1〜5:1である固体処理剤を用いて行う
    ことを特徴とする黒白ハロゲン化銀写真感光材料の処理
    方法。
  2. 【請求項2】 前記アルミニウムを含有するパートが処
    理液1リットル当たり0.005〜0.07モルのグル
    コン酸を含むことを特徴とする請求項1に記載の黒白ハ
    ロゲン化銀写真感光材料の処理方法。
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