JPH10327228A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JPH10327228A
JPH10327228A JP9135538A JP13553897A JPH10327228A JP H10327228 A JPH10327228 A JP H10327228A JP 9135538 A JP9135538 A JP 9135538A JP 13553897 A JP13553897 A JP 13553897A JP H10327228 A JPH10327228 A JP H10327228A
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JP
Japan
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signal
key
volume
sound
communication device
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JP9135538A
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English (en)
Inventor
Kenichi Dan
賢一 段
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10327228A publication Critical patent/JPH10327228A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R5/00Stereophonic arrangements
    • H04R5/02Spatial or constructional arrangements of loudspeakers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 モニタ用音声を出力しながら信号を送受信可
能で、特に選択信号を発信する際に耳障りな感じを与え
ることのない通信装置を提供すること。 【解決手段】 ファクシミリ装置は、番号キーまたは自
動ダイヤルキーが操作された場合に、まず現在のスピー
カ音量を保存して、新たにスピーカ音量を0(ゼロ)に
セットし、スピーカから音が出ない状態にする(S102〜
S104)。番号キーが操作された場合は、番号キーの操作
終了まで選択信号を発信し続け(S106〜S110)、番号キ
ーの操作終了後にS102の処理でメモリに保存した値をス
ピーカ音量としてセットし、スピーカから音が出る状態
にする(S112)。自動ダイヤルキーが操作された場合
は、メモリから番号を1桁ずつ読み出して選択信号の発
信を行い(S106,S114〜S118)、全桁分の発信を終えた
時点で、S112の処理へ移行し、スピーカから音が出る状
態にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号を送受信する
際に、同時に該信号をモニタ用音声として出力可能な通
信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、オンフックダイヤル機能を備
えた電話機は、オンフックダイヤル時に、通話先との接
続を行うに当たって電話機と交換機との間で送受信され
る各種信号を、受話器とは別に設けられたスピーカから
モニタ用音声として出力できるようになっている。
【0003】このような電話機によれば、交換機側から
電話機側へ送信される信号(例えば、ダイヤル可を通知
するダイヤルトーン、相手の呼出中を通知するリングバ
ックトーン、相手の通話中を通知するビジートーンな
ど)や、電話機側から交換機側へ送信される信号(例え
ば、ダイヤル操作に応じて発信されるDP信号やDTM
F信号などの選択信号)を、オンフックダイヤル時にモ
ニタ用音声として出力できるので、利用者が受話器を取
り上げなくても信号音を確認することができた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な電話機において、オンフックダイヤル時にモニタ用音
声として出力される信号の内、交換機側から電話機側へ
送信される各種信号については、ダイヤルを行ってもよ
いか否か、あるいは相手が呼出中か通話中かといったこ
とを知る手がかりとなるため、信号音の違い等が十分に
聞き取れるような音量で音声出力すべきである。
【0005】しかしながら、電話機側から交換機側へ送
信される選択信号については、特に電話機側で聞き取れ
なくてもよい場合が多く、むしろ、あまり大きな音量に
なると耳障りな感じがするという問題があった。もちろ
ん、選択信号の音量が小さくなるようにモニタ音声を調
整することはできたが、その場合は、リングバックトー
ンやビジートーンまで小さな音になるため、信号音の違
いを聞き分けにくくなるという問題があった。
【0006】ちなみに、この種の電話機におけるモニタ
用音声の音量調整手段として、特開平4−95437号
公報には、オンフックダイヤル時に所定のダイヤル桁数
まではモニタ用音声の音量を小さくし、その後は、モニ
タ用音声の音量を大きくするオンフックダイヤルモニタ
が記載されている。
【0007】しかし、上記公報記載の技術は、ダイヤル
トーンの音量をリングバックトーン等の音量よりも抑制
する技術であって、選択信号の音量を適切に抑制するこ
とはできなかった。すなわち、上記公報記載のオンフッ
クダイヤルモニタは、あらかじめ記憶された所定のダイ
ヤル桁数までモニタ用音声の音量を小さくしているに過
ぎないので、その所定のダイヤル桁数よりも実際のダイ
ヤル桁数が多い場合に、結局は、ダイヤル途中から選択
信号の発信に起因する耳障りな音が発生することにな
り、しかも、単に耳障りなだけではなく、このように途
中の桁から選択信号がモニタ用音声として出力される
と、モニタ用音声が出力されなかった部分について、正
しく発信が行われなかったのではないかといった違和感
を利用者に抱かせるという問題もあった。さらに、最も
長いと想定されるダイヤル桁数を上記所定のダイヤル桁
数として採用すれば、ダイヤル途中から耳障りな音が発
生するといった問題は発生しなくなるが、その場合、上
記所定のダイヤル桁数よりも実際のダイヤル桁数が少な
いと、ダイヤル操作を終えてもモニタ用音声の音量が大
きくならないため、リングバックトーン等の音が小さす
ぎて聴こえにくくなるという問題を招いてしまう。つま
り、上記公報記載のオンフックダイヤルモニタを採用し
ても、選択信号の音量を適切に抑制することは困難であ
った。
【0008】なお、以上、オンフックダイヤル機能を備
えた電話機を例に挙げて従来技術の問題点を指摘した
が、このような問題は、同様のオンフックダイヤル機能
を備えたファクシミリ装置や各種データ通信装置などの
通信装置において全く同様に発生する可能性のある問題
である。また、電話機から発信するDTMF信号は、周
知のように、通信先との接続を行う場合以外に、例えば
無線呼出機(いわゆるポケットベル)へのメッセージ送
信時など、通信先となる機器へ簡単なデータを送信する
際にも利用されており、そのようなデータ送信時であっ
ても、DTMF信号をモニタ用音声として出力していれ
ば、同様に発生する可能性のある問題でもある。
【0009】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、その目的は、モニタ用音声を出力しな
がら信号を送受信可能で、特に選択信号を発信する際に
耳障りな感じを与えることのない通信装置を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段、および発明の効果】上述
の目的を達成するために、本発明は、請求項1記載の通
り、信号を送受信する際に、同時に該信号をモニタ用音
声として出力可能な音声出力手段を備えた通信装置にお
いて、任意に指定される番号に対応する信号を発信する
信号発信手段と、該信号発信手段によって前記信号を発
信する際に、前記音声出力手段によって出力される音声
を、通常の音量より小さい音量にする制御を行う音量制
御手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】このように構成された通信装置によれば、
信号発信手段が、任意に指定される番号に対応する信号
を発信し、その際、音量制御手段が、音声出力手段によ
って出力される音声を、通常の音量より小さい音量にす
る音量抑制制御を行うため、信号発信手段によって発信
される信号は、モニタ用音声として出力されても、通常
の音量より小さい音量になる。したがって、モニタ用音
声を出力しながら信号を送受信する際にも、信号発信時
にモニタ用音声が耳障りな感じを与えることはなく、一
方、信号受信時にモニタ用音声が聞き取りにくいといっ
た問題も招かない。
【0012】ところで、この通信装置において、上記信
号発信手段は、番号キーの操作と同時に番号キーに対応
する信号を発信するものでもよいし、あるいは、あらか
じめメモリに記憶された番号に対応する信号を発信する
ものでもよい。但し、番号キーの操作と同時に信号を発
信する場合は、番号キーの操作開始から操作終了までの
期間が、指定する番号の桁数や利用者の操作ペースによ
って変わるため、番号キーの操作開始から操作終了まで
にかかる時間を事前に算出して、その時間だけ音量制御
手段による制御を行うといったことはできない。
【0013】これに対し、請求項2記載の通信装置は、
番号を指定するために利用者によって操作される複数の
番号キーと、該番号キーの操作状態を検出可能な検出手
段とを備え、該検出手段によって前記番号キーの操作が
検出されるたびに、前記信号発信手段が、当該番号キー
に割り当てられた番号に対応する信号を、前記番号キー
の操作状態に基づいて特定可能な所定のタイミングで発
信し、前記音量制御手段が、前記所定のタイミングに合
わせて、前記通常の音量より小さい音量にする制御を行
うように構成されている。
【0014】この通信装置において、信号発信手段は、
番号キーの操作状態に基づいて特定可能な所定のタイミ
ングで信号を発信するが、より具体的に言えば、番号キ
ーの操作開始と同時に発信を開始し、操作終了と同時に
発信を終了するもの、番号キーの操作開始と同時に発信
を開始し、発信開始からあらかじめ定められた所定時間
が経過した時に発信を終了するもの、あるいは、番号キ
ーの操作開始からあらかじめ定められた所定時間が経過
した時に発信を開始し、発信開始からさらにあらかじめ
定められた所定時間が経過した時に発信を終了するもの
などは、いずれも、番号キーの操作状態に基づいて特定
可能な所定のタイミングで信号を発信するものであり、
ここでいう信号発信手段として採用可能である。
【0015】このような通信装置によれば、番号キーの
操作が行われるたびに、それに応じて信号発信手段によ
る信号の発信と、音量制御手段による音量抑制の制御
が、同時に行われることになるため、番号キーの操作開
始から操作終了までの期間が、指定する番号の桁数や利
用者の操作ペースによって変わったとしても、確実に音
量制御手段による制御を行うことができ、その結果、信
号発信時にモニタ用音声が耳障りな感じを与えることは
なく、一方、信号受信時にモニタ用音声が聞き取りにく
いといった問題も招かない。
【0016】一方、信号発信手段が、あらかじめメモリ
に記憶された番号に対応する信号を発信する場合は、番
号の桁数は事前に判明しており、しかも、番号に対応す
る信号をあらかじめ定められた所定のペースで発信すれ
ばよい。そこで、請求項3記載の通信装置のように、番
号を記憶する記憶手段を備え、前記信号発信手段が、前
記記憶手段に記憶された番号に対応する信号を、あらか
じめ定められた所定のタイミングで発信し、前記音量制
御手段が、前記所定のタイミングに合わせて、前記通常
の音量より小さい音量にする制御を行うように構成すれ
ば、信号発信時にモニタ用音声が耳障りな感じを与える
ことはなく、一方、信号受信時にモニタ用音声が聞き取
りにくいといった問題も招かない。
【0017】なお、操作キーによって指定された番号を
メモリに一旦記憶するとともに、その番号を表示装置に
表示して利用者に確認させ、利用者が発信開始キーを操
作すると実際の信号の発信を開始するもの、操作キーに
よって指定された番号をメモリに一旦記憶し、所期の通
信ができなかった場合に後からリダイヤルキーを操作す
ると再度同じ信号を発信できるもの、所定の登録操作に
よって番号をメモリに記憶させ、その後はワンタッチキ
ーを操作すると登録した番号に対応する信号を発信する
ものなどは、いずれも、あらかじめメモリに記憶された
番号に対応する信号を発信するものであり、ここでいう
信号発信手段に該当する。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
一例を挙げて説明する。本実施形態で示す通信装置は、
電話回線を通信路とし、ファクシミリ通信方式により画
像を伝送可能で、かつ電話機として音声も伝送可能に構
成されたファクシミリ装置である。
【0019】図1に示すように、ファクシミリ装置1
は、その外装が、下部ケース1aと、下部ケース1aの
上面前側に固定された操作パネル1bと、下部ケース1
aの上面後側に取り付けられた上部カバー1cとで構成
されている。これらの内、下部ケース1aの左側には、
ファクシミリ装置1を電話機として使用したり、交換機
側からの信号音を確認する際に使われる送受話器2が取
り付けられ、下部ケース1aの右側には、送受信される
音声をモニタ用音声として出力する際に使われるスピー
カ3が取り付けられている。そして、下部ケース1aの
正面側には、送信画像または複写画像の読み取りを終え
た原稿が排出される原稿排出口4が形成されている。ま
た、操作パネル1bの上面には、多数の操作キーを有す
るキー入力装置6と、ドットマトリクス方式で任意の文
字等を表示可能な液晶ディスプレイ装置8(以下、LC
D8という)が配設されている。また、上部カバー1c
の上面後部には、未使用の記録紙が収納される給紙ケー
ス10が突設され、その給紙ケース10の前面側には、
受信画像または複写画像の記録を終えた記録紙が排出さ
れる記録紙排出口12が形成されている。そして、上部
カバー1cの上面前部には、送信画像または複写画像の
読み取りを行うべき原稿が載置される原稿台14が形成
されている。
【0020】また、上部カバー1cは、図2に示すよう
に、下部ケース1aに対して後端側を中心に回動可能に
取り付けられ、インクリボンカートリッジ16の脱着/
装着を行う際、あるいは装置内部のメンテナンス等を行
う際に、上方へ回動させて開放状態にすることができ
る。なお、上記インクリボンカートリッジ16は、イン
クリボン供給部16aおよびインクリボン回収部16b
のそれぞれに内蔵された一対のロールを備え、そのロー
ル間に記録紙と略同幅のインクリボン16cを張設保持
し、記録に伴ってインクリボン供給部16aから新しい
インクリボン16cを繰り出すとともに、インクリボン
回収部16bで使用済みのインクリボン16cを巻き取
るように構成されている。インクリボン16cの上面側
には、熱溶融性のインクが塗布されており、そのインク
塗布面と記録紙とを重ね合わせた状態で、両者が記録紙
と略同幅のライン型記録ヘッドおよびプラテンローラの
間に送り込まれ、熱転写方式で画像の記録が行われる。
【0021】次に、このファクシミリ装置1の制御系に
ついて説明する。ファクシミリ装置1の制御系は、図3
に示す通り、装置各部の動作を制御する周知のCPU2
1を中心にして、ROM22、EEPROM23、RA
M24、プリンタ部26、スキャナ部27、ネットワー
クコントロールユニット28(以下、NCU28とい
う)、モデム29、アンプ32、原稿センサ34、記録
紙センサ35、インクリボンセンサ36、上部カバーセ
ンサ37などを配して構成され、上記キー入力装置6お
よびLCD8も、上記CPU21によって制御される。
【0022】これらの内、ROM22には、CPU21
にて実行される制御プログラムや各種データ等が格納さ
れている。また、EEPROM23は、電力が供給され
ない状態でも格納されたデータを保持可能な不揮発性メ
モリで、ここには利用者が任意に変更する各種設定デー
タ等が格納される。RAM24は、動作実行時の各種デ
ータを一時的に格納するためのメモリで、このRAM2
4内には、送信すべき画像のイメージデータを送信前に
蓄積するための送信画像格納領域、受信した画像のイメ
ージデータを印刷前に蓄積するための受信画像格納領
域、留守番応答時に通信先へ送出すべき応答メッセージ
(以下、OGMという)を格納するためのOGM格納領
域、留守番応答時に通信先から送られてきた入来メッセ
ージ(以下、ICMという)を格納するためのICM格
納領域等が確保される。
【0023】プリンタ部26は、記録紙に対して熱転写
記録を行う機構で、より詳細には、記録紙を搬送するた
めの搬送モータ、搬送モータとCPU21との間に介在
するドライバ回路、記録紙に対する熱転写記録を行うラ
イン型記録ヘッド、記録ヘッドとCPU21との間に介
在するドライバ回路などから構成される。また、スキャ
ナ部27は、読み取り対象となる原稿の画像を光学的に
読み取って電気信号に変換する機構で、より詳細には、
原稿を搬送するための搬送モータ、搬送モータとCPU
21との間に介在するドライバ回路、原稿を読み取るた
めのライン型イメージセンサ、イメージセンサとCPU
21との間に介在するドライバ回路などから構成され
る。
【0024】NCU28は、電話回線を介して他のファ
クシミリ装置との間で信号の送受信を行う装置であり、
モデム29は、送受信する信号の変調/復調を行う装置
である。また、アンプ32は、スピーカ3からモニタ用
音声を出力するために、送受信する信号音を増幅する回
路である。
【0025】さらに、原稿センサ34は、原稿台14に
セットされた原稿の有無を検出するセンサ、記録紙セン
サ35は、給紙ケース10にセットされた記録紙の有無
を検出するセンサ、インクリボンセンサ36は、インク
リボン16cの有無を検出するセンサ、上部カバーセン
サ37は、上部カバー1cの開閉状態を検出するセンサ
である。これらのセンサは、いずれも検出対象となる物
体が、所定位置に存在するか否かを検出するセンサであ
り、より具体的には、例えば、検出対象物との接触/非
接触に応じてオン/オフがいずれかに切り替わる接触式
センサ、検出対象物を挟んで配置した発光素子および受
光素子からなる光センサ、検出対象物に向かって光を照
射する発光素子およびその反射光を受光する受光素子か
らなる光センサなどによって構成することができる。
【0026】なお、ファクシミリ装置1は、NCU28
を介して電話回線41に接続され、この電話回線41は
交換機42に接続されている。交換機42には、電話回
線43を介して他の通信装置44(ファクシミリ装置や
電話機等)などが接続され、ファクシミリ装置1または
他の通信装置44のいずれか一方の機器から、他方の機
器への接続要求があった場合に、交換機42が他方の機
器を呼び出し、その呼び出しに他方の機器が応じれば、
交換機42がファクシミリ装置1と他の通信装置44と
を接続し、その結果、両者間で通信ができる状態とな
る。
【0027】次に、ファクシミリ装置1における選択信
号発信処理について、図4のフローチャートに基づいて
説明する。このファクシミリ装置1では、キー入力装置
6上の各種操作キーの状態が、CPU21により常に監
視されており、これらの操作キーの内、番号キーまたは
自動ダイヤルキーが操作されると、それを受けて図4に
示す選択信号発信処理が開始される。なお、番号キー
は、「0」〜「9」までの番号および記号「#」,
「*」がそれぞれに割り当てられた12個の操作キーで
ある。また、自動ダイヤルキーは、事前にメモリに記憶
している複数桁の番号を、例えばワンタッチ操作ないし
2、3ステップの操作で、自動的に発信するためのキー
である。より具体的には、利用頻度の高いダイヤル番号
を事前に登録し、発信時にワンタッチ操作で発信できる
ようにした「短縮ダイヤルキー」、直前に番号キーを使
って発信したダイヤル番号をメモリに記憶し、再度同じ
ダイヤル番号を指定する際に操作される「リダイヤルキ
ー」などが、ここでいう自動ダイヤルキーに該当する。
【0028】選択信号発信処理を開始すると、CPU2
1は、まず、現在のスピーカ音量をRAM24に保存し
て(S102)、スピーカ音量を0(ゼロ)にセットす
る(S104)。これにより、利用者が事前にどの様に
音量を設定していたとしても、以後は、スピーカ3から
音が出ない状態になる。
【0029】続いて、番号キーが操作されている場合は
(S106:YES)、操作された番号キーに対応する
選択信号を交換機42に対して送出し(S108)、こ
の選択信号の送出をキー操作が検出されなくなるまで続
ける(S110:YES)。この時は、スピーカ3から
いっさい音が出ないので、モニタ用音声を出力しながら
信号を送受信していたとしても、選択信号の発信に伴っ
てモニタ用音声が利用者に耳障りな感じを与えることは
ない。
【0030】そして、キー操作が検出されなくなったら
(S110:NO)、S102の処理でRAM24に保
存した値を、あらためてスピーカ音量としてセットする
(S112)。これにより、以後は、利用者が事前に設
定していた音量で、スピーカ3から音が出る状態にな
る。
【0031】さて一方、S106の処理において、自動
ダイヤルキーが操作された場合は(S106:NO)、
自動ダイヤルキーの種類(リダイヤルキー、短縮ダイヤ
ルキーなど)に応じて、それぞれRAM24に個別に確
保された番号格納領域から、1桁分ずつ番号を読み出し
(S114)、その番号に対応する選択信号を交換機4
2に対して送出し(S116)、全桁分の選択信号の送
出を終えるまで(S118:NO)、S114〜S11
8の処理を繰り返す。
【0032】そして、全桁分の選択信号の送出が完了し
たら(S118:YES)、上述のS112の処理へ移
行して、S102の処理でRAM24に保存した値を、
あらためてスピーカ音量としてセットする。これによ
り、以後は、利用者が事前に設定していた音量で、スピ
ーカ3から音が出る状態になる。
【0033】以上説明したように、このファクシミリ装
置1によれば、番号キーが操作された場合は、ダイヤル
番号1桁分の番号キーの操作が行われるたびに、選択信
号の発信とモニタ用音声の消音が同時に行われ、複数桁
のダイヤル番号が入力される場合は、この選択信号発信
処理が各桁について実行されることになる。そのため、
ダイヤル番号1桁分に相当する番号キーの操作開始から
操作終了までにかかる時間が、利用者の操作ペースによ
って変わったり、ダイヤル番号全桁分に相当する番号キ
ーの操作開始から操作終了までにかかる時間が、指定す
る番号の桁数によって変わっても、選択信号が発信され
る期間内は確実にモニタ用音声を消すことができるの
で、モニタ用音声が耳障りな感じを与えることはなく、
一方、ダイヤル後のリングバックトーンなど各種信号の
受信時に、モニタ用音声が聞き取りにくいといった問題
も招かない。
【0034】また、自動ダイヤルキーが操作された場合
は、全桁分の選択信号の発信を終えるまでモニタ用音声
の消音が行われるので、この場合も、選択信号が発信さ
れる期間内は確実にモニタ用音声を消すことができる。
したがって、モニタ用音声が耳障りな感じを与えること
はなく、一方、ダイヤル後のリングバックトーンなど各
種信号の受信時に、モニタ用音声が聞き取りにくいとい
った問題も招かない。
【0035】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明の実施形態については上記のもの以外にも種
々の具体的形態が考えられる。例えば、上記ファクシミ
リ装置1では、選択信号発信時のスピーカ音量を0(ゼ
ロ)にしていたが、これに限らず、耳障りに感じない程
度の小さな音量にするものであってもよい。ちなみに、
後者の場合、選択信号の発信が行われていることをモニ
タ用音声で確認できるというメリットがある。
【0036】また、上記ファクシミリ装置1では、番号
キーおよび自動ダイヤルキーの双方について、選択信号
の発信時にモニタ用音声の消音処理を行っていたが、番
号キーまたは自動ダイヤルキーのいずれか一方について
のみ、本発明を適用しても構わない。
【0037】また、上記ファクシミリ装置1では、番号
キーの操作開始と同時に選択信号の発信を開始するとと
もに、番号キーの操作終了と同時に選択信号の発信を終
了するように構成してあったが、例えば選択信号の発信
期間を所定秒数に固定すれば、番号キーの操作開始タイ
ミングだけに基づいて、選択信号の発信を行うことがで
き、この場合でも、選択信号の発信開始から発信終了ま
での期間を容易に特定できるので、モニタ用音声を消す
ことができる。また、番号キーの操作がなされた場合
に、その番号を順にメモリに蓄積してゆくようにし、番
号キーの操作とは非同期で、メモリから順に番号を読み
出して選択信号の発信を行うように構成することもで
き、この場合は、上記自動ダイヤルキーの場合の処理と
同様の処理にて、モニタ用音声を消すことができる。ち
なみに、番号キーの操作とは非同期で発信を行う方法と
しては、例えば、番号キーの操作後に発信開始キーを操
作すると発信を行うもの、番号キーの操作に対して一定
の遅れを伴って自動的に発信を開始するものなどが考え
られる。発信開始キーの操作で発信を行うものは、番号
キーによって指定された番号を表示装置に表示しておく
ことにより、発信開始キーを操作する前に番号を再確認
することができるという利点がある。また、番号キーの
操作に遅れて発信を行うものは、番号キーの操作開始か
ら操作終了までの時間や、ある番号キーの操作終了から
次の番号キーの操作開始までにかかる時間が、極端に短
かったり長かったりした場合にも、とりあえず番号だけ
をメモリに記憶して、選択信号の発信開始から発信終了
までの時間や発信間隔を適正な長さの時間に調整するこ
とができる。
【0038】さらに、上記ファクシミリ装置1の番号キ
ーは、例えば番号データの送信時など、通信先との接続
を行う場合以外にも操作され得るが、自動ダイヤルキー
については、通常、通信先との接続を行う場合に限って
操作されるものなので、自動ダイヤルキーが操作された
際に、通信先との接続前(接続要求中)か接続完了後か
を判別して、前者の場合は、自動ダイヤルキーの操作を
受け付ける一方、後者の場合は、自動ダイヤルキーの操
作を受け付けないようにしてもよい。
【0039】なお、上記説明では、本発明の具体的な実
施形態として、ファクシミリ装置1を例に挙げたが、ス
ピーカからモニタ用音声を出力する機能を備えていれ
ば、上記のようなファクシミリ装置に限らず、例えば、
電話機、通信機能付パーソナルコンピュータなどの各種
通信装置において、本発明の構成を採用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態としてのファクシミリ装置の外観を
示す斜視図である。
【図2】 上記ファクシミリ装置の上部カバーを開放し
てインクリボンカートリッジを脱着した状態を示す斜視
図である。
【図3】 上記ファクシミリ装置の制御系を示すブロッ
ク図である。
【図4】 選択信号発信処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・ファクシミリ装置、1a・・・下部ケース、1
b・・・操作パネル、1c・・・上部カバー、2・・・
送受話器、3・・・スピーカ、4・・・原稿排出口、6
・・・キー入力装置、8・・・液晶ディスプレイ装置
(LCD)、10・・・給紙ケース、12・・・記録紙
排出口、14・・・原稿台、16・・・インクリボンカ
ートリッジ、16a・・・インクリボン供給部、16b
・・・インクリボン回収部、16c・・・インクリボ
ン、21・・・CPU、22・・・ROM、23・・・
EEPROM、24・・・RAM、26・・・プリンタ
部、27・・・スキャナ部、28・・・ネットワークコ
ントロールユニット(NCU)、29・・・モデム、3
2・・・アンプ、34・・・原稿センサ、35・・・記
録紙センサ、36・・・インクリボンセンサ、37・・
・上部カバーセンサ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号を送受信する際に、同時に該信号を
    モニタ用音声として出力可能な音声出力手段を備えた通
    信装置において、 任意に指定される番号に対応する信号を発信する信号発
    信手段と、 該信号発信手段によって前記信号を発信する際に、前記
    音声出力手段によって出力される音声を、通常の音量よ
    り小さい音量にする制御を行う音量制御手段とを備えた
    ことを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の通信装置において、 番号を指定するために利用者によって操作される複数の
    番号キーと、 該番号キーの操作状態を検出可能な検出手段とを備え、 該検出手段によって前記番号キーの操作が検出されるた
    びに、前記信号発信手段が、当該番号キーに割り当てら
    れた番号に対応する信号を、前記番号キーの操作状態に
    基づいて特定可能な所定のタイミングで発信し、 前記音量制御手段が、前記所定のタイミングに合わせ
    て、前記通常の音量より小さい音量にする制御を行うこ
    とを特徴とする通信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の通信装置において、 番号を記憶する記憶手段を備え、 前記信号発信手段が、前記記憶手段に記憶された番号に
    対応する信号を、あらかじめ定められた所定のタイミン
    グで発信し、 前記音量制御手段が、前記所定のタイミングに合わせ
    て、前記通常の音量より小さい音量にする制御を行うこ
    とを特徴とする通信装置。
JP9135538A 1997-05-26 1997-05-26 通信装置 Pending JPH10327228A (ja)

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