JPH07312639A - 送受話音量自動記憶調節式電話機 - Google Patents

送受話音量自動記憶調節式電話機

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Publication number
JPH07312639A
JPH07312639A JP10294494A JP10294494A JPH07312639A JP H07312639 A JPH07312639 A JP H07312639A JP 10294494 A JP10294494 A JP 10294494A JP 10294494 A JP10294494 A JP 10294494A JP H07312639 A JPH07312639 A JP H07312639A
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volume
memory
dial number
transmission
call
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JP10294494A
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Yasuto Urata
康人 浦田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ファンクションキーからの入力による発呼の
際、受話音量のみでなく送話音量も自動的に適正なレベ
ルに調節可能な電話機を得ることを目的とする。 【構成】 送話音量を調節する送話音量調節回路13
と、受話音量を調節する受話音量調節回路11と、ダイ
ヤル番号並びにこのダイヤル番号に対応する送話音量設
定値及び受話音量設定値を記憶するメモリ18と、この
メモリ18に記憶されたダイヤル番号を発呼する際に該
ダイヤル番号に対応する送話音量設定値及び受話音量設
定値に基づき送話音量調節回路13及び受話音量調節回
路11を自動制御する音量制御手段15aと、通話中に
送話音量調節回路13又は受話音量調節回路11によっ
て音量調節が行われると、メモリ18の送話音量設定値
又は受話音量設定値を更新する記憶制御手段15bとを
備える。 【効果】 煩わしい操作をすることなく、通話をする双
方にとって聴き取り易い音量に設定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、送話音量及び受話音
量を調節する機能を有し、且つ通話相手先に応じて自動
的に音量の調節が可能な電話機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図15は例えば特開平3−169146
号公報に示された従来の受話音量自動記憶切替式電話機
を示すブロック図である。図15において、101は電
話機本体、102、103は電話局線、104は電話局
線102及び103との間の電話回線の閉結・開放を行
うフックスイッチ、105は2線−4線変換を行う通話
トランス、106はハンドセットに収められたマイクロ
ホン、107は同レシーバ、108はマイクロホン10
6からの出力を増幅する送話アンプ、109はレシーバ
107への出力を増幅する受話アンプである。
【0003】110はDTMF(Dual Tone
Multi−Frequency)信号送出部、111
はマイクロホン106からの出力信号とDTMF信号の
いずれか一方を回線に送出するためのリレーである。1
12はワンタッチダイヤル機能等を有するワンタッチダ
イヤル・キーパッド、113はダイヤル番号を入力する
ためのダイヤルキーパッド、114は受話音量切替ボタ
ン、115はダイヤル信号記憶操作部、116は受話音
量記憶操作部、117は受話音量調節回路である。尚、
115内部のダイヤル信号データと116内部の受話音
量データは一対で対応する。
【0004】上記のように構成された受話音量自動記憶
切替式電話機においては、フックスイッチ104をオフ
フックした後、ワンタッチダイヤル・キーパッド112
を押下して発信操作すると、ダイヤル信号記憶操作部1
15が内部に記憶したダイヤルデータに従って選択信号
を電話局線102、103に送出すると共に、受話音量
記憶操作部116内の送出したダイヤルに該当する音量
データに従って、受話音量切換回路117を制御して適
切な受話音量を得る。また、通話中に受話音量切替ボタ
ン114が操作され、受話音量が切り替えられた場合、
受話音量記憶操作部116内部の受話音量設定値を更新
するものである。
【0005】また、図16は特開昭62−278858
号公報に示された送話音量自動切替式電話機を示すブロ
ック図である。図16において、201は電話機本体、
202、203は電話局線、204は2線−4線変換を
行うハイブリット部、205はハンドセット外部に設け
られたマイクロホン、206はハンドセットに収められ
たマイクロホン、207は同レシーバ、208はマイク
ロホン205及び206からの出力を増幅する送話アン
プ、209は送話音量をデジタル変換するA−D変換
器、210、211はA−D変換器209の出力と制御
部212の出力とを比較するデジタル比較器、212は
D−A出力機能を有する制御部、213は制御部212
の出力に基づいて送話音量を調節する送話音量切替回路
である。
【0006】上記のように構成された送話音量自動切替
式電話機においては、マイクロホン205または206
から入力された音声は送話アンプ208によって増幅さ
れ、そのレベルをA−D変換器209によりデジタル変
換する。こうして得られたデジタル信号をデジタル比較
器210及び211が入力する。デジタル比較器210
及び211は同時に制御部212よりそれぞれ上限音量
に相当するデジタル信号及び下限音量に相当するデジタ
ル信号を入力し、A−D変換器209からの入力と比較
を行う。この比較演算の結果を制御部212によって読
み取り、A−D変換器209の出力が制御部212から
出力した上限と下限との範囲内に入るよう送話音量切替
回路213を制御し、送話音量を調節する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の受話音量自動記
憶切替式電話機は図15のように構成されていたので、
通話時に受話音量のみが自動で調節されるため、相手の
声が聴き取り易いという利点があるものの、送話音量の
自動調節はできず、相手へ送話する音声は回線損失によ
る音量の変化や話者の発声の大きさ、さらには相手電話
機の特性の影響を受け、常に適切な音量で相手に届くも
のではないという問題点があった。この場合、さらに悪
いことには、自身は良好な音量で聴き取れるため、相手
側にも当然良好に送話音声が伝わっているものと思い込
み、回線状態等が悪い場合でも何の配慮もすることなく
送話してしまい、相手にしてみればかえって聴き取りに
くくなるという問題点があった。
【0008】また、受話音量の自動切替は、電話機内部
のメモリに記憶された、ワンタッチダイヤル、短縮ダイ
ヤル、リダイヤルにより発呼する場合のみ動作するもの
であり、通常のダイヤルキー押下によるダイヤル番号で
の発呼の際には該自動切替機能を利用できないという問
題点があった。さらに、電話機が内蔵するメモリの容量
には制限があるため、記憶できるダイヤル番号と音量デ
ータの数は限られてしまい、不要なデータによりメモリ
容量を飽和にしてしまう反面、必要なデータがメモリに
記憶できなくなるという問題点があった。
【0009】さらに、音量の自動切替機能は、発呼時の
み動作するものであって、着呼による通話の場合には、
その都度適切な音量を切替スイッチにより操作して模索
しなければならないという問題点があった。また、着呼
による通話時に音量切替をしても、次回同じ通話相手に
対して発呼する場合、相手先のダイヤル番号がメモリに
記憶されていないから、前回調節された音量に自動調節
することができないという問題点があった。
【0010】また、従来の送話音量自動切替式電話機は
図16のように構成されていたので、送話側において話
者の音声の大小差を補正することはできるものの、電話
回線の損失による送話音声の変化及び相手電話機の特性
を補正することはできず、通話相手により相手の聴き取
る音量に差が生じるという問題点があった。
【0011】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたものであり、ワンタッチダイヤル、短縮
ダイヤル、リダイヤル等による発呼の際、受話音量のみ
でなく、送話音量も自動的に適正なレベルに調節可能な
電話機を得ることを第1の目的とする。また、通常のダ
イヤルキーによりダイヤル番号を入力し発呼した場合で
も、送話音量及び受話音量を自動的に適正なレベルに調
節可能な電話機を得ることを第2の目的とする。
【0012】また、ダイヤル番号がメモリに記録されて
いない場合には、そのダイヤル番号と送話音量設定値及
び受話音量設定値とを自動的にメモリに記憶できる電話
機を得ることを第3の目的とする。また、ダイヤル番号
と送話及び受話音量データとの組の記憶数が増加し、メ
モリの容量をオーバーする可能性が生じると、発呼頻度
に依存して必要なデータを保存し、不要なデータを自動
的に破棄することによりメモリの有効利用が可能な電話
機を得ることを第4の目的とする。
【0013】また、発呼した場合のみでなく、着呼して
開始された通話時おいても、送話音及び受話音の音量を
自動調節できる電話機を得ることを第5の目的とする。
また、ダイヤル番号と送話及び受話音量データとの組の
記憶数が増加し、メモリの容量をオーバーする可能性が
生じると、発呼と着呼との頻度に依存して必要なデータ
を保存し、不要なデータを自動的に破棄することにより
メモリの有効利用が可能な電話機を得ることを第6の目
的とする。また、着呼により開始された通話の相手に対
して次回発呼する際、受話音量及び送話音量を自動的に
適正なレベルに調節可能な電話機を得ることを第7の目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係る送受話音
量自動記憶調節式電話機は、送話音量を調節する送話音
量調節手段と、受話音量を調節する受話音量調節手段
と、ダイヤル番号並びにこのダイヤル番号に対応する送
話音量設定値及び受話音量設定値を記憶するメモリと、
このメモリに記憶されたダイヤル番号を発呼する際に該
ダイヤル番号に対応した送話音量設定値及び受話音量設
定値に基づき送話音量調節手段及び受話音量調節手段を
自動制御する音量制御手段と、通話中に送話音量調節手
段又は受話音量調節手段によって外部から音量調節が行
われると、メモリに記憶されていた送話音量設定値又は
受話音量設定値を更新するよう制御する記憶制御手段と
を備えたものである。
【0015】また、発呼時にダイヤル番号を入力するダ
イヤルキーと、送話音量を調節する送話音量調節手段
と、受話音量を調節する受話音量調節手段と、ダイヤル
番号並びにこのダイヤル番号に対応する送話音量設定値
及び受話音量設定値を記憶するメモリと、ダイヤルキー
から入力されたダイヤル番号を発呼した場合、このダイ
ヤル番号と一致するダイヤル番号をメモリから検索する
検索手段と、検索した結果、一致するダイヤル番号が前
記メモリに記憶されている場合には、メモリに記憶され
た該ダイヤル番号に対応する送話音量設定値及び受話音
量設定値に基づき送話音量調節手段及び受話音量調節手
段を自動制御する音量制御手段とを備えたものである。
【0016】また、検索手段による検索の結果、一致す
るダイヤル番号がメモリに記憶されていない場合には、
該ダイヤル番号並びにこのダイヤル番号による通話時に
設定された送話音量設定値又は受話音量設定値を新規に
メモリに記憶する記憶制御手段を備えたものである。ま
た、メモリに記憶されているダイヤル番号毎の発呼頻度
を計数する発呼頻度計数手段と、この発呼頻度に基づき
メモリに記憶されているダイヤル番号及びこれに対応す
るデータの削除を行い、メモリの新規のデータ記憶容量
を確保するメモリ入換制御手段とを備えたものである。
【0017】また、ダイヤル番号を入力する入力手段
と、送話音量を調節する送話音量調節手段と、受話音量
を調節する受話音量調節手段と、ダイヤル番号並びにこ
のダイヤル番号に対応する送話音量設定値及び受話音量
設定値を記憶するメモリと、メモリに記憶されているダ
イヤル番号を着呼による通話時に入力手段により入力す
ると、該ダイヤル番号に対応してメモリに記憶された送
話音量設定値及び受話音量設定値に基づき送話音量調節
手段及び受話音量調節手段を自動制御する音量制御手段
とを備えたものである。
【0018】また、メモリに記憶されたダイヤル番号を
着呼による通話時に入力手段により入力すると、メモリ
に記憶された該ダイヤル番号に対応する送話音量設定値
及び受話音量設定値に基づき送話音量調節手段及び受話
音量調節手段を自動制御する音量制御手段と、入力した
ダイヤル番号がメモリに記憶されていない場合には、該
ダイヤル番号並びにこのダイヤル番号による通話時に設
定された送話音量設定値又は受話音量設定値をメモリに
記憶する記憶制御手段と、メモリに記憶されているダイ
ヤル番号毎の通話頻度を計数する通話頻度計数手段と、
この通話頻度に基づきメモリに記憶されているダイヤル
番号及びこれに対応するデータの削除を行い新規のデー
タ記憶容量を確保するメモリ入換制御手段とを備えたも
のである。
【0019】また、ダイヤル番号を入力する入力手段
と、送話音量を調節する送話音量調節手段と、受話音量
を調節する受話音量調節手段と、ダイヤル番号並びにこ
のダイヤル番号に対応する送話音量設定値及び受話音量
設定値を記憶するメモリと、メモリに記憶されていない
ダイヤル番号を着呼による通話時に入力手段により入力
すると、該ダイヤル番号並びにこのダイヤル番号による
通話時に設定された送話音量設定値又は受話音量設定値
をメモリに記憶する記憶制御手段とを備えたものであ
る。
【0020】
【作用】この発明における送受話音量自動記憶調節式電
話機は、メモリに記憶されたダイヤル番号を発呼する
と、音量制御手段により送話音量及び受話音量が、メモ
リに該ダイヤル番号と対に記憶された送話音量設定値及
び受話音量設定値に自動的に設定される。また、通話中
に送話音量調節手段または受話音量調節手段によって送
話音量または受話音量の調節が行われると、記憶制御手
段によりメモリに記憶されていた送話音量設定値または
受話音量設定値を更新する。
【0021】また、ダイヤルキーによりダイヤル番号を
入力し発呼すると、検索手段によりメモリ内に同一のダ
イヤル番号が記憶されているか否かの検索が行われ、記
憶されている場合には、音量制御手段により、該ダイヤ
ル番号と対にメモリに記憶された送話音量設定値及び受
話音量設定値に送話音量及び受話音量を設定する。ま
た、ダイヤルキーによりダイヤル番号を入力し発呼する
と、検索手段によりメモリ内に同一のダイヤル番号が記
憶されているか否かの検索が行われ、記憶されていない
場合には、記憶制御手段により該ダイヤル番号並びにこ
のダイヤル番号による通話時に設定された送話音量設定
値又は受話音量設定値をメモリに記憶する。
【0022】また、発呼頻度計数手段によりメモリに記
憶されている各ダイヤル番号毎の発呼頻度が計数され、
発呼頻度計数手段により計数された発呼頻度に基づいて
メモリ入換制御手段が発呼頻度の低いダイヤル番号のデ
ータをメモリから削除し、新規のデータの記憶容量を確
保する。また、着呼による通話時に入力手段により、予
めメモリに記憶されているダイヤル番号を入力すると、
音量制御手段により送話音量及び受話音量が、該ダイヤ
ル番号と対にメモリに記憶された送話音量設定値及び受
話音量設定値に設定される。
【0023】また、通話頻度計数手段によりメモリに記
憶されている各ダイヤル番号毎の発呼頻度及び着呼頻度
が計数され、通話頻度計数手段により計数された発呼頻
度及び着呼頻度に基づいてメモリ入換制御手段が発呼及
び着呼頻度の低いダイヤル番号のデータをメモリから削
除し、新規のデータの記憶容量を確保する。また、予め
メモリに記憶されていないダイヤル番号を、着呼による
通話時に入力手段により入力すると、記憶制御手段によ
り、該ダイヤル番号並びにこのダイヤル番号による通話
時に設定された送話音量設定値又は受話音量設定値をメ
モリに記憶する。
【0024】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図1はこの発明における送受話音量自動記憶調節式
電話機を示すブロック図であり、図1において、1は電
話機本体、2及び3は電話局線、4は電話局線2及び3
と接続されたダイオードブリッジ、5は通話の開始・終
了を検出するフックスイッチ、6はダイオードブリッジ
4及びフックスイッチ5と接続され、電話局線2及び3
との回線接続・遮断状態を切り替える回線閉結部、7は
回線閉結部6と接続され2線−4線変換を行う通話回路
部、8は通話回路部7と接続されたDTMF信号発生器
である。
【0025】9はハンドセット内部に収納されたマイク
ロホン、10は同じくハンドセット内部に収納された受
話レシーバ、11は通話回路部7と接続された受話音量
調節回路、12は受話音量調節回路11と受話レシーバ
10とに接続された受話レシーバアンプ、13はマイク
ロホン9に接続された送話音量調節回路、14は送話音
量調節回路13と通話回路部7とに接続された送話マイ
クアンプである。15はこの電話機を制御する制御部
で、受話音量調節回路11及び送話音量調節回路13を
制御する音量制御手段15a及び後述のメモリ18から
の呼出し並びにメモリ18への記憶を行う記憶制御手段
15bを内蔵している。
【0026】16はワンタッチダイヤル、短縮ダイヤ
ル、リダイヤル等を含むファンクションキーパッド、1
7は0〜9、*、#からなるダイヤルキーパッド、18
はワンタッチダイヤル、短縮ダイヤル、リダイヤルの各
ダイヤル番号と、このダイヤル番号毎に対応した送話音
量設定値及び受話音量設定値の各データとを記憶するメ
モリ、19は送話音量の増減を指示操作するための送話
音量調節ボタン、20は受話音量の増減を指示操作する
ための受話音量調節ボタンである。また、上記ファンク
ションキーパッド16とダイヤルキーパッド17とで入
力手段を構成している。
【0027】上記のように構成された電話機の一般的な
動作について説明する。フックスイッチ5によってハン
ドセットのオフフック及びオンフックが検出されると共
に回線閉結部6の開閉制御が行われ、これらの情報は制
御部15へと伝達される。ファンクションキーパッド1
6からの入力に従って制御部15は回線閉結部6及びD
TMF信号発生器8を制御して選択信号を送出する。そ
の際、記憶制御手段15bは、メモリ18からのデータ
の読み出しと書き込みを行う。メモリ18の内部にはダ
イヤル番号データと組になる送話音量設定値及び受話音
量設定値の各データが記憶されている。
【0028】また、音量制御手段15aは、選択信号送
出と共に送出したメモリ18にダイヤル番号と組になっ
て記憶された送受話音量設定値のデータに従って、送話
音量調節回路13及び受話音量調節回路11を制御し
て、送話・受話音量をそれぞれ適正な音量に調節する。
各音量は、送話音量調節ボタン19または受話音量調節
ボタン20の操作により適正な音量に調節することも可
能である。そして、通話時には通話回路部7が、マイク
ロホン9から入力されて送話アンプ14により増幅され
た送話音声を電話局線2及び3へ送出すると共に、電話
局線2及び3より到来する受話音声を抽出し、受話アン
プ12を介して受話レシーバ10へ送出する。
【0029】尚、通話中に送話音量調節ボタン19また
は受話音量調節ボタン20が操作され、送話音量または
受話音量が変更される場合は、送話音量調節ボタン19
または受話音量調節ボタン20からの操作に従って、音
量制御手段15aが送話音量調節回路13及び受話音量
調節回路11を制御し、通話中の送話音量及び受話音量
を調節すると共に、記憶制御手段15bによりこの新た
に設定された送話音量及び受話音量を、送話音量設定値
及び受話音量設定値として、この通話中のダイヤル番号
に対応するメモリ18内のデータを更新する。
【0030】次にこの実施例における本発明の特徴的な
動作を図2のフローチャートに沿って説明する。S1で
電話機は待機状態にあり、S2でオフフック状態となる
と、ファンクションキー16またはダイヤルキー17か
らの入力待ちとなる。S3でダイヤルキー17が押下さ
れることなく、S4でワンタッチダイヤル、短縮ダイヤ
ル及びリダイヤル等のファンクションキー16からいず
れかのキーが押下されると、S5で記憶制御手段15b
がその押下されたキーに対応してメモリ18に記憶して
いたダイヤル番号のデータを呼出し、制御部15からの
制御に基づいて選択信号を電話局線2及び3に送出す
る。
【0031】このダイヤル番号のメモリ18からの呼び
出しの際、記憶制御手段15bはこのダイヤル番号と組
にメモリ18に記憶された送話音量設定値及び受話音量
設定値の各データも読み出し、このデータに従って、S
6で音量制御手段15aが送話音量調節回路13及び受
話音量調節回路11を制御して送話音量及び受話音量を
調節し、調節された音量で通話状態となる。
【0032】その後、S7で通話中に送話音量調節ボタ
ン19が押下されると、S8でその音量増減指示に従っ
て音量制御手段15aが送話音量調節回路13を制御し
て送話音量を調節する。同様に、S9で通話中に受話音
量調節ボタン20が押下されると、S10でその音量増
減指示に従って音量制御手段15aが受話音量調節回路
11を制御して受話音量を調節する。この一連の動作は
オンフックされるまで継続される。S11でオンフック
されると、S12でオンフック直前の送話音量及び受話
音量を送話音量設定値及び受話音量設定値として、記憶
制御手段15bがメモリ18のメモリデータを更新し、
再びS1の待機状態となる。尚、メモリのデータの更新
は、S8及びS10で音量調節される都度行われる構成
としてもよい。
【0033】一方、S2のオフフック後、ダイヤル待ち
状態において、S3でダイヤルキー16が押下される
と、S13でそのキーに対応した選択信号が制御部15
の制御に基づいて電話局線2及び3へ送出される。その
際、メモリをアクセスしないので、送話音量及び受話音
量の自動調節は行われないが、S14で通話中に送話音
量調節ボタン19が押下されると、S15で音量増減指
示に従って音量制御手段15aが送話音量調節回路13
を制御して送話音量を調節する。また、S16で通話中
に受話音量調節ボタン20が押下されると、S17でそ
の音量増減指示に従って音量制御手段15aが受話音量
調節回路11を制御して受話音量を調節する。この一連
の動作はオンフックされるまで継続される。S18でオ
ンフックされると、再びS1の待機状態となる。
【0034】上記構成によれば、ワンタッチダイヤル、
短縮ダイヤル、リダイヤル等による発呼の際、受話音量
のみでなく、送話音量も自動的に適正なレベルに設定さ
れるから、通話の度に煩わしい操作をしなくても、通話
をする双方にとって適切な音量が得られる。また、通話
中に送話音量及び受話音量を調節すると、自動的にメモ
リのデータが更新されるから、いちいち音量設定値を更
新する操作を必要とせず、通話を重ねていくうちに最適
な音量に設定されていく。また、回線損失や相手電話機
の特性を無視した一律な送話音量の調節と違い、相手毎
に適切な音量に設定していけば、相手側にとっても最適
な音量で受信することが可能になる。
【0035】実施例2.図3は他の発明における送受話
音量自動記憶調節式電話機を示すブロック図、図4は図
3の制御部のより詳細なブロック図である。図におい
て、1〜14及び16〜20までの構成は実施例1と同
様あるいは相当するものであり、同一符号を付してその
説明を省略する。25はこの電話機を制御する制御部
で、図4に示すような、実施例1の音量制御手段並びに
記憶制御手段と同様な動作をする音量制御手段26a並
びに記憶制御手段26b及びダイヤルキーにより入力さ
れたダイヤル番号からメモリ内の同一のダイヤル番号を
検索する検索手段26cのそれぞれの機能を担うCPU
26を内蔵している。
【0036】上記のように構成された電話機の動作につ
いて説明する。フックスイッチ5によってハンドセット
のオフフック及びオンフックが検出されると共に回線閉
結部6の開閉制御が行われ、これらの情報は制御部25
へと伝達される。ファンクションキーパッド16の操作
によるワンタッチダイヤル、短縮ダイヤル等の発呼動作
は実施例1と同様である。ダイヤルキーパッド17の操
作による発呼の場合、ダイヤルキーパッド17からのダ
イヤル番号の入力に従って、制御部25は回線閉結部6
及びDTMF信号発生器8を制御して選択信号を送出す
る。
【0037】その際、記憶制御手段26b及び検索手段
26cを担うCPU26は、ダイヤルキーパッド17に
より入力指示されたダイヤル番号をメモリ18にバッフ
ァリングすると共に、入力されたダイヤル番号とメモリ
18に記憶されたダイヤル番号データとの照合を行い、
一致するダイヤル番号がメモリ18内に存在する場合に
は、メモリ18の内部にそのダイヤル番号データと組に
なって記憶された送話音量設定値及び受話音量設定値の
各データを読み出す。CPU26は音量制御手段26a
も担っており、この読み出した送受話音量設定値のデー
タに従って、送話音量調節回路13及び受話音量調節回
路11を適宜制御して音量を調節し設定する。
【0038】また、一致するダイヤル番号がメモリ18
内に存在しない場合は、バッファリングされたダイヤル
番号とそのダイヤル番号による通話時に設定された送話
音量設定値及び受話音量設定値とを新たにメモリ18に
記憶する。ここで、通話中に受話音量及び送話音量の設
定が何らされない場合は、通話中の受話音量及び送話音
量が既に適正な音量であると判断し、これを送話音量設
定値及び受話音量設定値として記憶する。また、通話中
に送話音量調節ボタン19または受話音量調節ボタン2
0が操作され、送話音量または受話音量が変更された場
合には、この変更された値を新たな設定値としてCPU
26によりメモリ18のデータを更新する。その動作は
実施例1と同様である。
【0039】次にこの実施例における本発明の特徴的な
動作を図5のフローチャートに沿って説明する。S21
で電話機は待機状態にあり、S22でオフフック状態と
なると、ファンクションキー16またはダイヤルキー1
7からの入力待ちとなる。S23でファンクションキー
16が押下されると、S24で制御部25がその押下さ
れたキーに対応してメモリ18に記憶していたダイヤル
番号の選択信号を電話局線2及び3に送出すると共に、
S25で送出したダイヤル番号をバッファリングし、S
26へと進む。一方、S23でファンクションキー16
が押下されない場合は、S26へと進む。
【0040】S26でダイヤルキー17によりダイヤル
番号が押下されると、S27で制御部25がその押下さ
れたキーに対応した選択信号を送出し、S28でS25
と同様にバッファリングしS29へ進む。S26でダイ
ヤルキー17が押下されない場合はS29へ進む。S2
9で検索手段26cがメモリ18内に記憶されたダイヤ
ル番号を検索し、バッファリングされたダイヤル番号と
の照合を行う。その結果、S30でメモリ18内に一致
するダイヤル番号データが存在する場合には、S31で
ダイヤル番号のデータと組でメモリ18に記憶された送
話音量設定値及び受話音量設定値の各音量データを読み
出し、S32でこのデータに従って制御部25が送話音
量調節回路13及び受話音量調節回路11を制御して送
話音量及び受話音量を調節する。
【0041】S29で検索手段26cがダイヤル番号の
検索をした結果、S30でメモリ18内に一致するダイ
ヤル番号データが存在しない場合には、S39でこのダ
イヤル番号による通話中の送話音量及び受話音量を、送
話音量設定値及び受話音量設定値として、制御部25の
記憶制御手段26bがダイヤル番号と共にメモリ18に
新規に記憶し、再びS1の待機状態となる。また、S3
3で通話中に送話音量調節ボタン19が押下されると、
S34でその音量増減指示に従って、制御部25の音量
制御手段26aが送話音量を調節する。この通話中の音
量調節の動作は実施例1と同様である。
【0042】同様にして、S35で通話中に受話音量調
節ボタン20が押下されると、S36でその音量増減指
示に従って、制御部25の音量制御手段26aが受話音
量を調節する。この一連の動作はオンフックされるまで
継続される。S37でオンフックされると、S38でオ
ンフック直前の送話音量及び受話音量を送話音量設定値
及び受話音量設定値として制御部25の記憶制御手段2
6bがメモリ18のメモリデータを更新し、再びS21
の待機状態となる。尚、メモリのデータの更新は、実施
例1と同様、S34及びS36で音量調節される都度行
われる構成としてもよい。
【0043】上記構成によれば、通常のダイヤルキーに
よりダイヤル番号を入力し発呼した場合でも、受話音量
及び送話音量を自動的に適正なレベルに設定できるか
ら、音量の自動調節機能を有効に活用でき、通話の度に
煩わしい操作をしなくても、通話をする双方にとって適
切な音量が得られる。また、その他にも実施例1と同様
な効果が得られる。また、ダイヤルキーによりダイヤル
番号を入力し発呼する場合でもメモリにダイヤル番号及
び音量データをアクセスすることになるから、後述の発
呼頻度を計数する場合にダイヤルキーによる発呼も計数
され、より正確な発呼頻度の計数が可能になる。
【0044】実施例3.図6は他の発明における送受話
音量自動記憶調節式電話機を示すブロック図、図7は図
6の制御部のより詳細なブロック図である。図におい
て、1〜14、16、17、19及び20の構成は実施
例1、2と同様あるいは相当するものであり、同一符号
を付してその説明を省略する。35はこの電話機を制御
する制御部で、実施例2と同様な音量制御手段並びに検
索手段である音量制御手段36a並びに検索手段36
c、メモリからのデータの読み出し並びにメモリへの記
憶を行う記憶制御手段36b、メモリに記憶されるダイ
ヤル番号毎にその発呼頻度を計数する発呼頻度計数手段
36d及びメモリ内のデータの入換を行うメモリ入換制
御手段36eの機能を担うCPU36を内蔵している。
【0045】28はワンタッチダイヤル、短縮ダイヤ
ル、リダイヤル等のファンクションキーに対応する各ダ
イヤル番号と、このダイヤル番号毎に対応した送話音量
設定値及び受話音量設定値の各データと、さらに各ダイ
ヤル番号毎の発呼頻度とを記憶するメモリである。上記
のように構成された電話機の動作について説明する。フ
ァンクションキーパッド16及びダイヤルキーパッド1
7による発呼及びその際の自動音量調節の動作は実施例
2と同様であり、その説明を省略する。また、通話中の
音量調節動作についても実施例2と同様であり、説明を
省略する。
【0046】発呼頻度計数手段36dを備えたCPU3
6を有する制御部35は、メモリ28に記憶されている
ダイヤル番号が発呼される度に、そのダイヤル番号毎に
発呼頻度を計数し、記憶制御手段36bによりメモリ2
8に記憶される。尚、新規にダイヤル番号のデータがメ
モリに記憶される場合には、発呼頻度1が自動的に計数
される。また、制御部35はメモリ入換制御手段36e
を備えているので、新規のダイヤル番号及び送・受話音
量設定値のデータをメモリ28に記憶しようとする際、
メモリ28の空き容量を調べ、メモリに余裕がない場合
は、このメモリ28に記憶されているダイヤル番号毎の
発呼頻度を調べ、発呼頻度の低いものから削除してい
く。この結果、生じるメモリの空き容量に新規のデータ
が記憶される。
【0047】尚、発呼頻度計数手段36d及びメモリ入
換制御手段36eは、発呼頻度のみならず、発呼頻度に
時間的な係数を掛け、同一の発呼頻度であれば最近に近
い時間のデータの比重を高め、長期間使用していないデ
ータから削除するよう構成すると、より実使用に合った
ものとなる。即ち、メモリ28には発呼頻度と共に発呼
を行った時間の情報を記憶させ、発呼頻度計数手段36
dが発呼頻度と時間情報とに基づいて発呼頻度に時間的
な重みを付け、同一の発呼頻度であればより最近に発呼
されているデータを残し、より長期間使用されていない
データを削除する。
【0048】次にこの実施例における本発明の特徴的な
動作を図8のフローチャートに沿って説明する。S41
で電話機は待機状態にあり、S42でオフフック状態と
なると、ファンクションキー16またはダイヤルキー1
7からの入力待ちとなる。S43でファンクションキー
16が押下されると、S44でその押下されたキーに対
応して制御部35がメモリ28に記憶していたダイヤル
番号の選択信号を電話局線2、3に送出すると共に、S
45で送出したダイヤル番号をバッファリングし、S4
6へと進む。S43でファンクションキー16が押下さ
れない場合はS46へと進み、S46でダイヤルキー1
7によりダイヤル番号が押下されると、S47で制御部
35がその押下されたキーに対応した選択信号を送出
し、S48でS45と同様にバッファリングしS49へ
進む。
【0049】S46でダイヤルキー17が押下されない
場合はS49へ進む。S49で制御部35の検索手段3
6cがメモリ28内に記憶されたダイヤル番号を検索
し、バッファリングされたダイヤル番号との照合を行
う。その結果、S50でメモリ28内に一致するダイヤ
ル番号データが存在する場合には、S51で制御部35
の記憶制御手段36bがダイヤル番号のデータと組でメ
モリ28に記憶された送話音量設定値及び受話音量設定
値の各音量データを読み出し、S52でこのデータに従
って、制御部35の音量制御手段36aが送話音量調節
回路13及び受話音量調節回路11を制御して送話音量
及び受話音量を調節しS53へ進む。
【0050】S49でダイヤル番号の検索をした結果、
S50でメモリ28内に一致するダイヤル番号データが
存在しない場合には、S60で制御部35のメモリ入換
制御手段36eが新規のデータとしてダイヤル番号及び
このダイヤル番号と組になる送話・受話の音量設定値の
各データをメモリ28に記憶するための空き容量がある
か否かを調べる。メモリ28に新規データを記憶する余
裕がない場合は、S61でダイヤル番号と組になってメ
モリ28に記憶されている発呼頻度のデータから、発呼
頻度が最低のものを選択し、S62でこの選択されたダ
イヤル番号及びこれに対応する送話・受話の音量設定値
のデータを削除する。
【0051】尚、前述したように、発呼頻度に時間的な
係数を掛ける場合には、この係数を掛けた値が最低とな
るデータを削除する。そしてS63でこの結果生じるメ
モリ28の空き容量を確保し、この空き容量に記憶制御
手段36bが新たにダイヤル番号及びこれに対応する送
話・受話の音量設定値のデータを記憶する。次に、S5
3で通話中に送話音量調節スイッチ19が押下される
と、S54でその音量増減指示に従って制御部35が送
話音量を調節する。
【0052】同様にして、S55で通話中に受話音量調
節スイッチ20が押下されると、S56でその音量増減
指示に従って制御部35が受話音量を調節する。この一
連の動作はオンフックされるまで継続される。S57で
オンフックされると、S58でオンフック直前の送話音
量及び受話音量を送話音量設定値及び受話音量設定値と
して制御部35がメモリ28のメモリデータを更新し、
再びS41の待機状態となる。尚、メモリのデータの更
新がデータの消去を伴う場合は、その旨を表示しデータ
の消去による更新をするか否か選択させる構成とすると
誤って必要なデータを消去してしまうことを防止でき
る。
【0053】上記構成によれば、ダイヤル番号と送話及
び受話音量データとの組の記憶数が増加し、メモリの容
量をオーバーする可能性が生じると、発呼頻度に依存し
て不要なデータを自動的に破棄し、必要なデータを保存
することによりメモリの有効利用が可能になる。また、
その他にも実施例1及び2と同様な効果が得られる。ま
た、本実施例の構成によれば、ダイヤルキーによりダイ
ヤル番号を入力し発呼する場合でもメモリにダイヤル番
号及び音量データをアクセスすることになるから、発呼
頻度を計数する場合にダイヤルキーによる発呼も計数さ
れ、より正確な発呼頻度の計数が可能になる。
【0054】実施例4.図9は他の発明における送受話
音量自動記憶調節式電話機を示すブロック図、図10は
図9の制御部のより詳細なブロック図である。図におい
て、1〜14及び16〜20までの構成は実施例1〜3
と同様あるいは相当するものであり、同一符号を付して
その説明を省略する。45はこの電話機を制御する制御
部で、図10に示すように、実施例1の音量制御手段及
び記憶制御手段と同様な動作をする音量制御手段46a
及び記憶制御手段46bの機能を担うCPU46を内蔵
している。22は電話局線2及び3を介して送られてく
る呼出信号を検出し、その検出結果を制御部45へと出
力する呼出信号検出回路である。
【0055】上記のように構成された電話機の動作につ
いて説明する。ファンクションキーパッド16及びダイ
ヤルキーパッド17からなる入力手段による発呼及びそ
の際の自動音量調節並びにその記憶の動作は実施例2と
同様であり、その説明を省略する。また、通話中の音量
調節動作及びその記憶についても実施例2と同様であ
り、説明を省略する。呼出信号検出回路22は、電話局
線2及び3から到来する呼出信号を検出すると、その旨
制御部45へ伝達し、制御部45はその後行われる自身
の電話機のオフフック動作が、発呼しようとするものか
或は着呼によるものかの判断を行うことができる。
【0056】呼出信号検出回路22で呼出信号を検出し
た場合の通話時、即ち着呼による通話時に、ファンクシ
ョンキー16またはダイヤルキー17の入力手段により
電話をかけてきた相手先のダイヤル番号が入力される
と、制御部45は選択信号を電話局線2及び3に送るこ
となく、ハンドセットからの通話回路7を電話局線2及
び3と閉結したまま、入力されたダイヤル番号とメモリ
18に記憶されたダイヤル番号データとの照合を行う。
そして、一致するダイヤル番号がメモリ18内に存在す
る場合には、メモリ18の内部にそのダイヤル番号デー
タと組になって記憶されている送話音量設定値及び受話
音量設定値の各データを読み出す。
【0057】制御部45の音量制御手段46aは、この
読み出した送・受話音量設定値のデータに従って、送話
音量調節回路13及び受話音量調節回路11を制御して
通話中の送話音量及び受話音量を適正な音量に調節す
る。また、通話中に送話音量調節スイッチ19と受話音
量調節スイッチ20が操作され、送話音量または受話音
量が変更された場合には、この変更された値を新たな設
定値として制御部45によりメモリ18のデータを更新
する。
【0058】また、一致するダイヤル番号がメモリ18
内に存在しない場合は、バッファリングされたダイヤル
番号とそのダイヤル番号による通話時に設定された送話
音量設定値及び受話音量設定値とを新たにメモリ18に
記憶する。ここで、通話中に受話音量及び送話音量の設
定が何らされない場合は、通話中の受話音量及び送話音
量が既に適正な音量であると判断し、これを送話音量設
定値及び受話音量設定値として記憶する。尚、記憶のタ
イミングは設定値の変更が行われる都度、リアルタイム
に記憶が行われる構成でも、オンフック直前の音量を設
定値として記憶される構成でも可能である。
【0059】次にこの実施例における本発明の特徴的な
着呼時の動作を図11のフローチャートに沿って説明す
る。S71で電話機は待機状態にあり、呼出信号の監視
を行っている。S72で呼出信号検出回路22により呼
出信号が検出されないときにS73でオフフックされた
場合、発呼を目的としてハンドセットが取り上げられた
ものと制御部45が判断し、S74以下の動作に移る。
S73でオフフックされると、ファンクションキー16
及びダイヤルキー17からなる入力手段からの入力待ち
となる。
【0060】S74でダイヤルキー17以外のワンタッ
チダイヤル、短縮ダイヤル、リダイヤル等のファンクシ
ョンキー16が押下されると、S75でその押下された
キーに対応して制御部45がメモリ18内に記憶してい
たダイヤル番号の選択信号を電話局線2及び3に送出す
ると共に、S76で送出したダイヤル番号をバッファリ
ングし、S77へと進む。S74でファンクションキー
が押下されない場合はそのままS77へ進む。そして、
S77でダイヤルキー17が押下されると、S78で制
御部45がそのキーに対応した選択信号を送出し、S7
9で送出したダイヤル番号をバッファリングする。
【0061】S80で制御部45がメモリ18内に記憶
されたダイヤル番号を検索し、バッファリングされたダ
イヤル番号との照合を行う。その結果、S81でバッフ
ァリングされたダイヤル番号と一致するダイヤル番号デ
ータがメモリ18内に存在する場合には、S82でダイ
ヤル番号のデータと組でメモリ18に記憶された送話音
量設定値及び受話音量設定値の各音量データを制御部4
5の記憶制御手段46bが読み出し、S83でこのデー
タに従って、制御部45の音量制御手段46aが送話音
量調節回路13及び受話音量調節回路11を制御して送
話音量及び受話音量を調節しS85へと進む。
【0062】S80でダイヤル番号の検索をした結果、
S81でメモリ18内に一致するダイヤル番号データが
存在しない場合には、S84でこのダイヤル番号による
通話中の現時点における送話音量及び受話音量を、送話
音量設定値及び受話音量設定値として、制御部45の記
憶制御手段46aが該ダイヤル番号と共にメモリ18に
新規に記憶する。さらに、S85で通話中に送話音量調
節スイッチ19が押下されると、S86でその音量増減
指示に従って、制御部45の音量制御手段46aが送話
音量調節回路13及び受話音量調節回路11を制御し
て、送話音量及び受話音量を調節する。
【0063】同様に、S87で通話中に受話音量調節ス
イッチ20が押下されると、S88でその音量増減指示
に従って、制御部45の音量制御手段46aが送話音量
調節回路13及び受話音量調節回路11を制御して、送
話音量及び受話音量を調節する。この一連の動作はオン
フックされるまで継続される。そして、S89でオンフ
ックされると、再びS71の待機状態となる。その際、
S89でオフフックされた場合に、実施例2のようにオ
ンフック直前の送話音量及び受話音量を送話音量設定値
及び受話音量設定値として制御部45がメモリ18のメ
モリデータを更新してから待機状態となる。
【0064】一方、S72で呼出信号検出回路22によ
り呼出信号が検出されているときにS90でオフフック
された場合、着呼による通話を目的としてハンドセット
が取り上げられたものと制御部45が判断し、S91以
下の動作に移る。S90でオフフックされると、ファン
クションキー16及びダイヤルキー17からなる入力手
段から電話をかけてきた相手先のダイヤル番号の入力待
ちとなる。S91でダイヤルキー17以外のワンタッチ
ダイヤル、短縮ダイヤル、リダイヤル等のファンクショ
ンキー16が押下されると、S92でその押下されたキ
ーに対応して制御部45がメモリ18内に記憶していた
ダイヤル番号をバッファリングする。ただし、その際に
選択信号を電話局線2及び3に送出することは行わな
い。
【0065】また、S93でダイヤルキー17が押下さ
れると、S94で制御部45がダイヤルキー17により
入力されたダイヤル番号をバッファリングする。この場
合も選択信号を電話局線に送出することは行わない。次
にS95で制御部45がメモリ18内に記憶されたダイ
ヤル番号を検索し、上記バッファリングされたダイヤル
番号との照合を行う。その結果、S96でメモリ18内
に一致するダイヤル番号データが存在する場合には、S
97で記憶制御手段46bがダイヤル番号のデータと組
でメモリ18に記憶された送話音量設定値及び受話音量
設定値の各音量データを読み出し、S98でこのデータ
に従って、制御部45の音量制御手段46aが送話音量
調節回路13及び受話音量調節回路11を制御して送話
音量及び受話音量を調節する。
【0066】S95でダイヤル番号の検索をした結果、
S96でメモリ18内に一致するダイヤル番号データが
存在しない場合には、S99でこのダイヤル番号による
通話中の現時点での送話音量及び受話音量を、送話音量
設定値及び受話音量設定値として、制御部45の記憶制
御手段46bがダイヤル番号と共にメモリ18に新規に
記憶する。さらに、S100で通話中に送話音量調節ス
イッチ19が押下されると、S101でその音量増減指
示に従って、制御部45の音量制御手段46aが送話音
量調節回路13及び受話音量調節回路11を制御して送
話音量及び受話音量を調節する。
【0067】同様に、S102で通話中に受話音量調節
スイッチ20が押下されると、S103でその音量増減
指示に従って、制御部45の音量制御手段46aが送話
音量調節回路13及び受話音量調節回路11を制御して
送話音量及び受話音量を調節する。この一連の動作はオ
ンフックされるまで継続される。S104でオンフック
されると、再びS71の待機状態となる。この場合もS
104でオフフックされた場合に、実施例2のようにオ
ンフック直前の送話音量及び受話音量を送話音量設定値
及び受話音量設定値として、制御部45がメモリ18の
メモリデータを更新してから待機状態となる。
【0068】上記構成によれば、発呼した場合のみでな
く、既にメモリにデータが記憶されている相手からの着
呼により開始された通話時おいても、送話音量及び受話
音量が自動調節され、さらに、メモリにデータが記憶さ
れていない相手からの着呼により開始された通話の相手
に対して次回発呼する際、前回の通話時のデータに基づ
いて受話音量及び送話音量を自動的に適正なレベルに調
節可能になる。また、その他にも実施例1〜3の構成と
適宜組み合わせることにより各実施例で得られる効果と
同様な効果が得られる。
【0069】実施例5.図12は他の発明における送受
話音量自動記憶調節式電話機を示すブロック図であり、
図13は図12の制御部のより詳細なブロック図であ
る。図において、1〜14及び16、17、19、2
0、22の構成は実施例1〜4と同様あるいは相当する
ものであり、同一符号を付してその説明を省略する。5
5はこの電話機を制御する制御部で、図13に示すよう
に、実施例3の音量制御手段、記憶制御手段並びに検索
手段と同様な動作をする音量制御手段56a、記憶制御
手段56b並びに検索手段56c、メモリに記憶される
ダイヤル番号毎にその通話頻度を計数する通話頻度計数
手段56d及びメモリ内のデータの入換を行うメモリ入
換制御手段56eの機能を担う機能を担うCPU56を
内蔵している。
【0070】28はワンタッチダイヤル、短縮ダイヤ
ル、リダイヤル等の各ダイヤル番号と、このダイヤル番
号毎に対応した送話音量設定値及び受話音量設定値の各
データと、さらに各ダイヤル番号毎の発呼頻度及び着呼
頻度とを記憶するメモリであり、メモリ28は実施例3
の場合と比し、発呼頻度のみならず着呼頻度をも記憶す
るが、その記憶制御は制御部55の記憶制御手段56b
が担っており、メモリ28には発呼頻度と着呼頻度との
合計を通話頻度として単純にその数を記憶しているに過
ぎないので、その構成は実施例3のメモリと同一のもの
が使用可能である。また、単に通話頻度としてまとめて
係数し、記憶してもよい。
【0071】上記のように構成された電話機の動作につ
いて説明する。ファンクションキーパッド16及びダイ
ヤルキーパッド17からなる入力手段による発呼及びそ
の際の自動音量調節並びにその記憶の動作は実施例2と
同様であり、その説明を省略する。また、通話中の音量
調節動作及びその記憶についても実施例2及び3と同様
であり、説明を省略する。呼出信号検出回路22は、電
話局線2及び3から到来する呼出信号を検出すると、そ
の旨制御部55へ伝達し、制御部55はその後行われる
自身の電話機のオフフック動作が、発呼しようとするも
のか或は着呼によるものかの判断を行うことができる。
【0072】呼出信号検出回路22で呼出信号を検出し
た場合の通話時、即ち着呼による通話時に、ファンクシ
ョンキー16またはダイヤルキー17の入力手段により
ダイヤル番号が入力されると、制御部55は選択信号を
電話局線2及び3に送ることなく、ハンドセットからの
通話回路7を電話局線2及び3と閉結したまま、検索手
段56cが入力されたダイヤル番号とメモリ28に記憶
されたダイヤル番号データとの照合を行う。そして、一
致するダイヤル番号がメモリ28内に存在する場合に
は、メモリ28の内部にそのダイヤル番号データと組に
なって記憶されている送話音量設定値及び受話音量設定
値の各データを記憶制御手段56bが読み出す。
【0073】制御部55の音量制御手段56aは、この
読み出した送受話音量設定値のデータに従って、送話音
量調節回路13及び受話音量調節回路11を制御して、
通話中の送話音量及び受話音量を適正な音量に調節す
る。通話頻度計数手段56d及び記憶制御手段56b
は、そのダイヤル番号の着呼頻度1を通話頻度として計
数し、メモリ28にこのダイヤル番号のデータ共に記憶
する。記憶のタイミングは通話が行われる都度行う構成
でも、オンフック時にオンフック直前の音量を音量設定
値として記憶する際に、同時に記憶する構成でも可能で
ある。
【0074】また、検索手段56cによる検索の結果、
一致するダイヤル番号がメモリ28内に存在しない場合
は、バッファリングされたダイヤル番号とそのダイヤル
番号による通話時に設定された送話音量設定値及び受話
音量設定値とを新たにメモリ28に記憶する。このよう
に新規にダイヤル番号のデータがメモリに記憶される場
合には、通話頻度1が自動的に計数される。ここで、通
話中に受話音量及び送話音量の設定が何らされない場合
は、通話中の受話音量及び送話音量が既に適正な音量で
あると判断し、記憶制御手段56bは、これを送話音量
設定値及び受話音量設定値として記憶する。
【0075】また、通話中に送話音量調節スイッチ19
と受話音量調節スイッチ20が操作されると、この操作
に基づいて音量制御手段56aが送話音量調節回路13
または受話音量調節回路11を制御して、通話中の送話
音量または受話音量を適正な音量に変更し調節すると共
に、この変更された値を新たな音量設定値のデータとし
て制御部55の記憶制御手段56bによりメモリ28の
データを更新する。この場合において、新規のダイヤル
番号及び音量設定値のデータをメモリ28に記憶しよう
とする際、制御部55のメモリ入換制御手段56eがメ
モリ28の空き容量を調べ、メモリに余裕がない場合
は、このメモリ28に記憶されているダイヤル番号毎の
通話頻度を調べ、通話頻度の低いものから削除してい
く。そして、この結果生じるメモリの空き容量に、記憶
制御手段56bによって新規のデータを記憶する。
【0076】尚、通話頻度計数手段56d及びメモリ入
換制御手段56eは、通話頻度のみならず、これら通話
頻度に時間的な係数を掛け、同一の通話頻度であれば最
近に近い時間のデータの比重を高め、長期間使用してい
ないデータから削除するよう構成すると、より実使用に
合ったものとなる。即ち、メモリ28には通話頻度と共
に通話を行った時間の情報を記憶させ、通話頻度計数手
段56dが通話頻度と時間情報とに基づいて通話頻度に
時間的な重みを付け、同一の通話頻度であればより最近
に通話されているデータを残し、より長期間使用されて
いないデータを削除する。
【0077】次にこの実施例における本発明の特徴的な
動作を図14のフローチャートに沿って説明する。S1
11で電話機は待機状態にあり、呼出信号の監視を行っ
ている。S112で呼出信号検出回路22によって呼出
信号が検出されることなく、S113でオフフックされ
た場合、発呼を目的としてハンドセットが取り上げられ
たものと制御部55が判断し、S114以下の動作に移
る。S113でオフフックされると、ファンクションキ
ー16及びダイヤルキー17からなる入力手段からの入
力待ちとなる。
【0078】S114でダイヤルキー17以外のワンタ
ッチダイヤル、短縮ダイヤル、リダイヤル等のファンク
ションキー16が押下されると、S115でその押下さ
れたキーに対応して制御部55の記憶制御手段56bが
メモリ28内に記憶されているダイヤル番号を読み出
し、制御部55はこの読み出したダイヤル番号の選択信
号を電話局線2及び3に送出すると共に、S116で送
出したダイヤル番号をバッファリングしS117へ進
む。S114でファンクションキー16が押下されない
場合はそのままS117へ進む。
【0079】また、S117でダイヤルキー17が押下
されると、S118で制御部55がそのキーに対応した
選択信号を送出し、S119で送出したダイヤル番号を
バッファリングする。そして、S120で制御部55の
検索手段56cがメモリ28内に記憶されたダイヤル番
号を検索し、バッファリングされたダイヤル番号との照
合を行う。その結果、S121でメモリ28内にバッフ
ァリングされたダイヤル番号と一致するダイヤル番号デ
ータが存在する場合には、S122で記憶制御手段56
bがダイヤル番号のデータと組でメモリ28に記憶され
た送話音量設定値及び受話音量設定値の各音量データを
読み出し、S123でこのデータに従って、制御部55
の音量制御手段56aが送話音量調節回路13及び受話
音量調節回路11を制御して送話音量及び受話音量を調
節する。
【0080】S120で検索手段56cによってダイヤ
ル番号の検索をした結果、S121でメモリ28内に一
致するダイヤル番号データが存在しない場合には、S1
24で制御部55のメモリ入換制御手段36eが、新規
のデータとしてダイヤル番号及びこのダイヤル番号と組
になる送話・受話の音量設定値のデータをメモリ28に
記憶するための空き容量があるか否かを調べる。メモリ
28に新規データを記憶する余裕がない場合は、S12
5でダイヤル番号と組になってメモリ28に記憶されて
いる通話頻度のデータから、この通話頻度が最低のもの
を選択し、S126でこの選択されたダイヤル番号及び
これに対応する送話・受話の音量設定値のデータを削除
する。
【0081】そしてS127でこの結果生じるメモリ2
8の空き容量に、制御部55の記憶制御手段56bが、
新たにダイヤル番号及びこれに対応する送話音量設定値
並びに受話音量設定値の各データを記憶しS128へと
進む。尚、S124でメモリ容量に空きがある場合に
は、実施例2と同様にしてそのまま記憶させればよいか
ら、S127へと進む。S128で通話中に送話音量調
節スイッチ19が押下されると、S129でその音量増
減指示に従って、制御部55の音量制御手段56aが送
話音量調節回路13及び受話音量調節回路11を制御し
て、通話中の送話音量及び受話音量を適正な音量に調節
する。
【0082】同様に、S130で通話中に受話音量調節
スイッチ20が押下されると、S131でその音量増減
指示に従って、制御部55の音量制御手段56aが送話
音量調節回路13及び受話音量調節回路11を制御し
て、通話中の送話音量及び受話音量を適正な音量に調節
する。この一連の動作はオンフックされるまで継続され
る。S132でオンフックされると、S133で制御部
55の通話頻度係数手段56eが通話頻度数を1だけ増
加させ、S134でオンフック直前の送話音量及び受話
音量を送話音量設定値及び受話音量設定値として通話頻
度のデータと共に制御部55の記憶制御手段56bがメ
モリ28のメモリデータを更新し、再びS111の待機
状態となる。
【0083】一方、S112で呼出信号検出手段22に
よって呼出信号が検出されているときにS135でオフ
フックされた場合、着呼による通話を目的としてハンド
セットが取り上げられたものと制御部55が判断し、S
136以下の動作に移る。S135でオフフックされる
と、ファンクションキー16及びダイヤルキー17から
なる入力手段から電話をかけてきた相手先のダイヤル番
号の入力待ちとなる。S136でダイヤルキー17以外
のワンタッチダイヤル、短縮ダイヤル、リダイヤル等の
ファンクションキー16が押下されると、S137でそ
の押下されたキーに対応して制御部55がメモリ28内
に記憶していたダイヤル番号をバッファリングする。た
だし、その際に選択信号を電話局線に送出することは行
わない。
【0084】また、S138でダイヤルキー17が押下
されると、S139で制御部55がダイヤルキー17に
より入力されたダイヤル番号をバッファリングする。こ
の場合も選択信号を電話局線に送出することは行わな
い。次にS140で制御部55の検索手段56cがメモ
リ28内に記憶されたダイヤル番号を検索し、上記バッ
ファリングされたダイヤル番号との照合を行う。その結
果、S141でメモリ28内に一致するダイヤル番号デ
ータが存在する場合には、S142で記憶制御手段56
bが、ダイヤル番号のデータと組でメモリ28に記憶さ
れた送話音量設定値及び受話音量設定値の各音量データ
を読み出し、S143でこのデータに従って、制御部5
5の音量制御手段56aが送話音量調節回路13及び受
話音量調節回路11を制御して、送話音量及び受話音量
を調節する。
【0085】S140で検索手段56cがダイヤル番号
の検索をした結果、S141でメモリ28内に一致する
ダイヤル番号データが存在しない場合には、S144で
制御部55のメモリ入換制御手段56eが、新規のデー
タとしてダイヤル番号及びこのダイヤル番号と組になる
送話・受話の音量設定値のデータをメモリ28に記憶す
るための空き容量があるか否かを調べる。メモリ28に
新規データを記憶する余裕がない場合は、S145でダ
イヤル番号と組になってメモリ28に記憶されている通
話頻度のデータから、通話頻度が最低のものを選択し、
S146でこの選択されたダイヤル番号及びこれに対応
する送話・受話の音量設定値のデータを削除し、メモリ
28の空き容量を確保する。
【0086】そしてS147でこの結果生じるメモリ2
8の空き容量に、制御部55の記憶制御手段56bが、
新たにダイヤル番号及びこれに対応する送話音量設定値
並びに受話音量設定値の各データを記憶する。尚、S1
44でメモリ容量に空きがある場合には、実施例2と同
様にしてそのまま記憶させればよいから、S147へと
進む。S148で通話中に送話音量調節スイッチ19が
押下されると、S149でその音量増減指示に従って、
制御部55の音量制御手段56aが送話音量調節回路1
3及び受話音量調節回路11を制御して、送話音量及び
受話音量を調節する。
【0087】同様に、S150で通話中に受話音量調節
スイッチ20が押下されると、S151でその音量増減
指示に従って、制御部55の音量制御手段56aが送話
音量調節回路13及び受話音量調節回路11を制御し
て、送話音量及び受話音量を調節する。この一連の動作
はオンフックされるまで継続される。S152でオンフ
ックされると、S133で制御部55の通話頻度係数手
段56eが通話頻度数を1だけ増加させ、S134で制
御部55の記憶制御手段56bがオンフック直前の送話
音量及び受話音量を送話音量設定値及び受話音量設定値
として通話頻度のデータと共にメモリ28のメモリデー
タを更新し、再びS111の待機状態となる。
【0088】上記構成によれば、発呼した場合のみでな
く、既にメモリにデータが記憶されている相手からの着
呼により開始された通話時おいても、送話音量及び受話
音量を自動調節でき、また、メモリにデータが記憶され
ていない相手からの着呼により開始された通話の相手に
対して次回発呼する際、受話音量及び送話音量を自動的
に適正なレベルに調節可能になる。さらに、新規にデー
タをメモリに記憶する場合、ダイヤル番号と送話及び受
話音量データとの組の記憶数が増加し、メモリの容量を
オーバーする可能性が生じると、発呼頻度のみならず着
呼頻度をも含めた通話頻度に依存して不要なデータを自
動的に破棄し、必要なデータを保存することによりメモ
リの有効利用が可能になると共に削除されるべきデータ
が適切に選択される。
【0089】また、その他にも実施例1及び2と同様な
効果が得られる。また、本実施例の構成によれば、ダイ
ヤルキーによりダイヤル番号を入力し発呼する場合、さ
らには着呼による通話時にダイヤルキーによりダイヤル
番号を入力し、メモリからデータを呼び出した場合で
も、メモリにダイヤル番号及び音量データをアクセスす
ることになるから、通話頻度を計数する場合にダイヤル
キーによるアクセスも計数され、より正確な発呼頻度の
計数が可能になる。また、上記実施例1〜5の構成は、
適宜組み合わせることが可能である。
【0090】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば送話音
量調節手段及び受話音量調節手段と、ダイヤル番号及び
このダイヤル番号に対応する送・受話音量設定値を記憶
するメモリと、このメモリに記憶されたダイヤル番号を
発呼する際に該ダイヤル番号に対応した送・受話音量設
定値に基づき送話音量調節手段及び受話音量調節手段を
自動制御する音量制御手段と、通話中に送話音量調節手
段又は受話音量調節手段によって外部から音量調節が行
われると、メモリに記憶されていた送・受話音量設定値
を更新する記憶制御手段とを備えたので、煩わしい操作
をすることなく、通話をする双方にとって聴き取り易い
音量に設定できるという効果が得られる。
【0091】また、発呼時にダイヤル番号を入力するダ
イヤルキーと、送話音量調節手段及び受話音量調節手段
と、ダイヤル番号及びこのダイヤル番号に対応する送・
受話音量設定値を記憶するメモリと、ダイヤルキーから
入力されたダイヤル番号を発呼した場合、このダイヤル
番号と一致するダイヤル番号をメモリから検索する検索
手段と、検索した結果、一致するダイヤル番号がメモリ
に記憶されている場合には、メモリに記憶された該ダイ
ヤル番号に対応する送・受話音量設定値に基づき送話音
量調節手段及び受話音量調節手段を自動制御する音量制
御手段とを備えたので、送・受話音量の自動調節機能が
有効に活用でき、通話時に音量が自動調節される機会が
より増加するという効果が得られる。
【0092】また、検索手段による検索の結果、一致す
るダイヤル番号がメモリに記憶されていない場合には、
該ダイヤル番号並びにこのダイヤル番号による通話時に
設定された送話音量設定値又は受話音量設定値をメモリ
に記憶する記憶制御手段を備えたので、一度通話をして
音量設定さえすれば、音量のデータを記憶させる操作を
しなくても、その後の通話の際、適正な音量に自動調節
されるという効果が得られる。
【0093】また、メモリに記憶されているダイヤル番
号毎の発呼頻度を計数する発呼頻度計数手段と、この発
呼頻度に基づきメモリに記憶されているダイヤル番号及
びこれに対応するデータの削除を行い、メモリの新規の
データ記憶容量を確保するメモリ入換制御手段とを備え
たので、メモリの有効利用ができ、自動調節機能の活用
機会を増やせるという効果が得られる。
【0094】また、ダイヤル番号を入力する入力手段
と、送話音量調節手段及び受話音量調節手段と、ダイヤ
ル番号及びこのダイヤル番号に対応する送・受話音量設
定値を記憶するメモリと、メモリに記憶されているダイ
ヤル番号を着呼による通話時に入力手段により入力する
と、メモリに記憶された該ダイヤル番号に対応する送・
受話音量設定値に基づき送話音量調節手段及び受話音量
調節手段を自動制御する音量制御手段とを備えたので、
発呼時のみでなく着呼によって開始された通話時におい
ても音量の自動調節ができるという効果が得られる。
【0095】また、メモリに記憶されたダイヤル番号を
着呼による通話時に入力手段により入力すると、メモリ
に記憶された該ダイヤル番号に対応する送・受話音量設
定値に基づき送話音量調節手段及び受話音量調節手段を
自動制御する音量制御手段と、入力したダイヤル番号が
メモリに記憶されていない場合には、該ダイヤル番号並
びにこのダイヤル番号による通話時に設定された送・受
話音量設定値を新規にメモリに記憶する記憶制御手段
と、メモリに記憶されているダイヤル番号毎の通話頻度
を計数する通話頻度計数手段と、この通話頻度に基づき
メモリに記憶されているダイヤル番号及びこれに対応す
るデータの削除を行い、メモリの新規のデータ記憶容量
を確保するメモリ入換制御手段とを備えたので、メモリ
から削除されるべきデータが適切に選択できると共にメ
モリの有効利用ができ、自動調節機能の活用機会を増や
せるという効果が得られる。
【0096】また、ダイヤル番号を入力する入力手段
と、送話音量調節手段及び受話音量調節手段と、ダイヤ
ル番号及びこのダイヤル番号に対応する送・受話音量設
定値を記憶するメモリと、このメモリに記憶されていな
いダイヤル番号を着呼による通話時に入力手段により入
力すると、該ダイヤル番号及びこのダイヤル番号による
通話時に設定された送・受話音量設定値をメモリに記憶
する記憶制御手段とを備えたので、着呼による通話をし
た場合でも、音量のデータを記憶させる操作をすること
なく、その後の通話で、適正な音量に自動調節できると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による送受話音量自動記憶
調節式電話機を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施例1による送受話音量自動記憶
調節式電話機の動作を示すフローチャートである。
【図3】この発明の実施例2による送受話音量自動記憶
調節式電話機を示すブロック図である。
【図4】図3における制御部を示すブロック図である。
【図5】この発明の実施例2による送受話音量自動記憶
調節式電話機の動作を示すフローチャートである。
【図6】この発明の実施例3による送受話音量自動記憶
調節式電話機を示すブロック図である。
【図7】図6における制御部を示すブロック図である。
【図8】この発明の実施例3による送受話音量自動記憶
調節式電話機の動作を示すフローチャートである。
【図9】この発明の実施例4による送受話音量自動記憶
調節式電話機を示すブロック図である。
【図10】図9における制御部を示すブロック図であ
る。
【図11】この発明の実施例4による送受話音量自動記
憶調節式電話機の動作を示すフローチャートである。
【図12】この発明の実施例5による送受話音量自動記
憶調節式電話機を示すブロック図である。
【図13】図12における制御部を示すブロック図であ
る。
【図14】この発明の実施例5による送受話音量自動記
憶調節式電話機の動作を示すフローチャートである。
【図15】従来の受話音量自動切替式電話機を示すブロ
ック図である。
【図16】従来の送話音量自動切替式電話機を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
11 受話音量調節回路 13 送話音量調節回路 15、25、35、45、55 制御部 15a、26a、36a、46a、56a 音量制御手
段 15b、26b、36b、46b、56b 記憶制御手
段 22 呼出信号検出手段 26、36、46、56 CPU 26c、36c、56c 検索手段 36d 発呼頻度係数手段 36e、46e メモリ入換制御手段 46d 通話頻度係数手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送話音量を調節する送話音量調節手段
    と、受話音量を調節する受話音量調節手段と、ダイヤル
    番号並びにこのダイヤル番号に対応する送話音量設定値
    及び受話音量設定値を記憶するメモリと、このメモリに
    記憶されたダイヤル番号を発呼する際に該ダイヤル番号
    に対応した送話音量設定値及び受話音量設定値に基づき
    前記送話音量調節手段及び前記受話音量調節手段を自動
    制御する音量制御手段と、通話中に前記送話音量調節手
    段又は前記受話音量調節手段によって外部から音量調節
    が行われると、前記メモリに記憶されていた送話音量設
    定値又は受話音量設定値を更新する記憶制御手段とを備
    えたことを特徴とする送受話音量自動記憶調節式電話
    機。
  2. 【請求項2】 発呼時にダイヤル番号を入力するダイヤ
    ルキーと、送話音量を調節する送話音量調節手段と、受
    話音量を調節する受話音量調節手段と、ダイヤル番号並
    びにこのダイヤル番号に対応する送話音量設定値及び受
    話音量設定値を記憶するメモリと、前記ダイヤルキーか
    ら入力されたダイヤル番号を発呼した場合、このダイヤ
    ル番号と一致するダイヤル番号を前記メモリから検索す
    る検索手段と、検索した結果、一致するダイヤル番号が
    前記メモリに記憶されている場合には、前記メモリに記
    憶された該ダイヤル番号に対応する送話音量設定値又は
    受話音量設定値に基づき前記送話音量調節手段又は前記
    受話音量調節手段を自動制御する音量制御手段とを備え
    たことを特徴とする送受話音量自動記憶調節式電話機。
  3. 【請求項3】 前記検索手段による検索の結果、一致す
    るダイヤル番号が前記メモリに記憶されていない場合に
    は、該ダイヤル番号並びにこのダイヤル番号による通話
    時に設定された送話音量設定値又は受話音量設定値を前
    記メモリに記憶する記憶制御手段を備えたことを特徴と
    する請求項2記載の送受話音量自動記憶調節式電話機。
  4. 【請求項4】 前記メモリに記憶されているダイヤル番
    号毎の発呼頻度を計数する発呼頻度計数手段と、この発
    呼頻度に基づき前記メモリに記憶されているダイヤル番
    号及びこれに対応するデータの削除を行い前記メモリの
    新規のデータ記憶容量を確保するメモリ入換制御手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
    載の送受話音量自動記憶調節式電話機。
  5. 【請求項5】 ダイヤル番号を入力する入力手段と、送
    話音量を調節する送話音量調節手段と、受話音量を調節
    する受話音量調節手段と、ダイヤル番号並びにこのダイ
    ヤル番号に対応する送話音量設定値及び受話音量設定値
    を記憶するメモリと、着呼による通話時に前記メモリに
    記憶されているダイヤル番号を前記入力手段により入力
    すると、前記メモリに記憶された該ダイヤル番号に対応
    する送話音量設定値及び受話音量設定値に基づき前記送
    話音量調節手段及び前記受話音量調節手段を自動制御す
    る音量制御手段とを備えたことを特徴とする送受話音量
    自動記憶調節式電話機。
  6. 【請求項6】 前記メモリに記憶されているダイヤル番
    号を着呼による通話時に前記入力手段により入力する
    と、前記メモリに記憶された該ダイヤル番号に対応する
    送話音量設定値及び受話音量設定値に基づき前記送話音
    量調節手段及び前記受話音量調節手段を自動制御する音
    量制御手段と、入力したダイヤル番号が前記メモリに記
    憶されていない場合には、該ダイヤル番号及びこのダイ
    ヤル番号による通話時に設定された送話音量設定値又は
    受話音量設定値を新規に前記メモリに記憶する記憶制御
    手段と、前記メモリに記憶されているダイヤル番号毎の
    通話頻度を計数する通話頻度計数手段と、この通話頻度
    に基づき前記メモリに記憶されているダイヤル番号及び
    これに対応するデータの削除を行い前記メモリの新規の
    データ記憶容量を確保するメモリ入換制御手段とを備え
    たことを特徴とする請求項5記載の送受話音量自動記憶
    調節式電話機。
  7. 【請求項7】 ダイヤル番号を入力する入力手段と、送
    話音量を調節する送話音量調節手段と、受話音量を調節
    する受話音量調節手段と、ダイヤル番号並びにこのダイ
    ヤル番号に対応する送話音量設定値及び受話音量設定値
    を記憶するメモリと、このメモリに記憶されていないダ
    イヤル番号を着呼による通話時に前記入力手段により入
    力すると、該ダイヤル番号並びにこのダイヤル番号によ
    る通話時に設定された送話音量設定値又は受話音量設定
    値を前記メモリに記憶する記憶制御手段とを備えたこと
    を特徴とする送受話音量自動記憶調節式電話機。
JP10294494A 1994-05-17 1994-05-17 送受話音量自動記憶調節式電話機 Pending JPH07312639A (ja)

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