JP2005020424A - 電話機及び、電話機の音質制御方法 - Google Patents

電話機及び、電話機の音質制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】同一電話番号の再度通話時における通話音声の周波数特性変更に関わる操作性がよくない。
【解決手段】通話相手先と通話するハンドセット部13Aと、通話相手先との通話音声に関わる周波数特性を変更する周波数特性変更部46と、この周波数特性変更部46にて変更した周波数特性及び、この通話相手先の電話番号を対応付けて記憶管理する親機記憶部20Aと、電話着信や電話発信を検出すると、この通話相手先の電話番号に対応した周波数特性を親機記憶部から検索する周波数特性検索部48と、この周波数特性検索部にて周波数特性を検索すると、この周波数特性に基づいて、前記通話相手先との通話音声を音質制御すべく、親機DSP11Aを制御する音質制御部45とを有している。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通話中の通話音声の周波数特性を変更し、この周波数特性に基づいて通話音声の音質を制御する機能を備えた電話機及び、その電話機の音質制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、このような通話音声の音質を制御する機能を備えた電話機としては、次に説明するような電話機が知られている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
この特許文献1の電話機によれば、そのユーザが聞き取りやすい通話音声の周波数特性を予め設定しておき、通話中に、予め設定された周波数特性に基づいて通話音声の内、通話相手先からの受話音声を音質制御するようにしたので、そのユーザにとって聞き取りやすい受話音声を提供することができる。
【0004】
また、特許文献1の電話機においては、予め設定した周波数特性に基づいて受話音声を音質制御するようにしたが、予め設定した周波数特性だけではなく、通話しながら受話音声の周波数特性を変更して、受話音声の音質を制御するようにした技術も知られている。
【0005】
このような従来の電話機によれば、通話しながら受話音声の周波数特性を変更可能とし、この周波数特性に基づいて受話音声を音質制御するようにしたので、ユーザは、通話中に最適な音質の受話音声を得ることができる。
【0006】
【特許文献1】
特開平8−191340号公報(要約書)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の電話機によれば、通話中に、通話音声の内、受話音声の周波数特性を変更し、この変更した周波数特性に基づいて通話中の受話音声の音質を制御するようにしたが、この通話中に変更した周波数特性を登録することができないため、再度、同一の電話番号の通話相手先と同一周波数特性に関わる受話音声の音質制御を望む場合、その通話中に、再度、周波数特性を変更する必要があり、その操作性がよくない。
【0008】
本発明は上記点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、同一電話番号の再度通話時における通話音声の周波数特性変更に関わる操作性を著しく良好にした電話機及び、電話機の音質制御方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の電話機は、通話相手先と通話する通話手段と、前記通話相手先との通話音声に関わる周波数特性を変更する周波数特性変更手段と、この周波数特性変更手段にて変更した周波数特性及び、この通話相手先の電話番号を対応付けて記憶管理する周波数特性記憶手段と、前記通話相手先との通信動作を検出する通信動作検出手段と、この通信動作検出手段にて前記通話相手先との通信動作を検出すると、この通話相手先の電話番号に対応した周波数特性を前記周波数特性記憶手段から検索する周波数特性検索手段と、この周波数特性検索手段にて周波数特性を検索すると、この周波数特性に基づいて、前記通話相手先との通話音声を音質制御する音質制御手段とを有するようにした。
【0010】
従って、本発明の電話機によれば、通話相手先との通話音声に関わる周波数特性及び、その通話相手先の電話番号を対応付けて記憶管理しておき、通話相手先との通信動作を検出すると、通話相手先の電話番号に対応した周波数特性を検索し、この検索した周波数特性に基づいて通話相手先との通話音声の音質を制御するようにしたので、同一電話番号の通話相手先と再度通話する際には、その通話相手先の電話番号に対応した周波数特性に基づいて自動的に通話音声の音質を制御するため、その周波数特性変更に関わる操作を行う必要がなく、その結果、その周波数特性変更に関わる操作性を著しく良好にすることができる。
【0011】
本発明の電話機は、前記音質制御手段が、前記周波数特性検索手段にて周波数特性を検索すると、この周波数特性に基づいて、前記通話相手先との通話音声の内、この通話相手先からの受話音声を音質制御するようにした。
【0012】
従って、本発明の電話機によれば、周波数特性検索手段にて周波数特性を検索すると、この周波数特性に基づいて、通話相手先との通話音声の内、この通話相手先からの受話音声を音質制御するようにしたので、同一電話番号の通話相手先と再度通話する際には、その通話相手先との通話音声の内、この通話相手先からの受話音声の音質を制御するため、受話音声の周波数特性変更に関わる操作を行う必要がなく、その結果、その周波数特性変更に関わる操作性を著しく良好にすることができると共に、しかも、最適な受話音声を提供することができる。
【0013】
本発明の電話機は、前記音質制御手段が、前記周波数特性検索手段にて周波数特性を検索すると、この周波数特性に基づいて、前記通話相手先との通話音声の内、この通話相手先への送話音声を音質制御するようにした。
【0014】
従って、本発明の電話機によれば、周波数特性検索手段にて周波数特性を検索すると、この周波数特性に基づいて通話相手先との通話音声の内、この通話相手先への送話音声を音質制御するようにしたので、同一電話番号の通話相手先と再度通話する際には、その通話相手先との通話音声の内、この通話相手先への送話音声の音質を制御するため、送話音声の周波数特性変更に関わる操作を行う必要がなく、その結果、その周波数特性変更に関わる操作性を著しく良好にすることができると共に、しかも、通話相手先に最適な通話音声(送話音声)を提供することができる。
【0015】
本発明の電話機は、前記周波数特性変更手段が、前記通話相手先との通話中に所定操作を検出すると、前記通話相手先との通話音声に関わる周波数特性を変更するようにした。
【0016】
従って、本発明の電話機によれば、通話相手先との通話中に所定操作を検出すると、通話相手先との通話音声に関わる周波数特性を変更するようにしたので、所定操作、例えば周波数特性変更用のボタン操作で、通話相手先との通話音声に関わる周波数特性を簡単に変更することができる。
【0017】
本発明の電話機は、前記周波数特性変更手段にて前記通話相手先との通話音声に関わる周波数特性を変更すると、この通話相手先との終話に応じて、この通話相手先の通話音声に関わる周波数特性と、この通話相手先の電話番号とを対応付けて前記周波数特性記憶手段に記憶する周波数特性記憶制御手段を有するようにした。
【0018】
従って、本発明の電話機によれば、通話相手先との通話音声に関わる周波数特性を変更すると、この通話相手先との終話に応じて、この通話相手先の通話音声に関わる周波数特性と、この通話相手先の電話番号とを対応付けて周波数特性記憶手段に記憶するようにしたので、通話相手先との通話音声に関わる周波数特性を変更した場合、その通話相手先との終話に応じて、その通話相手先の電話番号及び周波数特性を簡単に記憶することができる。
【0019】
本発明の電話機は、前記周波数特性変更手段が、前記通話相手先からの所定DTMF信号を検出すると、前記通話相手先との通話音声に関わる周波数特性を変更するようにした。
【0020】
従って、本発明の電話機によれば、通話相手先からの所定DTMF信号を検出すると、通話相手先との通話音声に関わる周波数特性を変更するようにしたので、通話相手先からでもリモート操作で通話相手先との通話音声に関わる周波数特性を簡単に変更することができる。例えば周波数特性を変更操作ができない電話機のユーザにとっては、通話相手先からのリモート操作で周波数特性を変更することができるため、非常に便利である。
【0021】
本発明の電話機は、前記通信動作検出手段が、前記通話相手先からの着信動作に伴う前記通話相手先の発信者番号通知を前記通話相手先に関わる通信動作とするようにした。
【0022】
従って、本発明の電話機によれば、通話相手先からの着信動作に伴う通話相手先の発信者番号通知を検出すると、この発信者番号の電話番号に対応した周波数特性を周波数特性記憶手段から検索し、この周波数特性に基づいて通話相手先との通話音声の音質を制御するようにしたので、通話相手先に対応した通話音声の周波数特性を自動的に設定することができる。
【0023】
本発明の電話機は、前記通信動作検出手段が、前記通話相手先への発信動作を、前記通話相手先に関わる通信動作とするようにした。
【0024】
従って、本発明の電話機によれば、通話相手先への発信動作を検出すると、この発信相手である通話相手先の電話番号に対応した周波数特性を周波数特性記憶手段から検索し、この周波数特性に基づいて通話相手先との通話音声の音質を制御するようにしたので、通話相手先に対応した通話音声の周波数特性を自動的に設定することができる。
【0025】
本発明の電話機の音質制御方法は、通話相手先との通話音声に関わる周波数特性を変更すると、この変更した周波数特性と、この通話相手先の電話番号とを対応付けて記憶管理し、前記通話相手先との通信動作を検出すると、この通話相手先の電話番号に対応した周波数特性を記憶管理内容から検索し、この検索した周波数特性に基づいて、前記通話相手先との通話音声を音質制御するようにした。
【0026】
従って、本発明の電話機の音質制御方法によれば、通話相手先との通話音声に関わる周波数特性及び、その通話相手先の電話番号を対応付けて記憶管理しておき、通話相手先との通信動作を検出すると、通話相手先の電話番号に対応した周波数特性を検索し、この検索した周波数特性に基づいて通話相手先との通話音声の音質を制御するようにしたので、同一電話番号の通話相手先と再度通話する際には、その通話相手先の電話番号に対応した周波数特性に基づいて自動的に通話音声の音質を制御するため、その周波数特性変更に関わる操作を行う必要がなく、その結果、その周波数特性変更に関わる操作性を著しく良好にすることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の電話機における実施の形態を示す電話システムについて説明する。図1は本実施の形態を示す電話システムの親機電話機内部の概略構成を示すブロック図、図2は親機電話機の外観構成を示す説明図である。
【0028】
この電話システム1は、例えば公衆網2と通信接続する親機電話機10Aと、この親機電話機10Aと無線接続することで、公衆網2と通信接続する子機電話機10Bとを有している。
【0029】
図1に示す親機電話機10Aは、公衆網2の通話相手先と通話接続し、通話相手先との通話音声を音質制御する親機DSP11Aと、公衆網2へのダイヤル番号(DTMF信号)を発信するダイヤル発信部12Aと、通話相手先との通話に関わる送話及び受話に使用するハンドセット部13Aと、音声を収音するマイク部14Aと、音声をスピーカ出力するスピーカ部15Aと、これらハンドセット部13A、マイク部14A及びスピーカ部15Aの入出力を切り替える親機切替スイッチ16Aと、子機電話機10Bとの無線インタフェースを司る親機無線部17Aと、様々な指令を入力する親機操作部18Aと、様々な情報を表示する親機LCD19Aと、様々な情報を記憶する親機記憶部20Aと、この親機電話機10A全体を制御する親機制御部21Aとを有している。
【0030】
親機DSP11Aは、通話相手先との通話音声の周波数特性を変更することで、これら変更した周波数特性に基づいて、この通話相手先の通話音声の内、通話相手先への送話音声の音質を制御すると共に、通話相手先の通話音声の内、通話相手先からの受話音声の音質を制御する機能を備えたものである。
【0031】
親機操作部18Aは、例えばダイヤル番号等を入力するテンキー31Aと、通話中の通話音声の音質を変更する音質制御機能を起動するボイススイッチ32Aと、通話音声の内、送話音声の周波数特性の変更又は受話音声の周波数特性の変更を切替選択する受話/送話選択キー33Aと、電話帳機能等に使用するための氏名や名称等を入力する情報入力キー34Aと、電話帳機能を起動する電話帳キー35Aと、発信履歴や着信履歴等の発着信履歴機能を起動する発信着信履歴キー36Aと、発信機能を起動する発信キー37Aとを有している。尚、この親機操作部18Aの内、発信キー37A、発着信履歴キー36A、電話帳キー35A、受話/送話選択キー33A及びボイススイッチ32Aは、図2に示すように親機LCD19Aの下段に配置されているものとする。
【0032】
図3は本実施の形態に関わる親機制御部21A内部の概略構成を示すブロック図である。
【0033】
図3に示す親機制御部21Aは、公衆網2との通信インフェースを司る通信制御部41と、親機操作部18Aのキー操作を監視するキー監視部42と、親機LCD19Aを表示制御する表示制御部43と、親機記憶部20Aをメモリ制御するメモリ制御部44と、親機DSP11Aを制御する音質制御部45とを有している。
【0034】
この親機制御部21Aは、大きく分けて3つの機能を有し、通話相手先との通話中に通話音声の内、受話音声及び送話音声の周波数特性を変更する周波数特性変更機能と、この通話の終話に応じて同変更した受話音声及び送話音声の周波数特性を通話相手先の電話番号単位に記憶管理する周波数特性登録機能と、電話着信や電話発信時に、同通話相手先の電話番号に対応する受話音声及び送話音声の周波数特性を検索し、この検索した周波数特性に基づいて受話音声及び送話音声の音質を自動的に制御する周波数特性設定機能とに分けることができる。
【0035】
親機制御部21Aは、キー監視部42を通じて、通話相手先との通話中に、その通話音声の周波数特性を変更する操作を検出すると、その通話音声の周波数特性を変更する周波数特性変更部46を有している。尚、この周波数特性変更部46の周波数特性変更とは、後述する周波数特性パターンの選択に相当するものである。
【0036】
音質制御部45は、周波数特性変更部46にて通話音声の内、受話音声の周波数特性を変更すると、この周波数特性に基づいて通話相手先からの受話音声の音質を制御すべく、親機DSP11Aを制御する受話側音質制御部45Aと、周波数特性変更部46にて通話音声の内、送話音声の周波数特性を変更すると、この周波数特性に基づいて通話相手先への送話音声の音質を制御すべく、親機DSP11Aを制御する送話側音質制御部45Bとを有している。
【0037】
メモリ制御部44は、周波数特性変更部46にて通話相手先との通話音声の周波数特性を変更した後、その通話を終話すると、その通話相手先の電話番号に対応付けて周波数特性(受話側周波数特性及び送話側周波数特性)を親機記憶部20Aに登録するものとする。
【0038】
親機記憶部20Aは、発信履歴及び着信履歴機能に関わる様々な発着信履歴データを記憶管理する発着信履歴メモリ部51Aと、電話帳機能に関わる様々な電話帳データを記憶管理する電話帳メモリ部52Aとを有し、例えば発着信履歴データには、発信又は着信履歴日時、通話相手先の電話番号、通話相手先の名称又は氏名、後述する通話相手先の電話番号に対応した通話音声内の受話音声及び送話音声の周波数特性等が記憶管理されているものとする。また、同様に電話帳データには、通話相手先の電話番号、通話相手先の名称又は氏名、通話相手先の電話番号に対応した通話音声内の受話音声及び送話音声の周波数特性等が記憶管理されているものとする。
【0039】
さらに親機制御部21Aは、通話相手先の電話番号を検出する通話相手先電話番号検出部47と、この通話相手先電話番号検出部47にて通話相手先の電話番号を検出すると、親機記憶部20A内の電話帳メモリ部52A若しくは発着信履歴メモリ部51A内から、通話相手先の電話番号に対応した周波数特性を検索する周波数特性検索部48とを有している。
【0040】
音質制御部45では、周波数特性検索部48にて通話相手先の電話番号に対応した周波数特性を検索すると、この周波数特性内の受話側周波数特性及び送話側周波数特性に基づいて、受話音声及び送話音声の音質を制御すべく、親機DSP11Aを制御するものである。
【0041】
また、通話相手先電話番号検出部47は、通話相手先の電話番号を検出するものであるが、例えば公衆網2の発信者番号サービス機能を利用することで、通信制御部41を通じて電話着信を検出すると、この電話着信に伴う発信者番号を検出する場合と、電話発信時における通話相手先の電話番号を検出する場合とがあげられる。
【0042】
では、親機電話機10Aで変更可能とする通話音声の周波数特性について説明する。図4は親機電話機10Aで変更可能とする通話音声の周波数特性パターンの一例を示す説明図である。
【0043】
親機電話機10Aでは、図4に示すように通話音声の低域成分を強調する“低域強調”と、通話音声の高域成分を強調する“高域強調”と、通常の“ノーマル”との3種類の周波数特性パターンを有し、これら周波数特性パターンを切替選択することができるものである。
【0044】
図5は本実施の形態に関わる電話帳メモリ部52A内部のテーブル構成の一例を端的に示す説明図である。
【0045】
図5に示す電話帳メモリ部52Aは、通話相手の氏名521と、通話相手の電話番号522と、通話時における通話相手先への送話音声に関わる周波数特性を示す送話側周波数特性523と、通話時における通話相手先からの受話音声に関わる周波数特性を示す受話側周波数特性524とを記憶管理しているものとし、例えば氏名521“BBBB”は、電話番号522が“047−385−XXXX”、通話時の送話側周波数特性523が“高域強調”、通話時の受話側周波数特性524が“低域強調”であり、氏名521“DDDD”は、電話番号522が“047−382−XXXX”、通話時の送話側周波数特性523が“ノーマル”、通話時の受話側周波数特性524が“低域強調”ということになる。
【0046】
次に親機電話機10Aと無線接続する子機電話機10Bについて説明する。図7は子機電話機10B内部の概略構成を示すブロック図である。尚、図7に示す子機電話機10Bは、図1に示す親機電話機10Aとほぼ同一の構成及び動作内容であることから、その重複する動作の説明については省略する。
【0047】
図7に示す子機電話機10Bは、通話相手先との通話音声の音質を制御する子機DSP11Bと、通話相手先との通話の受話に使用するレシーバ部13Bと、通話相手先との通話の送話に使用するマイク部14Bと、音声をスピーカ出力するスピーカ部15Bと、これらレシーバ部13B、マイク部14B及びスピーカ部15Bの入出力を切り替える子機切替スイッチ16Bと、親機電話機10Aとの無線インタフェースを司る子機無線部17Bと、様々な指令を入力する子機操作部18Bと、様々な情報を表示する子機LCD19Bと、様々な情報を記憶する子機記憶部20Bと、この子機電話機10B全体を制御する子機側制御部21Bとを有している。
【0048】
また、子機操作部18Bは、テンキー31B、ボイススイッチ32B、情報入力キー34B、受話/送話選択キー33B、電話帳キー35B、発着信履歴キー36B及び発信キー37Bを有している。
【0049】
尚、請求項記載の電話機が親機電話機10A(子機電話機10B)、通話手段はハンドセット部13A、スピーカ部14A及びスピーカ部15A(レシーバ部13B、マイク部14B及びスピーカ部15B)、周波数特性変更手段は親機制御部21A内の周波数特性変更部46、周波数特性記憶手段は親機記憶部20A(子機記憶部20B)、通信動作検出手段は親機制御部21A内の通信制御部41、キー監視部42及び通話相手先電話番号検出部47(子機制御部21B)、周波数特性検索手段は親機制御部21A内の周波数特性検索部48(子機制御部21B)、音質制御手段は親機制御部21A内の音質制御部45、受話側音質制御部45A、送話側音質制御部45B(子機制御部21B)及び親機DSP11A(子機DSP11B)、周波数特性記憶制御手段は親機制御部21A内のメモリ制御部44(子機制御部21B)に相当するものである。
【0050】
次に本実施の形態を示す電話システム1の動作について説明する。図8は本実施の形態に関わる親機電話機10Aの周波数特性設定登録処理に関わる親機制御部21Aの処理動作を示すフロー図である。
【0051】
図8に示す周波数特性設定登録処理とは、通話相手先との通話中に、通話音声の受話音声及び送話音声の周波数特性を変更可能とし、この変更した周波数特性に基づいて受話音声及び送話音声の音質を制御すると共に、その通話の終話に応じて、通話相手先の電話番号と対応付けて受話音声及び送話音声の周波数特性を記憶管理(登録)する処理である。
【0052】
図8に示す親機制御部21Aは、キー監視部42を通じて通話相手先との通話中にボイススイッチ31Aを押下したか否かを判定する(ステップS11)。
【0053】
親機制御部21Aは、キー監視部42を通じて、通話中にボイススイッチ31Aを押下したのであれば、この通話相手先との通話音声の周波数特性を変更すべく、図9に示す周波数特性変更処理に移行する。尚、周波数特性変更処理とは、通話音声の受話音声及び/又は送話音声の周波数特性を変更し、この変更した周波数特性に基づいて受話音声及び送話音声の音質を制御する処理である。
【0054】
親機制御部21Aは、図9に示す周波数特性変更処理後、通信制御部41を通じて、この通話相手先との通話が終話したか否かを判定する(ステップS13)。
【0055】
メモリ制御部44は、通話相手先との通話が終話したのであれば、周波数特性変更処理にて変更した周波数特性を、通話相手先の電話番号に対応付けて発着信履歴メモリ部51Aに登録する(ステップS14)。
【0056】
さらにメモリ制御部44は、電話帳キー35Aの押下監視時間を計時する電話帳受付登録タイマをスタートする(ステップS15)。
【0057】
親機制御部21Aは、キー監視部42を通じて電話帳キー35Aが押下されたか否かを判定する(ステップS16)。
【0058】
親機制御部21Aの表示制御部43は、電話帳キー35Aが押下されたのであれば、メモリ制御部44を通じて電話帳メモリ部52A内から登録済みの氏名を親機LCD19Aに表示し、これら電話帳メモリ部52Aに登録済みの氏名が登録対象の氏名を指定する操作をユーザに促す(ステップS17)。
【0059】
親機制御部21Aは、キー監視部42を通じて電話帳メモリ部52Aに登録済みの氏名から登録対象の氏名の指定が完了したか否かを判定する(ステップS18)。
【0060】
親機制御部21Aは、登録対象の氏名の指定が完了すると、キー監視部42を通じてボイススイッチ32Aを押下したか否かを判定する(ステップS19)。
【0061】
メモリ制御部44は、ボイススイッチ32Aを押下したのであれば、ステップS12の周波数特性変更処理にて変更した周波数特性(受話側周波数特性及び送話側周波数特性)を、この登録対象の氏名に対応付けて電話帳メモリ部52Aに登録することで(ステップS20)、この処理動作を終了する。
【0062】
親機制御部21Aは、ステップS11にて通話相手先との通話中にボイススイッチ32Aを押下したのでなければ、図9に示す周波数特性変更処理に移行することなく、通話相手先との通話が終話したか否かを監視すべく、ステップS13に移行する。
【0063】
さらに、親機制御部21Aの通信制御部41は、ステップS13にて通話相手先との通話が終話したのでなければ、周波数特性変更起動用DTMF信号を受信したか否かを判定する(ステップS22)。尚、周波数特性変更起動用DTMF信号とは、通話相手先からの特番ダイヤル番号、例えば“5#”である。
【0064】
親機制御部21Aは、ステップS22にて周波数特性変更起動用DTMF信号を受信すると、図10に示す外部DTMF信号周波数特性変更処理を起動し(ステップS23)、この外部DTMF信号周波数特性変更処理を終了後、ボイススイッチ32Aの押下を監視すべく、ステップS11に移行する。尚、外部DTMF信号周波数特性変更処理とは、通話相手先からの遠隔操作で親機電話機の送話音声及び受話音声の周波数特性を変更し、この変更した周波数特性に基づいて受話音声及び送話音声の音質を制御する処理である。
【0065】
また、親機制御部21Aは、ステップS22にて周波数特性変更起動用DTMF信号を受信したのでなければ、ボイススイッチ32Aの押下を監視すべく、ステップS11に移行する。
【0066】
また、親機制御部21Aは、ステップS16にて電話帳キー35Aを押下したのでなければ、ステップS15にてスタートした電話帳受付登録タイマがタイムアップしたか否かを判定する(ステップS21)。
【0067】
親機制御部21Aは、電話帳受付登録タイマがタイムアップしたのでなければ、電話帳キー35Aを押下したか否かを監視すべく、ステップS16に移行する。
【0068】
また、親機制御部21Aは、ステップS21にて電話帳受付登録タイマがタイムアップしたのであれば、ステップS12にて変更した周波数特性を電話帳メモリ部52Aに登録することなく、この処理動作を終了する。
【0069】
また、親機制御部21Aは、ステップS18にて登録対象氏名の指定を完了したのでなければ、又は、ステップS19にてボイススイッチ32Aを押下したのでなければ、登録対象氏名の指定を促すべく、ステップS17に移行する。
【0070】
図8に示す周波数特性設定登録処理によれば、通話相手先との通話中に通話音声の周波数特性を変更すると、その通話の終話に応じて、通話相手先の電話番号と対応付けて、通話音声(受話音声及び送話音声)の周波数特性(受話側周波数特性及び送話側周波数特性)を発着信履歴メモリ部51A及び/又は電話帳メモリ部52Aに登録するようにしたので、簡単な操作で、電話番号単位に通話音声の周波数特性を記憶管理することができる。
【0071】
次に図8に示すステップS12の周波数特性変更処理について説明する。図9は周波数特性変更処理に関わる親機制御部21Aの処理動作を示すフロー図である。
【0072】
図9において親機制御部21Aの表示制御部43は、図8に示すステップS11にて通話中にボイススイッチ32Aを押下すると、その周波数特性変更処理の起動を開始し、図6に示すように現在設定中の受話側周波数特性を親機LCD19Aに表示する(ステップS31)。尚、通話音声の周波数特性が記憶管理されていなくても、デフォルトで“ノーマル”の周波数特性パターンが設定されている。また、ユーザは、ステップS31の親機LCD19Aの表示内容に基づいて、現在、受話側周波数特性が変更可能であることを視覚的に認識することができる。
【0073】
親機制御部21Aは、キー監視部42を通じて受話/送話選択キー33Aを押下したか否かを判定する(ステップS32)。
【0074】
親機制御部21Aは、受話/送話選択キー33Aを押下したのでなければ、ボイススイッチ32Aを押下したか否かを判定する(ステップS33)。
【0075】
親機制御部21Aの周波数特性変更部46は、ボイススイッチ32Aを押下したのであれば、現在の受話側周波数特性を設定変更する(ステップS34)。尚、周波数特性変更部46は、“ノーマル”→“高域強調”→“低域強調”→“ノーマル”→“高域強調”→…といった所定順序方向で周波数特性パターンを設定変更するものである。
【0076】
親機制御部21Aの表示制御部43は、受話側周波数特性を設定変更すると、その設定変更した受話側周波数特性を親機LCD19Aに表示する(ステップS35)。尚、ユーザは、親機LCD19Aの表示内容に基づいて、現在設定中の受話側周波数特性を視覚的に認識することができる。
【0077】
さらに親機制御部21Aは、リターン動作を検出したか否かを判定する(ステップS36)。尚、リターン動作とは、この周波数特性変更処理を抜ける動作であり、例えば通話の終話動作や周波数特性変更操作の終了動作等があげられる。
【0078】
親機制御部21Aは、ステップS35にてリターン動作を検出したのであれば、この周波数特性変更処理を抜け、図8に示すステップS13に移行する。
【0079】
親機制御部21Aは、ステップS35にてリターン動作を検出したのでなければ、受話/送話選択キー33Aの押下を監視すべく、ステップS32に移行する。
【0080】
さらに、親機制御部21Aは、ステップS33にてボイススイッチ32Aを押下したのでなければ、リターン動作を監視すべく、ステップS36に移行する。尚、ステップS33ではボイススイッチ32Aを押下する度に所定順序方向で受話側周波数特性の周波数特性パターンを設定変更するものである。
【0081】
親機制御部21Aの表示制御部43は、ステップS32にて受話/送話選択キー33Aが押下されたのであれば、現在設定中の送話側周波数特性を親機LCD19Aに表示する(ステップS37)。尚、ユーザは、親機LCD19Aの表示内容に基づいて、送話側周波数特性が変更可能であることを視覚的に認識することができる。
【0082】
親機制御部21Aは、キー監視部42を通じて受話/送話選択キー33Aを押下したか否かを判定する(ステップS38)。
【0083】
親機制御部21Aは、受話/送話選択キー33Aを押下したのであれば、受話側周波数特性を親機LCD19Aに表示すべく、ステップS31に移行する。
【0084】
また、親機制御部21Aは、ステップS38にて受話/送話選択キー33Aを押下したのでなければ、キー監視部42を通じてボイススイッチ32Aを押下したか否かを判定する(ステップS39)。
【0085】
親機制御部21Aの周波数特性変更部46は、ボイススイッチ32Aを押下したのであれば、現在の送話側周波数特性を所定順序方向に設定変更する(ステップS40)。
【0086】
親機制御部21Aの表示制御部43は、送話側周波数特性を設定変更すると、その設定変更した送話側周波数特性を親機LCD19Aに表示する(ステップS41)。尚、ユーザは、親機LCD19Aの表示内容に基づいて、現在設定中の送話側周波数特性を視覚的に認識することができる。
【0087】
さらに親機制御部21Aは、リターン動作を検出したか否かを判定する(ステップS42)。親機制御部21Aは、ステップS42にてリターン動作を検出したのであれば、この周波数特性変更処理を抜け、図9に示すステップS13に移行する。
【0088】
親機制御部21Aは、ステップS42にてリターン動作を検出したのでなければ、受話/送話選択キー33Aを押下したか否かを監視すべく、ステップS38に移行する。
【0089】
さらに、親機制御部21Aは、ステップS39にてボイススイッチ32Aを押下したのでなければ、リターン動作を監視すべく、ステップS42に移行する。尚、ステップS39ではボイススイッチ32Aを押下する度に所定順序方向で送話側周波数特性の周波数特性パターンを設定変更するものである。
【0090】
図9に示す周波数特性変更処理によれば、通話相手先との通話中に、この通話相手先との通話音声の内、受話音声及び送話音声の周波数特性を夫々変更可能とし、この変更した受話音声及び送話音声の周波数特性に基づいて送話音声及び受話音声の音質を制御することができるようにしたので、ユーザは、通話しながら、受話音声の周波数特性はもちろんのこと、送話音声の周波数特性をも簡単な操作で変更することができる。
【0091】
尚、図9に示す周波数特性変更処理においては、親機電話機10Aの親機操作部18Aを通じて通話相手先との通話音声の内、受話音声及び送話音声の周波数特性を変更可能としたが、前述したように、例えば通話相手先からのリモート操作、例えばDTMF信号を利用することで通話相手先との通話音声の内、受話音声及び送話音声の周波数特性を変更するようにしても良く、この場合の外部DTMF信号周波数特性変更処理(図8に示すステップS23)について説明する。図10は外部DTMF信号周波数特性変更処理に関わる親機制御部21A内部の処理動作を示すフロー図である。
【0092】
図10に示す外部DTMF信号周波数特性変更処理は、図8に示すステップS22にて周波数特性変更起動用DTMF信号(ダイヤル番号“#5”)を通話相手先から受信されたと判定されると、その起動を開始するものである。
【0093】
図10において親機制御部21Aの通信制御部41は、外部DTMF信号周波数特性変更処理を起動すると、通話相手先から受話側周波数特性変更用DTMF信号を受信したか否かを判定する(ステップS51)。尚、この受話側周波数特性変更用DTMF信号とは、受話側周波数特性の変更を起動するDTMF信号、例えばダイヤル番号“#6”である。
【0094】
周波数特性変更部46は、受話側周波数特性変更用DTMF信号を受信したのであれば、現在の受話側周波数特性を所定順序方向に設定変更する(ステップS52)。
【0095】
表示制御部43は、受話側周波数特性を設定変更すると、その設定変更した受話側周波数特性を親機LCD19Aに表示する(ステップS53)。尚、ユーザは、親機LCD19Aの表示内容に基づいて、現在設定中の受話側周波数特性を視覚的に認識することができる。
【0096】
さらに通信制御部41は、通話相手先からリターン検出用DTMF信号を受信したか否かを判定する(ステップS54)。尚、リターン検出用DTMF信号とは、外部DTMF信号周波数特性変更処理を終了するDTMF信号、例えばダイヤル番号“#8”である。
【0097】
親機制御部21Aは、リターン検出用DTMF信号を受信したのであれば、この外部DTMF信号周波数特性変更処理を終了することで、図8に示すステップS11に移行する。
【0098】
また、親機制御部21Aは、ステップS54にてリターン検出用DTMF信号を受信したのでなければ、更なる受話側周波数特性変更用DTMF信号の受信を監視すべく、ステップS51に移行する。
【0099】
つまり、親機電話機10Aの親機制御部21Aは、通話相手先からの受話側周波数特性変更用DTMF信号を受信する度に、所定順序方向に受話側周波数特性の周波数特性パターンを順次変更するものである。
【0100】
また、通信制御部41は、ステップS51にて受話側周波数特性変更用DTMF信号を受信したのでなければ、送話側周波数特性変更用DTMF信号を受信したか否かを判定する(ステップS55)。尚、送話側周波数特性変更用DTMF信号は、送話側周波数特性の変更を起動するDTMF信号、例えばダイヤル番号“#7”である。
【0101】
周波数特性変更部46は、ステップS55にて送話側周波数特性変更用DTMF信号を受信したのであれば、現在の送話側周波数特性を所定順序方向に設定変更する(ステップS56)。
【0102】
表示制御部43は、送話側周波数特性を設定変更すると、その設定変更した送話側周波数特性を親機LCD19Aに表示する(ステップS57)。尚、ユーザは、親機LCD19Aの表示内容に基づいて、現在設定中の送話側周波数特性を視覚的に認識することができる。
【0103】
さらに通信制御部41は、通話相手先からリターン検出用DTMF信号を受信したか否かを判定する(ステップS58)。
【0104】
親機制御部21Aは、リターン検出用DTMF信号を受信したのであれば、この外部DTMF信号周波数特性変更処理を終了することで、図8に示すステップS11に移行する。
【0105】
また、通信制御部41は、ステップS58にてリターン検出用DTMF信号を受信したのでなければ、更なる送話側周波数特性変更用DTMF信号の受信を監視すべく、ステップS55に移行する。
【0106】
つまり、親機電話機10Aの親機制御部21Aは、通話相手先からの送話側周波数特性変更用DTMF信号を受信する度に所定順序方向に受話側周波数特性の周波数特性パターンを順次変更するものである。
【0107】
図10に示す外部DTMF信号周波数特性処理によれば、通話相手先からのDTMF信号を利用して遠隔操作で、通話相手先との通話音声の内、親機電話機10Aの受話音声及び送話音声双方の周波数特性を変更し、これら受話音声及び送話音声の音質を制御することができる。
【0108】
次に図8に示す周波数特性設定登録処理にて通話相手先との通話音声の周波数特性を発着信履歴メモリ部51Aや電話帳メモリ部52Aに登録した後の親機電話機10Aによる同通話相手先への発信動作について説明する。図11は発信用音質設定処理に関わる親機制御部21Aの処理動作を示すフロー図である。
【0109】
図11に示す発信用音質設定処理とは、発着信履歴メモリ部51A又は電話帳メモリ部52Aに登録済みの電話番号に対して発信動作を実行する際に、この電話番号に対応した通話音声(受話音声及び送話音声)の周波数特性を読み出し、この読み出した周波数特性に基づいて通話音声(受話音声及び送話音声)の音質を自動的に設定する処理である。
【0110】
図11に示す親機制御部21Aは、キー監視部42を通じて電話帳キー35Aによる通話相手先への指定操作を検出したか否かを判定する(ステップS61)。
【0111】
親機制御部21Aは、電話帳キー35Aによる通話相手先への指定操作を検出したのであれば、その指定操作を完了したか否かを判定する(ステップS62)。
【0112】
親機制御部21Aは、指定操作を完了したのであれば、キー監視部42を通じて発信キー37Aを押下したか否かを判定する(ステップS63)。
【0113】
親機制御部21Aのメモリ制御部44は、発信キー37Aを押下したのであれば、周波数特性検索部48を通じて、この指定された氏名の電話番号及び、通話音声の周波数特性、すなわち受話側周波数特性及び送話側周波数特性を電話帳メモリ部52Aから読み出す(ステップS64)。
【0114】
親機制御部21Aの音質制御部45の受話側音質制御部45Aは、通話音声の受話側周波数特性に基づいて受話音声の音質を変更するように親機DSP11Aを制御すると共に、音質制御部45の送話側音質制御部45Bは、通話音声の送話側周波数特性に基づいて送話音声の音質を変更するように親機DSP11Aを制御する(ステップS65)。つまり、親機電話機10Aでは、通話相手先に対応した周波数特性の受話音声及び送話音声の音質が設定されたことになる。
【0115】
親機制御部21Aの通信制御部41は、ステップS64にて読み出した通話相手先の電話番号に基づいて発信動作を実行することで(ステップS66)、この処理動作を終了する。
【0116】
また、親機制御部21Aは、ステップS61にてキー監視部42を通じて電話帳キー35Aによる指定操作を検出したのでなければ、発着信履歴キー36Aによる指定操作を検出したか否かを判定する(ステップS67)。
【0117】
親機制御部21Aは、発着信履歴キー36Aによる通話相手先への指定操作を検出したのであれば、その指定操作が完了したか否かを判定する(ステップS68)。
【0118】
親機制御部21Aは、指定操作が完了したのであれば、キー監視部42を通じて発信キー37Aを押下したか否かを判定する(ステップS69)。
【0119】
メモリ制御部44は、発信キー37Aを押下したのであれば、周波数特性検索部48を通じて、この指定された氏名の電話番号及び、通話音声の受話側周波数特性及び送話側周波数特性を発着信履歴メモリ部51Aから読み出し(ステップS70)、これら受話側周波数特性及び送話側周波数特性に基づいて親機DSP11Aを制御すべく、ステップS65に移行する。
【0120】
親機制御部21Aは、ステップS63又はステップS69にて発信キー37Aを押下したのでなければ、この発信用音質設定処理の処理動作を終了する。
【0121】
図11に示す発信用音質設定処理によれば、電話帳メモリ部52Aや発着信履歴メモリ部51Aに登録済みの電話番号に対する発信動作を実行する際には、この電話番号に対応した受話側周波数特性及び送話側周波数特性を読み出し、この読み出した受話側周波数特性及び送話側周波数特性に基づいて送話音声及び受話音声の音質を設定するようにしたので、ユーザは、電話帳機能や発着信履歴機能による電話発信に応じて、通話相手先の送話音声及び受話音声の音質を自動的に設定することができる。
【0122】
次に図8に示す周波数特性設定登録処理にて通話相手先との通話音声の周波数特性を発着信履歴メモリ部51Aや電話帳メモリ部52Aに登録した後の親機電話機10Aによる通話相手先からの着信動作について説明する。図12は着信用音質設定処理に関わる親機制御部21Aの処理動作を示すフロー図である。
【0123】
図12に示す着信用音質設定処理とは、発着信履歴メモリ部51Aや電話帳メモリ部52Aに登録済みの通話相手先からの着信動作を検出すると、この通話相手先の電話番号に対応した通話音声の周波数特性を読み出し、この読み出した周波数特性に基づいて通話音声の音質を自動的に設定する処理である。
【0124】
図12に示す親機制御部21Aの通信制御部41は、公衆網2を通じて電話着信を検出したか否かを判定する(ステップS81)。
【0125】
通信制御部41は、ステップS81にて電話着信を検出したのであれば、この電話着信に対応した通話相手先の発信者番号を検出したか否かを判定する(ステップS82)。
【0126】
親機制御部21Aのメモリ制御部44は、通話相手先の発信者番号を検出したのであれば、この発信者番号に対応した電話番号を電話帳メモリ部52Aから検索できるか否かを判定する(ステップS83)。
【0127】
メモリ制御部44は、発信者番号に対応する電話番号を電話帳メモリ部52Aから検索できたのであれば、周波数特性検索部48を通じて、この電話帳メモリ部52Aから電話番号に対応した通話音声の周波数特性、例えば受話側周波数特性及び送話側周波数特性を読み出す(ステップS84)。
【0128】
親機制御部21Aの音質制御部45の受話側音質制御部45Aは、受話側周波数特性に基づいて受話音声の音質を変更するように親機DSP11Aを制御すると共に、音制御部の送話側音質制御部45Bは、送話側周波数特性に基づいて送話音声の音質を変更するように親機DSP11Aを制御することで(ステップS85)、この着信用音質設定処理の処理動作を終了する。
【0129】
通信制御部41は、ステップS81にて電話着信を検出したのでなければ、又はステップS82にて発信者番号を検出したのでなければ、又はステップS83にて発信者番号に対応した電話番号を電話帳メモリ部52Aから検索することができなければ、この着信用音質設定処理の処理動作を終了する。
【0130】
図12に示す着信用音質設定処理によれば、電話帳メモリ部52Aに登録済みの通話相手先からの着信を検出すると、この着信に関わる発信者番号を検出し、この発信者番号に対応した受話側周波数特性及び送話側周波数特性を電話帳メモリ部52Aから読み出し、この受話側周波数特性及び送話側周波数特性に基づいて受話音声及び送話音声の音質を自動的に設定するようにしたので、ユーザは、電話着信を検出すると、着信相手に対する送話音声及び受話音声の音質を自動的に設定することができる。
【0131】
尚、図12に示す着信用音質設定処理によれば、電話帳メモリ部52Aに登録済みの通話相手先からの電話着信を検出すると、この電話帳メモリ部52Aに登録済みの通話相手先の電話番号に対応した周波数特性を設定するようにしたが、発着信履歴メモリ部51Aに登録済みの通話相手先からの電話着信を検出したとしても、この発着信履歴メモリ部51Aに登録済みの通話相手先の電話番号に対応した周波数特性を設定するようにして良いことは言うまでもない。
【0132】
本実施の形態によれば、通話相手先との通話音声に関わる周波数特性及び、その通話相手先の電話番号を発着信履歴メモリ部51Aや電話帳メモリ部52Aに対応付けて記憶管理しておき、電話着信や電話発信を検出すると、通話相手先の電話番号に対応した周波数特性を検索し、この検索した周波数特性に基づいて通話相手先との通話音声の音質を制御するようにしたので、同一電話番号の通話相手先と再度通話する際には、その通話相手先の電話番号に対応した周波数特性に基づいて自動的に通話音声の音質を制御するため、その周波数特性変更に関わる操作を行う必要がなく、その結果、その周波数特性変更に関わる操作性を著しく良好にすることができる。
【0133】
さらに本実施の形態によれば、通話相手先の電話番号に対応した周波数特性を検索すると、この周波数特性に基づいて通話相手先との通話音声の内、この通話相手先からの受話音声を音質制御するようにしたので、同一電話番号の通話相手先と再度通話する際には、その通話相手先との通話音声の内、この通話相手先からの受話音声の音質を制御するため、受話音声の周波数特性変更に関わる操作を行う必要がなく、その結果、その周波数特性変更に関わる操作性を著しく良好にすることができると共に、しかも、最適な受話音声を提供することができる。
【0134】
さらに、本実施の形態によれば、通話相手先の電話番号に対応した周波数特性を検索すると、この周波数特性に基づいて通話相手先との通話音声の内、この通話相手先への送話音声を音質制御するようにしたので、同一電話番号の通話相手先と再度通話する際には、その通話相手先との通話音声の内、この通話相手先への送話音声の音質を制御するため、送話音声の周波数特性変更に関わる操作を行う必要がなく、その結果、その周波数特性変更に関わる操作性を著しく良好にすることができると共に、しかも、通話相手先に最適な通話音声(送話音声)を提供することができる。
【0135】
本実施の形態によれば、通話相手先との通話中に周波数特性変更用のボタン操作を検出すると、通話相手先との通話音声に関わる周波数特性を変更するようにしたので、通話相手先との通話音声に関わる周波数特性を簡単に変更することができる。
【0136】
本実施の形態によれば、通話相手先との通話音声に関わる周波数特性を変更すると、この通話相手先との終話に応じて、この通話相手先の通話音声に関わる周波数特性(受話側周波数特性及び送話側周波数特性)と、この通話相手先の電話番号とを対応付けて発着信履歴メモリ部51Aや電話帳メモリ部52Aに登録するようにしたので、通話相手先との通話音声に関わる周波数特性を変更した場合、その通話相手先との終話に応じて、その通話相手先の電話番号及び周波数特性を簡単に登録することができる。
【0137】
本実施の形態によれば、通話相手先からの周波数特性変更用のDTMF信号を検出すると、通話相手先との通話音声に関わる周波数特性(受話側周波数特性及び送話側周波数特性)を変更するようにしたので、通話相手先からでもリモート操作で通話相手先との通話音声に関わる周波数特性を簡単に変更することができる。例えば周波数特性を変更操作ができない電話機のユーザにとっては、通話相手先からのリモート操作で周波数特性を変更することができるため、非常に便利である。
【0138】
さらに、本実施の形態によれば、通話相手先からの着信動作に伴う通話相手先の発信者番号を検出すると、この発信者番号の電話番号に対応した周波数特性を発着信履歴メモリ部51Aや電話帳メモリ部52Aから検索し、この周波数特性に基づいて通話相手先との通話音声(受話音声及び送話音声)の音質を制御するようにしたので、通話相手先に対応した通話音声の周波数特性を自動的に設定することができる。
【0139】
本実施の形態によれば、通話相手先への発信動作を検出すると、この発信相手である通話相手先の電話番号に対応した周波数特性を発着信履歴メモリ部51Aや電話帳メモリ部52Aから検索し、この周波数特性に基づいて通話相手先との通話音声(受話音声及び送話音声)の音質を制御するようにしたので、通話相手先に対応した通話音声の周波数特性(受話側周波数特性及び送話側周波数特性)を自動的に設定することができる。
【0140】
尚、上記実施の形態においては、図1に示す親機電話機10Aを例にあげて説明してきたが、図7に示す子機電話機10Bについても、通話相手先との通話中に、その通話音声の受話音声及び送話音声の周波数特性を変更可能とする周波数特性変更機能や、この通話相手先の電話番号及び、その受話音声及び送話音声の周波数特性を対応付けて子機記憶部20Bに記憶管理する周波数特性登録機能や、電話着信や電話発信を検出すると、この通話相手先に対応した受話音声及び送話音声の周波数特性を自動的に設定する周波数特性設定機能を備えていることは言うまでもなく、この子機電話機10Bについても、前述した効果と同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0141】
上記実施の形態においては、通話音声の音質をソフト的に変更する機能として親機DSP11Aや子機DSP11Bを例にあげて説明したが、図13に示すように、フィルタ特性が夫々異なる複数のフィルタ71A及び、これらフィルタ71Aを切替選択するフィルタ選択部72Aとを有し、このフィルタ選択部72Aにて選択したフィルタ71Aで通話音声の音質を変更するようにした音質変更部70を設けるようにしても、同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0142】
また、上記実施の形態においては、受話音声及び送話音声の周波数特性パターンを“高域強調”、“ノーマル”及び“低域強調”の三段階としたが、この周波数特性の段階を増やすことで、きめ細かい周波数特性を設定することができることは言うまでもない。また、周波数特性パターンを選択設定するというのではなく、アナログ的に所望の周波数特性を変更できるようにしても良く、この場合には、より一層、きめ細かい周波数特性を設定することができることは言うまでもない。
【0143】
【発明の効果】
上記のように構成された本発明の電話機によれば、通話相手先との通話音声に関わる周波数特性及び、その通話相手先の電話番号を対応付けて記憶管理しておき、通話相手先との通信動作を検出すると、通話相手先の電話番号に対応した周波数特性を検索し、この検索した周波数特性に基づいて通話相手先との通話音声の音質を制御するようにしたので、同一電話番号の通話相手先と再度通話する際には、その通話相手先の電話番号に対応した周波数特性に基づいて自動的に通話音声の音質を制御するため、その周波数特性変更に関わる操作を行う必要がなく、その結果、その周波数特性変更に関わる操作性を著しく良好にすることができる。
【0144】
本発明の電話機によれば、周波数特性検索手段にて周波数特性を検索すると、この周波数特性に基づいて、通話相手先との通話音声の内、この通話相手先からの受話音声を音質制御するようにしたので、同一電話番号の通話相手先と再度通話する際には、その通話相手先との通話音声の内、この通話相手先からの受話音声の音質を制御するため、受話音声の周波数特性変更に関わる操作を行う必要がなく、その結果、その周波数特性変更に関わる操作性を著しく良好にすることができると共に、しかも、最適な受話音声を提供することができる。
【0145】
本発明の電話機によれば、周波数特性検索手段にて周波数特性を検索すると、この周波数特性に基づいて通話相手先との通話音声の内、この通話相手先への送話音声を音質制御するようにしたので、同一電話番号の通話相手先と再度通話する際には、その通話相手先との通話音声の内、この通話相手先への送話音声の音質を制御するため、送話音声の周波数特性変更に関わる操作を行う必要がなく、その結果、その周波数特性変更に関わる操作性を著しく良好にすることができると共に、しかも、通話相手先に最適な通話音声(送話音声)を提供することができる。
【0146】
本発明の電話機によれば、通話相手先との通話中に所定操作を検出すると、通話相手先との通話音声に関わる周波数特性を変更するようにしたので、所定操作、例えば周波数特性変更用のボタン操作で、通話相手先との通話音声に関わる周波数特性を簡単に変更することができる。
【0147】
本発明の電話機によれば、通話相手先との通話音声に関わる周波数特性を変更すると、この通話相手先との終話に応じて、この通話相手先の通話音声に関わる周波数特性と、この通話相手先の電話番号とを対応付けて周波数特性記憶手段に記憶するようにしたので、通話相手先との通話音声に関わる周波数特性を変更した場合、その通話相手先との終話に応じて、その通話相手先の電話番号及び周波数特性を簡単に記憶することができる。
【0148】
本発明の電話機によれば、通話相手先からの所定DTMF信号を検出すると、通話相手先との通話音声に関わる周波数特性を変更するようにしたので、通話相手先からでもリモート操作で通話相手先との通話音声に関わる周波数特性を簡単に変更することができる。例えば周波数特性を変更操作ができない電話機のユーザにとっては、通話相手先からのリモート操作で周波数特性を変更することができるため、非常に便利である。
【0149】
本発明の電話機によれば、通話相手先からの着信動作に伴う通話相手先の発信者番号通知を検出すると、この発信者番号の電話番号に対応した周波数特性を周波数特性記憶手段から検索し、この周波数特性に基づいて通話相手先との通話音声の音質を制御するようにしたので、通話相手先に対応した通話音声の周波数特性を自動的に設定することができる。
【0150】
本発明の電話機によれば、通話相手先への発信動作を検出すると、この発信相手である通話相手先の電話番号に対応した周波数特性を周波数特性記憶手段から検索し、この周波数特性に基づいて通話相手先との通話音声の音質を制御するようにしたので、通話相手先に対応した通話音声の周波数特性を自動的に設定することができる。
【0151】
本発明の電話機の音質制御方法によれば、通話相手先との通話音声に関わる周波数特性及び、その通話相手先の電話番号を対応付けて記憶管理しておき、通話相手先との通信動作を検出すると、通話相手先の電話番号に対応した周波数特性を検索し、この検索した周波数特性に基づいて通話相手先との通話音声の音質を制御するようにしたので、同一電話番号の通話相手先と再度通話する際には、その通話相手先の電話番号に対応した周波数特性に基づいて自動的に通話音声の音質を制御するため、その周波数特性変更に関わる操作を行う必要がなく、その結果、その周波数特性変更に関わる操作性を著しく良好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電話機における実施の形態を示す電話システムの親機電話機内部の概略構成を示すブロック図
【図2】本実施の形態に関わる親機電話機の外観構成及び親機電話機の親機LCDの表示内容を示す説明図
【図3】本実施の形態に関わる親機電話機の親機制御部内部の概略構成を示すブロック図
【図4】本実施の形態に関わる通話音声の周波数特性パターンを示す説明図
【図5】本実施の形態に関わる親機電話機の親機記憶部内部における電話帳メモリのテーブル構成を端的に示す説明図
【図6】本実施の形態に関わる親機電話機の親機LCDの表示内容を端的に示す説明図
a)送信側周波数特性を“ノーマル”設定した場合
b)送信側周波数特性を“高域強調”設定した場合
c)送信側周波数特性を“低域強調”設定した場合
【図7】本実施の形態に関わる子機電話機内部の概略構成を示すブロック図
【図8】本実施の形態に関わる親機電話機の周波数特性設定登録処理に関わる親機制御部の処理動作を示すフロー図
【図9】本実施の形態に関わる親機電話機の周波数特性変更処理に関わる親機制御部の処理動作を示すフロー図
【図10】本実施の形態に関わる親機電話機の外部DTMF信号周波数特性変更処理に関わる親機制御部の処理動作を示すフロー図
【図11】本実施の形態に関わる親機電話機の発信用音質設定処理に関わる親機制御部の処理動作を示すフロー図
【図12】本実施の形態に関わる親機電話機の着信用音質設定処理に関わる親機制御部の処理動作を示すフロー図
【図13】本実施の形態に関わる親機電話機の親機DSPの代替とした音声変更部内部の概略構成を示すブロック図
【符号の説明】
10A 親機電話機(電話機)
11A 親機DSP(音質制御手段)
13A ハンドセット部(通話手段)
20A 親機記憶部(周波数特性記憶手段)
41 通信制御部(通信動作検出手段)
42 キー監視部(通信動作検出手段)
44 メモリ制御部(周波数特性記憶制御手段)
45 音質制御部(音質制御手段)
45A 受話側音質制御部(音質制御手段)
45B 送話側音質制御部(音質制御手段)
46 周波数特性変更部(周波数特性変更手段)
47 通話相手先電話番号検出部(通信動作検出手段)
48 周波数特性検索部(周波数特性検索手段)

Claims (9)

  1. 通話相手先と通話する通話手段と、
    前記通話相手先との通話音声に関わる周波数特性を変更する周波数特性変更手段と、
    この周波数特性変更手段にて変更した周波数特性及び、この通話相手先の電話番号を対応付けて記憶管理する周波数特性記憶手段と、
    前記通話相手先との通信動作を検出する通信動作検出手段と、
    この通信動作検出手段にて前記通話相手先との通信動作を検出すると、この通話相手先の電話番号に対応した周波数特性を前記周波数特性記憶手段から検索する周波数特性検索手段と、
    この周波数特性検索手段にて周波数特性を検索すると、この周波数特性に基づいて、前記通話相手先との通話音声を音質制御する音質制御手段とを有することを特徴とする電話機。
  2. 前記音質制御手段は、
    前記周波数特性検索手段にて周波数特性を検索すると、この周波数特性に基づいて、前記通話相手先との通話音声の内、この通話相手先からの受話音声を音質制御することを特徴とする請求項1記載の電話機。
  3. 前記音質制御手段は、
    前記周波数特性検索手段にて周波数特性を検索すると、この周波数特性に基づいて、前記通話相手先との通話音声の内、この通話相手先への送話音声を音質制御することを特徴とする請求項1又は2記載の電話機。
  4. 前記周波数特性変更手段は、
    前記通話相手先との通話中に所定操作を検出すると、前記通話相手先との通話音声に関わる周波数特性を変更することを特徴とする請求項1、2又は3記載の電話機。
  5. 前記周波数特性変更手段にて前記通話相手先との通話音声に関わる周波数特性を変更すると、この通話相手先との終話に応じて、この通話相手先の通話音声に関わる周波数特性と、この通話相手先の電話番号とを対応付けて前記周波数特性記憶手段に記憶する周波数特性記憶制御手段を有することを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の電話機。
  6. 前記周波数特性変更手段は、
    前記通話相手先からの所定DTMF信号を検出すると、前記通話相手先との通話音声に関わる周波数特性を変更することを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の電話機。
  7. 前記通信動作検出手段は、
    前記通話相手先からの着信動作に伴う前記通話相手先の発信者番号通知を前記通話相手先に関わる通信動作とすることを特徴とする請求項1、2,3,4、5又は6記載の電話機。
  8. 前記通信動作検出手段は、
    前記通話相手先への発信動作を、前記通話相手先に関わる通信動作とすることを特徴とする請求項1、2、3,4,5、6又は7記載の電話機。
  9. 通話相手先との通話音声に関わる周波数特性を変更すると、この変更した周波数特性と、この通話相手先の電話番号とを対応付けて記憶管理し、前記通話相手先との通信動作を検出すると、この通話相手先の電話番号に対応した周波数特性を記憶管理内容から検索し、この検索した周波数特性に基づいて、前記通話相手先との通話音声を音質制御することを特徴とする電話機の音質制御方法。
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JP2018037745A (ja) * 2016-08-29 2018-03-08 シャープ株式会社 電話機

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