JP3126377B2 - ボタン電話装置 - Google Patents

ボタン電話装置

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JP3126377B2
JP3126377B2 JP02327558A JP32755890A JP3126377B2 JP 3126377 B2 JP3126377 B2 JP 3126377B2 JP 02327558 A JP02327558 A JP 02327558A JP 32755890 A JP32755890 A JP 32755890A JP 3126377 B2 JP3126377 B2 JP 3126377B2
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G1/00Details of arrangements for controlling amplification
    • H03G1/0005Circuits characterised by the type of controlling devices operated by a controlling current or voltage signal
    • H03G1/0088Circuits characterised by the type of controlling devices operated by a controlling current or voltage signal using discontinuously variable devices, e.g. switch-operated
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G3/00Gain control in amplifiers or frequency changers without distortion of the input signal
    • H03G3/001Digital control of analog signals

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、ボタン電話装置に関するものである。
(従来の技術) ボタン電話装置は、一般に、複数台のボタン電話機
と、これら各々のボタン電話機及び局線が接続された主
装置とを備えた構成となっている。主装置は、局線とボ
タン電話装置との接続や各ボタン電話機間で行なわれる
制御データの媒介や互いに対応する入PCMハイウェイと
出PCMハイウェイ同士の間の時分割交換接続等を実行す
る。これら各種動作を実行することにより主装置は、複
数台のボタン電話機同士を交換接続する内線通話とこれ
ら各々のボタン電話機と局線とを交換接続する局線通話
とを設定するようになっている。一方、各ボタン電話機
は、主装置を通して他のボタン電話機との間で内線通話
を行なうための制御データの授受、主装置との間で局線
通等を行なうための制御データの授受が行なえる回路構
成となっている。のみならず、上記各ボタン電話機は、
内線通話と局線通話とが行なえるように、ハンドセット
の受話器、送話器を始め、送/受話回路系、キーボード
上に設けられた各種キーや各種ボタン等を備えている。
なお、上記ボタン電話機中には、ハンドセットの受話
器、送話器に加えて、呼出し信号のみならず受話信号を
も出力するようになっているスピーカを備えたものもあ
る。
上記各種キーや各種ボタンは、いずれもボタン電話機
が持つ多種多様の機能を実現するためにボタン電話機に
設けられているものであるが、受話信号や或いは受話信
号と呼出し信号の一方又は双方の音量調整機能を備えた
ボタン電話機にあっては、該機能に対応して音量「UP」
ボタンと音量「DOWN」ボタンとが設けられている。
上記音量調整機能を備えた従来のボタン電話機では、
話者が受話信号や或いは受話信号と呼出し信号の一方又
は双方の音量の増加を所望して、音量「UP」ボタンを押
圧操作すると、この押圧操作を開始した瞬間からこの押
圧操作の時間の長さに応じて受話信号或いは呼出し信号
の音量が第8図にて示すように0.5秒単位で段階的な所
定量増加する。一方、上記とは逆に、話者が受話信号や
或いは呼出し信号の一方又は双方の音量の減少を所望し
て、音量「DOWN」ボタンを押圧操作すると、やはり上記
と同様にこの押圧操作を開始した瞬間から押圧操作の時
間の長さに応じて受話信号や呼出し信号の音量が0.5秒
単位で段階的に減少するようになっていた。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上述したごとき音量調整機能を備えた従来
のボタン電話機では、音量「UP」ボタン或いは音量「DO
WN」ボタンが押圧操作されると、この押圧操作が開始さ
れた瞬間から受話信号や呼出し信号の音量の増/減が行
なわれるようになっていたので、話者等が過って上記音
量「UP」ボタン或いは音量「DOWN」ボタンに触れた場合
や上記各ボタンに物が接触した場合にも、直ちに受話信
号や呼出し信号の音量が変化してしまうこととなる。
そのため、折角話者にとって適宜な値に調整されたは
ずの音量が、該話者の気付かぬうちに、該話者にとって
不適当な別の値に変更されてしまうという不具合が生じ
ることが多く、使い勝手が悪いという欠点があった。
従って本発明は、上記事情を考慮してなされたもの
で、その目的は、受話信号や呼出し信号と受話信号の一
方又は双方の音量調整を行なうためにボタン電話機に設
けられた音量調整ボタンに、過って話者等が触れたり物
が接触したときに、これによって上記受話信号や呼出し
信号と受話信号の一方又は双方の音量が変更されるの防
止することが可能なボタン電話装置を提供することにあ
る。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明は、複数台のボタ
ン電話機と、前記複数台のボタン電話機同士を交換接続
するとともに、前記各ボタン電話機と局線とを交換接続
する局線が接続可能な主装置とを備え、前記各ボタン電
話機のうちの少なくとも1台は、与えられた指令信号に
基づいて、入力された受話信号の音量を可変調整する第
1の音量可変調整手段と、与えられた指令信号に基づい
て、入力された呼出し信号や受話信号の音量を可変調整
する第2の音量可変調整手段とを有しているボタン電話
装置において、 第1の音量可変調整手段による音量の可変調整か、又
は前記第2の音量可変調整手段による音量の可変調整の
いずれか一方を選択するための選択手段と、 前記選択手段によって前記第1の音量可変調整手段に
よる音量の可変調整が選択されたときには出力側が前記
第1の音量可変調整手段に、前記選択手段によって前記
第2の音量可変調整手段による音量の可変調整が選択さ
れたときには出力側が前記第2の音量可変調整手段に夫
々選択的に接続されるようになっており、前記指令信号
を受けて、該指令信号の出力持続時間が予め設定された
基準時間値未満のときには、前記選択手段により選択さ
れた前記第1または第2の音量可変調整手段に対する前
記指令信号に基づく音量調節を規制する指令信号規制手
段と、を設けたものである。
(作 用) 本発明では、第1および第2の音量可変調整手段を有
しているボタン電話機に対し、指令信号の出力持続時間
が予め設定された基準時間未満のときには、第1または
第2の音量可変調整手段に対する指令信号に基づく音量
調節を規制するようにしたため、受信信号や呼出し信号
と受話信号の一方又は双方の音量調整を行うためにボタ
ン電話機に設けられた音量調整ボタンに、過って話者等
が触れたり物が接触したときに、これによって上記受話
信号や呼出し信号と受話信号の一方又は双方の音量の変
更を防止できる。
(実施例) 以下、図面により本発明の一実施例について説明す
る。
第2図は、本発明の一実施例に従うボタン電話装置の
全体的な構成を示したブロック図である。第2図にて図
示したボタン電話装置は、受話信号や呼出し信号と受話
信号の一方又は双方の音量調整を行なうための音量調整
ボタンが設けられているボタン電話機を、複数台備えて
いる。上記ボタン電話機の外部構成及び内部構成につい
ては、後に詳述する。
第2図を参照して明らかなように、ボタン電話装置
は、一般に、主装置11と、この主装置11と接続されてい
る複数台のボタン電話機22,23(第2図では図示の都合
上、2台分だけ記載した)とを備えた構成となってい
る。
主装置11は、局線1と接続されている局線インターフ
ェースユニット6を始め、ボタン電話機22に対応して設
けられたボタン電話機インターフェースユニット8と、
ボタン電話機23に対応して設けられたボタン電話機イン
ターフェースユニット10と、タイムスイッチ7と、上記
局線インターフェースユニット6、タイムスイッチ7、
ボタン電話機インターフェースユニット8,10を制御下に
置く中央制御回路9とを備えている。上記構成について
更に詳述すれば、以下のようである。
局線インターフェースユニット6は、局線1とボタン
電話装置とを接続するために設けられているもので、局
線インターフェース回路33を始め、トランス34、2線4
線変換回路2、受話増幅器3、送話増幅器4、コーデッ
ク5及び制御回路35を備えている。上記局線インターフ
ェース回路33は、制御回路35の制御下で局線からの呼出
し信号の着信検出、局線捕捉やダイヤルパルス信号の送
出等を行うようになっている。トランス34は、局線イン
ターフェース回路33と2線4線変換回路2との間に接続
されている。
2線4線変換回路2は、局線1から局線インターフェ
ース回路33及びトランス34を通して与えられたアナログ
信号(受話音声信号等)を受けて、これを受話増幅器3
に出力する。2線4線変換回路2は、又、送話増幅器4
から出力されたアナログ信号(送話音声信号等)を受け
て、これをトランス34及び局線インターフェース回路33
を通して局線1へと送出するようになっている。
受話増幅器3は、前記2線4線変換回路2から与えら
れたアナログ信号(受話音声信号等)を受けて増幅した
後、コーデック5に出力する。一方、送話増幅器4は、
コーデック5から出力されたアナログ信号(送話音声信
号等)を受けて増幅した後、2線4線変換回路2に出力
するようになっている。
コーデック5は、受話増幅器3にて増幅されたアナロ
グ信号(受話音声信号等)を受けてこれをディジタル化
しPCM信号に変換する。そして、このPCM信号を、入PCM
ハイウェイ上に割当てられたタイムスロットを通してタ
イムスイッチ7に出力する。コーデック5は、又、出PC
Mハイウェイ上に割当てられたタイムスロットを通して
上記タイムスイッチ7から出力されたPCM信号を受け
る。そして、このPCM信号をアナログ信号(送話音声信
号等)に変換した後、送話増幅器4に出力するようにな
っている。
制御回路35は、上述したタイムスイッチ7とともに中
央制御回路9の制御下に置かれる。即ち、制御回路35
は、データハイウェイを通して中央制御回路9との間で
制御信号の授受を行なう。制御回路35は、データハイウ
ェイを通して中央制御回路9から局線1を捕捉すべき旨
の制御信号が与えられると、この制御信号に従い局線イ
ンターフェース回路33を制御して局線1を捕捉させる。
制御回路35は、又、局線インターフェース回路33が局線
1からの呼出し信号の着信があったことを検出したとき
には、該呼出し信号が着信したことを示すデータ信号
を、データハイウェイを通して中央制御回路9に出力す
るようになっている。
タイムスイッチ7は、通話メモリ、カウンタ回路等か
ら成っている。そして、中央制御回路9の制御下で複数
本の入PCMハイウェイを通して出力される信号を多重
加、分離、或いは位置変換することによって、互いに対
応する入PCMハイウェイと出PCMハイウェイ同士の間を時
分割交換接続するようになっている。
即ち、タイムスイッチ7は、入PCMハイウェイ上に割
当てられたタイムスロットから与えられたPCM信号を受
けて、これを出PCMハイウェイ上に割当てられたタイム
スロットを通してボタン電話機インターフェースユニッ
ト8を構成しているピンポン伝送回路に出力する。タイ
ムスイッチ7は、又、入PCMハイウェイ上に割当てられ
たタイムスロットを通してボタン電話機インターフェー
スユニット8のピンポン伝送回路から出力されたPCM信
号を受けて、これを出PCMハイウェイ上に割当てられた
タイムスロットを通してコーデック5に出力するように
なっている。タイムスイッチ7は、更に、入PCMハイウ
ェイ上に割当てられたタイムスロット及び出PCMハイウ
ェイ上に割当てられたタイムスロットとを通してコーデ
ック5から出力されたPCM信号をボタン電話機インター
フェースユニット10を構成しているピンポン伝送回路に
与える。これとともに、タイムスイッチ7は、入PCMハ
イウェイ上に割当てられたタイムスロット及び出PCMハ
イウェイ上に割当てられたタイムスロットを通して、ボ
タン電話機インターフェースユニット10を構成している
ピンポン伝送回路から出力されたPCM信号をコーデック
5に与える。
ボタン電話機インターフェースユニット8は、ピンポ
ン伝送回路、制御回路及びピンポン伝送データ用トラン
ス(いずれも図示しない)を備えた構成となっている。
上記ピンポン伝送回路は、制御回路の制御下で、出PC
Mハイウェイ上に割当てられたタイムスロットを通して
タイムスイッチ7から送出されたPCM信号(音声信号デ
ータ)と制御回路から与えられた制御データとのシリア
ルなディジタルデータを、ボタン電話機22に対し、ピン
ポン伝送方式(ディジタル伝送方式)により送信する。
上記ピンポン伝送回路は、又、ボタン電話機22からピン
ポン伝送方式により送出されたPCM信号(音声信号デー
タ)と制御データとのシリアルなディジタルデータを受
けて、PCM信号については、入PCMハイウェイ上に割当て
られたタイムスロットを通してタイムスイッチ7に出力
し、一方、制御データについては、ボタン電話機インタ
ーフェースユニット8の制御回路に出力する。
上記制御回路は、前述したように、データハイウェイ
を通して中央制御回路9から送出された制御データを受
けて、これをボタン電話機インターフェースユニット8
のピンポン伝送回路に出力する。上記制御回路は、又、
上記ピンポン伝送回路から与えられたボタン電話機22側
の制御データを受けて、これをデータハイウェイを通し
て中央制御回路9に出力するようになっている。
ボタン電話機インターフェースユニット10は、ボタン
電話機インターフェースユニット8と同様な構成となっ
ている。
即ち、ボタン電話機インターフェースユニット10のピ
ンポン伝送回路は、制御回路の制御下で、出PCMハイウ
ェイ上に割当てられたタイムスロットを通してタイムス
イッチ7から送出されたPCM信号(音量信号データ)と
制御回路から与えられた制御データとのシリアルなディ
ジタルデータを、ボタン電話機23に対し、ピンポン伝送
方式により送信する。上記ピンポン伝送回路は、又、ボ
タン電話機23からピンポン伝送方式により送出されたPC
M信号(音声信号データ)と制御データとのシリアルな
ディジタルデータを受けて、PCM信号については、入PCM
ハイウェイ上に割当てられたタイムスロットを通してタ
イムスイッチ7に出力し、一方、制御データについて
は、ボタン電話機インターフェースユニット10の制御回
路に出力する。
上記制御回路は、前述したように、データハイウェイ
を通して中央制御回路9から送出された制御データを受
けて、これをボタン電話機インターフェースユニット10
のピンポン伝送回路に出力する。上記制御回路は、又、
上記ピンポン伝送回路から与えられたボタン電話機23側
の制御データを受けて、これをデータハイウェイを通し
て中央制御回路9に出力するようになっている。
中央制御回路9は、CPUを始め、ROM、RAM(いずれも
図示しない)を備えている。上記ROMには、上記PCUが第
2図にて図示したボタン電話装置の各部を制御するのに
必要なプログラムや不揮発性の固定データ等が内蔵され
ている。又、上述したRAMには、例えば、本実施例に従
うボタン電話機22,23を含む複数台(n台)のボタン電
話機の各々について決められた受話信号や呼出し信号の
音量の現在値データを記憶する記憶領域が設定されてい
る。
中央制御回路9のCPUは、上記ROM内に記憶されている
制御プログラムに基づき、受話信号や呼出し信号の音量
データのRAMへの書込みや、RAM内に書込まれた音量デー
タの各ボタン電話機の制御回路への送出等を必要に応じ
て実行する他、以下に記載するようなボタン電話装置各
部の一般的な制御をも実行する。即ち、中央制御回路9
のCPUは、上述したタイムスイッチ7を始め、局線イン
ターフェースユニット6を構成している各部、ボタン電
話機インターフェースユニット8、10(前述したよう
に、第2図では図示の都合上、ボタン電話機は2台しか
図示していないので、各ボタン電話機に対応して備えら
れるボタン電話機インターフェースユニットも2個しか
図示していない)を構成している各部等、ボタン電話装
置の主装置11を構成している各部をその制御下に置く。
中央制御回路9のCPUは、既に説明したように、データ
ハイウェイを通して制御回路35との間で、局線捕捉の制
御信号、ダイヤルパルス信号送出のための制御信号、局
線1からの呼出し信号の着信検出を報知する信号等の授
受を行なう。中央制御回路9のCPUは、又、ボタン電話
機インターフェースユニット8に対し制御信号を送出す
ることによってボタン電話機インターフェースユニット
8を制御するのみならず、データハイウェイを通してボ
タン電話機インターフェースユニット8側から送出され
た制御情報を受ける。
上記と同様に中央制御回路9のCPUは、ボタン電話機
インターフェースユニット10に対し、制御信号を送出す
ることによってボタン電話機インターフェースユニット
10を制御するのみならず、データハイウェイを通してボ
タン電話機インターフェースユニット10側から送出され
た制御情報を受けるようになっている。
ボタン電話機22は、ピンポン伝送回路12、制御回路1
8、ダイヤルパッド21、内線キースイッチ19、局線キー
スイッチ20、音量「UP」ボタン42、音量「DOWN」ボタン
43、ハンドセット/スピーカ選択ボタン41、コーデック
13、受話増幅器14、送話増幅器17、ハンドセットの受話
器15及びハンドセットの送話器16を備えている。ボタン
電話機22は、上記各部に加えて更に、電子ボリウム45,4
6、ハンドセット/スピーカ切換スイッチ44、呼出し音
発生回路36、ハンドセット側信号処理回路37、スピーカ
側信号処理回路38、スピーカ側増幅器47、スピーカ48及
びリセットボタン61等をも備えている。
ピンポン伝送回路12は、制御回路18の制御下で、ボタ
ン電話機インターフェースユニット8からピンポン伝送
方式により送出されたPCM信号(音声信号データ)と制
御データとのシリアルなディジタルデータを受けて、PC
M信号については、コーデック13に出力し、一方、制御
データについては、制御回路18に出力する。ピンポン伝
送回路12は、又、コーデック13から出力されたPCM信号
(音声信号データ)と制御回路18から出力された制御デ
ータとをシリアルなディジタルデータとし、このシリア
ルなディジタルデータを、ボタン電話機インターフェー
スユニット8に出力する。
コーデック13は、ピンポン伝送回路12から出力された
PCM信号(音声信号データ)を受ける。そして、これを
アナログ信号(受話音声信号等)に変換した後出力す
る。このアナログ信号(受話音声信号等)は、ハンドセ
ット/スピーカ切換スイッチ44が、ハンドセット/スピ
ーカ選択ボタン41により電子ボリウム45側接点と接続さ
れているときには、該ハンドセット/スピーカ切換スイ
ッチ44、電子ボリウム45を通して受話増幅器14に与えら
れる。上記とは逆に、ハンドセット/スピーカ切換スイ
ッチ44がハンドセット/スピーカ選択ボタン41により電
子ボリウム46側接点と接続されているときには、前記ア
ナログ信号(受話音声信号等)は、該ハンドセット/ス
ピーカ切換スイッチ44、電子ボリウム46を通してスピー
カ側増幅器47に与えられる。コーデック13は、又、送話
増幅器17から出力されたアナログ信号(送話音声信号
等)を受けて、これをPCM信号(音声信号データ)に変
換した後、ピンポン伝送回路12に出力するようになって
いる。
受話増幅器14は、コーデック13から出力され、ハンド
セット/スピーカ切換スイッチ44及び電子ボリウム45を
通して与えられたアナログ信号(受話音声信号等)を受
けてこれを増幅した後、ハンドセットの受話器15に出力
するようになっている。送話増幅器17は、ハンドセット
の送話器16から出力されたアナログ信号(送話音声信号
等)を受けてこれを増幅した後、コーデック13に出力す
るようになっている。
内線キースイッチ19は、ボタン電話機22の話者が内線
通話を行ないたいときに押圧操作されるもので、該内線
キースイッチ19が押圧操作されると、該内線キースイッ
チ19が押圧操作されたことを示す信号が、制御回路18に
出力されるようになっている。局線キースイッチ20は、
ボタン電話機22の話者が局線通路(外線通話)を行ない
たいときに押圧操作されるもので、該局線キースイッチ
20が押圧操作されると、該局線スイッチ20が押圧操作さ
れたことを示す信号が、制御回路18に出力されるように
なっている。
ダイヤルパッド21は、ボタン電話機22の話者が押圧操
作したボタンに対応したダイヤル信号を制御回路18に送
出するようになっている。
呼出し音発生回路36は、ボタン電話機インターフェー
スユニット8、ピンポン伝送回路12及び制御回路18を通
して中央制御回路9から与えられた呼出し音を発生する
ための制御データ(ディジタルデータ)を受ける。そし
て該制御データに基づいて発生させた呼出し音信号(ア
ナログ信号)を、電子ボリウム46を通してスピーカ側増
幅器47に出力する。
スピーカ側増幅器47は、電子ボリウム46を通して呼出
し音発生回路36から与えられた呼出し音信号(アナログ
信号)を受けてこれを増幅した後、スピーカ48に出力す
る。スピーカ側増幅器47は、又、ハンドセット/スピー
カ選択ボタン41が操作されたことでハンドセット/スピ
ーカ切換スイッチ44が電子ボリウム46側接点と接続され
ているときには、コーデック13から出力され、ハンドセ
ット/スピーカ切換スイッチ44及び電子ボリウム46を通
して与えられるアナログ信号(受話音声信号等)を受け
てこれを増幅した後、スピーカ48に出力するようになっ
ている。
ハンドセット/スピーカ選択ボタン41を始め、音量
「UP」ボタン42、音量「DOWN」ボタン43及びリセットボ
タン61は、前述した内線キースイッチ19、局線キースイ
ッチ20、ダイヤルパッド21等と同様に、ボタン電話機22
のキーボード上に配設されている(第3図参照)。な
お、ボタン電話機22のキーボード上には、第3図にて図
示するように、上記各部に加えて更に、「メッセージボ
タン」、「会議ボタン」、「リダイヤルボタン」及び
「保留ボタン」も配設されている。
ハンドセット/スピーカ選択ボタン41は、前述したハ
ンドセット/スピーカ切換スイッチ44と機構的に連動す
るように構成されているのみならず、指令信号出力規制
回路39の出力側とハンドセット側信号処理回路37の入力
側及びスピーカ側信号処理回路38の入力側との間に設け
られている出力切換スイッチ39g(第1図にて図示)と
も機構的に連動するように構成されている。即ち、ハン
ドセット/スピーカ切換スイッチ44をして、コーデック
13と電子ボリウム45側とを接続せしめるべくハンドセッ
ト/スピーカ選択ボタン41を操作したときには、前記出
力切換スイッチ39g(第1図にて図示)は、ハンドセッ
ト側信号処理回路37の入力側に接続される。一方、ハン
ドセット/スピーカ切換スイッチ44をして、コーデック
13と電子ボリウム46側とを接続せしめるべくハンドセッ
ト/スピーカ選択ボタン41を操作したときには、前記出
力切換スイッチ39g(第1図にて図示)は、スピーカ側
信号処理回路38の入力側に接続されるようになってい
る。
音量「UP」ボタン42、音量「DOWN」ボタン43は、いず
れも指令信号出力規制回路39の入力側と接続されてい
る。音量「UP」ボタン42は、話者等が受話信号又は呼出
し信号や受話信号の音量を増加させたいときに押圧操作
されるものである。一方、音量「DOWN」ボタン43は、話
者等か受信信号又は呼出し信号や受話信号の音量を減少
させたいときに押圧操作されるものである。
なお、本実施例では、後述するように、第1図にて示
すシフトレジスタ37aはアップ/ダウンカウンタとして
の機能を備えている。そのため、音量「UP」ボタン42が
押圧操作されたときには、これによって前記シフトレジ
スタ37aのアップ/ダウン切換入力ピン(図示しない)
に論理レベル“H"信号が入力されて前記シフトレジスタ
37aはアップカウントモードにモード設定される。一
方、音量「DOWN」ボタン43が押圧操作されたときには、
これによって前記シフトレジスタ37aのアップ/ダウン
切換入力ピン(図示しない)に論理レベル“L"信号が入
力されて前記シフトレジスタ37aはダウンカウントモー
ドにモード設定されるようになっている。シフトレジス
タ37aの詳細については後述する。
指令信号出力規定回路39は、その入力側が音量「UP」
ボタン42、音量「DOWN」ボタン43と接続され、その出力
側が前述した出力切換スイッチ39g(第1図にて図示)
によりハンドセット側信号処理回路37の入力側又はスピ
ーカ信号処理回路38の入力側と選択的に接続されるよう
になっている。指令信号出力規制回路39は、ハンドセッ
ト/スピーカ選択ボタン41が押圧操作されたことで出力
切換スイッチ39g(第1図にて図示)によりハンドセッ
ト側信号処理回路37側と接続された状態で、音量「UP」
ボタン42が例えば0.5秒以上押圧操作されたときには、
該押圧操作時間の長さに応じて音量増加の調整を行なう
べく指令信号を生成し、該指令信号をハンドセット側信
号処理回路37に出力する。指令信号出力規制回路39は、
又、ハンドセット側信号処理回路37側と接続された状態
で、音量「DOWN」ボタン43が例えば0.5秒以上押圧操作
されたときには、該押圧操作時間の長さに応じて音量減
少の調整を行なうべく指令信号を生成し、該指令信号を
ハンドセット側信号処理回路37に出力するようになって
いる。
指令信号出力規制回路39は、ハンドセット/スピーカ
選択ボタン41が押圧操作されたことで出力切換スイッチ
39g(第1図にて図示)によりスピーカ側信号処理回路3
8側と接続された状態で、音量「UP」ボタン42が例えば
0.5秒以上押圧操作されたときには、該押圧操作時間の
長さに応じて音量増加の調整を行なうべく指令信号を生
成し、該指令信号をスピーカ側信号処理回路38に出力す
る。指令信号出力規制回路39は、又、スピーカ側信号処
理回路38側と接続された状態で、音量「DOWN」ボタンが
例えば0.5秒以上押圧操作されたときには、該押圧操作
時間の長さに応じて音量減少の調整を行なうべく指令信
号を生成し、該指令信号をスピーカ側信号処理回路38に
出力するようになっている。
本実施例に従う指令信号出力規制回路39では、音量
「UP」ボタン42、音量「DOWN」ボタン43の押圧操作時間
が0.5秒未満のときには、上述した指令信号の生成を行
なわないようになっている。
ハンドセット側信号処理回路37とスピーカ側信号処理
回路38とは、内部構成が同一となっている。ハンドセッ
ト側信号処理回路37は、出力切換スイッチ39g(第1図
にて図示)により、指令信号出力規制回路39と接続され
た状態で、指令信号出力規制回路39から音量増加或いは
音量減少の指令信号が与えられると、受話増幅器14から
出力される受話信号の値を、該指令信号に基づいて決ま
る音量値に調整すべく電子ボリウム45に出力するととも
に、制御回路18にも出力するようになっている。
スピーカ側信号処理回路38は、出力切換スイッチ39g
(第1図にて図示)により、指令信号出力規制回路39と
接続された状態で、指令信号出力規制回路39から音量増
加或いは音量減少の指令信号が与えられると、スピーカ
側増幅器59から出力される信号の値(呼出し信号、受話
信号の値)を、該指令信号に基づいて決まる音量値に調
整すべく電子ボリウム46に出力するとともに、制御回路
18にも出力するようになっている。
なお、本実施例では、呼出し信号の音量値を調整すべ
くハンドセット/スピーカ選択ボタン41を押圧操作する
と、前記出力切換スイッチ39g(第1図にて図示)がハ
ンドセット側信号処理回路37側からスピーカ側信号処理
回路38側に切換わるのみならず、ハンドセット/スピー
カ切換スイッチ44も、電子ボリウム45側から電子ボリウ
ム46側に切換わることとなる。よって、呼出し信号と受
話信号とをスピーカ48から出力することとし且つ呼出し
信号と受話信号の音量値を同一に調整する場合以外は、
上記のごとき態様にて電子ボリウム46の抵抗値を所望の
値に変更した後、再度ハンドセット/スピーカ選択ボタ
ン41を押圧操作し、ハンドセット/スピーカ切換スイッ
チ44を電子ボリウム46側から電子ボリウム45側に切換え
ておく必要がある。
上述したハンドセット/スピーカ選択ボタン41、音量
「UP」ボタン42、音量「DOWN」ボタン43、指令信号出力
規制回路39、ハンドセット側信号処理回路37、スピーカ
側信号処理回路38、電子ボリウム45(46)の構成の詳細
については、後述する。
ボタン電話機23もボタン電話機23と同様な構成となっ
ている。即ち、ピンポン伝送回路24、制御回路30、ダイ
ヤルパッド29、内線キースイッチ32、局線キースイッチ
31、音量「UP」ボタン54、音量「DOWN」ボタン55、ハン
ドセット/スピーカ選択ボタン53、コーデック40、受話
増幅器25、送話増幅器28、ハンドセットの受話器26およ
びハンドセットの送話器27を備えている。ボタン電話機
23は、上記各部に加えて更に、電子ボリウム57,58、ハ
ンドセット/スピーカ切換スイッチ56、呼出し音発生回
路49、ハンドセット側信号処理回路50、スピーカ側信号
処理回路51、スピーカ側増幅器59、スピーカ60及びリセ
ットボタン62等を備えている。ボタン電話機23を構成し
ている上記各部の機能は、ボタン電話機22を構成してい
る各部のそれと同様である。
第1図は、本発明の一実施例に従うボタン電話機22の
内部に設けられた指令信号出力制御回路39、ハンドセッ
ト側信号処理回路37及び電子ボリウム45の内部構成を示
したブロック図である(既述のように、ハンドセット側
信号処理回路37とスピーカ側信号処理回路38の内部構成
は同一である。又、電子ボリウム45と電子ボリウム46の
内部構成も同一である。よって、第1図では、図示の都
合上、スピーカ側信号処理回路38及び電子ボリウム46の
記載は省略することとした)。なお、ボタン電話機23側
に設けられている指令信号出力規制回路52、ハンドセッ
ト側信号処理回路50、スピーカ側信号処理回路51、電子
ボリウム57,58は、ボタン電話機22側に設けられている
ものと同一であるので、説明を省略する。
第1図において、指令信号出力規制回路39は、積分回
路39hを始め、シュミットトリガ回路39d、クロックパル
ス発生回路39e、AND回路39f及び出力切換スイッチ39gを
備えている。ハンドセット側信号処理回路37は、シフト
レジスタ37aを始め、ラッチ回路37b及び常開スイッチ37
cを備えている。更に電子ボリウム45は、抵抗45a,45b,4
5c,45d,45e,45f,45g及び45hの直列体と、これら各抵抗
に対応して設けられているアナログスイッチ45i,45j,45
k,45l,45m,45n,45o及び45pとから成る抵抗ラダー回路の
構成となっている。上記構成について更に詳述すれば、
以下のようである。
前記積分回路39hは、音量「UP」ボタン42或いは音量
「DOWN」ボタン43が押圧操作されたことにより該押圧操
作された時間と対応する時間幅を持った論理レベル“H"
の方形波パルス信号が印加されると、第4図にて図示す
るような該方形波パルス信号の積分波形をシュミットト
リガ回路39dに出力するようになっているもので、抵抗3
9b、コンデンサ39c及びダイオード39aを備えている。抵
抗39bとコンデンサ39cとは、この両素子の値によって決
まる時定数で前記印加された論理レベル“H"の方形波パ
ルス信号を積分してシュミットトリガ回路39dに与え
る。ダイオード39aは、そのアノード端子側をシュミッ
トトリガ回路39dの入力側に、そのカソード端子側を音
量「UP」ボタン42(又は、音量「DOWN」ボタン43)側に
向けた状態で抵抗39bに並列接続されている。ダイオー
ド39aは、その順方向バイアス時の特性を利用して上述
した抵抗39bとコンデンサ39cとにより生成された積分波
形(第4図にて図示)の立下り特性を良好にするために
接続されたものである。即ち、ダイオード39aは、音量
「UP」ボタン42(又は、音量「DOWN」ボタン43)の押圧
操作が解除されたことにより上記ボタンの接点の接続が
電源側からアース側に切換わると、コンデンサ39cから
解放された電流を受けて短時間でアース側に落とすよう
になっている。
シュミットトリガ回路39dは、そのしきい値電圧にヒ
ステリシスを持たせたものであり、前述した積分回路39
hから出力される第4図にて図示したような積分波形か
ら所定論理レベルの方形波パルス信号を得るために、積
分回路39hの出力側に接続されている。シュミットトリ
ガ回路39dは、前記積分波形に基づいて生成した所定論
理レベルの方形波パルス信号を、AND回路39fの一方の入
力端子に印加する。
ここで、前記積分回路39hから出力される積分波形
が、前記両ボタン42(43)のいずれか一方の押圧操作時
間が基準時間(例えば、0.5秒)よりも短かったことに
起因して、前記シュミットトリガ回路39dのヒステリシ
スを持たせたしきい値電圧を下廻ったときには、シュミ
ットトリガ回路39dは、所定の論理レベルを持った方形
波パルス信号を出力しない。一方、上記とは逆に、前記
積分回路39hから出力される積分波形が、前記両ボタン4
2(43)のいずれか一方の押圧操作時間が基準時間(例
えば、0.5秒)よりも長いことにより、前記シュミット
トリガ回路39dのヒステリシスを持たせたしきい値電圧
を上廻ったときには、シュミットトリガ回路39dは、所
定の論理レベルを持った方形波パルス信号を、AND回路3
9fの一方の入力端子に印加することとなる。
上記内容から明らかなように、前述した基準時間値
は、積分回路39hを構成する抵抗39b及びコンデンサ39c
の素子値とシュミットトリガ回路39dのヒステリシスを
持たせたしきい値電圧とを変更することによって、自在
に変更することが可能である。よって、前記基準時間値
を例えば1秒に設定したいときには、積分回路39hの時
定数が上記両素子39b,39cによって決まる時定数よりも
略2倍大きくなるような素子値を持ったものを両素子39
b,39cに選定し、又、シュミットトリガ回路39dについて
も、上記時定数と適合するしきい値電圧を持ったものを
選定することとなる。又、前記基準時間値を例えば0.25
秒に設定したいときには、積分回路39hの時定数が上記
両素子39b,39cによって決まる時定数の略1/2になるよう
な素子値を持ったものを両素子39b,39cに選定し、又、
シュミットトリガ回路39dについても、上記時定数と適
合するしきい値電圧を持ったものを選定することとな
る。
AND回路39fは、前記シュミットトリガ回路39dから出
力される論理レベル信号と、クロックパルス発生回路39
eから所定周期で出力されるクロックパルス信号とを受
けて、両信号の論理積演算を行なう。即ち、前記シュミ
ットトリガ回路39dからの出力が論理レベル“L"であれ
ば、AND回路39fの出力は当然に論理レベル“L"であるか
ら、出力切換スイッチ39gを通してシフトレジスタ37aの
クロック端子には論理レベル“L"の信号が印加されるこ
ととなる。一方、前記シュミットトリガ回路39dからの
出力が論理レベル“H"であれば、前記シュミットトリガ
回路39dからの出力が論理レベル“H"である間、AND回路
39fからはクロックパルス信号が出力され、このクロッ
クパルス信号がシフトレジスタ37aのクロック端子に印
加される。なお、本実施例では、クロックパルス発生回
路39eは、該回路39eから出力されるクロックパルスの周
期が調整可能に構成されており、クロックパルスの周期
を調整することによって電子ボリウム45の抵抗値を変更
する速度を調整することができるようになっている。こ
のように、電子ボリウム45の抵抗値を変更する速度を調
整することができるようにした理由は、ハンドセットの
送話器16の種類(カーボンマイク、或いはダイナミック
マイク)により音声等の入出力特性が異なるので、これ
ら音声等の入出力特性に応じて、受話増幅器14の利得や
スピーカ側増幅器47の利得がリニアに変化し得るように
考慮したためである。
出力切換スイッチ39gは、ハンドセット/スピーカ選
択ボタン41の押圧操作により、ハンドセット/スピーカ
選択ボタン41と連動してAND回路39fの出力側とハンドセ
ット側信号処理回路37とを接続したり、或いは、AND回
路39fの出力側とスピーカ側信号処理回路38とを接続し
たりするようになっている。
シフトレジスタ37aは、そのクロック入力端子に出力
切換スイッチ39gを通してAND回路39fから論理レベル
“H"のクロック信号が1発印加される毎に、保持してい
る論理レベル“H"信号が1桁ずつ移動するようになって
いるもので、本実施例に従うシフトレジスタ37aは、そ
のデータ出力側が8桁の信号線(即ち、8本の信号線)
を通してラッチ回路37bのデータ入力側と接続されてい
る。前記シフトレジスタ37aは、アップ/ダウンカウン
タとしての機能を備えている。即ち、前述したように、
音量「UP」ボタン42が押圧操作されると、それによって
図示しないアップ/ダウン切換入力ピンに論理レベル
“H"の信号が印加され、シフトレジスタ37aはアップカ
ウントモードとなる。この状態で、AND回路39fからクロ
ックパルス信号が1発出力される毎に、保持している論
理レベル“H"信号が1桁ずつ第1図上方に向けて移動す
るようになっている。上記とは逆に音量「DOWN」ボタン
43が押圧操作されたときには、ダウンカウンタとして機
能する。即ち、音量「DOWN」ボタン43が押圧操作される
と、それによって図示しないアップ/ダウン切換入力ピ
ンに論理レベル“L"の信号が印加され、シフトレジスタ
37aはダウンカウントモードとなる。この状態で、AND回
路39fからクロックパルス信号が1発出力される毎に、
保持している論理レベル“H"信号が1桁ずつ第1図下方
に向けて移動するようになっている。本実施例に従うシ
フトレジスタ37aでは、所謂アップエッジ動作を行なう
こととしたので、前記シュミットトリガ回路39dからの
出力が論理レベル“H"である期間内にクロックパルス発
生回路39eから出力されるクロックパルスの立上りの回
数に応じて、該シフトレジスタ37a内に保持されている
論理レベル“H"信号の移動する桁数が決まる。上記とは
逆に、シフトレジスタ37aに、所謂ダウンエッジ動作を
行なうものを採用することとしても差支えない。
常開スイッチ37cは、シフトレジスタ37aの内容をリセ
ットするために設けられているリセットスイッチで、例
えばボタン電話機22のキーボード内に設けられる前記の
リセットボタン61の機構的に連動するようになってい
る。
本実施例に従うシフトレジスタ37aでは、アップ/ダ
ウンカウンタとして機能させるために初期値を電子ボリ
ウム45のセンタ値(即ち、抵抗45d、アナログスイッチ4
5lに対応)にプリセットするのが望ましい。
ラッチ回路37bは、前述したごとくそのデータ入力側
が8桁の信号線(即ち、8本の信号線)を通してシフト
レジスタ37aのデータ出力側と接続されている。又、ラ
ッチ回路37bは、そのデータ出力側が8桁の信号線を通
して前述した各アナログスイッチ45i〜45pと夫々接続さ
れているとともに、制御回路18(第1図にて図示)にも
接続されている。ラッチ回路37bは、シフトレジスタ37a
が保持している論理レベル“H"信号が1桁ずつ移動する
のに応じてその保持している論理レベル“H"信号も1桁
ずつ移動するようになっている。ラッチ回路37bが保持
している論理レベル“H"信号は、該論理レベル“H"信号
が保持されている桁と対応するアナログスイッチ及び制
御回路18に出力される。上述した論理レベル“H"信号
が、ラッチ回路37bのどの桁から出力されたかを判別す
ることにより、制御回路18は電子ボリウム45の抵抗値、
即ち受話増幅器14から出力される受話信号の音量値を認
識する。この音量値データは、既述のような経路を通っ
て主装置11の中央制御回路9に与えられ、中央制御回路
9のRAM内に、ボタン電話機22の受話信号の音量値デー
タとして記憶されることとなる。
電子ボリウム45を構成している各アナログスイッチ45
i〜45pは、夫々ラッチ回路37bの対応している桁から論
理レベル“H"信号が印加されている間、導通状態とな
る。即ち、ラッチ回路37aの第1図最上部の桁に、論理
レベル“H"信号が保持されているときには、これによっ
てアナログスイッチ45iが導通状態に置かれるから、受
話増幅器14の入力抵抗としての電子ボリウム45の抵抗値
は抵抗45aの抵抗値のみとなる。よって、このときの受
話増幅器14の利得、即ち、受話信号の音量値は最大とな
る。上記と逆に、ラッチ回路37aの第1図最下部の桁
に、論理レベル“H"信号が保持されているときには、こ
れによってアナログスイッチ45pが導通状態に置かれる
から、受話増幅器14の入力抵抗としての電子ボリウム45
の抵抗値は抵抗45a,45b,45c,45d,45e,45f,45g及び45hの
合成抵抗値となる。即ち、このときの受話増幅器14の利
得(受話信号の音量値)は、最小となる。このようにし
て導通させるアナログスイッチ45i〜45pを変更すること
により、受話信号の音量値が変更されることとなる。
上記構成において、仮りに電子ボリウム45の抵抗値が
抵抗45a〜45hの合成抵抗値に設定されているとして、話
者等により音量「UP」ボタン42が押圧操作された時間が
0.5秒未満であったとすれば、積分回路39hの時定数とシ
ュミットトリガ回路39dのヒステリシスを持つしきい値
電圧とによって指令信号出力規制回路39からはハンドセ
ット側信号処理回路37に所定論理レベル“H"の信号が出
力されないから、アナログスイッチ45pの導通状態は変
らない。よって、この場合は第5図にて示すように、受
話信号の音量値は最小のまま保持される。話者等によっ
て音量「UP」ボタン42が押圧操作された時間が0.5秒〜
1秒未満であったとすれば、指令信号出力規制回路39及
びハンドセット側信号処理回路37により、アナログスイ
ッチ45oが導通状態とされる。従って、この場合は第5
図にて示すように、受話信号の音量値は1段階上昇す
る。又、話者等によって音量「UP」ボタン42が押圧操作
された時間が3.5秒以上であったとすれば、指令信号出
力規制回路39及びハンドセット側信号処理回路37によ
り、アナログスイッチ45iが導通状態とされる。従っ
て、この場合は第5図にて示すように、受話信号の音量
値は7段階上昇することとなる。
以上説明したように、本発明に従う一実施例によれ
ば、ボタン電話機22の受話信号又は呼出し信号や受話信
号の音量を増/減するための音量「UP」ボタン42、音量
「DOUN」ボタン43の押圧操作時間が、0.5秒未満であっ
た場合には、指令信号出力規制回路39、ハンドセット側
信号処理回路37(スピーカ側信号処理回路38)により、
電子ボリウム45(電子ボリウム46)の抵抗値が変更され
ないこととなったので、話者等が過って上記いずれかの
ボタン(42,43)に触れたり、或いは物が接触したりし
ても、それによって受話信号の音量値や呼出し信号の音
量値等が変化するごとき不具合の発生の防止が可能とな
った。
上述した実施例では、音量「UP」ボタン42、音量「DO
WN」ボタン43の押圧操作時間が予め設定された基準時間
値未満だったときには、指令信号出力規制回路39、ハン
ドセット側信号処理回路37(スピーカ側信号処理回路3
8)により、電子ボリウム45(電子ボリウム46)の抵抗
値が変更されないようにしていた。しかるに、第2図に
て示したボタン電話機から指令信号出力規制回路やハン
ドセット側信号処理回路、スピーカ側信号処理回路を除
いたボタン電話装置において、上記両ボタン42,43の押
圧操作時間が予め設定された基準時間値未満だったとき
の処理と、電子ボリウム45(46)の抵抗値変更の動作と
を、上記のようなハードウェアではなく、ソフトウェア
で実現することも可能である。即ち、第2図にて示した
中央制御回路9のRAMに第6図にて示すような記憶領域
を設定するとともに、第7図にて示したような処理動作
を行なうことにより、前述した実施例と略同等の効果を
奏し得る。
第6図は、上述した記憶領域を示した説明図であり、
該記憶領域は、第6図(a)にて示すボタン種別エリア
と、第6図(b)にて示す0.5秒タイマーエリアと、第
6図(c)にて示す出力エリアとに区分されている。上
記各エリアは、いずれも8ビットの記憶容量を持ってお
り、ボタン種別エリアには、対応するボタン電話機の音
量「UP」ボタンが押されたときには01H表示が、対応す
るボタン電話機の音量「DOWN」ボタンが押されたときに
は02H表示が、上記いずれのボタンも押されていないと
きには00H表示(いずれも16進表示)が、上記CPUによっ
てなされる。又、0.5秒タイマーエリアには、対応する
ボタン電話機の音量「UP」ボタン或いは音量「DOWN」ボ
タンが押圧操作されたことで、上記CPUによって“5"が
設定されるようになっている。上記CPUにより設定され
た“5"は、0.5秒を意味している。即ち、0.5秒タイマー
エリアは、0.1秒を1として上記CPUによって“5"が設定
された時点から0.1秒が経過する毎に“1"をディクリメ
ントする。この“1"のディクリメントは、タイムアウト
するまでの間継続されるが、途中で前記押圧操作が解除
された時点で、0.5秒タイマーエアリのカウント値は
“0"にクリアされる。更に、出力エリアには、前記0.5
秒タイマーエリアがタイムアウトした直後の、又は前記
0.5秒タイマーエリアがタイムアウトする途中で前記押
圧操作が解除された直後の受話信号や呼出し信号の音量
データが記憶される。これら音量データは、CPUによっ
て上記RAMの出力エリアから読出され、各ボタン電話機
の制御回路に出力されることとなる。なお、上記RAMに
は、上述した音量データ以外にも各種作業データが記憶
されている。
第7図は、本発明の他の実施例に従う音量「UP」ボタ
ン42、音量「DOWN」ボタン43が押圧操作されたときの中
央制御回路9側の制御動作を示すフローチャートであ
る。
第7図にて示したフローチャートが実行されるボタン
電話機22の構成は、音量「UP」ボタン42、音量「DOWN」
ボタン43と制御回路18とが電気的に接続されており、上
記両ボタン42,43の押圧操作時間が0.5秒未満か否かに拘
らず、これら両ボタンの押圧操作情報が制御回路18に与
えられるようになっているものとする。又、電子ボリウ
ム45、電子ボリウム46の抵抗値の可変設定も、制御回路
18からの指令信号により、行なわれるように回路構成さ
れているものとする。なお、ボタン電話機23について
は、ボタン電話機22と構成が同一であるので、以下の動
作説明は、ボタン電話機22と主装置1に関するもののみ
とする。
第7図において、音量「UP」ボタン42が話者等によっ
て押圧操作されると、この音量「UP」ボタン42が押圧操
作されたことを示す論理レベル信号が制御回路18に与え
られる。これにより、制御回路18は、音量「UP」ボタン
42の押圧操作情報を中央制御回路9のCPU(以下、単に
「CPU」という)に与え、該CPUは、音量「UP」ボタン42
が押圧操作されたことを認識する(ステップ101)。ス
テップ101で、音量「UP」ボタン42の押圧操作情報を受
けると、CPUは、第7図にて示したようにRAMの0.5秒タ
イマーエリアに、“5"を設定する(ステップ102)。こ
れとともに、上記第7図にて示したようにRAMのキー種
別エリアに、“01H"を設定する(ステップ103)。ここ
で、ステップ102の処理動作、即ち、RAMの0.5秒タイマ
ーエリアに“5"を設定するとは、0.5秒タイマーを起動
させるということであり、タイマー処理の起動をかける
ということを意味している。又、ステップ103の処理動
作即ち、RAMのキー種別エリアに“01H"を設定すると
は、音量「UP」ボタン42が押圧操作中であることを示し
ている。
ステップ102、ステップ103にて示した処理動作を実行
した後、ステップ101で押圧操作した音量「UP」ボタン4
2の押圧操作が0.5秒経過する前に解除されたことを認識
すると(ステップ104)、RAMの0.5秒タイマーエリアの
カウント値を“0"とし(ステップ105)、RAMのキー種別
エリアに“00H"を設定する(ステップ106)。ステップ1
05において、RAMの0.5秒タイマーエリアのカウント値を
“0"とする理由は、音量「UP」ボタン42が押圧操作され
た時間が基準時間値である0.5秒未満であるので、電子
ボリウム45(又は46)の抵抗値の可変調整を行なわない
ためである。従ってこの時点でタイマーの駆動は停止さ
れることとなる。又、ステップ106において、RAMのキー
種別エリアに“00H"を設定する理由は、上記時点では、
音量「UP」ボタン42、音量「DOWN」ボタン43のいずれも
押圧操作されていないことを示すためである。
ステップ104において、音量「UP」ボタン42が0.5秒経
過する前に押圧操作が解除されていないことを確認する
と、ステップ101でRAMの0.5秒タイマーエリアに設定し
た“5"を、0.1秒経過する毎に“1"ディクリメントし
(ステップ107)、この0.5秒タイマーエリアのカウント
値が“0"になった時点で、ステップ109に移行する(ス
テップ108)。ステップ108で、上記0.5秒タイマーエリ
アのカウント値が“0"になったことを確認すると、ボタ
ン電話機22の制御回路18に対し、電子ボリウム45(又は
電子ボリウム46)の抵抗値が最小になっているか否かを
チェックするよう、指令信号を与える。制御回路18によ
る上記チェックは、制御回路18自らが電子ボリウム45
(又は電子ボリウム46)の抵抗値の可変設定を行なうこ
とから容易に実行できる(ステップ109)。ステップ109
で、電子ボリウム45(又は電子ボリウム46)の抵抗値が
最小でないと判断したときには、制御回路18を通して電
子ボリウム45(又は電子ボリウム46)の抵抗値が小さく
なるように制御することとなる(ステップ110)。上記
制御は、音量「UP」ボタン42の押圧操作時間の長さに応
じて段階的に(即ち、第5図にて示したような態様で)
実行される。この制御は、言うまでもなく、電子ボリウ
ム45(又は電子ボリウム46)の抵抗値が最小になると停
止される(ステップ111)。ステップ111にて示した処理
動作が終了すると、RAMの0.5秒タイマーエリアに再度
“5"を設定し(ステップ112)、RAMの伝送出力エリアに
ステップ111にて設定した電子ボリウム45(又は電子ボ
リウム46)の抵抗値を設定することとなる(ステップ11
3)。ステップ112にて、上記0.5秒タイマーエリアに再
度“5"を設定することとした理由は、0.5秒タイマーエ
リアは当然のことながら0.5秒経過した時点でタイムア
ウトするので、音量「UP」ボタン42の押圧操作時間が数
秒間に亘る場合を考慮して、ステップ108にて0.5秒タイ
マーエリアがタイムアウトした後、ステップ112で上記
0.5秒タイマーエリアを再起動することとしたためであ
る。
ステップ101で、音量「UP」ボタン42が押圧操作され
ていないことを確認すると、音量「DOWN」ボタン43が押
圧操作されているか否かをチェックする(ステップ11
4)。ステップ114で、音量「DOWN」ボタン43も押圧操作
されていないことを確認すると、ステップ101に移行す
る。即ち、音量「UP」ボタン42、音量「DOWN」ボタン43
のいずれも押圧操作されていないからである。
一方、ステップ114で、音量「DOWN」ボタン43の押圧
操作情報を受けると、CPUは、第7図にて示したようにR
AMの0.5秒タイマーエリアに、“5"を設定する(ステッ
プ115)。これとともに、上記第7図にて示したようにR
AMのキー種別エリアに、“02H"を設定する(ステップ11
6)。ここで、ステップ115の処理動作、即ち、RAMの0.5
秒タイマーエリアに“5"を設定するとは、前述したよう
に、0.5秒タイマーを起動させるということであり、タ
イマー処理の起動をかけるということを意味している。
又、ステップ116の処理動作、即ち、RAMのキー種別エリ
アに“02H"を設定するとは、音量「DOWN」ボタン43が押
圧操作中であることを示している。
ステップ115、ステップ116にて示した処理動作を実行
した後、ステップ114で押圧操作した音量「DOWN」ボタ
ン43の押圧操作が0.5秒経過する前に解除されたことを
認識すると(ステップ117)、RAMの0.5秒タイマーエリ
アのカウント値を“0"とし(ステップ118)、RAMのキー
種別エリアに“00H"を設定する(ステップ119)。ステ
ップ118において、RAMの0.5秒タイマーエリアのカウン
ト値を“0"とする理由は、音量「DOWN」ボタン43が押圧
操作された時間が基準時間値である0.5秒未満であるの
で、電子ボリウム45(又は電子ボリウム46)の抵抗値の
可変調整を行なわないためである。従ってこの時点でタ
イマーの駆動は停止されることとなる。又、ステップ11
9において、RAMのキー種別エリアに“00H"を設定する理
由は、既述のように、上記時点では、音量「UP」ボタン
42、音量「DOWN」ボタン43のいずれも押圧操作されてい
ないことを示すためである。
ステップ117において、音量「DOWN」ボタン43が0.5秒
経過する前に押圧操作が解除されていないことを確認す
ると、ステップ114でRAMの0.5秒タイマーエリアに設定
した“5"を、0.1秒経過する毎に“1"ディクリメントし
(ステップ120)、この0.5秒タイマーエリアのカウント
値が“0"になった時点で、ステップ122に移行する(ス
テップ121)。ステップ121で、上記0.5秒タイマーエリ
アのカウント値が“0"になったことを確認すると、ボタ
ン電話機22の制御回路18に対し、電子ボリウム45(又は
電子ボリウム46)の抵抗値が最大になっているか否かを
チェックするよう、指令信号を与える。制御信号18によ
る上記チェックは、制御回路18自らが電子ボリウム45
(又は電子ボリウム46)の抵抗値の可変設定を行なうこ
とから容易に実行できる(ステップ122)。ステップ122
で、電子ボリウム45(又は電子ボリウム46)の抵抗値が
最大でないと判断したときには、制御回路18を通して電
子ボリウム45(又は電子ボリウム46)の抵抗値が大きく
なるように制御することとなる(ステップ123)。上記
制御は、音量「DOWN」ボタン43の押圧操作時間の長さに
応じて段階的に(即ち、第5図にて示したような態様
で)実行される。この制御は、言うまでもなく、電子ボ
リウム45(又は電子ボリウム46)の抵抗値が最大になる
と停止される(ステップ124)。ステップ124にて示した
処理動作が終了すると、RAMの0.5秒タイマーエリアに再
度“5"を設定し(ステップ112)、RAMの伝送出力エリア
にステップ111にて設定した電子ボリウム45(又は電子
ボリウム46)の抵抗値を設定することとなる(ステップ
113)。ステップ112にて、上記0.5秒タイマーエリアに
再度“5"を設定することとした理由は、既述のように、
0.5秒タイマーエリアは当然のことながら0.5秒経過した
時点でタイムアウトするので、音量「DOWN」ボタン43の
押圧操作時間が数秒間に亘る場合を考慮して、ステップ
121にて0.5秒タイマーエリアがタイムアウトした後、ス
テップ112で上記0.5秒タイマーエリアを再起動すること
としたためである。
以上説明した内容から明らかなように、本発明に従う
他の実施例によっても、前記実施例におけると略同様の
効果を奏し得る。なお、本実施例では、前述した基準時
間値を0.5秒に設定したために、RAMの記憶エリアに0.5
秒タイマーエリアを設定することとしたが、基準時間値
は0.5秒に限定されるものではない。即ち、基準時間値
を1秒に設定したいときには、上記記憶エリアに0.1秒
単位で“1"ディクリメントする1秒タイマーエリアを設
定すればよく、又、基準時間値を0.3秒に設定したいと
きには、上記記憶エリアに0.1秒単位で“1"ディクリメ
ントする0.3秒タイマーエリアを設定すればよいことと
なる。
〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明によれば、受信信号や呼
出し信号と受話信号の一方又は双方の音量調整を行うた
めにボタン電話機に設けられた音量調整ボタンに、過っ
て話者等が触れたり物が接触したときに、これによって
上記受話信号や呼出し信号と受話信号の一方又は双方の
音量が変更されるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に従うボタン電話機に内蔵さ
れた指令信号出力規制回路、ハンドセット側信号処理回
路及び電子ボリウムの内部構成を示すブロック図、第2
図は、本発明の一実施例に従うボタン電話装置の全体的
な構成を示したブロック図、第3図は、本発明の一実施
例に従うボタン電話機の平面図、第4図は、本発明の一
実施例に従う指令信号出力規制回路における積分回路及
びシュミットトリガ回路の出力波形図、第5図は、本発
明の一実施例に従うボタン電話機における音量調整の態
様を示した説明図、第6図は、本発明の他の実施例に従
う主装置の中央制御回路に含まれるRAMの記憶領域を示
した説明図、第7図は、本発明の他の実施例に従う主装
置の中央制御回路に含まれるCPUの制御動作を示すフロ
ーチャート、第8図は、従来技術に従うボタン電話機に
おける音量調整の態様を示した説明図である。 1……局線、9……中央制御回路、11……主装置、14,2
5……受話増幅器、22,23……ボタン電話機、37,50……
ハンドセット側信号処理回路、37a……シフトレジス
タ、37b……ラッチ回路、38,51……スピーカ側信号処理
回路、39,52……指令信号出力規制回路、39d……シュミ
ットトリガ回路、39e……クロックパルス発生回路、39f
……AND回路、39g……出力切換スイッチ、39h……積分
回路、41,53……ハンドセット/スピーカ選択ボタン、4
2,54……音量「UP」ボタン、43,55……音量「DOWN」ボ
タン、44,56……ハンドセット/スピーカ切換スイッ
チ、45,46,57,58……電子ボリウム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 3/58 101 - 107 H04M 1/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数台のボタン電話機と、前記複数台のボ
    タン電話機同士を交換接続するとともに、前記各ボタン
    電話機と局線とを交換接続する局線が接続可能な主装置
    とを備え、前記各ボタン電話機のうちの少なくとも1台
    は、与えられた指令信号に基づいて、入力された受話信
    号の音量を可変調整する第1の音量可変調整手段と、与
    えられた指令信号に基づいて、入力された呼出し信号や
    受話信号の音量を可変調整する第2の音量可変調整手段
    とを有しているボタン電話装置において、 第1の音量可変調整手段による音量の可変調整か、又は
    前記第2の音量可変調整手段による音量の可変調整のい
    ずれか一方を選択するための選択手段と、 前記選択手段によって前記第1の音量可変調整手段によ
    る音量の可変調整が選択されたときには出力側が前記第
    1の音量可変調整手段に、前記選択手段によって前記第
    2の音量可変調整手段による音量の可変調整が選択され
    たときには出力側が前記第2の音量可変調整手段に夫々
    選択的に接続されるようになっており、前記指令信号を
    受けて、該指令信号の出力持続時間が予め設定された基
    準時間値未満のときには、前記選択手段により選択され
    た前記第1または第2の音量可変調整手段に対する前記
    指令信号に基づく音量調節を規制する指令信号規制手段
    と、 を設けたことを特徴とするボタン電話装置。
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