JPH09149133A - テレビ会議システムのための音声入力端末および音声合成端末 - Google Patents

テレビ会議システムのための音声入力端末および音声合成端末

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JPH09149133A
JPH09149133A JP7304287A JP30428795A JPH09149133A JP H09149133 A JPH09149133 A JP H09149133A JP 7304287 A JP7304287 A JP 7304287A JP 30428795 A JP30428795 A JP 30428795A JP H09149133 A JPH09149133 A JP H09149133A
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voice
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transmission
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JP7304287A
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Akinori Momii
昭典 籾井
Makoto Hasegawa
誠 長谷川
Seiichi Kakinuma
成一 柿沼
Masakatsu Fujita
正勝 藤田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M3/00Automatic or semi-automatic exchanges
    • H04M3/42Systems providing special services or facilities to subscribers
    • H04M3/56Arrangements for connecting several subscribers to a common circuit, i.e. affording conference facilities
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/14Systems for two-way working
    • H04N7/141Systems for two-way working between two video terminals, e.g. videophone
    • H04N7/142Constructional details of the terminal equipment, e.g. arrangements of the camera and the display

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  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多地点接続のテレビ会議において違和感のな
い送出レベル制御を実現する。 【解決手段】 多地点接続される音声入力端末におい
て、音声を入力する音声入力手段と、これと通信回線と
の通信を制御する通信制御手段と、無段階で送信音量を
調整可能な送信用音量調整手段と、受信用音声調整手段
とを設けた。これにより、従来受信側にしか設けられて
いなかった音量調整手段を送信側にも設け無段階で音量
の制御を可能としたことにより、他者端末の音声レベル
に合わせた音声出力が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、多地点間でのテレ
ビ会議システムに適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビ会議システムは、当初一般のテレ
ビ電話システムの拡張されたものとして、2地点間にお
いてそれぞれの地点の会議室に集合した複数のメンバー
同士が会議を行うものが主流であった。
【0003】しかし、テレビ会議装置の小型化、低価格
化にともなって3地点以上の多地点間で少人数同士で互
いの端末装置を接続してテレビ会議を行う方式が今後主
流になっていくと予想される。
【0004】このようなテレビ会議が一般化してくる
と、異なるメーカーの端末同士、あるいは同一メーカー
であっても新旧の端末同士を接続して多地点会議を行う
ことも当然に予想されてくる。
【0005】ところで、このように異なる機種の端末同
士で多地点間接続を行った場合、機種間によって音声情
報の送出レベルが異なるため、送出レベルの高い端末か
らの発言がより大きな音声として全端末に届き、送出レ
ベルの低い端末からの発言は小さな音声として全端末に
届き、あたかも端末装置の送出レベルの大小により会議
の主導権が左右されてしまうおそれがあった。
【0006】この点について、初期の2地点間の対向型
のテレビ会議システムでは、双方の音声レベルに差異の
ある場合でもスピーカー出力の音量調整によって違和感
を抑制することができたが、3地点間以上の多地点間接
続では大きな音声レベルに合わせてスピーカーの音量を
下げると小さな音声レベルの端末からの声が聞き取りに
くくなり、逆に小さな音声レベルに合わせると大きな音
声レベルの端末からの声が過大音量となり音質の低下や
不快感をもよおす要因となっていた。
【0007】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、相手側の端末装置の特性にかかわらず、自者
側の端末装置または音声合成端末装置を工夫することで
音声的に違和感のないテレビ会議システムを実現するも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の手段は、
多地点接続される音声入力端末において、音声を入力す
る音声入力手段と、これと通信回線との通信を制御する
通信制御手段と、無段階で送信音量を調整可能な送信用
音量調整手段と、受信用音量調整手段とを設けたもので
ある。
【0009】従来受信側にしか設けられていなかった音
量調整手段を送信側にも設け無段階で音量の制御を可能
としたことにより、他者端末の音声レベルに合わせた音
声出力が可能となる。
【0010】第2の手段は、音量調整制御手段を設け
て、他者端末の情報に基づいて前記の送信用音量調整手
段を調整するようにした。例えば自者の音声出力端末に
通信を行う予定の複数の他者の端末情報をメモリ等に入
力しておき、当該情報に合わせて送信用音量調整手段を
制御することができる。すなわち、自者の音声出力端末
の音声出力レベルが−20dBで、相手側の他者端末の
音声出力レベルが−10dBであることがわかっている
場合、音量調整制御手段は+10dBを制御量として送
信用音量調整手段を制御する。
【0011】第3の手段は、音声入力端末にマイク等の
音声入力手段が2以上設けられている場合、これらの音
声入力手段と送信用音量調整手段との間に選択手段(セ
レクタ)を設けて選択手段により択一的に選択された音
声入力手段の音声出力の調整を前記送信用音量調整手段
に指示するようにした。
【0012】これにより、マイクの特性によって送出レ
ベルが異なる場合であっても、音声信号を一定の送出レ
ベルに調整して他者端末に対して出力することができ
る。第4の手段は、音声入力手段と送信用音量調整手段
との間に基準信号発生手段を設け、基準信号を他者端末
に送出しそこからループバックされた受信信号の受信レ
ベルを検出する受信レベル検出手段を設け、送出された
基準信号と受信信号とのレベルの差を検出してこの差を
制御量として音量調整制御手段から各音量調整手段に出
力するようにした。
【0013】基準信号発生手段はたとえばトーンジェネ
レータであり、他者端末よりループバックされてくるト
ーン信号に基づいて自者端末とのレベルの差を検出する
ことができ、この差を音調調整手段に与えることによっ
て他者端末に対して違和感の無いレベルでの音声信号を
送出できるようになる。
【0014】第5の手段は、複数の音声入力端末と接続
される音声合成端末において、各音声入力端末に対して
基準信号を発生する基準信号発生手段を設け、各音声入
力端末よりループバックして戻ってきた受信信号のレベ
ルを検出する音声レベル検出手段を設け、この音声レベ
ル検出手段から得られた音声レベルを自者端末が保有す
る基準レベルと比較してその差分を補正量として入力レ
ベル変換手段で基準レベルに調整し、この基準レベルで
各音声入力端末からの音声信号を音声合成手段で合成し
た後、入力レベル変換手段によって再度他者端末の音声
レベルに変換して当該他者端末に出力するようにした。
【0015】このように各音声出力端末以外に音声合成
のための専用端末を設けて、この専用端末で各音声出力
端末の音声レベルに合わせた調整を行うことにより、各
音声出力端末には手を加えることなくテレビ会議システ
ム全体の音声レベルの調整が可能となり、全体として音
声的に違和感のないテレビ会議が実現できる。
【0016】第6の手段は、各音声入力端末装置間での
会話に先だって前記基準信号を送出し各音声入力端末の
音声レベルを検出するためのトレーニングシーケンスを
実行するようにした。そしてこの基準信号と通常の合成
音声信号との出力を切り換えるために音声合成端末に切
換手段を設けた。
【0017】音声合成端末はテレビ会議の開始に先だっ
てトレーニングシーケンスを実行する。すなわち、音声
合成端末は、各音声出力端末に対してアナログループバ
ック要求を行い、切換手段を基準信号の出力側に切り換
えて基準信号(トーン信号)を送出し、各音声出力端末
から戻ってくる帰還基準信号を送出基準信号と比較する
ことで各音声出力端末の音声レベルを検出することが容
易となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施の形態を説明する。
【0019】
【実施の形態1】図1では本発明の原理を簡便に説明す
るため、自者端末と通信網を介して接続される他者端末
7との間の2地点接続を例に説明する。なお、同図はテ
レビ会議システムでの音声処理のみを機能的に示したも
のである。
【0020】図1に原理的に示すように、音声CODE
C通信制御部2(通信制御手段)とマイク1(音声入力
手段)との間に送信用音量調整手段として送信用電子ボ
リューム3を設けたものである。
【0021】音声CODEC通信制御部2は、メモリ8
を有しており、これには接続される他者端末の音声出力
レベルがデータベースとして登録されている。音声CO
DEC通信制御部は、テレビ会議の開始に際して、これ
からネットワーク6を経由して接続されている相手側の
他者端末7のデータをメモリにアクセスして読み出す。
そして、自者端末の音声出力レベルとの差を算出し、こ
の差値を送信用電子ボリューム3にセットする。
【0022】すなわち、同図では自者端末のマイク1の
音声送出レベルが−30dBであり、他者端末7の音声
送出レベルは−15dBであるため、その差である+1
5dBが送信用電子ボリューム3にセットされる。
【0023】この送信用電子ボリューム3の調整によ
り、自者端末より送出される音声出力レベルは−15d
Bとなり、相手側の他者端末7の送出レベルとほぼ一致
する。なお、スピーカ4は他者端末7からの音声を聴取
するためのもので、その音声出力は受信用電子ボリュー
ム5で調整可能である。
【0024】図2は、本実施の形態において自者側に2
以上のマイク1a,1b・・・を設けた場合の変形例で
ある。同図において、マイク1aは送出レベルとして−
30dBの特性を有し、マイク1bは−60dBの特性
を有している。セレクタ11(SEL)はマイク1aま
たは1bを選択的に切り換えるようになっておりセレク
タ11(SEL)の切換指示は制御部12(CPU)か
らの指示信号により切換動作を行う。
【0025】送信用電子ボリューム3は、メモリを備え
ており、マイク1a,1b毎に相手側の他者端末の送出
レベルに対応した調整量(補正値)を記憶している。音
声CODEC部2aは音声信号の入出力を管理し、マイ
ク1a,1bからの音声信号を変調して通信制御部2b
に伝える。通信制御部2bは、外部のネットワーク6と
の通信インターフェースであり、制御部12(CPU)
によって制御されている。なお通信制御部2bはメモリ
を有しており、接続される他者端末の音声出力レベルが
データベースとして登録されている。ここでは他者端末
7の音声送出基準レベル−15dBおよび他者端末10
の音声送出基準レベル−20dBがデータベースとして
格納されている。
【0026】なお前述の音声CODEC2aには音声出
力手段としてスピーカ4が接続され、このスピーカ4の
出力は受信用電子ボリューム5で無段階に調整可能とな
っている。
【0027】なお、同図では前記ネットワーク6には音
声送出レベルが−15dBの他者端末7と、音声送出レ
ベルが−20dBの他者端末10とが接続されており、
自者端末において2名、他者端末7および8でそれぞれ
1名ずつ合計4名でテレビ会議を行う例である。
【0028】本実施の形態において、まず制御部(CP
U)12は通信制御部2bに指示してそのメモリ8より
これから通信を行う他者端末7および10のデータ(−
15dBと−20dB)を読み出させる。
【0029】通信制御部2bを通じてこのデータを受け
取った制御部(CPU)12は当該データを基に各マイ
ク1a,1b毎に相手側の他者端末7,10とのレベル
差を検出し、このレベル差を補正値として送信用電子ボ
リューム3をセットする。すなわち、マイク1aの基準
送出レベルは−30dBであり、これと基準送出レベル
が−15dBの他者端末7と会話を行う場合にはその差
値は+15dBであるので、マイク1aの第1補正値と
して+15dBをセットする。
【0030】同様に、マイク1aが基準送出レベル−2
0dBの他者端末10と会話を行う場合にはその差値は
+10dBであるのでマイク1aの第2補正値として+
10dBをセットする。
【0031】同様に、マイク1bの第1補正値として+
45dB、第2補正値として+40dBをそれぞれセッ
トする。テレビ会議が開始されると、制御部(CPU)
12はマイク1a,1bのスイッチ状態を監視する(同
図,)。ここでスイッチとは各マイクに発言を行う
ための機械的な発言スイッチが設けられていてもよく、
微弱信号で一定以上の音声入力を検出して起動する電子
スイッチでもよい。
【0032】前記スイッチによりマイク1aまたは1b
での発言が検知されると、制御部(CPU)12は発言
権を得たマイク(たとえば1a)からの入力をセレクタ
11(SEL)で選択する(同図)。
【0033】次に制御部(CPU)12は、前記で選択
されたマイク1aの入力に基づいて、送信用電子ボリュ
ーム3を制御して、前記で算出された補正値に基づいて
他者端末7に対しては−15dBの送出レベルの音声信
号を、他者端末10に対しては−20dBの送出レベル
の音声信号を生成する。
【0034】このように、他者端末7,10毎の基準レ
ベルに適合した音声信号を出力することにより、テレビ
会議システム全体で違和感のない会話が可能となる。な
お、送信用電子ボリューム3については、制御部(CP
U)12により電子的に自動制御する場合で説明した
が、話者のマニュアル操作で微調整が制御できるように
してもよい。
【0035】
【実施の形態2】図3は本発明の別の実施形態を示して
いる。同図では、ネットワーク6には自者端末の他に他
者端末23および24が接続されて3点接続によるテレ
ビ会議システムを例にしている。
【0036】各端末23,24には音声CODEC通信
制御部2,2が設けられており、外部に音声入力手段と
してマイク25,27、音声出力手段としてスピーカー
26,28が接続されている。
【0037】図3に示す自者端末の内部構成は音声処理
に関する機能のみを抽出して概略ブロック構成で示して
いる。同図において図1および図2と同一の符号を付し
たものは同一機能を備えているものとする。
【0038】自者端末において特徴的な構成は、送信用
電子ボリューム3に対して切換スイッチ21(SW)を
介して基準信号発生手段としてのトーンジェネレータ2
0が設けられている点である。
【0039】また、音声CODEC通信制御部2と制御
部12(CPU)との間に受信レベル検出部22が設け
られている点も特徴である。トーンジェネレータ20
は、一定の基準値のトーン信号を発生し、切換スイッチ
21(SW)を制御することにより、マイク1からの音
声信号に換えてトーン信号をネットワーク6を介して他
者端末23および24に送信することが可能となってい
る。
【0040】受信レベル検出部22は、前記の自者端末
より発信されたトーン信号が他者端末23,27を経由
して帰還してくる信号、帰還トーン信号を検出して他者
端末23,27の送出レベルを検出し、自者端末の送出
レベルとの差分値を算出する機能を有している(図5お
よび図6参照)。
【0041】図4は自者端末の内部構成をさらに詳しく
示している。なお同図中、図2および図3と同一符号が
付されたものは同一の機能を有しているので説明は省略
する。
【0042】図4において、送信音声アンプ31は、マ
イク1からの音声入力信号を増幅してスイッチ21に出
力する。スイッチ21は、前記送信音声アンプ31から
の入力とトーンジェネレータ20からの入力とを択一的
に切り換えて送信用電子ボリューム3に出力する機能を
有している。そしてこのスイッチ21の動作は制御部1
2(CPU)によって制御されている。送信用電子ボリ
ューム3の出力はA/D変換部36によってデジタル信
号に変換された後、音声CODEC2aおよび通信制御
部2bを通じてネットワーク6に送信される。
【0043】D/A変換部33は、音声CODEC2a
で受信された音声信号(デジタル)をアナログ信号に変
換して受信用電子ボリューム5および受信レベル検出部
22に出力する。
【0044】受信用電子ボリューム5で音量レベルが調
整された音声信号は受信音声アンプ32を経てスピーカ
4から出力される。受信レベル検出部22は、帰還入力
されたトーン信号を受信して一定時間(t)の信号ピー
ク平均値を測定し(図5の51)、これを自者端末の基
準出力レベルと比較し差分値を算出する(52)。次に
この差分値をA/D変換して電子ボリューム制御部35
に制御パラメータとして引き渡す。この差分値の求め方
を概念的に示したものが図6である。
【0045】電子ボリューム制御部35では、このパラ
メータに基づいて送信用電子ボリューム3を制御する。
なお、送信用電子ボリューム3と受信用電子ボリューム
5への制御系統には論理和回路34(OR)が設けられ
ており、制御部12(CPU)からの制御信号または電
子ボリューム制御部35からの制御信号のいずれかで各
ボリュームの制御が可能となっている。
【0046】次に、前記の構成を前提にしてテレビ会議
の開始に先だって行われるトレーニングシーケンスにつ
いて説明する。まず、音声CODEC2aより、テレビ
会議を行う相手側の他者端末−B(23)に対してアナ
ログループバック要求を行う。他者端末−B(23)で
はこの要求に対して音声CODEC2を制御して自身の
回路をループバックモードに設定する。
【0047】次に、制御部12(CPU)よりスイッチ
21に制御信号が送出され、スイッチ21はトーンジェ
ネレータ20の出力を送信用電子ボリューム3に出力す
るように切り換えられる。
【0048】トーンジェネレータ20から出力されたト
ーン信号(基準音声信号)は送信用電子ボリューム3を
経てA/D変換部36でデジタル変換された後音声CO
DEC2aおよび通信制御部2bを通じてネットワーク
6に送信される。トーン信号はさらにネットワーク6を
経て会話を行う相手側の他者端末−B(23)に到達す
る。トーン信号は他者端末−B(23)でループバック
されて再度ネットワーク6を経て自者端末に戻る。
【0049】自者端末の通信制御部2bで受信されたト
ーン信号は他者端末−B(23)における音声出力レベ
ルに適合した信号となっている。音声CODEC2aで
受信されたトーン信号(受信トーン信号)は、受信レベ
ル検出部22において一定時間(t)の信号ピーク平均
値(a)が測定される(図5および図6)。
【0050】この信号ピーク平均値(a)と基準レベル
(y:基準音声信号)との差分値(b)を算出する。す
なわち、音声CODEC2aからループバックされた受
信トーン信号は他者端末−B(23)の音声送出レベル
で出力されており、これと自者端末の送出レベルとの差
が算出できる。
【0051】前記で得られた差分値(b)は受信レベル
検出部22においてA/D変換された後、電子ボリュー
ム制御部35に制御パラメータとして通知される。前記
制御パラメータを受信した電子ボリューム制御部35で
は、この制御パラメータの値に基づいて送信用電子ボリ
ューム3を制御する。
【0052】そして送信用電子ボリューム3の制御後
は、制御部12(CPU)はスイッチ21を動作させて
送信用音声アンプ31の出力が送信用電子ボリューム3
に出力されるようにする。
【0053】このように本実施形態によれば、テレビ会
議の開始に先だってトーン信号によるトレーニングシー
ケンスを実行することで相手側の端末の送出レベルに関
する情報を自者端末が有していなくても相手の端末の音
声送出レベルに適合した自者端末からの音声送出レベル
を設定できる。
【0054】
【実施の形態3】図7は本発明の別の実施形態における
システム構成を示したものである。同図に示すように、
端末71,72,73および74の多地点間でテレビ会
議を実施する場合、ネットワーク6に信号合成制御装置
75(MCU:Mixing Control Unit)を接続して端末
間の音声送出レベルの調整をこの装置が行うようにした
点が特徴である。
【0055】なお各端末71〜74の内部構成は前述の
図3において説明した端末23,24とほぼ同様である
ので説明は省略する。すなわち、本実施形態では各端末
は送出レベルの調整機構は有しておらず、各端末への音
声信号の配信は全て信号合成装置75のレベル調整を経
由してなされる点が特徴である。
【0056】信号合成装置75の内部構成(音声処理部
分のみの概略)を示したものが図8である。同図におい
て、複数の通信インターフェースとしての音声CODE
C通信制御部81〜84が設けられている。これはテレ
ビ会議で予定されている接続端末数だけ信号合成装置7
5内に設けられており、テレビ会議の際に接続される端
末毎に音声CODEC通信制御部81〜84が割り当て
られる。
【0057】各音声CODEC通信制御部81〜84に
はレベル検出・変換部91〜94が設けられており、入
力音声信号および出力音声信号のレベル変換を行うよう
になっている。音声ミキシング部104は、基準レベル
(ここでは−15dB)でのみ入出力を行うようになっ
ている。
【0058】すなわち、レベル検出・変換部91〜94
は、各端末によって区々な送出レベルを一旦基準レベル
(−15dB)に変換して音声ミキシング部104に入
力するとともに、音声ミキシング部104からの基準レ
ベル(−15dB)の信号を各端末に適合した音声レベ
ルに変換する機能を有している。
【0059】トーンジェネレータ20は、基準信号であ
るトーン信号を発生するようになっており、このトーン
信号を用いたトレーニングシーケンスを実行することに
より、各端末71〜74の送出レベルを検出可能となっ
ている。
【0060】レベル検出・変換部91〜94の内部構成
は、音声レベル検出部101と、入力デジタル音声レベ
ル変換部102と、出力デジタル音声レベル変換部10
3とで構成されている。音声レベル検出部101の機能
は図3〜図6で説明した受信レベル検出部22の機能と
同様であるので説明は省略する。
【0061】テレビ会議に先だって実行されるトレーニ
ングシーケンスにおいて、音声CODEC通信制御部8
1〜84より各端末71〜74に対してアナログループ
バック要求がなされると、各端末71〜74はループバ
ックモードに設定される。
【0062】そして、トーンジェネレータ20よりトー
ン信号が各端末71〜74に出力され、その帰還信号が
各音声CODEC通信制御部81〜84で受信される
と、音声レベル検出部101では各端末81〜84の送
出レベルを当該信号合成装置75の基準レベルである−
15dBと比較する。そしてその差分値を入力デジタル
音声レベル変換部102と出力デジタル音声レベル変換
部103に設定する。
【0063】同図に示した具体例では、トーン信号のル
ープバックによって音声レベル検出部101において端
末71からの送出レベルが−15dBであることが検出
されると、これと基準レベル(−15dB)とが比較さ
れる。このとき差分は”0”であるからレベル検出・変
換部91の入力デジタル音声レベル変換部102および
出力デジタル音声レベル変換部103には変換値とし
て”0”が設定される。
【0064】端末72が処理端末として割り当てられた
レベル検出・変換部92では、端末72からのループバ
ック信号により端末72の送出レベルが−10dBであ
ることが検出される。そこで自身の入力デジタル音声レ
ベル変換部(図示省略)には変換値として”−5dB”
が設定される。
【0065】一方、出力デジタル音声レベル変換部(図
示省略)には、−15dBの基準レベルを端末72の送
出レベルである−10dBに適合させるため、変換値と
して+5dBが設定される。
【0066】同様に、端末73(−20dB)に割り当
てられたレベル検出・変換部92の入力デジタル音声レ
ベル変換部(図示省略)には変換値として”+5dB”
が設定され、出力デジタル音声レベル変換部(図示省
略)には変換値として”−5dB”が設定される。
【0067】さらに、端末74(−5dB)に割り当て
られたレベル検出・変換部92の入力デジタル音声レベ
ル変換部(図示省略)には変換値として”−10dB”
が設定され、出力デジタル音声レベル変換部(図示省
略)には変換値として”+10dB”が設定される。
【0068】次にテレビ会議が開始された後には、音声
ミキシング部104では、送出レベルの異なるいずれの
端末から入力された信号も基準レベルである−15dB
で合成する。
【0069】そして、信号合成装置75から各端末に音
声合成信号が出力される際には相手側の端末の送出レベ
ルに適合させた送出レベルで送信されるため、各端末か
らみると他の端末からの各音声の音量が不均衡にならず
違和感のないテレビ会議を行える。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、多地点接続でテレビ会
議を行う場合、接続する相手側端末の送出レベルを意識
することなく各端末からの音量レベルを均衡させること
ができ、発言音量の大小に左右されない議論を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態のシステム構成を示
す図
【図2】 本発明の第1の実施形態の自者端末の内部機
能を示すブロック図
【図3】 本発明の第2の実施形態のシステム構成図
【図4】 本発明の第2の実施形態の自者端末の内部機
能を示すブロック図
【図5】 受信レベル検出部の機能を示すブロック図
【図6】 差分値の算出原理を示すグラフ図
【図7】 本発明の第3の実施形態のシステム構成を示
す図
【図8】 本発明の第3の実施形態の信号合成制御装置
の内部機能を示すブロック図
【符号の説明】
1,1a、1b・・マイク 2・・音声CODEC通信制御部 2a・・音声CODEC部 2b・・通信制御部 3・・送信用電子ボリューム 4・・スピーカ 5・・受信用電子ボリューム 6・・ネットワーク 7・・他者端末 8・・メモリ 10・・他者端末 11・・セレクタ 12・・制御部 21・・スイッチ 22・・トーンジェネレータ 23,24・・他者端末 25,27・・マイク 26,28・・スピーカ 31・・送信音声アンプ 32・・受信音声アンプ 33・・D/A変換部 34・・論理和回路 35・・電子ボリューム制御部 36・・A/D変換部 71〜74・・他者端末 75・・信号合成制御装置 81〜84・・音声CODEC通信制御部 91〜94・・レベル検出・変換部 101・・音声レベル検出部 102・・入力デジタル音声レベル変換部 103・・出力デジタル音声レベル変換部 104・・音声ミキシング部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柿沼 成一 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 藤田 正勝 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多地点接続される音声入力端末であっ
    て、 音声を入力する音声入力手段と、 当該端末と接続される他者の端末からの音声を出力する
    音声出力手段と、 前記音声入力手段と音声出力手段とが接続されて通信回
    線との通信を制御する通信制御手段と、 前記音声入力手段と前記通信制御手段との間に介在され
    無段階で送信音量が調整可能な送信用音量調整手段と、 前記通信制御手段と前記音声出力との間に介在された受
    信用音量調整手段とからなる音声入力端末。
  2. 【請求項2】 前記送信用音量調整手段は音量調整制御
    手段を有しており、該音量調整制御手段は、あらかじめ
    取得されている他者端末の音声送信音量と、自社の音声
    出力手段の音声送信音量との差分を算出し、当該差分を
    調整量として前記送信用音量調整手段を制御する請求項
    1記載の音声入力端末。
  3. 【請求項3】 前記音声入力手段が2以上設けられてお
    り、これら音声入力手段と前記送信用音量調整手段との
    間には選択手段が設けられており、前記音量調整制御手
    段は、選択手段により択一的に選択された音声入力手段
    の音声出力を前記送信用音量調整手段に指示する請求項
    2記載の音声入力端末。
  4. 【請求項4】 前記音声入力手段と前記送信用音量調整
    手段との間に介装された基準信号発生手段と、 前記通信制御手段に接続され、前記基準信号発生手段か
    ら出力され他者端末からループバックされた受信信号の
    受信レベルを検出する受信レベル検出手段と、 前記基準信号発生手段の基準信号値と前記受信レベル検
    出手段からの検出値とを比較してその差分を検出し、当
    該差分を前記送信用音量調整手段と前記受信用音量調整
    手段との制御量としてこれらを制御する音量調整制御手
    段とからなる請求項2記載の音声入力端末。
  5. 【請求項5】 複数の音声入力端末と接続され、各音声
    入力端末に対して基準信号を発生する基準信号発生手段
    と、 各音声入力端末より戻ってきた基準信号を検出する音声
    レベル検出手段と、 音声レベル検出手段により検出された音声レベルを内部
    基準レベルと比較し、その差分を補正量としてレベル変
    換を行う入力レベル変換手段と、 前記内部基準レベルで各音声入力端末からの音声信号を
    合成する音声合成手段と、 音声合成手段からの内部基準レベルの音声出力と前記で
    得られた各入力端末の音声レベルとの差分とを比較して
    その差分を補正量としてレベル変換を行う出力レベル変
    換手段とを備えた音声合成端末。
  6. 【請求項6】 各音声入力端末装置間での会話に先だっ
    て前記基準信号を送出し各音声入力端末の音声レベルを
    検出するためのトレーニングシーケンスを実行するため
    基準信号と合成音声信号との出力を切り換える切換手段
    を有している請求項5記載の音声合成端末。
JP7304287A 1995-11-22 1995-11-22 テレビ会議システムのための音声入力端末および音声合成端末 Pending JPH09149133A (ja)

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