JP2928614B2 - ボタン電話装置 - Google Patents

ボタン電話装置

Info

Publication number
JP2928614B2
JP2928614B2 JP24644990A JP24644990A JP2928614B2 JP 2928614 B2 JP2928614 B2 JP 2928614B2 JP 24644990 A JP24644990 A JP 24644990A JP 24644990 A JP24644990 A JP 24644990A JP 2928614 B2 JP2928614 B2 JP 2928614B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
key telephone
extension
control circuit
telephone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP24644990A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04124997A (ja
Inventor
正幸 鶴崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP24644990A priority Critical patent/JP2928614B2/ja
Publication of JPH04124997A publication Critical patent/JPH04124997A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2928614B2 publication Critical patent/JP2928614B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sub-Exchange Stations And Push- Button Telephones (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は一般にボタン電話装置に関し、特に送話信号
と受話信号とが夫々独立して処理される構成のボタン電
話機が複数台接続されているボタン電話装置に関する。
(従来の技術) 第3図は、従来より用いられているボタン電話装置の
全体的な構成を示したブロック図である。以下の説明
は、第3図にて図示した構成のボタン電話装置におい
て、ボタン電話機22の話者が、ボタン電話機23の話者と
の間で内線通話を行なおうとするときの各部の動作と、
ボタン電話機22の話者が、局線通話を行なおうとすると
きの各部の動作とに関するものである。
まず、ボタン電話機22の話者が、内線通話をするとき
の各部の動作について考察する。ボタン電話機22の話者
が、ハンドセットをオフフックし、次いで内線キースイ
ッチ19を押圧操作すると、この内線キースイッチ19から
押圧操作されたことを示す信号が、制御回路18a、ピン
ポン伝送回路12、ピンポン伝送回路を含むボタン電話機
インターフェースユニット8を通って中央制御回路9に
与えられる。中央制御回路9は、上記信号を受けると、
内線キースイッチ19が押圧操作されたことを認識し、LE
D点灯制御信号を上記経路を通して逆に制御回路18a方へ
と送出する。制御回路18aは、上記LED点灯制御信号を受
けると、内線キースイッチ用LED(図示しない)を点灯
する。この状態で、ダイヤルパッド21のボタンが話者に
よって押圧操作されると(即ち、特定の内線番号:この
場合は、ボタン電話機23に対応している内線番号がダイ
ヤルされると)、この押圧操作によるダイヤル信号が制
御回路18aに与えられる。そしてこのダイヤル信号は、
制御回路18aから上記経路を通って中央制御回路9に送
出され、このダイヤル信号によって中央制御回路9は、
ボタン電話機22からボタン電話機23の呼出しが行なわれ
ていることを認識する。これによって中央制御回路9
は、ボタン電話機23に対して着信を通知する。即ち、中
央制御回路9は、ピンポン伝送回路を含むボタン電話機
インターフェースユニット10、ピンポン伝送回路24を通
して制御回路30に、ボタン電話機22から呼出しがあった
ことを示すデータ信号を与える。制御回路30は、このデ
ータ信号を受けると、内線キースイッチ用LED(図示し
ない)を点灯するとともに、例えばボタン電話機23に内
蔵されているスピーカやチャイム(いずれも図示しな
い)を駆動することによって、ボタン電話機23の話者
に、ボタン電話機22から内線呼出しが行なわれているこ
とを報知する。この報知により、ボタン電話機23の話者
がハンドセットをオフフックし、内線キースイッチ32を
押圧操作すると、この押圧操作によって生じる信号が、
上記報知に対する応答信号として制御回路30に与えられ
る。この信号は、制御回路30から上記経路を逆方向に通
って中央制御回路9に与えられる。中央制御回路9は、
上記信号を受けると、ボタン電話機インターフェースユ
ニット8等を通して制御回路18aに、ボタン電話機23の
制御回路30a側から応答信号が送出されたことを報知す
る信号を与える。そして、タイムスイッチ7を制御し
て、ボタン電話機22とボタン電話機23との間で内線通話
が可能な状態とする。
一方、ボタン電話機22の話者が局線通話をするときの
各部の動作は以下のようになっている。ボタン電話機22
の話者がハンドセットをオフフックし、次いで局線キー
スイッチ20を押圧操作すると、この局線キースイッチ20
から押圧操作されたことを示す信号が、制御回路18a、
ピンポン伝送回路12、ボタン電話機インターフェースユ
ニット8等を通して中央制御回路9に与えられる。中央
制御回路9は、上記信号を受けると、局線キースイッチ
20が押圧操作されたことを認識し、LED点灯制御信号を
上記経路を通して逆に制御回路18a方へ送出するととも
に、局線インターフェース回路6に局線捕捉を行なわせ
るべく、局線インターフェースユニット6の制御回路35
に対して局線捕捉指令信号を出力する。中央制御回路9
は、上記制御を行なうとともに、タイムスイッチ7を制
御することによってボタン電話機22が局線通話を行なう
ためのタイムスロットの割当てを行なう。制御回路18a
は、上記LED点灯制御信号を入力すると、局線キースイ
ッチ用LED(図示しない)を点灯する。この状態で、ダ
イヤルパッド21のボタンが話者によって押圧操作される
と(即ち、任意の局線番号がダイヤルされると)、この
押圧操作によるダイヤル信号が制御回路18aに与えられ
る。そしてこのダイヤル信号は、制御回路18sから上記
経路を通って中央制御回路9に送出される。このダイヤ
ル信号によって中央制御回路9は、局線インターフェー
スユニット6に、局線1へのダイヤルパルスの送出を行
わなせるべく局線インターフェースユニット6の制御回
路35に対して制御信号を出力する。局線インターフェー
スユニット6から出力されたダイヤルパルスが局線1を
通して局交換機(図示しない)に与えられると、局交換
機(図示しない)は、このダイヤルパルスと対応する相
手方端末(図示しない)に対して発呼信号を出力する。
この端末の話者がハンドセットをオフフックすると、局
交換機(図示しない)はこれを認識して相手方端末(図
示しない)と接続されたことを知らせるために、極性を
反転させた直流電圧信号を、局線1を通して主装置11へ
送出する。これによって、ボタン電話機22と相手方端末
(図示しない)との間は、局線通話が可能な状態とな
る。なお、上記とは逆に相手方端末(図示しない)から
ボタン電話機22を呼出すためのダイヤルパルスが局交換
機(図示しない)に送出されると、局交換機(図示しな
い)から局線1を通して主装置11に発呼信号が送出され
る。局線インターフェース回路33がこの発呼信号の着信
を検出し、着信検出信号を制御回路35を通して中央制御
回路9に与えると、中央制御回路9は、ボタン電話機イ
ンターフェースユニット8等を通して制御回路18aに対
し、局線側から呼出しがあったことを示すデータ信号を
送出する。これとともに、中央制御回路9は、タイムス
イッチ7を制御することにより、ボタン電話機22が局線
通話を行なうためのタイムスロットの割当てを行なう。
ボタン電話機22の話者がハンドセットをオフフックした
段階で、局線1を通して伝送されてきた受話音声信号
は、2線4線変換回路2、受話増幅器3、コーデック
5、タイムスイッチ7、ボタン電話機インターフェース
ユニット8、ピンポン伝送回路12、コーデック13、受話
増幅器14を通して、ハンドセットの受話器15に伝送され
る。
第3図にて図示した構成で、上記説明にて触れなかっ
た各部については、後に詳述する。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上記構成のボタン電話装置では、ボタン電
話機22(或いはボタン電話機23)が局線通話の状態にあ
るときには、主装置11の2線4線変換回路2において、
送話器16(或いは送話器27)から出力された送話信号の
一部が、アナログ回線である局線1を通して伝送されて
きた相手方端末からの受話信号に廻り込み、側音として
受話器15(或いは受話器26)から出力される。これに対
して、ボタン電話機22(或いはボタン電話機23)が内線
通話の状態にあるときには、送話器16(或いは送話器2
7)から出力された送話信号と、受話器15(或いは受話
器26)から出力された受話信号とは、夫々コーデック13
において独立して処理され、伝送される。そのため、局
線通話のときのように、送話器16(或いは送話器27)か
ら出力された送話信号の一部が、相手方ボタン電話機か
ら受話器15(或いは受話器26)に出力される受話信号に
廻り込むことがなく、よってハンドセットの送話器と受
話器との間の音響効果による無視して差支えない程度の
大きさの側音を除いて、通話者が明確に認識できるレベ
ルの側音は生じない。
このように、同一のボタン電話機であっても、局線通
話時では側音が生じ、他方、内線通話時においては側音
が生じないようになっているために、局線通話時と内線
通話時とで側音の有無による通話感の差異が生じ、これ
により通話者が違和感を覚えるという問題点があった。
従って本発明は、上記問題点を解消するためになされ
たもので、その目的は、送話信号と受話信号とが夫々独
立して処理される構成のボタン電話機が複数台接続され
ているボタン電話装置において、内線通話時にも局線通
話時におけると同様な側音を生じさせるようにすること
によって、局線通話時と内線通話時とで通話感に差異が
生じないようにし、もっと通話者が違和感を覚えること
のないボタン電話装置を提供することにある。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明は、送話信号を処理
する信号経路と受話信号を処理する信号経路とが夫々分
離して設けられた複数台の内線電話機と、局線と接続さ
れ、前記複数台の内線電話機同士を交換接続する内線通
話と前記各内線電話機と局線とを交換接続する局線通話
とを設定する主装置とを備えたボタン電話装置におい
て、前記各内線電話機に、外部から与えられた制御信号
により動作し、内線電話機から送信される送信信号のみ
の一部を該内部電話機に受信される受信信号に廻り込ま
せる側音生成手段と、各内線電話機が内線通話状態にあ
るときに、前記側音生成手段に対して制御信号を出力す
ることによって前記側音生成手段を動作させる制御手段
と、を設けた構成とした。
(作 用) 上記構成において、側音生成手段は、外部から与えら
れた制御信号により動作し、内線電話機から送信される
送信信号のみの一部を該内部電話機に受信される受信信
号に廻り込ませるようになっており、制御手段は、各内
線電話機が内線通話状態にあるときに、前記側音生成手
段に対して制御信号を出力することによって前記側音生
成手段を動作させることとしたので、送話信号を処理す
る信号経路と受話信号を処理する信号経路とが夫々分離
して設けられた内線電話機が複数台接続されているボタ
ン電話装置において、内線通話時にも局線通話時におけ
ると同様な側音を生じさせるようにすることによって、
局線通話時と内線通話時とで通話感が差異が生じないよ
うにし、もって通話者が違和感を覚えることがなくなっ
た。
(実施例) 以下、図面により本発明の一実施例について説明す
る。
第2図は、本発明の一実施例が適用される一般的なボ
タン電話装置の全体的な構成を示したブロック図であ
る。第2図にて図示したボタン電話装置は、送話信号と
受信信号とが夫々独立して処理される構成のボタン電話
機を、複数台備えている。上記ボタン電話機の内部構成
については、後に詳述する。第2図を参照して明らかな
ように、ボタン電話装置は、一般に、主装置11と、この
主装置11と接続されている複数台のボタン電話機22、23
(第2図では図示の都合上、2台分だけ記載した)とを
備えた構成となっている。主装置11は、局線1と接続さ
れている局線インターフェースユニット6を始め、ボタ
ン電話機22に対応して設けられたボタン電話機インター
フェースユニット8と、ボタン電話機23に対応して設け
られたボタン電話機インターフェースユニット10と、上
記局線インターフェースユニット6、ボタン電話機イン
ターフェースユニット8、10を制御下に置く中央制御回
路9とを備えている。上記構成について更に詳述すれ
ば、以下のようである。
局線インターフェースユニット6は、局線1とボタン
電話装置とを接続するために設けられているもので、局
線インターフェース回路33を始め、トランス34、2線4
線変換回路2、受話増幅器3、送話増幅器4、コーデッ
ク5及び制御回路35を備えている。上記局線インターフ
ェース回路33は、制御回路35の制御下で局線からの呼出
し信号の着信検出、局線捕捉やダイヤルパルス信号の送
出等を行なうようになっている。トランス34は、局線イ
ンターフェース回路33と2線4線変換回路2との間に接
続されている。2線4線変換回路2は、局線1から局線
インターフェース回路33及びトランス34を通して与えら
れたアナログ信号(受話音声信号等)を受けて、これを
受話増幅器3に出力する。2線4線変換回路2は、又、
送話増幅器4から出力されたアナログ信号(送話音声信
号等)を受けて、これをトランス34及び局線インターフ
ェース回路33を通して局線1へと送出するようになって
いる。受話増幅器3は、前記2線4線変換回路2から与
えられたアナログ信号(受話音声信号等)を受けて増幅
した後、コーデック5に出力する。一方、送話増幅器4
は、コーデック5から出力されたアナログ信号(送話音
声信号等)を受けて増幅した後、2線4線変換回路2に
出力するようになっている。コーデック5は、受話増幅
器3にて増幅されたアナログ信号(受話音声信号等)を
受けてこれをディジタル化しPCM信号に変換する。そし
て、このPCM信号を、入PCMハイウェイ上に割当てられた
タイムスロットを通してタイムスイッチ7に出力する。
コーデック5は、又、出PCMハイウェイ上に割当てられ
たタイムスロットを通して上記タイムスイッチ7から出
力されたPCM信号を受ける。そして、このPCM信号をアナ
ログ信号(送話音声信号等)に変換した後、送話増幅器
4に出力するようになっている。制御回路35は、上述し
たタイムスイッチ7とともに中央制御回路9の制御下に
置かれる。即ち、制御回路35は、データハイウェイを通
して中央制御回路9との間で制御信号の授受を行なう。
制御回路35は、データハイウェイを通して中央制御回路
9から局線1を捕捉すべき旨の制御信号が与えられる
と、この制御信号に従い局線インターフェース回路33を
制御して局線1を捕捉させる。制御回路35は、又、局線
インターフェース回路33が局線1からの呼出し信号の着
信があったことを検出したときには、該呼出し信号が着
信したことを示すデータ信号を、データハイウェイを通
して中央制御回路9に出力するようになっている。
タイムスイッチ7は、通話メモリ、カウンタ回路等か
ら成っている。そして、中央制御回路9の制御下で複数
本の入PCMハイウェイを通して出力される信号を多重
化、分離、或いは位相変換することによって、互いに対
応する入PCMハイウェイと出PCMハイウェイ同士の間を時
分割交換接続するようになっている。即ち、タイムスイ
ッチ7は、入PCMハイウェイ上に割当てられたタイムス
ロットから与えられたPCM信号を受けて、これを出PCMハ
イウェイ上に割当てられたタイムスロットを通してボタ
ン電話機インターフェースユニット8を構成しているピ
ンポン伝送回路に出力する。タイムスイッチ7は、又、
入PCMハイウェイ上に割当てられたタイムスロットを通
してボタン電話機インターフェースユニット8のピンポ
ン伝送回路から出力されたPCM信号を受けて、これを出P
CMハイウェイ上に割当てられたタイムスロットを通して
コーデック5に出力するようになっている。タイムスイ
ッチ7は、更に、入PCMハイウェイ上に割当てられたタ
イムスロット及び出PCMハイウェイ上に割当てられたタ
イムスロットとを通してコーデック5から出力されたPC
M信号をボタン電話機インターフェースユニット10を構
成しているピンポン伝送回路に与えるとともに、入PCM
ハイウェイ上に割当てられたタイムスロット及び出PCM
ハイウェイ上に割当てられたタイムスロットを通して、
ボタン電話機インターフェースユニット10を構成してい
るピンポン伝送回路から出力されたPCM信号をコーデッ
ク5に与える。
中央制御回路9は、上述したタイムスイッチ7を始
め、局線インターフェースユニット6を構成している各
部、ボタン電話機インターフェースユニット8、10(前
述したように、第2図では図示の都合上、ボタン電話機
は2台しか図示していないので、各ボタン電話機に対応
して備えられるボタン電話機インターフェースユニット
も2個しか図示していない)を構成している各部等、ボ
タン電話装置の主装置11を構成している各部をその制御
下に置く。中央制御回路9は、既に説明したように、デ
ータハイウェイを通して制御回路35との間で、局線捕捉
の制御信号、ダイヤルパルス信号送出のための制御信
号、局線1からの呼出し信号の着信検出を報知する信号
等の授受を行なう。中央制御回路9は、又、ボタン電話
機インターフェースユニット8に対し制御信号を送出す
ることによってボタン電話機インターフェースユニット
8を制御するのみならず、データハイウェイを通してボ
タン電話機インターフェースユニット8側から送出され
た制御情報を受ける。上記と同様に中央制御回路9は、
ボタン電話機インターフェースユニット10に対し、制御
信号を送出することによってボタン電話機インターフェ
ースユニット10を制御するのみならず、データハイウェ
イを通してボタン電話機インターフェースユニット10側
から送出された制御情報を受けるようになっている。
ボタン電話機インターフェースユニット8は、ピンポ
ン伝送回路、制御回路及びピンポン伝送データ用トラン
ス(いずれも図示しない)を備えた構成となっている。
上記ピンポン伝送回路は、制御回路の制御下で、出PC
Mハイウェイ上に割当てられたタイムスロットを通して
タイムスイッチ7から送出されたPCM信号(音声信号デ
ータ)と制御回路から与えられた制御データとのシリア
ルなディジタルデータを、ボタン電話機22に対し、ピン
ポン伝送方式(ディジタル伝送方式)により送信する。
上記ピンポン伝送回路は、又、ボタン電話機22からピン
ポン伝送方式により送出されたPCM信号(音声信号デー
タ)と制御データとのシリアルなディジタルデータを受
けて、PCM信号については、入PCMハイウェイ上に割当て
られたタイムスロットを通してタイムスイッチ7に出力
し、一方、制御データについては、ボタン電話機インタ
ーフェースユニット8の制御回路に出力する。上記制御
回路は、前述したように、データハイウェイを通して中
央制御回路9から送出された制御データを受けて、これ
をボタン電話機インターフェースユニット8のピンポン
伝送回路に出力する。上記制御回路は、又、上記ピンポ
ン伝送回路から与えられたボタン電話機22側の制御デー
タを受けて、これをデータハイウェイを通して中央制御
回路9に出力するようになっている。
ボタン電話機インターフェースユニット10は、ボタン
電話機インターフェースユニット8と同様な構成となっ
ている。
即ち、ボタン電話機インターフェースユニット10のピ
ンポン伝送回路は、制御回路の制御下で、出PCMハイウ
ェイ上に割当てられたタイムスロットを通してタイムス
イッチ7から送出されたPCM信号(音声信号データ)と
制御回路から与えられた制御データとのシリアルなディ
ジタルデータを、ボタン電話機23に対し、ピンポン伝送
方式により送信する。上記ピンポン伝送回路は、又、ボ
タン電話機23からピンポン伝送方式により送出されたPC
M信号(音声信号データ)と制御データとのシリアルな
ディジタルデータを受けて、PCM信号については、入PCM
ハイウェイ上に割当てられたタイムスロットを通してタ
イムスイッチ7に出力し、一方、制御データについて
は、ボタン電話機インターフェースユニット10の制御回
路に出力する。上記制御回路は、前述したように、デー
タハイウェイを通して中央制御回路9から送出された制
御データを受けて、これをボタン電話機インターフェー
スユニット10のピンポン伝送回路に出力する。上記制御
回路は、又、上記ピンポン伝送回路から与えられたボタ
ン電話機23側の制御データを受けて、これをデータハイ
ウェイを通して中央制御回路9に出力するようになって
いる。
ボタン電話機22は、ピンポン伝送回路12、制御回路18
b、ダイヤルパッド21、内線キースイッチ19、局線キー
スイッチ20、コーデック13、受話増幅器14、送話増幅器
17、アナログスイッチ37、ハンドセットの受話器15及び
ハンドセットの送話器16等を備えている。
ピンポン伝送回路12は、制御回路18bの制御下で、ボ
タン電話機インターフェースユニット8からピンポン伝
送方式により送出されたPCM信号(音声信号データ)と
制御データとのシリアルなディジタルデータを受けて、
PCM信号については、コーデック13に出力し、一方、制
御データについては、制御回路18bに出力する。ピンポ
ン伝送回路12は、又、コーデック13から出力されたPCM
信号(音声信号データ)と制御回路18bから出力された
制御データとをシリアルなディジタルデータとし、この
シリアルなディジタルデータを、ボタン電話機インター
フェースユニット8に出力する。コーデック13、ピンポ
ン伝送回路12から出力されたPCM信号(音声信号デー
タ)を受けて、これをアナログ信号(受話音声信号等)
に変換した後、受話増幅器14に出力する。コーデック13
は、又、送話増幅器17から出力されたアナログ信号(送
話音声信号等)を受けて、これをPCM信号(音声信号デ
ータ)に変換した後、ピンポン伝送回路12に出力するよ
うになっている。受話増幅器14は、コーデック13から出
力されたアナログ信号(送話音声信号等)を受けてこれ
を増幅した後、ハンドセットの受話器15に出力するよう
になっている。送話増幅器17は、ハンドセットの送話器
16から出力されたアナログ信号(送話音声信号等)を受
けてこれを増幅した後、コーデック13に出力するように
なっている。内線キースイッチ19は、ボタン電話機22の
話者が内線通話を行ないたいときに押圧操作されるもの
で、該内線キースイッチ19が押圧操作されると、該内線
キースイッチ19が押圧操作されたことを示す信号が、制
御回路18bに出力されるようになっている。局線キース
イッチ20は、ボタン電話機22の話者が局線通路(外線通
話)を行ないたいときに押圧操作されるもので、該局線
キースイッチ20が押圧操作されると、該局線キースイッ
チ20が押圧操作されたことを示す信号が、制御回路18b
に出力されるようになっている。ダイヤルパッド21は、
ボタン電話機22の話者が押圧操作したボタンに対応した
ダイヤル信号を制御回路18bに送出するようになってい
る。
アナログスイッチ37は、送話増幅器17の出力側と受話
増幅器14の入力側とを接続している側音生成回路に設け
られている。アナログスイッチ37は、制御回路18bの制
御下で、ボタン電話機22が内線通話の状態にあるとき
に、制御回路18bから出力される制御信号により閉じら
れるようになっている。アナログスイッチ37が閉成する
ことにより、送話増幅器17からの出力信号の一部が側音
として、コーデック13から受話増幅器14に入力される受
話信号に加算されるようになっている。上記内容につい
ては、後に第1図を用いて詳述する。
ボタン電話機23もボタン電話機22と同様な構成となっ
ている。即ち、ピンポン伝送回路24、制御回路30b、ダ
イヤルパッド29、内線キースイッチ32、局線キースイッ
チ31、コーデック40、受話増幅器25、送話増幅器28、ア
ナログスイッチ37、ハンドセットの受話器26及びハンド
セットの送話器27を備えている。ボタン電話機23を構成
している上記各部の機能は、ボタン電話機22を構成して
いる各部のそれと同様である。
上記構成の動作は、例えば、ボタン電話機22が内線通
話状態となっているときに、アナログスイッチ37が制御
回路18bからの制御信号によって閉成し、コーデック13
からの受話増幅器14に入力される受話信号に送話増幅器
17からの出力信号の一部が側音として加算される点以外
は、前掲の第3図にて示した構成のボタン電話装置の動
作と同様である。よって、上記第2図にて示した構成の
ボタン電話装置の動作に関する説明は省略する。
第1図は、本発明の一実施例に従うボタン電話機22の
内部に設けられた側音生成回路を示すブロック図である
(ボタン電話機23の内部に設けられた側音生成回路は、
上記ボタン電話機22の内部に設けられた側音生成回路と
構成が同一であるので、ボタン電話機23側の側音生成回
路については、その図示と詳細な説明は省略する)。
第1図において、送話増幅器17は、図示のように、反
転増幅回路の回路構成をとっている。即ち、送話増幅器
17の主要な構成要素である演算増幅器170の反転入力端
子側には、入力抵抗R1が接続されている。演算増幅器17
0の反転入力端子は、上記入力抵抗R1を通してハンドセ
ットの送話器16と接続されている。演算増幅器170の非
反転入力端子は、接地されている。演算増幅器170の出
力端子側は、コーデック13の入力側に接続されているの
みならず、送話増幅器17の出力側と受話増幅器14の入力
側とを接続する側音生成回路とも接続されている。更
に、演算増幅器170の出力端子と演算増幅器170の反転入
力端子との間には、負帰還抵抗R2が接続されている。
一方、受話増幅器14は、図示のように、反転加算回路
の回路構成をとっている。即ち、受話増幅器14の主要な
構成要素である演算増幅器140の反転入力端子側には、
入力抵抗R3、R4が接続されている。演算増幅器140の反
転入力端子は、入力抵抗R3を通してコーデック13の出力
側と、又、入力抵抗R4を通して上述した側音生成回路と
夫々接続されている。演算増幅器140の非反転入力端子
は、接地されている。演算増幅器140の出力端子側は、
ハンドセットの受話器15と接続されている。更に、演算
増幅器140の出力端子と演算増幅器140の反転入力端子と
の間には負帰還抵抗R5が接続されている。
上述した側音生成回路には、アナログスイッチ37が接
続されている。このアナログスイッチ37には、制御回路
18bから出力される制御信号により開/閉動作する各種
の半導体スイッチング素子が使用されている。このアナ
ログスイッチ37は、ボタン電話機22が内線通話の状態に
あることを制御回路18bが認識して制御回路18bが出力し
た制御信号により閉成する。そして、送話増幅器17から
出力された送話信号の一部が側音として、閉成したアナ
ログスイッチ37が接続されている側音生成回路及び入力
抵抗R3を通して演算増幅器140の反転入力端子に与えら
れる。上記送話信号の一部は、演算増幅器140におい
て、入力抵抗R4を通してコーデック13から与えられる受
話信号に加算されることとなる。
上記構成の動作を以下に説明する。ボタン電話機22の
通話者が内線キースイッチ19を押圧操作し、ハンドセッ
トをオフフックして内線通話を行なっているものとす
る。ハッドセットの送話器16から出力された送話信号VT
は、入力抵抗R1を通して送話増幅器17の演算増幅器170
に入力される。そして、負帰還抵抗R2と入力抵抗R1とに
よって決まる増幅率R2/R1によって反転増幅され、 で表わされる信号が送話増幅器17から出力される。送話
増幅器17から出力された信号 は、コーデック13の入力側に印加される。上記のよう
に、ボタン電話機22が内線通話の状態にあるときには、
側音生成回路のアナログスイッチ37が閉成しているか
ら、上記信号 の一部は、アナログスイッチ37を通して受話増幅器14の
入力側にも印加される。即ち、上記信号の一部は、側音
として受話信号側に廻り込むこととなる。アナログスイ
ッチ37を通して受話増幅器14の演算増幅器140に入力さ
れた信号 は、負帰還抵抗R5と入力抵抗R3とによって決まる増幅率
R5/R3によって反転増幅される。即ち、この反転増幅に
より で表わされる信号となる。
一方、コーデック13の出力側から出力された受話信号
VRは、入力抵抗R4を通して演算増幅器140に入力され
る。そして、負帰還抵抗R5と入力抵抗R4とによって決ま
る増幅率R5/R4によって反転増幅される。即ち、この反
転増幅により で表わされる信号となる。
上記 で表わされる側音と、上記 で表わされる受話信号とは、前述したように反転加算回
路の回路構成となっている受話増幅器14にて加算され
る。そして、これら両信号の加算値: が受話増幅器14からハンドセットの受話器15に出力され
ることとなる。これにより、ボタン電話機22の内線通話
時にも、ボタン電話機22の局線通話時におけると同時に
側音の廻り込みが生じるので、局線通話時と内線通話時
とで通話感に差異が生じず、通話者が違和感を覚えるこ
とがなくなった。
一方、ボタン電話機22の通話者が局線キースイッチ20
を押圧操作し、ハンドセットをオフフックして局線通話
を行なっているものとする。この場合、側音生成回路の
アナログスイッチ37は開放状態となっているから、送話
増幅器17からの出力信号 はコーデック13の入力側のみに印加され、上記出力信号
の一部が側音として受話増幅器14側へ廻り込むことはな
い。即ち、上記ハンドセットの送話器16から送出された
送話信号は、その一部が主装置11の2線4線変換回路2
にて側音として局線1から与えられる受話信号に廻り込
むからである。従って、受話増幅器14には、上記2線4
線変換回路2にて廻り込んだ側音を含む信号VRがコーデ
ック13を通して入力され、演算増幅器14においてR5/R4
に決まる増幅率で反転増幅 された後、ハンドセットの受話器15に出力されることと
なる。
なお、ボタン電話機22の内線通話時における側音のレ
ベル調整は、受話増幅器14を構成している入力抵抗R3
値を変えることによって行なうことができる。この入力
抵抗R3の値の変換は、種種の抵抗値を持つ固定抵抗素子
の中から所望の抵抗値を持った固定抵抗素子を選択する
ことによって行なうこととしてもよいし、可変抵抗素子
(ボリウム)を用いて、該素子の抵抗値を可変すること
によって行なうこととしても差支えない。
入力抵抗R3に可変抵抗素子を用いた場合には、以下に
説明するような利点がある。
局交換機と主装置11とを接続する局線1のインピーダ
ンスは、局交換機と主装置との間の距離、即ち、局線1
の長さによって異なった値となる。よって、この局線1
のインピーダンスと整合するように主装置11の2線4線
変換回路2のインピーダンスを設定すれば、これにより
2線4線変換回路2を廻り込む側音のレベル値も変って
くる。然るに、上記のように入力抵抗R3として可変抵抗
素子(ボリウム)を接続しておけば、局交換機と主装置
11との間の距離に応じて、上記可変抵抗素子(ボリウ
ム)の抵抗値を変更することにより、例えば、内線通話
時における側音のレベルと局線通話時における側音のレ
ベルとを略等しくするような調整作業等が比較的容易に
行なえることとなる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、送話信号を処
理する信号経路と受話信号を処理する信号経路とが夫々
分離して設けられた複数台の内線電話機に、外部から与
えられた制御信号により動作し、内線電話機から送信さ
れる送話信号のみの一部を該内線電話機に受信される受
信信号に廻り込ませる側音生成手段と、各内線電話機が
内線通話状態にあるときに、側音生成回路に対して制御
信号を出力することによって側音生成回路を動作させる
制御手段と、を設けることとしたので、送信信号を処理
する信号経路と受話信号を処理する信号経路とが夫々分
離して設けられたボタン電話機が複数台接続されている
ボタン電話装置において、内線通話時にも局線通話時に
おけると同様な側音を生じさせるようにすることによっ
て、局線通話時と内線通話時とで通話感に差異が生じな
いようにし、もって、通話者が違和感を覚えることのな
いボタン電話装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例に従うボタン電話機内部に
設けられた側音生成回路を示すブロック図、第2図は、
本発明の一実施例に従うボタン電話装置の全体的な構成
を示したブロック図、第3図は、従来技術に従うボタン
電話装置の全体的な構成を示したブロック図である。 1……局線、11……主装置、14……受話増幅器、15……
ハンドセットの受話器、16……ハンドセットの送話器、
17……送話増幅器、18b……制御回路、22,23……ボタン
電話機、37……アナログスイッチ、R1,R3,R4……入力抵
抗、R2,R5……負帰還抵抗。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送話信号を処理する信号経路と受話信号を
    処理する信号経路とが夫々分離して設けられた複数台の
    内線電話機と、局線と接続され、前記複数台の内線電話
    機同士を交換接続する内線通話と前記各内線電話機と局
    線とを交換接続する局線通話とを設定する主装置とを備
    えたボタン電話装置において、 前記各内線電話機に、 外部から与えられた制御信号により動作し、内線電話機
    から送信される送信信号のみの一部を該内部電話機に受
    信される受話信号に廻り込ませる側音生成手段と、 各内線電話機が内線通話状態にあるときに、前記側音生
    成手段に対して制御信号を出力することによって前記側
    音生成手段を動作させる制御手段と、を設けたことを特
    徴とするボタン電話装置。
  2. 【請求項2】請求項(1)記載のボタン電話装置におい
    て、 側音生成手段は、受話信号に廻り込ませる送話信号の一
    部の利得を調整する利得調整手段を備えていることを特
    徴とするボタン電話装置。
JP24644990A 1990-09-17 1990-09-17 ボタン電話装置 Expired - Fee Related JP2928614B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24644990A JP2928614B2 (ja) 1990-09-17 1990-09-17 ボタン電話装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24644990A JP2928614B2 (ja) 1990-09-17 1990-09-17 ボタン電話装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04124997A JPH04124997A (ja) 1992-04-24
JP2928614B2 true JP2928614B2 (ja) 1999-08-03

Family

ID=17148609

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24644990A Expired - Fee Related JP2928614B2 (ja) 1990-09-17 1990-09-17 ボタン電話装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2928614B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04124997A (ja) 1992-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5524047A (en) Method and apparatus for emulating telephonic communications with a modem and headset
US3904834A (en) Handsfree loudspeaking key telephone set and a switching circuit for use in a microphone and loudspeaker equipped key telephone
US5533105A (en) Method and apparatus for emulating a telephone with a modem and headset
JPH0697773B2 (ja) 電話機
JP2928614B2 (ja) ボタン電話装置
US5414763A (en) Apparatus and method for providing echo suppression to a plurality of telephones
JPH0728337B2 (ja) 電話機
JP2804114B2 (ja) ボタン電話装置
JP2809651B2 (ja) 通信装置
JP2971151B2 (ja) ボタン電話装置
JP2844034B2 (ja) Isdnデジタル電話装置
JPS63263994A (ja) 電話装置
JP2919323B2 (ja) 専用回線伝送方式
JPS61212194A (ja) ボタン電話装置
JP2580697Y2 (ja) インターホン装置
JP2947325B2 (ja) 親子コードレス電話装置
JPS6167354A (ja) 自動着信転送装置
JPS61189753A (ja) 自動着信転送装置
JPH0363267B2 (ja)
JPS62298238A (ja) コ−ドレス電話装置における発信規制方法
JPH0546141U (ja) コードレス電話装置
JPS5864859A (ja) 交換機における鳴音防止方式
JPH0260298A (ja) ボタン電話装置
JPS63252090A (ja) 電話装置
JPH0257388B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees