JPH10324690A - 光架橋性シラン誘導体 - Google Patents

光架橋性シラン誘導体

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JPH10324690A
JPH10324690A JP10023571A JP2357198A JPH10324690A JP H10324690 A JPH10324690 A JP H10324690A JP 10023571 A JP10023571 A JP 10023571A JP 2357198 A JP2357198 A JP 2357198A JP H10324690 A JPH10324690 A JP H10324690A
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alkyl
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alkoxy
acid
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グイ・マルク
Hubert Seiberle
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】光化学的長期安定性および偏光に露光後の傾斜
角が不足しておらずそして高度に分割された安定な配向
パターンを造ることを可能とする光反応性シラン類の提
供。 【解決手段】 一般式I の、光反応性単位としての3−アリールアクリル酸誘導
体のカルボニルまたはカルボキシル基に対してスペーサ
ーによって結合されているシラン類。一般式Iの化合物
の具体例には(E)−3,4−ジメトキシ桂皮酸−6−
(3−トリエトキシシラニルプロピルカルバモイルオキ
シ)ヘキシルエステルがある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、3−アリールアクリル
酸エステルおよび3−アリールアクリルアミドを有する
新規の架橋性光活性シラン誘導体およびそれを液晶の配
向層としておよび非構造化−または構造化光学要素およ
び多層システムの製造のために用いることに関する。
【0002】
【従来技術】配向層は(電気光学的)液晶装置において
特に重要である。このものは分子の長軸が一様に、かつ
問題なく配向することを保証する目的に使用される。液
晶ディスプレー(LCDs)中で液晶分子を配向させる
ために、一軸方向に摩擦されるポリマー配向層、例えば
ポリイミドが一般に使用される。この方法での配向方向
は摩擦方向で決まる。しかしながらこの摩擦の方向は液
晶ディスプレーの光学的品質に多大な影響を及ぼし得る
いくつかの重大な欠点を伴う。例えば摩擦によってディ
スプレーに光学的欠陥を生じさせ得るダストが生じる。
同時にポリマー層は静電気帯電し、これが例えば薄膜ト
ランジスタ(TFT)−TN−LCDsの場合に薄膜ト
ランジスタの下側に破損を発生させ得る。こうした理由
で、LCDの製造において光学的に満足なディスプレー
の生産は従来には最適なものでなかった。
【0003】摩擦の他の欠点は、配向方向を摩擦の間に
局所的に変更させることができないので、構造化配向層
を簡単に製造することができないことである。従って摩
擦によっては大きな面積にわたり均一に配向する主な層
は造ることができる。しかしながら構造化された配向層
は多くのディスプレー工業および集積光学(integrated
optics)の多くの分野で非常に興味をもたれている。こ
れによって、例えばツイステッド・ネマチック(TN)
の視角依存性が改善される。
【0004】偏光に露光すことによって配向方向を予め
決めることのできる配向層がこの数年の間に知られて来
た。これによって摩擦に伴う問題は解決することができ
る。更に、配向方向を領域毎に別々に予め決めておきそ
して配向層を構造化することも可能である。液晶を構造
配向する一つの方法は、適する波長の偏光に露光すこと
によって有利な方向に光化学的に誘導するために、ある
種の染料分子の異性化性を利用するものである。これ
は、例えば染料を配向ポリマーと混合し、次いで該染料
を偏光に曝すことによって達成される。かゝるゲスト/
ホスト系は例えば米国特許第4、974、941号明細
書に開示されている。この系の場合には、アゾベンゼン
類をポリイミド配向性相に混入し、次いで偏光に曝す。
この様にして曝された層の表面と接触する液晶はこの好
ましい方向に従って配向される。この配向法は可逆的で
あり、即ち既に得られた配向方向は、その層を第二の偏
光方向を持つ光に更に曝すことによって再旋回させるこ
とができる。この再旋回法は任意に繰り返すことができ
るので、この種の配向層はLCDsで使用するのにあま
り適していない。
【0005】液晶層において高度に分画された配向パタ
ーンを製造する別の方法は、Jpa.J.Appl.P
hys.第31巻(1992)、第2155頁に開示さ
れている。この方法では、直線状の偏光に曝すことによ
って誘発されるポリマーに結合した光反応性桂皮酸基の
二量体化が液晶の構造配向に利用されている。上記の可
逆的配向法と反対に、異方性ポリマー・ネットワーク
は、Jpa.J.Appl.Phys.第31巻(19
92)、第2155頁に開示されている光構造化可能な
配向層の場合に達成される。これらの光配向ポリマー・
ネットワークは、構造化−または非構造化液晶配向層が
要求されるいかなる分野でも使用できる。LCDsの場
合を別にすれば、かゝる配向層は例えばヨーロッパ特許
出願公開(A)第611、981号明細書、同第68
9、084号明細書および同第689、065号明細書
およびスイス特許出願番号2036/95明細書で具体
的に実証されている様な、いわゆるハイブリッド層の製
造にも使用することができる。光構造化配向ポリマーと
架橋性の低分子量液晶とより成るこれらのハイブリッド
層にて、光学的要素、例えば非吸収性カラーフィルタ
ー、直線状のおよび環状偏光子、光学的抑制層(optical
retardation layers)等を製造することができる。
【0006】ヨーロッパ特許出願公開(A)第611、
786号明細書には、液晶のために、異方性に架橋した
光構造化配向層を製造するのに原則として適している桂
皮酸ポリマーが開示されている。これらの架橋性桂皮酸
誘導体は原則として桂皮酸(フェニルアクリル酸)のカ
ルボキシル基およびスペーサーを介してポリマー主鎖に
結合している。しかしながら従来に使用されて来たこの
種類の感光性重合体は沢山の欠点を有している。例えば
光化学的な競合反応が配向性にマイナスの影響を及ぼ
す。更に公知の桂皮酸ポリマーは光化学的な長期間安定
性が不十分である。例えば前もって製造された配向層を
紫外線に長期間露光すると、始めに存在したいた配向が
崩壊する。予め決められた記録されたパターンを持つて
存在する配向層を再び暴曝して、未露光部分を別の方向
に配向させる多重露光は、予め露光された部分がマスク
で覆われている場合にだけ実施することができる。さも
なければ既に配向した層部分は、光化学的二次反応の結
果としてその構造の全てまたはいくらかを失い得る。
【0007】従来に使用された桂皮酸ポリマーの別の欠
点は、偏光に単に露光することで生じる、これらの物質
より成る配向表面の場合に傾斜角がない点である。しか
しながら特にLCDsで使用する場合には、傾斜角は配
向方向の他に配向層によって付与されなければならな
い。上記の一軸方向に摩擦されるポリマー配向層の場合
には、この傾斜角はポリマー表面に摩擦工程で既に発生
する。液晶をかゝる表面に接触させれると、液晶分子は
該表面に対して平行しておらずに、傾斜しており、それ
故にその傾斜角は液晶に伝えられている。傾斜角の大き
さは摩擦パラメータ、例えば送り速度および圧力、とポ
リマーの化学構造との両方によって決まる。液晶ディス
プレーを製造するためには、種類に応じて1°〜15°
の間の傾斜角が要求される。更に大きな傾斜角も、いわ
ゆる指紋の形成を避けるために、特にスーパーツイステ
ッド・ネマチック(STN)LCDsのために必要とさ
れる。TNおよびTFT−TN−LCDsの場合には旋
回方向および傾斜方向は傾斜角度によって限定される。
それによって“逆捩れ”および“逆傾斜”現象が避けら
れる。スイッチの切れた状態での逆捩れは不適当な旋回
方向の領域をもたらし、これがディスプレーに視角的に
斑な外観で現れ、逆傾斜は場合によっては非常に厄介で
あり、なかでもLCDのスイッチを入れた時に液晶が異
なる方向に傾斜する場合がそうである。逆旋回は適当な
旋回方向のキラルなドーパントを含有する液晶混合物を
微量混入することによって回避することができる。しか
しながら逆傾斜を抑制するためには、傾斜角を持つ配向
層を用いる方法が従来にはなかった。
【0008】最近、上述の如くポリマー骨格に結合して
いないが、トリアルコキシシランにスペーサーを介して
結合する桂皮酸エステルがLiq.Cryst.20、
171(1996)で報告されている。ここではトリア
ルコキシシラン基は担体としての基体、例えばガラスに
桂皮酸単位を係留するのに役立っている。桂皮酸エステ
ルにトリアルコキシシラン基を結合させるスペーサーは
桂皮酸エステルの2−位(オルト位)に常に取り付けら
れてる。配向層を製造するには、トリアルコキシシラン
を最初にガラス製担体に溶液状態で適用する。配向は2
59nmの波長の直線状偏光に露光することによって行
う。液晶を配向させるこの様にして製造される層の能力
は可逆的Z/E異性化に起因する。一方、桂皮酸分子を
330nmに露光した場合には、このものは架橋する。
配向性は架橋度に比例して失われる。
【0009】この様に製造された配向層は上述の桂皮酸
ポリマーと同じ欠点を有している。このものは、Z/E
異性化が可逆的でありそしてそれ故に多重露光の時に再
配向を伴う問題が生じるので、光化学的−および熱的安
定性が不十分過ぎる。更にこのものは傾斜角を誘導する
能力も欠けている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】それ故に本発明の課題
は、従来に使用された桂皮酸ポリマーおよびシラン類の
上述の欠点を有さない、即ち光化学的長期安定性および
偏光に露光後の傾斜角が不足しておらずそして高度に分
画された安定な配向パターンを造ることを可能とする光
反応性シラン類を製造することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】驚くべきことに本発明者
は、光反応性単位としての3−アリールアクリル酸誘導
体のカルボニル−またはカルボキシル基に対してスペー
サーによって結合されているシラン類がこの条件を満足
しそして液晶のための配向層として非常に適しているこ
とを見い出した。直線状偏光にてこれらの化合物を架橋
することが、配向層に極めて高い光化学的安定性をもた
らしそして同時に、例えば非常に良好なコントラストに
よって特徴付けられる液晶の優れた配向性をもたらす。
更に傾斜角が直線状偏光に露光された時に生じる。
【0012】本発明は、一般式I
【0013】
【化4】
【0014】[式中、X1 、X2 およびX3 はアルキ
ル、アルコキシまたはハロゲン原子を意味するが、これ
らの残基の少なくとも1つはアルコキシかまたはハロゲ
ン原子であり;S1 はスペーサー単位、例えば、場合に
よっては弗素原子、塩素原子またはシアノ基で単−また
は複数置換された直鎖状のまたは枝分かれしたアルキレ
ン基−(CH2 r −を意味するかまたは式 −(CH2 r −L−(CH2 s − (式中、Lは単一結合または連結用官能基、例えばO、
COO、OOC、NR1 、NR1 −CO−、CO−NR
1 −、NR1 −COO、OCO−NR1 −、NR1 −C
O−NR1 、−CH=CH−または−C≡C−を意味
し、R1 は水素原子または低級アルキル基を意味しそし
てrおよびsはr+s≦25という条件のもとで1〜2
0の整数であり、A環は非置換の、または弗素−、塩素
−、シアノ−、アルキル−またはアルコキシ置換された
フェニレン、ピリジン−2、5−ジイル、ピリミジン−
2、5−ジイル、1、3−ジオキサン−2、5−ジイ
ル、シクロヘキサン−1、4−ジイル、ピペリジン−
1、4−ジイルまたはピペラジン−1、4−ジイルを意
味し、ただしそのアルキル−および/またはアルコキシ
置換基は弗素原子で単−または複数置換されていてもよ
く、B環は非置換の、または弗素−、塩素−、シアノ
−、アルキル−またはアルコキシ置換されたフェニレ
ン、ピリジン−2、5−ジイル、ピリミジン−2、5−
ジイル、1、4−または2、6−ナフタレン、1、3−
ジオキサン−2、5−ジイルまたはシクロヘキサン−
1、4−ジイルを意味し、ただしそのアルキル−および
/またはアルコキシ置換基は弗素原子で単−または複数
置換されていてもよく、Kは水素原子、弗素原子、塩素
原子、シアノ基、ニトロ基、または場合によっては弗素
原子、塩素原子、シアノ基またはニトロ基で置換されて
いてもよくそして場合によっては一つのCH2 基または
隣接していない複数のCH2 基がO、CH=CHまたは
C≡Cに交換されていてもよい1〜20の炭素原子を持
つ直鎖状のまたは枝分かれしたアルキル−、アルコキシ
−、アルキル−COO−、アルキル−CO−NR2 −ま
たはアルキル−OCO基であり、ただしR2 は水素原子
または低級アルキル基を意味し、Y1 およびY2 は互い
に無関係に単一共有結合、−(CH2 t −、−O−、
−CO−、−CO−O−、−O−OC−、−NR3 −、
−CO−NR3 −、−R3 N−CO−、−(CH2 u
−O−、−O−(CH2 u −、−(CH2u −NR
3 −または−NR3 −(CH2 u −を意味し、R3
水素原子または低級アルキル基を意味し、tは1〜4の
整数を意味し、uは1〜3の整数を意味し、mおよびn
は互いに無関係に0または1を意味し、C環は非置換
の、または弗素−、塩素−、シアノ−、アルキル−また
はアルコキシ置換されたフェニレン、ピリミジン−2、
5−または−3、5−ジイル、ピリジン−2、5−また
は−2、4−ジイルまたは−2、6−ジイル、2、5−
チオフェニレン、2、5−フラニレン、1、4−または
2、6−ナフタレンを意味し、ただしそのアルキル−お
よび/またはアルコキシ置換基は弗素原子で単−または
複数置換されていてもよく、Zは−O−または−NR4
−を意味しそしてR4 は水素原子または低級アルキル基
を意味する。]で表されるシランに関する。
【0015】本発明の式Iの光架橋性シラン誘導体は、
単独でもまたは混合状態でも配向層の形成に使用でき
る。適する混合物は、場合によっては式Iの1種類以上
の化合物の他に、他の非架橋性シラン誘導体を酸化物含
有無機系表面をシラン化するために通例に使用される如
きものを含有していてもよい。かゝる非架橋性シラン誘
導体には例えば一般式II
【0016】
【化5】
【0017】[式中、X1 、X2 、X3 およびS1 は式
Iのところで基体した意味を有しそしてMはメソ相基、
低級アルキル基、弗素原子で単−または複数置換された
低級アルキル基、低級アルコキシ基、弗素原子で単−ま
たは複数置換された低級アルコキシ基を意味する。]で
表される化合物である。
【0018】一般式Iの光架橋性シラン誘導体の少なく
とも1種類を含有するかゝる混合物も本発明の対象であ
る。本発明の範囲において、“メソ相基(mesoge
nic radical)”は一般式III
【0019】
【化6】
【0020】(式中、A1 、A2 およびA3 環は非置換
の、または弗素−、塩素−、シアノ−、アルキル−また
はアルコキシ置換されたフェニレン、ピリジン−2、5
−ジイル、ピリミジン−2、5−ジイル、2、6−ナフ
タレン、1、3−ジオキサン−2、5−ジイルまたはシ
クロヘキサン−1、4−ジイルを意味し、ただしそのア
ルキル−または/またはアルコキシ置換基は弗素原子で
単−または複数置換されていてもよくそしてこれらの環
の最高1つはフェニレンまたはシクロヘキシレンと相違
しており、Qは1つ以上の水素原子が弗素原子に交換さ
れていてもよい低級アルキル−またはアルコキシ基であ
るかまたは弗素原子、塩素原子、シアノ基またはニトロ
基を意味し、Y1 、Y2 、mおよびnは請求項1に規定
する意味を有しそしてで表されるメソ相基である。)で
表される基を意味する。
【0021】式IIの化合物中のMは好ましくは低級アル
キル基または地球アルコキシ基または式III のメソ相基
であり、その際式III 中nは0であり、mは0または1
でありそしてA1 、A2 およびA3 環はフェニルまたは
シクロヘキシルを意味し、Y 1 およびY2 は単一共有結
合、−CH2 CH2 −、−O−、−CH2 −O−、−O
−CH2 −、−CO−O−または−O−OC−を意味
し、そしてQは場合によっては弗素置換された低級アル
キルまたは低級アルコキシ基、弗素原子、塩素原子また
はシアノ基である。
【0022】Mが低級アルキル基、低級アルコキシ基ま
たは、mおよびnが0でありそしてQが場合によっては
弗素置換された低級アルキルまたは低級アルコキシ基で
ある式III の基である式IIの化合物が特に有利である。
式Iの構造に相応しない本発明の混合物中のシラン誘導
体の割合は50%より少ないか等しく、好ましくは30
%より少ないか等しく、特に好ましくは15%より少な
いか等しい。
【0023】本発明は、本発明の式Iのシラン誘導体ま
たは式IおよびIIのシラン誘導体の混合物を液晶の配向
層の製造におよび光学要素、特にハイブリッド層要素の
製造に用いる方法にも関する。“低級アルキル”とは、
“低級アルコキシ”と同様に、炭素原子数1〜6、好ま
しくは1〜3の直鎖状のまたは枝分かれした飽和の炭化
水素基、例えばメチル、エチル、プロピル、またはイソ
プロピル等のそれぞれ単独またはそれらの組み合わせを
意味する。
【0024】“アルキル”とは、“アルコキシ”と同様
に、炭素原子数30までの直鎖状のまたは枝分かれした
飽和の炭化水素基のそれぞれ単独またはそれらの組み合
わせを意味する。本発明の関係において好ましい“スペ
ーサー単位”は、−(CH2 r −で表される直鎖状の
または枝分かれしたアルキレン基、ならびに−(C
2 r −O−(CH2 s −、−(CH2 r −CO
O−(CH2 s −、−(CH2 r −OOC−(CH
2 s −、−(CH2 r −NR1 −CO−(CH2
s −または−(CH2 r −NR1 −COO−(C
2 s −を意味し、ただしrおよびsはr+s≦2
0、好ましくはr+s≦15という条件のもとでそれぞ
れ1〜20、特に2〜12の整数でありそしてR1 は水
素原子または低級アルキルである。
【0025】有利な“スペーサー単位”の例には1、2
−プロピレン、1、4−ブチレン、1,5−ペンチレ
ン、1,6−ヘキシレン、1,7−ヘプチレン、1,8
−オクチレン、1,9−ノニレン、1,10−デシレ
ン、1,11−ウンデシレン、1,12−ドデシレン、
1,3−ブチレン、3−メチレン−1,3−ブチレン、
3−プロピレンオキシ−6−ヘキシレン、3−プロピレ
ンカルボニルオキシ−6−ヘキシレン、3−プロピレン
オキシカルボニル−6−ヘキシレン、3−プロピレンカ
ルボニルアミノ−6−ヘキシレン、プロピレンカルバモ
イルヘキシレンおよびこれの類似物がある。
【0026】特に有利な“スペーサー単位”は式−(C
2 r −で表される直鎖状アルキレン基、ならびに−
(CH2 r −NR1 −CO−(CH2 s −または−
(CH2 r −NR1 −COO−(CH2 s −を意味
し、ただしrおよびsはそれぞれ2〜12でありそして
r+sの合計は≦15である。本発明の関係において
“非置換のまたは、場合によっては弗素−、塩素−、シ
アノ−、アルキル−またはアルコキシ置換されたフェニ
レン”には、非置換のまたは弗素原子、塩素原子、シア
ノ基、アルキルまたはアルコキシ基、好ましくは塩素原
子、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、メト
キシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基または
シアノ基で置換されている1,3−または1,4−フェ
ニレンが含まれる。
【0027】有利なフェニレン基の例には1,3−およ
び1,4−フェニレン、4−および5−メチル−1,3
−フェニレン、4−および5−メトキシ−1,3−フェ
ニレン、4−および5−エチル−1,3−フェニレン、
4−および5−エトキシ−1,3−フェニレン、2−お
よび3−メチル−1,4−フェニレン、2−および3−
エチル−1,5−フェニレン、2−および3−プロピル
−1,4−フェニレン、2−および3−ブチル−1,4
−フェニレン、2−および3−メトキシ−1,4−フェ
ニレン、2−および3−エトキシ−1,4−フェニレ
ン、2−および3−プロポキシ−1,4−フェニレン、
2−および3−ブトキシ−1,4−フェニレン、2,3
−、2,6−および3,5−ジメチル−1,4−フェニ
レン、2,6−および3,5−ジメトキシ−1,4−フ
ェニレン、2−および3−フルオロ−−1,4−フェニ
レン、2,3−、2,6−および3,5−ジフロロ−
1,4−フェニレン、2−および3−クロロ−1,4−
フェニレン、2,3−、2,6−および3,5−ジクロ
ロ−1,4−フェニレン、2−および3−フルオロ−−
1,4−フェニレン、2−および3−シアノ−1,4−
フェニレン等がある。
【0028】本発明の関係において、有利な置換基Kは
水素原子、弗素原子、塩素原子、シアノ基、ニトロ基お
よび、アルキル基、アルコキシ基、アルキル−COO
−、アルキル−CONR2 またはアルキル−OCO基で
あり、ただしそれらアルキル基は1〜15の炭素原子を
持つ直鎖状のまたは枝分かれしそして場合によっては弗
素原子で少なくとも単置換されていてもよくそしてR2
は水素原子または低級アルキル基を意味する。
【0029】式Iの有利なシラン誘導体は、X1
2 、X3 、S1 、K、mおよびnが式Iのところで記
載した意味を有しそしてA環は非置換のまたは弗素−、
塩素−、シアノ−、アルキル−またはアルコキシ置換さ
れたフェニレン、ピリジン−2、5−ジイル、ピリミジ
ン−2、5−ジイルまたはシクロヘキサン−1、4−ジ
イルを意味し、ただしそのアルキル−または/またはア
ルコキシ置換基は弗素原子で単−または複数置換されて
いてもよく、B環は非置換のまたは弗素−、塩素−、シ
アノ−、アルキル−またはアルコキシ置換されたフェニ
レン、ピリジン−2、5−ジイル、ピリミジン−2、5
−ジイル、1、4−または2、6−ナフタレンまたはシ
クロヘキサン−1、4−ジイルを意味し、ただしそのア
ルキル−および/またはアルコキシ置換基は弗素原子で
単−または複数置換されていてもよく、Y1 およびY2
は互いに無関係に単一共有結合、−CH2 CH2 −、−
O−、−CH2 −O−、−O−CH2 −、−CO−O−
または−O−OC−を意味し、C環は非置換のまたは弗
素−、塩素−、シアノ−、アルキル−またはアルコキシ
置換された1、3−または1、4−フェニレン、ピリミ
ジン−2、5−ジイル、ピリジン−2、5−ジイル、
2、5−フランニレンまたは1、4−または2、6−ナ
フタレンを意味し、ただしそのアルキル−および/また
はアルコキシ置換基は弗素原子で単−または複数置換さ
れていてもよく、Zは−O−を意味するものである。
【0030】特に有利な式Iのシラン誘導体は、X1
2 、X3 、S1 、Kおよびmは式Iのところに記載し
た意味を有しそしてnは0を意味し、B環は非置換のま
たは弗素−、塩素−、シアノ−、アルキル−またはアル
コキシ置換されたフェニレン、ピリジン−2、5−ジイ
ル、ピリミジン−2、5−ジイルまたはシクロヘキサン
−1、4−ジイルを意味し、ただしそのアルキル−およ
び/またはアルコキシ置換基は弗素原子で単−または複
数置換されていてもよく、Y2 は単一共役結合、−CO
−O−または−CH2 −O−を意味し、C環は非置換の
または、弗素−、塩素−、シアノ−、アルキル−または
アルコキシ置換された1、3−または1、4−フェニレ
ン、または1、4−または2、6−ナフタレンを意味
し、ただしそのアルキル−および/またはアルコキシ置
換基は弗素原子で単−または複数置換されていてもよ
く、Zは−O−を意味するで表されるものである。
【0031】式Iのシラン誘導体は容易に製造できる事
実に特徴がある。この製造方法は等業者に知られてい
る。例えばスペーサーS1 の末端にシラン基の代わりに
末端二重結合を持つ式Iの化合物の前駆体を、式X1
2 3 SiHで表される市販のシランとヒドロシリル化
反応させることで式Iの化合物を得ることができる。別
の製造方法は、式X1 2 3 Si−(CH2 r −N
=C=Oのシランを、水酸基またはアミノ基がスペーサ
ーの所望の結合点に存在するヒドロキシ−またはアミノ
化合物と反応させることを本質としている。これによっ
てスペーサーにN−CO−OまたはN−CO−N基を持
つ式Iの同様な化合物が生じる。上記のヒドロキシ−ま
たはアミノ化合物と式X1 2 3 Si−(CH2 r
−Brのシランとを反応させることによって、スペーサ
ーにエーテル基またはアルキルアミノ基を持つ式Iのか
ゝる化合物を製造することが可能である。式X1 2
3 Si−(CH2 r −NHR1 で表されるシランと酸
クロライドとの反応によって、スペーサーにNR1 CO
基を持つ式Iのシランを製造することができる。桂皮酸
中有間体の酸クロライドを式X1 2 3 Si−(CH
2 r −NHR1 で表されるシランと反応させることに
よって、相応するアルキレンアミドのヒドロシリル化に
加えて、ZがNR4 でありそしてS1 が−(CH2 r
−である式Iのシナミド類を製造することも可能であ
る。かゝる製造方法は、米国特許第4、918、200
号明細書および同第4、861、906号明細書に類似
の例が掲載されている。
【0032】シラン中間体の殆どの部分が市販されてい
るかまたは市販のシラン構成単位から容易に変性でき
る。いくつかの桂皮酸も同様に市販されており、他のも
のには文献から知られる方法、市販のアルデヒド類から
またはシアノ化合物から例えばクネーフェナーゲル(Kn
oevenagel)−またはビィッティヒ(Wittig) 反応によっ
て、相応するアルデヒドへの従来の還元反応によって得
られる。次に桂皮酸エステルまたは−アミドは公知のエ
ステル化法によって桂皮酸から製造できる。
【0033】配向層を製造するためには、本発明のシラ
ン誘導体または混合物を最初にキャリヤーに適用しなけ
ればならない。シラン基を次に結合単位としてキャリヤ
ーに結合させそして極めて薄い膜、しばしば単分子膜を
形成する。一般に無機系の異なった酸化物のかゝるシラ
ン化は実地において広く使用されており、等業者にとっ
て全く慣用のことである。公知のキャリヤー物質の例に
は酸化アルミニウム、二酸化チタン、二酸化珪素(ガラ
スまたは石英)または混合酸化物、例えばインジウム−
錫酸化物(ITO)がある。本発明に従って光学的−ま
たは電気光学的装置のために用いる場合には、ガラスま
たは場合によっては電極で被覆されたキャリヤー(例え
ばインジウム−錫酸化物(ITO)で被覆されたガラス
製シート)はキャリヤー物質として特に重要である。シ
ラン誘導体は使用する場合には専ら不活性溶剤に溶解し
た溶液として使用する。シラン基の反応性次第で多量の
種々の溶剤、例えばベンゼン、トルエン、ヘキサン等を
使用してもよいしまたは反応性の低いアルコキシシラン
類の場合には、アルコール類、例えばメタノール、エタ
ノール等を使用してもよい。続く被覆工程は例えば、浄
化したキャリヤーを溶液中に浸漬し、スピン・コーティ
ング(Spin coating) または他のコーティング技術によ
って実施することができる。キャリヤー層から溶剤を蒸
発させた後に、シラン基は反応性次第で一般に含浸キャ
リヤーを加熱することによってキャリヤーに結合され
る。次いで未結合のシランは溶剤で洗去することができ
る。
【0034】式Iのシラン誘導体または式Iのシラン誘
導体を含有する混合物からこの方法または類似の方法で
製造される層を、直線状の偏光で露光することによって
二量体化することができる。キャリヤーに結合した式I
の分子単位を空間的に選択的に照射することによって、
表面の全く特定の領域を配向させることができそして同
時に二量体化によって安定化されている。
【0035】例えば、選択された領域に配向層を製造す
るためには、配向させるべき領域を、偏光子および場合
によっては構造物を複写するためのマスクを使用して、
例えば高圧水銀ランプ、キセノンランプまたはパルス紫
外線レーザーに露光させる。露光時間は個々のランプに
左右され、数分〜数時間で変更することができる。しか
しながら二量体化は、架橋反応に適する輻射線だけが通
る様なフィルターを用いて均一な層に照射することによ
って行うこともできる。
【0036】本発明の式Iの光架橋性シラン誘導体はを
以下の実施例1〜5によって更に詳細に説明する。光架
橋性層の製造は実施例6で更に詳細に説明する。実施例
7および8は液晶のための配向層の製造を具体的に説明
している。
【0037】
【実施例】実施例1: (E)−3、4−ジメトキシ桂皮酸−6−(3−トリエ
トキシシラニルプロピルカルバモイルオキシ)ヘキシル
エステル 0.45gの(E)−3,4−ジメトキシ桂皮酸−6−
ヒドロキシヘキシルエステル、20mlのメチレンクロ
ライド、0.36mlの3−トリエトキシシラニルプロ
ピル−イソシアナートおよび0.009mlのジブチル
錫ジラウレートよりなる混合物を19時間還流させる。
その後に反応溶液を蒸発させ、残留物を150gのシリ
カゲルの上で3:1のトルエン/醋酸エチルを用いてク
ロマトグラフィー精製する。0.470gの3、4−ジ
メトキシ桂皮酸−6−(3−トリエトキシシラニルプロ
ピルカルバモイルオキシ)ヘキシルエステルが得られる
lmax(CH2 Cl2 ):322nm(e=1902
7)。
【0038】出発原料として使用した(E)−3,4−
ジメトキシ桂皮酸−6−ヒドロキシヘキシルエステルは
次の用に製造した:(E)−3,4−ジメトキシ桂皮酸−6−ヒドロキシヘ
キシルエステル 0.72mlの1、8−ジアザビシクロ[5.4.0]
ウンデセ−7−ン(1.5−5)および5mlのジメチ
ルホルムアミドよりなる溶液を、10mlのジメチルホ
ルムアミドに1.0gの(E)−3,4−ジメトキシ桂
皮酸を溶解した溶液に10分にわたって室温で滴加す
る。次いで反応混合物を80℃に加熱し、0.18gの
テトラブチルアンモニウム沃化物および0.71mlの
6−クロロヘキサノールを次いで順次添加し、反応を1
9時間継続する。その後に反応混合物を室温に冷却しそ
してジエチルエーテルと1Nの塩酸とに分けそして有機
相を飽和塩化ナトリウム溶液で数回洗浄する。次いで有
機相をMgSO4 で乾燥し、濾過しそして蒸発処理す
る。150gのシリカゲルの上で3:1のトルエン/醋
酸エチルを用いて残留物のクロマトグラフィー精製して
1.35gの(E)−3,4−ジメトキシ桂皮酸−6−
ヒドロキシヘキシルエステルが得られる。
【0039】以下のシランも同様な方法で合成した: (E)−2−メトキシ桂皮酸−6−(3−トリエトキシ
シラニルプロピルカルバモイルオキシ)ヘキシルエステ
ル、(E)−3−メトキシ桂皮酸−6−(3−トリエト
キシシラニルプロピルカルバモイルオキシ)ヘキシルエ
ステル、(E)−3−オクチルオキシ桂皮酸−6−(3
−トリエトキシシラニルプロピルカルバモイルオキシ)
ヘキシルエステル、(E)−4−メトキシ桂皮酸−6−
(3−トリエトキシシラニルプロピルカルバモイルオキ
シ)ヘキシルエステル、(E)−4−エトキシ桂皮酸−
6−(3−トリエトキシシラニルプロピルカルバモイル
オキシ)ヘキシルエステル、(E)−4−プロポキシ桂
皮酸−6−(3−トリエトキシシラニルプロピルカルバ
モイルオキシ)ヘキシルエステル、(E)−4−ブトキ
シ桂皮酸−6−(3−トリエトキシシラニルプロピルカ
ルバモイルオキシ)ヘキシルエステル、(E)−4−ペ
ンチルオキシ桂皮酸−6−(3−トリエトキシシラニル
プロピルカルバモイルオキシ)ヘキシルエステル、
(E)−4−ヘキシルオキシ桂皮酸−6−(3−トリエ
トキシシラニルプロピルカルバモイルオキシ)ヘキシル
エステル、(E)−4−ドデシルオキシ桂皮酸−6−
(3−トリエトキシシラニルプロピルカルバモイルオキ
シ)ヘキシルエステル、(E)−3−フルオロ桂皮酸−
6−(3−トリエトキシシラニルプロピルカルバモイル
オキシ)ヘキシルエステル、(E)−4−フルオロ桂皮
酸−6−(3−トリエトキシシラニルプロピルカルバモ
イルオキシ)ヘキシルエステル、(E)−3−クロロ桂
皮酸−6−(3−トリエトキシシラニルプロピルカルバ
モイルオキシ)ヘキシルエステル、(E)−4−クロロ
桂皮酸−ト6−(3−トリエトキシシラニルプロピルカ
ルバモイルオキシ)ヘキシルエステル、(E)−4−ト
リフルオロメトキシ桂皮酸−6−(3−トリエトキシシ
ラニルプロピルカルバモイルオキシ)ヘキシルエステ
ル、(E)−4−アセトアミド桂皮酸−6−(3−トリ
エトキシシラニルプロピルカルバモイルオキシ)ヘキシ
ルエステル、(E)−4−ペンタノイルアミノ桂皮酸−
6−(3−トリエトキシシラニルプロピルカルバモイル
オキシ)ヘキシルエステル、(E)−4−デカノイルア
ミノ桂皮酸−6−(3−トリエトキシシラニルプロピル
カルバモイルオキシ)ヘキシルエステル、(E)−3、
5−ジメトキシ桂皮酸−6−(3−トリエトキシシラニ
ルプロピルカルバモイルオキシ)ヘキシルエステル、
(E)−2、5−ジエトキシ桂皮酸−6−(3−トリエ
トキシシラニルプロピルカルバモイルオキシ)ヘキシル
エステル、(E)−3−メトキシ−4−プロポキシ桂皮
酸−6−(3−トリエトキシシラニルプロピルカルバモ
イルオキシ)ヘキシルエステル、(E)−3−メトキシ
−4−オクチルオキシ桂皮酸−6−(3−トリエトキシ
シラニルプロピルカルバモイルオキシ)ヘキシルエステ
ル、(E)−3−デシルオキシ−4−メトキシ桂皮酸−
6−(3−トリエトキシシラニルプロピルカルバモイル
オキシ)ヘキシルエステル、(E)−3−フルオロ−4
−メトキシ桂皮酸−6−(3−トリエトキシシラニルプ
ロピルカルバモイルオキシ)ヘキシルエステル、(E)
−3−クロロ−4−メトキシ桂皮酸−6−(3−トリエ
トキシシラニルプロピルカルバモイルオキシ)ヘキシル
エステル、(E)−3−プロピル−4−メトキシ桂皮酸
−6−(3−トリエトキシシラニルプロピルカルバモイ
ルオキシ)ヘキシルエステル、(E)−3、4、5−ト
リメトキシ桂皮酸−6−(3−トリエトキシシラニルプ
ロピルカルバモイルオキシ)ヘキシルエステル、(E)
−3、4−ジフルオロ桂皮酸−6−(3−トリエトキシ
シラニルプロピルカルバモイルオキシ)ヘキシルエステ
ル、(E)−2、3−ジフルオロ桂皮酸−6−(3−ト
リエトキシシラニルプロピルカルバモイルオキシ)ヘキ
シルエステル、(E)−3、4、5−トリフルオロ桂皮
酸−6−(3−トリエトキシシラニルプロピルカルバモ
イルオキシ)ヘキシルエステル、(E)−3−フルオロ
−4−クロロ桂皮酸−6−(3−トリエトキシシラニル
プロピルカルバモイルオキシ)ヘキシルエステル、
(E)−3−エトキシ−4−アセトアミド桂皮酸−6−
(3−トリエトキシシラニルプロピルカルバモイルオキ
シ)ヘキシルエステル、(E)−4−(4−メトキシベ
ンゾイルオキシ)桂皮酸−6−(3−トリエトキシシラ
ニルプロピルカルバモイルオキシ)ヘキシルエステル、
(E)−3−メトキシ−4−(4−メトキシベンゾイル
オキシ)桂皮酸−6−(3−トリエトキシシラニルプロ
ピルカルバモイルオキシ)ヘキシルエステル、(E)−
4−(3、4−ジメトキシベンゾイルオキシ)桂皮酸−
6−(3−トリエトキシシラニルプロピルカルバモイル
オキシ)ヘキシルエステル、(E)−3−メトキシ−4
−(3、4−ジメトキシベンゾイルオキシ)桂皮酸−6
−(3−トリエトキシシラニルプロピルカルバモイルオ
キシ)ヘキシルエステル、(E)−3−エトキシ−4−
(3、4−ジメトキシベンゾイルオキシ)桂皮酸−6−
(3−トリエトキシシラニルプロピルカルバモイルオキ
シ)ヘキシルエステル、(E)−4−(4−メトキシフ
ェニル)桂皮酸−6−(3−トリエトキシシラニルプロ
ピルカルバモイルオキシ)ヘキシルエステル、(E)−
4−(3、4−ジメトキシフェニル)桂皮酸−6−(3
−トリエトキシシラニルプロピルカルバモイルオキシ)
ヘキシルエステル、(E)−4−(4−エチルフェニ
ル)桂皮酸−6−(3−トリエトキシシラニルプロピル
カルバモイルオキシ)ヘキシルエステル、(E)−4−
(4−ヘキシルフェニル)桂皮酸−6−(3−トリエト
キシシラニルプロピルカルバモイルオキシ)ヘキシルエ
ステル、(E)−4−(トランス−4−ペンチルシクロ
ヘキシル)桂皮酸−6−(3−トリエトキシシラニルプ
ロピルカルバモイルオキシ)ヘキシルエステル、(E)
−4−(シス−4−ペンチルシクロヘキシル)桂皮酸−
6−(3−トリエトキシシラニルプロピルカルバモイル
オキシ)ヘキシルエステル、(E)−4−[(トランス
−4−ペンチルシクロヘキシル)メトキシ]桂皮酸−6
−(3−トリエトキシシラニルプロピルカルバモイルオ
キシ)ヘキシルエステル、(E)−4−[(シス−4−
ペンチルシクロヘキシル)メトキシ]桂皮酸−6−(3
−トリエトキシシラニルプロピルカルバモイルオキシ)
ヘキシルエステル、(E)−4−[4−(トランス−4
−ペンチルシクロヘキシル)フェニル]桂皮酸−6−
(3−トリエトキシシラニルプロピルカルバモイルオキ
シ)ヘキシルエステル、(E)−4−[4−(シス−4
−ペンチルシクロヘキシル)フェニル]桂皮酸−6−
(3−トリエトキシシラニルプロピルカルバモイルオキ
シ)ヘキシルエステル、実施例2 (E)−3、4−ジメトキシ桂皮酸−6−トリエトキシ
シラニルヘキシルエステル 0.50gの3、4−ジメトキシ桂皮酸−ヘキセ−5−
ニルエステル、1.0mlのトルエン、2.9mlのト
リエトキシシランおよび、10mlのイソプロパノール
に134mgのヘキサクロロ(IV) 白金酸6水和物を溶
解した溶液0.02mlよりなる混合物を、40℃で1
晩中反応させる。次に反応混合物を室温に冷却し、シリ
カゲル・パッドで濾過しそして濾液を十分に蒸発処理す
る。残留物をシリカゲルでクロマトグラフィー精製し
て、3、4−ジメトキシ桂皮酸−6−トリエトキシシラ
ニルヘキシルエステルを得る。 出発原料として使用し
た3、4−ジメトキシ桂皮酸−ヘキセ−5−ニルエステ
ルは次の様に製造する:3、4−ジメトキシ桂皮酸−ヘキセ−5−ニルエステル 0.72mlの1、8−ジアザビシクロ[5.4.0]
ウンデセ−7−ン(1.5−5)および5mlのジメチ
ルホルムアミドよりなる溶液を、1.0gの3,4−ジ
メトキシ桂皮酸と10mlのジメチルホルムアミドとの
混合物に10分にわたって室温で滴加する。この反応混
合物を80℃に加熱し、5mlのジメチルホルムアミド
に0.71mlの6−ブロモヘキセンを溶解した溶液を
50分にわたって滴加しそして反応を80℃で1時間継
続する。次いで反応混合物を室温に冷却しそしてジエチ
ルエーテルと1Nの塩酸とに分けそして有機相を飽和塩
化ナトリウム溶液で数回洗浄する。その後に有機相をM
gSO4 で乾燥し、濾過しそして濾液を蒸発処理する。
残留物のシリカゲルによるクロマトグラフィー精製にて
3,4−ジメトキシ桂皮酸−ヘキセ−6−ニルエステル
が得られる。
【0040】以下のシランも同様な方法で合成した: (E)−2−メトキシ桂皮酸−6−トリエトキシシラニ
ルヘキシルエステル、(E)−3−メトキシ桂皮酸−8
−トリエトキシシラニルオクチルエステル、(E)−3
−オクチルオキシ桂皮酸−6−トリエトキシシラニルヘ
キシルエステル、(E)−4−メトキシ桂皮酸−8−ト
リエトキシシラニルオクチルエステル、(E)−4−エ
トキシ桂皮酸−8−トリエトキシシラニルオクチルエス
テル、(E)−4−プロピルオキシ桂皮酸−8−トリエ
トキシシラニルオクチルエステル、(E)−4−ブチル
オキシ桂皮酸−6−トリエトキシシラニルオクチルエス
テル、(E)−4−ペンチルオキシ桂皮酸−8−トリエ
トキシシラニルオクチルエステル、(E)−4−ヘキシ
ルオキシ桂皮酸−8−トリエトキシシラニルオクチルエ
ステル、(E)−4−ドデシルオキシ桂皮酸−6−トリ
エトキシシラニルヘキシルエステル、(E)−3−フル
オロ桂皮酸−6−トリエトキシシラニルヘキシルエステ
ル、(E)−4−フルオロ桂皮酸−6−トリエトキシシ
ラニルヘキシルエステル、(E)−3−クロロ桂皮酸−
6−トリエトキシシラニルヘキシルエステル、(E)−
4−クロロ桂皮酸−6−トリエトキシシラニルヘキシル
エステル、(E)−4−トリフルオロメトキシ桂皮酸−
8−トリエトキシシラニルオキシルエステル、(E)−
4−アセトアミド桂皮酸−6−トリエトキシシラニルヘ
キシルエステル、(E)−4−アセトアミド桂皮酸−8
−トリエトキシシラニルオキシルエステル、(E)−4
−ペンタノイルアミノ桂皮酸−6−トリエトキシシラニ
ルヘキシルエステル、(E)−4−デカノイルアミノ桂
皮酸−6−トリエトキシシラニルヘキシルエステル、
(E)−3、4−ジメトキシ桂皮酸−5−トリエトキシ
シラニルペンチルエステル、(E)−3、4−ジメトキ
シ桂皮酸−7−トリエトキシシラニルヘプチルエステ
ル、(E)−3、4−ジメトキシ桂皮酸−8−トリエト
キシシラニルオクチルエステル、(E)−3、4−ジメ
トキシ桂皮酸−9−トリエトキシシラニルノニルエステ
ル、(E)−3、4−ジメトキシ桂皮酸−10−トリエ
トキシシラニルデシルエステル、(E)−3、4−ジメ
トキシ桂皮酸−11−トリエトキシシラニルウンデシル
エステル、(E)−3、4−ジメトキシ桂皮酸−12−
トリエトキシシラニルドデシルエステル、(E)−3、
5−ジメトキシ桂皮酸−6−トリエトキシシラニルヘキ
シルエステル、(E)−2、5−ジメトキシ桂皮酸−6
−トリエトキシシラニルヘキシルエステル、(E)−3
−メトキシ−4−プロピルオキシ桂皮酸−8−トリエト
キシシラニルオクチルエステル、(E)−3−メトキシ
−4−プロピルオキシ桂皮酸−6−トリエトキシシラニ
ルヘキシルエステル、(E)−3−デシルオキシ−4−
メトキシ桂皮酸−6−トリエトキシシラニルヘキシルエ
ステル、(E)−3−フルオロ−4−メトキシ桂皮酸−
6−トリエトキシシラニルヘキシルエステル、(E)−
3−クロロ−4−メトキシ桂皮酸−8−トリエトキシシ
ラニルオクチルエステル、(E)−3−プロピル−4−
メトキシ桂皮酸−8−トリエトキシシラニルオクチルエ
ステル、(E)−3、4、5−トリメトキシ桂皮酸−8
−トリエトキシシラニルヘキシルエステル、(E)−
3、4−ジフルオロ桂皮酸−8−トリエトキシシラニル
オクチルエステル、(E)−2、3−ジフルオロ桂皮酸
−8−トリエトキシシラニルオクチルエステル、(E)
−3、4、5−トリフルオロ桂皮酸−8−トリエトキシ
シラニルオクチルエステル、(E)−3−フルオロ−4
−クロロ桂皮酸−6−トリエトキシシラニルヘキシルエ
ステル、(E)−3−エトキシ−4−アセトアミド桂皮
酸−6−トリエトキシシラニルヘキシルエステル、
(E)−4−(4−メトキシベンゾイルオキシ)桂皮酸
−6−トリエトキシシラニルヘキシルエステル、(E)
−3−メトキシ−4−(4−メトキシベンゾイルオキ
シ)桂皮酸−6−トリエトキシシラニルヘキシルエステ
ル、(E)−4−(3、4−ジメトキシベンゾイルオキ
シ)桂皮酸−6−トリエトキシシラニルヘキシルエステ
ル、(E)−3−メトキシ−4−(3、4−ジメトキシ
ベンゾイルオキシ)桂皮酸−6−トリエトキシシラニル
ヘキシルエステル、(E)−3−エトキシ−4−(3、
4−ジメトキシベンゾイルオキシ)桂皮酸−6−トリエ
トキシシラニルヘキシルエステル。
【0041】実施例3 (E)−4−[(トランス−4−ヘプチルシクロヘキシ
ル)メトキシ]桂皮酸−6−トリエトキシシラニルヘキ
シルエステル この化合物を、(E)−[(トランス−4−ヘプチルシ
クロヘキシル)メトキシ]桂皮酸を6−ブロモヘキサン
でエステル化し、次に得られる(E)−[(トランス−
4−ヘプチルシクロヘキシル)メトキシ]桂皮酸ヘキセ
−5−ニルエステルをトリエトキシシランと反応させる
ことによって実施例2と同様に製造する。
【0042】出発原料として使用した(E)−[(トラ
ンス−4−ヘプチルシクロヘキシル)メトキシ]桂皮酸
は次の方法で製造する:4−[(トランス−4−ヘプチルシクロヘキシル)メト
キシ]ベンズアルデヒド 38.5mlのジイソブチルアルミニウムヒドリド溶液
(20%濃度トルエン溶液)を、150mlのトルエン
に10.4gの4−[(トランス−4−ヘプチルシクロ
ヘキシル)メトキシ]ベンゾニトリル───Mol.C
ryst.Liq.Cryst.53、147(197
9)に従って製造───を懸濁させた懸濁物に0℃で1
0分間に滴加する。次に反応混合物をゆっくり室温に加
温し、更に3.5時間反応させる。その後に1Nの塩酸
をゆっくり滴加し、攪拌を1時間実施しそして次に反応
混合物を水とメチレンクロライドに分配する。有機相を
次に水で数回洗浄し、MgSO4 で乾燥し、濾過しそし
て蒸発処理する。醋酸エチル/メチレンクロライドで結
晶化させて、4−[(トランス−4−ヘプチルシクロヘ
キシル)メトキシ]ベンズアルデヒドを得る。
【0043】4−[(トランス−4−ヘプチルシクロヘ
キシル)メトキシ]桂皮酸メチルエステル 27.6mlの1。6Nブチルリチウム溶液を、50m
lの乾燥テトラヒドロフランに6.4mlのホスホノ醋
酸トリメチルエステルを溶解した溶液に0℃で10分に
わたって滴加する。攪拌を0℃で1.5時間実施し、1
0.3gの粗4−[(トランス−4−ヘプチルシクロヘ
キシル)メトキシ]ベンズアルデヒドを50mlの乾燥
テトラヒドロフランに溶解した溶液を同じ温度で5分間
の間に滴加する。次にこの混合物をゆっくり室温に加温
し、15時間反応させる。次いで反応混合物をメチレン
クロライドと1Nの塩酸に分配し、有機相を飽和重炭酸
ナトリウム溶液および水で洗浄し、MgSO4 で乾燥し
そして蒸発処理する。
【0044】醋酸エチル/ヘキサン(1:9)を用いて
のシリカゲルでのクロマトグラフィー処理および続くヘ
キサン/醋酸エチルでの繰り返し結晶化によって、4−
[(トランス−4−ヘプチルシクロヘキシル)メトキ
シ]桂皮酸メチルエステルが得られる。4−[(トランス−4−ヘプチルシクロヘキシル)メト
キシ]桂皮酸 8gの4−[(トランス−4−ヘプチルシクロヘキシ
ル)メトキシ]桂皮酸メチルエステルと50mlの10
%濃度メタノール性水酸化カリウム溶液との混合物を室
温で16時間放置する。その後に、連続的に攪拌しなが
ら、かつ冷却しながら1Nの水性硫酸を用いて酸性化を
行い、メチレンクロライドで抽出を行いそして有機相を
水で数回洗浄し、MgSO4 で乾燥させそして蒸発処理
する。ヘキサン/醋酸エチルでの結晶化処理で、4−
[(トランス−4−ヘプチルシクロヘキシル)メトキ
シ]桂皮酸が得られる。
【0045】次のシラン誘導体も同様な方法で製造でき
る: (E)−4−(4−メトキシフェニル)桂皮酸−6−ト
リエトキシシラニルヘキシルエステル、(E)−4−
(4−トリフルオロメトキシフェニル)桂皮酸−6−ト
リエトキシシラニルヘキシルエステル、(E)−4−
(4−デシルオキシフェニル)桂皮酸−6−トリエトキ
シシラニルヘキシルエステル、(E)−4−[4−
(3、3、4、4、5、5、6、6、6−ノナフルオロ
ヘキシル)フェニル]桂皮酸−6−トリエトキシシラニ
ルヘキシルエステル、(E)−4−(3、4−ジメトキ
シフェニル)桂皮酸−6−トリエトキシシラニルヘキシ
ルエステル、(E)−4−(3−メトキシ−4−オクチ
ルオキシフェニル)桂皮酸−6−トリエトキシシラニル
ヘキシルエステル、(E)−4−(3−オクチルオキシ
−4−メトキシフェニル)桂皮酸−6−トリエトキシシ
ラニルヘキシルエステル、(E)−4−(4−エチルフ
ェニル)桂皮酸−6−トリエトキシシラニルヘキシルエ
ステル、(E)−4−(4−ヘキシルフェニル)桂皮酸
−6−トリエトキシシラニルヘキシルエステル、(E)
−4−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)桂皮
酸−6−トリエトキシシラニルヘキシルエステル、
(E)−4−(シス−4−ペンチルシクロヘキシル)桂
皮酸−6−トリエトキシシラニルヘキシルエステル、
(E)−4−[(トランス−4−ヘプチルシクロへキシ
ル)メトキシ]桂皮酸−6−トリエトキシシラニルヘキ
シルエステル、(E)−4−[(シス−4−ヘプチルシ
クロへキシル)メトキシ]桂皮酸−6−トリエトキシシ
ラニルヘキシルエステル、(E)−4−[4−(トラン
ス−4−ペンチルシクロへキシル)フェニル]桂皮酸−
6−トリエトキシシラニルヘキシルエステル、(E)−
4−[4−(シス−4−ペンチルシクロへキシル)フェ
ニル]桂皮酸−6−トリエトキシシラニルヘキシルエス
テル、(E)−4−{4−[(トランス−4−オクチル
シクロへキシル)メトキシ]フェニル}桂皮酸−6−ト
リエトキシシラニルヘキシルエステル、(E)−4−
{4−[(シス−4−ヘプチルシクロへキシル)メトキ
シ]フェニル}桂皮酸−6−トリエトキシシラニルヘキ
シルエステル、(E)−4−{トランス−4−[(トラ
ンス−4−ペンチルシクロへキシル)シクロヘキシル]
メトキシ}桂皮酸−6−トリエトキシシラニルヘキシル
エステル、(E)−4−{シス−4−[(トランス−4
−ペンチルシクロへキシル)シクロヘキシル]メトキ
シ}桂皮酸−6−トリエトキシシラニルヘキシルエステ
ル、(E)−4−{トランス−4−[(シス−4−ペン
チルシクロへキシル)シクロヘキシル]メトキシ}桂皮
酸−6−トリエトキシシラニルヘキシルエステル。
【0046】実施例4: (E)−3−(6−ヘプチルオキシナフタリン−2−イ
ル)アクリル酸−6−(3−トリエトキシシラニルプロ
ピルカルバモイルオキシ)ヘキシルエステル この化合物を、(E)−3−(6−ヘプチルオキシナフ
タリン−2−イル)アクリル酸を6−クロロヘキサノー
ルでエステル化しそして次にそうして得られる(E)−
3−(6−ヘプチルオキシナフタリン−2−イル)アク
リル酸−6−ヒドロキシヘキシルエステルと3−トリエ
トキシシラニルプロピルイソシアネートと反応させるこ
とによって実施例1と同様に製造する。
【0047】6−ブロモ−2−ヘプチルオキシナフタレ
0.5gの6−ブロモ−2−ナフトール、50mlのジ
メチルスルホキシド、3.9mlの6−ブロモヘプタ
ン、7.1gの沃化カリウム、および粉砕されそして高
減圧下に活性化された7.1gの炭酸カリウムよりなる
混合物を65℃に16時間加熱する。次いで冷しそして
醋酸エチルと水に分配し、MgSO4 で乾燥し、濾過し
そして蒸発処理する。残留物をトルエンを用いてシリカ
ゲル上でクロマトグラフィー処理し、次いでトルエン/
ヘキサン(8:1)で結晶化処理することにより6−ブ
ロモ−2−ヘプチルオキシナフタレンを得る。
【0048】(E)−3−(6−ヘプチルオキシナフタ
リン−2−イル)アクリル酸メチルエステル 5.2gの6−ブロモ−2−ヘプチルオキシナフタレ
ン、25mlのトリエチルアミン、4.3mlの醋酸メ
チル、0.072gの醋酸パラジウムおよび0.392
gのトリ−o−トルイルホスフィンよりなる混合物を1
6時間還流する。次いでこの反応混合物を冷却し、醋酸
エチルと水に分配し、有機相を水で洗浄し、MgSO4
で乾燥し、濾過しそして蒸発処理する。残留物をトルエ
ン/醋酸エチル(3:1)を用いて250gのシリカゲ
ル上でクロマトグラフィー処理し、次いでトルエンで結
晶化させる。(E)−3−(6−ヘプチルオキシナフタ
リン−2−イル)アクリル酸メチルエステルが得られ
る。
【0049】(E)−3−(6−ヘプチルオキシナフタ
リン−2−イル)アクリル酸 0.8gの(E)−3−(6−ヘプチルオキシナフタリ
ン−2−イル)アクリル酸メチルエステルおよび10m
lの10%濃度の水酸化カリウムのメタノール溶液とよ
りなる混合物を室温で16時間放置する。その後に、連
続的に攪拌しながら、かつ冷却しながら1Nの水性硫酸
を用いて酸性化を行い、メチレンクロライドで抽出を行
いそして有機相を水で数回洗浄し、MgSO4 で乾燥さ
せそして蒸発処理する。ヘキサン/醋酸エチルでの結晶
化処理で、(E)−3−(6−ヘプチルオキシナフタリ
ン−2−イル)アクリル酸が得られる。
【0050】次のシラン誘導体も同様な方法で製造でき
る: (E)−3−(6−エトキシナフタリン−2−イル)ア
クリル酸−6−(3−トリエトキシシラニルプロピルカ
ルバモイルオキシ)ヘキシルエステル、(E)−3−
(6−プロピルオキシナフタリン−2−イル)アクリル
酸−6−(3−トリエトキシシラニルプロピルカルバモ
イルオキシ)ヘキシルエステル、(E)−3−(6−ブ
チルオキシナフタリン−2−イル)アクリル酸−6−
(3−トリエトキシシラニルプロピルカルバモイルオキ
シ)ヘキシルエステル、(E)−3−(6−ペンチルオ
キシナフタリン−2−イル)アクリル酸−6−(3−ト
リエトキシシラニルプロピルカルバモイルオキシ)ヘキ
シルエステル、(E)−3−(6−ヘキシルオキシナフ
タリン−2−イル)アクリル酸−6−(3−トリエトキ
シシラニルプロピルカルバモイルオキシ)ヘキシルエス
テル、(E)−3−(6−オクチルオキシナフタリン−
2−イル)アクリル酸−6−(3−トリエトキシシラニ
ルプロピルカルバモイルオキシ)ヘキシルエステル、
(E)−3−(6−ドデシルオキシナフタリン−2−イ
ル)アクリル酸−6−(3−トリエトキシシラニルプロ
ピルカルバモイルオキシ)ヘキシルエステル、(E)−
3−(6−ヘプチルオキシナフタリン−2−イル)アク
リル酸−4−(3−トリエトキシシラニルプロピルカル
バモイルオキシ)ブチルエステル、(E)−3−(6−
ヘプチルオキシナフタリン−2−イル)アクリル酸−5
−(3−トリエトキシシラニルプロピルカルバモイルオ
キシ)ペンチルエステル、(E)−3−(6−ヘプチル
オキシナフタリン−2−イル)アクリル酸−8−(3−
トリエトキシシラニルプロピルカルバモイルオキシ)オ
クチルエステル、(E)−3−(6−ヘプチルオキシナ
フタリン−2−イル)アクリル酸−6−(2−トリエト
キシシラニルエチルカルバモイルオキシ)ヘキシルエス
テル、(E)−3−{6−[(トランス−4−プロピル
シクロヘキシル)メトキシ]ナフタリン−2−イル}ア
クリル酸−6−(2−トリエトキシシラニルエチルカル
バモイルオキシ)ヘキシルエステル、(E)−3−{6
−[(シス−4−プロピルシクロヘキシル)メトキシ]
ナフタリン−2−イル}アクリル酸−6−(2−トリエ
トキシシラニルエチルカルバモイルオキシ)ヘキシルエ
ステル、(E)−3−{6−[(トランス−4−デシル
シクロヘキシル)メトキシ]ナフタリン−2−イル}ア
クリル酸−6−(2−トリエトキシシラニルエチルカル
バモイルオキシ)ヘキシルエステル、(E)−3−{6
−[(シス−4−デシルシクロヘキシル)メトキシ]ナ
フタリン−2−イル}アクリル酸−6−(2−トリエト
キシシラニルエチルカルバモイルオキシ)ヘキシルエス
テル。
【0051】実施例5: (E)−3,4−ジメトキシ桂皮酸(6−トリクロロシ
ラニルヘキシル)エステル 5mlのトリクロロシランを、20mlの乾燥テトラヒ
ドロフランに0.1gのH2 PtCl6 を溶解した溶液
に攪拌下に添加する。20mlの乾燥テトラヒドロフラ
ンに溶解した14.8gの(E)−3,4−ジメトキシ
桂皮酸ヘキセ−5−ニルエステルを溶解した溶液を注意
深くこれに滴加する。その後に室温で5時間攪拌を行
い、次いで50℃で16時間攪拌する。反応混合物を水
流ポンプでの減圧下に濃縮し、残留溶液およびトリクロ
ロシランを減圧下に冷却トラップを備えた油圧ポンプ式
減圧機で完全に除く。貯蔵のために乾燥テトラヒドロフ
ランに溶解する粗(E)−3,4−ジメトキシ桂皮酸6
−トリクロロシラニルヘキシルエステルが得られる。
【0052】原料として必要とされる(E)−3,4−
ジメトキシ桂皮酸ヘキセ−5−ニルエステルの製法は実
施例2に記載されている。以下のシラン誘導体も同様な
方法で製造できる: (E)−2−メトキシ桂皮酸−6−トリクロロシラニル
ヘキシルエステル、(E)−3−メトキシ桂皮酸−8−
トリクロロシラニルオクチルエステル、(E)−3−ヘ
キシルオキシ桂皮酸−6−トリクロロシラニルヘキシル
エステル、(E)−4−メトキシ桂皮酸−6−トリクロ
ロシラニルヘキシルエステル、(E)−4−エトキシ桂
皮酸−6−トリクロロシラニルヘキシルエステル、
(E)−4−プロポキシ桂皮酸−6−トリクロロシラニ
ルヘキシルエステル、(E)−4−ブトキシ桂皮酸−8
−トリクロロシラニルオクチルエステル、(E)−4−
ペンチルオキシ桂皮酸−6−トリクロロシラニルヘキシ
ルエステル、(E)−4−ヘキシルオキシ桂皮酸−6−
トリクロロシラニルヘキシルエステル、(E)−4−ド
デシルオキシ桂皮酸−8−トリクロロシラニルオクチル
エステル、(E)−3−フルオロ桂皮酸−8−トリクロ
ロシラニルオクチルエステル、(E)−4−フルオロ桂
皮酸−8−トリクロロシラニルオクチルエステル、
(E)−3−クロロ桂皮酸−8−トリクロロシラニルオ
クチルエステル、(E)−4−クロロ桂皮酸−8−トリ
クロロシラニルオクチルエステル、(E)−4−トリフ
ルオロメトキシ桂皮酸−6−トリクロロシラニルヘキシ
ルエステル、(E)−4−アセトアミド桂皮酸−6−ト
リクロロシラニルヘキシルエステル、(E)−4−アセ
トアミド桂皮酸−8−トリクロロシラニルオクチルエス
テル、(E)−4−ペンタノイルアミノ桂皮酸−6−ト
リクロロシラニルヘキシルエステル、(E)−4−デカ
ノイルアミノ桂皮酸−6−トリクロロシラニルヘキシル
エステル、(E)−3、4−ジメトキシ桂皮酸−5−ト
リクロロシラニルペンチルエステル、(E)−3、4−
ジメトキシ桂皮酸−7−トリクロロシラニルヘプチルエ
ステル、(E)−3、4−ジメトキシ桂皮酸−8−トリ
クロロシラニルオクチルエステル、(E)−3、4−ジ
メトキシ桂皮酸−9−トリクロロシラニルノニルエステ
ル、(E)−3、4−ジメトキシ桂皮酸−10−トリク
ロロシラニルデシルエステル、(E)−3、4−ジメト
キシ桂皮酸−11−トリクロロシラニルウンデシルエス
テル、(E)−3、4−ジメトキシ桂皮酸−12−トリ
クロロシラニルドデシルエステル、(E)−3、5−ジ
メトキシ桂皮酸−6−トリクロロシラニルヘキシルエス
テル、(E)−2、5−ジメトキシ桂皮酸−6−トリク
ロロシラニルヘキシルエステル、(E)−3−メトキシ
−4−プロポキシ桂皮酸−6−トリクロロシラニルヘキ
シルエステル、(E)−3−メトキシ−4−オクチルオ
キシ桂皮酸−6−トリクロロシラニルヘキシルエステ
ル、(E)−3−デシルオキシ−4−メトキシ桂皮酸−
6−トリクロロシラニルヘキシルエステル、(E)−3
−フルオロ−4−メトキシ桂皮酸−7−トリクロロシラ
ニルヘプチルエステル、(E)−3−クロロ−4−メト
キシ桂皮酸−8−トリクロロシラニルオクチルエステ
ル、(E)−3−プロピル−4−メトキシ桂皮酸−6−
トリクロロシラニルヘキシルエステル、(E)−3、
4、5−トリメトキシ桂皮酸−8−トリクロロシラニル
オクチルエステル、(E)−3、4−ジフルオロ桂皮酸
−9−トリクロロシラニルノニルエステル、(E)−
2、3−ジフルオロ桂皮酸−10−トリクロロシラニル
デシルエステル、(E)−3、4、5−トリフルオロ桂
皮酸−6−トリクロロシラニルヘキシルエステル、
(E)−3−フルオロ−4−クロロ桂皮酸−8−トリク
ロロシラニルオクチルエステル、(E)−3−エトキシ
−4−アセトアミド桂皮酸−6−トリクロロシラニルヘ
キシルエステル、(E)−4−(4−メトキシベンジル
オキシ)桂皮酸−6−トリクロロシラニルヘキシルエス
テル、(E)−3−メトキシ−4−(4−メトキシベン
ジルオキシ)桂皮酸−6−トリクロロシラニルヘキシル
エステル、(E)−4−(3、4−ジメトキシベンジル
オキシ)桂皮酸−6−トリクロロシラニルヘキシルエス
テル、(E)−3−メトキシ−4−(3、4−ジメトキ
シベンジルオキシ)桂皮酸−6−トリクロロシラニルヘ
キシルエステル、(E)−3−エトキシ−4−(3、4
−ジメトキシベンジルオキシ)桂皮酸−8−トリクロロ
シラニルオクチルエステル、(E)−4−(4−メトキ
シフェニル)桂皮酸−8−トリクロロシラニルオクチル
エステル、(E)−4−(4−トリフルオロメトキシフ
ェニル)桂皮酸−8−トリクロロシラニルオクチルエス
テル、(E)−4−(4−デシルオキシフェニル)桂皮
酸−6−トリクロロシラニルヘキシエステル、(E)−
4−[4−(6,6,6−トリフルオロヘキシルオキ
シ)フェニル]桂皮酸−6−トリクロロシラニルヘキシ
ルエステル、(E)−4−(3、4−ジメトキシフェニ
ル)桂皮酸−8−トリクロロシラニルオクチルエステ
ル、(E)−4−(3−メトキシ−4−ヘキシルオキシ
フェニル)桂皮酸−6−トリクロロシラニルヘキシルエ
ステル、(E)−4−(3−ヘキシルオキシ−4−メト
キシフェニル)桂皮酸−6−トリクロロシラニルヘキシ
ルエステル、(E)−4−(4−プロピルフェニル)桂
皮酸−6−トリクロロシラニルヘキシルエステル、
(E)−4−(4−デシルフェニル)桂皮酸−6−トリ
クロロシラニルヘキシルエステル、(E)−4−(トラ
ンス−4−ヘキシルシクロヘキシル)桂皮酸−6−トリ
クロロシラニルヘキシルエステル、(E)−4−(シス
−4−ヘプチルシクロヘキシル)桂皮酸−6−トリクロ
ロシラニルヘキシルエステル、(E)−4−[(トラン
ス−4−ヘキシルシクロヘキシル)メトキシ]桂皮酸−
6−トリクロロシラニルヘキシルエステル、(E)−4
−[(シス−4−ヘキシルシクロヘキシル)メトキシ]
桂皮酸−6−トリクロロシラニルヘキシルエステル、
(E)−4−[4−(トランス−4−ペンチルシクロヘ
キシル)フェニル]桂皮酸−6−トリクロロシラニルヘ
キシルエステル、(E)−4−[4−(シス−4−ペン
チルシクロヘキシル)フェニル]桂皮酸−6−トリクロ
ロシラニルヘキシルエステル、(E)−4−{4−
[(トランス−4−ヘキシルシクロヘキシル)メトキ
シ]フェニル}桂皮酸−6−トリクロロシラニルヘキシ
ルエステル、(E)−4−{4−[(シス−4−ヘプチ
ルシクロヘキシル)メトキシ]フェニル}桂皮酸−6−
トリクロロシラニルヘキシルエステル、(E)−4−
{トランス−4−[(トランス−4−ペンチルシクロヘ
キシル)シクロヘキシル]メトキシ}桂皮酸−6−トリ
クロロシラニルヘキシルエステル、(E)−4−{シス
−4−[(トランス−4−ヘキシルシクロヘキシル)シ
クロヘキシル]メトキシ}桂皮酸−6−トリクロロシラ
ニルヘキシルエステル、(E)−4−{トランス−4−
[(シス−4−ヘプチルシクロヘキシル)シクロヘキシ
ル]メトキシ}桂皮酸−6−トリクロロシラニルヘキシ
ルエステル。
【0053】実施例6: 光架橋性層の製造 0.02gの(E)−3、4−ジメトキシ桂皮酸−6−
(3−トリエトキシシラニルプロピルカルバモイルオキ
シ)ヘキシルエステルを2mlのプロパノールに溶解す
る。この溶液を、浄化したガラス板(19×26mm)
に回転塗り(スピンコーティング法)によって1000
回転/分で塗布し、次いで130℃の温度に30分加熱
する。
【0054】この様に処理したガラス板を次いで超音波
浴中で15分間、メタノールで浄化する。実施例7: 液晶のための配向層の製造 実施例6に記載した被覆されたガラス板を、高圧水銀ラ
ンプの直線状偏光紫外線光に1分間露光する。次いで液
晶層を、被覆されたガラス板に回転塗り法で塗布する。
配向した液晶分子の一軸の複屈折層が偏光顕微鏡下に観
察できる。傾斜補償板によって、配向方向がシラン層を
露光する際に調製される紫外線の偏光方向に一致してい
ることが判った。
【0055】実施例8: 限定された傾斜角を持つ配向層の製造 実施例6に従って(E)−3、4−ジメトキシ桂皮酸−
6−(3−トリエトキシシラニルプロピルカルバモイル
オキシ)ヘキシルエステルを塗布した二枚のガラス板
を、直線状の偏光紫外線に3分露光する。その際に光の
入射方向は板の垂直線(normal)に対して70°
傾斜している。光の偏光方向は光の入射方向およびガラ
ス板の垂直線によって限定される面にある。次に二枚の
ガラス板を、塗布された側が内側に向かい会う様に組み
合わせて、20mmの板状の空間を持つ液晶用セルを得
る。その結果偏光およびこの板状物の露光中の入射光に
よって規定される方向は互いに平行している。次いでこ
のセルにROLIC AGの液晶混合物3010を10
0℃で充填する。その際に液晶混合物は充填工程の間に
等方性相状態にある。次いでセルを1℃/分の速度で徐
々に室温に冷却する。均一に配向した液晶相が交差偏光
子の間で判った。結晶回転法によって測定されるこの平
行セルの傾斜角は0.2°であった。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式I 【化1】 [式中、X1 、X2 およびX3 はアルキル、アルコキシ
    またはハロゲン原子を意味するが、これらの残基の少な
    くとも1つはアルコキシかまたはハロゲン原子であり;
    1 はスペーサー単位、例えば、場合によっては弗素原
    子、塩素原子またはシアノ基で単−または複数置換され
    た直鎖状のまたは枝分かれしたアルキレン基−(C
    2 r −を意味するかまたは式 −(CH2 r −L−(CH2 s − (式中、Lは単一結合または連結用官能基、例えばO、
    COO、OOC、NR1 、NR1 −CO−、CO−NR
    1 −、NR1 −COO、OCO−NR1 −、NR1 −C
    O−NR1 、−CH=CH−または−C≡C−を意味
    し、R1 は水素原子または低級アルキル基を意味しそし
    てrおよびsはr+s≦25という条件のもとで1〜2
    0の整数であり、 A環は非置換のまたは弗素−、塩素−、シアノ−、アル
    キル−またはアルコキシ置換されたフェニレン、ピリジ
    ン−2、5−ジイル、ピリミジン−2、5−ジイル、
    1、3−ジオキサン−2、5−ジイル、シクロヘキサン
    −1、4−ジイル、ピペリジン−1、4−ジイルまたは
    ピペラジン−1、4−ジイルを意味し、ただしそのアル
    キル−および/またはアルコキシ置換基は弗素原子で単
    −または複数置換されていてもよく、 B環は非置換の、または弗素−、塩素−、シアノ−、ア
    ルキル−またはアルコキシ置換されたフェニレン、ピリ
    ジン−2、5−ジイル、ピリミジン−2、5−ジイル、
    1、4−または2、6−ナフタレン、1、3−ジオキサ
    ン−2、5−ジイルまたはシクロヘキサン−1、4−ジ
    イルを意味し、ただしそのアルキル−および/またはア
    ルコキシ置換基は弗素原子で単−または複数置換されて
    いてもよく、 Kは水素原子、弗素原子、塩素原子、シアノ基、ニトロ
    基、または場合によっては弗素原子、塩素原子、シアノ
    基またはニトロ基で置換されていてもよくそして場合に
    よっては一つのCH2 基または隣接していない複数のC
    2 基がO、CH=CHまたはC≡Cに交換されていて
    もよい1〜20の炭素原子を持つ直鎖状のまたは枝分か
    れしたアルキル−、アルコキシ−、アルキル−COO
    −、アルキル−CO−NR2 −またはアルキル−OCO
    基であり、ただしR2 は水素原子または低級アルキル基
    を意味し、 Y1 およびY2 は互いに無関係に単一共有結合、−(C
    2 t −、−O−、−CO−、−CO−O−、−O−
    OC−、−NR3 −、−CO−NR3 −、−R3 N−C
    O−、−(CH2 u −O−、−O−(CH2 u −、
    −(CH2u −NR3 −または−NR3 −(CH2
    u −を意味し、 R3 は水素原子または低級アルキル基を意味し、 tは1〜4の整数を意味し、 uは1〜3の整数を意味し、 mおよびnは互いに無関係に0または1を意味し、 C環は非置換の、または弗素−、塩素−、シアノ−、ア
    ルキル−またはアルコキシ置換されたフェニレン、ピリ
    ミジン−2、5−または−3、5−ジイル、ピリジン−
    2、5−または−2、4−ジイルまたは−2、6−ジイ
    ル、2、5−チオフェニレン、2、5−フラニレン、
    1、4−または2、6−ナフタレンを意味し、ただしそ
    のアルキル−および/またはアルコキシ置換基は弗素原
    子で単−または複数置換されていてもよく、 Zは−O−または−NR4 −を意味しそしてR4 は水素
    原子または低級アルキル基を意味する。]で表されるシ
    ラン。
  2. 【請求項2】 一般式I中、X1 、X2 、X3 、S1
    K、mおよびnは請求項1に記載の意味を有しそしてA
    環は非置換の、または弗素−、塩素−、シアノ−、アル
    キル−またはアルコキシ置換されたフェニレン、ピリジ
    ン−2、5−ジイル、ピリミジン−2、5−ジイルまた
    はシクロヘキサン−1、4−ジイルを意味し、ただしそ
    のアルキル−または/またはアルコキシ置換基は弗素原
    子で単−または複数置換されていてもよく、 B環は非置換の、または弗素−、塩素−、シアノ−、ア
    ルキル−またはアルコキシ置換されたフェニレン、ピリ
    ジン−2、5−ジイル、ピリミジン−2、5−ジイル、
    1、4−または2、6−ナフタレンまたはシクロヘキサ
    ン−1、4−ジイルを意味し、ただしそのアルキル−お
    よび/またはアルコキシ置換基は弗素原子で単−または
    複数置換されていてもよく、 Y1 およびY2 は互いに無関係に単一共有結合、−CH
    2 CH2 −、−O−、−CH2 −O−、−O−CH
    2 −、−CO−O−または−O−OC−を意味し、C環
    は非置換の、または弗素−、塩素−、シアノ−、アルキ
    ル−またはアルコキシ置換された1、3−または1、4
    −フェニレン、ピリミジン−2、5−ジイル、ピリジン
    −2、5−ジイル、2、5−フランニレンまたは1、4
    −または2、6−ナフタレンを意味し、ただしそのアル
    キル−および/またはアルコキシ置換基は弗素原子で単
    −または複数置換されていてもよく、 Zは−O−を意味する請求項1に記載のシラン。
  3. 【請求項3】 一般式I中、X1 、X2 、X3 、S1
    Kおよびmは請求項1に記載の意味を有しそしてnは0
    を意味し、 B環は非置換の、または弗素−、塩素−、シアノ−、ア
    ルキル−またはアルコキシ置換されたフェニレン、ピリ
    ジン−2、5−ジイル、ピリミジン−2、5−ジイルま
    たはシクロヘキサン−1、4−ジイルを意味し、ただし
    そのアルキル−および/またはアルコキシ置換基は弗素
    原子で単−または複数置換されていてもよく、 Y2 は単一共有結合、−CO−O−または−CH2 −O
    −を意味し、 C環は非置換の、または弗素−、塩素−、シアノ−、ア
    ルキル−またはアルコキシ置換された1、3−または
    1、4−フェニレン、または1、4−または2、6−ナ
    フタレンを意味し、ただしそのアルキル−および/また
    はアルコキシ置換基は弗素原子で単−または複数置換さ
    れていてもよく、 Zは−O−を意味する請求項1または2に記載のシラ
    ン。
  4. 【請求項4】 (E)−3,4−ジメトキシ桂皮酸−6
    −(3−トリエトキシシラニルプロピルカルバモイルオ
    キシ)ヘキシルエステル、(E)−3,4−ジメトキシ
    桂皮酸−6−トリエトキシシラニルヘキシルエステル、
    (E)−3,4−ジメトキシ桂皮酸−6−トリクロロシ
    シラニルヘキシルエステル、(E)−4−[(トランス
    −4−ヘプチルシクロヘキシル)メトキシ]桂皮酸−6
    −トリエトキシシラニルヘキシルエステル、(E)−3
    −(6−ヘプチルオキシナフタリン−2−イル)アクリ
    ル酸−6−(3−トリエトキシシラニルプロピルカルバ
    モイルオキシ)ヘキシルエステルである請求項3に記載
    のシラン。
  5. 【請求項5】 少なくとも2種類の成分を含有してお
    り、その少なくとも1種類が請求項1に規定する式Iの
    光架橋性シラン誘導体である、光架橋性混合物。
  6. 【請求項6】 請求項1に規定する式Iの光架橋性シラ
    ン誘導体1種類以上の他に一般式II 【化2】 [式中、X1 、X2 、X3 およびS1 は請求項1に規定
    する意味を有しそしてMは低級アルキル基、弗素原子で
    単−または複数置換された低級アルキル基、 低級アルコキシ基、弗素原子で単−または複数置換され
    た低級アルコキシ基、 または一般式III 【化3】 (式中、Y1 、Y2 、mおよびnは請求項1に規定する
    意味を有しそしてA1 、A2 およびA3 環は非置換の、
    または弗素−、塩素−、シアノ−、アルキル−またはア
    ルコキシ置換されたフェニレン、ピリジン−2、5−ジ
    イル、ピリミジン−2、5−ジイル、2、6−ナフタレ
    ン、1、3−ジオキサン−2、5−ジイルまたはシクロ
    ヘキサン−1、4−ジイルを意味し、ただしそのアルキ
    ル−または/またはアルコキシ置換基は弗素原子で単−
    または複数置換されていてもよくそしてこれらの環の1
    つ以下はフェニレンまたはシクロヘキシレンと相違して
    おり、 Qは1つ以上の水素原子が弗素原子に交換されていても
    よい低級アルキル−またはアルコキシ基であるかまたは
    弗素原子、塩素原子、シアノ基またはニトロ基を意味す
    る。)で表されるメソ相基である。]で表される非環状
    シラン誘導体1種類以上を含有する請求項5に記載の架
    橋性混合物。
  7. 【請求項7】 nは0を意味し、mは0または1を意味
    し、A2 およびA3 はフェニレンまたはシクロヘキシレ
    ンを意味し、Y1 およびY2 は単一共有結合、−CH2
    CH2 −、−O−、−CH2 −O−、−O−CH2 −、
    −CO−O−または−O−OC−を意味し、Qは場合に
    よっては弗素置換された低級アルキル−またはアルコキ
    シ基、弗素原子、塩素原子またはシアノ基を意味する請
    求項6に記載の架橋性混合物。
  8. 【請求項8】 mは0を意味し、A3 はフェニレンまた
    はシクロヘキシレンを意味し、Qは場合によっては弗素
    置換された低級アルキル−またはアルコキシ基を意味す
    る請求項7に記載の架橋性混合物。
  9. 【請求項9】 請求項1〜4のいずれか一つに記載の光
    架橋性シラン誘導体を、液晶の配向層の製造におよび光
    学要素、特にハイブリッド層要素の製造に用いる方法。
  10. 【請求項10】 請求項5〜8のいずれか一つに記載の
    架橋性混合物を、液晶の配向層の製造におよび光学要
    素、特にハイブリッド層要素の製造に用いる方法。
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