JPH10323215A - 脱毛装置 - Google Patents

脱毛装置

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JPH10323215A
JPH10323215A JP14277298A JP14277298A JPH10323215A JP H10323215 A JPH10323215 A JP H10323215A JP 14277298 A JP14277298 A JP 14277298A JP 14277298 A JP14277298 A JP 14277298A JP H10323215 A JPH10323215 A JP H10323215A
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skin
hair removal
cam
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Shigezaemon Iwasaki
重左エ門 岩崎
Yasuhiro Sato
安広 佐藤
Miyoshi Asada
美佳 浅田
Toshihiro Takeuchi
利浩 竹内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 刺激に対する慣れや、感覚受容器の閾値の上
昇を防止し、しかも肌当たりの良い刺激を付与すること
で、小さな負荷で効果的に脱毛時の痛み感を低減する。 【解決手段】 手で把持できる装置ケーシング1に毛を
引き抜くための脱毛手段を有する脱毛装置である。脱毛
装置に、脱毛手段とは別の肌に刺激を付与する刺激付与
手段を設ける。刺激付与手段による肌への刺激が2以上
の波形の異なる刺激を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、美容などの目的の
ために体毛を脱毛するのに使用される脱毛装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から脱毛装置に振動手段を設けて肌
に振動を与えて脱毛刺激を低減するようにしたものが、
USP.5346499号により知られている。
【0003】すなわち、このUSP.5346499号
に示されたものは、図28に示すように、振動手段によ
り同じ大きさで且つ同じ波形の振動が繋がって連続して
規則的に付与され、これにより肌を刺激して脱毛による
痛みを低減しようというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来例にあっては、振動手段により同じ大きさで
且つ同じ波形の振動が繋がって連続して付与されるの
で、振動による刺激が肌に規則的に作用し、肌に刺激へ
の慣れが生じたり、感覚受容器の閾値が上昇することに
より、脱毛による痛み低減効果が低下してしまうという
問題がある。
【0005】このため、従来にあって、脱毛による痛み
低減効果を向上させるためには、振動手段による肌への
刺激を大きくする必要があるが、肌への刺激を大きくす
ると肌当たりが悪いという問題があり、また、振動手段
の負荷も大きくなってしまうという問題がある。
【0006】本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて発
明したものであって、刺激に対する慣れや、感覚受容器
の閾値の上昇を防止し、しかも肌当たりの良い刺激を付
与することで、小さな負荷で効果的に脱毛時の痛み感を
低減することができる脱毛装置を提供することを課題と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の脱毛装置は、手で把持できる装置ケーシン
グに毛を引き抜くための脱毛手段を有する脱毛装置にお
いて、該脱毛装置に、脱毛手段とは別の肌に刺激を付与
する刺激付与手段を設けると共に該刺激付与手段による
肌への刺激が2以上の波形の異なる刺激を有しているこ
とを特徴とするものである。このような構成とすること
で、生体特有の刺激に対する慣れを防止し、感覚受容器
の閾値の上昇を防止でき、この結果、肌当たりの悪い刺
激を付与しなくても脱毛時の痛み感を充分に低減するこ
とができることになる。
【0008】また、刺激付与手段による肌への刺激付与
を少なくとも毛の引き抜き期間に付与することが好まし
い。このような構成とすることで、最も脱毛による痛み
の大きい期間に肌に刺激を与えて脱毛時の痛みを相殺し
て痛みを低減できることになる。
【0009】また、刺激付与手段による肌への刺激付与
を少なくとも脱毛手段への毛の導入期間に付与すること
が好ましい。このような構成とすることで、脱毛前に刺
激を与えてこの刺激に気を取られるような心理的効果が
あり、これにより脱毛時の痛みを低減できることにな
る。
【0010】また、刺激付与手段による肌への刺激付与
を毛の引き抜き期間に付与するに当たって、毛の引き抜
き期間の初期に与えることが好ましい。すなわち、毛の
引き抜きの際の痛みは毛の引き抜き期間の初期が最も大
きいが、この最も痛みが大きい毛の引き抜き期間の初期
に刺激を与えて効果的に痛みを低減できることになる。
【0011】また、刺激付与手段による肌への刺激付与
を毛の導入期間に付与するに当たって、毛の導入期間の
後期に与えることも好ましい。このように毛の導入期間
の後期に肌に刺激を与えることで、毛の導入期間に刺激
を与えるに当たってできるだけ毛の引き抜きの痛みが発
生する時に近づけることができて、効果的に痛みを低減
することができることになる。
【0012】また、刺激付与手段による肌への刺激付与
を毛の導入期間に付与する刺激よりも毛の引き抜き期間
における刺激を大きくすることも好ましい。このように
構成することで、脱毛時の痛みが発生する段階で大きな
刺激を与えて、効果的に痛みを低減することができる。
【0013】また、脱毛手段の主体を構成する回転体の
運動がカム機構により刺激付与手段に伝達されて刺激付
与手段を駆動することが好ましい。このような構成とす
ることで、カム機構という簡単な構成で脱毛手段に連動
させて刺激付与手段を駆動して刺激を付与できることに
なる。
【0014】また、カム形状を2以上の異なる刺激を与
えるための形状とするとが好ましい。このような構成と
することで、簡単な構成で2以上の異なる刺激を与える
ことができる。
【0015】また、刺激付与手段が支点を中心にして回
動するものであって、刺激付与手段へのカムの作用部分
が刺激付与手段の刺激付与部と支点との略中間部分であ
ることが好ましい。このような構成とすることで、肌へ
の刺激付与部分がカムにより押し上げられる距離の約2
倍の距離移動して肌に刺激を与えることになる。
【0016】また、脱毛手段の進行方向に対して前方と
後方にそれぞれ刺激付与手段を設けることも好ましい。
このような構成とすることで、小さな振幅で大きな刺激
を与え肌当たりを良くすることができる。
【0017】また、脱毛手段の両側に刺激付与手段を設
けることが好ましい。このような構成とすることで、更
に小さな振幅で大きな刺激を与え肌当たりを良くするこ
とができる。
【0018】また、回転体の運動をカム機構により複数
の刺激付与手段に伝達するものにおいて、各刺激付与手
段に回転体の運動を伝達するカム部分が回転体の軸方向
にずれて構成してあることが好ましい。このような構成
とすることで、簡単な構成でより不規則な肌刺激を付与
できることになる。
【0019】また、複数の刺激付与手段が同時に肌側に
突出することが好ましい。このような構成とすること
で、小さな振幅で大きな肌刺激を付与でき、肌当たりを
良くすることになる。
【0020】また、複数の刺激付与手段がそれぞれの支
点を中心にして回動するものであって、複数の刺激付与
手段をカムの近傍において長孔とピンとで連結すること
も好ましい。このような構成とすることで、複数の刺激
付与手段をカムにより駆動するに当たって、スムーズな
動作で駆動できることになる。
【0021】また、刺激付与手段が振動体であることが
好ましい。このような構成とすることで、肌への振動体
の突出により肌に刺激を付与して、圧覚等の感覚受容器
を刺激して毛を引き抜く際の痛みを低減することができ
る。
【0022】また、振動体がヒンジ部により肌当て部材
に回動自在に連結してあることが好ましい。このような
構成とすることで、振動体がヒンジ部を介して肌当て部
材に対して回動することで肌に刺激を付与することがで
きるものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を添付図面
に基づいて説明する。図1乃至図12は脱毛装置の基本
構成を示してあり、図13乃至図20は本発明の特徴を
明らかにするための図面である。
【0024】添付図面に示す実施形態の脱毛装置は以下
のような構成となっている。装置ケーシング1内に配し
た駆動ユニット6の上端部に脱毛手段となる脱毛爪3と
肌当て部材5とを設けるとともに、装置ケーシング1上
端のサブハウジング17の上面開口に上記脱毛手段とな
る脱毛爪3を臨ませ、更に脱毛爪3の前後にそれぞれ肌
当て部材5を配置したものである。装置ケーシング1は
前後二つ割りで形成されたハウジング10と、ハウジン
グ10の上端面に配された上面板16と、この上面板1
6上に着脱自在に配された枠状のサブハウジング17か
ら構成され、一端に電源ジャック14を、側面にスイッ
チ15をそれぞれ備えている。そしてハウジング10が
手に持つ部分、つまり把持部となっている。
【0025】装置ケーシング1内に配される駆動ユニッ
ト6は、装置ケーシング1に対して上下動自在に組み込
まれるとともにばね18によって上方へばね付勢される
ことでフローティング支持されたものであって、図4に
示すように、メインフレーム61とメインフレーム61
の両サイドに固着される一対のサイドカバー62、62
によって構成されているフレーム60を具備しており、
装置ケーシング1には支持アーム9を介して取付けられ
ている。
【0026】この支持アーム9は図4に示すように平面
形状がコ字形となっているもので、中央部に設けた孔9
0をハウジング10の内面に設けた突起99、99に係
合させることでハウジング10に取り付けられる。そし
て、支持アーム9の両側片は図4から明らかなように、
各々上下一対の薄肉の弾性片91、91で形成されてお
り、両弾性片91、91の先端間をつないでいる部分
に、駆動ユニット6の重心位置の両側面に形成された突
起63と係合する係合孔93を備えている。弾性片91
の撓みにより、装置ケーシング1に対して駆動ユニット
6が上下動自在とされているわけであり、更に、駆動ユ
ニット6の下端面と装置ケーシング1の内底面との間に
配されたばね18により、上方に付勢されているもので
ある。図中68は駆動ユニット6のフレーム60の外周
面に設けられたフランジ64の下面と、ハウジング10
の内面に設けられた内フランジ69との間に配されてい
て装置ケーシング1内への毛屑の侵入を防いでいる防塵
パッキンである。
【0027】このようにフローティング支持された駆動
ユニット6のフレーム60の下部にはモータ11が納め
られ、上端部には脱毛爪3を備えた脱毛ブロック2が配
設され、上下方向中央部には脱毛爪3の駆動のための確
動カム7が納められ、更に、フレーム60の一側には脱
毛ブロック2を往復回動させるための駆動手段が納めら
れている。
【0028】上記確動カム7は、脱毛ブロック2におけ
る脱毛爪3を駆動するためのもので、一対のカム溝7
2、72が外周面に形成されている回転軸70と、上記
カム溝72、72内を各々摺動する舟型のころ76を備
えた一対のカムフォロア75、75とからなるもので、
上記回転軸70の一端に固着されたギア71が、フレー
ム60によって支持されている中間ギア13を介してモ
ータ11の出力軸に設けられたピニオン12に噛み合っ
ている。ここにおける回転軸70は軸受79、79によ
ってフレーム60に回転自在に且つ軸方向に動き得る状
態で支持されたもので、ギヤ71と軸受け79との間に
僅かに隙間が形成してあって遊びを持たせてある。ま
た、上記一対のカム溝72、72は、共にたすき状に形
成されるとともに回転軸70の軸方向に間隔をおいた状
態で形成されており、一対のカムフォロア75、75の
各ころ76、76は、カム溝72、72における交差部
分に位置している時を除き、回転軸70の軸方向におい
て相反するところに位置するようにされている。また、
回転軸70は上述のように軸方向に動き得るとはいえ、
一対のカムフォロア75、75による位置規制を受ける
ために、その軸方向位置が不安定となることはない。
【0029】上記一対のカムフォロア75、75は、図
1、図4に示すように、フレーム60から立設した軸6
7、67の回りに各々回転自在となっているもので、各
ころ76は軸67から偏心した位置の下面側に設けられ
ている。また、各カムフォロア75における軸67を挟
んでころ76と反対側の位置の上面には、脱毛爪3の駆
動用の駆動ころ77が設けられている。図中の160は
サブハウジング係止用フック、65はメインフレーム6
0の中央部上面に配される上蓋、66は防塵板であり、
各カムフォロア75、75の軸67と同心の円柱部が上
蓋65と防塵板66とを上下に貫通している。
【0030】次に、本発明における脱毛ブロック2につ
いて詳述する。フレーム60上端部に配されている脱毛
ブロック2は、図1乃至図3、図5に示すように、軸2
6によってフレーム60の両側上端部間に回転自在に架
設されている回転体23に、脱毛爪3と、上記カムフォ
ロア75,75の動きを受けて脱毛爪3を動かす一対の
スライダー28,28とを設けたもので、一端にギア2
7が設けられている回転体23の下部側に位置している
両スライダー28,28は、回転体23の両端間に架設
された軸29,29によって回転体23に対し、上記軸
26と平行な方向にスライド自在とされている。
【0031】脱毛ブロック2における脱毛爪3は、回転
体23の軸方向に所定の間隔で並んでいる複数枚の固定
爪3aと、各固定爪3a間に配されている複数枚の可動
爪3bとからなるもので、可動爪3bは、一端の係合突
起37の数と位置とが異なる2種が回転体23の軸方向
において交互に配設されているとともに、両側縁から突
出する支持突起38,38が回転体23によって支持さ
れることで、回転体23に対し、回転体23の軸方向と
直交する方向の軸のまわりに揺動自在とされている。図
8中の39は可動爪3bにおける前記軸26が挿通され
る孔である。回転体23にスライド自在に取り付けられ
ている一対のスライダー28,28は、軸方向において
相互に重なる部分を備えているとともに上記確動カム7
によって相反する方向にスライド駆動されて、一方のス
ライダー28が回転体23の軸方向に並んでいる複数枚
の可動爪3bのうちの1枚おきを同時に揺動させ、他方
のスライダー28が残る可動爪3bを同時に逆方向に揺
動させるもので、両スライダー28,28には可動爪3
bの係合突起37が係合する係合溝280が上面に設け
られている。ただし、一方のスライダー28は一列に並
ぶ係合溝280を、他方のスライダー28は2列で並ぶ
係合溝280を一方のスライダー28の係合溝280の
両脇に備えたものとなっており、一列に並んでいる複数
枚の可動爪3bが両スライダー28,28に交互に係合
している。そして両スライダー28,28の下面には、
夫々軸26を中心とする円弧となっている溝281が設
けられており、各溝281に前記カムフォロア75,7
5の各駆動ころ77が係合している。
【0032】また、図5に示すように回転体23の円周
部には固定爪3aの前方に大きな凹所230が設けられ
ており、この凹所230には回動自在に取付けられたロ
ーラ231が回転体23に設けられた端部に位置する固
定爪3aの周方向にある取付け孔332に軸233によ
って圧入固定してある。この時、ローラ231に軸23
3を圧入固定して、取付け孔332に軸233を遊挿し
てもよい。これにより回動時に回転体23のリブの摺動
刺激によって悪くなっていた肌当たりは回動自在に取付
けられたローラ231によって肌を引っ張らずに転がる
ために肌当たりが良いものとなり、骨部でも固定爪3a
と可動爪3bの肌への衝撃がローラ231によってやわ
らげられるため、肌当たりが非常に良いものとなる。
【0033】駆動ユニット6におけるメインフレーム6
1と一方のサイドカバー62との間に組み込まれる駆動
手段は、図1、図4に示すように、確動カム7における
回転軸70の一端面の偏心部に一端が軸81で連結され
ているリンク80と、フレーム60に軸84で支持され
ているギア83とからなるもので、上記リンク80の他
端はギア83の偏心部に軸82で連結されており、ギア
83は脱毛ブロック2における回転体23に設けられた
前記ギア27にかみ合っている。
【0034】今、モータ11を回転させれば、中間ギア
13を介して回転軸70が回転するものであり、この回
転軸70の回転で、リンク80とギア83とにより、脱
毛ブロック2全体が軸26を中心に所定角度内の往復回
動を行う。この回動は、ローラ231がサブハウジング
17の上面開口のほぼ中央に位置する状態と、脱毛爪3
における可動爪3bが同じ位置にくる状態との間でなさ
れるようにしてある。そして上記回動と同時に、確動カ
ム7における一対のカムフォロア75、75が夫々軸6
7を中心に相反する方向の往復回動を行って、脱毛ブロ
ック2における一対のスライダー28,28に相反する
方向の往復直線運動を行わせるために、スライダー2
8,28の往復動で往復揺動を行う可動爪3bは、一つ
おきの固定爪3aの両面に隣合う2つの可動爪3bが同
時に接する動作と、残る固定爪3aの両面に隣合う2つ
の可動爪3bが同時に接する動作とを繰り返す。尚、両
端の固定爪3aは、夫々片面のみに可動爪3aが接する
ことから、他の固定爪3aよりも厚肉として強度を持た
せてある。
【0035】ここにおいて、本実施形態に係るもので
は、脱毛ブロック2の軸26を中心とする2回の往復回
動の間に、可動爪3bが1回の往復動を行うように、確
動カム7を構成してある。つまり、脱毛ブロック2の軸
26を中心とする1回の往復回動の間に、可動爪3bが
一側の固定爪3aに接している状態から他側の固定爪3
aに接する状態に移行するようにしてある。また、この
可動爪3bの上記移行は、脱毛ブロック2の軸26を中
心とする往復回動の両死点のうち、可動爪3bがサブハ
ウジングの上面開口に位置している時の死点の時点で大
半がなされるとともにこの時点の移行で可動爪3bが固
定爪3aに接するようになっており、他方の死点におい
て、接していた固定爪3aから可動爪3bがわずかに離
れる動きがなされるものとなっている。
【0036】つまり、ローラ231が肌に接している状
態から、脱毛ブロック2の軸26を中心とする一方向回
転によって、固定爪3aと可動爪3bとが肌に面する位
置に来た時、固定爪3aと可動爪3bとによる毛の挟持
がなされ、この挟持がなされた状態のままで脱毛ブロッ
ク2の逆方向回転がなされることで毛の引き抜きがなさ
れるとともに、上記ローラ231が再度肌に接する状態
となった時、挟持していた毛の解放がなされるという動
作が繰り返されることになる。
【0037】このように、本実施形態においては、爪を
開にして毛を導入し、次に爪を閉じて毛を把持し、次に
回転体23の回動により毛を引き抜き、次に爪を開いて
毛を離すというようにして、規則的に毛を抜くことによ
って脱毛刺激(脱毛による痛み)が発生するものであ
る。
【0038】次に、肌当て部材5につき説明する。肌当
て部材5は、装置ケーシング1の上部のサブハウジング
17の開口内に位置するとともに装置ケーシング1に対
してスイング及びフロート自在となっている。
【0039】すなわち、脱毛手段である脱毛ブロック2
の前後にそれぞれ配置した前後の肌当て部材5の両端部
間を連結部50により一体に連結してある。ここで、前
に位置する肌当て部材5はくし状のコーム51により構
成してあり、寝た毛やくせ毛を起こすようになってい
る。コーム51は弾性エラストマで外周を囲んであり、
弾性エラストマはコーム1を有する肌当て部材5を形成
する際に同時成形されるものである。この弾性エラスト
マの硬度は50°〜80°にしてあり、肌当たりを良く
しながら肌を伸ばし、毛を整毛することができるように
してある。後ろに位置する肌当て部材5はローラ54に
より構成してあり、該ローラ54は弾性エラストマによ
り形成してあって軸54aにより回転自在に取付けてあ
り、肌に追従して転がるようにしてある。
【0040】図5に示すように、連結部50の主体の外
側面部には上面が円弧面となった凸部550が設けてあ
り、該凸部550の外側面にボス560が突設してあ
り、また、凸部550の下端部には支点溝57が設けて
ある。
【0041】一方、装置ケーシング1の上部のサブハウ
ジング17の両側の内面部の中央部にはそれぞれ対向す
るように上下方向に長い長孔171が設けてある。そし
て、連結部50で連結した前後の肌当て部材5はサブハ
ウジング17内に下方より挿入されてサブハウジング1
7の開口に臨ませられるのであるが、ここで、上記前後
の肌当て部材5を連結する連結部50の凸部550に設
けたボス56が長孔171に上下移動自在に係合してあ
る。サブハウジング17の開口の両側には上面片部17
2が設けてあり、上面片部172は断面円弧状をしてい
て下面側が円弧状をした凹部173となっている。
【0042】ハウジング10にサブハウジング17を取
付けた状態で、サイドカバー62に設けた支点リブ62
aが連結部50の支点溝57に嵌まり込み、ばね18の
上方押圧力が駆動部のサイドカバー62を介して支点リ
ブ62aに伝達され、支点溝57を介して連結部50の
凸部550を凹部173に接触させるようになってい
る。
【0043】ここで、円弧状をした凹部173の曲率半
径が円弧状をした凸部550の曲率半径よりも大きく設
定してあり、このため、円弧状の凸部550は円弧状の
凹部173に一点で当たり、この一点で当たる部分が連
結部50で連結した肌当て部材5のスイングの支点部と
なっており、また、同時にこのスイングの支点部は肌当
て部材5のフロートに当たっての上端支持部を構成して
いる。
【0044】このように、連結部50で連結された肌当
て部材5はフロート自在で且つスイング自在となってい
る。
【0045】次に、脱毛手段とは別の刺激を肌に与える
ための刺激付与手段について説明する。以下の実施形態
においては、肌に刺激を付与するための刺激付与手段の
一例として振動体44、45により肌に振動を付与する
例について説明する。
【0046】両側の連結部50の前後方向の一端部(図
5に示す実施形態では前端部)の内側より一体に弾性を
有するヒンジ部52′を連出し、両ヒンジ部52′の先
端部間に両ヒンジ部52′と一体に振動体45が形成し
てある。ヒンジ部52′の前後方向の略中央部の下面に
は突起560が設けてあり、回転体23の両側端部に周
方向に設けたカム236と突起560が当たっている。
また、振動体44の両端部からそれぞれ一体にヒンジ部
52″が連出してあって略コ字状に形成してあり、ヒン
ジ部52″の先端部はピン54aにより連結部50に枢
支連結してあり、また、ヒンジ部52″の前後方向の略
中央部の下面には突起560が設けてあって、上記カム
236と突起560が当たっている。そして、回転体2
3が回動するとカム236の凹部236aに対応してい
た突起560が凸部236bに当たって押し上げられ
る。この時ヒンジ部52″はピン54aを支点として回
動し、前方の振動体44が押し上げられて肌を押し、同
時にヒンジ部52′は凹部236aに対応していた突起
560が凸部236bに当たって連結部50からの連出
基部部分を支点として変形して上方に押し上げられる。
更に回転体23が回動すると、突起560が凹部236
aに対応することで振動体44、45による肌への押圧
が解除される。このように回転体23の回動に合わせて
上記振動体44、45の動作が繰り返されることで肌に
対する垂直方向(上下方向)の振動を発生させ、肌に機
械的振動を発生させるようになっている。
【0047】ヒンジ部52′とヒンジ部52″とはピン
44aにより連結枢支してある。上記ピン44aによる
連結枢支に当たって、ヒンジ部52′、ヒンジ部52″
に設けたピン44aを挿通する孔のうち少なくとも一方
の孔は長孔44bとなっていて、ヒンジ部52′とヒン
ジ部52″とがスムーズに連動するようになっている。
【0048】肌当て部材5は振動体44、45の外側に
設けてあって肌規制手段となっている。
【0049】そして、振動体44、45は脱毛手段の肌
への当接面より0〜3mm肌と離れる方向に後退した位
置と、脱毛手段の肌への当接面より0.5mm〜5mm
肌側に突出する位置となるように設定してある。このよ
うに脱毛手段の先端の肌への当接面に対して肌から離れ
る側に位置させることで、毛の根元から把持でき、また
抜き残しがなくなり、更に、肌面への振動体44、45
の突出により衝撃的な大きな刺激を与えることができて
脱毛による痛みを効果的に少ない負荷で低減できること
になる。
【0050】図7乃至図12には本発明の脱毛サイクル
と、刺激付与手段による肌への刺激付与との関係を示す
一実施形態が示してある。
【0051】すなわち、爪が開で毛を導入し(図7、図
8)、次に爪を閉じて毛を掴み(図9)、次に、爪を閉
じたまま回転体23の回動により毛を引き抜き(図1
0、図11)、次に、爪を開いて毛を離す(図12)と
いう動作を行う際、毛を把持する前に肌への刺激を振動
体44、45の突出で行い(図8)、振動体44、45
を元に戻し(図9)、毛の把持後、引き抜く時に再び振
動体44、45の突出により肌への刺激を行い(図1
0)、再び振動体44、45を元に戻す(図11、1
2)ようになっている。この実施形態においては、1回
の脱毛サイクルにおいて2回肌への刺激付与を行ってい
る。添付図面において符号101は毛を示している。
【0052】毛の導入期間に肌に刺激を付与すること
で、脱毛前に刺激を与えて気を取られるような心理的効
果で脱毛時の痛みを少なくすると共に、最も脱毛の痛み
の大きい引き抜き時に肌刺激を与えることで脱毛の痛み
を低減することができる。
【0053】そして、毛の引き抜き期間に刺激付与手段
により肌に刺激を付与するに当たり、図10、図11の
爪を閉じた状態で毛を引き抜く期間において、図10に
示す毛の引き抜き期間の初期に(つまり毛の引き抜き期
間のうち毛の把持期間側に近づけるように偏って)刺激
を付与するようにすると、毛の引き抜き期間に刺激を与
えるに当たって最も毛の引き抜きの痛みが発生する引き
抜き初期に刺激付与手段により肌に刺激を付与して、効
果的に痛みを低減することができることになる。
【0054】また、毛の導入期間に刺激付与手段により
肌に刺激を付与するに当たり、図7、図8の爪を開いて
毛を導入する毛の導入期間において、図8に示す毛の導
入の後期に刺激を付与するようにすると、毛の導入期間
に刺激を与えるに当たってできるだけ毛の引き抜きの痛
みが発生する時に近づけることができて、効果的に痛み
を低減することができることになる。
【0055】上記振動体44、45による振動周波数は
肌(皮膚)が振動を認知できる10〜400Hzにして
いる。
【0056】ここで、本発明においては、刺激付与手段
による肌への刺激が2以上の波形の異なる刺激を有して
いることに特徴があり、実施形態では回転体23のカム
236の凸部236bの位置や形状、大きさにより他の
不規則な肌への刺激を付与することができるようにして
ある。
【0057】図13、図14には本発明において2以上
の波形の異なる刺激を付与する実施形態が示してある。
なお、図13には刺激付与手段による肌への刺激付与の
パターンの概略図を示している。この刺激付与のパター
ンの概略図において、「肌刺激の大きさ」は脱毛とは別
の刺激付与手段による肌への刺激の大きさを示してい
る。図13においては、毛の導入時に緩やかに肌に刺激
が加えられ、毛の引き抜き時には衝撃的に肌に刺激が加
えられるようになっている。ここで、図13の肌刺激の
パターン図に示すような異なる刺激を付与するにあたっ
ては、図14に示すように回転体23のカム236の凸
部236bの前後の弧状部のうち前方側の弧状部の曲率
半径R1 を後方側の弧状部の曲率半径よりも大きくする
ことで、図13のように毛の導入時に緩やかに肌に刺激
を加え、毛の引き抜き時に衝撃的な刺激を加えるように
することができるのである。このように毛の導入時に加
える肌に加える刺激に比べて毛の引き抜き時に衝撃的に
刺激を付与することで、効果的に脱毛の痛みを低減する
ことができる。
【0058】ここで、図15に示すようにカム236の
凹部236aを、凸部236bよりも後方の凹部236
2 を前方の凹部236a1 よりも低くすることで、脱
毛時に肌により強い振動を与えることができ、脱毛時の
痛みをより効果的に低減することができるものである。
【0059】上記各実施形態においてはいずれも、刺激
付与手段が振動体であって、肌に振動体により刺激を付
与する例が示してあるが、振動のみに限定されず、異な
る2種類以上の刺激付与手段により肌に刺激を付与する
ようにしてもよいものである。
【0060】すなわち、図16には肌に与える刺激とし
て振動体による刺激付与と、冷刺激による刺激付与との
2種類の異なる刺激付与手段により刺激を行う例を示し
ている。図16において、毛の導入時と、毛の引き抜き
時に振動手段によって肌に刺激を付与し、毛を引き抜い
た後に爪を開いて引き抜いた毛を離す際に冷刺激を肌に
付与するようになっている。
【0061】勿論、肌への刺激付与手段の種類として
は、上記振動による肌への刺激、冷刺激による肌への刺
激の他に、温刺激による肌への刺激、針触圧による肌へ
の刺激、電気刺激による肌への刺激等種々の肌への刺激
が考えられ、2種類の異なる刺激付与手段により刺激を
行うに当たり、上記複数種類の刺激付与手段のうち2種
類以上の異なる刺激付与手段により刺激を行ってもよい
ものである。
【0062】また、図17、図19には刺激付与手段に
よって異なる波形の刺激を連続して与える場合の例を示
している。
【0063】図17のように刺激付与手段によって異な
る波形の刺激を連続して与えるには、図18に示すよう
にカム236の周部に複数の大きさの異なる凸部236
bを連続して形成するものである。
【0064】また、図19に示す実施形態においては、
振動体により波形の異なる刺激を連続して与えている例
であって、図19に示すように、強い肌刺激と強い肌刺
激との間に一定の大きさの弱い肌刺激を連続して付与し
ている例であり、この一定の大きさの弱い肌刺激は一定
の押圧刺激であってもよく、その他の種類の刺激であっ
てもよいものである。
【0065】次に、2以上の異なる波形の刺激を与える
ものの他の実施例を説明する。
【0066】図20にはカム機構により複数の振動体を
駆動させるに当たって、共通の回転体23の駆動により
複数の振動体を別々に駆動する場合の実施形態が示して
ある。すなわち、図20に示す実施形態においては、両
側の連結部50の前後方向の一端部の内側より一体に弾
性を有するヒンジ部52′を連出し、両ヒンジ部52′
の先端部間に両ヒンジ部52′と一体に振動体45が形
成してあり、更に、両側の連結部50の前後方向の他端
部の内側より弾性を有するヒンジ部52″を連出し、両
ヒンジ部52″の先端部間に両ヒンジ部52″と一体に
振動体44が形成してある。両側の連結部50の前後方
向の他端部の内側より弾性を有するヒンジ部52″を連
出するに当たっては、図20に示すように、ヒンジ部5
2″の先端部はピン54aにより連結部50に連結する
に当たって、ピン54aに角柱部600を設け、ヒンジ
部52″の端部に角孔部601を設け、角柱部600と
角孔部601とを嵌合して連結するものである。もちろ
ん、連結部50とヒンジ部52″を一体に形成してもよ
いものである。
【0067】ここで、ヒンジ部52′又はヒンジ部5
2″のいずれか一方が内側にいずれか他方が外側に位置
している。そして、弾性を有するヒンジ部52′、ヒン
ジ部52″の前後方向の略中央部の下面にそれぞれ突起
560が設けてある。一方、回転体23の両側端部の周
方向に設けたカム236には、回転体23の軸方向にず
らしてヒンジ部52′の突起560が当たるカム部分2
36′と、ヒンジ部52″が当たるカム部分260″と
が形成してあり、回転体23の軸方向にずれたカム部分
236′、カム部分260″にそれぞれ凸部236b、
凹部236aが設けてある。そして、本実施形態におい
ては、回転体23の回動によりヒンジ部52′の突起5
60がカム部分236′の凸部236b、凹部236a
に当たって回動することで振動体45を上下移動させ、
また、ヒンジ部52″の突起560がカム部分236″
の凸部236b、凹部236aに当たって回動すること
で振動体44を上下移動させるものであり、この場合、
回転体23の軸方向にずれたカム部分236′、カム部
分260″にそれぞれ設けた凸部236b、凹部236
aの形状、大きさ、位置等を変えることで、共通の運動
により振動体44と振動体45とを別々に上下移動させ
て、振動体44と振動体45による刺激のタイミングを
ずらしたり、あるいは刺激の大きさを変えたりすること
ができるものである。
【0068】次に、図21乃至図27に基づいて本発明
の更に他の実施形態につき説明する。すなわち上記した
実施形態においては1回の回動(実施形態では1往復の
回動)により毛を1回引き抜く場合の例につき説明した
が、本実施形態においては1回の回転により毛の引き抜
きを複数回行うようにした例を示している。
【0069】図21乃至図23には脱毛装置の基本構成
を示してあり、図24乃至図27には本発明の特徴を明
らかにするための図面が示してある。
【0070】本実施形態にあっては、後述のように複数
枚並設される爪が回転軸23Aとともに回転するが回転
軸23Aに対しては動かない固定爪3aと、回転軸23
Aとともに回転し且つ回転軸に対して揺動自在となった
可動爪3bとで構成してあって、固定爪3aと可動爪3
bとが交互に配置してある。
【0071】本実施形態における脱毛装置は、モータ1
1を内蔵する装置ケーシング1と、装置ケーシング1の
上部に取付けられた脱毛手段を内蔵するサブハウジング
17とからなるもので、手で把持する部分である装置ケ
ーシング1は二つ割りのハウジング10内に上記モータ
11を配置するとともに、電源ジャック14とスイッチ
15、そしてモータ11の出力軸に取り付けたピニオン
12と噛合する中間ギア13を設けたものとして形成さ
れている。
【0072】サブハウジング17は本実施形態において
はビスによって連結される一対のハウジング17a、1
7bと、両ハウジング17a、17bの対向面に夫々配
設される一対の確動カム7、両端が確動カム7を貫通し
てハウジング17a、17bに軸受け400で回転自在
に支持されている回転軸23A、回転軸23Aの角軸部
の一端に取り付けられて上記中間ギア13と噛合する減
速ギア413、回転軸23Aの角軸部の他端に取り付け
られた支持板401、そして回転軸23Aの角軸部にカ
ラー402によって所定間隔を保つように取り付けられ
た複数枚の円板状の固定爪3a、これら固定爪3a間に
夫々1枚ずつ配設された可動爪3b、そして回転軸23
Aと平行に且つ回転軸23Aのまわりに90°間隔で配
設されるとともに上記固定爪3aと可動爪3bとを貫通
している4本の開閉レバー403とからなるものとして
形成されている。図中404はワッシャー、405は確
動カム7及び支持板401と回転軸23Aとの間の相対
回転を自在とするためのボール、406は確動カム7及
び支持板401の軸方向位置決めのための止め輪であ
る。
【0073】上記各開閉レバー403は、回転軸23A
の角軸部の各外面に沿って配設されるとともに、回転軸
23Aの軸方向にスライド自在となっているものであ
り、そして90°間隔の2本の開閉レバー403の各一
端が一方の確動カム7に、他の90°間隔の2本の開閉
レバー403の各他端が他方の確動カム7に係合してい
る。この係合は、開閉レバー403の端部から突設した
ローラ412付のピン413が、確動カム7の外周面に
形成された環状の確動カム溝7aに入るものとして構成
されている。そして、この確動カム溝7aは蛇行するも
のとして形成されている。
【0074】各固定爪3aは各開閉レバー403が貫通
する貫通孔407を備えているとともに、両面がカラー
402に接することで回転軸23Aと直交する面を保っ
ているのに対して、カラー402の外周側に配される各
可動爪3bは、180°間隔の2本の開閉レバー403
を貫通させる一対の貫通部408と、残る他の2本の開
閉レバー403における係合溝409と遊びを持って係
合する一対の係合部411とを備えたものとなってお
り、両係合部411に係合する2本の開閉レバー403
が回転軸23Aの軸方向にスライドすることで、軸方向
の揺動を行うようになっている。また、一つおきの可動
爪3bが180°間隔の2本の開閉レバー403に、他
の可動爪3bが他の2本の開閉レバー403に係合する
ものとされている。尚、貫通部408は図22(a)か
ら明らかなように、径方向に長い長孔、係合部411は
貫通部408の長手方向と直交する方向に長い長孔とし
て形成されており、可動爪3bに対する開閉レバー40
3の組み付けは、貫通部408については、開閉レバー
403をそのまま差し込み、係合部411については、
係合部411に挿通した後、90°ひねることで、開閉
レバー403の係合溝409を係合部411に係合させ
ることで行う。
【0075】今、モータ11の回転で回転軸23Aを回
転させる時、固定爪3aと可動爪3b、そして開閉レバ
ー403も回転するわけであるが、この回転に伴い、各
開閉レバー403は、ハウジング17a,17bとの係
合で回転することがないようにされている確動カム7の
確動カム溝7aにおける軸方向の変位に従って、軸方向
にスライドするものであり、このスライドにより、可動
爪3bを揺動させて可動爪3bの先端の一部を固定爪3
a側面に接触させる。
【0076】この時、一対の確動カム7における確動カ
ム溝7aは対称に形成されており、また蛇行による両確
動カム溝7a間の間隔の変化は、ハウジング17a、1
7bの開口部に面したところで広く、奥側において狭く
なるようにされている。従って、回転軸23Aが一回転
する間に各開閉レバー403は一往復を行うのである
が、回転軸23Aの回転に伴って、スライド移動する開
閉レバー403が順次いれかわっていくものであり、そ
してハウジング17a、17bの開口部側と奥側とに位
置している2本の開閉レバー403に共に係合している
一つおきの可動爪3bの先端が、上記開口部側に位置す
る開閉レバー403のスライドに伴って夫々隣接してい
る固定爪3aに接するものである。
【0077】更に、ある可動爪3bと係合している2本
の180°間隔の開閉レバー403は、互いに異なる確
動カム7に係合していることから、ある固定爪3aの側
面に接触した可動爪3bは180°回転した時に他方向
に動かされて他の固定爪3aの側面に接触するものとな
っている。つまり、一枚の可動爪3bは、一回転につ
き、両隣の固定爪3a,31Aに時間をおいてハウジン
グ17a、17bの開口部側のところにおいて接触する
ものである。
【0078】そして、可動爪3bが固定爪3aと接触す
る際に、この両者の間に挟みこまれた毛9は、両者の接
触状態がしばし維持されるために、可動爪3bと固定爪
3aとの回転に伴って引き抜かれ、そして固定爪3aか
ら可動爪3bから離れる際に遠心力で外部に飛び出して
いく。
【0079】上記のような構成の1回の回転により複数
回(上記実施形態においては4回)の毛の引き抜きを行
うものにおいて、回転軸23A側に刺激付与手段を連動
して動かすためのカム236が設けてある。添付図面に
示す実施形態においては、回転軸23Aに取付けられて
回転軸23Aといっしょに回転する減速ギア413と支
持板401にカム236が設けてある。カム236には
周方向に複数個の凸部236bと凸部236b間にそれ
ぞれ凹部236aが形成してある。
【0080】一方、振動体44の両端部から弾性を有す
るヒンジ部52′を一体に連出して略コ字状に形成して
あり、両ヒンジ部52′の先端部をサブハウジング17
の開口部の前端部両側に軸により回動自在に取付けてあ
り、該ヒンジ部52′の前後方向の略中央部の下面に突
起560が突設してある。また、振動体45の両端部か
ら弾性を有するヒンジ部52″を一体に連出して略コ字
状に形成してあり、両ヒンジ部52″の先端部をサブハ
ウジング17の開口部の前端部両側に軸により回動自在
に取付けてあり、該ヒンジ部52″の前後方向の略中央
部の下面に突起560が突設してある。なお、本実施形
態においても図示を省略しているが、ヒンジ部52′と
ヒンジ部52″とはピンにより連結枢支してある。上記
ピンによる連結枢支に当たって、ヒンジ部52′、ヒン
ジ部52″に設けたピンを挿通する孔のうち少なくとも
一方の孔は長孔となっていて、ヒンジ部52′とヒンジ
部52″とがスムーズに連動するようになっている。上
記ヒンジ部52′とヒンジ部52″に設けた突起560
はいずれもカム236の外周面の凸部236bや凹部2
36aに当接している。
【0081】しかして、回転軸23Aが回転すると、カ
ム236が回転し、ヒンジ部52′とヒンジ部52″に
設けた突起560がカム236の外周面の凸部236b
に当接している場合はヒンジ部52′、ヒンジ部52″
が肌側に回動して振動体45が肌側に向けて突出して肌
に刺激を与え、突起560がカム236の外周面の凹部
236aに当接している場合はヒンジ部52′、ヒンジ
部52″が肌と反対側に回動して振動体45が肌から離
れる方向に移動する。このように回転軸23Aの回転に
合わせて上記動作が繰り返されることで肌に対する垂直
方向の(上下方向の)振動を発生させて肌に機械的振動
を発生させるのである。
【0082】ところで、添付図面に示す実施形態におい
ては固定爪3aと可動爪3bとにより90°毎に1回毛
を掴み1回の回転により毛を引き抜くようになってお
り、1回転で4回の毛の引き抜きを行うようになってい
る。この場合、固定爪3a、可動爪3bにより毛を引き
抜いている時に、次の固定爪3a、可動爪3bは毛を導
入している状態となっている。つまり、本実施形態にお
ける脱毛サイクルは前のサイクルの毛の引き抜き期間と
後のサイクルの毛の導入期間とが順次重なるようになっ
ている。
【0083】この場合、1回目の脱毛サイクルで引き抜
き期間に1回肌刺激を与えることで、同時に2回目の脱
毛サイクルにおける毛の導入期間にも肌に刺激を与えて
いることになる。つまり、1回転に4回の脱毛サイクル
があり、これに対して4回の肌刺激を付与するのである
が、各脱毛サイクルにおける毛の導入期間と毛の引き抜
き期間にはいずれも肌刺激が付与されるように構成でき
るものである。
【0084】ここで、図22に示すように1回転に4回
の肌刺激を付与するにはカム236の外周に4個の凸部
236bを90°の開き角度を介して設けるものであ
る。
【0085】ここで、2以上の波形の異なる刺激を有す
るものの他の実施形態としては、図25に示すように、
カム236の大きさ、形状、位置を変えることで、図2
4に示すように各回の脱毛サイクルにおいて肌に刺激を
付与するに当たって、各回の脱毛サイクル毎の肌刺激の
大きさ等を変えて肌に不規則な刺激を与えるようにする
ことで生体特有の刺激に対する慣れを防止し、また、感
覚受容器の閾値の上昇を防止することができるものであ
る。
【0086】上記した各実施形態においては、いずれ
も、脱毛手段による脱毛サイクル1回と刺激付与手段に
よる刺激付与サイクル1回とが対応している例を示した
が、異なる波形の刺激を連続して肌に付与するに当たっ
て、肌刺激サイクルが2回以上の脱毛サイクルに対応す
るようにしてもよいものである。
【0087】すなわち、図26、図27には、1回転で
4回脱毛サイクルを有した脱毛装置の例を示している
が、肌への刺激付与サイクルは1回転で1サイクルとな
っており、このため、1回転で1サイクルの刺激付与サ
イクルが、1回転で4回の脱毛サイクルに対応している
例が示してある。ここで、図26に示すように、脱毛サ
イクルは前のサイクルの毛の引き抜き期間と後のサイク
ルの毛の導入期間とが順次重なるように構成してあるの
で、例えば1回目の脱毛サイクルを例として説明する
と、1回目の脱毛サイクルにおいて引き抜き時に図26
の実線のように肌刺激を付与するのであるが、この時同
時に2回目の脱毛サイクルにおける毛の導入期間にも肌
に刺激を与えていることになり、これが2回目の脱毛サ
イクルにおいて破線で示される毛の導入時の刺激とな
る。したがって、2回目の脱毛サイクルにおいては上記
破線で示される毛の導入時の刺激に引き続いて実線で示
される2回目の脱毛サイクルにおける毛の引き抜き時に
おける刺激が肌に付加されることになる。同様にして、
3回目、4回目の脱毛サイクルにおいても連続して異な
る波形の刺激が付与され、次の回転で、1回目の脱毛サ
イクルが再び始まる。この場合、次の回転で再び始まる
1回目の脱毛サイクルの毛の導入時に前回の回転の4回
目の脱毛サイクルの毛の引き抜き時に付与された肌への
刺激が与えられていることになるので、1回目の脱毛サ
イクルの毛の引き抜き時に破線で示すような刺激が付与
されるのである。
【0088】図27は図26のような脱毛サイクルと肌
刺激サイクルを付与するための脱毛装置が示してあり、
カム236の形状を図27のようにすることで図26の
ような刺激を付与できるのである。
【0089】上記実施形態においては、刺激付与手段に
よって異なる波形の刺激を連続して肌に付与するに当た
って、肌刺激サイクルが2回以上の脱毛サイクルに対応
する例として、1回の刺激サイクルが4回の脱毛サイク
ルと対応する例を示したが、1回の肌刺激サイクルが2
回の脱毛サイクルに対応する場合、あるいは1回の肌刺
激サイクルが3回の脱毛サイクルに対応する場合、ある
いは1回の肌刺激サイクルが5回以上の脱毛サイクルに
対応する場合であってもよいのは勿論である。
【0090】上記いずれの例においても、刺激付与手段
による肌刺激サイクルが2回以上の脱毛サイクルに対応
するようにすることで、肌に不規則な刺激を与えてより
効果的に脱毛時の痛みを低減できるものである。
【0091】なお、上記いずれの実施形態においても、
爪を開いて毛を導入し、爪を閉じて毛を把持し、爪を閉
じたままの状態で回転又は回動による毛を引き抜き、爪
を開いて毛を離すという動作を1回の脱毛サイクルとし
ているが、ここで、上記いずれの実施形態においても、
爪を開いて毛を離すという段階を同時に爪を開いて毛を
導入する段階の初期の段階としてもよいのは勿論であ
る。
【0092】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上記のように、脱毛装置に、脱毛手段とは別の肌に
刺激を付与する刺激付与手段を設けると共に該刺激付与
手段による肌への刺激が2以上の波形の異なる刺激を有
しているので、波形の異なる刺激により肌への刺激を確
実に認知できて、生体特有の刺激に対する慣れを防止
し、感覚受容器の閾値の上昇を防止でき、この結果、刺
激付与に当たって必要にして充分な刺激を与えて効果的
に脱毛時の痛み感を充分に低減できて快適な脱毛ができ
るものであり、また、脱毛時の痛み感を低減するために
刺激を付与するに当たって、肌当たりの悪い刺激を付与
しなくても脱毛時の痛み感を充分に低減することができ
るので、器具自体の負荷を小さくできるものである。
【0093】また、請求項2記載の発明にあっては、刺
激付与手段による肌への刺激付与を少なくとも毛の引き
抜き期間に付与するので、最も脱毛による痛みの大きい
期間に肌に刺激を与えて脱毛時の痛みを相殺して痛みを
効果的に低減できて、いっそう快適に脱毛ができるもの
である。
【0094】また、請求項3記載の発明にあっては、刺
激付与手段による肌への刺激付与を少なくとも脱毛手段
への毛の導入期間に付与するので、脱毛前に刺激を与え
てこの刺激に気を取られるような心理的効果があり、こ
れにより脱毛時の痛みを効果的に低減できるものであ
る。
【0095】また、請求項4記載の発明にあっては、刺
激付与手段による肌への刺激付与を毛の引き抜き期間に
付与するに当たって、毛の引き抜き期間の初期に与える
ので、最も痛みが大きい毛の引き抜き期間の初期に刺激
を与えて効果的に痛みを低減できるものである。
【0096】また、請求項5記載の発明にあっては、刺
激付与手段による肌への刺激付与を毛の導入期間に付与
するに当たって、毛の導入期間の後期に与えるので、毛
の導入期間に刺激を与えるに当たってできるだけ毛の引
き抜きの痛みが発生する時に近づけることができて、効
果的に痛みを低減することができるものである。
【0097】また、請求項6記載の発明にあっては、刺
激付与手段による肌への刺激付与を毛の導入期間に付与
する刺激よりも毛の引き抜き期間における刺激を大きく
するので、脱毛時の痛みが発生する段階でより大きな刺
激を与えて、脱毛時の痛みをより効果的に低減すること
ができる。
【0098】また、請求項7記載の発明にあっては、脱
毛手段の主体を構成する回転体の運動がカム機構により
刺激付与手段に伝達されて刺激付与手段を駆動するの
で、カム機構という簡単な構成で脱毛手段に連動させて
刺激付与手段を駆動して刺激を付与でき、脱毛のタイミ
ングと刺激付与のタイミングとを連動させることができ
るものである。
【0099】また、請求項8記載の発明にあっては、カ
ム形状を2以上の異なる刺激を与えるための形状として
あるので、簡単な構成で2以上の異なる刺激を与えるこ
とができるものである。
【0100】また、請求項9記載の発明にあっては、刺
激付与手段が支点を中心にして回動するものであって、
刺激付与手段へのカムの作用部分が刺激付与手段の刺激
付与部と支点との略中間部分であるので、肌への刺激付
与部分がカムにより押し上げられる距離の約2倍の距離
移動して肌に効果的に強い刺激を与えることができるも
のである。
【0101】また、請求項10記載の発明にあっては、
脱毛手段の進行方向に対して前方と後方にそれぞれ刺激
付与手段を設けてあるので、前後の刺激付与手段により
肌に大きな刺激を与えることができるものである。
【0102】また、請求項11記載の発明にあっては、
脱毛手段の両側に刺激付与手段を設けてあるので、両側
の刺激付与手段により肌に更に大きな刺激を与えること
ができる。
【0103】また、請求項12記載の発明にあっては、
回転体の運動をカム機構により複数の刺激付与手段に伝
達するものにおいて、各刺激付与手段に回転体の運動を
伝達するカム部分が回転体の軸方向にずれて構成してあ
るので、簡単な構成でより各刺激付与手段を独立して駆
動でき、より不規則な肌刺激を付与できるものである。
【0104】また、請求項13記載の発明にあっては、
複数の刺激付与手段が同時に肌側に突出するので、大き
な肌刺激を付与できるものである。
【0105】また、請求項14記載の発明にあっては、
複数の刺激付与手段がそれぞれの支点を中心にして回動
するものであって、複数の刺激付与手段をカムの近傍に
おいて長孔とピンとで連結するので、複数の刺激付与手
段をカムにより駆動するに当たって、スムーズな動作で
駆動できて、負荷の低減を図ることができる。
【0106】また、請求項15記載の発明にあっては、
刺激付与手段が振動体であるので、肌への振動体の突出
により肌に刺激を付与して、圧覚等の感覚受容器を刺激
して毛を引き抜く際の痛みを低減することができる。
【0107】また、請求項16記載の発明にあっては、
振動体がヒンジ部により肌当て部材に回動自在に連結し
てあるので、簡単な構成により振動体がヒンジ部を介し
て肌当て部材に対して回動することで肌に刺激を付与す
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の正面断面図である。
【図2】同上の一部省略した側面断面図である。
【図3】同上の平面図である。
【図4】同上の装置ケーシング及び内部に内装する部材
の分解斜視図である。
【図5】同上の脱毛ブロックの分解斜視図である。
【図6】同上の脱毛ブロックにおける回転体の斜視図で
ある。
【図7】同上の毛を導入する状態で且つ肌に刺激を付与
していない状態を示す説明図である。
【図8】同上の毛を導入する状態で且つ肌に刺激を付与
している状態を示す説明図である。
【図9】同上の毛を把持する状態で且つ肌に刺激を付与
していない状態を示す説明図である。
【図10】同上の毛を引き抜く状態で且つ肌に刺激を付
与している状態を示す説明図である。
【図11】同上の毛を引き抜く状態で且つ肌に刺激を付
与していない状態を示す説明図である。
【図12】同上の毛を離す状態で且つ肌に刺激を付与し
ていない状態を示す説明図である。
【図13】同上の1回の脱毛サイクルにおける肌刺激パ
ターンを示す説明図である。
【図14】図13の肌刺激パータンを実現するための装
置において、毛を導入する状態で且つ肌に刺激を与えて
いる状態の説明図である。
【図15】図13の肌刺激パータンを実現するための装
置において、毛を引き抜く状態で且つ肌に刺激を与えて
いる状態の説明図である。
【図16】同上の更に他の肌刺激パターンを示す説明図
である。
【図17】同上の更に他の肌刺激パターンを示す説明図
である。
【図18】図17の肌刺激パターンを実現するための装
置の断面図である。
【図19】同上の更に他の肌刺激パターンを示す説明図
である。
【図20】同上の更に他の実施形態の装置の脱毛ブロッ
クの分解斜視図である。
【図21】本発明の脱毛装置の更に他の実施形態を示す
正面断面図である。
【図22】(a)は同上の要部側面断面図であり、
(b)は同上の要部正面断面図である。
【図23】同上の分解斜視図である。
【図24】同上の1回転に4回脱毛する際における肌刺
激パターンを示す説明図である。
【図25】図24の肌刺激パターンを実現するための装
置を示し、(a)は要部側面断面図であり、(b)は同
上の要部正面断面図である。
【図26】本発明の他の実施形態の1回転に4回脱毛す
る際における肌刺激パターンを示す説明図である。
【図27】図26に示す肌刺激パターンを実現するため
の装置を示す図面で、(a)は要部側面断面図であり、
(b)は要部正面断面図である。
【図28】従来例を示す脱毛と肌刺激とを示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 装置ケーシング 2 脱毛ブロック 3 脱毛爪 5 肌当て部材 23 回転体 44 振動体 45 振動体 50 連結部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 利浩 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手で把持できる装置ケーシングに毛を引
    き抜くための脱毛手段を有する脱毛装置において、該脱
    毛装置に、脱毛手段とは別の肌に刺激を付与する刺激付
    与手段を設けると共に該刺激付与手段による肌への刺激
    が2以上の波形の異なる刺激を有していることを特徴と
    する脱毛装置。
  2. 【請求項2】 刺激付与手段による肌への刺激付与を少
    なくとも毛の引き抜き期間に付与することを特徴とする
    請求項1記載の脱毛装置。
  3. 【請求項3】 刺激付与手段による肌への刺激付与を少
    なくとも脱毛手段への毛の導入期間に付与することを特
    徴とする請求項1又は請求項2記載の脱毛装置。
  4. 【請求項4】 刺激付与手段による肌への刺激付与を毛
    の引き抜き期間に付与するに当たって、毛の引き抜き期
    間の初期に与えることを特徴とする請求項2記載の脱毛
    装置。
  5. 【請求項5】 刺激付与手段による肌への刺激付与を毛
    の導入期間に付与するに当たって、毛の導入期間の後期
    に与えることを特徴とする請求項3記載の脱毛装置。
  6. 【請求項6】 刺激付与手段による肌への刺激付与を毛
    の導入期間に付与する刺激よりも毛の引き抜き期間にお
    ける刺激を大きくしたことを特徴とする請求項1乃至請
    求項5のいずれかに記載の脱毛装置。
  7. 【請求項7】 脱毛手段の主体を構成する回転体の運動
    がカム機構により刺激付与手段に伝達されて刺激付与手
    段を駆動することを特徴とする請求項1乃至請求項6の
    いずれかに記載の脱毛装置。
  8. 【請求項8】 カム形状を2以上の異なる刺激を与える
    ための形状として成ることを特徴とする請求項1乃至請
    求項7のいずれかに記載の脱毛装置。
  9. 【請求項9】 刺激付与手段が支点を中心にして回動す
    るものであって、刺激付与手段へのカムの作用部分が刺
    激付与手段の刺激付与部と支点との略中間部分であるこ
    とを特徴とする請求項7記載の脱毛装置。
  10. 【請求項10】 脱毛手段の進行方向に対して前方と後
    方にそれぞれ刺激付与手段を設けて成ることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の脱毛装置。
  11. 【請求項11】 脱毛手段の両側に刺激付与手段を設け
    ることを特徴とする請求項10記載の脱毛装置。
  12. 【請求項12】 回転体の運動をカム機構により複数の
    刺激付与手段に伝達するものにおいて、各刺激付与手段
    に回転体の運動を伝達するカム部分が回転体の軸方向に
    ずれて構成してあることを特徴とする請求項1乃至請求
    項11のいずれかに記載の脱毛装置。
  13. 【請求項13】 複数の刺激付与手段が同時に肌側に突
    出することを特徴とする請求項10又は請求項11記載
    の脱毛装置。
  14. 【請求項14】 複数の刺激付与手段がそれぞれの支点
    を中心にして回動するものであって、複数の刺激付与手
    段をカムの近傍において長孔とピンとで連結したことを
    特徴とする請求項10又は請求項11記載の脱毛装置。
  15. 【請求項15】 刺激付与手段が振動体であることを特
    徴とする請求項1乃至請求項14のいずれかに記載の脱
    毛装置。
  16. 【請求項16】 振動体がヒンジ部により肌当て部材に
    回動自在に連結してあることを特徴とする請求項15記
    載の脱毛装置。
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