JPH06209972A - 頭皮マッサージ用ヘアーブラシ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 若ハゲの予防には頭皮のマッサージが不可欠
であるが、これを手指で行うのは非常に難しい。 本考
案の頭皮マッサージ用ヘアーブラシは、丸型、硬毛のヘ
アーブラシ（シャンプーブラシと呼ばれる）に回転機能
を付加して、手指によるマッサージと同じような運動
を、容易且つ効果的に行えるようにしたものである。 【構成】 図のブラシボディ（８）を頭皮に当て、ハン
ドル（１）を押し下げると部品（４）と（５）がカムの
働きをして（４）の上下運動を（５）の回転運動に変
え、（８）を水平に３０〜４０度回転させる。 コイル
スプリング（３）の力で上に戻った（４）は反対側のス
リット（６）に入り、（８）は自動的に逆回転をする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】 プラスチック製ヘアーブラシの
製造業並びに家庭用弱電機器製造業

【０００２】

【従来の技術】 硬毛のヘアーブラシに回転運動を与え
ることにより、頭皮をマッサージする技術は、特願平３
−１７９０９１、図２の応用型ブラシ１にあるが、これ
は３個のブラシを結合して一つの機能を得るもので、単
一のブラシで一つの機能を持つ本考案とは異なる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】 若ハゲの予防には頭
皮のマッサージが必須だが、簡単なようで、なかなかそ
れが出来ない。 それは、効果が出る前に手指が疲れて
しまう、頭のあぶらで手が汚れる、毛髪が邪魔になって
旨くマッサージ出来ない、などの理由がある。頭皮の下
には、帽状腱膜という、繊維質の筋組織があって、頭全
体を覆っているが、ストレスその他の原因でそれが緊張
すると、その部分の血管が圧迫されて、充分な栄養が毛
髪に届かなくなり、脱毛の原因になると説明されてい
る。この緊張した組織を、元の柔らかな状態に戻すの
が、マッサージの役割だが、手指によるマッサージに
は、先に述べたように欠点があった。 そうかと言っ
て、ヘアーブラシで頭を撫でたのでは、帽状腱膜全体が
動いてしまい、緊張の状態が解消しない。つまり、帽状
腱膜の全体が動いてしまうことを防ぎつゝ、且つ効果的
に筋組織の緊張を取り除く技術が求められている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】 本考案は、ヘアーブラ
シに回転運動を与えることにより課題を解決しようとし
た。 硬毛で丸型のヘアーブラシ（シャンプーブラシと
も呼ばれる）で頭皮を上から押さえると共に、そこにブ
ラシ中央を軸とする３０〜４０度の回転運動を与えるこ
とにより、円弧の相対する部分に逆方向の力を加えるこ
とが出来る。 ブラシを回転させる方法は、カムの原理
を応用して、垂直の運動を回転運動に転換するものであ
る。

【０００５】

【作用】 ブラシで頭皮を押さえながら、皮下組織の隣
接する部分に互い逆の水平方向の力を加えることによ
り、手揉みに近いマッサージ効果として頭皮に作用す
る。

【０００６】

【実施例】 図面に示すように、ブラシの上部にはハン
ドルを付け、コイルスプリング（以下スプリングと呼
ぶ）を中に入れたドリブンチューブ（以下チューブと呼
ぶ）によってブラシボディと結合する。 チューブには
螺旋状にスリットを切り更に、ハンドルの下部のスプリ
ングシートには、ドライブピン（以下ピンと呼ぶ）を取
り付け、ピンがスリットの中を動くようにする。ハンド
ルを持って下に押し下げると、ピンも押し下げられ、そ
れに伴いチューブとブラシボディが一緒に回転する。ピ
ンが最下部に到着すると、スプリングの力で押し戻さ
れ、スリットの最上部（リバーズポイント）に到着する
と今度は逆方向のスリットに入りブラシボディは逆回転
をするといった運動を繰り返す。

【０００７】

【発明の効果】 手指を汚さず、余り力を使わず、容易
且つ効果的に頭皮をマッサージすることが可能になると
考える。

【図面の簡単な説明】

［図１］実施例を示した斜視図である。

【符号の説明】

１ ハンドル ２ スプリングシート ３ コイルスプリング ４ ドライブピン ５ ドリブンチューブ ６ スリット ７ リバーズポイント ８ ブラシボディ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 硬毛のヘアーブラシにカム式の伝導機構
   を加えて回転運動が出来るようにした頭皮マッサージ用
   のヘアーブラシ。
2. 【請求項２】 請求項１のヘアーブラシからカム式の伝
   導機構を外して、電動化したヘアーブラシ