JP3521847B2 - 脱毛装置 - Google Patents

脱毛装置

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JP3521847B2
JP3521847B2 JP2000183574A JP2000183574A JP3521847B2 JP 3521847 B2 JP3521847 B2 JP 3521847B2 JP 2000183574 A JP2000183574 A JP 2000183574A JP 2000183574 A JP2000183574 A JP 2000183574A JP 3521847 B2 JP3521847 B2 JP 3521847B2
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禎信 竹川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、美容などの目的の
ために体毛を脱毛するのに使用される脱毛装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来からこの種の脱毛装置として特願平
6ー30459号がある。
【0003】この従来例にあっては、脱毛手段とは別の
回転する肌伸ばし手段を有し、肌を伸ばして脱毛による
痛みを低減するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来例は、毛を引き抜くとき脱毛方向に肌を伸ばすことに
より毛を掴んで引き抜く時に肌が引っ張られる痛みや、
毛を引き抜く際の抵抗を小さくして痛み感を低減するも
のであって、脱毛による毛を抜く痛み感は未だ大きいと
いう問題がある。
【0005】脱毛時に発生する痛み感に対して、毛の周
囲の皮膚に点在する神経系や、痛み発生のメカニズム、
感覚受容器の持つ特性に鑑みた除痛に関する技術は従来
存在しないのが現状である。
【0006】本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて発
明したものであって、簡単な構成で、機械的刺激を与え
ることで脱毛による刺激を低減させることができ、更
に、肌にダメージを与えることなく脱毛による刺激を低
減できて効果的に脱毛による刺激を低減できる脱毛装置
を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の脱毛装置は、手で把持できる装置ケーシン
グに毛を引き抜くための脱毛手段を有する脱毛装置にお
いて、該脱毛装置に、脱毛手段とは別の肌に機械的刺激
を発生させる手段を設け、肌に機械的刺激を発生させる
手段を、脱毛手段の回転体の両側端部に周方向にカムを
設けると共に、この回転体の両側端部に設けたカムによ
り回転体の回転運動を伝達駆動することで振動を発生し
て肌に振動を与える振動体により構成することを特徴と
するものである。このような構成とすることで、簡単な
構成で脱毛時に振動体により肌に振動による機械的刺激
を与えて皮膚感覚受容器のうち痛感とは異なる他の皮膚
感覚を刺激し、痛感刺激をマスキングすることができる
ものである。すなわち、肌への振動による機械的刺激
で、マイスネル小体やパチニ小体の働きを活発にし、生
理学で解説されているところのゲートコントロール理論
による痛みを感じ難くするとができる。言い換えれば、
脱毛によって痛覚が刺激されて、痛みを感じるが、その
直前、あるいは処理と同時に触覚、圧覚の感覚受容器に
別の刺激を与えることにより、脊髄後角でゲートコント
ロール制御径路を活発化させ、痛みの伝達径路で痛みを
感じ難くするのである。そして、機械的刺激を肌に与え
るに当たって肌に機械的刺激を発生させる手段を、脱毛
手段の回転体の両側端部に周方向にカムを設けると共
に、この回転体の両側端部に設けたカムにより回転体の
回転運動を伝達駆動することで振動を発生して肌に振動
を与える振動体により構成してあるので、回転体の両側
端部に設けたカムにより振動体に振動を発生させて肌に
振動による機械的刺激を与えることで、刺激を付与され
る肌をこすることがなく、肌へダメージを与えることが
ないものである。また、肌に機械的刺激を発生させる手
段を、脱毛手段の回転体の両側端部に周方向にカムを設
けると共に、この回転体の両側端部に設けたカムにより
回転体の回転運動を伝達駆動することで振動を発生して
肌に振動を与える振動体により構成してあるので、肌に
機械的刺激を発生させる手段を脱毛手段の回転体の両側
端部に設けたカムにより伝達駆動することで振動を発生
させる振動体により簡単な構成で実現することができる
ものである。
【0008】また、肌への刺激を略一定に保つ手段を設
けて、肌への装置の当て角度や押し付け力の人による差
や肌の凹凸による差を無くすと、振動体による肌への刺
激が小さくなり、マスキング効果にばらつきが生じて脱
毛による痛みが大きくなることや肌への刺激が大きくな
って肌当たりが悪くなるということがないものである。
【0009】
【0010】
【0011】そして、肌への刺激を一定に保つ手段とし
て上記転動体または振動体が装置ケーシングに対してフ
ロート又はスイング自在とすることが好ましい。このよ
うな構成とすることで、肌への転動体または振動体の追
従がよく、肌の凹凸や当て方による転動体または振動体
による肌への刺激を均等にできるものである。したがっ
て脱毛による痛感刺激を均等にマスキングできて痛みが
少なく、振動体による肌当たりも良いものである。
【0012】また、振動体が装置ケーシングにフロート
自在に取付けられた肌当て部材で構成され、脱毛手段の
回転体の回転運動を回転体の両側端部に設けたカムによ
り伝達駆動することで振動を発生し、ばねによりフロー
トすることが好ましい。このようにすることで、簡単な
構造で肌に密着でき、人による肌の凹凸や肌への押圧の
違いがあっても振動体による肌への刺激を均等にでき、
脱毛による痛みが低減できるものである。
【0013】また、振動体が装置ケーシングに回転自在
に連結された肌当て部材で構成され、脱毛手段の回転体
の回転運動を回転体の両側端部に設けたカムにより伝達
駆動することで振動を発生し、装置ケーシングに対して
スイングすることが好ましい。このようにすることで、
簡単な構成で肌に密着でき、人による当て角度の差や肌
の凹凸に対応して、振動体による肌への刺激を均等にで
き、脱毛による痛み感を低減できるものである。
【0014】
【0015】また、肌への刺激を一定に保つ手段として
転動体または振動体の肌への当たり量を規制する規制手
段を設けることが好ましい。このような構成とすること
で、機械的刺激を発生させる手段による肌への刺激量を
規制できるものである。
【0016】また、規制手段と脱毛手段との間に振動体
を配置すると、脱毛手段と規制手段により肌に強く押し
付けても振動体の振動が減衰することなく肌に刺激を与
えることができ、脱毛の痛みを低減できるものである。
【0017】また、装置ケーシングの一端に設けた脱毛
手段の外周に設けた肌当て部材に振動体を設け、肌当て
部材に規制手段を設けることが好ましい。このような構
成とすることで、簡単な構成で振動体と規制手段を設け
ることができる。
【0018】また、規制手段である肌当て板が振動体に
対して上下動自在に可変となる可変手段を設けているこ
とが好ましい。このような構成とすることで、振動体に
よる肌への刺激量を人により調整できて、最適に使用で
きるものである。
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を添付図面
に基づいて説明する。
【0028】添付図面に示す実施形態の脱毛装置は以下
のような構成となっている。装置ケーシング1内に配し
た駆動ユニット6の上端部に脱毛手段となる脱毛爪3と
肌当て部材5とを設けるとともに、装置ケーシング1上
端のサブハウジング17の上面開口に上記脱毛手段とな
る脱毛爪3を臨ませ、更に脱毛爪3の前後にそれぞれ肌
当て部材5を配置したものである。装置ケーシング1は
前後二つ割りで形成されたハウジング10と、ハウジン
グ10の上端面に配された上面板16と、この上面板1
6上に着脱自在に配された枠状のサブハウジング17か
ら構成され、一端に電源ジャック14を、側面にスイッ
チ15をそれぞれ備えている。そしてハウジング10が
手に持つ部分、つまり把持部となっている。
【0029】装置ケーシング1内に配される駆動ユニッ
ト6は、装置ケーシング1に対して上下動自在に組み込
まれるとともにばね18によって上方へばね付勢される
ことでフローティング支持されたものであって、図5に
示すように、メインフレーム61とメインフレーム61
の両サイドに固着される一対のサイドカバー62、62
によって構成されているフレーム60を具備しており、
装置ケーシング1には支持アーム9を介して取付けられ
ている。
【0030】この支持アーム9は図5に示すように平面
形状がコ字形となっているもので、中央部に設けた孔9
0をハウジング10の内面に設けた突起99、99に係
合させることでハウジング10に取り付けられる。そし
て、支持アーム9の両側片は図5から明らかなように、
各々上下一対の薄肉の弾性片91、91で形成されてお
り、両弾性片91、91の先端間をつないでいる部分
に、駆動ユニット6の重心位置の両側面に形成された突
起63と係合する係合孔93を備えている。弾性片91
の撓みにより、装置ケーシング1に対して駆動ユニット
6が上下動自在とされているわけであり、更に、駆動ユ
ニット6の下端面と装置ケーシング1の内底面との間に
配されたばね18により、上方に付勢されているもので
ある。図中68は駆動ユニット6のフレーム60の外周
面に設けられたフランジ64の下面と、ハウジング10
の内面に設けられた内フランジ69との間に配されてい
て装置ケーシング1内への毛屑の侵入を防いでいる防塵
パッキンである。
【0031】このようにフローティング支持された駆動
ユニット6のフレーム60の下部にはモータ11が納め
られ、上端部には脱毛爪3を備えた脱毛ブロック2が配
設され、上下方向中央部には脱毛爪3の駆動のための確
動カム7が納められ、更に、フレーム60の一側には脱
毛ブロック2を往復回動させるための駆動手段が納めら
れている。
【0032】上記確動カム7は、脱毛ブロック2におけ
る脱毛爪3を駆動するためのもので、一対のカム溝7
2、72が外周面に形成されている回転軸70と、上記
カム溝72、72内を各々摺動する舟型のころ76を備
えた一対のカムフォロア75、75とからなるもので、
上記回転軸70の一端に固着されたギア71が、フレー
ム60によって支持されている中間ギア13を介してモ
ータ11の出力軸に設けられたピニオン12に噛み合っ
ている。ここにおける回転軸70は軸受79、79によ
ってフレーム60に回転自在に且つ軸方向に動き得る状
態で支持されたもので、ギア71と軸受け79との間に
僅かに隙間が形成してあって遊びを持たせてある。ま
た、上記一対のカム溝72、72は、共にたすき状に形
成されるとともに回転軸70の軸方向に間隔をおいた状
態で形成されており、一対のカムフォロア75、75の
各ころ76、76は、カム溝72、72における交差部
分に位置している時を除き、回転軸70の軸方向におい
て相反するところに位置するようにされている。また、
回転軸70は上述のように軸方向に動き得るとはいえ、
一対のカムフォロア75、75による位置規制を受ける
ために、その軸方向位置が不安定となることはない。
【0033】上記一対のカムフォロア75、75は、図
1乃至図3、図5に示すように、フレーム60から立設
した軸67、67の回りに各々回転自在となっているも
ので、各ころ76は軸67から偏心した位置の下面側に
設けられている。また、各カムフォロア75における軸
67を挟んでころ76と反対側の位置の上面には、脱毛
爪3の駆動用の駆動ころ77が設けられている。図中の
160はサブハウジング係止用フック、65はメインフ
レーム61の中央部上面に配される上蓋、66は防塵板
であり、各カムフォロア75、75の軸67と同心の円
柱部が上蓋65と防塵板66とを上下に貫通している。
【0034】次に、本発明における脱毛ブロック2につ
いて詳述する。フレーム60上端部に配されている脱毛
ブロック2は、図1乃至図3、図6、図7に示すよう
に、軸26によってフレーム60の両側上端部間に回転
自在に架設されている回転体23に、脱毛爪3と、上記
カムフォロア75,75の動きを受けて脱毛爪3を動か
す一対のスライダー28,28とを設けたもので、一端
にギア27が設けられている回転体23の下部側に位置
している両スライダー28,28は、回転体23の両端
間に架設された軸29,29によって回転体23に対
し、上記軸26と平行な方向にスライド自在とされてい
る。
【0035】脱毛ブロック2における脱毛爪3は、回転
体23の軸方向に所定の間隔で並んでいる複数枚の固定
爪3aと、各固定爪3a間に配されている複数枚の可動
爪3bとからなるもので、可動爪3bは、図8に示すよ
うに、一端の係合突起37の数と位置とが異なる2種が
回転体23の軸方向において交互に配設されているとと
もに、両側縁から突出する支持突起38,38が回転体
23によって支持されることで、回転体23に対し、回
転体23の軸方向と直交する方向の軸のまわりに揺動自
在とされている。図8中の39は可動爪3bにおける前
記軸26が挿通される孔である。
【0036】回転体23にスライド自在に取り付けられ
ている一対のスライダー28,28は、軸方向において
相互に重なる部分を備えているとともに上記確動カム7
によって相反する方向にスライド駆動されて、一方のス
ライダー28が回転体23の軸方向に並んでいる複数枚
の可動爪3bうちの1枚おきを同時に揺動させ、他方の
スライダー28が残る可動爪3bを同時に逆方向に揺動
させるもので、両スライダー28,28には可動爪3b
の係合突起37が係合する係合溝280が上面に設けら
れている。ただし、一方のスライダー28は一列に並ぶ
係合溝280を、他方のスライダー28は2列で並ぶ係
合溝280を一方のスライダー28の係合溝280の両
脇に備えたものとなっており、一列に並んでいる複数枚
の可動爪3bが両スライダー28,28に交互に係合し
ている。そして両スライダー28,28の下面には、夫
々軸26を中心とする円弧となっている溝281が設け
られており、各溝281に前記カムフォロア75,75
の各駆動ころ77が係合している。
【0037】また、図6、図7に示すように回転体23
の円周部には固定爪3aの前方に大きな凹所230が設
けられており、この凹所230には回動自在に取付けら
れたローラ231が回転体23に設けられた端部に位置
する固定爪3aの周方向にある取付け孔332に軸23
3によって圧入固定してある。この時、ローラ231に
軸233を圧入固定して、取付け孔332に軸233を
遊挿してもよい。これにより回動時に回転体23のリブ
の摺動刺激によって悪くなっていた肌当たりは回動自在
に取付けられたローラ231によって肌を引っ張らずに
転がるために肌当たりが良いものとなり、骨部でも固定
爪3aと可動爪3bの肌への衝撃がローラ231によっ
てやわらげられるため、肌当たりが非常に良いものとな
る。
【0038】駆動ユニット6におけるメインフレーム6
1と一方のサイドカバー62との間に組み込まれる駆動
手段は、図1、図5に示すように、確動カム7における
回転軸70の一端面の偏心部に一端が軸81で連結され
ているリンク80と、フレーム60に軸84で支持され
ているギア83とからなるもので、上記リンク80の他
端はギア83の偏心部に軸82で連結されており、ギア
83は脱毛ブロック2における回転体23に設けられた
前記ギア27にかみ合っている。
【0039】今、モータ11を回転させれば、中間ギア
13を介して回転軸70が回転するものであり、この回
転軸70の回転で、リンク80とギア83とにより、脱
毛ブロック2全体が軸26を中心に所定角度内の往復回
動を行う。この回動は、ローラ231がサブハウジング
17の上面開口のほぼ中央に位置する状態と、脱毛爪3
における可動爪3bが同じ位置にくる状態との間でなさ
れるようにしてある。そして上記回動と同時に、確動カ
ム7における一対のカムフォロア75,75が夫々軸6
7を中心に相反する方向の往復回動を行って、脱毛ブロ
ック2における一対のスライダー28,28に相反する
方向の往復直線運動を行わせるために、スライダー2
8,28の往復動で往復揺動を行う可動爪3bは、一つ
おきの固定爪3aの両面に隣合う2つの可動爪3bが同
時に接する動作と、残る固定爪3aの両面に隣合う2つ
の可動爪3bが同時に接する動作とを繰り返す。尚、両
端の固定爪3aは、夫々片面のみに可動爪3bが接する
ことから、他の固定爪3aよりも肉厚として強度を持た
せてある。
【0040】ここにおいて、本実施例に係るものでは、
脱毛ブロック2の軸26を中心とする2回の往復回動の
間に、可動爪3bが1回の往復動を行うように、確動カ
ム7を構成してある。つまり、脱毛ブロック2の軸26
を中心とする1回の往復回動の間に、可動爪3bが一側
の固定爪3aに接している状態から他側の固定爪3aに
接する状態に移行するようにしてある。また、この可動
爪3bの上記移行は、脱毛ブロック2の軸26を中心と
する往復回動の両死点のうち、可動爪3bがサブハウジ
ングの上面開口に位置している時の死点の時点で大半が
なされるとともにこの時点の移行で可動爪3bが固定爪
3aに接するようになっており、他方の死点において、
接していた固定爪3aから可動爪3bがわずかに離れる
動きがなされるものとなっている。
【0041】つまり、ローラ231が肌に接している状
態から、脱毛ブロック2の軸26を中心とする一方向回
転によって、固定爪3aと可動爪3bとが肌に面する位
置に来た時、固定爪3aと可動爪3bとによる毛の挟持
がなされ、この挟持がなされた状態のままで脱毛ブロッ
ク2の逆方向回転がなされることで毛の引き抜きがなさ
れるとともに、上記ローラ231が再度肌に接する状態
となった時、挟持していた毛の解放がなされるという動
作が繰り返されることになる。
【0042】このように脱毛サイクル、すなわち、爪を
開いて毛を導入し、爪を閉じて毛を把持し、回転体23
の回動により毛を引き抜き、爪を開いて毛を離すという
順序で規則的な脱毛サイクルを有している。その為に、
規則的に毛を抜くことによる脱毛刺激が発生する。
【0043】次に、肌当て部材5につき説明する。肌当
て部材5は、装置ケーシング1の上部のサブハウジング
17の開口内に位置するとともに装置ケーシング1に対
してスイング及びフロート自在となっている。
【0044】すなわち、脱毛手段である脱毛ブロック2
の前後にそれぞれ配置した前後の肌当て部材5の両端部
間を連結部50により一体に連結して肌に当接する部材
Aが構成してある。つまり、本実施形態においては連結
部50により連結した前後の肌当て部材5が肌に当接す
る互いに離間した2つの部材となっている。ここで、前
に位置する肌当て部材5はくし状のコーム51により構
成してあり、寝た毛やくせ毛を起こすようになってい
る。図12の動作図(a)(b)(c)に示すようにこ
のコーム51により肌を伸ばしながら寝た毛やくせ毛を
起こすようにしている。添付図面において100は肌を
示し、101は毛を示している。また、図12の矢印は
脱毛爪3を有する回転体23の回動方向を示している。
コーム51は弾性エラストマで外周を囲んであり、弾性
エラストマはコーム51を有する肌当て部材5を成形す
る際に同時成形されるものである。この弾性エラストマ
の硬度は50°〜80°にしてあり、肌当たりを良くし
ながら肌を伸ばし、毛を整毛することができるようにし
ている。更に、コーム51は前方へ突出部51aを設け
て毛を起こし易くしてある。図6に示すように連結部5
0の一部は連結部50の主体から一体に連出された弾性
を有するヒンジ部52’となっていてこの弾性を有する
ヒンジ部52’によりコーム51が一体に連結支持して
あり、このため、前方の肌当て部材5は連結部50の主
体に対して独立してフロートすることができるように構
成してあって、更に肌当たりを良くしている。後ろに位
置する肌当て部材5はローラ54により構成してあり、
該ローラ54は弾性エラストマにより形成してあって軸
54aにより回転自在に取付けてあり、肌に追従して転
がるようにしてある。
【0045】図6に示すように、連結部50の主体の外
側面部には上面が円弧面となった凸部55が設けてあ
り、該凸部55の外側面にボス56が突設してあり、ま
た、凸部55部分から上記したヒンジ部52’が連出し
てある。更に凸部55の下端部には支点溝57が設けて
ある。
【0046】一方、装置ケーシング1の上部にサブハウ
ジング17の両側の内面部の中央部にはそれぞれ対向す
るように上下方向に長い長孔171が設けてある。そし
て、連結部50で連結した前後の肌当て部材5はサブハ
ウジング17内に下方より挿入されてサブハウジング1
7の開口に臨ませられるのであるが、ここで、上記前後
の肌当て部材5を連結する連結部50の凸部55に設け
たボス56が長孔171に上下移動自在に係合してあ
る。サブハウジング17の開口の両側には上面片部17
2が設けてあり、上面片部172は断面円弧状をしてい
て下面側が円弧状をした凹部173となっている。
【0047】ハウジング10にサブハウジング17を取
付けた状態で、サイドカバー62に設けた支点リブ62
aが連結部50の支点溝57に嵌まり込み、ばね18の
上方押圧力が駆動部のサイドカバー62を介して支点リ
ブ62aに伝達され、支点溝57を介して連結部50の
凸部55を凹部173に接触させるようになっている。
ここで、円弧状をした凹部173の曲率半径R1 が円弧
状をした凸部55の曲率半径R2 よりも大きく設定して
あり、このため、円弧状の凸部55は円弧状の凹部17
3に一点で当たり、この一点で当たる部分が肌に当接す
る部材Aのスイングの支点部となっており、また、同時
にこのスイングの支点部は肌に当接する部材Aのフロー
トに当たっての上端支持部を構成している。
【0048】つまり、図13に示すように肌への押付け
によるスイングにより上記支点部(肌に当接する部材A
のサブハウジング17への上端支持部)P1 が駆動部の
下方へのフロートにより反対方向に移動するものであ
り、押圧力Fによりばね18を下方に押圧することによ
りスイング可能となる。この時、押圧力Fによるばね1
8のフロートにより支点部Pが可変され、図2のB1
対して図13のB2が長くなり、少ない押圧力Fでもば
ね18を押圧してフロートさせることができ、ボス56
を中心にスイング可能となる。また、外力である押圧力
Fを解除、つまり肌から離した時、中心から距離Hだけ
離れていた支点部P1はばね18のばね力により初期位
置に肌に当接する部材Aを戻すものである。この外力が
作用しない状態における肌に当接する部材Aのスイング
の支点部の初期位置が、脱毛手段の回転又は回動中心を
通るフロート方向線に設けてある。
【0049】このように支点部を可変自在とすること
で、肌への押付けによるスムーズなスイングが得られ、
構造が簡単で且つ小型の脱毛器を提供することができる
ことになる。
【0050】ここで、ボス56と長孔171の上端縁と
の間には隙間が形成してあるが、肌に当接する部材Aに
押圧力Fが作用していない初期状態(つまり肌から離し
ている状態)において、ボス56と長孔171の上端縁
とが接し、弧状をした凸部55と弧状をした凹部173
との間に微小の隙間を設けて、スイング時に弧状をした
凸部55と弧状をした凹部173とが接するようにして
もよい。
【0051】また、すでに述べているように、円弧状を
した凹部173の曲率半径R1 を円弧状をした凸部55
の曲率半径R2 よりも大きく、即ちR1 ≧R2 に構成す
ることで、スムーズなスイングができるようになってい
る。
【0052】添付図面に示す実施形態においては、肌に
当接する互いに離間した少なくとも2つの部材が連結さ
れていて装置ケーシング1に対して一体にスイング及び
フロート自在となった肌に当接する部材Aの例として、
前後の肌当て部材5を連結部50で一体に連結して構成
した例を示したが、他の実施形態としては、脱毛手段と
脱毛手段とを連結部で連結することで、肌に当接する部
材Aを構成し、該肌に当接する部材Aを前述の実施形態
と同じように装置ケーシング1に対してスイング及びフ
ロート自在としてもよいものである。また、肌当て部材
5と脱毛手段とを連結部で連結することで、肌に当接す
る部材Aを構成し、該肌に当接する部材Aを前述の実施
形態と同じように装置ケーシング1に対してスイング及
びフロート自在としてもよいものである。
【0053】ところで、図6、図7に示すように回転体
23には弾性エラストマにより形成されたフィン234
が固定爪3aとローラ231との間の凹所230のほぼ
中央に設けてあり、回転体23と一体回転するようにな
っていて、該フィン234により寝た毛やくせ毛を起こ
すようになっている。フィン234は円周方向に対して
ローラ231側に鋭角の毛起こし部を持つように取付け
てあり、毛を起こし易いようになっている。更に、フィ
ン234を構成する弾性エラストマの硬度は肌当たりを
良く、毛を起こし易くするために40°〜80°にして
いる。また、厚み0.2〜1.0mm、幅0.5〜1.
0mm、高さ1〜3mmに設定し、肌に優しい弾性を有
するようにしている。また、フィン234は支持台23
5に同時一体成形してあり、支持台235を回転体23
にウェルダにより固定している。ここで、回転体23に
フィン234を同時一体成形してもよい。しかしてフィ
ン234は、図12に示すようにコーム51で寝た毛や
くせ毛を起こし、起こされた毛を維持し、起こされなか
った毛を起こし、確実に脱毛爪3に毛の根元部を導入
し、効率の良い脱毛を行うと共に、脱毛による刺激を低
減している。
【0054】上記のような構成の脱毛装置において、本
発明においては、脱毛手段とは別の肌に機械的刺激を発
生させる手段Sを設け、この肌に機械的刺激を発生させ
る手段Sを振動体44により構成した点に特徴がある。
【0055】図1乃至図13には肌に機械的刺激を発生
させる手段Sを振動体44により構成した一実施形態が
示してある。この実施形態では脱毛する肌面に対して垂
直方向(上下方向)に振動する振動体44を設けてあ
り、本実施形態ではコーム51が振動体44を構成して
いる。図6に示すように、肌当て部材5の連結部50の
一部に形成したヒンジ’の下面には突起59が設けてあ
り、回転体23の両側端部には周方向に凹凸が連続した
カム236が設けてあり、突起59がカム236に当た
っている。ここで、図3のXーX線断面図における振動
発生の動作図を図9、図10に示す。
【0056】つまり、回転体23が回動すると、図9の
ようにカム236の凹部236aに対応していた突起5
9が図10に示すようにカム236の凸部236bに当
たって押し上げられ、このことにより図10のようにコ
ーム51が押し上げられて肌を押し、更に回転体23が
回動すると、突起59が凹部236aに対応することで
コーム51による肌への押圧が解除され、更に回転体2
3が回動すると、突起59が凸部236bに当たって押
し上げられて肌を押すものであり、このように突起59
が凸部236bと当たることが繰り返されることで肌に
対する垂直方向の(上下方向の)振動を発生させ、肌に
機械的振動を発生させるようになっている。なお、上記
突起59、凸部236bの一方又は両方をローラで構成
すると、摩擦抵抗を減らすことができて、スムーズに上
記振動を発生させることができるものである。ここで、
凸部236bの数でコーム51の振動周波数を変えるこ
とができるものである。このように本実施形態において
は回転体23にカム236を設け、該カム236を介し
て回転体23と振動体44であるコーム51とを連動し
て脱毛の引き抜き刺激とは別の刺激を肌に付与している
ので、脱毛のサイクルに対応して振動体44で肌刺激を
付与でき、この結果、脱毛サイクルの中で常に一定のタ
イミングで最も効果的な時期に肌に刺激を与えることが
でき、脱毛の際の刺激と相殺して効果的に脱毛による痛
みを低減することができるものである。
【0057】また、突起59と凸部236bとの係合量
で振動の振幅を調整することができるものである。
【0058】図12に脱毛動作状態を示しているが、こ
の場合、器具の進行方向前方(図12において右方向が
進行方向である)で、振動体44であるコーム51によ
り肌に上下振動を与えながら脱毛を行うものである。こ
の肌への振動により、マイスネル小体やパチニ小体を刺
激して、ゲートコントロール抑制径路を活発にして、痛
みの伝達径路で毛を引き抜く痛みを感じ難くするもので
ある。
【0059】コーム51は実施形態では弾性体としてい
るが、剛性の高い成形品でも金属でもよいものである。
【0060】そして、本実施形態においても、肌当て部
材5はすでに述べているようにフロートやスイングを行
うようになっているので、肌当て部材5のフロートやス
イングにより振動体44であるコーム51が肌に追従し
ながら振動を与えることになり、いっそう、脱毛による
痛み感を低減することができるのである。
【0061】次に、図14乃至図16に示す他の実施形
態につき説明する。本実施形態においては、図1乃至図
13に示す肌への上下振動に加えて更に肌面への横振動
(肌面に平行な振動)を与えるようにしたものである。
【0062】すなわち、図14乃至図16に示すように
回転体23に螺旋溝450を設け、肌当て部材5のコー
ム51の下方にリブ46を設け、リブ46を螺旋溝45
0に係合している。ここで、リブ46は断面円状をし、
先端部は略半球状をしている。しかして、回転体23の
回動によりリブ46が螺旋溝450にガイドされて横方
向の振動をコーム51に発生させる。また、この実施形
態においては、前述の図1乃至図13に示す実施形態と
同様に肌に対して垂直方向(上下方向)の振動が発生す
る。したがって、脱毛時に上記横方向の振動と垂直方向
の振動とを肌に与えながら脱毛を行うことで、脱毛によ
る痛み感を更に低減できるようになっている。
【0063】なお、上記実施形態においては、肌への上
下振動に加えて肌面への横振動(肌面に平行な振動)を
与える例につき説明したが、肌に横振動だけを与えて脱
毛による刺激感を低減するようにしてもよいものであ
る。
【0064】また、肌への振動の与え方は、前述の各実
施形態で示す方向の振動だけでなく、器具の進行方向に
対して前後方向の振動や、その他の振動の組み合わせに
よる振動や、肌に対して微小回転して肌へ振動を発生さ
せる構造でもよく、肌面への振動伝達角度を変えても脱
毛による刺激感を低減することができるものである。
【0065】また、振動発生伝達は上記各実施形態に限
られず、他の手段によるものであってもよい。
【0066】ところで、肌に機械的刺激を発生させる手
段Sを振動体44により構成した上記各実施形態におい
て、図18、図19に示すように肌当て部材5に肌当て
板47を設けて、肌への振動の伝達量を規制する手段を
設けると、更に人の肌への押圧力による差を少なくでき
るものである。ここで、ねじ47aで肌当て板47の突
出量を変えられるようにしてもよいものである。このよ
うに肌当て板47の突出量を変えられるようにすること
で、振動の伝達量を個人差により調整できて、更に快適
に使用できるものである。
【0067】また、振動体44の肌に当たる部位に突起
を設けるようにしてもよい。この突起としては櫛状の弾
性体よりなる突起、ブラシ状の突起、その他の形状の突
起が採用できる。ここで、櫛状の突起としては前述の各
実施形態で述べたように振動体44を構成する肌当て部
材5にコーム51を設け、これにより櫛状の弾性体より
なる突起を構成するものである。ここで、コーム51は
前述のように弾性エラストマで外周を囲んであり、弾性
エラストマはコーム51を有する肌当て部材5を形成す
る際に2色成形(同時成形)されるものであり、上記2
色成形により形成された弾性エラストマの硬度は50°
〜80°にしてある。
【0068】また、振動体44に設ける突起としては
20(a)に示すように、前に位置する肌当て部材5や
連結部50のヒンジ部52’の肌に当たる部位にブラシ
48aを付けたり、あるいは図20(b)に示すよう
に、前に位置する肌当て部材5の肌に当たる部位に一体
に突起48bを突設したものであってもよく、上記ブラ
シ48aや突起48bで肌に振動による機械的刺激を与
えるものである。このように櫛状の弾性体であるコーム
51やブラシ48aや突起48bを脱毛手段の外周(す
なわち図の実施形態では外周のうち前だけ、あるいは前
と左右)に設けて肌に機械的振動を与えることで脱毛時
の痛み感をさらに低減できるものである。
【0069】また、図21に示すように、振動体44を
肌当て部材5に着脱自在に取付けるようにしてもよい。
図においては、前の肌当て部材5に溝49aを設け、溝
49aの底部に係止孔49bを設け、肌当て部材5とは
別体の振動体44の下部を溝49aに嵌め込むと共に振
動体44の下面に垂下したフック49cを係止孔49b
に着脱自在に係止するものであり、このように肌当て部
材5に対して振動体44を着脱自在とすることで、他の
振動体44に変えることができて使用者にあった機械的
刺激を肌に与えることができるものである。
【0070】上記した各実施形態における本発明の肌へ
の振動は往復動であって肌を擦らず、肌へのダメージが
ないものである。また、振幅は振動方向に肌を擦らず肌
の伸びより小さい振幅が良いものである。
【0071】次に、本発明の更に他の実施形態に基づい
て説明する。図22乃至図32に基づいて本発明の更に
他の実施形態につき説明する。
【0072】本実施形態において、肌当て部材5、肌へ
の刺激付与手段の構造が異なるのみで他の構成は基本的
には図1乃至図13で述べた実施形態と同様の構成であ
るので、具体的構成の説明は省略する。なお、図22乃
至図32に示す実施形態において、図1乃至図13で述
べた実施形態と同じ構成のものは同じ番号を付してあ
る。また、同じ番号を付したのもので図1乃至図13に
示す実施形態と図22乃至図32に示す実施形態とが若
干形状が異なるものがあるが、これは形状が異なるのみ
で、その基本的構造、機能は同じである。以下、図22
乃至図32に示す実施形態において、肌当て部材5、肌
への刺激付与手段につき以下説明する。
【0073】まず、肌当て部材5につき説明する。肌当
て部材5は、装置ケーシング1の上部のサブハウジング
17の開口内に位置するとともに装置ケーシング1に対
してスイング及びフロート自在となっている。
【0074】すなわち、脱毛手段である脱毛ブロック2
の前後にそれぞれ配置した前後の肌当て部材5の両端部
間を連結部50により一体に連結してある。ここで、前
に位置する肌当て部材5はくし状のコーム51により構
成してあり、寝た毛やくせ毛を起こすようになってい
る。コーム51は弾性エラストマで外周を囲んであり、
弾性エラストマはコーム51を有する肌当て部材5を形
成する際に同時成形されるものである。この弾性エラス
トマの硬度は50°〜80°にしてあり、肌当たりを良
くしながら肌を伸ばし、毛を整毛することができるよう
にしてある。後ろに位置する肌当て部材5はローラ54
により構成してあり、該ローラ54は弾性エラストマに
より形成してあって軸54aにより回転自在に取付けて
あり、肌に追従して転がるようにしてある。
【0075】図25に示すように、連結部50の主体の
外側面部には上面が円弧面となった凸部550が設けて
あり、該凸部550の外側面にボス56が突設してあ
り、また、凸部550の下端部には支点溝57が設けて
ある。
【0076】一方、装置ケーシング1の上部にサブハウ
ジング17の両側の内面部の中央部にはそれぞれ対向す
るように上下方向に長い長孔171が設けてある。そし
て、連結部50で連結した前後の肌当て部材5はサブハ
ウジング17内に下方より挿入されてサブハウジング1
7の開口に臨ませられるのであるが、ここで、上記前後
の肌当て部材5を連結する連結部50の凸部550に設
けたボス56が長孔171に上下移動自在に係合してあ
る。サブハウジング17の開口の両側には上面片部17
2が設けてあり、上面片部172は断面円弧状をしてい
て下面側が円弧状をした凹部173となっている。
【0077】ハウジング10にサブハウジング17を取
付けた状態で、サイドカバー62に設けた支点リブ62
aが連結部50の支点溝57に嵌まり込み、ばね18の
上方押圧力が駆動部のサイドカバー62を介して支点リ
ブ62aに伝達され、支点溝57を介して連結部50の
凸部550を凹部173に接触させるようになってい
る。
【0078】ここで、円弧状をした凹部173の曲率半
径が円弧状をした凸部550の曲率半径よりも大きく設
定してあり、このため、円弧状の凸部550は円弧状の
凹部173に一点で当たり、この一点で当たる部分が連
結部50で連結した肌当て部材5のスイングの支点部と
なっており、また、同時にこのスイングの支点部は肌当
て部材5のフロートに当たっての上端支持部を構成して
いる。
【0079】このように、連結部50で連結された肌当
て部材5はフロート自在で且つスイング自在となってい
る。
【0080】次に、脱毛手段とは別の刺激を肌に与える
ための刺激付与手段について説明する。以下の実施形態
においては、肌に刺激を付与するための刺激付与手段の
一例として振動体44、45により肌に振動を付与する
例について説明する。
【0081】両側の連結部50の前後方向の一端部(図
25に示す実施形態では前端部)の内側より一体に弾性
を有するヒンジ部52’を連出し、両ヒンジ部52’の
先端部間に両ヒンジ部52’と一体に振動体45が形成
してある。ヒンジ部52’の前後方向の略中央部の下面
には突起59が設けてあり、回転体23の両側端部に周
方向に設けたカム236と突起59が当たっている。ま
た、振動体44の両端部からそれぞれ一体にヒンジ部5
2”が連出してあって略コ字状に形成してあり、ヒンジ
部52”の先端部は軸54aにより連結部50に枢支連
結してあり、また、ヒンジ部52”の前後方向の略中央
部の下面には突起59が設けてあって、上記カム236
と突起59が当たっている。そして、回転体23が回動
するとカム236の凹部236aに対応していた突起5
9が凸部236bに当たって押し上げられる。この時ヒ
ンジ部52”は軸54aを支点として回動し、前方の振
動体44が押し上げられて肌を押し、同時にヒンジ部5
2’は凹部236aに対応していた突起59が凸部23
6bに当たって連結部50からの連出基部部分を支点と
して変形して上方に押し上げられる。更に回転体23が
回動すると、突起59が凹部236aに対応することで
振動体44、45による肌への押圧が解除される。この
ように回転体23の回動に合わせて上記振動体44、4
5の動作が繰り返されることで肌に対する垂直方向(上
下方向)の振動を発生させ、肌に機械的振動を発生させ
るようになっている。
【0082】ヒンジ部52’とヒンジ部52”とはピン
44eにより連結枢支してある。上記ピン44eによる
連結枢支に当たって、ヒンジ部52’、ヒンジ部52”
に設けたピン44eを挿通する孔のうち少なくとも一方
の孔は長孔44fとなっていて、ヒンジ部52’とヒン
ジ部52”とがスムーズに連動するようになっている。
【0083】肌当て部材5は振動体44、45の外側に
設けてあって肌規制手段となっている。
【0084】ここで、本発明においては、刺激付与手段
による肌への刺激に当たって、刺激付与期間と刺激付与
期間との間に刺激を与えない刺激付与休止期間を設ける
か、あるいは、異なる波形を連続して与えるものとなっ
ている。図22乃至図32に示す実施形態においては、
刺激付与手段による肌への刺激に当たって、刺激付与期
間と刺激付与期間との間に刺激を与えない刺激付与休止
期間を設ける例が示してある。すなわち、カム236に
刺激付与期間となる凸部236bと刺激付与休止期間と
なる凹部236aとを設けてある。このように、肌への
刺激が刺激付与期間と刺激付与期間との間に刺激を与え
ない刺激付与休止期間を設けることで、生体特有の刺激
に対する慣れを防止し、感覚受容器の閾値の上昇を防止
して、適正な刺激で(つまり肌当たりの良い適正な刺
激)で脱毛時の痛み感を充分に低減することができるよ
うにしてある。
【0085】そして、肌への振動付与休止期間において
は振動体44、45は脱毛手段の肌への当接面より0〜
3mm肌と離れる方向に位置し、また、振動付与時にお
いては脱毛手段の肌への当接面より0.5mm〜5mm
肌側に突出するように設定してある。このように脱毛手
段の先端の肌への当接面に対して振動付与休止期間に肌
から離れる側に位置させることで、毛の根元から把持で
き、また抜き残しがなくなり、更に、肌面への振動体4
4、45の突出により衝撃的な大きな刺激を与えること
ができて脱毛による痛みを効果的に少ない負荷で低減で
きることになる。
【0086】図26乃至図31には本実施形態における
脱毛サイクルと、刺激付与手段による肌への刺激付与と
の関係を示す一実地形態が示してある。
【0087】すなわち、爪が開で毛を導入し(図26、
図27)、次に爪を閉じて毛を掴み(図28)、次に、
爪を閉じたまま回転体23の回動により毛を引き抜き
図29、図30)、次に、爪を開いて毛を離す(図3
)という動作を行う際、毛を把持する前に肌への刺激
を振動体44、45の突出で行い(図27)、振動体4
4、45を元に戻して刺激付与休止期間を設け(図2
)、毛の把持後、引き抜く時に再び振動体44、45
の突出により肌への刺激を行い(図29)、再び振動体
44、45を元に戻して刺激付与休止期間を設ける(
30、図31)ようになっている。この実施形態におい
ては、1回の脱毛サイクルにおいて2回肌への刺激付与
を行っている。添付図面において符号101は毛を示し
ている。
【0088】図32には刺激付与手段による肌への刺激
付与のパターンの概略図を示している。なお、この刺激
付与のパターンの概略図において、「肌刺激の大きさ」
は脱毛とは別の刺激付与手段による肌への刺激の大きさ
を示している。
【0089】図32に示すように、刺激付与休止期間を
設けるに当たり、毛の把持期間に振動体の肌への突出に
よる刺激付与期間を設けてない(つまり刺激付与休止期
間となっている)ので、毛の把持に当たって毛の根元を
把持できてこの点でも毛の引き抜きによる刺激を低減す
ることができるようにしてある。
【0090】また、毛の導入期間に肌に刺激を付与する
ことで、脱毛前に刺激を与えて気を取られるような心理
的効果で脱毛時の痛みを少なくすると共に、最も脱毛の
痛みの大きい引き抜き時に肌刺激を与えることで脱毛の
痛みを低減することができる。
【0091】そして、毛の引き抜き期間に刺激付与手段
により肌に刺激を付与するに当たり、図29、図30
爪を閉じた状態で毛を引き抜く期間において、図29
示す毛の引き抜き期間の初期に(つまり図32の示すよ
うに毛の引き抜き期間のうち毛の把持期間側に近づける
ように偏って)刺激を付与するようにすると、毛の引き
抜き期間に刺激を与えるに当たって最も毛の引き抜きの
痛みが発生する引き抜き初期に刺激付与手段により肌に
刺激を付与して、効果的に痛みを低減することができる
ことになる。
【0092】また、毛の導入期間に刺激付与手段により
肌に刺激を付与するに当たり、図26、図27の爪を開
いて毛を導入する毛の導入期間において、図29に示す
毛の導入の後期に(つまり図32に示すように毛の導入
期間のうち毛の把持期間側に近づけるように偏って)刺
激を付与するようにすると、毛の導入期間に刺激を与え
るに当たってできるだけ毛の引き抜きの痛みが発生する
時に近づけることができて、効果的に痛みを低減するこ
とができることになる。
【0093】上記振動体44、45による振動周波数は
肌(皮膚)が振動を認知できる10〜400Hzにして
いる。
【0094】ここで、回転体23のカム236の凸部2
36bの位置や形状、大きさにより他の不規則な肌への
刺激を付与することができるものである。
【0095】上記実施形態においては、刺激付与手段が
振動体であって、肌に振動体により刺激を付与する例が
示してあるが、振動のみに限定されず、冷刺激による肌
への刺激、温刺激による肌への刺激、針触圧による肌へ
の刺激、電気刺激による肌への刺激等種々の肌への刺激
が適宜採用でき、また、2種類の異なる刺激付与手段で
刺激を付与するようにしてもよい。
【0096】また、上記の各実施形態においては、図3
に示すように、刺激付与手段による肌への刺激が刺激
付与期間と刺激付与期間との間に刺激を与えない刺激付
与休止期間を設けているが、刺激付与休止期間を設ける
ことなく図40に示すような連続した波形の刺激を付与
するようにしてもよく、またこの場合、脱毛サイクルと
刺激付与とが対応していれば、1回の脱毛サイクル中に
おいて連続した異なる波形の刺激を連続して付与するよ
うにしてもよい。
【0097】次に、図33乃至図36に基づいて本発明
の更に他の実施形態につき説明する。すなわち上記した
実施形態においては1回の回動(実施形態では一往復の
回動)により毛を1回引き抜く場合の例につき説明した
が、本実施形態においては1回の回転により毛の引き抜
きを複数回行うようにした例を示している。
【0098】本実施形態にあっては、後述のように複数
枚並設される爪が回転軸23Aとともに回転するが回転
軸23Aに対しては動かない固定爪3aと、回転軸23
Aとともに回転し且つ回転軸に対して揺動自在となった
可動爪3bとで構成してあって、固定爪3aと可動爪3
bとが交互に配置してある。
【0099】本実施形態における脱毛装置は、モータ1
1を内蔵する装置ケーシング1と、装置ケーシング1の
上部に取付けられた脱毛手段を内蔵するサブハウジング
17とからなるもので、手で把持する部分である装置ケ
ーシング1は二つ割りのハウジング10内に上記モータ
11を配置するとともに、電源ジャック14とスイッチ
15、そしてモータ11の出力軸に取り付けたピニオン
12と噛合する中間ギア13を設けたものとして形成さ
れている。
【0100】サブハウジング17は本実施形態において
はビスによって連結される一対のハウジング17a、1
7bと、両ハウジング17a,17bの対向面に夫々配
設される一対の確動カム7、両端が確動カム7を貫通し
てハウジング17a,17bに軸受け400で回転自在
に支持されている回転軸23A、回転軸23Aの角軸部
の一端に取り付けられて上記中間ギア13と噛合する減
速ギア415、回転軸23Aの角軸部の他端に取り付け
られた支持板401、そして回転軸23Aの角軸部にカ
ラー402によって所定間隔を保つように取り付けられ
た複数枚の円板状の固定爪3a、これら固定爪3a間に
夫々1枚ずつ配設された可動爪3b、そして回転軸23
Aと平行に且つ回転軸23Aのまわりに90°間隔で配
設されるとともに上記固定爪3aと可動爪3bとを貫通
している4本の開閉レバー403とからなるものとして
形成されている。図中404はワッシャー、405は確
動カム7及び支持板401と回転軸23Aとの間の相対
回転を自在とするためのボール、406は確動カム7及
び支持板401の軸方向位置決めのための止め輪であ
る。
【0101】上記各開閉レバー403は、回転軸23A
の角軸部の各外面に添って配設されるとともに、回転軸
23Aの軸方向にスライド自在となっているものであ
り、そして90°間隔の2本の開閉レバー403の各一
端が一方の確動カム7に、他の90°間隔の2本の開閉
レバー403の各他端が他方の確動カム7に係合してい
る。この係合は、開閉レバー403の端部から突設した
ローラ412付のピン413が、確動カム7の外周面に
形成された環状の確動カム溝7aに入るものとして構成
されている。そして、この確動カム溝7aは蛇行するも
のとして形成されている。
【0102】各固定爪3aは各開閉レバー403が貫通
する貫通孔407を備えているとともに、両面がカラー
402に接することで回転軸23Aと直交する面を保っ
ているのに対して、カラー402の外周側に配される各
可動爪3bは、180°間隔の2本の開閉レバー403
を貫通させる一対の貫通部408と、残る他の2本の開
閉レバー403における係合溝409と遊びを持って係
合する一対の係合部411とを備えたものとなってお
り、両係合部411に係合する2本の開閉レバー403
が回転軸23Aの軸方向にスライドすることで、軸方向
の揺動を行うようになっている。また、一つおきの可動
爪3bが180°間隔の2本の開閉レバー403に、他
の可動爪3bが他の2本の開閉レバー403に係合する
ものとされている。尚、貫通部408は図34(a)
ら明らかなように、径方向に長い長孔、係合部411は
貫通部408の長手方向と直交する方向に長い長孔とし
て形成されており、可動爪3bに対する開閉レバー40
3の組み付けは、貫通部408については、開閉レバー
403をそのまま差し込み、係合部411については、
係合部411に挿通した後、90°ひねることで、開閉
レバー403の係合溝409を係合部411に係合させ
ることで行う。
【0103】今、モータ11の回転で回転軸23Aを回
転させる時、固定爪3aと可動爪3b、そして開閉レバ
ー403も回転するわけであるが、この回転に伴い、各
開閉レバー403は、ハウジング17a,17bとの係
合で回転することがないようにされている確動カム7の
確動カム溝7aにおける軸方向の変位に従って、軸方向
にスライドするものであり、このスライドにより、可動
爪3bを揺動させて可動爪3bの先端の一部を固定爪3
a側面に接触させる。
【0104】この時、一対の確動カム7における確動カ
ム溝7aは対称に形成されており、また蛇行による両確
動カム溝7a間の間隔の変化は、ハウジング17a、1
7bの開口部に面したところで広く、奥側において狭く
なるようにされている。従って、回転軸23Aが一回転
する間に各開閉レバー403は一往復を行うのである
が、回転軸23Aの回転に伴って、スライド移動する開
閉レバー403が順次いれかわっていくものであり、そ
してハウジング17a、17bの開口部側と奥側とに位
置している2本の開閉レバー403に共に係合している
一つおきの可動爪3bの先端が、上記開口部側に位置す
る開閉レバー403のスライドに伴って夫々隣接してい
る固定爪3aに接するものである。
【0105】更に、ある可動爪3bと係合している2本
の180°間隔の開閉レバー403は、互いに異なる確
動カム7に係合していることから、ある固定爪3aの側
面に接触した可動爪3bは180°回転した時に他方向
に動かされて他の固定爪3aの側面に接触するものとな
っている。つまり、一枚の可動爪3bは、一回転につ
き、両隣の固定爪3a,3aに時間をおいてハウジング
17a、17bの開口部側のところにおいて接触するも
のである。
【0106】そして、可動爪3bが固定爪3aと接触す
る際に、この両者の間に挟みこまれた毛101は、両者
の接触状態がしばし維持されるために、可動爪3bと固
定爪3aとの回転に伴って引き抜かれ、そして固定爪3
aから可動爪3bから離れる際に遠心力で外部に飛び出
していく。
【0107】上記のような構成の1回の回転により複数
回(上記実施形態においては4回)の毛の引き抜きを行
うものにおいて、回転軸23A側に刺激付与手段を連動
して動かすためのカム236が設けてある。添付図面に
示す実施形態においては、回転軸23Aに取付けられて
回転軸23Aといっしょに回転する減速ギア415と支
持板401にカム236が設けてある。カム236には
周方向に複数個の凸部236bと凸部236b間にそれ
ぞれ凹部236aが形成してある。
【0108】一方、振動体44の両端部から弾性を有す
るヒンジ部52’を一体に連出して略コ字状に形成して
あり、両ヒンジ部52’の先端部をサブハウジング17
の開口部の前端部両側に軸により回動自在に取付けてあ
り、該ヒンジ部52’の前後方向の略中央部の下面に突
起59が突設してある。また、振動体45の両端部から
弾性を有するヒンジ部52”を一体に連出して略コ字状
に形成してあり、両ヒンジ部52”の先端部をサブハウ
ジング17の開口部の前端部両側に軸により回動自在に
取付けてあり、該ヒンジ部52”の前後方向の略中央部
の下面に突起59が突設してある。なお、本実施形態で
は図示を省略しているが、ヒンジ部52’とヒンジ部5
2”とはピンにより連結枢支してもよい。上記ピンによ
る連結枢支に当たって、ヒンジ部52’、ヒンジ部5
2”に設けたピンを挿通する孔のうち少なくとも一方の
孔は長孔となっていて、ヒンジ部52’とヒンジ部5
2”とがスムーズに連動する。上記ヒンジ部52’とヒ
ンジ部52”に設けた突起59はいずれもカム236の
外周面の凸部236bや凹部236aに当接している。
【0109】しかして、回転軸23Aが回転すると、カ
ム236が回転し、ヒンジ部52’とヒンジ部52”に
設けた突起59がカム236の外周面の凸部236bに
当接している場合はヒンジ部52’、ヒンジ部52”が
肌側に回動して振動体45が肌側に向けて突出して肌に
刺激を与え、突起59がカム236の外周面の凹部23
6aに当接している場合はヒンジ部52’、ヒンジ部5
2”が肌と反対側に回動して振動体45が肌から離れる
方向に移動する。このように回転軸23Aの回転に合わ
せて上記動作が繰り返されることで肌に対する垂直方向
の(上下方向の)振動を発生させて肌に機械的振動を発
生させるのである。
【0110】ところで、添付図面に示す実施形態におい
ては固定爪3aと可動爪3bとにより90°毎に1回毛
を掴み1回の回転により毛を引き抜くようになってお
り、1回転で4回の毛の引き抜きを行うようになってい
る。この場合、固定爪3a、可動爪3bにより毛を引き
抜いている時に、次の固定爪3a、可動爪3bは毛を導
入している状態となっている。つまり、図36に示すよ
うに、本実施形態における脱毛サイクルは前のサイクル
の毛の引き抜き期間と後のサイクルの毛の導入期間とが
順次重なるようになっている。
【0111】この場合、1回目の脱毛サイクルで引き抜
き期間に1回肌刺激を与えることで、同時に2回目の脱
毛サイクルにおける毛の導入期間にも肌に刺激を与えて
いることになる。つまり、1回転に4回の脱毛サイクル
があり、これに対して4回の肌刺激を付与するのである
が、各脱毛サイクルにおける毛の導入期間と毛の引き抜
き期間にはいずれも肌刺激が付与されるように構成でき
るものである。
【0112】ここで、図36に示すように1回転に4回
の肌刺激を付与するにはカム236の外周に4個の凸部
236bを90°の開き角度を介して設けるものであ
る。凸部236bと凸部236bとの間は凹部236a
となっており、突起59がこの凹部236aに位置して
いる時は刺激付与休止期間となっていて肌への刺激が加
えられない。このように刺激付与期間と刺激付与期間と
の間に刺激付与休止期間を設けることで、生体特有の刺
激に対する慣れを防止し、また、感覚受容器の閾値の上
昇を防止することができて、効果的に毛の引き抜き時に
おける痛み感を低減することができるのである。
【0113】次に、図37乃至図40において本発明の
更に他の実施形態につき説明する。本実施形態において
は、刺激付与手段を肌伸ばし部418、419で構成し
ている例である。
【0114】本実施形態において、肌当て部材5、肌へ
の刺激付与手段の構造が異なるのみで他の構成は図22
乃至図25で述べた実施形態と同様の構成であるので、
同じ番号を付したものは同じ構成となっていて、同じ作
用をするものである。この点については説明が重複する
ので省略する。以下、本実施形態における肌当て部材
5、肌への刺激付与手段につき説明する。
【0115】脱毛手段である脱毛ブロック2の前後にぞ
れぞれ前後の肌当て部材5が配置してある。図37に示
すように、枠状をした連結部50の前部両側に前の肌当
て部材5が軸416aによりスイング回動自在に取付け
てあり、連結部50の後部両側に肌当て部材5が軸41
0aによりスイング回動自在に取付けてある。前の肌当
て部材5はくし状をしたコーム51とコーム51の後方
に設けた刺激付与手段となるくし状の肌伸ばし部418
とで構成してある。コーム51は、寝た毛やくせ毛を起
こすようになっている。コーム51は弾性エラストマで
外周を囲んであり、弾性エラストマはコーム51を有す
る肌当て部材5を形成する際に同時成形されるものであ
る。この弾性エラストマの硬度は50°〜80°にして
あり、肌当たりを良くしながら肌を伸ばし、毛を起こし
易くしてある。また、後方に位置する肌当て部材5はロ
ーラ54とローラ54の前方に設けた刺激付与手段とな
るくし状の肌伸ばし部419とで構成してあり、該ロー
ラ54は弾性エラストマにより形成してあって軸54a
により回転自在に取付けてあり、肌に追従して転がるよ
うになっている。
【0116】前後の肌当て部材5は弾性を有する連結ア
ーム42、43により連結してある。連結アーム42、
43はぞれぞれ前後方向の略中央部の下面部に突起59
が突設してある。連結アーム42は連結アーム43の内
側に配置されるものであって、この連結アーム42の突
起59の内面側に軸560aが突設してある。また、連
結アーム42の前端には長孔42aが設けてあり、連結
アーム42の後端には孔42bが設けてある。一方、連
結アーム43の後端には長孔43aが設けてあり、連結
アーム43の前端には孔43bが設けてある。連結アー
ム42の後端の孔42bに前述の後の肌当て部材5を連
結部50に枢支している軸410aが回動自在に挿入し
てあり、連結アーム42が該軸410aを支点にして回
動自在となっている。また、連結アーム43の後端と後
の肌当て部材5とがピン410bにより回動自在に連結
してあり、この場合、連結アーム43に設けた長孔43
aにピン410bがスライド自在に挿入してある。ま
た、連結アーム43の前端の孔43bに前述の前の肌当
て部材5を連結部50に枢支している軸416aが回動
自在に挿入してあり、連結アーム43が該軸416aを
支点にして回動自在となっている。また、連結アーム4
3の前端と前の肌当て部材5とがピン416bにより回
動自在に連結してあり、この場合、連結アーム42に設
けた長孔42aにピン410bがスライド自在に挿入し
てある。連結アーム42と連結アーム43は前後方向の
略中間位置においてピン42cにより回転自在に連結枢
支してある。ここで、連結アーム42と連結アーム43
とに設けたピン42cが挿入される孔のうち連結アーム
43に設けた孔は長孔43cとなっている。
【0117】上記のように、前後に肌当て部材5をスイ
ング回動自在に取付けた枠状をした連結部50は前述の
図22乃至図25の実施形態と同様にして肌当て部材5
は装置ケーシング1の上部のサブハウジング17の開口
内又は上部に配設されて前後の肌当て部材5が脱毛手段
である脱毛ブロック2の前後に位置すると共に、装置ケ
ーシング1に対してスイング及びフロート自在となって
いる。前後の肌当て部材5を連結した連結部50を装置
ケーシング1に対してスイング及びフロート自在とする
機構についての説明は、前述の実施形態と同様であるの
で省略する。
【0118】回転体23の両側端部には周方向に凸部2
36bと凹部236aとを有するカム236が設けてあ
り、該カム236に上記弾性を有する連結アーム42、
43の突起59が当接している。回転体23の両側端部
の側面部にはカム236に沿ってカム溝236cが設け
てあり、該カム溝236cに連結アーム42の軸560
aが移動自在に嵌め込んである。
【0119】本実施形態においても、爪を開いて毛を導
入し、その後、爪を閉じて毛を挟持し、次に回転体23
の回転により爪を引き抜き、次に、爪を開いて毛を離す
というサイクルで脱毛が行われる。図38、図39に本
実施形態の動作図の一部が示してある。図38は爪を把
持している状態であって、この段階では突起59が凹部
236aに対応することで、肌伸ばし部418、419
による肌伸ばしが解除されて肌への刺激付与が休止され
る。図39は毛を引き抜いている状態であり、この段階
では、カム236の凹部236aに対応していた突起5
9がカム236の凸部236bに当たって押し上げられ
る。この時、連結アーム42は軸410aにより連結部
50、後の肌当て部材5と連結してあるので、該軸41
0aを支点として連結アーム42が回動し、長孔42a
部分が押し上げられる。この時前の肌当て部材5が軸4
16aにより連結部50に連結されており、また、ピン
416bにより長孔42aと連結されているため、軸4
16aとの連結部分を支点としてピン416bが長孔4
2a内を摺動し、前の肌当て部材5がスイングし、これ
により前の肌当て部材5の後部に設けたくし状の肌伸ば
し部418が肌を押して前方に伸ばして肌に刺激を与え
る。また、突起59が図39に示すようにカム236の
凸部236bに当たって押し上げられると、連結アーム
43は軸416aにより連結部50、前の肌当て部材5
と連結してあるので、該軸416aを支点として連結ア
ーム43が回動し、長孔43a部分が押し上げられる。
この時後の肌当て部材5が軸410aにより連結部50
に連結されており、また、ピン410bにより長孔43
aと連結されているため、ピン41aとの連結部分を支
点としてピン410bが長孔43a内を摺動し、後の肌
当て部材5がスイングし、これにより後の肌当て部材5
の前部に設けたくし状の肌伸ばし部419が肌を押して
後方に伸ばして肌に刺激を与える。つまり、毛を引き抜
いている状態において、肌伸ばし部418、419は互
いに反対方向にスイング回動して肌を互いに反対方向に
伸ばして肌に刺激を与えながら毛を引き抜くのである。
【0120】ここで、連結アーム42、連結アーム43
はピン42cにより連結されているので、連結アーム4
2、43は連動するようになっており、更に連結アーム
42と連結アーム43とに設けたピン42cが挿入され
る孔のうち連結アーム43に設けた孔は長孔43cとな
っているので、連結アーム42、43はスムーズに上下
するようになっている。
【0121】このように、回転体23の回動に合わせ
て、上記肌伸ばしにより肌への刺激付与動作が繰り返さ
れるものである。ここで、コーム51が肌伸ばし部41
8の前方に位置し、また、ローラ54が肌伸ばし部41
8の後方に位置することで、これらコーム51、ローラ
54が肌伸ばし部418、419の肌規制手段となって
いる。
【0122】ところで、突起59が凹部236aに対応
した肌の引き伸ばしの休止期間には肌伸ばし部418、
419は脱毛手段の肌への当接面よりも0〜3mm肌よ
り離れる側に位置し、肌伸ばし時には脱毛手段の肌への
当接面よりも0.5〜5mm肌側に突出するように設定
してある。
【0123】なお、肌伸ばしの周波数は10〜400H
zとしている。
【0124】上記図1乃至図21に示した各実施形態、
図22乃至図32に示した各実施形態、図33乃至図3
に示した各実施形態、図37乃至図39に示す各実施
形態においては、いずれも、脱毛手段による脱毛サイク
ルと刺激付与手段による肌への刺激付与とが連動して、
脱毛サイクルの中で常に一定のタイミングで肌に刺激を
与えるようにしており、このようにすることで、脱毛サ
イクル中の最も効果的な段階、つまり、毛を引き抜く際
に最も痛みが発生する段階で脱毛による刺激と異なる刺
激を確実に付与して、効果的に脱毛による痛みを低減す
ることができるのである。そして、このように脱毛手段
による脱毛サイクルと刺激付与手段による肌への刺激付
与とを連動させるに当たって、回転体23にカム236
を設けて、カム236を介して脱毛サイクルと刺激付与
とを連動させることで、簡単な構成で脱毛手段による脱
毛サイクルと刺激付与手段による肌への刺激付与とを連
動させことができるのである。
【0125】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上記のように、手で把持できる装置ケーシングに毛
を引き抜くための脱毛手段を有する脱毛装置において、
該脱毛装置に、脱毛手段とは別の肌に機械的刺激を発生
させる手段を設け、肌に機械的刺激を発生させる手段
を、脱毛手段の回転体の両側端部に周方向にカムを設け
ると共に、この回転体の両側端部に設けたカムにより回
転体の回転運動を伝達駆動することで振動を発生して肌
に振動を与える振動体により構成してあるので、回転体
の両側端部に設けたカムにより回転体の回転運動を振動
体に伝達駆動することで振動体を振動して肌に機械的刺
激を与えることで、脱毛時における痛みを低減できるも
のであり、また、肌に機械的刺激を発生させる手段を
毛手段の回転体の両側端部に設けたカムにより振動させ
られる振動体で構成することで、構造が簡単で、しかも
肌を擦らないため、肌へのダメージを与えることなく、
脱毛時の痛みを低減できるものである。しかも、肌に機
械的刺激を発生させる手段を、脱毛手段の回転体の両側
端部に周方向にカムを設けると共に、この回転体の両側
端部に設けたカムにより回転体の回転運動を伝達駆動す
ることで振動を発生して肌に振動を与える振動体により
構成してあるから、肌に機械的刺激を発生させる手段を
脱毛手段の回転体の両側端部に設けたカムにより伝達駆
動することで振動を発生させる振動体により簡単な構成
で実現することができるものである。
【0126】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、肌に機械的刺激
を発生させる手段による肌への刺激を略一定に保つ手段
を設けてあるので、肌への装置の当て角度や押し付け力
の人による差や、肌の凹凸に よる差を無くすことがで
き、これにより振動体による肌への刺激が小さくなり、
脱毛による痛みが大きくなることや肌への刺激が大きく
なることによる肌当たりが悪くなるということがないも
のである。
【0127】
【0128】
【0129】また、請求項3記載の発明にあっては、
記請求項2記載の発明の効果に加えて、肌への刺激を一
定に保つ手段として上記転動体または振動体が装置ケー
シングに対してフロート又はスイング自在とするので、
肌への転動体または振動体の追従がよく、肌の凹凸や当
て方による転動体または振動体による肌への刺激を均等
にできるものである。したがって脱毛による痛感刺激を
均等にマスキングできて痛みが少なく、振動体による肌
当たりも良いものである。
【0130】また、請求項4記載の発明にあっては、上
記請求項3記載の発明の効果に加えて、振動体が装置ケ
ーシングにフロート自在に取付けられた肌当て部材で構
成され、脱毛手段の回転体の回転運動を回転体の両側端
部に設けたカムにより伝達駆動することで振動を発生
し、ばねによりフロートするので、簡単な構成で肌に密
着させることができ、人による肌の凹凸や肌への押圧の
違いがあっても振動体による肌への刺激を均等にでき、
脱毛による痛みが低減できるものである。
【0131】また、請求項5記載の発明にあっては、上
記請求項3記載の発明の効果に加えて、振動体が装置ケ
ーシングに回転自在に連結された肌当て部材で構成さ
れ、脱毛手段の回転体の回転運動を回転体の両側端部に
設けたカムにより伝達駆動することで振動を発生し、装
置ケーシングに対してスイングするので、簡単な構造で
肌に密着でき、人による当て角度の差や肌の凹凸に対応
して振動体による肌への刺激を均等にでき、脱毛による
痛みが低減できるものである。
【0132】
【0133】また、請求項6記載の発明にあっては、
記請求項2記載の発明の効果に加えて、振動体の肌への
当たり量を規制する規制手段を設けてあるので、肌への
振動体による機械的刺激量を規制することができるもの
である。
【0134】また、請求項7記載の発明にあっては、上
記請求項6記載の発明の効果に加えて、規制手段と脱毛
手段との間に振動体を配置したので、脱毛手段と規制手
段により、肌に強く押し付けても振動体の振動が減衰す
ることなく肌に刺激を与えることができ、脱毛の痛みを
低減できるものである。
【0135】また、請求項8記載の発明にあっては、上
記請求項6又は請求項7記載の発明の効果に加えて、装
置ケーシングの一端に設けた脱毛手段の外周に設けた肌
当て部材に振動体を設け、肌当て部材に規制手段を設け
てあるので、簡単な構造で振動体と規制手段を設けるこ
とができるものである。
【0136】また、請求項9記載の発明にあっては、上
記請求項6乃至請求項8に記載した発明の効果に加え
て、規制手段が可変となっているので、使用者に応じて
肌への振動体により機械的刺激量を変え、最適の状態で
肌への振動体による機械的刺激量を規制することができ
るものである。
【0137】
【0138】
【0139】
【0140】
【0141】
【0142】
【0143】
【0144】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の正面断面図である。
【図2】同上の一部省略した側面断面図である。
【図3】同上の拡大正面断面図である。
【図4】同上の平面図である。
【図5】同上の装置ケーシング及び内部に内装する部材
の分解斜視図である。
【図6】同上の脱毛ブロックの分解斜視図である。
【図7】同上の脱毛ブロックにおける回転体の斜視図で
ある。
【図8】(a)(b)はそれぞれ可動爪の斜視図であ
る。
【図9】同上の振動体の振動発生の動作図である。
【図10】同上の振動体の振動発生の動作図である。
【図11】同上の拡大正面図である。
【図12】(a)(b)(c)はそれぞれ脱毛状態を示
す動作順序の説明図である。
【図13】同上の肌に当接する部材の前側を押圧した時
のスイングしている状態の動作を示す説明図である。
【図14】本発明の更に他の実施形態の一部省略した側
面断面図である。
【図15】同上の平面図である。
【図16】同上の脱毛ブロックの分解斜視図である。
【図17】同上の脱毛ブロックにおける回転体の斜視図
である。
【図18】振動体として肌当て板を設けた例を示す斜視
図である。
【図19】振動体として肌当て板を設けた例を示す断面
図である。
【図20】(a)(b)はそれぞれ振動体の他の例を示
す斜視図である。
【図21】振動体を着脱自在とする例を示す斜視図であ
る。
【図22】本発明の更に他の実施形態を示す正面断面図
である。
【図23】同上の一部省略した側面断面図である。
【図24】同上の平面図である。
【図25】同上の脱毛ブロックの分解斜視図である。
【図26】同上の毛を導入する状態で且つ肌刺激を付与
していない状態を示す説明図である。
【図27】同上の毛を導入する状態で且つ肌刺激を付与
している状態を示す説明図である。
【図28】同上の毛を把持する状態で且つ肌刺激を付与
していない状態を示す説明図である。
【図29】同上の毛を引き抜く状態で且つ肌刺激を付与
している状態を示す説明図である。
【図30】同上の毛を引き抜く状態で且つ肌刺激を付与
していない状態を示す説明図である。
【図31】同上の毛を離す状態で且つ肌刺激を付与して
いない状態を示す説明図である。
【図32】同上の脱毛サイクルに連動して肌刺激を与え
る肌刺激パターンを示す説明図である。
【図33】本発明の他の実施形態の正面断面図である。
【図34】(a)は同上の要部側面断面図であり、
(b)は同上の要部正面断面図である。
【図35】同上の分解斜視図である。
【図36】同上の脱毛サイクルと刺激付与との関係を示
す説明図である。
【図37】本発明の更に他の実施形態の脱毛ブロックの
分解斜視図である。
【図38】同上の毛を把持する状態で且つ肌刺激を付与
していない状態を示す説明図である。
【図39】同上の毛を引き抜く状態で且つ肌刺激を付与
している状態を示す説明図である。
【図40】同上の脱毛サイクルに連動して肌刺激を与え
る他の肌刺激パターンを示す説明図である。
【符号の説明】 1 装置ケーシング 2 脱毛ブロック 3 脱毛爪 44 振動体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 利浩 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 竹川 禎信 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 松村 祐子 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−177927(JP,A) 特開 平7−313242(JP,A) 特開 平5−168523(JP,A) 特開 平5−3806(JP,A) 特表 平11−504248(JP,A) 米国特許5346499(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A45D 26/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手で把持できる装置ケーシングに毛を引
    き抜くための脱毛手段を有する脱毛装置において、該脱
    毛装置に、脱毛手段とは別の肌に機械的刺激を発生させ
    る手段を設け、肌に機械的刺激を発生させる手段を、脱
    毛手段の回転体の両側端部に周方向にカムを設けると共
    に、この回転体の両側端部に設けたカムにより回転体の
    回転運動を伝達駆動することで振動を発生して肌に振動
    を与える振動体により構成してあることを特徴とする脱
    毛装置。
  2. 【請求項2】 肌に機械的刺激を発生させる手段による
    肌への刺激を略一定に保つ手段を設けて成ることを特徴
    とする請求項1記載の脱毛装置。
  3. 【請求項3】 肌への刺激を一定に保つ手段として、振
    動体が装置ケーシングに対してフロート又はスイング自
    在であることを特徴とする請求項2記載の脱毛装置。
  4. 【請求項4】 振動体が装置ケーシングにフロート自在
    に取付けられた肌当て部材で構成され、脱毛手段の回転
    体の回転運動を回転体の両側端部に設けたカムにより伝
    達駆動することで振動を発生し、ばねによりフロートす
    ることを特徴とする請求項3記載の脱毛装置。
  5. 【請求項5】 振動体が装置ケーシングに回転自在に連
    結された肌当て部材で構成され、脱毛手段の回転体の回
    転運動を回転体の両側端部に設けたカムにより伝達駆動
    することで振動を発生し、装置ケーシングに対してスイ
    ングすることを特徴とする請求項3記載の脱毛装置。
  6. 【請求項6】 肌への刺激を一定に保つ手段として振動
    体の肌への当たり量を規制する規制手段を設けて成るこ
    とを特徴とする請求項2記載の脱毛装置。
  7. 【請求項7】 規制手段と脱毛手段との間に振動体を配
    置したことを特徴とする請求項6記載の脱毛装置。
  8. 【請求項8】 装置ケーシングの一端に設けた脱毛手段
    の外周に設けた肌当て部材に振動体を設け、肌当て部材
    に規制手段を設けて成ることを特徴とする請求項6又は
    請求項7記載の脱毛装置。
  9. 【請求項9】 規制手段である肌当て板が振動体に対し
    て上下動自在に可変となる可変手段を設けていることを
    特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれかに記載の脱
    毛装置。
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