JP3056860B2 - 脱毛装置 - Google Patents

脱毛装置

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JP3056860B2
JP3056860B2 JP03338559A JP33855991A JP3056860B2 JP 3056860 B2 JP3056860 B2 JP 3056860B2 JP 03338559 A JP03338559 A JP 03338559A JP 33855991 A JP33855991 A JP 33855991A JP 3056860 B2 JP3056860 B2 JP 3056860B2
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Japan
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claw
claws
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hair
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重左エ門 岩崎
正雄 棚橋
秀一 末吉
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、美容などの目的のため
に体毛を取り除くのに使用される脱毛装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の脱毛装置としては、ヨーロッパ
特許0328426号明細書に示されているように、円
板状の複数枚の回転爪を備えて、これら回転爪が回転す
る時、回転軸方向に往復動を行うレバーで可動爪を回転
軸方向に揺動させて、回転爪を開閉させるようにしたも
のがある。
【0003】また、特開昭60ー156407号公報の
ように同様に回転して軸方向に固定された回転爪と軸方
向にレバーにより往復駆動を行う可動爪を開閉させるよ
うにしたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のこの種
の脱毛装置では以下の理由により騒音が高く、駆動負荷
の高いものであった。すなわち、脱毛をするための爪の
構成が2枚を1組として両者が接触し、毛を挟持して脱
毛するのであるが、両者とも接触時の衝突により軸方向
へ振動し、衝突音が発生し、各組みの爪が同様に衝突音
を発生させ、騒音が大きいという問題があった。また、
これに加えて、各一組の爪が毛を確実に挟持するための
把持力を得るため、両者の爪が剛性の高いもので構成さ
れ、一層衝突音の大きな騒音の高い脱毛装置となってい
た。
【0005】また、一対の爪の両者を相反する方向に押
圧して爪を挟持するため、複数組の爪を全て押圧するた
めの押圧荷重が必要となり、爪を接触させる為の爪の揺
動や往復荷重が大きくなり、爪を開閉させるためのモー
タの負荷が大きくなっているという問題があった。ま
た、従来にあっては落下等の衝撃が加わった場合に、可
動爪及び薄肉で構成した固定爪が変形したり、破損した
りするという問題があり、特にフレームを外した時に落
下したりすると変形、破損をするという問題があった。
【0006】本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて発
明したものであって、その目的とするところは、多数の
毛を効率良く引き抜くことができ、更に、爪の衝突音に
よる騒音の低減がはかれ、駆動負荷を小さくでき、ま
た、落下等の衝撃が加わった場合に、可動爪及び薄肉で
構成した固定爪が変形したり、破損したりするのを防止
できる脱毛装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の従来例の問題点を
解決するため、本発明の脱毛装置は、脱毛用の爪を軸方
向に複数枚並設した駆動可能な基台と、相対向する爪間
に進入した毛を周期的に挟む開閉手段とを備えた脱毛器
において、これらの爪は軸方向に固定される固定爪と
動支点を中心に軸方向に揺動可能にした可動爪で構成
し、且つ爪を閉じて毛を摘む際に常に固定爪の両側で毛
を挟持するように固定爪の両側で同時に可動爪が押圧す
るように構成して成ることを特徴とするものである。
【0008】そして、脱毛用の爪を軸方向に複数枚並設
した駆動可能な基台と、相対向する爪間に進入した毛を
周期的に挟む開閉手段とを備えた脱毛器において、これ
らの爪は軸方向に固定される固定爪と軸方向に移動可能
にした可動爪で構成し、且つ爪を閉じて毛を掴む際に常
に固定爪の両側で毛を挟持するように固定爪の両側で同
時に可動爪が押圧するように構成し、軸方向の爪の配列
を固定爪と可動爪を交互に配列し、一時には一つおきに
並ぶ固定爪の一組とこれに対応する可動爪との間で挟み
付けが行われ、次回には一つおきに並ぶ固定爪の他の組
において対応する可動爪との間で挟み付けがおこなわれ
るように構成して成ることを特徴とするものであっても
よい。 また、固定爪の両側に配置された可動爪は、各々
別の相対移動可能に配置されている開閉レバーを有し、
開閉レバーを介してカム手段によりそれぞれの可動爪が
反対方向に揺動して押圧するように構成してもよい。
た、固定爪を弾性体で構成してもよい。また、固定爪を
基台と一体に形成してもよい。更にまた、固定爪と基台
に静電防止剤を配合してもよい。
【0009】更にまた、固定爪の外表面に中央より弾性
のある弾性体を2色成形してもよい。更にまた、最外端
両側の可動爪の外側に固定爪よりも剛性の高い端部固定
爪を設けてもよいものである。
【0010】
【作用】本発明によれば、基台を回転又は回動又は往復
駆動して爪を駆動するとともに開閉手段により一つの固
定爪の両側に同時に可動爪を揺動支点を中心に軸方向に
揺動させて爪を閉じることで毛を挟持して引抜き、基台
の駆動により爪を開いて引き抜いた毛を離すものであ
る。この場合、固定爪の両側で同時に可動爪が押圧する
ことになり、固定爪の振動がなく、可動爪が揺動して固
定爪に線接触するため衝突音を小さくして騒音を低くで
き、また、固定爪の軸方向の押圧荷重がつり合って、毛
を挟持するための開閉荷重が少なくでき、モータの駆動
負荷の小さい小型の脱毛装置とすることができ、更に、
挟み数を増やせるので脱毛効率を上げることができる。
【0011】脱毛用の爪を軸方向に複数枚並設した駆動
可能な基台と、相対向する爪間に進入した毛を周期的に
挟む開閉手段とを備えた脱毛器において、これらの爪は
軸方向に固定される固定爪と軸方向に移動可能にした可
動爪で構成し、且つ爪を閉じて毛を掴む際に常に固定爪
の両側で毛を挟持するように固定爪の両側で同時に可動
爪が押圧するように構成し、軸方向の爪の配列を固定爪
と可動爪を交互に配列し、一時には一つおきに並ぶ固定
爪の一組とこれに対応する可動爪との間で挟み付けが行
われ、次回には一つおきに並ぶ固定爪の他の組において
対応する可動爪との間で挟み付けがおこなわれるように
構成することで、脱毛有効部を可動爪の厚み分と交差分
を交互に補い軸方向の把持数を増やすことができて、抜
き残しがなく、脱毛効率を更に上げることができる。
た、固定爪の両側に配置された可動爪は各々別の相対移
動可能に配置されている開閉レバーを有し、開閉レバー
を介してカム手段によりそれぞれの可動爪が反対方向に
揺動して押圧するように構成することで、安価で簡単な
構成で固定爪の両側への軸方向の押圧負荷が更に釣り合
うために、脱毛効率が良くなり、駆動負荷を小さくでき
る。また、本発明の脱毛器では固定爪が軸方向に曲げ変
形を受けず、このため剛性を小さくすることができて、
固定爪を弾性体で構成することができるものであり、そ
して、このように、固定爪を弾性体で構成すると、固定
爪の両側に可動爪が接触する時の衝突による可動爪の振
動を吸収することができ、衝突音を低くすることで、騒
音を低くすることができるものであり、また、固定爪を
弾性体で形成すると、肌触りを良くすることができる。
この時、固定爪の外表面をプラスチックやゴム等で着色
してもよい。また、固定爪を基台と一体に形成してもよ
く、固定爪を基台と一体に形成すると、コストを低減で
きる。
【0012】また、固定爪をプラスチック等で形成する
と、摩擦による静電気が発生するが、この静電気を防止
するため、固定爪と基台に静電気防止剤を配合し、静電
気を防止するようにすることができる。また、固定爪を
弾性体で構成する時に外表に中央より弾性のある弾性体
を2色成形して構成して衝突音を低くすることができ
る。
【0013】更にまた、最外端両側の可動爪の外側に固
定爪よりも剛性の高い端部固定爪を設けることで、落下
等による衝撃が加わった場合に両端部の剛性の高い端部
固定爪により可動爪及び薄肉の剛性の低い固定爪の変形
や破損を防止することができるようになった。
【0014】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述す
る。図1乃至図16には本発明の一実施例が示してあ
る。図1乃至図16に示す脱毛装置は以下のような構成
となっている。すなわち、本体1は二つ割りのハウジン
グ10内にモータ11を内蔵した基体5を内装し、電源
ジャック14とスイッチ15を設けて構成してある。7
は蓄電池である。基体5はモータ収納部51にモータ1
1をはめ込んで収納し、モータ11の出力軸に設けたピ
ニオン12に中間ギア121を介して中間歯車13がか
み合っている。ここで、中間歯車13にギア131が一
体に形成してある。基体5には確動カム収納凹部52が
設けてあって、確動カム17に貫挿して固着された軸1
6が基体5を貫通して回転自在に取付けられており、確
動カム17は上記確動カム収納凹部52内に収納してあ
る。ここで、確動カム17の両端部と確動カム収納凹部
52内の両内側壁との間には僅かな隙間が形成してあっ
て遊びを持たせてある。軸16の一端にはギア132が
固着してあって、ギア132は中間ギア13に一体に設
けたギア131とかみ合っており、モータ11の回転を
ピニオン12、中間ギア121と中間歯車13を介して
ギア132へ回転を伝達して該ギア132と一体回転す
る軸16を介して固着した確動カム17を回転するよう
になっている。
【0015】基体5を貫通して回転自在に取付けられた
軸821の一端部には中間ギア13が固着され、他端部
にはカム18が固着してあり、カム18には偏芯軸19
が偏芯して取付けてある。偏芯軸19にはリンク8aが
取付けられ、リンク8aは基体5に軸82により回転自
在に取付けられたギア81に圧入固定されたピン83に
よって取付けられ、軸821が回転することでカム18
が回転し、偏芯軸19が回転することで、リンク8aに
よって軸82を中心にギア81が往復動するようになっ
ている。
【0016】基台を構成する回動基台33は軸34によ
り基体5と基体カバー5aに回動自在に取付けてある。
この場合、軸34は基体5と基体カバー5aまたは回動
基台33のいずれかに固定し、いずれかに遊挿する。フ
レーム38はフック381によりハウジング10に着脱
自在に取付けてあり、フック381に設けた押釦をばね
389に抗して押すことでフック381による係止を解
除できるようにしてある。回動基台33には図6に示す
ように長穴336が設けてあり、長穴336の両側に所
定間隔を隔てて係止溝332が設けてある。可動爪32
は一端部が毛の挟持部となっており、両側の突片部が支
点部325となっており、また、支点部325が係止溝
332に回動の支点となるように差し込んである。回動
基台33の一端部にはギア334が設けてあり、ギア8
1にかみ合っていて、ギア81の往復回動によって回動
基台33を往復回動するようになっている。
【0017】開閉レバー35、36はそれぞれ一方に溝
351、361を有し、図5、図7に示すような2種類
の可動爪32で毛を挟持する側と反対側の端部に設けた
突片部329にそれぞれ係合して固定爪31Bに対して
支点部325を支点として毛を挟持するために押圧する
ための力点となっている。また、溝351、361は可
動爪32を一つおきに係合している。また開閉レバー3
5、36の他端は外周に円弧溝353、363を形成し
てローラ356、366にそれぞれ係合し、後述のロー
ラ356、366の相反する方向の揺動により開閉レバ
ー35、36に貫通し回動基台33に固定された軸75
に案内され相反する方向に往復動するようになってい
る。
【0018】可動爪32は支点部325を支点として開
閉レバー35、36の相反する方向の往復動により揺動
して一つおきの固定爪31Bの両側で同時に押圧して毛
を挟持して回動基台33の回動により毛を引き抜くもの
である。図4に示すように、確動カム17は円筒状をし
ていて外周面の両側に環状の確動カム溝171、172
が設けてある。この確動カム溝171、172は互いに
相反する方向に蛇行している。基体5の確動カム収納部
52を設けた部分の上面には支持板85がねじ86で固
定され、支持板85には揺動軸62、72が回転自在に
配置され、揺動軸62、72にはピン61、71が直角
方向に貫通されている。ピン61、71の一方は回転自
在に取付けたローラ801、802をそれぞれ確動カム
溝171、172に回転自在にはめ込んであって、確動
カム17が回転することで、ローラ801、802を介
してピン61、62の他端に設けた回転自在なローラ3
56、366を互いに相反する方向に揺動させるように
なっている。この実施例においては、確動カム17と開
閉レバー35、36の連結は、支持板85に回転自在に
取付けられた揺動軸62、72に軸方向に直角方向に貫
通されたピン61、71にてローラ801、802及び
他端のローラ356、366を介して連結してあって、
自在継手機構を介して揺動自在に連結してある。
【0019】脱毛ブロック2は図5に示すようにフレー
ム38と、フレーム38内に回動自在に配置された爪支
持部材である回動基台33と、回動基台33に対し所定
間隔を保つように移動不能に取付けられた固定爪31B
と、これらの固定爪31B間に並設されて支点部325
を回動基台33の係止溝332に揺動自在に支持された
可動爪32と、可動爪32を可動するための開閉レバー
35、36と、ガイド39で構成してある。そして、本
発明において、回動基台33に並設する爪は上記のよう
に回動基台33とともに回動するもので、回動基台33
に対して動かない固定爪31Bと、回動基台33ととも
に回動し且つ回動基台33に対して揺動自在となった可
動爪32とで構成してある。図6に示す実施例では回動
基台33と固定爪31Bは一体で形成して安価に構成し
ているが、別部材であってもよいものである。また、固
定爪31Bは外周端部が毛の挟持部となっている。
【0020】このように本発明の脱毛器では固定爪31
Bの両側で常に相反する方向へ押圧するので、可動爪3
2の固定爪31Bへの衝突による固定爪31Bの振動が
なく、衝突音を発生させるものは可動爪32のみとな
り、衝突音を小さく騒音を低くできるものである。そし
て、固定爪31Bは両側の可動爪で相反する方向に押圧
されるだけでつり合いがとれて固定爪31Bの軸方向へ
の押圧荷重が不要となり、毛を挟持するための同じ脱毛
有効幅に対し開閉荷重が小さくなり、モータの駆動負荷
の小さい小型の脱毛装置とすることができる。そして、
固定爪31Bの両側で常に相反する方向へ押圧するの
で、固定爪31Bは軸方向の曲げ変形を受けないもので
あり、したがって、剛性を小さくでき、固定爪31Bを
弾性体で構成することができるものである。そして、固
定爪31Bを弾性体で構成すると、固定爪31Bの両側
に可動爪32が接触する時の衝突による可動爪32の振
動を吸収することができ、このように衝突音をさらに低
くすることで騒音を低くすることができるのであり、ま
た、固定爪31Bを弾性体により形成すると、肌触りを
良くすることができるものである。ところで、固定爪3
1Bを弾性体により形成する場合、プラスチックやゴム
等により形成するが、このプラスチックやゴム等により
形成するに当り、着色してもよいものである。この時固
定爪31Bを薄くできて効率の良い脱毛ができるもので
ある。また、固定爪31Bをプラスチック等で形成した
時、毛との摩擦によって静電気が発生するおそれがある
が、この静電気の発生を防止するため固定爪31Bや回
動基台33をプラスチック等で形成する際に静電防止剤
を配合して成形するとよいものである。本発明におい
て、固定爪31Bを弾性体で構成する時に外表311B
に中央312Bより弾性のある弾性体を2色成形して構
成して衝突音を低くするようにしてもよい。図7(c)
は外表311Bの全体に、図7(d)は外表の先端部の
みに中央312Bよりも弾性のある弾性体を2色成形し
た例が示してある。
【0021】また、本実施例においてはギア131の回
転によりギア132を半回転ずつ回転するように減速さ
れている。確動カム17の確動カム溝171、172の
展開図が図15に示してあり、図9(a)、(b)に示
すようにギア81の一回転毎に可動爪32が反対方向に
揺動するようになっていて、確動カム溝171、172
間が最も広がった場合と最も狭くなった場合との2か所
において可動爪32の端部の挟持部が両側面で交互に両
側の固定爪31Bの端部の挟持部に当たって挟持するよ
うに設定してある。そして、一回毎に肌3面の毛の略半
分を越える位置の脱毛を行うことで脱毛有効部を可動爪
32の厚み分と交差部分を交互に補い脱毛効果を更に上
げるようになっている。
【0022】次に、動作につき説明する。1回目の回動
で図9(a)に示す可動爪32と固定爪31Bとの間の
隙間に導入された毛9は確動カム17の半回転によりロ
ーラ801、802を介して軸方向に移動し、開閉レバ
ー35、36を介して可動爪32を揺動させて図9
(a)に示すように毛9を挟持し、引き抜くようになっ
ている。
【0023】2回目の回動で図9(b)に示すように確
動カム17の半回転により開閉レバー35、36を前記
と反対方向に移動させ、可動爪32を反対方向に揺動
し、毛9を挟持して引き抜くようになっている。このよ
うに一回毎の回動で一つ置きの固定爪31Bの両側を可
動爪32で押圧して挟持して毛9を引き抜くものであ
る。図9(b)においてLは脱毛有効幅を示している。
【0024】図10乃至図14には本発明の使用時の動
作図を示している。まず、図10の状態において矢印方
向に脱毛装置を移動すると、毛9の生え方向から毛が導
入されることになって毛9を寝かせず導入できて導入効
率が良くなっている。図10の状態は爪が開の状態であ
り(つまり可動爪32と固定爪31Bとは挟持されない
状態であり)、毛9を導入するための隙間70と反対側
の爪間に多少のすきまがあってもよい。そして、図11
のように寝た毛9をガイド39で起こして毛9を隙間7
0に導入するための整毛をし、毛9の根元部分を挟持し
やすくする。このようにして毛の根元部分を挟持するこ
とで毛抜きの際の痛みを少なくしている。更に脱毛装置
を矢印の方向に移動し、図12に示すように回動基台3
3に支持している固定爪31B、可動爪32が回動基台
33の回動で肌に対向する位置に回動して隙間70に毛
9が導入されるとともに可動爪32が揺動して隙間70
に導入された毛9を回動爪32の一端部の挟持部と固定
爪31Bの先端の挟持部とで挟持する。
【0025】次に図13のように毛9を回動爪32の一
端部の挟持部と固定爪31Bの先端の挟持部とで挟持し
た状態で回動基台33が回動して毛9を毛生え方向に引
き抜くものであり、このようにすることで、毛穴、角質
等を破壊しないで(つまり肌を傷つけないで)毛抜きが
できる。図14の状態で可動爪32が開いて毛9を離
す。この場合、毛が離れる位置に脱毛収納ケース(図示
せず)を設けておくと離した毛を収納することができる
ものである。
【0026】図10(b)、図11(b)、図12
(b)、図13(b)、図14(b)はそれぞれ上記各
段階における可動爪32と固定爪31Bと隙間70と毛
9との関係を示している。図16には本発明の爪の挟持
配列を示している。図16(a)は爪の配列を可動爪3
2、固定爪31B、可動爪32、固定爪31B,可動爪
32…とした実施例であり、この場合、両端部は可動爪
32が位置するものである。また、図16(b)は爪の
配列を可動爪32、固定爪31B、可動爪32、可動爪
32、固定爪31B、可動爪32…とした実施例であ
り、この場合も両端部は可動爪32が位置するものであ
る。図16でFは可動爪32による押圧力を示してい
る。
【0027】なお、本発明における駆動伝達においてギ
ア81とギア344との回転伝達及びギア131とギア
132の回転伝達をタイミングベルトにより弾性伝達す
ると爪の開閉による負荷変動で生じるギアの振動がなく
なり、駆動騒音を低くすることができるものである。と
ころで、図5に示すようにガイド39にくし歯状の整毛
部391の反対側に肌押さえとなるローラ399が肌を
挟まないようにするため軸3911により回動自在に取
付けてある。そして、このガイド39はフレーム38の
軸386に回動自在に取付けて肌に追従し、肌当りのよ
いものにしている。
【0028】なお、実施例では複数の爪が回動して毛を
引き抜くようにしたものであるが、爪は回転や往復動で
毛を引き抜く脱毛器であってもよいものである。次に、
図17乃至図34に基づいて本発明の他の実施例につき
説明する。図17乃至図34に示す実施例の脱毛装置は
以下のような構成となっている。すなわち、本体1は二
つ割りのハウジング10内にモータ11を内蔵した基体
5を内装し、電源ジャック14とスイッチ15を設けて
構成してある。基体5はモータ収納部51にモータ11
をはめ込んで収納し、モータ11の出力軸に設けたピニ
オン12に中間歯車13がかみ合っている。ここで、中
間歯車13にギア131が一体に形成してある。基体5
には確動カム収納凹部52が設けてあって、確動カム1
7に一体に形成された軸16が基体5を貫通して回転自
在に取付けられており、確動カム17は上記確動カム収
納凹部52内に収納してある。ここで、確動カム17の
両端部と確動カム収納凹部52内の両内側壁との間には
僅かな隙間が形成してあって遊びを持たせてある。軸1
6の一端にはギア132が固着してあって、ギア132
は中間ギア13に一体に設けたギア131とかみ合って
おり、モータ11の回転をピニオン12、中間歯車13
を介してギア132へ回転を伝達して該ギア132と一
体回転する軸16を介して固着した確動カム17を回転
するようになっている。
【0029】確動カム17の他端部には偏芯軸19が偏
芯して取付けてある。偏芯軸19にはリンク8aが取付
けられ、リンク8aは基体5に軸82により回転自在に
取付けられたギア81に圧入固定されたピン83によっ
て取付けられ、確動カム17が回転し、偏芯軸19が回
転することで、リンク8aによって軸82を中心にギア
81が往復動するようになっている。
【0030】回動基台33は軸34により基体カバー5
bと基体カバー5aとに回動自在に取付けてある。この
場合、軸34は基体カバー5bと基体カバー5aに固定
し、回動基台33に固定された軸受け33a、33bに
遊挿する。フレーム38はフック381によりハウジン
グ10に設けた取付台91に着脱自在に取付けてあり、
フック381に設けた押釦をばね389に抗して押すこ
とでフック381による係止を解除できるようにしてあ
る。回動基台33には前述の実施例と同様に長穴336
が設けてあり、長穴336の両側に所定間隔を隔てて係
止溝332が設けてある。可動爪32は一端部が毛の挟
持部となっており、両側の突片部が支点部325となっ
ており、また、支点部325が係止溝332に回動の支
点となるように差し込んである。回動基台33の一端部
にはギア334が設けてあり、ギア81にかみ合ってい
て、ギア81の往復回動によって回動基台33を往復回
動するようになっている。
【0031】開閉手段を構成する開閉レバー35、36
はそれぞれ一方に溝351、361を有し、前述の実施
例である図7(a)、図7(b)に示すような2種類の
可動爪32で毛を挟持する側と反対側の端部に設けた突
片部329にそれぞれ係合して固定爪31Bに対して支
点部325を支点として毛を挟持するために押圧するた
めの力点となっている。
【0032】また、溝351、361は可動爪32を一
つおきに係合している。また開閉レバー35、36の他
端は外周に円弧溝353、363を形成してローラ35
6、366にそれぞれ係合し、後述のローラ356、3
66の相反する方向の揺動により開閉レバー35、36
に貫通し回動基台33に固定された軸75に案内され相
反する方向に往復動するようになっている。
【0033】可動爪32は支点部325を支点として開
閉レバー35、36の相反する方向の往復動により揺動
して一つおきの固定爪31Bの両側で同時に押圧して毛
を挟持して回動基台33の回動により毛を引き抜くもの
である。図20に示すように、確動カム17は円筒状を
していて外周面の両側にX形状に交差する交差部を持つ
2条の確動カム溝171、172が設けてある。この確
動カム溝171、172は互いに相反する方向に蛇行し
ている。基体5の確動カム収納凹部52を設けた部分の
上面には支持板85がねじ86で固定され、支持板85
が図19のようにねじ86で固定され、支持板85には
開閉カム63、73の円柱部63a、73aが貫通する
防塵板64を設けている。ここで防塵板64の孔に開閉
カム63、73の円柱部63a、73aを貫通させて防
塵板64の孔の縁を円柱部63a、73aに弾接するこ
とで毛屑が内部に侵入するのが防止されるようになって
いる。開閉カム63、73は基体5に圧入固定された揺
動軸62、72により回動自在に軸支してあり、また、
開閉カム63、73の上面部の上記揺動軸62、72か
ら偏心した位置に軸631、731の下部を圧入固定し
てあり、この軸631、731の上部にローラ356、
366を回動自在に取付けてある。ローラ356、36
6は開閉レバー35、36の円弧溝353、363に係
合して摺動自在に連結してある。また、開閉カム63、
73から側方に突部を設けてあり、この突部に設けた軸
孔632、732にこま66a、66bの上部の軸66
1が回転自在に取付けてある。ここで、軸611、71
1の位置とこま66a、66bの軸支位置とは開閉カム
63、73の揺動軸62、72を中心にして互いに反対
方向に位置している。
【0034】回転自在に取付けたこま66a、66bを
それぞれ確動カム溝171、172に摺動自在にはめ込
んであって、確動カム17が回転することで、こま66
a、66bを介して開閉カム63、73の他端に設けた
揺動自在なローラ356、366を互いに相反する方向
に揺動させるようになっている。脱毛ブロック2は図2
1に示すようにフレーム38と、フレーム38内に回動
自在に配置された爪支持部材である回動基台33と、回
動基台33に対し所定間隔を保つように移動不能に取付
けられた固定爪31Bと、これらの固定爪31B間に並
設されて支点部325を回動基台33の係止溝332に
揺動自在に支持された可動爪32と、最外端両側の可動
爪32の外側に設けた端部固定爪31Aと、可動爪32
を可動するための開閉レバー35、36と、ガイド39
で構成してある。そして、本発明において、回動基台3
3に並設する爪は上記のように回動基台33とともに回
動するもので、回動基台33に対して動かない固定爪3
1Bと、回動基台33とともに回動し且つ回動基台33
に対して揺動自在となった可動爪32とで構成してあ
る。ここで回動基台33と固定爪31Bは一体で形成し
て安価に構成しているが、別部材であってもよいもので
ある。また、固定爪31Bは外周端部が毛の挟持部とな
っている。また、最外端両側の可動爪32の外側に設け
た端部固定爪31Aは添付図面に示す実施例では回動基
台33に一体に形成してある。そしてこの端部固定爪3
1A部分は肉厚となっており、固定爪31Bよりも剛性
が高くなっており、落下等による衝撃が加わった場合に
両端部の剛性の高い端部固定爪31Aにより可動爪32
及び薄肉の剛性の低い固定爪31Bの変形や破損を防止
することができるようになっている。
【0035】90は軸受けであり、基台5に圧入固定し
てある。また、図22において67は脱毛装置の上部に
被嵌自在としたキャップであり、68は給電用のアダプ
ターである。次に上記実施例において毛を周期的に挟む
開閉手段の揺動伝達につき詳述する。図26、図27に
示すように確動カム溝171、172に摺動自在に係合
しているこま66a、66bは下部に設けた係合部66
2が溝方向に長辺をもつ略楕円状の断面をし且つ係合部
662の両側に凹部663を形成しており、確動カム溝
171、172になめらかに摺動するようにしてあり、
こま66a、66bの軸661はすでに述べたように開
閉カム63、73から側方に設けた突部の軸孔632、
732に回転自在に挿入してあり、また、基体5に圧入
固定された揺動軸62、72に開閉カム63、73が回
動自在に軸支してあり、また、開閉カム63、73の上
面部の上記揺動軸62、72から偏心した位置にローラ
356、366を回転自在に取付けた軸631、731
の下部を圧入固定してあるので、確動カム17を回転し
てこま66a、66bが確動カム溝171、172を係
合しながら移動することで開閉カム63、73が揺動軸
62、72を中心に往復揺動し、この開閉カム63、7
3の往復揺動によりローラ356、366が往復揺動
し、このローラ356、366が開閉レバー35、36
の円弧溝353、363に係合して摺動することで開閉
レバー35、36に往復動が伝達されるものである。こ
の時、図28における支点間距離はL2 <L1 として伝
達力を増大している。また、ローラ356、366と開
閉レバー35、36の円弧溝353、363及びこま6
6a、66bと確動カム溝171、172とは係合面が
開閉カム63、73の回動中常に面していてこじること
がないようになっている。
【0036】確動カム17の確動カム溝171、172
の展開図が図24に示してある。ここで、本実施例にお
いては図17、図23に示すようにギア132の一回転
毎に回動基台33も一回動するようになっていて、この
時すでに述べたように図26、図27に示すように移動
方向が長辺となる略楕円形状をし且つ交差部をスムーズ
に屈曲するための凹部663を側面に形成したこま66
a、66bが交差部をもつ確動カム溝171、172を
交差しながら移動するため(図26にこま66a、66
bが交差部を交差しながら移動している状態を示してい
る。図26において矢印は確動カム17の回転方向を示
している。)、可動爪32が確動カム17の一回転毎に
反対方向に揺動するようになっていて、確動カム溝17
1、172間が最も広がった場合と、最も狭くなった場
合との2か所において可動爪32の端部と一つ置きの固
定爪31Bの両側面で交互に挟持し、固定爪31Bの両
側の端部の挟持部に当たって挟持するように設定してあ
る。そして、一回毎に肌3面の毛の略半分を越える位置
の脱毛を行うことで、脱毛有効部を可動爪32の厚み分
と交差部分を交互に補い、脱毛効果を更に上げるように
なっている。図25(a)、(b)はそれぞれ回動基台
33の一回毎の挟持配列を示しており、同図においてF
は可動爪32による押圧力を示している。
【0037】次に、上記実施例の動作につき説明する。
図29乃至図33には本発明の使用時の動作図を示して
いる。まず、図29の状態において矢印方向に脱毛装置
を移動すると、毛9の生え方向から毛が導入されること
になって毛9を寝かせず導入できて導入効率が良くなっ
ている。図29の状態は爪が開の状態であり(つまり可
動爪32と固定爪31Bとは挟持されない状態であ
り)、毛9を導入するための隙間70と反対側の爪間に
多少のすきまがあってもよい。そして、図30のように
寝た毛9をガイド39で起こして毛9を隙間70に導入
するための整毛をし、毛9の根元部分を挟持しやすくす
る。このようにして毛の根元部分を挟持することで毛抜
きの際の痛みを少なくしている。更に脱毛装置を矢印の
方向に移動し、図31に示すように回動基台33に支持
している固定爪31B、可動爪32が回動基台33の回
動で肌に対向する位置に回動して隙間70に毛9が導入
されるとともに可動爪32が揺動して隙間70に導入さ
れた毛9を回動爪32の一端部の挟持部と固定爪31B
の先端の挟持部とで挟持する。
【0038】次に図32のように毛9を回動爪32の一
端部の挟持部と固定爪31Bの先端の挟持部とで挟持し
た状態で回動基台33が回動して毛9を毛生え方向に引
き抜くものであり、このようにすることで、毛穴、角質
等を破壊しないで(つまり肌を傷つけないで)毛抜きが
できる。図33の状態で可動爪32が開いて毛9を離
す。この毛9を離す位置に脱毛収納ケース(図示せず)
を設けておくと、離した毛を収納することができる。
【0039】図29(b)、図30(b)、図31
(b)、図32(b)、図33(b)はそれぞれ上記各
段階における可動爪32と固定爪31Bと隙間70と毛
9との関係を示している。ここで、図29(b)、図3
0(b)、図31(b)、図32(b)、図33(b)
の実線で示す可動爪32は回動基台33の1回目の回動
時の動作を示し、破線で示す可動爪32は回動基台33
の2回目の回動時の動作を示している。
【0040】また、上記図29(b)、図30(b)、
図31(b)、図32(b)、図33(b)で示す可動
爪32の回動基台33の1回目の動作と2回目の動作位
置とそれに対応した確動カム溝171、172との関係
を示す図を図34に示している。すなわち、この図34
において、確動カム溝171の各部の上方に対応して上
記図29(b)、図30(b)、図31(b)、図32
(b)、図33(b)で示す可動爪32の回動基台33
の1回目の動作と2回目の動作時の各位置を図示してい
る。ここで図34において実線が回動基台33の1回目
の回動時にこま66a、66bが確動カム溝171、1
72を移動している経路を示し、破線が回動基台33の
2回目の回動時にこま66a、66bが確動カム溝17
1、172を移動している経路を示している。そして、
この1回目の実線の経路をこま66a、66bが移動す
る際に上段の実線のように可動爪32が動作し、2回目
の破線の経路をこま66a、66bが移動する際に上段
の破線のように可動爪32が動作するのである。
【0041】なお、図20に示すように基体カバー5
a、5bには係合溝部5b1が設けてあり、この係合溝
部5b1にゴムリング99a、99bをはめ込み係合
し、このゴムリング99a、99bのねじ孔にねじ10
0aを挿入し、ハウジング10に設けたねじ孔を有する
ボス101のねじ孔にねじ100aを螺合して固着する
ことで、基体カバー5a、5bを固着した基体5がゴム
リング99a、99bを介してハウジング10に浮いた
状態で弾性的に支持されることになる。このように基体
5をゴムリング99a、99bの弾性支持によってフロ
ートさせることで肌3への追従が良く、肌当たりのよい
ものにしている。この場合、前記のゴムリング99a、
99bのかわりに基体カバー5a、5bの成形の際に弾
性を有する支持部を一体に形成し、この基体カバー5
a、5bに一体に形成した弾性を有する支持部部分をハ
ウジング10に固着具により固着して基体5をハウジン
グ10に対してフロート状態で弾性的に支持するように
してもよいものである。
【0042】ところで、図21に示すようにフレーム3
8に係合固定されるガイド39の後方側にはL字状をし
た弾性脚3912を介して軸3911によりローラ39
9が回転自在に取付けられている。また、ガイド39の
前方側には別のL字状をした弾性脚3912を介してガ
イド部となるコーム391が設けてある。
【0043】
【発明の効果】本発明にあっては、叙述のように、脱毛
用の爪を軸方向に複数枚並設した駆動可能な基台と、相
対向する爪間に進入した毛を周期的に挟む開閉手段とを
備えた脱毛器において、これらの爪は軸方向に固定され
る固定爪と揺動支点を中心に軸方向に揺動可能にした可
動爪で構成し、且つ爪を閉じて毛を摘む際に常に固定爪
の両側で毛を挟持するように固定爪の両側で同時に可動
爪が押圧するように構成してあるので、固定爪の両側で
同時に可動爪が押圧することになり、固定爪の振動がな
く、可動爪が揺動して固定爪に線接触するため衝突音を
小さくして騒音を低くでき、また、固定爪の軸方向の押
圧荷重がつり合って、毛を挟持するための開閉荷重が少
なくでき、モータの駆動負荷の小さい小型の脱毛装置と
することができるものである。更に、挟み数を増やせる
ので脱毛効率を上げることができる。
【0044】また、脱毛用の爪を軸方向に複数枚並設し
た駆動可能な基台と、相対向する爪間に進入した毛を周
期的に挟む開閉手段とを備えた脱毛器において、これら
の爪は軸方向に固定される固定爪と軸方向に移動可能に
した可動爪で構成し、且つ爪を閉じて毛を掴む際に常に
固定爪の両側で毛を挟持するように固定爪の両側で同時
に可動爪が押圧するように構成し、軸方向の爪の配列を
固定爪と可動爪を交互に配列し、一時には一つおきに並
ぶ固定爪の一組とこれに対応する可動爪との間で挟み付
けが行われ、次回には一つおきに並ぶ固定爪の他の組に
おいて対応する可動爪との間で挟み付けがおこなわれる
ように構成することで、脱毛有効部を可動爪の厚み分と
交差分を交互に補い軸方向の把持数を増やすことができ
て、抜き残しがなく、脱毛効率を更に上げることができ
る。 また、固定爪の両側に配置された可動爪は、各々別
の相対移動可能に配置されている開閉レバーを有し、開
閉レバーを介してカム手段によりそれぞれの可動爪が反
対方向に揺動して押圧するように構成することで、安価
で簡単な構成で固定爪の両側への軸方向の押圧負荷が更
に釣り合うために、脱毛効率が良くなり、駆動負荷を小
さくできる。また、固定爪の両側への軸方向の押圧荷重
がつり合うため固定爪の剛性を小さくでき、このため固
定爪を弾性体で構成することができ、弾性体で構成した
場合には可動爪の衝突音を吸収して騒音を低くできるも
のである。また、弾性体であっても固定爪を薄くできて
効率の良い脱毛ができるものである。
【0045】また、固定爪を基台と一体に形成すると、
コストを低減することができるものである。また、固定
爪をプラスチック等で形成すると、摩擦による静電気が
発生するがこの静電気を防止するため、固定爪と基台
静電気防止剤を配合し、静電気を防止するようにするこ
とができる。
【0046】また、固定爪を弾性体で構成する時に外表
に中央より弾性のある弾性体を2色成形して構成して衝
突音を低くすることができる。また、最外端両側の可動
爪の外側に固定爪よりも剛性の高い端部固定爪を設けて
あるので、落下等による衝撃が加わった場合に両端部の
剛性の高い端部固定爪により可動爪及び薄肉の剛性の低
い固定爪の変形や破損を防止することができる。また、
内側の固定爪は両側の可動爪が互いに逆方向に開閉して
両側から挟まれるため押圧力が打ち消されるので薄肉に
形成できるが、端部固定爪には最外端の可動爪が外側に
閉じてた際に一方方向の押圧力のみが加わって片持ち状
態となるが、この端部固定爪の剛性を高くしてあるの
で、端部固定爪が変形することがないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の断面図である。
【図2】図1のXーX線断面図である。
【図3】図1のYーY線断面図である。
【図4】同上の本体の分解斜視図である。
【図5】同上の脱毛ブロックの分解斜視図である。
【図6】同上の回動基台の斜視図である。
【図7】同上の可動爪を示す図面で、(a)(b)はそ
れぞれ異なる例の斜視図であり、(c)(d)はそれぞ
れ可動爪のそれぞれ異なる例の断面図である。
【図8】同上の全体斜視図である。
【図9】(a)(b)は同上の動作説明のための断面図
である。
【図10】同上の動作を説明するための図面で、(a)
は断面図であり、(b)は固定爪、可動爪、隙間、毛の
相互の関係を示す説明図である。
【図11】同上の動作を説明するための図面で、(a)
は断面図であり、(b)は固定爪、可動爪、隙間、毛の
相互の関係を示す説明図である。
【図12】同上の動作を説明するための図面で、(a)
は断面図であり、(b)は固定爪、可動爪、隙間、毛の
相互の関係を示す説明図である。
【図13】同上の動作を説明するための図面で、(a)
は断面図であり、(b)は固定爪、可動爪、隙間、毛の
相互の関係を示す説明図である。
【図14】同上の動作を説明するための図面で、(a)
は断面図であり、(b)は固定爪、可動爪、隙間、毛の
相互の関係を示す説明図である。
【図15】同上の確動カム溝の展開図である。
【図16】(a)(b)はそれぞれ同上の爪の挟持配列
例を示す説明図である。
【図17】本発明の他の実施例の断面図である。
【図18】図17のXーX線断面図である。
【図19】図17のYーY線断面図である。
【図20】同上の本体の分解斜視図である。
【図21】同上の脱毛ブロックの分解斜視図である。
【図22】同上の全体を示す斜視図である。
【図23】同上の図17の状態から回動爪を反対方向に
移動した状態の断面図である。
【図24】同上の確動カムの展開図である。
【図25】(a)(b)は同上の可動爪の移動時におけ
る固定爪及び端部固定爪に作用する力を示す説明図であ
る。
【図26】(a)乃至(f)は同上のこまが確動カム溝
の交差部を移動している状態を示す説明図である。
【図27】同上のこまの斜視図である。
【図28】同上の開閉カム部分の分解斜視図である。
【図29】本発明の動作を説明するための図面で、
(a)は断面図であり、(b)は固定爪、可動爪、隙
間、毛の相互の関係を示す説明図である。
【図30】同上の動作を説明するための図面で、(a)
は断面図であり、(b)は固定爪、可動爪、隙間、毛の
相互の関係を示す説明図である。
【図31】同上の動作を説明するための図面で、(a)
は断面図であり、(b)は固定爪、可動爪、隙間、毛の
相互の関係を示す説明図である。
【図32】同上の動作を説明するための図面で、(a)
は断面図であり、(b)は固定爪、可動爪、隙間、毛の
相互の関係を示す説明図である。
【図33】同上の動作を説明するための図面で、(a)
は断面図であり、(b)は固定爪、可動爪、隙間、毛の
相互の関係を示す説明図である。
【図34】同上の回動基台の第1回目及び第2回目のそ
れぞれの回動時における固定爪、可動爪、隙間、毛の相
互の位置関係と、確動カム溝との関係を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
9 毛 31A 端部固定爪 31B 固定爪 32 可動爪 33 回動基台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−231908(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A45D 26/00 A61B 13/00 - 17/36 340 A61B 17/38 - 17/60

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱毛用の爪を軸方向に複数枚並設した駆
    動可能な基台と、相対向する爪間に進入した毛を周期的
    に挟む開閉手段とを備えた脱毛器において、これらの爪
    は軸方向に固定される固定爪と揺動支点を中心に軸方向
    に揺動可能にした可動爪で構成し、且つ爪を閉じて毛を
    摘む際に常に固定爪の両側で毛を挟持するように固定爪
    の両側で同時に可動爪が押圧するように構成して成るこ
    とを特徴とする脱毛装置。
  2. 【請求項2】 脱毛用の爪を軸方向に複数枚並設した駆
    動可能な基台と、相対向する爪間に進入した毛を周期的
    に挟む開閉手段とを備えた脱毛器において、これらの爪
    は軸方向に固定される固定爪と軸方向に移動可能にした
    可動爪で構成し、且つ爪を閉じて毛を掴む際に常に固定
    爪の両側で毛を挟持するように固定爪の両側で同時に可
    動爪が押圧するように構成し、軸方向の爪の配列を固定
    爪と可動爪を交互に配列し、一時には一つおきに並ぶ固
    定爪の一組とこれに対応する可動爪との間で挟み付けが
    行われ、次回には一つおきに並ぶ固定爪の他の組におい
    て対応する可動爪との間で挟み付けがおこなわれるよう
    に構成して成ることを特徴とする脱毛装置。
  3. 【請求項3】 固定爪の両側に配置された可動爪は、各
    々別の相対移動可能に配置されている開閉レバーを有
    し、開閉レバーを介してカム手段によりそれぞれの可動
    爪が反対方向に揺動して押圧するように構成して成るこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の脱毛装置。
  4. 【請求項4】 固定爪を弾性体で構成したことを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載の脱毛装置。
  5. 【請求項5】 固定爪を基台と一体に形成したことを特
    徴とする請求項1又は請求項2記載の脱毛装置。
  6. 【請求項6】 固定爪と基台に静電防止剤を配合したも
    のであることを特徴とする請求項4記載の脱毛装置。
  7. 【請求項7】 固定爪の外表面に中央より弾性のある弾
    性体を2色成形して成ることを特徴とする請求項4また
    は請求項5記載の脱毛装置。
  8. 【請求項8】 最外端両側の可動爪の外側に固定爪より
    も剛性の高い端部固定爪を設けたことを特徴とする請求
    項1又は請求項2記載の脱毛装置。
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