JP3179826B2 - 脱毛装置 - Google Patents

脱毛装置

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JP3179826B2
JP3179826B2 JP34047091A JP34047091A JP3179826B2 JP 3179826 B2 JP3179826 B2 JP 3179826B2 JP 34047091 A JP34047091 A JP 34047091A JP 34047091 A JP34047091 A JP 34047091A JP 3179826 B2 JP3179826 B2 JP 3179826B2
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重左エ門 岩崎
秀一 末吉
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、美容などの目的のため
に体毛を取り除くのに使用される脱毛装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の脱毛装置としては、ヨーロッパ
特許0328426号明細書に示されているように、円
板状の複数枚の回転爪20を備えて、これら回転爪20
が回転する時、回転軸方向に往復動を行うレバーで回転
爪20を回転軸方向に揺動させ、回転爪20を開閉させ
るようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のこの種
の脱毛装置にあっては以下の理由で問題があった。すな
わち、毛抜き用の回転爪20は脱毛する際に蓋21の開
口部22を通して肌に接して毛を引き抜くようにしてあ
るが、脱毛のため図23の矢印方向(進行方向)へ動作
させた時、蓋21の開口部22の進行方向と反対側の端
部で肌を弛ませてしまい、開口部22の他端と回転爪2
0の間に肌を挟み込んでしまい不完全であった。
【0004】本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて発
明したものであって、その目的とするところは、肌の挟
み込みを防止し、肌当たりの良い脱毛装置を提供するに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の従来例の問題点を
解決するため、本発明の脱毛装置は、フレーム内におい
て、複数枚の爪を並設して該爪を毛を挟持するために軸
方向に周期的に開閉し且つ毛を引抜くために爪を回動又
は回転するように構成して脱毛手段を形成し、この脱毛
手段の毛導入方向の反対側において、回転自在なローラ
からなる肌押さえ部を設けた。
【0006】そして、本体に取付けたフレームに脱毛手
段を設け、このフレーム又は本体にローラを弾性支持
し、肌面方向で脱毛手段に対し距離が可変自在な弾性脚
を設ける構成としてもよい。また、ローラをフレーム又
は本体に対して出没可能としてもよい。更に、ローラを
弾性体により形成してもよい。
【0007】更にまた、弾性脚をL字状に形成してもよ
い。
【0008】
【作用】本発明によれば、フレーム内において、複数枚
の爪を並設して該爪を毛を挟持するために軸方向に周期
的に開閉し且つ毛を引抜くために爪を回動又は回転する
ように構成して脱毛手段を形成し、この脱毛手段の毛導
入方向の反対側において、回転自在なローラからなる肌
押さえ部を設けることで、爪の回動又は回転によって肌
から毛を引抜く脱毛装置において、ローラが自由回転し
て肌をたくし上げたり、突出させたりすることがなく、
回動又は回転する爪とフレームとの間に肌を挟みこむの
防止するようになっている。
【0009】そして、本体に取付けたフレームに脱毛手
段を設け、このフレーム又は本体にローラを弾性支持
し、肌面方向で脱毛手段に対し距離が可変自在な弾性脚
を設ける構成とすると、更に肌の挟み込み防止をすると
共に肌触りを良くし、また、肌の引っ掛かりを無くすこ
とができるようになっている。また、ローラをフレーム
又は本体に対して出没可能とすると、更に上記効果が良
くなり、また落下等によるローラ部の破損を防止するこ
とができるようになっている。
【0010】また、ローラを弾性体により形成すると、
肌の凹凸に対しても肌とローラの滑りがなく、肌への追
従がよくなるものである。また、肌面方向で脱毛手段に
対し距離が可変自在な弾性脚をL字状に形成すると、肌
に押し当てた際に肌を挟み込むことがないようにできる
ものである。
【0011】
【実施例】以下本発明を添付図面に示す実施例に基づい
て詳述する。添付図面に示す実施例の脱毛装置は以下の
ような構成となっている。すなわち、本体1は二つ割り
のハウジング10内にモータ11を内蔵した基体5を内
装し、電源ジャック14とスイッチ15を設けて構成し
てある。基体5はモータ収納部51にモータ11をはめ
込んで収納し、モータ11の出力軸に設けたピニオン1
2に中間歯車13がかみ合っている。ここで、中間歯車
13にギア131が一体に形成してある。基体5には確
動カム収納凹部52が設けてあって、確動カム17に一
体に形成された軸16が基体5を貫通して回転自在に取
付けられており、確動カム17は上記確動カム収納凹部
52内に収納してある。ここで、確動カム17の両端部
と確動カム収納凹部52内の両内側壁との間には僅かな
隙間が形成してあって遊びを持たせてある。軸16の一
端にはギア132が固着してあって、ギア132は中間
ギア13に一体に設けたギア131とかみ合っており、
モータ11の回転をピニオン12、中間歯車13を介し
てギア132へ回転を伝達して該ギア132と一体回転
する軸16を介して固着した確動カム17を回転するよ
うになっている。
【0012】確動カム17の他端部には偏芯軸19が偏
芯して取付けてある。偏芯軸19にはリンク8aが取付
けられ、リンク8aは基体5に軸82により回転自在に
取付けられたギア81に圧入固定されたピン83によっ
て取付けられ、確動カム17が回転し、偏芯軸19が回
転することで、リンク8aによって軸82を中心にギア
81が往復動するようになっている。
【0013】回動基台33は軸34により基体カバー5
bと基体カバー5aとに回動自在に取付けてある。この
場合、軸34は基体カバー5bと基体カバー5aに固定
し、回動基台33に固定された軸受け33a、33bに
遊挿する。フレーム38はフック381によりハウジン
グ10に設けた取付台91に着脱自在に取付けてあり、
フック381に設けた押釦をばね389に抗して押すこ
とでフック381による係止を解除できるようにしてあ
る。回動基台33には図6に示すように長穴336が設
けてあり、長穴336の両側に所定間隔を隔てて係止溝
332が設けてある。可動爪32は一端部が毛の挟持部
となっており、両側の突片部が支点部325となってお
り、また、支点部325が係止溝332に回動の支点と
なるように差し込んである。回動基台33の一端部には
ギア334が設けてあり、ギア81にかみ合っていて、
ギア81の往復回動によって回動基台33を往復回動す
るようになっている。
【0014】開閉手段を構成する開閉レバー35、36
はそれぞれ一方に溝351、361を有し、図7
(a)、図7(b)に示すような2種類の可動爪32で
毛を挟持する側と反対側の端部に設けた突片部329に
それぞれ係合して固定爪31Bに対して支点部325を
支点として毛を挟持するために押圧するための力点とな
っている。
【0015】また、溝351、361は可動爪32を一
つおきに係合している。また開閉レバー35、36の他
端は外周に円弧溝353、363を形成してローラ35
6、366にそれぞれ係合し、後述のローラ356、3
66の相反する方向の揺動により開閉レバー35、36
に貫通し回動基台33に固定された軸75に案内され相
反する方向に往復動するようになっている。
【0016】可動爪32は支点部325を支点として開
閉レバー35、36の相反する方向の往復動により揺動
して一つおきの固定爪31Bの両側で同時に押圧して毛
を挟持して回動基台33の回動により毛を引き抜くもの
である。図4に示すように、確動カム17は円筒状をし
ていて外周面の両側にX形状に交差する交差部を持つ2
条の確動カム溝171、172が設けてある。この確動
カム溝171、172は互いに相反する方向に蛇行して
いる。基体5の確動カム収納凹部52を設けた部分の上
面には支持板85がねじ86で固定され、支持板85が
図3に示すようにねじ86で固定され、支持板85には
開閉カム63、73の円柱部63a、73aが貫通する
防塵板64を設けている。ここで防塵板64の孔に開閉
カム63、73の円柱部63a、73aを貫通させて防
塵板64の孔の縁を円柱部63a、73aを弾接するこ
とで毛屑が内部に侵入するのが防止されるようになって
いる。開閉カム63、73は基体5に圧入固定された揺
動軸62、72により回動自在に軸支してあり、また、
開閉カム63、73の上面部の上記揺動軸62、72か
ら偏心した位置に軸631、731の下部を圧入固定し
てあり、この軸631、731の上部にローラ356、
366を回動自在に取付けてある。ローラ356、36
6は開閉レバー35、36の円弧溝353、363に係
合して摺動自在に連結してある。また、開閉カム63、
73から側方に突部を設けてあり、この突部に設けた軸
孔632、732にこま66a、66bの上部の軸66
1が回転自在に取付けてある。ここで、軸611、71
1の位置とこま66a、66bの軸支位置とは開閉カム
63、73の揺動軸62、72を中心にして互いに反対
方向に位置している。
【0017】回転自在に取付けたこま66a、66bを
それぞれ確動カム溝171、172に摺動自在にはめ込
んであって、確動カム17が回転することで、こま66
a、66bを介して開閉カム63、73の他端に設けた
揺動自在なローラ356、366を互いに相反する方向
に揺動させるようになっている。脱毛手段2は図5に示
すようにフレーム38と、フレーム38内に回動自在に
配置された爪支持部材である回動基台33と、回動基台
33に対し所定間隔を保つように移動不能に取付けられ
た固定爪31Bと、これらの固定爪31B間に並設され
て支点部325を回動基台33の係止溝332に揺動自
在に支持された可動爪32と、最外端両側の可動爪32
の外側に設けた端部固定爪31Aと、可動爪32を可動
するための開閉レバー35、36と、ガイド39で構成
してある。そして、本発明において、回動基台33に並
設する爪は上記のように回動基台33とともに回動する
もので、回動基台33に対して動かない固定爪31B
と、回動基台33とともに回動し且つ回動基台33に対
して揺動自在となった可動爪32とで構成してある。図
6に示す実施例では回動基台33と固定爪31Bは一体
で形成して安価に構成しているが、別部材であってもよ
いものである。また、固定爪31Bは外周端部が毛の挟
持部となっている。また、最外端両側の可動爪32の外
側に設けた端部固定爪31Aは添付図面に示す実施例で
は回動基台33に一体に形成してある。そしてこの端部
固定爪31A部分は肉厚となっており、固定爪31Bよ
りも剛性が高くなっており、落下等による衝撃が加わっ
た場合に両端部の剛性の高い端部固定爪31Aにより可
動爪32及び薄肉の剛性の低い固定爪31Bの変形や破
損を防止することができるようになっている。
【0018】90は軸受けであり、基台5に圧入固定し
てある。また、図8において67は脱毛装置の上部に被
嵌自在としたキャップであり、68は給電用のアダプタ
ーである。次に上記実施例において毛を周期的に挟む開
閉手段の揺動伝達につき詳述する。図12、図13に示
すように確動カム溝171、172に摺動自在に係合し
ているこま66a、66bは下部に設けた係合部662
が溝方向に長辺をもつ略楕円状の断面をし且つ係合部6
62の両側に凹部663を形成しており、確動カム溝1
71、172になめらかに摺動するようにしてあり、こ
ま66a、66bの軸661はすでに述べたように開閉
カム63、73から側方に設けた突部の軸孔632、7
32に回転自在に挿入してあり、また、基体5に圧入固
定された揺動軸62、72に開閉カム63、73が回動
自在に軸支してあり、また、開閉カム63、73の上面
部の上記揺動軸62、72から偏心した位置にローラ3
56、366を回転自在に取付けた軸631、731の
下部を圧入固定してあるので、確動カム17を回転して
こま66a、66bが確動カム溝171、172を係合
しながら移動することで開閉カム63、73が揺動軸6
2、72を中心に往復揺動し、この開閉カム63、73
の往復揺動によりローラ356、366が往復揺動し、
このローラ356、366が開閉レバー35、36の円
弧溝353、363に係合して摺動することで開閉レバ
ー35、36に往復動が伝達されるものである。この
時、図14における支点間距離はL2 <L1 として伝達
力を増大している。また、ローラ356、366と開閉
レバー35、36の円弧溝353、363及びこま66
a、66bと確動カム溝171、172とは係合面が開
閉カム63、73の回動中常に面していてこじることが
ないようになっている。
【0019】確動カム17の確動カム溝171、172
の展開図が図10に示してある。ここで、本実施例にお
いては図1、図9に示すようにギア132の一回転毎に
回動基台33も一回動するようになっていて、この時す
でに述べたように図12、図13に示すように移動方向
が長辺となる略楕円形状をし且つ交差部をスムーズに屈
曲するための凹部663を側面に形成したこま66a、
66bが交差部をもつ確動カム溝171、172を交差
しながら移動するため(図12にこま66a、66bが
交差部を交差しながら移動している状態を示している。
図12において矢印は確動カム17の回転方向を示して
いる。)、可動爪32が確動カム17の一回転毎に反対
方向に揺動するようになっていて、確動カム溝171、
172間が最も広がった場合と、最も狭くなった場合と
の2か所において可動爪32の端部と一つ置きの固定爪
31Bの両側面で交互に挟持し、固定爪31Bの両側の
端部の挟持部に当たって挟持するように設定してある。
そして、一回毎に肌3面の毛の略半分を越える位置の脱
毛を行うことで、脱毛有効部を可動爪32の厚み分と交
差部分を交互に補い、脱毛効果を更に上げるようになっ
ている。図11(a)、(b)はそれぞれ回動基台33
の一回毎の挟持配列を示しており、同図においてFは可
動爪32による押圧力を示している。
【0020】なお、図4に示すように基体カバー5a、
5bには係合溝部5b1が設けてあり、この係合溝部5
a1にゴムリング99a、99bをはめ込み係合し、こ
のゴムリング99a、99bのねじ孔にねじ100aを
挿入し、ハウジング10に設けたねじ孔を有するボス1
01のねじ孔にねじ100aを螺合して固着すること
で、基体カバー5a、5bを固着した基体5がゴムリン
グ99a、99bを介してハウジング10に浮いた状態
で弾性的に支持されることになる。このように基体5を
ゴムリング99a、99bの弾性支持によってフロート
させることで肌3への追従が良く、肌当たりのよいもの
にしている。この場合、前記のゴムリング99a、99
bのかわりに基体カバー5a、5bの成形の際に弾性を
有する支持部を一体に形成し、この基体カバー5a、5
bに一体に形成した弾性を有する支持部部分をハウジン
グ10に固着具により固着して基体5をハウジング10
に対してフロート状態で弾性的に支持するようにしても
よいものである。
【0021】ところで、図5に示すようにフレーム38
に係合固定されるガイド39の後方側にはL字状をした
弾性脚3912を介して軸3911によりローラ399
が回転自在に取付けられている。また、ガイド39の前
方側には別のL字状をした弾性脚3912を介してガイ
ド部となるコーム391が設けてある。そして、ローラ
399は図2に示すように毛の導入方向と反対側に設け
てあり(図2においてイは本体1の進行方向、ロは毛の
導入方向、ハは毛の引抜き方向を示している)、また、
ガイド部となるコーム391は毛の導入方向側の端部に
設けてある。ここで、図3に示すようにフレーム38の
開口方向に対して角度θを両側弾性脚3912に設けた
のは肌に押し当てた時にローラ399、ガイド部となる
コーム391が開いて肌を伸ばし肌を脱毛爪で挟まない
ようにしている。
【0022】そして、従来の肌ガイドでは肌3を弛ませ
肌を挟み込むが本発明のローラ399では図15(a)
(b)に示すように肌3に追従してローラ399が自然
回転し、肌3を挟まないようになっている。また、図1
6は弾性脚3912の変形を示す図面であり、図16
(a)は外力が加わっていない静止状態を示している。
また、図16(b)は落下衝撃等でフレーム38内部へ
ローラ399が入り込んだ状態を示している。つまり、
落下時や強く本体1を押さえたときL字状の弾性脚39
12によりローラ399がフレーム38内に入ってロー
ラ399の破損を防止するようになっている。また、図
16(c)は肌への押し付け時に肌挟みを解除するよう
にローラ399が離反方向(図中矢印イ方向)に移動し
た状態を示している。つまり、L字状の弾性脚3912
によりローラ399が可動爪32や固定爪31Bから離
れる方向に移動し、肌を挟むことがないようになってい
る。ここで、ローラ399としてゴム等の摩擦や抵抗の
大きい材料を使用すると肌触りもよく肌に追従しやすい
ものである。図16(b)の矢印ロは本体1の進行方向
を示している。
【0023】次に、本発明の動作につき説明する。図1
7乃至図21には本発明の使用時の動作図を示してい
る。まず、図17の状態において矢印方向に脱毛装置を
移動すると、毛9の生え方向から毛が導入されることに
なって毛9を寝かせず導入できて導入効率が良くなって
いる。図17の状態は爪が開の状態であり(つまり可動
爪32と固定爪31Bとは挟持されない状態であり)、
毛9を導入するための隙間70と反対側の爪間に多少の
すきまがあってもよい。そして、図18のように寝た毛
9をガイド39で起こして毛9を隙間70に導入するた
めの整毛をし、毛9の根元部分を挟持しやすくする。こ
のようにして毛の根元部分を挟持することで毛抜きの際
の痛みを少なくしている。更に脱毛装置を矢印の方向に
移動し、図19に示すように回動基台33に支持してい
る固定爪31B、可動爪32が回動基台33の回動で肌
に対向する位置に回動して隙間70に毛9が導入される
とともに可動爪32が揺動して隙間70に導入された毛
9を回動爪32の一端部の挟持部と固定爪31Bの先端
の挟持部とで挟持する。
【0024】次に図20のように毛9を回動爪32の一
端部の挟持部と固定爪31Bの先端の挟持部とで挟持し
た状態で回動基台33が回動して毛9を毛生え方向に引
き抜くものであり、このようにすることで、毛穴、角質
等を破壊しないで(つまり肌を傷つけないで)毛抜きが
できる。図21の状態で可動爪32が開いて毛9を離
す。この毛9を離す位置に脱毛収納ケース(図示せず)
を設けておくと毛9を収納することができる。
【0025】図17(b)、図18(b)、図19
(b)、図20(b)、図21(b)はそれぞれ上記各
段階における可動爪32と固定爪31Bと隙間70と毛
9との関係を示している。ここで、図17(b)、図1
8(b)、図19(b)、図20(b)、図21(b)
の実線で示す可動爪32は回動基台33の1回目の回動
時の動作を示し、破線で示す可動爪32は回動基台33
の2回目の回動時の動作を示している。
【0026】また、上記図17(b)、図18(b)、
図19(b)、図20(b)、図21(b)で示す可動
爪32の回動基台33の1回目の動作と2回目の動作位
置とそれに対応した確動カム溝171、172との関係
を示す図を図22に示している。すなわち、この図22
において、確動カム溝171の各部の上方に対応して上
記図17(b)、図18(b)、図19(b)、図20
(b)、図21(b)で示す可動爪32の回動基台33
の1回目の動作と2回目の動作時の各位置を図示してい
る。ここで図22において実線が回動基台33の1回目
の回動時にこま66a、66bが確動カム溝171、1
72を移動している経路を示し、破線が回動基台33の
2回目の回動時にこま66a、66bが確動カム溝17
1、172を移動している経路を示している。そして、
この1回目の実線の経路をこま66a、66bが移動す
る際に上段の実線のように可動爪32が動作し、2回目
の破線の経路をこま66a、66bが移動する際に上段
の破線のように可動爪32が動作するのである。
【0027】
【発明の効果】本発明にあっては、叙述のように、フレ
ーム内において、複数枚の爪を並設して該爪を毛を挟持
するために軸方向に周期的に開閉し且つ毛を引抜くため
に爪を回動又は回転するように構成して脱毛手段を形成
し、この脱毛手段の毛導入方向の反対側において、回転
自在なローラからなる肌押さえ部を設けてあるので、
の回動又は回転によって肌から毛を引抜く脱毛装置にお
いて、毛抜き作業時や本体押し当て時にローラが自由回
転して肌をたくし上げたり、突出させたりすることがな
く、回動又は回転する爪とフレームとの間に肌を挟みこ
むのを防止し、この結果ざわりを良くして爪の回動又
は回転によって肌から毛を引抜くことができるものであ
る。
【0028】また、本体に取付けたフレームに脱毛手段
を設け、このフレーム又は本体にローラを弾性支持し、
肌面方向で脱毛手段に対し距離が可変自在な弾性脚を設
けることで、更に肌の挟み込み防止をすると共に肌触り
を良くし、また、肌の引っ掛かりを無くすことができ、
肌に追従しやすいものにできるものである。また、ロー
ラをフレーム又は本体に対して出没可能とすることで、
更に上記効果が良くなり、また落下等によるローラ部の
破損を防止することができるものである。
【0029】また、ローラを弾性体により形成すると、
肌の凹凸に対しても肌とローラの滑りがなく、肌への追
従がよいものである。また、肌面方向で脱毛手段に対し
距離が可変自在な弾性脚をL字状に形成すると、肌に押
し当てた際に肌を挟み込みことがなく、快適に使用でき
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の断面図である。
【図2】図1のXーX線断面図である。
【図3】図1のYーY線断面図である。
【図4】同上の本体の分解斜視図である。
【図5】同上の脱毛ブロックの分解斜視図である。
【図6】同上の回動基台の斜視図である。
【図7】同上の可動爪を示す図面で、(a)(b)はそ
れぞれ異なる例の斜視図である。
【図8】同上の全体を示す斜視図である。
【図9】同上の図1の状態から回動爪を反対方向に移動
した状態の断面図である。
【図10】同上の確動カムの展開図である。
【図11】(a)(b)は同上の可動爪の移動時におけ
る固定爪及び端部固定爪に作用する力を示す説明図であ
る。
【図12】(a)乃至(f)は同上のこまが確動カム溝
の交差部を移動している状態を示す説明図である。
【図13】同上のこまの斜視図である。
【図14】同上の開閉カム部分の分解斜視図である。
【図15】(a)は同上の使用状態の説明図であり、
(b)は同上のローラの作用を示す説明図である。
【図16】(a)、(b)、(c)は弾性脚の変形を示
す説明図である。
【図17】本発明の動作を説明するための図面で、
(a)は断面図であり、(b)は固定爪、可動爪、隙
間、毛の相互の関係を示す説明図である。
【図18】同上の動作を説明するための図面で、(a)
は断面図であり、(b)は固定爪、可動爪、隙間、毛の
相互の関係を示す説明図である。
【図19】同上の動作を説明するための図面で、(a)
は断面図であり、(b)は固定爪、可動爪、隙間、毛の
相互の関係を示す説明図である。
【図20】同上の動作を説明するための図面で、(a)
は断面図であり、(b)は固定爪、可動爪、隙間、毛の
相互の関係を示す説明図である。
【図21】同上の動作を説明するための図面で、(a)
は断面図であり、(b)は固定爪、可動爪、隙間、毛の
相互の関係を示す説明図である。
【図22】同上の回動基台の第1回目及び第2回目のそ
れぞれの回動時における固定爪、可動爪、隙間、毛の相
互の位置関係と、確動カム溝との関係を示す説明図であ
る。
【図23】従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 本体 38 フレーム 399 ローラ 3912 弾性脚
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−36857(JP,A) 実開 昭52−85687(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A45D 26/00 B26B 19/04 B26B 19/26 B26B 19/38 B26B 19/42

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム内において、複数枚の爪を並設
    して該爪を毛を挟持するために軸方向に周期的に開閉し
    且つ毛を引抜くために爪を回動又は回転するように構成
    して脱毛手段を形成し、この脱毛手段の毛導入方向の反
    対側において、回転自在なローラからなる肌押さえ部を
    設けたことを特徴とする脱毛装置。
  2. 【請求項2】 本体に取付けたフレームに脱毛手段を設
    け、このフレーム又は本体にローラを弾性支持し、肌面
    方向で脱毛手段に対し距離が可変自在な弾性脚を設けて
    成ることを特徴とする請求項1記載の脱毛装置。
  3. 【請求項3】 ローラをフレーム又は本体に対して出没
    可能として成ることを特徴とする請求項2記載の脱毛装
    置。
  4. 【請求項4】 ローラを弾性体により形成して成ること
    を特徴とする請求項1記載の脱毛装置。
  5. 【請求項5】 弾性脚をL字状に形成して成ることを特
    徴とする請求項2記載の脱毛装置。
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