JP3622282B2 - 脱毛装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、美容などの目的のために体毛を取り除くために使用する脱毛装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から体毛を取り除くために使用する脱毛装置として、脱毛用の爪を軸方向に複数枚並設支持して爪を回動駆動する回動基台を設け、毛を挟持するために相対向する爪を軸方向に揺動させて爪先端部を開閉させるようにしたものがある。そして、上記従来例においては、爪による毛の挟持は一つ置きに一回の回動基台の回動毎に交互に行うようにしており、このようにしたものは毛を効率良く引き抜くのに効果がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし上記従来例にあっては、爪で毛を挟む直前の状態において、図15のイで示す一つ置きの固定爪3aとその両端の可動爪3bの間の領域は毛が挟持できず、この領域にある毛は2回目の回動による開閉で毛を挟持しようとするため、毛を抜き残してしまうという問題があった。また、固定爪3aを設けることなく、可動爪3bだけで構成し、可動爪3b間に爪を挟むようにしたものにおいても、爪で毛を挟む直前の状態において、図16のロで示す一つ置きの可動爪3a間の領域は毛が挟持できず、この領域にある毛は2回目の回動による開閉で毛を挟持しようとするため、毛を抜き残してしまうという問題があった。
【0004】
本発明の課題は、1回目の爪の開閉動作で全ての脱毛領域にある毛を確実に挟持して脱毛効率の良い脱毛装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の脱毛装置は、脱毛爪を複数枚並設した駆動可能な回動基台と、隣合う脱毛爪を開閉させて相対向する脱毛爪間に進入した毛を周期的に挟む開閉手段とを備えたものにおいて、脱毛爪の支点軸を回動基台の軸と直交して設け、回動基台が軸を中心に回動して脱毛爪が肌に面する位置に来た状態で脱毛爪の支点軸を肌面と直交させるように設定して成ることを特徴とするものであり、このような構成とすることで、1回目の脱毛爪の開閉動作で全ての脱毛領域にある毛を確実に挟持できることになる。
【0006】
また、脱毛爪が互いに逆方向に移動する対の可動爪により構成してあると、対向する可動爪により両方からすくいとるようにして確実に可動爪間の毛を挟持できることになる。
また、可動爪を一つ置きに前方へ突出させることで、脱毛爪の厚み分のデッドスペースが無くなってより確実に可動爪間の毛を挟持できることになる。
【0007】
また、脱毛爪が可動爪と固定爪とで構成してあることで、可動爪を可動自在に係合するための係合部を少なくすることができることになる。
また、固定爪の両端で毛を挟持するように可動爪間に固定爪を設けることで、効率の良い脱毛をすることができることになる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下本発明の一実施形態を図1乃至図12に基づいて詳述する。
添付図面に示す実施形態の脱毛装置は以下のような構成となっている。図1のように、本体1内に配した駆動ユニット6の上端部に脱毛爪3と肌引き伸ばし部材5とを設けるとともに、本体1上端のサブハウジング17の上面開口に上記脱毛爪3と肌引き伸ばし部材5とを臨ませたもので、本体1は前後二つ割りで形成されたハウジング10と、ハウジング10の上端面に配された上面板16と、この上面板16上に着脱自在に配された枠状のハウジング17から構成され、下端に電源ジャック14を側面にスイッチ15を備えている。図中100はキャップ、101は給電アダプターである。
【0009】
本体1内に配される駆動ユニット6は、本体1に対して上下動自在に組み込まれるとともにばね18によって上方へばね付勢されることでフローティング支持されたものであって、図2及び図4に示すように、メインフレーム61とフレーム61の両サイドに固着される一対のサイドカバー62、62によって構成されているフレーム60を具備しており、本体1には支持アーム9を介して取付けられている。
【0010】
この支持アーム9は図7に示すように平面形状がコ字形となっているもので、中央部に設けた孔90をハウジング10の内面に設けた突起99、99に係合させることでハウジング10に取り付けられる。そして、支持アーム9の両側片は図3から明らかなように、各々上下一対の薄肉の弾性片91、91で形成されており、両弾性片91、91の先端間をつないでいる部分に、駆動ユニット6の重心位置の両側面に形成された突起63と係合する係合孔93を備えている。弾性片91の撓みにより、本体1に対して駆動ユニット6が上下動自在とされているわけであり、更に、駆動ユニット6の下端面と本体1の内底面との間に配されたばね18により、上方に付勢されているものである。図中68は駆動ユニット6のフレーム60の外周面に設けられたフランジ64の下面と、ハウジング10の内面に設けられた内フランジ69との間に配されてい本体1内への毛屑の侵入を防いでいる防塵パッキンである。
【0011】
このようにフローティング支持された駆動ユニット6のフレーム60の下部にはモータ11が納められ、上端部には脱毛爪3を備えた脱毛ブロック2が配設され、上下方向中央部には脱毛爪3の駆動のための確動カム7が納められ、更に、フレーム60の一側には脱毛ブロック2を往復回動させるための駆動手段が納められている。
【0012】
上記確動カム7は、脱毛ブロック2における脱毛爪3を駆動するためのもので、一対のカム溝72、72が外周面に形成されている回転軸70と、上記カム溝72、72内を各々摺動する舟型のころ76を備えた一対のカムフォロア75、75とからなるもので、上記回転軸70の一端に固着されたギア71が、フレーム60によって支持されている中間ギア13を介してモータ11の出力軸に設けられたピニオン12に噛み合っている。ここにおける回転軸70は軸受79、79によってフレーム60に回転自在に且つ軸方向に動き得る状態で支持されたもので、その一端面はフレーム60に設けた球体78に微小間隙を介して対向している。また、上記一対のカム溝72、72は、共にたすき状に形成されるとともに回転軸70の軸方向に間隔をおいた状態で形成されており、一対のカムフォロア75、75の各ころ76、76は、カム溝72、72における交差部分に位置している時を除き、回転軸70の軸方向において相反するところに位置するようにされている。また、回転軸70は上述のように軸方向に動き得るとはいえ、一対のカムフォロア75、75による位置規制を受けるために、その軸方向位置が不安定となることはない。
【0013】
上記一対のカムフォロア75、75は、図5に示すように、フレーム60から立設した軸67、67の回りに各々回転自在となっているもので、各ころ76は軸67から偏心した位置の下面側に設けられている。また、各カムフォロア75における軸67を挟んでころ76と反対側の位置の上面には、脱毛爪3の駆動用の駆動ころ77が設けられている。図7中の160はサブハウジング係止用フック、65はメインフレーム60の中央部上面に配される上蓋、66は防塵板であり、各カムフォロア75、75の軸67と同心の円柱部が上蓋65と防塵板66とを上下に貫通している。
【0014】
また、ここにおける肌引き伸ばし部材5は、サブハウジング17の開口内に位置するとともに上記駆動ユニット6の上端部において図3中の矢印方向の揺動が自在となるように支持された肌当て用枠52の表面に弾性材からなる凸部を設けることで形成されている。
上記肌当て用枠52は、図8に示すように、両側外面に突起57、57を有するとともに、両側内面で且つ前後方向の中央のところに支持リブ53、53を備え、更に両側の前後内面に弾性片57、57が垂下形成されたもので、図7に示すように、駆動ユニット6におけるフレーム60の外側面の上端部に形成された上方に開口するとともに上方ほど幅が広くなっている受け溝68によって上記支持リブ53が受けられることで、上記揺動が自在とされる。また、左右2対の弾性片54、54が、フレーム60の両側部の前後面に接することから、これら弾性片54による弾性で肌当て用枠52はその揺動できる角度内のほぼ中央位置に保持されるとともに、いずれの方向に揺動させたとしても、上記位置に復帰するようになっている。従って、肌当て用枠52を肌に押し付ければ、肌当て用枠52は駆動ユニット6と共に浮き沈みを行うとともに、肌との当たり角度に合わせて揺動するために、肌当て用枠52の上面全面が肌に接した状態が保持される。
【0015】
尚、肌当て用枠52における上記突起57、57が、サブハウジング17の内面に設けられた上下方向に長く且つ幅が突起57よりもかなり広い係合溝170に係合していることから、肌当て用枠52はサブハウジング17に対して上下に可動であるとともに前後揺動が自在となっているものの、サブハウジング17を取り外す時、サブハウジング17と共に取り外されてしまうものであり、脱毛ブロック2を簡単に露出させることができて、毛屑の掃除が容易となっている。
【0016】
そして肌当て用枠52の脱毛ブロック2が覗いている中央開口を囲んでいる上面の左右両側と、この脱毛装置を用いて脱毛を行う際に脱毛装置を動かす方向の前方となる部分に、上述のように弾性材からなる凸部である肌引き伸ばし部材5 を各々設けてある。進行方向の前方に位置する肌引き伸ばし部材5は、上記進行方向前方側に向けて細くなる略三角形状となっているとともに、進行方向前方側が低くなる傾斜をもつものとなっている。また、左右両側に位置する一対の肌引き伸ばし部材5、5は、図6に示すように、上記進行方向前方側が内側に寄っている対称な円弧状に形成されているとともに、進行方向前方側が低くなる傾斜をもつものとなっている。弾性材からなるこれら肌引き伸ばし部材5は、肌当て用枠52に複数個の孔を明けておくとともに、これらの孔を利用して肌当て用枠52の表裏に弾性材を一体形成することで取り付けを行っているために、肌当て用枠52から肌引き伸ばし部材5が剥がれ難くなっている。
【0017】
進行方向前方側に位置する肌引き伸ばし部材5を略三角形状の凸部としているのは、肌当て用枠52を肌に当接させた状態で脱毛装置を肌に添って進行させる際に肌への引っ掛かりを少なくし、スムーズに進行させることができるようにするためであり、左右両側に位置する一対の肌引き伸ばし部材5、5を互いに逆方向に傾くとともに進行方向後方側はど間隔が広くなるようにしているのは、前述のように、両肌引き伸ばし部材5、5に接する肌の2点間の距離を広げて肌を引き伸ばすためである。また、両側の肌引き伸ばし部材5と、前方側に位置する肌引き伸ばし部材5とを結ぶ図6において破線で示した直線が、上記ハウジングを動かす方向に長く且つ該動かす方向に対して傾斜しているとともに脱毛ブロック2との間隔が上記動かす方向において一方向に変化したものとなっていることから、この点において左右方向の肌引き伸ばしがなされるとともに前後方向についての肌の引き伸ばしもなされるものである。
【0018】
更に、ここで示した肌当て用枠52は、中央開口部の開口縁における進行方向前方側の肌引き伸ばし部材5と脱毛ブロック2との間に位置することになる部分に上記肌引き伸ばし部材5よりも背の低いコーム55を備えていて、脱毛ブロック2に導かれる毛をコーム55によって起こすとともに整毛することができるようになっている。また、上記中央開口部の開口縁における進行方向後方側の部分には、小径長尺のローラ56を軸回りの回転が自在となる状態で取り付けてある。このローラ56は、弾性体で形成されており、肌当て用枠52表面を肌に添わせて動かす時に肌に追従して転がることで、肌に添った動きをスムーズなものとする。
【0019】
次に、本発明における脱毛ブロック2について詳述する。フレーム6の上端部に配されている脱毛ブロック2は図8〜図11に示すように、軸26によってフレーム60の両側上端部間に回転自在に架設されている回動基台を構成する回転体23に、脱毛爪3と、上記カムフォロア75、75の動きを受けて脱毛爪3を動かす一対のスライダー28、28とを設けたもので、一端にギア27が設けられている回転体23の下部側に位置している両スライダー28、28は回転体23の両端間に架設された軸29、29によって回転体23に対し、上記軸26と平行な方向にスライド自在とされている。
【0020】
脱毛ブロック2における脱毛爪3は回転体23の軸方向に所定の間隔で並んでいる複数枚の可動爪3bからなるもので、本実施形態においては、2つの可動爪3bが対となっていて、この対となった可動爪3bが複数対設けてある。2つで対となった可動爪3bは図11に示すように、一端の係合突起37の位置が異なる2種が薄肉のC字状をした板ばね部38によって一体に結合されており、係合突起37の位置が交互に異なるように回転体23の軸方向に配設されているとともに板ばね部38に図8のように支点軸38aを挿入することで、この支点軸38aを中心に可動爪3bが揺動自在とされている。ここで、支点軸38aは板ばね部38には遊挿され、回転体23に設けられた孔230に圧入されるものである。
【0021】
図11中において39は可動爪3bにおける前記軸26が挿通される孔である。
また、一体に結合された可動爪3bは一方が他方よりも突出するように形成されている。
回転体23にスライド自在に取り付けられている一対のスライダー28、28は、軸方向において相互に重なる部分を備えているとともに上記確動カム7によって相反する方向にスライド駆動されて、一方のスライダー28が回転体23の軸方向に並んでいる複数枚の可動爪3bのうち1枚おきを同時に揺動させ、他方のスライダー28が残る可動爪3bを同時に逆方向に揺動させるもので、両スライダー28、28には可動爪3bの係合突起37が係合する係合溝280が上面に設けられている。
【0022】
一列に並んでいる複数枚の可動爪3bが両スライダー28、28に交互に係合している。つまり、板ばね38を介して一体に結合された対となった2つの可動爪3bは1つの可動爪3bが一方のスライダー28に、他の1つの可動爪3bが他方のスライダー28に係合されるのである。そして両スライダー28、28の下面には、各々軸26を中心とする円弧となっている溝281が設けられており、各溝281に前記カムフォロア75、75の各駆動ころ77が係合している。
【0023】
ここで、駆動ユニット6におけるメインフレーム61と一方のサイドカバー62との間に組み込まれる駆動手段は、図4に示すように、確動カム7における回転軸70の一端面の偏心部に一端が軸81で連結されているリンク80とフレーム60に軸84で支持されているギア83とからなるもので、上記リンク80の他端はギア83の偏心部に軸82で連結されており、ギア83は脱毛ブロック2における回転体23に設けられた前記ギア27に噛み合っている。
【0024】
今、モータ11を回転させれば、中間ギア13を介して回転軸70が回転するものであり、この回転軸70の回転で、リンク80とギヤ83とにより、脱毛ブロック2全体が軸26を中心に所定角度内の往復回動を行う。この回動は、肌当たりを良くするために弾性体で形成されたローラ231がサブハウジング17の上面開口のほぼ中央に位置する状態と、脱毛爪3における可動爪3が同じ位置にくる状態との間でなされるようにしてある。そして、上記回動と同時に、確動カム7における一対のカムフォロア75、75が各々軸67を中心に相反する方向の往復回動を行って、脱毛ブロック2における一対のスライダー28、28に相反する方向の往復直線運動を行わせるために、スライダー28、28の往復動で往復揺動を行う可動爪3bは、回転体23の軸26と直交する方向に圧入固定された支点軸38aを支点として板ばね部38によって一体に結合された可動爪3bが同時に接する動作を繰り返す。したがって、対となった2つの可動爪3bはスライダー28、28の往復動により支点軸38aを支点として互いに逆方向に移動するものである。
【0025】
ここにおいて、脱毛ブロック2の軸26を中心とする1回の往復回動の間に、軸26と直交する方向に圧入固定された支点軸38aを支点として可動爪3bが1回の往復動を行うように確動カム7を構成してある。つまり、脱毛ブロック2の軸26を中心とする1回の往復回動の間に可動爪3bが支点軸38aを支点として進行方向前方に開いている状態から板ばね部38によって一体に結合された可動爪3bが接する状態に移行するようにしてある。また、この可動爪3bの上記移行は脱毛ブロック2の軸26を中心とする往復回動の両死点のうち可動爪3bがサブハウジングの上面開口に位置している時の死点の時点で大半がなされるとともに、この時点の移行で板ばね38を介して一体に結合された対となった2つの可動爪3bが接するようになっており、他方の死点において接していた可動爪3bが進行方向に開かれる動きがさなれるものとなっている。
【0026】
つまり、ローラ231が肌に接している状態から脱毛ブロック2の軸26を中心とする一方向回転によって、可動爪3bが肌に面する位置に来た時、肌面と直交する支点軸38aを支点として一体に結合された可動爪3bによる毛の挟持がなされた状態のまま脱毛ブロック2の逆方向回転がされることで毛の引き抜きがされるとともに、上記ローラ231が再度肌に接する状態となった時、挟持していた毛の解放がなされるという動作が繰り返されることになる。
【0027】
ここで、可動爪3bによる毛の挟持は叙述のように回動基台を構成する回転体23が軸26を中心に回動して可動爪3bが肌に面する位置に来た状態で肌に直交する支点軸38aを支点として進行方向前方に可動爪3bが開かれているときに隣り合う可動爪3bは図12(a)に示すように前方へ交互に突出されているため、脱毛ブロック2における可動爪3bの全ての領域で毛が集毛され、図12(a)→(b)→(c)の順序で、1回の可動爪3bの挟持で効率よく脱毛をすることができる。図において矢印は器具の進行方向を示している。また、Hは毛を示している。
【0028】
図13には本発明の他の実施形態が示してある。この図13に示す実施形態においては、脱毛爪3が可動爪3bと固定爪3aとにより構成してある例が示してある。ここで、固定爪3aは回転体23に合成樹脂の成形により一体に形成してあり、また、可動爪3bには図13(c)のようにC状をした板ばね部38が設けてあって、C状の板ばね部38に支点軸38aを遊挿して、該支点軸38aを回転体23に設けられた孔230に圧入してある。可動爪3bと固定爪3aとは交互に配置してあり、可動爪3aを支点軸38aを支点にして回動することで可動爪3bと固定爪3aとで毛を挟持して脱毛するようになっている。
【0029】
そして、この図13に示す実施形態にあっては、毛の挟持が可動爪3bと固定爪3aとによってなされるものであるが、この場合、スライダー28は一対でなくてよいため、係合部分を少なくすることができ、そのため、騒音の低い効率の良い駆動とすることができるだけでなく、可動爪3bは固定爪3aよりも進行方向前方を突出させているため、脱毛ブロック2の可動爪3bと固定爪3aの存在する全ての領域で毛を集毛し脱毛するため非常に効率の良い脱毛をすることができる。
【0030】
また、図14には本発明の更に他の実施形態が示してある。この図14に示す実施形態においては、脱毛爪3が可動爪3bと固定爪3aとにより構成してある例が示してあるが、可動爪3b間に固定爪3aを設けて固定爪3aの両端で毛を挟持させるようにしている。つまり、一つの固定爪3aの両側にそれぞれ可動爪3bが位置するように配置してあり、図14(a)は各固定爪3aの両側において固定爪3aに両側の可動爪3bが当接して毛を挟持するようにしている状態を示している。
【0031】
この実施形態においても、脱毛ブロック2における可動爪3bの全ての領域で毛が集毛されるため、効率の良い脱毛ができるだけでなく、毛の挟持が成形品の固定爪3aと鈑金の可動爪3bの開閉によって行われるため、可動爪3bの開閉の時に発生する叩き音が金属同士でなくなり、叩き音を減少させることができることになる。
【0032】
【発明の効果】
本発明の請求項1記載の発明にあっては、脱毛爪を複数枚並設した駆動可能な回動基台と、隣合う脱毛爪を開閉させて相対向する脱毛爪間に進入した毛を周期的に挟む開閉手段とを備えたものにおいて、脱毛爪の支点軸を回動基台の軸と直交して設け、回動基台が軸を中心に回動して脱毛爪が肌に面する位置に来た状態で脱毛爪の支点軸を肌面と直交させるように設定してあるので、1回の脱毛爪の開閉動作で略全域が脱毛できることになり、脱毛効率を向上させることができるものである。
【0033】
また、請求項2記載の発明にあっては、上記請求項1記載の効果に加えて、脱毛爪が互いに逆方向に移動する対の可動爪により構成してあるので、対向する可動爪により両方からすくいとるようにして確実に可動爪間の毛を挟持できて効率的な脱毛ができるものである。
また、請求項3記載の発明にあっては、上記請求項2記載の発明の効果に加えて、爪の厚み分のデッドスペースが無くなるため、更に脱毛効率を向上させることができるものである。
【0034】
また、請求項4記載の発明にあっては、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、可動爪を可動自在に係合するための係合部を少なくすることができ、この結果、騒音の低い、脱毛効率の良いものとすることができる。
また、請求項5記載の発明にあっては、上記請求項4記載の発明の効果に加えて、固定爪の両端で毛を挟持するように可動爪間に固定爪を設けることで、効率の良い脱毛をすることができ、また、固定爪を成形品とし、可動爪を金属で形成しる場合には爪の開閉によるたたき音を低減できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の斜視図である。
【図2】同上の断面図である。
【図3】図2のZーZ線断面図である。
【図4】図2のXーX線断面図である。
【図5】図2のYーY線断面図である。
【図6】同上の平面図である。
【図7】同上の本体の分解斜視図である。
【図8】同上の脱毛ブロックの分解斜視図である。
【図9】同上の脱毛ブロックを示すもので、(a)は斜視図であり、(b)は断面図である。
【図10】同上の脱毛ブロックの回転体の斜視図である。
【図11】同上の可動爪の斜視図である。
【図12】(a)(b)(c)は同上の脱毛爪の動作説明図である。
【図13】同上の脱毛ブロックの他の実施形態を示し、(a)は斜視図であり、(b)は断面図であり、(c)は同上に使用する可動爪の斜視図である。
【図14】同上の脱毛ブロックの他の実施形態を示し、(a)は斜視図であり、(b)は断面図である。
【図15】従来例を示す概略説明図である。
【図16】従来例を示す概略説明図である。
【符号の説明】
3 脱毛爪
3a 固定爪
3b 可動爪
38a 支点軸

Claims (5)

  1. 脱毛爪を複数枚並設した駆動可能な回動基台と、隣合う脱毛爪を開閉させて相対向する脱毛爪間に進入した毛を周期的に挟む開閉手段とを備えたものにおいて、脱毛爪の支点軸を回動基台の軸と直交して設け、回動基台が軸を中心に回動して脱毛爪が肌に面する位置に来た状態で脱毛爪の支点軸を肌面と直交させるように設定して成ることを特徴とする脱毛装置。
  2. 脱毛爪が互いに逆方向に移動する対の可動爪により構成してあることを特徴とする請求項1記載の脱毛装置。
  3. 可動爪を一つ置きに前方へ突出させて成ることを特徴とする請求項2記載の脱毛装置。
  4. 脱毛爪が可動爪と固定爪とで構成してあることを特徴とする請求項1記載の脱毛装置。
  5. 固定爪の両端で毛を挟持するように可動爪間に固定爪を設けて成ることを特徴とする請求項4記載の脱毛装置。
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