JPH10322157A - 積層型ノイズフィルタ - Google Patents
積層型ノイズフィルタInfo
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- JPH10322157A JPH10322157A JP9128135A JP12813597A JPH10322157A JP H10322157 A JPH10322157 A JP H10322157A JP 9128135 A JP9128135 A JP 9128135A JP 12813597 A JP12813597 A JP 12813597A JP H10322157 A JPH10322157 A JP H10322157A
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- JP
- Japan
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- coil
- capacitor
- input
- noise filter
- resistor
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H7/00—Multiple-port networks comprising only passive electrical elements as network components
- H03H7/01—Frequency selective two-port networks
- H03H7/06—Frequency selective two-port networks including resistors
Landscapes
- Filters And Equalizers (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ダンピング用抵抗を備え、出力信号波形の歪
みを抑えると共に、基板等に占める実装スペースが小さ
くてすむ積層型ノイズフィルタを得る。 【解決手段】 インダクタ部2,3にそれぞれ内蔵され
ているコイル16,17の軸方向は、入出力外部電極
5,6に対して垂直である。コイル16,17の一方の
端部は、それぞれ入力外部電極5及び出力外部電極6に
電気的に接続され、他方の端部はそれぞれ抵抗体10に
異なる位置で電気的に接続されている。入出力外部電極
5,6の間を接続する抵抗体10は、積層体の上面に、
積層体の積層方向並びにコイル16,17の軸方向に対
して平行に配設されている。コンデンサ部4には、一対
のコンデンサ導体20,21が対向するように配置され
ている。
みを抑えると共に、基板等に占める実装スペースが小さ
くてすむ積層型ノイズフィルタを得る。 【解決手段】 インダクタ部2,3にそれぞれ内蔵され
ているコイル16,17の軸方向は、入出力外部電極
5,6に対して垂直である。コイル16,17の一方の
端部は、それぞれ入力外部電極5及び出力外部電極6に
電気的に接続され、他方の端部はそれぞれ抵抗体10に
異なる位置で電気的に接続されている。入出力外部電極
5,6の間を接続する抵抗体10は、積層体の上面に、
積層体の積層方向並びにコイル16,17の軸方向に対
して平行に配設されている。コンデンサ部4には、一対
のコンデンサ導体20,21が対向するように配置され
ている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層型ノイズフィ
ルタ、特に、高周波電子機器から放射されるノイズを除
去するための積層型ノイズフィルタに関する。
ルタ、特に、高周波電子機器から放射されるノイズを除
去するための積層型ノイズフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の積層型ノイズフィルタとして、例
えば図5に示すものが提案されている。この積層型ノイ
ズフィルタ41は、複数のコイル導体と絶縁体層を積層
して構成したインダクタ部42,43と、このインダク
タ部42と43の間に挟まれて積み重ねられたコンデン
サ部44とを備えたものである。図5は複数のコイル導
体を電気的に接続して構成したコイル51,52を、そ
れぞれインダクタ部42,43内に模式的に表示してい
る。浮遊容量を低減して高周波域での挿入損失特性を改
善するため、コイル51,52の軸方向並びにインダク
タ部42,43とコンデンサ部44の積層方向は、入出
力外部電極45,46に対して垂直である。コンデンサ
部44のコンデンサ導体55は中継電極48に一端が接
続され、コンデンサ導体56はグランド外部電極47に
一端が接続されている。一方、コイル51と52は、中
継電極48を介して電気的に接続されている。図6はノ
イズフィルタ41の電気等価回路図である。
えば図5に示すものが提案されている。この積層型ノイ
ズフィルタ41は、複数のコイル導体と絶縁体層を積層
して構成したインダクタ部42,43と、このインダク
タ部42と43の間に挟まれて積み重ねられたコンデン
サ部44とを備えたものである。図5は複数のコイル導
体を電気的に接続して構成したコイル51,52を、そ
れぞれインダクタ部42,43内に模式的に表示してい
る。浮遊容量を低減して高周波域での挿入損失特性を改
善するため、コイル51,52の軸方向並びにインダク
タ部42,43とコンデンサ部44の積層方向は、入出
力外部電極45,46に対して垂直である。コンデンサ
部44のコンデンサ導体55は中継電極48に一端が接
続され、コンデンサ導体56はグランド外部電極47に
一端が接続されている。一方、コイル51と52は、中
継電極48を介して電気的に接続されている。図6はノ
イズフィルタ41の電気等価回路図である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ノズルフィルタ41にあっては、このノイズフィルタ4
1が搭載されるプリント基板回路等とのインピーダンス
ミスマッチングや共振により、ノイズフィルタ41から
出力される信号波形にオーバシュート等の歪みが生じる
ことがあった。そして、この歪みを抑えるためには、従
来、ダンピング用抵抗をノイズフィルタ41と組み合わ
せる必要があり、プリント基板上にダンピング用抵抗を
実装するためのスペースを余分に確保しなければならな
いという問題があった。
ノズルフィルタ41にあっては、このノイズフィルタ4
1が搭載されるプリント基板回路等とのインピーダンス
ミスマッチングや共振により、ノイズフィルタ41から
出力される信号波形にオーバシュート等の歪みが生じる
ことがあった。そして、この歪みを抑えるためには、従
来、ダンピング用抵抗をノイズフィルタ41と組み合わ
せる必要があり、プリント基板上にダンピング用抵抗を
実装するためのスペースを余分に確保しなければならな
いという問題があった。
【0004】そこで、本発明の目的は、ダンピング用抵
抗を備え、出力信号波形の歪みを抑えると共に、プリン
ト基板等に占める実装スペースが小さくてすむ積層型ノ
イズフィルタを提供することにある。
抗を備え、出力信号波形の歪みを抑えると共に、プリン
ト基板等に占める実装スペースが小さくてすむ積層型ノ
イズフィルタを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段と作用】以上の目的を達成
するため、本発明に係る積層型ノイズフィルタは、
(a)複数のコイル導体と絶縁層とを積層し、前記コイ
ル導体を直列に接続して形成したコイルを内蔵した積層
体と、(b)前記コイルに接続され、前記積層体の積層
方向並びに前記コイルの軸方向に対して垂直に、前記積
層体の対向する一対の面に配設された二つの入出力外部
電極と、(c)前記二つの入出力外部電極の間を接続
し、前記積層体の積層方向並びに前記コイルの軸方向に
対して平行に、前記入出力外部電極が配設された一対の
面を残した前記積層体の面のうち少なくとも一面に配設
された抵抗体と、を備えたことを特徴とする。
するため、本発明に係る積層型ノイズフィルタは、
(a)複数のコイル導体と絶縁層とを積層し、前記コイ
ル導体を直列に接続して形成したコイルを内蔵した積層
体と、(b)前記コイルに接続され、前記積層体の積層
方向並びに前記コイルの軸方向に対して垂直に、前記積
層体の対向する一対の面に配設された二つの入出力外部
電極と、(c)前記二つの入出力外部電極の間を接続
し、前記積層体の積層方向並びに前記コイルの軸方向に
対して平行に、前記入出力外部電極が配設された一対の
面を残した前記積層体の面のうち少なくとも一面に配設
された抵抗体と、を備えたことを特徴とする。
【0006】以上の構成により、積層型ノイズフィルタ
のサイズを変えることなくダンピング用抵抗体が備えら
れる。従って、プリント基板等に従来必要であったダン
ピング用抵抗の実装スペースの確保が省略される。
のサイズを変えることなくダンピング用抵抗体が備えら
れる。従って、プリント基板等に従来必要であったダン
ピング用抵抗の実装スペースの確保が省略される。
【0007】また、本発明に係る積層型ノイズフィルタ
は、入出力外部電極が配設された一対の面と抵抗体が配
設された面とを残した積層体の面のうち少なくとも一面
にグランド外部電極を配設し、前記積層体が少なくとも
一対のコンデンサ導体と絶縁層とを積層して形成したコ
ンデンサをさらに内蔵し、コンデンサ導体の一方のコン
デンサ導体が抵抗体に電気的に接続し、他方のコンデン
サ導体が前記グランド外部電極に電気的に接続されてい
ることを特徴とする。これにより、ノイズ除去能力に優
れたLCノイズフィルタが容易に得られる。
は、入出力外部電極が配設された一対の面と抵抗体が配
設された面とを残した積層体の面のうち少なくとも一面
にグランド外部電極を配設し、前記積層体が少なくとも
一対のコンデンサ導体と絶縁層とを積層して形成したコ
ンデンサをさらに内蔵し、コンデンサ導体の一方のコン
デンサ導体が抵抗体に電気的に接続し、他方のコンデン
サ導体が前記グランド外部電極に電気的に接続されてい
ることを特徴とする。これにより、ノイズ除去能力に優
れたLCノイズフィルタが容易に得られる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る積層型ノイズ
フィルタの実施形態について添付図面を参照して説明す
る。
フィルタの実施形態について添付図面を参照して説明す
る。
【0009】図1に示すように、積層型ノイズフィルタ
1は、インダクタ部2と3の間にコンデンサ部4を挟ん
だ構造をしている。フィルタ1の左右の対向する側面に
はそれぞれ入力外部電極5及び出力外部電極6が設けら
れ、底面中央部にはグランド外部電極7が設けられ、上
面には抵抗体10が設けられている。
1は、インダクタ部2と3の間にコンデンサ部4を挟ん
だ構造をしている。フィルタ1の左右の対向する側面に
はそれぞれ入力外部電極5及び出力外部電極6が設けら
れ、底面中央部にはグランド外部電極7が設けられ、上
面には抵抗体10が設けられている。
【0010】図2に模式的に示すように、インダクタ部
2,3にそれぞれ内蔵されているコイル16,17の軸
方向は、入出力外部電極5,6に対して垂直である。コ
イル16,17の一方の端部は、それぞれ入力外部電極
5及び出力外部電極6に電気的に接続され、他方の端部
はそれぞれ抵抗体10に異なる位置で電気的に接続され
ている。
2,3にそれぞれ内蔵されているコイル16,17の軸
方向は、入出力外部電極5,6に対して垂直である。コ
イル16,17の一方の端部は、それぞれ入力外部電極
5及び出力外部電極6に電気的に接続され、他方の端部
はそれぞれ抵抗体10に異なる位置で電気的に接続され
ている。
【0011】コンデンサ部4には、一対のコンデンサ導
体20,21が対向するように配置されている。コンデ
ンサ導体20の端部20aはグランド外部電極7に電気
的に接続され、コンデンサ導体21の端部21aは抵抗
体10に電気的に接続されている。端部21aと抵抗体
10の接続箇所は、コイル16,17と抵抗体10の接
続箇所の間の位置である。
体20,21が対向するように配置されている。コンデ
ンサ導体20の端部20aはグランド外部電極7に電気
的に接続され、コンデンサ導体21の端部21aは抵抗
体10に電気的に接続されている。端部21aと抵抗体
10の接続箇所は、コイル16,17と抵抗体10の接
続箇所の間の位置である。
【0012】さらに、図3を参照してフィルタ1の構造
について詳説する。インダクタ部2は、コイル導体25
a,25b,25c及び中継用ビアホール26a,26
b,26cをそれぞれ設けた磁性体シート12及び引出
し用ビアホール27aを設けた磁性体シート12等にて
構成されている。コイル導体25a〜25cは、中継用
ビアホール26b,26cを介して直列に電気的に接続
され、ソレノイド状のコイル16を形成する。コイル導
体25cの一端部はシート12の上部中央部に露出して
いる。磁性体シート12はフェライト等の磁性体粉末を
結合剤等と共に混練したものをシート状にしたものであ
る。
について詳説する。インダクタ部2は、コイル導体25
a,25b,25c及び中継用ビアホール26a,26
b,26cをそれぞれ設けた磁性体シート12及び引出
し用ビアホール27aを設けた磁性体シート12等にて
構成されている。コイル導体25a〜25cは、中継用
ビアホール26b,26cを介して直列に電気的に接続
され、ソレノイド状のコイル16を形成する。コイル導
体25cの一端部はシート12の上部中央部に露出して
いる。磁性体シート12はフェライト等の磁性体粉末を
結合剤等と共に混練したものをシート状にしたものであ
る。
【0013】インダクタ部3は、コイル導体25d,2
5e,25f及び中継用ビアホール26d,26eをそ
れぞれ設けた磁性体シート12、引出し用ビアホール2
7bを設けた磁性体シート12等にて構成されている。
コイル導体25d〜25fは、中継用ビアホール26
d,26eを介して直列に電気的に接続され、ソレノイ
ド状のコイル17を形成する。コイル導体25dの一端
部はシート12の上部中央部に露出している。
5e,25f及び中継用ビアホール26d,26eをそ
れぞれ設けた磁性体シート12、引出し用ビアホール2
7bを設けた磁性体シート12等にて構成されている。
コイル導体25d〜25fは、中継用ビアホール26
d,26eを介して直列に電気的に接続され、ソレノイ
ド状のコイル17を形成する。コイル導体25dの一端
部はシート12の上部中央部に露出している。
【0014】コンデンサ部4は、コンデンサ導体20,
21をそれぞれ設けた誘電体シート13等にて構成され
ている。コンデンサ導体20の端部20aはシート13
の下部中央部に露出しており、コンデンサ導体21の端
部21aはシート13の上部中央部に露出している。コ
ンデンサ導体20,21は対向し、コンデンサ23を形
成する。このコンデンサ23は積層タイプであるので、
大きな容量を得ることができる。コイル導体25a〜2
5fやコンデンサ導体20,21は、Ag,Pd,Ag
−Pd,Cu等からなり、シート12,13の表面に、
周知の印刷法やスパッタリング法や真空蒸着法等の方法
によって形成される。誘電体シート13は、誘電体粉末
を結合剤等と共に混練したものをシート状にしたもので
ある。
21をそれぞれ設けた誘電体シート13等にて構成され
ている。コンデンサ導体20の端部20aはシート13
の下部中央部に露出しており、コンデンサ導体21の端
部21aはシート13の上部中央部に露出している。コ
ンデンサ導体20,21は対向し、コンデンサ23を形
成する。このコンデンサ23は積層タイプであるので、
大きな容量を得ることができる。コイル導体25a〜2
5fやコンデンサ導体20,21は、Ag,Pd,Ag
−Pd,Cu等からなり、シート12,13の表面に、
周知の印刷法やスパッタリング法や真空蒸着法等の方法
によって形成される。誘電体シート13は、誘電体粉末
を結合剤等と共に混練したものをシート状にしたもので
ある。
【0015】各シート12,13は積み重ねられ、一体
的に焼結されることにより、図1に示したインダクタ部
2と3でコンデンサ部4を挟んだ構造の積層体とされ
る。次に、積層体の左右の両側面部にそれぞれ入力外部
電極5及び出力外部電極6が形成され、積層体の底面に
グランド外部電極7が形成される。これらの電極5〜7
はスパッタリング法、真空蒸着、あるいは塗布焼付等の
手段にて形成される。
的に焼結されることにより、図1に示したインダクタ部
2と3でコンデンサ部4を挟んだ構造の積層体とされ
る。次に、積層体の左右の両側面部にそれぞれ入力外部
電極5及び出力外部電極6が形成され、積層体の底面に
グランド外部電極7が形成される。これらの電極5〜7
はスパッタリング法、真空蒸着、あるいは塗布焼付等の
手段にて形成される。
【0016】入力外部電極5は、引出し用ビアホール2
7a及び中継用ビアホール26aを介して、コイル16
の一方の端部、具体的にはコイル導体25aの端部に電
気的に接続している。出力外部電極6は、引出し用ビア
ホール27bを介して、コイル17の一方の端部、具体
的にはコイル導体25fの端部に電気的に接続してい
る。グランド外部電極7は、コンデンサ導体20の端部
20aに電気的に接続している。
7a及び中継用ビアホール26aを介して、コイル16
の一方の端部、具体的にはコイル導体25aの端部に電
気的に接続している。出力外部電極6は、引出し用ビア
ホール27bを介して、コイル17の一方の端部、具体
的にはコイル導体25fの端部に電気的に接続してい
る。グランド外部電極7は、コンデンサ導体20の端部
20aに電気的に接続している。
【0017】さらに、積層体の上面に抵抗体10が形成
される。抵抗体10の一端は入力外部電極5に電気的に
接続し、他端は出力外部電極6に電気的に接続してい
る。抵抗体10は必要に応じて絶縁性保護膜にて被覆さ
れる。図4はフィルタ1の電気等価回路図である。
される。抵抗体10の一端は入力外部電極5に電気的に
接続し、他端は出力外部電極6に電気的に接続してい
る。抵抗体10は必要に応じて絶縁性保護膜にて被覆さ
れる。図4はフィルタ1の電気等価回路図である。
【0018】こうして得られたLCノイズフィルタ1
は、シート12,13の積み重ね方向が入力外部電極5
及び出力外部電極6に対して垂直であり、コイル16,
17の軸方向が入力外部電極5及び出力外部電極6に対
して垂直である。従って、コイル16,17と外部電極
5,6間にそれぞれ分布状に発生する浮遊容量は極めて
小さくなる。なぜなら、コイル16と入力外部電極5間
並びにコイル17と出力外部電極6間の電位差が小さ
く、かつ、コイル16と出力外部電極6の間隔並びにコ
イル17と入力外部電極5の間隔が広いからである。
は、シート12,13の積み重ね方向が入力外部電極5
及び出力外部電極6に対して垂直であり、コイル16,
17の軸方向が入力外部電極5及び出力外部電極6に対
して垂直である。従って、コイル16,17と外部電極
5,6間にそれぞれ分布状に発生する浮遊容量は極めて
小さくなる。なぜなら、コイル16と入力外部電極5間
並びにコイル17と出力外部電極6間の電位差が小さ
く、かつ、コイル16と出力外部電極6の間隔並びにコ
イル17と入力外部電極5の間隔が広いからである。
【0019】さらに、入出力外部電極5,6の間を接続
する抵抗体10を、積層体の積層方向並びにコイル1
6,17の軸方向に対して平行に配設したので、フィル
タ1の外形寸法を殆ど変えることなくダンピング用抵抗
体を備えることができ、出力外部電極6から出力される
信号波形の歪みを抑えることができる。
する抵抗体10を、積層体の積層方向並びにコイル1
6,17の軸方向に対して平行に配設したので、フィル
タ1の外形寸法を殆ど変えることなくダンピング用抵抗
体を備えることができ、出力外部電極6から出力される
信号波形の歪みを抑えることができる。
【0020】なお、本発明に係る積層型ノイズフィルタ
は前記実施形態に限定するものではなく、その要旨の範
囲内で種々に変更することができる。前記実施形態で
は、インダクタ部−コンデンサ部−インダクタ部からな
る積層体を説明したが、この他に、インダクタ部−コン
デンサ部からなる積層体、インダクタ部−コンデンサ部
−インダクタ部−コンデンサ部−インダクタ部からなる
積層体、インダクタ部のみからなる積層体等であっても
よい。
は前記実施形態に限定するものではなく、その要旨の範
囲内で種々に変更することができる。前記実施形態で
は、インダクタ部−コンデンサ部−インダクタ部からな
る積層体を説明したが、この他に、インダクタ部−コン
デンサ部からなる積層体、インダクタ部−コンデンサ部
−インダクタ部−コンデンサ部−インダクタ部からなる
積層体、インダクタ部のみからなる積層体等であっても
よい。
【0021】また、前記実施形態は、それぞれ導体が形
成された絶縁体シートを積み重ねた後、一体的に焼成す
るものであるが、必ずしもこれに限定されない。シート
は予め焼結されたものを用いてもよい。また、以下に説
明する製法によってフィルタを作成してもよい。印刷等
の手段によりペースト状の絶縁体材料にて絶縁体層を形
成した後、その絶縁体層の表面にペースト状の導電体材
料を塗布して任意の導体を形成する。次に、ペースト状
の絶縁体材料を前記導体の上から塗布して導体が内蔵さ
れた絶縁体層とする。同様にして、順に重ね塗りするこ
とによって積層構造を有するフィルタが得られる。
成された絶縁体シートを積み重ねた後、一体的に焼成す
るものであるが、必ずしもこれに限定されない。シート
は予め焼結されたものを用いてもよい。また、以下に説
明する製法によってフィルタを作成してもよい。印刷等
の手段によりペースト状の絶縁体材料にて絶縁体層を形
成した後、その絶縁体層の表面にペースト状の導電体材
料を塗布して任意の導体を形成する。次に、ペースト状
の絶縁体材料を前記導体の上から塗布して導体が内蔵さ
れた絶縁体層とする。同様にして、順に重ね塗りするこ
とによって積層構造を有するフィルタが得られる。
【0022】また、得られる積層型フィルタの等価回路
はT形LCRフィルタに限らず、π形LCRフィルタ、
L形LCRフィルタ、LRフィルタ等であってもよい。
はT形LCRフィルタに限らず、π形LCRフィルタ、
L形LCRフィルタ、LRフィルタ等であってもよい。
【0023】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、二つの入出力外部電極の間を接続する抵抗体
を、積層体の積層方向並びにコイルの軸方向に対して平
行に、積層体の少なくとも一面に配設したので、積層型
ノイズフィルタの外形寸法を殆ど変えることなくダンピ
ング用抵抗体を備えることができ、出力信号波形の歪み
を抑えることができる。こうして、プリント基板等に従
来必要であったダンピング用抵抗の実装スペースを確保
しなくてすむ積層型ノイズフィルタが得られる。
よれば、二つの入出力外部電極の間を接続する抵抗体
を、積層体の積層方向並びにコイルの軸方向に対して平
行に、積層体の少なくとも一面に配設したので、積層型
ノイズフィルタの外形寸法を殆ど変えることなくダンピ
ング用抵抗体を備えることができ、出力信号波形の歪み
を抑えることができる。こうして、プリント基板等に従
来必要であったダンピング用抵抗の実装スペースを確保
しなくてすむ積層型ノイズフィルタが得られる。
【0024】また、積層体の表面にグランド外部電極を
設け、積層体にさらにコンデンサを内蔵することによ
り、ノイズ除去能力に優れたLCノイズフィルタを容易
に得ることができる。
設け、積層体にさらにコンデンサを内蔵することによ
り、ノイズ除去能力に優れたLCノイズフィルタを容易
に得ることができる。
【図1】本発明に係る積層型ノイズフィルタの一実施形
態を示す斜視図。
態を示す斜視図。
【図2】図1に示した積層型ノイズフィルタの内部透視
斜視図。
斜視図。
【図3】図1に示した積層型ノイズフィルタの分解斜視
図。
図。
【図4】図1に示した積層型ノイズフィルタの電気等価
回路図。
回路図。
【図5】従来の積層型ノイズフィルタを示す内部透視斜
視図。
視図。
【図6】図5に示した積層型ノイズフィルタの電気等価
回路図。
回路図。
1…積層型ノイズフィルタ 2,3…インダクタ部 4…コンデンサ部 5,6…入出力外部電極 7…グランド外部電極 10…抵抗体 12…磁性体シート 13…誘電体シート 16,17…コイル 20,21…コンデンサ導体 23…コンデンサ 25a〜25f…コイル導体 26a〜26e…中継用ビアホール 27a,27b…引出し用ビアホール
Claims (3)
- 【請求項1】 複数のコイル導体と絶縁層とを積層し、
前記コイル導体を直列に接続して形成したコイルを内蔵
した積層体と、 前記コイルに接続され、前記積層体の積層方向並びに前
記コイルの軸方向に対して垂直に、前記積層体の対向す
る一対の面に配設された二つの入出力外部電極と、 前記二つの入出力外部電極の間を接続し、前記積層体の
積層方向並びに前記コイルの軸方向に対して平行に、前
記入出力外部電極が配設された一対の面を残した前記積
層体の面のうち少なくとも一面に配設された抵抗体と、 を備えたことを特徴とする積層型ノイズフィルタ。 - 【請求項2】 前記入出力外部電極が配設された一対の
面と前記抵抗体が配設された面とを残した前記積層体の
面のうち少なくとも一面にグランド外部電極を配設した
ことを特徴とする請求項1記載の積層型ノイズフィル
タ。 - 【請求項3】 前記積層体が、少なくとも一対のコンデ
ンサ導体と絶縁層とを積層して形成したコンデンサをさ
らに内蔵し、前記コンデンサ導体の一方のコンデンサ導
体が前記抵抗体に電気的に接続し、他方のコンデンサ導
体が前記グランド外部電極に電気的に接続されているこ
とを特徴とする請求項2記載の積層型ノイズフィルタ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP9128135A JPH10322157A (ja) | 1997-05-19 | 1997-05-19 | 積層型ノイズフィルタ |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP9128135A JPH10322157A (ja) | 1997-05-19 | 1997-05-19 | 積層型ノイズフィルタ |
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Family Applications (1)
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1998
- 1998-04-28 US US09/067,441 patent/US6160461A/en not_active Expired - Fee Related
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