JPH10321515A - 半導体露光装置 - Google Patents

半導体露光装置

Info

Publication number
JPH10321515A
JPH10321515A JP9142982A JP14298297A JPH10321515A JP H10321515 A JPH10321515 A JP H10321515A JP 9142982 A JP9142982 A JP 9142982A JP 14298297 A JP14298297 A JP 14298297A JP H10321515 A JPH10321515 A JP H10321515A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mask
wafer
deformation
membrane
exposure apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9142982A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3377165B2 (ja
Inventor
Toshinobu Tokita
俊伸 時田
Yutaka Tanaka
裕 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP14298297A priority Critical patent/JP3377165B2/ja
Priority to US09/080,397 priority patent/US5959304A/en
Publication of JPH10321515A publication Critical patent/JPH10321515A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3377165B2 publication Critical patent/JP3377165B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70216Mask projection systems
    • G03F7/7035Proximity or contact printers
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マスクとウエハの位置合わせ精度および転写
精度が高く、かつスループットの高い半導体露光装置を
提供する。 【解決手段】 ステップアンドリピート方式でプロキシ
ミティ露光を行なう半導体露光装置において、マスクメ
ンブレン内の少なくとも一箇所の変形あるいはその変形
に相当する量を計測する手段と、前記計測手段による計
測結果に基づきステップ駆動時にウエハステージの駆動
情報からマスクメンブレンの変形に応じて、マスクある
いはウエハの少なくともどちらか一方の姿勢駆動を行な
う処理手段を設け、ステップ移動を露光時のギャップの
ままで行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マスク上に描画さ
れた半導体集積回路の微細パターンを、ウエハ上に露
光、転写形成する半導体露光装置、特にマスクとウエハ
を微小間隔に接近させて露光を行なう、いわゆるプロキ
シミティ露光装置に関するものである。。
【0002】
【従来の技術】プロキシミティ露光装置の代表的な例と
して、X線露光装置がある。このようなX線露光装置と
しては、例えば特開平2−100311号公報に、SR
光源を利用したX線露光装置が示されている。
【0003】X線露光装置の一般的な構成を図6に示
す。図6において、101はマスク、102はマスクを
保持するマスクチャック、103はマスクメンブレン、
104はマスクチャックベースである。107はウエ
ハ、108はウエハを保持するウエハチャックである。
109はマスクとウエハの位置合わせに用いられる微動
ステージ、110は各ショット間の移動に用いられる粗
動ステージであり、111は粗動ステージの案内が固定
されるステージべースである。ウエハ107およびウエ
ハチャック108は微動ステージ109上に搭載されて
いる。
【0004】X線露光装置においては一般的に、マスク
のパターンをウエハ上の複数の露光領域(ショット)に
順次繰り返し露光を行なう、いわゆるステップアンドリ
ピート方式で、かつマスクとウエハを10〜50μmの
間隔で対向させて露光を行なう、いわゆるプロキシミテ
ィ方式で露光を行なう。
【0005】また、X線マスクにおいては、吸収体パタ
ーンが形成される部分は2μm程度の厚さの薄膜になっ
ている(以下、メンブレンと呼ぶ)。
【0006】従来のX線露光装置において、ダイバイダ
イ方式にて露光を行なう手順を説明する。 (ステップ1)ウエハ107の第nショット目を露光す
る部分がマスクメンブレン103の下にくるよう、粗動
ステージ110を駆動する。 (ステップ2)微動ステージ109によってウエハ10
7を、マスクとウエハの間隔(以下、ギャップという)
がステップ時のギャップ(例えば100μm)からギャ
ップ計測(以下、AF計測という)を行なうギャップ
(例えば70μm)になるように駆動し、AF計測を行
なう。通常、ステップ時のギャップは十分に広くしてい
る。 (ステップ3)微動ステージ109にてマスク101と
ウエハ107の平行出しを行なった後、マスクとウエハ
の面内方向の位置ずれ計測(以下、AA計測という)を
行なうギャップに駆動し、AA計測を行なう。 (ステップ4)ウエハとマスクの位置合わせを行ない露
光する。 (ステップ5)ステップ時のギャップに退避する。 以下、(ステップ1)〜(ステップ5)を繰り返す。
【0007】
【発明が解決しようとする謀題】ところで、従来のプロ
キシミティ露光装置においては、上述のようにマスクと
ウエハの接近および退避の工程が露光毎に行なわれてお
り、スループット向上への障害になっていた。スループ
ットを向上させるために、マスクとウエハの接近および
退避の工程を行なわずにウエハステージをステップ移動
することが望ましい。ところがマスクとウエハ間は微小
間隔(数十μm)に接近しているため、ウエハステージ
のステップ移動の時にマスクメンブレンは変形する。マ
スクメンブレンの変形によって、マスクとウエハの位置
合わせ精度および転写精度の低下が生じ、マスクメンブ
レンの変形が減衰するまで待機するとスループットが悪
化するという問題があった。
【0008】本発明の目的は、ステップ移動時のマスク
メンブレンの変形を許容値内に抑えることで、マスクと
ウエハの位置合わせ精度および転写精度が高く、かつス
ループットの高い半導体露光装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明では、マスクメンブレン内の少なくとも一箇所
の変形あるいは変形に相当する量を計測する手段と、前
記計測手段による計測結果に基づき、ステップ駆動時に
ウエハステージの駆動情報とマスクメンブレンの変形に
応じて、マスクあるいはウエハの少なくともどちらか一
方の姿勢駆動を行なう処理手段を有することを特徴とす
る。
【0010】
【作用】上記構成により、ウエハステージのステップ駆
動時のマスクメンブレンの変形を所定の値以下に抑える
ことが可能になり、マスクとウエハの位置合わせ時ある
いは露光時の精度向上、さらにスループットの向上が図
れる。
【0011】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。 [第1の実施例] (装置構成の説明)図1は本発明の第1の実施例に係る
X線露光装置の構成を示す。同図において、1はマス
ク、2はマスクを保持するマスクチャック、3はマスク
メンブレン、4はマスクチャックベース、5はマスクZ
チルトステージ、6はマスク姿勢を計測するための静電
容量センサである。マスク1およびマスクチャック2は
マスクZチルトステージ5上に搭載されており、マスク
Zチルトステージ5および静電容量センサ6はマスクチ
ャックベース4に搭載されている。また、マスクΖチル
トステージ5はアクチュエータとしてピエゾ素子三個を
搭載して駆動する。7はウエハ、8はウエハを保持する
ウエハチャックである。9はマスクとウエハの位置合わ
せに用いられる微動ステージ、10は各ショット間の移
動に用いられる粗動ステージであり、11は粗動ステー
ジの案内が固定されるステージベースである。ウエハ7
およびウエハチャック8は微動ステージ9上に搭載され
ている。
【0012】12は光センサ投光部、13は光センサ受
光部であり、本実施例で特に特徴とするマスクメンブレ
ンの変形を直接計測するセンサを構成する。
【0013】さらに前記装置全体がチャンバ14内に設
置され、露光時は減圧ヘリウム雰囲気に置かれる。不図
示の光源で発生したSR光15は、遮断窓16(通常B
e窓が使用される)を通してチャンバ14内へ導かれ
る。
【0014】本実施例ではマスクZチルトステージ5に
アクチュエータとしてピエゾ素子三個を搭載してマスク
1の姿勢を駆動したが、アクチュエータおよびアクチュ
エータの個数はマスク1を姿勢駆動できるものであれば
他の方法でも良い。さらに、マスク姿勢センサとして静
電容量センサ6をマスクチャックベース4に搭載して使
用したが、センサおよびその個数は他でも良い。
【0015】以下に本実施例の特徴的な部分であるマス
クメンブレン変形の計測方法と、それに基づくマスク姿
勢制御について述べる。
【0016】( マスクメンブレン変形の計測について)
光センサ12,13でマスクメンブレン3中心の変位
を、マスクメンブレン3中心の変形として直接計測す
る。光センサ12,13は露光の邪魔にならない位置に
配置し、斜入射で投光・受光する。本実施例ではマスク
メンブレン3中心の変形を計測したが、マスクメンブレ
ン3の計測位置は変形に伴うマスクメンブレン3の姿勢
によっで生じる計測誤差を補正すれば中心でなくても適
用できる。
【0017】(マスク姿勢制御について)本実施例で
は、粗動ステージ10のステップ駆動中にマスクメンブ
レン3の変形が露光ギャップのトレランス幅を超えない
ように、粗動ステージ10のステップ駆動方向に基づい
てマスクメンブレン3の変形量および変形方向をマスク
姿勢駆動にフィードバックする。マスク姿勢駆動はマス
クメンブレン3の中心が回転中心となるように駆動す
る。
【0018】マスクメンブレン3の変形をマスク姿勢駆
動にフィードバックするのは、マスクメンブレン3の変
形がマスク姿勢角に対して線形的な変化をするためであ
る。図2にマスクメンブレン3の変形(中心の変位)と
マスク姿勢(ステップ方向に対する角度)の関係を示
す。さらに、ウエハステージ10のステップ駆動方向の
情報を使用するのは、ステップ駆動方向によってマスク
メンブレン3の変形方向が異なるためである。また、マ
スクメンブレン3の中心が回転中心となるようにマスク
姿勢駆動をするのは、ウエハ7とマスク1の間隔(以下
ギャップとする)を一定に保つためである。ギャップを
一定に保つことができれば、マスク姿勢駆動はマスクメ
ンブレン3の中心が回転中心でなくても良い。本実施例
ではマスクメンブレン3の変形をマスク姿勢駆動にフィ
ードバックしたが、ウエハの姿勢駆動、もしくは両者の
姿勢駆動にフィードバックする方法も適用できる。図3
にマスクメンブレン3の変形計測とマスク姿勢制御のブ
ロック図を示す。
【0019】(露光手順の説明)第1の実施例におい
て、ダイバイダイ方式にて露光を行なう手順を説明す
る。図4に手順の概略がフローチャートで示してある。 (ステップ1)マスクチャックベース4に搭載した不図
示のギャップセンサで粗動ステージ10をステップ駆動
させた時のウエハ7露光面の平行度を計測し、ウエハ7
露光面と粗動ステージ10のステップ駆動方向との平行
出しを行なう。 (ステップ2)ウエハ7の第1ショット目を露光する部
分がマスク1と対面するよう、粗動ステージ10をステ
ップ駆動する。この時ウエハ7とマスク1の干渉を避け
るため、ステップ時のギャップは両者の平面度を考慮し
て十分大きな値に決定される。本実施例では100μm
以上とする。 (ステップ3)不図示のアライメントスコープによりギ
ャップ計測(以下、AF計測という)を行なうギャップ
まで微動ステージ9をZ駆動し、AF計測を行なう。ア
ライメントスコープは位置ずれ計測 (以下AA計測とす
る) とギャップ計測(AF計測)の2つの計測機能を持
っており、マスク1のアライメントマークの位置がずれ
ても追従できるように2軸のステージ上に搭載されてい
る。 (ステップ4)前記アライメントスコープによるAF計
測結果に基づいて微動ステージ9を駆動してマスク1と
ウエハ7の平行出しを行なった後、さらにマスク1とウ
エハ7の面内方向のAA計測を行なうギャップ(30μ
m)に駆動する。 (ステップ5)前記アライメントスコープによってAA
計測を行ない、微動ステージ9にてマスク1とウエハ7
の位置合わせを行なう。 (ステップ6)露光する。全ショット終了ならばステッ
プ8の作業を行なう。 (ステップ7)露光終了後、粗動ステージ10を次のシ
ョット位置までステップ駆動させる。ステップ駆動中は
マスクメンブレン3の変形量が露光ギャップのトレラン
ス幅を超えないように、ステップ駆動方向に基づいてマ
スクメンブレン3の変形量をフィードバックしてマスク
Zチルトステージ5を姿勢駆動する。粗動ステージ10
のステップ駆動終了後、手順(ステップ5)〜(ステッ
プ7)を繰り返す。 (ステップ8)全ショット終了後、ギャップ100μm
に退避する。
【0020】本実施例では、露光ギャップ=30μm、
退避ギャップ=100μmのシーケンスについて述ベた
が、この値が変わっても適用できる。
【0021】(第1の実施例の効果)本実施例によれ
ば、マスクメンブレン変形を露光ギャップのトレランス
幅以内に抑えることができるので、ウエハを広いギャッ
プ位置に退避させる必要がなく高速にウエハステージを
駆動することができる。したがって、マスクとウエハの
位置合わせ精度および転写精度が高く、ステップ時ギャ
ップと露光時ギャップとのギャップ変更がなくマスクメ
ンブレンの減衰を待機する必要がないのでスループット
が向上する。マスクを姿勢駆動することによって、姿勢
回転の中心が一定のためウエハステージの位置によらず
同じ処理方法で制御ができる。リアルタイムに制御を行
なっているので、余分な計測時間がなくスループットが
向上する。
【0022】[第2の実施例]図5は本発明の第2の実
施例に係るX線露光装置の構成を示す。第2の実施例は
マスクメンブレン変形を計測するための専用のセンサを
使用しないものである。
【0023】(装置構成の説明)図5において、1はマ
スク、2はマスクを保持するマスクチャック、3はマス
クメンブレン、4はマスクチャックベース、5はマスク
Zチルトステージ、6はマスク姿勢を計測するための静
電容量センサである。マスク1およびマスクチャック2
はマスクΖチルトステージ5上に搭載されており、マス
クΖチルトステージ5および静電容量センサ6はマスク
チャックベース4に搭載されている。また、マスクZチ
ルトステージ5はアクチュエータとしてピエゾ素子三個
を搭載して駆動する。7はウエハ、8はウエハを保持す
るウエハチャックである。9はマスクとウエハの位置合
わせに用いられる微動ステージ、10は各ショット間の
移動に用いられる粗動ステージであり、11は粗動ステ
ージの案内が固定されるステージベースである。ウエハ
7およびウエハチャック8は微動ステージ9上に搭載さ
れている。
【0024】17はアライメントスコープである。アラ
イメントスコープ17は位置ずれ計測とギャップ計測を
行う機能を持っており、マスク1のアライメントマーク
の位置がずれても追従できるように2軸のステージ上に
搭載されている。本実施例ではアライメントスコープ1
7をマスクメンブレン3の変形計測センサに使用する。
【0025】(マスクメンブレン変形の計測方法)以下に
本発明の特徴的な部分であるマスクメンブレン3の変形
計測方法について説明する。アライメントスコープ17
は前述の通り、ギャップ計測の機能を持っている。露光
前のウエハ7の平面度計測結果からウエハ7の反りやう
ねりが無視できるほど小さいと仮定すると、マスクメン
ブレン3の変形は、(マスクメンブレン3の変形)=
(AF計測値)−(設定ギャップ)によって求められ
る。
【0026】またウエハの反りやうねりが大きい場合に
は、粗動ステージ10のステップ駆動中にウエハの反り
およびうねりと同期して微動ステージ9をZ駆動し、設
定ギャップが変わらないように粗動ステージ10のステ
ップ駆動を行なえば、上式によってマスクメンブレン3
の変形を求めることができる。 (第2の実施例の効果)本実施例によれば、第1の実施
例の効果に加えて、変形を計測するためだけに使用する
センサがないので、スペース効率がよいという効果があ
る。
【0027】
【発明の適用範囲】上述の実施例ではダイバイダイ方式
にて露光を行なうことを想定した例を示したが、本発明
はグローバル方式にも適用できる。ステップ駆動は露光
ギャップでのステップ駆動に限らず、マスクとウエハが
対向している状態でのステップ駆動全てに適用できる。
また、マスクメンブレン3の変形を計測する方法は上記
実施例に限定されない。例えば、マスクメンブレン3と
ウエハ7の間の圧力変動とマスクメンブレンの変形量の
関係を使用しても良い。
【0028】さらに、上述の実施例ではマスクメンブレ
ン3の変形がマスク姿勢角に対して線形的な変化をする
ものとして、マスクメンブレン3中心の変位に基づいて
マスクのステップ方向に対する角度を制御しているが、
マスクメンブレン3の変形とマスク姿勢との関係の評価
手段を設け、この評価手段を基にマスクあるいはウエハ
の少なくともどちらか一方の姿勢駆動方法を決定するよ
うにしてもよい。
【0029】
【デバイス生産方法の実施例】次に上記説明した露光装
置または露光方法を利用したデバイスの生産方法の実施
例を説明する。図7は微小デバイス(ICやLSI等の
半導体チップ、液晶パネル、CCD、薄膜磁気ヘッド、
マイクロマシン等)の製造のフローを示す。ステップ1
(回路設計)ではデバイスのパターン設計を行なう。ス
テップ2(マスク製作)では設計したパターンを形成し
たマスクを製作する。一方、ステップ3(ウエハ製造)
ではシリコンやガラス等の材料を用いてウエハを製造す
る。ステップ4(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、
上記用意したマスクとウエハを用いて、リソグラフィ技
術によってウエハ上に実際の回路を形成する。次のステ
ップ5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステップ4によ
って作製されたウエハを用いて半導体チップ化する工程
であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディン
グ)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を含
む。ステップ6(検査)ではステップ5で作製された半
導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査
を行なう。こうした工程を経て半導体デバイスが完成
し、これが出荷(ステップ7)される。
【0030】図8は上記ウエハプロセスの詳細なフロー
を示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸化
させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶縁
膜を形成する。ステップ13(電極形成)ではウエハ上
に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン
打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ15
(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ステ
ップ16(露光)では上記説明した半導体露光装置によ
ってマスクの回路パターンをウエハに焼付露光する。ス
テップ17(現像)では露光したウエハを現像する。ス
テップ18(エッチング)では現像したレジスト像以外
の部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)では
エッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。
これらのステップを繰り返し行なうことによって、ウエ
ハ上に多重に回路パターンが形成される。
【0031】本実施例の生産方法を用いれば、従来は製
造が難しかった高集積度のデバイスを低コストに製造す
ることができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ステージのステップ駆動時のマスクメンブレンの変形を
所定値以下に抑えることが可能となり、マスクとウエハ
の位置合わせ精度および転写精度が向上し、またマスク
メンブレン変形が減衰するまで待機する必要がなくなる
のでスループットの向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に係る装置構成を説明
する図である。
【図2】 本発明の第1の実施例に係るマスクメンブレ
ン変形を抑制するためのマスク姿勢制御の優位性を説明
する図である。
【図3】 本発明の第1の実施例に係るマスクメンブレ
ン変形計測とマスク姿勢制御を説明するブロック図であ
る。
【図4】 本発明の第1の実施例に係る露光手順を説明
する図である。
【図5】 本発明の第2の実施例に係る装置構成を説明
する図である。
【図6】 従来例のX線露光装置を説明する図である。
【図7】 微小デバイスの製造の流れを示す図である。
【図8】 図7におけるウエハプロセスの詳細な流れを
示す図である。
【符号の説明】
1:マスク、2:マスクチャック、3:マスクメンブレ
ン、5:マスクΖチルトステージ、6:静電容量セン
サ、7:ウエハ、9:微動ステージ、10:粗動ステー
ジ、12:光センサ投光部、13:光センサ受光部、1
7:アライメントスコープ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエハをマスクに対してステップ移動さ
    せて、ウエハとマスクを微小な間隙を置いて対向させた
    状態で該マスクのメンブレン上に形成されたパターンを
    該ウエハ上の複数の露光領域に露光する半導体露光装置
    において、 前記マスクメンブレン内の少なくとも一箇所の変形ある
    いはその変形に相当する量を計測する手段と、前記計測
    手段による計測結果に基づき、ステップ駆動時にウエハ
    ステージの駆動情報からマスクメンブレンの変形に応じ
    て、マスクあるいはウエハの少なくともどちらか一方の
    姿勢駆動を行なう処理手段とを有することを特徴とする
    半導体露光装置。
  2. 【請求項2】 前記計測手段は、非接触でマスクメンブ
    レンの少なくとも一箇所の変形を計測する変位計を有す
    ることを特徴とする請求項1記載の半導体露光装置。
  3. 【請求項3】 前記処理手段は、ウエハステージ駆動情
    報とマスクメンブレンの変形との関係の評価手段を有
    し、この評価手段を基にマスクあるいはウエハの少なく
    ともどちらか一方の姿勢駆動方法を決定するものである
    ことを特徴とする請求項1または2記載の半導体露光装
    置。
  4. 【請求項4】 前記評価手段で決定された姿勢駆動方法
    で、計測手段で計測されたマスクメンブレンの変形情報
    に基づき制御を行なうマスクの姿勢駆動手段およびマス
    クステージ制御手段をさらに有することを特徴とする請
    求項3記載の半導体露光装置。
  5. 【請求項5】 ウエハステージのステップ駆動手段およ
    びウエハステージ制御手段をさらに有することを特徴と
    する請求項1〜4のいずれかに記載の半導体露光装置。
  6. 【請求項6】 前記ステップ駆動時と少なくとも露光時
    のウエハとマスク間の間隙が実質同一であることを特徴
    とする請求項1〜5のいずれかに記載の半導体露光装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の半導体
    露光装置を用いて製造したことを特徴とする半導体デバ
    イス。
JP14298297A 1997-05-19 1997-05-19 半導体露光装置 Expired - Fee Related JP3377165B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14298297A JP3377165B2 (ja) 1997-05-19 1997-05-19 半導体露光装置
US09/080,397 US5959304A (en) 1997-05-19 1998-05-18 Semiconductor exposure apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14298297A JP3377165B2 (ja) 1997-05-19 1997-05-19 半導体露光装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10321515A true JPH10321515A (ja) 1998-12-04
JP3377165B2 JP3377165B2 (ja) 2003-02-17

Family

ID=15328186

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14298297A Expired - Fee Related JP3377165B2 (ja) 1997-05-19 1997-05-19 半導体露光装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5959304A (ja)
JP (1) JP3377165B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003068609A (ja) * 2001-08-24 2003-03-07 Nikon Corp 減圧雰囲気下処理装置、エネルギビーム照射装置及び露光装置
JP2007095943A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Sumitomo Heavy Ind Ltd ステージ装置
JP2008199034A (ja) * 1999-03-08 2008-08-28 Asml Netherlands Bv リソグラフィ投影装置のオフアクシスレベリング

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6043588A (en) * 1995-07-18 2000-03-28 Murata Manufacturing Co., Ltd. Piezoelectric sensor and acceleration sensor
JP2000228355A (ja) 1998-12-04 2000-08-15 Canon Inc 半導体露光装置およびデバイス製造方法
DE60217587D1 (de) * 2001-07-26 2007-03-08 Canon Kk Substrathalter und ein Belichtungsapparat
JP2004022655A (ja) * 2002-06-13 2004-01-22 Canon Inc 半導体露光装置及びその制御方法、並びに半導体デバイスの製造方法
JP2004088072A (ja) * 2002-06-28 2004-03-18 Sony Corp マスクおよびその検査方法
EP2264535B1 (en) * 2003-07-28 2013-02-13 Nikon Corporation Exposure apparatus, method for producing device, and method for controlling exposure apparatus
JP2005191393A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Canon Inc 露光方法及び装置
JP2006165371A (ja) * 2004-12-09 2006-06-22 Canon Inc 転写装置およびデバイス製造方法
EP2584408B1 (en) * 2007-02-06 2020-10-07 Canon Kabushiki Kaisha Imprint method and imprint apparatus
JP5324251B2 (ja) * 2008-05-16 2013-10-23 キヤノンアネルバ株式会社 基板保持装置
KR101539153B1 (ko) * 2010-12-14 2015-07-23 가부시키가이샤 니콘 노광 방법 및 노광 장치, 그리고 디바이스 제조 방법

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4385434A (en) * 1981-06-08 1983-05-31 Visidyne, Inc. Alignment system
JPS57204547A (en) * 1981-06-12 1982-12-15 Hitachi Ltd Exposing method
US4648106A (en) * 1984-11-21 1987-03-03 Micronix Corporation Gas control for X-ray lithographic system
JP2770960B2 (ja) * 1988-10-06 1998-07-02 キヤノン株式会社 Sor−x線露光装置
JP2777915B2 (ja) * 1989-08-30 1998-07-23 キヤノン株式会社 位置合わせ機構
JP2731955B2 (ja) * 1989-09-07 1998-03-25 キヤノン株式会社 X線露光装置
JP2743199B2 (ja) * 1989-10-03 1998-04-22 キヤノン株式会社 露光装置
US5285488A (en) * 1989-09-21 1994-02-08 Canon Kabushiki Kaisha Exposure apparatus
DE69031897T2 (de) * 1989-10-19 1998-05-07 Canon K.K., Tokio/Tokyo Röntgenbelichtungsvorrichtung
DE69128655T2 (de) * 1990-03-02 1998-05-07 Canon K.K., Tokio/Tokyo Belichtungsgerät
DE69126719T2 (de) * 1990-03-09 1997-11-06 Canon K.K., Tokio/Tokyo Belichtungsvorrichtung
DE4117639A1 (de) * 1990-05-31 1991-12-05 Toshiba Kawasaki Kk Synchrotronstrahlungsgeraet
JP3004045B2 (ja) * 1990-11-19 2000-01-31 株式会社東芝 露光装置
JP3184582B2 (ja) * 1991-11-01 2001-07-09 キヤノン株式会社 X線露光装置およびx線露光方法
JP3012069B2 (ja) * 1991-12-04 2000-02-21 キヤノン株式会社 X線露光用マスク構造体及びこれを用いたx線露光装置
JP3291408B2 (ja) * 1994-04-04 2002-06-10 キヤノン株式会社 露光装置および集積回路の製造方法
JP3287725B2 (ja) * 1994-06-07 2002-06-04 キヤノン株式会社 露光方法とこれを用いたデバイス製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008199034A (ja) * 1999-03-08 2008-08-28 Asml Netherlands Bv リソグラフィ投影装置のオフアクシスレベリング
JP2003068609A (ja) * 2001-08-24 2003-03-07 Nikon Corp 減圧雰囲気下処理装置、エネルギビーム照射装置及び露光装置
JP4655433B2 (ja) * 2001-08-24 2011-03-23 株式会社ニコン 減圧雰囲気下処理装置、エネルギビーム照射装置及び露光装置
JP2007095943A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Sumitomo Heavy Ind Ltd ステージ装置
JP4689423B2 (ja) * 2005-09-28 2011-05-25 住友重機械工業株式会社 ステージ装置

Also Published As

Publication number Publication date
US5959304A (en) 1999-09-28
JP3377165B2 (ja) 2003-02-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1014199B1 (en) Stage control apparatus, exposure apparatus and method of manufacturing a semiconductor device
JP3377165B2 (ja) 半導体露光装置
JP3634563B2 (ja) 露光方法および装置並びにデバイス製造方法
EP1205807B1 (en) Exposure apparatus and exposure method
JPH10289943A (ja) ステージ装置およびデバイス製造方法
JPH08330222A (ja) X線露光用マスク及びそれを用いた半導体素子の製造方法
JP2001127144A (ja) 基板吸着保持方法、基板吸着保持装置および該基板吸着保持装置を用いた露光装置ならびにデバイス製造方法
JP3244783B2 (ja) 位置合わせ装置及び方法、並びにこれを用いた露光装置と半導体デバイス製造方法
JP3450648B2 (ja) 倍率補正装置および倍率補正装置を搭載したx線露光装置ならびにデバイス製造方法
JPH1116828A (ja) 露光装置およびデバイス製造方法
JP2000187338A (ja) 露光装置およびデバイス製造方法
JP3526174B2 (ja) 半導体露光装置およびデバイス製造方法
JP3815759B2 (ja) 検出方法、露光装置およびデバイス製造方法
JP2000228355A (ja) 半導体露光装置およびデバイス製造方法
JP2001059704A (ja) 位置決めステージ装置、半導体露光装置およびデバイス製造方法
JPH1174190A (ja) X線露光装置
JP3244872B2 (ja) 露光装置とこれを用いたデバイス製造方法
JP4677180B2 (ja) 半導体製造装置およびデバイス製造方法
JPH11354417A (ja) 走査型露光装置およびこれを用いたデバイス製造方法ならびにステージ制御装置
JPH1187233A (ja) 投影露光装置
JP3320298B2 (ja) 半導体露光装置およびこの装置を用いた半導体露光方法
JPH08195335A (ja) 露光方法及び露光装置
JP2000260690A (ja) X線露光装置
JP2008066412A (ja) 露光装置
JPH10308434A (ja) 位置決め装置、ミラー曲り検出方法、位置決め方法およびデバイス製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees