JP3291408B2 - 露光装置および集積回路の製造方法 - Google Patents

露光装置および集積回路の製造方法

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JP3291408B2
JP3291408B2 JP09451095A JP9451095A JP3291408B2 JP 3291408 B2 JP3291408 B2 JP 3291408B2 JP 09451095 A JP09451095 A JP 09451095A JP 9451095 A JP9451095 A JP 9451095A JP 3291408 B2 JP3291408 B2 JP 3291408B2
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    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
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    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、荷電粒子蓄積リング放射光(S
R−X線)等を露光光とする露光装置および集積回路の
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】荷電粒子蓄積リング放射光(SR−X
線)等を露光光とする露光装置は、例えば、256メガ
ビットDRAMクラスの集積回路に必要とされる線幅
0.25μm程度の微細な回路パターンの転写、焼付け
が可能であるために近年特に注目されている。
【0003】このような露光装置においては、まず、ウ
エハ等基板の所定数の露光領域のうちの1つにマスクの
回路パターンを転写、焼付けし、他の露光領域のそれぞ
れについても逐次同様の転写、焼付けを行なうステップ
&リピート方式を採用するのが一般的であり、この方式
の露光装置の多くは、各露光領域を露光するときに露光
光の不必要な部分が周辺の露光領域に入射して回路パタ
ーン等のコントラストを低下させるのを防ぐためのアパ
ーチャ(開口手段)を備えている(特開昭61−172
328号、特開平3−253018号公報参照)。
【0004】図7は従来のX線露光装置の主要部を示す
もので、図示しない位置決めステージに保持されたウエ
ハW0 の表面には感光性レジストが塗布されており、マ
スクM0 を経て照射されるX線L0 によって露光され、
これによって、マスクM0 の回路パターンが転写、焼付
けされる。X線L0 の光路には、X線L0 の不必要な周
辺部分を遮断するアパーチャ101が配設され、前述の
ようにウエハW0 の所定の露光領域の周辺が露光される
のを防ぐ役目をする。
【0005】アパーチャ101は、X線を遮るのに充分
な遮光性を有する板材、例えば、厚さ約200μmのガ
ラス板によって作られた4枚のアパーチャブレード11
1からなる。マスクM0 は、X線を透過させるX線透過
膜とこれに被着されたAu(金)等のX線遮光膜からな
り、ウエハW0 の回路パターン転写領域S0 に所定の回
路パターンを転写するための回路パターンP0 を有し、
また、前記回路パターンP0 の外側のアライメントマー
ク領域には、マスクM0 とウエハW0 の位置合わせ(ア
ライメント)に用いられる図示しない位置合わせ用のア
ライメントマークと、前記回路パターンとともに次回の
リソグラフィのためのアライメントマークをウエハW0
の回路パターン転写領域S0 の周縁のスクライブライン
に転写するための転写用のアライメントマークA0
設されている。
【0006】X線L0 による露光を行なう前や露光中に
は、マスクM0 の位置合わせ用のアライメントマークと
前回のリソグラフィによって焼付けられたウエハW0
アライメントマークを用いてマスクM0 とウエハW0
間の位置合わせが行なわれる。この位置合わせは、X線
0 の光路の側傍に配設されたアライメント光学系10
3から発せられたアライメント光F0 をマスクM0 を経
てウエハW0 に照射し、マスクM0 の位置合わせ用のア
ライメントマークが前記ウエハW0 のアライメントマー
クに重なるようにウエハW0 の位置決めステージを駆動
するもので、このようにアライメント光F0 がX線L0
の光路の側傍のアライメント光学系103からアパーチ
ャ101の各アパーチャブレード111を斜めに横切っ
て照射されるため、各アパーチャブレード111の材料
にアライメント光F0 を透過させるものを選ぶか、ある
いは位置合わせを行なうときに各アパーチャブレード1
11を後退させるように構成するのが一般的である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の技術によれば、前述のようにX線の不必要な周辺部分
を遮断するアパーチャの各アパーチャブレードがアライ
メント光を透過する材料で作られている場合でも、各ア
パーチャブレードの端縁がアライメント光の光路に位置
していると、各アパーチャブレードの端縁によるアライ
メント光の乱反射や回折等のために位置合わせの精度が
低下し、その結果、ウエハに転写される回路パターン等
の精度が損なわれる。
【0008】また、アライメント光による位置合わせを
行なうときに各アパーチャブレード111が後退するよ
うに構成されたものは、ウエハの露光中に位置合わせを
行なうことができず、従って、露光中にウエハとマスク
の間に位置ずれが発生した場合の対応が難しい。
【0009】本発明は上記従来の技術の有する問題点に
鑑みてなされてものであって、アライメント光の乱反射
や回折等のためにウエハとマスクの位置合わせの精度が
損なわれるおそれのない露光装置および集積回路の製造
方法を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
第1の発明の露光装置は、マスクの回路パターンを基
板に露光する露光装置において、露光光の一部分を遮蔽
しアライメント光を透過させる遮光部と、該露光光の必
要部分が前記回路パターンと前記マスクのアライメント
マークへ照射されるよう設けた開口と、を有する開口手
段と、前記アライメント光を、前記遮光部を透過させ
て、前記アライメントマークの中心に前記アライメント
光の中心がほぼ一致するように前記アライメントマーク
に照射するアライメント光学系と、を有し、前記開口を
通過した前記露光光は、光学系を介さず前記マスクへ照
射され、前記開口手段と前記マスクの離間距離Eが以下
の関係を満足することを特徴とする。E≧(f+m)/{2(tanθ+tanγ)} ここで、θ:前記露光光の光軸と前記アライメント光の光軸のなす角度 f:前記アライメント光が前記開口手段を透過するときのビーム幅 γ:前記露光光の必要部分の発散角の最大値 m:前記アライメントマークの幅
【0011】また、第2の発明の露光装置は、マスクの
回路パターンを基板に露光する露光 装置において、露光
光の一部分を遮光する遮光部と、該露光光の必要部分が
前記回路パターンと前記マスクのアライメントマークへ
照射されるよう設けた開口と、を有する開口手段と、ア
ライメント光を、前記遮光部に設けられた窓を透過させ
て、前記アライメントマークの中心に前記アライメント
光の中心がほぼ一致するように前記アライメントマーク
に照射するアライメント光学系と、を有し、前記開口を
通過した前記露光光は、光学系を介さず前記マスクへ照
射され、前記開口手段と前記マスクの離間距離Eが以下
の関係を満足することを特徴とする。 E≧{(f+m)/2+B}/(tanθ+tanγ) ここで、θ:前記露光光の光軸と前記アライメント光の光軸のなす角度 f:前記アライメント光が前記開口手段を透過するときのビーム幅 γ:前記露光光の必要部分の発散角の最大値 m:前記アライメントマークの幅 B:前記遮光部の端縁と前記窓との距離
【0012】さらに、第3の発明の露光装置は、X線を
用いて、マスクの回路パターンを基板に露光する露光装
置において、前記X線の一部分を遮蔽しアライメント光
を透過させる遮光壁と、前記X線の必要部分が前記回路
パターンと前記マスクのアライメントマークへ照射され
るよう設けたX線取り出し窓と、を有する減圧室の側壁
と、前記アライメント光を、前記遮光壁を透過させて、
前記アライメントマークの中心に前記アライメント光の
中心がほぼ一致するように前記アライメントマーク領域
に照射するアライメント光学系と、を有し、前記X線取
り出し窓を通過した前記X線は、光学系を介さず前記マ
スクへ照射され、前記X線取り出し窓と前記マスクの離
間距離Eが以下の関係を満足することを特徴とする。 E≧{(f+m)/2+D}/(tanθ+tanγ) ここで、θ:前記X線の光軸と前記アライメント光の光軸のなす角度 f:前記アライメント光が前記遮光壁を透過するときのビーム幅 γ:前記X線の必要部分の発散角の最大値 m:前記アライメントマークの幅 D:前記X線取り出し窓を減圧室の遮光壁に固定するための重ねしろ の幅
【0013】加えて、集積回路の製造方法は、集積回路
の製造方法において、基板を用意する段階と、請求項1
ないし5いずれか1項記載の露光装置により回路パター
ンを前記基板に露光する段階と、を有することを特徴と
する。
【0014】
【作用】開口手段の開口は、マスクの回路パターンと
の外側のアライメントマーク領域のアライメントマーク
を基板に転写するのに必要な露光光のみを通過させる。
他方、アライメント光は露光光の光路の側傍から開口手
段の遮光部を経てマスクのアライメントマーク領域に設
けられた位置合わせ用のアライメントマークに照射され
る。開口手段とマスクの離間距離Eが上記の関係を満足
すれば、アライメント光全体が開口手段の開口の外側
遮光部を透過るため、開口手段の開口周縁によってア
ライメント光が乱反射されたり回折を起こし、位置合わ
せの精度を損なうおそれがない。
【0015】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0016】図1は第1実施例による、精細化の進んだ
集積回路の製造を行なうための露光装置の主要部を説明
するもので、これは、基板であるウエハW1 を保持して
公知のステップ移動および位置合わせを行なう図示しな
い位置決めステージと、光源Q1 から発生される荷電粒
子蓄積リング放射光等の露光光であるX線L1 の必要部
分を除く残りの不要な周辺部分を遮光するアパーチャブ
レードを有する開口手段であるアパーチャ1と、ウエハ
1 に近接してマスクM1 を位置決めするマスクステー
ジ2を有し、マスクステージ2はマスクM1 と一体であ
るマスクフレーム2aを保持しており、マスクM1 は、
X線を透過するX線透過膜とこれに被着されたAu
(金)等のX線遮光膜からなり、ウエハW1 の回路パタ
ーン転写領域S1 に所定の回路パターンを転写するため
の転写パターンである回路パターンP1を有し、また、
その外周のアライメントマーク領域には、マスクM1
ウエハW1 の位置合わせに用いられる図示しない位置合
わせ用のアライメントマークと、前記回路パターンとと
もに次回のリソグラフィのためのアライメントマークを
ウエハW1 のスクライブラインD1 に転写するための転
写用のアライメントマークAe が設けられている。
【0017】X線L1 によるウエハW1 の露光は、X線
1 の不要な周辺部分をアパーチャ1のアパーチャブレ
ードによって遮断し、必要部分のみを通過させてマスク
1に照射し、前述の回路パターンと次回のリソグラフ
ィのためのアライメントマークとをウエハW1 に転写す
る。
【0018】このようにしてX線L1 による露光を行な
う前や露光中には、前述のマスクM1 の位置合わせ用の
アライメントマークと、前回のリソグラフィによってウ
エハW1 のスクライブラインD1 に焼付けられたアライ
メントマークを用いてウエハW1 とマスクM1 の位置合
わせが行なわれる。この位置合わせは、X線L1 の光路
の側傍に配設されたアライメント光学系3から発生され
るアライメント光F1をマスクM1 を経てウエハW1
照射し、マスクM1 の位置合わせ用のアライメントマー
クがウエハW1 のアライメントマークに重なるようにウ
エハW1 の位置決めステージを駆動するものであり、こ
のように、ウエハW1 とマスクM1 の位置合わせがX線
1 の光路の側傍から照射されるアライメント光F1
よって行なわれるため、アパーチャ1の遮光部(アパー
チャブレード)にはX線L1 を遮断しアライメント光F
1 を透過させる材料、例えばアライメント光F1 が波長
780nmの光である場合には厚さ200μmのガラス
板が用いられる。
【0019】アパーチャ1の遮光部は前述のようにアラ
イメント光F1 を透過させる材料で作られているが、ア
ライメント光F1 の光路にアパーチャ1の開口1aの周
縁すなわち遮光部の端縁が位置しているとここでアライ
メント光F1 の一部が乱反射されたり回折等のトラブル
を発生し、このために前記位置合わせの精度が著しく損
なわれるおそれがある。そこでアパーチャ1とマスクM
1 の離間距離Eを以下の式(1)によって算出される最
小値eより大きくすることで、アパーチャ1の開口1a
を通過するX線の必要部分のビーム幅がマスクM1 の転
写用のアライメントマークAe を露光してこれをウエハ
1 のスクライブラインD1 上に転写するのに充分であ
り、しかもアパーチャ1の開口1aの周縁1bがアライ
メント光F1 の光路の外側に位置するように構成する。
このようにして、アライメント光F1 の乱反射等による
位置合わせの精度の低下を防止することができる。 e=(f+m)/2(tanθ+tanγ) ・・・・・(1) ここで、θ:X線L1 の光軸O1 とアライメント光F1 の光軸のなす角度 f:アライメント光F1 がアパーチャ1を透過するときのビーム幅 γ:X線L1 の必要部分の発散角の最大値 m:転写用のアライメントマークAe の幅 なお、式(1)は以下のように導出されたものである。
【0020】図2の(a)において、アパーチャ1の開
口1aを通過したX線L1 の最外周部Le がマスクM1
の転写用のアライメントマークAe の幅方向の外端まで
到達し、位置合わせ用のアライメントマークを照射する
アライメント光F1 の前記方向の内端部Fe がアパーチ
ャ1の開口1aの周縁1b上に位置するとき、アパーチ
ャ1とマスクM1 の離間距離をE1 とすれば以下の関係
が成立する。
【0021】 E1 (tanθ+tanγ)=f/2+m/2 すなわち、 E1 =(f+m)/2(tanθ+tanγ) ・・・・・(2) アパーチャ1とマスクM1 の離間距離EがE1 より大で
あれば、図2の(b)に示すように、アライメント光F
1 の前記内端部Fe がアパーチャ1の開口1aの周縁1
bの外側に位置し、これによって乱反射や回折を起こす
それがないうえに、アパーチャ1の開口1aを通過した
X線L1 がマスクM1 の転写用のアライメントマークA
e の外端ま充分に照射できる。そこで、離間距離E1
を最小値eとする。
【0022】(具体例) X線L1 の光軸O1 に対するアライメント光F1 の光軸
の傾斜角度θが35mrad、アライメント光F1 のビ
ーム幅fが100μm、X線L1 の必要部分の発散角の
最大値γが2mrad、マスクM1 の転写用のアライメ
ントマークAeの幅が100μmであるとき、アパーチ
ャ1とマスクM1 の離間距離Eの最小値eは式(1)か
ら12.5mmと算出され、余裕をもって、アパーチャ
1とマスクM1 の離間距離Eを15mmと設定した。な
お、アライメント光F1 のビーム幅はアライメント光F
1 の強度がガウス分布であると推定しその最大強度に対
して強度5%以上であるものを採用した。
【0023】本具体例によれば、アライメント光がアパ
ーチャの遮光部の端縁によって乱反射されたり回折を起
こすおそれがない。その結果、ウエハとマスクの位置合
わせを高精度で行なうことが容易であり、極めて高精度
の転写、焼付けが可能なX線露光装置を実現できる。
【0024】図3は第2実施例の主要部を説明する説明
図であって、これは、第1実施例のアパーチャ1の替わ
りに、開口20aの周縁に高い直線性を得ることができ
るように加工性の良い金属でアパーチャブレード21を
製作し、これに、アライメント光のための窓22を設け
たアパーチャ20を用いたものである。
【0025】アパーチャ20のアライメント光用の窓2
2は、図4に示すようにアパーチャブレード21の端縁
21aから距離Bの部分に設置され、X線L1 を遮断し
アライメント光F1 を透過させる材料、例えばアライメ
ント光F1 が波長780nmの光である場合には厚さ2
00μmのガラス板で作られている。なお、窓22は、
これとアパーチャ20の開口20aの周縁との間にX線
1 の必要部分の外端が位置するように設定されていれ
ば、単なる開口でもよい。
【0026】窓22の開口幅は、アライメント光F1
アパーチャ20を透過するときのビーム幅fよりも大き
く設定されている。
【0027】本実施例においては、アパーチャ20とマ
スクM1 との離間距離Eに関して、式(2)の変わりに
式(3)が成立する。
【0028】 E2 (tanθ+tanγ)=(f+m)/2+B ・・・・・(3) 従って、式(1)の替わりに以下の式(4)が用いられ
る。 e={(f+m)/2+B}/(tanθ+tanγ)・・・・・(4) ここで、 θ:X線L1 の光軸O1 とアライメント光F1 の光軸の
なす角度 f:アライメント光F1 がアパーチャ20を透過すると
きのビーム幅 γ:X線L1 の必要部分の発散角の最大値 m:転写用のアライメントマークAe の幅 (具体例) アパーチャ20の周縁から窓22までの距離Bが1m
m、X線L1 の光軸O1に対するアライメント光F1
光軸の傾斜角度θが35mrad、アライメント光F1
のビーム幅fが最大800μm、X線L1 の必要部分の
発散角の最大値γが2mrad、転写用のアライメント
マークAe の幅が100μmであるとき、アパーチャ2
0とマスクM1 の離間距離Eの最小値eは式(4)から
40.7mmと算出される。
【0029】窓22の周縁による回折等の影響を完全に
防ぐために、アパーチャ20とマスクM1 の離間距離を
42mmと設定した。この値は、式(1)の右辺に各パ
ラメータを代入した値12.2mmよりも大きくなるこ
とは自明である。
【0030】図5は第3実施例の主要部を説明する説明
図である。本実施例は減圧室に導入されたX線L1 をX
線取り出し窓30から取り出して減圧室の外に配置され
たマスクM1 を経てウエハW1 を露光するいわゆる大気
露光のX線露光装置である。
【0031】このような大気露光の場合は、X線の減衰
を防ぐためにできるだけマスクに近接してX線取り出し
窓を配設することが望まれる。X線取り出し窓30には
特にSR−X線等の軟X線の透過率の良い材料の薄膜、
例えば10μm厚のベリリウムが用いられる。X線取り
出し窓30は減圧室の遮光壁である側壁31に固定さ
れ、側壁31の、少なくともアライメント光F1 を透過
させる部分が、例えば、1mm厚のガラス材で形成され
ている。
【0032】本実施例においては、図6に示すように、
X線取り出し窓30を減圧室の側壁31に固定するため
のいわゆる重ねしろの幅Dが必要である。X線取り出し
窓30は前述のようにベリリウムの薄膜で作られている
ため、アライメント光F1 を透過できない。このため、
アライメント光F1 は重ねしろDを避ける部分を透過さ
せる必要がある。そこで、本実施例においては、式
(2)の替わりに式(5)が成立し、従って、式(1)
の替わりに式(6)が用いられる。
【0033】 E3 (tanθ+tanγ)=(f+m)/2+D ・・・・・(5) e={(f+m)/2+D}/(tanθ+tanγ)・・・・・(6) θ:アライメント光F1 の光軸とX線L1 の光軸とのな
す角度 f:アライメント光F1 遮光壁を透過するときのビー
ム幅 γ:X線L1 の必要部分の発散角の最大値 m:転写用のアライメントマークAe の幅 (具体例) X線取り出し窓30と減圧室の側壁31と重ねしろの幅
Dが1mm、X線L1の光軸O1 に対するアライメント
光F1 の光軸の傾斜角度θが35mrad、アライメン
ト光F1 のビーム幅が最大800μm、X線L1 の発散
角の最大値γが2mrad、マスクM1 の転写用のアラ
イメントマークAe の幅が100μmであるとき、X線
取り出し窓30とマスクM1 との離間距離Eの最小値e
は式(6)から40.7mmと算出される。
【0034】X線取り出し窓30を減圧室の側壁31に
固定する際の重ねしろを正確に1.000mmにするこ
とが難しいため、X線取り出し窓30とマスクM1 の離
間距離Eは、余裕をもたせて45mmと設定した。この
値は、式(1)によって算出した値12.2mmよりも
大きくなることは自明である。
【0035】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で、以下に記載するような効果を奏する。
【0036】アパーチャの開口の周縁によってアライメ
ント光が乱反射されたり回折等を起こし、そのためにウ
エハとマスクの位置合わせの精度が損なわれるおそれが
ない。従って、高精度の回路パターン転写が容易であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の主要部を示す模式部分断面図であ
る。
【図2】図1の装置のアパーチャとマスクの関係を説明
する説明図であって、(a)はアパーチャとマスクの離
間距離が最小値であるとき、(b)は前記離間距離が最
小値を越える場合を説明するものである。
【図3】第2実施例の主要部を示す模式部分断面図であ
る。
【図4】図4の装置のアパーチャとマスクの関係を説明
する説明図である。
【図5】第3実施例の主要部を示す模式部分断面図であ
る。
【図6】図5のX線取り出し窓とマスクの関係を説明す
る説明図である。
【図7】従来例の主要部を示す模式部分断面図である。
【符号の説明】
1 X線 W1 ウエハ M1 マスク F1 アライメント光 1,20 アパーチャ 1a,20a アパーチャの開口 1b アパーチャの開口の周縁 2 マスクステージ 3 アライメント光学系 22 窓 30 X線取り出し窓 31 側壁

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスクの回路パターンを基板に露光する
    露光装置において、 露光光の一部分を遮蔽しアライメント光を透過させる遮
    光部と、該露光光の必要部分が前記回路パターンと前記
    マスクのアライメントマークへ照射されるよう設けた開
    口と、を有する 開口手段と、前記アライメント光を、前記遮光部を透過させて、前記
    アライメントマークの中心に前記アライメント光の中心
    がほぼ一致するように前記アライメントマークに照射す
    るアライメント光学系と、 を有し、前記開口を通過した前記露光光は、光学系を介さず前記
    マスクへ照射され、 前記開口手段と前記マスクの離間距
    離Eが以下の関係を満足することを特徴とする露光装
    置。 E≧(f+m)/2(tanθ+tanγ) ここで、θ:前記露光光の光軸と前記アライメント光の光軸のなす角度 f:前記アライメント光が前記開口手段を透過するときのビーム幅 γ:前記露光光の必要部分の発散角の最大値 m:前記アライメントマークの幅
  2. 【請求項2】 マスクの回路パターンを基板に露光する
    露光装置において、露光光の一部分を遮光する遮光部
    と、該露光光の必要部分が前記回路パターンと前記マス
    クのアライメントマークへ照射されるよう設けた開口
    と、を有する開口手段と、 アライメント光を、前記遮光部に設けられた窓を透過さ
    せて、前記アライメントマークの中心に前記アライメン
    ト光の中心がほぼ一致するように前記アライメントマー
    クに照射するアライメント光学系と、を有し、前記開口
    を通過した前記露光光は、光学系を介さず前記マスクへ
    照射され、前記開口手段と前記マスクの離間距離Eが以
    下の関係を満足することを特徴とする露光装置。 E≧{(f+m)/2+B}/(tanθ+tanγ) ここで、θ:前記露光光の光軸と前記アライメント光の光軸のなす角度 f:前記アライメント光が前記開口手段を透過するときのビーム幅 γ:前記露光光の必要部分の発散角の最大値 m:前記アライメントマークの幅 B:前記遮光部の端縁と前記窓との距離
  3. 【請求項3】 X線を用いて、マスクの回路パターンを
    基板に露光する露光装置において、 前記X線の一部分を遮蔽しアライメント光を透過させる
    遮光壁と、前記X線の必要部分が前記回路パターンと前
    記マスクのアライメントマークへ照射されるよう設けた
    X線取り出し窓と、を有する減圧室の側壁と、 前記アライメント光を、前記遮光壁を透過させて、前記
    アライメントマークの中心に前記アライメント光の中心
    がほぼ一致するように前記アライメントマークに照射す
    るアライメント光学系と、を有し、 前記X線取り出し窓を通過した前記X線は、光学系を介
    さず前記マスクへ照射され、 前記X線取り出し窓と前記マスクの離間距離Eが以下の
    関係を満足することを特徴とする露光装置。 E≧{(f+m)/2+D}/(tanθ+tanγ) ここで、θ:前記X線の光軸と前記アライメント光の光軸のなす角度 f:前記アライメント光が前記遮光壁を透過するときのビーム幅 γ:前記X線の必要部分の発散角の最大値 m:前記アライメントマークの幅 D:前記X線取り出し窓を減圧室の遮光壁に固定するための重ねしろ の幅
  4. 【請求項4】 前記露光光がX線を含むことを特徴とす
    る請求項1または2記載の露光装置。
  5. 【請求項5】 前記X線がシンクロトロン放射光である
    ことを特徴とする請求項3または4記載の露光装置。
  6. 【請求項6】 集積回路の製造方法において、基板を用
    意する段階と、請求 項1ないし5いずれか1項記載の露
    光装置により回路パターンを前記基板に露光する段階
    と、を有することを特徴とする集積回路の製造方法。
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