JP2731955B2 - X線露光装置 - Google Patents

X線露光装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、X線露光装置に関し、特にSOR光源等の光
源からのX線を発散させ、露光域を拡大して露光するX
線露光装置に関する。
[従来の技術] SOR光源は、水平方向には大きく垂直方向には小さな
発散角をもつシート状の電磁波(X線等)を放射する光
源であるが、垂直方向の発散角が小さな為、SOR光をそ
のまま照射したのでは垂直方向に小さな範囲しか照明さ
れない。そこで、SOR光源を用いるX線露光装置では、S
OR光源より照射されるX線の露光エリアを垂直方向に広
げるための何らかの方法が必要になる。
この為の方法として斜入射ミラーをSOR光源と露光面
との間に配置し、数mradの角度で振動させる方法(R.P.
Haelbich他,J.of Vac.Sci.Technol.B 1(4),Oct−De
c.1983,P.1262〜1266)が提案されている。
また、露光エリアを広げる他の方法として、凸面形状
の斜入射ミラーをSOR光源と露光面との間に配置し、ミ
ラー曲面での反射によってX線ビームの垂直方向の発散
角を拡大する方法(Warren D.Grobman,Handbook on Syn
chrotron Radiation,Vol.1,chapter 13,P.1135,Noth−H
olland Publishing Co.1983)が知られている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、斜入射ミラーを振動させる方法では、
瞬間的には露光面の一部分しかビームが照射されないの
で、露光面、例えば露光用マスクが部分的に膨張し、マ
スク上の転写すべきパターンに歪が生じて転写誤差を生
じ、微細パターンの正確な転写が困難になる。そして、
前記転写誤差は、ミラーの振動周期を十分に短くしなけ
れば除くことはできず、かといって振動周期を十分に短
くするためには大きな駆動パワーが必要になり、特にX
線露光装置の様に大型のミラーを用いる場合には実際的
でないという欠点があった。
また、前述の凸面形状の斜入射ミラーを用いる方法で
あれば、上述した様なパターンの部分歪の問題は無い
(ただし、前記グローブマンの文献にはこの方法をX線
露光装置に適用する為の構成についての開示はない)。
しかしこの方法において、SOR光源からの出射X線は、
水平軌道面内においては発散角ごとの強度分布がほぼ一
様と見なせるが、この面に垂直な面内においてはほぼガ
ウス分布になるので露光部の中央と端部とで露光強度に
差が出てしまい、このままでは、露光に使用すると露光
むらを発生するため、露光装置に用いるのは不適当であ
る。
また、SOR光源からの出射X線は、白色X線に近い連
続した波長の成分をもつX線であるが、X線露光に好適
なSORにおいては、0.2〜1.0nmの波長範囲に強度のピー
クをもち、0.1nm以下や10nm以上の波長のX線強度はピ
ーク強度に比較して数桁程度弱くなっている。そして、
そのSOR光源からの出射X線はミラーにより反射され、B
e(ベリリウム)窓を透過し、そしてマスクメンブレン
を透過した後も、短波長成分(0.1nm以下)および長波
長成分(2nm以上)の大きな減少がありながらも、その
間の波長成分を連続的に有する。そして一般に、X線は
その波長によりミラーによる反射率、Be窓の透過率およ
びマスクメンブレンの透過率が大きく異なるうえ、ミラ
ーによる反射率は入射角にも大きく依存している。した
がって、凸面ミラーによってX線ビームの発散角を拡大
する場合、SOR光源からの出射X線の強度が水平軌道面
に垂直な方向においてはガウス分布であったものが、ミ
ラーにより反射され、Be窓を透過し、マスクメンブレン
を通過した後、レジストを塗布してあるウエハに入射す
る時は非対称な分布となる。
さらに、SOR軌道面に垂直な方向の各点においてX線
分光強度分布は異なり、その結果、波長分解能をもたな
いX線検出器で測定したX線強度が同一であったとして
も、レジスト感度の波長依存性からレジストを最適露光
するために必要な露光時間が異なることとなる。
一方、X線検出器の波長による感度差が存在するこ
と、波長分解能を有するX線検出器は一般に大きいこ
と、SOR光強度が大きいことなどからX線検出器をX線
露光装置に組み込んでX線分光強度分布を測定すること
は困難である。
そこで、本発明は凸面形状の斜入射ミラーをSOR光源
と露光面との間に配置し、そのミラー曲面での反射によ
ってX線ビームの垂直方向の発散角を拡大する方法を具
体的にX線露光装置に適用可能にする事を目的とする。
即ち、優れた構成で斜入射ミラーを露光に好適な位置お
よび角度で設置し、再短時間で露光が行なえるX線露光
装置を提供せんとするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するための本発明は、SOR光源から放
射されるシート状のX線を凸面形状を有するミラーによ
って反射拡大して所定の露光領域を一括照明する露光装
置であって、マスクメンブレン透過後のX線強度の最大
の位置が、該露光領域の上記拡大方向の全幅を100%と
した時にミラー反射面に近い側の端から20〜45%の位置
にあることを特徴とする。ここで、ミラー側から20〜45
%の位置にあるというのは露光域全幅に対し一番ミラー
側に近い端を0%、一番ミラー側から遠い端を100%と
して全幅を等分割した時に、ピーク位置が20〜45%の範
囲内に存在する事を意味する。
ここで好ましくは、前記露光領域はレジストが塗布さ
れたウエハ上の領域である。
[作用] この構成において、SOR等の光源からの出射X線の強
度が水平軌道面に垂直な方向においてはほぼガウス分布
であり、ミラーにより反射され、Be窓やマスクメンブレ
ンを通過し、そしてウエハに入射するときにおいては、
非対称な分布となるが、マスクメンブレン透過後のX線
強度の最大の位置が露光領域内においてミラー側から20
〜45%の位置にあるようにしているため、ウエハ上のレ
ジストに吸収される単位時間あたりのX線量は露光領域
のSOR軌道面に垂直な方向の両端で露光上許容できる範
囲内で一致する。したがって、最短露光時間で露光が行
なわれる。
[実施例] 以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
第1図は、本発明の露光装置の照明系の構成を示す概
観図である。同図において1はSOR光源の発光点であ
り、2は一(次元)方向に凸面形状をしているミラーで
ある。3は露光領域すなわちレジスト塗布してあるウエ
ハ面上の矩形領域である。4は露光領域を含む2次元平
面であり露光面である。また、図示はしてないが、ミラ
ー2とウエハ面の間には絞り等が挿入してあり、その絞
り等により、ミラー2で反射されたX線のうち露光領域
3に入射するX線のみをウエハに照射するよう限定して
いる。露光領域はチップサイズ等により要求される大き
さが異なるが15mm□〜30×60mm2程度の大きさとなる。
図中、座標系xyzは露光面4に対して固定された座標系
であり、座標系x′y′z′はミラー2の表面に原点を
もつ座標系である。
なお、図示はしていないが、ウエハと数+μmのプロ
キシミティギャップを隔ててマスクが前面に設置されて
いる。また、光路中にはBe窓等の種々の材料が挿入され
ていても良い。
第2図(a)および(b)はそれぞれミラー2直前で
のSOR軌道面に垂直な方向(y″軸とする)のX線強度
分布およびレジスト塗布されたウエハ上(マククメンブ
レン透過後)でのX線強度分布(第1図y方向)を示
す。ただし、用いたSORは蓄積エネルギーが650MeV、曲
率半径が0.5mであり、発光点1からミラー2までの距離
は2.5mである。凸面形状のミラー2は本実施例において
はシリンドリカルミラーであり、本実施例においては露
光領域を30mm□とするため曲率半径を50mとした。各座
標原点は、X線強度の最大の位置としているが、ミラー
直前での場合はSOR軌道面上にあり、レジスト塗布され
たウエハ上ではSOR軌道面に沿って放射されたX線がミ
ラーにより反射され露光面4に入射する位置よりミラー
側、すなわち第1図のy軸の正方向側に位置している。
ここで注意すべきことは、次に説明するように、波長
分解能を持たないX線検出器でX線強度を検出した場
合、その強度分布とレジストに吸収されるX線量分布と
は必ずしも一致しないということである。
第3図(a)および(b)はレジスト塗布されたウエ
ハ上のy=8mmおよびy=−21mmの2点におけるX線強
度スペクトルを示す。同図における0.7mm付近の強度の
減少はSiの吸収端によりミラーの反射率が低下している
ことに起因する。ここで、第1図から明らかなように露
光領域内のミラーに近い側の点に到達するX線は、ミラ
ーから遠い側に到達するX線に比較して、ミラーにより
低い角度で入射している。そして、X線は波長が短くな
るほど、高い角度での入射に対して急速に反射率が低下
してしまう。第4図(a)〜(d)は第1図の装置の波
長0.3,0.5,0.7,0.9nm各々のウエハ上でのX線強度分布
を示す。第4図に示されているように、レジスト塗布さ
れたウエハ上の波長毎のX線強度は、短波長であればあ
るほど、ミラーから遠い側で急激に小さくなる。そのた
め、第3図(a)に示す、ミラーに近い側の点に到達す
るX線の場合は短波長成分とりわけSiの吸収端より短波
長の成分の比率が、第3図(b)に示す、ミラーから遠
い側に到達するX線の場合に比較して高くなっている。
このようにX線スペクトルが各点で異なっているにもか
かわらず、波長分解能を持たないX線検出器でX線強度
を検出した場合、第3図のスペクトルを積分した形でX
線強度を検出してしまう。一方、入射したX線に対して
レジストに吸収されるX線の比率は波長が異なると大き
く異なり、例えば、0.8nmのX線では、10%程度レジス
トに吸収されるのに、0.3nmのX線では0.5%程度しかレ
ジストに吸収されない。そのため、短波長成分とりわけ
Siの吸収端より短波長の成分は、レジストに吸収され、
レジストを感光するという観点からは、大きな用はなさ
ないものである。結局、第3図に示された2点におい
て、波長分解能を持たないX線検出器でX線強度を検出
した場合その強度は異なって計測されるにもかかわら
ず、同一時間X線を照射してレジストを感光すると同一
の残膜率を与え、X線吸収量としてはほぼ一致するとい
う結果になる。
一方、レジストに吸収されたX線量はレジストの残膜
量を調べることにより見積ることができる。その例とし
て第5図にアクリル樹脂のレジストを用いて単位時間に
レジストに吸収されたX線量を示す。なお、座標原点は
第2図(b)と同じくした。また、第6図にハロゲン系
の元素を含有するフェノールアクリル共重合体のレジス
トに単位時間に吸収されたX線量を示す。ある波長のX
線がレジストに吸収される量はそのレジストを構成する
元素とその組成比、密度等に依存するが、有機物である
レジストでは一般に密度は大きくは異ならない。また、
ハロゲン系の元素を含有するレジストは含有しないレジ
ストに比較して短波長のX線の吸収が大きくなるが、第
5図と第6図を比較してわかるように、絶対値は異なる
もののレジストに吸収されたX線量の分布形状はほぼ同
じである。
同様に、ハロゲン系の元素を含有するノボラック樹脂
のレジストにおいても、また、他の有機レジストにおい
ても、レジストに吸収されたX線量の分布形状はほぼ同
じとなる。
第5図および第6図に示すようなX線吸収分布の場
合、それらの図から明らかなように、レジスト塗布され
たウエハ上のX線強度の最大の位置すなわちy=0を中
心として露光領域を設定することとすると、本実施例に
おいては露光領域を30mm□としているため、最適な露光
領域を設定した場合に比べて、それぞれ約3%および約
5%だけ露光時間が余分に必要となる。ただし、この時
の露光方法は、以下の様なものである。単位時間にレジ
ストに吸収されたX線量が山型の分布をもつため、前エ
ッジと後エッジを有するスリットを光路中で移動させて
露光領域上をスリット透過光でスキヤンする際に、露光
領域内のX線吸収量のむらを5%以内好ましくは2%以
内におさめるように、ウエハ上のy座標の異なる場所の
レジストにX線が照射される時間、例えばその場所をス
キヤンする場合のスキヤン速度を制御して単位時間の吸
収X線量の少ない所は露光時間を増加する事で、吸収量
を増やしてやる。露光時間とはこの場合に、露光領域全
域を露光するのに要する時間である。そして、最適な露
光領域とは、この露光時間を最短にするものであり、単
位時間にレジストに吸収されたX線量が露光領域の両端
で一致するように露光領域を設定すれば得られるもので
ある。
しかしながら、レジストを露光してレジストの残膜量
から単位時間にレジストに吸収されたX線量を実験的に
求めることなしに、より簡便に露光領域を設定すること
ができる。すなわち、X線検出器によりX線強度分布を
測定し、その強度の最大位置を露光領域のミラー側から
20〜45%の位置に設定することによっても好適な露光領
域を設定することができる。本実施例においては、ミラ
ー側から28%の位置に設定した場合が最適な露光領域で
ある。ここで、単位時間あたりにレジストに吸収される
X線量が山型の分布をしているため、その最大の位置お
よび露光領域の上下端における単位時間あたりおよび単
位面積あたりにレジストに吸収されるX線量をそれぞれ
IMAX,IU,ILとすると、露光に要する時間tは となる。ここで、lは露光領域の上下方向の長さであ
り、V0はスリットの最大移動速度で300mm/sec程度であ
る。Aはレジストを露光するのに必要なX線吸収量であ
る。X線検出器によりX線強度分布を測定し、その強度
の最大位置がミラー側から20〜45%の位置に設置した
時、その位置におけるIU,IL,IMAXを第(1)式に代入す
ると、最適な露光領域を設置した場合に比べて、1%以
内しか露光時間が余分にかからない。従って、20〜45%
の位置に設定することにより最適な露光領域を設定した
場合に比べて1%以内しか露光時間が余分にかからない
ような好適な露光領域を設定することができる。
露光領域を前記好ましい位置に設定する方法として
は、すなわちX線強度の最大の位置を露光領域内のミラ
ー側から20〜45%の位置に設定する方法としては、第1
図に示すy′軸方向へのミラーの平行移動とx′軸まわ
りの回転とにより行なう方法がある。ただし、その設定
前の段階において、SOR軌道面とミラーのx′軸が平行
となっており(SOR軌道面内にあっても良い)、かつSOR
軌道面内の出射X線とミラーのx′軸が垂直となってい
ることが必要である。また、露光領域を設定する他の方
法としては、ミラーを動かさず、露光領域を限定する絞
りをy軸方向に平行移動する方法がある。この場合、マ
スクおよびウエハを固定していると、マスクおよびウエ
ハの露光させるべき所望の位置にX線が照射されなくな
るので、当然マスクおよびウエハを一体としてy軸方向
に平行移動することとなる。なお、このとき、マスク面
に入射するX線の角度が変わるため、マスクおよびウエ
ハのx軸まわりの回転を行ってもよい。この場合も、ミ
ラーを動かす方法の場合と同様に、その前の段階におい
てSOR軌道面とミラーのx′軸が平行となっており(SOR
軌道面内にあっても良い)、かつSOR軌道面内の出射X
線とミラーのx′軸が垂直となっていることが必要であ
る。
また、当然のことながら、露光領域の設定は、上で述
べた方法によりミラーを移動し、同時に絞り、マスクお
よびウエハを移動することによっても達成される。
[他の実施例] 上述の構成において、用いるSORを蓄積エネルギーが8
00MeV、曲率半径が2mのものとし、発光点1からミラー
2までの距離を5mとすると、SOR光源からの出射X線は
ピーク波長が約0.9nmであり、X線露光に好適なSORにお
いてはピーク波長が長い部類に属するものとなる。
このX線を用いた場合のX線強度分布の例として、第
7図にレジスト塗布されたウエハ上でのX線強度分布、
第8図にアクリル樹脂のレジストを用いて単位時間にレ
ジストに吸収されたX線量、そして第9図にハロゲン系
の元素を含有するフェノール・アクリル共重合体のレジ
ストに単位時間に吸収されたX線量を示す。座標原点は
いずれも、レジストに塗布されたウエハ上でのX線強度
分布の最大の位置としている。この場合、露光時間を最
短とする最適の露光領域は、X線強度の最大の位置を露
光領域内のミラー側から40%の位置とすることにより得
られる。
本実施例においては、露光領域の大きさを30mm□とし
て検討したが露光領域の大きさがこれとは異なる場合、
発光点とミラーの距離、ミラーと露光領域の距離、シリ
ンドリカルミラーの曲率半径等は露光時間の短縮化と装
置の安定性から最適の値が求まり、本実施例で用いた数
値と異なるものとなるが、マスクメンブレン透過後のX
線強度の最大の位置が露光領域内のミラー側から20〜45
%の位置となるように設定することにより、露光領域を
好適な位置に設定することができる。また、本実施例に
おいては、ミラー2としてシリンドリカルミラーを用い
たが、その他の一次元方向に凸面形状をもつミラーを用
いても成立することはいうまでもない。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、マスクメンブレ
ン透過後のX線強度の最大の位置が露光領域の拡大方向
の全幅を100%とした時にミラー反射面に近い側の端か
ら20〜45%の位置に設定するようにしたため、露光時間
を短縮化できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例に係る露光装置の構成を示
す概観図、 第2図(a)および(b)は、第1図の装置におけるミ
ラー直前でのX線強度分布およびマスクメンブレン透過
後のウエハ上でのX線強度分布を示すグラフ、 第3図(a)および(b)は、第1図の装置におけるウ
エハ上の2点におけるX線強度スペクトルを示すグラ
フ、 第4図(a)〜(d)は、第1図の装置における波長毎
のX線強度分布を示すグラフ、 第7図は、第1図の装置におけるマスクメンブレン透過
後のウエハ上でのX線強度分を示すグラフ、 第5図および第8図は、第1図の装置におけるアクリル
樹脂のレジストにより単位時間に吸収されたX線量を示
すグラフ、そして 第6図および第9図は、第1図の装置におけるハロゲン
系の元素を含有するフェノール・アクリル共重合体のレ
ジストにより単位時間に吸収されたX線量を示すグラフ
である。 1:発光点、2:一次元方向に凸面形状をしているミラー、
3:露光領域、4:露光面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水澤 伸俊 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 鵜澤 俊一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】SOR光源から放射されるシート状のX線を
    凸面形状を有するミラーによって反射拡大して所定の露
    光領域を一括照明する露光装置であって、マスクメンブ
    レン透過後のX線強度の最大の位置が、該露光領域の上
    記拡大方向の全幅を100%とした時にミラー反射面に近
    い側の端から20〜45%の位置にあることを特徴とするX
    線露光装置。
  2. 【請求項2】前記露光領域はレジストが塗布されたウエ
    ハ上の領域であることを特徴とする請求項1記載のX線
    露光装置。
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