JP2000357643A - 露光方法及びそれを用いた露光装置 - Google Patents

露光方法及びそれを用いた露光装置

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JP2000357643A
JP2000357643A JP11167419A JP16741999A JP2000357643A JP 2000357643 A JP2000357643 A JP 2000357643A JP 11167419 A JP11167419 A JP 11167419A JP 16741999 A JP16741999 A JP 16741999A JP 2000357643 A JP2000357643 A JP 2000357643A
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Shigeru Terajima
茂 寺島
Yutaka Watanabe
豊 渡辺
Goji Miyaji
剛司 宮地
Kazuyuki Harumi
和之 春見
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    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/027Making masks on semiconductor bodies for further photolithographic processing not provided for in group H01L21/18 or H01L21/34
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
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Abstract

(57)【要約】 【課題】X線を利用してマスク上のパターンを感光基板
上に効率的に露光転写することができる露光方法及びそ
れを用いた露光装置を得ること。 【解決手段】露光転写すべきパターンを有するマスク
と、該マスク上のパターンを露光転写する感光基板とを
対向配置し、該マスク上のパターンを該感光基板にX線
を用いて露光する露光方法において、光路中にはマスク
上の露光画角を規制する為のX線を遮る遮光板が設けら
れており、該マスクは被転写パターン領域の外側周囲の
所定部分に遮光部または減光領域を形成しており、該遮
光板は、それによるマスク上での半影となる領域内に、
該マスクの遮光部または減光領域の内側端部が重なるよ
うに配置していること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光方法及びそれ
を用いた露光装置に関し、露光光源としてシンクロトロ
ン放射光(SR光)やプラズマX線源等のX線を利用し
て、マスク面(第1物体)上に形成された微細な電子回
路パターンをウエハ(第2物体)にステップアンドリピ
ート方式やステップアンドスキャン方式を用いて露光転
写して半導体IC,LSI,CCD,液晶パネル,磁気
ヘッド等のデバイスを製造する際に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりシンクロトロン放射光(以下S
Rと略す)やプラズマX線源等のX線を利用して、デバ
イスを製造するX線露光方法やX線露光装置が種々と提
案されている。
【0003】一般にX線露光装置においては露光画角
(露光領域)を規制するためにX線を遮光する為の遮光
板を光路中に配置することの必要性が指摘されている。
これは、マスク上に配置する遮光膜によって露光領域と
非露光領域を明確に分けることができるi線やエキシマ
レーザ光等の光を利用した光露光装置における光露光と
違ってX線露光装置ではマスク上のX線吸収体により成
る遮光膜では露光画角周囲のX線を完全に遮光しきれ
ず、数%〜40%程度透過してしまうので減光させるに
過ぎないという点と、露光画角周囲の遮光膜に広くX線
が照射されると遮光膜を形成しているX線吸収体がX線
を吸収してマスクの温度が上昇し、露光画角内の被転写
パターンにひずみが生じてしまうという点から、この遮
光板を光路中に配置することが必要とされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】X線露光装置におい
て、光路中にX線を遮光する遮光板を配置し、それによ
って露光画角(露光領域)を規制しようとすると次のよ
うな問題点が発生してくる。露光装置に露光画角を規制
するという機能を持たせるには、マスクの被転写領域
(露光領域)に合わせて露光画角を変化させる機能を持
たせなければならない。
【0005】マスクの被転写領域を規定するためにそれ
ぞれ4方向から遮光板を任意の位置に高精度で移動可能
とし、かつマスク及びマスク支持部材などと機械的に干
渉しないようにする必要がある。
【0006】この為マスクからある程度離れた位置に遮
光板を設置せざるを得ない。その際に光源の大きさと遮
光板、そしてマスクの位置関係から遮光板による半影ぼ
けと呼ばれる、照射X線量が徐々に少なくなってゆく境
界領域がマスク上に発生する。たとえ光源が非常に小さ
く、かつ光源がマスクから遠く離れていたとしても被露
光面(ウエハ面)と遮光板がある程度離れていれば回折
の影響も含まれて半影ぼけの境界領域は無視できない幅
となってくる。この結果マスク上に露光には使えない領
域が存在することになるばかりでなく、隣の露光領域に
照射X線が微量ながらも進入してしまうという問題点が
発生してくる。
【0007】特に、光源にシンクロトロン放射光を用い
たX線露光装置では、光源の見かけの形は楕円形であ
り、露光画角を規制するブレード(遮光板)による半影
ぼけの裾が隣の露光領域に薄いながらも深く入り込んで
しまうことがある。
【0008】この問題を避けるために転写領域(露光領
域)の周囲に転写パターンが全く無い十分な広さの境界
領域を確保して、そこに半影ぼけとなる幅を狭める方法
もあるがこの方法は無駄な領域が多くなってしまうため
デバイスの製造において非効率である。
【0009】本発明は、X線を利用してデバイスを製造
するとき半影ぼけの影響で従来は広く確保していた境界
領域の幅を少なくし、デバイスを効率的にかつ安定して
製造することができる露光方法及びそれを用いた露光装
置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の露光方
法は、露光転写すべきパターンを有するマスクと、該マ
スク上のパターンを露光転写する感光基板とを対向配置
し、該マスク上のパターンを該感光基板にX線を用いて
露光する露光方法において、光路中にはマスク上の露光
画角を規制する為のX線を遮る遮光板が設けられてお
り、該マスクは被転写パターン領域の外側周囲の所定部
分に減光領域を形成しており、該遮光板は、それによる
マスク上での半影となる領域内に、該マスクの減光領域
の内側端部が重なるように配置していることを特徴とし
ている。
【0011】請求項2の発明の露光方法は、露光転写す
べきパターンを有するマスクと、該マスク上のパターン
を露光転写する感光基板とを対向配置し、該マスク上の
パターンを該感光基板にX線を用いて露光する露光方法
において、光路中にはマスク上の露光画角を規制する為
のX線を遮る遮光板が設けられており、該マスクは被転
写パターン領域の外側周囲に減光領域が設けられてお
り、該マスクの転写パターン領域の外側に位置する境界
領域の露光又は非露光の選択を該遮光板による該マスク
上で生じる半影を利用して行う選択工程を含むことを特
徴としている。
【0012】請求項3の発明の露光装置は請求項1又は
2の露光方法を用いていることを特徴としている。
【0013】請求項4の発明のデバイスの製造方法は、
請求項1又は2の露光方法を用いてマスクと感光基板と
の相対的な位置合わせを行う工程と、該マスク面上のパ
ターンを感光基板面上に露光した後に該感光基板を現像
処理する工程を用いてデバイスを製造していることを特
徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明のX線を利用した露
光装置の実施形態1の要部概略図である。本実施形態で
はX線を露光光として用いたプロキシミティ型の半導体
素子製造用の露光装置を示している。図1において、1
はX線源、2は露光画角を規制する遮光板、3はX線露
光用のマスクであり、所定の転写パターンが形成されて
いる。4は感光基板としてのウエハ、5L、5Rはマス
ク3の露光画角外側に配置されたX線吸収体(減光領
域)で通常,枠状に形成されているが、同図では説明の
ためにマスク断面左側を吸収体5L、右側を吸収体5R
と示す。6はウエハ4上の一方向での露光X線の強度分
布を示す。図1はX線によるマスク3上のパターンをウ
エハ4に等倍で露光転写を簡略化して示している。
【0015】本実施形態の露光装置においては、マスク
3とウエハ4との位置決めを行うアライメント部やシャ
ッター、ウエハ4やマスク3を支持するステージや搬送
装置等から成り立っているが、本発明を説明する上では
必ずしも必要がないので同図では省略してある。
【0016】また、図1における各部材の位置関係も、
実際にはX線源1にシンクロトロン放射光が用いられる
場合はX線源1は遮光板2よりずっと離れた位置にあ
り、又マスク3とウエハ4の間隔は数ミクロンから数十
ミクロンに近づけられている。そして、露光画角を規制
する遮光板2は露光装置に取り付けられていて可動とす
るため、マスク面から数mm〜数十mmの位置に設置さ
れている。
【0017】図1に示すように、X線源1からのX線を
マスク3に照射するとき、遮光板2でX線が遮光され
る。このとき遮光板2による照射されたX線の半影ぼけ
3aがマスク上の露光画角の端に発生する。
【0018】本発明はその半影ぼけの部分3aとマスク
3の吸収体領域(5R,5L)を重ねる事によって、半
影ぼけ3aの裾の部分のX線量を制限するようにしてい
る。
【0019】図2は本発明の特徴を説明するための図で
ある。図2は図1において丸で囲まれた露光画角の端の
部分での強度分布が変化している領域7をより詳細に示
している。図2(A),(B),(C)はそれぞれ半影
ぼけ3aによる強度分布の変化する位置とマスク3上の
転写パターン領域外周に設置されたX線吸収体5Rの位
置との関係によってウエハ4上の露光X線の強度分布6
が変わる例を示している。
【0020】以下、図2に従って本発明の特徴を説明す
る。照射強度は露光領域では100%でそれ以外の領域
では0%となることが理想ではあるが、実際はそのよう
にする事は難しい。そこで露光に必要な強度は例えば想
定照射強度の98%以上、非露光部分は想定照射強度の
2%以下などと範囲を定めて露光領域と非露光領域を区
別している。言い換えると、設定されたある露光量値に
対して、±2%以内を適正な露光量と設定している場合
を示す。
【0021】図2(A),(B),(C)にそれぞれ示
すように98%、2%は敷居(閾)値を示す線である。
ここで用いた数字は一例であり、露光プロセスやレジス
トの感度によってそれぞれ最適な値が決定されている。
【0022】図2(A)に示すように、露光領域(パタ
ーン領域)21と境界領域22と非露光領域(隣のパタ
ーン領域)23はそれぞれの敷居値(98%,2%)と
強度分布曲線の交わる点21a,22aにて規定される
ことになる。この図の示す非露光領域23はすなわち隣
の露光領域となりうる。
【0023】図2(A)は従来のX線マスク3への照射
強度分布例を示している。マスク3上の露光画角外側の
X線吸収体5Rは図2(A)に示すようにX線が照射さ
れない部分に形成される場合を示しているが、あえて必
要ないので形成されていない場合もこの例に準ずる。
【0024】この時、露光領域21と非露光領域(隣の
露光領域)23との間に存在する境界領域22は、図に
示す強度分布曲線6で示すところの98%〜2%の領域
である。従来はこの幅の部分はX線露光装置の固有の露
光に適さない領域として露光に使用できなかった。
【0025】また、図2(B)はマスク3上の露光画角
外側のX線吸収体5RがX線が照射されるパターン領域
21まで延出して形成される場合を示している。
【0026】ここで強度分布曲線8は図2(A)の曲線
6と同様の強度曲線であり、参考の為に示している。
【0027】図2(B)の強度分布曲線6は吸収体5R
で照射X線の一部を吸収したときの強度分布を示してい
る。
【0028】図2(B)は吸収体5Rをパターン領域2
1まで形成することによって強度分布曲線8が強度分布
曲線6となる様子を示している。
【0029】露光領域21内の露光量変動を確実に抑え
つつ強度分布が変化する領域の影響を無くすために安全
側に設計すると、このように半影ぼけの領域22は露光
されないように設定される。この場合の露光領域21と
隣の露光領域23との間に存在する境界領域22は、図
中に示されている幅となる。
【0030】次に図2(C)は本発明の実施形態の説明
図である。図2(C)の図2(A),(B)との違い
は、マスク3上の露光画角外側のX線吸収体5Rの内縁
をあえて半影ぼけの領域22に重なるように設定したこ
とである。
【0031】更に厳密に表現すると、図2(A)にて説
明した適正露光量外の境界領域22すなわち露光に適さ
ない露光X線強度分布が発生する領域に、X線マスク3
の露光画角の境目となるX線吸収体5Rの内縁5Raを
設定する。
【0032】図2(A),(B),(C)の比較にて示
すように、半影ぼけの領域22内にX線吸収体5Rの内
縁5Raを設定する事によって、境界領域22となる幅
が、図2(A),(B)に比較して小さくなるというこ
とが明確にわかる。このように境界領域22の幅を従来
に比較してより小さくすることによって、露光領域を従
来よりも広げる事ができるシステムを達成している。
【0033】以上のように本実施形態ではマスクとして
被転写パターン領域21の外側部分の所定部分に転写パ
ターンと同様のX線吸収体による遮光部又は減光領域5
R,5Lを形成したマスクを用い、露光装置の露光画角
を規制する遮光板による半影となる領域22と遮光領域
5R,5Lの部分の内縁とが重なるよう、遮光板を配置
している。
【0034】これにより、転写パターンの露光領域を装
置の遮光板が確保し、遮光板の半影内においてはマスク
の減光領域5R,5LがX線強度を十分に減光して隣の
パターン領域に進入する量を抑えている。
【0035】図3,図4は本発明の実施形態2の要部概
略図である。本実施形態はマスク上の被転写パターン領
域の外側周囲に形成される遮光部又は減光領域と転写パ
ターン領域との間隔を、その転写工程に使用するレジス
トの性質または工程の順序または加工される膜の種類に
よって、それぞれ所定の間隔に設定し、該遮光部または
減光領域に露光画角を規定する遮光板による半影となる
部分を投影させ、かつ該半影を利用して被転写パターン
外周の境界領域の露光・非露光を選択している。
【0036】特に本実施形態は、使用するレジスト及び
露光工程によって境界領域22を露光する場合と露光し
ない場合の選択を可能とし、それぞれ対応するX線マス
ク3上の露光領域の外側のX線吸収体5L、5Rを適切
に配置している。
【0037】図3(A),(B)は隣り合う露光領域を
それぞれ露光する際に境界領域を露光する必要がある場
合を示した例である。まず、図3(A)にて示すように
左側のパターン領域21を露光する。この時の図示され
ていない遮光板による半影ぼけの影響とマスク3の転写
パターン外周に配置されたX線吸収対5Rによるウエハ
上の照射X線強度分布を実線6にて示す。
【0038】次に図3(B)に示すように右側隣のパタ
ーン領域23を露光する。この場合も前述と同様に境界
領域22まで露光され、ウエハ上の照射X線強度分布は
図3(B)の実線6にて示される。境界領域22はこれ
ら2度の露光によって積算された露光量分布9となる。
このように境界領域22を露光するためには、マスク上
の露光領域を確定させる露光領域の外側のX線吸収体5
R、5Lを、半影ぼけの領域の中心線10よりも外側に
配置することで達成される。
【0039】総露光量9に示すように中心部(境界領域
22)が過露光となるがその両側の部分(パターン領域
21,23)は適正露光量内になる。この境界領域部分
22は微細パターンが無い部分であるため露光量は多め
であれば確実にレジストが露光されることになるので実
露光上問題とはならない。
【0040】このように、境界部分を露光する必要があ
る場合は、例えばポジ型レジストを用いる工程にて現像
時に境界領域のレジストを無くしたい場合か、ネガ型レ
ジストを用いる工程にて現像時に境界領域のレジストを
残しておく必要が有る場合、例えば下地膜を残す必要が
有る場合等がある。
【0041】次に、図4(A),(B)は境界領域22
を露光する必要が無い場合のX線吸収体5Rの位置を示
している。図3と同様に曲線6は、最初の左側のパター
ン領域21の露光によるウエハ上の露光量分布を示す。
【0042】曲線9は右側のパターン領域23を露光し
た際の積分された露光量分布である。境界領域22を露
光しないためには、図に示すように、マスク3上の露光
領域を確定させる露光領域外側のX線吸収体5L、5R
を、半影ぼけの領域(境界領域22)の中心線10より
も内側に配置する。
【0043】特に、必要露光領域(パターン領域21)
の外側ぎりぎりの部分から吸収体5Rを境界領域22全
て覆うように設定する事により図に示すように、境界領
域22は両側から露光されてもその和である総露光量分
布9はレジストが感光する敷居値まで達しないのでこの
部分はレジストが残る。
【0044】但し、図中実線9が示すように少ないなが
らも数%〜30%程度の露光がなされてしまうのでレジ
ストの感光する敷居値との調整は必要であるし、また現
像時にレジストが膜減りする場合もあるが微細パターン
領域(21,23)では無いのである程度許容される。
このように、境界部分22を露光しない場合としては、
ポジ型レジストを用いる工程にて現像時に境界領域のレ
ジストを残す必要が有る場合、またはネガ型レジストを
用いる際の現像時にレジストを無くす必要が有る場合等
である。
【0045】現像時に境界領域のレジストをどう処理す
るかは、マスク設計時には判明しているので上記いずれ
かの位置に吸収体5R,5Lを設置している。
【0046】尚、本発明においてデバイスを製造すると
きには実施形態1又は2における露光方法においてマス
クとウエハとの相対的な位置合わせを行なう工程と、該
マスク面上のパターンをウエハ面上に露光した後に該ウ
エハを現像処理する工程を用いて製造している。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、X線を利用してデバイ
スを製造するとき半影ぼけが影響する境界領域の幅を少
なくし、デバイスを効率的にかつ安定して製造すること
ができる露光方法及びそれを用いた露光装置を達成する
ことができる。
【0048】この他本発明によれば転写されるパターン
領域と隣のパターン領域との間に存在する境界領域幅を
従来に比較してより小さくすることでき、その結果露光
領域を広げる事ができるのでデバイスを効率的に製造す
ることができるという効果がある。
【0049】また、特に請求項2の発明によればマスク
上の露光領域外側の所定の位置に吸収体を設置しその部
分に遮光板の半影を投影する事によって、境界領域のレ
ジストを残すか残さないか明確に選択できるのでプロセ
スの安定性を向上させるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の露光装置の実施形態1の要部概略図
【図2】本発明に係るマスクと感光基板上の露光強度分
布の説明図
【図3】本発明に係るマスクと感光基板上の露光強度分
布の説明図
【図4】本発明に係るマスクと感光基板上の露光強度分
布の説明図
【図5】従来の露光装置の要部概略図
【符号の説明】
1 X線源 2 遮光板 3 マスク 4 感光基板(ウエハ) 5 X線吸収体 21,23 パターン領域(転写パターン領域) 22 境界領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮地 剛司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 春見 和之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H097 CA07 CA15 5F046 GA02 GB03 GB05 GB07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光転写すべきパターンを有するマスク
    と、該マスク上のパターンを露光転写する感光基板とを
    対向配置し、該マスク上のパターンを該感光基板にX線
    を用いて露光する露光方法において、光路中にはマスク
    上の露光画角を規制する為のX線を遮る遮光板が設けら
    れており、該マスクは被転写パターン領域の外側周囲の
    所定部分に減光領域を形成しており、該遮光板は、それ
    によるマスク上での半影となる領域内に、該マスクの減
    光領域の内側端部が重なるように配置していることを特
    徴とする露光方法。
  2. 【請求項2】 露光転写すべきパターンを有するマスク
    と、該マスク上のパターンを露光転写する感光基板とを
    対向配置し、該マスク上のパターンを該感光基板にX線
    を用いて露光する露光方法において、光路中にはマスク
    上の露光画角を規制する為のX線を遮る遮光板が設けら
    れており、該マスクは被転写パターン領域の外側周囲に
    減光領域が設けられており、該マスクの転写パターン領
    域の外側に位置する境界領域の露光又は非露光の選択を
    該遮光板による該マスク上で生じる半影を利用して行う
    選択工程を含むことを特徴とする露光方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2の露光方法を用いている
    ことを特徴とする露光装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2の露光方法を用いてマス
    クと感光基板との相対的な位置合わせを行う工程と、該
    マスク面上のパターンを感光基板面上に露光した後に該
    感光基板を現像処理する工程を用いてデバイスを製造し
    ていることを特徴とするデバイスの製造方法。
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