JP5127875B2 - リソグラフィ装置及び物品の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、リソグラフィ装置及び物品の製造方法に関する。
近年、半導体デバイスの実装として、フリップチップによる実装が採用されるケースが増えてきている。フリップチップ実装に対応した半導体デバイスの製造工程には、はんだボールをデバイス上に形成する工程が含まれる。はんだボールを形成する方法の1つとしてメッキによる形成法がある。メッキによってはんだボールを形成するためには、ウエハ(基板とよばれる場合もある)上に形成された導電性膜とメッキ装置の電極を接触させて導通を取る必要がある。そこで、導電性膜の上に形成されているレジスト膜の電極を接触させる部分を剥離する方法が特許文献1で提案されている。レジストがネガレジストの場合には、露光中にウエハ周辺部に光があたらないようにすればよく、露光中に、ウエハ上に遮光板を配置する方法が特許文献2で提案されている。
また、モールドと接触させたウエハ上のレジストに紫外線を照射してレジストにモールドのパターンを転写するインプリント装置が特許文献3に開示されている。特許文献3に開示されているインプリント装置は、ウエハの周辺部のショット領域に対応した照射領域を規定するために、ウエハの第1〜第4象限の輪郭にそれぞれ対応する円弧を有する4つの遮光板をそれぞれx方向及びy方向に駆動する駆動部とを備えている。
特公平2−51254号公報 米国特許第6680774号明細書 特開2005−286062号公報
しかし、特許文献2で記載のウエハ上に遮光板を配置する方法は、遮光板を載せ降ろしすることに伴う発塵があるため、ウエハ上にゴミが付着し、半導体素子の不良を発生させるおそれがある。また、特許文献3記載の遮光板は、ウエハ直上で駆動することに伴う発塵があることと、4枚の遮光板から構成され、これらの4枚の遮光板をそれぞれx、y方向に駆動するための計8つの駆動部を必要とする。
本発明は、基板にゴミを付着させること無く簡単な構造で、基板の外周領域に対して光が入射しないように光を遮断するリソグラフィ装置を提供することを目的とする。
本発明は、基板上に塗布された感光性材料に照射系から原版を介して光を照射して前記原版のパターンを前記基板のショット領域に転写するリソグラフィ装置であって、前記基板の前記パターンが転写される領域を規定する前記基板の外周から所定の幅だけ内側の円形境界線に重なる円弧を縁に含み、前記基板上の前記円形境界線より外側の外周領域に対して光が入射しないように光を遮断する遮光板であって、前記照射系内であって前記基板と共役な位置に配置されている遮光板と、前記遮光板を前記照射系の光軸に平行な軸の回りに回転駆動する第1駆動部と、前記遮光板を前記照射系の前記光軸に垂直な平面内で直線駆動する第2駆動部と、前記パターンを転写すべきショット領域が前記外周領域と接する場合に、前記遮光板が前記ショット領域と接する前記外周領域を覆う位置に位置決めされるように前記第1駆動部及び前記第2駆動部を制御する制御部と、を備え、前記円弧は、前記遮光板の縁に配置された第1円弧と第2円弧とを含み、前記制御部は、前記外周領域と接するショット領域の位置に応じて前記第1円弧と前記第2円弧を使い分けるように、前記第1駆動部および第2駆動部を制御することを特徴とする。
本発明によれば、基板にゴミを付着させること無く簡単な構造で、基板の外周領域に対して光が入射しないように光を遮断するリソグラフィ装置を提供することができる。
実施例1の露光装置を示した図である。 基板上の転写領域を説明するための図である。 実施例1の遮光板を説明するための図である。 実施例1の露光方法を説明するためのフローチャートである。 遮光幅を変える方法を説明する図である。 実施例2の遮光板を説明するための図である。 実施例1の別例を示した図である。 実施例3の遮光板を説明するための図である。 実施例3の優位性を説明するための図である。
〔実施例1〕
図1は、基板上に塗布された感光性材料に照射系から原版を介して光を照射して前記原版のパターンを前記基板のショット領域に転写する実施例1のリソグラフィ装置を示す。実施例1では、リソグラフィ装置として、原版のパターンを投影光学系によりショット領域に投影して原版のパターンをショット領域に転写する露光装置を使用した。光源1として、図1では超高圧水銀ランプの例を示したが、エキシマレーザーを用いても良い。集光ミラー2は、通常楕円ミラーが用いられる。楕円ミラーの他にも、集光点の集光度を高めるよう最適化したファセットミラーなどを用いてもよい。シャッター3は、開閉時間を調整することにより、後述する感光性材料(感光剤)が塗布された基板(ウエハ)13への露光量を調整する。露光装置においては、転写するパターンに応じて投影光学系の結像性能を最適化するために、コヒーレンスファクター(σ値)を変える必要がある。σ値は、[(照明光学系のNA)÷(投影光学系のNA)]であって、照明光学系のNAを決めているハエノ目レンズ5上の光束径を変える事によって、σ値を変えうる。変倍リレー光学系4は、ズーム機構をもち、ハエノ目レンズ5上の光束径を変えうる。ハエノ目レンズ5の代わりにシリンドリカルレンズアレイを用いても構わない。ハエノ目レンズ5は入射面の光束に対して波面分割を行い、射出面に2次光源を作り出す。コンデンサー光学系6は、ハエノ目レンズ5で波面分割された光束を被照明面で重畳的に重ね合わせる。これにより、被照明面で均一な照度分布を達成することができる。マスキングブレード7は、コンデンサー光学系6の被照明面に配置されている。マスキングブレード7は開口が可変な絞りであり、露光装置がステップアンドリピートで繰り返し転写する1つのショット領域の形状(ショット形状)を決定する。すなわち、マスキングブレード7は、ショット領域の外縁を規定する直線状の辺より外側の領域に対して光が入射しないように光を遮断する第2遮光板を構成している。リレー光学系8は、マスキングブレード7の位置に形成された照明分布を遮光板9上に投影する。リレー光学系10は、遮光板9の位置に形成された照度分布を原版(レチクル)11上に投影する。以上説明した光源1からリレー光学系10までの部材は、原版(レチクル)11を介して基板(ウエハ)13上に塗布された感光性材料(感光剤)に光を照射する照射系を構成している。
遮光板9は、露光装置がステップアンドリピートで繰り返し露光する際に、ウエハ13への露光位置に応じてパターンが転写される領域の形状を変化させることが可能である。遮光板9は、基板の転写領域を規定する基板の外周から所定の幅だけ内側の円形境界線に重なる円弧を縁に含み、前記基板上の前記円形境界線より外側の外周領域に対して光が入射しないように光を遮断する遮光板を構成している。実施例1では、配置上の都合から、リレー光学系8を用いてマスキングブレード7と遮光板9とを照射系内の互いに別の光学的に共役な位置に配置する構成を示した。しかし、配置上の問題がなければ、図7に示したように、マスキングブレード7を遮光板9に隣接して配置しても良い。マスキングブレード7を遮光板9に隣接して配置する際に、それらが同じ位置に入らない場合には、遮光板9をウエハ13と光学的に共役な位置に配置し、マスキングブレード7をデフォーカスさせた位置に配置するのが望ましい。また、配置上のデフォーカス量が許容できない場合には、マスキングブレード7でショット領域における第1方向に沿ったショット領域における第1方向に沿った外縁を規定する直線状の辺より外側の領域に対して光が入射しないように光を遮断する。そして、ショット領域における第1方向と直交する第2方向に沿った外縁を規定する直線状の辺より外側の領域に対して光が入射しないように、レチクル(原版)11上にCrパターンで光を遮断する遮光部を設ける。さらには、ショット領域の形状はレチクル11上のCrパターンで決定し、マスキングブレード7はレチクル11上のCr欠陥による転写を防止するために、ショット領域の形状より大きな領域で遮光しても良い。マスキングブレード7と遮光板9の照射系内における配置位置の順番は不問で、どちらが光源1側にあっても構わない。
リレー光学系10は、遮光板9の位置に形成された照度分布をレチクル11上に投影する。レチクル(マスクとよぶ場合もある)11には、転写する回路パターンが描画されている。投影光学系12は、レチクル11上に描画されたパターンを、感光剤(レジストとよぶ場合もある)が塗布されたウエハ(基板とよぶ場合もある)13に投影し結像する。制御部(コンピュータ)14は、露光装置を制御し、ウエハ13への露光を行う。
遮光板9について、以下、詳細に説明する。図2(a)はウエハ13上の転写領域を説明するための図であって、ウエハ13を紙面上方向から見た図である。ウエハ13には通常シリコン製のものが使用されるが、ガラス製やサファイヤ製、化合物からなるものも使用される。露光装置が一回の転写でパターン転写できる領域は投影光学系12の結像領域で決まるが、一般にはウエハ13の大きさより小さい。そのため、ステップアンドリピート方式と呼ばれるウエハ13をステップしながら転写を繰り返す方法が用いられる。図2(a)の斜線で示した領域が1回の転写で転写されるショット領域を示しており、ウエハ13をずらしながら、このショット領域を繰り返し転写することで、全体に同一の「C」でかかれたパターンを繰り返し転写することができる。背景技術で述べたように、メッキ工程にて電極と接触するために、ウエハ13上にレジストが剥離されていなければならない領域がある。それを表したのが図2(a)においてウエハ13の周辺部に幅dで示した外周領域である。この外周領域はウエハ13に塗布されたレジストがネガレジストである場合には、露光中に遮光されている必要がある。すなわち、図2(a)の131で示された転写領域を転写する際には、図2(b)で示したような露光範囲で転写する必要がある。
図3(b)は上記のような転写を露光できるようにするための、遮光板9の実施例1である。図3(b)は図1において紙面横方向から遮光板9を見た図である。図3(b)にAで示した点線で囲まれた領域は、遮光板9上でのショット領域の形状を示しており、遮光板9でこの形状となるように遮光されている。遮光板9は少なくとも1つの円弧を縁に含む。円弧の半径は、投影光学系12によってウエハ13上に投影した際に、ウエハ13の半径から外周領域の遮光幅dを引いたものと等しいことが望ましい。また円弧が望ましいが、ウエハ13の周辺の遮光領域が多角形でも許容される場合には、直線であってもよい。駆動部96は、遮光板9を照射系の光軸に平行な軸の回りに回転駆動する第1駆動部である。駆動部95は、遮光板9を照射系の光軸に垂直な平面内で動径方向に直線駆動する第2駆動部である。図3(b)の例では、駆動部95が駆動部96上に搭載されることで、遮光板9を光軸中心として動径方向と回転方向に駆動することが可能である。なお、遮光板9を光軸中心として動径方向と回転方向に駆動できるようになっていれば他の形態であっても構わない。
制御部(コンピュータ)14は、パターンを転写すべきショット領域が外周領域と接する場合に、遮光板9がショット領域と接する外周領域を覆う位置に位置決めされるように駆動部96(第1駆動部)及び駆動部95(第2駆動部)を制御する。例えば、図3(a)に示したように、ウエハ13の右上の領域を照射する際には、図3(b)に示したように、Aの領域に遮光板9がかかるようにする。これにより図3(a)のショット領域に点線で書かれた場所に遮光板9の影がかかることにより、ウエハ13の周辺部に非露光領域を実現することができる。図3(c)に示したように、ウエハ13の左下の領域を照射する際には、図3(d)に示したように、Aの領域に遮光板9がかかるようにする。これにより図3(c)のショット領域に点線で書かれた場所に遮光板9の影がかかることにより、ウエハ13の周辺部に非露光領域を実現することができる。
実施例1における露光方法を図4のフローチャートに従って説明する。ステップ1001において、σ、ショット形状、ショットレイアウトなどの露光条件と、周辺遮光幅が入力部によって露光装置を制御するコンピュータ14に入力される。ステップ1002にてコンピュータ14は、入力されたσ情報に基づき変倍リレー光学系4を所定位置に駆動し、入力された繰り返し転写領域の情報に基づきマスキングブレード7を駆動する。また、その他、不図示の露光装置の状態も露光条件に基づき駆動する。ステップ1003にて未露光のウエハ13を搬入する。ステップ1004にて、コンピュータ14は、入力された周辺遮光幅と、次の露光ショットのウエハ13上での位置から、遮光板9の駆動位置を決定する。ステップ1005にて、コンピュータ14はウエハ13を保持しているステージを駆動し、次の露光ショットを投影光学系12の転写領域に移動させ、遮光板9を所定位置に駆動する。ステップ1006にて、コンピュータ14はシャッター3の駆動を制御することで、ウエハ13上へ所定の露光量を照射する。これにより、周辺の遮光部は露光されることなく、ウエハ13上の感光剤にレチクル11のパターンが縮小、もしくは拡大転写される。ステップ1007にてコンピュータ14は、ウエハ13上の全ショット領域が繰り返し露光されたか判定する。露光が完了していないショット領域が残っている場合には、1004に戻って次のショットの露光に進む。全てのショット領域の露光が完了している際には、そのウエハ13の露光処理は終了となり、ステップ1008でウエハ13は搬出される。ステップ1009でコンピュータ14は、全てのウエハ13への露光が完了したかを判定する。未露光のウエハ13が残っている際には、次のウエハ13の露光処理に進む。すべてのウエハ13が露光完了していれば、露光処理は終了となる。
ウエハ13の周辺の遮光幅は入力によって変えることができる。例えば、図5(a)示したように遮光幅dで最適となる円弧を持つ遮光板9を備えていた際には、図5(b)に示したような異なる幅Dを入力された場合には遮光板9の円弧を用いて略円に遮光することができる。図5では極端に遮光幅が変わる例で説明したが、実際に使用する場合には、ウエハ13の直径が300mmに対して、遮光幅が1mmから5mmの間で変化する程度である。したがって遮光幅3mmにたいして最適化した円弧形状にしておけば、十分に円とみなせる形状で遮光することが可能である。
〔実施例2〕
図6を用いて実施例2を説明する。実施例2の遮光板9は、図6のように遮光板9の縁の互いに反対側の位置に配置された第1円弧と第2円弧との2つの円弧を含み、第1円弧及び第2円弧は、遮光板9の内側から外側に向かう方向に凹状をなしている。これにより、駆動部96は、遮光板9を最大180度回転駆動させるだけでよい。実施例1においては、1つ円弧によって、ウエハ13の外周領域の遮光を実施するため、駆動部96は360度の回転範囲を必要とした。しかし、実施例2においては、2つの円弧で分担するため、例えば、ウエハ13の第1、第4象限の外周領域を遮光する円弧と第2、第3象限の外周領域を遮光する円弧とをそれぞれ異なる円弧とすることで、駆動部96の回転範囲を180度にすることができる。これにより、遮光状態までの駆動時間の短縮と、駆動部95,96のからなる駆動ユニットのコストダウンが可能となる。なお、円弧の間の寸法や形状は加工誤差によって、変わることが想定されるので、それぞれの円弧毎に駆動時のオフセットを持つことが望ましい。また、実施例2では円弧の数を2としたが3以上としてもよい。なお、第1象限、第2象限の外周領域を第1円弧で遮光し、第3象限、第4象限を第2円弧で遮光してもよいし、360度をどの範囲で各円弧で担当するかは設計の自由度である。また設計上の回転駆動範囲は、180度以上動くようにしておいてもよい。
〔実施例3〕
図8を用いて実施例3を説明する。実施例3の遮光板9は、図8のように、開口を有し、開口の縁に互いに反対側の位置に配置された第1円弧と第2円弧とを含み、第1円弧及び第2円弧は、開口の内側から外側に向かう方向に凸状をなしている。実施例2においては、2つの円弧が1つの遮光板9の腹と背の部分に形成されていたため、ショット領域の片側端を遮光し、次にその反対側を遮光する際に、遮光板9が露光領域を横切る必要があった。しかし、実施例3においては、2つの円弧が開口を挟んで対向して配置されているため、遮光板9が露光領域を横切る必要がない。例えば、図9のようなショット領域C1からショット領域C32を順番にウエハ13に露光する場合で説明する。ショット領域C2は第2象限の外周領域を遮光する必要があり、ショット領域C3は第1象限の外周領域を遮光する必要がある。したがって、ショット領域C2の露光後ショット領域C3を露光する際に、実施例2においては、遮光板9が露光領域を横切る必要があり、その間は露光ができないため、単位時間当たりのウエハ処理枚数が減ってしまう。しかし、実施例3ではそのような問題がないので単位時間当たりのウエハ処理枚数を減らすことなく、ウエハ13の外周領域の遮光が可能となる。また、ショット領域C5を露光後、ショット領域C10を露光するまでに、遮光する円弧を切り替えなければならない。そのため、実施例2では、露光を停止して入れ替えなければならない。しかし、実施例3ではショット領域C6からショット領域C9の露光をしている間に円弧を入れ替える駆動を実施すればよく、単位時間当たりのウエハ処理枚数を減らすことなくウエハ13の外周領域の遮光が可能となる。なお、円弧の間の寸法や形状は加工誤差によって、変わることが想定されるので、それぞれの円弧毎に駆動時のオフセットを持つことが望ましい。
実施例1〜3では、リソグラフィ装置として、原版のパターンを投影光学系により基板のショット領域に投影して原版のパターンをショット領域に転写する露光装置を使用した。しかし、リソグラフィ装置は、原版を感光性材料に押し付けて型を介して照射系から光を感光性材料に照射することによって感光性材料を硬化させるインプリント処理を行うインプリント装置であってもよい。
[物品の製造方法]
物品としてのデバイス(半導体集積回路素子、液晶表示素子等)の製造方法は、上述したリソグラフィ装置を用いて基板(ウエハ、ガラスプレート、フィルム状基板)にパターンを転写(形成)する工程を含む。さらに、該製造方法は、パターンを転写された基板をエッチングする工程を含みうる。なお、パターンドメディア(記録媒体)や光学素子などの他の物品を製造する場合には、該製造方法は、エッチングの代わりに、パターンを転写された基板を加工する他の処理を含みうる。以上、実施例1〜3について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。

Claims (11)

  1. 基板上に塗布された感光性材料に照射系から原版を介して光を照射して前記原版のパターンを前記基板のショット領域に転写するリソグラフィ装置であって、
    前記基板の前記パターンが転写される領域を規定する前記基板の外周から所定の幅だけ内側の円形境界線に重なる円弧を縁に含み、前記基板上の前記円形境界線より外側の外周領域に対して光が入射しないように光を遮断する遮光板であって、前記照射系内であって前記基板と共役な位置に配置されている遮光板と、
    前記遮光板を前記照射系の光軸に平行な軸の回りに回転駆動する第1駆動部と、
    前記遮光板を前記照射系の前記光軸に垂直な平面内で直線駆動する第2駆動部と、
    前記パターンを転写すべきショット領域が前記外周領域と接する場合に、前記遮光板が前記ショット領域と接する前記外周領域を覆う位置に位置決めされるように前記第1駆動部及び前記第2駆動部を制御する制御部と、を備え
    前記円弧は、前記遮光板の縁に配置された第1円弧と第2円弧とを含み、
    前記制御部は、前記外周領域と接するショット領域の位置に応じて前記第1円弧と前記第2円弧を使い分けるように、前記第1駆動部および第2駆動部を制御することを特徴とするリソグラフィ装置。
  2. 前記第1円弧及び第2円弧は、前記遮光板の縁の互いに反対側の位置に配置され前記第1円弧及び前記第2円弧は、前記遮光板の内側から外側に向かう方向に凹状をなすことを特徴とする請求項1に記載のリソグラフィ装置。
  3. 前記遮光板は開口を有し、
    前記第1円弧及び第2円弧は、前記開口の縁に互いに反対側の位置に配置され前記第1円弧及び前記第2円弧は、前記開口の内側から外側に向かう方向において凸状をなすことを特徴とする請求項1に記載のリソグラフィ装置。
  4. ショット領域の外縁を規定する直線状の辺より外側の領域に対して光が入射しないように光を遮断する第2遮光板をさらに備え、
    前記第2遮光板は、前記照射系内であって前記遮光板が配置される位置とは別の前記基板と共役な位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のリソグラフィ装置。
  5. ショット領域の外縁を規定する直線状の辺より外側の領域に対して光が入射しないように光を遮断する第2遮光板をさらに備え、
    前記第2遮光板は、前記遮光板に隣接して配置されていることを特徴とする請求項1に記載のリソグラフィ装置。
  6. ショット領域における第1方向に沿った外縁を規定する直線状の辺より外側の領域に対して光が入射しないように光を遮断する第2遮光板をさらに備え、
    前記第2遮光板は、前記遮光板に隣接して配置されており、
    前記原版は、前記ショット領域における前記第1方向と直交する第2方向に沿った外縁を規定する直線状の辺より外側の領域に対して光が入射しないように光を遮断する遮光部を備えることを特徴とする請求項1に記載のリソグラフィ装置。
  7. 前記円形境界線に重なる円弧は、多角形により近似的に構成されることを特徴とする請求項1に記載のリソグラフィ装置。
  8. 前記円形境界線に重なる円弧の半径は、前記円形境界線の半径とは異なることを特徴とする請求項1に記載のリソグラフィ装置。
  9. 前記リソグラフィ装置は、前記原版のパターンを投影光学系により前記ショット領域に投影して前記原版のパターンを前記ショット領域に転写する露光装置であることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載のリソグラフィ装置。
  10. 前記リソグラフィ装置は、前記原版を前記感光性材料に押し付けて前記原版を介して前記照射系から光を前記感光性材料に照射することによって前記感光性材料を硬化させるインプリント処理を行うインプリント装置であることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載のリソグラフィ装置。
  11. 請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載のリソグラフィ装置を用いてパターンを基板に形成する工程と、
    前記工程で前記パタ−ンを形成された基板を加工する工程と、を含むことを特徴とする物品の製造方法。
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