JPH10116762A - 露光装置およびこれを用いた露光方法 - Google Patents

露光装置およびこれを用いた露光方法

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JPH10116762A
JPH10116762A JP8267456A JP26745696A JPH10116762A JP H10116762 A JPH10116762 A JP H10116762A JP 8267456 A JP8267456 A JP 8267456A JP 26745696 A JP26745696 A JP 26745696A JP H10116762 A JPH10116762 A JP H10116762A
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JP
Japan
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photomask
substrate
exposure
optical system
mask pattern
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JP8267456A
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Mitsuo Yabuta
光男 藪田
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70058Mask illumination systems

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 デバイス・チップの大型化に伴うフォトマス
クの大型化から生ずるパターン投影像の歪みや、大口径
ウェハ上でのショット数増加から生ずるスループットの
低下を解消する。 【解決手段】 従来の縮小投影レンズに替えて、拡大投
影レンズ8を搭載した一括露光型拡大投影露光装置10
0を用いる。フォトマスク7aには、ウェハW上に形成
されるデバイス・チップの全個数分の回路パターンに対
応するマスク・パターン6aが、たとえば電子ビーム・
リソグラフィにより形成されている。マスク・パターン
6aの寸法を回路パターンの寸法の1/M(ただし、M
は拡大投影レンズ8の拡大倍率)に設定すれば、1回の
ショットで全チップの回路パターンが投影可能である。
フォトマスク基板5aを従来よりも遥かに小型化できる
ので、マスク撓みに起因する像の歪みが回避される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体プロセス等の
微細加工分野に適用される露光装置およびこれを用いた
露光方法に関し、特にフォトマスクの像を基板(ウェ
ハ)上へ拡大投影する新規な装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造分野では、回路パ
ターンの微細化と素子の高集積化が同時に進行してい
る。この傾向は、1チップ当たりの記憶容量が重要な意
味を持ち、半導体デバイスの高集積化の指標とされるD
RAMにおいて顕著である。たとえば、0.35μmル
ールが適用される64MDRAMの典型的なチップ・サ
イズは10mm×20mmであるが、0.25μmルー
ルが適用される256MDRAMの第1世代ではこれが
12.5mm×25mmに拡大すると予測されている。
【0003】かかるデバイス・チップの大型化に伴い、
これが切り出される基板、すなわちウェハの口径も拡大
している。これは、1枚のウェハから切り出せるデバイ
ス・チップの枚数を確保して生産性の極端な低下を避け
るためである。現状では8インチ・ウェハ(直径約20
0ミリ)が標準的に用いられており、なお将来に向けて
12インチ・ウェハ(直径約300mm)の導入が検討
されている。
【0004】一方、デバイス・チップの大型化は、フォ
トリソグラフィに用いるフォトマスクの大型化も招いて
いる。現状では、フォトリソグラフィは一般に、縮小投
影露光装置(ステッパ)を用いて行われる。この装置
は、デバイス・チップの回路パターンの原図であるマス
ク・パターンが形成されたフォトマスクを照明光学系を
用いて照明し、該フォトマスクの透過光を縮小投影レン
ズに入射させてマスク・パターンのフーリエ変換像をそ
の瞳面に結像させ、さらにその逆変換像をウェハ面上に
結像させるものである。縮小投影レンズの縮小比は、ス
テップ・アンド・リピート式のステッパでは一般に1/
5倍とされている。
【0005】したがって、フォトマスク上のパターン
(マスク・パターン)は、ウェハ上のパターン(回路パ
ターン)の5倍の寸法に形成されることになる。たとえ
ば、チップ・サイズ10mm×20mmの64MDRA
Mの場合、現状の主流である6インチ角(1辺約152
mm)のフォトマスク基板上には、50×100mmの
マスク・パターンが2面並べて形成される。なお、フォ
トマスク基板上では、マスク・パターンの周囲に幅約2
6ミリ(約1インチ)の余白が生ずるが、この程度の余
白はアライメント・マーク形成やスクライブ領域として
最低限確保しておく必要がある。このようなフォトマス
クを用いて逐次露光を行うと、ウェハ上では1回の露光
ショットに対応する露光フィールド内(約22mm角)
で、デバイス・チップが2個ずつ同時に形成されること
になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
露光方法にはスループットの低下とフォトマスクの大型
化という2つの問題がある。上記スループットの低下
は、たとえば約22mm角の露光フィールドを順次配し
ながら8インチ・ウェハの全面を露光しようとすると、
100回近くもの露光ショット数を要することから生ず
るものである。
【0007】一方、フォトマスクの大型化は、縮小投影
露光の原理上、ウェハ上の回路パターンよりも大きなマ
スク・パターンが要求され、またデバイス・チップの大
型化が継続する限り、避けられない問題である。たとえ
ば、前述した6インチ角のフォトマスク基板は、64M
DRAM用のマスク・パターンを形成するには十分であ
るが、チップ・サイズ12.5mm×25mmの256
MDRAM用のマスク・パターンを形成するには、余白
が不足する。このため、256MDRAM用にはフォト
マスク基板を7インチ角(1辺約178mm)以上の大
きさとすることが必要となる。しかし、フォトマスク基
板を大型化すると自身に撓みが生じやすくなり、ウェハ
上に形成される回路パターンの像が歪む原因となる。し
かし、この撓みを防止するために基板を厚くすると、今
度は重量増加による搬送上の困難を来す。
【0008】そこで本発明は、比較的小型のフォトマス
クを使用できる露光装置と、これを用いて高スループッ
トで高品質の像を形成可能な露光方法を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の露光装置は、光
源を含む照明光学系と、デバイス・チップの回路パター
ンに対応するマスク・パターンを有するフォトマスク
と、前記フォトマスクの透過光を拡大投影レンズに入射
させて前記マスク・パターンの像を基板上に投影する投
影光学系と、前記照明光学系と前記投影光学系の光軸上
に基板を保持する基板ステージとを備えることにより、
上述の目的を達成しようとするものである。かかる露光
装置を使用して露光を行うには、デバイス・チップの回
路パターンに対応したマスク・パターンを有するフォト
マスクを照明光学系を用いて照明し、該フォトマスクの
透過光を投影光学系の拡大投影レンズに入射させ、該照
明光学系と該拡大投影光学系の光軸上に保持された基板
上に該マスク・パターンの像を投影すれば良い。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の露光装置は、縮小投影レ
ンズを含む従来の縮小投影光学系に替え、拡大投影レン
ズを含む投影光学系を備えることにより、従来とは逆の
発想でパターン投影を行うものである。すなわち、マス
ク・パターンはウェハ上の回路パターンよりも常に小さ
いので、フォトマスクを小型化することができ、したが
って、フォトマスク自身の撓みに起因するウェハ上の像
の歪みも発生しない。特に、前記マスク・パターンの寸
法が、前記回路パターンの寸法の1/M倍(ただし、M
は前記拡大投影レンズの拡大倍率を表す。)に設定され
ている場合には、露光装置の光学性能を活かしながら最
小のマスク寸法で露光を行うことが可能となる。この倍
率は、フォトマスクの最小加工寸法と拡大投影レンズの
光学性能、特に収差の補正の程度を考慮して、おおよそ
2〜10倍の範囲に設定することが好適である。
【0011】なお、ウェハ上の回路パターンよりも小さ
いマスク・パターンは、電子線リソグラフィ,収束イオ
ン・ビーム・リソグラフィ,X線リソグラフィ,SOR
(シンクロトロン放射光)リソグラフィのいずれかによ
り形成することができ、達成可能な最小パターン寸法は
10nmのオーダーである。つまり、拡大投影レンズの
拡大倍率を10倍としても、ウェハ上の回路パターンの
最小寸法として0.1μmが達成されることになる。
【0012】ここで、前記フォトマスク上のマスク・パ
ターンは、(i)基板上に形成されるデバイス・チップ
の全個数分の回路パターンに対応するもの、あるいは
(ii)一部個数分の回路パターンに対応するもの、のい
ずれであっても良い。前者(i)の場合には一括露光が
行われることになり、露光工程のスループットを著しく
改善することができる。後者(ii)の場合には逐次露光
が行われることになり、フォトマスクの寸法を著しく縮
小することができる。上記フォトマスクが上記(i),
(ii)のいずれのマスク・パターンを有するかにより、
これを搭載する露光装置の構成も異なる。以下、露光装
置の構成とフォトマスクとの関係について、図1ないし
図4参照しながら説明する。
【0013】図1は、上述の(i)のように、全個数分
の回路パターンに対応したマスク・パターンを有するフ
ォトマスク7aを用いてウェハW上のフォトレジスト膜
(図示せず。)を露光する一括露光型拡大投影露光装置
100(以下、露光装置100と称する。)の光学系の
模式図である。この光学系では、光軸OAに沿って光源
1、該光源1からの露光光を平行光線として出射させる
反射鏡2、露光光の照度を均一化するためのハエの目レ
ンズ3、露光光を平行光線4に変換するコンデンサ・レ
ンズ、フォトマスク7a、該フォトマスク7aの透過光
をウェハW上へ拡大投影するための拡大投影レンズ8が
順次配されている。光源1とフォトマスク7aとの間の
光学系が照明光学系I、フォトマスク7aとウェハWと
の間の光学系が拡大投影光学系IIである。
【0014】なお、上記の各部材は、必ずしも直線的に
配列されている必要はなく、必要に応じてミラーで光路
を屈曲させるように配列されていても良い。さらにある
いは、図1に示されるようなレンズ屈折型の光学系では
なく、ミラー反射型の光学系を採用しても良い。また、
図1では上記の光源1が高圧水銀ランプを想起させ、こ
の光源1が反射鏡2の焦点位置に配されることで平行光
線を得るような図示がなされているが、エキシマ・レー
ザ光源を使用してももちろん構わない。エキシマ・レー
ザ光源を用いる場合は、ビーム・エキスパンダ用の光学
系が従来のエキシマ・レーザ・ステッパに比べて小型化
できるというメリットも得られる。
【0015】上記フォトマスク7aは、露光光に対して
透明な正方形のフォトマスク基板5a上に全個数分の回
路パターンに対応したマスク・パターン6aが形成され
たものである。このマスク・パターン6aは、たとえば
電子線リソグラフィを経て得られた電子線レジスト・パ
ターンをマスクとしてCr(クロム)遮光膜をエッチン
グすることにより形成される。
【0016】このフォトマスク7a上におけるパターン
・レイアウトを、図2(a)に示す。ここでは一例とし
て、正方形のデバイス・チップCの全97個分の回路パ
ターンに対応するマスク・パターン6aを示しており、
斜線を施した1区画がデバイス・チップCの1個分のマ
スク・パターンMPである。また、図2(b)はこれに
対応したウェハW上のチップ・レイアウトを示してお
り、斜線を施した1区画が1個分のデバイス・チップ
C、太い実線で囲んだ領域が全個数分のデバイス・チッ
プCを含む露光フィールドFaである。
【0017】ここで、前述の拡大投影レンズ8の拡大倍
率をM、ウェハW上におけるデバイス・チップCの最大
配列幅をAとすると、フォトマスク7a上におけるマス
ク・パターン6aの最大形成幅は、(1/M)×Aで表
される。つまり、ウェハW上の回路パターンに対してフ
ォトマスク上のマスク・パターンが1/Mの寸法に設定
されている場合に、マスク・パターン全体がちょうど1
枚のウェハW上に投影されることになる。また、フォト
マスク基板5aとしては、1辺の長さが(1/M)×A
よりも若干大きめのものを要するが、従来のように、マ
スク・パターン6aの周囲に1インチもの余白を見込む
必要はない。これは、フォトマスク基板5aの4隅に十
分な余白があり、ここにアライメント・マークを形成す
ることができるからである。したがって、従来の縮小投
影露光用のフォトマスクよりも遥にマスクを小型化する
ことができる。
【0018】上記ウェハWは、ウェハ・ステージ10に
ウェハ・チャック9を用いて保持されている。この装置
では全面一括露光を行うためにウェハWを移動させる必
要はなく、したがって上記ウェハ・ステージ10はXY
方向固定式である。すなわち、光軸OAに垂直な平面内
では移動されない。ただし、倍率調整用にZ方向、すな
わち光軸OA方向に沿ってステージ高さを微調整するた
めの駆動装置(図示せず。)は備えられている。
【0019】一方、図3は、上述の(ii)のように、一
部個数分の回路パターンに対応したマスク・パターン6
bを有するフォトマスク7bを用いてウェハW上のフォ
トレジスト膜を露光する逐次露光型拡大投影露光装置1
01(以下、露光装置101と称する。)の光学系の模
式図である。この光学系の構成が前掲図1の一括露光型
の露光装置100と異なるところは、フォトマスク7
b、およびウェハWを保持するXYステージ11であ
る。
【0020】上記フォトマスク7bは、露光光に対して
透明な正方形のフォトマスク基板5a上に一部個数分の
回路パターンに対応したマスク・パターン6bが形成さ
れたものである。このフォトマスク7b上におけるパタ
ーン・レイアウトを、図4(a)に示す。この図は、1
ショットでX方向g個(ここでは一例としてg=2)、
Y方向h個(同じくh=2)、計g×h個分(同じく4
個分)のデバイス・チップCの回路パターンを投影する
ことが可能な、1ショット4面取りのフォトマスク7b
を示している。斜線を施した1区画がデバイス・チップ
Cの1個分のマスク・パターンMPである。また、図4
(b)はこれに対応したウェハW上のチップ・レイアウ
トを示しており、斜線を施した1区画が1個分のデバイ
ス・チップC、太い実線で囲んだ領域が一部個数分(こ
こでは一例として4個分)のデバイス・チップCを含む
露光フィールドFbである。
【0021】ここで、前述の拡大投影レンズ8の拡大倍
率をM、デバイス・チップCのX方向寸法をx、Y方向
寸法をyとすると、1個の露光フィールドFbのX方向
寸法はgx、Y方向寸法はhyと表され、フォトマスク
7b上におけるマスク・パターン6bのX方向形成幅は
(1/M)×gx、Y方向形成幅は(1/M)×hyと
なる。上記のようなフォトマスク7bを用いる場合、ウ
ェハWにできるだけ多くのデバイス・チップCを作成す
るためにはショットを逐次的に(ここでは21回)繰り
返す必要がある。しかし、上記フォトマスク基板5bに
要求される寸法は、X方向で(1/M)×gx,Y方向
で(1/M)×hyよりもやや大き目であれば良く、従
来の縮小投影露光用のフォトマスクよりも著しくマスク
寸法を縮小することができる。
【0022】上記ウェハWは、XYステージ11にウェ
ハ・チャック9を用いて保持されている。つまり、この
装置101では、1ショットごとに上記XYステージ1
1をステップ動作させることにより、ウェハW上に次々
と露光フィールドFbを配しながら露光が行われる。な
お、倍率調整用にステージ高さをZ方向に沿って微調整
するための駆動装置(図示せず。)は、本露光装置10
1にも備えられている。
【0023】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について説明
する。
【0024】実施例1 本実施例では、前掲の図1および図2にそれぞれ示した
露光装置100およびフォトマスク7aを用いて、ウェ
ハ上に0.1μm幅のライン・アンド・スペース・パタ
ーンを形成した。ただし、光源としてはArFエキシマ
・レーザ光源(λ=193nm)を用いたので、光源1
とその周辺部材は図示されるものとは異なる。
【0025】ここでは、上記露光装置100の拡大倍率
Mを10倍とし、各部の寸法を、たとえば 1個のマスク・パターンMP内の ライン・アンド・スペース幅: 0.01μm フォトマスク基板5aの寸法: 50mm×50mm(2インチ角) マスク・パターン6aの最大形成幅: 28mm(X方向,Y方向共) ウェハ口径: 300mm(12インチ) デバイス・チップCの最大配列幅: 280mm とした。
【0026】ウェハW上のフォトレジスト膜は、化学増
幅系ポジ型レジスト材料を用いて形成した。ウェハWを
ウェハ・ステージ10に設置した後、アライメントと露
光に要した時間は合計でも僅かに3秒であった。因みに
従来の縮小投影露光方法で同じウェハの露光を行うと、
1ショット1面取りでは各ショット毎のアライメント時
間も含めて400秒余り、1ショット4面取りでも10
0秒余りの長時間が露光工程で費やされることになる。
また、本発明ではフォトマスク基板7bが現状の主流で
ある6インチ角(一辺152mm)のものに比べて遥か
に小さいため、マスクの撓みに起因する像の歪みはほと
んど見られず、現像後のレジスト・パターンの形状も良
好であった。
【0027】実施例2 本実施例では、前掲の図3および図4にそれぞれ示した
露光装置101およびフォトマスク7bを用いて、ウェ
ハ上に0.1μm幅のライン・アンド・スペース・パタ
ーンを形成した。ただし、光源としてはArFエキシマ
・レーザ光源を用いたので、光源1とその周辺部材は図
示されるものとは異なる。
【0028】ここでは、上記露光装置101の拡大倍率
Mを10倍とし、関連数値をたとえば 1個のマスク・パターンMP内の ライン・アンド・スペース幅: 0.01μm フォトマスク基板5bの寸法: 25mm×25mm(1インチ角) マスク・パターン6bの形成幅: 5mm(X方向,Y方向共) ウェハ口径: 300mm(12インチ) 1個のデバイス・チップCの寸法: 25mm×25mm 1ショット内のチップ数: 4 のように設定した。
【0029】ウェハW上のフォトレジスト膜は、化学増
幅系ポジ型レジスト材料を用いて形成した。XYステー
ジ11を用いてウェハWを移動させながら行った21シ
ョットの逐次露光の所要時間は、各ショットごとのアラ
イメント時間も含めて約70秒であった。また、フォト
マスク基板7bが僅かに1インチ角であるため、マスク
の撓みに起因するウェハ上の像の歪みは無視することが
できた。
【0030】以上、本発明の具体的な実施例を2例挙げ
たが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるもので
はない。たとえば、露光装置の構成の細部,露光光の波
長,拡大倍率,フォトマスク上のパターン・レイアウ
ト,ウェハ上のチップ・レイアウト,チップ・サイズ,
デサイン・ルールについては、適宜変更や選択が可能で
ある。また、フォトマスクの装着機構その他の光学系の
改良により、一括露光と逐次露光の双方に対応できる露
光装置を構成しても良い。さらに、本発明の装置や方法
は、半導体プロセスのみならず、液晶表示素子の製造そ
の他の微細加工分野にも適用できるものである。
【0031】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明によれば拡大投影露光という、従来とは逆の発想にも
とづく露光を微細加工分野に導入することにより、フォ
トマスクの撓みに起因する問題を解決することができ
る。特に基板全面に対して一括露光を行えば、スループ
ットは飛躍的に改善される。したがって、たとえば半導
体プロセス分野において一層の進展が予測されるデバイ
ス・チップやウェハの大型化に対応し、生産性と精度に
優れるパターン転写が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一括露光型拡大投影露光装置の光学系
を示す模式図である。
【図2】本発明の一括拡大投影露光を説明するための模
式図であり、(a)はフォトマスク上のパターン・レイ
アウト、(b)はウェハ上のチップ・レイアウトをそれ
ぞれ表す。
【図3】本発明の逐次露光型拡大投影露光装置の光学系
を示す模式図である。
【図4】本発明の逐次拡大投影露光を説明するための模
式図であり、(a)はフォトマスク上のパターン・レイ
アウト、(b)はウェハ上のチップ・レイアウトをそれ
ぞれ表す。
【符号の説明】
1…光源 6a…マスク・パターン(一括露光用) 6
b…マスク・パターン(逐次露光用) 7a…フォトマ
スク(一括露光用) 7b…フォトマスク(逐次露光
用) 8…拡大投影レンズ 10…ウェハ・ステージ
11…XYステージ OA…光軸 I…照明光学系 II
…拡大投影光学系 100…露光装置(一括露光用)
101…露光装置(逐次露光用) W…ウェハ C…デ
バイス・チップ Fa…露光フィールド(一括露光時)
Fb…露光フィールド(逐次露光時) MP…デバイ
ス・チップ1個分のマスク・パターン

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源を含む照明光学系と、 デバイス・チップの回路パターンに対応するマスク・パ
    ターンを有するフォトマスクと、 前記フォトマスクの透過光を拡大投影レンズに入射さ
    せ、前記マスク・パターンの像を基板上に投影する拡大
    投影光学系と、 前記照明光学系と前記拡大投影光学系の光軸上に基板を
    保持する基板ステージとを備えたことを特徴とする露光
    装置。
  2. 【請求項2】 前記マスク・パターンが、基板上に形成
    されるデバイス・チップの全個数分の回路パターンに対
    応されてなることを特徴とする請求項1記載の露光装
    置。
  3. 【請求項3】 前記マスク・パターンが、基板上に形成
    されるデバイス・チップの一部個数分の回路パターンに
    対応され、 前記光軸に垂直な面内で基板を移動させるための駆動手
    段が前記基板ステージに接続されたことを特徴とする請
    求項1記載の露光装置。
  4. 【請求項4】 前記マスク・パターンの寸法が、前記回
    路パターンの寸法の1/M倍(ただし、Mは前記拡大投
    影レンズの拡大倍率を表す。)に設定されていることを
    特徴とする請求項1記載の露光装置。
  5. 【請求項5】 デバイス・チップの回路パターンに対応
    するマスク・パターンを有するフォトマスクを照明光学
    系を用いて照明し、該フォトマスクの透過光を拡大投影
    光学系の拡大投影レンズに入射させ、該照明光学系と該
    拡大投影光学系の光軸上に保持された基板上に該マスク
    ・パターンの像を投影することを特徴とする露光方法。
  6. 【請求項6】 基板上に形成されるデバイス・チップの
    全個数分の回路パターンに対応するマスク・パターンを
    有するフォトマスクを用い、前記投影を一括的に行うこ
    とを特徴とする請求項5記載の露光方法。
  7. 【請求項7】 基板上に形成されるデバイス・チップの
    一部個数分の回路パターンに対応するマスク・パターン
    を有するフォトマスクを用い、基板を前記光軸に垂直な
    面内で移動させながら前記投影を逐次的に行うことを特
    徴とする請求項5記載の露光方法。
JP8267456A 1996-10-08 1996-10-08 露光装置およびこれを用いた露光方法 Pending JPH10116762A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007093714A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Sumitomo Chemical Co Ltd カラーフィルタの製造方法
WO2012137842A1 (ja) * 2011-04-04 2012-10-11 株式会社ニコン 照明装置、露光装置、デバイス製造方法、導光光学素子及び導光光学素子の製造方法

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