JPH07281417A - マスク、ならびに該マスクを用いた露光装置、露光方法、およびデバイス製造方法 - Google Patents

マスク、ならびに該マスクを用いた露光装置、露光方法、およびデバイス製造方法

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JPH07281417A
JPH07281417A JP7464694A JP7464694A JPH07281417A JP H07281417 A JPH07281417 A JP H07281417A JP 7464694 A JP7464694 A JP 7464694A JP 7464694 A JP7464694 A JP 7464694A JP H07281417 A JPH07281417 A JP H07281417A
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mask
ray
exposure
shielding film
alignment mark
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Shigeru Terajima
茂 寺島
Keiko Chiba
啓子 千葉
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回路パターン外側の遮光膜と回路パターン領
域の遮光膜とで材質や厚さを変えることなく、所望の転
写アライメントマークの線幅寸法が得られるマスクを提
供する。 【構成】 デバイスパターンと、デバイスパターンの周
囲に設けられたアライメントマークとを有するマスクで
あり、アライメントマークが所望の線幅で露光転写され
るよう、アライメントマークの線幅の設計値が補正され
ている。このとき、ある工程の位置合わせのための第1
のアライメントマークと、次の工程の位置合わせのため
に、上記工程にて露光転写される第2のアライメントマ
ークとが設けられており、第2のアライメントマークの
線幅の設計値が補正されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウェハ上に塗布された
レジストにステップアンドリピート式描画法によりパタ
ーンを露光転写するための露光用マスクに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体デバイスの回路転写に
は、リソグラフィ技術が用いられている。図7は、シリ
コンウェハへのステップアンドリピート式描画法による
露光状態の例を示す図である。また、図8は、図7の一
部分の詳細図であり、隣り合う回路パターン領域周囲の
露光領域の関係を示す。
【0003】半導体回路の集積度が高くなるにつれ、回
路パターンの線幅が細くなり、それに対応してX線を利
用したリソグラフィ技術が用いられる。このリソグラフ
ィ技術に使用される露光装置は、当該露光領域において
アライメントを行う必要があり、その手段として一般的
に、光を用いた光学系アライメントを行っている。光学
系アライメントは、特開平3−253018号公報に開
示されているように、例えば露光領域の4箇所にそれぞ
れ独立に設置されている。図8に示すように、アライメ
ントを行うために、露光領域86は、通例素子パターン
情報を転写する回路パターン領域83と、その周囲のア
ライメントマークのための領域を有している。アライメ
ントマークのための領域に少なくとも2箇所、X線露光
においては通例それぞれの辺に1箇所ずつ計4箇所のア
ライメントマークが必要である。しかもアライメントマ
ークには、ある工程の位置合わせのためのアライメント
マーク87と、次工程の位置合わせのために露光転写さ
れるアライメントマーク88とが必要である。これらの
アライメントマークは一般に、スクライブライン84と
呼ばれる、隣り合う回路パターン領域83aと83bと
の間の、露光領域86aと86bとが重なる部分におか
れる。
【0004】しかし、スクライブライン84は、最終的
に得られる半導体デバイス自体には不要な領域であるた
め、この部分をいかに細くするかによって一枚のウェハ
から得られるデバイスの数が決まる。この背景から、図
8に示すように隣り合う露光領域86aおよび86bの
スクライブライン84上のそれぞれのアライメントマー
ク87、88a、および88bは、スクライブライン8
4を共用できるように位置をずらして配置されることが
一般的に行われる。
【0005】図9は、一般的なX線露光用マスクの構成
図である。図10は、図9の遮光膜部分の断面図であ
り、図9中の線分ABにおける断面を示す。図9におい
て、X線透過性メンブレン91上の回路パターン領域9
3の外側の斜線部、すなわちスクライブライン94に対
応した部分においては、ある工程の位置合わせのための
アライメントマーク97および次工程の位置合わせのた
めに露光転写されるアライメントマーク98以外は回路
パターン領域93と同じ遮光膜で覆われている。この遮
光膜は重金属の薄膜からできているが、隣接する回路パ
ターンに歪みが生じるなどの悪影響があるため、遮光膜
を厚くすることには限界があり、X線を100%遮光す
ることはできない。このため例えば、特開昭60−74
518号公報に開示されているように、X線露光の際に
は、マスク上の遮光部分とは別に露光用X線の光路上に
露光領域を規定するアパーチャを必要とする。これを実
現するための手段として例えば、特開平3−25301
8号公報に開示されているように、可動アパーチャブレ
ードが装置に装備されている。これによって、隣の回路
パターン領域への多重露光が避けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、アライメント
マークを露光する必要性から、X線が照射される領域、
すなわち露光領域は、図9の96に示す点線の内側とな
る。このため、図8に示したスクライブライン84上で
は、次工程の位置合わせのために露光転写されるアライ
メントマーク88が遮光膜越しに余分に露光されること
になる。この対策として例えば、特開昭62−1583
23号公報に開示される方法では、図10におけるX線
露光用マスクの回路パターン領域103以外では、回路
パターン外側の遮光膜105を点線部分に示すようによ
り厚くする等の手段を用いて、X線の透過率を低くして
いる。しかしながら、回路パターン外側の遮光膜を厚く
製造するためには工程が余分に必要となり、また遮光膜
の膜厚が回路パターン領域とその外側の領域とで異なる
ことによる応力の違いが発生し、回路パターン領域の歪
みを引き起こす原因になるという問題点が生じる。
【0007】この問題を避けるために遮光膜の厚さをパ
ターン部分と同様にすると、図8に示すスクライブライ
ン84上の、次工程の位置合わせのために露光転写され
るアライメントマーク88が過露光されることにより、
転写されたアライメントマークの線幅が本来の値から変
化してしまい、この線幅の変化が原因となって次工程の
際にアライメントに誤差が生じてしまうという問題点が
ある。
【0008】本発明はこのような課題に鑑み、回路パタ
ーン外側の遮光膜と回路パターン領域の遮光膜とで材質
や厚さを変えることなく、所望の転写アライメントマー
クの線幅寸法が得られるマスクを提供することを第1の
目的とする。また、上記マスクを用いて露光転写する露
光装置を提供することを第2の目的とし、さらに、上記
マスクを用いた露光方法やデバイス製造方法を提供する
ことを第3の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のマスクは、デバ
イスパターンと、該デバイスパターンの周囲に設けられ
たアライメントマークとを有するマスクであり、該アラ
イメントマークが所望の線幅で露光転写されるよう、該
アライメントマークの線幅の設計値が補正されている。
【0010】上記本発明のマスクは、ある工程の位置合
わせのための第1のアライメントマークと、次の工程の
位置合わせのために、前記工程にて露光転写される第2
のアライメントマークとが設けられており、該第2のア
ライメントマークの線幅の設計値が補正されている。
【0011】前記マスクはX線露光用のX線マスクとす
ることができる。
【0012】前記マスクにはスクライブラインを遮光す
るためのX線遮光部が設けられていることができる。
【0013】前記X線遮光部は前記デバイスパターンま
たは前記アライメントマークと同一の材質および厚さを
有することができる。
【0014】また、前記X線遮光部のX線透過率に少な
くとも基づいて前記補正がなされることができる。
【0015】本発明の露光装置は、上記本発明のいずれ
かに記載のマスクを保持する手段と、保持された該マス
クによってステップアンドリピート方式でウェハに露光
転写を行う手段を有する。
【0016】本発明の露光方法は、上記本発明のいずれ
かに記載のマスクを用いて、ステップアンドリピート方
式でウェハに露光転写を行う。
【0017】本発明のデバイス製造方法は、上記本発明
の露光方法を含む工程でデバイスを製造する。
【0018】
【作用】本発明のマスクにおいては、デバイスパターン
の領域の露光量と違うアライメントマークの領域の露光
量に対応して、アライメントマークが所望の線幅が得ら
れるように補正して設計されるので、デバイスパターン
外側の領域の遮光膜とデバイスパターンの領域の遮光膜
との材質や厚さを変えることなく、適正露光された場合
と同様の転写アライメントマークの線幅寸法が得られる
ため、高精度な位置合わせが可能となる。
【0019】また、上記マスクを用いて露光転写する露
光装置を提供するので、高精度な位置合わせができ、さ
らに上記マスクを用いた露光方法やデバイス製造方法を
提供するので、高精度な位置合わせができ、従来は製造
が困難であった高集積度のデバイスを製造することがで
きる。
【0020】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
する。
【0021】図1は、X線遮光膜パターンと、それを通
過する露光X線の強度分布と、それによって得られるポ
ジ型レジストパターンの関係を説明するための図であ
る。図2は、X線遮光膜パターンが適正露光された場合
を示す図であり、図3は、X線遮光膜パターンが多重露
光された場合を示す図である。
【0022】図1ないし3の(A)は、X線露光用マス
クの遮光膜パターンの断面図であり、図1ないし3の
(B)は、転写X線の強度分布図であり、図1(C)
は、多重露光された場合の過露光強度分布図であり、図
1(D)、図2(C)、および図3(C)は、ポジ型レ
ジスト解像パターン図である。
【0023】図1においては、X線透過性メンブレン1
1上に、X線露光用マスクが作製される。補正前のX線
遮光膜パターン12aを露光することにより強度分布1
3aが得られ、補正後のX線遮光膜パターン12bを露
光することにより強度分布13bが得られる。また、補
正後のX線遮光膜パターン12bからはポジ型レジスト
パターン15が得られ、強度分布13bに過露光分を加
えて、過露光強度分布14が得られる。
【0024】図2においては、X線透過性メンブレン2
1上に、X線露光用マスクが作製される。X線遮光膜パ
ターン22を適正露光することにより強度分布23が得
られ、強度分布23からはポジ型レジストパターン25
が得られる。
【0025】図3においては、X線透過性メンブレン3
1上に、X線露光用マスクが作製される。X線遮光膜パ
ターン32を適正露光することにより強度分布33が得
られ、強度分布33からはポジ型レジストパターン35
が得られる。また、強度分布33に過露光分を加えるこ
とにより過露光強度分布34が得られ、過露光強度分布
34からはポジ型レジストパターン36が得られる。
【0026】第1実施例のX線露光用マスクのレイアウ
トは先の図9と同様であり、厚さ2μmのSiCのX線
透過性メンブレン上に厚さ0.7μmのAuによって回
路パターンを作製し、各アライメントマークおよび回路
パターン外側の遮光部分も同じ条件で同時に作製する。
当該遮光部分において、露光用X線は約10%程度透過
する。
【0027】このX線露光用マスクを用いて適正露光を
行うと、図2に示すように強度分布23が得られ、強度
分布23を現像することによりポジ型レジストパターン
25が得られる。この場合、X線遮光膜パターン22の
線幅と同寸法の所望のポジ型レジスト線幅が得られる。
【0028】ところが先にも説明したように、ウェハ上
で隣接する露光領域にステップアンドリピート式描画法
によって露光する場合は、遮光部分を透過するX線によ
ってスクライブライン上の次工程の位置合わせのために
露光転写されるアライメントマーク88は他の部分に比
べて約10%程度過露光される。この場合の転写アライ
メントマークは、図3(B)に示すように、過露光強度
分布34の値は適正強度分布33と比較して、全体にほ
ぼ均一に10%程度増加する。このため、本来得たいポ
ジ型レジストパターン35よりも線幅が細いポジ型レジ
ストパターン36が得られる。つまり、次工程のための
転写アライメントマークに関しては、所望のX線遮光膜
パターン32の線幅よりも細いポジ型レジスト線幅が得
られてしまう。またポジ型の逆の特性を有するネガ型レ
ジストを使用した場合には、所望の線幅よりも太い線幅
が得られる。
【0029】そこで、本実施例においては過露光分を考
慮して、あらかじめ図9の次工程の位置合わせのために
露光転写されるアライメントマーク98のみX線遮光膜
パターンの線幅を補正して設計する。具体的にはポジ型
レジストを使用する場合、次工程の位置合わせのために
露光転写されるアライメントマーク98については、図
1で補正前のX線遮光膜パターン12aの両側辺を、約
0.02μmずつ太く設計している。ここでX線遮光膜
パターンの線幅は0.5μm程度である。この値は、強
度分布の値と傾きをもとに、実験結果と計算結果から求
めたものであるが、X線遮光膜パターンの線幅の適切な
修正量は、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において、
実験から、あるいはシミュレーションから求めても良
く、他の方法で求めても良い。
【0030】補正後のX線遮光膜パターン12bは、過
露光により過露光強度分布14が得られる。過露光強度
分布14は、図1(C)中の点線16と交差する付近に
おいて、補正前のX線遮光膜パターン12aを適正露光
して得られる強度分布13aと同様の値と傾きを示して
いる。過露光強度分布14を現像することにより得られ
るポジ型レジストパターン15は、所望のポジ型レジス
トパターン、すなわち補正前のX線遮光膜パターン12
aを適正露光して得られる強度分布13aを現像したポ
ジ型レジストパターンと一致する。このことから、あら
かじめ過露光分を考慮して次工程の位置合わせのために
露光転写されるアライメントマーク98のX線遮光膜パ
ターンの線幅を設計することにより、適正露光された場
合と同様のポジ型レジストパターンを得ることができ
る。なお、ネガ型レジストを使用する場合にも同様にパ
ターンを補正して設計すればよい。
【0031】また、図7に示すように、シリコンウェハ
71の外周部においては、過露光されないスクライブラ
イン74bが生じる。この部分のアライメントマーク
は、補正後のX線遮光膜パターンを適正露光するため、
所望のポジ型レジストパターンよりも太くパターニング
されてしまう。このため、アライメント精度はやや低下
する。しかし、一つの回路パターン領域73について考
えると、4辺のうち2辺または3辺のスクライブライン
は過露光されるスクライブライン74aであるので、こ
れについては所望の線幅が得られ、平均化処理等を行う
ことにより、アライメントは所望の精度で行われる。
【0032】次に第2実施例として、上記説明したX線
露光用マスクを用いた微小デバイス(半導体チップ、L
CDパネル、マイクロマシン等)製造用の露光装置につ
いて説明する。
【0033】図4は、第2実施例のX線露光装置の構成
図である。図4において、シンクロトロン放射源41か
ら放射されたシートビーム形状のシンクロトロン放射光
42は、凸面ミラー43によって放射軌道面に対して垂
直な方向に拡大される。凸面ミラー43で反射拡大され
たシンクロトロン放射光42は、シャッタ44によって
照射領域内での露光量が均一となるように調整され、シ
ャッタ44を経たシンクロトロン放射光42は、X線露
光用マスク45へと導かれる。X線露光用マスク45
は、第1実施例において説明したものである。X線露光
用マスク45に形成されている露光パターンは、ステッ
プアンドリピート式描画法によって、ウェハ46に露光
転写される。
【0034】さらに、第3実施例として、上記説明した
X線露光用マスクや露光装置を利用した、半導体デバイ
スの製造方法について説明する。
【0035】図5は、第3実施例の微小デバイスの製造
工程を示すフローチャートである。ここで微小デバイス
とは、ICやLSI等の半導体チップ、液晶パネル、C
CD、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン等を言う。ステ
ップ51(回路設計)では半導体デバイスの回路設計を
行う。ステップ52(マスク製作)では設計した回路パ
ターンを形成したX線露光用マスクを製作する。このX
線露光用マスクは反射型マスクであって、上記説明した
特徴を有している。一方、ステップ53(ウェハ製造)
ではシリコン等の材料を用いてウェハを製造する。ステ
ップ54(ウェハプロセス)は前工程と呼ばれ、上記用
意したX線露光用マスクとウェハを用いて、リソグラフ
ィ技術によってウェハ上に実際の回路を形成する。次の
ステップ55(組立)は後工程と呼ばれ、ステップ54
によって作製されたウェハを用いて半導体チップ化する
工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディ
ング)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を
含む。ステップ56(検査)では、ステップ55で作成
された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト
等の検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイスが
完成し、これが出荷(ステップ57)される。
【0036】図6は、第3実施例の上記ウェハプロセス
の詳細な工程を示すフローチャートである。ステップ6
1(酸化)ではウェハの表面を酸化させる。ステップ6
2(CVD)ではウェハ表面に絶縁膜を形成する。ステ
ップ63(電極形成)ではウェハ上に電極を蒸着によっ
て形成する。ステップ64(イオン打ち込み)ではウェ
ハにイオンを打ち込む。ステップ65(レジスト処理)
ではウェハに感光剤を塗布する。ステップ66(露光)
では上記説明したX線露光用マスクと露光装置によって
マスクの回路パターンをウェハに焼付け露光する。ステ
ップ67(現像)では露光したウェハを現像する。ステ
ップ68(エッチング)では現像したレジスト像以外の
部分を削り取る。ステップ69(レジスト剥離)ではエ
ッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。こ
れらのステップを繰り返し行うことによって、ウェハ上
に多重に回路パターンが形成される。
【0037】第3実施例の製造方法を用いれば、従来は
製造が困難であった高集積度の半導体デバイスを製造す
ることができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明のマスクにお
いては、デバイスパターンの領域の露光量と違うアライ
メントマークの領域の露光量に対応して、アライメント
マークが所望の線幅が得られるように補正して設計され
ることにより、デバイスパターン外側の領域の遮光膜と
デバイスパターンの領域の遮光膜との材質や厚さを変え
ることなく、適正露光された場合と同様の転写アライメ
ントマークの線幅寸法が得られるマスクを提供すること
ができるため、高精度な位置合わせが可能となるという
効果を有する。
【0039】また、上記本発明のマスクを用いて露光転
写する本発明の露光装置を提供することにより、高精度
な位置合わせができ、さらに、上記本発明のマスクを用
いた露光方法やデバイス製造方法を提供することによっ
ても、高精度な位置合わせができ、従来は製造が困難で
あった高集積度の半導体デバイスを製造することができ
るという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】X線遮光膜パターンと、それを通過する露光X
線の強度分布と、それによって得られるポジ型レジスト
パターンの関係を説明するための図。
【図2】X線遮光膜パターンが適正露光された場合を示
す図。
【図3】X線遮光膜パターンが多重露光された場合を示
す図。
【図4】第2実施例のX線露光装置の構成図。
【図5】第3実施例の微小デバイスの製造工程を示すフ
ローチャート。
【図6】第3実施例のウェハプロセスの詳細な工程を示
すフローチャート。
【図7】シリコンウェハへのステップアンドリピート式
描画法による露光状態の例を示す図。
【図8】図7の一部分の詳細図。
【図9】一般的なX線露光用マスクの構成図。
【図10】図9の遮光膜部分の断面図。
【符号の説明】
11、21、31、91、101 X線透過性メンブ
レン 12a 補正前のX線遮光膜パターン 12b 補正後のX線遮光膜パターン 13a 12aから得られる強度分布 13b 12bから得られる強度分布 14、34 過露光強度分布 15、25、35、36 ポジ型レジストパターン 22、32 X線遮光膜パターン 23、33 強度分布 41 シンクロトロン放射源 42 シンクロトロン放射光 43 凸面ミラー 44 シャッタ 45 X線露光用マスク 46 ウェハ 71 シリコンウェハ 73、83、93、103 回路パターン領域 74a 過露光されるスクライブライン 74b 過露光されないスクライブライン 84、94 スクライブライン 86、96 露光領域 87、97 ある工程の位置合わせのためのアライメ
ントマーク 88、98 次工程の位置合わせのために露光転写さ
れるアライメントマーク 92、102 メンブレンの支持枠 105 回路パターン外側の遮光膜

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デバイスパターンと、該デバイスパター
    ンの周囲に設けられたアライメントマークとを有するマ
    スクにおいて、 該アライメントマークが所望の線幅で露光転写されるよ
    う、該アライメントマークの線幅の設計値が補正されて
    いることを特徴とするマスク。
  2. 【請求項2】 ある工程の位置合わせのための第1のア
    ライメントマークと、次の工程の位置合わせのために、
    前記工程にて露光転写される第2のアライメントマーク
    とが設けられており、該第2のアライメントマークの線
    幅の設計値が補正されていることを特徴とする請求項1
    に記載のマスク。
  3. 【請求項3】 前記マスクはX線露光用のX線マスクで
    あることを特徴とする請求項1または2に記載のマス
    ク。
  4. 【請求項4】 前記マスクにはスクライブラインを遮光
    するためのX線遮光部が設けられていることを特徴とす
    る請求項3に記載のマスク。
  5. 【請求項5】 前記X線遮光部は前記デバイスパターン
    または前記アライメントマークと同一の材質および厚さ
    を有することを特徴とする請求項4に記載のマスク。
  6. 【請求項6】 前記X線遮光部のX線透過率に少なくと
    も基づいて前記補正がなされることを特徴とする請求項
    4に記載のマスク。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか1項に記載
    のマスクを保持する手段と、保持された該マスクによっ
    てステップアンドリピート方式でウェハに露光転写を行
    う手段を有することを特徴とする露光装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし6のいずれか1項に記載
    のマスクを用いて、ステップアンドリピート方式でウェ
    ハに露光転写を行うことを特徴とする露光方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の露光方法を含む工程で
    デバイスを製造することを特徴とするデバイス製造方
    法。
JP7464694A 1994-04-13 1994-04-13 マスク、ならびに該マスクを用いた露光装置、露光方法、およびデバイス製造方法 Pending JPH07281417A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6463119B1 (en) 1999-06-14 2002-10-08 Canon Kabushiki Kaisha Exposure method, exposure apparatus and semiconductor manufacturing apparatus

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6463119B1 (en) 1999-06-14 2002-10-08 Canon Kabushiki Kaisha Exposure method, exposure apparatus and semiconductor manufacturing apparatus

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