JPH09148241A - 走査露光装置及びそれを用いたデバイスの製造方法 - Google Patents

走査露光装置及びそれを用いたデバイスの製造方法

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JPH09148241A
JPH09148241A JP7331134A JP33113495A JPH09148241A JP H09148241 A JPH09148241 A JP H09148241A JP 7331134 A JP7331134 A JP 7331134A JP 33113495 A JP33113495 A JP 33113495A JP H09148241 A JPH09148241 A JP H09148241A
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Mitsuo Sugita
充朗 杉田
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70216Mask projection systems
    • G03F7/70358Scanning exposure, i.e. relative movement of patterned beam and workpiece during imaging

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 マスク上のパターンを感光基板上に露光量の
むらがなく高精度に走査露光できる走査露光装置及びそ
れを用いたデバイスの製造方法を得ること。 【解決手段】 2つの同心円で囲まれる円環領域の一部
を含む所定開口105の照明光束で第1物体107面上
のパターンを照明し、第1物体面上のパターンを投影光
学系109により可動ステージ111に載置した第2物
体110面上に第1物体107と該可動ステージ111
とを投影光学系の投影倍率に対応させた速度比で同期さ
せて2次元的に走査させながら投影露光する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は走査露光装置及びそ
れを用いたデバイスの製造方法に関し、IC,LSI,
CCP,磁気ヘッド,液晶パネル等のデバイスを製造す
る際に好適なものである。
【0002】特にレチクル上のパターンの一部をウエハ
上に転写するための投影光学系と、レチクル上のパター
ンの一部を円弧状光束により照射するパルス光光源また
は連続発光光源を有した照明系、そしてレチクルとウエ
ハを円弧状光束と投影光学系に対して一定の速度比でス
キャンするスキャン機構部とを用いてレチクル上のパタ
ーンをウエハ上に走査露光転写し、高集積度のデバイス
を製造する際に好適なものである。
【0003】
【従来の技術】近年IC,LSI等の半導体デバイスの
高集積化がますます加速度を増しており、これに伴う半
導体ウエハの微細加工技術の進展も著しい。この微細加
工技術の中心をなす投影露光装置として、円弧状の露光
域を持つ等倍のミラー光学系に対してマスクと感光基板
を走査しながら露光する等倍投影露光装置(ミラープロ
ジェクションアライナー)や、マスクのパターン像を屈
折光学系により感光基板上に形成し、感光基板をステッ
プアンドリピート方式で露光する縮小投影露光装置(ス
テッパー)等がある。また最近では、高解像力が得ら
れ、且つ画面サイズを拡大できるステップアンドスキャ
ン方式の走査型の投影露光装置が種々と提案されてい
る。
【0004】0.5ミクロン以下の解像度として、例え
ば高解像度化を図りつつ、1チップ面積当りの大面積化
を図ることが要望されているが、これを達成しようとす
ると設計上及び製造上種々な問題点が生じてくる。
【0005】例えば、大面積の露光領域にわたって収差
を取り除く設計と、製造,加工誤差,環境変化等による
性能劣化防止を図ることが極めて困難になっている。こ
のような問題点を解決する方法の1つとして投影光学系
の特定の略諸収差が完全に補正された領域、所謂無収差
領域を利用して走査露光する方法があり、種々と提案さ
れている。
【0006】この方法では、例えば矩形,円弧状等の部
分照明領域に対してレチクル及び感光性の基板を同期し
て走査することにより、レチクル上のその部分照明領域
より広い面積のパターンを基板上に逐次投影露光してい
る。部分照明領域は通常、この部分照明領域に対応する
像が無収差結像となるように選んでいる。投影光学系と
して反射屈折系を使用するような場合には、無収差領域
の形状がしばしば円弧状の領域となる。
【0007】図12は投影系で得られる円弧状の無収差
領域を露光領域121としてウエハ123上を矢印方向
(主走査方向)SDに走査して1チップ122上に回路
パターンを順次露光する状態を示している。尚、実際の
露光領域は必ずしも完全なる円弧,即ち同心円にて囲ま
れる輪帯領域全てを用いてはいない。これは主走査方向
に対する切片長が、円弧端部で長く、円弧中心部で短く
なるためであり、この長さの違いは露光量むらを生じる
原因となるからである。
【0008】この露光量むらを防ぐために実際は図12
に示したように円弧状の露光領域121の端部を輪帯領
域よりも狭くするなど、形状を変化させている。また、
予め照明強度に傾斜を持たせ、端部で強度を弱めるよう
にしている。
【0009】図12に示した走査露光法では、円弧状の
露光領域121の走査方向SDに垂直な長さによって露
光できる1チップ122の面積が制限される。1チップ
の大面積化を図るには走査を1次元的なものではなく、
図13に示すように副走査方向SBにも走査する2次元
的な走査を用いる方法がある。
【0010】同図において132は1チップ領域,13
1は露光領域,133はウエハである。この2次元的な
走査露光の場合、1チップ132に相当する回路パター
ン領域を図中に示した主走査と副走査の2方向で走査露
光する。この場合主走査,副走査ともに1つのチップに
対する領域制限がなくなるため大面積化が容易に図れ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】2次元走査露光を用い
ると1チップの大面積化が容易になる。しかしながら、
この2次元走査露光には、所謂ピッチむらと呼ばれる副
走査方向の走査精度の不良に起因して、図14に示すよ
うに副走査方向の継ぎ目に露光量のむらが生じるという
問題点が生じてくる。図14に示すように露光領域14
1の走査時にピッチむらΔxが生じた場合、それに応じ
て露光量むらが生じる。
【0012】図15はピッチむらΔxが生じた場合の露
光量むらの様子の説明図である。図15(A)は露光領
域が重なる方向にピッチむらが生じた場合、図15
(B)は離れる方向の場合である。図に示したように、
この方式の走査露光では露光量むらは、露光量が場所に
より0となるか、あるいは所定の露光量の2倍になるか
のどちらかの極値となり、露光むらは不連続的に変化す
る。
【0013】このような露光量むらはむらというより
は、半導体回路パターンにおける線像の露光に近く、本
来の回路パターンに混在して、これを破壊するものであ
り、半導体製造用の露光装置における重大な問題点とな
っている。
【0014】本発明は、円弧状の照明光束でマスク面上
を照明し、該マスク面上のパターンをウエハ面上に投影
光学系を介して走査露光方式を利用して2次元的に投影
露光する際に副走査方向のピッチむらによる露光量むら
の影響を少なくし、高解像度化及び大面積化を図った走
査型露光装置及びそれを用いたデバイスの製造方法の提
供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の走査露光装置
は、 (1−1)2つの同心円で囲まれる円環領域の一部を含
む所定開口の照明光束で第1物体面上のパターンを照明
し、該第1物体面上のパターンを投影光学系により可動
ステージに載置した第2物体面上に該第1物体と該可動
ステージとを該投影光学系の投影倍率に対応させた速度
比で同期させて2次元的に走査させながら投影露光する
ことを特徴としている。
【0016】特に、 (1−1−1)前記第1物体と可動ステージとを主走査
方向と副走査方向に2次元的に走査させる際、走査に伴
って前記第1物体面上に照射される照明光束のうち副走
査方向に隣接する照明光束の周辺部が一部重複するよう
にしていること。
【0017】(1−1−2)前記所定開口は2つの同心
円で囲まれる円環領域の一部の両端部に副走査方向に開
口の主走査方向の切片長が変化する周辺開口を有し、走
査に伴って第1物体面上に照射される照明光束のうち副
走査方向に隣接する照明光束のうち該周辺開口が互いに
重なり合い、該重なり合った該周辺開口の主走査方向の
切片長の和が該第1物体面上における該円環領域の主走
査方向の長さと略等しいこと。
【0018】(1−1−3)前記所定開口は走査に伴っ
て前記第1物体面上に照射される照明光束のうち副走査
方向に隣接する照明光束の端部の一部が互いに重複し、
副走査方向における該重複した領域の照明光量の和が重
複しない領域の照射光量を略等しくなるように設定され
ていること。等、を特徴としている。
【0019】また本発明のデバイスの製造方法は、前述
の構成(1−1)の走査露光装置を用いてデバイスを製
造していることを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態1の要部
概略図である。図中102は楕円鏡,101は楕円鏡1
02の第1焦点近傍に配置されている水銀灯やレーザー
等の光源である。光源101からの光束は楕円鏡102
により集光されて第1照明系103に導光され、本実施
形態に従う露光の基本単位となる遮光マスク104に設
けた走査用の所定開口(以下「開口」ともいう。)10
5を所定の角度分布を有しつつ照明している。開口10
5を通過した光束(照明光束)は第2照明系106によ
り第1物体であるレチクル107の面上を照明する。
尚、走査用の開口105は均一照明するように第2照明
系106によりレチクル107面上に開口像201とし
て結像されている。
【0021】レチクルステージ108はその上部にレチ
クル107を真空吸着等で固定すると共に、矢印112
a,112bに示す方向に2次元的な走査を行う。図2
(A)はこのときの走査照明の様子を示す一実施形態の
説明図である。同図において201は第2照明系106
によるレチクル107上に形成された開口105の像
(開口像)である。この開口像201を同図に示す矢印
202aの如く主走査方向と矢印202bの如く副走査
方向に各々レチクル107面上を2次元走査することに
よりレチクル107の半導体回路パターンの1チップの
露光を行っている。
【0022】再び図1において109は投影光学系であ
り、レチクル107上のパターンを第2物体であるウエ
ハ110面上に投影している。本実施形態において、投
影光学系107の投影倍率は縮小若しくは等倍で構成さ
れている。ウエハ110はウエハステージ511上に配
置されている。ウエハステージ111は矢印113a,
113bに示す如く2次元的に走査することができ、レ
チクルステージ107と投影光学系109の投影倍率に
応じて共役な移動を行うことにより走査露光が行われ
る。
【0023】本実施形態の遮光マスク104の開口10
5は図2(A)に示すように走査に関し、副走査方向の
ピッチむらがないと想定したときに開口105の周辺部
のレチクル107面上における開口像201a1が副走
査方向202bに隣接する開口105の周辺部の開口像
201a2と互いに所定量、重なり合うようにしてい
る。そしてこのときの重なり合うことによる露光量の合
計が開口105のうち重なり合わない開口像201bに
よる露光量と等しくなるように周辺部の形状を特定した
ことを特徴としている。
【0024】図2(B)は本実施形態における遮光マス
ク104に設けた走査用の開口105の説明図である。
本実施形態の開口105は2つの同心円105a,10
5bの円に囲まれる円環状の一領域のうち円弧状領域の
端部を主走査方向202aに対して有限の角度を持つ複
数の直線105c〜105eからなる形状としている。
【0025】そして2つの同心円で囲まれる円環領域の
一部の両端部に副走査方向に開口面積が変化する周辺開
口を有し、走査に伴って第1物体面上に照射される照明
光束のうち副走査方向に隣接する照明光束のうち該周辺
開口が互いに重なり合い、該重なり合った該周辺開口の
主走査方向の切片長の和が該第1物体面上における該円
環領域の主走査方向の長さと略等しくなるようにしてい
る。これにより走査時にピッチむらが生じたときの副走
査方向206bの露光むらを最小限にしている。尚、複
数の直線105c〜105eの代わりに曲線で連続的に
変化させても良い。
【0026】特に本実施形態では、レチクル面上におけ
る露光領域(照明領域)の両端形状を両端で面積におい
て相補的となるように調整し、特にその形状が主走査方
向に対して有限な角度をなす直線により構成された露光
領域を持つようにして走査時にピッチむらが発生して
も、副走査方向の露光むら及び半導体回路パターンの損
傷を最小に抑えている。
【0027】次に本実施形態による開口105を用いれ
ば副走査方向にピッチむらが生じても露光量むらを最小
限に留めることができる理由について説明する。図3は
本実施形態の走査において、例えば副走査方向にピッチ
むらが発生したときのレチクル面上での様子を表す説明
図である。同図(A),(B),(C)は順に副走査方
向に隣り合う露光領域の重なり具合が大きいときと、設
計値どおりのときと、離れが少ないときを示している。
【0028】図4は図3の走査露光時ピッチむらが発生
した場合の露光量むらをピッチむら(副走査方向)を横
軸にして表した説明図である。同図は副走査方向に隣り
合う露光領域が重なる場合(大きいときと中程と小さい
とき)と離れる場合(離れが小さいときと中程と大きい
とき)についてそれぞれ3段階ずつと設計値どおりのと
きを表示している。
【0029】図5は従来の遮光マスクとして円弧状の開
口を用いたときの副走査方向のピッチむらにおけるレチ
クル面上の開口像501の様子を示す説明図である。同
図(A),(B),(C)は順に副走査方向に隣り合う
露光領域の重なりがあるときと、設計値どおりのとき
と、離れがあるときを示している。
【0030】図6は図5の走査露光時ピッチむらが発生
した場合の露光量むらをピッチむら(副走査方向)を横
軸にして表した説明図である。同図は副走査方向に隣り
合う露光領域が重なる場合(大きいときと中程と小さい
とき)と離れる場合(離れが小さいときと中程と大きい
とき)についてそれぞれ3段階ずつと設計値どおりのと
きを表示している。
【0031】図7は図4と図6より、同一の条件(副走
査方向のピッチむらとして離れが小さいとき)でのレチ
クル面上での照度むらを取り出して比較した説明図であ
る。41は本発明に係る開口像201による照度分布、
61は従来の円弧開口像501による照度分布である。
【0032】図7に示すように従来の円弧開口を用いた
ときに有限のピッチむらが存在した場合には、照度分布
61の如く有限幅71の露光量が零の領域が不連続的に
形成される。これに対して本実施形態の方法を用いた場
合には、照度分布41の如く有限幅の露光量が零の領域
は形成されず、露光量変化、即ち露光量むらはピッチむ
らに比例して連続的に変化する。その変化量はピッチむ
らが微小であれば同等に微小であり、このため半導体回
路パターンに関して致命的な損傷を与えない。以上のよ
うに本実施形態における開口105を用いれば、副走査
方向にピッチむらが生じても露光量のむらを最小限に留
めることができるという特徴がある。
【0033】図8は本発明に係る遮光マスクに設ける開
口の形状を示す他の実施形態の要部概略図である。
【0034】図8(A)は開口81の周辺部81aを先
に行くに従って主走査方向の切片長が一定となる3角形
状とした場合である。
【0035】図8(B)は開口82の周辺部82aを先
に行くに従って主走査方向の切片長が一定となる直線ま
たは曲線より成る形状とし、更にその先端部に副走査方
向に対して主走査方向の切片長が連続的に変化(小さく
なる)する3角開口82bを設けた場合である。尚、図
8(B)において、82c1,82c2‥‥は主走査方
向の切片長である。
【0036】図9(A),(B)は図8(A),(B)
の開口81,82を用いて走査したときのレチクル面上
の開口像91,92を示す説明図である。図8(A),
(B)に示すような開口を用いて走査すれば、図9
(A),(B)に示すように副走査方向にピッチむらが
あっても図3,図4で説明したのと同様に露光量むらを
最小限に留めることができる。
【0037】尚、本実施形態において遮光マスクに設け
る開口はその端部の長さがあまり長いとスループットが
低下するので、端部の長さは5μm〜20μm程度にす
るのが2次元走査時の重なりが大きく、且つスループッ
トの点で好ましい。
【0038】次に上記説明した投影露光装置を利用した
デバイスの製造方法の実施例を説明する。図10はデバ
イス(ICやLSI等の半導体チップ、或は液晶パネル
やCCD等)の製造のフローを示す。
【0039】ステップ1(回路設計)では半導体デバイ
スの回路設計を行う。ステップ2(マスク製作)では設
計した回路パターンを形成したマスクを製作する。一
方、ステップ3(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を
用いてウエハを製造する。ステップ4(ウエハプロセ
ス)は前工程と呼ばれ、上記用意したマスクとウエハを
用いてリソグラフィ技術によってウエハ上に実際の回路
を形成する。
【0040】次のステップ5(組立)は後工程と呼ば
れ、ステップ4によって作製されたウエハを用いて半導
体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシ
ング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封
入)等の工程を含む。ステップ6(検査)ではステップ
5で作製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久
性テスト等の検査を行なう。こうした工程を経て半導体
デバイスが完成し、これが出荷(ステップ7)される。
【0041】図11は上記ウエハプロセスの詳細なフロ
ーを示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸
化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶
縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)ではウエハ
上に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオ
ン打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ1
5(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。
【0042】ステップ16(露光)では上記説明した露
光装置によってマスクの回路パターンをウエハに焼付露
光する。ステップ17(現像)では露光したウエハを現
像する。ステップ18(エッチング)では現像したレジ
スト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト
剥離)ではエッチングがすんで不要となったレジストを
取り除く。これらのステップを繰り返し行なうことによ
ってウエハ上に多重に回路パターンが形成される。
【0043】本実施例の製造方法を用いれば、従来は製
造が難しかった高集積度のデバイスを製造することがで
きる。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば以上のように各要素を設
定することにより、円弧状の照明光束でマスク面上を照
明し、該マスク面上のパターンをウエハ面上に投影光学
系を介して走査露光方式を利用して2次元的に投影露光
する際に副走査方向のピッチむらによる露光量むらの影
響を少なくし、高解像度化及び大面積化を図った走査型
露光装置及びそれを用いたデバイスの製造方法を達成す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の要部概略図
【図2】図1の走査手段による走査露光方法の説明図
【図3】図1の走査手段による走査露光方法の説明図
【図4】図1の走査手段による走査露光方法を用いたと
きの露光量の説明図
【図5】従来の走査手段による走査露光方法の説明図
【図6】従来の走査手段による走査露光方法を用いたと
きの露光量の説明図
【図7】本発明の従来の走査方法による露光量の説明図
【図8】本発明に係る照明光束の所定開口の他の実施形
態の説明図
【図9】本発明に係る照明光束の所定開口の他の実施形
態の説明図
【図10】本発明のデバイスの製造方法のフローチャー
【図11】本発明のデバイスの製造方法のフローチャー
【図12】走査露光方法の説明図
【図13】2次元走査による走査露光の説明図
【図14】2次元走査による走査露光の説明図
【図15】2次元走査による走査露光の説明図
【符号の説明】
101 光源 102 楕円鏡 103 第1照明系 104 遮光マスク 105,81,82 所定開口 106 第2照明系 107 レチクル(第1物体) 108 レチクルステージ 109 投影光学系 110 ウエハ(第2物体) 111 ウエハステージ(可動ステージ) 201,301,501 開口像

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの同心円で囲まれる円環領域の一部
    を含む所定開口の照明光束で第1物体面上のパターンを
    照明し、該第1物体面上のパターンを投影光学系により
    可動ステージに載置した第2物体面上に該第1物体と該
    可動ステージとを該投影光学系の投影倍率に対応させた
    速度比で同期させて2次元的に走査させながら投影露光
    することを特徴とする走査露光装置。
  2. 【請求項2】 前記第1物体と可動ステージとを主走査
    方向と副走査方向に2次元的に走査させる際、走査に伴
    って前記第1物体面上に照射される照明光束のうち副走
    査方向に隣接する照明光束の周辺部が一部重複するよう
    にしていることを特徴とする請求項1の走査露光装置。
  3. 【請求項3】 前記所定開口は2つの同心円で囲まれる
    円環領域の一部の両端部に副走査方向に開口の主走査方
    向の切片長が変化する周辺開口を有し、走査に伴って第
    1物体面上に照射される照明光束のうち副走査方向に隣
    接する照明光束のうち該周辺開口が互いに重なり合い、
    該重なり合った該周辺開口の主走査方向の切片長の和が
    該第1物体面上における該円環領域の主走査方向の長さ
    と略等しいことを特徴とする請求項2の投影露光装置。
  4. 【請求項4】 前記所定開口は走査に伴って前記第1物
    体面上に照射される照明光束のうち副走査方向に隣接す
    る照明光束の端部の一部が互いに重複し、副走査方向に
    おける該重複した領域の照明光量の和が重複しない領域
    の照射光量を略等しくなるように設定されていることを
    特徴とする請求項1の投影露光装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4の何れか1項記載の投影
    露光装置を用いてデバイスを製造することを特徴とする
    デバイスの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6750948B2 (en) 1999-10-15 2004-06-15 Nikon Corporation Projection optical system, projection exposure apparatus having the projection optical system, projection method thereof, exposure method thereof and fabricating method for fabricating a device using the projection exposure apparatus
US6753943B2 (en) 2000-11-10 2004-06-22 Canon Kabushiki Kaisha Scanning exposure apparatus and device manufacturing method using the same
US7755839B2 (en) 2003-12-19 2010-07-13 Carl Zeiss Smt Ag Microlithography projection objective with crystal lens
US8908269B2 (en) 2004-01-14 2014-12-09 Carl Zeiss Smt Gmbh Immersion catadioptric projection objective having two intermediate images
US9019596B2 (en) 2004-05-17 2015-04-28 Carl Zeiss Smt Gmbh Catadioptric projection objective with intermediate images
US9772478B2 (en) 2004-01-14 2017-09-26 Carl Zeiss Smt Gmbh Catadioptric projection objective with parallel, offset optical axes

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