JPH10308434A - 位置決め装置、ミラー曲り検出方法、位置決め方法およびデバイス製造方法 - Google Patents

位置決め装置、ミラー曲り検出方法、位置決め方法およびデバイス製造方法

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JPH10308434A
JPH10308434A JP9132965A JP13296597A JPH10308434A JP H10308434 A JPH10308434 A JP H10308434A JP 9132965 A JP9132965 A JP 9132965A JP 13296597 A JP13296597 A JP 13296597A JP H10308434 A JPH10308434 A JP H10308434A
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ミラーの曲りの影響を受けない、高精度な位
置決めおよび露光を、簡便に行えるようにする。 【解決手段】 位置決め対象物3を搭載し、XY平面内
でX方向およびY方向に移動可能なXYテーブル5、6
と、前記XYテーブルに固定されたX方向ミラー1およ
びY方向ミラー2と、前記X方向ミラーおよびY方向ミ
ラーにそれぞれX方向およびY方向からレーザ光を照射
して各照射点のX方向位置およびY方向位置を計測する
X方向のレーザ測長手段およびY方向のレーザ測長手段
と、これによって計測されるX方向位置およびY方向位
置に基づいて前記XYテーブルのX方向およびY方向の
位置決めを行う位置決め制御手段とを備えた位置決め装
置において、前記位置決め制御手段は、あらかじめ計測
した前記X方向ミラーまたはY方向ミラーの曲りを考慮
して前記XYテーブルのX方向またはY方向の位置決め
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、位置決め装置およ
び方法、これに適用できるミラー曲り検出方法、前記位
置決め装置を有する露光装置、ならびにそのような露光
装置を用いることができるデバイス製造方法に関し、特
に半導体ウエハ、液晶表示パネル等の平板状の被露光体
にパターンを形成し、さらには、半導体メモリや演算装
置等の高密度集積回路チップを製造する際に、回路パタ
ーンの焼付けを行うべきウエハ等の被露光体の姿勢を的
確に保持して高精度な露光を行うことができるようにし
たものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、露光装置に使用される位置決め装
置(通称、XYステージ)においては、X、Y軸に関
し、それぞれレーザ光により位置決めを行うとともに、
ヨーイング(回転)変動成分に関しては、その検出用と
して、例えばXまたはY軸に平行にもう1本のレーザ光
を使用して制御を行っている。つまり、このXまたはY
軸方向の1組(2本)のレーザ光が照射する2か所の照
射点の位置の変動値によって、XY方向への移動時にお
けるヨーイング検出およびヨーイング制御を行ってい
る。
【0003】ところが、このような位置決め装置におい
ては、測長するための被測定面であるミラーの面精度の
影響を受けてしまう。例えば、X方向にミラーの2か所
にレーザ光を照射する場合、X方向への移動時は問題は
ないが、Y方向への移動を行うと、ミラー面内でレーザ
の当たる位置が変化するため、ミラー面の曲り等の影響
を受けて、正しいヨーイングの計測および制御を行うこ
とができない。
【0004】そこで、従来は、参照用ミラーの面精度を
高精度に仕上げて、ステージ上に変形がないように取り
付ける等の工夫が必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来技術によれば、高精度に仕上げた参照ミラーを
変形を生じないように装置に取り付けるために、多大な
時間を費やしている。その上、変形しないように取り付
けたとしても0.03μm程度の変形は残ってしまうた
め、正しい位置およびヨーイングの計測と制御を行うこ
とができず、誤差が残ってしまうという問題がある。
【0006】図4は、図2に示すような半導体露光装置
(通称、ステッパ)を用い、図3に示すようなショット
配列で焼き付けたときの、ミラーに曲りがある場合の、
実際に露光が行われたショットの配列の様子を示す。直
線上に理想的に焼き付けられるべきショット位置を破線
で示し、実際のショット位置を実線で示してある。X軸
用ミラー1にX干渉計11からのレーザビームを照射し
てX方向の位置制御を行いながら、Y軸方向へ移動する
ときには、X軸用ミラー1の曲りと対照的な曲りを有す
る配列となる。
【0007】図5はY軸用ミラー2の曲りの影響を示
す。同図に示すように、Y軸用ミラー2にY干渉計12
およびYaw干渉計13からレーザビームを照射してヨ
ーイングの制御を行う場合、ウエハ内の左右のショット
では回転成分が発生する。
【0008】本発明の目的は、このような従来技術の問
題点に鑑み、位置決め装置およびデバイス製造方法にお
いて、ミラーの曲りの影響を受けない、高精度な位置決
めおよび露光を、簡便に行えるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明の位置決め装置は、位置決め対象物を搭載し、X
Y平面内でX方向およびY方向に移動可能なXYテーブ
ルと、前記XYテーブルに固定されたX方向ミラーおよ
びY方向ミラーと、前記X方向ミラーおよびY方向ミラ
ーにそれぞれX方向およびY方向からレーザ光を照射し
て各照射点のX方向位置およびY方向位置を計測するX
方向のレーザ測長手段およびY方向のレーザ測長手段
と、これによって計測されるX方向位置およびY方向位
置に基づいて前記XYテーブルのX方向およびY方向の
位置決めを行う位置決め制御手段とを備えた位置決め装
置において、前記位置決め制御手段は、あらかじめ計測
した前記X方向ミラーまたはY方向ミラーの曲りを考慮
して前記XYテーブルのX方向またはY方向の位置決め
を行うものであることを特徴とする。
【0010】また、本発明の位置決め方法によれば、X
Y平面内でX方向およびY方向に移動可能なXYテーブ
ル上に位置決め対象物を搭載し、前記XYテーブルに固
定されたX方向ミラーおよびY方向ミラーにそれぞれX
方向およびY方向からレーザ光を照射して各照射点のX
方向位置およびY方向位置をX方向のレーザ測長手段お
よびY方向のレーザ測長手段によって計測し、これによ
って計測されるX方向位置およびY方向位置に基づいて
前記XYテーブルのX方向およびY方向の位置決めを行
う位置決め方法において、あらかじめ計測した前記X方
向ミラーまたはY方向ミラーの曲りを考慮して前記XY
テーブルのX方向またはY方向の位置決めを行うことを
特徴とする。
【0011】また、本発明のデバイス製造方法では、X
Y平面内でX方向およびY方向に移動可能なXYテーブ
ル上に被露光体を搭載し、前記XYテーブルに固定され
たX方向ミラーおよびY方向ミラーにそれぞれX方向お
よびY方向からレーザ光を照射して各照射点のX方向位
置およびY方向位置をX方向のレーザ測長手段およびY
方向のレーザ測長手段によって計測し、これによって計
測されるX方向位置およびY方向位置に基づいて前記被
露光体のX方向およびY方向の位置決めを行い、位置決
めされた前記被露光体に所定のパターンの露光を行うデ
バイス製造方法において、あらかじめ計測した前記X方
向ミラーまたはY方向ミラーの曲りを考慮して前記被露
光体の位置決めを行うことを特徴とする。
【0012】このように、X方向ミラーまたはY方向ミ
ラーの曲りを考慮して被露光体の位置決めを行うことに
より、ミラーの曲りに影響されない、高精度な位置決め
が行われ、したがって高精度な露光が行われる。
【0013】
【発明の実施の形態】好ましい実施形態においては、本
発明の位置決め装置は、前記XY平面に平行な平面内で
回転可能な回転テーブル、および前記X方向ミラーまた
はY方向ミラーにレーザを照射して照射点のX方向位置
またはY方向位置を計測するもう1つのレーザ測長手段
を備え、前記XYテーブルは前記回転テーブル上に設け
られまたは前記回転テーブルは前記XYテーブル上に設
けられ、前記位置決め制御手段は前記X方向のレーザ測
長手段またはY方向のレーザ測長手段と、前記もう1つ
のレーザ測長手段とによる計測値に基いて前記回転テー
ブルの回転方向の位置決めを行うとともに、その際にお
いても、前記X方向ミラーまたはY方向ミラーの曲りを
考慮するものである。これによれば、回転テーブルのヨ
ーイング方向の制御も高精度に行われる。
【0014】また、このような位置決め装置と、前記位
置決め装置に搭載した被露光体と原板のパターンとのず
れを被露光体に設けられたマークを検出することによっ
て検出する位置合せ用検出手段と、この検出結果に基づ
いて前記位置決め装置の位置決め制御手段を介して前記
被露光体の位置決めを行い、前記原板のパターンを前記
被露光体に露光する露光装置において、ミラー曲り検出
は、前記被露光体の代わりに位置が既知の複数のマーク
を設けた基準被露光体を前記位置決め装置に搭載し、そ
のマークを前記位置合せ用検出手段によって検出するこ
とにより、前記位置決め装置のX方向ミラーまたはY方
向ミラーの曲りを計測することにより行うことができ
る。あるいは、曲り計測用の被露光体を前記位置決め装
置に搭載し、その被露光体上の複数位置に露光を行い、
その露光結果に基づいて前記位置決め装置のX方向ミラ
ーまたはY方向ミラーの曲りを計測することにより行う
ことができる。より具体的には、前記被露光体を前記原
板のパターンとは180°反転させて前記位置決め装置
上に搭載して第1の露光を被露光体上の複数位置に行
い、その後、前記被露光体を現像し、その後、前記被露
光体を正規位置で前記位置決め装置上に搭載して第2の
露光を前記複数位置において行い、その後、前記被露光
体を現像し、その後、前記複数位置のそれぞれに前記第
1および第2の露光により形成された各マークの位置を
計測することにより前記ミラーの曲りを計測することに
より行うことができる。ミラーの曲りは、たとえば、n
次の近似式で表される。
【0015】また、本発明の位置決め方法では、前記X
Yテーブルは前記XY平面に平行な平面内で回転可能な
回転テーブル上に設けられまたは前記回転テーブルは前
記XYテーブル上に設けられており、前記2つのものと
は異なるもう1つのレーザ測長手段により前記X方向ミ
ラーまたはY方向ミラーにレーザを照射して照射点のX
方向位置またはY方向位置を計測し、前記X方向のレー
ザ測長手段またはY方向のレーザ測長手段と、前記もう
1つのレーザ測長手段とによる計測値に基いて前記回転
テーブルの回転方向の位置決めを行うとともに、その際
においても、前記X方向ミラーまたはY方向ミラーの曲
りを考慮する。
【0016】また、本発明のデバイス製造方法では、前
記XYテーブルは前記XY平面に平行な平面内で回転可
能な回転テーブル上に設けられまたは前記回転テーブル
は前記XYテーブル上に設けられており、前記2つのも
のとは異なるもう1つのレーザ測長手段により前記X方
向ミラーまたはY方向ミラーにレーザを照射して照射点
のX方向位置またはY方向位置を計測し、前記X方向の
レーザ測長手段またはY方向のレーザ測長手段と、前記
もう1つのレーザ測長手段とによる計測値に基いて前記
回転テーブルの回転方向についも位置決めを行うととも
に、その際においても、前記X方向ミラーまたはY方向
ミラーの曲りを考慮する。この場合も、ミラーの曲りの
計測は、上述と同様にして行うことができる。
【0017】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係るXYステージ
装置を示す斜視図である。同図に示すように、この装置
は、ウエハ3を搭載し、XY平面内でX方向およびY方
向に移動可能なXステージ5およびYステージ6と、X
Yステージ5、6に固定されたX用ミラー1およびY用
ミラー2と、X用ミラー1およびY用ミラー2にそれぞ
れX方向およびY方向からレーザ光を照射して各照射点
のX方向位置およびY方向位置を計測する不図示のX方
向のレーザ測長手段およびY方向のレーザ測長手段と、
これによって計測されるX方向位置およびY方向位置に
基づいて前記XYテーブルのX方向およびY方向の位置
決めを行う位置決め制御手段とを備える。前記位置決め
制御手段は、あらかじめ計測したX用ミラー1またはY
用ミラー2の曲りを考慮してXYステージ5、6のX方
向またはY方向の位置決めを行う。
【0018】この装置は、さらに、XY平面に平行な平
面内で微動回転(θ回転)可能な微動ステージ4、およ
びX用ミラー1またはY用ミラー2にレーザを照射して
照射点のX方向位置またはY方向位置を計測するもう1
つのレーザ測長手段を備え、微動ステージ4はXYテー
ブル5、6上に設けられ、位置決め制御手段はX方向の
レーザ測長手段またはY方向のレーザ測長手段と、前記
もう1つのレーザ測長手段とによる計測値に基いて前記
回転テーブルの回転方向の位置決めを行うとともに、そ
の際においても、X用ミラー1またはY用ミラー2の曲
りを考慮する。
【0019】図2はこのXYステージ装置が用いられる
ステッパである。このステッパは、XYステージ装置の
微動ステージ4上に搭載したウエハ3とレチクル20の
パターンとのずれをウエハ3に設けられたマークを投影
レンズ21を介して検出することによって検出する位置
合せ用の検出系22を備え、この検出結果に基づいて位
置決め制御手段を介してウエハ3の位置決めを各ショッ
トについて行い、レチクル20のパターンをウエハ3に
露光する。ウエハ3の粗い位置決めは、オフアクシス顕
微鏡23を用いて行われる。
【0020】この構成において、X用ミラー1およびY
用ミラー2の曲りを計測するには、ウエハ3として曲り
計測用のものを搭載し、そのウエハ3上の複数位置に露
光を行い、その露光結果に基づいて前記位置決め装置の
X方向ミラーまたはY方向ミラーの曲りを計測する。つ
まりまず、ウエハ3をレチクル20のパターンとは18
0°反転させて微動ステージ4上に搭載して位置合せを
行い、第1の露光をウエハ3上の複数位置に、図3に示
すショットレイアウトで行う。次に、ウエハ3を現像し
てから、ウエハ3を正規位置で微動ステージ4上に搭載
し、位置合せして、第2の露光を前記複数位置において
(同一のショットレイアウトで)行う。その後、ウエハ
3を現像し、前記複数位置のそれぞれに前記第1および
第2の露光により形成された、ショット中心の重合せ検
定用のマークのX、Y方向のずれの測定を全ショットに
ついて行う。
【0021】次に、測定データに対し、次の処理を行
い、X用ミラー1およびY用ミラー2の曲がり成分を算
出する。
【0022】まず、レチクル20とウエハ3との位置
合せ誤差を除くための補正を行う。すなわち、ショット
ローテーションの成分、XY方向へのシフト成分、およ
びウエハローテーション成分による誤差を除く。
【0023】次に、最小自乗近似により、曲がり成分
をn次近似式により抽出する。算出はX軸、Y軸方向の
それぞれについて行い、この値を補正値として記憶して
おき、これを考慮して、装置は各ステージのX、Y及び
θ回転の位置決めを行う。
【0024】他の実施例として、ウエハ3の代わりに位
置が既知の複数のマークを設けた基準ウエハを前記XY
ステージ装置に搭載し、そのマークを検出系22によっ
て検出することにより、X用ミラー1またはY用ミラー
2の曲りを計測することもできる。
【0025】すなわち、格子状に描画した位置が既知の
複数のマークを各ショット位置に有する基準ウエハを前
記ステッパの微動ステージ4上に搭載し、基準ウエハと
レチクル20との位置合せ(アライメント)を行い、そ
の後、ステップ&リピート動作により露光する代わりに
各ショット位置について検出系22を用いてマークを検
出することにより、レイチクル20と基準ウエハとのず
れを計測する。そして各ショットについての計測結果
と、基準ウエハについての補正値とに基づいて各ミラー
の曲がり成分を最小自乗近似して算出する。
【0026】次に、このステッパを利用することができ
るデバイス製造例を説明する。図6は微小デバイス(I
CやLSI等の半導体チップ、液晶パネル、CCD、薄
膜磁気ヘッド、マイクロマシン等)の製造のフローを示
す。ステップ31(回路設計)では半導体デバイスの回
路設計を行なう。ステップ32(マスク製作)では設計
した回路パターンを形成したマスクを製作する。一方、
ステップ33(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を用
いてウエハを製造する。ステップ34(ウエハプロセ
ス)は前工程と呼ばれ、上記用意したマスクとウエハを
用いて、リソグラフィ技術によってウエハ上に実際の回
路を形成する。次のステップ35(組み立て)は後工程
と呼ばれ、ステップ34によって作製されたウエハを用
いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程
(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程
(チップ封入)等の工程を含む。ステップ36(検査)
では、ステップ35で作製された半導体デバイスの動作
確認テスト、耐久性テスト等の検査を行なう。こうした
工程を経て半導体デバイスが完成し、これを出荷(ステ
ップ37)する。
【0027】図7は上記ウエハプロセスの詳細なフロー
を示す。ステップ41(酸化)ではウエハの表面を酸化
させる。ステップ42(CVD)ではウエハ表面に絶縁
膜を形成する。ステップ43(電極形成)ではウエハ上
に電極を蒸着によって形成する。ステップ44(イオン
打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ45
(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ステ
ップ46(露光)では、上記説明した露光装置によって
マスクの回路パターンをウエハに焼付露光する。ステッ
プ47(現像)では露光したウエハを現像する。ステッ
プ48(エッチング)では現像したレジスト像以外の部
分を削り取る。ステップ49(レジスト剥離)では、エ
ッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。こ
れらのステップを繰り返し行なうことによってウエハ上
に多重に回路パターンを形成する。
【0028】本実施形態の製造方法を用いれば、従来は
製造が難しかった高集積度の半導体デバイスを低コスト
で製造することができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ミ
ラーの曲がりを検出し、これを考慮して位置決めするよ
うにしたため、従来は長時間を費やしていたミラーの取
付け時間を短縮することができるだけでなく、ミラー面
の面精度の影響を受けない高精度な位置決めを、簡便に
行うことができる。したがって、高精度な露光、および
それによる高精度なデバイス製造を簡便に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るXYステージ装置を
示す外観図である。
【図2】 図1の装置が用いられるステッパの概念図で
ある。
【図3】 図2のステッパにおいて露光されるウエハの
ショットレイアウトの一例を示す図である。
【図4】 参照ミラーの曲がりの影響(X、Y方向の位
置ずれ)を示す該略図である。
【図5】 参照ミラーの曲がりのヨーイング制御への影
響(回転ずれ)を示す概略図である。
【図6】 図2のステッパにより製造し得る微小デバイ
スの製造の流れを示すフローチャートである。
【図7】 図6におけるウエハプロセスの詳細な流れを
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1:X制御用参照ミラー、2:Y制御用参照ミラー、
3:ウエハ、4:微動ステージ、5:Xステージ、6:
Yステージ、7:Xステージ用リニアモータ、8:Yス
テージ用リニアモータ、10:ウエハステージ、20:
レチクル、21:投影レンズ、22:検出系、23:オ
フアクシス顕微鏡。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置決め対象物を搭載し、XY平面内で
    X方向およびY方向に移動可能なXYテーブルと、前記
    XYテーブルに固定されたX方向ミラーおよびY方向ミ
    ラーと、前記X方向ミラーおよびY方向ミラーにそれぞ
    れX方向およびY方向からレーザ光を照射して各照射点
    のX方向位置およびY方向位置を計測するX方向のレー
    ザ測長手段およびY方向のレーザ測長手段と、これによ
    って計測されるX方向位置およびY方向位置に基づいて
    前記XYテーブルのX方向およびY方向の位置決めを行
    う位置決め制御手段とを備えた位置決め装置において、
    前記位置決め制御手段は、あらかじめ計測した前記X方
    向ミラーまたはY方向ミラーの曲りを考慮して前記XY
    テーブルのX方向またはY方向の位置決めを行うもので
    あることを特徴とする位置決め装置。
  2. 【請求項2】 前記XY平面に平行な平面内で回転可能
    な回転テーブル、および前記X方向ミラーまたはY方向
    ミラーにレーザを照射して照射点のX方向位置またはY
    方向位置を計測するもう1つのレーザ測長手段を備え、
    前記XYテーブルは前記回転テーブル上に設けられまた
    は前記回転テーブルは前記XYテーブル上に設けられ、
    前記位置決め制御手段は前記X方向のレーザ測長手段ま
    たはY方向のレーザ測長手段と、前記もう1つのレーザ
    測長手段とによる計測値に基いて前記回転テーブルの回
    転方向の位置決めを行うとともに、その際においても、
    前記X方向ミラーまたはY方向ミラーの曲りを考慮する
    ものであることを特徴とする請求項1記載の位置決め装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の位置決め装置と、前
    記位置決め装置に搭載した被露光体と原板のパターンと
    のずれを被露光体に設けられたマークを検出することに
    よって検出する位置合せ用検出手段とを備え、この検出
    結果に基づいて前記位置決め装置の位置決め制御手段を
    介して前記被露光体の位置決めを行い、前記原板のパタ
    ーンを前記被露光体に露光する露光装置において、前記
    被露光体の代わりに位置が既知の複数のマークを設けた
    基準被露光体を前記位置決め装置に搭載し、そのマーク
    を前記位置合せ用検出手段によって検出することによ
    り、前記位置決め装置のX方向ミラーまたはY方向ミラ
    ーの曲りを計測することを特徴とするミラー曲り検出方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1または2の位置決め装置と、前
    記位置決め装置に搭載した被露光体と原板のパターンと
    のずれをそれぞれに設けられたマークを検出することに
    よって検出する位置合せ用検出手段とを備え、この検出
    結果に基づいて前記位置決め装置の位置決め制御手段を
    介して前記被露光体の位置決めを行い、前記原板のパタ
    ーンを前記被露光体に露光する露光装置において、曲り
    計測用の被露光体を前記位置決め装置に搭載し、その被
    露光体上の複数位置に露光を行い、その露光結果に基づ
    いて前記位置決め装置のX方向ミラーまたはY方向ミラ
    ーの曲りを計測することを特徴とするミラー曲り検出方
    法。
  5. 【請求項5】 前記被露光体を前記原板のパターンとは
    180°反転させて前記位置決め装置上に搭載して第1
    の露光を被露光体上の複数位置に行い、その後、前記被
    露光体を現像し、その後、前記被露光体を正規位置で前
    記位置決め装置上に搭載して第2の露光を前記複数位置
    において行い、その後、前記被露光体を現像し、その
    後、前記複数位置のそれぞれに前記第1および第2の露
    光により形成された各マークの位置を計測することによ
    り前記ミラーの曲りを計測することを特徴とする請求項
    4記載のミラー曲り検出方法。
  6. 【請求項6】 前記ミラーの曲りは、n次の近似式で表
    されることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に
    記載のミラー曲り検出方法。
  7. 【請求項7】 XY平面内でX方向およびY方向に移動
    可能なXYテーブル上に位置決め対象物を搭載し、前記
    XYテーブルに固定されたX方向ミラーおよびY方向ミ
    ラーにそれぞれX方向およびY方向からレーザ光を照射
    して各照射点のX方向位置およびY方向位置をX方向の
    レーザ測長手段およびY方向のレーザ測長手段によって
    計測し、これによって計測されるX方向位置およびY方
    向位置に基づいて前記XYテーブルのX方向およびY方
    向の位置決めを行う位置決め方法において、あらかじめ
    計測した前記X方向ミラーまたはY方向ミラーの曲りを
    考慮して前記XYテーブルのX方向またはY方向の位置
    決めを行うことを特徴とする位置決め方法。
  8. 【請求項8】 前記XYテーブルは前記XY平面に平行
    な平面内で回転可能な回転テーブル上に設けられまたは
    前記回転テーブルは前記XYテーブル上に設けられてお
    り、前記2つのものとは異なるもう1つのレーザ測長手
    段により前記X方向ミラーまたはY方向ミラーにレーザ
    を照射して照射点のX方向位置またはY方向位置を計測
    し、前記X方向のレーザ測長手段またはY方向のレーザ
    測長手段と、前記もう1つのレーザ測長手段とによる計
    測値に基いて前記回転テーブルの回転方向の位置決めを
    行うとともに、その際においても、前記X方向ミラーま
    たはY方向ミラーの曲りを考慮することを特徴とする請
    求項7記載の位置決め方法。
  9. 【請求項9】 XY平面内でX方向およびY方向に移動
    可能なXYテーブル上に被露光体を搭載し、前記XYテ
    ーブルに固定されたX方向ミラーおよびY方向ミラーに
    それぞれX方向およびY方向からレーザ光を照射して各
    照射点のX方向位置およびY方向位置をX方向のレーザ
    測長手段およびY方向のレーザ測長手段によって計測
    し、これによって計測されるX方向位置およびY方向位
    置に基づいて前記被露光体のX方向およびY方向の位置
    決めを行い、位置決めされた前記被露光体に所定のパタ
    ーンの露光を行うデバイス製造方法において、あらかじ
    め計測した前記X方向ミラーまたはY方向ミラーの曲り
    を考慮して前記被露光体の位置決めを行うことを特徴と
    するデバイス製造方法。
  10. 【請求項10】 前記XYテーブルは前記XY平面に平
    行な平面内で回転可能な回転テーブル上に設けられまた
    は前記回転テーブルは前記XYテーブル上に設けられて
    おり、前記2つのものとは異なるもう1つのレーザ測長
    手段により前記X方向ミラーまたはY方向ミラーにレー
    ザを照射して照射点のX方向位置またはY方向位置を計
    測し、前記X方向のレーザ測長手段またはY方向のレー
    ザ測長手段と、前記もう1つのレーザ測長手段とによる
    計測値に基いて前記回転テーブルの回転方向についも位
    置決めを行うとともに、その際においても、前記X方向
    ミラーまたはY方向ミラーの曲りを考慮することを特徴
    とする請求項9記載のデバイス製造方法。
  11. 【請求項11】 前記X方向ミラーまたはY方向ミラー
    の曲りは、前記被露光体の代わりに位置が既知の複数の
    マークを設けた基準被露光体を前記XYテーブルまたは
    回転テーブル上に搭載し、そのマークを前記露光を行う
    露光装置の位置合せ用検出手段によって検出することに
    より計測することを特徴とする請求項9または10に記
    載のデバイス製造方法。
  12. 【請求項12】 前記X方向ミラーまたはY方向ミラー
    の曲りは、曲り計測用の被露光体を前記XYテーブルま
    たは回転テーブル上に搭載し、その被露光体上の複数位
    置に各レーザ測長手段による計測値に基づいて位置決め
    を行いながら露光を行い、その露光結果に基づいて計測
    することを特徴とする請求項9または10に記載のデバ
    イス製造方法。
  13. 【請求項13】 前記X方向ミラーまたはY方向ミラー
    の曲りは、前記被露光体を前記パターンとは180°反
    転させて前記XYテーブルまたは回転テーブル上に搭載
    して第1の露光を被露光体上の複数位置に各レーザ測長
    手段による計測値に基づいて位置決めを行いながら行
    い、その後、前記被露光体を現像し、その後、前記被露
    光体を正規位置で前記XYテーブルまたは回転テーブル
    上に搭載して第2の露光を前記複数位置において同様に
    位置決めを行いながら行い、その後、前記被露光体を現
    像し、その後、前記複数位置のそれぞれに前記第1およ
    び第2の露光により形成された各マークの位置を計測す
    ることにより前記ミラーの曲りを計測することを特徴と
    する請求項12記載のデバイス製造方法。
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