JPH10320349A - プロセッサ及び当該プロセッサを用いるデータ転送システム - Google Patents

プロセッサ及び当該プロセッサを用いるデータ転送システム

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JPH10320349A
JPH10320349A JP9125390A JP12539097A JPH10320349A JP H10320349 A JPH10320349 A JP H10320349A JP 9125390 A JP9125390 A JP 9125390A JP 12539097 A JP12539097 A JP 12539097A JP H10320349 A JPH10320349 A JP H10320349A
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signal
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dmac
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JP9125390A
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English (en)
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Takayasu Hirai
敬康 平井
Kazuhiko Hara
和彦 原
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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    • G06F13/20Handling requests for interconnection or transfer for access to input/output bus
    • G06F13/28Handling requests for interconnection or transfer for access to input/output bus using burst mode transfer, e.g. direct memory access DMA, cycle steal

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CPUの処理能力の低下を抑え、効率よくデ
ータバスを使用するプロセッサ、及び当該プロセッサを
使用するデータ転送システムを提供する。 【解決手段】 本発明のプロセッサ、DMAC及び周辺
装置が同一のバスを介してメモリに接続される同期式の
データ転送システムで用いるプロセッサは、次のサイク
ルでプロセッサがバスを使用するか否かを検出する検出
回路と、検出回路により次のサイクルでプロセッサがバ
スを使用しないことを検出した場合にのみ、DMACか
らバスの使用を要求する信号を受け付ける第1端子を有
し、前記要求信号を受け付けた場合、バスの使用権を放
棄し、DMACに対してバスの使用権を付与する旨の所
定の応答信号を出力する制御回路とを内蔵する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイレクト・メモ
リ・アクセス(以下、DMAという)方式によってメモ
リと周辺装置との間で高速なデータ転送を行うためのプ
ロセッサ及び当該プロセッサを用いる同期式のデータ転
送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、プロセッサ及び周辺装置が同
一のバスを介してメモリに接続されている同期式のシス
テムにおいて、メモリから周辺装置へデータを読み出す
際にプロセッサ(以下、CPUという)の制御を介さず
に、周辺装置とメモリ間で直接データのやりとりを行う
DMA方式によるデータ転送(以下、DMA転送とい
う)が行われている。
【0003】図1は、従来の同期式のシステムの一例を
示す図である。データ/アドレスバス10には、CPU
1、DMAコントローラ(以下、DMACという)2、
周辺装置3、及び、メモリ4が接続されている。DMA
転送を実行する際、周辺装置3は、DMAC2に対して
DMA要求信号aを出力する。DMAC2は、DMA要
求信号aの入力に応じて、バス10の使用権を上記のC
PU1より取得するためアービタ5にデータバス使用要
求信号bを出力する。アービタ5は、データバス使用要
求信号bの入力に応じて、CPU1にバス10の使用を
停止させる信号cを出力する。CPU1は、信号cの入
力に応じて、バス10の使用権をアービタ5に譲り、こ
れを所定の応答信号dにより通知する。所定の応答信号
dを受けたアービタ5は、DMAC2に対してバス10
の使用を許可する信号eを出力する。信号eを受けたD
MAC2は、周辺装置3に対してDMA転送許可信号f
を出力すると共に、周辺装置3とメモリ4との間におけ
るDMA転送を実行する。上記するように、従来のシス
テムでは、CPU1がバス10を使用しているか否かに
かかわらず、周辺装置3からのDMA要求信号aの入力
に応じて、直ちにバス10の使用権を周辺装置3に与
え、周辺装置3とメモリ4との間におけるDMA転送を
可能にする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以下に、CPU1がデ
ータ/アドレスバス10を使用するサイクル(以下、C
PUサイクルという)と、アイドル又はスリープのサイ
クル(以下、アイドルサイクルという)との繰り返しと
なるような命令がCPU1に指示された場合を想定す
る。図2は、上記の例において周辺装置3からDMA要
求信号aが出力された場合のバスサイクルの状態を示す
タイムチャートである。既に説明したように、従来のシ
ステムでは、DMAC2は、周辺装置3からのDMA要
求信号aの入力に応じて、直ちにバス10の使用権を周
辺装置3へ与える。周辺装置3より3サイクル分のDM
A要求信号が連続して入力された場合、直ちにバス10
の使用権が周辺装置3に与えられた後、3サイクル分の
DMA転送が実行される。CPU1は、3サイクル分の
DMA転送の実行後、再びバス10の使用権が与えられ
た後に、CPUサイクル1、アイドルサイクル、CPU
サイクル2の順で処理を行う。従来のシステムでは、C
PU1がバス10を使用している最中に周辺装置3がD
MA要求を行った場合には、CPU1の処理が中断され
ることになり、CPU1の処理能力の低下を招くことに
なる。
【0005】上記問題に対処する種々のDMACが提案
されている。特開平4−49457号公報には、バスの
使用権を得た後のDMA方式によるデータ転送におい
て、データ転送の実行サイクルをバスの使用状態に応じ
て制御するDMACが開示されている。より具体的に
は、周辺装置から有効なDMA転送要求を受け付けた場
合には、その優先順位を決定し、最も優先順位の高いチ
ャンネルに対してDMA転送を開始する。この際、所定
数のバスサイクルの内1回だけをDMA転送用に割り当
てる。一方、DMA転送によるバスの使用中にCPUに
よる所定のアクセスが行われた場合には、1バス・サイ
クルの間隔を置いてからDMACにDMA転送の許可信
号を出力する。これらの処理により、DMA転送の実行
時におけるCPUのバス使用率を改善する。しかし、当
該DMACでは、CPUがバスを使用している場合であ
っても、周辺装置から優先順位の高いバスの使用要求が
なされた場合には、直ちにその使用権を周辺装置に与え
てDMA転送を行うため、CPUの処理を中断させる場
合が生じ、その処理能力の低下を招くことになる。
【0006】また、特開平4−116751号公報に
は、バスをDMA転送用に占有する時間を短縮し、CP
Uがホールドする時間を短くするデータ転送方式が開示
されている。しかし、このデータ転送方式では、周辺装
置からバスの使用要求がなされた場合には、CPUによ
るバスの使用状況によらず、直ちにその使用権を周辺装
置に与えるため、CPUの処理を中断させる場合が生
じ、その処理能力の低下を招くことになる。
【0007】また、特開平8−106432号公報にお
いては、CPUによるアクセス用及びDMA転送用に2
本のデータバスを設け、DMA転送の実行中でもCPU
の処理が中断しないように構成したDMA制御回路が開
示されている。しかし、当該DMA制御回路では、DM
A転送によるCPUの処理能力の低下を防止することが
できるが、データバスを2本設けるためコスト高になる
といった別の問題が生じる。
【0008】また、特開平5−204826号公報で
は、DMA要求信号を、CPU内部で発生するバスアク
セス要求信号として取り扱うと同時に、バスサイクル生
成の条件として取り扱うデータ処理装置が開示されてい
る。これにより、DMA要求に対してCPUがホールド
応答信号を出力した後、実際にDMA転送が行われるま
でに要するまでの非使用期間、及び、DMA転送が終了
後、CPUがデータバスを再び使用するまでの非使用期
間を排除する。当該データ転送装置では、上記データバ
スの非使用期間を少なくすることはできるが、CPUに
よるバスの使用状況によらず、周辺装置からバスの使用
要求がなされた場合には直ちにその使用権を周辺装置に
与えるため、CPUの処理を中断させる場合が生じ、そ
の処理能力の低下を招くことになる。
【0009】そこで、本発明は、CPUの処理能力の低
下を抑え、効率よくデータバスを使用するデータ転送シ
ステムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のプロセッ
サは、プロセッサ、DMAC及び周辺装置が同一のバス
を介してメモリに接続される同期式のデータ転送システ
ムで用いるプロセッサであって、次のサイクルでプロセ
ッサがバスを使用するか否かを検出する検出回路と、検
出回路により次のサイクルでプロセッサがバスを使用し
ないことを検出した場合にのみ、DMACからバスの使
用を要求する信号を受け付ける第1端子を有し、前記要
求信号を受け付けた場合、バスの使用権を放棄し、DM
ACに対してバスの使用権を付与する旨の所定の応答信
号を出力する制御回路とを内蔵することを特徴とする。
また、更に、制御回路は、検出回路による検出結果によ
らず、DMACからのバスの使用を要求する信号を受け
付ける第2端子を備えることが好ましい。
【0011】また、本発明の第2のプロセッサは、プロ
セッサ、DMAC及び周辺装置が同一のバスを介してメ
モリに接続される同期式のデータ転送システムで用いる
プロセッサであって、次のサイクルでプロセッサがバス
を使用するか否かを検出し、次のサイクルでプロセッサ
がバスを使用しない場合には所定の検出信号を出力する
第1端子を有する検出回路と、バスの使用権の譲渡を要
求する信号を受け付ける第2端子を有し、当該信号を受
け付けた場合にはバスの使用権を放棄して、バスの使用
権を付与する旨の所定の応答信号を第3端子より出力す
る制御回路とを内蔵することを特徴とする。
【0012】本発明の第1のデータ転送システムは、プ
ロセッサ、DMAC及び周辺装置が同一のバスを介して
メモリに接続されている同期式のデータ転送システムに
おいて、上記DMACは、周辺装置からのDMA方式に
よるデータ転送の実行を要求する信号の入力に応じて、
プロセッサに対してバスの使用を要求する信号を出力
し、上記プロセッサは、次のサイクルで当該プロセッサ
がバスを使用するか否かを検出する検出回路と、検出回
路により次のサイクルで当該プロセッサがバスを使用し
ないことを検出した場合にのみ、DMACからのバスの
使用を要求する信号を受け付ける第1端子を有し、DM
ACからのバスの使用を要求する信号を受け付けた場合
にバスの使用権を放棄し、DMACに対してバスの使用
権を付与する旨の所定の応答信号を出力する制御回路と
を内蔵し、上記DMACは、プロセッサから上記所定の
応答信号を受け取ったバス・サイクルにおいて、周辺装
置とメモリとの間で、DMA方式によるデータ転送を実
行することを特徴とする。また、上記プロセッサに内蔵
される制御回路は、上記検出回路による検出結果によら
ず、DMACからのバスの使用を要求する信号を受け付
ける第2端子を備えることが好ましい。
【0013】また、本発明の第2のデータ転送システム
は、プロセッサ、信号制御回路、DMAC及び周辺装置
が同一のバスを介してメモリに接続されている同期式の
データ転送システムにおいて、上記DMACは、周辺装
置からのDMA方式によるデータ転送の実行を要求する
信号の入力に応じて、信号制御回路に対してバスの使用
を要求する信号を出力し、上記プロセッサは、次のサイ
クルでプロセッサがバスを使用するか否かを検出し、次
のサイクルでプロセッサがバスを使用しない場合には所
定の検出信号を出力する第1端子を有する検出回路と、
バスの使用権の譲渡を要求する信号を受け付ける第2端
子を有し、当該信号を受け付けた場合にはバスの使用権
を放棄し、DMACに対してバスの使用権を付与する旨
の所定の応答信号を第3端子より出力する制御回路とを
内蔵し、上記信号制御回路は、プロセッサが備える第1
端子より出力される検出結果から次のサイクルでプロセ
ッサがバスを使用しないことが判定される場合にのみ、
DMACからのバスの使用を要求する信号を受け付ける
第4端子を有し、DMACからのバスの使用を要求する
信号を受け付けた場合にプロセッサの第2端子に対して
バスの使用権の譲渡を要求する信号を出力し、上記DM
ACは、プロセッサから上記所定の応答信号を受け取っ
たバス・サイクルにおいて、周辺装置とメモリとの間
で、DMA方式によるデータ転送を実行することを特徴
とする。また、上記信号制御回路は、プロセッサが備え
る第1端子より出力される検出結果によらず、DMAC
からのバスの使用を要求する信号を受け付ける第5端子
を備えることが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明のデータ転送システ
ムの実施の形態について、添付の図面を用いて説明す
る。図3は、第1の実施形態にかかるデータ転送システ
ムの構成を示す図である。本システムは、プロセッサ
(以下、CPUと記す)100、DMAC200、周辺
装置300及びメモリ400が、バス50に接続されて
なる。周辺装置300よりDMA方式によるデータ転送
(以下、DMA転送という)の実行を要求するDMA要
求信号aが出力された場合、DMAC200は、”0”
のIDREQ信号をCPU100に対して出力する。こ
れに対して、CPU100は、次のサイクルがアイドル
サイクルの場合にのみ、バス50の使用権をDMAC2
00に譲ることを意味する”1”の応答信号Dを返信す
る。この”1”の応答信号Dを受けたDMAC200
は、周辺装置300に対してDMA転送許可信号bを出
力すると共に、周辺装置300とメモリ400との間に
おけるDMA転送を実行する。このように、CPU10
0が使用しないサイクルをDMA転送に用いることで、
CPU100の処理が中断することを防止する。DMA
C200は、1バス・サイクルの単位時間毎にIDRE
Q信号を出力する。DMAC200は、”0”のIDR
EQ信号の入力に対して、CPU100から3回連続し
て、バスの使用禁止を意味する”0”の応答信号Dが返
信された場合に、”0”のDREQ信号を出力する。C
PU100は、このDREQ信号の入力により次のバス
サイクルの使用状態によらず、バス50の使用権を直ち
にDMAC200に譲り、バス50の使用許可を意味す
る”1”の応答信号Dを返信する。例えば、DMAC2
00に簡単なスイッチング機構を備え、周辺装置300
からのDMA要求信号aの状態又は種類によってIDR
EQ信号及びDREQ信号を選択的に出力する構成を採
用しても良い。また、所定のタイマーを備え、当該タイ
マーが終了するまでの間に、CPU100からバスの使
用許可を意味する”1”の応答信号Dが得られない場合
に、DREQ信号を出力するような構成を採用しても良
い。このような構成を採用することで、CPU100が
バス50を長時間占有している場合にDMA転送の実行
が遅延するのを防止することができる。
【0015】以下、CPU100の構成について説明す
る。CPU100は、マイクロマシン110、バスイン
ターフェースユニット(以下、BIUという)120、
ANDゲート130、及び、ORゲート131より構成
される。BIU120は、バス50へのデータ出力制御
を行うバス制御装置126、2入力NORゲート12
1、ラッチ回路122、123、スリーステートバッフ
ァ124、125より構成される。マイクロマシン11
0より出力されるデータアクセス信号DA及びプログラ
ムリード信号PRは、ラッチ回路122及び123にラ
ッチされる。ラッチ回路122及び123は、1バス・
サイクルを定める出力切り換えクロック信号CLKに同
期して、次段のスリーステートバッファ124及び12
5へと出力される。ここで、バス制御装置126は、周
辺装置300からDMA要求がされていない場合に
は、”1”の出力イネーブル信号eをスリーステートバ
ッファ124及び125に出力する。この信号eを受け
てスリーステートバッファ124及び125は、データ
領域アクセス信号DRA及びプログラム領域アクセス信
号PRAをバス50に出力する。
【0016】次のバスサイクルがアイドルサイクルの場
合、マイクロマシン110からプログラムの読み出しは
行われず、データのアクセスも行われない。このことを
利用してアイドルサイクルの検出を行う。具体的には、
2入力NORゲート121をアイドルサイクルの検出装
置として採用し、この2入力NORゲート121にデー
タアクセス信号DA及びプログラムリード信号PRを入
力する。NORゲート121は、次のサイクルがアイド
ルサイクルの場合に”1”のIDLE検出信号を出力す
る。また、データアクセス信号DAをリード信号DA
r,ライト信号DAwの2つの信号に分けて取り扱う場
合には、2入力NORゲート121の換わりに3入力N
ORゲートを用いればよい。NORゲート121より出
力されるIDLE検出信号は、ANDゲート130の入
力端子に入力される。ANDゲート130の残りの端子
には、DMAC200より出力されるIDREQ信号が
反転された状態で入力される。既に述べたようにIDR
EQ信号は、DMAC200より出力される信号であ
り、周辺装置300からDMA要求がなされた場合に”
0”にセットされる。ANDゲート130の出力は、O
Rゲート131の入力端子に入力される。ORゲート1
31の残りの端子には、DMAC200より出力される
DREQ信号が反転された状態で入力される。既に説明
したように、DMAC200は、”0”のIDREQ信
号の入力に対して、CPU100から3回連続して、バ
スの使用禁止を意味する”0”の応答信号Dが返信され
た場合に、”0”のDREQ信号を出力する。ORゲー
ト131の出力端子からは、次のバスサイクルをDMA
転送用に割り当てる際に”1”となるDMA信号が出力
される。このDMA信号は、バス制御装置126に入力
される。バス制御装置126は、”1”のDMA信号の
入力に応じて、出力イネーブル信号eを”0”(ディス
イネーブル)にすると共に、”1”の応答信号DをDM
AC200に対して出力し、DMAC200にバス50
の使用を許可する。他方、バス制御装置126に入力さ
れるDMA信号が”0”の場合には、出力イネーブル信
号eを”1”(イネーブル)にすると共に、”0”の応
答信号DをDMAC200に対して出力し、DMAC2
00によるバス50の使用を禁止する。なお、図3にお
いて、DMAC200が周辺装置300からのDMA要
求信号aに応じて、”1”のIDREQ信号及びDRE
Q信号を出力する場合には、ANDゲート130、OR
ゲート131の入力端子に設けてあるインバータを除去
すればよい。
【0017】ここで、CPU100がバス50を使用す
るCPUサイクルとアイドルサイクルとの繰り返しとな
るような命令がCPU100に指令された場合を想定す
る。図4は、上記の例において周辺装置300からDM
A要求信号aが出力された場合のバスサイクルの状態を
示すタイムチャートである。周辺装置300からDMA
C200に対して3サイクル分のDMA要求が、DMA
要求信号aで伝えられた場合、DMAC200は、”
0”のIDREQ信号をCPU100に対して出力す
る。既に説明したようにCPU100では、バス50の
使用状況を調べ、次のバスサイクルがアイドルサイクル
の場合に、バス50を周辺装置300のDMA転送用に
開放する。即ち、各CPUサイクルの間に繰り返し現れ
るアイドルサイクルをDMA処理のために開放する。こ
の場合、バス50は、CPUサイクル1、DMAサイク
ル、CPUサイクル2、DMAサイクル、CPUサイク
ル3、DMAサイクル、…、のように使用されることに
なる。
【0018】上記構成のデータ転送システムを採用する
ことで、CPU100の処理を中断することなく、DM
A転送を実行することができる。これにより、DMA転
送に伴うCPU100の処理速度の低下を防止すること
ができる。また、DMAC200は、CPU100がバ
ス50を長時間占有している場合、例えば、”0”のI
DREQ信号の入力に対して、バス50の使用禁止を意
味する”0”の応答信号Dが3サイクル連続して返信さ
れてくるような場合には、”0”のDREQ信号を出力
してCPU100によるバス50の使用を中断させ、直
ちにDMA転送を実行させる。これにより、CPU10
0がバス50を長時間占有している場合にDMA転送の
実行が遅延するのを防止することができる。
【0019】図5は、第2の実施形態にかかるデータ転
送システムの構成を示す図である。上記第1の実施形態
のデータ転送システムにおける構成物と同じものについ
ては、同じ参照番号を付し、重複した説明は省く。本シ
ステムでは、上記第1の実施形態におけるCPU100
のかわりにCPU150、及び、信号制御回路500を
備える。CPU150は、CPU100からANDゲー
ト130及びORゲート131を除去したものである。
信号制御回路500は、CPU100内部に備えていた
上記ANDゲート130及びORゲート131より構成
される。図3に示すCPU100が、IDREQ信号及
びDREQ信号の入力端子とバス制御装置126より出
力される応答信号Dの出力端子を備えるのに対して、C
PU150は、次のサイクルがアイドルサイクルの場合
に”1”にセットされるIDLE検出信号の出力端子
と、信号制御回路500から出力されるDMA信号の入
力端子と、バス制御回路126より出力される応答信号
Dの出力端子とを備える。
【0020】信号制御回路500に入力されたIDLE
検出信号は、ANDゲート130の入力端子に入力され
る。ANDゲート130の残りの入力端子にはDMAC
200からのIDREQ信号が反転された状態で入力さ
れる。ANDゲート130の出力は、ORゲート131
の入力端子に入力される。ORゲート131の残りの端
子には、DMAC200より出力されるDREQ信号が
反転された状態で入力される。ORゲート131の出力
端子からは、次のバスサイクルをDMA転送用に割り当
てる際に”1”となるDMA信号が出力される。このD
MA信号は、バス制御装置126に入力される。
【0021】上記第1の実施形態で説明したとおり、バ
ス制御装置126は、”1”のDMA信号の入力に応じ
て、出力イネーブル信号eを”0”(ディスイネーブ
ル)にすると共に、”1”の応答信号DをDMAC20
0に対して出力し、DMAC200にバス50の使用を
許可する。他方、バス制御装置126に入力されるDM
A信号が”0”の場合には、出力イネーブル信号eを”
1”(イネーブル)にすると共に、”0”の応答信号D
をDMAC200に対して出力し、DMAC200によ
るバス50の使用を禁止する。なお、図5において、D
MAC200が周辺装置300からのDMA要求信号a
に応じて、”1”のIDREQ信号及びDREQ信号を
出力する場合には、ANDゲート130、ORゲート1
31の入力端子に設けてあるインバータを除去すればよ
い。
【0022】第2の実施形態におけるデータ転送システ
ムでは、第1の実施形態のデータ転送システムにおい
て、CPU100に内蔵していた、ANDゲート130
及びORゲート131よりなる回路を信号制御回路50
0として外部に設けるため、従来のデータ転送システム
への適用が容易になる。なお、上記ANDゲート130
及びORゲート131よりなる回路は、DMAC200
に組み込んでも良い。
【0023】
【発明の効果】本発明の第1のプロセッサは、プロセッ
サが使用しないサイクルをDMA転送用に開放すること
で、処理を中断することなくDMA転送を実行すること
を可能にする。また、好ましい構成のプロセッサでは、
DMA転送の要求に対して直ちにバスの使用権を放棄
し、DMA転送の実行を許可する端子を別途設けること
で、プロセッサのバス使用状況に応じてより柔軟なDM
A転送を実行することを可能にする。
【0024】本発明の第2のプロセッサでは、第1の端
子より次のサイクルでプロセッサがバスを使用しない場
合に所定の検出信号を出力する。当該プロセッサ、アー
ビタ、DMAC及び周辺装置が同一のバスを介してメモ
リに接続されるデータ転送システムにおいて、アービタ
に当該検出信号に基づいて第2端子に入力する信号の出
力タイミングを制御させることで、プロセッサの処理を
中断することなくDMA転送を実行することが可能とな
る。
【0025】本発明の第1及び第2のデータ転送システ
ムでは、プロセッサが、次のサイクルでバスを使用しな
い場合にのみ、DMACからのバスの使用を要求する信
号を受け付けるため、プロセッサによる処理が中断する
ことなくDMA転送を実行することができる。これによ
り、DMA転送の実行に伴うプロセッサの処理の低下を
防止することができる。また、好ましい構成のデータ転
送システムでは、プロセッサは、DMA転送の要求に対
して直ちにバスの使用権を放棄し、DMA転送の実行を
許可する端子を別途設けることで、プロセッサのバス使
用状況に応じてより柔軟なDMA転送を実行することを
可能にする。また、第2のデータ転送システムでは、第
1のデータ転送システムで用いるプロセッサの制御回路
に相当する信号制御回路をプロセッサ外部に設けること
で、例えば、プロセッサがバスを長時間使用している場
合に、DMA転送の実行が遅延することを防止するとい
った制御機能の追加及び変更を容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のコンピュータシステムの一例を示す図
である。
【図2】 所定の条件下において、周辺装置からDMA
要求信号が出力された場合のバスサイクルの状態を示す
タイムチャートである。
【図3】 第1の実施形態にかかるデータ転送システム
の構成を示す図である。
【図4】 所定の条件下において、周辺装置からDMA
要求信号が出力された場合のバスサイクルの状態を示す
タイムチャートである。
【図5】 第2の実施形態にかかるデータ転送システム
の構成を示す図である。
【符号の説明】
1、100、150…CPU 2、200…DMAC 3、300…周辺装置 4、400…メモリ 5、500…アービタ 10、50…バス 110…マイクロマシン 120…バスインターフェースユニット 121…NORゲート 122、123…ラッチ回路 124、125…スリーステートバッファ 126…バス制御装置 130…ANDゲート 131…ORゲート

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロセッサ、DMAC及び周辺装置が同
    一のバスを介してメモリに接続される同期式のデータ転
    送システムで用いるプロセッサであって、 次のサイクルでプロセッサがバスを使用するか否かを検
    出する検出回路と、 検出回路により次のサイクルでプロセッサがバスを使用
    しないことを検出した場合にのみ、DMACからバスの
    使用を要求する信号を受け付ける第1端子を有し、前記
    要求信号を受け付けた場合、バスの使用権を放棄し、D
    MACに対してバスの使用権を付与する旨の所定の応答
    信号を出力する制御回路とを内蔵することを特徴とする
    プロセッサ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプロセッサにおいて、 更に、制御回路は、検出回路による検出結果によらず、
    DMACからのバスの使用を要求する信号を受け付ける
    第2端子を備えることを特徴とするプロセッサ。
  3. 【請求項3】 プロセッサ、DMAC及び周辺装置が同
    一のバスを介してメモリに接続される同期式のデータ転
    送システムで用いるプロセッサであって、 次のサイクルでプロセッサがバスを使用するか否かを検
    出し、次のサイクルでプロセッサがバスを使用しない場
    合には所定の検出信号を出力する第1端子を有する検出
    回路と、 バスの使用権の譲渡を要求する信号を受け付ける第2端
    子を有し、当該信号を受け付けた場合にはバスの使用権
    を放棄して、バスの使用権を付与する旨の所定の応答信
    号を第3端子より出力する制御回路とを内蔵することを
    特徴とするプロセッサ。
  4. 【請求項4】 プロセッサ、DMAC及び周辺装置が同
    一のバスを介してメモリに接続されている同期式のデー
    タ転送システムにおいて、 上記DMACは、周辺装置からのDMA方式によるデー
    タ転送の実行を要求する信号の入力に応じて、プロセッ
    サに対してバスの使用を要求する信号を出力し、 上記プロセッサは、次のサイクルで当該プロセッサがバ
    スを使用するか否かを検出する検出回路と、検出回路に
    より次のサイクルで当該プロセッサがバスを使用しない
    ことを検出した場合にのみ、DMACからのバスの使用
    を要求する信号を受け付ける第1端子を有し、DMAC
    からのバスの使用を要求する信号を受け付けた場合にバ
    スの使用権を放棄し、DMACに対してバスの使用権を
    付与する旨の所定の応答信号を出力する制御回路とを内
    蔵し、 上記DMACは、プロセッサから上記所定の応答信号を
    受け取ったバス・サイクルにおいて、周辺装置とメモリ
    との間で、DMA方式によるデータ転送を実行すること
    を特徴とするデータ転送システム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載するデータ転送システム
    において、 上記プロセッサに内蔵される制御回路は、上記検出回路
    による検出結果によらず、DMACからのバスの使用を
    要求する信号を受け付ける第2端子を備えることを特徴
    とするデータ転送システム。
  6. 【請求項6】 プロセッサ、信号制御回路、DMAC及
    び周辺装置が同一のバスを介してメモリに接続されてい
    る同期式のデータ転送システムにおいて、 上記DMACは、周辺装置からのDMA方式によるデー
    タ転送の実行を要求する信号の入力に応じて、信号制御
    回路に対してバスの使用を要求する信号を出力し、 上記プロセッサは、次のサイクルでプロセッサがバスを
    使用するか否かを検出し、次のサイクルでプロセッサが
    バスを使用しない場合には所定の検出信号を出力する第
    1端子を有する検出回路と、バスの使用権の譲渡を要求
    する信号を受け付ける第2端子を有し、当該信号を受け
    付けた場合にはバスの使用権を放棄し、DMACに対し
    てバスの使用権を付与する旨の所定の応答信号を第3端
    子より出力する制御回路とを内蔵し、 上記信号制御回路は、プロセッサが備える第1端子より
    出力される検出結果から次のサイクルでプロセッサがバ
    スを使用しないことが判定される場合にのみ、DMAC
    からのバスの使用を要求する信号を受け付ける第4端子
    を有し、DMACからのバスの使用を要求する信号を受
    け付けた場合にプロセッサの第2端子に対してバスの使
    用権の譲渡を要求する信号を出力し、 上記DMACは、プロセッサから上記所定の応答信号を
    受け取ったバス・サイクルにおいて、周辺装置とメモリ
    との間で、DMA方式によるデータ転送を実行すること
    を特徴とするデータ転送システム。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載するデータ転送システム
    において、 上記信号制御回路は、プロセッサが備える第1端子より
    出力される検出結果によらず、DMACからのバスの使
    用を要求する信号を受け付ける第5端子を備えることを
    特徴とするデータ転送システム。
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